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研究分野別サイレントキーワード
「マウス」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:視覚情報処理マウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
【複合領域】健康・スポーツ科学:リボソームプロファイリングマウスを含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【複合領域】健康・スポーツ科学:翻訳動態マウスを含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【複合領域】子ども学:運動マウスを含む研究件
❏内的時間意識の比較認知神経科学(19K03385)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】兎田 幸司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60794948)
【キーワード】時間 / 学習 / 記憶 / 薬理 / アセチルコリン (他15件)
【概要】本研究においては、時間の知覚に対するムスカリン性およびニコチン性のアセチルコリン受容体の阻害の影響を調べた。頭部固定を用いた実験系においても、ムスカリン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測のばらつきを増加させた。ニコチン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測に影響を与えなかった。時間情報と空間情報に基づく頭部固定による逆転学習課題を新しく開発し、マウスがこの課題を短期間の訓練で学習することを明ら...
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【環境学】環境解析学:突然変異マウスを含む研究件
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
❏個体内における電離放射線誘発突然変異成立過程の解明(21221003)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 (他8件)
【概要】放射線の生物影響を真に理解するには、分子から細胞レベルの知見から生体内のネットワークとしての組織応答を知ることが必要である。本研究では、新規改変遺伝子導入技術を利用して、放射線影響の可視化定量評価の系をマウス及びメダカで開発した。さらにメダカで細胞増殖能の高い組織の放射線照射後の応答を評価し、マウスとは異なる新規の応答を見いだした。マウスでも胎児期の腸では、成体と異なり、放射線照射後もアポトーシス...
【生物学】生物学:メンブレントラフィックマウスを含む研究件
❏ARLファミリーGタンパク質群の作動原理と生理機能の解析(26291038)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / リソソーム / エンドサイトーシス / 一次繊毛 / マウス (他18件)
【概要】申請者らは本研究において、ARLファミリー低分子量Gタンパク質ARL8bが、マウス胚の正常な生育及び脳形成に必要であることを明らかにした。ARL8bは、卵黄嚢内胚葉に取り込まれた母体由来タンパク質のリソソーム分解に重要であり、卵黄嚢内胚葉におけるARL8bの機能欠損は、胎仔におけるアミノ酸量の減少と生育不全を引き起こすことを明らかにした。また胚発生時の脳形成において、ARL8bがBMPシグナリング...
❏受精卵における細胞内膜系リモデリングの時空間的制御機構の解明(26291036)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 健 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (30311343)
【キーワード】受精 / エンドサイトーシス / 分解 / オルガネラ形成・動態 / メンブレントラフィック (他9件)
【概要】受精卵においては発生に向けた細胞成分の大規模な変換が起こる.本研究ではまず線虫C. elegans を駆使することにより,この過程に異常を示す変異株を分離し,その原因遺伝子の1つがファルネシル2リン酸合成酵素であることを見出した.また,低分子量GTPase Rab11を制御する新規因子としてREI-1を発見し,この因子がGDP/GTP交換因子としてRab11をゴルジ体にリクルートすることにより,卵...
【生物学】生物学:初期胚マウスを含む研究件
❏哺乳類卵子における遺伝子発現プログラムの初期化機構の解明(14360164)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現 / リプログラミング / 初期化 / 初期胚 / 減数分裂 (他12件)
【概要】受精前後における遺伝子発現プログラムの初期化機構を解明する目的で研究を行った。まず初期化の機構について、「初期化には、cell memoryの消去が必要である」との仮説を立て、この仮説の検証を行い、さらにcell memoryを消去する機構の解明を行うこととした。 そこで、cell memoryのマーカーとして近年注目を集めているヒストンのアセチル化について調べた。体細胞、および受精後の初期胚の体...
❏受精卵における外来ミトコンドリア絶滅の原因究明に関する研究(12876059)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】受精卵 / 初期胚 / マウス / ミトコンドリア / 受精
【概要】受精卵におけるミトコンドリアタンパク質の消長を調べる目的で、まずそれをコードする遺伝子の発現について調べた。ミトコンドリアを構成するタンパク質の大部分は核にコードされた遺伝子から発現しており、細胞質で合成されたタンパク質がミトコンドリア内にインポートされることによりミトコンドリアの構成タンパク質となる。そこで、その消長を調べるために、まず、インポートに重要な役割を演じていると考えられているTim2...
❏胚性幹細胞の分離法および培養法の実用化に関する研究(03556037)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】胚性幹細胞 / 胚盤胞 / 内部細胞塊 / 注入キメラ / 共培養 (他16件)
【概要】本研究では,まず胚性幹細胞の分離法について研究し,体内受精に由来する129/SvJ系マウスの胚盤胞から,きわめて増殖性に優れた2株の細胞株を分離しA3-1およびA3-2株と命名した。このうちA3-1株の細胞については継代9代目の染色体分析でその約78%が正常な正二倍体(2n=40)の核型を有し,また体外培養での分化試験の結果,自律的に収縮をくり返す心筋核細胞をはじめ各種の細胞へ分化し得ることが確め...
【生物学】生物学:セルトリ細胞マウスを含む研究件
❏哺乳類胎子精巣発生の性的堅牢性維持機構の解析(22K06022)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】平松 竜司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70555284)
【キーワード】マウス / 精巣 / 性分化 / セルトリ細胞
【概要】
❏精細胞の分化を制御するセルトリ細胞の機能的役割の解明(20H03162)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小沢 学 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (80608787)
【キーワード】精子形成 / セルトリ細胞 / 精巣 / 精細胞 / マウス (他6件)
【概要】持続的精子形成は、「精原細胞の維持」と「精細胞の分化」という異なるプロセスがバランスよく厳密に維持されることによって成り立っている。このプロセスには精細管内に存在するセルトリ細胞からのサポートが不可欠であるが、「精細胞の分化」を制御するセルトリ細胞の機能的役割はこれまでのところ殆ど明らかではない。申請者らは、選択的スプライシング制御因子であるPTBP1がセルトリ細胞で高発現することに着目し、セルト...
❏哺乳類の生殖腺の性的2型の維持と破綻の分子基盤の解明(17H01501)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30260326)
【キーワード】支持細胞 / 性的2型 / heterogeneity / 性転換 / 卵精巣 (他14件)
【概要】哺乳類の生殖腺の支持細胞は、睾丸、卵巣への性的2型を作り出し個体の性を決定する。この支持細胞は、皮質-髄質側に沿って性的2型の偏った多様性が存在する。髄質側にはオスに偏った支持細胞(オスのセルトリ細胞になりやすい卵胞の顆粒膜細胞)が存在し、皮質側にはメス型の支持細胞(性周期卵胞の顆粒膜細胞)が存在している。本研究は、この性的2型に偏った支持細胞の分子基盤とその性転換を誘導できる外因性のパラクライン...
【生物学】基礎生物学:ヒューマンマウスを含む研究件
❏抗精神病薬の心臓における病態生理の解明-薬剤誘発性不整脈の法医学的診断法の確立-(24590858)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】池松 和哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
【キーワード】薬剤 / 突然死 / 心筋症 / マウス / Chlorpromazine (他10件)
【概要】精神病薬服薬患者の心臓突然死は、法医剖検にて有意な所見が得られないため、 突然死の病態解明に苦慮する。マウス心臓を標的臓器として抗精神病薬であるChlorpromazine (Chl)を動物モデルに長期投与することにより、不整脈・心筋症を発症させうる遺伝子発現状態を確認した。本研究では、培養細胞・心筋組織について、Chl処置を行った心筋組織にて核のクロマチン凝集が認められ、Tunel法で陽性であっ...
❏ヒトゲノム機能解析のためのsiRNAライブラリの構築とRNAi関連遺伝子の探索(16201040)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA interference / RNAi / siRNA / human / genome (他10件)
【概要】ヒトをはじめとする様々な哺乳類ゲノムプロジェクトの進行により哺乳類の遺伝情報を担うおおよその遺伝子が特定され、ゲノム研究は、その構造解析から機能解析に焦点が移ってきたと言える。本研究では、ヒトを含む哺乳類の網羅的ゲノム機能解明のためのRNAi関連技術を開発し、siRNAミニライブラリを構築して、RNAi関連遺伝子群のスクリーニングを行った。我々は、RNAi効果の高いsiRNA配列の選択法を確立して...
【生物学】基礎生物学:受精能マウスを含む研究件
❏マウス<->ラットキメラにおける「自己」解析(24240066)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員(常勤) (30089875)
【キーワード】免疫 / マウス・ラットキメラ / 自己・非自己 / マウス / ラット (他9件)
【概要】母体-胎児相互認識における自己非自己の検討を行った。妊娠は同種であれば非自己でも受け入れるが、異種の場合はどのような自己非自己認識があるのかについて、免疫機能をほとんど持たない重篤な免疫不全マウスの子宮にラット胚の移植を試みたが、ラット胚が野生型マウスに比してより長く育つようなことはなかった。そこでマウス←ラット異種キメラを母体としたりマウスの2細胞期胚をテトラプロイドにすることにより胎盤がマウス...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
【生物学】基礎生物学:鋤鼻器官マウスを含む研究件
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
❏マウスの不揮発性フェロモン物質の構造決定と受容体の同定(16688005)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体 / 遺伝子発現誘導 (他6件)
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が、性差や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などを制御していることが知られている。前年度までに、外分泌腺由来のペプチドが鋤鼻器官を刺激することを見出した。本年度は、メスマウスをそれらのペプチドに曝すと、Gタンパク質Gαoとフェロモン受容体候補遺伝子V2Rを発現する基底層側の鋤鼻上皮の鋤鼻神経...
【生物学】基礎生物学:翻訳マウスを含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【生物学】基礎生物学:胚発生マウスを含む研究件
❏胚体外環境に注目した新たなマウス胚発生アトラスの構築(26850210)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平松 竜司 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 病因病態部門, 客員研究員 (70555284)
【キーワード】胚発生 / マウス / 体軸形成 / 着床 / 細胞外基質
【概要】哺乳類の胚発生は母体の子宮内で進行することから、胚発生における母体組織の役割を理解することが必要である。本研究は、これまで遺伝学・分子生物学的解析による知見を踏まえた、新たなマウス胚発生の形態学的アトラスの再構築を試み、マウス胚初期発生の解明につながる基礎データの獲得することを目的とした。そこで着床期を含む発生ステージにおけるマウス胚および子宮組織の形態学的解析ならびに免疫組織化学などの発現・局在...
❏ARLファミリーGタンパク質群の作動原理と生理機能の解析(26291038)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / リソソーム / エンドサイトーシス / 一次繊毛 / マウス (他18件)
【概要】申請者らは本研究において、ARLファミリー低分子量Gタンパク質ARL8bが、マウス胚の正常な生育及び脳形成に必要であることを明らかにした。ARL8bは、卵黄嚢内胚葉に取り込まれた母体由来タンパク質のリソソーム分解に重要であり、卵黄嚢内胚葉におけるARL8bの機能欠損は、胎仔におけるアミノ酸量の減少と生育不全を引き起こすことを明らかにした。また胚発生時の脳形成において、ARL8bがBMPシグナリング...
【生物学】基礎生物学:動物生理化学マウスを含む研究件
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【生物学】基礎生物学:受精能獲得マウスを含む研究件
❏CRISPR/Casを用いた不妊原因遺伝子の同定とその分子機能の解明(15K07778)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】与語 圭一郎 静岡大学, 農学部, 准教授 (60362844)
【キーワード】精子形成 / 不妊 / マウス / 受精能獲得 / Slc22a14 (他13件)
【概要】我々は,Slc22a14とDlec1の発現様式や生理的機能についてマウスを用いて解析し,これらの遺伝子が雄の生殖能に極めて重要な遺伝子であることを見出した。例えばSlc22a14は精巣特異的かつ生殖細胞特異的に発現しており,この遺伝子を欠損すると精子の運動能・受精能が低下し,雄マウスの生殖能力が著しく低下する。また,Dlec1を欠損したマウスでは,精子分化に異常があるため,正常な精子がほとんど産生...
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【生物学】基礎生物学:精子活性化・誘引物質マウスを含む研究件
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【生物学】基礎生物学:精子受精能阻害物質マウスを含む研究件
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【生物学】基礎生物学:精子走化性マウスを含む研究件
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【生物学】基礎生物学:フェロモンマウスを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
【生物学】基礎生物学:匂いマウスを含む研究件
❏嗅覚受容体のナチュラルリガンドの同定とその生物学的機能の解明(24247024)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】嗅覚受容体 / 匂い / マウス
【概要】マウスは、鼻に発現する嗅覚受容体で外界からの匂い物質を感知して適応行動をとる。一方、鼻以外の組織に発現する嗅覚受容体は、何らかの生体内化学物質を感知して、生命機能を制御すると考えられている。これらの嗅覚受容体のリガンドのスクリーニングには、合成香料レパートリーが使われてきたが、自然界で生活するマウスが実際に嗅覚受容体で感じる匂い物質群とは、大きく異なると考えられる。われわれは自然生態系の生理的条件...
❏嗅覚受容体のナチュラルリガンドの同定とその生物学的機能の解明(24227003)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00280925)
【キーワード】嗅覚受容体 / 匂い物質 / リガンド / 生理活性物質 / 嗅覚 (他7件)
【概要】マウスが自然界で感知する匂いと嗅覚受容体の対応付けは進んでいない。また、嗅覚受容体は、精巣、心臓、筋肉など、鼻以外の組織でも発現しているが内在性リガンドは同定されていない。本研究では、これら嗅覚受容体のナチュラルリガンドを同定することを目的とした。活性物質精製に適した効率のよい嗅覚受容体アッセイ系を確立した。嗅覚受容体のナチュラルリガンドとして、包皮腺から脂質関連物質の精製・構造決定に成功した。卵...
【生物学】基礎生物学:減数分裂マウスを含む研究件
❏Akt及びOct4の機能発現調節系の重複検索による体細胞初期化因子の同定(19658102)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】卵子 / 卵子の体外成熟 / 初期化因子 / 早期染色体凝集 / カフェイン (他16件)
【概要】マウスを用いてOct4上流カスケードとAkt下流カスケードを解析し、体細胞初期化のメカニズム及び体細胞初期化因子の同定とそれらの成果を踏まえて体細胞初期化能の高いブタ卵子の生産を目的に実験を行い、更に体細胞初期化についても研究を継続し次の成果を得た。 マウスの成果を踏まえブタ卵子の体細胞初期化能誘起条件を解析した。カフェインが卵子のMPF(p34cdc2 kinase)活性を高め、核膜崩壊及び早期...
❏哺乳類卵子における遺伝子発現プログラムの初期化機構の解明(14360164)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現 / リプログラミング / 初期化 / 初期胚 / 減数分裂 (他12件)
【概要】受精前後における遺伝子発現プログラムの初期化機構を解明する目的で研究を行った。まず初期化の機構について、「初期化には、cell memoryの消去が必要である」との仮説を立て、この仮説の検証を行い、さらにcell memoryを消去する機構の解明を行うこととした。 そこで、cell memoryのマーカーとして近年注目を集めているヒストンのアセチル化について調べた。体細胞、および受精後の初期胚の体...
【生物学】基礎生物学:カタユウレイボヤマウスを含む研究件
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【生物学】基礎生物学:紡錘体マウスを含む研究件
❏受精卵への雌性ゲノム継承を保証する哺乳類特有の制御機構(20H03250)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大杉 美穂 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00332586)
【キーワード】マウス / 受精卵 / 極体放出 / 前核 / 紡錘体
【概要】
❏紡錘体の形態的評価による高い受精能・発生能をもつ体外成熟卵子の選抜法の確立(21780250)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】星野 由美 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (10451551)
【キーワード】マウス / 卵子 / 体外成熟培養 / 卵子の質評価 / 受精能・発生能 (他11件)
【概要】哺乳動物の卵子は、体外で培養し操作することが可能になっているが、効率的に発生能力の高い胚を生産し、個体作出に繋げるためには、質の高い成熟卵子を選別して利用する必要がある。本研究では、成熟卵子の紡錘体に着目し、質の高い卵子の特徴を明らかにした。さらに、これに関わる因子を同定し、分子レベルでの解析結果に基づいて、卵子の質の評価につながる指標を確立した。 ...
❏Akt及びOct4の機能発現調節系の重複検索による体細胞初期化因子の同定(19658102)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】卵子 / 卵子の体外成熟 / 初期化因子 / 早期染色体凝集 / カフェイン (他16件)
【概要】マウスを用いてOct4上流カスケードとAkt下流カスケードを解析し、体細胞初期化のメカニズム及び体細胞初期化因子の同定とそれらの成果を踏まえて体細胞初期化能の高いブタ卵子の生産を目的に実験を行い、更に体細胞初期化についても研究を継続し次の成果を得た。 マウスの成果を踏まえブタ卵子の体細胞初期化能誘起条件を解析した。カフェインが卵子のMPF(p34cdc2 kinase)活性を高め、核膜崩壊及び早期...
【生物学】基礎生物学:パツチクランプマウスを含む研究件
❏脳由来神経栄養因子(BDNF)の小脳シナプス形成および伝達に対する作用(09878195)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】狩野 方伸 理化学研究所, 細胞神経生理研究チーム, チームリーダー(研究職) (40185963)
【キーワード】マウス / 小脳 / 脳由来神経栄養因子(BDNF) / 顆粒細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】小脳顆粒細胞において脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現が選択的に欠如しているStargazer mouseと野性型マウスを比較することにより、小脳顆粒細胞から分泌されるBDNFの、(1)登上線維-プルキンエ細胞シナプス、(2)平行線維-プルキンエ細胞シナプス、(3)苔状線維-顆粒細胞シナプス、に及ぼす作用を電気生理学的に調べた。 (1)登上線維応答の生後発達の解析:小脳スライスを作製し、プルキン...
❏発達期中枢神経シナプス結合の淘汰と固定化の分子機構に関する生理学的研究(08458264)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】狩野 方伸 理化学研究所, 細胞神経生理研究チーム, チームリーダー(研究職) (40185963)
【キーワード】マウス / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維シナプス / パッチクランプ (他8件)
【概要】(1)正常動物登上線維応答の性質と生後発達: マウスの登上線維応答の性質を日齢をおって電気生理学的に調べた。生後1週から2週にかけて、登上線維による多重支配を受けるプルキンエ細胞の比率が大きく減少した。また、生後1週目の登上線維応答は、EPSCの立上り時間が遅いこと、登上線維2発刺激に対するpaired-pulse depressionの程度が強いことなど、成熟型の登上線維応答とは性質が異なってい...
【生物学】人類学:トランスジェニックマウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏Cre/Pseudo loxP系による形質転換動物作出法の開発と利用(14360174)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】東條 英昭 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20041668)
【キーワード】Cre / Pseudo loxP / loxP / トランスジェニックマウス / DNA顕微注入 (他13件)
【概要】生殖系列に遺伝子を導入する際に利用されるDNA顕微注入法は、DNAの注入が前核でのDNA複製の開始が後に行われた場合、生産されたTg個体にはしばしばモザイクとなる。もし、外来遺伝子を保有する細胞が生殖細胞に分化していないと、外来遺伝子は子孫へ伝達されないためTg動物は一代限りのモザイクTg動物となる。DNA顕微注入法を利用してモザイクTg動物が作出されないように外来遺伝子を宿主ゲノムのpseduo...
【工学】総合工学:リスク評価マウスを含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏多環芳香族炭化水素化合物のAh受容体を介した発達神経毒性メカニズムの解明(21390186)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】遠山 千春 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10150872)
【キーワード】発達神経毒性 / 芳香族炭化水素 / 行動毒性 / マウス / リスク評価 (他6件)
【概要】多環芳香族炭化水素(PAHs)は環境中に蓄積し、ヒトは食品や環境媒体を介して体内に取り込んでいる。本研究では、妊娠期のPAHsへの曝露が、成長後の子の学習・情動機能に及ぼす影響とその毒性発現メカニズムを、マウスを用いたin vivo行動試験により解明することを目的とした。その結果、Ah受容体そのものが行動異常の責任分子である可能性が示された。脳機能におけるAh受容体の生物学的意義について、今後さら...
【総合生物】生体分子化学:生体内合成マウスを含む研究件
❏生体寛容性金属触媒によるマウス内での生物活性分子の合成とがん治療(21H02065)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 克典 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (00403098)
【キーワード】生体内合成 / がん治療 / 糖鎖 / 人工金属酵素 / マウス
【概要】本年度では、生体内反応の系として、触媒的環化反応による生物活性分子の合成(分子合成)を行なった。この際、マウス内での反応基質の有効濃度を考えて、分子内環化反応による生物活性分子の合成を検討した。すなわち、金(III)触媒のpai親和性をトリガーとした、アセチレンに対する分子内アミノ基付加環化反応を利用して、様々な置換基を持つフェナントリジニウム構造を構築することに成功した。フェナントリジニウム構造...
❏合成化学医療の開発:動物内での標的細胞、および臓器上での生理活性ペプチド合成(13F03504)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 准主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体アミン / 生体内合成化学治療 / 糖鎖クラスター / 遷移金属触媒 / マウス (他15件)
【概要】報告者はこれまでに、動物内でも実施することのできる有機合成反応として、ある種のエステルが、生体アミンのうち、特定の疾患で過剰に発現する特殊なアミンだけが無触媒で選択的に反応することを見出した。そこで平成27年度では、見出したエステルを細胞に導入することにより、特定のアミン選択的に修飾反応を行い、特定の細胞機能を制御することを目指した。その結果、エステルを細胞に作用するだけで細胞内の標的アミンと選択...
【総合生物】神経科学:集団活動マウスを含む研究件
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
【総合生物】神経科学:ポピュレーションコーディングマウスを含む研究件
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
【総合生物】神経科学:視床網様核マウスを含む研究件
❏脳領域間の機能的結合性を視床網様核が制御する機構の解明(19KK0387)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2022 - 2024
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】fMRI / シミュレーション / 動的機能的結合 / 視床網様核 / マウス
【概要】
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
【総合生物】神経科学:生後発達マウスを含む研究件
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏発達期中枢神経シナプス結合の淘汰と固定化の分子機構に関する生理学的研究(08458264)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】狩野 方伸 理化学研究所, 細胞神経生理研究チーム, チームリーダー(研究職) (40185963)
【キーワード】マウス / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維シナプス / パッチクランプ (他8件)
【概要】(1)正常動物登上線維応答の性質と生後発達: マウスの登上線維応答の性質を日齢をおって電気生理学的に調べた。生後1週から2週にかけて、登上線維による多重支配を受けるプルキンエ細胞の比率が大きく減少した。また、生後1週目の登上線維応答は、EPSCの立上り時間が遅いこと、登上線維2発刺激に対するpaired-pulse depressionの程度が強いことなど、成熟型の登上線維応答とは性質が異なってい...
【総合生物】神経科学:シナプスマウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
❏シナプス成熟過程を制御するC1qファミリー分子の新規機能(14F04066)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 (2014) 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】synapse / formation / hippocampus / mouse / C1q (他8件)
【概要】シナプスの形態および機能を制御する分子機構の解明は、脳機能の発達・成熟過程および記憶・学習の形成機構を理解する上できわめて重要な課題である。近年、自然免疫系を支える補体C1qやその機能ドメインを有するCbln1などの「C1qファミリー分子」が脳内に豊富に存在することが発見され、シナプス形態や機能を制御することがわかってきた。本研究計画ではC1qファミリーに属する新しい分子群であるC1q-like分...
【総合生物】神経科学:2光子イメージングマウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
【総合生物】神経科学:2光子カルシウムイメージングマウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
【総合生物】神経科学:2光子励起顕微鏡マウスを含む研究件
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏生きたマウス脳の長期精密計測を可能にするマイクロインターフェイスデバイスの開発(22510124)
【研究テーマ】マイクロ・ナノデバイス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】一木 隆範 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (20277362)
【キーワード】マイクロバイオシステム / 脳計測 / in vivo計測 / バイオデバイス / イメージング (他8件)
【概要】2光子励起顕微鏡法(2PLMS)は脳機能を細胞レベルで研究するための強力な手法であるが、生きたままの動物の脳を長期計測するためのツール・手法の欠落が課題であった。そこで、本研究では、生きたマウスの脳の長期・精密計測を可能にする動物個体埋め込み型インターフェイスデバイスを開発した。この成果は、2PLMSを軸とするinvivo脳研究の技術的制限を克服する新たなツール・手法を提供し、脳神経細胞の機能のよ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
【総合生物】神経科学:生体内マウスを含む研究件
❏合成化学医療の開発:動物内での標的細胞、および臓器上での生理活性ペプチド合成(13F03504)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 准主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体アミン / 生体内合成化学治療 / 糖鎖クラスター / 遷移金属触媒 / マウス (他15件)
【概要】報告者はこれまでに、動物内でも実施することのできる有機合成反応として、ある種のエステルが、生体アミンのうち、特定の疾患で過剰に発現する特殊なアミンだけが無触媒で選択的に反応することを見出した。そこで平成27年度では、見出したエステルを細胞に導入することにより、特定のアミン選択的に修飾反応を行い、特定の細胞機能を制御することを目指した。その結果、エステルを細胞に作用するだけで細胞内の標的アミンと選択...
❏背側海馬と腹側海馬の活性化に応答する脳領域の特定とその活動解析(25430011)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】光遺伝学 / fMRI / ChR2 / 遺伝子改変マウス / マウス (他9件)
【概要】本研究課題では、背側海馬と腹側海馬の機能の違いが、海馬から他の脳領域への活動伝播の違いに反映されているか検証した。海馬CA1錘体神経細胞に光感受性陽イオンチャネル(ChR2)が発現している遺伝子改変マウスを用いて、全脳活動を機能的MRI(fMRI)装置で計測している最中に、海馬の背側あるいは腹側へ光照射することで海馬神経細胞を活性化し、これに応答する脳領域を特定した。この結果、海馬の背側と腹側とを...
❏マウス内非侵襲1分子観察(25650047)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90165093)
【キーワード】量子ドット / 高輝度 / マウス / 非侵襲 / in vivo (他7件)
【概要】非侵襲で1粒子レベルで小胞輸送を観察するため明るい量子ドットを作成を行った.量子ドットを40 nMで液体窒素によって急速に冷却することで、数10個~数100個程度の量子ドットによる凝集体を形成した。 マウス腫瘍に対して,量子ドットの蛍光が観察できるかを確認した.がん細胞に過剰に発現しているEGFRに対する抗体を量子トッドに結合して,マウスの尾静脈から注入した.約1時間後に腫瘍部位を非侵襲で,共焦点...
【総合生物】神経科学:スパインマウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
【総合生物】神経科学:小脳マウスを含む研究件
❏小区分52020:神経内科学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】mGluR5
【研究期間】代謝型グルタミン酸受容体
【研究代表者】小脳
【キーワード】mGluR1
【概要】本研究では、左右分離型ベルトトレッドミルにおける歩行運動の適応において、小脳皮質プルキンエ細胞への下オリーブ核-登上線維系による誤差信号の時空間的な情報表現について、統計的機械学習技術を適用し、運動学的データにおける潜在的な説明変数を抽出し、被説明変数としての登上線維系がプルキンエ細胞に伝送する信号の活動パターンとの関係性について定量的に明らかにすることを目標としている。 新たに開発したマウス用の...
❏適応的歩行の基盤としての脊髄―小脳回路の解明:実験と計算論的モデリングによる研究(20KK0226)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / 肢間協調 / 運動学シナジー / 左右分離型ベルトトレッドミル / マウス (他10件)
【概要】本研究は、Drexel大学との国際共同研究として、歩行運動における肢運動の協調とその適応的制御に関わる脊髄小脳ループの働きについて、ラット及びマウスを対象に、運動学的解析、電気生理学的解析、光遺伝学を適用した小脳プルキンエ細胞におけるシナプス可塑性の発現阻害操作などの実験研究と、神経筋骨格モデルを用いた動力学シミュレーションによる構成論的研究を組み合わせて解明することを目的としている。 ラット用左...
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
【総合生物】神経科学:フルキンエ細胞マウスを含む研究件
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
❏小脳特異的な低域値型カルシウムチャネルノックアウトマウスの作製と機能解析(13878165)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】狩野 方伸 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40185963)
【キーワード】カルシウムチャネル / マウス / 細胞特異的ノックアウト / Cre-loxPシステム / 小脳 (他8件)
【概要】本研究では、低閾値型カルシウムチャネルα1Gの小脳機能における役割を明らかにするため、α1G遺伝子コンディショナルノックアウトマウスの作製を目的としている。昨年度、相同組み換えを生じた2種のES細胞クローンを用いて、キメラマウスの作製を行ったが、どのクローン由来のキメラマウスも生殖系列へのES細胞伝達を示さなかった。今年度は、昨年作製したターゲッティングベクターの相同組み換え領域を2kb延長して、...
【総合生物】神経科学:遺伝子操作マウスマウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏mTORシグナル活性化マウスによる神経機能の解析および疾患モデルの確立(15K06701)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】葛西 秀俊 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (40403232)
【キーワード】mTOR / トランスジェニックマウス / 小脳 / 遺伝子操作マウス / 小脳プルキンエ細胞 (他6件)
【概要】小脳プルキンエ細胞におけるmTORシグナルの役割を明らかにするために、プルキンエ細胞特異的に活性化型mTORを発現するトランスジェニックマウスの作製・解析を行った。このマウスでは、プルキンエ細胞の細胞体および樹状突起が顕著に肥大化しており、離乳期を過ぎるとプルキンエ細胞のアポトーシスによる細胞死が観察された。プルキンエ細胞の変性に伴い、このマウスは運動失調を呈するようになったが、自閉症様の社会行動...
【総合生物】神経科学:オプトジェネティクスマウスを含む研究件
❏内的時間意識の比較認知神経科学(19K03385)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】兎田 幸司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60794948)
【キーワード】時間 / 学習 / 記憶 / 薬理 / アセチルコリン (他15件)
【概要】本研究においては、時間の知覚に対するムスカリン性およびニコチン性のアセチルコリン受容体の阻害の影響を調べた。頭部固定を用いた実験系においても、ムスカリン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測のばらつきを増加させた。ニコチン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測に影響を与えなかった。時間情報と空間情報に基づく頭部固定による逆転学習課題を新しく開発し、マウスがこの課題を短期間の訓練で学習することを明ら...
❏深層学習を応用した全脳を対象とする神経活動伝播経路の解明(15KT0111)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】深層学習 / マウス / fMRI / 光遺伝学 / 経路推定 (他9件)
【概要】脳の活動伝搬経路を、全脳の神経活動から推測し、伝播経路に規則や特徴が存在するか解明することを本研究では試みた。具体的には脳活動の開始部位と終着部位とが明確な場合に、その間の脳回路を神経活動が並列にあるいは直列に伝播するのかといった伝搬経路の性質を明らかにすることを目指した。このためにfMRI計測データ(麻酔下マウスの海馬を光遺伝学的に刺激した時の応答を計測したデータ;Takata et al. 2...
❏背側海馬と腹側海馬の活性化に応答する脳領域の特定とその活動解析(25430011)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】光遺伝学 / fMRI / ChR2 / 遺伝子改変マウス / マウス (他9件)
【概要】本研究課題では、背側海馬と腹側海馬の機能の違いが、海馬から他の脳領域への活動伝播の違いに反映されているか検証した。海馬CA1錘体神経細胞に光感受性陽イオンチャネル(ChR2)が発現している遺伝子改変マウスを用いて、全脳活動を機能的MRI(fMRI)装置で計測している最中に、海馬の背側あるいは腹側へ光照射することで海馬神経細胞を活性化し、これに応答する脳領域を特定した。この結果、海馬の背側と腹側とを...
【総合生物】神経科学:一次視覚野マウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
【総合生物】神経科学:マイネルト基底核マウスを含む研究件
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
【総合生物】神経科学:グルタミン酸受容体マウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
【総合生物】神経科学:登上線維マウスを含む研究件
❏運動の学習に伴う脳内誤差信号の情報表現の変容とそれを基盤とした学習指導方法の開発(21H03339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / スプリットベルトトレッドミル / 適応 / 運動学習 / 小脳 (他11件)
【概要】本研究では、左右分離型ベルトトレッドミルにおける歩行運動の適応において、小脳皮質プルキンエ細胞への下オリーブ核-登上線維系による誤差信号の時空間的な情報表現について、統計的機械学習技術を適用し、運動学的データにおける潜在的な説明変数を抽出し、被説明変数としての登上線維系がプルキンエ細胞に伝送する信号の活動パターンとの関係性について定量的に明らかにすることを目標としている。 新たに開発したマウス用の...
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏脳由来神経栄養因子(BDNF)の小脳シナプス形成および伝達に対する作用(09878195)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】狩野 方伸 理化学研究所, 細胞神経生理研究チーム, チームリーダー(研究職) (40185963)
【キーワード】マウス / 小脳 / 脳由来神経栄養因子(BDNF) / 顆粒細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】小脳顆粒細胞において脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現が選択的に欠如しているStargazer mouseと野性型マウスを比較することにより、小脳顆粒細胞から分泌されるBDNFの、(1)登上線維-プルキンエ細胞シナプス、(2)平行線維-プルキンエ細胞シナプス、(3)苔状線維-顆粒細胞シナプス、に及ぼす作用を電気生理学的に調べた。 (1)登上線維応答の生後発達の解析:小脳スライスを作製し、プルキン...
【総合生物】神経科学:興奮性ニューロンマウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏分界条床核における内因性カンナビノイドを介するシナプス伝達修飾に関する研究(12F02794)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40185963)
【キーワード】内因性カンナビノイド / 興奮性ニューロン / 抑圧性ニューロン / 逆行性シナプス伝達 / 分界条床核 (他9件)
【概要】分界条床核は、ストレス、不安、恐怖に加えて、痛みに伴う負の情動にも関係すると考えられる。内因性カンナビノイド(体内で産生されるマリファナ類似物質)の働きによって、不安や恐怖といった情動が軽減することが知られており、その神経機構として、内因性カンナビノイドが分界条床核においてシナプス伝達を調節し、痛みに伴う負の情動を制御する可能性が考えられる。KATO博士は、電気生理学的手法と行動解析法によりこの問...
【総合生物】神経科学:抑制性ニューロンマウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏分界条床核における内因性カンナビノイドを介するシナプス伝達修飾に関する研究(12F02794)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40185963)
【キーワード】内因性カンナビノイド / 興奮性ニューロン / 抑圧性ニューロン / 逆行性シナプス伝達 / 分界条床核 (他9件)
【概要】分界条床核は、ストレス、不安、恐怖に加えて、痛みに伴う負の情動にも関係すると考えられる。内因性カンナビノイド(体内で産生されるマリファナ類似物質)の働きによって、不安や恐怖といった情動が軽減することが知られており、その神経機構として、内因性カンナビノイドが分界条床核においてシナプス伝達を調節し、痛みに伴う負の情動を制御する可能性が考えられる。KATO博士は、電気生理学的手法と行動解析法によりこの問...
【総合生物】実験動物学:発生工学マウスを含む研究件
❏マウス<->ラットキメラにおける「自己」解析(24240066)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員(常勤) (30089875)
【キーワード】免疫 / マウス・ラットキメラ / 自己・非自己 / マウス / ラット (他9件)
【概要】母体-胎児相互認識における自己非自己の検討を行った。妊娠は同種であれば非自己でも受け入れるが、異種の場合はどのような自己非自己認識があるのかについて、免疫機能をほとんど持たない重篤な免疫不全マウスの子宮にラット胚の移植を試みたが、ラット胚が野生型マウスに比してより長く育つようなことはなかった。そこでマウス←ラット異種キメラを母体としたりマウスの2細胞期胚をテトラプロイドにすることにより胎盤がマウス...
❏遺伝子欠損マウスを用いたオリゴアデニル酸合成酵素の生理機能の解析(18700394)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助教 (80345032)
【キーワード】ウイルス / 感染防御 / マウス / インターフェロン / 発生工学 (他9件)
【概要】代表的なインターフェロン(IFN)誘導遺伝子の一つである2',5'-オリゴアデニル酸合成酵素(OAS)は、「2-5Aシステム」と呼ばれるIFNによるウイルス感染防御機構を担っていることが古くから知られていたが、それ以外のOASの機能についてはほとんど研究がなされていなかった。そこで我々は、マウスOAS遺伝子のクローニングおよび解析を行い、さらにOASの生理機能を明らかにする目的でこ...
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
【農学】農芸化学:哺乳類マウスを含む研究件
❏大進化の分子機構の解明(26291075)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡田 典弘 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 主席研究員 (60132982)
【キーワード】大進化 / 転移因子 / レトロポゾン / 闘魚 / 戦い (他18件)
【概要】基盤研究B「大進化の分子機構の解明」は大きく分けて二つから成り立っている。一つは進化の過程でゲノムに挿入される転移因子の大進化における寄与である。我々は二次口蓋を作るWint5aのエンハンサーが、三つの転移因子によって構成されていること、三つのうちのそれぞれの転移因子は進化の特定の異なった時期に挿入され、独自の機能を持ったということを証明した。 もう一つは戦いとは何か、という問題である。これは強い...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【農学】境界農学:嗅覚受容体マウスを含む研究件
❏嗅覚受容体のナチュラルリガンドの同定とその生物学的機能の解明(24247024)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】嗅覚受容体 / 匂い / マウス
【概要】マウスは、鼻に発現する嗅覚受容体で外界からの匂い物質を感知して適応行動をとる。一方、鼻以外の組織に発現する嗅覚受容体は、何らかの生体内化学物質を感知して、生命機能を制御すると考えられている。これらの嗅覚受容体のリガンドのスクリーニングには、合成香料レパートリーが使われてきたが、自然界で生活するマウスが実際に嗅覚受容体で感じる匂い物質群とは、大きく異なると考えられる。われわれは自然生態系の生理的条件...
❏嗅覚受容体のナチュラルリガンドの同定とその生物学的機能の解明(24227003)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00280925)
【キーワード】嗅覚受容体 / 匂い物質 / リガンド / 生理活性物質 / 嗅覚 (他7件)
【概要】マウスが自然界で感知する匂いと嗅覚受容体の対応付けは進んでいない。また、嗅覚受容体は、精巣、心臓、筋肉など、鼻以外の組織でも発現しているが内在性リガンドは同定されていない。本研究では、これら嗅覚受容体のナチュラルリガンドを同定することを目的とした。活性物質精製に適した効率のよい嗅覚受容体アッセイ系を確立した。嗅覚受容体のナチュラルリガンドとして、包皮腺から脂質関連物質の精製・構造決定に成功した。卵...
【農学】境界農学:味覚マウスを含む研究件
❏新規経シナプス性トレーサーによる味覚情報コーディング機構の解明(23688016)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50376563)
【キーワード】食品化学 / 味覚 / 神経 / トレーサー / メダカ (他7件)
【概要】われわれが感じる5つの基本味の味情報は末梢の味蕾では別々の細胞集団で受容されることが明らかになってきた。一方、受容された味情報の神経伝達や中枢での認識という味覚情報のコーディング機構は不詳である。その解明のため、本研究では、2種以上の細胞を起点とする情報伝達神経回路の可視化を実現する新規の経シナプス性トレーサー・トランスジーンを開発した。開発したトレーサー・トランスジーンを用いてトランスジェニック...
❏マウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立と水産食品複合味解析(15580178)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (50251682)
【キーワード】マウス / カルシウムイオン / 味覚 / 情報伝達 / カルシウム (他6件)
【概要】H16年度は,長時間の測定に耐えるマウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立を目指した.2時間程度まで舌上皮味細胞の生物活性を保つため,灌流液の基本組成,灌流液の酸素濃度,灌流チャンバーの構造,薬液灌流方法およびその速度などを最適化した.甘味物質としてサッカリンナトリウム,苦味物質としてデナトニウム安息香酸塩,うま味物質としてグルタミン酸ナトリウム(MSG)を採用し,それぞれ0.1か...
【農学】動物生命科学:loxpマウスを含む研究件
❏Cre/Pseudo loxP系による形質転換動物作出法の開発と利用(14360174)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】東條 英昭 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20041668)
【キーワード】Cre / Pseudo loxP / loxP / トランスジェニックマウス / DNA顕微注入 (他13件)
【概要】生殖系列に遺伝子を導入する際に利用されるDNA顕微注入法は、DNAの注入が前核でのDNA複製の開始が後に行われた場合、生産されたTg個体にはしばしばモザイクとなる。もし、外来遺伝子を保有する細胞が生殖細胞に分化していないと、外来遺伝子は子孫へ伝達されないためTg動物は一代限りのモザイクTg動物となる。DNA顕微注入法を利用してモザイクTg動物が作出されないように外来遺伝子を宿主ゲノムのpseduo...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【農学】動物生命科学:胆嚢マウスを含む研究件
❏胆嚢・胆管の形態形成・再生能と先天性疾患の分子機構の解明(24228005)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30260326)
【キーワード】応用動物学 / 獣医学 / 疾患モデル / 胆道 / 胆嚢 (他14件)
【概要】申請者は、胎生期の胆嚢上皮前駆細胞でのSOX17の発現量の半量低下により、細胞自律的に胆管上皮が管腔内への脱落(上皮破綻)し、妊娠後期 で 胆道閉鎖症(BA)を引き起こす疾患モデルマウスを世界で初めて開発しました。このSox17ハプロ不全により、胆嚢上皮は、1)肝内胆管に類似したSOX9+/SOX4+細胞へ脱分化し、細胞自律的に上皮細胞の脱落が生じ、胆嚢炎を引き起こすこと、さらに、2)Shhシグナ...
❏内胚葉形成因子SOX17の肝臓、胆管、膵臓発生における役割(21248034)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】SOX17 / 肝臓 / 膵臓 / 胆管 / モデル動物 (他7件)
【概要】胎子の発生過程において、SOX17陽性の胆嚢・胆管前駆細胞は、心臓原基・横中隔の正中部位から外側の前腸後端部(左右一対)で、肝臓、膵臓の決定と同時に分化し、腸管の管状化の過程で本来の位置である肝臓と膵臓の間にソーティングされることを見出した。SOX17は、細胞自律的に胆嚢・胆管前駆細胞の決定に必須の機能を担っており、さらに、胆嚢・胆管前駆細胞でのSOX17発現量の低下が、発生後期の胆嚢,胆嚢嚢管の...
【農学】動物生命科学:精細胞マウスを含む研究件
❏精細胞の分化を制御するセルトリ細胞の機能的役割の解明(20H03162)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小沢 学 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (80608787)
【キーワード】精子形成 / セルトリ細胞 / 精巣 / 精細胞 / マウス (他6件)
【概要】持続的精子形成は、「精原細胞の維持」と「精細胞の分化」という異なるプロセスがバランスよく厳密に維持されることによって成り立っている。このプロセスには精細管内に存在するセルトリ細胞からのサポートが不可欠であるが、「精細胞の分化」を制御するセルトリ細胞の機能的役割はこれまでのところ殆ど明らかではない。申請者らは、選択的スプライシング制御因子であるPTBP1がセルトリ細胞で高発現することに着目し、セルト...
❏内分泌かく乱物質リスク評価のための精巣In vitro assay系の確立(13460130)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】林 良博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90092303)
【キーワード】精細胞 / エストロジェン / ビスフェノールA / セルトリ細胞初代培養系 / 末分化生殖腺器官培養系 (他11件)
【概要】精細胞の基礎的データの収集を目的として、ヒミズおよびコウモリのステージ表の作成を行い、またレクチン染色性の相違を確認した。同時にシグナル伝達因子であるSmadの精巣における分布を観察した結果、Smad2,Smad3 mRNAは精祖細胞および精母細胞に検出された。次にエストロジェンの精巣における役割を検討するため、生後10週齢の雄ラットにエストロジェンを投与し、1日後に精巣内のテストステロンおよびス...
【農学】動物生命科学:精子発生マウスを含む研究件
❏マウス生殖細胞の分化過程に伴うSox17遺伝子の機能調節機構の解析(07660412)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1995
【研究代表者】金井 克晃 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 超微形態研究部門, 研究員 (30260326)
【キーワード】Sox / 精子発生 / マウス
【概要】Sox17, t-Sox17に対する抗体を用いた各Sox17 mRNA isoformの産物の同定とその細胞内局在の差異 Sox17とt-Sox17 mRNA isoformの産物を検討するため、Sox17蛋白のN端、HMG box、C端領域に対する3種類のペプチド抗体、抗recombinant Sox17抗体 (兎ポリクロ)を各々作成し、western blot解析、免疫組織化学的解析を行った。...
❏マウス生殖細胞に発現するSry(精巣決定遺伝子)関連遺伝子の単離とその解析(06660394)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994
【研究代表者】金井 克晃 財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 超微形態研究部門, 研究員 (30260326)
【キーワード】Sox / 精子発生 / マウス
【概要】HMG(High Mobility Group)box domainは、転写調節に関与する新たなDNA結合蛋白のモチーフであり、現在までに、哺乳類の精巣決定を担うSryやリンパ球の分化に関与するLef-1,Tcf-1,Sox4、また酵母ではmating type遺伝子MatMc,MatA1、Ste11などを含め60種以上の遺伝子が報告されている。哺乳類の神経、免疫系や生殖細胞の分化過程においても、...
【農学】動物生命科学:Mycobacterium aviumマウスを含む研究件
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
❏抗酸菌のもつ病原性と感受性宿主の免疫学的・遺伝学的特性に関する研究(15580274)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】NRAMP1 / macrophage(マクロファージ) / THP-1 / IFN-γ / Mycobacterium avium (他18件)
【概要】マウスの自然関連性マクロファージタンパク(NRAMP1)はマクロファージの活性化に多面的影響を及ぼし、同細胞内に寄生する病原体の生存を調整している。ヒトにおける遺伝子解析においても、NRAMP1ならびにその関連遺伝子は多型で抗酸菌に対する感受性と関連をもつことが分かってきている。そこでPMAで分化させたヒト単球系株化細胞THP-1を用いて、M.aviumを感染させた場合や、サイトカインによる刺激を...
【農学】動物生命科学:感染防御マウスを含む研究件
❏遺伝子欠損マウスを用いたオリゴアデニル酸合成酵素の生理機能の解析(18700394)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助教 (80345032)
【キーワード】ウイルス / 感染防御 / マウス / インターフェロン / 発生工学 (他9件)
【概要】代表的なインターフェロン(IFN)誘導遺伝子の一つである2',5'-オリゴアデニル酸合成酵素(OAS)は、「2-5Aシステム」と呼ばれるIFNによるウイルス感染防御機構を担っていることが古くから知られていたが、それ以外のOASの機能についてはほとんど研究がなされていなかった。そこで我々は、マウスOAS遺伝子のクローニングおよび解析を行い、さらにOASの生理機能を明らかにする目的でこ...
❏未知の抗菌ペプチドの探索および炎症性肺疾患発症制御の可能性(15659195)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】長瀬 隆英 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40208004)
【キーワード】抗菌ペプチド / デフェンシン / マウス / 感染防御
【概要】近年、生体における感染防御機構の一環として、抗菌ペプチドの存在が報告されている。感染症対策の重要性が認識されつつある現在、defensinは、感染防御機構の重要な構成因子として急速に注目を集めている。しかし、defensinの抗菌機序をはじめ、その発現機構は未だ解明されておらず、研究レベルとしては国内・海外ともに萌芽的状態にある。なお、抗菌ペプチド群において、未知の生理活性作用を有する新規defe...
【農学】動物生命科学:キメラマウスを含む研究件
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
❏胚性幹細胞の分離法および培養法の実用化に関する研究(03556037)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】胚性幹細胞 / 胚盤胞 / 内部細胞塊 / 注入キメラ / 共培養 (他16件)
【概要】本研究では,まず胚性幹細胞の分離法について研究し,体内受精に由来する129/SvJ系マウスの胚盤胞から,きわめて増殖性に優れた2株の細胞株を分離しA3-1およびA3-2株と命名した。このうちA3-1株の細胞については継代9代目の染色体分析でその約78%が正常な正二倍体(2n=40)の核型を有し,また体外培養での分化試験の結果,自律的に収縮をくり返す心筋核細胞をはじめ各種の細胞へ分化し得ることが確め...
【農学】動物生命科学:Sox17マウスを含む研究件
❏胆嚢・胆管の形態形成・再生能と先天性疾患の分子機構の解明(24228005)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30260326)
【キーワード】応用動物学 / 獣医学 / 疾患モデル / 胆道 / 胆嚢 (他14件)
【概要】申請者は、胎生期の胆嚢上皮前駆細胞でのSOX17の発現量の半量低下により、細胞自律的に胆管上皮が管腔内への脱落(上皮破綻)し、妊娠後期 で 胆道閉鎖症(BA)を引き起こす疾患モデルマウスを世界で初めて開発しました。このSox17ハプロ不全により、胆嚢上皮は、1)肝内胆管に類似したSOX9+/SOX4+細胞へ脱分化し、細胞自律的に上皮細胞の脱落が生じ、胆嚢炎を引き起こすこと、さらに、2)Shhシグナ...
❏内胚葉形成因子SOX17の肝臓、胆管、膵臓発生における役割(21248034)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】SOX17 / 肝臓 / 膵臓 / 胆管 / モデル動物 (他7件)
【概要】胎子の発生過程において、SOX17陽性の胆嚢・胆管前駆細胞は、心臓原基・横中隔の正中部位から外側の前腸後端部(左右一対)で、肝臓、膵臓の決定と同時に分化し、腸管の管状化の過程で本来の位置である肝臓と膵臓の間にソーティングされることを見出した。SOX17は、細胞自律的に胆嚢・胆管前駆細胞の決定に必須の機能を担っており、さらに、胆嚢・胆管前駆細胞でのSOX17発現量の低下が、発生後期の胆嚢,胆嚢嚢管の...
❏肝臓発生における内胚葉形成因子SOX17の役割(19380168)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】肝臓形成 / SOX17 / ハプロ不全 / モデル動物 / マウス
【概要】Sox17遺伝子は脊椎動物間で保存された内胚葉形成因子である。本研究課題により、Sox17^(+/-)マウス(1C57BL/6(B6))のヘテロ個体の約90%が、胎生後期に肝臓変性により致死となり、ハプロ不全を示すことを見いだした。さらに、マイクロアレイによるトランスクリプトーム解析の結果、肝細胞の小胞体ストレスによる肝細胞壊死が誘導されることが明らかとなった。本成果は、SOX17遺伝子が新生仔肝...
【農学】動物生命科学:ハムスターマウスを含む研究件
❏動物におけるアフラトキシン解毒機構の研究(14360185)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】熊谷 進 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60109965)
【キーワード】アフラトキシン / グルタチオンSトランスフェラーゼ / マストミス / ハムスター / マウス (他9件)
【概要】マストミス、ラット、マウス、ハムスターの肝臓その他臓器のサイトゾル分画におけるアフラトキシンB1(AFB1)のグルタチオン抱合化酵素(グルタチオンSトランスフェラーゼ(GST))活性を、AFB1-エポキシドを基質として還元型グルタチオン(GSH)とのin vitro反応で生成されるAFB1-エポキシド-GSH (AFB1-GSH)を測定することによって究明した。AFB1-GSAの分析はHPLC(ア...
❏TGF-βシグナル伝達を中心としたハムスター精巣の機能・大きさの変化の機構解明(11460137)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】林 良博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90092303)
【キーワード】精巣 / 短日条件 / 精祖細胞 / 精母細胞 / マウス (他9件)
【概要】まず、精巣がその大きさを著しく増大させる前精子発生期(胎生後期〜生後初期)における、マウスの初期精細胞(gonocyte)の増殖と基底膜定着について、BrdU法、電顕により検討した。移動過程の精細胞は胎齢17.5日から観察され、胎齢18.5日では基底膜に完全に定着した精細胞が認められた。一方、BrdU標識精細胞は生後1.5日齢から確認され、生後2.5日齢で急激に増加し、その後も日齢の進行に伴って増...
【農学】水圏応用科学:性分化マウスを含む研究件
❏哺乳類胎子精巣発生の性的堅牢性維持機構の解析(22K06022)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】平松 竜司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70555284)
【キーワード】マウス / 精巣 / 性分化 / セルトリ細胞
【概要】
❏哺乳類胎子卵巣体細胞における遺伝子発現サブタイプ解析(19K06397)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平松 竜司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70555284)
【キーワード】マウス / 卵巣 / 性分化 / トランスクリプトーム解析 / 体細胞
【概要】卵巣の卵子形成に重要な役割を担う支持細胞(顆粒膜細胞)において、我々はこれまでに生後すぐの最初の卵胞形成や卵巣髄質領域の卵巣間質腺の形成に関与している特殊なFOXL2陽性顆粒膜細胞系譜存在があること、その一部のFOXL2陽性細胞がSryやテストステロンなどの因子により精巣支持細胞(セルトリ細胞)マーカーであるSOX9の発現を誘導しうる性的可塑性を有しているを明らかにしている。そこで、その胎子卵巣支...
❏哺乳類の生殖腺の性的2型の維持と破綻の分子基盤の解明(17H01501)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30260326)
【キーワード】支持細胞 / 性的2型 / heterogeneity / 性転換 / 卵精巣 (他14件)
【概要】哺乳類の生殖腺の支持細胞は、睾丸、卵巣への性的2型を作り出し個体の性を決定する。この支持細胞は、皮質-髄質側に沿って性的2型の偏った多様性が存在する。髄質側にはオスに偏った支持細胞(オスのセルトリ細胞になりやすい卵胞の顆粒膜細胞)が存在し、皮質側にはメス型の支持細胞(性周期卵胞の顆粒膜細胞)が存在している。本研究は、この性的2型に偏った支持細胞の分子基盤とその性転換を誘導できる外因性のパラクライン...
【医歯薬学】基礎医学:Apolipoprotein A-IIマウスを含む研究件
❏アミロイドーシス発症機構の実験病理学的解明と予防・治療法の開発(23390093)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】疾患モデル動物 / アミロイドーシス / 伝播 / 線維形成 / Apolipoprotein A-II (他14件)
【概要】アミロイドーシスは蛋白質が病的構造を取り、アミロイド線維として組織に沈着し障害を与える疾患群であり、患者数も多く病態の解明と治療法の開発が希求されている。マウスAApoAIIアミロイドーシス等のモデル動物を用いて、①プリオン病と類似した糞や血液を介した『アミロイド線維の伝播』が、アミロイドーシス発症や病態の進展に重要な要因である。②アミロイドーシス発症はApoA-I や小胞体ストレス応答反応等の蛋...
❏加齢に伴い変動するアミロイド凝集体の網羅的プロテオーム解析(23659150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】加齢医学 / 老化 / アミロイド / 疾患モデル動物 / 質量分析 (他14件)
【概要】若齢から老齢に至るマウスからアミロイド線維/凝集体を分取し、網羅的プロテオーム解析を行った。 マウスを2ヶ月齡~28ヶ月齡で屠殺し、肝臓、脳、心臓及び筋肉を採取した。またマウスにアミロイド線維を投与しアミロイドーシスを誘発して4~10ヶ月後に臓器を採取した。これらの臓器よりアミロイド線維/凝集体を分取し、LC/MS/MSシステムで蛋白質の網羅的同定と定量を行った。 1. 老齢マウス脳で有意に増加す...
【医歯薬学】基礎医学:大脳視覚野マウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
【医歯薬学】基礎医学:H-rasマウスを含む研究件
❏生体におけるras群遺伝子の機能的重複性の解析(10670193)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】K-ras / H-ras / N-ras / 標的遺伝子置換 / ES細胞 (他8件)
【概要】本研究は、Rasタンパク質の個体での生理機能を知るため、H-ras、N-ras、K-ras遺伝子欠損マウスの作成を目的とした。その結果、H-ras欠損マウスとN-ras欠損マウスが正常に発生、成長するのに対して、K-ras欠損マウスは心臓の形成不全による胎生致死となり、心筋細胞の増殖にK-Rasが必須であることが分かった。また、H-RasがNMDA受容体のチロシンリン酸化の制御を介して海馬CA1で...
❏遺伝子標識マウスによるRasタンパク質の局在と生理機能の解析(08670255)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】H-ras / ras群遺伝子 / ES細胞 / 標的遺伝子置換 / mycタグ (他9件)
【概要】我々は、生体におけるras群遺伝子の生理機能及び機能の重複性を知るため、H、N、K-ras遺伝子のそれぞれを欠損したノックアウトマウスを作成した。H-ras遺伝子ホモ型マウスは正常に発育した。しかし、巨視的には発見し難い異常が存在する可能性があり、H-Rasが強く発現している組織の形態や機能異常の有無を調べる必要がある。H-Rasタンパク質に対する組織化学的に有効な抗体が存在しないために、組織での...
【医歯薬学】基礎医学:細胞初期化マウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏細胞脱分化による発がん修飾作用の解明(15H04721)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】dedifferentiation / cancer / iPS cell / reprogramming / 脱分化 (他11件)
【概要】本研究では、生体内細胞初期化システムを用いて、生体内において積極的に脱分化を誘導することで、発がんにおける脱分化の意義について明らかとすることを目的とした。膵臓発がんモデルを用いて、発がんにおける脱分化の影響を病理組織学的解析により検討した。細胞脱分化により体細胞のエンハンサーが抑制され、変異型K-rasを発現する膵腺房細胞に異常増殖が誘導されることを示した。細胞脱分化に関わるエピゲノム制御が膵臓...
【医歯薬学】基礎医学:生殖細胞マウスを含む研究件
❏CRISPR/Casを用いた不妊原因遺伝子の同定とその分子機能の解明(15K07778)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】与語 圭一郎 静岡大学, 農学部, 准教授 (60362844)
【キーワード】精子形成 / 不妊 / マウス / 受精能獲得 / Slc22a14 (他13件)
【概要】我々は,Slc22a14とDlec1の発現様式や生理的機能についてマウスを用いて解析し,これらの遺伝子が雄の生殖能に極めて重要な遺伝子であることを見出した。例えばSlc22a14は精巣特異的かつ生殖細胞特異的に発現しており,この遺伝子を欠損すると精子の運動能・受精能が低下し,雄マウスの生殖能力が著しく低下する。また,Dlec1を欠損したマウスでは,精子分化に異常があるため,正常な精子がほとんど産生...
❏個体内における電離放射線誘発突然変異成立過程の解明(21221003)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 (他8件)
【概要】放射線の生物影響を真に理解するには、分子から細胞レベルの知見から生体内のネットワークとしての組織応答を知ることが必要である。本研究では、新規改変遺伝子導入技術を利用して、放射線影響の可視化定量評価の系をマウス及びメダカで開発した。さらにメダカで細胞増殖能の高い組織の放射線照射後の応答を評価し、マウスとは異なる新規の応答を見いだした。マウスでも胎児期の腸では、成体と異なり、放射線照射後もアポトーシス...
❏胚性幹細胞の分離法および培養法の実用化に関する研究(03556037)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】胚性幹細胞 / 胚盤胞 / 内部細胞塊 / 注入キメラ / 共培養 (他16件)
【概要】本研究では,まず胚性幹細胞の分離法について研究し,体内受精に由来する129/SvJ系マウスの胚盤胞から,きわめて増殖性に優れた2株の細胞株を分離しA3-1およびA3-2株と命名した。このうちA3-1株の細胞については継代9代目の染色体分析でその約78%が正常な正二倍体(2n=40)の核型を有し,また体外培養での分化試験の結果,自律的に収縮をくり返す心筋核細胞をはじめ各種の細胞へ分化し得ることが確め...
【医歯薬学】基礎医学:標的遺伝子置換マウスを含む研究件
❏生体におけるras群遺伝子の機能的重複性の解析(10670193)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】K-ras / H-ras / N-ras / 標的遺伝子置換 / ES細胞 (他8件)
【概要】本研究は、Rasタンパク質の個体での生理機能を知るため、H-ras、N-ras、K-ras遺伝子欠損マウスの作成を目的とした。その結果、H-ras欠損マウスとN-ras欠損マウスが正常に発生、成長するのに対して、K-ras欠損マウスは心臓の形成不全による胎生致死となり、心筋細胞の増殖にK-Rasが必須であることが分かった。また、H-RasがNMDA受容体のチロシンリン酸化の制御を介して海馬CA1で...
❏遺伝子標識マウスによるRasタンパク質の局在と生理機能の解析(08670255)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】H-ras / ras群遺伝子 / ES細胞 / 標的遺伝子置換 / mycタグ (他9件)
【概要】我々は、生体におけるras群遺伝子の生理機能及び機能の重複性を知るため、H、N、K-ras遺伝子のそれぞれを欠損したノックアウトマウスを作成した。H-ras遺伝子ホモ型マウスは正常に発育した。しかし、巨視的には発見し難い異常が存在する可能性があり、H-Rasが強く発現している組織の形態や機能異常の有無を調べる必要がある。H-Rasタンパク質に対する組織化学的に有効な抗体が存在しないために、組織での...
【医歯薬学】基礎医学:サブスタンスP (SP)マウスを含む研究件
❏ヒスタミンH4受容体遮断薬の掻痒における作用点の解明と新たな治療戦略(24590723)
【研究テーマ】疼痛学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山浦 克典 千葉大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (10543069)
【キーワード】H4受容体拮抗薬 / ステロイド長期塗布誘発掻痒 / プロスタグランジンD2 (PGD2) / ケラチノサイト / サブスタンスP (SP) (他18件)
【概要】アトピー性皮膚炎をはじめとする、痒み症状を伴う慢性皮膚疾患では、長期間にわたる外用ステロイド療法は必要不可欠となる。一方、申請者は、ステロイド外用剤を反復塗布すること自体が、痒みの原因となり得ることを報告してきた。ヒスタミンの4番目の受容体を阻害するH4受容体拮抗薬は、ステロイド外用薬の抗炎症作用を高め、且つ、ステロイドが引き起す痒みを改善することを本研究により明らかにした。H4受容体拮抗薬は、長...
❏アトピー性皮膚炎における、神経ペプチドのin vivoにおける関与の検討(19591315)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】BAE Sangjae 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (90325647)
【キーワード】皮膚生理学 / ストレス / アトピー性皮膚炎 / 接触皮膚炎 / マウス (他7件)
【概要】1年目にはアトピー性皮膚炎病変部皮膚でのストレス誘発性神経伝達物質であるサブスタンスPと発現の解析とアトピー性皮膚炎由来末梢血単核球におけるNEPの発現の検討を行った。結果、サブスタンスPはアトピー性皮膚炎の皮疹部と末梢血単核球に多く存在し、アトピー性皮膚炎を増悪する因子であることを確認した。2年目は、サブスタンスP誘導性皮膚炎症のin vivoにおける解析を行った。接触皮膚炎マウスにストレス(振...
【医歯薬学】内科系臨床医学:核移植マウスを含む研究件
❏免疫研究バイオリソースとしてのT細胞クローンマウスの有用性(19H03145)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】神沼 修 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (80342921)
【キーワード】核移植 / T細胞受容体 / マウス
【概要】本研究では、申請者らが作出した抗原特異的T細胞由来のクローンマウスの特性を利用したさまざまな個体・細胞を作製する。それらを活用し、TCR-Tgマウスを用いて樹立されてきた種々の免疫学的理論を再検証すると共に、これまで解明できなかった疑問を解決し、各種免疫疾患の解析や新たな病態モデルの作製等に供する。さらに、その有用性を高める各種改変も加えることによって、クローンマウスの多岐にわたる有用性を実証する...
❏哺乳類卵子における遺伝子発現プログラムの初期化機構の解明(14360164)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現 / リプログラミング / 初期化 / 初期胚 / 減数分裂 (他12件)
【概要】受精前後における遺伝子発現プログラムの初期化機構を解明する目的で研究を行った。まず初期化の機構について、「初期化には、cell memoryの消去が必要である」との仮説を立て、この仮説の検証を行い、さらにcell memoryを消去する機構の解明を行うこととした。 そこで、cell memoryのマーカーとして近年注目を集めているヒストンのアセチル化について調べた。体細胞、および受精後の初期胚の体...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ジーンターゲティングマウスを含む研究件
❏生体におけるras群遺伝子の機能的重複性の解析(10670193)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】K-ras / H-ras / N-ras / 標的遺伝子置換 / ES細胞 (他8件)
【概要】本研究は、Rasタンパク質の個体での生理機能を知るため、H-ras、N-ras、K-ras遺伝子欠損マウスの作成を目的とした。その結果、H-ras欠損マウスとN-ras欠損マウスが正常に発生、成長するのに対して、K-ras欠損マウスは心臓の形成不全による胎生致死となり、心筋細胞の増殖にK-Rasが必須であることが分かった。また、H-RasがNMDA受容体のチロシンリン酸化の制御を介して海馬CA1で...
❏不死化プリオンレス細胞を用いたプリオン蛋白遺伝子プロモーターの解析(08456158)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
【キーワード】プリオン / マウス / ジーンターゲッティング / 遺伝子 / アポトーシス (他8件)
【概要】白オリックスプリオン遺伝子に特異的なプライマーを使ったPCR法によりオリックスプリオン蛋白質翻訳領域を含むDNA断片を増幅し、TA-cloning vectorにサブクローニングした。オリックスプリオン蛋白質を過剰発現するマウス作成のため、外来遺伝子の全身での発現を強力に誘導するβ-アクチンプロモーターの支配下にオリックスプリオンcDNAを組み込んだ(pActin-oPrp)(図参照)。得られるト...
❏遺伝子標識マウスによるRasタンパク質の局在と生理機能の解析(08670255)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】H-ras / ras群遺伝子 / ES細胞 / 標的遺伝子置換 / mycタグ (他9件)
【概要】我々は、生体におけるras群遺伝子の生理機能及び機能の重複性を知るため、H、N、K-ras遺伝子のそれぞれを欠損したノックアウトマウスを作成した。H-ras遺伝子ホモ型マウスは正常に発育した。しかし、巨視的には発見し難い異常が存在する可能性があり、H-Rasが強く発現している組織の形態や機能異常の有無を調べる必要がある。H-Rasタンパク質に対する組織化学的に有効な抗体が存在しないために、組織での...
【医歯薬学】内科系臨床医学:精子形成マウスを含む研究件
❏精細胞の分化を制御するセルトリ細胞の機能的役割の解明(20H03162)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小沢 学 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (80608787)
【キーワード】精子形成 / セルトリ細胞 / 精巣 / 精細胞 / マウス (他6件)
【概要】持続的精子形成は、「精原細胞の維持」と「精細胞の分化」という異なるプロセスがバランスよく厳密に維持されることによって成り立っている。このプロセスには精細管内に存在するセルトリ細胞からのサポートが不可欠であるが、「精細胞の分化」を制御するセルトリ細胞の機能的役割はこれまでのところ殆ど明らかではない。申請者らは、選択的スプライシング制御因子であるPTBP1がセルトリ細胞で高発現することに着目し、セルト...
❏CRISPR/Casを用いた不妊原因遺伝子の同定とその分子機能の解明(15K07778)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】与語 圭一郎 静岡大学, 農学部, 准教授 (60362844)
【キーワード】精子形成 / 不妊 / マウス / 受精能獲得 / Slc22a14 (他13件)
【概要】我々は,Slc22a14とDlec1の発現様式や生理的機能についてマウスを用いて解析し,これらの遺伝子が雄の生殖能に極めて重要な遺伝子であることを見出した。例えばSlc22a14は精巣特異的かつ生殖細胞特異的に発現しており,この遺伝子を欠損すると精子の運動能・受精能が低下し,雄マウスの生殖能力が著しく低下する。また,Dlec1を欠損したマウスでは,精子分化に異常があるため,正常な精子がほとんど産生...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ギャップ接合マウスを含む研究件
❏大脳皮質発生における塩基性線維芽細胞増殖因子及びGAP Junctionの役割(11670784)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80171495)
【キーワード】マウス / 細胞周期 / 成長因子 / Gap Junction / 大脳皮質発生 (他14件)
【概要】平成11年度 塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)が神経幹細胞の増殖動態にどのような影響を及ぼすかをマウス大脳皮質組織培養系を用いて検討し、FGFが細胞周期のG1期において娘細胞の分化を阻害すること、すなわちQ fraction(Q)を減少させることを示した。これはFGFが広義のmitogenであることを大脳皮質の発生において立証したものである。 平成12年度 gap junction阻害剤、1...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
【医歯薬学】内科系臨床医学:大脳皮質発生マウスを含む研究件
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の発現調節メカニズムに関する研究(20790744)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80338110)
【キーワード】小児神経学 / 神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 (他7件)
【概要】細胞周期調節遺伝子p27^<Kip1>は神経前駆細胞が神経細胞に分化する際重要な役割を果たす。本研究はp27^<Kip1>の発現を調節する転写因子を特定することを目的に実施した。マウス胎仔神経前駆細胞から細胞核成分を調整し、p27^<Kip1>5'非翻訳領域プロモーター配列のDNA断片ビオチン化プローブを反応させたところ、未同定のタンパク質と結合したプロ...
❏時期特異的遺伝子強制発現マウスを用いた神経幹細胞のクロマチン調節機構に関する研究(20390299)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他8件)
【概要】近年、遺伝子の塩基配列に依らない遺伝子発現機構(エピジェネティクス機構)が神経発生に重要な働きを持つのではないかと考えられている。本研究ではエピジェネティクス機構を担うヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞にのみ時期を限定して発現可能なマウスを作成した。ヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞に強制的に発現させると、細胞分裂動態に変動を認めたことから、大脳皮質の組織に異常を生じる可能性が示唆された。 ...
❏神経幹細胞の分化誘導とエピジェネティクス機構(クロマチン調節機構)に関する研究(18390302)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他6件)
【概要】本研究では、大脳皮質を形成する神経前駆細胞の細胞周期調節機構に、エピジェネティクス機構、特にクロマチン構造を制御するヒストン脱アセチル化酵素が果たす役割を解明する目的で以下の実験行った。 方法1.妊娠10-16日目のマウス神経前駆細胞の核抽出液を調整した。抗アセチル化ヒストン抗体でウエスタンブロットを行ないヒストンのアセチル化状態を確認した。2.上記調整サンプルと種々の抗アセチル化ヒストン抗体でク...
【医歯薬学】内科系臨床医学:p27Kip1マウスを含む研究件
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の発現調節メカニズムに関する研究(20790744)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80338110)
【キーワード】小児神経学 / 神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 (他7件)
【概要】細胞周期調節遺伝子p27^<Kip1>は神経前駆細胞が神経細胞に分化する際重要な役割を果たす。本研究はp27^<Kip1>の発現を調節する転写因子を特定することを目的に実施した。マウス胎仔神経前駆細胞から細胞核成分を調整し、p27^<Kip1>5'非翻訳領域プロモーター配列のDNA断片ビオチン化プローブを反応させたところ、未同定のタンパク質と結合したプロ...
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の分化誘導機能に関する研究(17790723)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80338110)
【キーワード】神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 / p27Kip1 (他6件)
【概要】CDK抑制遺伝子p27Kip1は増殖抑制・分化誘導に重要な細胞周期調節蛋白である。神経前駆細胞では大脳皮質発生が進むに従い核内p27Kip1蛋白が増加、分化後の神経細胞で発現が高値となる。 また、P27Kip1欠損マウス(P27KO)では、大脳皮質が約10%肥厚することが報告されている(Goto et al.,2004)。本年度は、p27KO大脳皮質の肥厚化は、神経前駆細胞の細胞分裂動態が変化した...
❏ダイオキシンの胎児毒性に関する研究:大脳皮質発生モデルを用いた解析(15390327)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】大脳皮質発生 / 胎内曝露 / 神経前駆細胞 / マウス / 分化誘導 (他10件)
【概要】近年、環境汚染物質が生体に与える影響が懸念されており、特に胎児発生への影響については社会的関心が高い。環境汚染物質であるダイオキシン(2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin, TCDD)は、培養細胞において細胞分裂動態に影響を与えることが知られている。さらに、胎内曝露したラットで出生後の空間記憶能力が障害されるなど、高次脳機能発達障害の原因となる可能性が報告されてい...
【医歯薬学】内科系臨床医学:代謝型グルタミン酸受容体マウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏運動スキルの長期的記憶の神経機構の解明(12780018)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】柳原 大 豊橋技術科学大学, 体育・保健センター, 助教授 (90252725)
【キーワード】小脳 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 自律神経系 / マウス / 歩行 (他6件)
【概要】自転車の乗り方や水泳の動作といった運動スキルの記憶は、ニューロンからニューロンへの情報伝達の場であるシナプスの可塑性を基礎過程としていると考えられている。現在までに、中枢神経系において運動スキルの記憶に重要な役割を果たしている場所としては小脳があり、実際に歩行の適応制御や前庭動眼反射の適応制御に小脳長期抑圧が重要な役割を果たしていることが証明されている。ところで、小脳は歩行や眼球運動などの体性運動...
【医歯薬学】内科系臨床医学:シナブス伝達マウスを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】内科系臨床医学:NMDA受容体マウスを含む研究件
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】内科系臨床医学:行動マウスを含む研究件
❏エストラジオール消退に伴う暑熱耐性低下メカニズムの探索(16K13055)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永島 計 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40275194)
【キーワード】行動性体温調節 / 尾隠し行動 / 卵巣摘出 / 温度感覚 / TRP (他21件)
【概要】研究は、①閉経後女性の耐暑能を明らかにするためのマウスモデルを作成し、②血中エストラジオール濃度の低下が、熱中症発生にかかわる複数の因子(自律性反応、行動性反応、温度感覚、暑熱にかかわる認知機能および行動)に、時間依存性に影響するか否かを検証した.マウスの暑熱逃避行動を評価するシステムを完成させ、同時に暑熱下での代謝量を評価した。エストラジオールは暑熱負荷時の代謝量低下に寄与しており、その低下は耐...
❏養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~(25292186)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】海老原 史樹文 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50135331)
【キーワード】マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 (他7件)
【概要】児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育...
【医歯薬学】内科系臨床医学:AMPA受容体マウスを含む研究件
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
❏脳由来神経栄養因子(BDNF)の小脳シナプス形成および伝達に対する作用(09878195)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997
【研究代表者】狩野 方伸 理化学研究所, 細胞神経生理研究チーム, チームリーダー(研究職) (40185963)
【キーワード】マウス / 小脳 / 脳由来神経栄養因子(BDNF) / 顆粒細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】小脳顆粒細胞において脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現が選択的に欠如しているStargazer mouseと野性型マウスを比較することにより、小脳顆粒細胞から分泌されるBDNFの、(1)登上線維-プルキンエ細胞シナプス、(2)平行線維-プルキンエ細胞シナプス、(3)苔状線維-顆粒細胞シナプス、に及ぼす作用を電気生理学的に調べた。 (1)登上線維応答の生後発達の解析:小脳スライスを作製し、プルキン...
【医歯薬学】内科系臨床医学:テストステロンマウスを含む研究件
❏哺乳類の生殖腺の性的2型の維持と破綻の分子基盤の解明(17H01501)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30260326)
【キーワード】支持細胞 / 性的2型 / heterogeneity / 性転換 / 卵精巣 (他14件)
【概要】哺乳類の生殖腺の支持細胞は、睾丸、卵巣への性的2型を作り出し個体の性を決定する。この支持細胞は、皮質-髄質側に沿って性的2型の偏った多様性が存在する。髄質側にはオスに偏った支持細胞(オスのセルトリ細胞になりやすい卵胞の顆粒膜細胞)が存在し、皮質側にはメス型の支持細胞(性周期卵胞の顆粒膜細胞)が存在している。本研究は、この性的2型に偏った支持細胞の分子基盤とその性転換を誘導できる外因性のパラクライン...
❏内分泌かく乱物質リスク評価のための精巣In vitro assay系の確立(13460130)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】林 良博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90092303)
【キーワード】精細胞 / エストロジェン / ビスフェノールA / セルトリ細胞初代培養系 / 末分化生殖腺器官培養系 (他11件)
【概要】精細胞の基礎的データの収集を目的として、ヒミズおよびコウモリのステージ表の作成を行い、またレクチン染色性の相違を確認した。同時にシグナル伝達因子であるSmadの精巣における分布を観察した結果、Smad2,Smad3 mRNAは精祖細胞および精母細胞に検出された。次にエストロジェンの精巣における役割を検討するため、生後10週齢の雄ラットにエストロジェンを投与し、1日後に精巣内のテストステロンおよびス...
【医歯薬学】内科系臨床医学:micro-PETマウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:フュージョンマウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:小動物マウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:脳画像マウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:脳解剖マウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:FDGマウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:高磁場MRIマウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】内科系臨床医学:機能解析マウスを含む研究件
❏先天性心疾患の網羅的遺伝子解析による心臓発生分子機構の解明(16K10059)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】犬塚 亮 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00597560)
【キーワード】先天性心疾患 / RAS/MAPK症候群関連心臓病 / 心臓発生 / ゼブラフィッシュ (他20件)
【概要】円錐動脈幹奇形と肥大型心筋症の家系における網羅的ゲノム解析と情報科学的解析による候補遺伝子探索を経て選定した機能未知遺伝子LZTR1について、CRISPR-Cas9システムを用いた遺伝子改変疾患動物モデリングによるin vivo機能解析を行った。 LZTR1改変ゼブラフィッシュのヘテロ欠失体の交配によりホモ化に成功し,組織学的解析によって、LZTR1ホモ欠失ゼブラフィッシュの心臓表現型は患者病態と...
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏ヒトゲノム機能解析のためのsiRNAライブラリの構築とRNAi関連遺伝子の探索(16201040)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA interference / RNAi / siRNA / human / genome (他10件)
【概要】ヒトをはじめとする様々な哺乳類ゲノムプロジェクトの進行により哺乳類の遺伝情報を担うおおよその遺伝子が特定され、ゲノム研究は、その構造解析から機能解析に焦点が移ってきたと言える。本研究では、ヒトを含む哺乳類の網羅的ゲノム機能解明のためのRNAi関連技術を開発し、siRNAミニライブラリを構築して、RNAi関連遺伝子群のスクリーニングを行った。我々は、RNAi効果の高いsiRNA配列の選択法を確立して...
【医歯薬学】内科系臨床医学:抗酸菌マウスを含む研究件
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
❏抗酸菌のもつ病原性と感受性宿主の免疫学的・遺伝学的特性に関する研究(15580274)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】NRAMP1 / macrophage(マクロファージ) / THP-1 / IFN-γ / Mycobacterium avium (他18件)
【概要】マウスの自然関連性マクロファージタンパク(NRAMP1)はマクロファージの活性化に多面的影響を及ぼし、同細胞内に寄生する病原体の生存を調整している。ヒトにおける遺伝子解析においても、NRAMP1ならびにその関連遺伝子は多型で抗酸菌に対する感受性と関連をもつことが分かってきている。そこでPMAで分化させたヒト単球系株化細胞THP-1を用いて、M.aviumを感染させた場合や、サイトカインによる刺激を...
【医歯薬学】外科系臨床医学:CD4+CD25+マウスを含む研究件
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:胸腺マウスを含む研究件
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
❏マウス胸腺細胞分化におけるテネイシンの作用(11660304)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】池 郁生 理化学研究所, 実験動物室, 先任研究員 (40183157)
【キーワード】胸腺 / テネイシン / マウス / 初期分化 / T細胞受容体β鎖 (他9件)
【概要】細胞外マトリックスのテネイシン-C(TN-C)は成体胸腺の上皮および髄質に多く発現するが、胸腺におけるTN-Cの機能については不明な点が多い。我々は非致死量X線を照射したTN-C欠損C3H/HeNマウスにおいて照射1週間以内の胸腺lin陰性CD44弱陽性CD25陽性細胞が野生型マウスより早く分化することを発見した。これは胸腺再構築時に再生源となるX線低感受性の胸腺内T細胞が分化する際にTN-Cが抑...
【医歯薬学】外科系臨床医学:デコーディングマウスを含む研究件
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
【医歯薬学】外科系臨床医学:記憶マウスを含む研究件
❏内的時間意識の比較認知神経科学(19K03385)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】兎田 幸司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60794948)
【キーワード】時間 / 学習 / 記憶 / 薬理 / アセチルコリン (他15件)
【概要】本研究においては、時間の知覚に対するムスカリン性およびニコチン性のアセチルコリン受容体の阻害の影響を調べた。頭部固定を用いた実験系においても、ムスカリン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測のばらつきを増加させた。ニコチン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測に影響を与えなかった。時間情報と空間情報に基づく頭部固定による逆転学習課題を新しく開発し、マウスがこの課題を短期間の訓練で学習することを明ら...
❏マウスにおける検索誘導性忘却の解析(18K03169)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】配島 旭 (はい島 旭) 早稲田大学, 人間科学学術院, 講師(任期付) (70555672)
【キーワード】検索誘導性忘却 / 記憶 / マウス / 物体再認記憶試験
【概要】本研究は,マウス において検索誘導性忘却(RIF)が生じるか検討するとともに,RIFがどのような特徴を持つ現象なのかを検討することを目的とした。本研究から,マウスにおいて性別や週齢に関わらずRIFが生じることや,RIFは永続的に記憶を抑制するのではなく一時的なものであることが明らかとなった。また,c-fosのmRNAの発現量を測定したところ,前頭皮質や嗅周皮質が関与している可能性が示唆された。 ...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経発生マウスを含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏時期特異的遺伝子強制発現マウスを用いた神経幹細胞のクロマチン調節機構に関する研究(20390299)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他8件)
【概要】近年、遺伝子の塩基配列に依らない遺伝子発現機構(エピジェネティクス機構)が神経発生に重要な働きを持つのではないかと考えられている。本研究ではエピジェネティクス機構を担うヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞にのみ時期を限定して発現可能なマウスを作成した。ヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞に強制的に発現させると、細胞分裂動態に変動を認めたことから、大脳皮質の組織に異常を生じる可能性が示唆された。 ...
❏ストレスシグナルの揺らぎ可視化による細胞社会構築原理の解明(19109003)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】発生 / 細胞社会 / カスパーゼ / 分化 / ショウジョウバエ (他10件)
【概要】発生は試行錯誤の繰り返しで進んで行くと考えられ、試行錯誤の過程では、不適切なシグナル受容によって絶えずストレスにさらされていると考えられる。本研究では、個体レベルでのストレスシグナル可視化技術の問題点を解決することで、個体発生における細胞死シグナルの揺らぎを生体内で可視化した。その結果、細胞社会からなる組織・器官形成における細胞死シグナルのダイナミクスおよびその生理的意義が明らかになった。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ニューロンマウスを含む研究件
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
❏神経特異的サイクリン依存性キナーゼ(cdk5)の個体レベルでの機能解析(11780554)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】大島 登志男 理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (20311334)
【キーワード】神経特異的 / Cdk5 / セリン・スレオニンキナーゼ / p35 / Reelin (他11件)
【概要】Cdk5の個体レベルでの機能解析のため、これまでにCdk5及び活性化subunit p35の欠損マウスを作製し、Cdk5/p35キナーゼが大脳,小脳,海馬などの皮質において神経細胞のcontrolされたmigrationに基づく層構造形成にcell-autonomousに必須であることを明らかにしてきた(Ohshima et al.,1999)。しかしセリン・スレオニンキナーゼであるCdk5/p3...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋症マウスを含む研究件
❏先天性心疾患の網羅的遺伝子解析による心臓発生分子機構の解明(16K10059)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】犬塚 亮 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00597560)
【キーワード】先天性心疾患 / RAS/MAPK症候群関連心臓病 / 心臓発生 / ゼブラフィッシュ (他20件)
【概要】円錐動脈幹奇形と肥大型心筋症の家系における網羅的ゲノム解析と情報科学的解析による候補遺伝子探索を経て選定した機能未知遺伝子LZTR1について、CRISPR-Cas9システムを用いた遺伝子改変疾患動物モデリングによるin vivo機能解析を行った。 LZTR1改変ゼブラフィッシュのヘテロ欠失体の交配によりホモ化に成功し,組織学的解析によって、LZTR1ホモ欠失ゼブラフィッシュの心臓表現型は患者病態と...
❏抗精神病薬の心臓における病態生理の解明-薬剤誘発性不整脈の法医学的診断法の確立-(24590858)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】池松 和哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
【キーワード】薬剤 / 突然死 / 心筋症 / マウス / Chlorpromazine (他10件)
【概要】精神病薬服薬患者の心臓突然死は、法医剖検にて有意な所見が得られないため、 突然死の病態解明に苦慮する。マウス心臓を標的臓器として抗精神病薬であるChlorpromazine (Chl)を動物モデルに長期投与することにより、不整脈・心筋症を発症させうる遺伝子発現状態を確認した。本研究では、培養細胞・心筋組織について、Chl処置を行った心筋組織にて核のクロマチン凝集が認められ、Tunel法で陽性であっ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:組織培養マウスを含む研究件
❏大脳皮質発生における塩基性線維芽細胞増殖因子及びGAP Junctionの役割(11670784)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80171495)
【キーワード】マウス / 細胞周期 / 成長因子 / Gap Junction / 大脳皮質発生 (他14件)
【概要】平成11年度 塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)が神経幹細胞の増殖動態にどのような影響を及ぼすかをマウス大脳皮質組織培養系を用いて検討し、FGFが細胞周期のG1期において娘細胞の分化を阻害すること、すなわちQ fraction(Q)を減少させることを示した。これはFGFが広義のmitogenであることを大脳皮質の発生において立証したものである。 平成12年度 gap junction阻害剤、1...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
【医歯薬学】外科系臨床医学:胆管マウスを含む研究件
❏胆嚢・胆管の形態形成・再生能と先天性疾患の分子機構の解明(24228005)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30260326)
【キーワード】応用動物学 / 獣医学 / 疾患モデル / 胆道 / 胆嚢 (他14件)
【概要】申請者は、胎生期の胆嚢上皮前駆細胞でのSOX17の発現量の半量低下により、細胞自律的に胆管上皮が管腔内への脱落(上皮破綻)し、妊娠後期 で 胆道閉鎖症(BA)を引き起こす疾患モデルマウスを世界で初めて開発しました。このSox17ハプロ不全により、胆嚢上皮は、1)肝内胆管に類似したSOX9+/SOX4+細胞へ脱分化し、細胞自律的に上皮細胞の脱落が生じ、胆嚢炎を引き起こすこと、さらに、2)Shhシグナ...
❏内胚葉形成因子SOX17の肝臓、胆管、膵臓発生における役割(21248034)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】SOX17 / 肝臓 / 膵臓 / 胆管 / モデル動物 (他7件)
【概要】胎子の発生過程において、SOX17陽性の胆嚢・胆管前駆細胞は、心臓原基・横中隔の正中部位から外側の前腸後端部(左右一対)で、肝臓、膵臓の決定と同時に分化し、腸管の管状化の過程で本来の位置である肝臓と膵臓の間にソーティングされることを見出した。SOX17は、細胞自律的に胆嚢・胆管前駆細胞の決定に必須の機能を担っており、さらに、胆嚢・胆管前駆細胞でのSOX17発現量の低下が、発生後期の胆嚢,胆嚢嚢管の...
【医歯薬学】外科系臨床医学:リンカーヒストンマウスを含む研究件
❏マウスクローン胚における遺伝子リプログラミング最適化の試み(16659454)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】マウス / クローン胚 / リンカーヒストン / リプログラミング
【概要】体細胞型リンカーヒストンH1cの翻訳領域を含むベクターより翻訳領域を制限酵素によって切り出し、EGFP発現ベクターに組み替え、Tet-off誘導型のリンカーヒストン恒常発現細胞株を作成した。GV期およびMII期のマウス未受精卵を使用し、倒立位相差顕微鏡のマイクロマニピュレーターに装着したピエゾドライブインパクトマニュピュレーターにより、GV卵、MII卵の細胞質に様々な条件下でGFP-H1c発現3T...
❏哺乳類初期発生における遺伝子リプログラミングとクロマチンとエピジェネティクス(16591684)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20207145)
【キーワード】卵子 / リンカーヒストン / リプログラミング / エピジェネティクス / リン酸化 (他9件)
【概要】今回我々はマウス卵子特異的に発現するリンカーヒストンH1fooの機能解析を行うことを目的にモルフォリノを利用してH1fooの発現阻害を行った。BDF1マウスよりPMSG刺激後48時間にてGV卵を回収し、H1fooに対するモルフォリノをマイクロインジェクションした。マイクロインジェクション後時間を追って免疫染色およびウエスタンブロッティングにてH1foo蛋白量の変化を観察したところ逆相補配列をもつコ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:精巣マウスを含む研究件
❏哺乳類胎子精巣発生の性的堅牢性維持機構の解析(22K06022)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】平松 竜司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70555284)
【キーワード】マウス / 精巣 / 性分化 / セルトリ細胞
【概要】
❏精細胞の分化を制御するセルトリ細胞の機能的役割の解明(20H03162)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小沢 学 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (80608787)
【キーワード】精子形成 / セルトリ細胞 / 精巣 / 精細胞 / マウス (他6件)
【概要】持続的精子形成は、「精原細胞の維持」と「精細胞の分化」という異なるプロセスがバランスよく厳密に維持されることによって成り立っている。このプロセスには精細管内に存在するセルトリ細胞からのサポートが不可欠であるが、「精細胞の分化」を制御するセルトリ細胞の機能的役割はこれまでのところ殆ど明らかではない。申請者らは、選択的スプライシング制御因子であるPTBP1がセルトリ細胞で高発現することに着目し、セルト...
❏TGF-βシグナル伝達を中心としたハムスター精巣の機能・大きさの変化の機構解明(11460137)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】林 良博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90092303)
【キーワード】精巣 / 短日条件 / 精祖細胞 / 精母細胞 / マウス (他9件)
【概要】まず、精巣がその大きさを著しく増大させる前精子発生期(胎生後期〜生後初期)における、マウスの初期精細胞(gonocyte)の増殖と基底膜定着について、BrdU法、電顕により検討した。移動過程の精細胞は胎齢17.5日から観察され、胎齢18.5日では基底膜に完全に定着した精細胞が認められた。一方、BrdU標識精細胞は生後1.5日齢から確認され、生後2.5日齢で急激に増加し、その後も日齢の進行に伴って増...
【医歯薬学】外科系臨床医学:テネイシンマウスを含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏マウス胸腺細胞分化におけるテネイシンの作用(11660304)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】池 郁生 理化学研究所, 実験動物室, 先任研究員 (40183157)
【キーワード】胸腺 / テネイシン / マウス / 初期分化 / T細胞受容体β鎖 (他9件)
【概要】細胞外マトリックスのテネイシン-C(TN-C)は成体胸腺の上皮および髄質に多く発現するが、胸腺におけるTN-Cの機能については不明な点が多い。我々は非致死量X線を照射したTN-C欠損C3H/HeNマウスにおいて照射1週間以内の胸腺lin陰性CD44弱陽性CD25陽性細胞が野生型マウスより早く分化することを発見した。これは胸腺再構築時に再生源となるX線低感受性の胸腺内T細胞が分化する際にTN-Cが抑...
【医歯薬学】外科系臨床医学:炎症性疾患マウスを含む研究件
❏遺伝子欠損マウスを用いたオリゴアデニル酸合成酵素の生理機能の解析(18700394)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助教 (80345032)
【キーワード】ウイルス / 感染防御 / マウス / インターフェロン / 発生工学 (他9件)
【概要】代表的なインターフェロン(IFN)誘導遺伝子の一つである2',5'-オリゴアデニル酸合成酵素(OAS)は、「2-5Aシステム」と呼ばれるIFNによるウイルス感染防御機構を担っていることが古くから知られていたが、それ以外のOASの機能についてはほとんど研究がなされていなかった。そこで我々は、マウスOAS遺伝子のクローニングおよび解析を行い、さらにOASの生理機能を明らかにする目的でこ...
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)マウスを含む研究件
❏細菌人工染色体による緑色蛍光蛋白質遺伝子導入マウス作成とStAR遺伝子発現解析(18591167)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】石井 智弘 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70265867)
【キーワード】steroidogenic acute regulatory protein / ステロイドホルモン / 細菌人工染色体 / 緑色蛍光蛋白質 / トランスジェニックマウス (他6件)
【概要】本研究はsteroidogenic acute regulatory protein(StAR)のステロイドホルモン生合成におけるコレステロール転送機構を解明することを最終的な目標とし,in vivoにおけるStAR構造機能解析系の確立を目指すものである.当助成期間においては,マウスStar遺伝子のin vivoでの発現に十分なcisエレメントを決定することを目的とし,Star遺伝子本体と5...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵臓マウスを含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏胆嚢・胆管の形態形成・再生能と先天性疾患の分子機構の解明(24228005)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30260326)
【キーワード】応用動物学 / 獣医学 / 疾患モデル / 胆道 / 胆嚢 (他14件)
【概要】申請者は、胎生期の胆嚢上皮前駆細胞でのSOX17の発現量の半量低下により、細胞自律的に胆管上皮が管腔内への脱落(上皮破綻)し、妊娠後期 で 胆道閉鎖症(BA)を引き起こす疾患モデルマウスを世界で初めて開発しました。このSox17ハプロ不全により、胆嚢上皮は、1)肝内胆管に類似したSOX9+/SOX4+細胞へ脱分化し、細胞自律的に上皮細胞の脱落が生じ、胆嚢炎を引き起こすこと、さらに、2)Shhシグナ...
❏内胚葉形成因子SOX17の肝臓、胆管、膵臓発生における役割(21248034)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】SOX17 / 肝臓 / 膵臓 / 胆管 / モデル動物 (他7件)
【概要】胎子の発生過程において、SOX17陽性の胆嚢・胆管前駆細胞は、心臓原基・横中隔の正中部位から外側の前腸後端部(左右一対)で、肝臓、膵臓の決定と同時に分化し、腸管の管状化の過程で本来の位置である肝臓と膵臓の間にソーティングされることを見出した。SOX17は、細胞自律的に胆嚢・胆管前駆細胞の決定に必須の機能を担っており、さらに、胆嚢・胆管前駆細胞でのSOX17発現量の低下が、発生後期の胆嚢,胆嚢嚢管の...
【医歯薬学】外科系臨床医学:K-rasマウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏生体におけるras群遺伝子の機能的重複性の解析(10670193)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】K-ras / H-ras / N-ras / 標的遺伝子置換 / ES細胞 (他8件)
【概要】本研究は、Rasタンパク質の個体での生理機能を知るため、H-ras、N-ras、K-ras遺伝子欠損マウスの作成を目的とした。その結果、H-ras欠損マウスとN-ras欠損マウスが正常に発生、成長するのに対して、K-ras欠損マウスは心臓の形成不全による胎生致死となり、心筋細胞の増殖にK-Rasが必須であることが分かった。また、H-RasがNMDA受容体のチロシンリン酸化の制御を介して海馬CA1で...
【医歯薬学】外科系臨床医学:インターフェロンマウスを含む研究件
❏遺伝子欠損マウスを用いたオリゴアデニル酸合成酵素の生理機能の解析(18700394)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助教 (80345032)
【キーワード】ウイルス / 感染防御 / マウス / インターフェロン / 発生工学 (他9件)
【概要】代表的なインターフェロン(IFN)誘導遺伝子の一つである2',5'-オリゴアデニル酸合成酵素(OAS)は、「2-5Aシステム」と呼ばれるIFNによるウイルス感染防御機構を担っていることが古くから知られていたが、それ以外のOASの機能についてはほとんど研究がなされていなかった。そこで我々は、マウスOAS遺伝子のクローニングおよび解析を行い、さらにOASの生理機能を明らかにする目的でこ...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
❏C型肝炎ウイルス・ペプタイドワクチンの開発のための基礎的検討(09670515)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】丸山 稔之 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30219571)
【キーワード】HCV / ペプタイド / ワクチン / インターフェロン / IgGサブタイプ (他12件)
【概要】6種類の純系マウスにHBV-HBcAgで免疫刺激を行った際は、すべてのマウスに早期より(2週)、高い抗体産生が見られたのに対し、HCVコア抗原は、きわめて免疫原性が弱く、1種類のマウス(B10M)にのみ、良好な抗体産生が見られたものの、他の5種類のマウスでは抗体産生は微弱であり、後期になって、さらに2種類のマウス(B10,B10S)に中等度の抗体産生が認められた。マウスのHCV抗体はpl-15,p...
【医歯薬学】外科系臨床医学:低分子量Gタンパク質マウスを含む研究件
❏ARLファミリーGタンパク質群の作動原理と生理機能の解析(26291038)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / リソソーム / エンドサイトーシス / 一次繊毛 / マウス (他18件)
【概要】申請者らは本研究において、ARLファミリー低分子量Gタンパク質ARL8bが、マウス胚の正常な生育及び脳形成に必要であることを明らかにした。ARL8bは、卵黄嚢内胚葉に取り込まれた母体由来タンパク質のリソソーム分解に重要であり、卵黄嚢内胚葉におけるARL8bの機能欠損は、胎仔におけるアミノ酸量の減少と生育不全を引き起こすことを明らかにした。また胚発生時の脳形成において、ARL8bがBMPシグナリング...
❏大脳皮質形成におけるRac1およびRac3のシグナル伝達経路とその機能分担の解析(20700289)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】葛西 秀俊 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (40403232)
【キーワード】分子 / 細胞神経科学 / 大脳皮質 / 遺伝子改変マウス / 低分子量Gタンパク質 (他7件)
【概要】アミノ酸配列の相同性が極めて高いRac1とRac3を区別して解析するために、エピトープタグをRac3に付加したノックインマウスの作製を行った。このマウスを用いて、発達期の脳におけるRac1およびRac3の発現パターンを解析し、Rac3が発達期の脳において一過的な発現パターンを示すことを明らかにすることができた。また、Rac3の相互作用因子をプロテオミクス手法を用いて網羅的に解析した。その結果、活性...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経前駆細胞マウスを含む研究件
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の発現調節メカニズムに関する研究(20790744)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80338110)
【キーワード】小児神経学 / 神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 (他7件)
【概要】細胞周期調節遺伝子p27^<Kip1>は神経前駆細胞が神経細胞に分化する際重要な役割を果たす。本研究はp27^<Kip1>の発現を調節する転写因子を特定することを目的に実施した。マウス胎仔神経前駆細胞から細胞核成分を調整し、p27^<Kip1>5'非翻訳領域プロモーター配列のDNA断片ビオチン化プローブを反応させたところ、未同定のタンパク質と結合したプロ...
❏時期特異的遺伝子強制発現マウスを用いた神経幹細胞のクロマチン調節機構に関する研究(20390299)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他8件)
【概要】近年、遺伝子の塩基配列に依らない遺伝子発現機構(エピジェネティクス機構)が神経発生に重要な働きを持つのではないかと考えられている。本研究ではエピジェネティクス機構を担うヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞にのみ時期を限定して発現可能なマウスを作成した。ヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞に強制的に発現させると、細胞分裂動態に変動を認めたことから、大脳皮質の組織に異常を生じる可能性が示唆された。 ...
❏神経幹細胞の分化誘導とエピジェネティクス機構(クロマチン調節機構)に関する研究(18390302)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他6件)
【概要】本研究では、大脳皮質を形成する神経前駆細胞の細胞周期調節機構に、エピジェネティクス機構、特にクロマチン構造を制御するヒストン脱アセチル化酵素が果たす役割を解明する目的で以下の実験行った。 方法1.妊娠10-16日目のマウス神経前駆細胞の核抽出液を調整した。抗アセチル化ヒストン抗体でウエスタンブロットを行ないヒストンのアセチル化状態を確認した。2.上記調整サンプルと種々の抗アセチル化ヒストン抗体でク...
【医歯薬学】外科系臨床医学:グリア細胞マウスを含む研究件
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:治療マウスを含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏アミロイドーシス発症機構の実験病理学的解明と予防・治療法の開発(23390093)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】疾患モデル動物 / アミロイドーシス / 伝播 / 線維形成 / Apolipoprotein A-II (他14件)
【概要】アミロイドーシスは蛋白質が病的構造を取り、アミロイド線維として組織に沈着し障害を与える疾患群であり、患者数も多く病態の解明と治療法の開発が希求されている。マウスAApoAIIアミロイドーシス等のモデル動物を用いて、①プリオン病と類似した糞や血液を介した『アミロイド線維の伝播』が、アミロイドーシス発症や病態の進展に重要な要因である。②アミロイドーシス発症はApoA-I や小胞体ストレス応答反応等の蛋...
【医歯薬学】外科系臨床医学:めだかマウスを含む研究件
❏成長初期における低線量放射線被ばくが高次脳機能と自律神経におよぼす影響の研究(24310039)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】尾田 正二 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (50266714)
【キーワード】放射線被ばく / メダカ / マウス / 自律神経 / 心拍 (他17件)
【概要】亜致死線量の放射線照射よりも拘束ストレスの方がメダカ成魚の心拍により大きな影響を及ぼしたことから、低線量の放射線照射が脊椎動物の自律神経に与える影響も極めて小さく誤差レベルと結論する。ただし低線量率での慢性的な放射線の影響は未検証であり今後の課題である。マウス頭部への高線量放射線照射によって認知機能の一過的な低下を確認した。メダカ稚魚、成魚の遊泳を自動追尾して軌跡を数値化する手法を開発し、首都圏ホ...
❏新規経シナプス性トレーサーによる味覚情報コーディング機構の解明(23688016)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50376563)
【キーワード】食品化学 / 味覚 / 神経 / トレーサー / メダカ (他7件)
【概要】われわれが感じる5つの基本味の味情報は末梢の味蕾では別々の細胞集団で受容されることが明らかになってきた。一方、受容された味情報の神経伝達や中枢での認識という味覚情報のコーディング機構は不詳である。その解明のため、本研究では、2種以上の細胞を起点とする情報伝達神経回路の可視化を実現する新規の経シナプス性トレーサー・トランスジーンを開発した。開発したトレーサー・トランスジーンを用いてトランスジェニック...
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
【医歯薬学】外科系臨床医学:疾患モデル動物マウスを含む研究件
❏アミロイドーシス発症機構の実験病理学的解明と予防・治療法の開発(23390093)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】疾患モデル動物 / アミロイドーシス / 伝播 / 線維形成 / Apolipoprotein A-II (他14件)
【概要】アミロイドーシスは蛋白質が病的構造を取り、アミロイド線維として組織に沈着し障害を与える疾患群であり、患者数も多く病態の解明と治療法の開発が希求されている。マウスAApoAIIアミロイドーシス等のモデル動物を用いて、①プリオン病と類似した糞や血液を介した『アミロイド線維の伝播』が、アミロイドーシス発症や病態の進展に重要な要因である。②アミロイドーシス発症はApoA-I や小胞体ストレス応答反応等の蛋...
❏加齢に伴い変動するアミロイド凝集体の網羅的プロテオーム解析(23659150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】加齢医学 / 老化 / アミロイド / 疾患モデル動物 / 質量分析 (他14件)
【概要】若齢から老齢に至るマウスからアミロイド線維/凝集体を分取し、網羅的プロテオーム解析を行った。 マウスを2ヶ月齡~28ヶ月齡で屠殺し、肝臓、脳、心臓及び筋肉を採取した。またマウスにアミロイド線維を投与しアミロイドーシスを誘発して4~10ヶ月後に臓器を採取した。これらの臓器よりアミロイド線維/凝集体を分取し、LC/MS/MSシステムで蛋白質の網羅的同定と定量を行った。 1. 老齢マウス脳で有意に増加す...
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞マウスを含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた機能的疾患に対する剖検診断の試み(15K15262)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中原 綾 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (80719005)
【キーワード】多能性幹細胞 / 法医剖検症例 / レノックス・ガストー症候群 / iPS / マウス (他9件)
【概要】法医剖検例における突然死例の法医剖検診断では、有意な所見が少なくないために死因の判断に苦慮することをしばしば経験する。これらの死因には致死性不整脈が含まれるものと考えられているが、病態の本質が機能的なものであるため、剖検診断は除外診断に頼ざるをえず、積極的診断は不可能とされてきた。ところで、人工多能性幹細胞(iPS細胞)は体細胞にリプログラミングを行うことで、最終的に心筋・肝細胞等へと分化を可能と...
【医歯薬学】外科系臨床医学:卵子マウスを含む研究件
❏卵子の加齢メカニズムの解明~生殖補助医療の向上を目指して~(23592415)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】山田 朝子 (福永 朝子) 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60464955)
【キーワード】排卵後加齢 / マウス / 酸素呼吸能 / マイクロアレイ / ミトコンドリア (他8件)
【概要】本邦では女性の晩婚化に伴い、卵子の加齢による質的低下が不妊治療の重要な課題となっており、卵子の加齢に伴う変化の解明は必要不可欠である。さらに、卵子は排卵後受精しない時間が長く経過すると発生能が低下し、質的な低下が起こることが知られている(排卵後加齢)。しかし排卵後加齢の背景にある分子生物学的メカニズムはいまだ不明な点が多い。そこで本研究では、排卵後加齢卵子における質的な低下を引き起こす因子を明らか...
❏紡錘体の形態的評価による高い受精能・発生能をもつ体外成熟卵子の選抜法の確立(21780250)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】星野 由美 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (10451551)
【キーワード】マウス / 卵子 / 体外成熟培養 / 卵子の質評価 / 受精能・発生能 (他11件)
【概要】哺乳動物の卵子は、体外で培養し操作することが可能になっているが、効率的に発生能力の高い胚を生産し、個体作出に繋げるためには、質の高い成熟卵子を選別して利用する必要がある。本研究では、成熟卵子の紡錘体に着目し、質の高い卵子の特徴を明らかにした。さらに、これに関わる因子を同定し、分子レベルでの解析結果に基づいて、卵子の質の評価につながる指標を確立した。 ...
❏Akt及びOct4の機能発現調節系の重複検索による体細胞初期化因子の同定(19658102)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】卵子 / 卵子の体外成熟 / 初期化因子 / 早期染色体凝集 / カフェイン (他16件)
【概要】マウスを用いてOct4上流カスケードとAkt下流カスケードを解析し、体細胞初期化のメカニズム及び体細胞初期化因子の同定とそれらの成果を踏まえて体細胞初期化能の高いブタ卵子の生産を目的に実験を行い、更に体細胞初期化についても研究を継続し次の成果を得た。 マウスの成果を踏まえブタ卵子の体細胞初期化能誘起条件を解析した。カフェインが卵子のMPF(p34cdc2 kinase)活性を高め、核膜崩壊及び早期...
【医歯薬学】外科系臨床医学:受精マウスを含む研究件
❏受精卵における細胞内膜系リモデリングの時空間的制御機構の解明(26291036)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 健 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (30311343)
【キーワード】受精 / エンドサイトーシス / 分解 / オルガネラ形成・動態 / メンブレントラフィック (他9件)
【概要】受精卵においては発生に向けた細胞成分の大規模な変換が起こる.本研究ではまず線虫C. elegans を駆使することにより,この過程に異常を示す変異株を分離し,その原因遺伝子の1つがファルネシル2リン酸合成酵素であることを見出した.また,低分子量GTPase Rab11を制御する新規因子としてREI-1を発見し,この因子がGDP/GTP交換因子としてRab11をゴルジ体にリクルートすることにより,卵...
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
❏受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明(19370028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科附属臨海実験所, 講師 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SV...
【医歯薬学】外科系臨床医学:着床マウスを含む研究件
❏再生工学技術を用いた子宮再生の新基盤構築(16K15700)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】子宮 / 脱細胞化 / 再生 / STAT3 / 着床 (他14件)
【概要】脱細胞化した生体組織を足場として機能的組織を作成する新しい臓器再生法を用いて研究を行った。野生型マウスを用いて細胞外基質のみからなる子宮の脱細胞化担体(DUM)を作成し別の野生型マウス子宮に人工的欠損部に移植した。移植後1か月で子宮全層が完全再生され、正常産仔を産出できる機能的子宮であることが判明した。着床に必須の転写因子STAT3の子宮特異的欠損マウスをレシピエントとしてDUMを移植したところ、...
❏胚体外環境に注目した新たなマウス胚発生アトラスの構築(26850210)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平松 竜司 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 病因病態部門, 客員研究員 (70555284)
【キーワード】胚発生 / マウス / 体軸形成 / 着床 / 細胞外基質
【概要】哺乳類の胚発生は母体の子宮内で進行することから、胚発生における母体組織の役割を理解することが必要である。本研究は、これまで遺伝学・分子生物学的解析による知見を踏まえた、新たなマウス胚発生の形態学的アトラスの再構築を試み、マウス胚初期発生の解明につながる基礎データの獲得することを目的とした。そこで着床期を含む発生ステージにおけるマウス胚および子宮組織の形態学的解析ならびに免疫組織化学などの発現・局在...
❏マウス<->ラットキメラにおける「自己」解析(24240066)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員(常勤) (30089875)
【キーワード】免疫 / マウス・ラットキメラ / 自己・非自己 / マウス / ラット (他9件)
【概要】母体-胎児相互認識における自己非自己の検討を行った。妊娠は同種であれば非自己でも受け入れるが、異種の場合はどのような自己非自己認識があるのかについて、免疫機能をほとんど持たない重篤な免疫不全マウスの子宮にラット胚の移植を試みたが、ラット胚が野生型マウスに比してより長く育つようなことはなかった。そこでマウス←ラット異種キメラを母体としたりマウスの2細胞期胚をテトラプロイドにすることにより胎盤がマウス...
【医歯薬学】外科系臨床医学:子宮マウスを含む研究件
❏再生工学技術を用いた子宮再生の新基盤構築(16K15700)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】子宮 / 脱細胞化 / 再生 / STAT3 / 着床 (他14件)
【概要】脱細胞化した生体組織を足場として機能的組織を作成する新しい臓器再生法を用いて研究を行った。野生型マウスを用いて細胞外基質のみからなる子宮の脱細胞化担体(DUM)を作成し別の野生型マウス子宮に人工的欠損部に移植した。移植後1か月で子宮全層が完全再生され、正常産仔を産出できる機能的子宮であることが判明した。着床に必須の転写因子STAT3の子宮特異的欠損マウスをレシピエントとしてDUMを移植したところ、...
❏着床を標的にした妊孕能制御システムの開発(13557141)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】マウス / 子宮内膜 / 着床 / calcium bindidng protein D-9K / Cre-loxP (他10件)
【概要】本研究では、着床に関わる子宮機能を標的にした妊孕能制御システムの開発を目的として、以下の戦略により妊孕能の制御可能なマウスモデルの作成を試み、以下の点を明らかにした。 [1]子宮腔へのcalcium bindidng protein D-9K (Cabp9K)遺伝子およびantisense oligodeoxynucleotide (AS-ODN)導入システムの確立のための検討 着床期特異的発現パ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:マウスモデルマウスを含む研究件
❏複数回MAC感染マウスモデルによる、肺MAC症の病態解析および新規治療戦略開発(19K17937)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】宇野 俊介 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (10624702)
【キーワード】肺MAC症 / マウスモデル / マウス / 病態解析 / 新規治療戦略開発
【概要】肺Mycobacterium avium complex (MAC)症は、近年罹患率が上昇しているが、抗菌薬治療を長期間行っても治癒しない患者が多く、今後の我が国の重大な健康問 題となる可能性が高い。しかし、ヒトの肺MAC症を模する適切なマウスモデルが確立されておらず、肺MAC症の病態解析や新規治療法開発は進んでいない。 ヒト の肺MAC症を模するマウスモデルを樹立し、肺MAC症の病態解析、 治療...
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
【医歯薬学】社会医学:扁桃体マウスを含む研究件
❏社会性記憶と情動情報の統合を司る神経メカニズムの解明(18H02544)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奥山 輝大 東京大学, 定量生命科学研究所, 准教授 (80625955)
【キーワード】社会性記憶 / 海馬腹側CA1 / 光遺伝学 / 神経生理学 / 側坐核 (他11件)
【概要】ヒトを含めた社会性動物の多くは、他個体を記憶し、それぞれの相手に対して適切に振る舞うことで適応的な社会を形成しているが、その神経基盤は不明な点が多かった。本研究では、「社会性記憶は海馬腹側CA1領域に保持されている」という申請者自身の発見を足場として、社会性記憶がどのように情動情報と連合し、特定の相手に対しての「好き・嫌い」という感情が生成されるのかを解明した。その結果、社会性記憶を貯蔵する海馬の...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】社会医学:ゆらぎマウスを含む研究件
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
【医歯薬学】社会医学:ひとマウスを含む研究件
❏ライフステージ別の体内時計応用の健康科学研究(19H01089)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柴田 重信 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10162629)
【キーワード】体内時計 / 時間栄養学 / メタボリックシンドローム / 老化 / 発達 (他17件)
【概要】年代別つまりライフステージ別の体内時計の特徴をヒトとマウスで明らかにし、学童、成人、中高齢期に分けて時間軸の健康科学に資する時間栄養学、時間運動学、時間休養(睡眠)の重要性を調べた。学童・青年期の学習成績には食や睡眠リズムの規則性が重要であることを、成人の肥満には朝昼夕の食事比を均等化、夕食の炭水化物低下が有効であることを、高齢者の筋萎縮予防には、朝のたんぱく質摂取が大事であることを示した。 ...
❏人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた機能的疾患に対する剖検診断の試み(15K15262)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中原 綾 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (80719005)
【キーワード】多能性幹細胞 / 法医剖検症例 / レノックス・ガストー症候群 / iPS / マウス (他9件)
【概要】法医剖検例における突然死例の法医剖検診断では、有意な所見が少なくないために死因の判断に苦慮することをしばしば経験する。これらの死因には致死性不整脈が含まれるものと考えられているが、病態の本質が機能的なものであるため、剖検診断は除外診断に頼ざるをえず、積極的診断は不可能とされてきた。ところで、人工多能性幹細胞(iPS細胞)は体細胞にリプログラミングを行うことで、最終的に心筋・肝細胞等へと分化を可能と...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋マウスを含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏廃用性筋萎縮を最小限にとどめる新たな栄養学的手法の開発 -機能性脂質に着目して-(15K01615)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】寺田 新 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00460048)
【キーワード】中鎖脂肪酸 / 短鎖脂肪酸 / 廃用性筋萎縮 / ユビキチンリガーゼ / ラット (他10件)
【概要】怪我や故障などによる身体活動量の低下にともない骨格筋は萎縮する。スポーツ選手にとってこのような廃用性筋萎縮は、現場復帰の遅れやパフォーマンスの低下につながるため、最小限にとどめることが重要となる。本研究では、特徴的な機能を有する「機能性脂質」を活用した新たな廃用性筋萎縮の予防法の開発を目指した。その結果、通常の脂肪酸よりも炭素数が少ない中鎖脂肪酸と呼ばれる機能性脂質の摂取により、筋タンパク質の分解...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】社会医学:歩行マウスを含む研究件
❏運動の学習に伴う脳内誤差信号の情報表現の変容とそれを基盤とした学習指導方法の開発(21H03339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / スプリットベルトトレッドミル / 適応 / 運動学習 / 小脳 (他11件)
【概要】本研究では、左右分離型ベルトトレッドミルにおける歩行運動の適応において、小脳皮質プルキンエ細胞への下オリーブ核-登上線維系による誤差信号の時空間的な情報表現について、統計的機械学習技術を適用し、運動学的データにおける潜在的な説明変数を抽出し、被説明変数としての登上線維系がプルキンエ細胞に伝送する信号の活動パターンとの関係性について定量的に明らかにすることを目標としている。 新たに開発したマウス用の...
❏適応的歩行の基盤としての脊髄―小脳回路の解明:実験と計算論的モデリングによる研究(20KK0226)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / 肢間協調 / 運動学シナジー / 左右分離型ベルトトレッドミル / マウス (他10件)
【概要】本研究は、Drexel大学との国際共同研究として、歩行運動における肢運動の協調とその適応的制御に関わる脊髄小脳ループの働きについて、ラット及びマウスを対象に、運動学的解析、電気生理学的解析、光遺伝学を適用した小脳プルキンエ細胞におけるシナプス可塑性の発現阻害操作などの実験研究と、神経筋骨格モデルを用いた動力学シミュレーションによる構成論的研究を組み合わせて解明することを目的としている。 ラット用左...
❏哺乳類の歩行運動を形成する脊髄神経モジュールの同定と再構築(15K06695)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西丸 広史 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (20302408)
【キーワード】脊髄 / 歩行 / マウス / 歩行運動 / 運動ニューロン (他7件)
【概要】本研究では、マウス新生仔から腰髄1髄節を摘出した組織標本の運動ニューロン群に、それぞれの個体の後肢の実際の歩行と類似した活動パターンをもつリズム活動誘発できることを見出した。これによりリズムを形成するモジュールが脊髄1髄節内に局在していることが示唆された。また、単一運動ニューロンから記録された膜電位の変化を元に、歩行運動の際のシナプス入力を推定する方法を開発した。これにより、歩行運動の際には、それ...
【医歯薬学】社会医学:肢間協調マウスを含む研究件
❏運動の学習に伴う脳内誤差信号の情報表現の変容とそれを基盤とした学習指導方法の開発(21H03339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / スプリットベルトトレッドミル / 適応 / 運動学習 / 小脳 (他11件)
【概要】本研究では、左右分離型ベルトトレッドミルにおける歩行運動の適応において、小脳皮質プルキンエ細胞への下オリーブ核-登上線維系による誤差信号の時空間的な情報表現について、統計的機械学習技術を適用し、運動学的データにおける潜在的な説明変数を抽出し、被説明変数としての登上線維系がプルキンエ細胞に伝送する信号の活動パターンとの関係性について定量的に明らかにすることを目標としている。 新たに開発したマウス用の...
❏適応的歩行の基盤としての脊髄―小脳回路の解明:実験と計算論的モデリングによる研究(20KK0226)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / 肢間協調 / 運動学シナジー / 左右分離型ベルトトレッドミル / マウス (他10件)
【概要】本研究は、Drexel大学との国際共同研究として、歩行運動における肢運動の協調とその適応的制御に関わる脊髄小脳ループの働きについて、ラット及びマウスを対象に、運動学的解析、電気生理学的解析、光遺伝学を適用した小脳プルキンエ細胞におけるシナプス可塑性の発現阻害操作などの実験研究と、神経筋骨格モデルを用いた動力学シミュレーションによる構成論的研究を組み合わせて解明することを目的としている。 ラット用左...
【医歯薬学】社会医学:運動学習マウスを含む研究件
❏運動の学習に伴う脳内誤差信号の情報表現の変容とそれを基盤とした学習指導方法の開発(21H03339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / スプリットベルトトレッドミル / 適応 / 運動学習 / 小脳 (他11件)
【概要】本研究では、左右分離型ベルトトレッドミルにおける歩行運動の適応において、小脳皮質プルキンエ細胞への下オリーブ核-登上線維系による誤差信号の時空間的な情報表現について、統計的機械学習技術を適用し、運動学的データにおける潜在的な説明変数を抽出し、被説明変数としての登上線維系がプルキンエ細胞に伝送する信号の活動パターンとの関係性について定量的に明らかにすることを目標としている。 新たに開発したマウス用の...
❏運動スキルの長期的記憶の神経機構の解明(12780018)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】柳原 大 豊橋技術科学大学, 体育・保健センター, 助教授 (90252725)
【キーワード】小脳 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 自律神経系 / マウス / 歩行 (他6件)
【概要】自転車の乗り方や水泳の動作といった運動スキルの記憶は、ニューロンからニューロンへの情報伝達の場であるシナプスの可塑性を基礎過程としていると考えられている。現在までに、中枢神経系において運動スキルの記憶に重要な役割を果たしている場所としては小脳があり、実際に歩行の適応制御や前庭動眼反射の適応制御に小脳長期抑圧が重要な役割を果たしていることが証明されている。ところで、小脳は歩行や眼球運動などの体性運動...
【医歯薬学】社会医学:マイクロアレイマウスを含む研究件
❏卵子の加齢メカニズムの解明~生殖補助医療の向上を目指して~(23592415)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】山田 朝子 (福永 朝子) 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60464955)
【キーワード】排卵後加齢 / マウス / 酸素呼吸能 / マイクロアレイ / ミトコンドリア (他8件)
【概要】本邦では女性の晩婚化に伴い、卵子の加齢による質的低下が不妊治療の重要な課題となっており、卵子の加齢に伴う変化の解明は必要不可欠である。さらに、卵子は排卵後受精しない時間が長く経過すると発生能が低下し、質的な低下が起こることが知られている(排卵後加齢)。しかし排卵後加齢の背景にある分子生物学的メカニズムはいまだ不明な点が多い。そこで本研究では、排卵後加齢卵子における質的な低下を引き起こす因子を明らか...
❏βアミロイド沈着と脳老化の比較生物学的研究(17380185)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】中山 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40155891)
【キーワード】イヌ / ネコ / マイクロアレイ / ネプリライシン / βアミロイド (他16件)
【概要】エラー!ヒトの神経系関連遺伝子マイクロアレイを用いて犬の脳における遺伝子発現を網羅的に調べた。老齢犬で発現量が増加した遺伝子にGFAP、CNPase、p35などが、発現減少または無変化であったものにはAPP、Tauがあった。 イヌとネコの脳についてNeprilysin(Nep)の発現と活性、β-Amyloid(Aβ)沈着を検索した。イヌ・ネコともに、Nepは大脳皮質では弱い発現が、線条体・黒質では...
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
【医歯薬学】社会医学:可塑性マウスを含む研究件
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】社会医学:情動マウスを含む研究件
❏社会性記憶と情動情報の統合を司る神経メカニズムの解明(18H02544)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奥山 輝大 東京大学, 定量生命科学研究所, 准教授 (80625955)
【キーワード】社会性記憶 / 海馬腹側CA1 / 光遺伝学 / 神経生理学 / 側坐核 (他11件)
【概要】ヒトを含めた社会性動物の多くは、他個体を記憶し、それぞれの相手に対して適切に振る舞うことで適応的な社会を形成しているが、その神経基盤は不明な点が多かった。本研究では、「社会性記憶は海馬腹側CA1領域に保持されている」という申請者自身の発見を足場として、社会性記憶がどのように情動情報と連合し、特定の相手に対しての「好き・嫌い」という感情が生成されるのかを解明した。その結果、社会性記憶を貯蔵する海馬の...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
【医歯薬学】社会医学:肺気腫マウスを含む研究件
❏肺気腫及び肺気腫合併肺癌の新規予防薬の探索(19K08631)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / 予防 / 喫煙 (他6件)
【概要】主に申請者が確立した喫煙曝露肺気腫・肺癌マウスモデルを用い喫煙に伴う肺気腫及び肺癌の形成にかかわる共通の機序として炎症の関与を明らかにし、抗炎症薬であるRoflumilastの肺気腫形成の抑制、抗炎症やMMP12発現、アポトーシスの抑制といった機序の解明、肺腫瘍及び肺癌の発症の抑制効果を明らかにした。 ...
❏喫煙誘導マウスモデルにおける肺がん発生機序(17K16063)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / マウス / 癌
【概要】喫煙による発癌と気腫発生の双方に関わる機序は未解明であり、肺癌と肺気腫の両病態を同時に評価可能な動物モデルは存在しなかった。我々は、A/Jマウスに対して発癌誘導物質であるNNKを投与後にタバコ煙曝露を間歇的に行い、喫煙誘導性に肺癌と肺気腫が生じるモデルを作製した。 間歇曝露群では、3か月間の連続曝露群に比し、肺腺癌の形成が促進し、肺気腫も進行した。さらに、間歇タバコ煙曝露により形成された肺腺癌では...
【医歯薬学】社会医学:磁気共鳴機能画像法(fMRI)マウスを含む研究件
❏脳領域間の機能的結合性を視床網様核が制御する機構の解明(19KK0387)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2022 - 2024
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】fMRI / シミュレーション / 動的機能的結合 / 視床網様核 / マウス
【概要】
❏マウス全脳に対応する脳領域名の総数を1から860まで可変な標準脳の構築(16K07032)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】標準脳 / テンプレート / Allen / brain / 関心領域 (他14件)
【概要】ヒト脳の磁気共鳴画像法(MRI)では脳座標へ脳領域名が対応した標準脳が存在する。しかしマウス脳には実用的なものが存在しない。関心領域(ROI)の設定が恣意的で、他の研究者のROIを再現できない。Allen研究所がマウス脳の3次元再構成データを2015年に公開した。本研究はこれをMRI解析で利用可能とすることを目的とした。その結果、柔軟なマウス標準脳を構築できた。研究目的に応じて脳領域総数を変更でき...
❏深層学習を応用した全脳を対象とする神経活動伝播経路の解明(15KT0111)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】深層学習 / マウス / fMRI / 光遺伝学 / 経路推定 (他9件)
【概要】脳の活動伝搬経路を、全脳の神経活動から推測し、伝播経路に規則や特徴が存在するか解明することを本研究では試みた。具体的には脳活動の開始部位と終着部位とが明確な場合に、その間の脳回路を神経活動が並列にあるいは直列に伝播するのかといった伝搬経路の性質を明らかにすることを目指した。このためにfMRI計測データ(麻酔下マウスの海馬を光遺伝学的に刺激した時の応答を計測したデータ;Takata et al. 2...
【医歯薬学】社会医学:慢性閉塞性肺疾患(COPD)マウスを含む研究件
❏肺気腫及び肺気腫合併肺癌の新規予防薬の探索(19K08631)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / 予防 / 喫煙 (他6件)
【概要】主に申請者が確立した喫煙曝露肺気腫・肺癌マウスモデルを用い喫煙に伴う肺気腫及び肺癌の形成にかかわる共通の機序として炎症の関与を明らかにし、抗炎症薬であるRoflumilastの肺気腫形成の抑制、抗炎症やMMP12発現、アポトーシスの抑制といった機序の解明、肺腫瘍及び肺癌の発症の抑制効果を明らかにした。 ...
❏喫煙誘導マウスモデルにおける肺がん発生機序(17K16063)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / マウス / 癌
【概要】喫煙による発癌と気腫発生の双方に関わる機序は未解明であり、肺癌と肺気腫の両病態を同時に評価可能な動物モデルは存在しなかった。我々は、A/Jマウスに対して発癌誘導物質であるNNKを投与後にタバコ煙曝露を間歇的に行い、喫煙誘導性に肺癌と肺気腫が生じるモデルを作製した。 間歇曝露群では、3か月間の連続曝露群に比し、肺腺癌の形成が促進し、肺気腫も進行した。さらに、間歇タバコ煙曝露により形成された肺腺癌では...
【医歯薬学】歯学:細胞外基質マウスを含む研究件
❏再生工学技術を用いた子宮再生の新基盤構築(16K15700)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】子宮 / 脱細胞化 / 再生 / STAT3 / 着床 (他14件)
【概要】脱細胞化した生体組織を足場として機能的組織を作成する新しい臓器再生法を用いて研究を行った。野生型マウスを用いて細胞外基質のみからなる子宮の脱細胞化担体(DUM)を作成し別の野生型マウス子宮に人工的欠損部に移植した。移植後1か月で子宮全層が完全再生され、正常産仔を産出できる機能的子宮であることが判明した。着床に必須の転写因子STAT3の子宮特異的欠損マウスをレシピエントとしてDUMを移植したところ、...
❏胚体外環境に注目した新たなマウス胚発生アトラスの構築(26850210)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平松 竜司 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 病因病態部門, 客員研究員 (70555284)
【キーワード】胚発生 / マウス / 体軸形成 / 着床 / 細胞外基質
【概要】哺乳類の胚発生は母体の子宮内で進行することから、胚発生における母体組織の役割を理解することが必要である。本研究は、これまで遺伝学・分子生物学的解析による知見を踏まえた、新たなマウス胚発生の形態学的アトラスの再構築を試み、マウス胚初期発生の解明につながる基礎データの獲得することを目的とした。そこで着床期を含む発生ステージにおけるマウス胚および子宮組織の形態学的解析ならびに免疫組織化学などの発現・局在...
【医歯薬学】歯学:エンハンサーマウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏大進化の分子機構の解明(26291075)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡田 典弘 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 主席研究員 (60132982)
【キーワード】大進化 / 転移因子 / レトロポゾン / 闘魚 / 戦い (他18件)
【概要】基盤研究B「大進化の分子機構の解明」は大きく分けて二つから成り立っている。一つは進化の過程でゲノムに挿入される転移因子の大進化における寄与である。我々は二次口蓋を作るWint5aのエンハンサーが、三つの転移因子によって構成されていること、三つのうちのそれぞれの転移因子は進化の特定の異なった時期に挿入され、独自の機能を持ったということを証明した。 もう一つは戦いとは何か、という問題である。これは強い...
【医歯薬学】歯学:SOxマウスを含む研究件
❏マウス生殖細胞の分化過程に伴うSox17遺伝子の機能調節機構の解析(07660412)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1995
【研究代表者】金井 克晃 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 超微形態研究部門, 研究員 (30260326)
【キーワード】Sox / 精子発生 / マウス
【概要】Sox17, t-Sox17に対する抗体を用いた各Sox17 mRNA isoformの産物の同定とその細胞内局在の差異 Sox17とt-Sox17 mRNA isoformの産物を検討するため、Sox17蛋白のN端、HMG box、C端領域に対する3種類のペプチド抗体、抗recombinant Sox17抗体 (兎ポリクロ)を各々作成し、western blot解析、免疫組織化学的解析を行った。...
❏マウス生殖細胞に発現するSry(精巣決定遺伝子)関連遺伝子の単離とその解析(06660394)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994
【研究代表者】金井 克晃 財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 超微形態研究部門, 研究員 (30260326)
【キーワード】Sox / 精子発生 / マウス
【概要】HMG(High Mobility Group)box domainは、転写調節に関与する新たなDNA結合蛋白のモチーフであり、現在までに、哺乳類の精巣決定を担うSryやリンパ球の分化に関与するLef-1,Tcf-1,Sox4、また酵母ではmating type遺伝子MatMc,MatA1、Ste11などを含め60種以上の遺伝子が報告されている。哺乳類の神経、免疫系や生殖細胞の分化過程においても、...
【医歯薬学】歯学:成長因子マウスを含む研究件
❏大脳皮質発生における塩基性線維芽細胞増殖因子及びGAP Junctionの役割(11670784)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80171495)
【キーワード】マウス / 細胞周期 / 成長因子 / Gap Junction / 大脳皮質発生 (他14件)
【概要】平成11年度 塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)が神経幹細胞の増殖動態にどのような影響を及ぼすかをマウス大脳皮質組織培養系を用いて検討し、FGFが細胞周期のG1期において娘細胞の分化を阻害すること、すなわちQ fraction(Q)を減少させることを示した。これはFGFが広義のmitogenであることを大脳皮質の発生において立証したものである。 平成12年度 gap junction阻害剤、1...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
❏乳腺における成長因子のシグナル伝達の調節(06454124)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺上皮細胞 / 成長因子 / 細胞周期 / サイクリン / サイクリン依存性キナーゼ (他11件)
【概要】乳腺上皮細胞の増殖はインシュリン,IGF-I,EGFなどの成長因子によって制御されている。これら成長因子の初期シグナル伝達過程は種々の細胞で調べられているが,細胞周期の調節にいたる過程は,すべて明らかになったわけではない。とくに,乳腺上皮細胞における成長因子の刺激による細胞周期の調節を調べるために,p34^<cdc2>,p33^<cdk2>,サイクリンA,B_1,D_1,D...
【医歯薬学】歯学:光遺伝学マウスを含む研究件
❏社会性記憶と情動情報の統合を司る神経メカニズムの解明(18H02544)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奥山 輝大 東京大学, 定量生命科学研究所, 准教授 (80625955)
【キーワード】社会性記憶 / 海馬腹側CA1 / 光遺伝学 / 神経生理学 / 側坐核 (他11件)
【概要】ヒトを含めた社会性動物の多くは、他個体を記憶し、それぞれの相手に対して適切に振る舞うことで適応的な社会を形成しているが、その神経基盤は不明な点が多かった。本研究では、「社会性記憶は海馬腹側CA1領域に保持されている」という申請者自身の発見を足場として、社会性記憶がどのように情動情報と連合し、特定の相手に対しての「好き・嫌い」という感情が生成されるのかを解明した。その結果、社会性記憶を貯蔵する海馬の...
❏深層学習を応用した全脳を対象とする神経活動伝播経路の解明(15KT0111)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】深層学習 / マウス / fMRI / 光遺伝学 / 経路推定 (他9件)
【概要】脳の活動伝搬経路を、全脳の神経活動から推測し、伝播経路に規則や特徴が存在するか解明することを本研究では試みた。具体的には脳活動の開始部位と終着部位とが明確な場合に、その間の脳回路を神経活動が並列にあるいは直列に伝播するのかといった伝搬経路の性質を明らかにすることを目指した。このためにfMRI計測データ(麻酔下マウスの海馬を光遺伝学的に刺激した時の応答を計測したデータ;Takata et al. 2...
❏背側海馬と腹側海馬の活性化に応答する脳領域の特定とその活動解析(25430011)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】光遺伝学 / fMRI / ChR2 / 遺伝子改変マウス / マウス (他9件)
【概要】本研究課題では、背側海馬と腹側海馬の機能の違いが、海馬から他の脳領域への活動伝播の違いに反映されているか検証した。海馬CA1錘体神経細胞に光感受性陽イオンチャネル(ChR2)が発現している遺伝子改変マウスを用いて、全脳活動を機能的MRI(fMRI)装置で計測している最中に、海馬の背側あるいは腹側へ光照射することで海馬神経細胞を活性化し、これに応答する脳領域を特定した。この結果、海馬の背側と腹側とを...
【医歯薬学】歯学:ゲノム編集マウスを含む研究件
❏時空間制御CRISPR-Cas3の開発および生体内ゲノム改変への応用(22K19238)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】吉見 一人 東京大学, 医科学研究所, 講師 (50709813)
【キーワード】CRISPR-Cas3 / 光制御システム / ゲノム編集 / マウス
【概要】
❏精細胞の分化を制御するセルトリ細胞の機能的役割の解明(20H03162)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】小沢 学 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (80608787)
【キーワード】精子形成 / セルトリ細胞 / 精巣 / 精細胞 / マウス (他6件)
【概要】持続的精子形成は、「精原細胞の維持」と「精細胞の分化」という異なるプロセスがバランスよく厳密に維持されることによって成り立っている。このプロセスには精細管内に存在するセルトリ細胞からのサポートが不可欠であるが、「精細胞の分化」を制御するセルトリ細胞の機能的役割はこれまでのところ殆ど明らかではない。申請者らは、選択的スプライシング制御因子であるPTBP1がセルトリ細胞で高発現することに着目し、セルト...
❏先天性心疾患の網羅的遺伝子解析による心臓発生分子機構の解明(16K10059)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】犬塚 亮 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00597560)
【キーワード】先天性心疾患 / RAS/MAPK症候群関連心臓病 / 心臓発生 / ゼブラフィッシュ (他20件)
【概要】円錐動脈幹奇形と肥大型心筋症の家系における網羅的ゲノム解析と情報科学的解析による候補遺伝子探索を経て選定した機能未知遺伝子LZTR1について、CRISPR-Cas9システムを用いた遺伝子改変疾患動物モデリングによるin vivo機能解析を行った。 LZTR1改変ゼブラフィッシュのヘテロ欠失体の交配によりホモ化に成功し,組織学的解析によって、LZTR1ホモ欠失ゼブラフィッシュの心臓表現型は患者病態と...
【医歯薬学】歯学:脱分化マウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏細胞脱分化による発がん修飾作用の解明(15H04721)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】dedifferentiation / cancer / iPS cell / reprogramming / 脱分化 (他11件)
【概要】本研究では、生体内細胞初期化システムを用いて、生体内において積極的に脱分化を誘導することで、発がんにおける脱分化の意義について明らかとすることを目的とした。膵臓発がんモデルを用いて、発がんにおける脱分化の影響を病理組織学的解析により検討した。細胞脱分化により体細胞のエンハンサーが抑制され、変異型K-rasを発現する膵腺房細胞に異常増殖が誘導されることを示した。細胞脱分化に関わるエピゲノム制御が膵臓...
【医歯薬学】歯学:発がんマウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏発がんゲノムにおける非コードRNAの網羅的機能解析(23241066)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】榊原 康文 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10287427)
【キーワード】発がん / 非コードRNA / 遺伝子発現解析 / 次世代シークエンサー / 腫瘍 (他6件)
【概要】機能性RNAをプロセシングパターンで分類する手法を,マッピング形状を解析するソフトウェアSHARAKUにグラフ理論的な手法を組合せることで開発した.本手法をマウス発がん実験で採取した腫瘍サンプルから次世代シークエンスにより得られたデータに適用することにより,多段階発がん過程でステージ特異的にプロセシングを受けて導出されるsmall derived RNAの網羅的な解析を世界に先駆けて行うことができ...
❏EBV感染胃癌のモデル作成と上皮細胞における感染のメカニズム解析(16591354)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】福島 亮治 帝京大学, 医学部, 教授 (50228897)
【キーワード】Epstein-Barr virus / 発癌 / EBER / LPM-1 / BALB (他17件)
【概要】Epstein-Barr virus (EBV)は一部の胃癌との関連が指摘されている。我々はEBVと胃癌の関連性を解明するために、胃癌組織からEBVを産生する上皮系の細胞株(GTC-4細胞株)を樹立し、その樹立細胞株からマウスに感染を引き起こすEBVを産生する細胞株をクローニングした(GCT-5細胞株)。GCT-細胞株が産生するEBV (以下GTC-5-EBV)のin vivo消化器系への感染性や...
【医歯薬学】歯学:発生マウスを含む研究件
❏運動応答性マイクロRNAによる寿命の制御(21H04864)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】秋本 崇之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00323460)
【キーワード】ノンコーディングRNA / Progeria / マウス / 発生 / 寿命
【概要】
❏血管とリンパ管が独立したネットワークを構築する原理の解明(18K19553)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】久保田 義顕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (50348687)
【キーワード】血管 / リンパ管 / Prox1 / マウス / 発生 (他6件)
【概要】血管とリンパ管は、同じ脈管系の組織でありながら、最終的な合流地点(頸部の静脈角)を除き、一切接続することは無く、血流とリンパ流が交わることは無い。しかしながら、血管とリンパ管の構造・組織学的特徴を比べると、ほぼ見分けがつかないほど酷似しており、両者がお互いをどのように見分け、独立性を担保するのかは未解明である。本研究の成果としては、遺伝子改変マウスや培養細胞の解析において、リンパ管発生のマスター転...
❏先天性心疾患の網羅的遺伝子解析による心臓発生分子機構の解明(16K10059)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】犬塚 亮 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00597560)
【キーワード】先天性心疾患 / RAS/MAPK症候群関連心臓病 / 心臓発生 / ゼブラフィッシュ (他20件)
【概要】円錐動脈幹奇形と肥大型心筋症の家系における網羅的ゲノム解析と情報科学的解析による候補遺伝子探索を経て選定した機能未知遺伝子LZTR1について、CRISPR-Cas9システムを用いた遺伝子改変疾患動物モデリングによるin vivo機能解析を行った。 LZTR1改変ゼブラフィッシュのヘテロ欠失体の交配によりホモ化に成功し,組織学的解析によって、LZTR1ホモ欠失ゼブラフィッシュの心臓表現型は患者病態と...
【医歯薬学】歯学:再生医学マウスを含む研究件
❏再生工学技術を用いた子宮再生の新基盤構築(16K15700)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】子宮 / 脱細胞化 / 再生 / STAT3 / 着床 (他14件)
【概要】脱細胞化した生体組織を足場として機能的組織を作成する新しい臓器再生法を用いて研究を行った。野生型マウスを用いて細胞外基質のみからなる子宮の脱細胞化担体(DUM)を作成し別の野生型マウス子宮に人工的欠損部に移植した。移植後1か月で子宮全層が完全再生され、正常産仔を産出できる機能的子宮であることが判明した。着床に必須の転写因子STAT3の子宮特異的欠損マウスをレシピエントとしてDUMを移植したところ、...
❏遺伝子改変マウスを用いたマウス胎仔皮膚再生の解明(16H05494)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / twist2 / 再生医学 (他8件)
【概要】マウス胎生13日までの胎仔に作成した創傷は、瘢痕を残すことなく完全に再生し、胎生15日以降に作成した創傷は、肌理は再生せず、また真皮が線維化し瘢痕を残して治癒する。創傷作成後の組織切片からレーザーマイクロダイセクションとマイクロアレイを用いて詳細に発現遺伝子の比較を行い、再生を促すあるいは瘢痕形成を起こさせる因子の絞り込みを行った。 同時に皮膚が完全に再生するマウス胎生13日の創傷部位に特異的に発...
【医歯薬学】歯学:移植マウスを含む研究件
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
❏HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究(12671142)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70199454)
【キーワード】HLA / ペプチド / 遺伝子導入 / 樹状細胞 / DC (他12件)
【概要】研究課題:HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究。 研究計画要旨及び実績概要:我々は以前、HLA抗原(HLA-B35及びHLA-B51)を移入したTransgenic mouse(TGM)2種類を作成し,HLAクラス1分子の免疫応答における役割を直接in vivo(異所性心移植モデル)で解析するシステムを開発した。このモデルにてドナー由来の合成ペプチドのレシピエント胸腺s...
【医歯薬学】歯学:CD44マウスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏マウス胸腺細胞分化におけるテネイシンの作用(11660304)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】池 郁生 理化学研究所, 実験動物室, 先任研究員 (40183157)
【キーワード】胸腺 / テネイシン / マウス / 初期分化 / T細胞受容体β鎖 (他9件)
【概要】細胞外マトリックスのテネイシン-C(TN-C)は成体胸腺の上皮および髄質に多く発現するが、胸腺におけるTN-Cの機能については不明な点が多い。我々は非致死量X線を照射したTN-C欠損C3H/HeNマウスにおいて照射1週間以内の胸腺lin陰性CD44弱陽性CD25陽性細胞が野生型マウスより早く分化することを発見した。これは胸腺再構築時に再生源となるX線低感受性の胸腺内T細胞が分化する際にTN-Cが抑...
【医歯薬学】薬学:アデノウイルスマウスを含む研究件
❏遺伝子どうにゅうによる音響性聴覚障害の予防に関する研究(11470359)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】神崎 仁 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00051441)
【キーワード】音響外傷 / 遺伝子導入 / GDNF / アデノウイルス / モルモット (他10件)
【概要】音響性聴覚障害においてははじめに蝸牛有毛細胞が障害され、その後ラセン神経節細胞等、蝸牛神経の障害が発現するとされている。GDNFはこのような音響性聴覚障害に対して予防効果を有することが報告されている。一方、遺伝子導入は蝸牛内へGDNFなどを持続的に発現させる方法として注目されている。今回の実験でははじめに遺伝性難聴のモデルであるShaker-2マウスを用いて蝸牛内への遺伝子導入の可能性について検討...
❏不死化プリオンレス細胞を用いたプリオン蛋白遺伝子プロモーターの解析(08456158)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
【キーワード】プリオン / マウス / ジーンターゲッティング / 遺伝子 / アポトーシス (他8件)
【概要】白オリックスプリオン遺伝子に特異的なプライマーを使ったPCR法によりオリックスプリオン蛋白質翻訳領域を含むDNA断片を増幅し、TA-cloning vectorにサブクローニングした。オリックスプリオン蛋白質を過剰発現するマウス作成のため、外来遺伝子の全身での発現を強力に誘導するβ-アクチンプロモーターの支配下にオリックスプリオンcDNAを組み込んだ(pActin-oPrp)(図参照)。得られるト...
【医歯薬学】薬学:シナプス可塑性マウスを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
【医歯薬学】薬学:シナプス形成マウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
【医歯薬学】薬学:樹状細胞マウスを含む研究件
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
❏HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究(12671142)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70199454)
【キーワード】HLA / ペプチド / 遺伝子導入 / 樹状細胞 / DC (他12件)
【概要】研究課題:HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究。 研究計画要旨及び実績概要:我々は以前、HLA抗原(HLA-B35及びHLA-B51)を移入したTransgenic mouse(TGM)2種類を作成し,HLAクラス1分子の免疫応答における役割を直接in vivo(異所性心移植モデル)で解析するシステムを開発した。このモデルにてドナー由来の合成ペプチドのレシピエント胸腺s...
【医歯薬学】薬学:アミロイドマウスを含む研究件
❏アミロイドーシス発症機構の実験病理学的解明と予防・治療法の開発(23390093)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】疾患モデル動物 / アミロイドーシス / 伝播 / 線維形成 / Apolipoprotein A-II (他14件)
【概要】アミロイドーシスは蛋白質が病的構造を取り、アミロイド線維として組織に沈着し障害を与える疾患群であり、患者数も多く病態の解明と治療法の開発が希求されている。マウスAApoAIIアミロイドーシス等のモデル動物を用いて、①プリオン病と類似した糞や血液を介した『アミロイド線維の伝播』が、アミロイドーシス発症や病態の進展に重要な要因である。②アミロイドーシス発症はApoA-I や小胞体ストレス応答反応等の蛋...
❏加齢に伴い変動するアミロイド凝集体の網羅的プロテオーム解析(23659150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】加齢医学 / 老化 / アミロイド / 疾患モデル動物 / 質量分析 (他14件)
【概要】若齢から老齢に至るマウスからアミロイド線維/凝集体を分取し、網羅的プロテオーム解析を行った。 マウスを2ヶ月齡~28ヶ月齡で屠殺し、肝臓、脳、心臓及び筋肉を採取した。またマウスにアミロイド線維を投与しアミロイドーシスを誘発して4~10ヶ月後に臓器を採取した。これらの臓器よりアミロイド線維/凝集体を分取し、LC/MS/MSシステムで蛋白質の網羅的同定と定量を行った。 1. 老齢マウス脳で有意に増加す...
【医歯薬学】薬学:りん酸化マウスを含む研究件
❏Akt及びOct4の機能発現調節系の重複検索による体細胞初期化因子の同定(19658102)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】卵子 / 卵子の体外成熟 / 初期化因子 / 早期染色体凝集 / カフェイン (他16件)
【概要】マウスを用いてOct4上流カスケードとAkt下流カスケードを解析し、体細胞初期化のメカニズム及び体細胞初期化因子の同定とそれらの成果を踏まえて体細胞初期化能の高いブタ卵子の生産を目的に実験を行い、更に体細胞初期化についても研究を継続し次の成果を得た。 マウスの成果を踏まえブタ卵子の体細胞初期化能誘起条件を解析した。カフェインが卵子のMPF(p34cdc2 kinase)活性を高め、核膜崩壊及び早期...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
❏哺乳類初期発生における遺伝子リプログラミングとクロマチンとエピジェネティクス(16591684)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】田中 守 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20207145)
【キーワード】卵子 / リンカーヒストン / リプログラミング / エピジェネティクス / リン酸化 (他9件)
【概要】今回我々はマウス卵子特異的に発現するリンカーヒストンH1fooの機能解析を行うことを目的にモルフォリノを利用してH1fooの発現阻害を行った。BDF1マウスよりPMSG刺激後48時間にてGV卵を回収し、H1fooに対するモルフォリノをマイクロインジェクションした。マイクロインジェクション後時間を追って免疫染色およびウエスタンブロッティングにてH1foo蛋白量の変化を観察したところ逆相補配列をもつコ...
【医歯薬学】薬学:精子マウスを含む研究件
❏CRISPR/Casを用いた不妊原因遺伝子の同定とその分子機能の解明(15K07778)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】与語 圭一郎 静岡大学, 農学部, 准教授 (60362844)
【キーワード】精子形成 / 不妊 / マウス / 受精能獲得 / Slc22a14 (他13件)
【概要】我々は,Slc22a14とDlec1の発現様式や生理的機能についてマウスを用いて解析し,これらの遺伝子が雄の生殖能に極めて重要な遺伝子であることを見出した。例えばSlc22a14は精巣特異的かつ生殖細胞特異的に発現しており,この遺伝子を欠損すると精子の運動能・受精能が低下し,雄マウスの生殖能力が著しく低下する。また,Dlec1を欠損したマウスでは,精子分化に異常があるため,正常な精子がほとんど産生...
❏受精時における精子受精能制御機構の解明(21370030)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子活性化・誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 (他11件)
【概要】受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性において重要な役割を果たしている精子鞭毛内Ca^<2+>濃度には細胞膜型Ca^<2+>ポンプが関与していること、マウス精嚢由来タンパク質SVS2がin v...
【医歯薬学】薬学:AKTマウスを含む研究件
❏紡錘体の形態的評価による高い受精能・発生能をもつ体外成熟卵子の選抜法の確立(21780250)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】星野 由美 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (10451551)
【キーワード】マウス / 卵子 / 体外成熟培養 / 卵子の質評価 / 受精能・発生能 (他11件)
【概要】哺乳動物の卵子は、体外で培養し操作することが可能になっているが、効率的に発生能力の高い胚を生産し、個体作出に繋げるためには、質の高い成熟卵子を選別して利用する必要がある。本研究では、成熟卵子の紡錘体に着目し、質の高い卵子の特徴を明らかにした。さらに、これに関わる因子を同定し、分子レベルでの解析結果に基づいて、卵子の質の評価につながる指標を確立した。 ...
❏Akt及びOct4の機能発現調節系の重複検索による体細胞初期化因子の同定(19658102)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】卵子 / 卵子の体外成熟 / 初期化因子 / 早期染色体凝集 / カフェイン (他16件)
【概要】マウスを用いてOct4上流カスケードとAkt下流カスケードを解析し、体細胞初期化のメカニズム及び体細胞初期化因子の同定とそれらの成果を踏まえて体細胞初期化能の高いブタ卵子の生産を目的に実験を行い、更に体細胞初期化についても研究を継続し次の成果を得た。 マウスの成果を踏まえブタ卵子の体細胞初期化能誘起条件を解析した。カフェインが卵子のMPF(p34cdc2 kinase)活性を高め、核膜崩壊及び早期...
【医歯薬学】薬学:脊髄マウスを含む研究件
❏適応的歩行の基盤としての脊髄―小脳回路の解明:実験と計算論的モデリングによる研究(20KK0226)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / 肢間協調 / 運動学シナジー / 左右分離型ベルトトレッドミル / マウス (他10件)
【概要】本研究は、Drexel大学との国際共同研究として、歩行運動における肢運動の協調とその適応的制御に関わる脊髄小脳ループの働きについて、ラット及びマウスを対象に、運動学的解析、電気生理学的解析、光遺伝学を適用した小脳プルキンエ細胞におけるシナプス可塑性の発現阻害操作などの実験研究と、神経筋骨格モデルを用いた動力学シミュレーションによる構成論的研究を組み合わせて解明することを目的としている。 ラット用左...
❏哺乳類の歩行運動を形成する脊髄神経モジュールの同定と再構築(15K06695)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西丸 広史 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (20302408)
【キーワード】脊髄 / 歩行 / マウス / 歩行運動 / 運動ニューロン (他7件)
【概要】本研究では、マウス新生仔から腰髄1髄節を摘出した組織標本の運動ニューロン群に、それぞれの個体の後肢の実際の歩行と類似した活動パターンをもつリズム活動誘発できることを見出した。これによりリズムを形成するモジュールが脊髄1髄節内に局在していることが示唆された。また、単一運動ニューロンから記録された膜電位の変化を元に、歩行運動の際のシナプス入力を推定する方法を開発した。これにより、歩行運動の際には、それ...
【医歯薬学】薬学:細胞死マウスを含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
❏個体内における電離放射線誘発突然変異成立過程の解明(21221003)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 (他8件)
【概要】放射線の生物影響を真に理解するには、分子から細胞レベルの知見から生体内のネットワークとしての組織応答を知ることが必要である。本研究では、新規改変遺伝子導入技術を利用して、放射線影響の可視化定量評価の系をマウス及びメダカで開発した。さらにメダカで細胞増殖能の高い組織の放射線照射後の応答を評価し、マウスとは異なる新規の応答を見いだした。マウスでも胎児期の腸では、成体と異なり、放射線照射後もアポトーシス...
【医歯薬学】薬学:細胞周期マウスを含む研究件
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の発現調節メカニズムに関する研究(20790744)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80338110)
【キーワード】小児神経学 / 神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 (他7件)
【概要】細胞周期調節遺伝子p27^<Kip1>は神経前駆細胞が神経細胞に分化する際重要な役割を果たす。本研究はp27^<Kip1>の発現を調節する転写因子を特定することを目的に実施した。マウス胎仔神経前駆細胞から細胞核成分を調整し、p27^<Kip1>5'非翻訳領域プロモーター配列のDNA断片ビオチン化プローブを反応させたところ、未同定のタンパク質と結合したプロ...
❏時期特異的遺伝子強制発現マウスを用いた神経幹細胞のクロマチン調節機構に関する研究(20390299)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他8件)
【概要】近年、遺伝子の塩基配列に依らない遺伝子発現機構(エピジェネティクス機構)が神経発生に重要な働きを持つのではないかと考えられている。本研究ではエピジェネティクス機構を担うヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞にのみ時期を限定して発現可能なマウスを作成した。ヒストン脱アセチル化酵素を神経幹細胞に強制的に発現させると、細胞分裂動態に変動を認めたことから、大脳皮質の組織に異常を生じる可能性が示唆された。 ...
❏神経幹細胞の分化誘導とエピジェネティクス機構(クロマチン調節機構)に関する研究(18390302)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】エピジェネティクス / 大脳皮質発生 / 神経前駆細胞 / マウス / 細胞周期 (他6件)
【概要】本研究では、大脳皮質を形成する神経前駆細胞の細胞周期調節機構に、エピジェネティクス機構、特にクロマチン構造を制御するヒストン脱アセチル化酵素が果たす役割を解明する目的で以下の実験行った。 方法1.妊娠10-16日目のマウス神経前駆細胞の核抽出液を調整した。抗アセチル化ヒストン抗体でウエスタンブロットを行ないヒストンのアセチル化状態を確認した。2.上記調整サンプルと種々の抗アセチル化ヒストン抗体でク...
【医歯薬学】薬学:線虫マウスを含む研究件
❏受精卵における細胞内膜系リモデリングの時空間的制御機構の解明(26291036)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 健 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (30311343)
【キーワード】受精 / エンドサイトーシス / 分解 / オルガネラ形成・動態 / メンブレントラフィック (他9件)
【概要】受精卵においては発生に向けた細胞成分の大規模な変換が起こる.本研究ではまず線虫C. elegans を駆使することにより,この過程に異常を示す変異株を分離し,その原因遺伝子の1つがファルネシル2リン酸合成酵素であることを見出した.また,低分子量GTPase Rab11を制御する新規因子としてREI-1を発見し,この因子がGDP/GTP交換因子としてRab11をゴルジ体にリクルートすることにより,卵...
❏予定された細胞死遺伝子ICE/Ced-3ファミリーを調節する遺伝子の同定(07780664)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】三浦 正幸 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50202338)
【キーワード】プログラム細胞死 / 線虫 / プロテアーゼ / ICE / マウス (他6件)
【概要】1)細胞死遺伝子の活性を調節する細胞外情報伝達物質 細胞死は様々な細胞外のシグナルによって調節されていて、最終的には細胞死実行遺伝子Ice/ced-3ファミリーの活性が調節されていると考えられる。細胞外からIGEの活性化を調節する因子の検索を行い、細胞傷害性のサイトカインTNFがIGEの活性化を引き起こすことを明らかにした。逆に、ICE活性化を阻害する因子としてICE-1を同定した。ICE-1は発...
【医歯薬学】薬学:脳機能マウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】薬学:情報伝達マウスを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏マウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立と水産食品複合味解析(15580178)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (50251682)
【キーワード】マウス / カルシウムイオン / 味覚 / 情報伝達 / カルシウム (他6件)
【概要】H16年度は,長時間の測定に耐えるマウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立を目指した.2時間程度まで舌上皮味細胞の生物活性を保つため,灌流液の基本組成,灌流液の酸素濃度,灌流チャンバーの構造,薬液灌流方法およびその速度などを最適化した.甘味物質としてサッカリンナトリウム,苦味物質としてデナトニウム安息香酸塩,うま味物質としてグルタミン酸ナトリウム(MSG)を採用し,それぞれ0.1か...
【医歯薬学】薬学:長期増強マウスを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
【医歯薬学】薬学:RNA干渉マウスを含む研究件
❏ヒトゲノム機能解析のためのsiRNAライブラリの構築とRNAi関連遺伝子の探索(16201040)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA interference / RNAi / siRNA / human / genome (他10件)
【概要】ヒトをはじめとする様々な哺乳類ゲノムプロジェクトの進行により哺乳類の遺伝情報を担うおおよその遺伝子が特定され、ゲノム研究は、その構造解析から機能解析に焦点が移ってきたと言える。本研究では、ヒトを含む哺乳類の網羅的ゲノム機能解明のためのRNAi関連技術を開発し、siRNAミニライブラリを構築して、RNAi関連遺伝子群のスクリーニングを行った。我々は、RNAi効果の高いsiRNA配列の選択法を確立して...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】薬学:カルシウムマウスを含む研究件
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】薬学:ES細胞マウスを含む研究件
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏生体におけるras群遺伝子の機能的重複性の解析(10670193)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】K-ras / H-ras / N-ras / 標的遺伝子置換 / ES細胞 (他8件)
【概要】本研究は、Rasタンパク質の個体での生理機能を知るため、H-ras、N-ras、K-ras遺伝子欠損マウスの作成を目的とした。その結果、H-ras欠損マウスとN-ras欠損マウスが正常に発生、成長するのに対して、K-ras欠損マウスは心臓の形成不全による胎生致死となり、心筋細胞の増殖にK-Rasが必須であることが分かった。また、H-RasがNMDA受容体のチロシンリン酸化の制御を介して海馬CA1で...
❏遺伝子標識マウスによるRasタンパク質の局在と生理機能の解析(08670255)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】中村 健司 東京大学, 医科学研究所, 助手 (90253533)
【キーワード】H-ras / ras群遺伝子 / ES細胞 / 標的遺伝子置換 / mycタグ (他9件)
【概要】我々は、生体におけるras群遺伝子の生理機能及び機能の重複性を知るため、H、N、K-ras遺伝子のそれぞれを欠損したノックアウトマウスを作成した。H-ras遺伝子ホモ型マウスは正常に発育した。しかし、巨視的には発見し難い異常が存在する可能性があり、H-Rasが強く発現している組織の形態や機能異常の有無を調べる必要がある。H-Rasタンパク質に対する組織化学的に有効な抗体が存在しないために、組織での...
【医歯薬学】薬学:神経回路マウスを含む研究件
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
❏哺乳類の歩行運動を形成する脊髄神経モジュールの同定と再構築(15K06695)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西丸 広史 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (20302408)
【キーワード】脊髄 / 歩行 / マウス / 歩行運動 / 運動ニューロン (他7件)
【概要】本研究では、マウス新生仔から腰髄1髄節を摘出した組織標本の運動ニューロン群に、それぞれの個体の後肢の実際の歩行と類似した活動パターンをもつリズム活動誘発できることを見出した。これによりリズムを形成するモジュールが脊髄1髄節内に局在していることが示唆された。また、単一運動ニューロンから記録された膜電位の変化を元に、歩行運動の際のシナプス入力を推定する方法を開発した。これにより、歩行運動の際には、それ...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
【医歯薬学】薬学:トランスジェニツクマウスマウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏mTORシグナル活性化マウスによる神経機能の解析および疾患モデルの確立(15K06701)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】葛西 秀俊 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (40403232)
【キーワード】mTOR / トランスジェニックマウス / 小脳 / 遺伝子操作マウス / 小脳プルキンエ細胞 (他6件)
【概要】小脳プルキンエ細胞におけるmTORシグナルの役割を明らかにするために、プルキンエ細胞特異的に活性化型mTORを発現するトランスジェニックマウスの作製・解析を行った。このマウスでは、プルキンエ細胞の細胞体および樹状突起が顕著に肥大化しており、離乳期を過ぎるとプルキンエ細胞のアポトーシスによる細胞死が観察された。プルキンエ細胞の変性に伴い、このマウスは運動失調を呈するようになったが、自閉症様の社会行動...
❏アミロイドーシス発症機構の実験病理学的解明と予防・治療法の開発(23390093)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】疾患モデル動物 / アミロイドーシス / 伝播 / 線維形成 / Apolipoprotein A-II (他14件)
【概要】アミロイドーシスは蛋白質が病的構造を取り、アミロイド線維として組織に沈着し障害を与える疾患群であり、患者数も多く病態の解明と治療法の開発が希求されている。マウスAApoAIIアミロイドーシス等のモデル動物を用いて、①プリオン病と類似した糞や血液を介した『アミロイド線維の伝播』が、アミロイドーシス発症や病態の進展に重要な要因である。②アミロイドーシス発症はApoA-I や小胞体ストレス応答反応等の蛋...
【医歯薬学】薬学:免疫寛容マウスを含む研究件
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
❏HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究(12671142)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70199454)
【キーワード】HLA / ペプチド / 遺伝子導入 / 樹状細胞 / DC (他12件)
【概要】研究課題:HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究。 研究計画要旨及び実績概要:我々は以前、HLA抗原(HLA-B35及びHLA-B51)を移入したTransgenic mouse(TGM)2種類を作成し,HLAクラス1分子の免疫応答における役割を直接in vivo(異所性心移植モデル)で解析するシステムを開発した。このモデルにてドナー由来の合成ペプチドのレシピエント胸腺s...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリアマウスを含む研究件
❏卵子の加齢メカニズムの解明~生殖補助医療の向上を目指して~(23592415)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】山田 朝子 (福永 朝子) 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60464955)
【キーワード】排卵後加齢 / マウス / 酸素呼吸能 / マイクロアレイ / ミトコンドリア (他8件)
【概要】本邦では女性の晩婚化に伴い、卵子の加齢による質的低下が不妊治療の重要な課題となっており、卵子の加齢に伴う変化の解明は必要不可欠である。さらに、卵子は排卵後受精しない時間が長く経過すると発生能が低下し、質的な低下が起こることが知られている(排卵後加齢)。しかし排卵後加齢の背景にある分子生物学的メカニズムはいまだ不明な点が多い。そこで本研究では、排卵後加齢卵子における質的な低下を引き起こす因子を明らか...
❏受精卵における外来ミトコンドリア絶滅の原因究明に関する研究(12876059)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】受精卵 / 初期胚 / マウス / ミトコンドリア / 受精
【概要】受精卵におけるミトコンドリアタンパク質の消長を調べる目的で、まずそれをコードする遺伝子の発現について調べた。ミトコンドリアを構成するタンパク質の大部分は核にコードされた遺伝子から発現しており、細胞質で合成されたタンパク質がミトコンドリア内にインポートされることによりミトコンドリアの構成タンパク質となる。そこで、その消長を調べるために、まず、インポートに重要な役割を演じていると考えられているTim2...
【医歯薬学】薬学:モデル動物マウスを含む研究件
❏発達障害を中心とする精神疾患の生物学的基盤を検証するマウス総合解析システムの構築(26250024)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-06-27 - 2017-03-31
【研究代表者】若菜 茂晴 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, チームリーダー (90192434)
【キーワード】発達障害 / モデルマウス / 精神疾患 / 表現型解析プラットフォーム / 自閉症スペクトラム (他14件)
【概要】本研究班ではマウスを用いてヒト精神疾患の理解を深めるために、マウスの多様な行動から発達障害行動表現型解析バッテリーを作製し、さらに社会的競争環境のテストを解析するシステムを構築した。また、遺伝子改変マウスを使った詳細な分子生物学的解析、ヒト自閉スペクトラム症当事者における社会的コミュニケーション障害の背景と社会的認知困難からの脳機能不全を、さらにオキシトシン投与の関連分子の遺伝子多型との関連を示し...
❏養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~(25292186)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】海老原 史樹文 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50135331)
【キーワード】マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 (他7件)
【概要】児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育...
❏内胚葉形成因子SOX17の肝臓、胆管、膵臓発生における役割(21248034)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】SOX17 / 肝臓 / 膵臓 / 胆管 / モデル動物 (他7件)
【概要】胎子の発生過程において、SOX17陽性の胆嚢・胆管前駆細胞は、心臓原基・横中隔の正中部位から外側の前腸後端部(左右一対)で、肝臓、膵臓の決定と同時に分化し、腸管の管状化の過程で本来の位置である肝臓と膵臓の間にソーティングされることを見出した。SOX17は、細胞自律的に胆嚢・胆管前駆細胞の決定に必須の機能を担っており、さらに、胆嚢・胆管前駆細胞でのSOX17発現量の低下が、発生後期の胆嚢,胆嚢嚢管の...
【医歯薬学】薬学:再生マウスを含む研究件
❏再生工学技術を用いた子宮再生の新基盤構築(16K15700)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】子宮 / 脱細胞化 / 再生 / STAT3 / 着床 (他14件)
【概要】脱細胞化した生体組織を足場として機能的組織を作成する新しい臓器再生法を用いて研究を行った。野生型マウスを用いて細胞外基質のみからなる子宮の脱細胞化担体(DUM)を作成し別の野生型マウス子宮に人工的欠損部に移植した。移植後1か月で子宮全層が完全再生され、正常産仔を産出できる機能的子宮であることが判明した。着床に必須の転写因子STAT3の子宮特異的欠損マウスをレシピエントとしてDUMを移植したところ、...
❏遺伝子改変マウスを用いたマウス胎仔皮膚再生の解明(16H05494)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)
【キーワード】皮膚 / 再生 / 胎仔 / twist2 / 再生医学 (他8件)
【概要】マウス胎生13日までの胎仔に作成した創傷は、瘢痕を残すことなく完全に再生し、胎生15日以降に作成した創傷は、肌理は再生せず、また真皮が線維化し瘢痕を残して治癒する。創傷作成後の組織切片からレーザーマイクロダイセクションとマイクロアレイを用いて詳細に発現遺伝子の比較を行い、再生を促すあるいは瘢痕形成を起こさせる因子の絞り込みを行った。 同時に皮膚が完全に再生するマウス胎生13日の創傷部位に特異的に発...
【医歯薬学】薬学:MRIマウスを含む研究件
❏睡眠中のクリアランス機能を可視化するMRI技術の確立(22H03033)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】住吉 晃 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 主任研究員 (80612530)
【キーワード】MRI / 睡眠 / 脳脊髄液 / 造影剤 / マウス
【概要】
❏マウス全脳に対応する脳領域名の総数を1から860まで可変な標準脳の構築(16K07032)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】標準脳 / テンプレート / Allen / brain / 関心領域 (他14件)
【概要】ヒト脳の磁気共鳴画像法(MRI)では脳座標へ脳領域名が対応した標準脳が存在する。しかしマウス脳には実用的なものが存在しない。関心領域(ROI)の設定が恣意的で、他の研究者のROIを再現できない。Allen研究所がマウス脳の3次元再構成データを2015年に公開した。本研究はこれをMRI解析で利用可能とすることを目的とした。その結果、柔軟なマウス標準脳を構築できた。研究目的に応じて脳領域総数を変更でき...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
【医歯薬学】薬学:エンドサイトーシスマウスを含む研究件
❏ARLファミリーGタンパク質群の作動原理と生理機能の解析(26291038)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】紺谷 圏二 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (30302615)
【キーワード】低分子量Gタンパク質 / リソソーム / エンドサイトーシス / 一次繊毛 / マウス (他18件)
【概要】申請者らは本研究において、ARLファミリー低分子量Gタンパク質ARL8bが、マウス胚の正常な生育及び脳形成に必要であることを明らかにした。ARL8bは、卵黄嚢内胚葉に取り込まれた母体由来タンパク質のリソソーム分解に重要であり、卵黄嚢内胚葉におけるARL8bの機能欠損は、胎仔におけるアミノ酸量の減少と生育不全を引き起こすことを明らかにした。また胚発生時の脳形成において、ARL8bがBMPシグナリング...
❏受精卵における細胞内膜系リモデリングの時空間的制御機構の解明(26291036)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】佐藤 健 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (30311343)
【キーワード】受精 / エンドサイトーシス / 分解 / オルガネラ形成・動態 / メンブレントラフィック (他9件)
【概要】受精卵においては発生に向けた細胞成分の大規模な変換が起こる.本研究ではまず線虫C. elegans を駆使することにより,この過程に異常を示す変異株を分離し,その原因遺伝子の1つがファルネシル2リン酸合成酵素であることを見出した.また,低分子量GTPase Rab11を制御する新規因子としてREI-1を発見し,この因子がGDP/GTP交換因子としてRab11をゴルジ体にリクルートすることにより,卵...
❏シナプス可塑性を支える新しいAMPA受容体輸送制御機構の解明(23240053)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】グルタミン酸受容体 / エンドサイトーシス / 小脳 / シナプス可塑性 / プルキンエ細胞 (他14件)
【概要】シナプス伝達の長期抑圧(LTD)現象は記憶・学習の基礎過程であり、シナプス後膜におけるAMPA受容体の減少によって起きる。LTDは、1)AMPA受容体を足場分子から外す、2)AMPA受容体をエンドサイトーシスする、の2つの過程からなる。これまで後者の過程を担う機構はよく分かっていなかった。また小脳LTDになぜデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)が必要なのかも謎であった。今回の研究により、Gl...
【医歯薬学】薬学:遺伝子改変マウスマウスを含む研究件
❏中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】発癌
【研究期間】脱分化
【研究代表者】細胞初期化
【キーワード】発がん
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
【医歯薬学】薬学:電気生理学マウスを含む研究件
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
【医歯薬学】薬学:細胞分裂マウスを含む研究件
❏大脳皮質発生における塩基性線維芽細胞増殖因子及びGAP Junctionの役割(11670784)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (80171495)
【キーワード】マウス / 細胞周期 / 成長因子 / Gap Junction / 大脳皮質発生 (他14件)
【概要】平成11年度 塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF-2)が神経幹細胞の増殖動態にどのような影響を及ぼすかをマウス大脳皮質組織培養系を用いて検討し、FGFが細胞周期のG1期において娘細胞の分化を阻害すること、すなわちQ fraction(Q)を減少させることを示した。これはFGFが広義のmitogenであることを大脳皮質の発生において立証したものである。 平成12年度 gap junction阻害剤、1...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
【医歯薬学】薬学:マウスを含む研究件
❏極短音響パルスのエネルギ流束に着目したニューロモジュレーション(19H04460)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】塚本 哲 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 准教授 (90511460)
【キーワード】音響パルス / 極短音響パルス / マウス / 脳 / 細胞内Ca2+濃度 (他7件)
【概要】脳にある神経細胞を刺激して脳の神経活動を調整するニューロモジュレーションを実現する技術として,脳深部まで刺激でき,かつ非侵襲な音響刺激法に期待が掛かっている.しかしながら,脳にある神経細胞を再現性良く応答させることを実現できてない.そこで本研究は,極短音響パルスのエネルギ流束に依存して脳にある神経細胞が応答するか検証し,細胞応答により副作用なくマウスの運動反応が誘発されるのか検証し,極短音響パルス...
❏マウス全脳に対応する脳領域名の総数を1から860まで可変な標準脳の構築(16K07032)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】標準脳 / テンプレート / Allen / brain / 関心領域 (他14件)
【概要】ヒト脳の磁気共鳴画像法(MRI)では脳座標へ脳領域名が対応した標準脳が存在する。しかしマウス脳には実用的なものが存在しない。関心領域(ROI)の設定が恣意的で、他の研究者のROIを再現できない。Allen研究所がマウス脳の3次元再構成データを2015年に公開した。本研究はこれをMRI解析で利用可能とすることを目的とした。その結果、柔軟なマウス標準脳を構築できた。研究目的に応じて脳領域総数を変更でき...
❏脳におけるレトロトランスポゾン発現の性差と生殖機能(24590307)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前川 文彦 独立行政法人国立環境研究所, 環境健康研究センター, 主任研究員 (40382866)
【キーワード】性差 / 脳 / レトロトランスポゾン / 性的二型核 / マウス (他6件)
【概要】神経回路の性差は性行動や生殖生理等、性特有の機能の性差に結びつくのみならず、特定の疾患に対する罹患率の性差や環境要因に対する影響の感受性の性差を形成する基盤となる。様々な化学物質の曝露影響バイオマーカーとしてレトロトランスポゾンL1が知られているが、本研究では脳におけるその発現の性差について検討した。その結果、視索前野においてL1発現に性差がみられ、またそのL1発現の性差は環境因子と相互作用し変化...
【医歯薬学】薬学:免疫マウスを含む研究件
❏マウス<->ラットキメラにおける「自己」解析(24240066)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員(常勤) (30089875)
【キーワード】免疫 / マウス・ラットキメラ / 自己・非自己 / マウス / ラット (他9件)
【概要】母体-胎児相互認識における自己非自己の検討を行った。妊娠は同種であれば非自己でも受け入れるが、異種の場合はどのような自己非自己認識があるのかについて、免疫機能をほとんど持たない重篤な免疫不全マウスの子宮にラット胚の移植を試みたが、ラット胚が野生型マウスに比してより長く育つようなことはなかった。そこでマウス←ラット異種キメラを母体としたりマウスの2細胞期胚をテトラプロイドにすることにより胎盤がマウス...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
【医歯薬学】薬学:アストロサイトマウスを含む研究件
❏極短音響パルスのエネルギ流束に着目したニューロモジュレーション(19H04460)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】塚本 哲 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 准教授 (90511460)
【キーワード】音響パルス / 極短音響パルス / マウス / 脳 / 細胞内Ca2+濃度 (他7件)
【概要】脳にある神経細胞を刺激して脳の神経活動を調整するニューロモジュレーションを実現する技術として,脳深部まで刺激でき,かつ非侵襲な音響刺激法に期待が掛かっている.しかしながら,脳にある神経細胞を再現性良く応答させることを実現できてない.そこで本研究は,極短音響パルスのエネルギ流束に依存して脳にある神経細胞が応答するか検証し,細胞応答により副作用なくマウスの運動反応が誘発されるのか検証し,極短音響パルス...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】薬学:アセチルコリンマウスを含む研究件
❏内的時間意識の比較認知神経科学(19K03385)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】兎田 幸司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60794948)
【キーワード】時間 / 学習 / 記憶 / 薬理 / アセチルコリン (他15件)
【概要】本研究においては、時間の知覚に対するムスカリン性およびニコチン性のアセチルコリン受容体の阻害の影響を調べた。頭部固定を用いた実験系においても、ムスカリン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測のばらつきを増加させた。ニコチン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測に影響を与えなかった。時間情報と空間情報に基づく頭部固定による逆転学習課題を新しく開発し、マウスがこの課題を短期間の訓練で学習することを明ら...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】薬学:受容体マウスを含む研究件
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
❏マウスの不揮発性フェロモン物質の構造決定と受容体の同定(16688005)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体 / 遺伝子発現誘導 (他6件)
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が、性差や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などを制御していることが知られている。前年度までに、外分泌腺由来のペプチドが鋤鼻器官を刺激することを見出した。本年度は、メスマウスをそれらのペプチドに曝すと、Gタンパク質Gαoとフェロモン受容体候補遺伝子V2Rを発現する基底層側の鋤鼻上皮の鋤鼻神経...
【医歯薬学】薬学:アポトーシスマウスを含む研究件
❏抗精神病薬の心臓における病態生理の解明-薬剤誘発性不整脈の法医学的診断法の確立-(24590858)
【研究テーマ】法医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】池松 和哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
【キーワード】薬剤 / 突然死 / 心筋症 / マウス / Chlorpromazine (他10件)
【概要】精神病薬服薬患者の心臓突然死は、法医剖検にて有意な所見が得られないため、 突然死の病態解明に苦慮する。マウス心臓を標的臓器として抗精神病薬であるChlorpromazine (Chl)を動物モデルに長期投与することにより、不整脈・心筋症を発症させうる遺伝子発現状態を確認した。本研究では、培養細胞・心筋組織について、Chl処置を行った心筋組織にて核のクロマチン凝集が認められ、Tunel法で陽性であっ...
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
【医歯薬学】薬学:アミロイドーシスマウスを含む研究件
❏アミロイドーシス発症機構の実験病理学的解明と予防・治療法の開発(23390093)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】疾患モデル動物 / アミロイドーシス / 伝播 / 線維形成 / Apolipoprotein A-II (他14件)
【概要】アミロイドーシスは蛋白質が病的構造を取り、アミロイド線維として組織に沈着し障害を与える疾患群であり、患者数も多く病態の解明と治療法の開発が希求されている。マウスAApoAIIアミロイドーシス等のモデル動物を用いて、①プリオン病と類似した糞や血液を介した『アミロイド線維の伝播』が、アミロイドーシス発症や病態の進展に重要な要因である。②アミロイドーシス発症はApoA-I や小胞体ストレス応答反応等の蛋...
❏加齢に伴い変動するアミロイド凝集体の網羅的プロテオーム解析(23659150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】加齢医学 / 老化 / アミロイド / 疾患モデル動物 / 質量分析 (他14件)
【概要】若齢から老齢に至るマウスからアミロイド線維/凝集体を分取し、網羅的プロテオーム解析を行った。 マウスを2ヶ月齡~28ヶ月齡で屠殺し、肝臓、脳、心臓及び筋肉を採取した。またマウスにアミロイド線維を投与しアミロイドーシスを誘発して4~10ヶ月後に臓器を採取した。これらの臓器よりアミロイド線維/凝集体を分取し、LC/MS/MSシステムで蛋白質の網羅的同定と定量を行った。 1. 老齢マウス脳で有意に増加す...
【医歯薬学】薬学:ビタミンDマウスを含む研究件
❏熱傷による血中ビタミンD減少の病態解明と補充療法の有効性について(19K18364)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 幸男 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 専任講師 (00445272)
【キーワード】熱傷 / ビタミンD / ミトコンドリア機能不全 / 耐糖能異常 / 筋消耗 (他7件)
【概要】【背景】近年、ビタミンDにミトコンドリアにおける好気呼吸に正の調節機構があることが明らかになってきている。本研究では熱傷モデルマウスを用いてビタミンD投与が熱傷における代謝の異常亢進の制御に寄与するかを解明しているが、熱傷下においても上述の好気代謝を促進するかは明らかでなく、それを検討した。指標として乳酸値を測定した。理由としては血中乳酸濃度は組織灌流のマーカーとして使用され、細胞性障害を反映する...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
【医歯薬学】薬学:リプログラミングマウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏細胞脱分化による発がん修飾作用の解明(15H04721)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】dedifferentiation / cancer / iPS cell / reprogramming / 脱分化 (他11件)
【概要】本研究では、生体内細胞初期化システムを用いて、生体内において積極的に脱分化を誘導することで、発がんにおける脱分化の意義について明らかとすることを目的とした。膵臓発がんモデルを用いて、発がんにおける脱分化の影響を病理組織学的解析により検討した。細胞脱分化により体細胞のエンハンサーが抑制され、変異型K-rasを発現する膵腺房細胞に異常増殖が誘導されることを示した。細胞脱分化に関わるエピゲノム制御が膵臓...
❏マウスクローン胚における遺伝子リプログラミング最適化の試み(16659454)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004
【研究代表者】吉村 泰典 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10129736)
【キーワード】マウス / クローン胚 / リンカーヒストン / リプログラミング
【概要】体細胞型リンカーヒストンH1cの翻訳領域を含むベクターより翻訳領域を制限酵素によって切り出し、EGFP発現ベクターに組み替え、Tet-off誘導型のリンカーヒストン恒常発現細胞株を作成した。GV期およびMII期のマウス未受精卵を使用し、倒立位相差顕微鏡のマイクロマニピュレーターに装着したピエゾドライブインパクトマニュピュレーターにより、GV卵、MII卵の細胞質に様々な条件下でGFP-H1c発現3T...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエマウスを含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏ストレスシグナルの揺らぎ可視化による細胞社会構築原理の解明(19109003)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】発生 / 細胞社会 / カスパーゼ / 分化 / ショウジョウバエ (他10件)
【概要】発生は試行錯誤の繰り返しで進んで行くと考えられ、試行錯誤の過程では、不適切なシグナル受容によって絶えずストレスにさらされていると考えられる。本研究では、個体レベルでのストレスシグナル可視化技術の問題点を解決することで、個体発生における細胞死シグナルの揺らぎを生体内で可視化した。その結果、細胞社会からなる組織・器官形成における細胞死シグナルのダイナミクスおよびその生理的意義が明らかになった。 ...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:アルツハイマー病マウスを含む研究件
❏身体性作業記憶に関わる神経機構についての基礎研究(25560295)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (90252725)
【キーワード】作業記憶 / アルツハイマー病 / 歩行 / 障害物回避動作 / マウス (他9件)
【概要】運動を行う際に、事前に行った動作による感覚情報及び動作の生成に関わった情報を、後の動作の生成に利用すると考えられ、この身体性に関わる作業記憶が重要な役割を持つであろうと推測される。 本研究では、アルツハイマー病(AD)発症に伴う作業記憶の障害が歩行時の障害物回避動作に与える影響をAD発症に伴う神経病理学的変化との関係から明らかにするため、マウスを用いた新たな障害物回避歩行課題を構築した。3xTg ...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】薬学:分化マウスを含む研究件
❏ストレスシグナルの揺らぎ可視化による細胞社会構築原理の解明(19109003)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】発生 / 細胞社会 / カスパーゼ / 分化 / ショウジョウバエ (他10件)
【概要】発生は試行錯誤の繰り返しで進んで行くと考えられ、試行錯誤の過程では、不適切なシグナル受容によって絶えずストレスにさらされていると考えられる。本研究では、個体レベルでのストレスシグナル可視化技術の問題点を解決することで、個体発生における細胞死シグナルの揺らぎを生体内で可視化した。その結果、細胞社会からなる組織・器官形成における細胞死シグナルのダイナミクスおよびその生理的意義が明らかになった。 ...
❏成長因子の大脳皮質発生に及ぼす影響 : 組織培養を用いた定量的解析(09670834)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80171495)
【キーワード】大脳皮質 / マウス / 細胞分裂 / β-FGF / Gap Junction (他11件)
【概要】各種成長因子が神経系幹細胞の細胞分裂動態に及ぼす影響を検討するため、平成9年度に大脳皮質の組織培養法を確立した。すなわち胎生13日のマウスの大脳半球より、先端を鋭利にしたガラス製毛細管を用いて大脳壁をパンチアウトし、コラーゲン中でDMEMを用いて培養した。BUdRによるcumulative labelingの結果、Gl期の長さは6.3-8.3時間、Growth Fractionは0.73という結果...
【医歯薬学】薬学:分化誘導マウスを含む研究件
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の発現調節メカニズムに関する研究(20790744)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80338110)
【キーワード】小児神経学 / 神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 (他7件)
【概要】細胞周期調節遺伝子p27^<Kip1>は神経前駆細胞が神経細胞に分化する際重要な役割を果たす。本研究はp27^<Kip1>の発現を調節する転写因子を特定することを目的に実施した。マウス胎仔神経前駆細胞から細胞核成分を調整し、p27^<Kip1>5'非翻訳領域プロモーター配列のDNA断片ビオチン化プローブを反応させたところ、未同定のタンパク質と結合したプロ...
❏生体内神経前駆細胞におけるp27Kip1の分化誘導機能に関する研究(17790723)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】三橋 隆行 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80338110)
【キーワード】神経前駆細胞 / 大脳皮質発生 / 分化誘導 / 細胞周期 / p27Kip1 (他6件)
【概要】CDK抑制遺伝子p27Kip1は増殖抑制・分化誘導に重要な細胞周期調節蛋白である。神経前駆細胞では大脳皮質発生が進むに従い核内p27Kip1蛋白が増加、分化後の神経細胞で発現が高値となる。 また、P27Kip1欠損マウス(P27KO)では、大脳皮質が約10%肥厚することが報告されている(Goto et al.,2004)。本年度は、p27KO大脳皮質の肥厚化は、神経前駆細胞の細胞分裂動態が変化した...
❏ダイオキシンの胎児毒性に関する研究:大脳皮質発生モデルを用いた解析(15390327)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】高橋 孝雄 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80171495)
【キーワード】大脳皮質発生 / 胎内曝露 / 神経前駆細胞 / マウス / 分化誘導 (他10件)
【概要】近年、環境汚染物質が生体に与える影響が懸念されており、特に胎児発生への影響については社会的関心が高い。環境汚染物質であるダイオキシン(2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin, TCDD)は、培養細胞において細胞分裂動態に影響を与えることが知られている。さらに、胎内曝露したラットで出生後の空間記憶能力が障害されるなど、高次脳機能発達障害の原因となる可能性が報告されてい...
【医歯薬学】薬学:分子イメージングマウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】薬学:遺伝子導入マウスを含む研究件
❏Cre/Pseudo loxP系による形質転換動物作出法の開発と利用(14360174)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】東條 英昭 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20041668)
【キーワード】Cre / Pseudo loxP / loxP / トランスジェニックマウス / DNA顕微注入 (他13件)
【概要】生殖系列に遺伝子を導入する際に利用されるDNA顕微注入法は、DNAの注入が前核でのDNA複製の開始が後に行われた場合、生産されたTg個体にはしばしばモザイクとなる。もし、外来遺伝子を保有する細胞が生殖細胞に分化していないと、外来遺伝子は子孫へ伝達されないためTg動物は一代限りのモザイクTg動物となる。DNA顕微注入法を利用してモザイクTg動物が作出されないように外来遺伝子を宿主ゲノムのpseduo...
❏HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究(12671142)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70199454)
【キーワード】HLA / ペプチド / 遺伝子導入 / 樹状細胞 / DC (他12件)
【概要】研究課題:HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究。 研究計画要旨及び実績概要:我々は以前、HLA抗原(HLA-B35及びHLA-B51)を移入したTransgenic mouse(TGM)2種類を作成し,HLAクラス1分子の免疫応答における役割を直接in vivo(異所性心移植モデル)で解析するシステムを開発した。このモデルにてドナー由来の合成ペプチドのレシピエント胸腺s...
❏遺伝子どうにゅうによる音響性聴覚障害の予防に関する研究(11470359)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】神崎 仁 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00051441)
【キーワード】音響外傷 / 遺伝子導入 / GDNF / アデノウイルス / モルモット (他10件)
【概要】音響性聴覚障害においてははじめに蝸牛有毛細胞が障害され、その後ラセン神経節細胞等、蝸牛神経の障害が発現するとされている。GDNFはこのような音響性聴覚障害に対して予防効果を有することが報告されている。一方、遺伝子導入は蝸牛内へGDNFなどを持続的に発現させる方法として注目されている。今回の実験でははじめに遺伝性難聴のモデルであるShaker-2マウスを用いて蝸牛内への遺伝子導入の可能性について検討...
【医歯薬学】薬学:ぺプチドマウスを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
【医歯薬学】薬学:タンパク質マウスを含む研究件
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏加齢に伴い変動するアミロイド凝集体の網羅的プロテオーム解析(23659150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】加齢医学 / 老化 / アミロイド / 疾患モデル動物 / 質量分析 (他14件)
【概要】若齢から老齢に至るマウスからアミロイド線維/凝集体を分取し、網羅的プロテオーム解析を行った。 マウスを2ヶ月齡~28ヶ月齡で屠殺し、肝臓、脳、心臓及び筋肉を採取した。またマウスにアミロイド線維を投与しアミロイドーシスを誘発して4~10ヶ月後に臓器を採取した。これらの臓器よりアミロイド線維/凝集体を分取し、LC/MS/MSシステムで蛋白質の網羅的同定と定量を行った。 1. 老齢マウス脳で有意に増加す...
【医歯薬学】薬学:肝臓マウスを含む研究件
❏胆嚢・胆管の形態形成・再生能と先天性疾患の分子機構の解明(24228005)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30260326)
【キーワード】応用動物学 / 獣医学 / 疾患モデル / 胆道 / 胆嚢 (他14件)
【概要】申請者は、胎生期の胆嚢上皮前駆細胞でのSOX17の発現量の半量低下により、細胞自律的に胆管上皮が管腔内への脱落(上皮破綻)し、妊娠後期 で 胆道閉鎖症(BA)を引き起こす疾患モデルマウスを世界で初めて開発しました。このSox17ハプロ不全により、胆嚢上皮は、1)肝内胆管に類似したSOX9+/SOX4+細胞へ脱分化し、細胞自律的に上皮細胞の脱落が生じ、胆嚢炎を引き起こすこと、さらに、2)Shhシグナ...
❏内胚葉形成因子SOX17の肝臓、胆管、膵臓発生における役割(21248034)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (30260326)
【キーワード】SOX17 / 肝臓 / 膵臓 / 胆管 / モデル動物 (他7件)
【概要】胎子の発生過程において、SOX17陽性の胆嚢・胆管前駆細胞は、心臓原基・横中隔の正中部位から外側の前腸後端部(左右一対)で、肝臓、膵臓の決定と同時に分化し、腸管の管状化の過程で本来の位置である肝臓と膵臓の間にソーティングされることを見出した。SOX17は、細胞自律的に胆嚢・胆管前駆細胞の決定に必須の機能を担っており、さらに、胆嚢・胆管前駆細胞でのSOX17発現量の低下が、発生後期の胆嚢,胆嚢嚢管の...
❏Sox17/Sox18の二重遺伝子改変マウスを用いた血管形成の分子機構の解析(15580254)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30260326)
【キーワード】Sox17 / Sox18 / 血管形成 / 肝臓 / 腎臓 (他10件)
【概要】Sox(Sry-related HMG box)遺伝子は、哺乳類から無脊椎動物まで幅広い種から同定され、様々な細胞、組織の分化や発生に重要な役割を担っている転写因子群である。我々は、SoxサブグループFに属する新規のSox遺伝子(Sox17)を単離し、その欠損マウスを用いて、マウスSox17が胚性内胚葉の分化、維持に必須の遺伝子であることを明らかにする過程で、Sox17遺伝子が他のサブグループFメ...
【医歯薬学】薬学:関節リウマチマウスを含む研究件
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
❏慢性関節リウマチにおける腱断裂機序の解明と治療法の確立(14657357)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】山本 基 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00272584)
【キーワード】関節リウマチ / 骨 / 腱 / 破骨細胞 / 酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ (他10件)
【概要】関節リウマチにおける腱断裂は、骨・関節破壊とともに患者の日常生活に重大な障害を来たす。本研究の目的は、関節リウマチにおける腱断裂の機序の解明と治療法の確立である。そのため、昨年度は、関節リウマチ自然発症モデルSKGマウスおよび、関節炎カクテル(免疫生物学研究所、群馬、日本)で誘導した関節リウマチマウスモデルを用い、関節炎を発症した関節周囲の腱の形態学的解析を行った。いずれのマウスも、関節炎発症時に...
【医歯薬学】薬学:カスパーゼマウスを含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏ストレスシグナルの揺らぎ可視化による細胞社会構築原理の解明(19109003)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】発生 / 細胞社会 / カスパーゼ / 分化 / ショウジョウバエ (他10件)
【概要】発生は試行錯誤の繰り返しで進んで行くと考えられ、試行錯誤の過程では、不適切なシグナル受容によって絶えずストレスにさらされていると考えられる。本研究では、個体レベルでのストレスシグナル可視化技術の問題点を解決することで、個体発生における細胞死シグナルの揺らぎを生体内で可視化した。その結果、細胞社会からなる組織・器官形成における細胞死シグナルのダイナミクスおよびその生理的意義が明らかになった。 ...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:RNAiマウスを含む研究件
❏ヒトゲノム機能解析のためのsiRNAライブラリの構築とRNAi関連遺伝子の探索(16201040)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA interference / RNAi / siRNA / human / genome (他10件)
【概要】ヒトをはじめとする様々な哺乳類ゲノムプロジェクトの進行により哺乳類の遺伝情報を担うおおよその遺伝子が特定され、ゲノム研究は、その構造解析から機能解析に焦点が移ってきたと言える。本研究では、ヒトを含む哺乳類の網羅的ゲノム機能解明のためのRNAi関連技術を開発し、siRNAミニライブラリを構築して、RNAi関連遺伝子群のスクリーニングを行った。我々は、RNAi効果の高いsiRNA配列の選択法を確立して...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】薬学:がんマウスを含む研究件
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏血管とリンパ管が独立したネットワークを構築する原理の解明(18K19553)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】久保田 義顕 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (50348687)
【キーワード】血管 / リンパ管 / Prox1 / マウス / 発生 (他6件)
【概要】血管とリンパ管は、同じ脈管系の組織でありながら、最終的な合流地点(頸部の静脈角)を除き、一切接続することは無く、血流とリンパ流が交わることは無い。しかしながら、血管とリンパ管の構造・組織学的特徴を比べると、ほぼ見分けがつかないほど酷似しており、両者がお互いをどのように見分け、独立性を担保するのかは未解明である。本研究の成果としては、遺伝子改変マウスや培養細胞の解析において、リンパ管発生のマスター転...
❏喫煙誘導マウスモデルにおける肺がん発生機序(17K16063)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / マウス / 癌
【概要】喫煙による発癌と気腫発生の双方に関わる機序は未解明であり、肺癌と肺気腫の両病態を同時に評価可能な動物モデルは存在しなかった。我々は、A/Jマウスに対して発癌誘導物質であるNNKを投与後にタバコ煙曝露を間歇的に行い、喫煙誘導性に肺癌と肺気腫が生じるモデルを作製した。 間歇曝露群では、3か月間の連続曝露群に比し、肺腺癌の形成が促進し、肺気腫も進行した。さらに、間歇タバコ煙曝露により形成された肺腺癌では...
【医歯薬学】薬学:視覚野マウスを含む研究件
❏視覚皮質興奮性・抑制性ニューロンのシナプス入力機能構築と情報統合機構の解明(20H03336)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 2光子イメージング / 視覚情報処理 / 単一ニューロンの情報処理 / 入出力変換 (他21件)
【概要】ニューロンは多数のシナプス入力を受信し、受信した信号を選択的に統合することにより、一意の出力を決めていると考えられる。しかしながら、具体的にどのようなメカニズムにより出力が決められているかは未知な点が多く残されている。単一ニューロンレベルでの情報統合メカニズムの解明は、神経回路の情報処理を理解するうえで重要なことの一つと考えられる。本研究では、マウス大脳視覚野のニューロンをモデルに入力―出力変換の...
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
【医歯薬学】薬学:siRNAマウスを含む研究件
❏ヒトゲノム機能解析のためのsiRNAライブラリの構築とRNAi関連遺伝子の探索(16201040)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA interference / RNAi / siRNA / human / genome (他10件)
【概要】ヒトをはじめとする様々な哺乳類ゲノムプロジェクトの進行により哺乳類の遺伝情報を担うおおよその遺伝子が特定され、ゲノム研究は、その構造解析から機能解析に焦点が移ってきたと言える。本研究では、ヒトを含む哺乳類の網羅的ゲノム機能解明のためのRNAi関連技術を開発し、siRNAミニライブラリを構築して、RNAi関連遺伝子群のスクリーニングを行った。我々は、RNAi効果の高いsiRNA配列の選択法を確立して...
❏効率的ヒト遺伝子機能解析のためのヒト培養細胞を用いたRNA干渉法の確立(13358012)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
【キーワード】RNA干渉 / RNAi / siRNA / ヒト / マウス (他21件)
【概要】RNAiは、二本鎖RNA(dsRNA)を細胞に導入し塩基配列特異的に遺伝子機能を破壊する方法で、ポストゲノム・シーケンス時代の網羅的遺伝子機能破壊法として注目されている。哺乳類においては、dsRNAによるapoptosisを避けるために21bpからなるsiRNAが長いdsRNAの変わりに用いられてきた。 我々は、はじめに、哺乳類におけるsiRNA依存的RNAiに、eIF2C1-4及びDicerが必...
【医歯薬学】薬学:キナーゼマウスを含む研究件
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏神経特異的サイクリン依存性キナーゼ(cdk5)の個体レベルでの機能解析(11780554)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】大島 登志男 理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (20311334)
【キーワード】神経特異的 / Cdk5 / セリン・スレオニンキナーゼ / p35 / Reelin (他11件)
【概要】Cdk5の個体レベルでの機能解析のため、これまでにCdk5及び活性化subunit p35の欠損マウスを作製し、Cdk5/p35キナーゼが大脳,小脳,海馬などの皮質において神経細胞のcontrolされたmigrationに基づく層構造形成にcell-autonomousに必須であることを明らかにしてきた(Ohshima et al.,1999)。しかしセリン・スレオニンキナーゼであるCdk5/p3...
【医歯薬学】薬学:マクロファージマウスを含む研究件
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏卵子の細胞分化・死滅調節系の解明による次世代型動物発生工学技術の基盤形成(16108003)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
【キーワード】受精 / 体細胞初期化 / 卵巣特異的遺伝子 / 卵母細胞の死滅 / 卵母細胞の生存促進 (他32件)
【概要】1個体からの受精可能卵子の大量生産を目標として卵子の細胞分化・死滅の調節系の解明を行い、新規調節因子を同定するとともに、これを踏まえ受精能・体細胞初期化能高発現卵子生産などの技術を開発した。さらに、直径70μm未満のマウス卵胞卵子由来の産子や家畜ブタ体外成熟卵子をレシピエントとする体細胞ミニブタ作出に成功した。 ...
❏抗酸菌のもつ病原性と感受性宿主の免疫学的・遺伝学的特性に関する研究(15580274)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】NRAMP1 / macrophage(マクロファージ) / THP-1 / IFN-γ / Mycobacterium avium (他18件)
【概要】マウスの自然関連性マクロファージタンパク(NRAMP1)はマクロファージの活性化に多面的影響を及ぼし、同細胞内に寄生する病原体の生存を調整している。ヒトにおける遺伝子解析においても、NRAMP1ならびにその関連遺伝子は多型で抗酸菌に対する感受性と関連をもつことが分かってきている。そこでPMAで分化させたヒト単球系株化細胞THP-1を用いて、M.aviumを感染させた場合や、サイトカインによる刺激を...
【医歯薬学】薬学:神経変性マウスを含む研究件
❏mGluR5異所性発現による神経変性疾患発症メカニズムの解明(19K07971)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中尾 晴美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50535424)
【キーワード】mGluR5 / 代謝型グルタミン酸受容体 / 小脳 / mGluR1 / シナプス形成 (他19件)
【概要】代謝型グルタミン酸受容体mGluRはGタンパク質共役型受容体であり、グループIに属するmGluR1とmGluR5はGqを介してシグナル伝達を行う。mGluR1は主に成体マウスの海馬歯状回、視床、小脳皮質で、mGluR5は大脳皮質、線状体、海馬CA1-CA3領域で多く発現しており、相互排他的な発現をしている。小脳ではmGluR5 の発現量が発達期から成熟期へ向けて減少し、それとは対照的にmGluR1...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウスマウスを含む研究件
❏CRISPR/Casを用いた不妊原因遺伝子の同定とその分子機能の解明(15K07778)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】与語 圭一郎 静岡大学, 農学部, 准教授 (60362844)
【キーワード】精子形成 / 不妊 / マウス / 受精能獲得 / Slc22a14 (他13件)
【概要】我々は,Slc22a14とDlec1の発現様式や生理的機能についてマウスを用いて解析し,これらの遺伝子が雄の生殖能に極めて重要な遺伝子であることを見出した。例えばSlc22a14は精巣特異的かつ生殖細胞特異的に発現しており,この遺伝子を欠損すると精子の運動能・受精能が低下し,雄マウスの生殖能力が著しく低下する。また,Dlec1を欠損したマウスでは,精子分化に異常があるため,正常な精子がほとんど産生...
❏遺伝子欠損マウスを用いたオリゴアデニル酸合成酵素の生理機能の解析(18700394)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助教 (80345032)
【キーワード】ウイルス / 感染防御 / マウス / インターフェロン / 発生工学 (他9件)
【概要】代表的なインターフェロン(IFN)誘導遺伝子の一つである2',5'-オリゴアデニル酸合成酵素(OAS)は、「2-5Aシステム」と呼ばれるIFNによるウイルス感染防御機構を担っていることが古くから知られていたが、それ以外のOASの機能についてはほとんど研究がなされていなかった。そこで我々は、マウスOAS遺伝子のクローニングおよび解析を行い、さらにOASの生理機能を明らかにする目的でこ...
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
【医歯薬学】薬学:HLAマウスを含む研究件
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
❏HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究(12671142)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70199454)
【キーワード】HLA / ペプチド / 遺伝子導入 / 樹状細胞 / DC (他12件)
【概要】研究課題:HLA分子由来ペプチドと遺伝子導入樹状細胞を用いた寛容誘導の研究。 研究計画要旨及び実績概要:我々は以前、HLA抗原(HLA-B35及びHLA-B51)を移入したTransgenic mouse(TGM)2種類を作成し,HLAクラス1分子の免疫応答における役割を直接in vivo(異所性心移植モデル)で解析するシステムを開発した。このモデルにてドナー由来の合成ペプチドのレシピエント胸腺s...
【医歯薬学】薬学:糖鎖マウスを含む研究件
❏生体寛容性金属触媒によるマウス内での生物活性分子の合成とがん治療(21H02065)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 克典 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (00403098)
【キーワード】生体内合成 / がん治療 / 糖鎖 / 人工金属酵素 / マウス
【概要】本年度では、生体内反応の系として、触媒的環化反応による生物活性分子の合成(分子合成)を行なった。この際、マウス内での反応基質の有効濃度を考えて、分子内環化反応による生物活性分子の合成を検討した。すなわち、金(III)触媒のpai親和性をトリガーとした、アセチレンに対する分子内アミノ基付加環化反応を利用して、様々な置換基を持つフェナントリジニウム構造を構築することに成功した。フェナントリジニウム構造...
❏合成化学医療の開発:動物内での標的細胞、および臓器上での生理活性ペプチド合成(13F03504)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 准主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体アミン / 生体内合成化学治療 / 糖鎖クラスター / 遷移金属触媒 / マウス (他15件)
【概要】報告者はこれまでに、動物内でも実施することのできる有機合成反応として、ある種のエステルが、生体アミンのうち、特定の疾患で過剰に発現する特殊なアミンだけが無触媒で選択的に反応することを見出した。そこで平成27年度では、見出したエステルを細胞に導入することにより、特定のアミン選択的に修飾反応を行い、特定の細胞機能を制御することを目指した。その結果、エステルを細胞に作用するだけで細胞内の標的アミンと選択...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質マウスを含む研究件
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】薬学:制御性T細胞マウスを含む研究件
❏臓器移植におけるCD4+CD25+T細胞の免疫寛容誘導に果たす役割の検討(16591248)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70199454)
【キーワード】組織適合性抗原 / 調節性T細胞 / CD4陽性CD25陽性 / ペプチド / トランスジェニックマウス (他16件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピェントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験では成功しているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウスを用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチドを胸線内に投与することにより、免疫寛容を誘導することに成功している。 一方、自己免疫疾患におけるCD4+CD25+T細胞(regulatory T細胞)の重...
❏トレランス誘導型樹状細胞を用いた免疫寛容誘導の検討(14370349)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 講師 (70199454)
【キーワード】HLA / peptide / regulatory T cell / CD4+CD25+ / thymus (他11件)
【概要】ドナー由来の抗原をレシピエントに投与して免疫寛容を誘導する方法は、動物実験でさまざまな手段が試みられているが、臨床的に確立するまでに至っていない。我々はこれまで、2種類のHLAトランスジェニックマウス(バックグラウンドは同じC3H/HeJで、HLA-B51を移入したトランスジェニックマウスとHLA-B35を移入したトランスジェニックマウス)を用いた心移植実験で、ドナーのHLA-B35分子由来ペプチ...
【医歯薬学】薬学:ラットマウスを含む研究件
❏運動の学習に伴う脳内誤差信号の情報表現の変容とそれを基盤とした学習指導方法の開発(21H03339)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / スプリットベルトトレッドミル / 適応 / 運動学習 / 小脳 (他11件)
【概要】本研究では、左右分離型ベルトトレッドミルにおける歩行運動の適応において、小脳皮質プルキンエ細胞への下オリーブ核-登上線維系による誤差信号の時空間的な情報表現について、統計的機械学習技術を適用し、運動学的データにおける潜在的な説明変数を抽出し、被説明変数としての登上線維系がプルキンエ細胞に伝送する信号の活動パターンとの関係性について定量的に明らかにすることを目標としている。 新たに開発したマウス用の...
❏適応的歩行の基盤としての脊髄―小脳回路の解明:実験と計算論的モデリングによる研究(20KK0226)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】柳原 大 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90252725)
【キーワード】歩行 / 肢間協調 / 運動学シナジー / 左右分離型ベルトトレッドミル / マウス (他10件)
【概要】本研究は、Drexel大学との国際共同研究として、歩行運動における肢運動の協調とその適応的制御に関わる脊髄小脳ループの働きについて、ラット及びマウスを対象に、運動学的解析、電気生理学的解析、光遺伝学を適用した小脳プルキンエ細胞におけるシナプス可塑性の発現阻害操作などの実験研究と、神経筋骨格モデルを用いた動力学シミュレーションによる構成論的研究を組み合わせて解明することを目的としている。 ラット用左...
❏エストラジオール消退に伴う暑熱耐性低下メカニズムの探索(16K13055)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永島 計 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40275194)
【キーワード】行動性体温調節 / 尾隠し行動 / 卵巣摘出 / 温度感覚 / TRP (他21件)
【概要】研究は、①閉経後女性の耐暑能を明らかにするためのマウスモデルを作成し、②血中エストラジオール濃度の低下が、熱中症発生にかかわる複数の因子(自律性反応、行動性反応、温度感覚、暑熱にかかわる認知機能および行動)に、時間依存性に影響するか否かを検証した.マウスの暑熱逃避行動を評価するシステムを完成させ、同時に暑熱下での代謝量を評価した。エストラジオールは暑熱負荷時の代謝量低下に寄与しており、その低下は耐...
【医歯薬学】看護学:イメージンクマウスを含む研究件
❏マウス高次視覚領野での領野特異的な情報表現の解明(19K07793)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30723259)
【キーワード】視覚野 / デコーディング / 集団活動 / イメージング / マウス (他10件)
【概要】脳において情報は多数の神経細胞の集団活動に表現されると考えられているが、その詳細は不明な点が多い。本研究ではマウス大脳皮質視覚野での細胞集団による情報表現を調べた。ある画像をマウスに見せたときには、少数の神経細胞のみが活動するが、画像情報は活動する少数の細胞に安定して表現されていた。また、一次視覚野と二次視覚野の間で、細胞集団の活動には異なる画像特徴が表現されていることが示唆された。さらに、マウス...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
❏マウス内非侵襲1分子観察(25650047)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】樋口 秀男 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90165093)
【キーワード】量子ドット / 高輝度 / マウス / 非侵襲 / in vivo (他7件)
【概要】非侵襲で1粒子レベルで小胞輸送を観察するため明るい量子ドットを作成を行った.量子ドットを40 nMで液体窒素によって急速に冷却することで、数10個~数100個程度の量子ドットによる凝集体を形成した。 マウス腫瘍に対して,量子ドットの蛍光が観察できるかを確認した.がん細胞に過剰に発現しているEGFRに対する抗体を量子トッドに結合して,マウスの尾静脈から注入した.約1時間後に腫瘍部位を非侵襲で,共焦点...
【医歯薬学】看護学:老化マウスを含む研究件
❏ライフステージ別の体内時計応用の健康科学研究(19H01089)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柴田 重信 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10162629)
【キーワード】体内時計 / 時間栄養学 / メタボリックシンドローム / 老化 / 発達 (他17件)
【概要】年代別つまりライフステージ別の体内時計の特徴をヒトとマウスで明らかにし、学童、成人、中高齢期に分けて時間軸の健康科学に資する時間栄養学、時間運動学、時間休養(睡眠)の重要性を調べた。学童・青年期の学習成績には食や睡眠リズムの規則性が重要であることを、成人の肥満には朝昼夕の食事比を均等化、夕食の炭水化物低下が有効であることを、高齢者の筋萎縮予防には、朝のたんぱく質摂取が大事であることを示した。 ...
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏加齢に伴い変動するアミロイド凝集体の網羅的プロテオーム解析(23659150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】樋口 京一 信州大学, 医学系研究科, 教授 (20173156)
【キーワード】加齢医学 / 老化 / アミロイド / 疾患モデル動物 / 質量分析 (他14件)
【概要】若齢から老齢に至るマウスからアミロイド線維/凝集体を分取し、網羅的プロテオーム解析を行った。 マウスを2ヶ月齡~28ヶ月齡で屠殺し、肝臓、脳、心臓及び筋肉を採取した。またマウスにアミロイド線維を投与しアミロイドーシスを誘発して4~10ヶ月後に臓器を採取した。これらの臓器よりアミロイド線維/凝集体を分取し、LC/MS/MSシステムで蛋白質の網羅的同定と定量を行った。 1. 老齢マウス脳で有意に増加す...
【医歯薬学】看護学:海馬マウスを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏社会性記憶と情動情報の統合を司る神経メカニズムの解明(18H02544)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】奥山 輝大 東京大学, 定量生命科学研究所, 准教授 (80625955)
【キーワード】社会性記憶 / 海馬腹側CA1 / 光遺伝学 / 神経生理学 / 側坐核 (他11件)
【概要】ヒトを含めた社会性動物の多くは、他個体を記憶し、それぞれの相手に対して適切に振る舞うことで適応的な社会を形成しているが、その神経基盤は不明な点が多かった。本研究では、「社会性記憶は海馬腹側CA1領域に保持されている」という申請者自身の発見を足場として、社会性記憶がどのように情動情報と連合し、特定の相手に対しての「好き・嫌い」という感情が生成されるのかを解明した。その結果、社会性記憶を貯蔵する海馬の...
❏シナプス成熟過程を制御するC1qファミリー分子の新規機能(14F04066)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2016-03-31
【研究代表者】柚崎 通介 (2014) 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40365226)
【キーワード】synapse / formation / hippocampus / mouse / C1q (他8件)
【概要】シナプスの形態および機能を制御する分子機構の解明は、脳機能の発達・成熟過程および記憶・学習の形成機構を理解する上できわめて重要な課題である。近年、自然免疫系を支える補体C1qやその機能ドメインを有するCbln1などの「C1qファミリー分子」が脳内に豊富に存在することが発見され、シナプス形態や機能を制御することがわかってきた。本研究計画ではC1qファミリーに属する新しい分子群であるC1q-like分...
【医歯薬学】看護学:生理学マウスを含む研究件
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクスマウスを含む研究件
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏リプログラミング技術を応用したがん研究(18H04026)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山田 泰広 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70313872)
【キーワード】発癌 / 脱分化 / 細胞初期化 / 発がん / エピジェネティクス (他20件)
【概要】がん細胞では、正常由来細胞の特徴を失い、しばしば個体発生過程の前駆細胞に類似した性質を示す。しかしながら、この「細胞脱分化」が発がんの「原因」の一つなのか、単に「結果」なのかについては、明らかにされていなかった。本研究では、リプログラミング技術とマウスの発生工学を駆使した先進的なマウスモデルを作製し、積極的に細胞脱分化を誘導した。発がんモデルと組み合わせることで、脱分化が実際に発がんの原因となるこ...
❏脳におけるレトロトランスポゾン発現の性差と生殖機能(24590307)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前川 文彦 独立行政法人国立環境研究所, 環境健康研究センター, 主任研究員 (40382866)
【キーワード】性差 / 脳 / レトロトランスポゾン / 性的二型核 / マウス (他6件)
【概要】神経回路の性差は性行動や生殖生理等、性特有の機能の性差に結びつくのみならず、特定の疾患に対する罹患率の性差や環境要因に対する影響の感受性の性差を形成する基盤となる。様々な化学物質の曝露影響バイオマーカーとしてレトロトランスポゾンL1が知られているが、本研究では脳におけるその発現の性差について検討した。その結果、視索前野においてL1発現に性差がみられ、またそのL1発現の性差は環境因子と相互作用し変化...
【医歯薬学】看護学:感染症マウスを含む研究件
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
❏マウスノロウイルス感染症に関する総合的研究(22300141)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】マウスノロウイルス / マウス / 動物実験成績の修飾 / 微生物コントロール / 疫学調査 (他16件)
【概要】マウスノロウイルス(MNV)は2003年に報告された新規マウス病原体で、まだ不明な点が多い。血清あるいは分子遺伝学的方法を用いた疫学調査により、日本の実験用マウスコロニーにおいてMNVの感染がなり拡がっていることが見出された。診断法の改良として、組換えVP1タンパク質を用いたELISA法の基盤を構築し、また簡便さ、速さ、検出感度に優れているRT-LAMP法を開発した。近年動物実験施設の衛生管理に多...
【医歯薬学】看護学:脳・神経マウスを含む研究件
❏マウス一次視覚野ニューロンに方位選択性が生じる神経回路の解明(17H03540)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】根東 覚 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任准教授 (20301757)
【キーワード】シナプス / 大脳視覚野 / 2光子カルシウムイメージング / シナプス統合 / 視覚情報処理 (他17件)
【概要】脳の基本単位はニューロンで、その役割はシナプス入力を選択的に統合し出力を伝達することです。しかしながら、何千もの入力から出力を決めるメカニズムは未解明でした。本研究では、このメカニズムを明らかにするために、まずスパイン活動の正確な記録を行う新規方法を開発し、次に視覚刺激によって起こるスパイン活動をカルシウムセンサーにより記録しました。1個のニューロンから多数のスパイン反応を計測し、スパインの機能マ...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
【医歯薬学】看護学:遺伝子マウスを含む研究件
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏情動の分子基盤とその高次脳機能と精神神経疾患における役割の解明(18100003)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2006 - 2010
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】情動 / NMDA受容体 / 精神神経疾患 / 遺伝子改変マウス / 扁桃体 (他21件)
【概要】情動の分子基盤を明らかにするために、おもに遺伝子改変マウスを用いて機能解析を進めた。扁桃体や海馬に発現するグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体や生理活性物質である神経ペプチド、アセチルコリン、コルチコトロピン放出因子などのシナプス伝達や可塑性あるいは高次脳機能における役割を明らかにした。また、新たなタイプのシナプス可塑性を発見した。さらに、歯状回におけるシナプス可塑性の抑制性調節の詳細な機...
❏不死化プリオンレス細胞を用いたプリオン蛋白遺伝子プロモーターの解析(08456158)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】小野寺 節 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90012781)
【キーワード】プリオン / マウス / ジーンターゲッティング / 遺伝子 / アポトーシス (他8件)
【概要】白オリックスプリオン遺伝子に特異的なプライマーを使ったPCR法によりオリックスプリオン蛋白質翻訳領域を含むDNA断片を増幅し、TA-cloning vectorにサブクローニングした。オリックスプリオン蛋白質を過剰発現するマウス作成のため、外来遺伝子の全身での発現を強力に誘導するβ-アクチンプロモーターの支配下にオリックスプリオンcDNAを組み込んだ(pActin-oPrp)(図参照)。得られるト...
【医歯薬学】看護学:肺がんマウスを含む研究件
❏喫煙誘導肺癌及び肺気腫における脂質メディエーターの役割(22K08267)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90464867)
【キーワード】肺癌 / 喫煙 / 脂質メディエーター / マウス
【概要】
❏肺気腫及び肺気腫合併肺癌の新規予防薬の探索(19K08631)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / 予防 / 喫煙 (他6件)
【概要】主に申請者が確立した喫煙曝露肺気腫・肺癌マウスモデルを用い喫煙に伴う肺気腫及び肺癌の形成にかかわる共通の機序として炎症の関与を明らかにし、抗炎症薬であるRoflumilastの肺気腫形成の抑制、抗炎症やMMP12発現、アポトーシスの抑制といった機序の解明、肺腫瘍及び肺癌の発症の抑制効果を明らかにした。 ...
❏喫煙誘導マウスモデルにおける肺がん発生機序(17K16063)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中鉢 正太郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (90464867)
【キーワード】COPD / 肺気腫 / 肺癌 / マウス / 癌
【概要】喫煙による発癌と気腫発生の双方に関わる機序は未解明であり、肺癌と肺気腫の両病態を同時に評価可能な動物モデルは存在しなかった。我々は、A/Jマウスに対して発癌誘導物質であるNNKを投与後にタバコ煙曝露を間歇的に行い、喫煙誘導性に肺癌と肺気腫が生じるモデルを作製した。 間歇曝露群では、3か月間の連続曝露群に比し、肺腺癌の形成が促進し、肺気腫も進行した。さらに、間歇タバコ煙曝露により形成された肺腺癌では...
【医歯薬学】看護学:網羅的解析マウスを含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】看護学:疾患モデルマウスを含む研究件
❏胆嚢・胆管の形態形成・再生能と先天性疾患の分子機構の解明(24228005)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】金井 克晃 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30260326)
【キーワード】応用動物学 / 獣医学 / 疾患モデル / 胆道 / 胆嚢 (他14件)
【概要】申請者は、胎生期の胆嚢上皮前駆細胞でのSOX17の発現量の半量低下により、細胞自律的に胆管上皮が管腔内への脱落(上皮破綻)し、妊娠後期 で 胆道閉鎖症(BA)を引き起こす疾患モデルマウスを世界で初めて開発しました。このSox17ハプロ不全により、胆嚢上皮は、1)肝内胆管に類似したSOX9+/SOX4+細胞へ脱分化し、細胞自律的に上皮細胞の脱落が生じ、胆嚢炎を引き起こすこと、さらに、2)Shhシグナ...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
【医歯薬学】看護学:糖代謝マウスを含む研究件
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの開発(23591752)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他20件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる機能イメージングの高磁場MRIを利用した解析するシステムの構築を試みた。独自に開発したPET-MRI共通頭部固定装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを行い、デジタルアトラスへ解剖学的標準化を行った。脳FDG-PET画像上...
❏高性能小動物用PETカメラと高磁場MRIを用いた統合的脳機能解析システムの構築(20591434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】百瀬 敏光 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20219992)
【キーワード】micro-PET / high field MRI / small animal / brain imaging / molecular imaging (他18件)
【概要】小動物用の高分解能PETは疾患の病態解明や創薬などの重要なツールとして期待されている。本研究では、microPETによる分子標的イメージングを高磁場MRIを利用して解析するシステムの構築を試みた。まず、小動物用PET装置と高磁場MRI装置に共通して使用できる頭部固定装置を開発した。本装置を用いて、同一正常マウスの頭部MRIとFDG-PETを撮像し、MRIとPET画像の重ね合わせを試みた。マウス脳M...
【医歯薬学】看護学:概日リズムマウスを含む研究件
❏養育行動の分子基盤~Usp46変異マウスを活用して~(25292186)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】海老原 史樹文 関西学院大学, 理工学部, 教授 (50135331)
【キーワード】マウス / 養育行動 / 脱ユビキチン化酵素 / 概日リズム / 行動 (他7件)
【概要】児童虐待に関する研究は、心理学や教育学などの社会科学や精神医学などの臨床医学で扱われており、動物をモデルとしてその発生機序や生理学的影響について、生物学的観点から踏み込んだ研究はこれまでにほとんど行われていない。そこで、本研究では、営巣活動や養育行動の低下を示すUsp46変異マウスをモデル動物として活用し、Usp46の細胞内機能、中枢機序及び行動発現への影響などについて検討した。その結果、仔の養育...
❏成長初期における低線量放射線被ばくが高次脳機能と自律神経におよぼす影響の研究(24310039)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】尾田 正二 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (50266714)
【キーワード】放射線被ばく / メダカ / マウス / 自律神経 / 心拍 (他17件)
【概要】亜致死線量の放射線照射よりも拘束ストレスの方がメダカ成魚の心拍により大きな影響を及ぼしたことから、低線量の放射線照射が脊椎動物の自律神経に与える影響も極めて小さく誤差レベルと結論する。ただし低線量率での慢性的な放射線の影響は未検証であり今後の課題である。マウス頭部への高線量放射線照射によって認知機能の一過的な低下を確認した。メダカ稚魚、成魚の遊泳を自動追尾して軌跡を数値化する手法を開発し、首都圏ホ...
【医歯薬学】看護学:相互作用マウスを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...
【医歯薬学】看護学:発達マウスを含む研究件
❏マウス視覚野における階層的ネットワークの形成過程の解明(21K15181)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】村上 知成 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (50827087)
【キーワード】視覚経路 / マウス / 発達 / マウス視覚野 / 階層的ネットワーク発達 (他6件)
【概要】哺乳類の脳は、階層的かつ並列的な神経ネットワークにより、高度な感覚処理を実現しています。視覚系では、複数の高次視覚野(HVA)が腹側および背側ストリームを構成し、物体の形や動きなどの異なる視覚的特徴を並行して処理しています。高次視覚野は、皮質-皮質結合だけでなく、視床の高次核である外側後核(LPN)からの視床-皮質突起を介して視覚情報を受け取っています。この階層的かつ並列的な視覚ネットワークは、霊...
❏ライフステージ別の体内時計応用の健康科学研究(19H01089)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柴田 重信 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10162629)
【キーワード】体内時計 / 時間栄養学 / メタボリックシンドローム / 老化 / 発達 (他17件)
【概要】年代別つまりライフステージ別の体内時計の特徴をヒトとマウスで明らかにし、学童、成人、中高齢期に分けて時間軸の健康科学に資する時間栄養学、時間運動学、時間休養(睡眠)の重要性を調べた。学童・青年期の学習成績には食や睡眠リズムの規則性が重要であることを、成人の肥満には朝昼夕の食事比を均等化、夕食の炭水化物低下が有効であることを、高齢者の筋萎縮予防には、朝のたんぱく質摂取が大事であることを示した。 ...
❏記憶能力の生後発達を司る分子機構の解明とその学習への応用(15200024)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】グルタミン酸 / NMDA受容体 / 海馬扁桃体 / 記憶・学習 / シナプス伝達 (他16件)
【概要】動物が成長するにしたがって学習能力を獲得していく過程の分子機構についてはまったく不明であるといっても過言ではない。本研究計画では、それを世界に先駆け明らかにすることを目指すとともに、その研究成果を応用して、より効率的な学習法開発のための基礎的データを得ることを目的とした。具体的には、マウスやラットの海馬や扁桃体のスライス標本を用いて、シナプス伝達とその可塑性を電気生理学的に解析するとともに、遺伝子...
【医歯薬学】看護学:サイトカインマウスを含む研究件
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
❏自己免疫性関節炎発症におけるサイトカイン機能の解析(17390140)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
【キーワード】自己免疫 / サイトカイン / 関節リウマチ / 疾患モデル動物 / 樹状細胞 (他14件)
【概要】我々はHTLV-I TgマウスとIL-1Ra KOマウスの2種類の関節リウマチモデルを独自に開発し、その発症構の解析を行って来た。マイクロアレイによる発症関連遺伝子の網羅的解析の結果、樹状細胞やマクロファージで発現するC型レクチンファミリーに属する遺伝子が2種類のモデルマウスの関節局所で発現亢進していることを見いだした。本研究ではそれらのC型レクチンのノックアウト(KO)マウスを作製し、これらの遺...
【医歯薬学】看護学:ストレスマウスを含む研究件
❏運動・ストレス・老化に関する新規バイオマーカーの開発と機能解析(15H01833)
【研究テーマ】応用健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】翻訳動態 / リボソームプロファイリング / 運動 / 骨格筋 / 老化 (他19件)
【概要】老化マウスモデルと若齢マウス、早老マウスモデル、そして一過性運動モデルマウスと持久性運動モデルマウスにおいて、次世代シーケンサーを活用して網羅的mRNA発現解析と網羅的翻訳動態解析であるリボソームプロファイリングを行った。これらの解析により得られた変動因子について、リアルタイムPCRとウェスタンブロット法により転写産物とタンパク質量変化をそれぞれ検討した。さらに、骨格筋におけるシステムレベルでのネ...
❏成長初期における低線量放射線被ばくが高次脳機能と自律神経におよぼす影響の研究(24310039)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】尾田 正二 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (50266714)
【キーワード】放射線被ばく / メダカ / マウス / 自律神経 / 心拍 (他17件)
【概要】亜致死線量の放射線照射よりも拘束ストレスの方がメダカ成魚の心拍により大きな影響を及ぼしたことから、低線量の放射線照射が脊椎動物の自律神経に与える影響も極めて小さく誤差レベルと結論する。ただし低線量率での慢性的な放射線の影響は未検証であり今後の課題である。マウス頭部への高線量放射線照射によって認知機能の一過的な低下を確認した。メダカ稚魚、成魚の遊泳を自動追尾して軌跡を数値化する手法を開発し、首都圏ホ...
❏アトピー性皮膚炎における、神経ペプチドのin vivoにおける関与の検討(19591315)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】BAE Sangjae 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (90325647)
【キーワード】皮膚生理学 / ストレス / アトピー性皮膚炎 / 接触皮膚炎 / マウス (他7件)
【概要】1年目にはアトピー性皮膚炎病変部皮膚でのストレス誘発性神経伝達物質であるサブスタンスPと発現の解析とアトピー性皮膚炎由来末梢血単核球におけるNEPの発現の検討を行った。結果、サブスタンスPはアトピー性皮膚炎の皮疹部と末梢血単核球に多く存在し、アトピー性皮膚炎を増悪する因子であることを確認した。2年目は、サブスタンスP誘導性皮膚炎症のin vivoにおける解析を行った。接触皮膚炎マウスにストレス(振...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現マウスを含む研究件
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏骨端線における遺伝子発現の解析(18591678)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】佐藤 和毅 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60235322)
【キーワード】骨端線 / 遺伝子発現 / マウス
【概要】【目的】マウスの成長板(骨端線)における遺伝子発現を解析し、軟骨の増殖・分化で働く系とそれに含まれる遺伝子を検出した。 【方法】9齢日マウスの脛骨近位成長板の静止層、増殖層、成熟層、肥大層、各層における遺伝子の発現を調べた。層間で発現値が大きく変化する遺伝子のリストに対して、クラスター解析及びシグニチャー解析を行った。 【結果】4層間で発現の変化する遺伝子を2427個抽出し、クラスター解析により発...
【医歯薬学】看護学:放射線マウスを含む研究件
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
❏個体内における電離放射線誘発突然変異成立過程の解明(21221003)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 (他8件)
【概要】放射線の生物影響を真に理解するには、分子から細胞レベルの知見から生体内のネットワークとしての組織応答を知ることが必要である。本研究では、新規改変遺伝子導入技術を利用して、放射線影響の可視化定量評価の系をマウス及びメダカで開発した。さらにメダカで細胞増殖能の高い組織の放射線照射後の応答を評価し、マウスとは異なる新規の応答を見いだした。マウスでも胎児期の腸では、成体と異なり、放射線照射後もアポトーシス...
【医歯薬学】看護学:乳がんマウスを含む研究件
❏テネイシンC抗体とα‐マンゴスチンとの複合による乳癌転移阻止の試み(24591924)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柴田 雅朗 大阪保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (10319543)
【キーワード】テネイシンC抗体 / マンゴスチン / 乳癌 / 転移 / 治療 (他15件)
【概要】乳癌細胞株をマウス皮下に移植し、2週間後にテネイシンC(TNC)抗体(125μg、週2回, 腹腔内投与)、α-マンゴスチン(4000 ppm, 混餌投与)並びに両者の組み合わせ投与を実施し、6週経過後に実験を終了した。腫瘍体積では、対照群と比較して、全ての治療群で1週より実験終了まで抑制をみた。病理組織学的には、リンパ節および肺転移を含む総て臓器の転移において、対照群と比較して、全ての治療群で有意...
❏乳腺の発育と泌乳に対する成長ホルモンの役割,とくにプロラクチンとの関係において(60560292)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1985 - 1986
【研究代表者】長沢 弘 明大, 農学部, 教授 (10076987)
【キーワード】成長ホルモン / プロラクチン / 乳腺発育 / 泌乳 / 乳癌 (他7件)
【概要】【I】.GHと乳腺発育 1)GHと正常乳腺の発育:C3H/He雌マウスに5ngおよび50ngのSMS(GH分泌抑制剤)を1日2回,25〜55日齢に連日投与したところ乳腺の発育は有意に抑制された。これらのマウスでは血中GHレベルは低下したが、PRLレベルおよび発情周期は全くSMS投与に影響されなかった。また、mono-sodium glutamate(MSG)4mgをO日齢のSHN雌マウスに1回投与...
【医歯薬学】看護学:学習マウスを含む研究件
❏内的時間意識の比較認知神経科学(19K03385)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】兎田 幸司 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60794948)
【キーワード】時間 / 学習 / 記憶 / 薬理 / アセチルコリン (他15件)
【概要】本研究においては、時間の知覚に対するムスカリン性およびニコチン性のアセチルコリン受容体の阻害の影響を調べた。頭部固定を用いた実験系においても、ムスカリン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測のばらつきを増加させた。ニコチン性アセチルコリン受容体の阻害は時間予測に影響を与えなかった。時間情報と空間情報に基づく頭部固定による逆転学習課題を新しく開発し、マウスがこの課題を短期間の訓練で学習することを明ら...
❏細胞集団での視覚特徴表現の学習依存的変化の解析(17K13276)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 大脳皮質 / 視覚野 / マウス / 2光子イメージング (他12件)
【概要】本研究ではマウスの大脳皮質一次視覚野における視覚情報表現及び学習による情報表現の変化の解明を目的とした。自然画像に含まれる情報は少数の細胞の活動から取り出すことができることを明らかにした。また、同じ画像を繰り返し提示した時に、神経活動はある程度のばらつきを示したのに対して、そこから得られる画像パターンは比較的ばらつきが少なく、再現性良く表現されていた。これらの結果から、マウスの一次視覚野では不安定...
❏海馬認知機能の比較心理学的研究(13301005)
【研究テーマ】実験系心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】渡辺 茂 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30051907)
【キーワード】海馬 / 空間認知 / 記憶 / 学習 / キンカチョウ (他10件)
【概要】本研究は海馬認知機能を比較心理学的に解明することを目的として出発したものである。そのため、魚類、鳥類ラット、サル、ヒトの各研究チームを構成し、相互に連携をとりつつ研究を行った。魚類についてはモリス型迷路に相当するものを考案し、大脳背内側部に海馬と機能的に対応する部位を同定することができた。また、鳥類では海馬損傷が条件性弁別を阻害しないことを明らかにした。さらに、神軽毒による海馬内側部、海馬傍部、海...
【医歯薬学】看護学:妊娠マウスを含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏再生工学技術を用いた子宮再生の新基盤構築(16K15700)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
【キーワード】子宮 / 脱細胞化 / 再生 / STAT3 / 着床 (他14件)
【概要】脱細胞化した生体組織を足場として機能的組織を作成する新しい臓器再生法を用いて研究を行った。野生型マウスを用いて細胞外基質のみからなる子宮の脱細胞化担体(DUM)を作成し別の野生型マウス子宮に人工的欠損部に移植した。移植後1か月で子宮全層が完全再生され、正常産仔を産出できる機能的子宮であることが判明した。着床に必須の転写因子STAT3の子宮特異的欠損マウスをレシピエントとしてDUMを移植したところ、...
❏異種胚を用いた着床に関する分子生物学的研究(14380383)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 教授 (30089875)
【キーワード】グリーンマウス / グリーンラット / レッドマウス / 着床 / キメラ (他18件)
【概要】異種胚生着の目標の一つは、臓器移植などに使用できるような臓器を異種の動物に作らせることである。そのために必要なことは、目的の臓器を欠損した動物と、その臓器以外が欠損するような動物を組み合わせることにある。異種キメラにおいて片方の胚に由来を限定する方法について検討を行った。 即ち、ジフテリアトキシンをLoxP配列で挟んでおき、Creリコンビナーゼが働いたときにだけ毒素遺伝子が転写されるようにしくんだ...
【医歯薬学】看護学:遺伝学マウスを含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】看護学:糖尿病マウスを含む研究件
❏ヒトiPS細胞を利用した次世代栄養環境リスク評価系の開発(18H02154)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白木 伸明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70448520)
【キーワード】DOHaD / iPS細胞 / アミノ酸 / 膵臓 / 糖尿病 (他15件)
【概要】我々は、ヒトの発生分化を模倣するiPS細胞を用いて栄養環境リスク評価系を構築し、栄養の過不足が臓器形成・機能に与える影響を定量的な評価を目指した。ヒトiPS細胞を用いた検討から単一アミノ酸を膵臓分化中期に単独で制限することでインスリン分泌臓器である膵臓β細胞への分化が阻害されることを見出した。これらは母親の摂取カロリー不足による子の糖尿病発症リスクの主原因と考えることが出来る。さらに、妊娠マウスを...
❏肥満モデルマウス脂肪組織の慢性炎症に対するDPP-4阻害薬の病態改善効果(23650230)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】疾患モデル / 糖尿病 / 慢性炎症 / 脂肪組織 / 免疫 (他14件)
【概要】ナチュラルキラーT(NKT)細胞の脂肪組織炎症への影響を調べるために、肥満およびやせ(対照群)のC57BL/6Jマウスの内臓脂肪組織のNKT細胞のサブセットについて解析した。やせマウスの脂肪組織のNKT細胞のリンパ球全体に対する割合は脾臓や末梢血よりも大きく、脂肪組織の一部のNKT細胞はCD69を高発現し、細胞内IFN-γの発現も高く、脂肪組織のNKT細胞は何らかのメカニズムにより活性化されている...