ARLファミリーGタンパク質群の作動原理と生理機能の解析
【研究分野】細胞生物学
【研究キーワード】
低分子量Gタンパク質 / リソソーム / エンドサイトーシス / 一次繊毛 / マウス / 胚発生 / 卵黄嚢内胚葉 / ARF/ARLファミリー / BMP / 低分子量Gタンパク質 / 細胞内物質輸送 / オルガネラ / 細胞内オルガネラ / メンブラントラフィック / 繊毛性疾患 / ARF/ARL GTPase
【研究成果の概要】
申請者らは本研究において、ARLファミリー低分子量Gタンパク質ARL8bが、マウス胚の正常な生育及び脳形成に必要であることを明らかにした。ARL8bは、卵黄嚢内胚葉に取り込まれた母体由来タンパク質のリソソーム分解に重要であり、卵黄嚢内胚葉におけるARL8bの機能欠損は、胎仔におけるアミノ酸量の減少と生育不全を引き起こすことを明らかにした。また胚発生時の脳形成において、ARL8bがBMPシグナリングの制御に関わっている可能性を見出した。
【研究代表者】