細菌性コラゲナーゼの基質結合ドメインを用いた薬物送達システムの開発型研究
【研究分野】細菌学(含真菌学)
【研究キーワード】
ガス壊疽菌群 / 毒素 / 構造活性相関 / コラーゲン結合ドメイン / 成長因子 / 骨新生 / 鼓膜閉鎖術 / 人工皮膚 / コラゲナーゼ / 上皮細胞成長因子 / 鼓膜穿孔 / 血管内皮細胞成長因子 / 血管新生 / 再生医療 / スピン標識ペプチド / 表皮成長因子 / 重層扁平上皮
【研究成果の概要】
「人喰いバクテリア」が産生するコラーゲン分解酵素は、コラーゲン細線維に結合する領域(CBD)をもつ。まずCBDの中で結合に直接関与する部位を明らかにした。次にCBDはコラーゲン分子の三重らせん構造が緩んだ部位を志向して一定の向きに結合することを示した。さらに、CBDの接続部はカルシウムを結合して構造が変わり、CBDの安定性と結合能が向上することを示した。最後に、CBDを用いて種々の生理活性物質を組織に結合させる新規の技術が種々の再生医療に応用できることを示した。
【研究代表者】