トランスナショナリズムからディアスポラへ?ペルーから日本へのデカセギの帰結
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
移民 / 在日外国人 / 日系人 / 外国人労働者 / デカセギ / ペルー人 / 進学 / 移民二世 / 南米人 / 帰還移民 / 労働市場 / 国際移動 / エスニシティ / 移住システム / リーマンショック / 東日本大震災 / 社会移動 / 外国人 / トランスナショナリズム / ディアスポラ
【研究成果の概要】
合計650名のペルー移民に聞き取り調査を行った。最終年度まで聞き取りを続けていたため、データの解析は今後の課題となるが、データを部分的に用いた成果も出しており、以下のような知見が得られた。(1)トランスナショナリズムとディアスポラへの分岐を規定する要因として、日本とペルーの各時点での経済格差がある。較差が大きかった時期(2000年代前半まで)にペルーに投資ができた場合、日本で状況が悪くなってもペルーで暮らし、日本にいる家族との関係を保つことも可能である。こうした投資ができない場合、どちらにも足場がないディアスポラになる。(2)二世については、学歴と言語という2つの資本獲得によって分岐する。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
稲葉 奈々子 | 上智大学 | 総合グローバル学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【配分額】14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)