ヒルシュスプルング病および類縁疾患の治療としての新腸管作成に関する研究
【研究分野】小児外科学
【研究キーワード】
ヒルシュスプルング病 / 小児消化器疾患学 / 消化管神経節細胞 / 再生医療 / 指定難病 / ヒルシュスプルング病類縁疾患 / 組織工学
【研究成果の概要】
C57Bl/6マウスおよびヒルシュスプルング病類縁疾患(H類縁)モデルマウスの歯より歯髄を単離し培養することでマウス由来歯髄幹細胞(dental pulp stem cell, DPSC)の表現型及び機能評価を行った。また、本研究課題に先行する形で、ヒト脱落乳歯歯髄幹細胞(SHED) を用いて、in vivoにおける分化傾向を探った。H類縁モデルにおいて、SHED移植群では、非移植群に比較して、体重増加を認めた。この知見はSHEDが腸管神経系細胞にin vivoで分化したことを示唆している。本研究成果は、自家細胞を用いた腸管の作成に向けた有意義な成果と言える。
【研究代表者】