本研究では、おもに2つのテーマについての研究を実施した。1つ目の外国人の経済統合に関する研究では、インターネットモニターから収集したデータを用いて、日本在住の外国人の経済統合のメカニズムが、欧米諸国とは異なり、滞在期間が長くなるほどむしろネイティブとの賃金格差が拡大していく負の経済統合を経験していることを明らかにした。2つ目の第二世代の子供らの教育に関する研究では、代表制のある統計の個票データを用いて、第二世代の子供らとネイティブの子供らの学習態度や学力にどのような差が生じているかを明らかにした。
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)