在日外国人の社会経済的地位をめぐる動態分析
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
在日外国人 / ニューカマー / 在日コリアン / 階層 / 貧困 / 教育 / 国際結婚 / 進学 / 移住労働者 / 移民 / 外国人労働者 / 国勢調査 / ジェンダー
【研究成果の概要】
本研究では、国勢調査オーダーメイド集計を用いて、1980~2010年までの在日外国人の社会経済的地位の動態を分析した。その結果、在日コリアンに関して1950~60年代生まれコーホートに置いて職業ニッチの変化が生じていること、民族経済が脱産業化したという説は過大評価である可能性が高いことを明らかにした。同時に、ニューカマーについては進学格差が縮まりつつあるが、これはリーマンショックによる帰国の影響が強いことも示唆された。また、中国籍に関しては学歴の高い新中間層と技能実習生に分化しており、出生コーホートごとに日本への包摂様式がかなり異なる。
【研究代表者】