ヨーロッパ辺境地域における文化の政治が表象する社会空間
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 越境性 / 辺境 / 記憶 / 国境 / 比較文化 / 社会学 / 歴史学 / 記憶の政治 / グローバリゼーション / 境界 / 言語 / 教育 / 移民 / 権力 / 文化比較研究 / 文化の政治化 / 空間論 / 国際社会学 / バウンダリー・コンフリクト
【研究成果の概要】
グローバリゼーションの中での地域社会の変容を論じる分野において、ヨーロッパの境界地域を対象に、地域文化の越境性と境界性を分析した。具体的にはルーマニア-モルドバ、スペイン-モロッコ-ジブラルタル、ポーランド-カリーニングラード-リトアニアというEUの境界が引かれている国家間の現地調査を行った。それぞれの国の文化が時代ごとの政治的立場において意図的に選択され、隣接する国との差異化を図りつつ、経済的、とりわけ観光で利益を得るためにヨーロッパにつながる文化を表象していることがわかった。また、EUの国境警備は年々厳しくなっており、それぞれの地域で暮す人にとって不利益をもたらす様相もみられた。
【研究代表者】