福祉レジーム、地域の産業構造と移民の社会階層に関する比較研究
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
福祉レジーム / 地域労働市場 / 産業構造 / 移民 / 失業 / 労働市場参加 / 制度編成 / 国際比較 / 階層 / 不平等 / 地域 / マルチレベルモデル / 制度 / 移民コミュニティ / 受入の文脈 / マルチレベル分析 / 社会学 / グローバル化 / 計量分析
【研究成果の概要】
本研究は、日本に特有な福祉レジームと日本国内の地域によって異なる産業構造が、移民の労働市場での地位にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目指した。福祉レジームの効果については、アメリカ、スウェーデン、日本の3カ国比較を行うことで、移民女性の労働市場参加が、その国の福祉レジーム(日本の場合は男性稼ぎ主を重視する家族主義レジーム)に大きく左右されることが明らかになった。日本国内の地域の産業構造については、移民の失業に及ぼす影響を検討したところ、輸出指向の強い自動車、電子部品の製造業の集積地域であるほど、移民の失業率が高いことが分かった。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
田上 皓大 | 慶應義塾大学 | 大学院社会学研究科 |
長南 さや佳 | Malmo University | Institute for Migration, Diversity and Welfare |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)