椎間板前駆細胞と力学場から構成される3次元椎間板組織モデルの創出
【研究キーワード】
椎間板 / 力学刺激 / 線維輪 / BioMEMS / 生体模倣デバイス / Pax1 / 硬節 / 再生医療 / メカニカルストレス / 伸展刺激 / エンハンサー / MEMS / 3次元培養 / マイクロ流体デバイス
【研究成果の概要】
生体内における椎間板組織の変形を模倣するため、円形培養チャンバーの中央部に髄核を模倣した伸縮性のバルーンを設置し、培養ゲル組織の円周方向に力学刺激を負荷可能な伸展培養デバイスを作製した。同デバイスにおいて特定のECMを用いて線維輪細胞のゲル内培養を行うことで、自己組織化が顕著に促進されリング状の椎間板様培養組織を構築することに成功した。また、繊維輪細胞は、伸展刺激により線維性組織分化が亢進し、軟骨性組織分化が抑制されることを見出した。本研究を通じて、3次元椎間板組織構築のための基盤となるデバイス開発および組織の力学刺激応答性に関する知見を得ることができた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宿南 知佐 | 広島大学 | 医系科学研究科(歯) | 教授 | (Kakenデータベース) |
森本 雄矢 | 東京大学 | 大学院情報理工学系研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【配分額】6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)