創薬評価のための血液脳関門(BBB)を有する神経組織アレイ
【研究分野】知能機械学・機械システム
【研究キーワード】
マイクロデバイス / 組織チップ / 薬剤スクリーニング / 神経科学 / ドラッグスクリーニング / 組織工学 / 再生医療 / 薬物スクリーニング
【研究成果の概要】
膨大な種類の薬剤や毒性物質の神経細胞に対する影響を短時間で解析するためにドラッグスクリーニングに適した3次元組織アレイを作成した。紐状の神経組織を利用して作製した3次元組織アレイは、組織中心部での細胞死が観察されない、細胞数が均一、アッセイに必要な細胞数がある、形状が均一などの特徴を有していた。z'-factorが0.5以上で薬剤スクリーニングの受け入れ基準をクリアすることができ、細胞死や細胞増殖の評価に用いることができることが示唆された。また神経組織と血管内皮細胞の灌流培養系も確立した。今後は、本系を利用することで神経疾患の新規薬物の探索につながると考えられる。
【研究代表者】