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研究分野別サイレントキーワード
「再生医療」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:機械学習再生医療を含む研究件
❏力学刺激の知能化によるin vitro3次元組織の超効率的成熟化(19H01178)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】尾上 弘晃 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30548681)
【キーワード】ヒトiPS由来心筋組織 / In vitro 組織成熟化 / 力学刺激 / ベイズ的最適化 / 画像処理 (他11件)
【概要】知能化培養システムとして,力学刺激および電気刺激が可能な3次元培養チャンバを作製し,組織培養しながら形態をリアルタイムで蛍光観察可能なシステムを構築した.筋芽細胞株C2C12およびヒトiPS由来心筋細胞を培養し,刺激を印加しながら成熟化を評価した.C2C12と電気刺激の系において,画像処理により成熟化指標を抽出し,ベイズ的最適化で条件を最適化し,成熟化指標の向上を目指す実験サイクルを確立した.また...
❏奇形腫病理の機械学習解析に基づくヒトiPS・ES細胞のクリティカルエピゲノム同定(15H04715)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】梅澤 明弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 再生医療センター, 副所長/再生医療センター長 (70213486)
【キーワード】奇形腫 / システム病理学 / 多能性幹細胞 / ES細胞 / エピゲノム (他13件)
【概要】本研究では、奇形腫の病理組織像に対して機械学習解析を行い、そのデータを基盤として、多能性幹細胞のクリティカルエピゲノムを同定した。奇形腫形成の過程や、細胞間、移植部位それぞれの相互作用を始め、奇形腫を構成する自然法則を明らかにし、多能性幹細胞による奇形腫がどのように創成されているかを構成的アプローチによって有機的なシステムとして解明を試みた。構成的システム病理学は、細胞、器官、多細胞体などを創成す...
【複合領域】人間医工学:組織構築物再生医療を含む研究件
❏蛍光内視鏡による再生・移植医療用細胞・組織構築物のリアルタイム可視化技術の構築(16K12921)
【研究テーマ】医療技術評価学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】医療機器 / 蛍光内視鏡 / 医療技術評価 / リアルタイム可視化 / 再生医療 (他8件)
【概要】インドシアニングリーン(ICG)を用いた近赤外蛍光内視鏡は、生体組織・臓器内部をリアルタイムに観察し、乳癌、消化器系癌のセンチネルリンパ節同定など、幅広い外科領域で大いに威力を発揮している。本研究では、創製した細胞・組織構築物をICG蛍光ラベル化し、リアルタイムに可視化することに成功した。近赤外蛍光内視鏡システムは、in vitro(ブタ小腸表面など)で、サイズの異なる細胞・組織構築物(ミクロサイ...
❏再生・移植医療用細胞・組織構築物の凍結保存・評価システムの開発(15H03039)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】移植・再生医療 / 細胞・組織 / マイクロ・ナノデバイス / 組織構築物 / 凍結保存 (他10件)
【概要】本研究では、①DMSOフリー新規凍結保存液、②凍結保存用培養デバイス、③凍結装置の開発を行った。①DMSOの細胞毒性、および動物由来原料の抗原性変化や病原体混入の可能性等の課題を解決すべく、ヒト組織由来細胞に有効なDMSO-血清フリー細胞凍結保存液の組成を見出した。②3D培養デバイスTASCLを用いて、均一な大きさのヒト組織由来幹細胞・組織構築物を大量に創製すると共に、有効な保存液組成の決定からガ...
【複合領域】一般理論:生命科学再生医療を含む研究件
❏人体の適正利用と適正規制に関する医事法上の総合的研究(15K12982)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80233641)
【キーワード】人体 / 適正利用 / 適正規制 / 臓器移植 / 遺伝子検査 (他22件)
【概要】2015 年 8 月 2 日~6 日にポルトガルのコインブラで開催された第 21 回世界医事法学会に参加し、人体の利用の一場面ともいえる医療器具を使った延命措置の差控え・中止の意思決定について基調講演を行った。また、個人の研究成果として、甲斐克則『臓器移植と刑法』を刊行したほか、甲斐克則『終末期医療と刑法』を刊行したことの意義は大きい。さらに、共同研究の成果として、甲斐克則編『医事法講座第8巻 再...
❏医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析(18310169)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】柘植 あづみ 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90179987)
【キーワード】ジェンダー / 生命科学 / 医学 / 生命倫理 / 生殖医療 (他13件)
【概要】このプロジェクトは「医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析」というテーマの下に、1)人の卵子(受精卵・胚を含む)のゆくえについての調査、2)親子鑑定や疾患の遺伝子検査についての調査、3)医療機器の開発/応用におけるジェンダー分析の3つのサブテーマを設けて、多岐にわたる調査研究を実施した。このうち、1)では、卵子の売買を規制しようとしている日本、韓国、台湾と、売買が常態化しているア...
❏脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(14310014)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】町田 宗鳳 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (10334450)
【キーワード】脳死 / 臓器移植 / クローン技術 / ヒト胚性幹細胞 / エンハンスメント (他28件)
【概要】平成14年度〜平成17年度に科学研究費補助金基盤研究B(1)の助成を受けて実施した「脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究」の成果について報告する。本研究に関わった研究者チームの通称である「<いのち>の研究会」では、当初、脳死・臓器移植に焦点を当てて研究を推進し、香港、シンガポール、フィリピン、インド、スリランカ、アメリカなどにおいて、積極的なフィールドワークを展開した。それら異なった...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカ再生医療を含む研究件
❏再生医療分野における産業化と技術移転に関する研究(22800021)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】見上 公一 総合研究大学院大学, 学融合推進センター, 助教 (60589836)
【キーワード】再生医療 / 産業化 / 技術移転 / 産学官連携 / 社会構造 (他10件)
【概要】21世紀に入り日本だけでなく先端諸国が特に力を入れている先端医療技術の一つである再生医療分野について産業化と技術移転に関する現状と課題についてインタビュー調査を行い、科学社会学の視点から考察を行った。日本では基礎研究としての幹細胞研究で目覚ましい成果を上げているのに対し、臨床応用研究や産業化のプロセスはなかなか進まないという現状があり、これについては産学官といわれるような学術界・産業界・行政の距離...
❏組織工学的アプローチによる新規バイオミメティック組織デバイス開発の現状と課題(15630007)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / バイオミメティックス (他8件)
【概要】ハイブリッド型人工臓器を含めた再生医療分野は、細胞を加工するTissue Engineeringなどの技術を用いて加工した細胞そのものを医薬品のようにもちいる分野であり、そのために特に高度な安全性が求められるため産業応用も特に困難である。これに対して、動物およびヒト細胞培養を活用できる産業分野として再生医療以外には、大量培養による医薬生産、薬物や環境因子などの人体代替評価システムなどが考えられてい...
❏ティッシュエンジニアリングによる組織再生の医療応用における工学的課題調査(14605025)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】日本における再生医療は平成14年度(2002年度)に入ってその実現の動きが活発になってきた。 このような急速な実用化に向けた動きにより、我々生物工学者に課せられた課題は重くなってきたといえるだろう。すなわち、臨床応用への加速度合いに比べて産業化への動きが遅れているのではないかと感じられるからである。抗生物質やアミノ酸の工業生産(ものづくり)に貢献されたようには、再生医療の産業化に現状では貢献できて...
【化学】複合化学:バイオ界面再生医療を含む研究件
❏細胞機能を最大限に引き出す革新的機能性界面の開発(21KK0199)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】温度応答性高分子 / 機能性界面 / バイオ界面 / 細胞組織 / 幹細胞 (他7件)
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
【生物学】基礎生物学:神経細胞分化再生医療を含む研究件
❏再生医療を目指した神経細胞分化制御における剪断応力の影響(15K06925)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】広井 賀子 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (20548408)
【キーワード】再生医療 / マイクロ流体デバイス / 神経細胞分化 / 細胞遊走 / 細胞運命決定 (他14件)
【概要】本研究は再生医療を視野に入れた神経分化制御において, 剪断応力を利用する手法の構築を目指し, マイクロファブリケーション技術で作成した培養器による研究を展開した. 様々な剪断応力を加えることができる培養デバイスでは, 剪断応力に依存して細胞の遊走能や形態, 配向に影響が出ることを突き止めた. また同様のマイクロ流路内での流体の性質を利用し, 接着因子との組み合わせで細胞の一部分のみを刺激因子を含ん...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【生物学】人類学:霊長類再生医療を含む研究件
❏マーモセットをモデルとした多能性幹細胞由来神経幹細胞による脊髄損傷前臨床研究(24592210)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】嶋田 弘子 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (60528644)
【キーワード】神経幹細胞 / ES細胞 / 脊髄損傷 / マーモセット / 霊長類 (他6件)
【概要】コモンマーモセットES/iPS細胞由来神経幹細胞を用いた、コモンマーモセット症例モデルへの移植は、霊長類における多能性細胞を用いた再生医療の前臨床研究として有用である。そこで我々が樹立したコモンマーモセットES細胞から胚葉体(Embryoid Body; EB)形成を介して神経幹細胞へと分化誘導する方法の開発を行った。その結果、本方法で得られたニューロスフェアは自己増殖能を持ち、一次ニューロスフェ...
❏げっ歯類および霊長類脊髄損傷に対する神経堤幹細胞移植治療の確立(20791054)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】名越 慈人 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383837)
【キーワード】再生医療 / 脊髄損傷 / 細胞移植 / 神経堤幹細胞 / 霊長類 (他10件)
【概要】神経堤幹細胞は成体の皮膚や骨髄から回収でき、また神経細胞へ分化するため、損傷脊髄に対する移植細胞の供給源として期待される。本研究では、マウス脊髄損傷モデルに神経堤幹細胞を移植したところ、移植細胞は損傷脊髄内で生着し、神経細胞へ分化することが明らかになった。また移植細胞は腫瘍化せず、神経堤幹細胞移植の安全性も確認された。さらに霊長類であるサルや人からも神経堤幹細胞の回収に成功した。 ...
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:不妊治療再生医療を含む研究件
❏不妊治療のための革新的子宮再生着床パッチの創製(25560191)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50323522)
【キーワード】子宮再生 / 脱細胞化担体 / 再生医療 / 再生子宮 / 不妊治療 (他6件)
【概要】工学的な新手法を用いて着床を促す “再生子宮着床パッチ”の開発を行った.DSまたはHHP処理によりラット子宮組織の脱細胞化処理を行ったところ,良好な力学・生化学的特性を保持した脱細胞化組織担体を作製することができた.それらをラット子宮に30日間移植した結果,いずれの手法においても移植した脱細胞担体の内腔側に新たな子宮様組織が再生されており,それらは正常な子宮機能の一つである脱落膜化の機能を有してい...
❏医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析(18310169)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】柘植 あづみ 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90179987)
【キーワード】ジェンダー / 生命科学 / 医学 / 生命倫理 / 生殖医療 (他13件)
【概要】このプロジェクトは「医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析」というテーマの下に、1)人の卵子(受精卵・胚を含む)のゆくえについての調査、2)親子鑑定や疾患の遺伝子検査についての調査、3)医療機器の開発/応用におけるジェンダー分析の3つのサブテーマを設けて、多岐にわたる調査研究を実施した。このうち、1)では、卵子の売買を規制しようとしている日本、韓国、台湾と、売買が常態化しているア...
【工学】プロセス・化学工学:医用化学工学再生医療を含む研究件
❏ヒト赤血球型第4世代PFC人工酸素運搬体の開発(22K18311)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2022-06-30 - 2025-03-31
【研究代表者】伊藤 大知 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (50447421)
【キーワード】医用化学工学 / 赤血球 / 人工酸素運搬体 / 再生医療 / 膜
【概要】
❏再生内分泌組織の迅速応答を可能とする血流導入型ユニバーサル移植プラットフォーム(16H02419)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】生体医工学 / 再生医療 / 内分泌組織 / ハイドロゲル / 多孔質担体 (他15件)
【概要】ピラー状シートを鋳型とし、あらたに開発したゼラチンメタクリレート(GelMA)とヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体ハイドロゲルを光重合により作成することにより、生分解性の持つハイドロゲルマイクロウエルの開発に成功した。さらにこのゲルウエルでMIN6-m9のスフィロイド培養に成功し、得られたスフィロイドは二次元培養よりもインスリン分泌量が増加し、in vivo試験でもラット肝臓表面に...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
【工学】プロセス・化学工学:ハイドロゲル再生医療を含む研究件
❏再生内分泌組織の迅速応答を可能とする血流導入型ユニバーサル移植プラットフォーム(16H02419)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】生体医工学 / 再生医療 / 内分泌組織 / ハイドロゲル / 多孔質担体 (他15件)
【概要】ピラー状シートを鋳型とし、あらたに開発したゼラチンメタクリレート(GelMA)とヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体ハイドロゲルを光重合により作成することにより、生分解性の持つハイドロゲルマイクロウエルの開発に成功した。さらにこのゲルウエルでMIN6-m9のスフィロイド培養に成功し、得られたスフィロイドは二次元培養よりもインスリン分泌量が増加し、in vivo試験でもラット肝臓表面に...
❏正四面体用構造を有するマクロモノマーからなる 高強度ハイドロゲルの創製(20850012)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】酒井 崇匡 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任助教 (70456151)
【キーワード】ハイドロゲル / スターポリマー / 医用構造材料 / 均一網目構造 / 理想高分子網目 (他6件)
【概要】これまでに、我々は四官能性ポリエチレングリコール(PEG)をプレポリマーとした高分子反応により、均一網目構造を有する新規なハイドロゲル(Tetra-PEGゲル)を創製した。このゲルは均一構造に由来する高い力学強度を有しており、また二液混合によりon-siteで作成することができる。このゲルは高い均一性、力学物性、生体適合性、操作性を有しており、医療材料への応用だけにとどまらず、学術的な意味でも興味...
❏ナノ分子技術を応用した3次元形態を有する再生軟骨の作製法の開発(16390431)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (30344451)
【キーワード】ナノテクノロジー / 再生医療 / 軟骨細胞 / ハイドロゲル / 液性因子 (他8件)
【概要】軟骨は運動・支持組織の主要な構成組織であり、外傷、加齢性疾患などの様々な疾患により障害をうける軟骨の再生、再建は、整形外科学のみならず現代医学の最重要課題の一つとなっている。軟骨再生医療は徐々に成果を挙げつつあるも、広範に軟骨が欠如している変形性関節症や、顎顔面先天異常などの他科疾患に広く応用するためには、in vitroで、3次元構造を有する再生軟骨を作る必要がある。一方、近年、必要な分子組成あ...
【工学】電気電子工学:バイオMEMS再生医療を含む研究件
❏静脈弁形成を制御する力学要因の抽出と再構成アプローチによる静脈弁誘導の試み(19H04440)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】静脈弁 / 下肢静脈瘤 / メカニカルストレス / BioMEMS / マイクロ流体デバイス (他20件)
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
❏細胞折紙技術による形状変化・力学刺激に対する形態形成メカニズム解析システムの構築(17H03194)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任准教授 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / Bio-MEMS / 細胞 / 再生医療 / bio-MEMS (他10件)
【概要】本研究では、微細加工技術と折紙工学の折り畳み技術を利用して、細胞の足場となるマイクロプレートを作製し、細胞を培養した後に折り畳むことにより、形態形成の過程でおこる細胞の折り畳みによる形状変化や生体内における力学的刺激と形態形成のメカニズムの関係の解明を目指した。研究期間中に磁性体入りマイクロプレートを作製し、プレート上に細胞を培養した後に、顕微鏡下で磁場を用いてマイクロプレートを折畳み・展開し、細...
【工学】構造・機能材料:ナノシート再生医療を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
❏自己支持性高分子ナノ薄膜からなる革新的細胞デリバリー担体の創製(25870050)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤枝 俊宣 早稲田大学, 理工学術院, 助教 (70538735)
【キーワード】ナノバイオ材料 / 生体材料科学 / 生体組織工学 / 再生医療 / 細胞移植 (他17件)
【概要】本研究では加齢黄斑変性症のような難治性網膜疾患に対する治療策として、狭小な網膜下への網膜色素上皮細胞の移植を狙い、柔軟な高分子ナノ薄膜からなる細胞移植担体の創製を目的とした。ポリ乳酸グリコール酸共重合体からなる微細パターン化ナノ薄膜を調製し、細胞をナノ薄膜上で選択的に培養した。医療用注射針を用いて細胞担持ナノ薄膜の注入操作を試みたところ、針内部のずり応力にも関わらず射出後もナノ薄膜上の細胞は90%...
【工学】構造・機能材料:温度応答性再生医療を含む研究件
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
❏細胞認識因子を組み込んだインテリジェント型細胞分離基材の開発(26420714)
【研究テーマ】複合材料・表界面工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】細胞分離 / 細胞接着 / 温度応答性 / 再生医療 / バイオマテリアル (他8件)
【概要】本研究課題では、再生医療への応用を目的とし、細胞治療に用いる細胞を温度変化のみで分離するインテリジェント型分離基材の設計を行なった。ガラス基板、微細加工基板、マイクロファイバーの表面に温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)を修飾し、37℃で細胞を接着させて20℃で細胞を脱着させる基板表面を作製した。この際、細胞種ごとの接着性の差を大きくする基材設計を行なう事で...
【工学】総合工学:折紙工学再生医療を含む研究件
❏細胞折紙技術による形状変化・力学刺激に対する形態形成メカニズム解析システムの構築(17H03194)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任准教授 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / Bio-MEMS / 細胞 / 再生医療 / bio-MEMS (他10件)
【概要】本研究では、微細加工技術と折紙工学の折り畳み技術を利用して、細胞の足場となるマイクロプレートを作製し、細胞を培養した後に折り畳むことにより、形態形成の過程でおこる細胞の折り畳みによる形状変化や生体内における力学的刺激と形態形成のメカニズムの関係の解明を目指した。研究期間中に磁性体入りマイクロプレートを作製し、プレート上に細胞を培養した後に、顕微鏡下で磁場を用いてマイクロプレートを折畳み・展開し、細...
❏細胞折紙-折紙の折畳み技術を利用した細胞の3次元組織の構築(26286030)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, その他部局等, その他 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / MEMS / 再生医療 / マイクロ・ナノデバイス / 折り紙工学
【概要】1) 微細加工技術を用いて細胞の足場となるマイクロプレートを作製し細胞を折り紙のように折ることで、3次元立体を作製する手法を確立した。2) マイクロプレートに磁性体を埋め込み磁場をかけることで、細胞の形状変化を可能とするアクティブデバイスを作製した。3)幹細胞を立体的に培養しすると骨に分化しやすいことがわかった。4) NIH/3T3とHepG2を立体的に共培養することで、平面状に共培養するより、H...
【工学】総合工学:細胞パターニング再生医療を含む研究件
❏超音波技術を基盤としたシーケンシャル細胞培養システム(16H04259)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹村 研治郎 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90348821)
【キーワード】細胞培養 / 自動培養 / 超音波 / 細胞組織生成 / 超音波振動 (他13件)
【概要】再生医療などの細胞療法において細胞培養技術は重要な基盤技術である.本研究では,超音波技術を用いて自動細胞培養システムの基盤技術を確立することを目的とした. はじめに,培養ディッシュに対して超音波振動を付与することによって底面に接着した細胞をタンパク質分解酵素を用いることなく剥離できることを明らかにした.つぎに,超音波ポンピングを応用して,振動する培養面の上方からガラス管を近接させることによって培養...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
【工学】総合工学:細胞工学再生医療を含む研究件
❏精緻かつ実用的な腎組織再構築のためのストローマ前駆細胞の誘導・維持・増殖法の開発(19K23600)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】西川 昌輝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40843149)
【キーワード】細胞工学 / 再生医療 / オルガノイド / 動物実験代替 / 腎臓 (他9件)
【概要】腎前駆細胞のin vitroでの維持・増殖法に関する知識の獲得は、腎臓の再生医療にとって重要である。本研究では、腎ストローマ前駆細胞の拡大培養を可能にする培養システムの構築を目指した。我々は、ある複数の増殖因子と小分子化合物からなる組合せが前駆細胞の未分化状態の維持および増殖に適していることを見出した。また、この培養系で培養された細胞と、単離直後の細胞を比較し、遺伝子発現パターンが非常に似通ってい...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
【工学】総合工学:マイクロマシン再生医療を含む研究件
❏炎症が惹起する神経変性機構解明のためのヒト血液脳関門の構築(16K14190)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 神経科学 / 再生医療 / 細胞・組織 / マイクロマシン (他8件)
【概要】神経変性機構解明のために、神経組織中に神経細胞が高密度で均一に分布するような神経組織を神経幹細胞から作製する技術を開発した。本技術では、蓋付きアガロースゲルチャンバを用いることで、神経幹細胞を密閉した状態で分化誘導するため、組織の3次元形状が制御でき、分化誘導により神経細胞が高密度で均一に分布する組織作製を可能にした。また、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いてひも状のヒト神経組織を構築した。最終的...
❏再生医療技術を利用したファイバー型バイオ神経インターフェース(26630088)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり / 根岸 みどり(加藤みどり)) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
【キーワード】マイクロ・ナノデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 神経移植 / 脳・神経 (他7件)
【概要】本研究課題では,移植医療に応用できるように神経細胞と生体適合性材料から形成される直径100-200 μm,長さ数メートルのバイオ神経インターフェースの構築を目指した。最初にマウスの神経幹細胞から形成される神経ファイバーの安定的な構築方法を確立した。次に、神経細胞ファイバー48本から形成される神経ファイバーバンドルを作製し、脊髄損傷モデルマウスへの治療効果を確認するため移植実験を行った。移植した神経...
❏マイクロファイバーワイヤリングによる血管-神経網の構築(26289060)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり / 根岸 みどり(加藤みどり)) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 細胞・組織 / 神経科学 (他6件)
【概要】本研究課題では、神経細胞、血管内皮細胞を細胞ファイバーとし、デバイス中でアセンブリすることにより3次元的な血管―神経網を構築することを目指した。神経幹細胞ファイバーは、直径が細いほど分化誘導後に神経細胞の割合が高く、高配向性となることがわかった。神経ファイバーから数 mmの神経ユニットを作製し、アセンブリによる神経回路構築法を確立した。一方、HUVECからは血管新生能を有する血管内皮細胞ファイバー...
【工学】総合工学:微細加工再生医療を含む研究件
❏自己支持性高分子ナノ薄膜からなる革新的細胞デリバリー担体の創製(25870050)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤枝 俊宣 早稲田大学, 理工学術院, 助教 (70538735)
【キーワード】ナノバイオ材料 / 生体材料科学 / 生体組織工学 / 再生医療 / 細胞移植 (他17件)
【概要】本研究では加齢黄斑変性症のような難治性網膜疾患に対する治療策として、狭小な網膜下への網膜色素上皮細胞の移植を狙い、柔軟な高分子ナノ薄膜からなる細胞移植担体の創製を目的とした。ポリ乳酸グリコール酸共重合体からなる微細パターン化ナノ薄膜を調製し、細胞をナノ薄膜上で選択的に培養した。医療用注射針を用いて細胞担持ナノ薄膜の注入操作を試みたところ、針内部のずり応力にも関わらず射出後もナノ薄膜上の細胞は90%...
❏マイクロデバイスを用いた細胞融合に基づく細胞機能制御に関する研究(23241041)
【研究テーマ】マイクロ・ナノデバイス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鷲津 正夫 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10201162)
【キーワード】ナノ・マイクロ科学 / 細胞融合 / 初期化 / 再生医療 / 静電気 (他13件)
【概要】マイクロオリフィスが作る電界集中を用いた高収率電気細胞融合法を確立した。それを用い,ES細胞と体細胞の融合を行ったところ,融合後5日程度で,付着平坦化/球状化を繰り返す不安定な挙動を示し,1週間程度で,初期化された細胞に特徴的な細胞塊を形成するのが観察された。また,これと同じサンプルではないが,融合産物から初期化を示すレポータの発行が観察された。同様の装置でB細胞とミエローマ細胞の融合を行ったとこ...
❏大型組織構築に向けたスフェロイドアレイの3次元積層化(20300170)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大塚 英典 東京理科大学, 理学部, 准教授 (00344193)
【キーワード】高分子ゲル / マイクロパターニング / スフェロイド / 軟骨再生 / 微細加工 (他8件)
【概要】スフェロイド間隔を系統的に制御したスフェロイドパターニング技術を開発した結果、軟骨大型化のために最適なスフェロイド設計指針を確定できた。さらに分化誘導のための添加因子を用いることにより細胞外マトリクスの産生能を長期間維持させることに成功した。これらの検討から最適化されたスフェロイド状態において、再生エレメントとして、スフェロイドの体積にして約10倍という大型化を達成した。次にこの技術と合わせ、スフ...
【工学】総合工学:MEMS再生医療を含む研究件
❏静脈弁形成を制御する力学要因の抽出と再構成アプローチによる静脈弁誘導の試み(19H04440)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】静脈弁 / 下肢静脈瘤 / メカニカルストレス / BioMEMS / マイクロ流体デバイス (他20件)
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
❏細胞折紙-折紙の折畳み技術を利用した細胞の3次元組織の構築(26286030)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, その他部局等, その他 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / MEMS / 再生医療 / マイクロ・ナノデバイス / 折り紙工学
【概要】1) 微細加工技術を用いて細胞の足場となるマイクロプレートを作製し細胞を折り紙のように折ることで、3次元立体を作製する手法を確立した。2) マイクロプレートに磁性体を埋め込み磁場をかけることで、細胞の形状変化を可能とするアクティブデバイスを作製した。3)幹細胞を立体的に培養しすると骨に分化しやすいことがわかった。4) NIH/3T3とHepG2を立体的に共培養することで、平面状に共培養するより、H...
【工学】総合工学:マイクロ・ナノデバイス再生医療を含む研究件
❏炎症が惹起する神経変性機構解明のためのヒト血液脳関門の構築(16K14190)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 神経科学 / 再生医療 / 細胞・組織 / マイクロマシン (他8件)
【概要】神経変性機構解明のために、神経組織中に神経細胞が高密度で均一に分布するような神経組織を神経幹細胞から作製する技術を開発した。本技術では、蓋付きアガロースゲルチャンバを用いることで、神経幹細胞を密閉した状態で分化誘導するため、組織の3次元形状が制御でき、分化誘導により神経細胞が高密度で均一に分布する組織作製を可能にした。また、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いてひも状のヒト神経組織を構築した。最終的...
❏再生・移植医療用細胞・組織構築物の凍結保存・評価システムの開発(15H03039)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】移植・再生医療 / 細胞・組織 / マイクロ・ナノデバイス / 組織構築物 / 凍結保存 (他10件)
【概要】本研究では、①DMSOフリー新規凍結保存液、②凍結保存用培養デバイス、③凍結装置の開発を行った。①DMSOの細胞毒性、および動物由来原料の抗原性変化や病原体混入の可能性等の課題を解決すべく、ヒト組織由来細胞に有効なDMSO-血清フリー細胞凍結保存液の組成を見出した。②3D培養デバイスTASCLを用いて、均一な大きさのヒト組織由来幹細胞・組織構築物を大量に創製すると共に、有効な保存液組成の決定からガ...
❏細胞折紙-折紙の折畳み技術を利用した細胞の3次元組織の構築(26286030)
【研究テーマ】ナノマイクロシステム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, その他部局等, その他 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / MEMS / 再生医療 / マイクロ・ナノデバイス / 折り紙工学
【概要】1) 微細加工技術を用いて細胞の足場となるマイクロプレートを作製し細胞を折り紙のように折ることで、3次元立体を作製する手法を確立した。2) マイクロプレートに磁性体を埋め込み磁場をかけることで、細胞の形状変化を可能とするアクティブデバイスを作製した。3)幹細胞を立体的に培養しすると骨に分化しやすいことがわかった。4) NIH/3T3とHepG2を立体的に共培養することで、平面状に共培養するより、H...
【総合生物】生体分子化学:産業化再生医療を含む研究件
❏再生医療分野における産業化と技術移転に関する研究(22800021)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】見上 公一 総合研究大学院大学, 学融合推進センター, 助教 (60589836)
【キーワード】再生医療 / 産業化 / 技術移転 / 産学官連携 / 社会構造 (他10件)
【概要】21世紀に入り日本だけでなく先端諸国が特に力を入れている先端医療技術の一つである再生医療分野について産業化と技術移転に関する現状と課題についてインタビュー調査を行い、科学社会学の視点から考察を行った。日本では基礎研究としての幹細胞研究で目覚ましい成果を上げているのに対し、臨床応用研究や産業化のプロセスはなかなか進まないという現状があり、これについては産学官といわれるような学術界・産業界・行政の距離...
❏ティッシュエンジニアリングによる組織再生の医療応用における工学的課題調査(14605025)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】日本における再生医療は平成14年度(2002年度)に入ってその実現の動きが活発になってきた。 このような急速な実用化に向けた動きにより、我々生物工学者に課せられた課題は重くなってきたといえるだろう。すなわち、臨床応用への加速度合いに比べて産業化への動きが遅れているのではないかと感じられるからである。抗生物質やアミノ酸の工業生産(ものづくり)に貢献されたようには、再生医療の産業化に現状では貢献できて...
❏化学・生物工学的観点からの組織工学のポテンシャル評価-再生医療技術に関する分野横断的研究動向の調査-(13895017)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】化学・生物工学的観点からの組織工学のポテンシャル評価、すなわち再生医療技術に関する分野横断的研究動向の調査を行い、再生医療産業化のために生物工学研究者が果たす役割を考察した。 具体的には、本分野において先行しているアメリカ合衆国における再生医療関連の主要ベンチャー48社の技術および事業内容に関して、アメリカにおける業界分析の出版物2件に加えてインターネットを駆使した独自のの調査により、アメリカにお...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:生体組織工学再生医療を含む研究件
❏幹細胞の多殻ビーズ封入技術と完全生体外での毛髪再生への新展開(26560222)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (70376515)
【キーワード】毛髪再生 / 生体組織工学 / 三次元培養 / 共培養 / 再生医療 (他12件)
【概要】本研究課題では細胞の空間的配置を制御することで生体外で毛髪再生を実現することにを目的としている.そこで毛包構造を再現するために,2種の細胞が多層構造を成すコラーゲンゲル培養法の開発を実施した. 具体的には,マウスES細胞を毛乳頭細胞の代替源として第1細胞層とし,その上層をマウス表皮細胞層で覆うコラーゲンゲルビーズの作製法を開発した.同技術を用いて作製した多層ゲルビーズを生体外で培養したところ,毛包...
❏自己支持性高分子ナノ薄膜からなる革新的細胞デリバリー担体の創製(25870050)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤枝 俊宣 早稲田大学, 理工学術院, 助教 (70538735)
【キーワード】ナノバイオ材料 / 生体材料科学 / 生体組織工学 / 再生医療 / 細胞移植 (他17件)
【概要】本研究では加齢黄斑変性症のような難治性網膜疾患に対する治療策として、狭小な網膜下への網膜色素上皮細胞の移植を狙い、柔軟な高分子ナノ薄膜からなる細胞移植担体の創製を目的とした。ポリ乳酸グリコール酸共重合体からなる微細パターン化ナノ薄膜を調製し、細胞をナノ薄膜上で選択的に培養した。医療用注射針を用いて細胞担持ナノ薄膜の注入操作を試みたところ、針内部のずり応力にも関わらず射出後もナノ薄膜上の細胞は90%...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:生分解性材料再生医療を含む研究件
❏成育医療における骨・靭帯の生分解性足場材料の解析と融合蛋白質の創製(21659259)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】川北 敦夫 独立行政法人国立成育医療研究センター, 生殖・細胞医療研究部, 共同研究員 (40338083)
【キーワード】成育医学 / 細胞移植 / 足場 / キメラ蛋白質 / 骨再生 (他9件)
【概要】再生治療において細胞、培養担体および成長因子は組織再生のための必須要素である。このうち、培養担体は細胞が生着するための足場であるとともに、形態を維持するための骨格として重要な鍵となっている。生体吸収性材料である合成高分子に、細胞親和性に富むコラーゲンを複合化した培養担体を用いて骨再生治療に対する組織工学的アプローチを行った。特に細胞外マトリックスの代表的な細胞接着タンパクであるファイブロネクチンの...
❏動脈用小口径人工血管の生体外再構築(13480289)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】人工血管 / 細胞 / 再生医療 / 組織再生 / 組織再構築 (他6件)
【概要】血管内径が4mm以下の小口径領域の人工血管の開発が強く期待されているにも関わらず,現在臨床に耐えるものは開発されていない.従来の生分解性材料と細胞から構成される人工血管のモデルでは,生分解性の材料に血管平滑筋細胞を播種して血管内腔面が平滑になった後に血管内皮細胞を播種するものであったが,血管平滑筋細胞が平滑な内腔面を形成するまでに長い時間が費やされていた.さらに播種した細胞の材料への補足率も低いと...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:3次元造形再生医療を含む研究件
❏自発的に形成された細胞内力学場での物理刺激の時空間制御(17K20093)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90343144)
【キーワード】物理刺激 / 細胞分化 / 再生医療 / メカノバイオエンジニアリング / 内部応力 (他9件)
【概要】生体組織は常に物理的な刺激であるメカニカルストレスにさらされている.従来のメカニカルストレス研究は,単に細胞にメカニカルストレスを与えた際の効果のみに焦点が絞られてきた.一方,生体内の細胞は局所環境に応じて,細胞内の力学場を自発的に変化させて,それが高度な生物学的な現象に結びついている可能性あることを本研究では示した. ...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
❏多光子レーザー光造形技術による再生骨の三次元造形(21650107)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院・工系研究科, 准教授 (90343144)
【キーワード】3次元造形 / 光造形 / 再生骨 / 担体 / 再生医工学 (他9件)
【概要】現在、欧米・日本といった先進国では本格的な高齢化社会を迎え、高齢者の身体的な機能劣化や欠損を補うための治療方法の確立が重要な課題となっている。特に,整形外科領域の骨格系の疾患は、高齢者では寝たきり状態への移行に結びつきやすく、行動制限・ストレスからボケの発症につながり、死に至ることもある。高齢者の骨折,スポーツ外傷,交通事故による外傷,先天性の疾患などの治療を根本的に成功させるためには,移植人工骨...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:再生医工学再生医療を含む研究件
❏再プログラム化技術による人工β細胞ファイバーの作製(15K16319)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長田 翔伍 東京大学, 生産技術研究所, 特任研究員 (40751441)
【キーワード】細胞ファイバー / 三次元培養 / 移植 / 再生医療 / 再プログラム化 (他7件)
【概要】マイクロ流体デバイスを用いて形成されるコアシェル型細胞ファイバーを細胞培養・移植一体型デバイスとして応用することを目的に、ファイバー内での細胞培養と細胞特性評価、および細胞ファイバーの移植技術の研究を実施した。 アルギン酸ゲルをシェルとし、コアのファイバー状空間内でヒト線維芽細胞およびiPS細胞の新規三次元培養系を確立した。その三次元空間内における細胞周辺環境を最適化することで、特に線維芽細胞にお...
❏撃力刺激に対する細胞応答の超広時間スケールダイナミクス解析(15H05352)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中川 桂一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (00737926)
【キーワード】メカノバイオロジー / メカニカルストレス / 撃力 / レーザー / カルシウムイメージング (他7件)
【概要】近年,生体への機械的作用を明らかにし,疾患の理解や医療への応用を目指す研究が盛んになされています.本研究では,瞬間的な力学刺激が細胞に対してどのような影響を与えるのかを調査するため,撃力負荷システムを開発しました.細胞は,ナノ秒レーザーにて加速されたカンチレバーによって,ナノメートル・マイクロ秒のスケールの変位を与えられます.また細胞応答を,カルシウムイメージングにて観察可能な系を実現しました....
❏次世代器官再生医療のための基盤技術の開発(25242041)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辻 孝 国立研究開発法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (50339131)
【キーワード】再生医工学 / 再生医療 / 口腔器官 / 毛包 / ペプチド (他8件)
【概要】本研究課題では、次世代器官再生医療のための基盤技術の開発を目的とし、1)本研究グループの開発した器官原基法を用いることにより機能的な唾液腺・涙腺の再生が可能であることを明らかとし、再生器官原基移植による分泌腺再生医療の実現可能性を実証した。また、2) 器官再生に向けた細胞シーズの開発研究として、iPS細胞から毛包を有する皮膚器官系の再生が可能であることを実証した。さらに3) 器官再生医療の臨床応用...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:細胞・組織細胞・組織再生医療を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】バイオマテリアル
【研究期間】再生医療
【研究代表者】組織工学
【キーワード】DDS
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
❏酸素産生ナノ粒子を用いた革新的細胞組織移植法の確立(18K19938)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】バイオマテリアル / 再生医療 / 組織工学 / DDS / 細胞組織 (他11件)
【概要】本研究課題では、ポリ乳酸-ポリグリコール酸共重合体(PLGA)という生体内で分解する材料を原料としたナノ粒子の開発をおこなった。電圧をかけながら、原料の溶液を噴射する粒子の作製方法(エレクトロスプレー法)を用いて、電圧や原料溶液の組成を調節することで、ナノ粒子の形状、粒子径、生体条件での分解速度を制御することが可能となった。開発したナノ粒子を細胞と一緒に移植することで、移植した細胞の機能を改善でき...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:細胞移植療法再生医療を含む研究件
❏自己支持性高分子ナノ薄膜からなる革新的細胞デリバリー担体の創製(25870050)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤枝 俊宣 早稲田大学, 理工学術院, 助教 (70538735)
【キーワード】ナノバイオ材料 / 生体材料科学 / 生体組織工学 / 再生医療 / 細胞移植 (他17件)
【概要】本研究では加齢黄斑変性症のような難治性網膜疾患に対する治療策として、狭小な網膜下への網膜色素上皮細胞の移植を狙い、柔軟な高分子ナノ薄膜からなる細胞移植担体の創製を目的とした。ポリ乳酸グリコール酸共重合体からなる微細パターン化ナノ薄膜を調製し、細胞をナノ薄膜上で選択的に培養した。医療用注射針を用いて細胞担持ナノ薄膜の注入操作を試みたところ、針内部のずり応力にも関わらず射出後もナノ薄膜上の細胞は90%...
❏ヒトiPS細胞由来再生心筋細胞を用いた難治性不整脈の治療法の開発(25505004)
【研究テーマ】再生医学・医療
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤田 淳 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10306706)
【キーワード】再生医療 / iPS細胞 / 再生心筋細胞 / 不整脈治療 / 不整脈 (他13件)
【概要】iPS細胞を用いた不整脈研究の条件検討には大量の心筋細胞が必要であるため、スピナーフラスコによる回転浮遊培養系を用いた心筋細胞の大量培養法の開発と効率的な心筋細胞純化精製法の開発を行った。人工ヌクレアーゼを用いて心筋細胞特異的転写因子(NKX2-5)と刺激伝導系遺伝子のプロモーター下に蛍光蛋白をノックインした組換えヒトiPS細胞を作製し、心筋細胞刺激伝導細胞への分化および蛍光タンパクの発現を確認し...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:細胞培養工学再生医療を含む研究件
❏組織工学的アプローチによる新規バイオミメティック組織デバイス開発の現状と課題(15630007)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / バイオミメティックス (他8件)
【概要】ハイブリッド型人工臓器を含めた再生医療分野は、細胞を加工するTissue Engineeringなどの技術を用いて加工した細胞そのものを医薬品のようにもちいる分野であり、そのために特に高度な安全性が求められるため産業応用も特に困難である。これに対して、動物およびヒト細胞培養を活用できる産業分野として再生医療以外には、大量培養による医薬生産、薬物や環境因子などの人体代替評価システムなどが考えられてい...
❏ティッシュエンジニアリングによる組織再生の医療応用における工学的課題調査(14605025)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】日本における再生医療は平成14年度(2002年度)に入ってその実現の動きが活発になってきた。 このような急速な実用化に向けた動きにより、我々生物工学者に課せられた課題は重くなってきたといえるだろう。すなわち、臨床応用への加速度合いに比べて産業化への動きが遅れているのではないかと感じられるからである。抗生物質やアミノ酸の工業生産(ものづくり)に貢献されたようには、再生医療の産業化に現状では貢献できて...
❏化学・生物工学的観点からの組織工学のポテンシャル評価-再生医療技術に関する分野横断的研究動向の調査-(13895017)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】化学・生物工学的観点からの組織工学のポテンシャル評価、すなわち再生医療技術に関する分野横断的研究動向の調査を行い、再生医療産業化のために生物工学研究者が果たす役割を考察した。 具体的には、本分野において先行しているアメリカ合衆国における再生医療関連の主要ベンチャー48社の技術および事業内容に関して、アメリカにおける業界分析の出版物2件に加えてインターネットを駆使した独自のの調査により、アメリカにお...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:人工骨再生医療を含む研究件
❏骨代謝に組み込まれる吸収性骨代替材料の創製(21300175)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井奥 洪二 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 教授 (60212726)
【キーワード】バイオマテリアル / 吸収性骨代替材料 / アパタイト / 再生医療 / 人工骨 (他7件)
【概要】出発原料や水熱条件を選択することにより、Ca欠損組成や構成粒子の形態を制御したHAの作製技術を確立できた。Ca欠損組成や構成粒子の形態が生体内での挙動に影響を与える可能性があることを明らかにした。さらに、力学的性質の面でも、柱状にすることにより脆性破壊しにくい人工骨とできることを明らかにできた。これらの結果より、生体内吸収性の骨代替材料を創製するための基礎的指針を得られた。 ...
❏細胞移植を用いない新規骨再生インプラントの戦略的研究(19390509)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】高戸 毅 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90171454)
【キーワード】再生医療 / 骨再生 / 人工骨 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他17件)
【概要】本研究の目的は、再生医療の3本柱である「細胞源・足場・シグナル」のうち、シグナル・足場を改善し、細胞移植を補強あるいは代替する新しい骨再生システムを開発することである。次世代型のナノ送達システムと生体材料により、周囲の細胞において骨形成性細胞内シグナルを活性化させることで、細胞を移植することなく骨再生を誘導することに成功した。併せて三次元造形法による患部適合型人工骨の作製法を開発した。 ...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:人工臓器工学再生医療を含む研究件
❏人工赤血球を用いるガスバイオエンジニアリングと医療への応用(22300161)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】酒井 宏水 早稲田大学, 重点領域研究機構, 教授 (70318830)
【キーワード】人工臓器工学 / 再生医工学 / 人工血液 / リポソーム / 輸血代替 (他13件)
【概要】分子集合体である人工赤血球「ヘモグロビン(Hb)小胞体」の特長は、その物性値を自在に調節できることにある。また新たな機能を粒子に付与することも可能である。本研究では、このテイラーメード人工赤血球を対象とし、輸血では対応のできない医療技術に応用させる。そして、人工赤血球を用いるガスバイオエンジニアリングを確立する。 ...
❏多光子レーザー光造形技術による再生骨の三次元造形(21650107)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院・工系研究科, 准教授 (90343144)
【キーワード】3次元造形 / 光造形 / 再生骨 / 担体 / 再生医工学 (他9件)
【概要】現在、欧米・日本といった先進国では本格的な高齢化社会を迎え、高齢者の身体的な機能劣化や欠損を補うための治療方法の確立が重要な課題となっている。特に,整形外科領域の骨格系の疾患は、高齢者では寝たきり状態への移行に結びつきやすく、行動制限・ストレスからボケの発症につながり、死に至ることもある。高齢者の骨折,スポーツ外傷,交通事故による外傷,先天性の疾患などの治療を根本的に成功させるためには,移植人工骨...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:バイオマテリアル再生医療を含む研究件
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
❏酸素産生ナノ粒子を用いた革新的細胞組織移植法の確立(18K19938)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】バイオマテリアル / 再生医療 / 組織工学 / DDS / 細胞組織 (他11件)
【概要】本研究課題では、ポリ乳酸-ポリグリコール酸共重合体(PLGA)という生体内で分解する材料を原料としたナノ粒子の開発をおこなった。電圧をかけながら、原料の溶液を噴射する粒子の作製方法(エレクトロスプレー法)を用いて、電圧や原料溶液の組成を調節することで、ナノ粒子の形状、粒子径、生体条件での分解速度を制御することが可能となった。開発したナノ粒子を細胞と一緒に移植することで、移植した細胞の機能を改善でき...
❏細胞認識因子を組み込んだインテリジェント型細胞分離基材の開発(26420714)
【研究テーマ】複合材料・表界面工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】細胞分離 / 細胞接着 / 温度応答性 / 再生医療 / バイオマテリアル (他8件)
【概要】本研究課題では、再生医療への応用を目的とし、細胞治療に用いる細胞を温度変化のみで分離するインテリジェント型分離基材の設計を行なった。ガラス基板、微細加工基板、マイクロファイバーの表面に温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)を修飾し、37℃で細胞を接着させて20℃で細胞を脱着させる基板表面を作製した。この際、細胞種ごとの接着性の差を大きくする基材設計を行なう事で...
【総合生物】神経科学:生物・生体工学再生医療を含む研究件
❏再生内分泌組織の迅速応答を可能とする血流導入型ユニバーサル移植プラットフォーム(16H02419)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】生体医工学 / 再生医療 / 内分泌組織 / ハイドロゲル / 多孔質担体 (他15件)
【概要】ピラー状シートを鋳型とし、あらたに開発したゼラチンメタクリレート(GelMA)とヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体ハイドロゲルを光重合により作成することにより、生分解性の持つハイドロゲルマイクロウエルの開発に成功した。さらにこのゲルウエルでMIN6-m9のスフィロイド培養に成功し、得られたスフィロイドは二次元培養よりもインスリン分泌量が増加し、in vivo試験でもラット肝臓表面に...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
❏マイクロ電極アレイと光学マッピング計測を融合した再生心筋組織機能評価システム(16200033)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】佐久間 一郎 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (50178597)
【キーワード】生物・生体工学 / 再生工学 / 細胞・組織 / 不整脈 / 細胞培養 (他9件)
【概要】近年、「再生医工学」が注目を集めており,遺伝子導入した心筋組織にペースメーカとしての機能を持たせようとする試みなどが進められている。研究の推進には心筋細胞や心筋組織、再生した組織も含めて総合的に機能評価を行う技術の確立が重要である。本研究では、光学計測系と電気刺激・信号計測系とを融合した心筋組織機能評価システムの確立を目標に光学計測系と電気刺激・信号計測系とを融合した以下の心筋組織機能評価システム...
【農学】動物生命科学:生体内組織形成術再生医療を含む研究件
❏生体内組織形成術を応用した多能性再生幹細胞含有ゲルによる新たな筋肉再生技術の開発(20K08991)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 啓介 埼玉医科大学, 医学部, 客員講師 (50724887)
【キーワード】生体内組織形成術 / biosheet / 多能性再生幹細胞含有ゲル / 再生医療 / 筋肉再生
【概要】生体内組織形成術(in-body tissue architecture; iBTA)は生体内で異物が被包化される現象を利用し、皮下組織に非吸収性の鋳型を埋入し、周囲に再生医療の材料となる線維性結合組織体を作成する技術である。我々は動物実験によりiBTAにより作成したシートであるbiosheetを横隔膜に移植すると筋組織が再生することを確認した。biosheetに組織再生に必要な幹細胞や成長因子が...
❏生体内組織形成術を利用した犬角膜バイオシートの作製と移植効果の検討(17K08096)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬 / 角膜損傷 / 生体内組織形成術 / 角膜移植 / 人工角膜 (他9件)
【概要】犬角膜内皮細胞の分離培養法をExplant法を用いて検討し、未分化マーカーであるp75と分化マーカーであるZO-1およびNa+K+ATPaseを有する内皮細胞が混在した細胞群を得た。両者を分離するには至らなかった。iBTAを用いた人工犬角膜の作製は犬角膜上皮細胞株とバイオシートのみを用いて行い、犬角膜上皮細胞をバイオシートに播種し、5日間の空気暴露を行うことで重層化上皮をもつ組織を形成することがで...
【農学】動物生命科学:骨髄間葉系幹細胞再生医療を含む研究件
❏新規犬骨髄間葉系幹細胞による肝細胞成長因子デリバリーを利用した犬の脊髄再生医療(16H05037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / 脊髄再生医療 / 間葉系幹細胞 / 脊髄損傷 / 再生医療 (他10件)
【概要】新規犬間葉系幹細胞を用いた犬の脊髄再生医療の開発を目指し、急性期および亜急性期脊髄損傷モデルに対するBM-PAC移植の治療効果をBM-PACからの液性因子分泌に着目して評価・解析した。急性期および亜急性期脊髄損傷に対しBM-PACを静脈内投与したところ、BM-PACは損傷部位へHomingした。また、急性期では肝細胞成長因子(HGF)、亜急性期では血管内皮細胞増殖因子(VEGF)などの液性因子の分...
❏次世代ゲノム編集システムCRISPR/Cas9を用いた犬iPS細胞の作製(15K14865)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / iPS細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 犬骨髄間葉系幹細胞 / 再生医療 (他7件)
【概要】先行研究に基づき、犬iPS様細胞の作製を試みたが、樹立が困難であったため、初期化を行う対象の細胞の幹細胞能について再検討した。使用した細胞は新たな犬骨髄間葉系幹細胞のBM-PACsであるが、BM-PACsは従来の骨髄間葉系幹細胞であるBMMSCsと比較し、老化を伴わない、より未分化な細胞であった。また、レトロウイルスを用いた遺伝子導入を目的に、BM-PACsの増殖能を促進させる因子を検討したところ...
❏犬の骨髄中脂肪細胞に付着する新規間葉系幹細胞の性状解析と再生医療への有用性の検討(26850192)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10554488)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 犬 / 骨髄 / 再生医療 / 犬骨髄間葉系幹細胞 (他11件)
【概要】天井培養法により、犬骨髄中の脂肪細胞周囲に付着する細胞から、間葉系幹細胞を得た。この細胞は従来の犬骨髄間葉系幹細胞と比較し、幹細胞特性に優れており、骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と命名した。BM-PACsは強力な組織修復因子である肝細胞成長因子(HGF)の分泌能に優れることを明らかにした。皮膚欠損モデルに対して、BM-PACsを局所投与したところ、投与後のBM-PACsにおけるHGF発現を...
【農学】動物生命科学:骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PAC)再生医療を含む研究件
❏メカニカルストレスに基づいた犬脊髄損傷に対する再生医療とリハビリテーションの融合(19H03124)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10554488)
【キーワード】犬 / 脊髄損傷 / 再生医療 / メカニカルストレス / 骨髄脂肪細胞周囲細胞 (他10件)
【概要】犬の骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)にシアストレスが加わることで、血管内皮増殖因子(VEGF)の発現上昇が起こることを明らかにし、BM-PACsを用いた脊髄再生医療において、運動療法は移植されたBM-PACsにシアストレスを与え、血管新生作用を強化することで組織再生や機能改善の促進が期待された。実際に脊髄損傷による歩行困難を呈した犬に対し、BM-PACsの経静脈投与とリハビリテーションを組み...
❏病期分類に基づいた犬の脊髄再生医療に対する包括的治療戦略の開発と応用(19H03123)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / 間葉系幹細胞 / 脊髄損傷 / 再生医療 / 骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PAC) (他6件)
【概要】急性期脊髄損傷を対象とした実験では、他家移植による治療効果を検討した。免疫不全マウス脊髄損傷モデルに犬BM-PACを投与した場合と比較し、正常な免疫を持つマウスに犬BM-PACを移植した場合は、治療効果が低減した。また、ビーグル皮下に他家BM-PACを移植したところ、T細胞やマクロファージの浸潤がみられた一方で、自己細胞の場合は、それらの細胞の浸潤はみられなかった。これらのことから、間葉系幹細胞で...
【農学】動物生命科学:脊髄再生医療再生医療を含む研究件
❏メカニカルストレスに基づいた犬脊髄損傷に対する再生医療とリハビリテーションの融合(19H03124)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10554488)
【キーワード】犬 / 脊髄損傷 / 再生医療 / メカニカルストレス / 骨髄脂肪細胞周囲細胞 (他10件)
【概要】犬の骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)にシアストレスが加わることで、血管内皮増殖因子(VEGF)の発現上昇が起こることを明らかにし、BM-PACsを用いた脊髄再生医療において、運動療法は移植されたBM-PACsにシアストレスを与え、血管新生作用を強化することで組織再生や機能改善の促進が期待された。実際に脊髄損傷による歩行困難を呈した犬に対し、BM-PACsの経静脈投与とリハビリテーションを組み...
❏新規犬骨髄間葉系幹細胞による肝細胞成長因子デリバリーを利用した犬の脊髄再生医療(16H05037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / 脊髄再生医療 / 間葉系幹細胞 / 脊髄損傷 / 再生医療 (他10件)
【概要】新規犬間葉系幹細胞を用いた犬の脊髄再生医療の開発を目指し、急性期および亜急性期脊髄損傷モデルに対するBM-PAC移植の治療効果をBM-PACからの液性因子分泌に着目して評価・解析した。急性期および亜急性期脊髄損傷に対しBM-PACを静脈内投与したところ、BM-PACは損傷部位へHomingした。また、急性期では肝細胞成長因子(HGF)、亜急性期では血管内皮細胞増殖因子(VEGF)などの液性因子の分...
【農学】動物生命科学:角膜再生再生医療を含む研究件
❏xeno-free犬角膜上皮シートの作製と移植効果の検討(26450422)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】角膜上皮再生 / 犬 / 角膜上皮細胞シート / 犬角膜上皮細胞 / 角膜上皮シート (他11件)
【概要】Xeno-Free犬角膜上皮細胞シートの作製方を検討した結果、犬の角膜上皮細胞はフィーダー細胞を用いない場合でも、未分化性と増殖能を維持することが明らかとなり、フィーダー細胞の排除が可能であった。血清については、自家血清の利用は、明らかな細胞形態の変化をもたらしたため、FBSの排除には至らなかった。また研究の過程で、肝細胞成長因子が犬角膜上皮細胞の浸潤能を有意に上昇させることが明らかとなり、点眼薬...
❏羊膜を基質として作製した犬角膜上皮細胞シートを用いた犬の角膜再生治療(23580437)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任助教 (30364251)
【キーワード】再生医療 / 角膜上皮シート / 角膜損傷 / 角膜上皮幹細胞 / 角膜再生 (他7件)
【概要】犬の羊膜を基質として、犬角膜上皮シートの作製に成功した。さらに、基質にアテロコラーゲンゲルを用いることにより、犬羊膜基質よりも角膜上皮の未分化性がより維持された角膜上皮シート作製が可能であることを見出した。作製した犬角膜上皮シートを角膜上皮損傷モデルに移植したところ、移植により角膜混濁の縮小がみられ、病理組織学的には角膜上皮の主要な構成タンパクであるケラチン3や、未分化性の指標となるマーカーである...
【農学】動物生命科学:角膜上皮シート再生医療を含む研究件
❏角膜上皮細胞とHGF産生細胞の重合シートの開発と犬角膜損傷に対する移植効果の検討(20K06388)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬角膜上皮細胞 / 肝細胞成長因子 / 角膜再生医療 / 角膜上皮シート / 間葉系幹細胞 (他9件)
【概要】今年度は、犬角膜上皮細胞に対する肝細胞成長因子(HGF)の作用を検討するため、犬角膜上皮細胞におけるHGF受容体であるc-Metの発現解析とHGFによる作用の解析を行った。犬角膜上皮細胞のc-Met発現を免疫染色にて解析したところ、比較的肥大した細胞においてc-Metの発現を認めた。小型で増殖している細胞においてはc-Metの発現は低い傾向にあり、c-Metは比較的分化・成熟が進んだ角膜上皮細胞に...
❏xeno-free犬角膜上皮シートの作製と移植効果の検討(26450422)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】角膜上皮再生 / 犬 / 角膜上皮細胞シート / 犬角膜上皮細胞 / 角膜上皮シート (他11件)
【概要】Xeno-Free犬角膜上皮細胞シートの作製方を検討した結果、犬の角膜上皮細胞はフィーダー細胞を用いない場合でも、未分化性と増殖能を維持することが明らかとなり、フィーダー細胞の排除が可能であった。血清については、自家血清の利用は、明らかな細胞形態の変化をもたらしたため、FBSの排除には至らなかった。また研究の過程で、肝細胞成長因子が犬角膜上皮細胞の浸潤能を有意に上昇させることが明らかとなり、点眼薬...
❏羊膜を基質として作製した犬角膜上皮細胞シートを用いた犬の角膜再生治療(23580437)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任助教 (30364251)
【キーワード】再生医療 / 角膜上皮シート / 角膜損傷 / 角膜上皮幹細胞 / 角膜再生 (他7件)
【概要】犬の羊膜を基質として、犬角膜上皮シートの作製に成功した。さらに、基質にアテロコラーゲンゲルを用いることにより、犬羊膜基質よりも角膜上皮の未分化性がより維持された角膜上皮シート作製が可能であることを見出した。作製した犬角膜上皮シートを角膜上皮損傷モデルに移植したところ、移植により角膜混濁の縮小がみられ、病理組織学的には角膜上皮の主要な構成タンパクであるケラチン3や、未分化性の指標となるマーカーである...
【農学】動物生命科学:角膜損傷再生医療を含む研究件
❏角膜上皮細胞とHGF産生細胞の重合シートの開発と犬角膜損傷に対する移植効果の検討(20K06388)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬角膜上皮細胞 / 肝細胞成長因子 / 角膜再生医療 / 角膜上皮シート / 間葉系幹細胞 (他9件)
【概要】今年度は、犬角膜上皮細胞に対する肝細胞成長因子(HGF)の作用を検討するため、犬角膜上皮細胞におけるHGF受容体であるc-Metの発現解析とHGFによる作用の解析を行った。犬角膜上皮細胞のc-Met発現を免疫染色にて解析したところ、比較的肥大した細胞においてc-Metの発現を認めた。小型で増殖している細胞においてはc-Metの発現は低い傾向にあり、c-Metは比較的分化・成熟が進んだ角膜上皮細胞に...
❏生体内組織形成術を利用した犬角膜バイオシートの作製と移植効果の検討(17K08096)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬 / 角膜損傷 / 生体内組織形成術 / 角膜移植 / 人工角膜 (他9件)
【概要】犬角膜内皮細胞の分離培養法をExplant法を用いて検討し、未分化マーカーであるp75と分化マーカーであるZO-1およびNa+K+ATPaseを有する内皮細胞が混在した細胞群を得た。両者を分離するには至らなかった。iBTAを用いた人工犬角膜の作製は犬角膜上皮細胞株とバイオシートのみを用いて行い、犬角膜上皮細胞をバイオシートに播種し、5日間の空気暴露を行うことで重層化上皮をもつ組織を形成することがで...
❏xeno-free犬角膜上皮シートの作製と移植効果の検討(26450422)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】角膜上皮再生 / 犬 / 角膜上皮細胞シート / 犬角膜上皮細胞 / 角膜上皮シート (他11件)
【概要】Xeno-Free犬角膜上皮細胞シートの作製方を検討した結果、犬の角膜上皮細胞はフィーダー細胞を用いない場合でも、未分化性と増殖能を維持することが明らかとなり、フィーダー細胞の排除が可能であった。血清については、自家血清の利用は、明らかな細胞形態の変化をもたらしたため、FBSの排除には至らなかった。また研究の過程で、肝細胞成長因子が犬角膜上皮細胞の浸潤能を有意に上昇させることが明らかとなり、点眼薬...
【農学】動物生命科学:再生医療を含む研究件
❏小区分42020:獣医学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】犬
【研究期間】間葉系幹細胞
【研究代表者】脊髄損傷
【キーワード】再生医療
【概要】今年度は、犬角膜上皮細胞に対する肝細胞成長因子(HGF)の作用を検討するため、犬角膜上皮細胞におけるHGF受容体であるc-Metの発現解析とHGFによる作用の解析を行った。犬角膜上皮細胞のc-Met発現を免疫染色にて解析したところ、比較的肥大した細胞においてc-Metの発現を認めた。小型で増殖している細胞においてはc-Metの発現は低い傾向にあり、c-Metは比較的分化・成熟が進んだ角膜上皮細胞に...
❏メカニカルストレスに基づいた犬脊髄損傷に対する再生医療とリハビリテーションの融合(19H03124)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10554488)
【キーワード】犬 / 脊髄損傷 / 再生医療 / メカニカルストレス / 骨髄脂肪細胞周囲細胞 (他10件)
【概要】犬の骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)にシアストレスが加わることで、血管内皮増殖因子(VEGF)の発現上昇が起こることを明らかにし、BM-PACsを用いた脊髄再生医療において、運動療法は移植されたBM-PACsにシアストレスを与え、血管新生作用を強化することで組織再生や機能改善の促進が期待された。実際に脊髄損傷による歩行困難を呈した犬に対し、BM-PACsの経静脈投与とリハビリテーションを組み...
❏病期分類に基づいた犬の脊髄再生医療に対する包括的治療戦略の開発と応用(19H03123)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / 間葉系幹細胞 / 脊髄損傷 / 再生医療 / 骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PAC) (他6件)
【概要】急性期脊髄損傷を対象とした実験では、他家移植による治療効果を検討した。免疫不全マウス脊髄損傷モデルに犬BM-PACを投与した場合と比較し、正常な免疫を持つマウスに犬BM-PACを移植した場合は、治療効果が低減した。また、ビーグル皮下に他家BM-PACを移植したところ、T細胞やマクロファージの浸潤がみられた一方で、自己細胞の場合は、それらの細胞の浸潤はみられなかった。これらのことから、間葉系幹細胞で...
【農学】動物生命科学:犬角膜上皮細胞再生医療を含む研究件
❏角膜上皮細胞とHGF産生細胞の重合シートの開発と犬角膜損傷に対する移植効果の検討(20K06388)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬角膜上皮細胞 / 肝細胞成長因子 / 角膜再生医療 / 角膜上皮シート / 間葉系幹細胞 (他9件)
【概要】今年度は、犬角膜上皮細胞に対する肝細胞成長因子(HGF)の作用を検討するため、犬角膜上皮細胞におけるHGF受容体であるc-Metの発現解析とHGFによる作用の解析を行った。犬角膜上皮細胞のc-Met発現を免疫染色にて解析したところ、比較的肥大した細胞においてc-Metの発現を認めた。小型で増殖している細胞においてはc-Metの発現は低い傾向にあり、c-Metは比較的分化・成熟が進んだ角膜上皮細胞に...
❏xeno-free犬角膜上皮シートの作製と移植効果の検討(26450422)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】角膜上皮再生 / 犬 / 角膜上皮細胞シート / 犬角膜上皮細胞 / 角膜上皮シート (他11件)
【概要】Xeno-Free犬角膜上皮細胞シートの作製方を検討した結果、犬の角膜上皮細胞はフィーダー細胞を用いない場合でも、未分化性と増殖能を維持することが明らかとなり、フィーダー細胞の排除が可能であった。血清については、自家血清の利用は、明らかな細胞形態の変化をもたらしたため、FBSの排除には至らなかった。また研究の過程で、肝細胞成長因子が犬角膜上皮細胞の浸潤能を有意に上昇させることが明らかとなり、点眼薬...
【農学】動物生命科学:犬骨髄間葉系幹細胞再生医療を含む研究件
❏次世代ゲノム編集システムCRISPR/Cas9を用いた犬iPS細胞の作製(15K14865)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / iPS細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 犬骨髄間葉系幹細胞 / 再生医療 (他7件)
【概要】先行研究に基づき、犬iPS様細胞の作製を試みたが、樹立が困難であったため、初期化を行う対象の細胞の幹細胞能について再検討した。使用した細胞は新たな犬骨髄間葉系幹細胞のBM-PACsであるが、BM-PACsは従来の骨髄間葉系幹細胞であるBMMSCsと比較し、老化を伴わない、より未分化な細胞であった。また、レトロウイルスを用いた遺伝子導入を目的に、BM-PACsの増殖能を促進させる因子を検討したところ...
❏犬の骨髄中脂肪細胞に付着する新規間葉系幹細胞の性状解析と再生医療への有用性の検討(26850192)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10554488)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 犬 / 骨髄 / 再生医療 / 犬骨髄間葉系幹細胞 (他11件)
【概要】天井培養法により、犬骨髄中の脂肪細胞周囲に付着する細胞から、間葉系幹細胞を得た。この細胞は従来の犬骨髄間葉系幹細胞と比較し、幹細胞特性に優れており、骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と命名した。BM-PACsは強力な組織修復因子である肝細胞成長因子(HGF)の分泌能に優れることを明らかにした。皮膚欠損モデルに対して、BM-PACsを局所投与したところ、投与後のBM-PACsにおけるHGF発現を...
【農学】動物生命科学:獣医学再生医療を含む研究件
❏ブタ胎子後腎の異種間移植によるネコ腎組織の体内再生技術の挑戦(16K15045)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】再生医療 / 腎臓病 / 内科 / 獣医学 / 異種間移植 (他9件)
【概要】腎臓病の根本的な治療法は確立されていない。腎臓移植術は有用な一手であるが、ドナー確保が困難なことなどからほとんど実施されていない。胎生組織ニッチ法を用いるにしてもネコの胎子の獲得は容易ではない。そこで本研究では、ネコ胎子の代わりにブタ胎子の後腎を用い、異種間移植によるネコ腎組織の体内再生技術を検討した。まずレシピエントの拒絶反応の多寡を予想するELISA評価系を作出した。次に安全性や生着期間につい...
❏羊膜を基質として作製した犬角膜上皮細胞シートを用いた犬の角膜再生治療(23580437)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任助教 (30364251)
【キーワード】再生医療 / 角膜上皮シート / 角膜損傷 / 角膜上皮幹細胞 / 角膜再生 (他7件)
【概要】犬の羊膜を基質として、犬角膜上皮シートの作製に成功した。さらに、基質にアテロコラーゲンゲルを用いることにより、犬羊膜基質よりも角膜上皮の未分化性がより維持された角膜上皮シート作製が可能であることを見出した。作製した犬角膜上皮シートを角膜上皮損傷モデルに移植したところ、移植により角膜混濁の縮小がみられ、病理組織学的には角膜上皮の主要な構成タンパクであるケラチン3や、未分化性の指標となるマーカーである...
【医歯薬学】境界医学:力学刺激再生医療を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】ヒトiPS由来心筋組織
【研究期間】In vitro 組織成熟化
【研究代表者】力学刺激
【キーワード】ベイズ的最適化
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
❏力学刺激の知能化によるin vitro3次元組織の超効率的成熟化(19H01178)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】尾上 弘晃 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30548681)
【キーワード】ヒトiPS由来心筋組織 / In vitro 組織成熟化 / 力学刺激 / ベイズ的最適化 / 画像処理 (他11件)
【概要】知能化培養システムとして,力学刺激および電気刺激が可能な3次元培養チャンバを作製し,組織培養しながら形態をリアルタイムで蛍光観察可能なシステムを構築した.筋芽細胞株C2C12およびヒトiPS由来心筋細胞を培養し,刺激を印加しながら成熟化を評価した.C2C12と電気刺激の系において,画像処理により成熟化指標を抽出し,ベイズ的最適化で条件を最適化し,成熟化指標の向上を目指す実験サイクルを確立した.また...
【医歯薬学】境界医学:機能性界面再生医療を含む研究件
❏細胞機能を最大限に引き出す革新的機能性界面の開発(21KK0199)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】温度応答性高分子 / 機能性界面 / バイオ界面 / 細胞組織 / 幹細胞 (他7件)
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ヒトiPS細胞由来心筋細胞再生医療を含む研究件
❏小区分53020:循環器内科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】再生医療
【研究期間】ヒトiPS細胞由来心筋細胞
【研究代表者】BMPシグナル
【キーワード】iPS細胞
【概要】
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(20K17129)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / 低分子化合物 / iPS細胞 (他6件)
【概要】①in silicoパイロットスクリーニングで選出した候補化合物の有効性評価 約80万個の化合物データベースライブラリーから,標的因子の構造に基づいたpharmacophore及びドッキングスコアを用いて行ったパイロットスクリーニングにより選出された候補化合物の有効性評価を行った。評価系としては,ヒト細胞株HEK293とBMPシグナル下流遺伝子Id-1プロモーターを有する既知のBMP反応性ルシフェ...
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(18K15902)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / iPS細胞 / 心筋再生 (他6件)
【概要】心筋分化誘導において分化初期のBMPシグナルの活性化が重要であり、同シグナルを活性化する低分子化合物候補の探索を行った。RNAiとルシフェラーゼアッセイにより選出した標的因子に結合可能な化合物のin silico探索を行い、最終的に結合親和性の高い50化合物を選出した。候補化合物をヒトiPS細胞の心筋分化誘導系に添加し、分化誘導促進効果をFACS、PCR、免疫染色を用いて定量的に評価した。結果、化...
【医歯薬学】内科系臨床医学:BMPシグナル再生医療を含む研究件
❏小区分53020:循環器内科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】再生医療
【研究期間】ヒトiPS細胞由来心筋細胞
【研究代表者】BMPシグナル
【キーワード】iPS細胞
【概要】
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(20K17129)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / 低分子化合物 / iPS細胞 (他6件)
【概要】①in silicoパイロットスクリーニングで選出した候補化合物の有効性評価 約80万個の化合物データベースライブラリーから,標的因子の構造に基づいたpharmacophore及びドッキングスコアを用いて行ったパイロットスクリーニングにより選出された候補化合物の有効性評価を行った。評価系としては,ヒト細胞株HEK293とBMPシグナル下流遺伝子Id-1プロモーターを有する既知のBMP反応性ルシフェ...
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(18K15902)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / iPS細胞 / 心筋再生 (他6件)
【概要】心筋分化誘導において分化初期のBMPシグナルの活性化が重要であり、同シグナルを活性化する低分子化合物候補の探索を行った。RNAiとルシフェラーゼアッセイにより選出した標的因子に結合可能な化合物のin silico探索を行い、最終的に結合親和性の高い50化合物を選出した。候補化合物をヒトiPS細胞の心筋分化誘導系に添加し、分化誘導促進効果をFACS、PCR、免疫染色を用いて定量的に評価した。結果、化...
【医歯薬学】内科系臨床医学:直接リプログラミング再生医療を含む研究件
❏心筋直接リプログラミングにおける、心筋梗塞病変への生体転化の基盤研究(18K08047)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80465020)
【キーワード】心筋再生 / 心筋症 / 心筋リプログラミング / 心筋リプロウグラミング / 遺伝子治療 (他14件)
【概要】本研究より、効率的に 維芽細胞から心筋梗塞 に効率的に遺伝子導入をする方法を探索している。その中で、共同研究を行った心筋梗塞での治療として、細胞のゲノムを損傷することなく 3つの心筋 誘導遺伝子を導入して、心筋梗塞 の心臓線維芽細胞を直接的に心筋細胞へ転換して、心機能を改善することに成功した。2020年以降、細胞移植を必要としない新しい心筋再生法として、心筋以外の心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導...
❏iPSを介さない直接誘導による心臓ペースメーカー細胞の作成および生体内直接転化(15K09147)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員講師 (80465020)
【キーワード】再生医療 / 心筋直接誘導 / ダイレクトリプログラミング / 心筋再生 / 直接リプログラミング (他10件)
【概要】生体内のリプログラミングでは、共同研究でのMiyamotoらは、3つの心筋誘導遺伝子を同時に発現するセンダイウイルスベクターを開発した。この心筋誘導センダイウイルスベクターを用いて、培養皿上で、効率よく短期間でマウスおよびヒト線維芽細胞から心筋細胞をゲノムの損傷なく、直接的に作製することに成功した。さらに心筋誘導センダイウイルスベクターをマウス心筋梗塞モデルの心臓に導入すると、1週間で心筋再生が始...
【医歯薬学】内科系臨床医学:伸展刺激再生医療を含む研究件
❏静脈弁形成を制御する力学要因の抽出と再構成アプローチによる静脈弁誘導の試み(19H04440)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】静脈弁 / 下肢静脈瘤 / メカニカルストレス / BioMEMS / マイクロ流体デバイス (他20件)
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心筋分化再生医療を含む研究件
❏分化転換誘導因子が司る臓器形成の分子機序解明(22H02533)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】
❏心臓発生における転写因子ZNF281の心筋分化調節機構の解明(19K17537)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】我々は線維芽細胞を心筋様細胞に直接誘導する分化転換法を用いた新たなアプローチにより、強い心筋分化転換誘導作用がある転写因子ZNF281に着目した。心臓発生におけるZNF281の機能は不明である。 本研究で作製したZNF281を欠損した多能性幹細胞は心筋分化能が欠如しており、ZNF281を欠損したマウスも胎生致死であり、ZNF281が心臓形成に必須の因子である事が確認できた。次にZNF281を発生時...
❏ヒト間葉系幹細胞の心筋誘導因子の同定と誘導効率の改善―新しい免疫細胞の関与-(25670181)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】肥田 直子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (70360112)
【キーワード】ヒト間葉系細胞 / 羊膜 / 心筋分化 / 免疫寛容 / ヒト幹細胞 (他9件)
【概要】我々はこれまで、羊膜由来間葉系細胞が高い免疫寛容能及び心筋分化能を持つことを示してきた。本研究では、ヒト脂肪組織及び骨髄由来間葉系細胞と羊膜由来細胞の遺伝子発現解析を行い、それを比較して羊膜由来細胞の特性を示す遺伝子の抽出を試みた。羊膜由来細胞は、主として上皮系細胞と間葉系細胞のヘテロな集団であり、それらを分離した上で検討を行った。その結果、羊膜由来細胞特異的に発現の高い複数の遺伝子を見出した。何...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心臓発生再生医療を含む研究件
❏分化転換誘導因子が司る臓器形成の分子機序解明(22H02533)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】
❏心臓発生における転写因子ZNF281の心筋分化調節機構の解明(19K17537)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】我々は線維芽細胞を心筋様細胞に直接誘導する分化転換法を用いた新たなアプローチにより、強い心筋分化転換誘導作用がある転写因子ZNF281に着目した。心臓発生におけるZNF281の機能は不明である。 本研究で作製したZNF281を欠損した多能性幹細胞は心筋分化能が欠如しており、ZNF281を欠損したマウスも胎生致死であり、ZNF281が心臓形成に必須の因子である事が確認できた。次にZNF281を発生時...
❏細胞周期を可視化する蛍光プローブを用いた新規の心筋細胞周期調節因子の探索(24890227)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2012-08-31 - 2014-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90528390)
【キーワード】細胞周期 / ライブイメージング / 心臓発生 / 再生医療 / 心筋再生 (他6件)
【概要】終末分化した心筋細胞はほとんど細胞分裂しないため、自己修復できないことが末期心不全の難治性を規定する大きな要因となる。心筋細胞を再び細胞分裂させ、組織を再生することができれば、末期心不全患者の根治的な治療法を確立することができる。そのため我々は、心筋細胞の増殖を調節している機構を解析し、心筋細胞の細胞周期を制御している新たな調節因子を探索することを目的として研究を計画した。我々は心筋細胞の増殖期に...
【医歯薬学】内科系臨床医学:髄鞘再生医療を含む研究件
❏髄鞘を標的とした神経変性疾患・脊髄損傷に対する新規治療戦略に関する研究(25713035)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中原 仁 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60537950)
【キーワード】髄鞘 / オリゴデンドロサイト / 神経変性疾患 / 再生医療 / 新規治療戦略
【概要】髄鞘は跳躍伝導と神経保護の二つの観点から中枢神経系において必要不可欠の構造物である。その重要性は多発性硬化症に代表される脱髄疾患の病状からも明らかであるが、昨今はアルツハイマー病やパーキンソン病、ALSなどの神経変性疾患、統合失調症や鬱病などの精神神経疾患、或いは脊髄損傷などの外傷においても、神経細胞のみならず髄鞘の障害がその病態に深く関与している。 本研究ではこれら病態において今後髄鞘再生医療の...
❏脳梗塞発症後のオリゴデンドロサイト前駆細胞動態の解明-再生医療の視点から(16590847)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】田中 耕太郎 富山大学, 附属病院, 教授 (90129528)
【キーワード】脳梗塞 / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 組織修復 / 再生医療 / 再髄鞘化 (他9件)
【概要】【方法】成体Sprague-Dawleyラット(体重270-330g)を使用し、正常群(n=3)、虚血群(n=14)と偽手術群(n=4)の三群に分けた。虚血群では右中大脳動脈起始部を血管内栓糸法で90分閉塞し、再開通させ24時間から2週後に灌流固定し連続切片を作成した。免疫染色には抗NG2抗体以外に、成熟OLGのマーカーとして抗GsT-pi抗体やNB3C4抗体、髄鞘のマーカーとして抗ミエリン関連糖...
【医歯薬学】内科系臨床医学:アドレノメジュリン再生医療を含む研究件
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
❏ヒト胚性幹細胞由来血管前駆細胞を用いた血管発生分化機構の解明と血管再生医学応用(15209028)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ヒトES細胞 / 再生医学 / 前駆細胞 / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他12件)
【概要】1.ヒトES細胞からの血管前駆細胞の同定: ストローマ細胞株(OP9細胞)と共培養することで、Flk1^+TRA1^-VEcadherin^-PDGFRβ^+の細胞が分化誘導され、この細胞群が血管前駆細胞(VPC)の特性を有していた。 2.血管ホルモンの血管再生作用の発現とその分子機構の解析-血管再生への応用 2-a.発生工学的手法によるナトリウム利尿ペプチドの血管再生作用の発見と遺伝子治療への応...
【医歯薬学】内科系臨床医学:膵臓β細胞再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ES・iPS細胞再生医療を含む研究件
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御(23220014)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
【キーワード】ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 (他18件)
【概要】細胞接着分子として知られているE-カドヘリン分子をベースをしたキメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計をふまえ、このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることにより、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養に成功した。さらに開発した新方法とコロニー形成させてしまう既存の方法を比較する為、発信される細胞内シグナルも比較・解析した。本研究によりES/iPS細胞の...
❏マーモセットをモデルとした多能性幹細胞由来神経幹細胞による脊髄損傷前臨床研究(22791404)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】嶋田 弘子 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (60528644)
【キーワード】脊椎脊髄病学 / ES/iPS細胞 / コモンマーモセット / 脊髄損傷 (他6件)
【概要】本研究では、コモンマーモセットES細胞から神経幹細胞へと効率良く分化誘導する方法を確立した。得られた神経幹細胞は自己増殖能を持ち、ニューロン、アストロサイト、オリゴデンドロサイトを生み出すことが可能であった。また、ES細胞から分化誘導に伴い、遺伝子発現プロファイルが胎児由来ニューロスフェアに近づいていることが示された。従って、マーモセットES細胞から、in vitroで神経発生をある程度再現しなが...
【医歯薬学】外科系臨床医学:角膜再生医療を含む研究件
❏生体内組織形成術を利用した犬角膜バイオシートの作製と移植効果の検討(17K08096)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬 / 角膜損傷 / 生体内組織形成術 / 角膜移植 / 人工角膜 (他9件)
【概要】犬角膜内皮細胞の分離培養法をExplant法を用いて検討し、未分化マーカーであるp75と分化マーカーであるZO-1およびNa+K+ATPaseを有する内皮細胞が混在した細胞群を得た。両者を分離するには至らなかった。iBTAを用いた人工犬角膜の作製は犬角膜上皮細胞株とバイオシートのみを用いて行い、犬角膜上皮細胞をバイオシートに播種し、5日間の空気暴露を行うことで重層化上皮をもつ組織を形成することがで...
❏羊膜を基質として作製した犬角膜上皮細胞シートを用いた犬の角膜再生治療(23580437)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任助教 (30364251)
【キーワード】再生医療 / 角膜上皮シート / 角膜損傷 / 角膜上皮幹細胞 / 角膜再生 (他7件)
【概要】犬の羊膜を基質として、犬角膜上皮シートの作製に成功した。さらに、基質にアテロコラーゲンゲルを用いることにより、犬羊膜基質よりも角膜上皮の未分化性がより維持された角膜上皮シート作製が可能であることを見出した。作製した犬角膜上皮シートを角膜上皮損傷モデルに移植したところ、移植により角膜混濁の縮小がみられ、病理組織学的には角膜上皮の主要な構成タンパクであるケラチン3や、未分化性の指標となるマーカーである...
【医歯薬学】外科系臨床医学:血管再生再生医療を含む研究件
❏生体血液循環を代替する拍動バイオリアクターによる強度を有する再生大動脈弁の開発(17790958)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩崎 清隆 早稲田大学, 付置研究所, 准教授 (20339691)
【キーワード】無細胞化大動脈弁 / 拍動循環バイオリアクター / 心臓弁再生 / 組織工学 / 石灰化 (他10件)
【概要】本研究の最終年度である2007年度は,これまで開発してきた無細胞化大動脈弁を大動物に移植して左心高圧系に耐えうる再生心臓弁の可能性を実証する実験を行った.具体的には,マイクロ波と拍動循環とデオキシコール酸を使った独自処理方法を駆使し,清潔に採取したブタ大動脈弁を無細胞化してブタ下行大動脈に移植する実験を行った.移植期間は3ケ月(n=4),6ケ月(n=3),12ケ月(n=3)の3群に分け,組織学的ま...
❏ヒト胚性幹細胞由来血管前駆細胞を用いた血管発生分化機構の解明と血管再生医学応用(15209028)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ヒトES細胞 / 再生医学 / 前駆細胞 / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他12件)
【概要】1.ヒトES細胞からの血管前駆細胞の同定: ストローマ細胞株(OP9細胞)と共培養することで、Flk1^+TRA1^-VEcadherin^-PDGFRβ^+の細胞が分化誘導され、この細胞群が血管前駆細胞(VPC)の特性を有していた。 2.血管ホルモンの血管再生作用の発現とその分子機構の解析-血管再生への応用 2-a.発生工学的手法によるナトリウム利尿ペプチドの血管再生作用の発見と遺伝子治療への応...
❏サル胚性幹細胞からの血管前駆細胞の同定と分化誘導因子探索及び細胞移植治療への応用(13557064)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】再生医療 / ES細胞 / VEGF / 霊長類 / 内皮細胞 (他9件)
【概要】21世紀の新しい医学領域として"再生医学"が脚光を浴びている。その中で"血管再生"は現在最もその臨床実践に近い分野として注目されている。最近になり我々は、マウス胚幹細胞(Embryonic Stem Cells ; ES細胞)より内皮細胞と血管平滑筋細胞の双方への分化が可能な、まさに"血管前駆細胞(vascular progenitor cells ; VP...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋再生再生医療を含む研究件
❏小区分53020:循環器内科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】心筋再生
【研究期間】心筋症
【研究代表者】心筋リプログラミング
【キーワード】心筋リプロウグラミング
【概要】①in silicoパイロットスクリーニングで選出した候補化合物の有効性評価 約80万個の化合物データベースライブラリーから,標的因子の構造に基づいたpharmacophore及びドッキングスコアを用いて行ったパイロットスクリーニングにより選出された候補化合物の有効性評価を行った。評価系としては,ヒト細胞株HEK293とBMPシグナル下流遺伝子Id-1プロモーターを有する既知のBMP反応性ルシフェ...
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(18K15902)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / iPS細胞 / 心筋再生 (他6件)
【概要】心筋分化誘導において分化初期のBMPシグナルの活性化が重要であり、同シグナルを活性化する低分子化合物候補の探索を行った。RNAiとルシフェラーゼアッセイにより選出した標的因子に結合可能な化合物のin silico探索を行い、最終的に結合親和性の高い50化合物を選出した。候補化合物をヒトiPS細胞の心筋分化誘導系に添加し、分化誘導促進効果をFACS、PCR、免疫染色を用いて定量的に評価した。結果、化...
❏心筋直接リプログラミングにおける、心筋梗塞病変への生体転化の基盤研究(18K08047)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80465020)
【キーワード】心筋再生 / 心筋症 / 心筋リプログラミング / 心筋リプロウグラミング / 遺伝子治療 (他14件)
【概要】本研究より、効率的に 維芽細胞から心筋梗塞 に効率的に遺伝子導入をする方法を探索している。その中で、共同研究を行った心筋梗塞での治療として、細胞のゲノムを損傷することなく 3つの心筋 誘導遺伝子を導入して、心筋梗塞 の心臓線維芽細胞を直接的に心筋細胞へ転換して、心機能を改善することに成功した。2020年以降、細胞移植を必要としない新しい心筋再生法として、心筋以外の心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導...
【医歯薬学】外科系臨床医学:人工赤血球再生医療を含む研究件
❏膜乳化法を用いた新規低毒性人工赤血球の開発(23656485)
【研究テーマ】化工物性・移動操作・単位操作
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】伊藤 大知 東京大学, 医学系研究科, 准教授 (50447421)
【キーワード】膜分離 / 再生医療 / 膜乳化 / 人工赤血球 / ヘモグロビン
【概要】再生医療、特に組織工学分野において、体外での3次元組織構築と組織移植は究極の目標である。このためには培養組織中に十分な酸素を供給する人工赤血球が必要不可欠である。本研究では、膜乳化技術・非侵襲的化学反応技術、動物細胞の培養技術の融合により、粒径が1~5μm付近で粒度分布が狭い、革新的な人工赤血球とその量産技術の開発を行う。本人工赤血球では、(1)サイズ制御によるエンドサイトーシス低減よって、細胞毒...
❏人工赤血球を用いるガスバイオエンジニアリングと医療への応用(22300161)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】酒井 宏水 早稲田大学, 重点領域研究機構, 教授 (70318830)
【キーワード】人工臓器工学 / 再生医工学 / 人工血液 / リポソーム / 輸血代替 (他13件)
【概要】分子集合体である人工赤血球「ヘモグロビン(Hb)小胞体」の特長は、その物性値を自在に調節できることにある。また新たな機能を粒子に付与することも可能である。本研究では、このテイラーメード人工赤血球を対象とし、輸血では対応のできない医療技術に応用させる。そして、人工赤血球を用いるガスバイオエンジニアリングを確立する。 ...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
【医歯薬学】外科系臨床医学:人工臓器再生医療を含む研究件
❏ヒト由来幹細胞と脱細胞技術を用いた蠕動する機能的人工腸管作成の試み(18K08600)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤村 匠 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80573443)
【キーワード】腸管運動不全 / 人工腸管 / 歯髄細胞 / 神経堤細胞 / 発光イメージング (他11件)
【概要】短腸症候群や腸管運動不全に対する新規治療として、脱細胞化技術を用いて作製した腸管scaffoldにヒト歯髄細胞を用いて再細胞化を施し、機能的な人工小腸グラフトを構築することを目標とした。脱細胞技術によりラット小腸Scaffoldを作製でき、移植するヒト歯髄細胞の性質も確認できた。しかし、経血管循環培養(2週間)による再細胞化では移植細胞の多くが循環培養経路途中の腸間膜部分に留まり、免疫組織化学では...
❏再生内分泌組織の迅速応答を可能とする血流導入型ユニバーサル移植プラットフォーム(16H02419)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】生体医工学 / 再生医療 / 内分泌組織 / ハイドロゲル / 多孔質担体 (他15件)
【概要】ピラー状シートを鋳型とし、あらたに開発したゼラチンメタクリレート(GelMA)とヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体ハイドロゲルを光重合により作成することにより、生分解性の持つハイドロゲルマイクロウエルの開発に成功した。さらにこのゲルウエルでMIN6-m9のスフィロイド培養に成功し、得られたスフィロイドは二次元培養よりもインスリン分泌量が増加し、in vivo試験でもラット肝臓表面に...
❏再生医療や人工臓器埋め込み等を目的とした新規的なリニアアレイ圧力センサーの開発(18591561)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】藤本 哲男 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (50267473)
【キーワード】人工臓器 / 再生医療 / リニアアレイセンサー / 血圧測定 / 循環シミュレータ
【概要】人工臓器や生体組織における圧力分布を高精度に測定するために新規的な溝付きリニアアレイセンサーを考案して実用化を目指している。この新圧力センサーではシリコンの単結晶平板にセンサー長手方向と垂直な方向に溝を設け、それぞれのビーム面上にひずみゲージを配置している。試作したセンサーの荷重負荷試験を行い有限要素法による構造解析で考察した。その結果、構造解析によるセンサー出力の予測が可能となりセンサーの設計方...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経移植再生医療を含む研究件
❏再生医療技術を利用したファイバー型バイオ神経インターフェース(26630088)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり / 根岸 みどり(加藤みどり)) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
【キーワード】マイクロ・ナノデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 神経移植 / 脳・神経 (他7件)
【概要】本研究課題では,移植医療に応用できるように神経細胞と生体適合性材料から形成される直径100-200 μm,長さ数メートルのバイオ神経インターフェースの構築を目指した。最初にマウスの神経幹細胞から形成される神経ファイバーの安定的な構築方法を確立した。次に、神経細胞ファイバー48本から形成される神経ファイバーバンドルを作製し、脊髄損傷モデルマウスへの治療効果を確認するため移植実験を行った。移植した神経...
❏iPS細胞移植による機能的神経回路網再建および悪性脳腫瘍治療法に関する基礎的研究(26462171)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】峯 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 訪問研究員 (10306730)
【キーワード】iPS細胞 / 脳梗塞 / 悪性脳腫瘍 / 再生医療 / 神経移植 (他6件)
【概要】iPS細胞を用いた細胞療法に注目が集まっているが、移植後の拒絶反応や腫瘍形成など問題点が多い。本研究では改良した方法を用いて、安定した自殺遺伝子導入ヒトiPS細胞を樹立した。神経幹細胞に分化した同細胞をマウス脳内に移植したところ、脳内に生着し生存した。また薬物投与にて細胞除去する事が出来た。同細胞を悪性脳腫瘍モデル動物に移植したところ、腫瘍の縮小と生存延長を認めた。以上より、開発した細胞の治療用幹...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛根鞘細胞再生医療を含む研究件
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛乳頭細胞再生医療を含む研究件
❏小区分56070:形成外科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】毛髪再生
【研究期間】毛乳頭細胞
【研究代表者】毛根鞘細胞
【キーワード】再生医療
【概要】
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛髪再生再生医療を含む研究件
❏小区分56070:形成外科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】毛髪再生
【研究期間】毛乳頭細胞
【研究代表者】毛根鞘細胞
【キーワード】再生医療
【概要】
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包再生医療を含む研究件
❏幹細胞の多殻ビーズ封入技術と完全生体外での毛髪再生への新展開(26560222)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (70376515)
【キーワード】毛髪再生 / 生体組織工学 / 三次元培養 / 共培養 / 再生医療 (他12件)
【概要】本研究課題では細胞の空間的配置を制御することで生体外で毛髪再生を実現することにを目的としている.そこで毛包構造を再現するために,2種の細胞が多層構造を成すコラーゲンゲル培養法の開発を実施した. 具体的には,マウスES細胞を毛乳頭細胞の代替源として第1細胞層とし,その上層をマウス表皮細胞層で覆うコラーゲンゲルビーズの作製法を開発した.同技術を用いて作製した多層ゲルビーズを生体外で培養したところ,毛包...
❏次世代器官再生医療のための基盤技術の開発(25242041)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辻 孝 国立研究開発法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (50339131)
【キーワード】再生医工学 / 再生医療 / 口腔器官 / 毛包 / ペプチド (他8件)
【概要】本研究課題では、次世代器官再生医療のための基盤技術の開発を目的とし、1)本研究グループの開発した器官原基法を用いることにより機能的な唾液腺・涙腺の再生が可能であることを明らかとし、再生器官原基移植による分泌腺再生医療の実現可能性を実証した。また、2) 器官再生に向けた細胞シーズの開発研究として、iPS細胞から毛包を有する皮膚器官系の再生が可能であることを実証した。さらに3) 器官再生医療の臨床応用...
❏細胞凝集塊形成による線維芽細胞からの遺伝子操作を加えない幹細胞の作成(23659836)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】組織培養 / 移植学 / 再生医療 / 毛包 / 幹細胞 (他7件)
【概要】われわれはマウス成獣由来の培養線維芽細胞を非接着性培養皿で培養を行い細胞凝集塊を形成することで、マウス成獣皮膚由来の線維芽細胞を用いて毛包の再生を可能とした。本研究はマウス成獣由来培養線維芽細胞を非接着性培養皿を用いることで、細胞どうしを強制的に凝集させて培養することで、遺伝子操作を行うことなく、線維芽細胞を未分化な状態の幹細胞にし、またどの程度の未分化な状態の幹細胞にまで変化させることができるか...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包再生再生医療を含む研究件
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
❏幹細胞の多殻ビーズ封入技術と完全生体外での毛髪再生への新展開(26560222)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (70376515)
【キーワード】毛髪再生 / 生体組織工学 / 三次元培養 / 共培養 / 再生医療 (他12件)
【概要】本研究課題では細胞の空間的配置を制御することで生体外で毛髪再生を実現することにを目的としている.そこで毛包構造を再現するために,2種の細胞が多層構造を成すコラーゲンゲル培養法の開発を実施した. 具体的には,マウスES細胞を毛乳頭細胞の代替源として第1細胞層とし,その上層をマウス表皮細胞層で覆うコラーゲンゲルビーズの作製法を開発した.同技術を用いて作製した多層ゲルビーズを生体外で培養したところ,毛包...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛包新生再生医療を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
【医歯薬学】外科系臨床医学:非接着培養再生医療を含む研究件
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
❏非接着培養による細胞老化の制御(21659412)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】老化 / 再生医療 / 非接着培養 / 皮膚 / 再生 (他7件)
【概要】真皮の幹細胞と考えられているSkin derived precursors(Skps)は、細胞増殖因子を添加し、無血清培地にすることで接着せず細胞魚集塊を形成することで得られる。本研究では、「幹細胞」だからコロニーを形成し、分裂、増殖するのか、凝集するから幹細胞様の不死化した性質を獲得するのかという点の検証を行った。老化し分裂回数が低下した線維芽細胞を非接着性培養皿で培養し、細胞凝集塊を形成させ、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:胎仔再生医療を含む研究件
❏遺伝子改変マウスを用いたマウス胎仔皮膚再生の解明(16H05494)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / twist2 / 再生医学 (他8件)
【概要】マウス胎生13日までの胎仔に作成した創傷は、瘢痕を残すことなく完全に再生し、胎生15日以降に作成した創傷は、肌理は再生せず、また真皮が線維化し瘢痕を残して治癒する。創傷作成後の組織切片からレーザーマイクロダイセクションとマイクロアレイを用いて詳細に発現遺伝子の比較を行い、再生を促すあるいは瘢痕形成を起こさせる因子の絞り込みを行った。 同時に皮膚が完全に再生するマウス胎生13日の創傷部位に特異的に発...
❏レーザーマイクロダイセクションを用いたマウス胎仔皮膚再生の分子機構の解明(25293363)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / 創傷 / 再生医療 (他7件)
【概要】哺乳類の胎仔の皮膚に実験的に傷をつけても、胎生期のある時期までは傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく治癒し、皮膚は完全に元通りに再生する。われわれは、胎生13日までのマウス胎仔の皮膚に創傷を作成しても完全に再生するが、胎生14日以降の胎仔は再生せず傷跡を残すことを発見した。これをもとに、組織切片からレーザーマイクロダイセクションを用いて、胎生13日と15日の創傷部の表皮、真皮別にRNAを採取して、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:コラーゲンゲル再生医療を含む研究件
❏幹細胞の多殻ビーズ封入技術と完全生体外での毛髪再生への新展開(26560222)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (70376515)
【キーワード】毛髪再生 / 生体組織工学 / 三次元培養 / 共培養 / 再生医療 (他12件)
【概要】本研究課題では細胞の空間的配置を制御することで生体外で毛髪再生を実現することにを目的としている.そこで毛包構造を再現するために,2種の細胞が多層構造を成すコラーゲンゲル培養法の開発を実施した. 具体的には,マウスES細胞を毛乳頭細胞の代替源として第1細胞層とし,その上層をマウス表皮細胞層で覆うコラーゲンゲルビーズの作製法を開発した.同技術を用いて作製した多層ゲルビーズを生体外で培養したところ,毛包...
❏力学的刺激による毛細血管3次元ネットワーク形成の促進と再生医療への応用(17650144)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】内皮細胞 / 毛細血管 / 再生医療 / 血管新生 / 内皮前駆細胞 (他11件)
【概要】再生臓器の実現のためには、細胞集合体への酸素供給のための血管ネットワークが必要となり、特に3次元細胞組織中に深く侵入するような3次元のネットワーク形成が必要である。本研究では、3次元的に血管ネットワークが深く侵入する力学的刺激の最適条件、さらに内皮前駆細胞を用いた場合や、増殖因子(bFGF,VEGF)、低酸素による増殖誘導によるネットワーク形成の環境要因を明らかにする。特に18年度では、内皮前駆細...
【医歯薬学】外科系臨床医学:臓器再生再生医療を含む研究件
❏自己細胞を用いた新しい肺再生医療モデルの開発(17H06274)
【研究テーマ】恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】北野 健太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70647073)
【キーワード】再生医療 / 脱細胞化 / 肺再生 / 大動物モデル / 肺移植 (他10件)
【概要】本研究の目的は、ミニブタモデルで自己細胞をもとに再生肺を構築し生体内でガス交換能を維持できるか検証することである。再生肺の構築のために我々は脱細胞化技術を用いた。レシピエントとなるブタの肺部分切除から得て培養した自家細胞を、ドナーブタから摘出し脱細胞化した肺に、配置して再生肺を構築した。得られた再生肺を用いてレシピエントに左片肺移植を行った。再生肺を移植されたブタは2時間生存し、その間の酸素ガス交...
❏ブタ脱細胞化技術と幹細胞の融合により三次元胆管・血管構造を有す新規移植肝臓の開発(23689059)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20327547)
【キーワード】幹細胞 / 臓器再生 / 再生医療 / 組織工学 / 肝移植 (他7件)
【概要】脱細胞化臓器骨格は、再生細胞の足場として有用であるだけでなく臓器特有の三次元構造から外科的に移植可能なマクロ構造へ連続する血管網、細胞外マトリックス構造を有している。我々はiPS細胞技術の臨床応用に向けて、ブタの肝臓を用いて脱細胞化骨格の移植手技の定型化に努めてきた。移植後の長期的機能維持を目指し、還流血液の凝固の問題をクリアするため、内皮細胞や抗凝固粒子による門脈系の被覆、門脈カテーテルを用いた...
【医歯薬学】外科系臨床医学:マイクロデバイス再生医療を含む研究件
❏創薬評価のための血液脳関門(BBB)を有する神経組織アレイ(17H03197)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学部, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 組織チップ / 薬剤スクリーニング / 神経科学 / ドラッグスクリーニング (他8件)
【概要】膨大な種類の薬剤や毒性物質の神経細胞に対する影響を短時間で解析するためにドラッグスクリーニングに適した3次元組織アレイを作成した。紐状の神経組織を利用して作製した3次元組織アレイは、組織中心部での細胞死が観察されない、細胞数が均一、アッセイに必要な細胞数がある、形状が均一などの特徴を有していた。z'-factorが0.5以上で薬剤スクリーニングの受け入れ基準をクリアすることができ、細胞死や...
❏炎症が惹起する神経変性機構解明のためのヒト血液脳関門の構築(16K14190)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 神経科学 / 再生医療 / 細胞・組織 / マイクロマシン (他8件)
【概要】神経変性機構解明のために、神経組織中に神経細胞が高密度で均一に分布するような神経組織を神経幹細胞から作製する技術を開発した。本技術では、蓋付きアガロースゲルチャンバを用いることで、神経幹細胞を密閉した状態で分化誘導するため、組織の3次元形状が制御でき、分化誘導により神経細胞が高密度で均一に分布する組織作製を可能にした。また、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いてひも状のヒト神経組織を構築した。最終的...
❏マイクロファイバーワイヤリングによる血管-神経網の構築(26289060)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり / 根岸 みどり(加藤みどり)) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 細胞・組織 / 神経科学 (他6件)
【概要】本研究課題では、神経細胞、血管内皮細胞を細胞ファイバーとし、デバイス中でアセンブリすることにより3次元的な血管―神経網を構築することを目指した。神経幹細胞ファイバーは、直径が細いほど分化誘導後に神経細胞の割合が高く、高配向性となることがわかった。神経ファイバーから数 mmの神経ユニットを作製し、アセンブリによる神経回路構築法を確立した。一方、HUVECからは血管新生能を有する血管内皮細胞ファイバー...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脱細胞再生医療を含む研究件
❏脱細胞心臓マトリックスへの心筋細胞再細胞化による移植グラフトの作成(18K08582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】稲葉 佑 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (70815589)
【キーワード】脱細胞化骨格 / 組織工学 / 弁膜症 / 虚血性心疾患 / 重症心不全 (他16件)
【概要】本研究は、組織脱細胞化技術にて作成される心臓組織Scaffold内での、再細胞化に関する手法、再細胞化された組織の有用性を検討する研究である。生体内での再細胞化の手法として、1心筋部分移植、2僧帽弁複合体移植、3冠動脈バイパス用小口径グラフト開発を行った。移植された脱細胞化心筋組織は組織学的に心筋細胞の遊走、血管内皮細胞、血流の再開、繊維芽細胞浸潤を認め、in vivoでの再細胞化を確認した。また...
❏自己細胞を用いた新しい肺再生医療モデルの開発(17H06274)
【研究テーマ】恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】北野 健太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70647073)
【キーワード】再生医療 / 脱細胞化 / 肺再生 / 大動物モデル / 肺移植 (他10件)
【概要】本研究の目的は、ミニブタモデルで自己細胞をもとに再生肺を構築し生体内でガス交換能を維持できるか検証することである。再生肺の構築のために我々は脱細胞化技術を用いた。レシピエントとなるブタの肺部分切除から得て培養した自家細胞を、ドナーブタから摘出し脱細胞化した肺に、配置して再生肺を構築した。得られた再生肺を用いてレシピエントに左片肺移植を行った。再生肺を移植されたブタは2時間生存し、その間の酸素ガス交...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒト幹細胞再生医療を含む研究件
❏奇形腫病理の機械学習解析に基づくヒトiPS・ES細胞のクリティカルエピゲノム同定(15H04715)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】梅澤 明弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 再生医療センター, 副所長/再生医療センター長 (70213486)
【キーワード】奇形腫 / システム病理学 / 多能性幹細胞 / ES細胞 / エピゲノム (他13件)
【概要】本研究では、奇形腫の病理組織像に対して機械学習解析を行い、そのデータを基盤として、多能性幹細胞のクリティカルエピゲノムを同定した。奇形腫形成の過程や、細胞間、移植部位それぞれの相互作用を始め、奇形腫を構成する自然法則を明らかにし、多能性幹細胞による奇形腫がどのように創成されているかを構成的アプローチによって有機的なシステムとして解明を試みた。構成的システム病理学は、細胞、器官、多細胞体などを創成す...
❏ヒト間葉系幹細胞の心筋誘導因子の同定と誘導効率の改善―新しい免疫細胞の関与-(25670181)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】肥田 直子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (70360112)
【キーワード】ヒト間葉系細胞 / 羊膜 / 心筋分化 / 免疫寛容 / ヒト幹細胞 (他9件)
【概要】我々はこれまで、羊膜由来間葉系細胞が高い免疫寛容能及び心筋分化能を持つことを示してきた。本研究では、ヒト脂肪組織及び骨髄由来間葉系細胞と羊膜由来細胞の遺伝子発現解析を行い、それを比較して羊膜由来細胞の特性を示す遺伝子の抽出を試みた。羊膜由来細胞は、主として上皮系細胞と間葉系細胞のヘテロな集団であり、それらを分離した上で検討を行った。その結果、羊膜由来細胞特異的に発現の高い複数の遺伝子を見出した。何...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮再生再生医療を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏黄体ホルモンによる子宮内膜の細胞分化の分子基盤(16H05469)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】プロゲステロン / 着床 / 子宮 / 子宮腺筋症 / 子宮内膜 (他21件)
【概要】子宮とその関連疾患におけるプロゲステロン(P4)の作用機構を解析した。P4が子宮内膜管腔上皮の細胞増殖抑制に作用すると胚接着部位の上皮細胞の断片化とトロホブラストによる貪食に作用し胚浸潤を促すこと、管腔上皮剥離と胚生存シグナル活性化を通じて胚浸潤を可能にする子宮内膜間質のHIF2αの作用にはP4シグナルは直接影響しないこと(JCI 2018)、子宮腺筋症のKRAS変異で病変のP4抵抗性が誘導される...
❏不妊治療のための革新的子宮再生着床パッチの創製(25560191)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50323522)
【キーワード】子宮再生 / 脱細胞化担体 / 再生医療 / 再生子宮 / 不妊治療 (他6件)
【概要】工学的な新手法を用いて着床を促す “再生子宮着床パッチ”の開発を行った.DSまたはHHP処理によりラット子宮組織の脱細胞化処理を行ったところ,良好な力学・生化学的特性を保持した脱細胞化組織担体を作製することができた.それらをラット子宮に30日間移植した結果,いずれの手法においても移植した脱細胞担体の内腔側に新たな子宮様組織が再生されており,それらは正常な子宮機能の一つである脱落膜化の機能を有してい...
【医歯薬学】外科系臨床医学:羊水再生医療を含む研究件
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒルシュスプルング病再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の治療としての新腸管作成に関する研究(15K15645)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 小児消化器疾患学 / 消化管神経節細胞 / 再生医療 / 指定難病 (他7件)
【概要】C57Bl/6マウスおよびヒルシュスプルング病類縁疾患(H類縁)モデルマウスの歯より歯髄を単離し培養することでマウス由来歯髄幹細胞(dental pulp stem cell, DPSC)の表現型及び機能評価を行った。また、本研究課題に先行する形で、ヒト脱落乳歯歯髄幹細胞(SHED) を用いて、in vivoにおける分化傾向を探った。H類縁モデルにおいて、SHED移植群では、非移植群に比較して、体...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒルシュスプルング病類縁疾患再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の治療としての新腸管作成に関する研究(15K15645)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 小児消化器疾患学 / 消化管神経節細胞 / 再生医療 / 指定難病 (他7件)
【概要】C57Bl/6マウスおよびヒルシュスプルング病類縁疾患(H類縁)モデルマウスの歯より歯髄を単離し培養することでマウス由来歯髄幹細胞(dental pulp stem cell, DPSC)の表現型及び機能評価を行った。また、本研究課題に先行する形で、ヒト脱落乳歯歯髄幹細胞(SHED) を用いて、in vivoにおける分化傾向を探った。H類縁モデルにおいて、SHED移植群では、非移植群に比較して、体...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】外科系臨床医学:先天性気管狭窄症再生医療を含む研究件
❏小児気道狭窄に対する胚性幹細胞由来軟骨を用いた新規治療法の開発(19H03720)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】渕本 康史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (40219077)
【キーワード】小児気道狭窄 / ES細胞 / 気管軟骨 / 再生医療 / 胚性幹細胞 (他13件)
【概要】ヒトES細胞ソースとして分化誘導し、軟骨形成を行った。現在、1.5cmX1.5cm, 厚さ0.5cmの軟骨片の作成に成功している。このヒトES由来軟骨を用いてウサギの気管にパッチ移植を行った。非免疫抑制下では3匹とも移植後1~2週間で呼吸不全死した。病理所見では気管内腔を塞ぐように肉芽形成がみられた。また、ヒトES由来軟骨を4匹のヌードラットに顕微鏡下にてパッチ移植し、1か月にてサンプリングした。...
❏組織工学的気管軟骨壁を使用した気管形成術の開発(18390474)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】古村 眞 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (10422289)
【キーワード】再生医療 / 気道再生 / 軟骨再生 / 先天性気管狭窄症 / 組織工学 (他6件)
【概要】声門下腔狭窄症をtarget diseaseとして、組織工学的気管軟骨壁の臨床応用に向けた治療方法を開発することとした。板状の組織工学的気管軟骨壁を軟骨細胞より作成し、気管軟骨壁の欠損モデルに移植することを行った。 らに、ヒト気管軟骨から軟骨細胞の分離培養が可能であり、再生軟骨の細胞ソースとなりうることを確認した。生体内で、吸収性足場素材と軟骨細胞による再生軟骨の硬さ(弾性)の経時的変化について検...
【医歯薬学】外科系臨床医学:幹細胞移植再生医療を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
❏独自の培養技術を用いた大腸上皮細胞機能解析と臨床応用技術開発(22229005)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-05-31 - 2015-03-31
【研究代表者】渡辺 守 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10175127)
【キーワード】幹細胞移植 / 再生医療 / 大腸炎創傷治癒 / 大腸上皮 / 組織幹細胞 (他13件)
【概要】腸管上皮の再生機構を明らかにし、ヒト消化管再生医療に応用することが期待されている。正常な腸管上皮を体外で操作し解析することは技術的に困難とされていたことを背景とし、申請者・渡辺と分担者・中村は、正常マウス大腸由来上皮細胞を長期にわたり無血清培地中で3次元的に培養維持する画期的技術開発に着手し、かつ独自の大腸上皮幹細胞培養技術の応用を図り、「正常上皮細胞機能を解析すること」、「培養大腸上皮細胞の臨床...
【医歯薬学】外科系臨床医学:指定難病再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の治療としての新腸管作成に関する研究(15K15645)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 小児消化器疾患学 / 消化管神経節細胞 / 再生医療 / 指定難病 (他7件)
【概要】C57Bl/6マウスおよびヒルシュスプルング病類縁疾患(H類縁)モデルマウスの歯より歯髄を単離し培養することでマウス由来歯髄幹細胞(dental pulp stem cell, DPSC)の表現型及び機能評価を行った。また、本研究課題に先行する形で、ヒト脱落乳歯歯髄幹細胞(SHED) を用いて、in vivoにおける分化傾向を探った。H類縁モデルにおいて、SHED移植群では、非移植群に比較して、体...
【医歯薬学】外科系臨床医学:気管軟骨再生医療を含む研究件
❏小児気道狭窄に対する胚性幹細胞由来軟骨を用いた新規治療法の開発(19H03720)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】渕本 康史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (40219077)
【キーワード】小児気道狭窄 / ES細胞 / 気管軟骨 / 再生医療 / 胚性幹細胞 (他13件)
【概要】ヒトES細胞ソースとして分化誘導し、軟骨形成を行った。現在、1.5cmX1.5cm, 厚さ0.5cmの軟骨片の作成に成功している。このヒトES由来軟骨を用いてウサギの気管にパッチ移植を行った。非免疫抑制下では3匹とも移植後1~2週間で呼吸不全死した。病理所見では気管内腔を塞ぐように肉芽形成がみられた。また、ヒトES由来軟骨を4匹のヌードラットに顕微鏡下にてパッチ移植し、1か月にてサンプリングした。...
❏組織工学的気管軟骨壁を使用した気管形成術の開発(18390474)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】古村 眞 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (10422289)
【キーワード】再生医療 / 気道再生 / 軟骨再生 / 先天性気管狭窄症 / 組織工学 (他6件)
【概要】声門下腔狭窄症をtarget diseaseとして、組織工学的気管軟骨壁の臨床応用に向けた治療方法を開発することとした。板状の組織工学的気管軟骨壁を軟骨細胞より作成し、気管軟骨壁の欠損モデルに移植することを行った。 らに、ヒト気管軟骨から軟骨細胞の分離培養が可能であり、再生軟骨の細胞ソースとなりうることを確認した。生体内で、吸収性足場素材と軟骨細胞による再生軟骨の硬さ(弾性)の経時的変化について検...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵臓再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織再構築再生医療を含む研究件
❏微小血管網を有するヒト型高次肝組織構築過程のライブ観察(22390260)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】小池 直人 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (50301081)
【キーワード】血管 / 肝臓 / 組織再構築 / 再生医療 / 再生医学
【概要】ヒト臍帯静脈血管内皮細胞、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞、ヒト胎児肝細胞を共培養し、in vitroで再構築した微小血管網を有する立体的なヒト型高次肝組織をマウス頭部観察窓(cranial window)内に移植した。移植されたヒト型高次肝組織は宿主に生着し成熟した。 本研究では、 この組織成熟再構築過程における細胞間相互作用や血流因子の解析のライブ観察に成功した。移植組織内の血管は宿主の血管系と数日で...
❏動脈用小口径人工血管の生体外再構築(13480289)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】人工血管 / 細胞 / 再生医療 / 組織再生 / 組織再構築 (他6件)
【概要】血管内径が4mm以下の小口径領域の人工血管の開発が強く期待されているにも関わらず,現在臨床に耐えるものは開発されていない.従来の生分解性材料と細胞から構成される人工血管のモデルでは,生分解性の材料に血管平滑筋細胞を播種して血管内腔面が平滑になった後に血管内皮細胞を播種するものであったが,血管平滑筋細胞が平滑な内腔面を形成するまでに長い時間が費やされていた.さらに播種した細胞の材料への補足率も低いと...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ヒト多能性幹細胞再生医療を含む研究件
❏CAR-T細胞療法を用いた心臓再生医療におけるfail-safeシステムの確立(20K21608)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20199227)
【キーワード】CART細胞療法 / 未分化細胞除去法 / iPS細胞 / 心筋細胞移植 / CAR-T細胞療法 (他12件)
【概要】GPC3に対するモノクロ抗体の作製、遺伝子改変によるキメラ抗原受容体(CAR)の作製、GPC3に対するCAR-Tの作製を終了し、GPC3発現細胞に対する強い細胞傷害作用も確認した。iPS細胞からの分化細胞には作用せず、残存iPS細胞のみに作用することを確認し、マウスの動物実験においてCAR-T細胞投与により、iPS細胞を皮下移植して際に奇形腫形成が抑制されること、また心臓に移植した心筋細胞に傷害を...
❏ヒト多能性幹細胞及び肝細胞からの腎尿細管細胞への分化誘導法の開発(16H07177)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】平塚 健 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80594481)
【キーワード】ヒトES細胞 / 転写調節因子 / リプログラミング / 腎臓再生 / 多能制幹細胞 (他11件)
【概要】我々は、TF-inducible hES細胞株から得られたデータのin silico解析から、腎前駆細胞及び腎臓Organoidへの分化誘導を促す転写因子群を明らかにした。4転写因子をヒトES細胞に導入後、2日で92%と高効率に腎前駆細胞を誘導することに成功した。さらにこの腎前駆細胞に別の4因子を添加し3次元培養を行う事で、14日間で足細胞、近位及び遠位尿細管からなる腎Organoidを分化誘導す...
【医歯薬学】外科系臨床医学:血管平滑筋細胞再生医療を含む研究件
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
❏ヒトES細胞へのスター型カチオン高分子による新規遺伝子導入法の開発と血管再生医療(17659232)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / 再生医療 / ベクター / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞
【概要】我々は、マウスES細胞より内皮細胞と血管平滑筋細胞の双方への分化が可能な"血管前駆細胞Vascular Progenitor Cells(VPC)"の単離同定に成功した。最近我々は、ヒトES細胞からのVPCの同定にも成功した。ヒトES細胞由来VPCはTRA-1-、VEGFR-2+、PDGFR+、VEカドヘリン-の細胞であった。ヒトES細胞由来VPCは継代増幅が可能であり、血管内注入...
❏ヒト胚性幹細胞由来血管前駆細胞を用いた血管発生分化機構の解明と血管再生医学応用(15209028)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ヒトES細胞 / 再生医学 / 前駆細胞 / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他12件)
【概要】1.ヒトES細胞からの血管前駆細胞の同定: ストローマ細胞株(OP9細胞)と共培養することで、Flk1^+TRA1^-VEcadherin^-PDGFRβ^+の細胞が分化誘導され、この細胞群が血管前駆細胞(VPC)の特性を有していた。 2.血管ホルモンの血管再生作用の発現とその分子機構の解析-血管再生への応用 2-a.発生工学的手法によるナトリウム利尿ペプチドの血管再生作用の発見と遺伝子治療への応...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋再生医療を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来心筋組織の機能と成熟度の解析 ~臨床応用に向けて~(17K16587)
【研究テーマ】心臓血管外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小前 兵衛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50788883)
【キーワード】心筋成熟 / iPS細胞 / 細胞シート / 心筋組織 / 再生医療 (他9件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化させた心筋細胞を細胞シートの状態にして、動物の生体内に移植することで、ヒトiPS心筋組織を生体内で培養した。まず、麻酔や手術侵襲などが心筋組織に及ぼす影響を排除するために、動物が覚醒した状態でもヒトiPS心筋組織の表面電位を連続して計測できるシステムを開発した。このシステムを用いてヒトiPS心筋組織の電気的活動を経時的に記録した。その結果、培養期間が長くなるとヒトiPS心筋組...
❏単球由来多能性細胞の遺伝子および生理機能解析とそれを用いた臓器再生の試み(15390307)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50245479)
【キーワード】再生医療 / 単球 / 分化能 / 分化転換 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究課題は,研究代表者が見出した単球由来多能性細胞(monocyte-derived multipotent cell ; MOMC)を組織修復・再生医療へと応用するための基礎研究である。そのため,(1)MOMCの網羅的遺伝子発現解析による多分化能を規定する遺伝子の同定,(2)MOMCの機能的な心筋,神経,血管内皮への分化能,(3)造血幹細胞増幅能,の3つの点について検討した。 単球系細胞の中で...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋細胞再生医療を含む研究件
❏中区分53:器官システム内科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】ヒトiPS細胞
【研究期間】心筋細胞
【研究代表者】サル
【キーワード】催不整脈作用
【概要】生体は多彩な細胞で構成されるが、元は1個の受精卵であり細胞分裂を繰り返して各々の機能を獲得していく。その仕組みにおいて遺伝子など分子ネットワークが重要な役割を果たしているが、本研究では胎児循環を酸素やアミノ酸に対する独自の輸送特性によって胎児生体機能を制御する情報システムとして捉え、心筋細胞の分裂・分化に焦点を当て解析した胎児循環では酸素濃度が低く、出生に伴い高濃度酸素に曝露されるが、その環境変化...
❏CAR-T細胞療法を用いた心臓再生医療におけるfail-safeシステムの確立(20K21608)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20199227)
【キーワード】CART細胞療法 / 未分化細胞除去法 / iPS細胞 / 心筋細胞移植 / CAR-T細胞療法 (他12件)
【概要】GPC3に対するモノクロ抗体の作製、遺伝子改変によるキメラ抗原受容体(CAR)の作製、GPC3に対するCAR-Tの作製を終了し、GPC3発現細胞に対する強い細胞傷害作用も確認した。iPS細胞からの分化細胞には作用せず、残存iPS細胞のみに作用することを確認し、マウスの動物実験においてCAR-T細胞投与により、iPS細胞を皮下移植して際に奇形腫形成が抑制されること、また心臓に移植した心筋細胞に傷害を...
❏ヒトiPS細胞由来高純度心室筋細胞移植における催不整脈作用機序の解明(19K22626)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 心筋細胞 / サル / 催不整脈作用 / 再生医療 (他7件)
【概要】ヒトiPS細胞は心筋細胞を含むさまざまな細胞へ分化することができるため、再生医療への応用が期待されているが、心臓再生医療を実現化するためには、移植後の催不整脈作用という課題を克服しなければならない。そこで、申請者は臨床用のHLAホモ接合体ヒトiPS細胞から臨床グレードの培養システムにより高純度心室筋細胞を作製した。その後、微小組織球を作製した後、カニクイザル心筋梗塞モデルに免疫抑制剤投与下で移植し...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋組織再生医療を含む研究件
❏脱細胞心臓マトリックスへの心筋細胞再細胞化による移植グラフトの作成(18K08582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】稲葉 佑 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (70815589)
【キーワード】脱細胞化骨格 / 組織工学 / 弁膜症 / 虚血性心疾患 / 重症心不全 (他16件)
【概要】本研究は、組織脱細胞化技術にて作成される心臓組織Scaffold内での、再細胞化に関する手法、再細胞化された組織の有用性を検討する研究である。生体内での再細胞化の手法として、1心筋部分移植、2僧帽弁複合体移植、3冠動脈バイパス用小口径グラフト開発を行った。移植された脱細胞化心筋組織は組織学的に心筋細胞の遊走、血管内皮細胞、血流の再開、繊維芽細胞浸潤を認め、in vivoでの再細胞化を確認した。また...
❏ヒトiPS細胞由来心筋組織の機能と成熟度の解析 ~臨床応用に向けて~(17K16587)
【研究テーマ】心臓血管外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小前 兵衛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50788883)
【キーワード】心筋成熟 / iPS細胞 / 細胞シート / 心筋組織 / 再生医療 (他9件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化させた心筋細胞を細胞シートの状態にして、動物の生体内に移植することで、ヒトiPS心筋組織を生体内で培養した。まず、麻酔や手術侵襲などが心筋組織に及ぼす影響を排除するために、動物が覚醒した状態でもヒトiPS心筋組織の表面電位を連続して計測できるシステムを開発した。このシステムを用いてヒトiPS心筋組織の電気的活動を経時的に記録した。その結果、培養期間が長くなるとヒトiPS心筋組...
【医歯薬学】外科系臨床医学:シュワン細胞再生医療を含む研究件
❏広範囲末梢神経損傷に対する細胞移植を組み合わせた新規人工神経の作成(20K18074)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】木村 洋朗 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40627048)
【キーワード】末梢神経損傷 / 人工神経 / 再生医療 / 細胞移植 / シュワン細胞 (他6件)
【概要】外径3mm、内径2mmで外層がキトサン、内層がコラーゲンの中空型人工神経を作成した。そして、以下の4群を作成し、SDラットの坐骨神経10mm欠損モデルに顕微鏡下に神経断端の架橋を行った(各群はn=10)。同人工神経のコラーゲン層にラットシュワン細胞を封入し移植した群(人工神経-細胞移植群)、同人工神経のみを移植した群(人工神経単独群)、同径のシリコンチューブに同シュワン細胞を封入し移植した群(シリ...
❏脊髄損傷における自己修復機構の解明-内在性シュワン細胞の寄与-(22791398)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】名越 慈人 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383837)
【キーワード】脊髄損傷 / シュワン細胞 / 再生医療 / 脱分化 / 再分化 (他7件)
【概要】本研究では、神経堤由来の細胞を標識できるトランスジェニックマウスに脊髄損傷モデルを作成することにより、損傷脊髄内におけるシュワン細胞の動態を経時的に評価した。末梢神経の損傷において、シュワン細胞が脱分化/再分化する現象はWaller変性の過程として認識されているが、中枢神経損傷におけるシュワン細胞の可塑性を評価した報告はない。損傷脊髄におけるシュワン細胞の動態を詳細に把握することにより、生体が本来...
【医歯薬学】外科系臨床医学:レーザーマイクロダイセクション再生医療を含む研究件
❏レーザーマイクロダイセクションを用いたマウス胎仔皮膚再生の分子機構の解明(25293363)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / 創傷 / 再生医療 (他7件)
【概要】哺乳類の胎仔の皮膚に実験的に傷をつけても、胎生期のある時期までは傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく治癒し、皮膚は完全に元通りに再生する。われわれは、胎生13日までのマウス胎仔の皮膚に創傷を作成しても完全に再生するが、胎生14日以降の胎仔は再生せず傷跡を残すことを発見した。これをもとに、組織切片からレーザーマイクロダイセクションを用いて、胎生13日と15日の創傷部の表皮、真皮別にRNAを採取して、...
❏関節軟骨細胞の分化制御機構の解明(24390348)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小野 貴司 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療医 (00506248)
【キーワード】関節軟骨 / 変形性関節症 / FGF18 / レーザーマイクロダイセクション / Fgf18 (他8件)
【概要】関節軟骨で成長板軟骨に比して発現が大きい遺伝子を多数同定した。それらのうち、Fgf18は軟骨マトリクス分解酵素を阻害する作用を持つTimp1の発現を亢進させ、関節軟骨を保護する事を見出した。 また、凍結切片からlaser microdissection(LMD)により関節軟骨の微小領域のサンプリングを行い、次世代シークエンサーを用いて遺伝子発現解析を行う一連の手法を確立した。関節軟骨は数層から成る...
【医歯薬学】外科系臨床医学:軟骨代謝学再生医療を含む研究件
❏変形性関節症の主要制御分子HIFを中心とした治療標的の包括的探索(23689065)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
【キーワード】変形性関節症 / 軟骨代謝学 / 軟骨細胞 / 再生医療
【概要】Hif2a+/-マウスでは変形性関節症は著明に抑制されたが、タモキシフェン誘導性軟骨特異的ノックアウトマウス(Col2a1-CreERT2;Hif2a-f/f)でも類似した結果が得られた。反対にCol2a1-CreERT2;Hif1a-f/fでは著明に関節軟骨の変性が促進され、HIF1AとHIF2Aの関節軟骨における作用が反対であることが明らかとなった。更なる解析によって、HIF1Aは軟骨破壊に関...
❏蛍光レポーターシステムを用いた iPS 細胞からの軟骨分化誘導法の検討(23659704)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
【キーワード】骨 / 軟骨代謝学 / 軟骨細胞 / インジケーター / iPS細胞 (他7件)
【概要】Col2a1,Prx1などのプロモーターを用いた蛍光レポーターiPS細胞を樹立し、レチノイン酸やBMPなどを用いた分化誘導法にて蛍光発色し、かつ軟骨マーカーを高発現することを確認した。この細胞を用いて様々な誘導因子の検討を行い、BMPのほか、インスリン、TGF-beta、Notchシグナル阻害剤、Wntシグナル阻害剤でも強力に蛍光発色することを見出した。現在はそれらの最適な組み合わせについて検討し...
【医歯薬学】外科系臨床医学:再生医療学再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏実用化を目指したヒトiPS細胞の軟骨分化誘導法の確立(26293330)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30456107)
【キーワード】整形外科学 / 変形性関節症 / 再生医療学 / 軟骨再生 / 再生医学 (他8件)
【概要】iPS細胞は量的な制約がなく、再生医療の魅力的なツールである。本研究では化合物を用いてヒトiPS細胞から軟骨細胞を分化誘導する方法の開発に取り組み、わずか二種類の化合物を用いて一週間前後で良好な軟骨細胞を誘導することに成功した。本方法ではサイトカインを使用しないため、非常に均質な分化をもたらすことができるのが特徴で、フローサイトメトリーによる解析でも分化し損ねた細胞は全く検知されなかった。またこの...
【医歯薬学】外科系臨床医学:幹細胞治療再生医療を含む研究件
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
❏犬の骨髄中脂肪細胞に付着する新規間葉系幹細胞の性状解析と再生医療への有用性の検討(26850192)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10554488)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 犬 / 骨髄 / 再生医療 / 犬骨髄間葉系幹細胞 (他11件)
【概要】天井培養法により、犬骨髄中の脂肪細胞周囲に付着する細胞から、間葉系幹細胞を得た。この細胞は従来の犬骨髄間葉系幹細胞と比較し、幹細胞特性に優れており、骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と命名した。BM-PACsは強力な組織修復因子である肝細胞成長因子(HGF)の分泌能に優れることを明らかにした。皮膚欠損モデルに対して、BM-PACsを局所投与したところ、投与後のBM-PACsにおけるHGF発現を...
【医歯薬学】外科系臨床医学:オリコデンドロサイト再生医療を含む研究件
❏髄鞘を標的とした神経変性疾患・脊髄損傷に対する新規治療戦略に関する研究(25713035)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中原 仁 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60537950)
【キーワード】髄鞘 / オリゴデンドロサイト / 神経変性疾患 / 再生医療 / 新規治療戦略
【概要】髄鞘は跳躍伝導と神経保護の二つの観点から中枢神経系において必要不可欠の構造物である。その重要性は多発性硬化症に代表される脱髄疾患の病状からも明らかであるが、昨今はアルツハイマー病やパーキンソン病、ALSなどの神経変性疾患、統合失調症や鬱病などの精神神経疾患、或いは脊髄損傷などの外傷においても、神経細胞のみならず髄鞘の障害がその病態に深く関与している。 本研究ではこれら病態において今後髄鞘再生医療の...
❏脳梗塞発症後のオリゴデンドロサイト前駆細胞動態の解明-再生医療の視点から(16590847)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】田中 耕太郎 富山大学, 附属病院, 教授 (90129528)
【キーワード】脳梗塞 / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 組織修復 / 再生医療 / 再髄鞘化 (他9件)
【概要】【方法】成体Sprague-Dawleyラット(体重270-330g)を使用し、正常群(n=3)、虚血群(n=14)と偽手術群(n=4)の三群に分けた。虚血群では右中大脳動脈起始部を血管内栓糸法で90分閉塞し、再開通させ24時間から2週後に灌流固定し連続切片を作成した。免疫染色には抗NG2抗体以外に、成熟OLGのマーカーとして抗GsT-pi抗体やNB3C4抗体、髄鞘のマーカーとして抗ミエリン関連糖...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織修復再生医療を含む研究件
❏早期消化管癌に対する内視鏡的切除における偶発症対策法の確立(24591028)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浦岡 俊夫 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 政策医療企画研究部, 医師 (80448216)
【キーワード】消化器内視鏡治療 / 内視鏡切除 / 偶発症 / 後出血 / ペプチド溶液 (他12件)
【概要】観血的消化管内視鏡治療における遅発性の出血などの問題に対する新規・完全合成自己組織化ペプチド溶液の安全性、有用性を生体ブタの食道とその後のヒト臨床で検証した。 段階的に、本ペプチド溶液の上記検証を進めた。ヒト臨床での検証では、食道・胃・大腸の内視鏡治療後に投与し、出血を予防できること治療後の人工潰瘍の自然修復を促進させることが明らかとなった。以上の研究結果を26年度の国際学会で、27年度の国内学会...
❏脳梗塞発症後のオリゴデンドロサイト前駆細胞動態の解明-再生医療の視点から(16590847)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】田中 耕太郎 富山大学, 附属病院, 教授 (90129528)
【キーワード】脳梗塞 / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 組織修復 / 再生医療 / 再髄鞘化 (他9件)
【概要】【方法】成体Sprague-Dawleyラット(体重270-330g)を使用し、正常群(n=3)、虚血群(n=14)と偽手術群(n=4)の三群に分けた。虚血群では右中大脳動脈起始部を血管内栓糸法で90分閉塞し、再開通させ24時間から2週後に灌流固定し連続切片を作成した。免疫染色には抗NG2抗体以外に、成熟OLGのマーカーとして抗GsT-pi抗体やNB3C4抗体、髄鞘のマーカーとして抗ミエリン関連糖...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経堤再生医療を含む研究件
❏げっ歯類および霊長類脊髄損傷に対する神経堤幹細胞移植治療の確立(20791054)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】名越 慈人 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383837)
【キーワード】再生医療 / 脊髄損傷 / 細胞移植 / 神経堤幹細胞 / 霊長類 (他10件)
【概要】神経堤幹細胞は成体の皮膚や骨髄から回収でき、また神経細胞へ分化するため、損傷脊髄に対する移植細胞の供給源として期待される。本研究では、マウス脊髄損傷モデルに神経堤幹細胞を移植したところ、移植細胞は損傷脊髄内で生着し、神経細胞へ分化することが明らかになった。また移植細胞は腫瘍化せず、神経堤幹細胞移植の安全性も確認された。さらに霊長類であるサルや人からも神経堤幹細胞の回収に成功した。 ...
❏ヒルシュスプルング病における神経堤幹細胞移植治療の可能性に関する研究(20592091)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】先天性消化器疾患学 / ヒルシュスプルング病 / 小児外科 / 再生医療 / 神経堤 (他7件)
【概要】先天性の腸管神経系異常疾患であるヒルシュスプルング病およびその類縁疾患に対して、マウスおよびヒトの腸管を用いて腸管神経の起源である神経堤幹細胞を分離、回収し、これをヒルシュスプルング病モデル動物に移植してその生着、遊走、分化の能力を検証した。また、病因を明らかにする目的で、同疾患患児の血液を用いて網羅的な遺伝子解析を行い、発症のメカニズムに関係する可能性のある関連遺伝子を探索した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経堤幹細胞再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
❏げっ歯類および霊長類脊髄損傷に対する神経堤幹細胞移植治療の確立(20791054)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】名越 慈人 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383837)
【キーワード】再生医療 / 脊髄損傷 / 細胞移植 / 神経堤幹細胞 / 霊長類 (他10件)
【概要】神経堤幹細胞は成体の皮膚や骨髄から回収でき、また神経細胞へ分化するため、損傷脊髄に対する移植細胞の供給源として期待される。本研究では、マウス脊髄損傷モデルに神経堤幹細胞を移植したところ、移植細胞は損傷脊髄内で生着し、神経細胞へ分化することが明らかになった。また移植細胞は腫瘍化せず、神経堤幹細胞移植の安全性も確認された。さらに霊長類であるサルや人からも神経堤幹細胞の回収に成功した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:毛細血管再生医療を含む研究件
❏毛細血管幹細胞の組織内維持システムの証明(17K19368)
【研究テーマ】細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087)
【キーワード】毛細血管 / 体性幹細胞 / 骨格筋再生 / 血管ニッチ / 幹細胞 (他8件)
【概要】毛細血管の構造細胞であるPCの一部から幹細胞―毛細血管幹細胞を見出した。本研究では、末梢組織から調整した毛細血管幹細胞あるいは生体内の同細胞が、薬剤性筋傷害マウスや筋ジストロフィー症マウスにおいて失われる筋補充効果があることを明らかにした。これらの結果から、骨格筋量を維持あるいは再生は、従来から認識されていた衛星細胞以外に、微小血管周細胞の一部である毛細血管幹細胞が、担っていることを明らかにした。...
❏力学的刺激による毛細血管3次元ネットワーク形成の促進と再生医療への応用(17650144)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】内皮細胞 / 毛細血管 / 再生医療 / 血管新生 / 内皮前駆細胞 (他11件)
【概要】再生臓器の実現のためには、細胞集合体への酸素供給のための血管ネットワークが必要となり、特に3次元細胞組織中に深く侵入するような3次元のネットワーク形成が必要である。本研究では、3次元的に血管ネットワークが深く侵入する力学的刺激の最適条件、さらに内皮前駆細胞を用いた場合や、増殖因子(bFGF,VEGF)、低酸素による増殖誘導によるネットワーク形成の環境要因を明らかにする。特に18年度では、内皮前駆細...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞再生医療を含む研究件
❏中区分53:器官システム内科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】CART細胞療法
【研究期間】未分化細胞除去法
【研究代表者】iPS細胞
【キーワード】心筋細胞移植
【概要】
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(20K17129)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / 低分子化合物 / iPS細胞 (他6件)
【概要】①in silicoパイロットスクリーニングで選出した候補化合物の有効性評価 約80万個の化合物データベースライブラリーから,標的因子の構造に基づいたpharmacophore及びドッキングスコアを用いて行ったパイロットスクリーニングにより選出された候補化合物の有効性評価を行った。評価系としては,ヒト細胞株HEK293とBMPシグナル下流遺伝子Id-1プロモーターを有する既知のBMP反応性ルシフェ...
❏CAR-T細胞療法を用いた心臓再生医療におけるfail-safeシステムの確立(20K21608)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20199227)
【キーワード】CART細胞療法 / 未分化細胞除去法 / iPS細胞 / 心筋細胞移植 / CAR-T細胞療法 (他12件)
【概要】GPC3に対するモノクロ抗体の作製、遺伝子改変によるキメラ抗原受容体(CAR)の作製、GPC3に対するCAR-Tの作製を終了し、GPC3発現細胞に対する強い細胞傷害作用も確認した。iPS細胞からの分化細胞には作用せず、残存iPS細胞のみに作用することを確認し、マウスの動物実験においてCAR-T細胞投与により、iPS細胞を皮下移植して際に奇形腫形成が抑制されること、また心臓に移植した心筋細胞に傷害を...
【医歯薬学】外科系臨床医学:生殖医療再生医療を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏人体の適正利用と適正規制に関する医事法上の総合的研究(15K12982)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80233641)
【キーワード】人体 / 適正利用 / 適正規制 / 臓器移植 / 遺伝子検査 (他22件)
【概要】2015 年 8 月 2 日~6 日にポルトガルのコインブラで開催された第 21 回世界医事法学会に参加し、人体の利用の一場面ともいえる医療器具を使った延命措置の差控え・中止の意思決定について基調講演を行った。また、個人の研究成果として、甲斐克則『臓器移植と刑法』を刊行したほか、甲斐克則『終末期医療と刑法』を刊行したことの意義は大きい。さらに、共同研究の成果として、甲斐克則編『医事法講座第8巻 再...
❏医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析(18310169)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】柘植 あづみ 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90179987)
【キーワード】ジェンダー / 生命科学 / 医学 / 生命倫理 / 生殖医療 (他13件)
【概要】このプロジェクトは「医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析」というテーマの下に、1)人の卵子(受精卵・胚を含む)のゆくえについての調査、2)親子鑑定や疾患の遺伝子検査についての調査、3)医療機器の開発/応用におけるジェンダー分析の3つのサブテーマを設けて、多岐にわたる調査研究を実施した。このうち、1)では、卵子の売買を規制しようとしている日本、韓国、台湾と、売買が常態化しているア...
【医歯薬学】外科系臨床医学:角膜移植再生医療を含む研究件
❏生体内組織形成術を利用した犬角膜バイオシートの作製と移植効果の検討(17K08096)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬 / 角膜損傷 / 生体内組織形成術 / 角膜移植 / 人工角膜 (他9件)
【概要】犬角膜内皮細胞の分離培養法をExplant法を用いて検討し、未分化マーカーであるp75と分化マーカーであるZO-1およびNa+K+ATPaseを有する内皮細胞が混在した細胞群を得た。両者を分離するには至らなかった。iBTAを用いた人工犬角膜の作製は犬角膜上皮細胞株とバイオシートのみを用いて行い、犬角膜上皮細胞をバイオシートに播種し、5日間の空気暴露を行うことで重層化上皮をもつ組織を形成することがで...
❏xeno-free犬角膜上皮シートの作製と移植効果の検討(26450422)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】角膜上皮再生 / 犬 / 角膜上皮細胞シート / 犬角膜上皮細胞 / 角膜上皮シート (他11件)
【概要】Xeno-Free犬角膜上皮細胞シートの作製方を検討した結果、犬の角膜上皮細胞はフィーダー細胞を用いない場合でも、未分化性と増殖能を維持することが明らかとなり、フィーダー細胞の排除が可能であった。血清については、自家血清の利用は、明らかな細胞形態の変化をもたらしたため、FBSの排除には至らなかった。また研究の過程で、肝細胞成長因子が犬角膜上皮細胞の浸潤能を有意に上昇させることが明らかとなり、点眼薬...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮内膜再生医療を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏黄体ホルモンによる子宮内膜の細胞分化の分子基盤(16H05469)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】プロゲステロン / 着床 / 子宮 / 子宮腺筋症 / 子宮内膜 (他21件)
【概要】子宮とその関連疾患におけるプロゲステロン(P4)の作用機構を解析した。P4が子宮内膜管腔上皮の細胞増殖抑制に作用すると胚接着部位の上皮細胞の断片化とトロホブラストによる貪食に作用し胚浸潤を促すこと、管腔上皮剥離と胚生存シグナル活性化を通じて胚浸潤を可能にする子宮内膜間質のHIF2αの作用にはP4シグナルは直接影響しないこと(JCI 2018)、子宮腺筋症のKRAS変異で病変のP4抵抗性が誘導される...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ドライアイ再生医療を含む研究件
❏三次元再生涙腺構造の誘導と新規バリデーション手法の開発(20K09780)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90528473)
【キーワード】涙腺 / ドライアイ / 再生医療 / 細胞外小胞 / シグナル伝達 (他7件)
【概要】涙腺は涙液を眼表面に分泌することで眼表面上皮の恒常性を維持する。涙液中には水分だけでなく、涙液タンパク、電解質、サイトサインなどの液性因子を含む。涙腺機能の障害による涙液量の低下は、涙液水分、液性因子の不足を引き起こし、ドライアイなどの眼表面上皮障害の原因となる。涙腺機能障害に対して、既存の涙液補充療法に加え、再生医療による涙液機能再生が試みられている。 これまで涙腺再生医療の実現に向けて、上皮幹...
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
【医歯薬学】社会医学:脂肪細胞再生医療を含む研究件
❏犬の骨髄中脂肪細胞に付着する新規間葉系幹細胞の性状解析と再生医療への有用性の検討(26850192)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10554488)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 犬 / 骨髄 / 再生医療 / 犬骨髄間葉系幹細胞 (他11件)
【概要】天井培養法により、犬骨髄中の脂肪細胞周囲に付着する細胞から、間葉系幹細胞を得た。この細胞は従来の犬骨髄間葉系幹細胞と比較し、幹細胞特性に優れており、骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と命名した。BM-PACsは強力な組織修復因子である肝細胞成長因子(HGF)の分泌能に優れることを明らかにした。皮膚欠損モデルに対して、BM-PACsを局所投与したところ、投与後のBM-PACsにおけるHGF発現を...
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
【医歯薬学】社会医学:ドーパミン再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】社会医学:単球再生医療を含む研究件
❏単球由来多能性細胞移植による組織修復・再生療法の実用化に向けた検討(17390284)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (50245479)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 血管新生 / 単球 / 脳梗塞 (他8件)
【概要】本研究では,申請者が発見したCD14^+CD45^+CD34^+I型コラーゲン^+のフェノタイプを持つ末梢血単球由来の多能性細胞(monocyte-derived Muultipotent Cell ; MOMC)を臓器再生のための細胞移植療法に用いるために必要な基礎研究を行った。 1)疾患モデルを用いたMOMC細胞移植による組織再生療法の確立 ラットの脳虚血,皮弁モデルを用いて同系MOMC移植に...
❏単球由来多能性細胞の遺伝子および生理機能解析とそれを用いた臓器再生の試み(15390307)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50245479)
【キーワード】再生医療 / 単球 / 分化能 / 分化転換 / 幹細胞 (他9件)
【概要】本研究課題は,研究代表者が見出した単球由来多能性細胞(monocyte-derived multipotent cell ; MOMC)を組織修復・再生医療へと応用するための基礎研究である。そのため,(1)MOMCの網羅的遺伝子発現解析による多分化能を規定する遺伝子の同定,(2)MOMCの機能的な心筋,神経,血管内皮への分化能,(3)造血幹細胞増幅能,の3つの点について検討した。 単球系細胞の中で...
【医歯薬学】社会医学:脊髄損傷再生医療を含む研究件
❏小区分42020:獣医学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】犬
【研究期間】間葉系幹細胞
【研究代表者】脊髄損傷
【キーワード】再生医療
【概要】中枢神経系損傷に対する治療展開およびその基盤となる基礎研究を目指し、再生阻害因子CS(コンドロイチン硫酸)の除去による再生環境整備と人工シナプスコネクターを用いた積極的な神経の人為接続という2つの異なる新しい再生医療へのコンセプトを融合し、「超回復モデルの作成と検証」「超回復を活かしてのAIモーションキャプチャーによる機能改善過程の解析」「脊髄損傷時における痛覚感覚受容解析とその再生」の3点を推進...
❏メカニカルストレスに基づいた犬脊髄損傷に対する再生医療とリハビリテーションの融合(19H03124)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10554488)
【キーワード】犬 / 脊髄損傷 / 再生医療 / メカニカルストレス / 骨髄脂肪細胞周囲細胞 (他10件)
【概要】犬の骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)にシアストレスが加わることで、血管内皮増殖因子(VEGF)の発現上昇が起こることを明らかにし、BM-PACsを用いた脊髄再生医療において、運動療法は移植されたBM-PACsにシアストレスを与え、血管新生作用を強化することで組織再生や機能改善の促進が期待された。実際に脊髄損傷による歩行困難を呈した犬に対し、BM-PACsの経静脈投与とリハビリテーションを組み...
❏病期分類に基づいた犬の脊髄再生医療に対する包括的治療戦略の開発と応用(19H03123)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / 間葉系幹細胞 / 脊髄損傷 / 再生医療 / 骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PAC) (他6件)
【概要】急性期脊髄損傷を対象とした実験では、他家移植による治療効果を検討した。免疫不全マウス脊髄損傷モデルに犬BM-PACを投与した場合と比較し、正常な免疫を持つマウスに犬BM-PACを移植した場合は、治療効果が低減した。また、ビーグル皮下に他家BM-PACを移植したところ、T細胞やマクロファージの浸潤がみられた一方で、自己細胞の場合は、それらの細胞の浸潤はみられなかった。これらのことから、間葉系幹細胞で...
【医歯薬学】社会医学:脳性麻痺再生医療を含む研究件
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
【医歯薬学】社会医学:マーモセット再生医療を含む研究件
❏ヒトiPS細胞と小型霊長類コモンマーモセットを用いた蝸牛有毛細胞再生の前臨床検討(15H04991)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤岡 正人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70398626)
【キーワード】内耳再生 / 耳科学 / 聴覚医学 / hiPS細胞 / 橋渡し研究 (他14件)
【概要】私達はこれまで、自発的再生能のない蝸牛有毛細胞の薬剤による再生と聴力改善を報告してきた(Neuron,2013)。この”内耳再生医療”の臨床応用に向け、(1)ヒトiPS細胞由来内耳幹細胞を用いた人工蝸牛感覚上皮での薬剤スクリーニングにより臨床試験への橋渡しが可能な薬剤2剤を同定し、(2)小型霊長類コモンマーモセットモデル(特許出願)での治療効果を確認した。また、iPS研究では、ヒト内耳幹細胞におい...
❏マーモセットをモデルとした多能性幹細胞由来神経幹細胞による脊髄損傷前臨床研究(24592210)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】嶋田 弘子 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (60528644)
【キーワード】神経幹細胞 / ES細胞 / 脊髄損傷 / マーモセット / 霊長類 (他6件)
【概要】コモンマーモセットES/iPS細胞由来神経幹細胞を用いた、コモンマーモセット症例モデルへの移植は、霊長類における多能性細胞を用いた再生医療の前臨床研究として有用である。そこで我々が樹立したコモンマーモセットES細胞から胚葉体(Embryoid Body; EB)形成を介して神経幹細胞へと分化誘導する方法の開発を行った。その結果、本方法で得られたニューロスフェアは自己増殖能を持ち、一次ニューロスフェ...
【医歯薬学】社会医学:マイクロアレイ再生医療を含む研究件
❏レーザーマイクロダイセクションを用いたマウス胎仔皮膚再生の分子機構の解明(25293363)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / 創傷 / 再生医療 (他7件)
【概要】哺乳類の胎仔の皮膚に実験的に傷をつけても、胎生期のある時期までは傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく治癒し、皮膚は完全に元通りに再生する。われわれは、胎生13日までのマウス胎仔の皮膚に創傷を作成しても完全に再生するが、胎生14日以降の胎仔は再生せず傷跡を残すことを発見した。これをもとに、組織切片からレーザーマイクロダイセクションを用いて、胎生13日と15日の創傷部の表皮、真皮別にRNAを採取して、...
❏関節軟骨細胞の分化制御機構の解明(24390348)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小野 貴司 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療医 (00506248)
【キーワード】関節軟骨 / 変形性関節症 / FGF18 / レーザーマイクロダイセクション / Fgf18 (他8件)
【概要】関節軟骨で成長板軟骨に比して発現が大きい遺伝子を多数同定した。それらのうち、Fgf18は軟骨マトリクス分解酵素を阻害する作用を持つTimp1の発現を亢進させ、関節軟骨を保護する事を見出した。 また、凍結切片からlaser microdissection(LMD)により関節軟骨の微小領域のサンプリングを行い、次世代シークエンサーを用いて遺伝子発現解析を行う一連の手法を確立した。関節軟骨は数層から成る...
❏マイクロデバイスを用いた細胞融合に基づく細胞機能制御に関する研究(23241041)
【研究テーマ】マイクロ・ナノデバイス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鷲津 正夫 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10201162)
【キーワード】ナノ・マイクロ科学 / 細胞融合 / 初期化 / 再生医療 / 静電気 (他13件)
【概要】マイクロオリフィスが作る電界集中を用いた高収率電気細胞融合法を確立した。それを用い,ES細胞と体細胞の融合を行ったところ,融合後5日程度で,付着平坦化/球状化を繰り返す不安定な挙動を示し,1週間程度で,初期化された細胞に特徴的な細胞塊を形成するのが観察された。また,これと同じサンプルではないが,融合産物から初期化を示すレポータの発行が観察された。同様の装置でB細胞とミエローマ細胞の融合を行ったとこ...
【医歯薬学】社会医学:神経再生再生医療を含む研究件
❏新規人工シナプスコネクターと再生環境整備による超回復―神経再生への新規治療展開-(21H02817)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 恒成 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90206946)
【キーワード】神経再生 / 脊髄損傷 / 神経回路 / 細胞外環境 / シナプス (他9件)
【概要】中枢神経系損傷に対する治療展開およびその基盤となる基礎研究を目指し、再生阻害因子CS(コンドロイチン硫酸)の除去による再生環境整備と人工シナプスコネクターを用いた積極的な神経の人為接続という2つの異なる新しい再生医療へのコンセプトを融合し、「超回復モデルの作成と検証」「超回復を活かしてのAIモーションキャプチャーによる機能改善過程の解析」「脊髄損傷時における痛覚感覚受容解析とその再生」の3点を推進...
❏障害海馬での神経幹細胞の枯渇を招かない長期的な神経再生の基礎的研究(19K18438)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加瀬 義高 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00830655)
【キーワード】神経突起 / ニューロン / 老化 / p38 / 神経幹細胞 (他15件)
【概要】p38の活性を維持することのできるRK-682はヒトiPS細胞由来のニューロンの神経突起を伸長する効果を有することが明らかになった。老化や神経変性疾患の進行に伴い、神経突起が退化することが知られているが、これに対してRK-682が有用である可能性がある。 また、脳傷害に対して、神経幹細胞の移植での再生医療を考えた場合、神経幹細胞にあらかじめRK-682を添加することで、移植後に分化する神経細胞の神...
【医歯薬学】社会医学:コモンマーモセット再生医療を含む研究件
❏マーモセットをモデルとした多能性幹細胞由来神経幹細胞による脊髄損傷前臨床研究(22791404)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】嶋田 弘子 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (60528644)
【キーワード】脊椎脊髄病学 / ES/iPS細胞 / コモンマーモセット / 脊髄損傷 (他6件)
【概要】本研究では、コモンマーモセットES細胞から神経幹細胞へと効率良く分化誘導する方法を確立した。得られた神経幹細胞は自己増殖能を持ち、ニューロン、アストロサイト、オリゴデンドロサイトを生み出すことが可能であった。また、ES細胞から分化誘導に伴い、遺伝子発現プロファイルが胎児由来ニューロスフェアに近づいていることが示された。従って、マーモセットES細胞から、in vitroで神経発生をある程度再現しなが...
❏脊髄損傷に対する人工多能性幹細胞由来神経幹細胞移植の確立(21390426)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】中村 雅也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30217898)
【キーワード】脊髄損傷 / 人工多能性幹細胞 / 移植 / 再生医療 / 細胞移植 (他6件)
【概要】マウス脊髄損傷に対するマウス及びヒトiPS細胞由来神経幹細胞(iPSC-NS/PC)移植を行い、移植前にin vitroで安全なクローンを選別すれば、移植後に腫瘍形成はみられず、運動機能回復を促進することが明らかになった。さらに前臨床研究の最終段階として、サル脊髄損傷に対するヒトiPSC-NS/PC移植を行い、その安全性および有効性を確認した。安全性の評価を事前に十分行えば、ヒトiPSC-NS/P...
【医歯薬学】社会医学:有尾両生類再生医療を含む研究件
❏有尾両生類の高度な関節軟骨再生能の解明と哺乳類への応用法の検討(26670655)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】筑田 博隆 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30345219)
【キーワード】変形性関節症 / 再生医療 / 関節軟骨 / 有尾両生類
【概要】有尾両生類の一種であるアホロートルは高度な組織再生能を有し、ヒトを含めた哺乳類では殆ど再生しない関節軟骨に関しても、関節軟骨全層に至る大きな欠損をも元通り修復する能力を有している事が知られている。本研究はこのアホロートルの関節軟骨再生能を司るメカニズムを解明する事を目標として行った。 アホロートルの膝関節軟骨の全層切除を行い、術後4週に関節軟骨を採取してRNAを抽出し、次世代シークエンサーを用いた...
❏両生類切断肢再生組織における発現遺伝子の時系列解析:切断足再生のための基礎的検討(17650167)
【研究テーマ】リハビリテーション科学・福祉工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】橋本 健史 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (10189491)
【キーワード】再生医療 / 有尾両生類 / 遺伝子 / 再生芽 / 幹細胞
【概要】申請者らは、足切断患者の足を再生させること、すなわち足部切断面の幹細胞を活性化して骨、軟骨、靭帯、筋、腱、神経をそれぞれ誘導し、各組織を再構築することにより機能する足を再建する方法の確立を究極の目的としている。本申請における研究では、そのための基礎的検討として、切断肢の再生能力を持つ両生類に着目し、切断肢断端における組織再生過程におけるたんばく質発現様式を詳細に解析することを目的とした。 平成19...
【医歯薬学】社会医学:循環器再生医療を含む研究件
❏ヒト間葉系幹細胞の心筋誘導因子の同定と誘導効率の改善―新しい免疫細胞の関与-(25670181)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】肥田 直子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (70360112)
【キーワード】ヒト間葉系細胞 / 羊膜 / 心筋分化 / 免疫寛容 / ヒト幹細胞 (他9件)
【概要】我々はこれまで、羊膜由来間葉系細胞が高い免疫寛容能及び心筋分化能を持つことを示してきた。本研究では、ヒト脂肪組織及び骨髄由来間葉系細胞と羊膜由来細胞の遺伝子発現解析を行い、それを比較して羊膜由来細胞の特性を示す遺伝子の抽出を試みた。羊膜由来細胞は、主として上皮系細胞と間葉系細胞のヘテロな集団であり、それらを分離した上で検討を行った。その結果、羊膜由来細胞特異的に発現の高い複数の遺伝子を見出した。何...
❏心筋幹細胞の単離同定と細胞株の確立による心筋細胞分化の分子機序の解析(17390225)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】永井 敏雄 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00334194)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 循環器 / )循環器
【概要】1 in vivoにおけるオキシトシンの効果の検討:我々はオキシトシンが心臓Sca-1陽性細胞を心筋細胞に分化させることを報告したが、マウス心筋梗塞モデルでは、オキシトシンの腹腔内投与は、梗塞範囲、生存率に影響を及ぼさなかった。 2 心臓Sca-1陽性細胞株の確立:成体マウスの心臓からSca-1陽性細胞を分取して限界希釈培養を行い、クローナルに増殖する細胞株を得た。本細胞株はSca-1、CD29、...
【医歯薬学】社会医学:臍帯血再生医療を含む研究件
❏臍帯血VSEL細胞の分離同定と臍帯由来間葉系幹細胞との共培養による再生療法開発(21659069)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】長村 登紀子 (井上 登紀子) 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70240736)
【キーワード】再生医療 / 臍帯 / 組織幹細胞 / ES細胞 / CD34陽性細胞 (他8件)
【概要】臍帯血中に、組織幹細胞のソースとなるES様細胞(VSEL)があるのではとの推察から、臍帯血中のES様細胞マーカーの検討を行った。確かにSSEA3陽性のRBC大のN/C比の高い芽球様小細胞を認めたが、数が非常に少なく更なる解析には至らなかった。一方、共培養のフィーダーと考えていた臍帯由来間葉系幹細胞に、SSEA3/4陽性細胞や遺伝子レベルでES特異的なマーカーの発現を認め、単独にても再生医療のソース...
❏臍帯血幹細胞移植を用いた再生医療的技術による心筋梗塞治療法の開発(16659365)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
【キーワード】臍帯血 / 再生医療 / 心筋梗塞 / 幹細胞 / 細胞治療
【概要】研究の背景:臍帯血には多くの未熟・幼若細胞が含まれることが知られている。我々は、ヒト臍帯血のCD34陽性細胞を心筋梗塞モデルのラットの心臓に筋注することで心機能改善効果が得られるかどうかを検討した。 方法:一人由来の臍帯血からCD34陽性細胞を分離。実験にはウイスターラットを用い、免疫抑制としてFK506の腹腔内注射を行った。冠動脈左前下行枝を結紮して心筋梗塞を作成。30分後に2x10^5個のCD...
【医歯薬学】社会医学:心筋梗塞再生医療を含む研究件
❏心筋直接リプログラミングにおける、心筋梗塞病変への生体転化の基盤研究(18K08047)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80465020)
【キーワード】心筋再生 / 心筋症 / 心筋リプログラミング / 心筋リプロウグラミング / 遺伝子治療 (他14件)
【概要】本研究より、効率的に 維芽細胞から心筋梗塞 に効率的に遺伝子導入をする方法を探索している。その中で、共同研究を行った心筋梗塞での治療として、細胞のゲノムを損傷することなく 3つの心筋 誘導遺伝子を導入して、心筋梗塞 の心臓線維芽細胞を直接的に心筋細胞へ転換して、心機能を改善することに成功した。2020年以降、細胞移植を必要としない新しい心筋再生法として、心筋以外の心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導...
❏臍帯血幹細胞移植を用いた再生医療的技術による心筋梗塞治療法の開発(16659365)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
【キーワード】臍帯血 / 再生医療 / 心筋梗塞 / 幹細胞 / 細胞治療
【概要】研究の背景:臍帯血には多くの未熟・幼若細胞が含まれることが知られている。我々は、ヒト臍帯血のCD34陽性細胞を心筋梗塞モデルのラットの心臓に筋注することで心機能改善効果が得られるかどうかを検討した。 方法:一人由来の臍帯血からCD34陽性細胞を分離。実験にはウイスターラットを用い、免疫抑制としてFK506の腹腔内注射を行った。冠動脈左前下行枝を結紮して心筋梗塞を作成。30分後に2x10^5個のCD...
【医歯薬学】社会医学:虚血性心疾患再生医療を含む研究件
❏脱細胞心臓マトリックスへの心筋細胞再細胞化による移植グラフトの作成(18K08582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】稲葉 佑 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (70815589)
【キーワード】脱細胞化骨格 / 組織工学 / 弁膜症 / 虚血性心疾患 / 重症心不全 (他16件)
【概要】本研究は、組織脱細胞化技術にて作成される心臓組織Scaffold内での、再細胞化に関する手法、再細胞化された組織の有用性を検討する研究である。生体内での再細胞化の手法として、1心筋部分移植、2僧帽弁複合体移植、3冠動脈バイパス用小口径グラフト開発を行った。移植された脱細胞化心筋組織は組織学的に心筋細胞の遊走、血管内皮細胞、血流の再開、繊維芽細胞浸潤を認め、in vivoでの再細胞化を確認した。また...
❏ヒト間葉系幹細胞の心筋誘導因子の同定と誘導効率の改善―新しい免疫細胞の関与-(25670181)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】肥田 直子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (70360112)
【キーワード】ヒト間葉系細胞 / 羊膜 / 心筋分化 / 免疫寛容 / ヒト幹細胞 (他9件)
【概要】我々はこれまで、羊膜由来間葉系細胞が高い免疫寛容能及び心筋分化能を持つことを示してきた。本研究では、ヒト脂肪組織及び骨髄由来間葉系細胞と羊膜由来細胞の遺伝子発現解析を行い、それを比較して羊膜由来細胞の特性を示す遺伝子の抽出を試みた。羊膜由来細胞は、主として上皮系細胞と間葉系細胞のヘテロな集団であり、それらを分離した上で検討を行った。その結果、羊膜由来細胞特異的に発現の高い複数の遺伝子を見出した。何...
【医歯薬学】歯学:3次元培養再生医療を含む研究件
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
❏再プログラム化技術による人工β細胞ファイバーの作製(15K16319)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長田 翔伍 東京大学, 生産技術研究所, 特任研究員 (40751441)
【キーワード】細胞ファイバー / 三次元培養 / 移植 / 再生医療 / 再プログラム化 (他7件)
【概要】マイクロ流体デバイスを用いて形成されるコアシェル型細胞ファイバーを細胞培養・移植一体型デバイスとして応用することを目的に、ファイバー内での細胞培養と細胞特性評価、および細胞ファイバーの移植技術の研究を実施した。 アルギン酸ゲルをシェルとし、コアのファイバー状空間内でヒト線維芽細胞およびiPS細胞の新規三次元培養系を確立した。その三次元空間内における細胞周辺環境を最適化することで、特に線維芽細胞にお...
❏幹細胞の多殻ビーズ封入技術と完全生体外での毛髪再生への新展開(26560222)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮田 昌悟 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (70376515)
【キーワード】毛髪再生 / 生体組織工学 / 三次元培養 / 共培養 / 再生医療 (他12件)
【概要】本研究課題では細胞の空間的配置を制御することで生体外で毛髪再生を実現することにを目的としている.そこで毛包構造を再現するために,2種の細胞が多層構造を成すコラーゲンゲル培養法の開発を実施した. 具体的には,マウスES細胞を毛乳頭細胞の代替源として第1細胞層とし,その上層をマウス表皮細胞層で覆うコラーゲンゲルビーズの作製法を開発した.同技術を用いて作製した多層ゲルビーズを生体外で培養したところ,毛包...
【医歯薬学】歯学:軟骨再生再生医療を含む研究件
❏小児気道狭窄に対する胚性幹細胞由来軟骨を用いた新規治療法の開発(19H03720)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】渕本 康史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (40219077)
【キーワード】小児気道狭窄 / ES細胞 / 気管軟骨 / 再生医療 / 胚性幹細胞 (他13件)
【概要】ヒトES細胞ソースとして分化誘導し、軟骨形成を行った。現在、1.5cmX1.5cm, 厚さ0.5cmの軟骨片の作成に成功している。このヒトES由来軟骨を用いてウサギの気管にパッチ移植を行った。非免疫抑制下では3匹とも移植後1~2週間で呼吸不全死した。病理所見では気管内腔を塞ぐように肉芽形成がみられた。また、ヒトES由来軟骨を4匹のヌードラットに顕微鏡下にてパッチ移植し、1か月にてサンプリングした。...
❏同種再生軟骨に対する細胞免疫機構の解明とスーパーアログラフトの有用性検証(16K11678)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】浅輪 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10769912)
【キーワード】アログラフト / 軟骨再生 / 脱細胞化 / 再生軟骨 / 細胞外基質 (他6件)
【概要】まず、アログラフトに適した軟骨細胞の特性を検討するため、培養期間による異なる分化状態のビーグル耳介軟骨細胞とビーグル初代脾臓細胞の共培養を行ったところ、長期培養の軟骨細胞は、脾臓細胞の増殖を抑制した。したがって、移植細胞の分化状態によって免疫反応性に違いがあることが明らかとなった。 次に、アログラフトに適した基質を検討するため、in vitroで作製した再生軟骨による脱細胞化の最適化を実施し、アロ...
❏実用化を目指したヒトiPS細胞の軟骨分化誘導法の確立(26293330)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30456107)
【キーワード】整形外科学 / 変形性関節症 / 再生医療学 / 軟骨再生 / 再生医学 (他8件)
【概要】iPS細胞は量的な制約がなく、再生医療の魅力的なツールである。本研究では化合物を用いてヒトiPS細胞から軟骨細胞を分化誘導する方法の開発に取り組み、わずか二種類の化合物を用いて一週間前後で良好な軟骨細胞を誘導することに成功した。本方法ではサイトカインを使用しないため、非常に均質な分化をもたらすことができるのが特徴で、フローサイトメトリーによる解析でも分化し損ねた細胞は全く検知されなかった。またこの...
【医歯薬学】歯学:再生軟骨再生医療を含む研究件
❏軟骨の水分子状態の非侵襲計測ための低周波テラヘルツ波時間領域分光システムの開発(21K19889)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90343144)
【キーワード】テラヘルツ波 / 計測 / 水 / 生体組織 / 再生医療 (他7件)
【概要】膝関節や椎間板などの軟骨組織の力学的性質に,水の状態が大きな影響を与える.軟骨組織中のこの水分子の状態,特に細胞外マトリクスに拘束された状態の結合水(拘束水)と,軟骨組織に拘束されていない自由水を非侵襲的に計測することができれば,軟骨系疾患の診断や再生軟骨の組織形成度(成熟度)や移植のタイミング評価において重要な情報となり得る. テラヘルツ波は,分子間相互作用や分子内相互作用を計測するための有効な...
❏同種再生軟骨に対する細胞免疫機構の解明とスーパーアログラフトの有用性検証(16K11678)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】浅輪 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10769912)
【キーワード】アログラフト / 軟骨再生 / 脱細胞化 / 再生軟骨 / 細胞外基質 (他6件)
【概要】まず、アログラフトに適した軟骨細胞の特性を検討するため、培養期間による異なる分化状態のビーグル耳介軟骨細胞とビーグル初代脾臓細胞の共培養を行ったところ、長期培養の軟骨細胞は、脾臓細胞の増殖を抑制した。したがって、移植細胞の分化状態によって免疫反応性に違いがあることが明らかとなった。 次に、アログラフトに適した基質を検討するため、in vitroで作製した再生軟骨による脱細胞化の最適化を実施し、アロ...
❏p53欠損マウスを用いた再生軟骨周囲の軟骨膜様組織における再生誘導機構の解明(20592104)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中塚 貴志 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80198134)
【キーワード】再生医学 / 移植 / 再生医療 / アポトーシス / 軟骨再生 (他10件)
【概要】再生軟骨には周囲の軟骨膜様組織の機能が重要であると予想される。本研究の目的は、軟骨膜様組織の血行が軟骨再生に与える影響を解明し、再生軟骨維持法の開発に情報を提供することである。p53遺伝子欠損マウスを用いて、再生軟骨における低酸素ストレスの影響評価を行った。その結果、再生組織周囲の血行は軟骨再生に影響を及ぼし、移植組織への血行は再生軟骨の生体内代謝・形状維持に重要な因子であることが示唆された。 ...
【医歯薬学】歯学:細胞シート再生医療を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来心筋組織の機能と成熟度の解析 ~臨床応用に向けて~(17K16587)
【研究テーマ】心臓血管外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小前 兵衛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50788883)
【キーワード】心筋成熟 / iPS細胞 / 細胞シート / 心筋組織 / 再生医療 (他9件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化させた心筋細胞を細胞シートの状態にして、動物の生体内に移植することで、ヒトiPS心筋組織を生体内で培養した。まず、麻酔や手術侵襲などが心筋組織に及ぼす影響を排除するために、動物が覚醒した状態でもヒトiPS心筋組織の表面電位を連続して計測できるシステムを開発した。このシステムを用いてヒトiPS心筋組織の電気的活動を経時的に記録した。その結果、培養期間が長くなるとヒトiPS心筋組...
❏超音波技術を基盤としたシーケンシャル細胞培養システム(16H04259)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹村 研治郎 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90348821)
【キーワード】細胞培養 / 自動培養 / 超音波 / 細胞組織生成 / 超音波振動 (他13件)
【概要】再生医療などの細胞療法において細胞培養技術は重要な基盤技術である.本研究では,超音波技術を用いて自動細胞培養システムの基盤技術を確立することを目的とした. はじめに,培養ディッシュに対して超音波振動を付与することによって底面に接着した細胞をタンパク質分解酵素を用いることなく剥離できることを明らかにした.つぎに,超音波ポンピングを応用して,振動する培養面の上方からガラス管を近接させることによって培養...
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
【医歯薬学】歯学:線維芽細胞再生医療を含む研究件
❏iPSを介さない直接誘導による心臓ペースメーカー細胞の作成および生体内直接転化(15K09147)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員講師 (80465020)
【キーワード】再生医療 / 心筋直接誘導 / ダイレクトリプログラミング / 心筋再生 / 直接リプログラミング (他10件)
【概要】生体内のリプログラミングでは、共同研究でのMiyamotoらは、3つの心筋誘導遺伝子を同時に発現するセンダイウイルスベクターを開発した。この心筋誘導センダイウイルスベクターを用いて、培養皿上で、効率よく短期間でマウスおよびヒト線維芽細胞から心筋細胞をゲノムの損傷なく、直接的に作製することに成功した。さらに心筋誘導センダイウイルスベクターをマウス心筋梗塞モデルの心臓に導入すると、1週間で心筋再生が始...
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
【医歯薬学】歯学:エビゲノム再生医療を含む研究件
❏エピゲノムによる老化制御機構の解明と筋再生モデル(17K13228)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早野 元詞 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (30593644)
【キーワード】老化 / エピゲノム / DNA損傷 / 筋肉 / サルコペニア (他9件)
【概要】DNA損傷によるエピゲノム変化と老化誘導が可能なICE(Induced Changes in Epigenome)マウスでは3週間のDNA損傷誘導によって老化が加速され、筋力が低下する。網羅的遺伝子解析によってRPS28, RPS24などリボソーム遺伝子、ATP5k, Ndufa8, COX8などOXPHOS遺伝子、筋肉ミオシン遺伝子であるMyh7, Myh9遺伝子などが変化している。またこれらの...
❏奇形腫病理の機械学習解析に基づくヒトiPS・ES細胞のクリティカルエピゲノム同定(15H04715)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】梅澤 明弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 再生医療センター, 副所長/再生医療センター長 (70213486)
【キーワード】奇形腫 / システム病理学 / 多能性幹細胞 / ES細胞 / エピゲノム (他13件)
【概要】本研究では、奇形腫の病理組織像に対して機械学習解析を行い、そのデータを基盤として、多能性幹細胞のクリティカルエピゲノムを同定した。奇形腫形成の過程や、細胞間、移植部位それぞれの相互作用を始め、奇形腫を構成する自然法則を明らかにし、多能性幹細胞による奇形腫がどのように創成されているかを構成的アプローチによって有機的なシステムとして解明を試みた。構成的システム病理学は、細胞、器官、多細胞体などを創成す...
【医歯薬学】歯学:前駆細胞再生医療を含む研究件
❏精緻かつ実用的な腎組織再構築のためのストローマ前駆細胞の誘導・維持・増殖法の開発(19K23600)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】西川 昌輝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40843149)
【キーワード】細胞工学 / 再生医療 / オルガノイド / 動物実験代替 / 腎臓 (他9件)
【概要】腎前駆細胞のin vitroでの維持・増殖法に関する知識の獲得は、腎臓の再生医療にとって重要である。本研究では、腎ストローマ前駆細胞の拡大培養を可能にする培養システムの構築を目指した。我々は、ある複数の増殖因子と小分子化合物からなる組合せが前駆細胞の未分化状態の維持および増殖に適していることを見出した。また、この培養系で培養された細胞と、単離直後の細胞を比較し、遺伝子発現パターンが非常に似通ってい...
❏ヒト胚性幹細胞由来血管前駆細胞を用いた血管発生分化機構の解明と血管再生医学応用(15209028)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ヒトES細胞 / 再生医学 / 前駆細胞 / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他12件)
【概要】1.ヒトES細胞からの血管前駆細胞の同定: ストローマ細胞株(OP9細胞)と共培養することで、Flk1^+TRA1^-VEcadherin^-PDGFRβ^+の細胞が分化誘導され、この細胞群が血管前駆細胞(VPC)の特性を有していた。 2.血管ホルモンの血管再生作用の発現とその分子機構の解析-血管再生への応用 2-a.発生工学的手法によるナトリウム利尿ペプチドの血管再生作用の発見と遺伝子治療への応...
【医歯薬学】歯学:臍帯再生医療を含む研究件
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
❏臍帯血VSEL細胞の分離同定と臍帯由来間葉系幹細胞との共培養による再生療法開発(21659069)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】長村 登紀子 (井上 登紀子) 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70240736)
【キーワード】再生医療 / 臍帯 / 組織幹細胞 / ES細胞 / CD34陽性細胞 (他8件)
【概要】臍帯血中に、組織幹細胞のソースとなるES様細胞(VSEL)があるのではとの推察から、臍帯血中のES様細胞マーカーの検討を行った。確かにSSEA3陽性のRBC大のN/C比の高い芽球様小細胞を認めたが、数が非常に少なく更なる解析には至らなかった。一方、共培養のフィーダーと考えていた臍帯由来間葉系幹細胞に、SSEA3/4陽性細胞や遺伝子レベルでES特異的なマーカーの発現を認め、単独にても再生医療のソース...
【医歯薬学】歯学:cGKII再生医療を含む研究件
❏軟骨内骨化制御因子cGK2の分子シグナルの解明と骨軟骨再生医療に向けての機能解析(17591552)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】村上 元昭 東大, 医学部附属病院 (50396751)
【キーワード】cyclic GMP / 軟骨 / 再生医療 / 軟骨内骨化 / 軟骨分化 (他6件)
【概要】cGKllは、ヒトにおいてもマウスにおいても骨成長に重要であることが知られているCNP/cGMPシグナルの下流に位置するキナーゼであり、そのキナーゼ活性を喪失した自然発症型変異ラットKMlは軟骨細胞の肥大分化障害によって四肢短縮を呈する。 cGKllの標的遺伝子の同定する研究では、軟骨肥大化関連分子の中からcGKllのリン酸化標的をスクリーニングしたところ、古典的Wntシグナル関連分子であるgly...
❏顎関節再生医療に向けた線維軟骨の遺伝子および蛋白発現パターンの解明(15592098)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】依田 哲也 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60242210)
【キーワード】再生軟骨 / 液性因子 / 脱分化 / 顎関節 / 統計的手法 (他12件)
【概要】顎関節の再生医療は口腔外科分野における最重要課題のひとつである。本研究では、近い将来での臨床応用を目的として、顎関節領域における軟骨再生のための基礎的研究を行った。内容は(1)再生軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明とに大別される。(1)については、使用する細胞として、鼻中隔軟骨細胞と耳介軟骨細胞とを選択した。それは、口腔外科の主要な対象疾患である口唇...
【医歯薬学】歯学:変形性関節症再生医療を含む研究件
❏有尾両生類の高度な関節軟骨再生能の解明と哺乳類への応用法の検討(26670655)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】筑田 博隆 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30345219)
【キーワード】変形性関節症 / 再生医療 / 関節軟骨 / 有尾両生類
【概要】有尾両生類の一種であるアホロートルは高度な組織再生能を有し、ヒトを含めた哺乳類では殆ど再生しない関節軟骨に関しても、関節軟骨全層に至る大きな欠損をも元通り修復する能力を有している事が知られている。本研究はこのアホロートルの関節軟骨再生能を司るメカニズムを解明する事を目標として行った。 アホロートルの膝関節軟骨の全層切除を行い、術後4週に関節軟骨を採取してRNAを抽出し、次世代シークエンサーを用いた...
❏実用化を目指したヒトiPS細胞の軟骨分化誘導法の確立(26293330)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30456107)
【キーワード】整形外科学 / 変形性関節症 / 再生医療学 / 軟骨再生 / 再生医学 (他8件)
【概要】iPS細胞は量的な制約がなく、再生医療の魅力的なツールである。本研究では化合物を用いてヒトiPS細胞から軟骨細胞を分化誘導する方法の開発に取り組み、わずか二種類の化合物を用いて一週間前後で良好な軟骨細胞を誘導することに成功した。本方法ではサイトカインを使用しないため、非常に均質な分化をもたらすことができるのが特徴で、フローサイトメトリーによる解析でも分化し損ねた細胞は全く検知されなかった。またこの...
❏関節軟骨細胞の分化制御機構の解明(24390348)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小野 貴司 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療医 (00506248)
【キーワード】関節軟骨 / 変形性関節症 / FGF18 / レーザーマイクロダイセクション / Fgf18 (他8件)
【概要】関節軟骨で成長板軟骨に比して発現が大きい遺伝子を多数同定した。それらのうち、Fgf18は軟骨マトリクス分解酵素を阻害する作用を持つTimp1の発現を亢進させ、関節軟骨を保護する事を見出した。 また、凍結切片からlaser microdissection(LMD)により関節軟骨の微小領域のサンプリングを行い、次世代シークエンサーを用いて遺伝子発現解析を行う一連の手法を確立した。関節軟骨は数層から成る...
【医歯薬学】歯学:組織工学再生医療を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】バイオマテリアル
【研究期間】再生医療
【研究代表者】組織工学
【キーワード】DDS
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
❏酸素産生ナノ粒子を用いた革新的細胞組織移植法の確立(18K19938)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】バイオマテリアル / 再生医療 / 組織工学 / DDS / 細胞組織 (他11件)
【概要】本研究課題では、ポリ乳酸-ポリグリコール酸共重合体(PLGA)という生体内で分解する材料を原料としたナノ粒子の開発をおこなった。電圧をかけながら、原料の溶液を噴射する粒子の作製方法(エレクトロスプレー法)を用いて、電圧や原料溶液の組成を調節することで、ナノ粒子の形状、粒子径、生体条件での分解速度を制御することが可能となった。開発したナノ粒子を細胞と一緒に移植することで、移植した細胞の機能を改善でき...
【医歯薬学】歯学:肝細胞増殖因子(HGF)再生医療を含む研究件
❏角膜上皮細胞とHGF産生細胞の重合シートの開発と犬角膜損傷に対する移植効果の検討(20K06388)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬角膜上皮細胞 / 肝細胞成長因子 / 角膜再生医療 / 角膜上皮シート / 間葉系幹細胞 (他9件)
【概要】今年度は、犬角膜上皮細胞に対する肝細胞成長因子(HGF)の作用を検討するため、犬角膜上皮細胞におけるHGF受容体であるc-Metの発現解析とHGFによる作用の解析を行った。犬角膜上皮細胞のc-Met発現を免疫染色にて解析したところ、比較的肥大した細胞においてc-Metの発現を認めた。小型で増殖している細胞においてはc-Metの発現は低い傾向にあり、c-Metは比較的分化・成熟が進んだ角膜上皮細胞に...
❏新規犬骨髄間葉系幹細胞による肝細胞成長因子デリバリーを利用した犬の脊髄再生医療(16H05037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / 脊髄再生医療 / 間葉系幹細胞 / 脊髄損傷 / 再生医療 (他10件)
【概要】新規犬間葉系幹細胞を用いた犬の脊髄再生医療の開発を目指し、急性期および亜急性期脊髄損傷モデルに対するBM-PAC移植の治療効果をBM-PACからの液性因子分泌に着目して評価・解析した。急性期および亜急性期脊髄損傷に対しBM-PACを静脈内投与したところ、BM-PACは損傷部位へHomingした。また、急性期では肝細胞成長因子(HGF)、亜急性期では血管内皮細胞増殖因子(VEGF)などの液性因子の分...
❏犬の骨髄中脂肪細胞に付着する新規間葉系幹細胞の性状解析と再生医療への有用性の検討(26850192)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10554488)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 犬 / 骨髄 / 再生医療 / 犬骨髄間葉系幹細胞 (他11件)
【概要】天井培養法により、犬骨髄中の脂肪細胞周囲に付着する細胞から、間葉系幹細胞を得た。この細胞は従来の犬骨髄間葉系幹細胞と比較し、幹細胞特性に優れており、骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と命名した。BM-PACsは強力な組織修復因子である肝細胞成長因子(HGF)の分泌能に優れることを明らかにした。皮膚欠損モデルに対して、BM-PACsを局所投与したところ、投与後のBM-PACsにおけるHGF発現を...
【医歯薬学】歯学:間葉系細胞再生医療を含む研究件
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
❏線維芽細胞凝集塊形成による幹細胞形成機構の解明(24592719)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】林 瑠加 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50445392)
【キーワード】細胞凝集塊 / 非接着培養 / 間葉系細胞 / 線維芽細胞 / 毛包誘導 (他12件)
【概要】C57BL/6Jマウス新生仔の皮膚より間葉系細胞を採取・培養したのち、非接着性培養皿で無血清培地を用いて細胞凝集塊を形成した。凝集塊は比較的長期に生存可能であり、その間いわゆる冬眠状態である可能性が示唆された。また細胞凝集塊の性質について遺伝子学的、免疫組織学的検討を行ったところ、凝集塊形成により毛包誘導や毛周期に関わりの深いWnt関連因子や、細胞の未分化性を示すSox-2、Oct-4、CD133...
【医歯薬学】歯学:関節軟骨再生医療を含む研究件
❏極低摩擦生体類似摺動組織の形成および機能評価技術の構築(26289029)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】澤江 義則 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10284530)
【キーワード】低摩擦 / 細胞・組織 / 関節軟骨 / トライボロジー / 再生医療
【概要】本研究では,軟骨細胞を足場材に播種し培養する過程において,足場材表面にガラスローラーを接触させ転がり滑り運動を与えることにより,足場材内部に歩行時の軟骨組織内部と類似の複数応力成分からなる不均一な力学場を再現し,関節軟骨類似の極低摩擦特性を示す高機能摺動組織を形成させる手法を探究した.また形成された摺動組織表面の摩擦特性を高精度に評価するための試験システムを合わせて開発した.ここでは,組織表面の摩...
❏有尾両生類の高度な関節軟骨再生能の解明と哺乳類への応用法の検討(26670655)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】筑田 博隆 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30345219)
【キーワード】変形性関節症 / 再生医療 / 関節軟骨 / 有尾両生類
【概要】有尾両生類の一種であるアホロートルは高度な組織再生能を有し、ヒトを含めた哺乳類では殆ど再生しない関節軟骨に関しても、関節軟骨全層に至る大きな欠損をも元通り修復する能力を有している事が知られている。本研究はこのアホロートルの関節軟骨再生能を司るメカニズムを解明する事を目標として行った。 アホロートルの膝関節軟骨の全層切除を行い、術後4週に関節軟骨を採取してRNAを抽出し、次世代シークエンサーを用いた...
❏関節軟骨細胞の分化制御機構の解明(24390348)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小野 貴司 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療医 (00506248)
【キーワード】関節軟骨 / 変形性関節症 / FGF18 / レーザーマイクロダイセクション / Fgf18 (他8件)
【概要】関節軟骨で成長板軟骨に比して発現が大きい遺伝子を多数同定した。それらのうち、Fgf18は軟骨マトリクス分解酵素を阻害する作用を持つTimp1の発現を亢進させ、関節軟骨を保護する事を見出した。 また、凍結切片からlaser microdissection(LMD)により関節軟骨の微小領域のサンプリングを行い、次世代シークエンサーを用いて遺伝子発現解析を行う一連の手法を確立した。関節軟骨は数層から成る...
【医歯薬学】歯学:脂肪由来幹細胞再生医療を含む研究件
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
【医歯薬学】歯学:ナノテクノロジー再生医療を含む研究件
❏ナノテクノロジーを利用した骨誘導性デンタルインプラントシステムの開発(18659591)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】高木 源一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20092257)
【キーワード】デンタルインプラント / 高分子ミセル / 遺伝子デリバリーシステム / 再生医療 / ナノテクノロジー (他7件)
【概要】H18年5月からH19年4月までに、マウス頭部への移植材料の手術手技の確立を目指したが、当初想定していた手法では、その移植材料の厚さが骨の厚さに比較して相対的に甚だ大きかったために移植部からの材料の逸脱が起こり、良い結果が得られないことが判明した。 このため、移植手術手技の再検討および開発を必要とし、それには、H19年5月からH20年1月までの9ヶ月間を要した。これらの懸案の解決のために多大な日時...
❏ナノ分子技術を応用した3次元形態を有する再生軟骨の作製法の開発(16390431)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (30344451)
【キーワード】ナノテクノロジー / 再生医療 / 軟骨細胞 / ハイドロゲル / 液性因子 (他8件)
【概要】軟骨は運動・支持組織の主要な構成組織であり、外傷、加齢性疾患などの様々な疾患により障害をうける軟骨の再生、再建は、整形外科学のみならず現代医学の最重要課題の一つとなっている。軟骨再生医療は徐々に成果を挙げつつあるも、広範に軟骨が欠如している変形性関節症や、顎顔面先天異常などの他科疾患に広く応用するためには、in vitroで、3次元構造を有する再生軟骨を作る必要がある。一方、近年、必要な分子組成あ...
【医歯薬学】歯学:免疫療法再生医療を含む研究件
❏RNAウイルスを用いたiPS細胞治療用の未分化細胞除去ワクチンの開発(16K15448)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20199227)
【キーワード】再生医療 / iPS細胞 / 免疫療法 / がんワクチン / がん免疫療法 (他6件)
【概要】我々は、拒絶免疫の誘導による未分化細胞除去法のProof of Conceptとして、ES細胞自体をマウスにワクチンすることで大量の同種マウスiPS細胞に対して奇形腫形成を抑制することが可能であることを確認した。マウス細胞を用いた同種移植のin vivoの奇形腫形成の実験系を確立するとともに、既にワクチンによる免疫反応により奇形腫形成の抑制が可能であることのProof of Concept を得た...
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
【医歯薬学】歯学:成長因子再生医療を含む研究件
❏複合的成長因子と軟骨細胞移植療法による気管形成術の開発研究(23592625)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】古村 眞 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10422289)
【キーワード】再生医療 / 気道再建 / 成長因子 / 軟骨再生 / b-FGF (他6件)
【概要】軟骨を再生する過程で、b-FGFをゼラチンに含浸させ、徐放化することが有用である。適切なb-FGF徐放量について検討した。3週齢のC57B6Jマウス耳介軟骨細胞をゼラチンとβ-tri-calcium-phosphate (β-TCP)1mlあたりに10x10e6 個の軟骨細胞を播種して、100μg/ml 以上のb-FGFを徐放することで有意に軟骨が再生されることを確認した。 また、気管と接する食道...
❏細菌性コラゲナーゼの基質結合ドメインを用いた薬物送達システムの開発型研究(20590452)
【研究テーマ】細菌学(含真菌学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】松下 治 北里大学, 医学部, 教授 (00209537)
【キーワード】ガス壊疽菌群 / 毒素 / 構造活性相関 / コラーゲン結合ドメイン / 成長因子 (他17件)
【概要】「人喰いバクテリア」が産生するコラーゲン分解酵素は、コラーゲン細線維に結合する領域(CBD)をもつ。まずCBDの中で結合に直接関与する部位を明らかにした。次にCBDはコラーゲン分子の三重らせん構造が緩んだ部位を志向して一定の向きに結合することを示した。さらに、CBDの接続部はカルシウムを結合して構造が変わり、CBDの安定性と結合能が向上することを示した。最後に、CBDを用いて種々の生理活性物質を組...
【医歯薬学】歯学:脱細胞化再生医療を含む研究件
❏自己細胞を用いた新しい肺再生医療モデルの開発(17H06274)
【研究テーマ】恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】北野 健太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70647073)
【キーワード】再生医療 / 脱細胞化 / 肺再生 / 大動物モデル / 肺移植 (他10件)
【概要】本研究の目的は、ミニブタモデルで自己細胞をもとに再生肺を構築し生体内でガス交換能を維持できるか検証することである。再生肺の構築のために我々は脱細胞化技術を用いた。レシピエントとなるブタの肺部分切除から得て培養した自家細胞を、ドナーブタから摘出し脱細胞化した肺に、配置して再生肺を構築した。得られた再生肺を用いてレシピエントに左片肺移植を行った。再生肺を移植されたブタは2時間生存し、その間の酸素ガス交...
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏黄体ホルモンによる子宮内膜の細胞分化の分子基盤(16H05469)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】プロゲステロン / 着床 / 子宮 / 子宮腺筋症 / 子宮内膜 (他21件)
【概要】子宮とその関連疾患におけるプロゲステロン(P4)の作用機構を解析した。P4が子宮内膜管腔上皮の細胞増殖抑制に作用すると胚接着部位の上皮細胞の断片化とトロホブラストによる貪食に作用し胚浸潤を促すこと、管腔上皮剥離と胚生存シグナル活性化を通じて胚浸潤を可能にする子宮内膜間質のHIF2αの作用にはP4シグナルは直接影響しないこと(JCI 2018)、子宮腺筋症のKRAS変異で病変のP4抵抗性が誘導される...
【医歯薬学】歯学:軟骨細胞再生医療を含む研究件
❏実用化を目指したヒトiPS細胞の軟骨分化誘導法の確立(26293330)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30456107)
【キーワード】整形外科学 / 変形性関節症 / 再生医療学 / 軟骨再生 / 再生医学 (他8件)
【概要】iPS細胞は量的な制約がなく、再生医療の魅力的なツールである。本研究では化合物を用いてヒトiPS細胞から軟骨細胞を分化誘導する方法の開発に取り組み、わずか二種類の化合物を用いて一週間前後で良好な軟骨細胞を誘導することに成功した。本方法ではサイトカインを使用しないため、非常に均質な分化をもたらすことができるのが特徴で、フローサイトメトリーによる解析でも分化し損ねた細胞は全く検知されなかった。またこの...
❏変形性関節症の主要制御分子HIFを中心とした治療標的の包括的探索(23689065)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
【キーワード】変形性関節症 / 軟骨代謝学 / 軟骨細胞 / 再生医療
【概要】Hif2a+/-マウスでは変形性関節症は著明に抑制されたが、タモキシフェン誘導性軟骨特異的ノックアウトマウス(Col2a1-CreERT2;Hif2a-f/f)でも類似した結果が得られた。反対にCol2a1-CreERT2;Hif1a-f/fでは著明に関節軟骨の変性が促進され、HIF1AとHIF2Aの関節軟骨における作用が反対であることが明らかとなった。更なる解析によって、HIF1Aは軟骨破壊に関...
❏蛍光レポーターシステムを用いた iPS 細胞からの軟骨分化誘導法の検討(23659704)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
【キーワード】骨 / 軟骨代謝学 / 軟骨細胞 / インジケーター / iPS細胞 (他7件)
【概要】Col2a1,Prx1などのプロモーターを用いた蛍光レポーターiPS細胞を樹立し、レチノイン酸やBMPなどを用いた分化誘導法にて蛍光発色し、かつ軟骨マーカーを高発現することを確認した。この細胞を用いて様々な誘導因子の検討を行い、BMPのほか、インスリン、TGF-beta、Notchシグナル阻害剤、Wntシグナル阻害剤でも強力に蛍光発色することを見出した。現在はそれらの最適な組み合わせについて検討し...
【医歯薬学】歯学:ゲノム編集再生医療を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏人体の適正利用と適正規制に関する医事法上の総合的研究(15K12982)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80233641)
【キーワード】人体 / 適正利用 / 適正規制 / 臓器移植 / 遺伝子検査 (他22件)
【概要】2015 年 8 月 2 日~6 日にポルトガルのコインブラで開催された第 21 回世界医事法学会に参加し、人体の利用の一場面ともいえる医療器具を使った延命措置の差控え・中止の意思決定について基調講演を行った。また、個人の研究成果として、甲斐克則『臓器移植と刑法』を刊行したほか、甲斐克則『終末期医療と刑法』を刊行したことの意義は大きい。さらに、共同研究の成果として、甲斐克則編『医事法講座第8巻 再...
【医歯薬学】歯学:再生骨再生医療を含む研究件
❏iPS細胞の最小限の分化誘導による再生骨の作製とブタ顎骨欠損モデルへの応用(25463071)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】iPS細胞 / 骨再生 / 再生骨 / 再生医療 / ミニブタ (他6件)
【概要】本研究の目標は必要最小限の分化培養によってミニブタiPS細胞(piPSC)を中胚葉系細胞へ分化誘導し、この細胞を細胞源として用いることで腫瘍化などの恐れがない安全・確実なiPS細胞を応用した顎骨再生医療を提供することである。 本研究では同種移植が可能な近交系実験動物であるクラウン系ミニブタの胎性線維芽細胞に山中4因子をウイルスベクターで導入してiPS-like細胞を樹立した。そしてアクチビンA、B...
❏多光子レーザー光造形技術による再生骨の三次元造形(21650107)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院・工系研究科, 准教授 (90343144)
【キーワード】3次元造形 / 光造形 / 再生骨 / 担体 / 再生医工学 (他9件)
【概要】現在、欧米・日本といった先進国では本格的な高齢化社会を迎え、高齢者の身体的な機能劣化や欠損を補うための治療方法の確立が重要な課題となっている。特に,整形外科領域の骨格系の疾患は、高齢者では寝たきり状態への移行に結びつきやすく、行動制限・ストレスからボケの発症につながり、死に至ることもある。高齢者の骨折,スポーツ外傷,交通事故による外傷,先天性の疾患などの治療を根本的に成功させるためには,移植人工骨...
【医歯薬学】歯学:再生骨・軟骨再生医療を含む研究件
❏生体イメージングと特異的細胞除去による再生骨成熟過程の解明と体外成熟法の確立(18K09806)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西條 英人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80372390)
【キーワード】イメージング / 再生医療 / 組織成熟 / 再生骨・軟骨 / 骨再生 (他6件)
【概要】生体内における骨・軟骨成熟過程を観察可能なイメージング系の確立を行った。呼吸などによるマウスの体動を抑えることで、鮮明な画像が得られた。この系を用いた観察で、移植された細胞に対し、ホスト側の細胞が早期より接触し、組織再生に影響を与えていることを示唆する所見が得られた。また、体外にて軟骨ペレットとマクロファージの共培養を行い、マクロファージの状態によって軟骨組織再生に与える影響が大きく異なることが示...
❏ティッシュエンジニアリング技術により形成した顎裂部新生骨への歯の萌出と移動(16592039)
【研究テーマ】矯正・小児系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】須佐美 隆史 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80179184)
【キーワード】歯学 / 再生医療 / 骨代謝 / 再生医学 / 再生骨軟骨 (他10件)
【概要】本研究では、顎裂部骨移植への再生医療の導入とその矯正学的評価系の確立を目指し、顎裂部への移植骨作成のための基礎的検討を行った。研究内容は大別すると、(1)間葉系細胞による再生骨軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明、の二項目からなる。(1)については、インフォームドコンセントに基づき、口唇口蓋裂をはじめとする先天奇形に対する手術の際に得られたヒト由来細胞...
【医歯薬学】歯学:造血幹細胞再生医療を含む研究件
❏造血-間葉相互作用による間葉系幹細胞特性維持機構の解明と骨再生医療への応用(16K11676)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】杉山 円 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90451814)
【キーワード】造血-間葉相互作用 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / ステムネス / 幹細胞niche (他13件)
【概要】本研究では、造血幹細によって誘導されるMSCのステムネスシグナルを解明し、組み換えヒト(rh)BMP-2で誘導する再生骨に、シグナル関連分子を活用した、骨形成の促進と維持を実現する方法を確立し、長期に骨量・骨質を維持できる機能的骨再生を実現することで骨再生への応用を目指すとともに、口腔外科再生医療の発展の一助とすることを目的として、研究を実施した。In vivo, in vitroでの検討結果から...
❏ステムセル・レザバーを具備した機能型再生骨の開発(25670847)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムセル・レザバー / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 骨再生 / 再生医療 (他9件)
【概要】ステムセル・レザバーを具備する機能型再生骨を実現することを目的とし、まずrhBMP-2誘導再生骨に対し、間葉系幹細胞ならびに造血幹細胞を維持する因子およびその投与量を検討した。この条件に基づき、造血幹細胞維持因子を含有し、rhBMP-2を内包する機能型再生骨の試作をおこなった。さらに、マウス皮下移植モデルなどの動物実験モデルを通じて製造条件を確立し、機能型再生骨を作製した。 ...
❏骨髄における巨核球造血/脂肪細胞へのスイッチ制御機構の解明(22659183)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】池田 康夫 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00110883)
【キーワード】血栓止血学 / 再生医療 / 血小板 / 巨核球 / 骨髄脂肪変性 (他11件)
【概要】巨核球と脂肪細胞の両方への分化能を有する細胞、そしてそれらどちらにも分化しない繊維芽細胞を用いた遺伝子発現解析において差異の認められたいくつかの因子の遺伝子導入細胞を種々のアプローチにより検討した結果、p45NF-E2/Maf G/Maf Kが巨核球分化決定因子であり、脂肪分化決定因子CEBPalphaの共発現の条件下では巨核球分化が抑制される事を認めた。したがって、p45NF-E2/Maf G/...
【医歯薬学】歯学:液性因子再生医療を含む研究件
❏ナノ分子技術を応用した3次元形態を有する再生軟骨の作製法の開発(16390431)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (30344451)
【キーワード】ナノテクノロジー / 再生医療 / 軟骨細胞 / ハイドロゲル / 液性因子 (他8件)
【概要】軟骨は運動・支持組織の主要な構成組織であり、外傷、加齢性疾患などの様々な疾患により障害をうける軟骨の再生、再建は、整形外科学のみならず現代医学の最重要課題の一つとなっている。軟骨再生医療は徐々に成果を挙げつつあるも、広範に軟骨が欠如している変形性関節症や、顎顔面先天異常などの他科疾患に広く応用するためには、in vitroで、3次元構造を有する再生軟骨を作る必要がある。一方、近年、必要な分子組成あ...
❏ティッシュエンジニアリング技術により形成した顎裂部新生骨への歯の萌出と移動(16592039)
【研究テーマ】矯正・小児系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】須佐美 隆史 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80179184)
【キーワード】歯学 / 再生医療 / 骨代謝 / 再生医学 / 再生骨軟骨 (他10件)
【概要】本研究では、顎裂部骨移植への再生医療の導入とその矯正学的評価系の確立を目指し、顎裂部への移植骨作成のための基礎的検討を行った。研究内容は大別すると、(1)間葉系細胞による再生骨軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明、の二項目からなる。(1)については、インフォームドコンセントに基づき、口唇口蓋裂をはじめとする先天奇形に対する手術の際に得られたヒト由来細胞...
❏顎関節再生医療に向けた線維軟骨の遺伝子および蛋白発現パターンの解明(15592098)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】依田 哲也 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60242210)
【キーワード】再生軟骨 / 液性因子 / 脱分化 / 顎関節 / 統計的手法 (他12件)
【概要】顎関節の再生医療は口腔外科分野における最重要課題のひとつである。本研究では、近い将来での臨床応用を目的として、顎関節領域における軟骨再生のための基礎的研究を行った。内容は(1)再生軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明とに大別される。(1)については、使用する細胞として、鼻中隔軟骨細胞と耳介軟骨細胞とを選択した。それは、口腔外科の主要な対象疾患である口唇...
【医歯薬学】歯学:統計的手法再生医療を含む研究件
❏ティッシュエンジニアリング技術により形成した顎裂部新生骨への歯の萌出と移動(16592039)
【研究テーマ】矯正・小児系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】須佐美 隆史 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80179184)
【キーワード】歯学 / 再生医療 / 骨代謝 / 再生医学 / 再生骨軟骨 (他10件)
【概要】本研究では、顎裂部骨移植への再生医療の導入とその矯正学的評価系の確立を目指し、顎裂部への移植骨作成のための基礎的検討を行った。研究内容は大別すると、(1)間葉系細胞による再生骨軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明、の二項目からなる。(1)については、インフォームドコンセントに基づき、口唇口蓋裂をはじめとする先天奇形に対する手術の際に得られたヒト由来細胞...
❏顎関節再生医療に向けた線維軟骨の遺伝子および蛋白発現パターンの解明(15592098)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】依田 哲也 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60242210)
【キーワード】再生軟骨 / 液性因子 / 脱分化 / 顎関節 / 統計的手法 (他12件)
【概要】顎関節の再生医療は口腔外科分野における最重要課題のひとつである。本研究では、近い将来での臨床応用を目的として、顎関節領域における軟骨再生のための基礎的研究を行った。内容は(1)再生軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明とに大別される。(1)については、使用する細胞として、鼻中隔軟骨細胞と耳介軟骨細胞とを選択した。それは、口腔外科の主要な対象疾患である口唇...
【医歯薬学】歯学:脱分化再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ダイレクトリプログラミングによる乳腺幹細胞の創出(25670100)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】仙波 憲太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70206663)
【キーワード】幹細胞 / 細胞分化 / 組織形成 / 乳腺 / 脱分化 (他7件)
【概要】分化した乳腺上皮細胞(MEC)を乳腺幹細胞へ脱分化することが報告されているSLUG/SOX9を一過的に過剰発現させるベクター系を構築し、発現させたMECから乳腺の再構築が確認されたが、効率が著しく悪かった。そこで、ドナーマウスをrtTA発現マウスに変更、乳腺幹細胞維持培養法の検討、高効率化遺伝子スクリーニング、を実施した。研究期間内に乳腺幹細胞維持培養法の確立に成功した。また、幹細胞性を評価可能な...
❏犬の再生治療に用いる新規細胞ソースとしての脱分化脂肪細胞(DFAT)(24580458)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80172708)
【キーワード】脱分化脂肪細胞 / 骨髄 / 再生医療 / 間葉系幹細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 (他8件)
【概要】犬の皮下脂肪組織から成熟脂肪細胞を単離し、培地を満たしたフラスコ中で天井培養すると脱分化し、間葉系幹細胞(MSC)の性質をもつ、脱分化脂肪細胞(DFAT)が得られた。一方、犬骨髄中の脂肪細胞を用いて同様に天井培養を行ったところ、脂肪細胞周囲の小型細胞が増殖した。この細胞を骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と名付け、骨髄間葉系幹細胞(BMMSCs)と比較したところ、増殖能や多分化能、肝細胞増殖因...
【医歯薬学】歯学:再生医療を含む研究件
❏蛍光レポーターシステムを用いた iPS 細胞からの軟骨分化誘導法の検討(23659704)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
【キーワード】骨 / 軟骨代謝学 / 軟骨細胞 / インジケーター / iPS細胞 (他7件)
【概要】Col2a1,Prx1などのプロモーターを用いた蛍光レポーターiPS細胞を樹立し、レチノイン酸やBMPなどを用いた分化誘導法にて蛍光発色し、かつ軟骨マーカーを高発現することを確認した。この細胞を用いて様々な誘導因子の検討を行い、BMPのほか、インスリン、TGF-beta、Notchシグナル阻害剤、Wntシグナル阻害剤でも強力に蛍光発色することを見出した。現在はそれらの最適な組み合わせについて検討し...
❏多光子レーザー光造形技術による再生骨の三次元造形(21650107)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院・工系研究科, 准教授 (90343144)
【キーワード】3次元造形 / 光造形 / 再生骨 / 担体 / 再生医工学 (他9件)
【概要】現在、欧米・日本といった先進国では本格的な高齢化社会を迎え、高齢者の身体的な機能劣化や欠損を補うための治療方法の確立が重要な課題となっている。特に,整形外科領域の骨格系の疾患は、高齢者では寝たきり状態への移行に結びつきやすく、行動制限・ストレスからボケの発症につながり、死に至ることもある。高齢者の骨折,スポーツ外傷,交通事故による外傷,先天性の疾患などの治療を根本的に成功させるためには,移植人工骨...
【医歯薬学】歯学:軟骨再生医療を含む研究件
❏小児気道狭窄に対する胚性幹細胞由来軟骨を用いた新規治療法の開発(19H03720)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】渕本 康史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (40219077)
【キーワード】小児気道狭窄 / ES細胞 / 気管軟骨 / 再生医療 / 胚性幹細胞 (他13件)
【概要】ヒトES細胞ソースとして分化誘導し、軟骨形成を行った。現在、1.5cmX1.5cm, 厚さ0.5cmの軟骨片の作成に成功している。このヒトES由来軟骨を用いてウサギの気管にパッチ移植を行った。非免疫抑制下では3匹とも移植後1~2週間で呼吸不全死した。病理所見では気管内腔を塞ぐように肉芽形成がみられた。また、ヒトES由来軟骨を4匹のヌードラットに顕微鏡下にてパッチ移植し、1か月にてサンプリングした。...
❏MPCポリマーを用いた間葉系幹細胞濃縮技術による再生組織の高性能化(21659462)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 再生医療 / MPCポリマー / 分化 / 軟骨
【概要】本研究では、間葉系細胞の純化・濃縮による再生組織の特性向上を目的として、細胞接着阻害物質MPCポリマーを用いて細胞接着能の違いにより細胞を分取する培養プレート(MPCプレート)を作製し、接着性が高い間葉系細胞を選択的に回収して幹細胞特性の向上(SP細胞濃縮)を図る。最終年度である本年度では、1)MPCプレートで分離したMSCの増殖能、分化能の評価、2)MPCプレートによるSP分画濃縮の有用性検証、...
❏大型組織構築に向けたスフェロイドアレイの3次元積層化(20300170)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大塚 英典 東京理科大学, 理学部, 准教授 (00344193)
【キーワード】高分子ゲル / マイクロパターニング / スフェロイド / 軟骨再生 / 微細加工 (他8件)
【概要】スフェロイド間隔を系統的に制御したスフェロイドパターニング技術を開発した結果、軟骨大型化のために最適なスフェロイド設計指針を確定できた。さらに分化誘導のための添加因子を用いることにより細胞外マトリクスの産生能を長期間維持させることに成功した。これらの検討から最適化されたスフェロイド状態において、再生エレメントとして、スフェロイドの体積にして約10倍という大型化を達成した。次にこの技術と合わせ、スフ...
【医歯薬学】歯学:涙腺再生医療を含む研究件
❏三次元再生涙腺構造の誘導と新規バリデーション手法の開発(20K09780)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90528473)
【キーワード】涙腺 / ドライアイ / 再生医療 / 細胞外小胞 / シグナル伝達 (他7件)
【概要】涙腺は涙液を眼表面に分泌することで眼表面上皮の恒常性を維持する。涙液中には水分だけでなく、涙液タンパク、電解質、サイトサインなどの液性因子を含む。涙腺機能の障害による涙液量の低下は、涙液水分、液性因子の不足を引き起こし、ドライアイなどの眼表面上皮障害の原因となる。涙腺機能障害に対して、既存の涙液補充療法に加え、再生医療による涙液機能再生が試みられている。 これまで涙腺再生医療の実現に向けて、上皮幹...
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
【医歯薬学】歯学:細胞移植再生医療を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】バイオマテリアル
【研究期間】再生医療
【研究代表者】組織工学
【キーワード】DDS
【概要】外径3mm、内径2mmで外層がキトサン、内層がコラーゲンの中空型人工神経を作成した。そして、以下の4群を作成し、SDラットの坐骨神経10mm欠損モデルに顕微鏡下に神経断端の架橋を行った(各群はn=10)。同人工神経のコラーゲン層にラットシュワン細胞を封入し移植した群(人工神経-細胞移植群)、同人工神経のみを移植した群(人工神経単独群)、同径のシリコンチューブに同シュワン細胞を封入し移植した群(シリ...
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏酸素産生ナノ粒子を用いた革新的細胞組織移植法の確立(18K19938)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】バイオマテリアル / 再生医療 / 組織工学 / DDS / 細胞組織 (他11件)
【概要】本研究課題では、ポリ乳酸-ポリグリコール酸共重合体(PLGA)という生体内で分解する材料を原料としたナノ粒子の開発をおこなった。電圧をかけながら、原料の溶液を噴射する粒子の作製方法(エレクトロスプレー法)を用いて、電圧や原料溶液の組成を調節することで、ナノ粒子の形状、粒子径、生体条件での分解速度を制御することが可能となった。開発したナノ粒子を細胞と一緒に移植することで、移植した細胞の機能を改善でき...
【医歯薬学】歯学:ヒトES細胞再生医療を含む研究件
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏ヒト多能性幹細胞及び肝細胞からの腎尿細管細胞への分化誘導法の開発(16H07177)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】平塚 健 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80594481)
【キーワード】ヒトES細胞 / 転写調節因子 / リプログラミング / 腎臓再生 / 多能制幹細胞 (他11件)
【概要】我々は、TF-inducible hES細胞株から得られたデータのin silico解析から、腎前駆細胞及び腎臓Organoidへの分化誘導を促す転写因子群を明らかにした。4転写因子をヒトES細胞に導入後、2日で92%と高効率に腎前駆細胞を誘導することに成功した。さらにこの腎前駆細胞に別の4因子を添加し3次元培養を行う事で、14日間で足細胞、近位及び遠位尿細管からなる腎Organoidを分化誘導す...
❏ヒト胚性幹細胞由来血管前駆細胞を用いた血管発生分化機構の解明と血管再生医学応用(15209028)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ヒトES細胞 / 再生医学 / 前駆細胞 / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他12件)
【概要】1.ヒトES細胞からの血管前駆細胞の同定: ストローマ細胞株(OP9細胞)と共培養することで、Flk1^+TRA1^-VEcadherin^-PDGFRβ^+の細胞が分化誘導され、この細胞群が血管前駆細胞(VPC)の特性を有していた。 2.血管ホルモンの血管再生作用の発現とその分子機構の解析-血管再生への応用 2-a.発生工学的手法によるナトリウム利尿ペプチドの血管再生作用の発見と遺伝子治療への応...
【医歯薬学】歯学:骨再生再生医療を含む研究件
❏生体イメージングと特異的細胞除去による再生骨成熟過程の解明と体外成熟法の確立(18K09806)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西條 英人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80372390)
【キーワード】イメージング / 再生医療 / 組織成熟 / 再生骨・軟骨 / 骨再生 (他6件)
【概要】生体内における骨・軟骨成熟過程を観察可能なイメージング系の確立を行った。呼吸などによるマウスの体動を抑えることで、鮮明な画像が得られた。この系を用いた観察で、移植された細胞に対し、ホスト側の細胞が早期より接触し、組織再生に影響を与えていることを示唆する所見が得られた。また、体外にて軟骨ペレットとマクロファージの共培養を行い、マクロファージの状態によって軟骨組織再生に与える影響が大きく異なることが示...
❏ステムセル・レザバーを具備した機能型再生骨の開発(25670847)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムセル・レザバー / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 骨再生 / 再生医療 (他9件)
【概要】ステムセル・レザバーを具備する機能型再生骨を実現することを目的とし、まずrhBMP-2誘導再生骨に対し、間葉系幹細胞ならびに造血幹細胞を維持する因子およびその投与量を検討した。この条件に基づき、造血幹細胞維持因子を含有し、rhBMP-2を内包する機能型再生骨の試作をおこなった。さらに、マウス皮下移植モデルなどの動物実験モデルを通じて製造条件を確立し、機能型再生骨を作製した。 ...
❏iPS細胞の最小限の分化誘導による再生骨の作製とブタ顎骨欠損モデルへの応用(25463071)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】iPS細胞 / 骨再生 / 再生骨 / 再生医療 / ミニブタ (他6件)
【概要】本研究の目標は必要最小限の分化培養によってミニブタiPS細胞(piPSC)を中胚葉系細胞へ分化誘導し、この細胞を細胞源として用いることで腫瘍化などの恐れがない安全・確実なiPS細胞を応用した顎骨再生医療を提供することである。 本研究では同種移植が可能な近交系実験動物であるクラウン系ミニブタの胎性線維芽細胞に山中4因子をウイルスベクターで導入してiPS-like細胞を樹立した。そしてアクチビンA、B...
【医歯薬学】歯学:骨髄再生医療を含む研究件
❏犬の骨髄中脂肪細胞に付着する新規間葉系幹細胞の性状解析と再生医療への有用性の検討(26850192)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 直己 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (10554488)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 犬 / 骨髄 / 再生医療 / 犬骨髄間葉系幹細胞 (他11件)
【概要】天井培養法により、犬骨髄中の脂肪細胞周囲に付着する細胞から、間葉系幹細胞を得た。この細胞は従来の犬骨髄間葉系幹細胞と比較し、幹細胞特性に優れており、骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と命名した。BM-PACsは強力な組織修復因子である肝細胞成長因子(HGF)の分泌能に優れることを明らかにした。皮膚欠損モデルに対して、BM-PACsを局所投与したところ、投与後のBM-PACsにおけるHGF発現を...
❏犬の再生治療に用いる新規細胞ソースとしての脱分化脂肪細胞(DFAT)(24580458)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80172708)
【キーワード】脱分化脂肪細胞 / 骨髄 / 再生医療 / 間葉系幹細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 (他8件)
【概要】犬の皮下脂肪組織から成熟脂肪細胞を単離し、培地を満たしたフラスコ中で天井培養すると脱分化し、間葉系幹細胞(MSC)の性質をもつ、脱分化脂肪細胞(DFAT)が得られた。一方、犬骨髄中の脂肪細胞を用いて同様に天井培養を行ったところ、脂肪細胞周囲の小型細胞が増殖した。この細胞を骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)と名付け、骨髄間葉系幹細胞(BMMSCs)と比較したところ、増殖能や多分化能、肝細胞増殖因...
❏げっ歯類および霊長類脊髄損傷に対する神経堤幹細胞移植治療の確立(20791054)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】名越 慈人 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383837)
【キーワード】再生医療 / 脊髄損傷 / 細胞移植 / 神経堤幹細胞 / 霊長類 (他10件)
【概要】神経堤幹細胞は成体の皮膚や骨髄から回収でき、また神経細胞へ分化するため、損傷脊髄に対する移植細胞の供給源として期待される。本研究では、マウス脊髄損傷モデルに神経堤幹細胞を移植したところ、移植細胞は損傷脊髄内で生着し、神経細胞へ分化することが明らかになった。また移植細胞は腫瘍化せず、神経堤幹細胞移植の安全性も確認された。さらに霊長類であるサルや人からも神経堤幹細胞の回収に成功した。 ...
【医歯薬学】歯学:骨髄幹細胞再生医療を含む研究件
❏骨髄細胞を用いた新世代の歯の再生法‐オーダーメイド医療に向けて‐(20390501)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】石川 博 日本歯科大学, 生命科学部, 客員教授 (30089784)
【キーワード】再生歯 / 骨髄 / 組織幹細胞 / 潅流培養 / 歯根膜 (他27件)
【概要】野生型BALB/cAマウスの歯根膜、内エナメル上皮、歯髄ならびに大腿骨由来の細胞株を樹立した。エナメル上皮細胞にヒト乳歯歯髄由来の細胞を作用させると、アメロブラスチンを産生するようになった。この細胞と歯髄の細胞を横に並べて接触させコラーゲンゲル内に入れ細胞塊を作製し、ついで、これをヒトの歯根膜で包み、さらにその上をコラーゲンスポンジで巻いて、我々が開発した潅流培養装置でETFs を添加培養し、歯の...
❏腸管粘膜免疫制御の特殊機構解明を慢性大腸炎および食物アレルギー抑制戦略への応用(13470116)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】渡辺 守 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10175127)
【キーワード】IL-7 / IL-7レセプター / 腸管免疫 / 再生医療 / 腸管上皮細胞 (他11件)
【概要】本研究は我々の研究組織が独自に見いだした腸管粘膜局所におけるIL-7/IL-7レセプターを介した免疫調節機構の考え方を導入し、未だ解明されていない腸粘膜上皮細胞の由来、粘膜局所リンパ球の増殖・分化機構、上皮細胞と粘膜リンパ球の相互作用等、生体防御機構としてのヒト腸管粘膜免疫を明らかとし、その結果腸管免疫機構の特殊性を利用した新規治療法の開発まで視野に入れた萌芽的研究である。過去の研究とは全く出発点...
【医歯薬学】歯学:再生医学再生医療を含む研究件
❏三次元再生涙腺構造の誘導と新規バリデーション手法の開発(20K09780)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90528473)
【キーワード】涙腺 / ドライアイ / 再生医療 / 細胞外小胞 / シグナル伝達 (他7件)
【概要】涙腺は涙液を眼表面に分泌することで眼表面上皮の恒常性を維持する。涙液中には水分だけでなく、涙液タンパク、電解質、サイトサインなどの液性因子を含む。涙腺機能の障害による涙液量の低下は、涙液水分、液性因子の不足を引き起こし、ドライアイなどの眼表面上皮障害の原因となる。涙腺機能障害に対して、既存の涙液補充療法に加え、再生医療による涙液機能再生が試みられている。 これまで涙腺再生医療の実現に向けて、上皮幹...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
【医歯薬学】歯学:顎骨壊死再生医療を含む研究件
❏免疫活性化作用を有するMSC亜集団を用いた顎骨壊死治療法の検討(19K10182)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】細胞治療 / 薬剤関連顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療 / 薬剤性顎骨壊死 (他9件)
【概要】薬剤関連顎骨壊死は骨粗鬆症の治療薬などの投与で発生する疾患であり治療法はまだ確立されていない。間葉系幹細胞による細胞治療は、間葉系幹細胞が骨を作る細胞の供給源となるだけでなく、骨細胞の活性促進因子を供給するため、有効な治療法と期待されている。しかし間葉系幹細胞は免疫抑制作用を有するため、感染が進行した難治性の患者を治療する目的で投与することはリスクが高い。一方、間葉系幹細胞の免疫調整機機能には不明...
❏自己iPS細胞由来間葉系幹細胞による顎骨壊死治療法の検討(16K11675)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】薬剤性顎骨壊死 / iPS細胞 / 細胞治療 / MSC / 顎骨壊死 (他12件)
【概要】細胞移植治療に用いられるMSCの多くは骨髄または脂肪組織から採取したものである。しかし特性の高いMSCは大量には採取できない。しかも、MSCは培養により急速に脱分化し細胞特性を喪失する。さらに高齢者ではMSCの増殖性が低下していることから、全年齢を対象とした治療方法にはなり得ない。そこでMSC供給源として人工多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し、iPS細胞から細胞治療に使用するMSCを作製した。この...
【医歯薬学】歯学:移植再生医療を含む研究件
❏ヒトiPS細胞由来高純度心室筋細胞移植における催不整脈作用機序の解明(19K22626)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 心筋細胞 / サル / 催不整脈作用 / 再生医療 (他7件)
【概要】ヒトiPS細胞は心筋細胞を含むさまざまな細胞へ分化することができるため、再生医療への応用が期待されているが、心臓再生医療を実現化するためには、移植後の催不整脈作用という課題を克服しなければならない。そこで、申請者は臨床用のHLAホモ接合体ヒトiPS細胞から臨床グレードの培養システムにより高純度心室筋細胞を作製した。その後、微小組織球を作製した後、カニクイザル心筋梗塞モデルに免疫抑制剤投与下で移植し...
❏小児気道狭窄に対する胚性幹細胞由来軟骨を用いた新規治療法の開発(19H03720)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】渕本 康史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (40219077)
【キーワード】小児気道狭窄 / ES細胞 / 気管軟骨 / 再生医療 / 胚性幹細胞 (他13件)
【概要】ヒトES細胞ソースとして分化誘導し、軟骨形成を行った。現在、1.5cmX1.5cm, 厚さ0.5cmの軟骨片の作成に成功している。このヒトES由来軟骨を用いてウサギの気管にパッチ移植を行った。非免疫抑制下では3匹とも移植後1~2週間で呼吸不全死した。病理所見では気管内腔を塞ぐように肉芽形成がみられた。また、ヒトES由来軟骨を4匹のヌードラットに顕微鏡下にてパッチ移植し、1か月にてサンプリングした。...
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
【医歯薬学】歯学:移植・再生医療再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏再生・移植医療用細胞・組織構築物の凍結保存・評価システムの開発(15H03039)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】移植・再生医療 / 細胞・組織 / マイクロ・ナノデバイス / 組織構築物 / 凍結保存 (他10件)
【概要】本研究では、①DMSOフリー新規凍結保存液、②凍結保存用培養デバイス、③凍結装置の開発を行った。①DMSOの細胞毒性、および動物由来原料の抗原性変化や病原体混入の可能性等の課題を解決すべく、ヒト組織由来細胞に有効なDMSO-血清フリー細胞凍結保存液の組成を見出した。②3D培養デバイスTASCLを用いて、均一な大きさのヒト組織由来幹細胞・組織構築物を大量に創製すると共に、有効な保存液組成の決定からガ...
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
【医歯薬学】歯学:組織再生医療を含む研究件
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
❏埋込み型膵島・肝組織の設計・生体外構築育成のための方法論の確立と実証(22246101)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00235128)
【キーワード】医用化学工学 / マルチスケール血管網配備 / 膵島 / 肝 / 三次元造形 (他19件)
【概要】移植用の膵島や肝組織の人工的構築の方法論確立を目標として,細胞の三次元化とマルチスケール物質交換性の確保の視点から,細胞組織体を高密度にランダム充填する小チャンバーと,それらに培養液・血液を均一に分配するマクロ流路構造を持つ担体構造を提案,レーザー焼結積層造形法によって担体を作成した.細胞組織体として肝細胞凝集体を固定化した灌流培養では,長期に安定した高機能を得た.さらに組織構築用に細胞への毒性が...
【医歯薬学】歯学:組織幹細胞再生医療を含む研究件
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
❏FGFシグナルを軸とした細胞間相互作用による肝臓の再生と病態の制御機構の解明(24590342)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 暢 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (50396917)
【キーワード】再生医学 / シグナル伝達 / 肝臓 / 組織幹細胞 / 細胞・組織 (他7件)
【概要】重篤な障害を受けた肝臓では、未分化性を有する特殊な幹/前駆細胞(肝前駆細胞)が出現して、再生過程に寄与すると考えられている。しかしながら、肝前駆細胞の誘導・増殖・分化を制御する分子機構の詳細や、これと肝線維化や肝がん等の病態との関連の実態や機序は不明である。種々のマウス肝障害モデルを用いた、FGF7を中心とする細胞間相互作用に着目した解析により、肝前駆細胞の動態を制御する新たなシグナル伝達経路や転...
❏独自の培養技術を用いた大腸上皮細胞機能解析と臨床応用技術開発(22229005)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-05-31 - 2015-03-31
【研究代表者】渡辺 守 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10175127)
【キーワード】幹細胞移植 / 再生医療 / 大腸炎創傷治癒 / 大腸上皮 / 組織幹細胞 (他13件)
【概要】腸管上皮の再生機構を明らかにし、ヒト消化管再生医療に応用することが期待されている。正常な腸管上皮を体外で操作し解析することは技術的に困難とされていたことを背景とし、申請者・渡辺と分担者・中村は、正常マウス大腸由来上皮細胞を長期にわたり無血清培地中で3次元的に培養維持する画期的技術開発に着手し、かつ独自の大腸上皮幹細胞培養技術の応用を図り、「正常上皮細胞機能を解析すること」、「培養大腸上皮細胞の臨床...
【医歯薬学】歯学:組織再生再生医療を含む研究件
❏生体イメージングと特異的細胞除去による再生骨成熟過程の解明と体外成熟法の確立(18K09806)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西條 英人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80372390)
【キーワード】イメージング / 再生医療 / 組織成熟 / 再生骨・軟骨 / 骨再生 (他6件)
【概要】生体内における骨・軟骨成熟過程を観察可能なイメージング系の確立を行った。呼吸などによるマウスの体動を抑えることで、鮮明な画像が得られた。この系を用いた観察で、移植された細胞に対し、ホスト側の細胞が早期より接触し、組織再生に影響を与えていることを示唆する所見が得られた。また、体外にて軟骨ペレットとマクロファージの共培養を行い、マクロファージの状態によって軟骨組織再生に与える影響が大きく異なることが示...
❏歯周組織幹細胞からみた慢性歯周炎組織破壊と組織リモデリング機序の解明(24592965)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中川 種昭 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00227745)
【キーワード】歯周組織 / 再生医療 / 再生医学 / 間葉系幹細胞 / 神経堤細胞 (他10件)
【概要】歯周組織の恒常性は局所の歯根膜細胞や歯槽骨細胞によってなされているが、移動してきた幹細胞様細胞が歯周組織の修復と再生に寄与している可能性があることが報告された。これらの細胞は骨髄間葉系幹細胞のマーカー(PDGFRa)を発現していた。歯周組織は発生学的に神経堤細胞にその起源を持つことからiPS細胞から神経堤細胞に誘導し、歯および歯周組織再生療法へつなげることを本研究課題の目標とし、以下の成果を得た。...
❏動脈用小口径人工血管の生体外再構築(13480289)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】人工血管 / 細胞 / 再生医療 / 組織再生 / 組織再構築 (他6件)
【概要】血管内径が4mm以下の小口径領域の人工血管の開発が強く期待されているにも関わらず,現在臨床に耐えるものは開発されていない.従来の生分解性材料と細胞から構成される人工血管のモデルでは,生分解性の材料に血管平滑筋細胞を播種して血管内腔面が平滑になった後に血管内皮細胞を播種するものであったが,血管平滑筋細胞が平滑な内腔面を形成するまでに長い時間が費やされていた.さらに播種した細胞の材料への補足率も低いと...
【医歯薬学】歯学:オルガノイド再生医療を含む研究件
❏精緻かつ実用的な腎組織再構築のためのストローマ前駆細胞の誘導・維持・増殖法の開発(19K23600)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】西川 昌輝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40843149)
【キーワード】細胞工学 / 再生医療 / オルガノイド / 動物実験代替 / 腎臓 (他9件)
【概要】腎前駆細胞のin vitroでの維持・増殖法に関する知識の獲得は、腎臓の再生医療にとって重要である。本研究では、腎ストローマ前駆細胞の拡大培養を可能にする培養システムの構築を目指した。我々は、ある複数の増殖因子と小分子化合物からなる組合せが前駆細胞の未分化状態の維持および増殖に適していることを見出した。また、この培養系で培養された細胞と、単離直後の細胞を比較し、遺伝子発現パターンが非常に似通ってい...
❏肝硬変・肝不全治療に向けたヒト体性幹細胞を用いた再生医療の新規基盤づくり(18H02866)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鄭 允文 筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (80404995)
【キーワード】オルガノイド / 肝不全 / 再生医療 / 細胞移植 / ヒト体性幹細胞 (他8件)
【概要】本研究ではヒト胎盤組織幹細胞やヒト多能性幹細胞に対して、新規の三次元多細胞共培養システムを用いることによって、生体内の臓器発生過程や細胞社会の相互作用を模倣して新規消化器系組織原基を創出する独創的技術を開発した。さらに、免疫不全ラットに対してヒト肝細胞を移植し、ヒトアルブミン分泌やヒト型薬物代謝機能を確認した。またヒト-ラットの異種拒絶に関してはマクロファージの役割も確認できた。ヒト細胞に対する免...
【医歯薬学】歯学:足場再生医療を含む研究件
❏成育医療における骨・靭帯の生分解性足場材料の解析と融合蛋白質の創製(21659259)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】川北 敦夫 独立行政法人国立成育医療研究センター, 生殖・細胞医療研究部, 共同研究員 (40338083)
【キーワード】成育医学 / 細胞移植 / 足場 / キメラ蛋白質 / 骨再生 (他9件)
【概要】再生治療において細胞、培養担体および成長因子は組織再生のための必須要素である。このうち、培養担体は細胞が生着するための足場であるとともに、形態を維持するための骨格として重要な鍵となっている。生体吸収性材料である合成高分子に、細胞親和性に富むコラーゲンを複合化した培養担体を用いて骨再生治療に対する組織工学的アプローチを行った。特に細胞外マトリックスの代表的な細胞接着タンパクであるファイブロネクチンの...
❏組織工学的アプローチによる新規バイオミメティック組織デバイス開発の現状と課題(15630007)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / バイオミメティックス (他8件)
【概要】ハイブリッド型人工臓器を含めた再生医療分野は、細胞を加工するTissue Engineeringなどの技術を用いて加工した細胞そのものを医薬品のようにもちいる分野であり、そのために特に高度な安全性が求められるため産業応用も特に困難である。これに対して、動物およびヒト細胞培養を活用できる産業分野として再生医療以外には、大量培養による医薬生産、薬物や環境因子などの人体代替評価システムなどが考えられてい...
【医歯薬学】歯学:歯髄再生医療を含む研究件
❏歯牙形態保持因子の解明および発現の解析と再生歯牙への応用(21592491)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】藤原 久子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (80396746)
【キーワード】再生歯学 / ポリADP-リボシル化反応 / 再生医療 / ノックアウトマウス / ポリADP-リボシル化 (他8件)
【概要】本研究では、歯牙の形態保持および間葉系幹細胞の分化においてParp-1の発現の関与を示唆する結果を得た。マウスの歯牙を経時的に解析した結果、Parp-1欠損と老化の2つの因子が組み合わさると、歯牙内部の形態異常を引き起こすことが分かった。さらに、in vitroにおいて、間葉系幹細胞を骨細胞へ分化誘導したところ、Parp活性を阻害した細胞群においては骨細胞への分化が認められなかった。 ...
❏骨髄細胞を用いた新世代の歯の再生法‐オーダーメイド医療に向けて‐(20390501)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】石川 博 日本歯科大学, 生命科学部, 客員教授 (30089784)
【キーワード】再生歯 / 骨髄 / 組織幹細胞 / 潅流培養 / 歯根膜 (他27件)
【概要】野生型BALB/cAマウスの歯根膜、内エナメル上皮、歯髄ならびに大腿骨由来の細胞株を樹立した。エナメル上皮細胞にヒト乳歯歯髄由来の細胞を作用させると、アメロブラスチンを産生するようになった。この細胞と歯髄の細胞を横に並べて接触させコラーゲンゲル内に入れ細胞塊を作製し、ついで、これをヒトの歯根膜で包み、さらにその上をコラーゲンスポンジで巻いて、我々が開発した潅流培養装置でETFs を添加培養し、歯の...
【医歯薬学】歯学:薬剤性顎骨壊死再生医療を含む研究件
❏ARONJ治療に用いるMSC由来エクソソームの責任因子および作用機序の同定(22K10014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】エクソソーム / 薬剤性顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療
【概要】
❏免疫活性化作用を有するMSC亜集団を用いた顎骨壊死治療法の検討(19K10182)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】細胞治療 / 薬剤関連顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療 / 薬剤性顎骨壊死 (他9件)
【概要】薬剤関連顎骨壊死は骨粗鬆症の治療薬などの投与で発生する疾患であり治療法はまだ確立されていない。間葉系幹細胞による細胞治療は、間葉系幹細胞が骨を作る細胞の供給源となるだけでなく、骨細胞の活性促進因子を供給するため、有効な治療法と期待されている。しかし間葉系幹細胞は免疫抑制作用を有するため、感染が進行した難治性の患者を治療する目的で投与することはリスクが高い。一方、間葉系幹細胞の免疫調整機機能には不明...
❏自己iPS細胞由来間葉系幹細胞による顎骨壊死治療法の検討(16K11675)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】薬剤性顎骨壊死 / iPS細胞 / 細胞治療 / MSC / 顎骨壊死 (他12件)
【概要】細胞移植治療に用いられるMSCの多くは骨髄または脂肪組織から採取したものである。しかし特性の高いMSCは大量には採取できない。しかも、MSCは培養により急速に脱分化し細胞特性を喪失する。さらに高齢者ではMSCの増殖性が低下していることから、全年齢を対象とした治療方法にはなり得ない。そこでMSC供給源として人工多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し、iPS細胞から細胞治療に使用するMSCを作製した。この...
【医歯薬学】歯学:凍結保存再生医療を含む研究件
❏再生・移植医療用細胞・組織構築物の凍結保存・評価システムの開発(15H03039)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】移植・再生医療 / 細胞・組織 / マイクロ・ナノデバイス / 組織構築物 / 凍結保存 (他10件)
【概要】本研究では、①DMSOフリー新規凍結保存液、②凍結保存用培養デバイス、③凍結装置の開発を行った。①DMSOの細胞毒性、および動物由来原料の抗原性変化や病原体混入の可能性等の課題を解決すべく、ヒト組織由来細胞に有効なDMSO-血清フリー細胞凍結保存液の組成を見出した。②3D培養デバイスTASCLを用いて、均一な大きさのヒト組織由来幹細胞・組織構築物を大量に創製すると共に、有効な保存液組成の決定からガ...
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
【医歯薬学】歯学:神経堤細胞再生医療を含む研究件
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏ヒト由来幹細胞と脱細胞技術を用いた蠕動する機能的人工腸管作成の試み(18K08600)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤村 匠 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80573443)
【キーワード】腸管運動不全 / 人工腸管 / 歯髄細胞 / 神経堤細胞 / 発光イメージング (他11件)
【概要】短腸症候群や腸管運動不全に対する新規治療として、脱細胞化技術を用いて作製した腸管scaffoldにヒト歯髄細胞を用いて再細胞化を施し、機能的な人工小腸グラフトを構築することを目標とした。脱細胞技術によりラット小腸Scaffoldを作製でき、移植するヒト歯髄細胞の性質も確認できた。しかし、経血管循環培養(2週間)による再細胞化では移植細胞の多くが循環培養経路途中の腸間膜部分に留まり、免疫組織化学では...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
【医歯薬学】歯学:メカニカルストレス再生医療を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】椎間板
【研究期間】力学刺激
【研究代表者】線維輪
【キーワード】BioMEMS
【概要】犬の骨髄脂肪細胞周囲細胞(BM-PACs)にシアストレスが加わることで、血管内皮増殖因子(VEGF)の発現上昇が起こることを明らかにし、BM-PACsを用いた脊髄再生医療において、運動療法は移植されたBM-PACsにシアストレスを与え、血管新生作用を強化することで組織再生や機能改善の促進が期待された。実際に脊髄損傷による歩行困難を呈した犬に対し、BM-PACsの経静脈投与とリハビリテーションを組み...
❏静脈弁形成を制御する力学要因の抽出と再構成アプローチによる静脈弁誘導の試み(19H04440)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】静脈弁 / 下肢静脈瘤 / メカニカルストレス / BioMEMS / マイクロ流体デバイス (他20件)
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
【医歯薬学】歯学:間葉系幹細胞再生医療を含む研究件
❏小区分42020:獣医学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】犬角膜上皮細胞
【研究期間】肝細胞成長因子
【研究代表者】角膜再生医療
【キーワード】角膜上皮シート
【概要】
❏間葉系幹細胞局所投与による眼表面難治疾患制御法の開発(21K16908)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】稲垣 絵海 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別研究員(RPD) (40464903)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 眼表面難治疾患 / 再生医療 / 幹細胞移植療法
【概要】ヒト脂肪由来間葉系幹細胞(以下、ADSC)は、骨芽細胞、軟骨細胞及び脂肪細胞への分化能を有し、免疫調節機能・抗炎症作用を有することから既存治療に抵抗性を示す免疫疾患等に対する新たなモダリティとして期待されている。本研究では免疫学的異常を機序とする眼表面難治疾患モデルとして慢性移植片対宿主病(cGVHD)モデルを用いADSCの有効性評価について検討を行った。有効性評価モデルとして慢性GVHDモデルが...
❏角膜上皮細胞とHGF産生細胞の重合シートの開発と犬角膜損傷に対する移植効果の検討(20K06388)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
【キーワード】犬角膜上皮細胞 / 肝細胞成長因子 / 角膜再生医療 / 角膜上皮シート / 間葉系幹細胞 (他9件)
【概要】今年度は、犬角膜上皮細胞に対する肝細胞成長因子(HGF)の作用を検討するため、犬角膜上皮細胞におけるHGF受容体であるc-Metの発現解析とHGFによる作用の解析を行った。犬角膜上皮細胞のc-Met発現を免疫染色にて解析したところ、比較的肥大した細胞においてc-Metの発現を認めた。小型で増殖している細胞においてはc-Metの発現は低い傾向にあり、c-Metは比較的分化・成熟が進んだ角膜上皮細胞に...
【医歯薬学】歯学:歯学再生医療を含む研究件
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患における乳歯幹細胞による病因解明と新規治療開発(16H02682)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 腸管蠕動不全 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他16件)
【概要】上記疾患群の中で予後不良である腸管神経節細胞僅少症(HYPO)に、第一にfocusをした。HYPOは腸管神経節細胞は存在するがその数が極めて少ない特徴を有す。同じく腸管神経細胞の減少を認めるマウス(JF1)を用いて、健常児由来の乳歯幹細胞(SHED)を投与した。結果、体重増加を得、その有効性を証明した。次に、HYPO患者由来のSHED(HYPO-SHED)の解析を行った。SHEDは間葉系幹細胞(m...
❏造血-間葉相互作用による間葉系幹細胞特性維持機構の解明と骨再生医療への応用(16K11676)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】杉山 円 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90451814)
【キーワード】造血-間葉相互作用 / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / ステムネス / 幹細胞niche (他13件)
【概要】本研究では、造血幹細によって誘導されるMSCのステムネスシグナルを解明し、組み換えヒト(rh)BMP-2で誘導する再生骨に、シグナル関連分子を活用した、骨形成の促進と維持を実現する方法を確立し、長期に骨量・骨質を維持できる機能的骨再生を実現することで骨再生への応用を目指すとともに、口腔外科再生医療の発展の一助とすることを目的として、研究を実施した。In vivo, in vitroでの検討結果から...
❏ティッシュエンジニアリング技術により形成した顎裂部新生骨への歯の萌出と移動(16592039)
【研究テーマ】矯正・小児系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】須佐美 隆史 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80179184)
【キーワード】歯学 / 再生医療 / 骨代謝 / 再生医学 / 再生骨軟骨 (他10件)
【概要】本研究では、顎裂部骨移植への再生医療の導入とその矯正学的評価系の確立を目指し、顎裂部への移植骨作成のための基礎的検討を行った。研究内容は大別すると、(1)間葉系細胞による再生骨軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明、の二項目からなる。(1)については、インフォームドコンセントに基づき、口唇口蓋裂をはじめとする先天奇形に対する手術の際に得られたヒト由来細胞...
【医歯薬学】歯学:薬剤関連顎骨壊死再生医療を含む研究件
❏免疫活性化作用を有するMSC亜集団を用いた顎骨壊死治療法の検討(19K10182)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】細胞治療 / 薬剤関連顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療 / 薬剤性顎骨壊死 (他9件)
【概要】薬剤関連顎骨壊死は骨粗鬆症の治療薬などの投与で発生する疾患であり治療法はまだ確立されていない。間葉系幹細胞による細胞治療は、間葉系幹細胞が骨を作る細胞の供給源となるだけでなく、骨細胞の活性促進因子を供給するため、有効な治療法と期待されている。しかし間葉系幹細胞は免疫抑制作用を有するため、感染が進行した難治性の患者を治療する目的で投与することはリスクが高い。一方、間葉系幹細胞の免疫調整機機能には不明...
❏自己iPS細胞由来間葉系幹細胞による顎骨壊死治療法の検討(16K11675)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】薬剤性顎骨壊死 / iPS細胞 / 細胞治療 / MSC / 顎骨壊死 (他12件)
【概要】細胞移植治療に用いられるMSCの多くは骨髄または脂肪組織から採取したものである。しかし特性の高いMSCは大量には採取できない。しかも、MSCは培養により急速に脱分化し細胞特性を喪失する。さらに高齢者ではMSCの増殖性が低下していることから、全年齢を対象とした治療方法にはなり得ない。そこでMSC供給源として人工多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し、iPS細胞から細胞治療に使用するMSCを作製した。この...
【医歯薬学】薬学:増殖再生医療を含む研究件
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
❏ナノ分子技術を応用した3次元形態を有する再生軟骨の作製法の開発(16390431)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (30344451)
【キーワード】ナノテクノロジー / 再生医療 / 軟骨細胞 / ハイドロゲル / 液性因子 (他8件)
【概要】軟骨は運動・支持組織の主要な構成組織であり、外傷、加齢性疾患などの様々な疾患により障害をうける軟骨の再生、再建は、整形外科学のみならず現代医学の最重要課題の一つとなっている。軟骨再生医療は徐々に成果を挙げつつあるも、広範に軟骨が欠如している変形性関節症や、顎顔面先天異常などの他科疾患に広く応用するためには、in vitroで、3次元構造を有する再生軟骨を作る必要がある。一方、近年、必要な分子組成あ...
【医歯薬学】薬学:インスリン再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織再生医療を含む研究件
❏炎症が惹起する神経変性機構解明のためのヒト血液脳関門の構築(16K14190)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 神経科学 / 再生医療 / 細胞・組織 / マイクロマシン (他8件)
【概要】神経変性機構解明のために、神経組織中に神経細胞が高密度で均一に分布するような神経組織を神経幹細胞から作製する技術を開発した。本技術では、蓋付きアガロースゲルチャンバを用いることで、神経幹細胞を密閉した状態で分化誘導するため、組織の3次元形状が制御でき、分化誘導により神経細胞が高密度で均一に分布する組織作製を可能にした。また、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いてひも状のヒト神経組織を構築した。最終的...
❏超音波技術を基盤としたシーケンシャル細胞培養システム(16H04259)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹村 研治郎 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90348821)
【キーワード】細胞培養 / 自動培養 / 超音波 / 細胞組織生成 / 超音波振動 (他13件)
【概要】再生医療などの細胞療法において細胞培養技術は重要な基盤技術である.本研究では,超音波技術を用いて自動細胞培養システムの基盤技術を確立することを目的とした. はじめに,培養ディッシュに対して超音波振動を付与することによって底面に接着した細胞をタンパク質分解酵素を用いることなく剥離できることを明らかにした.つぎに,超音波ポンピングを応用して,振動する培養面の上方からガラス管を近接させることによって培養...
❏再生内分泌組織の迅速応答を可能とする血流導入型ユニバーサル移植プラットフォーム(16H02419)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】酒井 康行 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00235128)
【キーワード】生体医工学 / 再生医療 / 内分泌組織 / ハイドロゲル / 多孔質担体 (他15件)
【概要】ピラー状シートを鋳型とし、あらたに開発したゼラチンメタクリレート(GelMA)とヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)共重合体ハイドロゲルを光重合により作成することにより、生分解性の持つハイドロゲルマイクロウエルの開発に成功した。さらにこのゲルウエルでMIN6-m9のスフィロイド培養に成功し、得られたスフィロイドは二次元培養よりもインスリン分泌量が増加し、in vivo試験でもラット肝臓表面に...
【医歯薬学】薬学:細胞周期再生医療を含む研究件
❏胎児循環における物質輸送特性の再評価と胎児心血管系制御システムの解明(20K20306)
【研究テーマ】生体情報内科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】毛利 聡 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00294413)
【キーワード】胎児循環 / 低酸素 / アミノ酸 / 心筋細胞 / 細胞分裂 (他21件)
【概要】生体は多彩な細胞で構成されるが、元は1個の受精卵であり細胞分裂を繰り返して各々の機能を獲得していく。その仕組みにおいて遺伝子など分子ネットワークが重要な役割を果たしているが、本研究では胎児循環を酸素やアミノ酸に対する独自の輸送特性によって胎児生体機能を制御する情報システムとして捉え、心筋細胞の分裂・分化に焦点を当て解析した胎児循環では酸素濃度が低く、出生に伴い高濃度酸素に曝露されるが、その環境変化...
❏Cdk6による骨格幹細胞G0/G1期制御機構の解明と骨再生医療に向けた基礎的検討(20H03884)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】小笠原 徹 東京大学, 保健・健康推進本部, 講師 (20359623)
【キーワード】骨格幹細胞 / 細胞周期 / G0/G1期 / 骨軟骨代謝学 (他6件)
【概要】骨代謝メカニズムの解明は口腔外科学分野において非常に重要な課題である。本研究では、研究代表者のこれまでの研究成果の発展形として、細胞周期のG0/G1期に着目して、骨格に存在する組織幹細胞(骨格幹細胞)の制御機構を明らかとすることによって、骨代謝制御メカニズムのさらなる理解を深めるとともに、その結果を骨再生医療分野における臨床応用につなげるための基礎的検討を行う。2020年度は以下の項目を検討した。...
❏細胞周期を可視化する蛍光プローブを用いた新規の心筋細胞周期調節因子の探索(24890227)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2012-08-31 - 2014-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90528390)
【キーワード】細胞周期 / ライブイメージング / 心臓発生 / 再生医療 / 心筋再生 (他6件)
【概要】終末分化した心筋細胞はほとんど細胞分裂しないため、自己修復できないことが末期心不全の難治性を規定する大きな要因となる。心筋細胞を再び細胞分裂させ、組織を再生することができれば、末期心不全患者の根治的な治療法を確立することができる。そのため我々は、心筋細胞の増殖を調節している機構を解析し、心筋細胞の細胞周期を制御している新たな調節因子を探索することを目的として研究を計画した。我々は心筋細胞の増殖期に...
【医歯薬学】薬学:血管再生医療を含む研究件
❏微小血管網を有するヒト型高次肝組織構築過程のライブ観察(22390260)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】小池 直人 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (50301081)
【キーワード】血管 / 肝臓 / 組織再構築 / 再生医療 / 再生医学
【概要】ヒト臍帯静脈血管内皮細胞、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞、ヒト胎児肝細胞を共培養し、in vitroで再構築した微小血管網を有する立体的なヒト型高次肝組織をマウス頭部観察窓(cranial window)内に移植した。移植されたヒト型高次肝組織は宿主に生着し成熟した。 本研究では、 この組織成熟再構築過程における細胞間相互作用や血流因子の解析のライブ観察に成功した。移植組織内の血管は宿主の血管系と数日で...
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
【医歯薬学】薬学:血小板再生医療を含む研究件
❏自己細胞由来誘導性血小板成長因子剤によるパーソナル治療(16K11379)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢澤 真樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60327567)
【キーワード】再生医療 / 血小板 / 再生医学
【概要】血小板には各種成長因子が多く含まれており、止血・凝固作用後の傷において、これらの成長因子が複合的に働き、創部の創傷治癒過程で大きな寄与をしていることが分かってきた。そこで自己細胞由来誘導性血小板を作製してパーソナル治療剤の開発に繋げる本研究を行った。自己細胞由来誘導性血小板は、創傷治癒に有効性を示すサイトカインを含有し、刺激による活性化能を有していた。免疫不全創傷治癒モデルマウスを用いてbFGFと...
❏骨髄における巨核球造血/脂肪細胞へのスイッチ制御機構の解明(22659183)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】池田 康夫 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00110883)
【キーワード】血栓止血学 / 再生医療 / 血小板 / 巨核球 / 骨髄脂肪変性 (他11件)
【概要】巨核球と脂肪細胞の両方への分化能を有する細胞、そしてそれらどちらにも分化しない繊維芽細胞を用いた遺伝子発現解析において差異の認められたいくつかの因子の遺伝子導入細胞を種々のアプローチにより検討した結果、p45NF-E2/Maf G/Maf Kが巨核球分化決定因子であり、脂肪分化決定因子CEBPalphaの共発現の条件下では巨核球分化が抑制される事を認めた。したがって、p45NF-E2/Maf G/...
❏単球由来多能性細胞移植による組織修復・再生療法の実用化に向けた検討(17390284)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (50245479)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 血管新生 / 単球 / 脳梗塞 (他8件)
【概要】本研究では,申請者が発見したCD14^+CD45^+CD34^+I型コラーゲン^+のフェノタイプを持つ末梢血単球由来の多能性細胞(monocyte-derived Muultipotent Cell ; MOMC)を臓器再生のための細胞移植療法に用いるために必要な基礎研究を行った。 1)疾患モデルを用いたMOMC細胞移植による組織再生療法の確立 ラットの脳虚血,皮弁モデルを用いて同系MOMC移植に...
【医歯薬学】薬学:細胞培養再生医療を含む研究件
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏超音波技術を基盤としたシーケンシャル細胞培養システム(16H04259)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹村 研治郎 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (90348821)
【キーワード】細胞培養 / 自動培養 / 超音波 / 細胞組織生成 / 超音波振動 (他13件)
【概要】再生医療などの細胞療法において細胞培養技術は重要な基盤技術である.本研究では,超音波技術を用いて自動細胞培養システムの基盤技術を確立することを目的とした. はじめに,培養ディッシュに対して超音波振動を付与することによって底面に接着した細胞をタンパク質分解酵素を用いることなく剥離できることを明らかにした.つぎに,超音波ポンピングを応用して,振動する培養面の上方からガラス管を近接させることによって培養...
❏Cell Exerciseにおける力学とバイオの統合(15H05761)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2019-03-31
【研究代表者】金子 真 大阪大学, 工学研究科, 教授 (70224607)
【キーワード】Cell Exercise / 細胞シート / 平滑筋細胞 / 周期的静水圧印加 / 細胞培養 (他15件)
【概要】ヒトは筋トレによって筋肉を増強することができる。これと同じことは細胞レベルでも期待できる。ヒトの臍帯動脈平滑筋細胞をシリンジに入れ、低圧側110-高圧側180kPaかつ周波数0.002Hzの条件で周期的静水圧印加を行ったところ、細胞播種後30分で大気圧培養と比較して、細胞サイズに統計的有意差が見られた。この条件を基に、ラットの血管平滑筋細胞を用いて同様の工程で10層のシートを作製し、ラットに移植し...
【医歯薬学】薬学:環状アデノシン一リン酸 (cAMP)再生医療を含む研究件
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:ES細胞再生医療を含む研究件
❏小児気道狭窄に対する胚性幹細胞由来軟骨を用いた新規治療法の開発(19H03720)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】渕本 康史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (40219077)
【キーワード】小児気道狭窄 / ES細胞 / 気管軟骨 / 再生医療 / 胚性幹細胞 (他13件)
【概要】ヒトES細胞ソースとして分化誘導し、軟骨形成を行った。現在、1.5cmX1.5cm, 厚さ0.5cmの軟骨片の作成に成功している。このヒトES由来軟骨を用いてウサギの気管にパッチ移植を行った。非免疫抑制下では3匹とも移植後1~2週間で呼吸不全死した。病理所見では気管内腔を塞ぐように肉芽形成がみられた。また、ヒトES由来軟骨を4匹のヌードラットに顕微鏡下にてパッチ移植し、1か月にてサンプリングした。...
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏奇形腫病理の機械学習解析に基づくヒトiPS・ES細胞のクリティカルエピゲノム同定(15H04715)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】梅澤 明弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 再生医療センター, 副所長/再生医療センター長 (70213486)
【キーワード】奇形腫 / システム病理学 / 多能性幹細胞 / ES細胞 / エピゲノム (他13件)
【概要】本研究では、奇形腫の病理組織像に対して機械学習解析を行い、そのデータを基盤として、多能性幹細胞のクリティカルエピゲノムを同定した。奇形腫形成の過程や、細胞間、移植部位それぞれの相互作用を始め、奇形腫を構成する自然法則を明らかにし、多能性幹細胞による奇形腫がどのように創成されているかを構成的アプローチによって有機的なシステムとして解明を試みた。構成的システム病理学は、細胞、器官、多細胞体などを創成す...
【医歯薬学】薬学:人工血管再生医療を含む研究件
❏Cell Exerciseにおける力学とバイオの統合(15H05761)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2019-03-31
【研究代表者】金子 真 大阪大学, 工学研究科, 教授 (70224607)
【キーワード】Cell Exercise / 細胞シート / 平滑筋細胞 / 周期的静水圧印加 / 細胞培養 (他15件)
【概要】ヒトは筋トレによって筋肉を増強することができる。これと同じことは細胞レベルでも期待できる。ヒトの臍帯動脈平滑筋細胞をシリンジに入れ、低圧側110-高圧側180kPaかつ周波数0.002Hzの条件で周期的静水圧印加を行ったところ、細胞播種後30分で大気圧培養と比較して、細胞サイズに統計的有意差が見られた。この条件を基に、ラットの血管平滑筋細胞を用いて同様の工程で10層のシートを作製し、ラットに移植し...
❏エラスティックな生分解性材料による小口径の人工血管の開発(14704077)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (90343144)
【キーワード】人工血管 / 生体内分解性プラスチック / 力学的性質 / 再生医療
【概要】光硬化性カプロラクトン-ラクチド共重合体のマクロモノマーの分子量,分子構造を変化させた時のポリマーの力学的な性質の変化を明らかにすることを本研究の目的とした. マクロモノマーの分子量を2000,5000,10000(カプロラクトン-ラクチド比を50:50)に調整し,光硬化させた樹脂の引っ張り試験によるヤング率を計測したところ,分子量の増加に伴いヤング率,破断強度の減少が認められた.さらに,分子量5...
❏動脈用小口径人工血管の生体外再構築(13480289)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50323522)
【キーワード】人工血管 / 細胞 / 再生医療 / 組織再生 / 組織再構築 (他6件)
【概要】血管内径が4mm以下の小口径領域の人工血管の開発が強く期待されているにも関わらず,現在臨床に耐えるものは開発されていない.従来の生分解性材料と細胞から構成される人工血管のモデルでは,生分解性の材料に血管平滑筋細胞を播種して血管内腔面が平滑になった後に血管内皮細胞を播種するものであったが,血管平滑筋細胞が平滑な内腔面を形成するまでに長い時間が費やされていた.さらに播種した細胞の材料への補足率も低いと...
【医歯薬学】薬学:代謝再生医療を含む研究件
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:骨形成再生医療を含む研究件
❏骨代謝異常に対応可能な骨代替材料と破骨細胞前駆細胞による次世代骨再生医療の展開(25670834)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池田 通 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00211029)
【キーワード】骨欠損 / 再生医療 / 破骨細胞 / 異物巨細胞 / 肉芽腫 (他12件)
【概要】本研究課題は、骨欠損部位にセラミック顆粒と骨芽細胞に分化する骨髄間葉系幹細胞及び破骨細胞を移植することで、骨再生を促進することを目指して行われた。骨髄間葉系細胞移植は骨形成と破骨細胞誘導を同時にもたらし、移植物の骨組織への置換に単独で寄与することを示した。また、水熱法で作製された柱状粒子ハイドロキシアパタイトを移植すると、骨髄間葉系細胞を移植しなくても破骨細胞に近い形質の多核巨細胞が形成され、さら...
❏生理的骨形成に関与するBMPの同定とその臨床応用に関する研究(16659400)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】鄭 雄一 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30345053)
【キーワード】Bone morphogenetic protein / 骨分化 / 再生医療 / 骨折治癒 / BMP (他7件)
【概要】本研究では、生理的に骨誘導を行う肥大軟骨に着目し、そこで発現されるBMP2とBMP6に焦点を絞り、その生理的機能をこの2種類のBMPの複合ノックアウト(WKO)作出し解析するとともに、BMP2とBMP6のヘテロダイマーを産生して、その骨誘導能をBMP2ホモダイマーと比較し、より優れた骨誘導剤を同定しようとしたものである。 昨年度に引き続き、WKOを作製し解析を行い、その生体内機能を検討した。WKO...
【医歯薬学】薬学:再生再生医療を含む研究件
❏大脳白質障害に対する再生医療実現のための基盤研究(16K10710)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】今井 英明 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (70359587)
【キーワード】再生医療 / 大脳白質障害 / 骨髄由来間葉系幹細胞 / 加工幹細胞SB623 / 二重盲検比較対照第II相試験 (他31件)
【概要】(A)細胞(細胞医薬品)移植と(B)ドラッグデリバリーシステム(DDS) によるmRNA遺伝子治療を、動物実験モデルで検証した。(A)SB623細胞は、ヒト骨髄由来である加工幹細胞である (サンバイオ社)。事情により、用いることができず、動物研究は断念したが、SB623細胞による外傷性脳損傷に起因する慢性運動障害患者に対する二重盲検比較対照第II相試験に、施設責任者として参加した。運動機能の改善に...
❏遺伝子改変マウスを用いたマウス胎仔皮膚再生の解明(16H05494)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / twist2 / 再生医学 (他8件)
【概要】マウス胎生13日までの胎仔に作成した創傷は、瘢痕を残すことなく完全に再生し、胎生15日以降に作成した創傷は、肌理は再生せず、また真皮が線維化し瘢痕を残して治癒する。創傷作成後の組織切片からレーザーマイクロダイセクションとマイクロアレイを用いて詳細に発現遺伝子の比較を行い、再生を促すあるいは瘢痕形成を起こさせる因子の絞り込みを行った。 同時に皮膚が完全に再生するマウス胎生13日の創傷部位に特異的に発...
❏レーザーマイクロダイセクションを用いたマウス胎仔皮膚再生の分子機構の解明(25293363)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / 創傷 / 再生医療 (他7件)
【概要】哺乳類の胎仔の皮膚に実験的に傷をつけても、胎生期のある時期までは傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく治癒し、皮膚は完全に元通りに再生する。われわれは、胎生13日までのマウス胎仔の皮膚に創傷を作成しても完全に再生するが、胎生14日以降の胎仔は再生せず傷跡を残すことを発見した。これをもとに、組織切片からレーザーマイクロダイセクションを用いて、胎生13日と15日の創傷部の表皮、真皮別にRNAを採取して、...
【医歯薬学】薬学:幹細胞再生医療を含む研究件
❏小区分56070:形成外科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】毛髪再生
【研究期間】毛乳頭細胞
【研究代表者】毛根鞘細胞
【キーワード】再生医療
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏多血小板血漿により賦活したヒト毛乳頭細胞の機能解析(20K18434)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 多血小板血漿 / 細胞培養 / 毛包新生 (他8件)
【概要】前年度に引き続き、遺伝子発現解析(リアルタイムPCR)を行った。ヒト毛乳頭細胞を多血小板血漿(PRP)またはウシ胎児血清(FBS)を含有する培地で培養した後、total RNAを抽出・精製し、毛包誘導能関連遺伝子のmRNA発現量を比較解析したところ、PRPの賦活効果によりALPの遺伝子発現が増強することを確認した。次にin vivoでの毛包再構築実験(細胞移植実験)を行った。新生児C57BL/6J...
❏毛包由来間葉系細胞の混合移植による毛髪再生(18K16979)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】毛髪再生 / 毛乳頭細胞 / 毛根鞘細胞 / 再生医療 / 細胞移植 (他10件)
【概要】ヒトまたはマウス由来の毛乳頭細胞と真皮毛根鞘細胞を混合し、それぞれ3種類(細胞懸濁液・細胞シート・細胞凝集塊)の移植形態(コンストラクト)を作製した。各コンストラクトの特性を遺伝子発現解析や動物実験などにより比較したところ、移植細胞のコンストラクトを細胞シートや細胞凝集塊に調製することで毛包誘導能が増強することを確認できた。 ...
【医歯薬学】薬学:神経幹細胞再生医療を含む研究件
❏神経幹細胞移植と神経突起伸長促進化合物を組み合わせた外傷性脳損傷の再生治療研究(22K16696)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2022-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加瀬 義高 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00830655)
【キーワード】神経幹細胞 / 再生医療 / 脳挫傷 / γ-secretase inhibitor / iPS細胞
【概要】
❏障害海馬での神経幹細胞の枯渇を招かない長期的な神経再生の基礎的研究(19K18438)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加瀬 義高 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00830655)
【キーワード】神経突起 / ニューロン / 老化 / p38 / 神経幹細胞 (他15件)
【概要】p38の活性を維持することのできるRK-682はヒトiPS細胞由来のニューロンの神経突起を伸長する効果を有することが明らかになった。老化や神経変性疾患の進行に伴い、神経突起が退化することが知られているが、これに対してRK-682が有用である可能性がある。 また、脳傷害に対して、神経幹細胞の移植での再生医療を考えた場合、神経幹細胞にあらかじめRK-682を添加することで、移植後に分化する神経細胞の神...
❏マーモセットをモデルとした多能性幹細胞由来神経幹細胞による脊髄損傷前臨床研究(24592210)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】嶋田 弘子 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (60528644)
【キーワード】神経幹細胞 / ES細胞 / 脊髄損傷 / マーモセット / 霊長類 (他6件)
【概要】コモンマーモセットES/iPS細胞由来神経幹細胞を用いた、コモンマーモセット症例モデルへの移植は、霊長類における多能性細胞を用いた再生医療の前臨床研究として有用である。そこで我々が樹立したコモンマーモセットES細胞から胚葉体(Embryoid Body; EB)形成を介して神経幹細胞へと分化誘導する方法の開発を行った。その結果、本方法で得られたニューロスフェアは自己増殖能を持ち、一次ニューロスフェ...
【医歯薬学】薬学:ノッチ再生医療を含む研究件
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
【医歯薬学】薬学:MRI再生医療を含む研究件
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
❏リアルタイムMRIによる健常軟骨及び変性軟骨の物理的特性の解明(18700414)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】宮田 昌悟 九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科, 助教 (70376515)
【キーワード】関節軟骨 / 力学特性 / 再生医療 / 粘弾性 / MRI (他9件)
【概要】1.圧縮変形下における生体軟試料MRI測定系の開発 4.9テスラMRI装置の測定ボア内で生体軟試料に圧縮変形を負荷するため,アクリル部材を用いて治具を作製した.圧子をネジ式で押し込む様式とし,ネジ回転角を調整することで変位制御を可能とした.対象試料は生体軟組織を模擬したハイドロゲルとした.開発した装置を用いて試料に10%の圧縮ひずみを負荷し,応力緩和過程の挙動を2次元イメージングによる形状測定で観...
【医歯薬学】薬学:細胞分離再生医療を含む研究件
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
❏自己細胞を用いた新しい肺再生医療モデルの開発(17H06274)
【研究テーマ】恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】北野 健太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70647073)
【キーワード】再生医療 / 脱細胞化 / 肺再生 / 大動物モデル / 肺移植 (他10件)
【概要】本研究の目的は、ミニブタモデルで自己細胞をもとに再生肺を構築し生体内でガス交換能を維持できるか検証することである。再生肺の構築のために我々は脱細胞化技術を用いた。レシピエントとなるブタの肺部分切除から得て培養した自家細胞を、ドナーブタから摘出し脱細胞化した肺に、配置して再生肺を構築した。得られた再生肺を用いてレシピエントに左片肺移植を行った。再生肺を移植されたブタは2時間生存し、その間の酸素ガス交...
❏細胞認識因子を組み込んだインテリジェント型細胞分離基材の開発(26420714)
【研究テーマ】複合材料・表界面工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】細胞分離 / 細胞接着 / 温度応答性 / 再生医療 / バイオマテリアル (他8件)
【概要】本研究課題では、再生医療への応用を目的とし、細胞治療に用いる細胞を温度変化のみで分離するインテリジェント型分離基材の設計を行なった。ガラス基板、微細加工基板、マイクロファイバーの表面に温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)を修飾し、37℃で細胞を接着させて20℃で細胞を脱着させる基板表面を作製した。この際、細胞種ごとの接着性の差を大きくする基材設計を行なう事で...
【医歯薬学】薬学:マイクロ流体デバイス再生医療を含む研究件
❏静脈弁形成を制御する力学要因の抽出と再構成アプローチによる静脈弁誘導の試み(19H04440)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】静脈弁 / 下肢静脈瘤 / メカニカルストレス / BioMEMS / マイクロ流体デバイス (他20件)
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出(19K22954)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス (他14件)
【概要】生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨...
❏再生医療を目指した神経細胞分化制御における剪断応力の影響(15K06925)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】広井 賀子 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (20548408)
【キーワード】再生医療 / マイクロ流体デバイス / 神経細胞分化 / 細胞遊走 / 細胞運命決定 (他14件)
【概要】本研究は再生医療を視野に入れた神経分化制御において, 剪断応力を利用する手法の構築を目指し, マイクロファブリケーション技術で作成した培養器による研究を展開した. 様々な剪断応力を加えることができる培養デバイスでは, 剪断応力に依存して細胞の遊走能や形態, 配向に影響が出ることを突き止めた. また同様のマイクロ流路内での流体の性質を利用し, 接着因子との組み合わせで細胞の一部分のみを刺激因子を含ん...
【医歯薬学】薬学:温度応答性高分子再生医療を含む研究件
❏細胞機能を最大限に引き出す革新的機能性界面の開発(21KK0199)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】温度応答性高分子 / 機能性界面 / バイオ界面 / 細胞組織 / 幹細胞 (他7件)
【概要】本研究は、米国ユタ大学との国際共同研究により、再生医療に用いる幹細胞組織を作製するための機能性バイオ界面を開発することを目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)を細胞培養皿表面に修飾して作製した機能性バイオ界面、および、ポリ(N-イソプロピルアクリルアミドと細胞非接着領域として親水性のポリアクリルアミドをラインパターン状に修飾して作製した機能性バ...
❏再生医療を革新的に効率化する機能性バイオ界面の創製(19H02447)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】再生医療 / 細胞組織 / 機能性界面 / 温度応答性 / 組織工学 (他12件)
【概要】本研究は、再生医療に用いる細胞組織を作製するための機能性バイオインターフェイスの開発を目的としている。 令和三年度は、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)に細胞認識ペプチドを導入したバイオインターフェイスによる細胞分離の機能開発および細胞組織を作製する研究を推進した。 下層にペプチド結合部位としてpoly(2-hydroxyethyl methacryla...
【医歯薬学】薬学:骨代謝再生医療を含む研究件
❏骨代謝異常に対応可能な骨代替材料と破骨細胞前駆細胞による次世代骨再生医療の展開(25670834)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池田 通 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00211029)
【キーワード】骨欠損 / 再生医療 / 破骨細胞 / 異物巨細胞 / 肉芽腫 (他12件)
【概要】本研究課題は、骨欠損部位にセラミック顆粒と骨芽細胞に分化する骨髄間葉系幹細胞及び破骨細胞を移植することで、骨再生を促進することを目指して行われた。骨髄間葉系細胞移植は骨形成と破骨細胞誘導を同時にもたらし、移植物の骨組織への置換に単独で寄与することを示した。また、水熱法で作製された柱状粒子ハイドロキシアパタイトを移植すると、骨髄間葉系細胞を移植しなくても破骨細胞に近い形質の多核巨細胞が形成され、さら...
❏ティッシュエンジニアリング技術により形成した顎裂部新生骨への歯の萌出と移動(16592039)
【研究テーマ】矯正・小児系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】須佐美 隆史 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80179184)
【キーワード】歯学 / 再生医療 / 骨代謝 / 再生医学 / 再生骨軟骨 (他10件)
【概要】本研究では、顎裂部骨移植への再生医療の導入とその矯正学的評価系の確立を目指し、顎裂部への移植骨作成のための基礎的検討を行った。研究内容は大別すると、(1)間葉系細胞による再生骨軟骨組織作成のための基礎的研究、ならびに(2)骨軟骨細胞の分化制御メカニズムの解明、の二項目からなる。(1)については、インフォームドコンセントに基づき、口唇口蓋裂をはじめとする先天奇形に対する手術の際に得られたヒト由来細胞...
【医歯薬学】薬学:低酸素再生医療を含む研究件
❏胎児循環における物質輸送特性の再評価と胎児心血管系制御システムの解明(20K20306)
【研究テーマ】生体情報内科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】毛利 聡 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00294413)
【キーワード】胎児循環 / 低酸素 / アミノ酸 / 心筋細胞 / 細胞分裂 (他21件)
【概要】生体は多彩な細胞で構成されるが、元は1個の受精卵であり細胞分裂を繰り返して各々の機能を獲得していく。その仕組みにおいて遺伝子など分子ネットワークが重要な役割を果たしているが、本研究では胎児循環を酸素やアミノ酸に対する独自の輸送特性によって胎児生体機能を制御する情報システムとして捉え、心筋細胞の分裂・分化に焦点を当て解析した胎児循環では酸素濃度が低く、出生に伴い高濃度酸素に曝露されるが、その環境変化...
❏培養ヒト真皮毛根鞘細胞を用いた毛髪再生治療の開発(17H06642)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
【キーワード】再生医療 / 毛髪再生 / 毛包新生 / 細胞移植 / 幹細胞 (他11件)
【概要】脱毛症に対する先進医療として、細胞を用いた毛髪再生医療が注目されている。毛包由来の毛乳頭細胞を用いた基礎研究が多く行われる中、未だにヒト細胞から構成される毛包の新生は実現していない。近年、毛包を構成する真皮毛根鞘に比較的未分化な細胞が多く存在することが明らかになってきた。この真皮毛根鞘に存在する間葉系細胞である真皮毛根鞘細胞に着目し、臨床応用可能な毛髪再生治療を開発することが本研究の目的である。本...
❏力学的刺激による毛細血管3次元ネットワーク形成の促進と再生医療への応用(17650144)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】内皮細胞 / 毛細血管 / 再生医療 / 血管新生 / 内皮前駆細胞 (他11件)
【概要】再生臓器の実現のためには、細胞集合体への酸素供給のための血管ネットワークが必要となり、特に3次元細胞組織中に深く侵入するような3次元のネットワーク形成が必要である。本研究では、3次元的に血管ネットワークが深く侵入する力学的刺激の最適条件、さらに内皮前駆細胞を用いた場合や、増殖因子(bFGF,VEGF)、低酸素による増殖誘導によるネットワーク形成の環境要因を明らかにする。特に18年度では、内皮前駆細...
【医歯薬学】薬学:神経科学再生医療を含む研究件
❏創薬評価のための血液脳関門(BBB)を有する神経組織アレイ(17H03197)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学部, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 組織チップ / 薬剤スクリーニング / 神経科学 / ドラッグスクリーニング (他8件)
【概要】膨大な種類の薬剤や毒性物質の神経細胞に対する影響を短時間で解析するためにドラッグスクリーニングに適した3次元組織アレイを作成した。紐状の神経組織を利用して作製した3次元組織アレイは、組織中心部での細胞死が観察されない、細胞数が均一、アッセイに必要な細胞数がある、形状が均一などの特徴を有していた。z'-factorが0.5以上で薬剤スクリーニングの受け入れ基準をクリアすることができ、細胞死や...
❏炎症が惹起する神経変性機構解明のためのヒト血液脳関門の構築(16K14190)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 神経科学 / 再生医療 / 細胞・組織 / マイクロマシン (他8件)
【概要】神経変性機構解明のために、神経組織中に神経細胞が高密度で均一に分布するような神経組織を神経幹細胞から作製する技術を開発した。本技術では、蓋付きアガロースゲルチャンバを用いることで、神経幹細胞を密閉した状態で分化誘導するため、組織の3次元形状が制御でき、分化誘導により神経細胞が高密度で均一に分布する組織作製を可能にした。また、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いてひも状のヒト神経組織を構築した。最終的...
❏再生医療技術を利用したファイバー型バイオ神経インターフェース(26630088)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり / 根岸 みどり(加藤みどり)) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
【キーワード】マイクロ・ナノデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 神経移植 / 脳・神経 (他7件)
【概要】本研究課題では,移植医療に応用できるように神経細胞と生体適合性材料から形成される直径100-200 μm,長さ数メートルのバイオ神経インターフェースの構築を目指した。最初にマウスの神経幹細胞から形成される神経ファイバーの安定的な構築方法を確立した。次に、神経細胞ファイバー48本から形成される神経ファイバーバンドルを作製し、脊髄損傷モデルマウスへの治療効果を確認するため移植実験を行った。移植した神経...
【医歯薬学】薬学:不整脈再生医療を含む研究件
❏胎児循環における物質輸送特性の再評価と胎児心血管系制御システムの解明(20K20306)
【研究テーマ】生体情報内科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】毛利 聡 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00294413)
【キーワード】胎児循環 / 低酸素 / アミノ酸 / 心筋細胞 / 細胞分裂 (他21件)
【概要】生体は多彩な細胞で構成されるが、元は1個の受精卵であり細胞分裂を繰り返して各々の機能を獲得していく。その仕組みにおいて遺伝子など分子ネットワークが重要な役割を果たしているが、本研究では胎児循環を酸素やアミノ酸に対する独自の輸送特性によって胎児生体機能を制御する情報システムとして捉え、心筋細胞の分裂・分化に焦点を当て解析した胎児循環では酸素濃度が低く、出生に伴い高濃度酸素に曝露されるが、その環境変化...
❏ヒトiPS細胞由来再生心筋細胞を用いた難治性不整脈の治療法の開発(25505004)
【研究テーマ】再生医学・医療
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤田 淳 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10306706)
【キーワード】再生医療 / iPS細胞 / 再生心筋細胞 / 不整脈治療 / 不整脈 (他13件)
【概要】iPS細胞を用いた不整脈研究の条件検討には大量の心筋細胞が必要であるため、スピナーフラスコによる回転浮遊培養系を用いた心筋細胞の大量培養法の開発と効率的な心筋細胞純化精製法の開発を行った。人工ヌクレアーゼを用いて心筋細胞特異的転写因子(NKX2-5)と刺激伝導系遺伝子のプロモーター下に蛍光蛋白をノックインした組換えヒトiPS細胞を作製し、心筋細胞刺激伝導細胞への分化および蛍光タンパクの発現を確認し...
❏マイクロ電極アレイと光学マッピング計測を融合した再生心筋組織機能評価システム(16200033)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】佐久間 一郎 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (50178597)
【キーワード】生物・生体工学 / 再生工学 / 細胞・組織 / 不整脈 / 細胞培養 (他9件)
【概要】近年、「再生医工学」が注目を集めており,遺伝子導入した心筋組織にペースメーカとしての機能を持たせようとする試みなどが進められている。研究の推進には心筋細胞や心筋組織、再生した組織も含めて総合的に機能評価を行う技術の確立が重要である。本研究では、光学計測系と電気刺激・信号計測系とを融合した心筋組織機能評価システムの確立を目標に光学計測系と電気刺激・信号計測系とを融合した以下の心筋組織機能評価システム...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス再生医療を含む研究件
❏p53欠損マウスを用いた再生軟骨周囲の軟骨膜様組織における再生誘導機構の解明(20592104)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中塚 貴志 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80198134)
【キーワード】再生医学 / 移植 / 再生医療 / アポトーシス / 軟骨再生 (他10件)
【概要】再生軟骨には周囲の軟骨膜様組織の機能が重要であると予想される。本研究の目的は、軟骨膜様組織の血行が軟骨再生に与える影響を解明し、再生軟骨維持法の開発に情報を提供することである。p53遺伝子欠損マウスを用いて、再生軟骨における低酸素ストレスの影響評価を行った。その結果、再生組織周囲の血行は軟骨再生に影響を及ぼし、移植組織への血行は再生軟骨の生体内代謝・形状維持に重要な因子であることが示唆された。 ...
❏骨髄間葉系幹細胞を用いた靭帯・腱付着部の構造再生に関する研究(18591673)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】高倉 義典 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (40094578)
【キーワード】腱・靭帯骨付着部 / 再生医療 / 間葉系幹細胞 / アポトーシス / 間葉系肝細胞 (他8件)
【概要】靭帯・腱付着部の損傷に対して骨髄間葉系細胞を用いて構造再生を促進する基礎的研究を行った。実験は家兎の上肢肩関節に欠損部を作製し、まずは自然修復過程を観察した。靭帯・腱付着部のみの損傷では隣接組織である滑液包に存在する滑膜細胞からの反応が重要であることが分かった。次に骨髄間葉系細胞の欠損部への移植に対する修復促進過程を観察したが、有意な成果を得ることができなかった。同様に骨髄間葉系細胞による反応を確...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:リプログラミング再生医療を含む研究件
❏小区分53020:循環器内科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】心筋再生
【研究期間】心筋症
【研究代表者】心筋リプログラミング
【キーワード】心筋リプロウグラミング
【概要】
❏心臓発生における転写因子ZNF281の心筋分化調節機構の解明(19K17537)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】我々は線維芽細胞を心筋様細胞に直接誘導する分化転換法を用いた新たなアプローチにより、強い心筋分化転換誘導作用がある転写因子ZNF281に着目した。心臓発生におけるZNF281の機能は不明である。 本研究で作製したZNF281を欠損した多能性幹細胞は心筋分化能が欠如しており、ZNF281を欠損したマウスも胎生致死であり、ZNF281が心臓形成に必須の因子である事が確認できた。次にZNF281を発生時...
❏心筋直接リプログラミングにおける、心筋梗塞病変への生体転化の基盤研究(18K08047)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80465020)
【キーワード】心筋再生 / 心筋症 / 心筋リプログラミング / 心筋リプロウグラミング / 遺伝子治療 (他14件)
【概要】本研究より、効率的に 維芽細胞から心筋梗塞 に効率的に遺伝子導入をする方法を探索している。その中で、共同研究を行った心筋梗塞での治療として、細胞のゲノムを損傷することなく 3つの心筋 誘導遺伝子を導入して、心筋梗塞 の心臓線維芽細胞を直接的に心筋細胞へ転換して、心機能を改善することに成功した。2020年以降、細胞移植を必要としない新しい心筋再生法として、心筋以外の心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導...
【医歯薬学】薬学:内皮細胞再生医療を含む研究件
❏力学的刺激による毛細血管3次元ネットワーク形成の促進と再生医療への応用(17650144)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】内皮細胞 / 毛細血管 / 再生医療 / 血管新生 / 内皮前駆細胞 (他11件)
【概要】再生臓器の実現のためには、細胞集合体への酸素供給のための血管ネットワークが必要となり、特に3次元細胞組織中に深く侵入するような3次元のネットワーク形成が必要である。本研究では、3次元的に血管ネットワークが深く侵入する力学的刺激の最適条件、さらに内皮前駆細胞を用いた場合や、増殖因子(bFGF,VEGF)、低酸素による増殖誘導によるネットワーク形成の環境要因を明らかにする。特に18年度では、内皮前駆細...
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
❏ヒトES細胞へのスター型カチオン高分子による新規遺伝子導入法の開発と血管再生医療(17659232)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / 再生医療 / ベクター / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞
【概要】我々は、マウスES細胞より内皮細胞と血管平滑筋細胞の双方への分化が可能な"血管前駆細胞Vascular Progenitor Cells(VPC)"の単離同定に成功した。最近我々は、ヒトES細胞からのVPCの同定にも成功した。ヒトES細胞由来VPCはTRA-1-、VEGFR-2+、PDGFR+、VEカドヘリン-の細胞であった。ヒトES細胞由来VPCは継代増幅が可能であり、血管内注入...
【医歯薬学】薬学:骨粗鬆症再生医療を含む研究件
❏免疫活性化作用を有するMSC亜集団を用いた顎骨壊死治療法の検討(19K10182)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】細胞治療 / 薬剤関連顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療 / 薬剤性顎骨壊死 (他9件)
【概要】薬剤関連顎骨壊死は骨粗鬆症の治療薬などの投与で発生する疾患であり治療法はまだ確立されていない。間葉系幹細胞による細胞治療は、間葉系幹細胞が骨を作る細胞の供給源となるだけでなく、骨細胞の活性促進因子を供給するため、有効な治療法と期待されている。しかし間葉系幹細胞は免疫抑制作用を有するため、感染が進行した難治性の患者を治療する目的で投与することはリスクが高い。一方、間葉系幹細胞の免疫調整機機能には不明...
❏自己iPS細胞由来間葉系幹細胞による顎骨壊死治療法の検討(16K11675)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】薬剤性顎骨壊死 / iPS細胞 / 細胞治療 / MSC / 顎骨壊死 (他12件)
【概要】細胞移植治療に用いられるMSCの多くは骨髄または脂肪組織から採取したものである。しかし特性の高いMSCは大量には採取できない。しかも、MSCは培養により急速に脱分化し細胞特性を喪失する。さらに高齢者ではMSCの増殖性が低下していることから、全年齢を対象とした治療方法にはなり得ない。そこでMSC供給源として人工多能性幹細胞(iPS細胞)に着目し、iPS細胞から細胞治療に使用するMSCを作製した。この...
【医歯薬学】薬学:分化再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒルシュスプルング病および類縁疾患の原因遺伝子解析と神経堤幹細胞移植治療(24592700)
【研究テーマ】小児外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】下島 直樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30317151)
【キーワード】腸管神経 / 発生 / 分化 / 幹細胞 / 再生医療 (他13件)
【概要】腸管神経の先天的異常により外科的手術を含めた治療が必要な疾患に対して、幹細胞移植治療により腸管神経の再生が可能になることを最終的な目標として研究を行ってきた。再生治療を計画する上で病気の原因を知ることが必要との考えの下、hypogagnlionosisの検体を用いて網羅的遺伝子解析を行い、2つの病因に関連しうる候補遺伝子を同定した。また腸管における神経とグリアの比率を定量的に解析し、hypogan...
❏MPCポリマーを用いた間葉系幹細胞濃縮技術による再生組織の高性能化(21659462)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30344451)
【キーワード】間葉系幹細胞 / 再生医療 / MPCポリマー / 分化 / 軟骨
【概要】本研究では、間葉系細胞の純化・濃縮による再生組織の特性向上を目的として、細胞接着阻害物質MPCポリマーを用いて細胞接着能の違いにより細胞を分取する培養プレート(MPCプレート)を作製し、接着性が高い間葉系細胞を選択的に回収して幹細胞特性の向上(SP細胞濃縮)を図る。最終年度である本年度では、1)MPCプレートで分離したMSCの増殖能、分化能の評価、2)MPCプレートによるSP分画濃縮の有用性検証、...
【医歯薬学】薬学:分化誘導再生医療を含む研究件
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
❏転写因子発現による幹細胞からの機能的涙腺の誘導(26893262)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (90528473)
【キーワード】涙腺再生 / 分化誘導 / 合成mRNA / ドライアイ / 涙腺 (他8件)
【概要】涙腺は眼表面に涙液を分泌し、眼表面を保護する。現状の涙腺機能不全に対する治療は、人工涙液による対症療法であり、重症瘢痕性角結膜疾患において重度に障害された涙腺機能の再建のために、涙腺再生医療の実現が求められている。本研究では、幹細胞からの転写因子発現制御による涙腺上皮細胞の誘導を目指して、涙腺器官形成能を持つマウス涙腺原基上皮細胞の細胞特性を明らかとした。さらに、マウスにおいて成体涙腺や涙腺に類似...
【医歯薬学】薬学:細胞再生医療を含む研究件
❏細胞折紙技術による形状変化・力学刺激に対する形態形成メカニズム解析システムの構築(17H03194)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】繁富 香織 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任准教授 (90431816)
【キーワード】折紙工学 / Bio-MEMS / 細胞 / 再生医療 / bio-MEMS (他10件)
【概要】本研究では、微細加工技術と折紙工学の折り畳み技術を利用して、細胞の足場となるマイクロプレートを作製し、細胞を培養した後に折り畳むことにより、形態形成の過程でおこる細胞の折り畳みによる形状変化や生体内における力学的刺激と形態形成のメカニズムの関係の解明を目指した。研究期間中に磁性体入りマイクロプレートを作製し、プレート上に細胞を培養した後に、顕微鏡下で磁場を用いてマイクロプレートを折畳み・展開し、細...
❏変動磁場を用いた新たな細胞・組織の凍結保存方法の開発(25670837)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】各務 秀明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80242866)
【キーワード】凍結保存法 / 凍結生物学 / 細胞 / 再生医療 / 解凍 (他10件)
【概要】再生医療の普及には細胞を遠方まで輸送する技術が重要である。しかしながら、細胞は輸送によりダメージを受けるため、現在の技術では高い生存率を保ったままでの長時間輸送は困難である。その解決のためには、凍結による輸送が効果的である。また、再生医療で用いられる細胞は患者本人、あるいはドナー由来の細胞であり、必要時に採取することは負担が大きい。あらかじめ採取して凍結保存することで、安定した細胞の供給が可能とな...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
【医歯薬学】薬学:細胞外マトリックス再生医療を含む研究件
❏新規人工シナプスコネクターと再生環境整備による超回復―神経再生への新規治療展開-(21H02817)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 恒成 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90206946)
【キーワード】神経再生 / 脊髄損傷 / 神経回路 / 細胞外環境 / シナプス (他9件)
【概要】中枢神経系損傷に対する治療展開およびその基盤となる基礎研究を目指し、再生阻害因子CS(コンドロイチン硫酸)の除去による再生環境整備と人工シナプスコネクターを用いた積極的な神経の人為接続という2つの異なる新しい再生医療へのコンセプトを融合し、「超回復モデルの作成と検証」「超回復を活かしてのAIモーションキャプチャーによる機能改善過程の解析」「脊髄損傷時における痛覚感覚受容解析とその再生」の3点を推進...
❏ブタ脱細胞化技術と幹細胞の融合により三次元胆管・血管構造を有す新規移植肝臓の開発(23689059)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20327547)
【キーワード】幹細胞 / 臓器再生 / 再生医療 / 組織工学 / 肝移植 (他7件)
【概要】脱細胞化臓器骨格は、再生細胞の足場として有用であるだけでなく臓器特有の三次元構造から外科的に移植可能なマクロ構造へ連続する血管網、細胞外マトリックス構造を有している。我々はiPS細胞技術の臨床応用に向けて、ブタの肝臓を用いて脱細胞化骨格の移植手技の定型化に努めてきた。移植後の長期的機能維持を目指し、還流血液の凝固の問題をクリアするため、内皮細胞や抗凝固粒子による門脈系の被覆、門脈カテーテルを用いた...
【医歯薬学】薬学:細胞治療再生医療を含む研究件
❏小区分56070:形成外科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ナノシート
【研究期間】細胞治療
【研究代表者】幹細胞移植
【キーワード】幹細胞
【概要】薬剤関連顎骨壊死は骨粗鬆症の治療薬などの投与で発生する疾患であり治療法はまだ確立されていない。間葉系幹細胞による細胞治療は、間葉系幹細胞が骨を作る細胞の供給源となるだけでなく、骨細胞の活性促進因子を供給するため、有効な治療法と期待されている。しかし間葉系幹細胞は免疫抑制作用を有するため、感染が進行した難治性の患者を治療する目的で投与することはリスクが高い。一方、間葉系幹細胞の免疫調整機機能には不明...
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏細胞担持ナノシートと蛍光遺伝子導入を用いた新しい脂肪由来幹細胞移植法の研究(18K09501)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 細胞治療 / 幹細胞移植 / 幹細胞 / 蛍光色素 (他8件)
【概要】ナノシートは、物理的作用によりあらゆる物質表面に密着できる。ナノシートを幹細胞移植に応用し、ASCを用いることで、細胞培養期間を短縮し、加工工程を省き、低コストに治療効率を大きく改善する新しい幹細胞移植技術を創出できる。 移植ASCおよびASCスフェロイドをナノシートで保持することで創傷治癒促進効果を得られた。創傷治癒機序解明への新アプローチを発見することができた。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞接着再生医療を含む研究件
❏細胞認識因子を組み込んだインテリジェント型細胞分離基材の開発(26420714)
【研究テーマ】複合材料・表界面工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】細胞分離 / 細胞接着 / 温度応答性 / 再生医療 / バイオマテリアル (他8件)
【概要】本研究課題では、再生医療への応用を目的とし、細胞治療に用いる細胞を温度変化のみで分離するインテリジェント型分離基材の設計を行なった。ガラス基板、微細加工基板、マイクロファイバーの表面に温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)を修飾し、37℃で細胞を接着させて20℃で細胞を脱着させる基板表面を作製した。この際、細胞種ごとの接着性の差を大きくする基材設計を行なう事で...
❏刺激応答性ナノシェルによるケージド細胞の調製(24686094)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (80398106)
【キーワード】細胞工学 / 光応答性材料 / 細胞パターニング / 細胞接着 / 自己集合 (他14件)
【概要】刺激応答性の高分子複合体から成る殻(ナノシェル)で細胞を覆い、刺激を与えられて初めて機能を発揮するような「ケージド細胞」を調製する方法の開発を行った。本研究では、細胞の制御に用いる外部刺激として、時間的・空間的分解能が極めて高い光刺激を選択し、光分解性のナノシェルを開発した。ナノシェルの材料として、光分解性リンカーを介して生体適合性の高い高分子を集合化し、光分解性のヒドロゲルを開発した。この光分解...
【医歯薬学】薬学:血管新生再生医療を含む研究件
❏細菌性コラゲナーゼの基質結合ドメインを用いた薬物送達システムの開発型研究(20590452)
【研究テーマ】細菌学(含真菌学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】松下 治 北里大学, 医学部, 教授 (00209537)
【キーワード】ガス壊疽菌群 / 毒素 / 構造活性相関 / コラーゲン結合ドメイン / 成長因子 (他17件)
【概要】「人喰いバクテリア」が産生するコラーゲン分解酵素は、コラーゲン細線維に結合する領域(CBD)をもつ。まずCBDの中で結合に直接関与する部位を明らかにした。次にCBDはコラーゲン分子の三重らせん構造が緩んだ部位を志向して一定の向きに結合することを示した。さらに、CBDの接続部はカルシウムを結合して構造が変わり、CBDの安定性と結合能が向上することを示した。最後に、CBDを用いて種々の生理活性物質を組...
❏力学的刺激による毛細血管3次元ネットワーク形成の促進と再生医療への応用(17650144)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】谷下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10101776)
【キーワード】内皮細胞 / 毛細血管 / 再生医療 / 血管新生 / 内皮前駆細胞 (他11件)
【概要】再生臓器の実現のためには、細胞集合体への酸素供給のための血管ネットワークが必要となり、特に3次元細胞組織中に深く侵入するような3次元のネットワーク形成が必要である。本研究では、3次元的に血管ネットワークが深く侵入する力学的刺激の最適条件、さらに内皮前駆細胞を用いた場合や、増殖因子(bFGF,VEGF)、低酸素による増殖誘導によるネットワーク形成の環境要因を明らかにする。特に18年度では、内皮前駆細...
❏単球由来多能性細胞移植による組織修復・再生療法の実用化に向けた検討(17390284)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】桑名 正隆 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (50245479)
【キーワード】幹細胞 / 再生医療 / 血管新生 / 単球 / 脳梗塞 (他8件)
【概要】本研究では,申請者が発見したCD14^+CD45^+CD34^+I型コラーゲン^+のフェノタイプを持つ末梢血単球由来の多能性細胞(monocyte-derived Muultipotent Cell ; MOMC)を臓器再生のための細胞移植療法に用いるために必要な基礎研究を行った。 1)疾患モデルを用いたMOMC細胞移植による組織再生療法の確立 ラットの脳虚血,皮弁モデルを用いて同系MOMC移植に...
【医歯薬学】薬学:血管内皮細胞再生医療を含む研究件
❏脱細胞心臓マトリックスへの心筋細胞再細胞化による移植グラフトの作成(18K08582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】稲葉 佑 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (70815589)
【キーワード】脱細胞化骨格 / 組織工学 / 弁膜症 / 虚血性心疾患 / 重症心不全 (他16件)
【概要】本研究は、組織脱細胞化技術にて作成される心臓組織Scaffold内での、再細胞化に関する手法、再細胞化された組織の有用性を検討する研究である。生体内での再細胞化の手法として、1心筋部分移植、2僧帽弁複合体移植、3冠動脈バイパス用小口径グラフト開発を行った。移植された脱細胞化心筋組織は組織学的に心筋細胞の遊走、血管内皮細胞、血流の再開、繊維芽細胞浸潤を認め、in vivoでの再細胞化を確認した。また...
❏ES細胞を用いた幹細胞代謝と老化に対する心血管ホルモンの作用とメタボローム解析(20659149)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2008
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】iPS細胞 / ES細胞 / 血管内皮細胞 / 血管老化 / 再生医療 (他6件)
【概要】本研究においては血管細胞の老化に焦点を絞り、ヒトES細胞に加えヒトiPS細胞から血管細胞への分化誘導を試み、血管幹細胞老化の観点から動脈硬化の病態生理を検討する。また患者ips細胞由来血管細胞による血管病変治療の方向性の探索を目指す。 1.京都大学山中伸弥教授が樹立したヒトips細胞からの、脂肪細胞への分化に成功した。またipsから脂肪細胞への分化と、ES細胞から脂肪細胞への分化では、その分化挙動...
❏幹細胞可塑性の分子メカニズムと再生医学研究(14657241)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】千葉 滋 (2003) 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60212049)
【キーワード】造血幹細胞 / 可塑性 / ヒトES細胞 / 血球細胞 / Tie2 (他12件)
【概要】GFPトランスジェニックマウス造血幹細胞分画を移植して、脳内からGFP陽性細胞を採取し、神経特異的マーカーであるNeuNやTrk-Rの発現を解析した。この実験では、脳内においてGFP陽性細胞を同定することができ、これらの細胞におけるNeuNおよびTrk-Rの発現を確認した。しかしながら、その発現時期を明確にすることはできなかったため、これらの分子の発現を誘導する転写因子の道程には至らず、したがって...
【医歯薬学】薬学:血管内皮増殖因子(VEGF)再生医療を含む研究件
❏ステムセル・レザバーを具備した機能型再生骨の開発(25670847)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30344451)
【キーワード】ステムセル・レザバー / 間葉系幹細胞 / 造血幹細胞 / 骨再生 / 再生医療 (他9件)
【概要】ステムセル・レザバーを具備する機能型再生骨を実現することを目的とし、まずrhBMP-2誘導再生骨に対し、間葉系幹細胞ならびに造血幹細胞を維持する因子およびその投与量を検討した。この条件に基づき、造血幹細胞維持因子を含有し、rhBMP-2を内包する機能型再生骨の試作をおこなった。さらに、マウス皮下移植モデルなどの動物実験モデルを通じて製造条件を確立し、機能型再生骨を作製した。 ...
❏ヒトES細胞によるメタボリックシンドロームの病態セルマッピングと細胞分化再生医療(17390270)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40252457)
【キーワード】ES細胞 / メタボリックシンドローム / ホルモン / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他14件)
【概要】メタボリックシンドロームおよびその合併症においては、増殖肥大した脂肪から分泌される生理活性ホルモン(アディポサイトカイン)の異常および高血糖、高血圧等に曝露された血管内皮細胞からの血管ホルモン分泌異常の双方が重要である。本研究は、メタボリックシンドロームにおける異常分化した脚肪細胞や血管構成細胞の機能是正、再生を目指し、無限の増殖性と全ての細胞に分化し得る多能性を有するES細胞(胚幹細胞)より同定...
❏ヒト胚性幹細胞由来血管前駆細胞を用いた血管発生分化機構の解明と血管再生医学応用(15209028)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40252457)
【キーワード】ヒトES細胞 / 再生医学 / 前駆細胞 / 内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 (他12件)
【概要】1.ヒトES細胞からの血管前駆細胞の同定: ストローマ細胞株(OP9細胞)と共培養することで、Flk1^+TRA1^-VEcadherin^-PDGFRβ^+の細胞が分化誘導され、この細胞群が血管前駆細胞(VPC)の特性を有していた。 2.血管ホルモンの血管再生作用の発現とその分子機構の解析-血管再生への応用 2-a.発生工学的手法によるナトリウム利尿ペプチドの血管再生作用の発見と遺伝子治療への応...
【医歯薬学】薬学:細胞分化再生医療を含む研究件
❏胎児循環における物質輸送特性の再評価と胎児心血管系制御システムの解明(20K20306)
【研究テーマ】生体情報内科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】毛利 聡 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00294413)
【キーワード】胎児循環 / 低酸素 / アミノ酸 / 心筋細胞 / 細胞分裂 (他21件)
【概要】生体は多彩な細胞で構成されるが、元は1個の受精卵であり細胞分裂を繰り返して各々の機能を獲得していく。その仕組みにおいて遺伝子など分子ネットワークが重要な役割を果たしているが、本研究では胎児循環を酸素やアミノ酸に対する独自の輸送特性によって胎児生体機能を制御する情報システムとして捉え、心筋細胞の分裂・分化に焦点を当て解析した胎児循環では酸素濃度が低く、出生に伴い高濃度酸素に曝露されるが、その環境変化...
❏ES細胞を基軸とした歯周組織再生担当細胞の分化制御メカニズムの解明(18H02985)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岩田 隆紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60431946)
【キーワード】ES細胞 / 間葉系幹細胞 / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯周組織再生 (他17件)
【概要】本研究では、多能性幹細胞であるヒトES細胞から神経堤細胞に効率よく分化技術開発、さらには神経堤細胞から間葉系幹細胞に効率よく分化させる技術開発を実施した。神経堤細胞への分化誘導はある程度確立されているものの、更なる高効率を目指すために、各種細胞外マトリックスを用いた。とある細胞外マトリックスを用いることで、従来に比べて高効率に神経堤細胞を誘導できる培養条件を決定した。また、神経堤細胞から間葉系幹細...
❏自発的に形成された細胞内力学場での物理刺激の時空間制御(17K20093)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】古川 克子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90343144)
【キーワード】物理刺激 / 細胞分化 / 再生医療 / メカノバイオエンジニアリング / 内部応力 (他9件)
【概要】生体組織は常に物理的な刺激であるメカニカルストレスにさらされている.従来のメカニカルストレス研究は,単に細胞にメカニカルストレスを与えた際の効果のみに焦点が絞られてきた.一方,生体内の細胞は局所環境に応じて,細胞内の力学場を自発的に変化させて,それが高度な生物学的な現象に結びついている可能性あることを本研究では示した. ...
【医歯薬学】薬学:脳梗塞再生医療を含む研究件
❏障害海馬での神経幹細胞の枯渇を招かない長期的な神経再生の基礎的研究(19K18438)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加瀬 義高 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00830655)
【キーワード】神経突起 / ニューロン / 老化 / p38 / 神経幹細胞 (他15件)
【概要】p38の活性を維持することのできるRK-682はヒトiPS細胞由来のニューロンの神経突起を伸長する効果を有することが明らかになった。老化や神経変性疾患の進行に伴い、神経突起が退化することが知られているが、これに対してRK-682が有用である可能性がある。 また、脳傷害に対して、神経幹細胞の移植での再生医療を考えた場合、神経幹細胞にあらかじめRK-682を添加することで、移植後に分化する神経細胞の神...
❏大脳白質障害に対する再生医療実現のための基盤研究(16K10710)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】今井 英明 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (70359587)
【キーワード】再生医療 / 大脳白質障害 / 骨髄由来間葉系幹細胞 / 加工幹細胞SB623 / 二重盲検比較対照第II相試験 (他31件)
【概要】(A)細胞(細胞医薬品)移植と(B)ドラッグデリバリーシステム(DDS) によるmRNA遺伝子治療を、動物実験モデルで検証した。(A)SB623細胞は、ヒト骨髄由来である加工幹細胞である (サンバイオ社)。事情により、用いることができず、動物研究は断念したが、SB623細胞による外傷性脳損傷に起因する慢性運動障害患者に対する二重盲検比較対照第II相試験に、施設責任者として参加した。運動機能の改善に...
❏iPS細胞移植による機能的神経回路網再建および悪性脳腫瘍治療法に関する基礎的研究(26462171)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】峯 裕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 訪問研究員 (10306730)
【キーワード】iPS細胞 / 脳梗塞 / 悪性脳腫瘍 / 再生医療 / 神経移植 (他6件)
【概要】iPS細胞を用いた細胞療法に注目が集まっているが、移植後の拒絶反応や腫瘍形成など問題点が多い。本研究では改良した方法を用いて、安定した自殺遺伝子導入ヒトiPS細胞を樹立した。神経幹細胞に分化した同細胞をマウス脳内に移植したところ、脳内に生着し生存した。また薬物投与にて細胞除去する事が出来た。同細胞を悪性脳腫瘍モデル動物に移植したところ、腫瘍の縮小と生存延長を認めた。以上より、開発した細胞の治療用幹...
【医歯薬学】薬学:遺伝子治療再生医療を含む研究件
❏心筋直接リプログラミングにおける、心筋梗塞病変への生体転化の基盤研究(18K08047)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80465020)
【キーワード】心筋再生 / 心筋症 / 心筋リプログラミング / 心筋リプロウグラミング / 遺伝子治療 (他14件)
【概要】本研究より、効率的に 維芽細胞から心筋梗塞 に効率的に遺伝子導入をする方法を探索している。その中で、共同研究を行った心筋梗塞での治療として、細胞のゲノムを損傷することなく 3つの心筋 誘導遺伝子を導入して、心筋梗塞 の心臓線維芽細胞を直接的に心筋細胞へ転換して、心機能を改善することに成功した。2020年以降、細胞移植を必要としない新しい心筋再生法として、心筋以外の心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導...
❏個人差を克服しうる自家細胞治療における品質予測・適正化システムの開発(22390243)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】片野 尚子 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50376620)
【キーワード】トランスレーショナル・リサーチ / 再生医療 / 細胞医療 / 科学教育 / トランスレーショナルリサーチ (他9件)
【概要】自家細胞治療は、患者自身から調製した細胞試験薬の品質が症例ごとに異なることが、治療の奏功に直結する高品質な細胞の安定供給を困難とし、しいては円滑な臨床試験の実施の妨げとなっている。本研究では、患者由来細胞を用いることによって生じやすい、調製細胞の品質における個体差を補正し、患者個人のウイルス疾患罹患歴に起因する潜伏ウイルスの再活性化など、試験薬の安全性や投与後動態に影響を与えるリスクを最小化するこ...
❏先端医療分野のレギュレーションギャップ・マネジメントに関する研究(19330087)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】加納 信吾 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 特任教授 (20439293)
【キーワード】レギュレトリーサイエンス / 遺伝子治療 / イノベーション / レギュレーションギャップ / 再生医療 (他14件)
【概要】先端医療分野において、イノベーション発生後の後発事象としての「イノベーションを利用するためのルールが組成されない状態(=レギュレーション・ギャップ)」の発生現象を説明するために、レギュレーションを組成できる限界である「レギュレーション・フロンティア」概念を導入し、この概念を用いてレギュレーション・ギャップを分析する一般的な分析フレームワークを構築した。この分析フレームワークを用いてDNAチップ診断...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入再生医療を含む研究件
❏心筋直接リプログラミングにおける、心筋梗塞病変への生体転化の基盤研究(18K08047)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山川 裕之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80465020)
【キーワード】心筋再生 / 心筋症 / 心筋リプログラミング / 心筋リプロウグラミング / 遺伝子治療 (他14件)
【概要】本研究より、効率的に 維芽細胞から心筋梗塞 に効率的に遺伝子導入をする方法を探索している。その中で、共同研究を行った心筋梗塞での治療として、細胞のゲノムを損傷することなく 3つの心筋 誘導遺伝子を導入して、心筋梗塞 の心臓線維芽細胞を直接的に心筋細胞へ転換して、心機能を改善することに成功した。2020年以降、細胞移植を必要としない新しい心筋再生法として、心筋以外の心臓線維芽細胞に心筋誘導遺伝子を導...
❏細胞膜穿孔ナノロッドによる細胞治療システム(19650124)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】齋藤 敬 (斎藤 敬) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任研究員 (70418771)
【キーワード】細胞 / 光増感 / 自己組織化 / 細胞治療 / 酸化 (他12件)
【概要】細胞は生物の基本的な構成要素であり、細胞は自分自身でその機能を保つことが出来る最小単位である。近年大きく期待されている細胞治療の実現には、細胞機能の高度な制御、あるいは改変が欠かせない。理想的には細胞の内部に対し、直接に人為的な改変作業を施す、あるいは任意の大きさ・組成の物質を導入することが望ましい。しかしながら、細胞は細胞膜によって自分と外界を隔てている。細胞膜は柔軟で改変作業を受け付けにくく、...
【医歯薬学】薬学:ヘモグロビン再生医療を含む研究件
❏膜乳化法を用いた新規低毒性人工赤血球の開発(23656485)
【研究テーマ】化工物性・移動操作・単位操作
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】伊藤 大知 東京大学, 医学系研究科, 准教授 (50447421)
【キーワード】膜分離 / 再生医療 / 膜乳化 / 人工赤血球 / ヘモグロビン
【概要】再生医療、特に組織工学分野において、体外での3次元組織構築と組織移植は究極の目標である。このためには培養組織中に十分な酸素を供給する人工赤血球が必要不可欠である。本研究では、膜乳化技術・非侵襲的化学反応技術、動物細胞の培養技術の融合により、粒径が1~5μm付近で粒度分布が狭い、革新的な人工赤血球とその量産技術の開発を行う。本人工赤血球では、(1)サイズ制御によるエンドサイトーシス低減よって、細胞毒...
❏人工赤血球を用いるガスバイオエンジニアリングと医療への応用(22300161)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】酒井 宏水 早稲田大学, 重点領域研究機構, 教授 (70318830)
【キーワード】人工臓器工学 / 再生医工学 / 人工血液 / リポソーム / 輸血代替 (他13件)
【概要】分子集合体である人工赤血球「ヘモグロビン(Hb)小胞体」の特長は、その物性値を自在に調節できることにある。また新たな機能を粒子に付与することも可能である。本研究では、このテイラーメード人工赤血球を対象とし、輸血では対応のできない医療技術に応用させる。そして、人工赤血球を用いるガスバイオエンジニアリングを確立する。 ...
【医歯薬学】薬学:肝細胞再生医療を含む研究件
❏低分子化合物によるヒト成体肝細胞からの肝前駆細胞の作製(16K16643)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】勝田 毅 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (40732326)
【キーワード】肝細胞移植 / 肝前駆細胞 / リプログラミング / 低分子化合物 / 肝細胞 (他11件)
【概要】本研究では,ラット・マウスの成熟肝細胞を前駆細胞へとリプログラミングできることを確かめている低分子化合物を用いて,ヒト肝細胞も同様にリプログラミングできるかどうか,またそのようにして得られた肝前駆細胞(ヒトCLiP)が,肝臓再生に寄与しうるかどうかを検討することを目的とした.主な成果は以下の通りとなる.(1)乳幼児肝細胞からヒトCLiPを誘導できた.(2)ヒトCLiPから分化誘導した肝細胞はCYP...
❏ヒト多能性幹細胞及び肝細胞からの腎尿細管細胞への分化誘導法の開発(16H07177)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】平塚 健 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80594481)
【キーワード】ヒトES細胞 / 転写調節因子 / リプログラミング / 腎臓再生 / 多能制幹細胞 (他11件)
【概要】我々は、TF-inducible hES細胞株から得られたデータのin silico解析から、腎前駆細胞及び腎臓Organoidへの分化誘導を促す転写因子群を明らかにした。4転写因子をヒトES細胞に導入後、2日で92%と高効率に腎前駆細胞を誘導することに成功した。さらにこの腎前駆細胞に別の4因子を添加し3次元培養を行う事で、14日間で足細胞、近位及び遠位尿細管からなる腎Organoidを分化誘導す...
❏細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御(23220014)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
【キーワード】ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 (他18件)
【概要】細胞接着分子として知られているE-カドヘリン分子をベースをしたキメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計をふまえ、このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることにより、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養に成功した。さらに開発した新方法とコロニー形成させてしまう既存の方法を比較する為、発信される細胞内シグナルも比較・解析した。本研究によりES/iPS細胞の...
【医歯薬学】薬学:肝臓再生医療を含む研究件
❏FGFシグナルを軸とした細胞間相互作用による肝臓の再生と病態の制御機構の解明(24590342)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 暢 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (50396917)
【キーワード】再生医学 / シグナル伝達 / 肝臓 / 組織幹細胞 / 細胞・組織 (他7件)
【概要】重篤な障害を受けた肝臓では、未分化性を有する特殊な幹/前駆細胞(肝前駆細胞)が出現して、再生過程に寄与すると考えられている。しかしながら、肝前駆細胞の誘導・増殖・分化を制御する分子機構の詳細や、これと肝線維化や肝がん等の病態との関連の実態や機序は不明である。種々のマウス肝障害モデルを用いた、FGF7を中心とする細胞間相互作用に着目した解析により、肝前駆細胞の動態を制御する新たなシグナル伝達経路や転...
❏微小血管網を有するヒト型高次肝組織構築過程のライブ観察(22390260)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】小池 直人 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (50301081)
【キーワード】血管 / 肝臓 / 組織再構築 / 再生医療 / 再生医学
【概要】ヒト臍帯静脈血管内皮細胞、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞、ヒト胎児肝細胞を共培養し、in vitroで再構築した微小血管網を有する立体的なヒト型高次肝組織をマウス頭部観察窓(cranial window)内に移植した。移植されたヒト型高次肝組織は宿主に生着し成熟した。 本研究では、 この組織成熟再構築過程における細胞間相互作用や血流因子の解析のライブ観察に成功した。移植組織内の血管は宿主の血管系と数日で...
【医歯薬学】薬学:創薬再生医療を含む研究件
❏静脈弁形成を制御する力学要因の抽出と再構成アプローチによる静脈弁誘導の試み(19H04440)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】三浦 重徳 東京大学, 生産技術研究所, 特任講師 (70511244)
【キーワード】静脈弁 / 下肢静脈瘤 / メカニカルストレス / BioMEMS / マイクロ流体デバイス (他20件)
【概要】発達した弁組織を有することで知られる伏在静脈の血管内皮細胞(HSaVECs)を用いて、灌流および伸展刺激を負荷可能な(i)3次元血管網モデルおよび(ii)血管流路モデルをそれぞれ構築した。モデル(i)では、ミリメートルサイズの自発的に形成された血管網の構築を達成し、モデル(ii)では、灌流および伸展刺激を組み合わせることで脈動流を形成し、流路分岐部において不均一な遺伝子発現の分布を再現することに成...
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
【医歯薬学】薬学:CRISPR-Cas9再生医療を含む研究件
❏光遺伝学と組織工学の技術を用いた子宮内膜機能の制御と治療への展開(16H05474)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
【キーワード】子宮内膜 / 脱細胞化 / 再細胞化 / CRISPR/CAS9 (他18件)
【概要】齧歯類における脱細胞化子宮内膜組織(DES)を用いた内膜再生技術と光応答性CRISPR/CAS9(光CAS9)による遺伝子編集システムの開発を行った。内膜菲薄化・欠損モデルにおいて、DES移植により腺管構造を有する内膜の再構築が可能であった。その際、正しく再構築されるためには、用いるDESの構造極性が重要であった。一方、光CAS9の遺伝子編集を通じて、in vitroでの遺伝子の発現を抑制・増強で...
❏次世代ゲノム編集システムCRISPR/Cas9を用いた犬iPS細胞の作製(15K14865)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
【キーワード】犬 / iPS細胞 / 骨髄間葉系幹細胞 / 犬骨髄間葉系幹細胞 / 再生医療 (他7件)
【概要】先行研究に基づき、犬iPS様細胞の作製を試みたが、樹立が困難であったため、初期化を行う対象の細胞の幹細胞能について再検討した。使用した細胞は新たな犬骨髄間葉系幹細胞のBM-PACsであるが、BM-PACsは従来の骨髄間葉系幹細胞であるBMMSCsと比較し、老化を伴わない、より未分化な細胞であった。また、レトロウイルスを用いた遺伝子導入を目的に、BM-PACsの増殖能を促進させる因子を検討したところ...
❏ヒトiPS細胞由来再生心筋細胞を用いた難治性不整脈の治療法の開発(25505004)
【研究テーマ】再生医学・医療
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】藤田 淳 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10306706)
【キーワード】再生医療 / iPS細胞 / 再生心筋細胞 / 不整脈治療 / 不整脈 (他13件)
【概要】iPS細胞を用いた不整脈研究の条件検討には大量の心筋細胞が必要であるため、スピナーフラスコによる回転浮遊培養系を用いた心筋細胞の大量培養法の開発と効率的な心筋細胞純化精製法の開発を行った。人工ヌクレアーゼを用いて心筋細胞特異的転写因子(NKX2-5)と刺激伝導系遺伝子のプロモーター下に蛍光蛋白をノックインした組換えヒトiPS細胞を作製し、心筋細胞刺激伝導細胞への分化および蛍光タンパクの発現を確認し...
【医歯薬学】薬学:低分子化合物再生医療を含む研究件
❏小区分53020:循環器内科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】再生医療
【研究期間】ヒトiPS細胞由来心筋細胞
【研究代表者】BMPシグナル
【キーワード】iPS細胞
【概要】
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(20K17129)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / 低分子化合物 / iPS細胞 (他6件)
【概要】①in silicoパイロットスクリーニングで選出した候補化合物の有効性評価 約80万個の化合物データベースライブラリーから,標的因子の構造に基づいたpharmacophore及びドッキングスコアを用いて行ったパイロットスクリーニングにより選出された候補化合物の有効性評価を行った。評価系としては,ヒト細胞株HEK293とBMPシグナル下流遺伝子Id-1プロモーターを有する既知のBMP反応性ルシフェ...
❏ヒト多能性幹細胞からの効率的な心筋細胞分化に向けた新規低分子化合物の開発(18K15902)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】岸野 喜一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (20594568)
【キーワード】再生医療 / ヒトiPS細胞由来心筋細胞 / BMPシグナル / iPS細胞 / 心筋再生 (他6件)
【概要】心筋分化誘導において分化初期のBMPシグナルの活性化が重要であり、同シグナルを活性化する低分子化合物候補の探索を行った。RNAiとルシフェラーゼアッセイにより選出した標的因子に結合可能な化合物のin silico探索を行い、最終的に結合親和性の高い50化合物を選出した。候補化合物をヒトiPS細胞の心筋分化誘導系に添加し、分化誘導促進効果をFACS、PCR、免疫染色を用いて定量的に評価した。結果、化...
【医歯薬学】薬学:神経細胞再生医療を含む研究件
❏細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御(23220014)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
【キーワード】ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 (他18件)
【概要】細胞接着分子として知られているE-カドヘリン分子をベースをしたキメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計をふまえ、このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることにより、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養に成功した。さらに開発した新方法とコロニー形成させてしまう既存の方法を比較する為、発信される細胞内シグナルも比較・解析した。本研究によりES/iPS細胞の...
❏造血幹細胞の神経(幹)細胞への転換(13877371)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】松木 則夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70126168)
【キーワード】幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス / 歯状回 / 顆粒細胞 (他13件)
【概要】本研究の開始直前に、数ヵ所の研究室から造血幹細胞の神経細胞への転換に成功したという報告が相次いでなされたが、どの報告においても率が低く、電気生理学的解析を含めた解析は不十分であった。そこで、我々は造血幹細胞からの薬剤(cAMP上昇を持つ薬剤)誘導型の転換を追試し、各種神経マーカーの発現を確認(追試)した上で電気生理学的解析を行った。しかしながら、細胞の状態が悪く、解析に耐えうる状態ではないうえ、形...
【医歯薬学】薬学:転写因子再生医療を含む研究件
❏分化転換誘導因子が司る臓器形成の分子機序解明(22H02533)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】
❏心臓発生における転写因子ZNF281の心筋分化調節機構の解明(19K17537)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】橋本 寿之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90528390)
【キーワード】再生医療 / 心臓発生 / 心筋分化 / リプログラミング / 転写因子
【概要】我々は線維芽細胞を心筋様細胞に直接誘導する分化転換法を用いた新たなアプローチにより、強い心筋分化転換誘導作用がある転写因子ZNF281に着目した。心臓発生におけるZNF281の機能は不明である。 本研究で作製したZNF281を欠損した多能性幹細胞は心筋分化能が欠如しており、ZNF281を欠損したマウスも胎生致死であり、ZNF281が心臓形成に必須の因子である事が確認できた。次にZNF281を発生時...
❏ヒト多能性幹細胞及び肝細胞からの腎尿細管細胞への分化誘導法の開発(16H07177)
【研究テーマ】腎臓内科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】平塚 健 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80594481)
【キーワード】ヒトES細胞 / 転写調節因子 / リプログラミング / 腎臓再生 / 多能制幹細胞 (他11件)
【概要】我々は、TF-inducible hES細胞株から得られたデータのin silico解析から、腎前駆細胞及び腎臓Organoidへの分化誘導を促す転写因子群を明らかにした。4転写因子をヒトES細胞に導入後、2日で92%と高効率に腎前駆細胞を誘導することに成功した。さらにこの腎前駆細胞に別の4因子を添加し3次元培養を行う事で、14日間で足細胞、近位及び遠位尿細管からなる腎Organoidを分化誘導す...
【医歯薬学】薬学:多能性幹細胞再生医療を含む研究件
❏奇形腫病理の機械学習解析に基づくヒトiPS・ES細胞のクリティカルエピゲノム同定(15H04715)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】梅澤 明弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 再生医療センター, 副所長/再生医療センター長 (70213486)
【キーワード】奇形腫 / システム病理学 / 多能性幹細胞 / ES細胞 / エピゲノム (他13件)
【概要】本研究では、奇形腫の病理組織像に対して機械学習解析を行い、そのデータを基盤として、多能性幹細胞のクリティカルエピゲノムを同定した。奇形腫形成の過程や、細胞間、移植部位それぞれの相互作用を始め、奇形腫を構成する自然法則を明らかにし、多能性幹細胞による奇形腫がどのように創成されているかを構成的アプローチによって有機的なシステムとして解明を試みた。構成的システム病理学は、細胞、器官、多細胞体などを創成す...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...
【医歯薬学】薬学:抗炎症作用再生医療を含む研究件
❏出生直後からの先制医療を目指した、羊水幹細胞による難治性早産合併症の治療法開発(17H04236)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】ヒト羊水幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 早産 / 敗血症 / 抗炎症作用 (他12件)
【概要】本邦では年間5万件の早産分娩が存在し約4割が子宮感染に起因するが,早産とその合併症に対する新規治療法の開発は周産期領域の課題である. 我々は,リポポリサッカライドを生後3日目のラットに投与し早産新生仔敗血症モデル動物を作成し,このモデルを用いてヒト羊水幹細胞の治療効果を検討した.その結果,予想に反して,リポポリサッカライド投与後に羊水幹細胞を投与しても治療効果は認めず,事前投与を行った時のみ,生存...
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
【医歯薬学】薬学:腎臓再生医療を含む研究件
❏精緻かつ実用的な腎組織再構築のためのストローマ前駆細胞の誘導・維持・増殖法の開発(19K23600)
【研究テーマ】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2019-08-30 - 2021-03-31
【研究代表者】西川 昌輝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40843149)
【キーワード】細胞工学 / 再生医療 / オルガノイド / 動物実験代替 / 腎臓 (他9件)
【概要】腎前駆細胞のin vitroでの維持・増殖法に関する知識の獲得は、腎臓の再生医療にとって重要である。本研究では、腎ストローマ前駆細胞の拡大培養を可能にする培養システムの構築を目指した。我々は、ある複数の増殖因子と小分子化合物からなる組合せが前駆細胞の未分化状態の維持および増殖に適していることを見出した。また、この培養系で培養された細胞と、単離直後の細胞を比較し、遺伝子発現パターンが非常に似通ってい...
❏ブタ胎子後腎の異種間移植によるネコ腎組織の体内再生技術の挑戦(16K15045)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10433715)
【キーワード】再生医療 / 腎臓病 / 内科 / 獣医学 / 異種間移植 (他9件)
【概要】腎臓病の根本的な治療法は確立されていない。腎臓移植術は有用な一手であるが、ドナー確保が困難なことなどからほとんど実施されていない。胎生組織ニッチ法を用いるにしてもネコの胎子の獲得は容易ではない。そこで本研究では、ネコ胎子の代わりにブタ胎子の後腎を用い、異種間移植によるネコ腎組織の体内再生技術を検討した。まずレシピエントの拒絶反応の多寡を予想するELISA評価系を作出した。次に安全性や生着期間につい...
【医歯薬学】薬学:虚血再生医療を含む研究件
❏酸素産生ナノ粒子を用いた革新的細胞組織移植法の確立(18K19938)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】長瀬 健一 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (10439838)
【キーワード】バイオマテリアル / 再生医療 / 組織工学 / DDS / 細胞組織 (他11件)
【概要】本研究課題では、ポリ乳酸-ポリグリコール酸共重合体(PLGA)という生体内で分解する材料を原料としたナノ粒子の開発をおこなった。電圧をかけながら、原料の溶液を噴射する粒子の作製方法(エレクトロスプレー法)を用いて、電圧や原料溶液の組成を調節することで、ナノ粒子の形状、粒子径、生体条件での分解速度を制御することが可能となった。開発したナノ粒子を細胞と一緒に移植することで、移植した細胞の機能を改善でき...
❏p53欠損マウスを用いた再生軟骨周囲の軟骨膜様組織における再生誘導機構の解明(20592104)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】中塚 貴志 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80198134)
【キーワード】再生医学 / 移植 / 再生医療 / アポトーシス / 軟骨再生 (他10件)
【概要】再生軟骨には周囲の軟骨膜様組織の機能が重要であると予想される。本研究の目的は、軟骨膜様組織の血行が軟骨再生に与える影響を解明し、再生軟骨維持法の開発に情報を提供することである。p53遺伝子欠損マウスを用いて、再生軟骨における低酸素ストレスの影響評価を行った。その結果、再生組織周囲の血行は軟骨再生に影響を及ぼし、移植組織への血行は再生軟骨の生体内代謝・形状維持に重要な因子であることが示唆された。 ...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウス再生医療を含む研究件
❏黄体ホルモンによる子宮内膜の細胞分化の分子基盤(16H05469)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】プロゲステロン / 着床 / 子宮 / 子宮腺筋症 / 子宮内膜 (他21件)
【概要】子宮とその関連疾患におけるプロゲステロン(P4)の作用機構を解析した。P4が子宮内膜管腔上皮の細胞増殖抑制に作用すると胚接着部位の上皮細胞の断片化とトロホブラストによる貪食に作用し胚浸潤を促すこと、管腔上皮剥離と胚生存シグナル活性化を通じて胚浸潤を可能にする子宮内膜間質のHIF2αの作用にはP4シグナルは直接影響しないこと(JCI 2018)、子宮腺筋症のKRAS変異で病変のP4抵抗性が誘導される...
❏歯牙形態保持因子の解明および発現の解析と再生歯牙への応用(21592491)
【研究テーマ】歯科医用工学・再生歯学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】藤原 久子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (80396746)
【キーワード】再生歯学 / ポリADP-リボシル化反応 / 再生医療 / ノックアウトマウス / ポリADP-リボシル化 (他8件)
【概要】本研究では、歯牙の形態保持および間葉系幹細胞の分化においてParp-1の発現の関与を示唆する結果を得た。マウスの歯牙を経時的に解析した結果、Parp-1欠損と老化の2つの因子が組み合わさると、歯牙内部の形態異常を引き起こすことが分かった。さらに、in vitroにおいて、間葉系幹細胞を骨細胞へ分化誘導したところ、Parp活性を阻害した細胞群においては骨細胞への分化が認められなかった。 ...
❏分子生物学的手法を用いた変形性関節症の病態解明と治療法の開発に関する戦略的研究(15209049)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】中村 耕三 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60126133)
【キーワード】変形性関節症 / ノックアウトマウス / Carminerin / ゲノム疫学 / 再生医療 (他14件)
【概要】1)Reverse geneticsからの病態解明へのアプローチ:昨年度までの研究で確立した、マイクロサージェリー技術を用いたマウスの膝関節の靱帯・半月板の切離・切除の組み合わせによる4種類のOAモデル(Osteoarthritis Cartilage 13:632,2005)を組織学的に観察することによって、軟骨の破壊・変性に先行してRunx2やCOL10の発現誘導を伴う軟骨細胞の肥大分化が起こ...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー再生医療を含む研究件
❏バイオテック企業の経営状況及び経営環境の網羅的調査と地域・分野間比較(26301022)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】仙石 愼太郎 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (00401224)
【キーワード】技術経営 / イノベーション経営 / バイオテクノロジー / 再生医療 / 臓器移植 (他12件)
【概要】本研究課題は、日本のバイオ・医薬品産業の構造特性とイノベーション創成のメカニズムを包括的・体系的に理解することを目的に、関連するバイオテック企業の網羅的プロファイリングと分析、及びそれらを内包する産業生態系の観察と分析を、国際調査比較研究として実施した。地域は、デンマークとフランスの2か国を主対象としつつ、英国及び米国の事例も観察した。分野は、医薬品に加え、細胞治療・再生医療等に注目した。具体的に...
❏マイクロデバイスを用いた細胞融合に基づく細胞機能制御に関する研究(23241041)
【研究テーマ】マイクロ・ナノデバイス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鷲津 正夫 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10201162)
【キーワード】ナノ・マイクロ科学 / 細胞融合 / 初期化 / 再生医療 / 静電気 (他13件)
【概要】マイクロオリフィスが作る電界集中を用いた高収率電気細胞融合法を確立した。それを用い,ES細胞と体細胞の融合を行ったところ,融合後5日程度で,付着平坦化/球状化を繰り返す不安定な挙動を示し,1週間程度で,初期化された細胞に特徴的な細胞塊を形成するのが観察された。また,これと同じサンプルではないが,融合産物から初期化を示すレポータの発行が観察された。同様の装置でB細胞とミエローマ細胞の融合を行ったとこ...
【医歯薬学】薬学:疾患モデルマウス再生医療を含む研究件
❏成育医療における骨・靭帯の生分解性足場材料の解析と融合蛋白質の創製(21659259)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】川北 敦夫 独立行政法人国立成育医療研究センター, 生殖・細胞医療研究部, 共同研究員 (40338083)
【キーワード】成育医学 / 細胞移植 / 足場 / キメラ蛋白質 / 骨再生 (他9件)
【概要】再生治療において細胞、培養担体および成長因子は組織再生のための必須要素である。このうち、培養担体は細胞が生着するための足場であるとともに、形態を維持するための骨格として重要な鍵となっている。生体吸収性材料である合成高分子に、細胞親和性に富むコラーゲンを複合化した培養担体を用いて骨再生治療に対する組織工学的アプローチを行った。特に細胞外マトリックスの代表的な細胞接着タンパクであるファイブロネクチンの...
❏膵臓β細胞の細胞分化に関わる遺伝子群の同定と糖尿病モデル動物による前臨床的研究(14370343)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 主席研究員 (60153277)
【キーワード】II型糖尿病 / インスリン分泌細胞 / 疾患モデルマウス / KKAyマウス / 細胞再生 (他10件)
【概要】本研究の目的は、β細胞増殖に関わる遺伝子群を単離し、その組織内発現解析することである。 1)大量処理型in situハイブリダイゼーション法を確立することによって、多くの遺伝子のISHによる組織発現同定が再現よく行えるようになった。 2)KKAy特異的遺伝子およびBALB特異遺伝子(KKAyでは発現低下している)をサブトラクション法によってそれぞれ11個と10個単離した。両系統マウスの経時的発現変...
【医歯薬学】看護学:イメージンク再生医療を含む研究件
❏生体イメージングと特異的細胞除去による再生骨成熟過程の解明と体外成熟法の確立(18K09806)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】西條 英人 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80372390)
【キーワード】イメージング / 再生医療 / 組織成熟 / 再生骨・軟骨 / 骨再生 (他6件)
【概要】生体内における骨・軟骨成熟過程を観察可能なイメージング系の確立を行った。呼吸などによるマウスの体動を抑えることで、鮮明な画像が得られた。この系を用いた観察で、移植された細胞に対し、ホスト側の細胞が早期より接触し、組織再生に影響を与えていることを示唆する所見が得られた。また、体外にて軟骨ペレットとマクロファージの共培養を行い、マクロファージの状態によって軟骨組織再生に与える影響が大きく異なることが示...
❏蛍光内視鏡による再生・移植医療用細胞・組織構築物のリアルタイム可視化技術の構築(16K12921)
【研究テーマ】医療技術評価学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】医療機器 / 蛍光内視鏡 / 医療技術評価 / リアルタイム可視化 / 再生医療 (他8件)
【概要】インドシアニングリーン(ICG)を用いた近赤外蛍光内視鏡は、生体組織・臓器内部をリアルタイムに観察し、乳癌、消化器系癌のセンチネルリンパ節同定など、幅広い外科領域で大いに威力を発揮している。本研究では、創製した細胞・組織構築物をICG蛍光ラベル化し、リアルタイムに可視化することに成功した。近赤外蛍光内視鏡システムは、in vitro(ブタ小腸表面など)で、サイズの異なる細胞・組織構築物(ミクロサイ...
【医歯薬学】看護学:生体材料再生医療を含む研究件
❏再生骨軟骨組織のラマンプロファイリングに基づく次世代骨軟骨再生技術の創成(15H03021)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山本 雅哉 東北大学, 工学研究科, 教授 (10332735)
【キーワード】再生医療 / 生体材料 / 分析科学
【概要】次世代骨軟骨再生技術を研究開発するため、再生された骨や軟骨組織に対する分析技術として、ラマン分光法を利用した判別方法に関する研究を行った。すなわち、骨髄間葉系幹細胞を利用した細胞凝集体、iPS細胞からなる細胞凝集体、関節軟骨や骨組織ができてくる過程のマウス胎児、軟骨再生のための脱細胞化軟骨足場材料など、骨や軟骨組織に対する次世代の再生誘導技術として研究されている対象物に対して、ラマン分光法による分...
❏自己支持性高分子ナノ薄膜からなる革新的細胞デリバリー担体の創製(25870050)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】藤枝 俊宣 早稲田大学, 理工学術院, 助教 (70538735)
【キーワード】ナノバイオ材料 / 生体材料科学 / 生体組織工学 / 再生医療 / 細胞移植 (他17件)
【概要】本研究では加齢黄斑変性症のような難治性網膜疾患に対する治療策として、狭小な網膜下への網膜色素上皮細胞の移植を狙い、柔軟な高分子ナノ薄膜からなる細胞移植担体の創製を目的とした。ポリ乳酸グリコール酸共重合体からなる微細パターン化ナノ薄膜を調製し、細胞をナノ薄膜上で選択的に培養した。医療用注射針を用いて細胞担持ナノ薄膜の注入操作を試みたところ、針内部のずり応力にも関わらず射出後もナノ薄膜上の細胞は90%...
【医歯薬学】看護学:老化再生医療を含む研究件
❏障害海馬での神経幹細胞の枯渇を招かない長期的な神経再生の基礎的研究(19K18438)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加瀬 義高 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00830655)
【キーワード】神経突起 / ニューロン / 老化 / p38 / 神経幹細胞 (他15件)
【概要】p38の活性を維持することのできるRK-682はヒトiPS細胞由来のニューロンの神経突起を伸長する効果を有することが明らかになった。老化や神経変性疾患の進行に伴い、神経突起が退化することが知られているが、これに対してRK-682が有用である可能性がある。 また、脳傷害に対して、神経幹細胞の移植での再生医療を考えた場合、神経幹細胞にあらかじめRK-682を添加することで、移植後に分化する神経細胞の神...
❏エピゲノムによる老化制御機構の解明と筋再生モデル(17K13228)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】早野 元詞 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (30593644)
【キーワード】老化 / エピゲノム / DNA損傷 / 筋肉 / サルコペニア (他9件)
【概要】DNA損傷によるエピゲノム変化と老化誘導が可能なICE(Induced Changes in Epigenome)マウスでは3週間のDNA損傷誘導によって老化が加速され、筋力が低下する。網羅的遺伝子解析によってRPS28, RPS24などリボソーム遺伝子、ATP5k, Ndufa8, COX8などOXPHOS遺伝子、筋肉ミオシン遺伝子であるMyh7, Myh9遺伝子などが変化している。またこれらの...
❏非接着培養による細胞老化の制御(21659412)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】老化 / 再生医療 / 非接着培養 / 皮膚 / 再生 (他7件)
【概要】真皮の幹細胞と考えられているSkin derived precursors(Skps)は、細胞増殖因子を添加し、無血清培地にすることで接着せず細胞魚集塊を形成することで得られる。本研究では、「幹細胞」だからコロニーを形成し、分裂、増殖するのか、凝集するから幹細胞様の不死化した性質を獲得するのかという点の検証を行った。老化し分裂回数が低下した線維芽細胞を非接着性培養皿で培養し、細胞凝集塊を形成させ、...
【医歯薬学】看護学:線維化再生医療を含む研究件
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
❏FGFシグナルを軸とした細胞間相互作用による肝臓の再生と病態の制御機構の解明(24590342)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 暢 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (50396917)
【キーワード】再生医学 / シグナル伝達 / 肝臓 / 組織幹細胞 / 細胞・組織 (他7件)
【概要】重篤な障害を受けた肝臓では、未分化性を有する特殊な幹/前駆細胞(肝前駆細胞)が出現して、再生過程に寄与すると考えられている。しかしながら、肝前駆細胞の誘導・増殖・分化を制御する分子機構の詳細や、これと肝線維化や肝がん等の病態との関連の実態や機序は不明である。種々のマウス肝障害モデルを用いた、FGF7を中心とする細胞間相互作用に着目した解析により、肝前駆細胞の動態を制御する新たなシグナル伝達経路や転...
【医歯薬学】看護学:創傷治癒再生医療を含む研究件
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
❏ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究(15K10961)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】青木 伸峰 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)
【キーワード】ナノシート / 幹細胞移植 / 薬剤輸送 / 塩基性線維芽細胞成長因子 / 脂肪由来幹細胞 (他9件)
【概要】ナノシートに脂肪由来幹細胞(ASC)を接着し、創部に移植することで、創傷治癒促進効果を得ることができた。また、ASCの一部をを生着させることができた。これはナノシートが再生医療分野に応用可能であることを示唆している。 塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)をナノシートに担持させ徐放化させるこで、少量の薬剤で高い創傷治癒効果を得ることができた。 素材はきわめて薄いため、使用時の取り扱いや剤形の工夫など...
❏独自の培養技術を用いた大腸上皮細胞機能解析と臨床応用技術開発(22229005)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010-05-31 - 2015-03-31
【研究代表者】渡辺 守 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10175127)
【キーワード】幹細胞移植 / 再生医療 / 大腸炎創傷治癒 / 大腸上皮 / 組織幹細胞 (他13件)
【概要】腸管上皮の再生機構を明らかにし、ヒト消化管再生医療に応用することが期待されている。正常な腸管上皮を体外で操作し解析することは技術的に困難とされていたことを背景とし、申請者・渡辺と分担者・中村は、正常マウス大腸由来上皮細胞を長期にわたり無血清培地中で3次元的に培養維持する画期的技術開発に着手し、かつ独自の大腸上皮幹細胞培養技術の応用を図り、「正常上皮細胞機能を解析すること」、「培養大腸上皮細胞の臨床...
【医歯薬学】看護学:重症心不全再生医療を含む研究件
❏脱細胞心臓マトリックスへの心筋細胞再細胞化による移植グラフトの作成(18K08582)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】稲葉 佑 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (70815589)
【キーワード】脱細胞化骨格 / 組織工学 / 弁膜症 / 虚血性心疾患 / 重症心不全 (他16件)
【概要】本研究は、組織脱細胞化技術にて作成される心臓組織Scaffold内での、再細胞化に関する手法、再細胞化された組織の有用性を検討する研究である。生体内での再細胞化の手法として、1心筋部分移植、2僧帽弁複合体移植、3冠動脈バイパス用小口径グラフト開発を行った。移植された脱細胞化心筋組織は組織学的に心筋細胞の遊走、血管内皮細胞、血流の再開、繊維芽細胞浸潤を認め、in vivoでの再細胞化を確認した。また...
❏ヒト幹細胞培養システムを基盤とした小児重症心不全に対する新規治療法の構築(22390271)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】饗庭 了 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (70184025)
【キーワード】重症心不全 / 細胞治療 / 細胞バンキング / 人工心臓 / 細胞培養 (他9件)
【概要】本研究においては、現在の使用可能なリソースを用いて、現状の法体系のもとで、可及的速やかに小児心不全の新しい治療体系を確立することを目標とした。小児を取り巻く環境は、成人における重症心不全の治療として、心臓移植、人工心臓治療、更には再生医療などが臨床において実施されているのとは対照的である。本研究においては、現在の使用可能なリソースを用いて、現状の法体系のもとで、可及的速やかに小児心不全の新しい治療...
【医歯薬学】看護学:海馬再生医療を含む研究件
❏障害海馬での神経幹細胞の枯渇を招かない長期的な神経再生の基礎的研究(19K18438)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】加瀬 義高 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00830655)
【キーワード】神経突起 / ニューロン / 老化 / p38 / 神経幹細胞 (他15件)
【概要】p38の活性を維持することのできるRK-682はヒトiPS細胞由来のニューロンの神経突起を伸長する効果を有することが明らかになった。老化や神経変性疾患の進行に伴い、神経突起が退化することが知られているが、これに対してRK-682が有用である可能性がある。 また、脳傷害に対して、神経幹細胞の移植での再生医療を考えた場合、神経幹細胞にあらかじめRK-682を添加することで、移植後に分化する神経細胞の神...
❏海馬ニューロン新生を介した認知症に対する先端再生工学研究(19208030)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
【キーワード】細胞工学 / 神経幹細胞 / 海馬ニューロン新生 / 認知症予防 / 老齢動物 (他19件)
【概要】成体海馬における新生ニューロンの数は、特定の生活習慣(運動や学習)や病態時(脳梗塞や癲癇)に増加することが知られていた。そして、この仕組みを通じて、海馬回路のはたらきを維持することにより、認知症の発症を食い止めることが期待されている。そこで、これまでに、脳血管性認知症の動物モデル(サル、ラット、マウス)を用いて、どのような仕組みにより、新生ニューロンの数が増加するかについて、検討を進めてきた。また...
【医歯薬学】看護学:ヒトiPS細胞再生医療を含む研究件
❏IBMIR回避能を有するヒトiPS細胞肝芽創出による肝臓再構成の検討(22K08729)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】奥村 高志 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (20449234)
【キーワード】IBMIR / ヒトiPS細胞 / 肝芽オルガノイド / 再生医療 / 門脈内移植
【概要】
❏ヒトiPS細胞由来高純度心室筋細胞移植における催不整脈作用機序の解明(19K22626)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 心筋細胞 / サル / 催不整脈作用 / 再生医療 (他7件)
【概要】ヒトiPS細胞は心筋細胞を含むさまざまな細胞へ分化することができるため、再生医療への応用が期待されているが、心臓再生医療を実現化するためには、移植後の催不整脈作用という課題を克服しなければならない。そこで、申請者は臨床用のHLAホモ接合体ヒトiPS細胞から臨床グレードの培養システムにより高純度心室筋細胞を作製した。その後、微小組織球を作製した後、カニクイザル心筋梗塞モデルに免疫抑制剤投与下で移植し...
❏代謝制御によるヒトiPS細胞由来心筋細胞におけるタイプ別選別法の確立と応用(17H05067)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90528192)
【キーワード】ヒトiPS細胞 / 代謝 / 心筋細胞 / 移植 / 創薬 (他10件)
【概要】本研究の目的は、代謝制御によるタイプ別心筋作製法を確立し、細胞移植治療や創薬へ応用することである。本研究では、(1)培養液の組成を工夫することにより、ヒトiPS細胞における増殖を促進する条件を見出すことに成功した。また、(2)ヒトiPS細胞由来のタイプ別心筋細胞の高効率分化誘導法を確立した。さらに、(3)タイプ別心筋細胞においてマルチオミクス解析を行うことにより代謝プロファイルを評価した。本研究成...
【医歯薬学】看護学:生命倫理学バイオエシックス)再生医療を含む研究件
❏幹細胞医療の倫理的・法的・社会的側面についての研究(26253032)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 みさお 京都大学, iPS細胞研究所, 特定准教授 (50396701)
【キーワード】幹細胞 / iPS細胞 / 再生医療 / 生命倫理学 / 質問紙調査 (他11件)
【概要】(1)再生医療等安全性確保法の課題抽出:国内で細胞治療を提供する自由診療クリニックのWebサイトを分析、74クリニック247治療を同定し、国際ガイドラインから逸脱した治療や、広告規制の点で不適切なHPが多数存在すること等が分かった。(2)iPS細胞技術の倫理的課題に関する意識調査:一般市民520名とiPS細胞研究者105名に質問紙調査を行い、6割の一般市民と8割の研究者がヒト-ブタキメラ動物の作製...
❏医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析(18310169)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】柘植 あづみ 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90179987)
【キーワード】ジェンダー / 生命科学 / 医学 / 生命倫理 / 生殖医療 (他13件)
【概要】このプロジェクトは「医療技術の開発/応用と社会の関係についてのジェンダー分析」というテーマの下に、1)人の卵子(受精卵・胚を含む)のゆくえについての調査、2)親子鑑定や疾患の遺伝子検査についての調査、3)医療機器の開発/応用におけるジェンダー分析の3つのサブテーマを設けて、多岐にわたる調査研究を実施した。このうち、1)では、卵子の売買を規制しようとしている日本、韓国、台湾と、売買が常態化しているア...
❏生命科学・医学の発展に対応した社会規範形成-生命倫理基本法の構築(18390159)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】位田 隆一 京都大学, 大学院・公共政策連携研究部, 教授 (40127543)
【キーワード】生命倫理 / ゲノム科学 / 再生医療 / バイオバンク / 生殖補助医療 (他10件)
【概要】本研究では、ゲノム科学、再生医療、臓器移植、ヒト胚研究等の生命科学・医学の諸分野の科学的発展と課題を明らかにし、そこに生じうる倫理的法的社会的問題を把握し、学際的に理論的および実際的側面に配慮しつつ、新しい社会規範としての生命倫理のあり方と体系を総合的に検討して、生命倫理基本法の枠組みを提言した。具体的には、生命倫理基本法の必要性と基本的考え方、生命倫理一般原則群、分野別規範群、倫理審査体制、国や...
【医歯薬学】看護学:エクソソーム再生医療を含む研究件
❏ARONJ治療に用いるMSC由来エクソソームの責任因子および作用機序の同定(22K10014)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
【キーワード】エクソソーム / 薬剤性顎骨壊死 / 間葉系幹細胞 / 再生医療
【概要】
❏大脳白質障害に対する再生医療実現のための基盤研究(16K10710)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】今井 英明 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (70359587)
【キーワード】再生医療 / 大脳白質障害 / 骨髄由来間葉系幹細胞 / 加工幹細胞SB623 / 二重盲検比較対照第II相試験 (他31件)
【概要】(A)細胞(細胞医薬品)移植と(B)ドラッグデリバリーシステム(DDS) によるmRNA遺伝子治療を、動物実験モデルで検証した。(A)SB623細胞は、ヒト骨髄由来である加工幹細胞である (サンバイオ社)。事情により、用いることができず、動物研究は断念したが、SB623細胞による外傷性脳損傷に起因する慢性運動障害患者に対する二重盲検比較対照第II相試験に、施設責任者として参加した。運動機能の改善に...
【医歯薬学】看護学:脳・神経再生医療を含む研究件
❏炎症が惹起する神経変性機構解明のためのヒト血液脳関門の構築(16K14190)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学研究所, 助教 (30300750)
【キーワード】マイクロデバイス / 神経科学 / 再生医療 / 細胞・組織 / マイクロマシン (他8件)
【概要】神経変性機構解明のために、神経組織中に神経細胞が高密度で均一に分布するような神経組織を神経幹細胞から作製する技術を開発した。本技術では、蓋付きアガロースゲルチャンバを用いることで、神経幹細胞を密閉した状態で分化誘導するため、組織の3次元形状が制御でき、分化誘導により神経細胞が高密度で均一に分布する組織作製を可能にした。また、ヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いてひも状のヒト神経組織を構築した。最終的...
❏再生医療技術を利用したファイバー型バイオ神経インターフェース(26630088)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】根岸 みどり (加藤みどり / 根岸 みどり(加藤みどり)) 東京大学, 生産技術研究所, 研究員 (30300750)
【キーワード】マイクロ・ナノデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 神経移植 / 脳・神経 (他7件)
【概要】本研究課題では,移植医療に応用できるように神経細胞と生体適合性材料から形成される直径100-200 μm,長さ数メートルのバイオ神経インターフェースの構築を目指した。最初にマウスの神経幹細胞から形成される神経ファイバーの安定的な構築方法を確立した。次に、神経細胞ファイバー48本から形成される神経ファイバーバンドルを作製し、脊髄損傷モデルマウスへの治療効果を確認するため移植実験を行った。移植した神経...
❏反復的経頭蓋磁気刺激療法の慢性刺激による脳変化とコンピューターシミュレーション(22591608)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】齋藤 洋一 大阪大学, 産学連携本部, 特任教授 (20252661)
【キーワード】機能脳神経外科学 / 脳・神経 / 脳神経 / 経頭蓋磁気刺激 / 脳血流 (他7件)
【概要】大脳皮質内に生じる誘起電流を正確に予想することが必要であるので、反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)コンピューターシミュレーションを行った。MRI撮影から画像処理して、脳、とそれ以外に分けた脳内誘起電流分布を、5mmメッシュのサイズで、3次元シミュレーションに成功した。rTMSした際に、大脳皮質においてどのような血流変化が生じるかを検討することは重要である。直径20mmのラット用8の字コイルを用いて...
【医歯薬学】看護学:研究倫理再生医療を含む研究件
❏幹細胞医療の倫理的・法的・社会的側面についての研究(26253032)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤田 みさお 京都大学, iPS細胞研究所, 特定准教授 (50396701)
【キーワード】幹細胞 / iPS細胞 / 再生医療 / 生命倫理学 / 質問紙調査 (他11件)
【概要】(1)再生医療等安全性確保法の課題抽出:国内で細胞治療を提供する自由診療クリニックのWebサイトを分析、74クリニック247治療を同定し、国際ガイドラインから逸脱した治療や、広告規制の点で不適切なHPが多数存在すること等が分かった。(2)iPS細胞技術の倫理的課題に関する意識調査:一般市民520名とiPS細胞研究者105名に質問紙調査を行い、6割の一般市民と8割の研究者がヒト-ブタキメラ動物の作製...
❏生命科学・医学の発展に対応した社会規範形成-生命倫理基本法の構築(18390159)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】位田 隆一 京都大学, 大学院・公共政策連携研究部, 教授 (40127543)
【キーワード】生命倫理 / ゲノム科学 / 再生医療 / バイオバンク / 生殖補助医療 (他10件)
【概要】本研究では、ゲノム科学、再生医療、臓器移植、ヒト胚研究等の生命科学・医学の諸分野の科学的発展と課題を明らかにし、そこに生じうる倫理的法的社会的問題を把握し、学際的に理論的および実際的側面に配慮しつつ、新しい社会規範としての生命倫理のあり方と体系を総合的に検討して、生命倫理基本法の枠組みを提言した。具体的には、生命倫理基本法の必要性と基本的考え方、生命倫理一般原則群、分野別規範群、倫理審査体制、国や...
【医歯薬学】看護学:ゲノム再生医療を含む研究件
❏黄体ホルモンによる子宮内膜の細胞分化の分子基盤(16H05469)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】プロゲステロン / 着床 / 子宮 / 子宮腺筋症 / 子宮内膜 (他21件)
【概要】子宮とその関連疾患におけるプロゲステロン(P4)の作用機構を解析した。P4が子宮内膜管腔上皮の細胞増殖抑制に作用すると胚接着部位の上皮細胞の断片化とトロホブラストによる貪食に作用し胚浸潤を促すこと、管腔上皮剥離と胚生存シグナル活性化を通じて胚浸潤を可能にする子宮内膜間質のHIF2αの作用にはP4シグナルは直接影響しないこと(JCI 2018)、子宮腺筋症のKRAS変異で病変のP4抵抗性が誘導される...
❏人体の適正利用と適正規制に関する医事法上の総合的研究(15K12982)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80233641)
【キーワード】人体 / 適正利用 / 適正規制 / 臓器移植 / 遺伝子検査 (他22件)
【概要】2015 年 8 月 2 日~6 日にポルトガルのコインブラで開催された第 21 回世界医事法学会に参加し、人体の利用の一場面ともいえる医療器具を使った延命措置の差控え・中止の意思決定について基調講演を行った。また、個人の研究成果として、甲斐克則『臓器移植と刑法』を刊行したほか、甲斐克則『終末期医療と刑法』を刊行したことの意義は大きい。さらに、共同研究の成果として、甲斐克則編『医事法講座第8巻 再...
❏生命科学・医学の発展に対応した社会規範形成-生命倫理基本法の構築(18390159)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】位田 隆一 京都大学, 大学院・公共政策連携研究部, 教授 (40127543)
【キーワード】生命倫理 / ゲノム科学 / 再生医療 / バイオバンク / 生殖補助医療 (他10件)
【概要】本研究では、ゲノム科学、再生医療、臓器移植、ヒト胚研究等の生命科学・医学の諸分野の科学的発展と課題を明らかにし、そこに生じうる倫理的法的社会的問題を把握し、学際的に理論的および実際的側面に配慮しつつ、新しい社会規範としての生命倫理のあり方と体系を総合的に検討して、生命倫理基本法の枠組みを提言した。具体的には、生命倫理基本法の必要性と基本的考え方、生命倫理一般原則群、分野別規範群、倫理審査体制、国や...
【医歯薬学】看護学:肝移植再生医療を含む研究件
❏間葉系幹細胞/間質細胞株(ASCL)による肝虚血再灌流障害の抑制と肝移植への応用(20K09087)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】尾原 秀明 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20276265)
【キーワード】再生医療 / 間葉系幹細胞 / 虚血再灌流 / 肝移植 / 肝虚血再灌流血流障害 (他6件)
【概要】ラット肝虚血再灌流モデル(70%虚血)において、虚血開始24時間前にコントロール(生理食塩水)、ASC、ASCLをそれぞれ脾臓注入したモデルを作成した。120分虚血後の生存率は、無治療のコントロール群と比べ、ASCL又はASCの前投与群では生存率が有意に上昇していた。60分虚血後のAST/ALT値は、再灌流3時間後ではASCL群はコントロール群と比較し有意に低下し、24時間後も同様に低値であった。...
❏ブタ脱細胞化技術と幹細胞の融合により三次元胆管・血管構造を有す新規移植肝臓の開発(23689059)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】八木 洋 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20327547)
【キーワード】幹細胞 / 臓器再生 / 再生医療 / 組織工学 / 肝移植 (他7件)
【概要】脱細胞化臓器骨格は、再生細胞の足場として有用であるだけでなく臓器特有の三次元構造から外科的に移植可能なマクロ構造へ連続する血管網、細胞外マトリックス構造を有している。我々はiPS細胞技術の臨床応用に向けて、ブタの肝臓を用いて脱細胞化骨格の移植手技の定型化に努めてきた。移植後の長期的機能維持を目指し、還流血液の凝固の問題をクリアするため、内皮細胞や抗凝固粒子による門脈系の被覆、門脈カテーテルを用いた...
【医歯薬学】看護学:臓器移植再生医療を含む研究件
❏人体の適正利用と適正規制に関する医事法上の総合的研究(15K12982)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80233641)
【キーワード】人体 / 適正利用 / 適正規制 / 臓器移植 / 遺伝子検査 (他22件)
【概要】2015 年 8 月 2 日~6 日にポルトガルのコインブラで開催された第 21 回世界医事法学会に参加し、人体の利用の一場面ともいえる医療器具を使った延命措置の差控え・中止の意思決定について基調講演を行った。また、個人の研究成果として、甲斐克則『臓器移植と刑法』を刊行したほか、甲斐克則『終末期医療と刑法』を刊行したことの意義は大きい。さらに、共同研究の成果として、甲斐克則編『医事法講座第8巻 再...
❏バイオテック企業の経営状況及び経営環境の網羅的調査と地域・分野間比較(26301022)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】仙石 愼太郎 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (00401224)
【キーワード】技術経営 / イノベーション経営 / バイオテクノロジー / 再生医療 / 臓器移植 (他12件)
【概要】本研究課題は、日本のバイオ・医薬品産業の構造特性とイノベーション創成のメカニズムを包括的・体系的に理解することを目的に、関連するバイオテック企業の網羅的プロファイリングと分析、及びそれらを内包する産業生態系の観察と分析を、国際調査比較研究として実施した。地域は、デンマークとフランスの2か国を主対象としつつ、英国及び米国の事例も観察した。分野は、医薬品に加え、細胞治療・再生医療等に注目した。具体的に...
❏生命科学・医学の発展に対応した社会規範形成-生命倫理基本法の構築(18390159)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】位田 隆一 京都大学, 大学院・公共政策連携研究部, 教授 (40127543)
【キーワード】生命倫理 / ゲノム科学 / 再生医療 / バイオバンク / 生殖補助医療 (他10件)
【概要】本研究では、ゲノム科学、再生医療、臓器移植、ヒト胚研究等の生命科学・医学の諸分野の科学的発展と課題を明らかにし、そこに生じうる倫理的法的社会的問題を把握し、学際的に理論的および実際的側面に配慮しつつ、新しい社会規範としての生命倫理のあり方と体系を総合的に検討して、生命倫理基本法の枠組みを提言した。具体的には、生命倫理基本法の必要性と基本的考え方、生命倫理一般原則群、分野別規範群、倫理審査体制、国や...
【医歯薬学】看護学:皮膚再生医療を含む研究件
❏遺伝子改変マウスを用いたマウス胎仔皮膚再生の解明(16H05494)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / twist2 / 再生医学 (他8件)
【概要】マウス胎生13日までの胎仔に作成した創傷は、瘢痕を残すことなく完全に再生し、胎生15日以降に作成した創傷は、肌理は再生せず、また真皮が線維化し瘢痕を残して治癒する。創傷作成後の組織切片からレーザーマイクロダイセクションとマイクロアレイを用いて詳細に発現遺伝子の比較を行い、再生を促すあるいは瘢痕形成を起こさせる因子の絞り込みを行った。 同時に皮膚が完全に再生するマウス胎生13日の創傷部位に特異的に発...
❏次世代器官再生医療のための基盤技術の開発(25242041)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辻 孝 国立研究開発法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (50339131)
【キーワード】再生医工学 / 再生医療 / 口腔器官 / 毛包 / ペプチド (他8件)
【概要】本研究課題では、次世代器官再生医療のための基盤技術の開発を目的とし、1)本研究グループの開発した器官原基法を用いることにより機能的な唾液腺・涙腺の再生が可能であることを明らかとし、再生器官原基移植による分泌腺再生医療の実現可能性を実証した。また、2) 器官再生に向けた細胞シーズの開発研究として、iPS細胞から毛包を有する皮膚器官系の再生が可能であることを実証した。さらに3) 器官再生医療の臨床応用...
❏レーザーマイクロダイセクションを用いたマウス胎仔皮膚再生の分子機構の解明(25293363)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / 創傷 / 再生医療 (他7件)
【概要】哺乳類の胎仔の皮膚に実験的に傷をつけても、胎生期のある時期までは傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく治癒し、皮膚は完全に元通りに再生する。われわれは、胎生13日までのマウス胎仔の皮膚に創傷を作成しても完全に再生するが、胎生14日以降の胎仔は再生せず傷跡を残すことを発見した。これをもとに、組織切片からレーザーマイクロダイセクションを用いて、胎生13日と15日の創傷部の表皮、真皮別にRNAを採取して、...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達再生医療を含む研究件
❏三次元再生涙腺構造の誘導と新規バリデーション手法の開発(20K09780)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平山 雅敏 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90528473)
【キーワード】涙腺 / ドライアイ / 再生医療 / 細胞外小胞 / シグナル伝達 (他7件)
【概要】涙腺は涙液を眼表面に分泌することで眼表面上皮の恒常性を維持する。涙液中には水分だけでなく、涙液タンパク、電解質、サイトサインなどの液性因子を含む。涙腺機能の障害による涙液量の低下は、涙液水分、液性因子の不足を引き起こし、ドライアイなどの眼表面上皮障害の原因となる。涙腺機能障害に対して、既存の涙液補充療法に加え、再生医療による涙液機能再生が試みられている。 これまで涙腺再生医療の実現に向けて、上皮幹...
❏FGFシグナルを軸とした細胞間相互作用による肝臓の再生と病態の制御機構の解明(24590342)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 暢 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (50396917)
【キーワード】再生医学 / シグナル伝達 / 肝臓 / 組織幹細胞 / 細胞・組織 (他7件)
【概要】重篤な障害を受けた肝臓では、未分化性を有する特殊な幹/前駆細胞(肝前駆細胞)が出現して、再生過程に寄与すると考えられている。しかしながら、肝前駆細胞の誘導・増殖・分化を制御する分子機構の詳細や、これと肝線維化や肝がん等の病態との関連の実態や機序は不明である。種々のマウス肝障害モデルを用いた、FGF7を中心とする細胞間相互作用に着目した解析により、肝前駆細胞の動態を制御する新たなシグナル伝達経路や転...
❏細胞移植を用いない新規骨再生インプラントの戦略的研究(19390509)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】高戸 毅 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90171454)
【キーワード】再生医療 / 骨再生 / 人工骨 / 移植・再生医療 / 再生医学 (他17件)
【概要】本研究の目的は、再生医療の3本柱である「細胞源・足場・シグナル」のうち、シグナル・足場を改善し、細胞移植を補強あるいは代替する新しい骨再生システムを開発することである。次世代型のナノ送達システムと生体材料により、周囲の細胞において骨形成性細胞内シグナルを活性化させることで、細胞を移植することなく骨再生を誘導することに成功した。併せて三次元造形法による患部適合型人工骨の作製法を開発した。 ...
【医歯薬学】看護学:システム再生医療を含む研究件
❏蛍光内視鏡による再生・移植医療用細胞・組織構築物のリアルタイム可視化技術の構築(16K12921)
【研究テーマ】医療技術評価学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】医療機器 / 蛍光内視鏡 / 医療技術評価 / リアルタイム可視化 / 再生医療 (他8件)
【概要】インドシアニングリーン(ICG)を用いた近赤外蛍光内視鏡は、生体組織・臓器内部をリアルタイムに観察し、乳癌、消化器系癌のセンチネルリンパ節同定など、幅広い外科領域で大いに威力を発揮している。本研究では、創製した細胞・組織構築物をICG蛍光ラベル化し、リアルタイムに可視化することに成功した。近赤外蛍光内視鏡システムは、in vitro(ブタ小腸表面など)で、サイズの異なる細胞・組織構築物(ミクロサイ...
❏再生・移植医療用細胞・組織構築物の凍結保存・評価システムの開発(15H03039)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 上級研究員 (20425705)
【キーワード】移植・再生医療 / 細胞・組織 / マイクロ・ナノデバイス / 組織構築物 / 凍結保存 (他10件)
【概要】本研究では、①DMSOフリー新規凍結保存液、②凍結保存用培養デバイス、③凍結装置の開発を行った。①DMSOの細胞毒性、および動物由来原料の抗原性変化や病原体混入の可能性等の課題を解決すべく、ヒト組織由来細胞に有効なDMSO-血清フリー細胞凍結保存液の組成を見出した。②3D培養デバイスTASCLを用いて、均一な大きさのヒト組織由来幹細胞・組織構築物を大量に創製すると共に、有効な保存液組成の決定からガ...
【医歯薬学】看護学:トランスレーショナルリサーチ再生医療を含む研究件
❏ヒトiPS細胞と小型霊長類コモンマーモセットを用いた蝸牛有毛細胞再生の前臨床検討(15H04991)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤岡 正人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70398626)
【キーワード】内耳再生 / 耳科学 / 聴覚医学 / hiPS細胞 / 橋渡し研究 (他14件)
【概要】私達はこれまで、自発的再生能のない蝸牛有毛細胞の薬剤による再生と聴力改善を報告してきた(Neuron,2013)。この”内耳再生医療”の臨床応用に向け、(1)ヒトiPS細胞由来内耳幹細胞を用いた人工蝸牛感覚上皮での薬剤スクリーニングにより臨床試験への橋渡しが可能な薬剤2剤を同定し、(2)小型霊長類コモンマーモセットモデル(特許出願)での治療効果を確認した。また、iPS研究では、ヒト内耳幹細胞におい...
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
❏個人差を克服しうる自家細胞治療における品質予測・適正化システムの開発(22390243)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】片野 尚子 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50376620)
【キーワード】トランスレーショナル・リサーチ / 再生医療 / 細胞医療 / 科学教育 / トランスレーショナルリサーチ (他9件)
【概要】自家細胞治療は、患者自身から調製した細胞試験薬の品質が症例ごとに異なることが、治療の奏功に直結する高品質な細胞の安定供給を困難とし、しいては円滑な臨床試験の実施の妨げとなっている。本研究では、患者由来細胞を用いることによって生じやすい、調製細胞の品質における個体差を補正し、患者個人のウイルス疾患罹患歴に起因する潜伏ウイルスの再活性化など、試験薬の安全性や投与後動態に影響を与えるリスクを最小化するこ...
【医歯薬学】看護学:日米比較再生医療を含む研究件
❏ティッシュエンジニアリングによる組織再生の医療応用における工学的課題調査(14605025)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】日本における再生医療は平成14年度(2002年度)に入ってその実現の動きが活発になってきた。 このような急速な実用化に向けた動きにより、我々生物工学者に課せられた課題は重くなってきたといえるだろう。すなわち、臨床応用への加速度合いに比べて産業化への動きが遅れているのではないかと感じられるからである。抗生物質やアミノ酸の工業生産(ものづくり)に貢献されたようには、再生医療の産業化に現状では貢献できて...
❏化学・生物工学的観点からの組織工学のポテンシャル評価-再生医療技術に関する分野横断的研究動向の調査-(13895017)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001
【研究代表者】高木 睦 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助教授 (20263212)
【キーワード】再生医療 / アメリカ合衆国 / 細胞培養工学 / 組織工学 / 産業化 (他8件)
【概要】化学・生物工学的観点からの組織工学のポテンシャル評価、すなわち再生医療技術に関する分野横断的研究動向の調査を行い、再生医療産業化のために生物工学研究者が果たす役割を考察した。 具体的には、本分野において先行しているアメリカ合衆国における再生医療関連の主要ベンチャー48社の技術および事業内容に関して、アメリカにおける業界分析の出版物2件に加えてインターネットを駆使した独自のの調査により、アメリカにお...
【医歯薬学】看護学:新生児再生医療を含む研究件
❏自己羊水幹細胞シートを用いた新生児難治性疾患に対する新規治療法の開発(16K15536)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20207145)
【キーワード】羊水 / 幹細胞 / 創傷治癒 / 線維化 / 細胞シート (他8件)
【概要】妊娠24週以前の胎児は、全く瘢痕化なく創傷治癒する事はよく知られており動物種を超えて保存されている。このため、ヒト羊水幹細胞(human amniotic fluid stem cells: hAFS)は他の間葉系幹細胞よりも強力な抗線維化作用を有するのではないかと仮説を立てた。また、細胞シート作成の際、hAFSを効率よく目的の細胞に分化すると分化型細胞シートが作成可能なのではないかと考えた。 我...
❏動物モデルを用いた臍帯由来間葉系幹細胞による新規再生・免疫抑制療法の開発(26293251)
【研究テーマ】胎児・新生児医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】長村 登紀子 (井上登紀子 / 長村 登紀子(井上登紀子)) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
【キーワード】臍帯 / 間葉系細胞 / 新生児脳性麻痺 / 新生児慢性肺疾患 / 血友病B (他17件)
【概要】本研究では、下記疾患モデル動物を作成し、臍帯由来間葉系細胞(UC-MSC)投与の有用性を検討した。新生児脳性麻痺モデルとして、新生仔脳出血モデルを確立した。UC-MSC投与群で運動機能の有意な改善、白質層の菲薄化抑制と反応性グリオーシスの抑制を認めた。高酸素条件下で作成した新生児慢性肺疾患ラットモデルでは、UC-MSC投与群で有意な生存率の改善、体重減少率の低下、肺組織の損傷、炎症性サイトカインの...
【医歯薬学】看護学:糖尿病再生医療を含む研究件
❏モノアミン-GPCR シグナルに制御される膵β細胞分化・ 成熟化機構の解明(17K09455)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂野 大介 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40571039)
【キーワード】膵臓 / インスリン / ドーパミン / GPCR / iPS細胞 (他11件)
【概要】ヒトiPS細胞から分化誘導したβ様細胞への分化効率の上昇と成熟度の向上にドーパミンの合成阻害剤やドーパミンを貯留するためのトランスポーター(VMAT2)の阻害剤の培地中への添加が効果的である。脱分化の進行を抑制することが主たる効果であった。 β様細胞の分化、成熟化の過程でみられる弱いインスリン分泌は細胞の成熟化を促進する遺伝子の発現上昇とともに、同時進行する脱分化を促進することを明らかにした。また...
❏ヒトiPS細胞から膵β細胞の分化誘導とその再生医療への応用に向けた基盤技術開発(26253059)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】多能性幹細胞 / 分化誘導 / 糖尿病 / 再生医療 / 膵臓 (他14件)
【概要】本研究ではヒトiPS細胞から十分な機能を持つ膵臓β細胞を作成するために、分化誘導の促進化合物の同定、作用機序の解明を目指した。また、代謝による分化促進の利用により成熟度の高い膵臓β細胞の作成を目指した。その結果、新規にWnt シグナルがβ細胞の分化に対して促進効果があること、マウスES細胞の系で見られたVMAT2-モノアミンによる分化抑制効果はヒトiPS細胞の分化誘導系にも存在することを見出した。...