オーストリアにおける政治教育の定着過程の研究
【研究分野】教育社会学
【研究キーワード】
政治教育 / オーストリア / コンピテンシー / 歴史教育 / 選挙権 / 教育課程 / 教科書 / 教師教育 / 政治的中立性 / ドイツ / 公民教育 / 教員養成 / 移民 / 国際情報交換
【研究成果の概要】
本研究は,オーストリアの学校教育法や学習指導要領を中心とする教育関連法規を主な資料として,同国の政治教育の発展が隣国ドイツに比べて遅れたこと,ならびに1990年前後に転機を迎え,それ以後急速に発展していることを明らかにした。また,その背後には戦後の国際関係による制約と1970年代のドイツからの影響のほか,1980年代後半以降に生じた国家の変容,具体的にはヴァルトハイム事件による自国史理解の転換,EU加盟,そして16歳選挙権の導入があると考えられることを確認した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)