歯周組織幹細胞からみた慢性歯周炎組織破壊と組織リモデリング機序の解明
【研究分野】歯科医用工学・再生歯学
【研究キーワード】
歯周組織 / 再生医療 / 再生医学 / 間葉系幹細胞 / 神経堤細胞 / iPS細胞 / 新規歯周組織再生療法 / 実験的慢性歯周炎 / 組織再生 / 歯周組織幹細胞
【研究成果の概要】
歯周組織の恒常性は局所の歯根膜細胞や歯槽骨細胞によってなされているが、移動してきた幹細胞様細胞が歯周組織の修復と再生に寄与している可能性があることが報告された。これらの細胞は骨髄間葉系幹細胞のマーカー(PDGFRa)を発現していた。歯周組織は発生学的に神経堤細胞にその起源を持つことからiPS細胞から神経堤細胞に誘導し、歯および歯周組織再生療法へつなげることを本研究課題の目標とし、以下の成果を得た。(1)ヒトiPSからの神経堤細胞誘導方法の確立。(2)誘導した神経堤細胞由来間葉系幹細胞の増殖能と骨・軟骨・脂肪・末梢神経系への分化能の確認。(3)誘導した幹細胞が遊走能を有していることが確認できた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
森川 暁 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)