グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 / マイネルト基底核 / ヒゲ / 2光子励起顕微鏡 / シナプス可塑性 / マウス / カルシウム / 光刺激 / オプトジェネティクス
【研究成果の概要】
本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプス可塑性に大切であると結論した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
平瀬 肇 | 独立行政法人理化学研究所 | 神経グリア回路研究チーム | チームリーダー | (Kakenデータベース) |
矢作 和子 | 独立行政法人理化学研究所 | 神経グリア回路研究チーム | 技術員 |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)