骨髄における巨核球造血/脂肪細胞へのスイッチ制御機構の解明
【研究分野】血液内科学
【研究キーワード】
血栓止血学 / 再生医療 / 血小板 / 巨核球 / 骨髄脂肪変性 / 造血幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 脂肪前駆細胞 / 分化誘導 / 細胞運命制御 / 細胞分化運命制御
【研究成果の概要】
巨核球と脂肪細胞の両方への分化能を有する細胞、そしてそれらどちらにも分化しない繊維芽細胞を用いた遺伝子発現解析において差異の認められたいくつかの因子の遺伝子導入細胞を種々のアプローチにより検討した結果、p45NF-E2/Maf G/Maf Kが巨核球分化決定因子であり、脂肪分化決定因子CEBPalphaの共発現の条件下では巨核球分化が抑制される事を認めた。したがって、p45NF-E2/Maf G/Maf KとCEBPalphaが巨核球と脂肪の分化スイッチ機構において重要な役割を有する事を見いだした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
松原 由美子 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特任講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】3,290千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 390千円)