ヒト多能性幹細胞及び肝細胞からの腎尿細管細胞への分化誘導法の開発
【研究分野】腎臓内科学
【研究キーワード】
ヒトES細胞 / 転写調節因子 / リプログラミング / 腎臓再生 / 多能制幹細胞 / 転写因子 / 再生医療 / 腎尿細管細胞 / ヒト多能性幹細胞 / 肝細胞 / 尿細管細胞
【研究成果の概要】
我々は、TF-inducible hES細胞株から得られたデータのin silico解析から、腎前駆細胞及び腎臓Organoidへの分化誘導を促す転写因子群を明らかにした。4転写因子をヒトES細胞に導入後、2日で92%と高効率に腎前駆細胞を誘導することに成功した。さらにこの腎前駆細胞に別の4因子を添加し3次元培養を行う事で、14日間で足細胞、近位及び遠位尿細管からなる腎Organoidを分化誘導することに成功した。RNA-seq法での解析では、腎Organoidはヒト腎臓遺伝子発現プロファイルと類似した遺伝子発現パターンを示し、ヒト腎臓と近い性質を持った腎臓組織が誘導できていることが示された。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
洪 実 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【配分額】2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)