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「移民」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:バイリンガル移民を含む研究件
❏海外日本語継承語(JHL)コーパスの開発と日本語・日本語教育研究への応用(20H01271)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 融合科学系, 教授 (10361932)
【キーワード】継承語 / 南米日系社会 / CLD児 / translanguaging / 言語教育 (他18件)
【概要】本研究課題は南米を中心とした海外の日本語継承語話者コーパス(Japanese as a Heritage Language/ JHLコーパス)を構築し、応用研究を行うものである。2020年度はJHLコーパス構築のため、主に二つの事業を推進した。一つ目は南米にルーツをもつ日系人3世・4世世代を中心に100名のライフストーリーを聞くイベントをオンラインで実施し、それを録画した。特に幼少期の空間の移動、...
❏南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究(16H05676)
【研究テーマ】日本語教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 国際機構, 教授 (10361932)
【キーワード】複言語・複文化 / 南米 / 日系人 / 日本語教育 / Translanguaging (他31件)
【概要】本プロジェクトでは、長い歴史を持つ日本語複言語社会である南米日系移住地をフィールドに以下の4つの研究事業を行った。(1)南米日系人日本語複言語話者の複言語生活・複言語能力に関する実態調査と複言語データ収集(2)日本語複言語コーパス構築と公開(3)構築したコーパスを地域別、世代別、場面別等に比較分析し、複言語話者の日本語使用特性を解明(4)複言語社会に対応した日本語教育デザインならびに日本語言語政策...
【情報学】情報学フロンティア:中東移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏中東・ヨーロッパ諸国間の国際政策協調と移民/難民の移動に関する研究(17H04504)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (70451979)
【キーワード】中東 / 移民 / 難民 / アラブ / EU (他14件)
【概要】本研究では、中東地域からヨーロッパ諸国への移動が多くみられるアラブ系移民/難民の中でも、特にパレスチナ難民とシリア難民に焦点を当て、彼らの移動の実態と、そこに国際的な政策協調が与える影響について検討を加えた。FRONTEX(EU国境管理局)を訪問し、人の移動管理に関する協調体制について調査した他、2015年の欧州難民危機で最も多くの難民を受けいれたドイツで、その後の受け入れの実態や社会の変化につい...
❏レバノン・シリア移民の創り出す地域-宗派体制・クライエンテリズム・市民社会(21251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
【キーワード】宗派紛争 / パトロン・クライエント関係 / 市民社会 / 在外投票権 / 移民文学 (他16件)
【概要】レバノン・シリア移民の4波に分かたれる移住の歴史的過程と、移住先における社会上昇について把握したうえで、世界各地にて現地調査を行った。その結果、移住先と故国とを結びつける移民のネットワークの重層する構造を明らかにし、移民が移住先の市民社会に接したことにより故国の政治体制に対し積極的な働きかけを行う動きがある一方、故国のクライエンテリズムが移民をなお強く拘束する影響力を持ち続けていること、などを明ら...
【情報学】情報学フロンティア:選挙移民を含む研究件
❏19・20世紀転換期フランスにおける排外主義の変容―パリ地域での選挙の分析(20K01053)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長井 伸仁 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10322190)
【キーワード】フランス / 近代史 / 選挙 / 外国人 / パリ (他7件)
【概要】令和3年度は、前年度同様フランスでの史料調査を実施することができなかった。そのため、引きつづき関連する先行研究の調査をおこなったほか、これまでに閲覧していた史料を分析、考察した。 19・20世紀転換期フランスにおけるナショナリズムについては、地域社会における実相が十分に知られておらず、選挙区レベルでの個別研究の蓄積も待たれている。政治運動や選挙の局面についてはB・ジョリをはじめとする近年の研究が重...
❏米国の政策過程におけるイスラム系の影響力:アジア系、アフリカ系との比較研究(23330055)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】泉 淳 東京国際大学, 経済学部, 教授 (70337476)
【キーワード】政治学 / 国際政治学 / 米国 / イスラーム / 選挙 (他8件)
【概要】米国のイスラム系は、その内部構成の多様さにもかかわらず、その政治的関与と発言力を拡大させている。これは、米国内の他の少数派集団にも共通する傾向である。しかし、中東・イスラム地域における政治的不安定を反映して、米国内で「イスラム恐怖症」とも呼ばれる現象が顕著となったため、米国のイスラム系はこれへの防御的反応として政治的発言を活発化せざるを得ないという特殊性を持つ。このため、イスラム系は米国の政治外交...
【情報学】情報学フロンティア:コーパス移民を含む研究件
❏海外日本語継承語(JHL)コーパスの開発と日本語・日本語教育研究への応用(20H01271)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 融合科学系, 教授 (10361932)
【キーワード】継承語 / 南米日系社会 / CLD児 / translanguaging / 言語教育 (他18件)
【概要】本研究課題は南米を中心とした海外の日本語継承語話者コーパス(Japanese as a Heritage Language/ JHLコーパス)を構築し、応用研究を行うものである。2020年度はJHLコーパス構築のため、主に二つの事業を推進した。一つ目は南米にルーツをもつ日系人3世・4世世代を中心に100名のライフストーリーを聞くイベントをオンラインで実施し、それを録画した。特に幼少期の空間の移動、...
❏南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究(16H05676)
【研究テーマ】日本語教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 国際機構, 教授 (10361932)
【キーワード】複言語・複文化 / 南米 / 日系人 / 日本語教育 / Translanguaging (他31件)
【概要】本プロジェクトでは、長い歴史を持つ日本語複言語社会である南米日系移住地をフィールドに以下の4つの研究事業を行った。(1)南米日系人日本語複言語話者の複言語生活・複言語能力に関する実態調査と複言語データ収集(2)日本語複言語コーパス構築と公開(3)構築したコーパスを地域別、世代別、場面別等に比較分析し、複言語話者の日本語使用特性を解明(4)複言語社会に対応した日本語教育デザインならびに日本語言語政策...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク移民を含む研究件
❏在外投票における票買収の実証的研究(19K21685)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 百合子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (30432553)
【キーワード】在外投票 / 買票行為 / 移民 / 政治参加 / メキシコ (他12件)
【概要】本研究課題は、在外投票における票買収(Vote Buying)について、在米メキシコ移民の事例に着目し、サーベイ実験とインタビュー調査を用いて実証分析を行った。2018年の大統領選挙の在外投票において票買収が行われたかどうかについてサーベイ実験した。その結果、約32%の回答者が票買収を経験したことが分かった。更にメキシコ・プエブラ州において移民経験者および移民家族、および米国ロサンゼルス市・シカゴ...
❏近現代アメリカ社会運動史の再検討-大西洋世界と太平洋世界をつなぐ視点から-(24320148)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 ひかる 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00272774)
【キーワード】アメリカ / 社会運動史 / 近現代 / 移民 / 太平洋世界 (他13件)
【概要】第1に、アメリカ合衆国で様々な社会運動に加わったヨーロッパとアジアからの移民が、彼らの送出国での社会運動と結びつき、そこから影響を受けながら発展したことを明らかにした。第2に、大西洋世界と太平洋世界の移民が、アメリカ国内で一つの運動を形成したこと、それらの運動が、移民の送り出し地域に対して影響を及ぼしたことを、とくに日本と中国について明らかにした。第3に日本に滞在して日本における運動に接点を持った...
❏在日ムスリムの社会経済的活動と宗教的ネットワークに関する調査研究(19530476)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他6件)
【概要】本研究では、従来のわれわれの調査成果をさらに補強する研究成果が得られ、滞日ムスリムは日本社会に適応し、生活満足度が比較的高く生活基盤も安定してきたこと、滞日ムスリム・コミュニティが成熟期に入りつつあると言うことが、改めて本研究によって明らかとなった。ムスリムの子ども教育調査や滞日経験を有するムスリム調査、モスク調査報告も貴重な成果であるが、日本初のモスク代表者会議を開催し、将来の滞日ムスリム・コミ...
【複合領域】社会・安全システム科学:社会運動移民を含む研究件
❏近現代アメリカ社会運動史の再検討-大西洋世界と太平洋世界をつなぐ視点から-(24320148)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 ひかる 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00272774)
【キーワード】アメリカ / 社会運動史 / 近現代 / 移民 / 太平洋世界 (他13件)
【概要】第1に、アメリカ合衆国で様々な社会運動に加わったヨーロッパとアジアからの移民が、彼らの送出国での社会運動と結びつき、そこから影響を受けながら発展したことを明らかにした。第2に、大西洋世界と太平洋世界の移民が、アメリカ国内で一つの運動を形成したこと、それらの運動が、移民の送り出し地域に対して影響を及ぼしたことを、とくに日本と中国について明らかにした。第3に日本に滞在して日本における運動に接点を持った...
❏外国人参政権問題の日本的展開-政治社会学的アプローチ(14710134)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 総合科学部, 講師 (00314831)
【キーワード】移民 / 政治参加 / 市民権 / エスニシティ / 民族 (他12件)
【概要】本年度は最終年度ということもあり、これまでの研究成果に関する発表を2回行った。第一が「日・韓・東アジアの「平和」と「共生」□□定住外国人の地方参政権シンポジウム」で行った「地方市民権-国民国家をどう超えるか」という講演である。第二が、日本社会学会で行った「モダニティの変容とエスニシティ」という報告である。これらは、本研究で進めてきた理論枠組みの整備に関する直接の成果であり、第一の報告では「国籍と参...
【複合領域】科学教育・教育工学:難民移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏オーストラリア現代演劇とストーリーテリング(20K00455)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】移民 / 難民 / 修復的司法 / オーストラリア / 演劇 (他10件)
【概要】①上演プロジェクトの実行と成果の発表:劇団俳優座の全面的な協力により、デヴィッド・ウィリアムソン作『面と向かって』の上演に、翻訳者・ドラマトゥルクとして参画した。また修復的司法という本作の主題に関して、上演後のトークで修復的司法研究の第一人者である法学者・高橋則夫氏と語ったほか、プログラムの執筆、さらに、観客全員を対象にしたアンケート調査を実施した。そこで得られた知見に基づいて論文を執筆した。本論...
❏中東・ヨーロッパ諸国間の国際政策協調と移民/難民の移動に関する研究(17H04504)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (70451979)
【キーワード】中東 / 移民 / 難民 / アラブ / EU (他14件)
【概要】本研究では、中東地域からヨーロッパ諸国への移動が多くみられるアラブ系移民/難民の中でも、特にパレスチナ難民とシリア難民に焦点を当て、彼らの移動の実態と、そこに国際的な政策協調が与える影響について検討を加えた。FRONTEX(EU国境管理局)を訪問し、人の移動管理に関する協調体制について調査した他、2015年の欧州難民危機で最も多くの難民を受けいれたドイツで、その後の受け入れの実態や社会の変化につい...
【複合領域】科学教育・教育工学:歴史学習移民を含む研究件
❏オーストリアにおける政治教育の定着過程の研究(26381153)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
【キーワード】政治教育 / オーストリア / コンピテンシー / 歴史教育 / 選挙権 (他14件)
【概要】本研究は,オーストリアの学校教育法や学習指導要領を中心とする教育関連法規を主な資料として,同国の政治教育の発展が隣国ドイツに比べて遅れたこと,ならびに1990年前後に転機を迎え,それ以後急速に発展していることを明らかにした。また,その背後には戦後の国際関係による制約と1970年代のドイツからの影響のほか,1980年代後半以降に生じた国家の変容,具体的にはヴァルトハイム事件による自国史理解の転換,E...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【複合領域】科学教育・教育工学:在日外国人移民を含む研究件
❏移民が書く移民史のためのアクションリサーチ:在日ペルー人のデカセギ30年史の試み(20K20777)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】樋口 直人 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00314831)
【キーワード】移民 / デカセギ / 日系人 / 在日外国人 / 外国人労働者 (他6件)
【概要】2021年度は、最終年に予定されている書籍の刊行に向けて以下の作業を行った。コロナ感染対策上の理由で、ワークショップなど人が集まる形でのイベントを行えなかったため、個人個人で作業を進めることとした。 1.章の分担を決めた。大まかには以下のような形で進めていく。タカハシ=ペルー人デカセギの最初の拠点となった真岡市の歴史、アサト=事件史・人物伝、小波津=教育、オチャンテ・ロサ=宗教、オチャンテ・カルロ...
❏トランスナショナリズムからディアスポラへ?ペルーから日本へのデカセギの帰結(16H05714)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 在日外国人 / 日系人 / 外国人労働者 / デカセギ (他20件)
【概要】合計650名のペルー移民に聞き取り調査を行った。最終年度まで聞き取りを続けていたため、データの解析は今後の課題となるが、データを部分的に用いた成果も出しており、以下のような知見が得られた。(1)トランスナショナリズムとディアスポラへの分岐を規定する要因として、日本とペルーの各時点での経済格差がある。較差が大きかった時期(2000年代前半まで)にペルーに投資ができた場合、日本で状況が悪くなってもペル...
❏もう1つの南米系コミュニティ:沖縄におけるペルー移民家族と大学進学(26380682)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院総合科学研究部, 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 日系人 / 教育 / 社会移動 / デカセギ (他13件)
【概要】本研究では、沖縄における南米系移民の進学率の高さに着目し、要因を解明するべく調査を行い、以下が明らかになった。沖縄の制度環境や社会関係資本が、移民若年層にとって進学に有利に働くことは確かだが、より大きな要因として居住の安定性がある。沖縄と本土の進学率の差には、確かに制度や親族サポートの違いにもよっているが、安定して居住していることが進学により強い影響を及ぼす。また、対象者の圧倒的多数は特別入試によ...
【複合領域】科学教育・教育工学:多文化共生移民を含む研究件
❏多文化共生社会の流動化と新しい人権政策・社会政策・入国管理政策に関する国際比較(19H00581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 法学研究科, 教授 (70184356)
【キーワード】多文化主義 / 政治哲学 / 政治史 / 政策研究 / 移民 (他11件)
【概要】本研究は、多文化共生社会論を巡って、非正規入国者への対応が本格化する2010年代以降に生じた変化を、人権政策・社会政策・入国管理政策という3つの政策領域における多様な改革論争に則しつつ解明することを目指すものである。その中で、本年度は、非正規入国者の中長期的な定着に関わる社会政策の改革論をとりあげ、以下の諸問題の考察を行った。 (1)本研究ではまず、政治哲学・政治史学等の領域で行われた、多文化共生...
❏異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―(16H03787)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】多文化共生 / 教育保障 / 就学義務 / 母語教育 / 日本語教育 (他23件)
【概要】本研究は、日本内外の学校にある多文化的教室の先進的な事例をさぐるもので、外国人の子供を受け入れる日本の学校の教育の質的向上のために、資料を提供しようとしている。そのために、日本及び各国が外国人初等教育学齢児をどのように受け入れて多文化的教室を生みだしているか、その制度整備等について調査を行った。伊勢崎市、浜松市、バレンシア市、スウェーデン、台湾の状況を把握した。また愛知教育大学がその状況に対応すべ...
❏滞日ムスリムの生活世界の変容とムスリム・コミュニティの持続的発展(15K03886)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】イスラーム / ムスリム / 地域社会 / 多文化共生 / イスラーム復興 (他14件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の成果をふまえ、在日ムスリムの10年後の生活変容を把握することを予定したが、テロ事件等の影響で断念し、モスクが所在する地方自治体における多文化共生施策に関するアンケート調査と、全国的に活動しているイスラーム復興運動団体へのインタビュー調査と参与観察による調査研究を実施した。この他、新設モスクに関する情報収集と滞日ムスリム人口の最新推計を実施した。 また2...
【複合領域】科学教育・教育工学:教員養成移民を含む研究件
❏第2言語としてのドイツ語教育-移民の子どもに対する日本語教育への応用を目指して-(19K00799)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平高 史也 愛知大学, 文学部, 教授 (60156677)
【キーワード】第2言語 / ドイツ語 / 教科学習 / 初期指導 / 中途入学者 (他10件)
【概要】2020年度も新型コロナウイルスの感染拡大で当初予定していたドイツでの調査を実施することができず、計画を大幅に縮小せざるを得なかった。現地調査ができなかったので、これまでに収集したデータの整理、およびZOOMによるドイツ人研究者のインタビューに切り替えた。具体的には以下の2点である。(1)インターネット上に公開されているDr. Meyer-Ingwersenのインタビュー、2018年3月に行った教...
❏多文化社会における教員の役割・指導法に関する国際比較研究(18K13086)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 史子 東京大学, 教養学部, 特任講師 (80751544)
【キーワード】多文化社会 / 移民 / 文化的に適切な指導 / 教員養成 / 多文化教育 (他10件)
【概要】本研究の目的は、学校が多民族化・多文化化するなかで、教員が生徒の文化的多様性をどのようにまなざし、それが外国籍生徒の学力保証や承認をどのように促進/阻害しているのかを明らかにすることで、文化的多様性を対応する指導法について検討することである。学校教員を対象にした調査の結果、外国籍児童生徒の指導経験は、生徒の文化的多様性に対する見方を肯定的なものに促す一方で、日本人生徒と「同じように」扱う方向に促す...
❏異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―(16H03787)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】多文化共生 / 教育保障 / 就学義務 / 母語教育 / 日本語教育 (他23件)
【概要】本研究は、日本内外の学校にある多文化的教室の先進的な事例をさぐるもので、外国人の子供を受け入れる日本の学校の教育の質的向上のために、資料を提供しようとしている。そのために、日本及び各国が外国人初等教育学齢児をどのように受け入れて多文化的教室を生みだしているか、その制度整備等について調査を行った。伊勢崎市、浜松市、バレンシア市、スウェーデン、台湾の状況を把握した。また愛知教育大学がその状況に対応すべ...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:歴史学移民を含む研究件
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏レバノン・シリア移民の創り出す地域-宗派体制・クライエンテリズム・市民社会(21251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
【キーワード】宗派紛争 / パトロン・クライエント関係 / 市民社会 / 在外投票権 / 移民文学 (他16件)
【概要】レバノン・シリア移民の4波に分かたれる移住の歴史的過程と、移住先における社会上昇について把握したうえで、世界各地にて現地調査を行った。その結果、移住先と故国とを結びつける移民のネットワークの重層する構造を明らかにし、移民が移住先の市民社会に接したことにより故国の政治体制に対し積極的な働きかけを行う動きがある一方、故国のクライエンテリズムが移民をなお強く拘束する影響力を持ち続けていること、などを明ら...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:権力移民を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏ポスト共生の移民研究に向けたアクション・リサーチ(21530564)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】挽地 康彦 和光大学, 現代人間学部, 准教授 (30460041)
【キーワード】移民 / 共生 / 主権国家 / 権力 / 社会統合 (他20件)
【概要】本研究では、既存の移民研究を批判的に乗り越える新たな移民理論の構築をめざした。とりわけ国民国家体制を相対化することを目的とした移民理論を「批判的移民理論」と名づけ、以下の4つのアプローチから理論構築を行った。(1)移民管理をめぐる近代国家の合理性と権力装置の分析、(2)現象学的共生論の考察を通じた「前国家的」な共生論の構築、(3)行為者の水準から思考する新たな社会統合論の構想、(4)ケア関係からみ...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:帝国移民を含む研究件
❏北米大陸へのアジア系移民の戦後的展開-帝国解体・内戦に伴うヒトの移動(12F02311)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅野 豊美 中京大学, 国際教養学部, 教授 (60308244)
【キーワード】移民 / 台湾 / 福島 / 在外財産 / 民主化 (他19件)
【概要】In March and June of 2014, respectively we presented each paper at the annual conference of Association for Asian Studies in Philadelphia and the North American Taiwan Studies Association conference i...
❏脱植民地化プロセスとしての戦後日本の対アジア外交の展開と国内制約要因(15330035)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】浅野 豊美 中京大学, 教養部, 教授 (60308244)
【キーワード】引揚 / 在外財産 / 帝国 / 日韓 / 植民 (他13件)
【概要】戦後日本とアジア諸国との外交関係樹立にあたっては、敗戦後の日本人引揚に伴い発生した現地所在の元日本人所有私有財産について、その清算代金支払い要求が国内に定住を始めた引揚者から提出され、外交交渉にも反映されていた。 その引揚者の要求は、保守政治家・元官僚有力者の支援を受けて進められ、在外私有財産を日本政府もしくは相手国政府が補償せよとするものであった。引揚者にとって「外地」で失った土地家屋は、自らと...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:グローバリズム移民を含む研究件
❏現代オーストラリア演劇の中のグローバリズムと多文化主義(26370340)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】現代演劇 / 多文化主義 / グローバリズム / オーストラリア / 多文化社会 (他15件)
【概要】現代オーストラリア演劇の最新の展開を、①アジアでの翻訳・国際共同制作についての上演・受容、②メインストリーム文化へのエスニック・マイノリティの介入、③多文化社会の描写とグローバルな読み替え、④多文化を主題とする演劇の展開、⑤サスティナビリティ、ディスアビリティ、グローバリズムなど、オーストラリア主流社会における主要テーマ、という切り口から分析・検証を行った。その研究成果を、本研究者は日本や海外で出...
❏ヴィクトリア朝以降の英国ナショナル・アイデンティティ構築に関する融合的研究(21320055)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】丹治 愛 法政大学, 文学部, 教授 (90133686)
【キーワード】ナショナル・アイデンティティ / イングリッシュネス / ブリティッシュネス / 帝国主義 / グローバリズム (他18件)
【概要】本研究は、ヴィクトリア朝以降の(というより、18世紀末から20世紀末にいたる)英国のナショナル・アイデンティティ(イングリッシュネス/ブリティッシュネス)の歴史的変容・多様化を、おもに文学と歴史学の観点から追跡した。国民国家、ナショナリズム、産業革命、都市の拡大、帝国主義、グローバリズム、消費文化、観光学、移民、フェミニズム、文化政策などなど多様な観点を導入することによって、また、英国とその外側と...
【複合領域】地理学:ヨルダン移民を含む研究件
❏アラブ系移民/難民の越境移動をめぐる動態と意識:中東と欧州における比較研究(26283003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70451979)
【キーワード】移民 / 難民 / アラブ / 政治学 / 世論調査 (他13件)
【概要】本研究ではシリア、イラク、パレスチナ出身の移民および難民について、移動の動機や、移動先の選択、移動後の状況や意識の変化を、量的調査(世論調査)と質的調査(聞き取り調査)の双方により明らかにした。調査対象地域は、国家規模に対して相対的に多くの移民/難民を受け入れてきた、ヨルダンとスウェーデンである。調査の結果、ヨルダンは紛争から逃れるための安定した一次避難先として選ばれるが、就労許可等をめぐり不満も...
❏中東諸国におけるパレスチナ難民の帰化に関する研究(20710186)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】錦田 愛子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教 (70451979)
【キーワード】地域研究 / 中東 / パレスチナ / 移民 / 難民 (他14件)
【概要】本研究ではヨルダン、レバノン、クウェートにおいてパレスチナ人がおかれた法的地位と社会的包摂・排除の状況、またそれを取り巻く政治情勢について、比較研究を行った。難民となり60余年が経過したパレスチナ人は、現住国において帰化をどう捉えているのか、意識と実践の様子について聞き取り調査を行った。また各国政府がパレスチナ人に対してとる政策の動向とその影響について、資料調査などに基づく分析で明らかにした。 ...
【複合領域】地理学:社会的排除移民を含む研究件
❏9.11以後の社会的排除と市民社会の対抗の国際比較:西欧と米国(19530122)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高橋 進 龍谷大学, 法学部, 教授 (30136577)
【キーワード】比較政治 / 9.11 / 市民社会 / 社会邸排除 / ヨーロッパ社会モデル (他10件)
【概要】9.11以後、欧米においては対テロ法という形で市民的な自由の制限とムスリム・外国人への管理強化が進行した。これは「異なるものの排除」、ナショナリズム、福祉における「自民族優先主義」の高まりをもたらした。これに対抗して、市民社会は社会福祉、文化などの活動を通じて市民社会強化に取りくみ、地方自治体では外国籍住民の政治参加が進んだ。本研究はこの欧米の状況とその相違、「欧州社会モデル」再構築の試みを解明し...
❏排除と包摂の政治学-越境、アイデンティティ、そして希望(18530090)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】竹中 浩 大阪大学, 法学研究科, 教授 (00171661)
【キーワード】アイデンティティ / 社会統合 / 多文化主義 / ナショナリズム / 移民 (他8件)
【概要】本共同研究「排除と包摂の政治学-越境、アイデンティティ、そして希望」の研究目的は、国籍、シティズンシップ、共同体、親密圏、性などをめぐり、国家、法、政治、宗教、人種、階級などによって領域的/機能的/原基的に領属される<排除(exclusion)/包摂(inclusion)>の政治力学を、人の移動(離脱と越境)、本質的アイデンティティの再審、社会的排除(social exclusion)...
【複合領域】健康・スポーツ科学:負の遺産移民を含む研究件
❏1990年代に開花した「負の遺産」の価値転換理論とマイノリティ居住区の地域再生力(16203032)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
【キーワード】マイノリティ / 負の遺産 / コミュニティ / ミュージアム / マンハッタン (他20件)
【概要】本研究プロジェクトの成果は、主として、次の5つの点である。 (1)NYのロワーイースト・サイド・マンハッタンで開花した文化力と地域再生力の本質を追跡した。とりわけ、歴史的建造物の保全と再生、さらにはこれらを活用した市民教育支援事業に熱心に取り組んでいるテネメント・ミュージアムやエルドリッジ・ストリート・ミュージアムの取材を重ね、それらの組織的基盤となっているNPOの役割を明らかにした。テネメント・...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【複合領域】デザイン学:フランス移民を含む研究件
❏19・20世紀転換期フランスにおける排外主義の変容―パリ地域での選挙の分析(20K01053)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長井 伸仁 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10322190)
【キーワード】フランス / 近代史 / 選挙 / 外国人 / パリ (他7件)
【概要】令和3年度は、前年度同様フランスでの史料調査を実施することができなかった。そのため、引きつづき関連する先行研究の調査をおこなったほか、これまでに閲覧していた史料を分析、考察した。 19・20世紀転換期フランスにおけるナショナリズムについては、地域社会における実相が十分に知られておらず、選挙区レベルでの個別研究の蓄積も待たれている。政治運動や選挙の局面についてはB・ジョリをはじめとする近年の研究が重...
❏BrexitによるEU在住イギリス人の市民権と市民意識の変容(20K02145)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50610151)
【キーワード】Brexit / EU / 民主主義 / フランス / 市民権 (他9件)
【概要】昨年度取り組んだ日本とEUのFTAとBrexitの影響に関する論文が収録された、Brexitの影響についての特集号(International Studies)が4月に発表された。 今年度もCOVID-19の影響で海外調査を実施できなかったため、海外の研究者とオンラインで研究交流を行う中で、政府の感染対策とそれに対する国民の反応について日本・ヨーロッパ(フランス・ドイツ・ポーランド・ハンガリー・ギ...
❏EU市民権とトランスナショナル議員に関する実証研究(24730438)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50610151)
【キーワード】EU市民権 / EU研究 / フランス / 移民問題 / 市民意識 (他14件)
【概要】本研究は、EU加盟国国民に保障されたEU市民権を行使して、国籍国以外の地方選挙ならびに欧州議会選挙に参加するEU市民は増えているのか、また当選した外国籍議員はどんな背景やトランスナショナルな市民意識をもっているのか明らかにすることであった。 フランスの選挙結果から、外国籍EU市民の選挙参加は回を重ねるごとに増えていることがわかった。また、外国籍議員へのアンケートや聞き取り調査からは、ヨーロッパ人意...
【複合領域】文化財科学・博物館学:ミュージアム移民を含む研究件
❏1990年代に開花した「負の遺産」の価値転換理論とマイノリティ居住区の地域再生力(16203032)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
【キーワード】マイノリティ / 負の遺産 / コミュニティ / ミュージアム / マンハッタン (他20件)
【概要】本研究プロジェクトの成果は、主として、次の5つの点である。 (1)NYのロワーイースト・サイド・マンハッタンで開花した文化力と地域再生力の本質を追跡した。とりわけ、歴史的建造物の保全と再生、さらにはこれらを活用した市民教育支援事業に熱心に取り組んでいるテネメント・ミュージアムやエルドリッジ・ストリート・ミュージアムの取材を重ね、それらの組織的基盤となっているNPOの役割を明らかにした。テネメント・...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【複合領域】生活科学:教育学移民を含む研究件
❏南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究(16H05676)
【研究テーマ】日本語教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 国際機構, 教授 (10361932)
【キーワード】複言語・複文化 / 南米 / 日系人 / 日本語教育 / Translanguaging (他31件)
【概要】本プロジェクトでは、長い歴史を持つ日本語複言語社会である南米日系移住地をフィールドに以下の4つの研究事業を行った。(1)南米日系人日本語複言語話者の複言語生活・複言語能力に関する実態調査と複言語データ収集(2)日本語複言語コーパス構築と公開(3)構築したコーパスを地域別、世代別、場面別等に比較分析し、複言語話者の日本語使用特性を解明(4)複言語社会に対応した日本語教育デザインならびに日本語言語政策...
❏EUにおける能動型シティズンシップに関する比較研究(20330171)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
【キーワード】教育学 / 社会学 / EU(欧州連合) / 市民性教育 / 政治教育 (他19件)
【概要】本研究は,今日のヨーロッパ各国ならびに統合機関レベルで進められているアクティブなシティズンシップを育てる教育の政策とその実態を精緻に把握することを試みるものである。具体的には,(1)欧州統合の推進に伴う主権の共有化, (2)市民権の実質化, (3)主権者の範囲の拡大(移民の統合)という3つの視点をもってEU10か国の教育の現状を分析・評価し,その上で日本への示唆も導いた。個々の研究成果はすでに多く...
【複合領域】一般理論:近代移民を含む研究件
❏第三共和政前半期(1870-1914年)のパリにおける地方出身者と宗教(19520635)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】長井 伸仁 徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授 (10322190)
【キーワード】西洋史 / 都市史 / 宗教 / 近代 / 移民 (他6件)
【概要】本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのパリに地方から移住してきた人びとの言語的・文化的特性について、カトリック教会という場を通じて検討するものである。研究の結果、そのような特性は史料からはほとんどうかがえなかった。これは、特性が弱かったか、あるいは、当時は特性がさほど意識されていなかったかの、いずれかを意味していると思われる。社会科学の分野でなされた研究に鑑みると、後者の可能性に一定の重...
❏グローバル・プロジェクトの比較研究-グローバル資本の政治経済とグローバル文化-(12490014)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】伊豫谷 登士翁 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (70126267)
【キーワード】グローバリゼーション / 多国籍企業 / メディア / 総力戦体制 / 越境空間 (他19件)
【概要】本研究プロジェクトの目的は、グローバルな越境空間を作り出す装置や機構を、グローバリゼーションのポリティカル・エコノミー研究とグローバル・メディアや文化の生産と消費に関わる研究との接点を明らかにすることにあった。グローバリゼーションをキーワードとする問題領域は多義的であり、プロジェクトでは、政治学、経済学、社会学など他分野の参加者を得て、海外からの研究者を含めたワークショップや国内での研究会を各年度...
【複合領域】一般理論:レイシズム移民を含む研究件
❏ナショナルなシティズンシップの分断と移民・難民・先住民族:社会学的日豪比較研究(16K04094)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (80411693)
【キーワード】多文化主義 / 移民 / 先住民族 / シティズンシップ / 排外主義 (他11件)
【概要】本研究は、現代の社会変動がもたらす国民国家のシティズンシップの変容をエスニック・マイノリティとマジョリティ国民の関係性の変化という視点から考察することで、日本を含む先進諸国における多民族・多文化共生の社会学的研究に貢献することを目指した。具体的には、移民、難民・庇護申請者、先住民族が国民国家のシティズンシップへと包摂されるあり方がグローバル化と新自由主義の影響によってどのように変容しているのかを、...
❏現代オーストラリア演劇の中のグローバリズムと多文化主義(26370340)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】現代演劇 / 多文化主義 / グローバリズム / オーストラリア / 多文化社会 (他15件)
【概要】現代オーストラリア演劇の最新の展開を、①アジアでの翻訳・国際共同制作についての上演・受容、②メインストリーム文化へのエスニック・マイノリティの介入、③多文化社会の描写とグローバルな読み替え、④多文化を主題とする演劇の展開、⑤サスティナビリティ、ディスアビリティ、グローバリズムなど、オーストラリア主流社会における主要テーマ、という切り口から分析・検証を行った。その研究成果を、本研究者は日本や海外で出...
❏グローバル・プロジェクトの比較研究-グローバル資本の政治経済とグローバル文化-(12490014)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】伊豫谷 登士翁 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (70126267)
【キーワード】グローバリゼーション / 多国籍企業 / メディア / 総力戦体制 / 越境空間 (他19件)
【概要】本研究プロジェクトの目的は、グローバルな越境空間を作り出す装置や機構を、グローバリゼーションのポリティカル・エコノミー研究とグローバル・メディアや文化の生産と消費に関わる研究との接点を明らかにすることにあった。グローバリゼーションをキーワードとする問題領域は多義的であり、プロジェクトでは、政治学、経済学、社会学など他分野の参加者を得て、海外からの研究者を含めたワークショップや国内での研究会を各年度...
【複合領域】一般理論:国際労働移動移民を含む研究件
❏ラテンアメリカの国際労働移動におけるジェンダー・エスニシティによる国際分業の変容(16KT0096)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】松久 玲子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (40239075)
【キーワード】移民 / ジェンダー / ラテンアメリカ / 女性移民 / 国際労働移動 (他19件)
【概要】ラテンアメリカからの労働移民が直面する問題をジェンダーとエスニシティに着目して分析した.特に,ラテンアメリカ諸国から先進国への労働移動の事例として,アメリカ合衆国およびスペインへの移民を取り上げた.再生産労働の国際分業体制のもとで,先進諸国における家事労働者の問題が浮き彫りになった.同様に,ラテンアメリカ域内の労働移動においても,経済格差が域内移動を後押ししている.女性移民の場合,ジェンダー役割に...
❏日常的実践におけるマヤ言説の再領土化に関する研究(19401036)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】吉田 栄人 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 准教授 (10240285)
【キーワード】マヤ / マヤ語復興 / 観光 / 領域概念 / 再領土化 (他16件)
【概要】本研究では、外部社会に対して語る優位なポジションを持たないマヤの人たちの日常生活において、外部の社会によって消費の対象として整形され直したマヤという文化がいかにマヤの人たち自身によって獲得され、かつ彼らのものとして領有されるのかその可能性とプロセスを、トゥルム市(メキシコ)のマヤ教会、チチェン・イツァなどの遺跡における観光産業、カルキニ村(メキシコ)の空間認識、ユカタン州(メキシコ)における言語復...
【複合領域】一般理論:福祉国家移民を含む研究件
❏労働の国際移動が福祉国家政策および政治に与える影響に関する比較研究(23243021)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 敏光 京都大学, 国際公共政策研究科, 教授 (30216212)
【キーワード】移民 / 福祉国家 / シティズンシップ / 多文化主義 / 政治過程 (他6件)
【概要】本研究では、様々な福祉国家再編とシティズンシップ再構築の試みにみられる共通点と違いを、1)移民の社会的保護制度・政策、2)移民の政治的影響力、3)移民排斥運動とその背景、4)移民を「国民」として統合していく構造と原理を比較検討することによって明らかにしようとした。2011年から2014年度まで、定期的に研究会を持ち、また学会パネルを組織して議論を深め、東西ヨーロッパ、南北米、オーストラリア、東アジ...
❏ヨーロッパ政党政治の「マルチレベル化」の考察-領域性再編と政党モデル変容の検証(21730123)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】伊藤 武 専修大学, 法学部, 准教授 (70302784)
【キーワード】領域性再編 / 政党政治 / ヨーロッパ / イタリア / ヨーロッパ政治 (他15件)
【概要】本研究は、領域性の再編が政党モデルに及ぼす影響を検証するため、ヨーロッパの地域的バラエティーを考慮した事例を対象に、政党をマルチレベルな構造からなる組織モデル(ナショナル・リージョナル・ローカル+ヨーロッパの各レベル)と捉え、各レベル間のバランスに起きている変化を考察した。具体的には、イタリアを中心としたヨーロッパ諸国を対象に、社会保障改革(年金改革・移民ケア労働者導入)をめぐる政党政治のマルチレ...
❏ポスト共生の移民研究に向けたアクション・リサーチ(21530564)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】挽地 康彦 和光大学, 現代人間学部, 准教授 (30460041)
【キーワード】移民 / 共生 / 主権国家 / 権力 / 社会統合 (他20件)
【概要】本研究では、既存の移民研究を批判的に乗り越える新たな移民理論の構築をめざした。とりわけ国民国家体制を相対化することを目的とした移民理論を「批判的移民理論」と名づけ、以下の4つのアプローチから理論構築を行った。(1)移民管理をめぐる近代国家の合理性と権力装置の分析、(2)現象学的共生論の考察を通じた「前国家的」な共生論の構築、(3)行為者の水準から思考する新たな社会統合論の構想、(4)ケア関係からみ...
【複合領域】一般理論:差別移民を含む研究件
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏1990年代に開花した「負の遺産」の価値転換理論とマイノリティ居住区の地域再生力(16203032)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
【キーワード】マイノリティ / 負の遺産 / コミュニティ / ミュージアム / マンハッタン (他20件)
【概要】本研究プロジェクトの成果は、主として、次の5つの点である。 (1)NYのロワーイースト・サイド・マンハッタンで開花した文化力と地域再生力の本質を追跡した。とりわけ、歴史的建造物の保全と再生、さらにはこれらを活用した市民教育支援事業に熱心に取り組んでいるテネメント・ミュージアムやエルドリッジ・ストリート・ミュージアムの取材を重ね、それらの組織的基盤となっているNPOの役割を明らかにした。テネメント・...
【複合領域】一般理論:日本語教育移民を含む研究件
❏第2言語としてのドイツ語教育-移民の子どもに対する日本語教育への応用を目指して-(19K00799)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】平高 史也 愛知大学, 文学部, 教授 (60156677)
【キーワード】第2言語 / ドイツ語 / 教科学習 / 初期指導 / 中途入学者 (他10件)
【概要】2020年度も新型コロナウイルスの感染拡大で当初予定していたドイツでの調査を実施することができず、計画を大幅に縮小せざるを得なかった。現地調査ができなかったので、これまでに収集したデータの整理、およびZOOMによるドイツ人研究者のインタビューに切り替えた。具体的には以下の2点である。(1)インターネット上に公開されているDr. Meyer-Ingwersenのインタビュー、2018年3月に行った教...
❏南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究(16H05676)
【研究テーマ】日本語教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 国際機構, 教授 (10361932)
【キーワード】複言語・複文化 / 南米 / 日系人 / 日本語教育 / Translanguaging (他31件)
【概要】本プロジェクトでは、長い歴史を持つ日本語複言語社会である南米日系移住地をフィールドに以下の4つの研究事業を行った。(1)南米日系人日本語複言語話者の複言語生活・複言語能力に関する実態調査と複言語データ収集(2)日本語複言語コーパス構築と公開(3)構築したコーパスを地域別、世代別、場面別等に比較分析し、複言語話者の日本語使用特性を解明(4)複言語社会に対応した日本語教育デザインならびに日本語言語政策...
❏異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―(16H03787)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】多文化共生 / 教育保障 / 就学義務 / 母語教育 / 日本語教育 (他23件)
【概要】本研究は、日本内外の学校にある多文化的教室の先進的な事例をさぐるもので、外国人の子供を受け入れる日本の学校の教育の質的向上のために、資料を提供しようとしている。そのために、日本及び各国が外国人初等教育学齢児をどのように受け入れて多文化的教室を生みだしているか、その制度整備等について調査を行った。伊勢崎市、浜松市、バレンシア市、スウェーデン、台湾の状況を把握した。また愛知教育大学がその状況に対応すべ...
【複合領域】一般理論:移民政策移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏東アジアにおける移民の編入モードと移民政策の動態的研究―日本・韓国・台湾の比較―(24402034)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】渡戸 一郎 明星大学, 人文学部, 教授 (00230946)
【キーワード】移民政策 / 編入モード / 難民 / 移民 / 東アジア (他6件)
【概要】東アジアで活発化する人の越境移動のなかでも、日本、韓国、台湾における移民・難民を対象に、その「編入モード」の差異とその歴史的変化および移民政策の変容を研究した。現地調査では結婚移民女性、難民、そして日本では日系ブラジル人に焦点を当てた。また、韓国の「多文化受容性」調査の枠組みを踏まえて、独自に日本と韓国でインターネット調査(各600サンプル)を行い、外国人移民受け入れの違いの基底にある社会意識の分...
❏選別的移民政策の国際比較――新自由主義/新保守主義と国民国家の境界再編成(24252008)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小井土 彰宏 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (60250396)
【キーワード】移民政策 / 国際移民 / 国際社会学 / 外国人労働者 / 労働市場 (他10件)
【概要】選別移民政策を単なる高度技能移民の移民の積極的誘致としてではなく、移民の受け入れと排除の両面を統合的に捉える視点を打ち出し、これにより主要受け入れ7カ国の1990年代末以降の諸政策を比較検討し、移民政策に内在する両要素を相互補完的なものとしてその傾向を横断的に俯瞰した。この結果、1)デジタル化したIDカード・生体認証が作り出す技術インフラが両目的の統合的に追求する傾向の存在、2)排斥されたはずの非...
【複合領域】一般理論:デモクラシー移民を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏「再国民化」の比較政治学-ヨーロッパ・デモクラシーのジレンマ(24330049)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石田 徹 龍谷大学, その他部局等, 教授 (50131313)
【キーワード】再国民化 / ポピュリズム / デモクラシー / 欧州統合 / 福祉ショービニズム (他6件)
【概要】2008年秋のリーマンショック、2010年以降に再燃した欧州の金融・財政危機はEUにおける経済ガバナンスのいっそうの強化やEUによる加盟国への緊縮政策のさらなる強要を促した。しかし、そのような政策への反発が、反EU、反ユーロの主張を全面に出す左右両翼のEU懐疑主義、雇用・福祉等における自国民優先政策を主張する新右翼ポピュリズムの台頭をもたらした。 本研究では、そうした現象に見られるような、欧州を中...
【複合領域】一般理論:多文化移民を含む研究件
❏現代オーストラリア演劇の中のグローバリズムと多文化主義(26370340)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】現代演劇 / 多文化主義 / グローバリズム / オーストラリア / 多文化社会 (他15件)
【概要】現代オーストラリア演劇の最新の展開を、①アジアでの翻訳・国際共同制作についての上演・受容、②メインストリーム文化へのエスニック・マイノリティの介入、③多文化社会の描写とグローバルな読み替え、④多文化を主題とする演劇の展開、⑤サスティナビリティ、ディスアビリティ、グローバリズムなど、オーストラリア主流社会における主要テーマ、という切り口から分析・検証を行った。その研究成果を、本研究者は日本や海外で出...
❏海外にルーツがある文化的に多様な子ども達の表現活動を中心とした学習共同体の研究(24330223)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石黒 広昭 立教大学, 文学部, 教授 (00232281)
【キーワード】言語的文化的多様性 / マルチリテラシー / 自己表現活動 / 発達 / 学習共同体 (他15件)
【概要】本研究では、多様な文化的背景を持つ海外にルーツのある子どもの「自己表現活動」を中心とした学習実践を調査し、学習を動機付ける自己表現活動の理論化を目指した。調査は国内と国外で実施され、表現活動を支援する団体の参与観察、子どもを含む関係者インタビュー、芸術的介入活動が行われ、実践上の課題と活動の理論的把握がなされた。実践者との会議(POD会議)も定期的に実施され、実践者との協働のあり方も模索された。...
【複合領域】一般理論:多文化社会移民を含む研究件
❏文化的に適切な指導法とマジョリティの特権性に関する国際比較研究(22K02346)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】高橋 史子 東京大学, 教養学部, 特任講師 (80751544)
【キーワード】移民 / 教育 / 特権性 / 多文化社会 / 文化的に適切な指導
【概要】
❏多文化社会における教員の役割・指導法に関する国際比較研究(18K13086)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 史子 東京大学, 教養学部, 特任講師 (80751544)
【キーワード】多文化社会 / 移民 / 文化的に適切な指導 / 教員養成 / 多文化教育 (他10件)
【概要】本研究の目的は、学校が多民族化・多文化化するなかで、教員が生徒の文化的多様性をどのようにまなざし、それが外国籍生徒の学力保証や承認をどのように促進/阻害しているのかを明らかにすることで、文化的多様性を対応する指導法について検討することである。学校教員を対象にした調査の結果、外国籍児童生徒の指導経験は、生徒の文化的多様性に対する見方を肯定的なものに促す一方で、日本人生徒と「同じように」扱う方向に促す...
❏現代オーストラリア演劇の中のグローバリズムと多文化主義(26370340)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】現代演劇 / 多文化主義 / グローバリズム / オーストラリア / 多文化社会 (他15件)
【概要】現代オーストラリア演劇の最新の展開を、①アジアでの翻訳・国際共同制作についての上演・受容、②メインストリーム文化へのエスニック・マイノリティの介入、③多文化社会の描写とグローバルな読み替え、④多文化を主題とする演劇の展開、⑤サスティナビリティ、ディスアビリティ、グローバリズムなど、オーストラリア主流社会における主要テーマ、という切り口から分析・検証を行った。その研究成果を、本研究者は日本や海外で出...
【複合領域】一般理論:多文化主義移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏多文化共生社会の流動化と新しい人権政策・社会政策・入国管理政策に関する国際比較(19H00581)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】飯田 文雄 神戸大学, 法学研究科, 教授 (70184356)
【キーワード】多文化主義 / 政治哲学 / 政治史 / 政策研究 / 移民 (他11件)
【概要】本研究は、多文化共生社会論を巡って、非正規入国者への対応が本格化する2010年代以降に生じた変化を、人権政策・社会政策・入国管理政策という3つの政策領域における多様な改革論争に則しつつ解明することを目指すものである。その中で、本年度は、非正規入国者の中長期的な定着に関わる社会政策の改革論をとりあげ、以下の諸問題の考察を行った。 (1)本研究ではまず、政治哲学・政治史学等の領域で行われた、多文化共生...
❏多文化主義政策はいかにして受容されるか:政策決定過程に注目した理論的・国際的研究(17H02476)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】辻 康夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (20197685)
【キーワード】多文化主義 / 先住民 / 移民統合 / マイノリティ / 移民問題 (他12件)
【概要】本研究は、ポピュリズムや排他主義の高まりの中で、「穏健な多文化主義政策」の実施が可能になる条件を、政治過程における熟議の機能に求め、その解明のための理論研究および事例分析を行ったものである。この作業をとおして、①多数派形成政治に加えて、専門家審議会や司法制度などにおける熟議が中長期的に、多文化主義政策を定着させる効果を持つこと。②ポピュリズムや排他主義の世論が強まる中で、世論から隔離された熟議の空...
【複合領域】一般理論:ナショナリズム移民を含む研究件
❏19・20世紀転換期フランスにおける排外主義の変容―パリ地域での選挙の分析(20K01053)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長井 伸仁 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10322190)
【キーワード】フランス / 近代史 / 選挙 / 外国人 / パリ (他7件)
【概要】令和3年度は、前年度同様フランスでの史料調査を実施することができなかった。そのため、引きつづき関連する先行研究の調査をおこなったほか、これまでに閲覧していた史料を分析、考察した。 19・20世紀転換期フランスにおけるナショナリズムについては、地域社会における実相が十分に知られておらず、選挙区レベルでの個別研究の蓄積も待たれている。政治運動や選挙の局面についてはB・ジョリをはじめとする近年の研究が重...
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏Migration, Memory, and Literature: Mapping Japanese Nationalism in Nikkei Communities in Peru, Bolivia, and Argentina(16K02612)
【研究テーマ】文学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】間藤 茂子 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (90579468)
【キーワード】日系ペルー文学 / 日系人の記憶 / 南米日系人社会 / Peruvian literature / Nikkei literature (他31件)
【概要】目的は、日系ペルー・ボリビア・アルゼンチン社会におけるナショナリズムの構築と変貌を文学・文化作品を通じて探究することであった。リマにある日秘文化会館とボリビア、サンタ・クルーズ県のオキナワボリビア歴史資料館で調査と資料収集を行なった。コロナ感染前は、ペルー、ボリビア以外にアメリカ議会図書館、シカゴ大学図書館で資料収集を行なった。日系ボリビア、アルゼンチンに関する研究は進まなかったが、日系ペルー人の...
【複合領域】一般理論:人口移動移民を含む研究件
❏敗戦/解放後の引揚げと農村社会-戦後開拓と農地改革をめぐる日・韓比較研究(21580263)
【研究テーマ】農業経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】松本 武祝 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40202329)
【キーワード】敗戦と解放 / 引き揚げ / 農村過剰人口 / 戦後開拓 / 農地改革 (他16件)
【概要】総力戦として戦われた日中戦争・アジア太平洋戦争においては、数多くの「帝国臣民」が動員された。その対象は、日本「内地」に限らず「外地」(朝鮮・台湾・「満洲」)の領域全体に広がった。そして戦後には、帝国日本の解体にともなって、「国境」を越えて動員された人々がそれぞれの出身地域に引揚げすることとなる。戦時期から50年代東アジアの歴史分析において、帝国日本内における「帝国臣民」の動員と引揚げという現象を無...
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
【環境学】環境保全学:国民国家移民を含む研究件
❏北米大陸へのアジア系移民の戦後的展開-帝国解体・内戦に伴うヒトの移動(12F02311)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅野 豊美 中京大学, 国際教養学部, 教授 (60308244)
【キーワード】移民 / 台湾 / 福島 / 在外財産 / 民主化 (他19件)
【概要】In March and June of 2014, respectively we presented each paper at the annual conference of Association for Asian Studies in Philadelphia and the North American Taiwan Studies Association conference i...
❏労働の国際移動が福祉国家政策および政治に与える影響に関する比較研究(23243021)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新川 敏光 京都大学, 国際公共政策研究科, 教授 (30216212)
【キーワード】移民 / 福祉国家 / シティズンシップ / 多文化主義 / 政治過程 (他6件)
【概要】本研究では、様々な福祉国家再編とシティズンシップ再構築の試みにみられる共通点と違いを、1)移民の社会的保護制度・政策、2)移民の政治的影響力、3)移民排斥運動とその背景、4)移民を「国民」として統合していく構造と原理を比較検討することによって明らかにしようとした。2011年から2014年度まで、定期的に研究会を持ち、また学会パネルを組織して議論を深め、東西ヨーロッパ、南北米、オーストラリア、東アジ...
❏ポスト共生の移民研究に向けたアクション・リサーチ(21530564)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】挽地 康彦 和光大学, 現代人間学部, 准教授 (30460041)
【キーワード】移民 / 共生 / 主権国家 / 権力 / 社会統合 (他20件)
【概要】本研究では、既存の移民研究を批判的に乗り越える新たな移民理論の構築をめざした。とりわけ国民国家体制を相対化することを目的とした移民理論を「批判的移民理論」と名づけ、以下の4つのアプローチから理論構築を行った。(1)移民管理をめぐる近代国家の合理性と権力装置の分析、(2)現象学的共生論の考察を通じた「前国家的」な共生論の構築、(3)行為者の水準から思考する新たな社会統合論の構想、(4)ケア関係からみ...
【環境学】環境保全学:アジア移民を含む研究件
❏アジアの越境する子どもたちとトランスナショナル階層社会の出現に関する実証研究(16H02737)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】石井 香世子 立教大学, 社会学部, 教授 (50367679)
【キーワード】移民 / 市民権 / アジア / 子ども / 移動する子ども (他9件)
【概要】本科研共同研究では、東・東南アジア圏にまたがる移民の移動圏を分析範囲として、移民送出し社会と受入れ社会の双方から、移民の再生産の権利を、「子ども」という分析視座を用いて分析した。この分析研究を通じて、公的な制度としての市民権の保障枠組みと、実態としての市民権行使のあいだには乖離があることが浮き彫りにされた。今日では、長期にわたり国境を越えて繰り返される移動の契機と経路が複雑化している。これにより、...
❏アジア系アメリカ人の越境と文化混合に関する比較研究(15202022)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】油井 大三郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50062021)
【キーワード】アメリカ / アジア / 移民 / 越境 / 文化混合
【概要】最終年度となった平成17年度においては、過去3年間の最終的な成果のとりまとめを意識して、9月に国際シンポジウムを設定した。その上で6月までに米国側と日本側の報告予定者の報告要旨を集約し、7月の日本側による研究会で報告相互の調整を行った。このような準備を行った上で、9月3日(土)と4日(日)の両日、東京大学の駒場キャンパスで「越境するアジア系アメリカ人の世界」と題した国際シンポジウムを開催した。初日...
【環境学】環境保全学:学際研究移民を含む研究件
❏中東・ヨーロッパ諸国間の国際政策協調と移民/難民の移動に関する研究(17H04504)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (70451979)
【キーワード】中東 / 移民 / 難民 / アラブ / EU (他14件)
【概要】本研究では、中東地域からヨーロッパ諸国への移動が多くみられるアラブ系移民/難民の中でも、特にパレスチナ難民とシリア難民に焦点を当て、彼らの移動の実態と、そこに国際的な政策協調が与える影響について検討を加えた。FRONTEX(EU国境管理局)を訪問し、人の移動管理に関する協調体制について調査した他、2015年の欧州難民危機で最も多くの難民を受けいれたドイツで、その後の受け入れの実態や社会の変化につい...
❏アラブ系移民/難民の越境移動をめぐる動態と意識:中東と欧州における比較研究(26283003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70451979)
【キーワード】移民 / 難民 / アラブ / 政治学 / 世論調査 (他13件)
【概要】本研究ではシリア、イラク、パレスチナ出身の移民および難民について、移動の動機や、移動先の選択、移動後の状況や意識の変化を、量的調査(世論調査)と質的調査(聞き取り調査)の双方により明らかにした。調査対象地域は、国家規模に対して相対的に多くの移民/難民を受け入れてきた、ヨルダンとスウェーデンである。調査の結果、ヨルダンは紛争から逃れるための安定した一次避難先として選ばれるが、就労許可等をめぐり不満も...
【環境学】環境保全学:ディアスポラ移民を含む研究件
❏トランスナショナリズムからディアスポラへ?ペルーから日本へのデカセギの帰結(16H05714)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 在日外国人 / 日系人 / 外国人労働者 / デカセギ (他20件)
【概要】合計650名のペルー移民に聞き取り調査を行った。最終年度まで聞き取りを続けていたため、データの解析は今後の課題となるが、データを部分的に用いた成果も出しており、以下のような知見が得られた。(1)トランスナショナリズムとディアスポラへの分岐を規定する要因として、日本とペルーの各時点での経済格差がある。較差が大きかった時期(2000年代前半まで)にペルーに投資ができた場合、日本で状況が悪くなってもペル...
❏レバノン・シリア移民の創り出す地域-宗派体制・クライエンテリズム・市民社会(21251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
【キーワード】宗派紛争 / パトロン・クライエント関係 / 市民社会 / 在外投票権 / 移民文学 (他16件)
【概要】レバノン・シリア移民の4波に分かたれる移住の歴史的過程と、移住先における社会上昇について把握したうえで、世界各地にて現地調査を行った。その結果、移住先と故国とを結びつける移民のネットワークの重層する構造を明らかにし、移民が移住先の市民社会に接したことにより故国の政治体制に対し積極的な働きかけを行う動きがある一方、故国のクライエンテリズムが移民をなお強く拘束する影響力を持ち続けていること、などを明ら...
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
【数物系科学】数学:ドイツ移民を含む研究件
❏中東・ヨーロッパ諸国間の国際政策協調と移民/難民の移動に関する研究(17H04504)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (70451979)
【キーワード】中東 / 移民 / 難民 / アラブ / EU (他14件)
【概要】本研究では、中東地域からヨーロッパ諸国への移動が多くみられるアラブ系移民/難民の中でも、特にパレスチナ難民とシリア難民に焦点を当て、彼らの移動の実態と、そこに国際的な政策協調が与える影響について検討を加えた。FRONTEX(EU国境管理局)を訪問し、人の移動管理に関する協調体制について調査した他、2015年の欧州難民危機で最も多くの難民を受けいれたドイツで、その後の受け入れの実態や社会の変化につい...
❏オーストリアにおける政治教育の定着過程の研究(26381153)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
【キーワード】政治教育 / オーストリア / コンピテンシー / 歴史教育 / 選挙権 (他14件)
【概要】本研究は,オーストリアの学校教育法や学習指導要領を中心とする教育関連法規を主な資料として,同国の政治教育の発展が隣国ドイツに比べて遅れたこと,ならびに1990年前後に転機を迎え,それ以後急速に発展していることを明らかにした。また,その背後には戦後の国際関係による制約と1970年代のドイツからの影響のほか,1980年代後半以降に生じた国家の変容,具体的にはヴァルトハイム事件による自国史理解の転換,E...
【数物系科学】数学:多国籍移民を含む研究件
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏イベリア半島におけるヒトの移動と地域の形成-その歴史的分析(13410114)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】中塚 次郎 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (80172344)
【キーワード】移民 / 地域 / 文化変容 / 近代史 / 現代史 (他6件)
【概要】地域の形成にはたんに経済的要因や地理的要因だけではなく、その地域に流入してきた人間集団の存在や、そこから出ていった移民たちの意識などが重要な役割を果たしている。たとえば、EU内を移動しそこを生活空間とする一方で、EU外の集団との差異を経験することで、人々はEUをひとつの「地域」と認識する、といった具合にである。このことは、国家内の「地域」にもあてはまる。本研究は、こうした観点を生かしながち、イベリ...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカ移民を含む研究件
❏メキシコ・ユカタン州の先住民村落社会における政治と移民に関する接合的研究(19K12473)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】渡辺 暁 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (20635338)
【キーワード】移民 / 地域社会 / 地方政治 / ユカタン / 先住民 (他9件)
【概要】2021年度は新型コロナが収束していれば、メキシコユカタン州及び米国カリフォルニア州において現地調査を行う予定であったが、コロナ禍が続いたため実現できなかった。より具体的には、メキシコで中間選挙が行われ、私が調査を行っているユカタン州では、連邦選挙に加えて地方選挙(市長選挙と州議会選挙)が行われた。当初の研究計画では、この選挙を取材して、ロペス=オブラドール新政権下における新たな地方政治の状況など...
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏近現代アメリカ社会運動史の再検討-大西洋世界と太平洋世界をつなぐ視点から-(24320148)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 ひかる 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00272774)
【キーワード】アメリカ / 社会運動史 / 近現代 / 移民 / 太平洋世界 (他13件)
【概要】第1に、アメリカ合衆国で様々な社会運動に加わったヨーロッパとアジアからの移民が、彼らの送出国での社会運動と結びつき、そこから影響を受けながら発展したことを明らかにした。第2に、大西洋世界と太平洋世界の移民が、アメリカ国内で一つの運動を形成したこと、それらの運動が、移民の送り出し地域に対して影響を及ぼしたことを、とくに日本と中国について明らかにした。第3に日本に滞在して日本における運動に接点を持った...
【数物系科学】地球惑星科学:メキシコ移民を含む研究件
❏中区分6:政治学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】在外投票
【研究期間】買票行為
【研究代表者】移民
【キーワード】政治参加
【概要】
❏メキシコ・ユカタン州の先住民村落社会における政治と移民に関する接合的研究(19K12473)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】渡辺 暁 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (20635338)
【キーワード】移民 / 地域社会 / 地方政治 / ユカタン / 先住民 (他9件)
【概要】2021年度は新型コロナが収束していれば、メキシコユカタン州及び米国カリフォルニア州において現地調査を行う予定であったが、コロナ禍が続いたため実現できなかった。より具体的には、メキシコで中間選挙が行われ、私が調査を行っているユカタン州では、連邦選挙に加えて地方選挙(市長選挙と州議会選挙)が行われた。当初の研究計画では、この選挙を取材して、ロペス=オブラドール新政権下における新たな地方政治の状況など...
❏在外投票における票買収の実証的研究(19K21685)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 百合子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (30432553)
【キーワード】在外投票 / 買票行為 / 移民 / 政治参加 / メキシコ (他12件)
【概要】本研究課題は、在外投票における票買収(Vote Buying)について、在米メキシコ移民の事例に着目し、サーベイ実験とインタビュー調査を用いて実証分析を行った。2018年の大統領選挙の在外投票において票買収が行われたかどうかについてサーベイ実験した。その結果、約32%の回答者が票買収を経験したことが分かった。更にメキシコ・プエブラ州において移民経験者および移民家族、および米国ロサンゼルス市・シカゴ...
【数物系科学】地球惑星科学:エストニア移民を含む研究件
❏EUにおける能動型シティズンシップに関する比較研究(20330171)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
【キーワード】教育学 / 社会学 / EU(欧州連合) / 市民性教育 / 政治教育 (他19件)
【概要】本研究は,今日のヨーロッパ各国ならびに統合機関レベルで進められているアクティブなシティズンシップを育てる教育の政策とその実態を精緻に把握することを試みるものである。具体的には,(1)欧州統合の推進に伴う主権の共有化, (2)市民権の実質化, (3)主権者の範囲の拡大(移民の統合)という3つの視点をもってEU10か国の教育の現状を分析・評価し,その上で日本への示唆も導いた。個々の研究成果はすでに多く...
❏ヨーロッパ周縁地域における民族意識の覚醒と再編(07041040)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】庄司 博史 国立民族学博物館, 第3研究部, 助教授 (80142016)
【キーワード】ウクライナ / ロシア / エストニア / リトアニア / 民族意識 (他16件)
【概要】本研究は1980年代末以降の東欧の社会変革およびソ連の解体の結果、様々な形で生じつつある民族意識の覚醒や、民族意識の再編の実態を学術的立場から調査し、先鋭化しつつある民族問題を動的な民族意識との関連の中でとらえることを目標とした。研究方法は、おもに対面的な聞き取り調査によって、文献ではとらえにくい多様で動的な庶民の現実の意識に接近することにした。調査は、ロシア、ウクライナ、エストニア、リトアニアを...
【数物系科学】地球惑星科学:南米移民を含む研究件
❏海外日本語継承語(JHL)コーパスの開発と日本語・日本語教育研究への応用(20H01271)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 融合科学系, 教授 (10361932)
【キーワード】継承語 / 南米日系社会 / CLD児 / translanguaging / 言語教育 (他18件)
【概要】本研究課題は南米を中心とした海外の日本語継承語話者コーパス(Japanese as a Heritage Language/ JHLコーパス)を構築し、応用研究を行うものである。2020年度はJHLコーパス構築のため、主に二つの事業を推進した。一つ目は南米にルーツをもつ日系人3世・4世世代を中心に100名のライフストーリーを聞くイベントをオンラインで実施し、それを録画した。特に幼少期の空間の移動、...
❏南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究(16H05676)
【研究テーマ】日本語教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 国際機構, 教授 (10361932)
【キーワード】複言語・複文化 / 南米 / 日系人 / 日本語教育 / Translanguaging (他31件)
【概要】本プロジェクトでは、長い歴史を持つ日本語複言語社会である南米日系移住地をフィールドに以下の4つの研究事業を行った。(1)南米日系人日本語複言語話者の複言語生活・複言語能力に関する実態調査と複言語データ収集(2)日本語複言語コーパス構築と公開(3)構築したコーパスを地域別、世代別、場面別等に比較分析し、複言語話者の日本語使用特性を解明(4)複言語社会に対応した日本語教育デザインならびに日本語言語政策...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流移民を含む研究件
❏アラブ系移民/難民の越境移動をめぐる動態と意識:中東と欧州における比較研究(26283003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70451979)
【キーワード】移民 / 難民 / アラブ / 政治学 / 世論調査 (他13件)
【概要】本研究ではシリア、イラク、パレスチナ出身の移民および難民について、移動の動機や、移動先の選択、移動後の状況や意識の変化を、量的調査(世論調査)と質的調査(聞き取り調査)の双方により明らかにした。調査対象地域は、国家規模に対して相対的に多くの移民/難民を受け入れてきた、ヨルダンとスウェーデンである。調査の結果、ヨルダンは紛争から逃れるための安定した一次避難先として選ばれるが、就労許可等をめぐり不満も...
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏人の国際移動と多文化社会の変容に関する比較教育研究(23402064)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉村 美紀 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60365674)
【キーワード】人の国際移動 / 教育文化交流 / 多文化教育 / 国際教育学 / 比較教育学 (他18件)
【概要】本研究はグローバル化や国際化の進展に伴う人の国際移動、すなわち留学、移民、難民、国際結婚、国際労働がもたらす多文化社会の変容と共生問題に焦点をあて、海外研究協力者と共にフランス、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、ブラジル、マレーシアにおける現地調査に基づき日本と比較した国際共同研究である。研究の結果、多文化共生の実現をめぐっては言語や宗教の共通性、歴史的背景、政治的経済的要因、地理的要因、ディア...
【数物系科学】天文学:国際情報交換移民を含む研究件
❏オーストリアにおける政治教育の定着過程の研究(26381153)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
【キーワード】政治教育 / オーストリア / コンピテンシー / 歴史教育 / 選挙権 (他14件)
【概要】本研究は,オーストリアの学校教育法や学習指導要領を中心とする教育関連法規を主な資料として,同国の政治教育の発展が隣国ドイツに比べて遅れたこと,ならびに1990年前後に転機を迎え,それ以後急速に発展していることを明らかにした。また,その背後には戦後の国際関係による制約と1970年代のドイツからの影響のほか,1980年代後半以降に生じた国家の変容,具体的にはヴァルトハイム事件による自国史理解の転換,E...
❏環太平洋における在外日本人の移動と生業(25243008)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米山 裕 立命館大学, 文学部, 教授 (10240384)
【キーワード】移民 / 日系人 / 在外日本人 / 環太平洋 / データベース (他12件)
【概要】第二次世界大戦前から戦後にかけての環太平洋おいて、外地および外国で暮らす日本人(在外日本人)とその子ども(日系人)の移動と職業について、移民たちが残したさまざまな文献をデータベースに入力した。そのデータをもとに、日本からアメリカ合衆国、カナダへの国際移動、移住地内での移動と職業、生活などについて、歴史学、地域研究、地理学、社会学、人類学の方法論を用いて分析し、在外日本人の経験の全体像の把握に努めた...
❏EU市民権とトランスナショナル議員に関する実証研究(24730438)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50610151)
【キーワード】EU市民権 / EU研究 / フランス / 移民問題 / 市民意識 (他14件)
【概要】本研究は、EU加盟国国民に保障されたEU市民権を行使して、国籍国以外の地方選挙ならびに欧州議会選挙に参加するEU市民は増えているのか、また当選した外国籍議員はどんな背景やトランスナショナルな市民意識をもっているのか明らかにすることであった。 フランスの選挙結果から、外国籍EU市民の選挙参加は回を重ねるごとに増えていることがわかった。また、外国籍議員へのアンケートや聞き取り調査からは、ヨーロッパ人意...
【生物学】人類学:琉球移民を含む研究件
❏脱植民地化プロセスとしての戦後日本の対アジア外交の展開と国内制約要因(15330035)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】浅野 豊美 中京大学, 教養部, 教授 (60308244)
【キーワード】引揚 / 在外財産 / 帝国 / 日韓 / 植民 (他13件)
【概要】戦後日本とアジア諸国との外交関係樹立にあたっては、敗戦後の日本人引揚に伴い発生した現地所在の元日本人所有私有財産について、その清算代金支払い要求が国内に定住を始めた引揚者から提出され、外交交渉にも反映されていた。 その引揚者の要求は、保守政治家・元官僚有力者の支援を受けて進められ、在外私有財産を日本政府もしくは相手国政府が補償せよとするものであった。引揚者にとって「外地」で失った土地家屋は、自らと...
❏沖縄戦と米国の沖縄占領に関する総合的研究(14202010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】我部 政男 山梨学院大学, 法学部, 教授 (90045188)
【キーワード】沖縄 / 琉球 / 沖縄戦 / 太平洋戦争 / 沖縄占領 (他15件)
【概要】1 沖縄戦の実態に関して、とくにその戦時体制の具体的内容として、県知事・軍司令官などの官民一体論を明らかにした。また、沖縄戦時における秘密戦の重要性に関して指摘した。 2 沖輝戦後の沖縄および東アジア情勢に関して・アメリカの統治政策の概要・基地建設の実態・韓国を含む東アジアにおけるアメリカのプレゼンス、といった問題に関してそれぞれの重要性を指摘しつつ検討した。 3 アメリカの占領下における沖縄の内...
【生物学】人類学:ブラジル移民を含む研究件
❏南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究(16H05676)
【研究テーマ】日本語教育
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 国際機構, 教授 (10361932)
【キーワード】複言語・複文化 / 南米 / 日系人 / 日本語教育 / Translanguaging (他31件)
【概要】本プロジェクトでは、長い歴史を持つ日本語複言語社会である南米日系移住地をフィールドに以下の4つの研究事業を行った。(1)南米日系人日本語複言語話者の複言語生活・複言語能力に関する実態調査と複言語データ収集(2)日本語複言語コーパス構築と公開(3)構築したコーパスを地域別、世代別、場面別等に比較分析し、複言語話者の日本語使用特性を解明(4)複言語社会に対応した日本語教育デザインならびに日本語言語政策...
❏北米大陸へのアジア系移民の戦後的展開-帝国解体・内戦に伴うヒトの移動(12F02311)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅野 豊美 中京大学, 国際教養学部, 教授 (60308244)
【キーワード】移民 / 台湾 / 福島 / 在外財産 / 民主化 (他19件)
【概要】In March and June of 2014, respectively we presented each paper at the annual conference of Association for Asian Studies in Philadelphia and the North American Taiwan Studies Association conference i...
【生物学】人類学:人類学移民を含む研究件
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏移民「二世」から見るナショナリティの歴史と現在(25884081)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】石田 智恵 立命館大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (50706661)
【キーワード】アルゼンチン / 人類学 / 移民 / ナショナリティ / 日系
【概要】年度初めに、近年移民第二世代に関する研究が増加している欧米の移民研究のレビューを進めた。5月に開催された公開研究会では、現代ヨーロッパにおけるグローバル生殖産業、国際養子縁組等の展開を通じた親族関係の変容について最新の研究動向の知見を得た。6月には日本ラテンアメリカ学会および日本文化人類学会各大会で研究成果報告を行なった。 夏期・春期にそれぞれ約1ヶ月間、1970年代後半アルゼンチン軍事政権の圧政...
❏レバノン・シリア移民の創り出す地域-宗派体制・クライエンテリズム・市民社会(21251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
【キーワード】宗派紛争 / パトロン・クライエント関係 / 市民社会 / 在外投票権 / 移民文学 (他16件)
【概要】レバノン・シリア移民の4波に分かたれる移住の歴史的過程と、移住先における社会上昇について把握したうえで、世界各地にて現地調査を行った。その結果、移住先と故国とを結びつける移民のネットワークの重層する構造を明らかにし、移民が移住先の市民社会に接したことにより故国の政治体制に対し積極的な働きかけを行う動きがある一方、故国のクライエンテリズムが移民をなお強く拘束する影響力を持ち続けていること、などを明ら...
【工学】機械工学:階層移民を含む研究件
❏大都市における移民の社会経済的統合の軌跡:パネル調査によるアプローチ(22H00912)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階層 / 移民 / 大都市 / 社会経済的統合 / パネル調査
【概要】
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【工学】建築学:外国人移民を含む研究件
❏小区分23030:建築計画および都市計画関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】住宅団地
【研究期間】外国人
【研究代表者】移民
【キーワード】社会的包摂
【概要】令和3年度は、前年度同様フランスでの史料調査を実施することができなかった。そのため、引きつづき関連する先行研究の調査をおこなったほか、これまでに閲覧していた史料を分析、考察した。 19・20世紀転換期フランスにおけるナショナリズムについては、地域社会における実相が十分に知られておらず、選挙区レベルでの個別研究の蓄積も待たれている。政治運動や選挙の局面についてはB・ジョリをはじめとする近年の研究が重...
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏社会的包摂プログラムを組み込んだ外国人集住地区再生手法の実態と日本への適用(18H01601)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】藤井 さやか 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70422194)
【キーワード】住宅団地 / 外国人 / 移民 / 社会的包摂 / 団地再生
【概要】1)公的住宅団地の外国人集住実態に関するアンケート調査:昨年度抽出した日本国内の外国人集住地区702地区を対象に、公的住宅団地の立地状況を確認し、110団地・118団地管理者の外国人集住団地リストを作成した。次に118団地管理者を対象に、住宅団地における外国人集住の実態と課題、対策状況に関するアンケート調査を実施した(回収84、回収率71.2%)。その結果、外国人率が50%を超える団地も出現してい...
【工学】建築学:EU(欧州連合)移民を含む研究件
❏BrexitによるEU在住イギリス人の市民権と市民意識の変容(20K02145)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50610151)
【キーワード】Brexit / EU / 民主主義 / フランス / 市民権 (他9件)
【概要】昨年度取り組んだ日本とEUのFTAとBrexitの影響に関する論文が収録された、Brexitの影響についての特集号(International Studies)が4月に発表された。 今年度もCOVID-19の影響で海外調査を実施できなかったため、海外の研究者とオンラインで研究交流を行う中で、政府の感染対策とそれに対する国民の反応について日本・ヨーロッパ(フランス・ドイツ・ポーランド・ハンガリー・ギ...
❏中東・ヨーロッパ諸国間の国際政策協調と移民/難民の移動に関する研究(17H04504)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (70451979)
【キーワード】中東 / 移民 / 難民 / アラブ / EU (他14件)
【概要】本研究では、中東地域からヨーロッパ諸国への移動が多くみられるアラブ系移民/難民の中でも、特にパレスチナ難民とシリア難民に焦点を当て、彼らの移動の実態と、そこに国際的な政策協調が与える影響について検討を加えた。FRONTEX(EU国境管理局)を訪問し、人の移動管理に関する協調体制について調査した他、2015年の欧州難民危機で最も多くの難民を受けいれたドイツで、その後の受け入れの実態や社会の変化につい...
❏EU市民権とトランスナショナル議員に関する実証研究(24730438)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50610151)
【キーワード】EU市民権 / EU研究 / フランス / 移民問題 / 市民意識 (他14件)
【概要】本研究は、EU加盟国国民に保障されたEU市民権を行使して、国籍国以外の地方選挙ならびに欧州議会選挙に参加するEU市民は増えているのか、また当選した外国籍議員はどんな背景やトランスナショナルな市民意識をもっているのか明らかにすることであった。 フランスの選挙結果から、外国籍EU市民の選挙参加は回を重ねるごとに増えていることがわかった。また、外国籍議員へのアンケートや聞き取り調査からは、ヨーロッパ人意...
【工学】建築学:義務教育移民を含む研究件
❏異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―(16H03787)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】多文化共生 / 教育保障 / 就学義務 / 母語教育 / 日本語教育 (他23件)
【概要】本研究は、日本内外の学校にある多文化的教室の先進的な事例をさぐるもので、外国人の子供を受け入れる日本の学校の教育の質的向上のために、資料を提供しようとしている。そのために、日本及び各国が外国人初等教育学齢児をどのように受け入れて多文化的教室を生みだしているか、その制度整備等について調査を行った。伊勢崎市、浜松市、バレンシア市、スウェーデン、台湾の状況を把握した。また愛知教育大学がその状況に対応すべ...
❏外国籍児童生徒の就学義務に関する法的基盤と制度的支援の国際調査(23402059)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-11-18 - 2014-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】就学義務 / 義務教育 / 日系南米人 / 多文化共生 / 外国籍幼児 (他10件)
【概要】ドイツ、イタリア、チェコ、ブラジルは、学齢児の就学義務を設定している。ドイツとイタリアでは子供は社会の責任で国籍に拠らずに最低限の教育を受けさせねばならないという考えがあり、また、4国には、居住する子供を国籍で判別することが技術的に困難であるという共通の事情がある。それに対して、中国、韓国、台湾、タイでは、日本と同様、国家は自国民の子供に対してだけ就学/教育義務を課すという考えが主流である。 いず...
【工学】建築学:アイデンティティ移民を含む研究件
❏移動・移民による地域像の再構築:ネパールを越えるネパール地域研究の試み(20H04410)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】森本 泉 明治学院大学, 国際学部, 教授 (20339576)
【キーワード】ネパール / 移動 / 移民 / 地域研究 / 労働 (他7件)
【概要】
❏海外日本語継承語(JHL)コーパスの開発と日本語・日本語教育研究への応用(20H01271)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】松田 真希子 金沢大学, 融合科学系, 教授 (10361932)
【キーワード】継承語 / 南米日系社会 / CLD児 / translanguaging / 言語教育 (他18件)
【概要】本研究課題は南米を中心とした海外の日本語継承語話者コーパス(Japanese as a Heritage Language/ JHLコーパス)を構築し、応用研究を行うものである。2020年度はJHLコーパス構築のため、主に二つの事業を推進した。一つ目は南米にルーツをもつ日系人3世・4世世代を中心に100名のライフストーリーを聞くイベントをオンラインで実施し、それを録画した。特に幼少期の空間の移動、...
❏Study Abroad Students' Identification Practices, Motivations, and Learning Evaluations: Examining Heterogeneity and Fluidity(17K04718)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】POOLE Gregory 同志社大学, 国際教育インスティテュート, 教授 (60307147)
【キーワード】educational anthropology / global education / study abroad / migration studies / border construction (他20件)
【概要】この共同プロジェクトは、研究を実施し次の国際的なフォーラムで成果をディセミネーションされました。1)米国コロラド州デンバーで開催されたアジア研究協会2019大会でセッションをオーガナイズし、 4つの論文が発表されました。 2)Routledge出版社のシリーズ「アジアの教育政治学」の中で編集されたボリューム「グローバル教育効果と日本」(2020年3月、ISBN 978-0-367-26218-1)...
【工学】土木工学:環太平洋移民を含む研究件
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏環太平洋における在外日本人の移動と生業(25243008)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】米山 裕 立命館大学, 文学部, 教授 (10240384)
【キーワード】移民 / 日系人 / 在外日本人 / 環太平洋 / データベース (他12件)
【概要】第二次世界大戦前から戦後にかけての環太平洋おいて、外地および外国で暮らす日本人(在外日本人)とその子ども(日系人)の移動と職業について、移民たちが残したさまざまな文献をデータベースに入力した。そのデータをもとに、日本からアメリカ合衆国、カナダへの国際移動、移住地内での移動と職業、生活などについて、歴史学、地域研究、地理学、社会学、人類学の方法論を用いて分析し、在外日本人の経験の全体像の把握に努めた...
【工学】土木工学:イタリア移民を含む研究件
❏何が移民の職業移動を妨げるのか:日伊のペルー移民をめぐる構造・集団・主体的条件(20H01572)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】樋口 直人 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00314831)
【キーワード】移民 / ペルー人 / 社会移動 / 労働市場 / 外国人労働者 (他11件)
【概要】今年度は、研究にたいして決定的な重要性を持つ海外調査を実施できなかった。本来は2度の海外調査により、ペルーからイタリアへの移民の状況を把握する予定が、実地調査ができなかったため、以下のような形で日本にいる範囲でかのうなことを行った。 1.科研申請時に集めきれていなかった、ペルーからイタリアへの移民に関する文献を収集した。また、イタリアが移民を組み込む構造的な要因を理解するため、イタリアへの移民に関...
❏中国社会の秩序生成原理の探求~場に立ち現れる「理」~(26360005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】安冨 歩 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20239768)
【キーワード】中国 / 秩序 / 野次馬 / ワラワラ現象 / 秩序形成 (他22件)
【概要】いわゆる「共通の」何かによって社会秩序を担保する、という発想の限界を離脱するために、中国社会の紛争の場面における解決の作動原理を探求した。その結果、周囲にいる人々の好奇心に基づいているように見える、いわゆる「野次馬」的な行動が、重要な役割を果たしていることが明らかとなった。かつて路上で頻繁に展開されていたその現象は、現在ではインターネット上で観察される。この原理は、人類社会、一般に見られるものと予...
❏ヨーロッパ政党政治の「マルチレベル化」の考察-領域性再編と政党モデル変容の検証(21730123)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】伊藤 武 専修大学, 法学部, 准教授 (70302784)
【キーワード】領域性再編 / 政党政治 / ヨーロッパ / イタリア / ヨーロッパ政治 (他15件)
【概要】本研究は、領域性の再編が政党モデルに及ぼす影響を検証するため、ヨーロッパの地域的バラエティーを考慮した事例を対象に、政党をマルチレベルな構造からなる組織モデル(ナショナル・リージョナル・ローカル+ヨーロッパの各レベル)と捉え、各レベル間のバランスに起きている変化を考察した。具体的には、イタリアを中心としたヨーロッパ諸国を対象に、社会保障改革(年金改革・移民ケア労働者導入)をめぐる政党政治のマルチレ...
【工学】土木工学:イスラーム移民を含む研究件
❏滞日ムスリムの生活世界の変容とムスリム・コミュニティの持続的発展(15K03886)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】イスラーム / ムスリム / 地域社会 / 多文化共生 / イスラーム復興 (他14件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の成果をふまえ、在日ムスリムの10年後の生活変容を把握することを予定したが、テロ事件等の影響で断念し、モスクが所在する地方自治体における多文化共生施策に関するアンケート調査と、全国的に活動しているイスラーム復興運動団体へのインタビュー調査と参与観察による調査研究を実施した。この他、新設モスクに関する情報収集と滞日ムスリム人口の最新推計を実施した。 また2...
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏米国の政策過程におけるイスラム系の影響力:アジア系、アフリカ系との比較研究(23330055)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】泉 淳 東京国際大学, 経済学部, 教授 (70337476)
【キーワード】政治学 / 国際政治学 / 米国 / イスラーム / 選挙 (他8件)
【概要】米国のイスラム系は、その内部構成の多様さにもかかわらず、その政治的関与と発言力を拡大させている。これは、米国内の他の少数派集団にも共通する傾向である。しかし、中東・イスラム地域における政治的不安定を反映して、米国内で「イスラム恐怖症」とも呼ばれる現象が顕著となったため、米国のイスラム系はこれへの防御的反応として政治的発言を活発化せざるを得ないという特殊性を持つ。このため、イスラム系は米国の政治外交...
【工学】土木工学:マイノリティ移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏多文化社会における教員の役割・指導法に関する国際比較研究(18K13086)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 史子 東京大学, 教養学部, 特任講師 (80751544)
【キーワード】多文化社会 / 移民 / 文化的に適切な指導 / 教員養成 / 多文化教育 (他10件)
【概要】本研究の目的は、学校が多民族化・多文化化するなかで、教員が生徒の文化的多様性をどのようにまなざし、それが外国籍生徒の学力保証や承認をどのように促進/阻害しているのかを明らかにすることで、文化的多様性を対応する指導法について検討することである。学校教員を対象にした調査の結果、外国籍児童生徒の指導経験は、生徒の文化的多様性に対する見方を肯定的なものに促す一方で、日本人生徒と「同じように」扱う方向に促す...
❏多文化主義政策はいかにして受容されるか:政策決定過程に注目した理論的・国際的研究(17H02476)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】辻 康夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (20197685)
【キーワード】多文化主義 / 先住民 / 移民統合 / マイノリティ / 移民問題 (他12件)
【概要】本研究は、ポピュリズムや排他主義の高まりの中で、「穏健な多文化主義政策」の実施が可能になる条件を、政治過程における熟議の機能に求め、その解明のための理論研究および事例分析を行ったものである。この作業をとおして、①多数派形成政治に加えて、専門家審議会や司法制度などにおける熟議が中長期的に、多文化主義政策を定着させる効果を持つこと。②ポピュリズムや排他主義の世論が強まる中で、世論から隔離された熟議の空...
【工学】土木工学:統合移民を含む研究件
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価(21530567)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他13件)
【概要】従来のわれわれの研究成果により滞日ムスリムをめぐる生活世界の様相は、一定程度明らかにしてきた。本研究では、新たな研究課題として、特にムスリム集住地域周辺の非ムスリム日本人を対象とした意識・態度の把握を目的として、岐阜市と富山県射水市において調査分析を実施し、論文および学会発表等を行った。また2008年度から開始した日本初のモスク代表者会議を継続して開催し、滞日ムスリム・コミュニティと日本社会を架橋...
❏デニズンシップ:非永住・非同化型広域移民の国際比較研究(20241057)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / ヒスパニック / 欧州ムスリム / ニューカマー / ムスリム (他13件)
【概要】戦後、欧米先進諸国に向けて、開発途上国出身の多くの移民が流入し、かれらを文化的に同化することは困難であったため、同化ではなく統合を通じてホスト社会に適応させようとする≪多文化主義≫の実験が各地で行われた。本研究課題はこのような≪多文化主義≫が国際標準となるような≪包摂レジーム≫に近い将来制度化されるかを問うものである。結論として、(1)≪多文化主義≫の背景である移民のエンパワーメントは交通・通信技...
【工学】総合工学:ロシア移民を含む研究件
❏北東アジアにおける帝国の情報ネットワーク(20H01473)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土屋 礼子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00275504)
【キーワード】メディア / ロシア / 地図 / 移民 / 諜報 (他9件)
【概要】
❏東北アジアにおける辺境地域社会再編と共生様態に関する歴史的・現在的研究(23251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 洋樹 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (00223991)
【キーワード】ロシア / 中国 / モンゴル / 移民 / 辺境社会再編 (他7件)
【概要】本研究を通じて、第一変動期モンゴルに関わっては、漢人やモンゴル人の越境移動やカザフ人のモンゴルへの移住の様態の事例が明らかになり、清朝の政策対応も従来考えられていたように封鎖的なものではなかく、実際的に対応していたことが判明した。また第二変動期については、ロシアへの中国人労働移民の流入に対するロシア側の理解が報告され、また流入の背景にシベリア・極東の人口構造が存在することが知られた。その一方で中朝...
❏西洋史における国民国家とアイデンティティ複合(18320121)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松本 彰 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (50165875)
【キーワード】国民国家 / 市民社会 / 移民 / 記念碑 / ロシア (他7件)
【概要】本研究プロジェクトは2007年6月に新潟朱鷺メッセで行われた日本西洋史学会での報告のために組織された.2006年度は学会報告へ向けての準備を行い、2007年度は学会報告と学会での議論を発展させるための研究を展開し、2008年度は3年間の研究を総括した.予定していた海外調査は、2006年度はドイツとオーストリア、2007年度はアメリカ合衆国、2008年度はロシアで行い、大きな成果を得ることができた....
【工学】総合工学:文化人類学移民を含む研究件
❏農業開拓移民としての八重山諸島台湾系移民ー「華僑華人」研究の再構築(20K01222)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】三尾 裕子 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (20195192)
【キーワード】台湾系移民 / 八重山諸島 / 文化人類学 / 移民 / 農業開拓民 (他8件)
【概要】農業開拓民として沖縄県の八重山諸島に入植した中国系移民(台湾出身の漢族移民)を対象にすることによって見えてくる「華僑・華人」像が、従来の労働者・商人型の「華僑・華人」とどのように異なり、それによって、旧来型の「華僑・華人」像をどのように相対化できるのかが、本研究の「問い」である。このため、石垣島を中心とする八重山諸島の台湾系移民を対象に、彼らがどのように現地に入植し、定着していったのかを歴史史料と...
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏環太平洋地域における移住者コミュニティの動態の比較研究――近年の変遷に注目して(23251023)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】栗田 和明 立教大学, 文学部, 教授 (10257157)
【キーワード】移民 / 環太平洋地域 / コミュニティ / 華人 / 頻繁な移動者 (他16件)
【概要】環太平洋地域では種々の移民コミュニティが形成されている。華人や在外インド人のコミュニティだけではなく、日本人、東南アジア各地から発した人々、東南アジアにやってきたアフリカ人もみられる。また、華人についても種々の人々が多様な社会を形成している。 本研究では同地域の移民コミュニティの多様さ、近年の変化の大きさについて、具体的な事例研究に基づいて提示した。コミュニティの大きな変化と多数の移動する者を支え...
【工学】総合工学:マルチレベルモデル移民を含む研究件
❏日本人との比較による移民の地位達成過程構造の解明(15K17180)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石田 賢示 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60734647)
【キーワード】移民 / 地位達成 / 学力達成 / 同化理論 / 社会階層 (他9件)
【概要】「出入国管理及び難民認定法」の改正が施行された1990年以降、日本に居住する外国人の人口構造が量と質の両面で大きく変化してきた。日本では、これまで移民とネイティブ(すなわち日本国籍者)を直接比較できるようなデータの整備・公開が必ずしも十分ではなかった。そこで本研究では、ネイティブとの比較分析を通じ、日本社会における移民の地位達成過程構造の特質を解明することを目的として設定した。既存データの二次分析...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【総合生物】神経科学:言語移民を含む研究件
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏エスニック・メディアにおける太平洋戦争と戦後の記憶と記録 -東アジアと東南アジア(22320124)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】貴志 俊彦 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (10259567)
【キーワード】エスニック・メディア / 音響的記憶 / 歴史の記録 / 華僑 / 在外日本人 (他22件)
【概要】この国際共同研究では、日本国内、台湾、韓国などで展開された学術交流によって、今後の関連研究に貢献できる次のような論点を明らかにできた。 (1)エスニック・メディアに掲載された見解を分析することで、太平洋戦争終結による時代性の非連続的側面よりも、社会の環境および観念の連続性をより検出できた。 (2)華人、金門人、日本人、コリアンとも、戦後直後においては、東アジアと東南アジアといった地域を移動する流動...
【農学】農業工学:市民社会移民を含む研究件
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏レバノン・シリア移民の創り出す地域-宗派体制・クライエンテリズム・市民社会(21251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
【キーワード】宗派紛争 / パトロン・クライエント関係 / 市民社会 / 在外投票権 / 移民文学 (他16件)
【概要】レバノン・シリア移民の4波に分かたれる移住の歴史的過程と、移住先における社会上昇について把握したうえで、世界各地にて現地調査を行った。その結果、移住先と故国とを結びつける移民のネットワークの重層する構造を明らかにし、移民が移住先の市民社会に接したことにより故国の政治体制に対し積極的な働きかけを行う動きがある一方、故国のクライエンテリズムが移民をなお強く拘束する影響力を持ち続けていること、などを明ら...
❏9.11以後の社会的排除と市民社会の対抗の国際比較:西欧と米国(19530122)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高橋 進 龍谷大学, 法学部, 教授 (30136577)
【キーワード】比較政治 / 9.11 / 市民社会 / 社会邸排除 / ヨーロッパ社会モデル (他10件)
【概要】9.11以後、欧米においては対テロ法という形で市民的な自由の制限とムスリム・外国人への管理強化が進行した。これは「異なるものの排除」、ナショナリズム、福祉における「自民族優先主義」の高まりをもたらした。これに対抗して、市民社会は社会福祉、文化などの活動を通じて市民社会強化に取りくみ、地方自治体では外国籍住民の政治参加が進んだ。本研究はこの欧米の状況とその相違、「欧州社会モデル」再構築の試みを解明し...
【農学】生産環境農学:モスク移民を含む研究件
❏滞日ムスリムの生活世界の変容とムスリム・コミュニティの持続的発展(15K03886)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】イスラーム / ムスリム / 地域社会 / 多文化共生 / イスラーム復興 (他14件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の成果をふまえ、在日ムスリムの10年後の生活変容を把握することを予定したが、テロ事件等の影響で断念し、モスクが所在する地方自治体における多文化共生施策に関するアンケート調査と、全国的に活動しているイスラーム復興運動団体へのインタビュー調査と参与観察による調査研究を実施した。この他、新設モスクに関する情報収集と滞日ムスリム人口の最新推計を実施した。 また2...
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
【農学】境界農学:辺境移民を含む研究件
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏東北アジアにおける辺境地域社会再編と共生様態に関する歴史的・現在的研究(23251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 洋樹 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (00223991)
【キーワード】ロシア / 中国 / モンゴル / 移民 / 辺境社会再編 (他7件)
【概要】本研究を通じて、第一変動期モンゴルに関わっては、漢人やモンゴル人の越境移動やカザフ人のモンゴルへの移住の様態の事例が明らかになり、清朝の政策対応も従来考えられていたように封鎖的なものではなかく、実際的に対応していたことが判明した。また第二変動期については、ロシアへの中国人労働移民の流入に対するロシア側の理解が報告され、また流入の背景にシベリア・極東の人口構造が存在することが知られた。その一方で中朝...
【農学】社会経済農学:貧困移民を含む研究件
❏立法理学と世界正義論の統合によるグローバル立法理学の基盤構築(15H03288)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】井上 達夫 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (30114383)
【キーワード】法哲学 / 立法学 / 立法理学 / 安全保障 / 民主政 (他16件)
【概要】本研究の目的は、立法理学と世界正義論とを理論的資源としてこれらを発展・統合させることにより、「グローバル立法理学」の哲学的基盤を構築することである。本研究はまず、これまでの立法理学がほとんど国内立法にのみ注目してきたため、国内立法とグローバルな秩序形成とが互いに影響を与え合っていることから生じる諸問題を適切に取り扱うことができていなかったことを明らかにした。そこで本研究は、国内立法と国際的法形成と...
❏もう1つの南米系コミュニティ:沖縄におけるペルー移民家族と大学進学(26380682)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院総合科学研究部, 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 日系人 / 教育 / 社会移動 / デカセギ (他13件)
【概要】本研究では、沖縄における南米系移民の進学率の高さに着目し、要因を解明するべく調査を行い、以下が明らかになった。沖縄の制度環境や社会関係資本が、移民若年層にとって進学に有利に働くことは確かだが、より大きな要因として居住の安定性がある。沖縄と本土の進学率の差には、確かに制度や親族サポートの違いにもよっているが、安定して居住していることが進学により強い影響を及ぼす。また、対象者の圧倒的多数は特別入試によ...
❏在日外国人の社会経済的地位をめぐる動態分析(24530685)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大曲 由起子 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00626327)
【キーワード】在日外国人 / ニューカマー / 在日コリアン / 階層 / 貧困 (他13件)
【概要】本研究では、国勢調査オーダーメイド集計を用いて、1980~2010年までの在日外国人の社会経済的地位の動態を分析した。その結果、在日コリアンに関して1950~60年代生まれコーホートに置いて職業ニッチの変化が生じていること、民族経済が脱産業化したという説は過大評価である可能性が高いことを明らかにした。同時に、ニューカマーについては進学格差が縮まりつつあるが、これはリーマンショックによる帰国の影響が...
【農学】社会経済農学:熟議移民を含む研究件
❏多文化主義政策はいかにして受容されるか:政策決定過程に注目した理論的・国際的研究(17H02476)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】辻 康夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (20197685)
【キーワード】多文化主義 / 先住民 / 移民統合 / マイノリティ / 移民問題 (他12件)
【概要】本研究は、ポピュリズムや排他主義の高まりの中で、「穏健な多文化主義政策」の実施が可能になる条件を、政治過程における熟議の機能に求め、その解明のための理論研究および事例分析を行ったものである。この作業をとおして、①多数派形成政治に加えて、専門家審議会や司法制度などにおける熟議が中長期的に、多文化主義政策を定着させる効果を持つこと。②ポピュリズムや排他主義の世論が強まる中で、世論から隔離された熟議の空...
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
【農学】社会経済農学:貿易移民を含む研究件
❏近現代における環インド洋熱帯地域の複数発展径路-発展と低開発の複眼的視野の中で(19H00543)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】脇村 孝平 大阪経済法科大学, 経済学部, 教授 (30230931)
【キーワード】熱帯 / 環インド洋 / 人口変動 / 発展径路 / 南北格差 (他11件)
【概要】2019年度、当初の予定では、三回の研究会を行う予定であったが、新型コロナウイルスの感染状況の深刻化のために、2020年3月7日(土)、8日(日)に予定していた第三回の研究会が延期された。 2019年度の第一回研究会(7月27日、28日)では、研究会全体の「研究課題」および「熱帯の自然環境」というテーマで、計五本の研究報告が行われ、活発に議論がなされた。第一回の研究会では、三地域の「熱帯」としての...
❏1760-1840年におけるマレー海域の動態:ヒトとモノの移動と「近代」(24820030)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2012-08-31 - 2014-03-31
【研究代表者】太田 淳 広島大学, 文学研究科, 准教授 (50634375)
【キーワード】マレー海域 / 貿易 / 海賊 / 移民 / 国際研究者興隆 (他8件)
【概要】1760-1840年代のマレー海域は独立王国の末期と植民地時代の初期にあたり、これまでは衰退と混乱の時代と考えられて来た。しかし、国家ではなく、ヒトとモノの移動に着目するならば、この時期は特に中国市場と結びついた貿易が活発化し、それに伴って移民がさかんに行われた、活力に満ちた時代であったことが確かめられた。輸出産物の主軸がそれまでの限られた希少産品から、海産物・森林産物といった消費産品に移ったこと...
【農学】社会経済農学:労働市場移民を含む研究件
❏何が移民の職業移動を妨げるのか:日伊のペルー移民をめぐる構造・集団・主体的条件(20H01572)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】樋口 直人 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00314831)
【キーワード】移民 / ペルー人 / 社会移動 / 労働市場 / 外国人労働者 (他11件)
【概要】今年度は、研究にたいして決定的な重要性を持つ海外調査を実施できなかった。本来は2度の海外調査により、ペルーからイタリアへの移民の状況を把握する予定が、実地調査ができなかったため、以下のような形で日本にいる範囲でかのうなことを行った。 1.科研申請時に集めきれていなかった、ペルーからイタリアへの移民に関する文献を収集した。また、イタリアが移民を組み込む構造的な要因を理解するため、イタリアへの移民に関...
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏トランスナショナリズムからディアスポラへ?ペルーから日本へのデカセギの帰結(16H05714)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 在日外国人 / 日系人 / 外国人労働者 / デカセギ (他20件)
【概要】合計650名のペルー移民に聞き取り調査を行った。最終年度まで聞き取りを続けていたため、データの解析は今後の課題となるが、データを部分的に用いた成果も出しており、以下のような知見が得られた。(1)トランスナショナリズムとディアスポラへの分岐を規定する要因として、日本とペルーの各時点での経済格差がある。較差が大きかった時期(2000年代前半まで)にペルーに投資ができた場合、日本で状況が悪くなってもペル...
【農学】社会経済農学:農地改革移民を含む研究件
❏敗戦/解放後の引揚げと農村社会-戦後開拓と農地改革をめぐる日・韓比較研究(21580263)
【研究テーマ】農業経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】松本 武祝 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40202329)
【キーワード】敗戦と解放 / 引き揚げ / 農村過剰人口 / 戦後開拓 / 農地改革 (他16件)
【概要】総力戦として戦われた日中戦争・アジア太平洋戦争においては、数多くの「帝国臣民」が動員された。その対象は、日本「内地」に限らず「外地」(朝鮮・台湾・「満洲」)の領域全体に広がった。そして戦後には、帝国日本の解体にともなって、「国境」を越えて動員された人々がそれぞれの出身地域に引揚げすることとなる。戦時期から50年代東アジアの歴史分析において、帝国日本内における「帝国臣民」の動員と引揚げという現象を無...
❏沖縄戦と米国の沖縄占領に関する総合的研究(14202010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】我部 政男 山梨学院大学, 法学部, 教授 (90045188)
【キーワード】沖縄 / 琉球 / 沖縄戦 / 太平洋戦争 / 沖縄占領 (他15件)
【概要】1 沖縄戦の実態に関して、とくにその戦時体制の具体的内容として、県知事・軍司令官などの官民一体論を明らかにした。また、沖縄戦時における秘密戦の重要性に関して指摘した。 2 沖輝戦後の沖縄および東アジア情勢に関して・アメリカの統治政策の概要・基地建設の実態・韓国を含む東アジアにおけるアメリカのプレゼンス、といった問題に関してそれぞれの重要性を指摘しつつ検討した。 3 アメリカの占領下における沖縄の内...
❏アンデス高地における先住民社会と国家の接合と分節の人類学的研究(12571016)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】木村 秀雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10153206)
【キーワード】農地改革 / スペイン語の変異 / 異端審問 / 都市化現象 / 都市景観 (他16件)
【概要】4年間にわたった本研究において、アンデス高地における先住民と周囲の地域社会や国家との関係について新たな知見が数多く得られた。まず、研究代表者および研究分担者の個別の成果を列挙する。 1 研究代表者 木村秀雄 ペルーのクスコ県の先住民共同体や非先住民村落・町の実地調査とクスコ大学古文書館における調査によって、先住民独自と見られた労働力利用などが、外部の市場経済体制と連結していることが実証された、 2...
【農学】社会経済農学:ポーランド移民を含む研究件
❏ポーランド・リトアニアのEU加盟に伴う市民レベルの経済行動カルチャー変化の研究(16402010)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】吉野 悦雄 北海道大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80142678)
【キーワード】ポーランド / リトアニア / 農業 / 労働 / 消費者金融 (他10件)
【概要】本研究は,東欧10か国が2004年5月1日にEU(当時15か国)に加盟した時点から3年間の間に,市民(労働者)・消費者・農民の経済行動カルチャーにどのような変化が生じたかを研究することを目的としている。 研究対象国は,上記10か国中で最大の経済規模を持つポーランドと,一人当たりGDPが最低水準であったリトアニアの2か国に限定した。 研究領域は3分野から構成された。 第一は,農民の意思決定メカニズム...
❏ヨーロッパ周縁地域における民族意識の覚醒と再編(07041040)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】庄司 博史 国立民族学博物館, 第3研究部, 助教授 (80142016)
【キーワード】ウクライナ / ロシア / エストニア / リトアニア / 民族意識 (他16件)
【概要】本研究は1980年代末以降の東欧の社会変革およびソ連の解体の結果、様々な形で生じつつある民族意識の覚醒や、民族意識の再編の実態を学術的立場から調査し、先鋭化しつつある民族問題を動的な民族意識との関連の中でとらえることを目標とした。研究方法は、おもに対面的な聞き取り調査によって、文献ではとらえにくい多様で動的な庶民の現実の意識に接近することにした。調査は、ロシア、ウクライナ、エストニア、リトアニアを...
【農学】社会経済農学:引き揚げ移民を含む研究件
❏敗戦/解放後の引揚げと農村社会-戦後開拓と農地改革をめぐる日・韓比較研究(21580263)
【研究テーマ】農業経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】松本 武祝 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40202329)
【キーワード】敗戦と解放 / 引き揚げ / 農村過剰人口 / 戦後開拓 / 農地改革 (他16件)
【概要】総力戦として戦われた日中戦争・アジア太平洋戦争においては、数多くの「帝国臣民」が動員された。その対象は、日本「内地」に限らず「外地」(朝鮮・台湾・「満洲」)の領域全体に広がった。そして戦後には、帝国日本の解体にともなって、「国境」を越えて動員された人々がそれぞれの出身地域に引揚げすることとなる。戦時期から50年代東アジアの歴史分析において、帝国日本内における「帝国臣民」の動員と引揚げという現象を無...
❏沖縄戦と米国の沖縄占領に関する総合的研究(14202010)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】我部 政男 山梨学院大学, 法学部, 教授 (90045188)
【キーワード】沖縄 / 琉球 / 沖縄戦 / 太平洋戦争 / 沖縄占領 (他15件)
【概要】1 沖縄戦の実態に関して、とくにその戦時体制の具体的内容として、県知事・軍司令官などの官民一体論を明らかにした。また、沖縄戦時における秘密戦の重要性に関して指摘した。 2 沖輝戦後の沖縄および東アジア情勢に関して・アメリカの統治政策の概要・基地建設の実態・韓国を含む東アジアにおけるアメリカのプレゼンス、といった問題に関してそれぞれの重要性を指摘しつつ検討した。 3 アメリカの占領下における沖縄の内...
【農学】社会経済農学:グローバル化移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
【農学】社会経済農学:ヨーロツパ移民を含む研究件
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏近現代アメリカ社会運動史の再検討-大西洋世界と太平洋世界をつなぐ視点から-(24320148)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 ひかる 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00272774)
【キーワード】アメリカ / 社会運動史 / 近現代 / 移民 / 太平洋世界 (他13件)
【概要】第1に、アメリカ合衆国で様々な社会運動に加わったヨーロッパとアジアからの移民が、彼らの送出国での社会運動と結びつき、そこから影響を受けながら発展したことを明らかにした。第2に、大西洋世界と太平洋世界の移民が、アメリカ国内で一つの運動を形成したこと、それらの運動が、移民の送り出し地域に対して影響を及ぼしたことを、とくに日本と中国について明らかにした。第3に日本に滞在して日本における運動に接点を持った...
❏ヨーロッパ政党政治の「マルチレベル化」の考察-領域性再編と政党モデル変容の検証(21730123)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】伊藤 武 専修大学, 法学部, 准教授 (70302784)
【キーワード】領域性再編 / 政党政治 / ヨーロッパ / イタリア / ヨーロッパ政治 (他15件)
【概要】本研究は、領域性の再編が政党モデルに及ぼす影響を検証するため、ヨーロッパの地域的バラエティーを考慮した事例を対象に、政党をマルチレベルな構造からなる組織モデル(ナショナル・リージョナル・ローカル+ヨーロッパの各レベル)と捉え、各レベル間のバランスに起きている変化を考察した。具体的には、イタリアを中心としたヨーロッパ諸国を対象に、社会保障改革(年金改革・移民ケア労働者導入)をめぐる政党政治のマルチレ...
【農学】社会経済農学:制度移民を含む研究件
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【農学】森林圏科学:共生移民を含む研究件
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏共生の宗教へむけて――政教分離の諸相とイスラーム的視点をめぐる地域文化研究(22320017)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】増田 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)
【キーワード】宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト (他16件)
【概要】「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾...
❏滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価(21530567)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他13件)
【概要】従来のわれわれの研究成果により滞日ムスリムをめぐる生活世界の様相は、一定程度明らかにしてきた。本研究では、新たな研究課題として、特にムスリム集住地域周辺の非ムスリム日本人を対象とした意識・態度の把握を目的として、岐阜市と富山県射水市において調査分析を実施し、論文および学会発表等を行った。また2008年度から開始した日本初のモスク代表者会議を継続して開催し、滞日ムスリム・コミュニティと日本社会を架橋...
【医歯薬学】境界医学:人権移民を含む研究件
❏立法理学と世界正義論の統合によるグローバル立法理学の基盤構築(15H03288)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】井上 達夫 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (30114383)
【キーワード】法哲学 / 立法学 / 立法理学 / 安全保障 / 民主政 (他16件)
【概要】本研究の目的は、立法理学と世界正義論とを理論的資源としてこれらを発展・統合させることにより、「グローバル立法理学」の哲学的基盤を構築することである。本研究はまず、これまでの立法理学がほとんど国内立法にのみ注目してきたため、国内立法とグローバルな秩序形成とが互いに影響を与え合っていることから生じる諸問題を適切に取り扱うことができていなかったことを明らかにした。そこで本研究は、国内立法と国際的法形成と...
❏国際体制変動のジェンダー・ダイナミクス(20243013)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】竹中 千春 立教大学, 法学部, 教授 (40126115)
【キーワード】グローバル・イシュ / ジェンダー / 国際体制変動 / グローバリゼーション / 人間開発 (他10件)
【概要】ジェンダー研究の提起した概念や理論を導入し、国際政治学・国際関係論の再構築をめざすプロジェクトである。グローバリゼーションの波を被る国家や社会、および「国際体制(International Regime)」の変動について、成熟社会・成長社会・危機社会における政治過程と政治現象の事例分析をもとに、現代世界における「ジェンダー・ダイナミクス(gender dynamics)」を分析した。 ...
❏非正規滞在外国人と在留特別許可制度 戦後入管体制の形成と課題(18530031)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】村下 博 大阪経済法科大学, 法学部, 教授 (20157770)
【キーワード】非正規滞在者 / 在留特別許可 / 退去強制手続き / 入管法制 / 人権 (他18件)
【概要】本研究では、日本社会における非正規滞在外国人および在留特別許可申請者の生活状況の実態が社会学的調査によって明らかになり、また在留特別許可制度をはじめとした戦後日本における出入国管理体制の形成過程が歴史学的に再考され、さらに諸外国の移民受入れ制度や非正規滞在者政策との比較研究によって日本の制度や状況の特徴や課題が明確化された。 ...
【医歯薬学】境界医学:移住移民を含む研究件
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏環太平洋地域における移住者コミュニティの動態の比較研究――近年の変遷に注目して(23251023)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】栗田 和明 立教大学, 文学部, 教授 (10257157)
【キーワード】移民 / 環太平洋地域 / コミュニティ / 華人 / 頻繁な移動者 (他16件)
【概要】環太平洋地域では種々の移民コミュニティが形成されている。華人や在外インド人のコミュニティだけではなく、日本人、東南アジア各地から発した人々、東南アジアにやってきたアフリカ人もみられる。また、華人についても種々の人々が多様な社会を形成している。 本研究では同地域の移民コミュニティの多様さ、近年の変化の大きさについて、具体的な事例研究に基づいて提示した。コミュニティの大きな変化と多数の移動する者を支え...
❏ヴオルガ・ドイツ人のドイツ移住とアメリカ移住-19世紀末~1990年代(21530347)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 健夫 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30063746)
【キーワード】経済史 / 西洋史 / 移民 / ヴォルガ・ドイツ人 / 移住
【概要】18世紀末以降にロシア政府の誘致によりヴォルガ地方に入植したドイツ人移民は、19世紀後半以降、そのかなりの数がドイツおよび南北アメリカ大陸に移住した。本研究では、当初彼らに与えられた特権が奪われた1870年代以降、ロシア化政策、反ドイツ主義、社会主義革命、飢饉、農業集団化、そして第二次大戦後のペレストロイカ・ソ連崩壊のなかでおこった上記の国外移住の時期、理由、量的推移、仲介団体、移住先、経済生活等...
【医歯薬学】外科系臨床医学:記憶移民を含む研究件
❏Migration, Memory, and Literature: Mapping Japanese Nationalism in Nikkei Communities in Peru, Bolivia, and Argentina(16K02612)
【研究テーマ】文学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】間藤 茂子 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (90579468)
【キーワード】日系ペルー文学 / 日系人の記憶 / 南米日系人社会 / Peruvian literature / Nikkei literature (他31件)
【概要】目的は、日系ペルー・ボリビア・アルゼンチン社会におけるナショナリズムの構築と変貌を文学・文化作品を通じて探究することであった。リマにある日秘文化会館とボリビア、サンタ・クルーズ県のオキナワボリビア歴史資料館で調査と資料収集を行なった。コロナ感染前は、ペルー、ボリビア以外にアメリカ議会図書館、シカゴ大学図書館で資料収集を行なった。日系ボリビア、アルゼンチンに関する研究は進まなかったが、日系ペルー人の...
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏レバノン・シリア移民の創り出す地域-宗派体制・クライエンテリズム・市民社会(21251003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20195580)
【キーワード】宗派紛争 / パトロン・クライエント関係 / 市民社会 / 在外投票権 / 移民文学 (他16件)
【概要】レバノン・シリア移民の4波に分かたれる移住の歴史的過程と、移住先における社会上昇について把握したうえで、世界各地にて現地調査を行った。その結果、移住先と故国とを結びつける移民のネットワークの重層する構造を明らかにし、移民が移住先の市民社会に接したことにより故国の政治体制に対し積極的な働きかけを行う動きがある一方、故国のクライエンテリズムが移民をなお強く拘束する影響力を持ち続けていること、などを明ら...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダー移民を含む研究件
❏移動・移民による地域像の再構築:ネパールを越えるネパール地域研究の試み(20H04410)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】森本 泉 明治学院大学, 国際学部, 教授 (20339576)
【キーワード】ネパール / 移動 / 移民 / 地域研究 / 労働 (他7件)
【概要】
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
【医歯薬学】社会医学:不平等移民を含む研究件
❏家族と労働市場における階級・ジェンダー・エスニシティの相互作用と不平等の比較研究(18H00931)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】階級 / ジェンダー / エスニシティ / 移民 / 制度 (他14件)
【概要】本研究は、階級・ジェンダー・エスニシティという3つの重要な不平等形成メカニズムに注目し、それらが日本の家族と労働市場の社会的場面において相互にどう関係し、そこからどのような不平等が生じるのかを理論的、実証的に明らかにしてきた。本研究プロジェクトの研究成果を報告書としてまとめ刊行した。第一部では、教育・労働市場をめぐる不平等について検討し、所得格差の要因分解など、日本での周辺的地位にある人々の状況に...
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
【医歯薬学】社会医学:地域社会移民を含む研究件
❏メキシコ・ユカタン州の先住民村落社会における政治と移民に関する接合的研究(19K12473)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】渡辺 暁 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (20635338)
【キーワード】移民 / 地域社会 / 地方政治 / ユカタン / 先住民 (他9件)
【概要】2021年度は新型コロナが収束していれば、メキシコユカタン州及び米国カリフォルニア州において現地調査を行う予定であったが、コロナ禍が続いたため実現できなかった。より具体的には、メキシコで中間選挙が行われ、私が調査を行っているユカタン州では、連邦選挙に加えて地方選挙(市長選挙と州議会選挙)が行われた。当初の研究計画では、この選挙を取材して、ロペス=オブラドール新政権下における新たな地方政治の状況など...
❏近現代中華圏の伝統芸能と地域社会~台湾の皮影戯・京劇・説唱を中心に(15H03195)
【研究テーマ】中国文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】氷上 正 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (40228698)
【キーワード】皮影戯 / 台湾 / 京劇 / 相声 / 中華圏 (他16件)
【概要】本研究においては、皮影戯・相声・京劇・宣巻を対象に、台湾および中国本土における伝統芸能について、(1)伝統芸能とそれを取り巻く地域社会の特質および政治・経済的背景、(2)地域内の都市と農村、さらに地域間を結ぶ伝統芸能のネットワーク構造、(3)台湾と中国本土における伝統芸能のあり方、といった点に留意しながら、その現状と形成・変遷について、様々な側面から解明を行った。これによって、様々な学術領域の知見...
❏滞日ムスリムの生活世界の変容とムスリム・コミュニティの持続的発展(15K03886)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】イスラーム / ムスリム / 地域社会 / 多文化共生 / イスラーム復興 (他14件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の成果をふまえ、在日ムスリムの10年後の生活変容を把握することを予定したが、テロ事件等の影響で断念し、モスクが所在する地方自治体における多文化共生施策に関するアンケート調査と、全国的に活動しているイスラーム復興運動団体へのインタビュー調査と参与観察による調査研究を実施した。この他、新設モスクに関する情報収集と滞日ムスリム人口の最新推計を実施した。 また2...
【医歯薬学】社会医学:西洋史移民を含む研究件
❏ヴオルガ・ドイツ人のドイツ移住とアメリカ移住-19世紀末~1990年代(21530347)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 健夫 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30063746)
【キーワード】経済史 / 西洋史 / 移民 / ヴォルガ・ドイツ人 / 移住
【概要】18世紀末以降にロシア政府の誘致によりヴォルガ地方に入植したドイツ人移民は、19世紀後半以降、そのかなりの数がドイツおよび南北アメリカ大陸に移住した。本研究では、当初彼らに与えられた特権が奪われた1870年代以降、ロシア化政策、反ドイツ主義、社会主義革命、飢饉、農業集団化、そして第二次大戦後のペレストロイカ・ソ連崩壊のなかでおこった上記の国外移住の時期、理由、量的推移、仲介団体、移住先、経済生活等...
❏第三共和政前半期(1870-1914年)のパリにおける地方出身者と宗教(19520635)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】長井 伸仁 徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授 (10322190)
【キーワード】西洋史 / 都市史 / 宗教 / 近代 / 移民 (他6件)
【概要】本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのパリに地方から移住してきた人びとの言語的・文化的特性について、カトリック教会という場を通じて検討するものである。研究の結果、そのような特性は史料からはほとんどうかがえなかった。これは、特性が弱かったか、あるいは、当時は特性がさほど意識されていなかったかの、いずれかを意味していると思われる。社会科学の分野でなされた研究に鑑みると、後者の可能性に一定の重...
【医歯薬学】社会医学:歴史移民を含む研究件
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として(14201024)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
【キーワード】ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 (他24件)
【概要】当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行った。研究代表の東は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲル...
【医歯薬学】社会医学:オーストラリア移民を含む研究件
❏オーストラリア現代演劇とストーリーテリング(20K00455)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】移民 / 難民 / 修復的司法 / オーストラリア / 演劇 (他10件)
【概要】①上演プロジェクトの実行と成果の発表:劇団俳優座の全面的な協力により、デヴィッド・ウィリアムソン作『面と向かって』の上演に、翻訳者・ドラマトゥルクとして参画した。また修復的司法という本作の主題に関して、上演後のトークで修復的司法研究の第一人者である法学者・高橋則夫氏と語ったほか、プログラムの執筆、さらに、観客全員を対象にしたアンケート調査を実施した。そこで得られた知見に基づいて論文を執筆した。本論...
❏ナショナルなシティズンシップの分断と移民・難民・先住民族:社会学的日豪比較研究(16K04094)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (80411693)
【キーワード】多文化主義 / 移民 / 先住民族 / シティズンシップ / 排外主義 (他11件)
【概要】本研究は、現代の社会変動がもたらす国民国家のシティズンシップの変容をエスニック・マイノリティとマジョリティ国民の関係性の変化という視点から考察することで、日本を含む先進諸国における多民族・多文化共生の社会学的研究に貢献することを目指した。具体的には、移民、難民・庇護申請者、先住民族が国民国家のシティズンシップへと包摂されるあり方がグローバル化と新自由主義の影響によってどのように変容しているのかを、...
❏現代オーストラリア演劇の中のグローバリズムと多文化主義(26370340)
【研究テーマ】英米・英語圏文学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】澤田 敬司 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (50247269)
【キーワード】現代演劇 / 多文化主義 / グローバリズム / オーストラリア / 多文化社会 (他15件)
【概要】現代オーストラリア演劇の最新の展開を、①アジアでの翻訳・国際共同制作についての上演・受容、②メインストリーム文化へのエスニック・マイノリティの介入、③多文化社会の描写とグローバルな読み替え、④多文化を主題とする演劇の展開、⑤サスティナビリティ、ディスアビリティ、グローバリズムなど、オーストラリア主流社会における主要テーマ、という切り口から分析・検証を行った。その研究成果を、本研究者は日本や海外で出...
【医歯薬学】社会医学:新自由主義移民を含む研究件
❏選別的移民政策の国際比較――新自由主義/新保守主義と国民国家の境界再編成(24252008)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小井土 彰宏 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (60250396)
【キーワード】移民政策 / 国際移民 / 国際社会学 / 外国人労働者 / 労働市場 (他10件)
【概要】選別移民政策を単なる高度技能移民の移民の積極的誘致としてではなく、移民の受け入れと排除の両面を統合的に捉える視点を打ち出し、これにより主要受け入れ7カ国の1990年代末以降の諸政策を比較検討し、移民政策に内在する両要素を相互補完的なものとしてその傾向を横断的に俯瞰した。この結果、1)デジタル化したIDカード・生体認証が作り出す技術インフラが両目的の統合的に追求する傾向の存在、2)排斥されたはずの非...
❏ネオリベラル多文化主義の台頭と移民の社会的排除:現代オーストラリアの社会学的研究(19730327)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (80411693)
【キーワード】多文化主義 / 新自由主義 / オーストラリア / 移民 / 支援 (他6件)
【概要】本研究の目的は、ネオリベラリズムと呼ばれる経済・社会体制の台頭が多民族・多文化化する先進諸国に与える影響を考察することにあった。そのために、1970年代から多文化主義を国家理念として掲げつつ、1980年代以降ネオリベラル改革が急速に進行した国家であるオーストラリアの事例研究を行った。その結果、ネオリベラリズムが多文化主義の言説・政策に与えた影響を明らかにした。 ...
【医歯薬学】社会医学:民主主義移民を含む研究件
❏BrexitによるEU在住イギリス人の市民権と市民意識の変容(20K02145)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (50610151)
【キーワード】Brexit / EU / 民主主義 / フランス / 市民権 (他9件)
【概要】昨年度取り組んだ日本とEUのFTAとBrexitの影響に関する論文が収録された、Brexitの影響についての特集号(International Studies)が4月に発表された。 今年度もCOVID-19の影響で海外調査を実施できなかったため、海外の研究者とオンラインで研究交流を行う中で、政府の感染対策とそれに対する国民の反応について日本・ヨーロッパ(フランス・ドイツ・ポーランド・ハンガリー・ギ...
❏動的均衡としての世界秩序研究――“権力の形態学”による検証(16H03581)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
【キーワード】国家 / 民主主義 / 資本主義 / 市場 / 市民社会 (他23件)
【概要】「動的均衡」という観点から、近年における世界秩序変容の基本的な特徴を、国家、市民社会、そして資本制市場の三つの要素の相互関係に照らして分析した。グローバル化した市場は、先進国において格差を広げ、中間層の没落を引き起こしてきた。富裕層/債権者が各国家に対するコントロールを強めるとともに、没落する社会層は民主主義の手続きをもっぱら「現状への否」を表出する回路として用いてきた。 民主的な手続きが、その時...
❏共生の宗教へむけて――政教分離の諸相とイスラーム的視点をめぐる地域文化研究(22320017)
【研究テーマ】宗教学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】増田 一夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)
【キーワード】宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト (他16件)
【概要】「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾...
【医歯薬学】社会医学:トランスナショナル移民を含む研究件
❏トランスナショナルな紐帯を保持する移民のホスト社会への編入~三つの最新事例~(15H03131)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / エスニシティ / 少数者 / 排外主義 / 米国・カナダのアジア系 (他11件)
【概要】トランスナショナリズムという現象は、近代史上の長期的趨勢として、遠隔地間の輸送と通信の低廉化が、ホスト社会に対する移民集団のエンパワーメントをもたらしてきた過程の最新局面であり、危惧というよりは積極的に評価すべきである。たしかにホスト社会の都市に移民モノリンガル地区ができるなど移民コミュニティの可視性は増しているが、しかし半面、目下の欧米社会は、戦後移民の経験がもたらしたトラウマから癒えつつあると...
❏移民とその故郷:非同化適応戦略とトランスナショナリズム表象(24310178)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】高橋 均 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50154844)
【キーワード】移民 / トランスナショナリズム / 統合 / ソーシャル・フィールド / 排外主義 (他13件)
【概要】移民がホスト国に定着後も、故郷の家族や地域社会とのトランスナショナルな絆を断たずに維持する傾向は、1990年代後半に生じた国際音声通話の極端な低廉化により新しい局面に入った。移民の家族や近隣はトランスナショナルなソーシャル・フィールドとして、送出国と受入国のますます広い範囲の地域社会の非エリート同士を日常的に結びつけるようになり、移民が故郷の家族や地域社会に及ぼす影響は経済・行政面にとどまらず、個...
❏EU市民権とトランスナショナル議員に関する実証研究(24730438)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 規子 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50610151)
【キーワード】EU市民権 / EU研究 / フランス / 移民問題 / 市民意識 (他14件)
【概要】本研究は、EU加盟国国民に保障されたEU市民権を行使して、国籍国以外の地方選挙ならびに欧州議会選挙に参加するEU市民は増えているのか、また当選した外国籍議員はどんな背景やトランスナショナルな市民意識をもっているのか明らかにすることであった。 フランスの選挙結果から、外国籍EU市民の選挙参加は回を重ねるごとに増えていることがわかった。また、外国籍議員へのアンケートや聞き取り調査からは、ヨーロッパ人意...
【医歯薬学】社会医学:人種移民を含む研究件
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
【医歯薬学】社会医学:移動移民を含む研究件
❏移動・移民による地域像の再構築:ネパールを越えるネパール地域研究の試み(20H04410)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】森本 泉 明治学院大学, 国際学部, 教授 (20339576)
【キーワード】ネパール / 移動 / 移民 / 地域研究 / 労働 (他7件)
【概要】
❏移民の習い事・教え事の継承・活用・変容の基礎研究―方法論的ナショナリズムの相対化(16K02011)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (20459978)
【キーワード】移動 / モビリティ / ジェンダー / 人種・エスニシティ / 階級 (他34件)
【概要】本プロジェクトでは、19世紀後半から20世紀前半の環太平洋地域(おもに日本、ハワイ、アメリカ合衆国)における人・もの・情報の移動に注目し、人びとの日常生活にかかわる経験や価値観について歴史学的な研究調査を行った。ナショナリズムとその影響が日常生活――とくに食文化――にいかに浸透し、社会的な要因(とくにジェンダー、階級、人種・エスニシティなど)と個人との関係性を中心に検証した。本プロジェクトの成果の...
❏中国朝鮮族と回族の民族教育と民族アイデンティティ形成に関する総合的研究(20320113)
【研究テーマ】東洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
【キーワード】朝鮮族 / 回族 / 国民統合 / 民族教育 / 民族アイデンティティ (他22件)
【概要】中国の朝鮮族と回族を抽出し、民族教育の経験と民族アイデンティティの相関性について歴史社会学的研究調査を行った。その結果、1)両民族とも民族教育経験者が民族の矜持が強いこと、2)同民族内のネットワークに依拠し、漢語と民族語を駆使し対外通商業務、出国、留学、出稼ぎを行うという共通点があることが分かった。両民族はグローバル化の波にのった「成功した」民族であり、その鍵は民族教育にあることが分かった。 ...
【医歯薬学】社会医学:メデイア移民を含む研究件
❏北東アジアにおける帝国の情報ネットワーク(20H01473)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】土屋 礼子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00275504)
【キーワード】メディア / ロシア / 地図 / 移民 / 諜報 (他9件)
【概要】
❏17-20世紀の東アジアにおける「外国人」の法的地位に関する総合的研究(18202016)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】貴志 俊彦 神奈川大学, 経営学部, 教授 (10259567)
【キーワード】トランスナショナリティ / 外国人コミュニティ / 領事裁判権 / 国籍法 / 出入国管理 (他27件)
【概要】多くの事例研究から、東アジアでは「外国人」を含む秩序やガバナンスの構築に対して、国際関係はきわめて重要な影響をもたらしていたこと、また「外国人」をめぐる法体系は、国家領域単位で画一化したものではなく、法の制定や執行は都市あるいは地域をベースとした多様かつ重層的なものであったことが指摘された。しかし、そうした多様性とは逆に、こうした法体系は、帝国日本の影響下で類似性があったことはもとより、じつは東ア...
❏不平等条約体制下,東アジアにおける外国人の法的地位に関する事例研究(15202014)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】貴志 俊彦 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (10259567)
【キーワード】移民 / トランスナショナリティ / アイデンティティ / 領事裁判権 / 国際結婚 (他22件)
【概要】アジア/非アジア諸国では外国人の排斥が激化し、外国人犯罪が急増している。こうした状況下において、さまざまなレベルの文化衝突をもたらす基層要因を究明し、社会秩序を再編し、紛争処理のための法システムを整備することが求められてきた。本共同研究は、まさにそうした時代の要請を捉えて、アジア全体の外国人をとりまく歴史的状況を明らかにし、紛争が起こった場合どのように処理されていたかを歴史学の立場から検討すること...
【医歯薬学】社会医学:グローバリゼーション移民を含む研究件
❏グローバル・ポピュリズムの比較政治分析:ヨーロッパ・アメリカ・日本(17H02477)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】水島 治郎 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (30309413)
【キーワード】ポピュリズム / 既成政党 / SNS / 中抜き / 既成政治不信 (他22件)
【概要】本研究では、ヨーロッパ各国に米日を加えた現代政治の専門家が集い、2010年代以降顕著なポピュリズム拡大の背景・展開を分析した。その中で、ヨーロッパ各国のポピュリズムにおいては反EU争点の析出が看取され、欧州懐疑姿勢が近年の各国ポピュリズムの最大公約数であること、「エリート対民衆」の構図を演出するうえで反EU姿勢が効果的であることが示された。また米欧のポピュリズムの特徴として、中道左派政党が労働者階...
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏ラテンアメリカの国際労働移動におけるジェンダー・エスニシティによる国際分業の変容(16KT0096)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】松久 玲子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (40239075)
【キーワード】移民 / ジェンダー / ラテンアメリカ / 女性移民 / 国際労働移動 (他19件)
【概要】ラテンアメリカからの労働移民が直面する問題をジェンダーとエスニシティに着目して分析した.特に,ラテンアメリカ諸国から先進国への労働移動の事例として,アメリカ合衆国およびスペインへの移民を取り上げた.再生産労働の国際分業体制のもとで,先進諸国における家事労働者の問題が浮き彫りになった.同様に,ラテンアメリカ域内の労働移動においても,経済格差が域内移動を後押ししている.女性移民の場合,ジェンダー役割に...
【医歯薬学】社会医学:社会学移民を含む研究件
❏多文化主義政策はいかにして受容されるか:政策決定過程に注目した理論的・国際的研究(17H02476)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】辻 康夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (20197685)
【キーワード】多文化主義 / 先住民 / 移民統合 / マイノリティ / 移民問題 (他12件)
【概要】本研究は、ポピュリズムや排他主義の高まりの中で、「穏健な多文化主義政策」の実施が可能になる条件を、政治過程における熟議の機能に求め、その解明のための理論研究および事例分析を行ったものである。この作業をとおして、①多数派形成政治に加えて、専門家審議会や司法制度などにおける熟議が中長期的に、多文化主義政策を定着させる効果を持つこと。②ポピュリズムや排他主義の世論が強まる中で、世論から隔離された熟議の空...
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏ナショナルなシティズンシップの分断と移民・難民・先住民族:社会学的日豪比較研究(16K04094)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】塩原 良和 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (80411693)
【キーワード】多文化主義 / 移民 / 先住民族 / シティズンシップ / 排外主義 (他11件)
【概要】本研究は、現代の社会変動がもたらす国民国家のシティズンシップの変容をエスニック・マイノリティとマジョリティ国民の関係性の変化という視点から考察することで、日本を含む先進諸国における多民族・多文化共生の社会学的研究に貢献することを目指した。具体的には、移民、難民・庇護申請者、先住民族が国民国家のシティズンシップへと包摂されるあり方がグローバル化と新自由主義の影響によってどのように変容しているのかを、...
【医歯薬学】社会医学:社会変容移民を含む研究件
❏人の国際移動と多文化社会の変容に関する比較教育研究(23402064)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉村 美紀 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60365674)
【キーワード】人の国際移動 / 教育文化交流 / 多文化教育 / 国際教育学 / 比較教育学 (他18件)
【概要】本研究はグローバル化や国際化の進展に伴う人の国際移動、すなわち留学、移民、難民、国際結婚、国際労働がもたらす多文化社会の変容と共生問題に焦点をあて、海外研究協力者と共にフランス、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、ブラジル、マレーシアにおける現地調査に基づき日本と比較した国際共同研究である。研究の結果、多文化共生の実現をめぐっては言語や宗教の共通性、歴史的背景、政治的経済的要因、地理的要因、ディア...
❏17-20世紀の東アジアにおける「外国人」の法的地位に関する総合的研究(18202016)
【研究テーマ】史学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】貴志 俊彦 神奈川大学, 経営学部, 教授 (10259567)
【キーワード】トランスナショナリティ / 外国人コミュニティ / 領事裁判権 / 国籍法 / 出入国管理 (他27件)
【概要】多くの事例研究から、東アジアでは「外国人」を含む秩序やガバナンスの構築に対して、国際関係はきわめて重要な影響をもたらしていたこと、また「外国人」をめぐる法体系は、国家領域単位で画一化したものではなく、法の制定や執行は都市あるいは地域をベースとした多様かつ重層的なものであったことが指摘された。しかし、そうした多様性とは逆に、こうした法体系は、帝国日本の影響下で類似性があったことはもとより、じつは東ア...
【医歯薬学】看護学:国境移民を含む研究件
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏ヨーロッパ周縁地域における民族意識の覚醒と再編(07041040)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】庄司 博史 国立民族学博物館, 第3研究部, 助教授 (80142016)
【キーワード】ウクライナ / ロシア / エストニア / リトアニア / 民族意識 (他16件)
【概要】本研究は1980年代末以降の東欧の社会変革およびソ連の解体の結果、様々な形で生じつつある民族意識の覚醒や、民族意識の再編の実態を学術的立場から調査し、先鋭化しつつある民族問題を動的な民族意識との関連の中でとらえることを目標とした。研究方法は、おもに対面的な聞き取り調査によって、文献ではとらえにくい多様で動的な庶民の現実の意識に接近することにした。調査は、ロシア、ウクライナ、エストニア、リトアニアを...
【医歯薬学】看護学:台湾移民を含む研究件
❏異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―(16H03787)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】多文化共生 / 教育保障 / 就学義務 / 母語教育 / 日本語教育 (他23件)
【概要】本研究は、日本内外の学校にある多文化的教室の先進的な事例をさぐるもので、外国人の子供を受け入れる日本の学校の教育の質的向上のために、資料を提供しようとしている。そのために、日本及び各国が外国人初等教育学齢児をどのように受け入れて多文化的教室を生みだしているか、その制度整備等について調査を行った。伊勢崎市、浜松市、バレンシア市、スウェーデン、台湾の状況を把握した。また愛知教育大学がその状況に対応すべ...
❏近現代中華圏の伝統芸能と地域社会~台湾の皮影戯・京劇・説唱を中心に(15H03195)
【研究テーマ】中国文学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】氷上 正 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (40228698)
【キーワード】皮影戯 / 台湾 / 京劇 / 相声 / 中華圏 (他16件)
【概要】本研究においては、皮影戯・相声・京劇・宣巻を対象に、台湾および中国本土における伝統芸能について、(1)伝統芸能とそれを取り巻く地域社会の特質および政治・経済的背景、(2)地域内の都市と農村、さらに地域間を結ぶ伝統芸能のネットワーク構造、(3)台湾と中国本土における伝統芸能のあり方、といった点に留意しながら、その現状と形成・変遷について、様々な側面から解明を行った。これによって、様々な学術領域の知見...
❏北米大陸へのアジア系移民の戦後的展開-帝国解体・内戦に伴うヒトの移動(12F02311)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅野 豊美 中京大学, 国際教養学部, 教授 (60308244)
【キーワード】移民 / 台湾 / 福島 / 在外財産 / 民主化 (他19件)
【概要】In March and June of 2014, respectively we presented each paper at the annual conference of Association for Asian Studies in Philadelphia and the North American Taiwan Studies Association conference i...
【医歯薬学】看護学:社会的包摂移民を含む研究件
❏社会的包摂プログラムを組み込んだ外国人集住地区再生手法の実態と日本への適用(18H01601)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】藤井 さやか 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70422194)
【キーワード】住宅団地 / 外国人 / 移民 / 社会的包摂 / 団地再生
【概要】1)公的住宅団地の外国人集住実態に関するアンケート調査:昨年度抽出した日本国内の外国人集住地区702地区を対象に、公的住宅団地の立地状況を確認し、110団地・118団地管理者の外国人集住団地リストを作成した。次に118団地管理者を対象に、住宅団地における外国人集住の実態と課題、対策状況に関するアンケート調査を実施した(回収84、回収率71.2%)。その結果、外国人率が50%を超える団地も出現してい...
❏9.11以後の社会的排除と市民社会の対抗の国際比較:西欧と米国(19530122)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高橋 進 龍谷大学, 法学部, 教授 (30136577)
【キーワード】比較政治 / 9.11 / 市民社会 / 社会邸排除 / ヨーロッパ社会モデル (他10件)
【概要】9.11以後、欧米においては対テロ法という形で市民的な自由の制限とムスリム・外国人への管理強化が進行した。これは「異なるものの排除」、ナショナリズム、福祉における「自民族優先主義」の高まりをもたらした。これに対抗して、市民社会は社会福祉、文化などの活動を通じて市民社会強化に取りくみ、地方自治体では外国籍住民の政治参加が進んだ。本研究はこの欧米の状況とその相違、「欧州社会モデル」再構築の試みを解明し...
【医歯薬学】看護学:地域研究移民を含む研究件
❏移動・移民による地域像の再構築:ネパールを越えるネパール地域研究の試み(20H04410)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】森本 泉 明治学院大学, 国際学部, 教授 (20339576)
【キーワード】ネパール / 移動 / 移民 / 地域研究 / 労働 (他7件)
【概要】
❏<ジェンダーに基づく暴力複合>の文化人類学的研究(16H01969)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
【キーワード】ジェンダー / 文化人類学 / 地域研究 / 暴力 / グローバリゼーション (他14件)
【概要】科研事業・研究成果公開促進費を受けて、2021年2月に『ジェンダー暴力の文化人類学』(472ページ)を昭和堂から出版した。編者は代表の田中雅一と嶺崎寛子である。序章を除いて3部、17章から成る。科研の分担者以外に、科研の研究会で発表した4名の若手研究者に寄稿をお願いした。21年度に3回の合評会が実施された。また書評が、『文化人類学』(86巻3号、2021年)に掲載された。本書によってジェンダー暴力...
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
【医歯薬学】看護学:政治学移民を含む研究件
❏中東・ヨーロッパ諸国間の国際政策協調と移民/難民の移動に関する研究(17H04504)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 慶應義塾大学, 法学部(三田), 准教授 (70451979)
【キーワード】中東 / 移民 / 難民 / アラブ / EU (他14件)
【概要】本研究では、中東地域からヨーロッパ諸国への移動が多くみられるアラブ系移民/難民の中でも、特にパレスチナ難民とシリア難民に焦点を当て、彼らの移動の実態と、そこに国際的な政策協調が与える影響について検討を加えた。FRONTEX(EU国境管理局)を訪問し、人の移動管理に関する協調体制について調査した他、2015年の欧州難民危機で最も多くの難民を受けいれたドイツで、その後の受け入れの実態や社会の変化につい...
❏グローバル・ポピュリズムの比較政治分析:ヨーロッパ・アメリカ・日本(17H02477)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】水島 治郎 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (30309413)
【キーワード】ポピュリズム / 既成政党 / SNS / 中抜き / 既成政治不信 (他22件)
【概要】本研究では、ヨーロッパ各国に米日を加えた現代政治の専門家が集い、2010年代以降顕著なポピュリズム拡大の背景・展開を分析した。その中で、ヨーロッパ各国のポピュリズムにおいては反EU争点の析出が看取され、欧州懐疑姿勢が近年の各国ポピュリズムの最大公約数であること、「エリート対民衆」の構図を演出するうえで反EU姿勢が効果的であることが示された。また米欧のポピュリズムの特徴として、中道左派政党が労働者階...
❏多文化主義政策はいかにして受容されるか:政策決定過程に注目した理論的・国際的研究(17H02476)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】辻 康夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (20197685)
【キーワード】多文化主義 / 先住民 / 移民統合 / マイノリティ / 移民問題 (他12件)
【概要】本研究は、ポピュリズムや排他主義の高まりの中で、「穏健な多文化主義政策」の実施が可能になる条件を、政治過程における熟議の機能に求め、その解明のための理論研究および事例分析を行ったものである。この作業をとおして、①多数派形成政治に加えて、専門家審議会や司法制度などにおける熟議が中長期的に、多文化主義政策を定着させる効果を持つこと。②ポピュリズムや排他主義の世論が強まる中で、世論から隔離された熟議の空...
【医歯薬学】看護学:スウェーデン移民を含む研究件
❏異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―(16H03787)
【研究テーマ】教育社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】所澤 潤 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)
【キーワード】多文化共生 / 教育保障 / 就学義務 / 母語教育 / 日本語教育 (他23件)
【概要】本研究は、日本内外の学校にある多文化的教室の先進的な事例をさぐるもので、外国人の子供を受け入れる日本の学校の教育の質的向上のために、資料を提供しようとしている。そのために、日本及び各国が外国人初等教育学齢児をどのように受け入れて多文化的教室を生みだしているか、その制度整備等について調査を行った。伊勢崎市、浜松市、バレンシア市、スウェーデン、台湾の状況を把握した。また愛知教育大学がその状況に対応すべ...
❏アラブ系移民/難民の越境移動をめぐる動態と意識:中東と欧州における比較研究(26283003)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】錦田 愛子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (70451979)
【キーワード】移民 / 難民 / アラブ / 政治学 / 世論調査 (他13件)
【概要】本研究ではシリア、イラク、パレスチナ出身の移民および難民について、移動の動機や、移動先の選択、移動後の状況や意識の変化を、量的調査(世論調査)と質的調査(聞き取り調査)の双方により明らかにした。調査対象地域は、国家規模に対して相対的に多くの移民/難民を受け入れてきた、ヨルダンとスウェーデンである。調査の結果、ヨルダンは紛争から逃れるための安定した一次避難先として選ばれるが、就労許可等をめぐり不満も...
【医歯薬学】看護学:米国移民を含む研究件
❏在米メキシコ移民の政治意識・政治参加:混合手法を用いた実証分析(21H00680)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】高橋 百合子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (30432553)
【キーワード】移民 / 政治参加 / 政治意識 / メキシコ / 米国 (他6件)
【概要】
❏在外投票における票買収の実証的研究(19K21685)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 百合子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (30432553)
【キーワード】在外投票 / 買票行為 / 移民 / 政治参加 / メキシコ (他12件)
【概要】本研究課題は、在外投票における票買収(Vote Buying)について、在米メキシコ移民の事例に着目し、サーベイ実験とインタビュー調査を用いて実証分析を行った。2018年の大統領選挙の在外投票において票買収が行われたかどうかについてサーベイ実験した。その結果、約32%の回答者が票買収を経験したことが分かった。更にメキシコ・プエブラ州において移民経験者および移民家族、および米国ロサンゼルス市・シカゴ...
❏米国の政策過程におけるイスラム系の影響力:アジア系、アフリカ系との比較研究(23330055)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】泉 淳 東京国際大学, 経済学部, 教授 (70337476)
【キーワード】政治学 / 国際政治学 / 米国 / イスラーム / 選挙 (他8件)
【概要】米国のイスラム系は、その内部構成の多様さにもかかわらず、その政治的関与と発言力を拡大させている。これは、米国内の他の少数派集団にも共通する傾向である。しかし、中東・イスラム地域における政治的不安定を反映して、米国内で「イスラム恐怖症」とも呼ばれる現象が顕著となったため、米国のイスラム系はこれへの防御的反応として政治的発言を活発化せざるを得ないという特殊性を持つ。このため、イスラム系は米国の政治外交...
【医歯薬学】看護学:境界移民を含む研究件
❏アジアの越境する子どもたちとトランスナショナル階層社会の出現に関する実証研究(16H02737)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】石井 香世子 立教大学, 社会学部, 教授 (50367679)
【キーワード】移民 / 市民権 / アジア / 子ども / 移動する子ども (他9件)
【概要】本科研共同研究では、東・東南アジア圏にまたがる移民の移動圏を分析範囲として、移民送出し社会と受入れ社会の双方から、移民の再生産の権利を、「子ども」という分析視座を用いて分析した。この分析研究を通じて、公的な制度としての市民権の保障枠組みと、実態としての市民権行使のあいだには乖離があることが浮き彫りにされた。今日では、長期にわたり国境を越えて繰り返される移動の契機と経路が複雑化している。これにより、...
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
【医歯薬学】看護学:地域移民を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏イベリア半島におけるヒトの移動と地域の形成-その歴史的分析(13410114)
【研究テーマ】西洋史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】中塚 次郎 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (80172344)
【キーワード】移民 / 地域 / 文化変容 / 近代史 / 現代史 (他6件)
【概要】地域の形成にはたんに経済的要因や地理的要因だけではなく、その地域に流入してきた人間集団の存在や、そこから出ていった移民たちの意識などが重要な役割を果たしている。たとえば、EU内を移動しそこを生活空間とする一方で、EU外の集団との差異を経験することで、人々はEUをひとつの「地域」と認識する、といった具合にである。このことは、国家内の「地域」にもあてはまる。本研究は、こうした観点を生かしながち、イベリ...
【医歯薬学】看護学:地域住民移民を含む研究件
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
❏滞日ムスリムの生活世界における多文化政策の影響と評価(21530567)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】国際社会・エスニシティ / 在日外国人 / イスラーム / ムスリム / 移民 (他13件)
【概要】従来のわれわれの研究成果により滞日ムスリムをめぐる生活世界の様相は、一定程度明らかにしてきた。本研究では、新たな研究課題として、特にムスリム集住地域周辺の非ムスリム日本人を対象とした意識・態度の把握を目的として、岐阜市と富山県射水市において調査分析を実施し、論文および学会発表等を行った。また2008年度から開始した日本初のモスク代表者会議を継続して開催し、滞日ムスリム・コミュニティと日本社会を架橋...
【医歯薬学】看護学:国際比較移民を含む研究件
❏福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究(15K03822)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹ノ下 弘久 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (10402231)
【キーワード】福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 (他19件)
【概要】本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造...
❏選別的移民政策の国際比較――新自由主義/新保守主義と国民国家の境界再編成(24252008)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】小井土 彰宏 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (60250396)
【キーワード】移民政策 / 国際移民 / 国際社会学 / 外国人労働者 / 労働市場 (他10件)
【概要】選別移民政策を単なる高度技能移民の移民の積極的誘致としてではなく、移民の受け入れと排除の両面を統合的に捉える視点を打ち出し、これにより主要受け入れ7カ国の1990年代末以降の諸政策を比較検討し、移民政策に内在する両要素を相互補完的なものとしてその傾向を横断的に俯瞰した。この結果、1)デジタル化したIDカード・生体認証が作り出す技術インフラが両目的の統合的に追求する傾向の存在、2)排斥されたはずの非...
【医歯薬学】看護学:外国人労働者移民を含む研究件
❏移民が書く移民史のためのアクションリサーチ:在日ペルー人のデカセギ30年史の試み(20K20777)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】樋口 直人 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00314831)
【キーワード】移民 / デカセギ / 日系人 / 在日外国人 / 外国人労働者 (他6件)
【概要】2021年度は、最終年に予定されている書籍の刊行に向けて以下の作業を行った。コロナ感染対策上の理由で、ワークショップなど人が集まる形でのイベントを行えなかったため、個人個人で作業を進めることとした。 1.章の分担を決めた。大まかには以下のような形で進めていく。タカハシ=ペルー人デカセギの最初の拠点となった真岡市の歴史、アサト=事件史・人物伝、小波津=教育、オチャンテ・ロサ=宗教、オチャンテ・カルロ...
❏何が移民の職業移動を妨げるのか:日伊のペルー移民をめぐる構造・集団・主体的条件(20H01572)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】樋口 直人 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00314831)
【キーワード】移民 / ペルー人 / 社会移動 / 労働市場 / 外国人労働者 (他11件)
【概要】今年度は、研究にたいして決定的な重要性を持つ海外調査を実施できなかった。本来は2度の海外調査により、ペルーからイタリアへの移民の状況を把握する予定が、実地調査ができなかったため、以下のような形で日本にいる範囲でかのうなことを行った。 1.科研申請時に集めきれていなかった、ペルーからイタリアへの移民に関する文献を収集した。また、イタリアが移民を組み込む構造的な要因を理解するため、イタリアへの移民に関...
❏トランスナショナリズムからディアスポラへ?ペルーから日本へのデカセギの帰結(16H05714)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 在日外国人 / 日系人 / 外国人労働者 / デカセギ (他20件)
【概要】合計650名のペルー移民に聞き取り調査を行った。最終年度まで聞き取りを続けていたため、データの解析は今後の課題となるが、データを部分的に用いた成果も出しており、以下のような知見が得られた。(1)トランスナショナリズムとディアスポラへの分岐を規定する要因として、日本とペルーの各時点での経済格差がある。較差が大きかった時期(2000年代前半まで)にペルーに投資ができた場合、日本で状況が悪くなってもペル...
【医歯薬学】看護学:コミュニティ移民を含む研究件
❏中東と東欧に見る移民政策:新しい視座と日本の選択(20H04430)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】家田 修 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授(任期付) (20184369)
【キーワード】移民 / 中東 / 東欧 / 政策 / 難民 (他13件)
【概要】
❏滞日ムスリムの生活世界の変容とムスリム・コミュニティの持続的発展(15K03886)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】イスラーム / ムスリム / 地域社会 / 多文化共生 / イスラーム復興 (他14件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の成果をふまえ、在日ムスリムの10年後の生活変容を把握することを予定したが、テロ事件等の影響で断念し、モスクが所在する地方自治体における多文化共生施策に関するアンケート調査と、全国的に活動しているイスラーム復興運動団体へのインタビュー調査と参与観察による調査研究を実施した。この他、新設モスクに関する情報収集と滞日ムスリム人口の最新推計を実施した。 また2...
❏滞日ムスリムに関する住民意識の三地域比較調査研究と多文化政策再考(24530669)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
【キーワード】滞日ムスリム / モスク / イスラーム / 移民 / コミュニティ (他13件)
【概要】2005年から開始した滞日ムスリム調査研究の総括をおこなった。これまで蓄積してきた在日ムスリム調査、全国モスク調査、全国モスク代表者会議、各地での日本人のイスラーム認識に関するアンケート調査と全国のモスクやムスリムに対するインタビュー調査の成果などを総合して、全国各地に所在するモスクの現状と、滞日ムスリムの生活世界の現状および将来の課題をまとめる作業をおこない、その成果を発表した(『日本のモスク:...
【医歯薬学】看護学:教育移民を含む研究件
❏文化的に適切な指導法とマジョリティの特権性に関する国際比較研究(22K02346)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】高橋 史子 東京大学, 教養学部, 特任講師 (80751544)
【キーワード】移民 / 教育 / 特権性 / 多文化社会 / 文化的に適切な指導
【概要】
❏ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間(26380715)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】定松 文 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (40282892)
【キーワード】地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 (他22件)
【概要】グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、...
❏もう1つの南米系コミュニティ:沖縄におけるペルー移民家族と大学進学(26380682)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】樋口 直人 徳島大学, 大学院総合科学研究部, 准教授 (00314831)
【キーワード】移民 / 日系人 / 教育 / 社会移動 / デカセギ (他13件)
【概要】本研究では、沖縄における南米系移民の進学率の高さに着目し、要因を解明するべく調査を行い、以下が明らかになった。沖縄の制度環境や社会関係資本が、移民若年層にとって進学に有利に働くことは確かだが、より大きな要因として居住の安定性がある。沖縄と本土の進学率の差には、確かに制度や親族サポートの違いにもよっているが、安定して居住していることが進学により強い影響を及ぼす。また、対象者の圧倒的多数は特別入試によ...