受精卵における細胞内膜系リモデリングの時空間的制御機構の解明
【研究分野】細胞生物学
【研究キーワード】
受精 / エンドサイトーシス / 分解 / オルガネラ形成・動態 / メンブレントラフィック / 線虫 / マウス / 細胞内分解 / 膜トラフィック
【研究成果の概要】
受精卵においては発生に向けた細胞成分の大規模な変換が起こる.本研究ではまず線虫C. elegans を駆使することにより,この過程に異常を示す変異株を分離し,その原因遺伝子の1つがファルネシル2リン酸合成酵素であることを見出した.また,低分子量GTPase Rab11を制御する新規因子としてREI-1を発見し,この因子がGDP/GTP交換因子としてRab11をゴルジ体にリクルートすることにより,卵割を促すことを明らかにした.さらに,マウスの受精卵におけるライブイメージング系を構築し,哺乳類の受精卵においても母性膜タンパク質の選択的分解等の細胞内変換が起こることを見出した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
原 太一 | 群馬大学 | 生体調節研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)