iPSを介さない直接誘導による心臓ペースメーカー細胞の作成および生体内直接転化
【研究分野】循環器内科学
【研究キーワード】
再生医療 / 心筋直接誘導 / ダイレクトリプログラミング / 心筋再生 / 直接リプログラミング / 心筋転写因子 / 生体内リプログラミング / iPS細胞 / 線維芽細胞 / 繊維芽細胞
【研究成果の概要】
生体内のリプログラミングでは、共同研究でのMiyamotoらは、3つの心筋誘導遺伝子を同時に発現するセンダイウイルスベクターを開発した。この心筋誘導センダイウイルスベクターを用いて、培養皿上で、効率よく短期間でマウスおよびヒト線維芽細胞から心筋細胞をゲノムの損傷なく、直接的に作製することに成功した。さらに心筋誘導センダイウイルスベクターをマウス心筋梗塞モデルの心臓に導入すると、1週間で心筋再生が始まり、1か月後には心機能が改善することを確認した。
【研究の社会的意義】
宮本らの研究で、センダイウイルスを使用することで実現できることは示唆できた。この成果は、iPS細胞から誘導した心筋治療以外の新しい治療法を示唆できた。この成果は、社会的に大きいと考える。さらに、心筋細胞は、色々な細胞が存在していう。具体的には、右心室、左心室、ペースメーカー細胞などがあり、更に分化した心筋細胞での直接心筋誘導の研究を進める必要がある。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)