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研究分野別サイレントキーワード
「一酸化窒素」サイレントキーワードを含む研究
【環境学】環境解析学:二酸化窒素一酸化窒素を含む研究件
❏自動車排ガス制御用高温作動一酸化窒素センサーの開発(08555212)
【研究テーマ】工業物理化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】水崎 純一郎 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (90092345)
【キーワード】酸化窒素センサー / 二酸化窒素 / 一酸化窒素 / ペロブスカイト / 酸化窒素触媒 (他11件)
【概要】高温燃焼で生成する微量酸化窒素は800℃程度以下の排ガス中では非平衡であり,触媒の表面では二酸化窒素は強力な酸化剤,一酸化窒素は分解反応経路により酸化剤にも還元剤にも働き,分解して平衡化する。これらの分子が触媒上に次々と供給され定常的に分解するとき,触媒はその分解時に酸化窒素から解放される強力な酸化力(あるいは還元力)に包まれ,気相中の酸素ガス圧に比べて極めて高い(あるいは低い)酸素圧下にあるのと...
❏航空機搭載用二酸化窒素測定器の開発(07554079)
【研究テーマ】超高層物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】小池 真 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (00225343)
【キーワード】窒素酸化物 / 二酸化窒素 / 一酸化窒素 / 光コンバータ / 航空機観測 (他7件)
【概要】二酸化窒素(NO_2)は一酸化窒素(NO)と共に、対流圏オゾンの光化学生成を支配する重要な成分である。本研究では、NO_2測定器の開発の鍵となるNO_2をNOに光解離変換する光コンバータの光源としてメタルハライド・ランプを使用し、またNO_2の光解離をおこさせるガラスセルの外壁をアルミ蒸着コーティングし、セル内でランプの光を多重反射させ、その変換効率を高めたことが特徴である。 初年度(平成7年度)...
【数物系科学】地球惑星科学:酸化還元状態一酸化窒素を含む研究件
❏多機能デジタル生体顕微鏡による臓器微小循環障害における酸素ストレスの動的解析(02557036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】土屋 雅春 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60051124)
【キーワード】微小循環 / 酸素ストレス / 癌細胞 / 細胞障害活性 / Kupffer細胞 (他19件)
【概要】当該年度では,臓器微小循環における酸素ストレスの動的解析を特に癌細胞に対する細胞障害性の面から検討した.腫瘍細胞が生体内に発生すると,まず免疫担当細胞の攻撃を受け,この攻撃から免れた腫瘍細胞がクローン化して臨床的に癌と把握されるわけである.平成3年度までに得られた結果から,生体内では酸素ストレスが種々の細胞に対して障害性を発揮していることが明らかとなった.従って,癌細胞に対する障害細胞に酸素ストレ...
❏肝障害の発生機序における酸素ストレスの意義-特に肝微小循環動態からみた検討(02454237)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (20051500)
【キーワード】活性酸素 / 肝微小循環 / 四塩化炭素 / 虚血障害 / 内毒素 (他10件)
【概要】ラット分離潅流肝を用い,高感度カメラを接続した蛍光顕微鏡下に,肝微小循環単位を観察し,各種の蛍光プローベの蛍光強度を解析し,酸素ストレスの肝障害発生機序における意義について検討した。先づ,四塩化炭素肝障害において,過酸化脂質感受性蛍光プローベとしてdichlorofluorescin(DCFH)を用い,DCFHが過酸化脂質と反応して生じるDCFの蛍光像を解析し,終末肝静脈域(Zone3)から酸素ス...
【工学】総合工学:酸化一酸化窒素を含む研究件
❏複数の元素からなる多元素クラスターの反応性および構成原理の解明と実用触媒への展開(25248004)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】真船 文隆 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50262142)
【キーワード】クラスター / 触媒 / 酸化還元反応 / 昇温脱離法 / 質量分析 (他13件)
【概要】本研究は、COやNOなどの小分子の酸化還元反応の触媒となる、多元素クラスターを設計することを目的とした。そのために、気相クラスター昇温脱離法を新たに開発した。クラスターを徐々に加熱することで、高温での酸化還元反応を調べた。またクラスターからの分子脱離温度を測定することで反応の活性化エネルギーを求めた。遷移金属酸化物クラスターについて、酸素分子脱離の活性化エネルギーを求め、量子化学計算の結果と比較し...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
❏活性酸素種によるN-ニトロソ化合物の分解と変異原性発現の分子機構(09672157)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 変異原性 / 活性酸素 / 一酸化窒素 / ヒドロキシルラジカル (他8件)
【概要】環境内発がん物質であり、また生体内でも生成するN-ニトロソジアルキルアミンは、それ自身では生物活性はなく、生体内でシトクロムP450により酸化的に代謝活性化を受け、発がん性および変異原性を示すとされている。化学的酸化モデル系として鉄-銅-過酸化水素を用いて、N-ニトロン-N-メチルブチルアミン(NMB)を酸化すると、代謝活性化を必要としない強力な直接的変異原性化合物(mutagen X)が生成する...
【工学】総合工学:セオライト一酸化窒素を含む研究件
❏ゼオライトの特性を生かした新しい触媒反応系の設計と開発(03453079)
【研究テーマ】工業物理化学・複合材料
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1991 - 1992
【研究代表者】岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
【キーワード】ゼオライト / 金属イオン交換 / 直接アミノ化 / 一酸化窒素 / 反応活性点
【概要】本年度の研究はほぼ申請時の計画通りに進行し、以下の点を明らかにした。 1.活性の三次元制御によるゼオライトの分子識別能の高度化 (1)金属イオン(Cu^<2+>、Ag^+、Ca^<2+>、Co^<2+>)1個当たりの可逆及び不可逆吸着NO量はゼオライトのA1含有量に依存し、A1含有量が減少するに従って増加することがわかった。 (2)吸着NO量の吸着温度依存性の結...
❏銅イオン交換ゼオライト触媒を用いる一酸化窒素の直接分解プロセスの開発(01850185)
【研究テーマ】工業物理化学・複合材料
【研究種目】試験研究
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
【キーワード】ゼオライト / 銅イオン交換 / 一酸化窒素 / 直接分解
【概要】本研究では、銅イオン交換ゼオライト触媒を用いる一酸化窒素の直接分解プロセスの開発を目的として,平成元年度から平成三年度にわたって以下の成果を得た. 1.高活性NO分解触媒の開発. (1)NOの分解反応には銅イオン交換ZSMー5ゼオライト(CuーZSMー5)が最も高活性であった. (2)酢酸銅を用いた繰り返しイオン交換法あるいは硝酸銅にアンモニアを添加する交換法により、ZSMー5ゼオライト中に100...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:共焦点レーザー顕微鏡一酸化窒素を含む研究件
❏人工酸素運搬体をツールとして用いた実験的肺腫瘍における微小循環制御機序の解明(12671328)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】堀之内 宏久 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60173647)
【キーワード】転移性肺腫瘍 / 肺循環 / 微小循環 / 人工酸素運搬体 / 一酸化窒素 (他9件)
【概要】肺末梢領域に発生する腫瘍の増殖する環境は、酸素と血流の点で他臓器の固形腫瘍と異なると考えられる。また、肺腫瘍の微小循環を明らかにする上で、syngenicな腫瘍に対するものであるのかalloやxenogenicな腫瘍に対するものであるかによって腫瘍循環の成立が異なることが予想される。転移性肺腫瘍に対する腫瘍循環の成立を調べるためには同種の腫瘍を用いた肺転移モデルが必要である。 われわれは、石英ガラ...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【総合生物】神経科学:生物・生体工学一酸化窒素を含む研究件
❏人工赤血球流体のリガンド反応ダイナミズムの生理的意義とリガンド治療剤への応用(19300164)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】酒井 宏水 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (70318830)
【キーワード】人工臓器工学 / 人工赤血球 / 生体材料 / 生物・生体工学 / ナノバイオ (他10件)
【概要】ヘモグロビン(Hb)を用いる人工酸素運搬体のうち、化学的修飾を加えた非細胞型のHb溶液の投与では、血管収縮による血圧亢進を引き起す副作用が知られている。原因は、血管弛緩因子である内因性のNOやCOを捕捉すること、また酸素を速やかに放出するために、血管の自動調節機能が働くことである。対して、細胞型のHb小胞体(HbV)ではこの副作用はみられない。そこで、リガンド(ガス分子)反応ダイナミズムを調べたと...
❏インテリジェント細胞バイオセンシングシステムの創出(16360407)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (00225484)
【キーワード】バイオセンシング / 細胞 / ヒスタミン / バイオテクノロジー / タンパク質 (他13件)
【概要】細胞は基本的に増殖することが可能であり、様々な成長因子などの作用によって分化することもできる。また環境変化による自分自身へのダメージを診断・修復する機構も備えており、細胞の内外で様々な情報伝達を行っている。細胞はこのような自己修復・自己診断・環境応答といった「インテリジェンス性」を持っているため、細胞を材料として用いることにより、きわめて高度なインテリジェントバイオセンシングシステムを実現できる可...
【農学】社会経済農学:脱窒一酸化窒素を含む研究件
❏酵素超分子複合体形成による効率的な細胞内連続化学反応機構の解明(17H03092)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】當舎 武彦 国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 専任研究員 (00548993)
【キーワード】蛋白質複合体 / 一酸化窒素 / 脱窒 / 金属酵素 / 反応機構 (他14件)
【概要】微生物が行う嫌気呼吸の一種であり、硝酸から窒素分子への4段階の連続した化学反応からなる脱窒反応が、どのようにして効率よく行われているか、その仕組みの理解を目指して研究を行った。本課題では、脱窒の中間生成物である一酸化窒素(NO)が高い細胞毒性を示すことに着目し研究を進めた結果、NOを合成する亜硝酸還元酵素(NiR)とNOを分解するNO還元酵素(NOR)が複合体を形成することで、NOを細胞環境に拡散...
❏好気性酸素非発生型光合成細菌における脱窒遺伝子発現制御機能の解析(15K07351)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】新井 博之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70291052)
【キーワード】脱窒 / 光合成 / 一酸化窒素 / 微生物
【概要】好気性光合成細菌Roseobacter denitrificans OCh114の嫌気的生育に関わる脱窒遺伝子の発現には、2つのDNRタイプの転写調節因子 (DNR1とDNR2)が関与している。各種転写調節因子の欠損株を用いた遺伝子発現解析の結果、DNR1がDNR2の発現を制御し、DNR2が脱窒酵素遺伝子の発現を誘導するカスケード制御系が明らかになった。また、酸素を感知するFnrLは、ヘム生合成系...
❏亜酸化窒素生成の小さいオンサイト硫黄脱窒による農地から水系への窒素負荷の軽減(10480140)
【研究テーマ】環境保全
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】花木 啓祐 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00134015)
【キーワード】硝酸態窒素除去 / 亜酸化窒素 / 硫黄脱窒 / 地下水 / 農地土壌水系 (他14件)
【概要】バッチ実験により、硫黄脱窒を実地施用するにあたっての、最適な環境条件を検討した。その結果、pH調整のため、炭酸カルシウムを元素硫黄と同時に土壌に埋め込むことで、脱窒がスムーズに進行することが確認された。また、適用区域が重量含水率40%以上の高含水率に保たれるように設定し、より無酸素に保つことで、充分な硝酸態窒素除去及びN_2O発生割合の軽減が可能となることがわかった。しかし、その場合、還元状態が進...
【農学】動物生命科学:ヒスタミン一酸化窒素を含む研究件
❏ヒスタミンH4受容体遮断薬の掻痒における作用点の解明と新たな治療戦略(24590723)
【研究テーマ】疼痛学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山浦 克典 千葉大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (10543069)
【キーワード】H4受容体拮抗薬 / ステロイド長期塗布誘発掻痒 / プロスタグランジンD2 (PGD2) / ケラチノサイト / サブスタンスP (SP) (他18件)
【概要】アトピー性皮膚炎をはじめとする、痒み症状を伴う慢性皮膚疾患では、長期間にわたる外用ステロイド療法は必要不可欠となる。一方、申請者は、ステロイド外用剤を反復塗布すること自体が、痒みの原因となり得ることを報告してきた。ヒスタミンの4番目の受容体を阻害するH4受容体拮抗薬は、ステロイド外用薬の抗炎症作用を高め、且つ、ステロイドが引き起す痒みを改善することを本研究により明らかにした。H4受容体拮抗薬は、長...
❏インテリジェント細胞バイオセンシングシステムの創出(16360407)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (00225484)
【キーワード】バイオセンシング / 細胞 / ヒスタミン / バイオテクノロジー / タンパク質 (他13件)
【概要】細胞は基本的に増殖することが可能であり、様々な成長因子などの作用によって分化することもできる。また環境変化による自分自身へのダメージを診断・修復する機構も備えており、細胞の内外で様々な情報伝達を行っている。細胞はこのような自己修復・自己診断・環境応答といった「インテリジェンス性」を持っているため、細胞を材料として用いることにより、きわめて高度なインテリジェントバイオセンシングシステムを実現できる可...
【農学】動物生命科学:収縮性一酸化窒素を含む研究件
❏消化管運動調節系としての神経・ペースメーカー・免疫のクロストーク -消化管機能改善による動物生産性向上のための基盤研究-(13306023)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】堀 正敏 (2003) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
【キーワード】マクロファージ / 腸運動 / 炎症 / プロスタグランジン / 平滑筋 (他10件)
【概要】消化管の筋層間に均一に分布しているマクロファージ(筋層間常在型マクロファージ)は、蠕動運動をコントロールする壁内神経細胞やカハール介在細胞に近接して存在する。このため、消化管運動系との相互反応が予想され、これらマクロファージが特に消化管病態時における運動障害に関わる可能性が示唆されている。本研究プロジェクトにより以下の成果を得ることができた。 (1)筋層間常在型マクロファージの生物学的性状:形態学...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【農学】動物生命科学:消化管一酸化窒素を含む研究件
❏プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害(18380173)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70211547)
【キーワード】プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 (他13件)
【概要】細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】基礎医学:NADH自家蛍光一酸化窒素を含む研究件
❏多機能デジタル生体顕微鏡による臓器微小循環障害における酸素ストレスの動的解析(02557036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】土屋 雅春 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60051124)
【キーワード】微小循環 / 酸素ストレス / 癌細胞 / 細胞障害活性 / Kupffer細胞 (他19件)
【概要】当該年度では,臓器微小循環における酸素ストレスの動的解析を特に癌細胞に対する細胞障害性の面から検討した.腫瘍細胞が生体内に発生すると,まず免疫担当細胞の攻撃を受け,この攻撃から免れた腫瘍細胞がクローン化して臨床的に癌と把握されるわけである.平成3年度までに得られた結果から,生体内では酸素ストレスが種々の細胞に対して障害性を発揮していることが明らかとなった.従って,癌細胞に対する障害細胞に酸素ストレ...
❏肝障害の発生機序における酸素ストレスの意義-特に肝微小循環動態からみた検討(02454237)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (20051500)
【キーワード】活性酸素 / 肝微小循環 / 四塩化炭素 / 虚血障害 / 内毒素 (他10件)
【概要】ラット分離潅流肝を用い,高感度カメラを接続した蛍光顕微鏡下に,肝微小循環単位を観察し,各種の蛍光プローベの蛍光強度を解析し,酸素ストレスの肝障害発生機序における意義について検討した。先づ,四塩化炭素肝障害において,過酸化脂質感受性蛍光プローベとしてdichlorofluorescin(DCFH)を用い,DCFHが過酸化脂質と反応して生じるDCFの蛍光像を解析し,終末肝静脈域(Zone3)から酸素ス...
【医歯薬学】基礎医学:伊東細胞一酸化窒素を含む研究件
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
❏スーパーオキシド,低分子モノオキシドによる肝微小循環-毛細胆管連関調節機構の解析(06454264)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (00206385)
【キーワード】一酸化炭素 / 一酸化窒素 / ヘムオキシゲナーゼ / 微小循環 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】新年度末に明らかになった内因性一酸化炭素(CO)による肝血管抵抗の調節作用を示す成績から、COの作用部位の特定を明らかにするため、肝実質細胞,類洞内皮細胞,伊東細胞を初代培養し、CO,NOによるcyclic GMPの反応を検討した。その結果、伊東細胞は可溶性グアニレートシクラーゼ活性が極めて高く、CO数μMに反応してcGMPが上昇することが示された。一方分離灌流肝を用いた系において、COの生成酵素...
【医歯薬学】基礎医学:デジタル画像解析一酸化窒素を含む研究件
❏多機能デジタル生体顕微鏡による臓器微小循環障害における酸素ストレスの動的解析(02557036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】土屋 雅春 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60051124)
【キーワード】微小循環 / 酸素ストレス / 癌細胞 / 細胞障害活性 / Kupffer細胞 (他19件)
【概要】当該年度では,臓器微小循環における酸素ストレスの動的解析を特に癌細胞に対する細胞障害性の面から検討した.腫瘍細胞が生体内に発生すると,まず免疫担当細胞の攻撃を受け,この攻撃から免れた腫瘍細胞がクローン化して臨床的に癌と把握されるわけである.平成3年度までに得られた結果から,生体内では酸素ストレスが種々の細胞に対して障害性を発揮していることが明らかとなった.従って,癌細胞に対する障害細胞に酸素ストレ...
❏肝障害の発生機序における酸素ストレスの意義-特に肝微小循環動態からみた検討(02454237)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (20051500)
【キーワード】活性酸素 / 肝微小循環 / 四塩化炭素 / 虚血障害 / 内毒素 (他10件)
【概要】ラット分離潅流肝を用い,高感度カメラを接続した蛍光顕微鏡下に,肝微小循環単位を観察し,各種の蛍光プローベの蛍光強度を解析し,酸素ストレスの肝障害発生機序における意義について検討した。先づ,四塩化炭素肝障害において,過酸化脂質感受性蛍光プローベとしてdichlorofluorescin(DCFH)を用い,DCFHが過酸化脂質と反応して生じるDCFの蛍光像を解析し,終末肝静脈域(Zone3)から酸素ス...
【医歯薬学】基礎医学:可溶性グアニル酸シクラーゼ一酸化窒素を含む研究件
❏遺伝子改変動物によるヘムオキシゲナーゼを介した情報伝達と生体制御機構の解明(14370063)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】末松 誠 慶應大, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】ヘムオキシゲナーゼ / 一酸化炭素 / 可溶性グアニル酸シクラーゼ / 一酸化窒素 / 遺伝子改変動物 (他21件)
【概要】ヘムを一酸化炭素(CO)、鉄およびビリベルジンに分解するヘムオキシゲナーゼ(HO)は多彩な生物活性を有していることが知られているが、HOアイソザイム固有の生理活性の発現とその調節機構、COにより制御される標的分子の検索、さらに生体内で産生される他のガス分子との相互作用について未だその全貌が解明されていない。本研究課題では、HOアイソザイム発現とCOなどの反応生成物を介した生物作用発現との関係を明確...
❏ミュラー細胞によるガス状メディエータを介した網膜内情報伝達制御機構の解析(13680850)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】梶村 眞弓 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10327497)
【キーワード】soluble guanylate cyclase / carbon monoxide / nitric oxide / retina / Muller cell
【概要】Soluble guanylate cyclase (sGC)は、細胞内second messengerであるcGMPの生成反応を触媒するヘム酵素である。その酵素活性はNOやCOによって増強されることが報告されているが、両ガス分子が共存するin vivoでの本酵素の活性調節機構については不明な点が多い。COがNO依存性sGC活性化をsynergisticにあるいは逆にantagonisticに制御...
【医歯薬学】基礎医学:Kupffer細胞一酸化窒素を含む研究件
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
❏多機能デジタル生体顕微鏡による臓器微小循環障害における酸素ストレスの動的解析(02557036)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】土屋 雅春 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60051124)
【キーワード】微小循環 / 酸素ストレス / 癌細胞 / 細胞障害活性 / Kupffer細胞 (他19件)
【概要】当該年度では,臓器微小循環における酸素ストレスの動的解析を特に癌細胞に対する細胞障害性の面から検討した.腫瘍細胞が生体内に発生すると,まず免疫担当細胞の攻撃を受け,この攻撃から免れた腫瘍細胞がクローン化して臨床的に癌と把握されるわけである.平成3年度までに得られた結果から,生体内では酸素ストレスが種々の細胞に対して障害性を発揮していることが明らかとなった.従って,癌細胞に対する障害細胞に酸素ストレ...
【医歯薬学】基礎医学:国際学術集会一酸化窒素を含む研究件
❏第5回「NOの生物学」国際学術集会の研究内容に関する企画(09897002)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】戸田 昇 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50025590)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / 国際学術集会 / 生物学 / 国際交流
【概要】「一酸化窒素(NO)の生物学」国際学術集会は、1989年以来2年毎に開催され、NO研究の専門家集団の情報交換および討論の場として、学術的に極めてレベルの高い集会と位置づけられてきた。今回、第5回を開催するにあたり、NO研究の専門家だけでなく、将来をになう若手研究者に多く参加してもらい、最先端の情報を得ると共に自分達の研究を広く世界に知らせ、国際的な友情を育んでもらうことを目的に、組織委員を中心とし...
❏第5回「NOの生物学」国際学術集会の研究内容に関する企画(08357001)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】戸田 昇 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50025590)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / 国際学術集会 / 生物学 / 国際交流
【概要】「一酸化窒素(NO)の生物学」国際学術集会は、1989年以来2年毎に開催され、NO研究の専門家集団の情報交換および討論の場として、学術的に極めてレベルの高い集会と位置づけられてきた。今回、第5回をアジア地域で初めて開催するにあたり、出来るだけ多くの国内および海外の研究者、特に若手研究者に参加してもらうべく、組織委員を中心にして準備委員会を開催し、討議を重ねた。その結果、海外の若手研究者が参加しやす...
【医歯薬学】基礎医学:国際交流一酸化窒素を含む研究件
❏第5回「NOの生物学」国際学術集会の研究内容に関する企画(09897002)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】戸田 昇 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50025590)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / 国際学術集会 / 生物学 / 国際交流
【概要】「一酸化窒素(NO)の生物学」国際学術集会は、1989年以来2年毎に開催され、NO研究の専門家集団の情報交換および討論の場として、学術的に極めてレベルの高い集会と位置づけられてきた。今回、第5回を開催するにあたり、NO研究の専門家だけでなく、将来をになう若手研究者に多く参加してもらい、最先端の情報を得ると共に自分達の研究を広く世界に知らせ、国際的な友情を育んでもらうことを目的に、組織委員を中心とし...
❏第5回「NOの生物学」国際学術集会の研究内容に関する企画(08357001)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】戸田 昇 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50025590)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / 国際学術集会 / 生物学 / 国際交流
【概要】「一酸化窒素(NO)の生物学」国際学術集会は、1989年以来2年毎に開催され、NO研究の専門家集団の情報交換および討論の場として、学術的に極めてレベルの高い集会と位置づけられてきた。今回、第5回をアジア地域で初めて開催するにあたり、出来るだけ多くの国内および海外の研究者、特に若手研究者に参加してもらうべく、組織委員を中心にして準備委員会を開催し、討議を重ねた。その結果、海外の若手研究者が参加しやす...
【医歯薬学】基礎医学:持続勃起症(Priapism)一酸化窒素を含む研究件
❏テトラヒドロビオプテリン欠損がもたらす不安定高血圧症とPriapism(16K08561)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ノルアドレナリン / 一酸化窒素 / 交感神経 / 高血圧 (他13件)
【概要】セピアプテリン還元酵素遺伝子ノックアウトマウス(Spr-/-)は、変動の大きい高血圧、徐脈、Priapism(持続勃起症)を示す。このマウスではテトラヒドロビオプテリンの欠損によって、交感神経系でノルアドレナリン産生が低下しているにもかかわらず、心電図の周波数解析で交感神経系の緊張が副交感神経系の入力に比べて高いことが示された。一方血管内皮細胞においては一酸化窒素の産生が低下し、血管弛緩反応が低下...
❏テトラヒドロビオプテリン代謝の不均衡がもたらす病態とこれに対する防御機構の解明(25460346)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ドパミン / 一酸化窒素 / 高血圧 / 交感神経 (他9件)
【概要】生後発達期にBH4によって発現が影響をうける候補分子を得た。Qdpr-/-マウスでは血漿中BH2の増大にもかかわらず、大動脈のBH2/BH4比は野生型の1.6倍の増加であった。Qdpr-/-マウス大動脈リング標本のアセチルコリン(ACh)に対する弛緩反応は、野生型マウスと差がなかった。Spr-/-マウスは不安定な高血圧と徐脈を示し、高い比率でPriapismを生じた。組織中Biopterin,モノ...
【医歯薬学】基礎医学:サブスタンスP (SP)一酸化窒素を含む研究件
❏ヒスタミンH4受容体遮断薬の掻痒における作用点の解明と新たな治療戦略(24590723)
【研究テーマ】疼痛学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山浦 克典 千葉大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (10543069)
【キーワード】H4受容体拮抗薬 / ステロイド長期塗布誘発掻痒 / プロスタグランジンD2 (PGD2) / ケラチノサイト / サブスタンスP (SP) (他18件)
【概要】アトピー性皮膚炎をはじめとする、痒み症状を伴う慢性皮膚疾患では、長期間にわたる外用ステロイド療法は必要不可欠となる。一方、申請者は、ステロイド外用剤を反復塗布すること自体が、痒みの原因となり得ることを報告してきた。ヒスタミンの4番目の受容体を阻害するH4受容体拮抗薬は、ステロイド外用薬の抗炎症作用を高め、且つ、ステロイドが引き起す痒みを改善することを本研究により明らかにした。H4受容体拮抗薬は、長...
❏化学物質吸入による肺傷害の発生機序に関する研究ーNitric oxideとNeuropeptidesの関与(08670401)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】大前 和幸 慶応義塾大学, 医学部, 助教授 (60118924)
【キーワード】オゾン / 一酸化窒素 / ニューロペプチド / 気道反応性 / 吸入毒性 (他8件)
【概要】呼吸器刺激物質としてオゾンを用いた吸入曝露実験を実施し、肺・気道系の炎症発生に対するNeuropeptides(ニューロペプチド)やNitric oxide(一酸化窒素)の関与について検討、以下の成果を得た。 1.ニューロペプチドの関与 一群6匹の8〜9週齢の雄Sprague-Dawleyラットに、サブスタンスPおよびニューロキニンAのレセプターに対する阻害剤腹腔内に事前投与(対照群は一群4匹で、...
【医歯薬学】内科系臨床医学:平滑筋一酸化窒素を含む研究件
❏消化管運動調節系としての神経・ペースメーカー・免疫のクロストーク -消化管機能改善による動物生産性向上のための基盤研究-(13306023)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】堀 正敏 (2003) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
【キーワード】マクロファージ / 腸運動 / 炎症 / プロスタグランジン / 平滑筋 (他10件)
【概要】消化管の筋層間に均一に分布しているマクロファージ(筋層間常在型マクロファージ)は、蠕動運動をコントロールする壁内神経細胞やカハール介在細胞に近接して存在する。このため、消化管運動系との相互反応が予想され、これらマクロファージが特に消化管病態時における運動障害に関わる可能性が示唆されている。本研究プロジェクトにより以下の成果を得ることができた。 (1)筋層間常在型マクロファージの生物学的性状:形態学...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ビリルビン一酸化窒素を含む研究件
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
❏スーパーオキシド,低分子モノオキシドによる肝微小循環-毛細胆管連関調節機構の解析(06454264)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (00206385)
【キーワード】一酸化炭素 / 一酸化窒素 / ヘムオキシゲナーゼ / 微小循環 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】新年度末に明らかになった内因性一酸化炭素(CO)による肝血管抵抗の調節作用を示す成績から、COの作用部位の特定を明らかにするため、肝実質細胞,類洞内皮細胞,伊東細胞を初代培養し、CO,NOによるcyclic GMPの反応を検討した。その結果、伊東細胞は可溶性グアニレートシクラーゼ活性が極めて高く、CO数μMに反応してcGMPが上昇することが示された。一方分離灌流肝を用いた系において、COの生成酵素...
【医歯薬学】内科系臨床医学:生物学一酸化窒素を含む研究件
❏第5回「NOの生物学」国際学術集会の研究内容に関する企画(09897002)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】戸田 昇 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50025590)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / 国際学術集会 / 生物学 / 国際交流
【概要】「一酸化窒素(NO)の生物学」国際学術集会は、1989年以来2年毎に開催され、NO研究の専門家集団の情報交換および討論の場として、学術的に極めてレベルの高い集会と位置づけられてきた。今回、第5回を開催するにあたり、NO研究の専門家だけでなく、将来をになう若手研究者に多く参加してもらい、最先端の情報を得ると共に自分達の研究を広く世界に知らせ、国際的な友情を育んでもらうことを目的に、組織委員を中心とし...
❏第5回「NOの生物学」国際学術集会の研究内容に関する企画(08357001)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】戸田 昇 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50025590)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / 国際学術集会 / 生物学 / 国際交流
【概要】「一酸化窒素(NO)の生物学」国際学術集会は、1989年以来2年毎に開催され、NO研究の専門家集団の情報交換および討論の場として、学術的に極めてレベルの高い集会と位置づけられてきた。今回、第5回をアジア地域で初めて開催するにあたり、出来るだけ多くの国内および海外の研究者、特に若手研究者に参加してもらうべく、組織委員を中心にして準備委員会を開催し、討議を重ねた。その結果、海外の若手研究者が参加しやす...
【医歯薬学】外科系臨床医学:肺微小循環一酸化窒素を含む研究件
❏人工酸素運搬体をツールとして用いた実験的肺腫瘍における微小循環制御機序の解明(12671328)
【研究テーマ】胸部外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】堀之内 宏久 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60173647)
【キーワード】転移性肺腫瘍 / 肺循環 / 微小循環 / 人工酸素運搬体 / 一酸化窒素 (他9件)
【概要】肺末梢領域に発生する腫瘍の増殖する環境は、酸素と血流の点で他臓器の固形腫瘍と異なると考えられる。また、肺腫瘍の微小循環を明らかにする上で、syngenicな腫瘍に対するものであるのかalloやxenogenicな腫瘍に対するものであるかによって腫瘍循環の成立が異なることが予想される。転移性肺腫瘍に対する腫瘍循環の成立を調べるためには同種の腫瘍を用いた肺転移モデルが必要である。 われわれは、石英ガラ...
❏急性損傷肺におけるガス交換障害におよぼす内皮細胞由来血管弛緩因子の影響(07770432)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】森 正明 慶應義塾大学, 保健管理センター, 助手 (10220021)
【キーワード】内皮細胞由来血管弛緩因子 / 摘出潅流肺 / オレイン酸 / 過酸化水素 / 一酸化窒素 (他7件)
【概要】家兎摘出潅流肺において急性肺損傷を作成し内皮細胞由来血管弛緩因子と考えられている一酸化窒素のガス交換への影響を検討した。 1.オレイン酸を血管内に投与して作成した損傷肺においては、 (1)吸入気に一酸化窒素を混合させた場合、肺動脈圧(潅流圧)の低下、多種不活性ガス洗い出し法で評価したガス交換効率の改善、特に血流短絡ならびに低換気血流比領域の減少傾向を認めた。 (2)アルギノコハク酸を潅流液に投与し...
【医歯薬学】外科系臨床医学:微小循環一酸化窒素を含む研究件
❏遺伝子改変マウスによる脳血液関門における新しいガス分子依存性情報伝達系の解明(15500267)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】梶村 眞弓 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10327497)
【キーワード】carbon monoxide / nitric oxide pial / microcirculation / NO imaging / diaminofluorescein (他8件)
【概要】ガス状メディエータは生体内で生成される低分子で細胞膜を他の物質に比べて容易に通過して蛋白質や脂質・糖質・核酸などの他の生体構成成分と特異的に結合する分子群である。このような分子群のうち一酸化窒素(NO)や一酸化炭素(CO)のみならず、生体内でcysteineの分解にともなって生成される硫化水素(H_2S)が神経伝達や血管弛緩に関わる新しい分子として注日されている。本研究はCOやNOやH_2Sのガス...
❏敗血症における至適ヘモグロビン値と腸管壁防御機構-ストレス応答酵素の役割(14370495)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (60182226)
【キーワード】敗血症 / 輸血 / 微小循環 / ヘモグロビン / 腸管壁防御機構 (他9件)
【概要】本研究では「輸血によるヘム負荷がストレス応答酵素ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)が誘導されるような侵襲下においては過負荷となり、生体防御機構のバランスを崩す」という仮説を基に、平成14年から3年間に渡り研究を行った。正常ラットに比べ、亢進している内毒素血症ラットの腸管壁透過性は、輸血による高ヘモグロビンでさらに増強することを見出した。そこで、ストレス応答酵素HO-1をヘミン投与により予め誘導した...
❏遺伝子改変動物によるヘムオキシゲナーゼを介した情報伝達と生体制御機構の解明(14370063)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】末松 誠 慶應大, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】ヘムオキシゲナーゼ / 一酸化炭素 / 可溶性グアニル酸シクラーゼ / 一酸化窒素 / 遺伝子改変動物 (他21件)
【概要】ヘムを一酸化炭素(CO)、鉄およびビリベルジンに分解するヘムオキシゲナーゼ(HO)は多彩な生物活性を有していることが知られているが、HOアイソザイム固有の生理活性の発現とその調節機構、COにより制御される標的分子の検索、さらに生体内で産生される他のガス分子との相互作用について未だその全貌が解明されていない。本研究課題では、HOアイソザイム発現とCOなどの反応生成物を介した生物作用発現との関係を明確...
【医歯薬学】外科系臨床医学:一酸化窒素合成酵素一酸化窒素を含む研究件
❏NOSの補酵素テトラヒドロビオプテリンの敗血症における動態と治療標的としての検討(18K08894)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】安田 智嗣 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80437954)
【キーワード】敗血症性ショック / 敗血症 / テトラヒドロビオプテリン / アスコルビン酸 / 血管内皮細胞 (他8件)
【概要】敗血症性ショックは、様々な治療法が進歩した救急・集中治療領域においても未だ予後不良の疾患の一つである。本研究は、敗血症におけるテトラヒドロビオプテリン (BH4)とその関連代謝物の変化を解析し、病態との関連を検討することを目的として実施した。BH4とその関連代謝物の血中濃度は、感染からの時間経過とともに変化しており、この変化は一酸化窒素の産生量や病態の変化と関連していることが示唆された。また、敗血...
❏遺伝子改変マウスによる脳血液関門における新しいガス分子依存性情報伝達系の解明(15500267)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】梶村 眞弓 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10327497)
【キーワード】carbon monoxide / nitric oxide pial / microcirculation / NO imaging / diaminofluorescein (他8件)
【概要】ガス状メディエータは生体内で生成される低分子で細胞膜を他の物質に比べて容易に通過して蛋白質や脂質・糖質・核酸などの他の生体構成成分と特異的に結合する分子群である。このような分子群のうち一酸化窒素(NO)や一酸化炭素(CO)のみならず、生体内でcysteineの分解にともなって生成される硫化水素(H_2S)が神経伝達や血管弛緩に関わる新しい分子として注日されている。本研究はCOやNOやH_2Sのガス...
❏ポジトロン断層法による高感度内皮機能評価法の確立と新しい動脈硬化早期発見診断法の確立(10557050)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
【キーワード】内皮細胞 / 一酸化炭素 / 一酸化窒素合成酵素 / ポジトロン断層法 / 動脈硬化症 (他9件)
【概要】高血圧症、糖尿病、高脂血症等の成人病による血管合併症の早期発見は臨床上極めて重要な課題である。これまで、動脈硬化症の臨床診断法は、動脈硬化病変がかなり進展した段階で初めて検出される点、手法によっては侵襲性がかなり高い点等の数多くの問題点を有している。そこで本研究は、動脈硬化病変の早期異常としてNO合成酵素(NOS)活性の低下に注目し、最近新しい核医学診断法として脚光を浴びているポジトロン断層法(P...
【医歯薬学】外科系臨床医学:テトラヒドロビオプテリン一酸化窒素を含む研究件
❏NOSの補酵素テトラヒドロビオプテリンの敗血症における動態と治療標的としての検討(18K08894)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】安田 智嗣 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80437954)
【キーワード】敗血症性ショック / 敗血症 / テトラヒドロビオプテリン / アスコルビン酸 / 血管内皮細胞 (他8件)
【概要】敗血症性ショックは、様々な治療法が進歩した救急・集中治療領域においても未だ予後不良の疾患の一つである。本研究は、敗血症におけるテトラヒドロビオプテリン (BH4)とその関連代謝物の変化を解析し、病態との関連を検討することを目的として実施した。BH4とその関連代謝物の血中濃度は、感染からの時間経過とともに変化しており、この変化は一酸化窒素の産生量や病態の変化と関連していることが示唆された。また、敗血...
❏テトラヒドロビオプテリン欠損がもたらす不安定高血圧症とPriapism(16K08561)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ノルアドレナリン / 一酸化窒素 / 交感神経 / 高血圧 (他13件)
【概要】セピアプテリン還元酵素遺伝子ノックアウトマウス(Spr-/-)は、変動の大きい高血圧、徐脈、Priapism(持続勃起症)を示す。このマウスではテトラヒドロビオプテリンの欠損によって、交感神経系でノルアドレナリン産生が低下しているにもかかわらず、心電図の周波数解析で交感神経系の緊張が副交感神経系の入力に比べて高いことが示された。一方血管内皮細胞においては一酸化窒素の産生が低下し、血管弛緩反応が低下...
❏テトラヒドロビオプテリン代謝の不均衡がもたらす病態とこれに対する防御機構の解明(25460346)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ドパミン / 一酸化窒素 / 高血圧 / 交感神経 (他9件)
【概要】生後発達期にBH4によって発現が影響をうける候補分子を得た。Qdpr-/-マウスでは血漿中BH2の増大にもかかわらず、大動脈のBH2/BH4比は野生型の1.6倍の増加であった。Qdpr-/-マウス大動脈リング標本のアセチルコリン(ACh)に対する弛緩反応は、野生型マウスと差がなかった。Spr-/-マウスは不安定な高血圧と徐脈を示し、高い比率でPriapismを生じた。組織中Biopterin,モノ...
【医歯薬学】社会医学:血管内皮機能一酸化窒素を含む研究件
❏2型糖尿病におけるERK2による異所性脂肪沈着制御と心血管合併症の検討(18H02815)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
【キーワード】脂肪細胞 / ERK2 / Insulin / 異所性脂肪沈着 / 血管内皮機能 (他22件)
【概要】メタボリックシンドローム・2型糖尿病(Mets/DM2)は脂肪細胞機能不全が臓器障害に関与する。そこで脂肪細胞特異的ERK2欠損マウス(AE2KO)に高脂肪・高ショ糖食(HFHSD)負荷した。 AE2KO-HFHSDでは皮下脂肪細胞の大小不同を認め、脂肪細胞分化・機能障害が示唆された。また炎症を伴うインスリン抵抗性を呈し、肝臓、筋肉、血管周囲の異所性脂肪沈着が著明であった。大動脈壁活性酸素産生亢進...
❏重症心不全の病態における血管内皮機能障害・活性酸素の寄与(17K09488)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】網谷 英介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (80529090)
【キーワード】重症心不全 / 血管内皮機能 / 栄養状態 / サルコペニア / 一酸化窒素 (他12件)
【概要】重症心不全の対象として補助人工心臓装着の患者、成人先天心疾患の患者にfocusをあて、血管内皮関連の要素、栄養状態、筋力低下と病態との関連を検討した。LVAD装着後の血管内皮機能であるflow-mediated dilationは補助人工心臓の機器依存的に変化した。また補助人工心臓の予後は術前の栄養状態の影響を強くうけ、栄養状態は右心不全状態に依存的であった。またLVAD術前のサルコペニアについて...
❏運動の継続が動脈伸展性を改善させるメカニズムの解明:血管内皮機能との関連(18300215)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】前田 清司 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30282346)
【キーワード】有酸素性運動 / 動脈伸展性 / エンドセリン / 一酸化窒素 / 加齢 (他14件)
【概要】大動脈や頸動脈などの中心動脈の伸展性は加齢とともに低下し、心血管疾患の危険因子となる。さらに、加齢に肥満などが加わると動脈伸展性は、より低下する。一方、有酸素性運動の継続は、動脈伸展性を増大させる。しかし、運動が動脈伸展性を増大させるメカニズムは明らかでない。本研究では、血管内皮細胞が産生する一酸化窒素(NO)とエンドセリンに着目して、運動による動脈伸展性の改善メカニズムにNOやエンドセリンが関与...
【医歯薬学】社会医学:一酸化窒素を含む研究件
❏消化管運動調節系としての神経・ペースメーカー・免疫のクロストーク -消化管機能改善による動物生産性向上のための基盤研究-(13306023)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】堀 正敏 (2003) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
【キーワード】マクロファージ / 腸運動 / 炎症 / プロスタグランジン / 平滑筋 (他10件)
【概要】消化管の筋層間に均一に分布しているマクロファージ(筋層間常在型マクロファージ)は、蠕動運動をコントロールする壁内神経細胞やカハール介在細胞に近接して存在する。このため、消化管運動系との相互反応が予想され、これらマクロファージが特に消化管病態時における運動障害に関わる可能性が示唆されている。本研究プロジェクトにより以下の成果を得ることができた。 (1)筋層間常在型マクロファージの生物学的性状:形態学...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】社会医学:ヘムオキシゲナーゼ一酸化窒素を含む研究件
❏運動およびトレーニングが内因性一酸化炭素産生に及ぼす影響(23500779)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】安田 好文 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (70126952)
【キーワード】ガス状伝達物質 / 一酸化炭素 / 硫化水素 / ヘムオキシゲナーゼ / パルスオキシメータ (他12件)
【概要】本研究では、ガス状伝達物質として注目されている一酸化炭素に着目し、運動時における一酸化炭素呼気排出量を計測するとともに、血中の一酸化炭素含量を定量化するための測定法の開発、さらにはマウスを用いて運動・トレーニングによる筋組織におけるヘムオキシゲナーゼ活性の変化について検証することを目的とした。呼気一酸化炭素排出量は、ランプ負荷運動中直線的に増大し、運動終了後速やかに回復することが明らかになった。ま...
❏敗血症における至適ヘモグロビン値と腸管壁防御機構-ストレス応答酵素の役割(14370495)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (60182226)
【キーワード】敗血症 / 輸血 / 微小循環 / ヘモグロビン / 腸管壁防御機構 (他9件)
【概要】本研究では「輸血によるヘム負荷がストレス応答酵素ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)が誘導されるような侵襲下においては過負荷となり、生体防御機構のバランスを崩す」という仮説を基に、平成14年から3年間に渡り研究を行った。正常ラットに比べ、亢進している内毒素血症ラットの腸管壁透過性は、輸血による高ヘモグロビンでさらに増強することを見出した。そこで、ストレス応答酵素HO-1をヘミン投与により予め誘導した...
❏遺伝子改変動物によるヘムオキシゲナーゼを介した情報伝達と生体制御機構の解明(14370063)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】末松 誠 慶應大, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】ヘムオキシゲナーゼ / 一酸化炭素 / 可溶性グアニル酸シクラーゼ / 一酸化窒素 / 遺伝子改変動物 (他21件)
【概要】ヘムを一酸化炭素(CO)、鉄およびビリベルジンに分解するヘムオキシゲナーゼ(HO)は多彩な生物活性を有していることが知られているが、HOアイソザイム固有の生理活性の発現とその調節機構、COにより制御される標的分子の検索、さらに生体内で産生される他のガス分子との相互作用について未だその全貌が解明されていない。本研究課題では、HOアイソザイム発現とCOなどの反応生成物を介した生物作用発現との関係を明確...
【医歯薬学】社会医学:交感神経一酸化窒素を含む研究件
❏テトラヒドロビオプテリン欠損がもたらす不安定高血圧症とPriapism(16K08561)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ノルアドレナリン / 一酸化窒素 / 交感神経 / 高血圧 (他13件)
【概要】セピアプテリン還元酵素遺伝子ノックアウトマウス(Spr-/-)は、変動の大きい高血圧、徐脈、Priapism(持続勃起症)を示す。このマウスではテトラヒドロビオプテリンの欠損によって、交感神経系でノルアドレナリン産生が低下しているにもかかわらず、心電図の周波数解析で交感神経系の緊張が副交感神経系の入力に比べて高いことが示された。一方血管内皮細胞においては一酸化窒素の産生が低下し、血管弛緩反応が低下...
❏テトラヒドロビオプテリン代謝の不均衡がもたらす病態とこれに対する防御機構の解明(25460346)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ドパミン / 一酸化窒素 / 高血圧 / 交感神経 (他9件)
【概要】生後発達期にBH4によって発現が影響をうける候補分子を得た。Qdpr-/-マウスでは血漿中BH2の増大にもかかわらず、大動脈のBH2/BH4比は野生型の1.6倍の増加であった。Qdpr-/-マウス大動脈リング標本のアセチルコリン(ACh)に対する弛緩反応は、野生型マウスと差がなかった。Spr-/-マウスは不安定な高血圧と徐脈を示し、高い比率でPriapismを生じた。組織中Biopterin,モノ...
❏運動の継続が動脈伸展性を改善させるメカニズムの解明:血管内皮機能との関連(18300215)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】前田 清司 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30282346)
【キーワード】有酸素性運動 / 動脈伸展性 / エンドセリン / 一酸化窒素 / 加齢 (他14件)
【概要】大動脈や頸動脈などの中心動脈の伸展性は加齢とともに低下し、心血管疾患の危険因子となる。さらに、加齢に肥満などが加わると動脈伸展性は、より低下する。一方、有酸素性運動の継続は、動脈伸展性を増大させる。しかし、運動が動脈伸展性を増大させるメカニズムは明らかでない。本研究では、血管内皮細胞が産生する一酸化窒素(NO)とエンドセリンに着目して、運動による動脈伸展性の改善メカニズムにNOやエンドセリンが関与...
【医歯薬学】社会医学:運動療法一酸化窒素を含む研究件
❏重症心不全の病態における血管内皮機能障害・活性酸素の寄与(17K09488)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】網谷 英介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (80529090)
【キーワード】重症心不全 / 血管内皮機能 / 栄養状態 / サルコペニア / 一酸化窒素 (他12件)
【概要】重症心不全の対象として補助人工心臓装着の患者、成人先天心疾患の患者にfocusをあて、血管内皮関連の要素、栄養状態、筋力低下と病態との関連を検討した。LVAD装着後の血管内皮機能であるflow-mediated dilationは補助人工心臓の機器依存的に変化した。また補助人工心臓の予後は術前の栄養状態の影響を強くうけ、栄養状態は右心不全状態に依存的であった。またLVAD術前のサルコペニアについて...
❏糖尿病、狭心症患者における運動療法の代謝因子及び動脈硬化に対する影響の検討(15590726)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 晃裕 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70323574)
【キーワード】アディポネクチン / 狭心症 / 糖尿病 / 代謝因子 / 動脈硬化 (他10件)
【概要】高血圧・高脂血症・肥満のうちいくつかの合併症を有する急性・陳旧性心筋梗塞及び狭心症患者36例においてアディポネクチンと肥満度、血糖値、運動耐容能の間の関係について検討した。急性・陳旧性心筋梗塞等の心疾患患者において心臓リハビリテーション(心リハ)を行った群と、行わなかったコントロール群の2群にわけ、その前後でアディポネクチンなどと運動耐容能、呼気中一酸化窒素(NO)の変化について検討した。その結果...
【医歯薬学】薬学:亜鉛イオン一酸化窒素を含む研究件
❏蛍光発光原理解明のための有機化学(12470475)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】蛍光 / プローブ / FRET / PET / 加水分解酵素 (他10件)
【概要】21世紀の生命科学として、"生きている状態"の細胞あるいは生体組織から生体分子を時々刻々の動的変化に対応して捉え、真の生命現象を解析する研究が重要視されている。このためには従来に無い画期的バイオイメージング技術の開発が求められている。本研究は「蛍光発光原理解明のための有機化学」を研究課題としているが、これは生体組織から生体成分を検出するバイオイメージングプローブの創製を最終目標とし...
❏生理物活性発現を目的としたファイン金属錯体の分子設計(09304061)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】スーパーオキシド / 一酸化窒素 / 亜鉛イオン / 蛍光プローブ / 活性酸素 (他9件)
【概要】本研究においては生体機能を探索することを目的に金属錯体のデザイン合成が行われた。金属イオンは微量で重要な生理作用を有するにもかかわらず、分子レベルでの解析は十分になされてこなかった。また薬理学観点からも金属錯体を医薬品として使用する試みもシスプラチンあるいは生体画像化プローブのGdイオンなど限られた例が知られているだけであった。本研究では生理活性の発現を目的とした下記の3項目の金属錯体について重点...
【医歯薬学】薬学:FRET一酸化窒素を含む研究件
❏マルチカラーイメージング手法を用いた神経細胞内Mgイオンダイナミクスの包括的理解(24240045)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】生体生命情報学 / シグナル伝達 / 再生医学 / 生物物理 / 神経科学 (他22件)
【概要】(1)細胞内の特定器官に局在する新規Mgプローブを開発し、ミトコンドリアから細胞質に放出されるMgイオン動態を解析した。(2)一酸化窒素刺激(NO)に伴う細胞内Mgイオン濃度の上昇が、NO/cGMP/KMGシグナル伝達に伴うミトコンドリアからのMgイオン流出によるものであることを示した。(3)パーキンソン病と細胞内Mgとの関係について明らかにすることを目指し、PC12細胞をパーキンソン病様に細胞死...
❏FRET法による血管内皮細胞Ca^<2+>流入機構の解明(15590724)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】一色 政志 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70302734)
【キーワード】血管内皮細胞 / カルシウムシグナル / カメレオン / FRET / 一酸化窒素(NO) (他8件)
【概要】細胞膜直下には多くのCa^<2+>依存性情報伝達分子、Ca^<2+>調節蛋白、膜融合・分泌などのイベントが関連している。従って、膜直下Ca^<2+>の時・空間的調節は細胞機能の多様性を発揮するために必須である。我々は内皮細胞膜直下Ca^<2+>動態を視覚化し、その上昇パターン形成機構の解析と、PKCβおよびPLA_2の膜移行及びNO産生との関連を検討...
❏蛍光発光原理解明のための有機化学(12470475)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】蛍光 / プローブ / FRET / PET / 加水分解酵素 (他10件)
【概要】21世紀の生命科学として、"生きている状態"の細胞あるいは生体組織から生体分子を時々刻々の動的変化に対応して捉え、真の生命現象を解析する研究が重要視されている。このためには従来に無い画期的バイオイメージング技術の開発が求められている。本研究は「蛍光発光原理解明のための有機化学」を研究課題としているが、これは生体組織から生体成分を検出するバイオイメージングプローブの創製を最終目標とし...
【医歯薬学】薬学:N-ニトロソジアルキルアミン一酸化窒素を含む研究件
❏環境内発がん物質N-ニトロソ化合物の活性酸素種による活性化の分子機構(13672346)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / Fenton試薬 / 鉄-銅-過酸化水素系 / 変異原性 / 代謝活性化 (他8件)
【概要】N-ニトロソジアルキルアミンはシトクロムP450により代謝活性化を受けるが、代謝過程については未だ不明な点が多い。N-ニトロソジアルキルアミンの詳細な代謝活準化機構を解明することは、環境内に存在するN-ニトロソジアルキルアミン類のヒトがんへの関わりを明らかにするためにも重要である。本研究では、シトクロムP450の代わりに、究極の酸化活性種の一つであるヒドロキシルラジカル発生系を用い、N-ニトロソジ...
❏モデル反応系によるN―ニトロソ化合物の活性化と活性化体の環境内発がんへの寄与(11672229)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 発がん物質 / 代謝活性化 / ポルフィリン金属錯体 / 酸化剤 (他11件)
【概要】環境内発がん物質であるN-ニトロソジアルキルアミンの詳細な活性化機構はいまだ不明な点が多い.そこで純粋な化学触媒系であるポルフィリン金属錯体/酸化剤や修飾Fenton試薬をN-ニトロソジアルキルアミンの代謝研究に応用した.ポルフィリン金属錯体/酸化剤の存在下,N-ニトロソジアルキルアミンの変異原性が発現した.さらに活性化経路であるα水酸化は,水素引き抜き反応により生じたα位炭素ラジカルをもつニトロ...
❏活性酸素種によるN-ニトロソ化合物の分解と変異原性発現の分子機構(09672157)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 変異原性 / 活性酸素 / 一酸化窒素 / ヒドロキシルラジカル (他8件)
【概要】環境内発がん物質であり、また生体内でも生成するN-ニトロソジアルキルアミンは、それ自身では生物活性はなく、生体内でシトクロムP450により酸化的に代謝活性化を受け、発がん性および変異原性を示すとされている。化学的酸化モデル系として鉄-銅-過酸化水素を用いて、N-ニトロン-N-メチルブチルアミン(NMB)を酸化すると、代謝活性化を必要としない強力な直接的変異原性化合物(mutagen X)が生成する...
【医歯薬学】薬学:フェントン試薬一酸化窒素を含む研究件
❏環境内発がん物質N-ニトロソ化合物の活性酸素種による活性化の分子機構(13672346)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / Fenton試薬 / 鉄-銅-過酸化水素系 / 変異原性 / 代謝活性化 (他8件)
【概要】N-ニトロソジアルキルアミンはシトクロムP450により代謝活性化を受けるが、代謝過程については未だ不明な点が多い。N-ニトロソジアルキルアミンの詳細な代謝活準化機構を解明することは、環境内に存在するN-ニトロソジアルキルアミン類のヒトがんへの関わりを明らかにするためにも重要である。本研究では、シトクロムP450の代わりに、究極の酸化活性種の一つであるヒドロキシルラジカル発生系を用い、N-ニトロソジ...
❏モデル反応系によるN―ニトロソ化合物の活性化と活性化体の環境内発がんへの寄与(11672229)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 発がん物質 / 代謝活性化 / ポルフィリン金属錯体 / 酸化剤 (他11件)
【概要】環境内発がん物質であるN-ニトロソジアルキルアミンの詳細な活性化機構はいまだ不明な点が多い.そこで純粋な化学触媒系であるポルフィリン金属錯体/酸化剤や修飾Fenton試薬をN-ニトロソジアルキルアミンの代謝研究に応用した.ポルフィリン金属錯体/酸化剤の存在下,N-ニトロソジアルキルアミンの変異原性が発現した.さらに活性化経路であるα水酸化は,水素引き抜き反応により生じたα位炭素ラジカルをもつニトロ...
【医歯薬学】薬学:活性酸素種一酸化窒素を含む研究件
❏2型糖尿病におけるERK2による異所性脂肪沈着制御と心血管合併症の検討(18H02815)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
【キーワード】脂肪細胞 / ERK2 / Insulin / 異所性脂肪沈着 / 血管内皮機能 (他22件)
【概要】メタボリックシンドローム・2型糖尿病(Mets/DM2)は脂肪細胞機能不全が臓器障害に関与する。そこで脂肪細胞特異的ERK2欠損マウス(AE2KO)に高脂肪・高ショ糖食(HFHSD)負荷した。 AE2KO-HFHSDでは皮下脂肪細胞の大小不同を認め、脂肪細胞分化・機能障害が示唆された。また炎症を伴うインスリン抵抗性を呈し、肝臓、筋肉、血管周囲の異所性脂肪沈着が著明であった。大動脈壁活性酸素産生亢進...
❏新規情報伝達物質8-ニトロ環状グアノシンによる硬組織代謝制御機構の解明(15H05016)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上條 竜太郎 昭和大学, 歯学部, 教授 (70233939)
【キーワード】軟骨細胞 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 一酸化窒素 / 活性酸素種 (他17件)
【概要】一酸化窒素および活性酸素種のセカンドメッセンジャーとして発見された8-nitro-cGMPの骨・軟骨における8-nitro-cGMPの生成・機能を解明を目指した。従来、cGMP依存的に骨伸長が誘導されることが知られていたが、我々は、成長板の増殖軟骨層で生成した8-nitro-cGMPが軟骨細胞増殖を促進し骨伸長を促すことを見出した。さらに、破骨細胞前駆細胞では、炎症性サイトカインにより8-nitr...
❏免疫複合体病における治療ターゲットとしての活性酸素種及びNO,CO,H_2Sの解析(20591349)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】清水 和宏 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (80170968)
【キーワード】アルサス反応 / 活性酸素種 / 一酸化窒素 / 一酸化炭素 / 硫化水素 (他10件)
【概要】今回我々は炎症の代表例である免疫複合体病の一つであるアルザス反応の動物モデルを用いて炎症におけるHydrogen sulfide(H_2S)の役割を検討した。H_2Sの供給源としてNaHSを選択し、野生型マウス腹腔内に投与したところ有意に炎症反応を抑えた。また接着分子の一つであるselectinの欠損マウスを用いた同様の実験にてE-, P-selectin欠損マウスではH_2Sの炎症抑制作用は認め...
【医歯薬学】薬学:変異原性一酸化窒素を含む研究件
❏環境内発がん物質N-ニトロソ化合物の活性酸素種による活性化の分子機構(13672346)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / Fenton試薬 / 鉄-銅-過酸化水素系 / 変異原性 / 代謝活性化 (他8件)
【概要】N-ニトロソジアルキルアミンはシトクロムP450により代謝活性化を受けるが、代謝過程については未だ不明な点が多い。N-ニトロソジアルキルアミンの詳細な代謝活準化機構を解明することは、環境内に存在するN-ニトロソジアルキルアミン類のヒトがんへの関わりを明らかにするためにも重要である。本研究では、シトクロムP450の代わりに、究極の酸化活性種の一つであるヒドロキシルラジカル発生系を用い、N-ニトロソジ...
❏モデル反応系によるN―ニトロソ化合物の活性化と活性化体の環境内発がんへの寄与(11672229)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 発がん物質 / 代謝活性化 / ポルフィリン金属錯体 / 酸化剤 (他11件)
【概要】環境内発がん物質であるN-ニトロソジアルキルアミンの詳細な活性化機構はいまだ不明な点が多い.そこで純粋な化学触媒系であるポルフィリン金属錯体/酸化剤や修飾Fenton試薬をN-ニトロソジアルキルアミンの代謝研究に応用した.ポルフィリン金属錯体/酸化剤の存在下,N-ニトロソジアルキルアミンの変異原性が発現した.さらに活性化経路であるα水酸化は,水素引き抜き反応により生じたα位炭素ラジカルをもつニトロ...
❏活性酸素種によるN-ニトロソ化合物の分解と変異原性発現の分子機構(09672157)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 変異原性 / 活性酸素 / 一酸化窒素 / ヒドロキシルラジカル (他8件)
【概要】環境内発がん物質であり、また生体内でも生成するN-ニトロソジアルキルアミンは、それ自身では生物活性はなく、生体内でシトクロムP450により酸化的に代謝活性化を受け、発がん性および変異原性を示すとされている。化学的酸化モデル系として鉄-銅-過酸化水素を用いて、N-ニトロン-N-メチルブチルアミン(NMB)を酸化すると、代謝活性化を必要としない強力な直接的変異原性化合物(mutagen X)が生成する...
【医歯薬学】薬学:インスリン一酸化窒素を含む研究件
❏2型糖尿病におけるERK2による異所性脂肪沈着制御と心血管合併症の検討(18H02815)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
【キーワード】脂肪細胞 / ERK2 / Insulin / 異所性脂肪沈着 / 血管内皮機能 (他22件)
【概要】メタボリックシンドローム・2型糖尿病(Mets/DM2)は脂肪細胞機能不全が臓器障害に関与する。そこで脂肪細胞特異的ERK2欠損マウス(AE2KO)に高脂肪・高ショ糖食(HFHSD)負荷した。 AE2KO-HFHSDでは皮下脂肪細胞の大小不同を認め、脂肪細胞分化・機能障害が示唆された。また炎症を伴うインスリン抵抗性を呈し、肝臓、筋肉、血管周囲の異所性脂肪沈着が著明であった。大動脈壁活性酸素産生亢進...
❏精密金属錯体の分子設計と生体機能(09894020)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】精密金属錯体 / 分子設計 / シグナル伝達 / 活性酸素 / インスリン (他8件)
【概要】本研究者らはこの基盤研究を現在最も活発に研究活動を行っている中堅の教授・助教授で組織し、1)精密金属錯体の合成、2)精密金属錯体の機能評価、3)精密金属錯体の機能解析、の3点に焦点を絞り、重点領域研究への発展を期して企画調査を行った。 具体的方針として、生体機能を発揮する事を目的として配位子の合成および金属錯体の調整を行い、それらを培養細胞、生体組織、酵素系に応用し、その機能を評価する。さらに機能...
【医歯薬学】薬学:細胞死一酸化窒素を含む研究件
❏マルチカラーイメージング手法を用いた神経細胞内Mgイオンダイナミクスの包括的理解(24240045)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】生体生命情報学 / シグナル伝達 / 再生医学 / 生物物理 / 神経科学 (他22件)
【概要】(1)細胞内の特定器官に局在する新規Mgプローブを開発し、ミトコンドリアから細胞質に放出されるMgイオン動態を解析した。(2)一酸化窒素刺激(NO)に伴う細胞内Mgイオン濃度の上昇が、NO/cGMP/KMGシグナル伝達に伴うミトコンドリアからのMgイオン流出によるものであることを示した。(3)パーキンソン病と細胞内Mgとの関係について明らかにすることを目指し、PC12細胞をパーキンソン病様に細胞死...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
【医歯薬学】薬学:血管一酸化窒素を含む研究件
❏テトラヒドロビオプテリン欠損がもたらす不安定高血圧症とPriapism(16K08561)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ノルアドレナリン / 一酸化窒素 / 交感神経 / 高血圧 (他13件)
【概要】セピアプテリン還元酵素遺伝子ノックアウトマウス(Spr-/-)は、変動の大きい高血圧、徐脈、Priapism(持続勃起症)を示す。このマウスではテトラヒドロビオプテリンの欠損によって、交感神経系でノルアドレナリン産生が低下しているにもかかわらず、心電図の周波数解析で交感神経系の緊張が副交感神経系の入力に比べて高いことが示された。一方血管内皮細胞においては一酸化窒素の産生が低下し、血管弛緩反応が低下...
❏テトラヒドロビオプテリン代謝の不均衡がもたらす病態とこれに対する防御機構の解明(25460346)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ドパミン / 一酸化窒素 / 高血圧 / 交感神経 (他9件)
【概要】生後発達期にBH4によって発現が影響をうける候補分子を得た。Qdpr-/-マウスでは血漿中BH2の増大にもかかわらず、大動脈のBH2/BH4比は野生型の1.6倍の増加であった。Qdpr-/-マウス大動脈リング標本のアセチルコリン(ACh)に対する弛緩反応は、野生型マウスと差がなかった。Spr-/-マウスは不安定な高血圧と徐脈を示し、高い比率でPriapismを生じた。組織中Biopterin,モノ...
【医歯薬学】薬学:血小板一酸化窒素を含む研究件
❏麻酔薬による臓器微小循環血小板接着反応の生体内解析(12877247)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60182226)
【キーワード】血小板 / 血管内皮細胞 / 接着分子 / 微小循環 / 吸入麻酔 (他7件)
【概要】本研究では、超高速度カメラと血小板染色蛍光色素(carboxyfluorescein diacetate succinimidyl ester : CFDASE)を用いて、ラット腸間膜微小循環系における吸入麻酔中の血小板接着反応を生体顕微鏡下で観察・解析した。その結果、セボフルランは毛細血管後細静脈における血小板の辺縁移行(margination)と赤血球速度に対する血小板速度比(V_P/V_R ...
❏更年期高血圧発症の遺伝的背景およびその発症機構に関する分子生物学的研究(07457126)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】猿田 享男 (猿田 亨男) 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
【キーワード】更年期 / 高血圧 / 食塩感受性 / Dahl食塩感受性ラット / Pressure natriuresis curve (他17件)
【概要】女性において更年期以降、心血管系疾患が急激に増加することが知られている。しかし、その主たる要因となる更年期高血圧の病態はほとんど検討されていない。更年期高血圧の臨床的特徴は食塩を過剰摂取した際に血圧が上昇する食塩感受性である。雄性のDahl食塩感受性(DS)ラットに高食塩食を与えると顕著な高血圧を発症するのに対し、雌性DSラットは血圧が上昇せず、雌雄差がはなはだしい。まず、雌性DSラットに卵巣摘出...
【医歯薬学】薬学:プロスタグランジン一酸化窒素を含む研究件
❏プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害(18380173)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70211547)
【キーワード】プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 (他13件)
【概要】細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管...
❏消化管運動調節系としての神経・ペースメーカー・免疫のクロストーク -消化管機能改善による動物生産性向上のための基盤研究-(13306023)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】堀 正敏 (2003) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
【キーワード】マクロファージ / 腸運動 / 炎症 / プロスタグランジン / 平滑筋 (他10件)
【概要】消化管の筋層間に均一に分布しているマクロファージ(筋層間常在型マクロファージ)は、蠕動運動をコントロールする壁内神経細胞やカハール介在細胞に近接して存在する。このため、消化管運動系との相互反応が予想され、これらマクロファージが特に消化管病態時における運動障害に関わる可能性が示唆されている。本研究プロジェクトにより以下の成果を得ることができた。 (1)筋層間常在型マクロファージの生物学的性状:形態学...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】薬学:カルシウム一酸化窒素を含む研究件
❏ポジトロン断層法による高感度内皮機能評価法の確立と新しい動脈硬化早期発見診断法の確立(10557050)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
【キーワード】内皮細胞 / 一酸化炭素 / 一酸化窒素合成酵素 / ポジトロン断層法 / 動脈硬化症 (他9件)
【概要】高血圧症、糖尿病、高脂血症等の成人病による血管合併症の早期発見は臨床上極めて重要な課題である。これまで、動脈硬化症の臨床診断法は、動脈硬化病変がかなり進展した段階で初めて検出される点、手法によっては侵襲性がかなり高い点等の数多くの問題点を有している。そこで本研究は、動脈硬化病変の早期異常としてNO合成酵素(NOS)活性の低下に注目し、最近新しい核医学診断法として脚光を浴びているポジトロン断層法(P...
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリア一酸化窒素を含む研究件
❏2型糖尿病におけるERK2による異所性脂肪沈着制御と心血管合併症の検討(18H02815)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
【キーワード】脂肪細胞 / ERK2 / Insulin / 異所性脂肪沈着 / 血管内皮機能 (他22件)
【概要】メタボリックシンドローム・2型糖尿病(Mets/DM2)は脂肪細胞機能不全が臓器障害に関与する。そこで脂肪細胞特異的ERK2欠損マウス(AE2KO)に高脂肪・高ショ糖食(HFHSD)負荷した。 AE2KO-HFHSDでは皮下脂肪細胞の大小不同を認め、脂肪細胞分化・機能障害が示唆された。また炎症を伴うインスリン抵抗性を呈し、肝臓、筋肉、血管周囲の異所性脂肪沈着が著明であった。大動脈壁活性酸素産生亢進...
❏マルチカラーイメージング手法を用いた神経細胞内Mgイオンダイナミクスの包括的理解(24240045)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】生体生命情報学 / シグナル伝達 / 再生医学 / 生物物理 / 神経科学 (他22件)
【概要】(1)細胞内の特定器官に局在する新規Mgプローブを開発し、ミトコンドリアから細胞質に放出されるMgイオン動態を解析した。(2)一酸化窒素刺激(NO)に伴う細胞内Mgイオン濃度の上昇が、NO/cGMP/KMGシグナル伝達に伴うミトコンドリアからのMgイオン流出によるものであることを示した。(3)パーキンソン病と細胞内Mgとの関係について明らかにすることを目指し、PC12細胞をパーキンソン病様に細胞死...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】薬学:シトクロムP450一酸化窒素を含む研究件
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス一酸化窒素を含む研究件
❏NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与(13470400)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】武田 弘資 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10313230)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / シグナル伝達 / MAPキナーゼ / アポトーシス / stress
【概要】われわれは、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与について研究を遂行した結果、以下の2点を明らかにした。1)JNKならびにp38を制御するキナーゼであるASK1が、NOによって強く活性化されること、ASK1ノックアウトマウス由来の胎児線維芽細胞ではNOによるp38の早期の活性化が消失していることが分かった。このことから、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の制御分子の1つと...
❏食品アレルギーにおける免疫応答の分子機構と免疫・神経系相互作用の解析(10306008)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】上野川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50011945)
【キーワード】食品アレルギー / TCRアンタゴニズム / 変異ペプチドリガンド / 腸管免疫系 / サイトカイン (他15件)
【概要】1.アレルゲンの分子構造変化と免疫応答の関係 T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウスのT細胞が認識する卵白アルブミン(OVA)の部分ペプチドOVA323-339の1残基置換アナログ40種は、それが誘起するT細胞のサイトカイン応答や抗体産生誘導のパターンの違いにより、4つの群に分けることができた。同様のパターン変化はOVA323-339濃度の変化によっても観察された。さらに、T...
❏肝内マクロファージ(Kupffer細胞)由来活性酸素による肝癌細胞障害機序の解明(07670613)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】黒瀬 巌 慶應義塾大学, 医学部・内科, 助手 (50234604)
【キーワード】肝癌 / Kupffer細胞 / NO / TNF-α / NF-κB (他12件)
【概要】初年度(平成7年度)においては、Kupffer細胞によるNO・TNF-α放出動態と肝癌細胞障害・アポトーシスとの時間的空間的相関およびその制御機構を解明してきた。すなわちKupffer細胞と肝癌細胞の共培養系におけるNOおよびTNF-α産生動態の定量と、肝癌細胞内ミトコンドリア呼吸能の変化、細胞膜・核膜障害、DNA fragmentation化を共焦点レーザー顕微鏡下に可視化、定量するシステムを確...
【医歯薬学】薬学:リポポリサッカライド(LPS)一酸化窒素を含む研究件
❏プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害(18380173)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70211547)
【キーワード】プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 (他13件)
【概要】細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】薬学:硫化水素一酸化窒素を含む研究件
❏内在性硫化水素の生理機能(26460115)
【研究テーマ】薬理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 英雄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所, その他 (30321889)
【キーワード】硫化水素 / ポリサルファイド / シグナル分子 / TRPA1チャネル / 3MST (他12件)
【概要】硫化水素は生体内において酵素によって生産され、シグナル分子として働いている。また、硫化水素よりもイオウ原子数の多いポリサルファイドも3MSTによって酵素的に生産されるシグナル分子に加わった。ポリサルファイドは疼痛伝達を行うTRPA1チャネルのアミノ末端に存在する2つのシステイン残基を加硫化することによって活性化することが明らかとなった。本研究では、ポリサルファイドの生合成経路と、TRPA1チャネル...
❏運動およびトレーニングが内因性一酸化炭素産生に及ぼす影響(23500779)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】安田 好文 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (70126952)
【キーワード】ガス状伝達物質 / 一酸化炭素 / 硫化水素 / ヘムオキシゲナーゼ / パルスオキシメータ (他12件)
【概要】本研究では、ガス状伝達物質として注目されている一酸化炭素に着目し、運動時における一酸化炭素呼気排出量を計測するとともに、血中の一酸化炭素含量を定量化するための測定法の開発、さらにはマウスを用いて運動・トレーニングによる筋組織におけるヘムオキシゲナーゼ活性の変化について検証することを目的とした。呼気一酸化炭素排出量は、ランプ負荷運動中直線的に増大し、運動終了後速やかに回復することが明らかになった。ま...
❏免疫複合体病における治療ターゲットとしての活性酸素種及びNO,CO,H_2Sの解析(20591349)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】清水 和宏 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (80170968)
【キーワード】アルサス反応 / 活性酸素種 / 一酸化窒素 / 一酸化炭素 / 硫化水素 (他10件)
【概要】今回我々は炎症の代表例である免疫複合体病の一つであるアルザス反応の動物モデルを用いて炎症におけるHydrogen sulfide(H_2S)の役割を検討した。H_2Sの供給源としてNaHSを選択し、野生型マウス腹腔内に投与したところ有意に炎症反応を抑えた。また接着分子の一つであるselectinの欠損マウスを用いた同様の実験にてE-, P-selectin欠損マウスではH_2Sの炎症抑制作用は認め...
【医歯薬学】薬学:蛍光一酸化窒素を含む研究件
❏In vivo系への適用を目的とした生体動的可視化プローブの開発(16370071)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】分子イメージング / 蛍光プローブ / MRI / 近赤外発光 / 光誘起電子移動 (他15件)
【概要】本研究は,生体分子(生理活性種・酵素・受容体・遺伝子など)を動的に可視化することにより,生理機能解析法を開発することを目的としている。放射線被曝がなく非侵襲的で,かつ体外からの高感度検出が可能である蛍光法や核磁気共鳴法(MRI)などの分光学的手法に基づき,生組織,生体系、特にin vivo系を試料とした「生きている状態」における生体分子をそれぞれの作用部位において直接検出し,時々刻々の変化を画像と...
❏In vivo検出可能な近赤外一酸化窒素感受性蛍光色素の開発研究(15790070)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】小島 宏建 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (70345255)
【キーワード】蛍光 / イメージング / 近赤外 / シアニン / ジアミン (他8件)
【概要】動的な生命現象を生きた状態でリアルタイムに観察することは生命科学研究の基本となる。私は多様な役割が報告され、真の生理作用が混沌としている一酸化窒素(NO)を高感度・特異的に測定できる新規蛍光色素であるジアミノフルオレセイン(DAF)類を創製し、NO生成の時空間解析を目的とした可視化(イメージング)法を開発してきた。生物個体レベルでのイメージングも重要であるが、励起光が蛍光色素に届くことが必要である...
❏内因性NO合成酵素阻害物質の高感度定量法の開発と血圧の恒常性維持機能の解析(13672250)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (30187306)
【キーワード】一酸化窒素 / HPLC / 蛍光 / ジメチルアルギニン / オルトフタルアルデヒド (他6件)
【概要】動物個体の血圧は、生体の恒常性維持機能により一定の範囲に保たれている。血圧は、交感神経系、血管内皮、腎臓などから分泌される様々な生体分子により調節されている。本研究では、血圧調節に関わるこれら微量生体分子、特に内因性NO合成酵素阻害物質(N-メチルアルギニン、N,N-ジメチルアルギニンなど)を高感度に捉える分析法を開発することを目的とした。 これまでにも内因性NO合成酵素阻害物質の定量法は報告され...
【医歯薬学】薬学:蛍光プローブ一酸化窒素を含む研究件
❏内在性硫化水素の生理機能(26460115)
【研究テーマ】薬理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 英雄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所, その他 (30321889)
【キーワード】硫化水素 / ポリサルファイド / シグナル分子 / TRPA1チャネル / 3MST (他12件)
【概要】硫化水素は生体内において酵素によって生産され、シグナル分子として働いている。また、硫化水素よりもイオウ原子数の多いポリサルファイドも3MSTによって酵素的に生産されるシグナル分子に加わった。ポリサルファイドは疼痛伝達を行うTRPA1チャネルのアミノ末端に存在する2つのシステイン残基を加硫化することによって活性化することが明らかとなった。本研究では、ポリサルファイドの生合成経路と、TRPA1チャネル...
❏マルチカラーイメージング手法を用いた神経細胞内Mgイオンダイナミクスの包括的理解(24240045)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】生体生命情報学 / シグナル伝達 / 再生医学 / 生物物理 / 神経科学 (他22件)
【概要】(1)細胞内の特定器官に局在する新規Mgプローブを開発し、ミトコンドリアから細胞質に放出されるMgイオン動態を解析した。(2)一酸化窒素刺激(NO)に伴う細胞内Mgイオン濃度の上昇が、NO/cGMP/KMGシグナル伝達に伴うミトコンドリアからのMgイオン流出によるものであることを示した。(3)パーキンソン病と細胞内Mgとの関係について明らかにすることを目指し、PC12細胞をパーキンソン病様に細胞死...
❏In vivo系への適用を目的とした生体動的可視化プローブの開発(16370071)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】分子イメージング / 蛍光プローブ / MRI / 近赤外発光 / 光誘起電子移動 (他15件)
【概要】本研究は,生体分子(生理活性種・酵素・受容体・遺伝子など)を動的に可視化することにより,生理機能解析法を開発することを目的としている。放射線被曝がなく非侵襲的で,かつ体外からの高感度検出が可能である蛍光法や核磁気共鳴法(MRI)などの分光学的手法に基づき,生組織,生体系、特にin vivo系を試料とした「生きている状態」における生体分子をそれぞれの作用部位において直接検出し,時々刻々の変化を画像と...
【医歯薬学】薬学:NO一酸化窒素を含む研究件
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
❏更年期高血圧発症の遺伝的背景およびその発症機構に関する分子生物学的研究(07457126)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】猿田 享男 (猿田 亨男) 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
【キーワード】更年期 / 高血圧 / 食塩感受性 / Dahl食塩感受性ラット / Pressure natriuresis curve (他17件)
【概要】女性において更年期以降、心血管系疾患が急激に増加することが知られている。しかし、その主たる要因となる更年期高血圧の病態はほとんど検討されていない。更年期高血圧の臨床的特徴は食塩を過剰摂取した際に血圧が上昇する食塩感受性である。雄性のDahl食塩感受性(DS)ラットに高食塩食を与えると顕著な高血圧を発症するのに対し、雌性DSラットは血圧が上昇せず、雌雄差がはなはだしい。まず、雌性DSラットに卵巣摘出...
【医歯薬学】薬学:分子設計一酸化窒素を含む研究件
❏再生医療を支援する生物応答調節剤の創製研究(14103018)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
【キーワード】核内レセプター / 構造展開 / ステロイドホルモン / アンタゴニスト / 酵素阻害剤 (他35件)
【概要】がん・糖尿病等の慢性疾患を、細胞の増殖・分化・アポトーシスを機構とする生理的再生の異常と捉え、その正常化を促す生物応答調節剤を創製することを最終目的とした研究を展開した。 (1)医薬の上市と臨床第III相試験の開始:合成レチノイドAm80を白血病治療薬タミバロテンとして市場に出すことが出来た。同じく、合成レチノイドTAC-101を肝臓がんを対象に臨床第III相試験に導入することが出来た。 (2)ド...
❏精密金属錯体の分子設計と生体機能(09894020)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】精密金属錯体 / 分子設計 / シグナル伝達 / 活性酸素 / インスリン (他8件)
【概要】本研究者らはこの基盤研究を現在最も活発に研究活動を行っている中堅の教授・助教授で組織し、1)精密金属錯体の合成、2)精密金属錯体の機能評価、3)精密金属錯体の機能解析、の3点に焦点を絞り、重点領域研究への発展を期して企画調査を行った。 具体的方針として、生体機能を発揮する事を目的として配位子の合成および金属錯体の調整を行い、それらを培養細胞、生体組織、酵素系に応用し、その機能を評価する。さらに機能...
【医歯薬学】薬学:活性酸素一酸化窒素を含む研究件
❏重症心不全の病態における血管内皮機能障害・活性酸素の寄与(17K09488)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】網谷 英介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (80529090)
【キーワード】重症心不全 / 血管内皮機能 / 栄養状態 / サルコペニア / 一酸化窒素 (他12件)
【概要】重症心不全の対象として補助人工心臓装着の患者、成人先天心疾患の患者にfocusをあて、血管内皮関連の要素、栄養状態、筋力低下と病態との関連を検討した。LVAD装着後の血管内皮機能であるflow-mediated dilationは補助人工心臓の機器依存的に変化した。また補助人工心臓の予後は術前の栄養状態の影響を強くうけ、栄養状態は右心不全状態に依存的であった。またLVAD術前のサルコペニアについて...
❏新規情報伝達物質8-ニトロ環状グアノシンによる硬組織代謝制御機構の解明(15H05016)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上條 竜太郎 昭和大学, 歯学部, 教授 (70233939)
【キーワード】軟骨細胞 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 一酸化窒素 / 活性酸素種 (他17件)
【概要】一酸化窒素および活性酸素種のセカンドメッセンジャーとして発見された8-nitro-cGMPの骨・軟骨における8-nitro-cGMPの生成・機能を解明を目指した。従来、cGMP依存的に骨伸長が誘導されることが知られていたが、我々は、成長板の増殖軟骨層で生成した8-nitro-cGMPが軟骨細胞増殖を促進し骨伸長を促すことを見出した。さらに、破骨細胞前駆細胞では、炎症性サイトカインにより8-nitr...
❏ルシフェラーゼの発展的インビボ活用を可能とする新規ルシフェリンプローブ群の創製(23249004)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-05-31 - 2014-03-31
【研究代表者】浦野 泰照 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20292956)
【キーワード】生物発光 / ルシフェラーゼ / ルシフェリン / 電子移動 / 細胞膜透過性 (他12件)
【概要】現代の生物学では、特定の応答が起きた時だけ蛍光を発する機能を持つ「蛍光プローブ」分子を活用して、各種の細胞応答を細胞が生きている状態で観測する技法が汎用されている。しかし動物個体内の細胞応答の観測は、光の組織透過性が悪いため、一般に困難である。そこで本研究では、ホタルの発する生物発光システムに適用可能な、生物発光プローブを開発し、蛍光法では達成できなかった深部のイメージングを可能とするシステムの構...
【医歯薬学】薬学:エストロゲン一酸化窒素を含む研究件
❏再生医療を支援する生物応答調節剤の創製研究(14103018)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
【キーワード】核内レセプター / 構造展開 / ステロイドホルモン / アンタゴニスト / 酵素阻害剤 (他35件)
【概要】がん・糖尿病等の慢性疾患を、細胞の増殖・分化・アポトーシスを機構とする生理的再生の異常と捉え、その正常化を促す生物応答調節剤を創製することを最終目的とした研究を展開した。 (1)医薬の上市と臨床第III相試験の開始:合成レチノイドAm80を白血病治療薬タミバロテンとして市場に出すことが出来た。同じく、合成レチノイドTAC-101を肝臓がんを対象に臨床第III相試験に導入することが出来た。 (2)ド...
❏更年期高血圧発症の遺伝的背景およびその発症機構に関する分子生物学的研究(07457126)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】猿田 享男 (猿田 亨男) 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
【キーワード】更年期 / 高血圧 / 食塩感受性 / Dahl食塩感受性ラット / Pressure natriuresis curve (他17件)
【概要】女性において更年期以降、心血管系疾患が急激に増加することが知られている。しかし、その主たる要因となる更年期高血圧の病態はほとんど検討されていない。更年期高血圧の臨床的特徴は食塩を過剰摂取した際に血圧が上昇する食塩感受性である。雄性のDahl食塩感受性(DS)ラットに高食塩食を与えると顕著な高血圧を発症するのに対し、雌性DSラットは血圧が上昇せず、雌雄差がはなはだしい。まず、雌性DSラットに卵巣摘出...
【医歯薬学】薬学:細胞増殖一酸化窒素を含む研究件
❏新規情報伝達物質8-ニトロ環状グアノシンによる硬組織代謝制御機構の解明(15H05016)
【研究テーマ】機能系基礎歯科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上條 竜太郎 昭和大学, 歯学部, 教授 (70233939)
【キーワード】軟骨細胞 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 一酸化窒素 / 活性酸素種 (他17件)
【概要】一酸化窒素および活性酸素種のセカンドメッセンジャーとして発見された8-nitro-cGMPの骨・軟骨における8-nitro-cGMPの生成・機能を解明を目指した。従来、cGMP依存的に骨伸長が誘導されることが知られていたが、我々は、成長板の増殖軟骨層で生成した8-nitro-cGMPが軟骨細胞増殖を促進し骨伸長を促すことを見出した。さらに、破骨細胞前駆細胞では、炎症性サイトカインにより8-nitr...
❏長寿遺伝子Sirt1の血管老化、血管障害における役割(18590801)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】秋下 雅弘 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (00261975)
【キーワード】老化 / エイジング / Sir2 / Sirt1 / 心血管疾患 (他11件)
【概要】血管老化あるいは血管障害が全身老化の一表現であるという観点から、抗老化作用を有するNAD依存性脱アセチル化酵素Sir2の哺乳類ホモログSirt1が血管老化、血管障害に果たす役割を検討することを本研究の目的とした。まず培養ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いて、Sirt1阻害による血管内皮細胞の老化形質への影響を検討した。Sirt1阻害薬sirtinolおよびSirt 1 siRNAの処理により...
【医歯薬学】薬学:血管内皮細胞一酸化窒素を含む研究件
❏NOSの補酵素テトラヒドロビオプテリンの敗血症における動態と治療標的としての検討(18K08894)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】安田 智嗣 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80437954)
【キーワード】敗血症性ショック / 敗血症 / テトラヒドロビオプテリン / アスコルビン酸 / 血管内皮細胞 (他8件)
【概要】敗血症性ショックは、様々な治療法が進歩した救急・集中治療領域においても未だ予後不良の疾患の一つである。本研究は、敗血症におけるテトラヒドロビオプテリン (BH4)とその関連代謝物の変化を解析し、病態との関連を検討することを目的として実施した。BH4とその関連代謝物の血中濃度は、感染からの時間経過とともに変化しており、この変化は一酸化窒素の産生量や病態の変化と関連していることが示唆された。また、敗血...
❏長寿遺伝子Sirt1の血管老化、血管障害における役割(18590801)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】秋下 雅弘 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (00261975)
【キーワード】老化 / エイジング / Sir2 / Sirt1 / 心血管疾患 (他11件)
【概要】血管老化あるいは血管障害が全身老化の一表現であるという観点から、抗老化作用を有するNAD依存性脱アセチル化酵素Sir2の哺乳類ホモログSirt1が血管老化、血管障害に果たす役割を検討することを本研究の目的とした。まず培養ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いて、Sirt1阻害による血管内皮細胞の老化形質への影響を検討した。Sirt1阻害薬sirtinolおよびSirt 1 siRNAの処理により...
❏FRET法による血管内皮細胞Ca^<2+>流入機構の解明(15590724)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】一色 政志 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70302734)
【キーワード】血管内皮細胞 / カルシウムシグナル / カメレオン / FRET / 一酸化窒素(NO) (他8件)
【概要】細胞膜直下には多くのCa^<2+>依存性情報伝達分子、Ca^<2+>調節蛋白、膜融合・分泌などのイベントが関連している。従って、膜直下Ca^<2+>の時・空間的調節は細胞機能の多様性を発揮するために必須である。我々は内皮細胞膜直下Ca^<2+>動態を視覚化し、その上昇パターン形成機構の解析と、PKCβおよびPLA_2の膜移行及びNO産生との関連を検討...
【医歯薬学】薬学:プローブ一酸化窒素を含む研究件
❏ルシフェラーゼの発展的インビボ活用を可能とする新規ルシフェリンプローブ群の創製(23249004)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-05-31 - 2014-03-31
【研究代表者】浦野 泰照 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20292956)
【キーワード】生物発光 / ルシフェラーゼ / ルシフェリン / 電子移動 / 細胞膜透過性 (他12件)
【概要】現代の生物学では、特定の応答が起きた時だけ蛍光を発する機能を持つ「蛍光プローブ」分子を活用して、各種の細胞応答を細胞が生きている状態で観測する技法が汎用されている。しかし動物個体内の細胞応答の観測は、光の組織透過性が悪いため、一般に困難である。そこで本研究では、ホタルの発する生物発光システムに適用可能な、生物発光プローブを開発し、蛍光法では達成できなかった深部のイメージングを可能とするシステムの構...
❏蛍光発光原理解明のための有機化学(12470475)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】蛍光 / プローブ / FRET / PET / 加水分解酵素 (他10件)
【概要】21世紀の生命科学として、"生きている状態"の細胞あるいは生体組織から生体分子を時々刻々の動的変化に対応して捉え、真の生命現象を解析する研究が重要視されている。このためには従来に無い画期的バイオイメージング技術の開発が求められている。本研究は「蛍光発光原理解明のための有機化学」を研究課題としているが、これは生体組織から生体成分を検出するバイオイメージングプローブの創製を最終目標とし...
【医歯薬学】薬学:プロスタグランジンD2一酸化窒素を含む研究件
❏ヒスタミンH4受容体遮断薬の掻痒における作用点の解明と新たな治療戦略(24590723)
【研究テーマ】疼痛学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山浦 克典 千葉大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (10543069)
【キーワード】H4受容体拮抗薬 / ステロイド長期塗布誘発掻痒 / プロスタグランジンD2 (PGD2) / ケラチノサイト / サブスタンスP (SP) (他18件)
【概要】アトピー性皮膚炎をはじめとする、痒み症状を伴う慢性皮膚疾患では、長期間にわたる外用ステロイド療法は必要不可欠となる。一方、申請者は、ステロイド外用剤を反復塗布すること自体が、痒みの原因となり得ることを報告してきた。ヒスタミンの4番目の受容体を阻害するH4受容体拮抗薬は、ステロイド外用薬の抗炎症作用を高め、且つ、ステロイドが引き起す痒みを改善することを本研究により明らかにした。H4受容体拮抗薬は、長...
❏プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害(18380173)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70211547)
【キーワード】プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 (他13件)
【概要】細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管...
【医歯薬学】薬学:プロテインキナーゼC一酸化窒素を含む研究件
❏再生医療を支援する生物応答調節剤の創製研究(14103018)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
【キーワード】核内レセプター / 構造展開 / ステロイドホルモン / アンタゴニスト / 酵素阻害剤 (他35件)
【概要】がん・糖尿病等の慢性疾患を、細胞の増殖・分化・アポトーシスを機構とする生理的再生の異常と捉え、その正常化を促す生物応答調節剤を創製することを最終目的とした研究を展開した。 (1)医薬の上市と臨床第III相試験の開始:合成レチノイドAm80を白血病治療薬タミバロテンとして市場に出すことが出来た。同じく、合成レチノイドTAC-101を肝臓がんを対象に臨床第III相試験に導入することが出来た。 (2)ド...
❏更年期高血圧発症の遺伝的背景およびその発症機構に関する分子生物学的研究(07457126)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】猿田 享男 (猿田 亨男) 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
【キーワード】更年期 / 高血圧 / 食塩感受性 / Dahl食塩感受性ラット / Pressure natriuresis curve (他17件)
【概要】女性において更年期以降、心血管系疾患が急激に増加することが知られている。しかし、その主たる要因となる更年期高血圧の病態はほとんど検討されていない。更年期高血圧の臨床的特徴は食塩を過剰摂取した際に血圧が上昇する食塩感受性である。雄性のDahl食塩感受性(DS)ラットに高食塩食を与えると顕著な高血圧を発症するのに対し、雌性DSラットは血圧が上昇せず、雌雄差がはなはだしい。まず、雌性DSラットに卵巣摘出...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド一酸化窒素を含む研究件
❏非平面アミドオリゴマーの自己組織化構造とヘリックス表面の機能化(17109001)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2009
【研究代表者】大和田 智彦 東大, 薬学研究科(研究院), 教授 (20177025)
【キーワード】アミド / N-ピラミッド化 / N-ニトロソアミン / 一酸化窒素 / S-トランスニトロソ化 (他16件)
【概要】本研究課題では7-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン構造を有するアミドの非平面構造の構造特性を確立し機能分子マテリァルとして応用するために以下のことを実施した。自己組織的にヘリックス構造の柔軟性の制御の結果をふまえてヘリックス構造表面の機能化を行う。除放性一酸化窒素放出物質は持続的な一酸化窒素の放出を可能にし,一酸化窒素に由来する持生物活性(例えば血管内皮細胞増殖抑制による血管再狭窄の予防)の持続...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
【医歯薬学】薬学:ヘム一酸化窒素を含む研究件
❏酵素超分子複合体形成による効率的な細胞内連続化学反応機構の解明(17H03092)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】當舎 武彦 国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 専任研究員 (00548993)
【キーワード】蛋白質複合体 / 一酸化窒素 / 脱窒 / 金属酵素 / 反応機構 (他14件)
【概要】微生物が行う嫌気呼吸の一種であり、硝酸から窒素分子への4段階の連続した化学反応からなる脱窒反応が、どのようにして効率よく行われているか、その仕組みの理解を目指して研究を行った。本課題では、脱窒の中間生成物である一酸化窒素(NO)が高い細胞毒性を示すことに着目し研究を進めた結果、NOを合成する亜硝酸還元酵素(NiR)とNOを分解するNO還元酵素(NOR)が複合体を形成することで、NOを細胞環境に拡散...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
【医歯薬学】薬学:ヘモグロビン一酸化窒素を含む研究件
❏敗血症における至適ヘモグロビン値と腸管壁防御機構-ストレス応答酵素の役割(14370495)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (60182226)
【キーワード】敗血症 / 輸血 / 微小循環 / ヘモグロビン / 腸管壁防御機構 (他9件)
【概要】本研究では「輸血によるヘム負荷がストレス応答酵素ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)が誘導されるような侵襲下においては過負荷となり、生体防御機構のバランスを崩す」という仮説を基に、平成14年から3年間に渡り研究を行った。正常ラットに比べ、亢進している内毒素血症ラットの腸管壁透過性は、輸血による高ヘモグロビンでさらに増強することを見出した。そこで、ストレス応答酵素HO-1をヘミン投与により予め誘導した...
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
【医歯薬学】薬学:阻害剤一酸化窒素を含む研究件
❏内在性硫化水素の生理機能(26460115)
【研究テーマ】薬理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 英雄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所, その他 (30321889)
【キーワード】硫化水素 / ポリサルファイド / シグナル分子 / TRPA1チャネル / 3MST (他12件)
【概要】硫化水素は生体内において酵素によって生産され、シグナル分子として働いている。また、硫化水素よりもイオウ原子数の多いポリサルファイドも3MSTによって酵素的に生産されるシグナル分子に加わった。ポリサルファイドは疼痛伝達を行うTRPA1チャネルのアミノ末端に存在する2つのシステイン残基を加硫化することによって活性化することが明らかとなった。本研究では、ポリサルファイドの生合成経路と、TRPA1チャネル...
❏再生医療を支援する生物応答調節剤の創製研究(14103018)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
【キーワード】核内レセプター / 構造展開 / ステロイドホルモン / アンタゴニスト / 酵素阻害剤 (他35件)
【概要】がん・糖尿病等の慢性疾患を、細胞の増殖・分化・アポトーシスを機構とする生理的再生の異常と捉え、その正常化を促す生物応答調節剤を創製することを最終目的とした研究を展開した。 (1)医薬の上市と臨床第III相試験の開始:合成レチノイドAm80を白血病治療薬タミバロテンとして市場に出すことが出来た。同じく、合成レチノイドTAC-101を肝臓がんを対象に臨床第III相試験に導入することが出来た。 (2)ド...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
【医歯薬学】薬学:肝臓一酸化窒素を含む研究件
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
❏スーパーオキシド,低分子モノオキシドによる肝微小循環-毛細胆管連関調節機構の解析(06454264)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (00206385)
【キーワード】一酸化炭素 / 一酸化窒素 / ヘムオキシゲナーゼ / 微小循環 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】新年度末に明らかになった内因性一酸化炭素(CO)による肝血管抵抗の調節作用を示す成績から、COの作用部位の特定を明らかにするため、肝実質細胞,類洞内皮細胞,伊東細胞を初代培養し、CO,NOによるcyclic GMPの反応を検討した。その結果、伊東細胞は可溶性グアニレートシクラーゼ活性が極めて高く、CO数μMに反応してcGMPが上昇することが示された。一方分離灌流肝を用いた系において、COの生成酵素...
【医歯薬学】薬学:一酸化炭素一酸化窒素を含む研究件
❏運動およびトレーニングが内因性一酸化炭素産生に及ぼす影響(23500779)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】安田 好文 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (70126952)
【キーワード】ガス状伝達物質 / 一酸化炭素 / 硫化水素 / ヘムオキシゲナーゼ / パルスオキシメータ (他12件)
【概要】本研究では、ガス状伝達物質として注目されている一酸化炭素に着目し、運動時における一酸化炭素呼気排出量を計測するとともに、血中の一酸化炭素含量を定量化するための測定法の開発、さらにはマウスを用いて運動・トレーニングによる筋組織におけるヘムオキシゲナーゼ活性の変化について検証することを目的とした。呼気一酸化炭素排出量は、ランプ負荷運動中直線的に増大し、運動終了後速やかに回復することが明らかになった。ま...
❏近赤外ラマン分光法による生体内ガス分子動態の可視化と腫瘍検出技術への応用(22700476)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】塚田 孝祐 慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (00351883)
【キーワード】がん / ラマン散乱 / 低酸素 / 生体医工学 / ラマン分光 (他10件)
【概要】腫瘍や炎症で増大するガス分子を顕微ラマン分光を利用して検出し,画像化する新しい技術開発を行うことを目的とした.まず近赤外領域で高感度にラマン散乱光を取得する光学系を構築し,ナノ秒時間ゲートシステムを用いることでバックグラウンド蛍光の除去を実現した.培養細胞に応用し,腫瘍細胞の培地中グルコース濃度を定量した.今後,腫瘍低酸素による糖代謝と,ミトコンドリア呼吸を制御するガス分子との関連を明らかにするツ...
❏免疫複合体病における治療ターゲットとしての活性酸素種及びNO,CO,H_2Sの解析(20591349)
【研究テーマ】皮膚科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】清水 和宏 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (80170968)
【キーワード】アルサス反応 / 活性酸素種 / 一酸化窒素 / 一酸化炭素 / 硫化水素 (他10件)
【概要】今回我々は炎症の代表例である免疫複合体病の一つであるアルザス反応の動物モデルを用いて炎症におけるHydrogen sulfide(H_2S)の役割を検討した。H_2Sの供給源としてNaHSを選択し、野生型マウス腹腔内に投与したところ有意に炎症反応を抑えた。また接着分子の一つであるselectinの欠損マウスを用いた同様の実験にてE-, P-selectin欠損マウスではH_2Sの炎症抑制作用は認め...
【医歯薬学】薬学:敗血症一酸化窒素を含む研究件
❏NOSの補酵素テトラヒドロビオプテリンの敗血症における動態と治療標的としての検討(18K08894)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】安田 智嗣 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80437954)
【キーワード】敗血症性ショック / 敗血症 / テトラヒドロビオプテリン / アスコルビン酸 / 血管内皮細胞 (他8件)
【概要】敗血症性ショックは、様々な治療法が進歩した救急・集中治療領域においても未だ予後不良の疾患の一つである。本研究は、敗血症におけるテトラヒドロビオプテリン (BH4)とその関連代謝物の変化を解析し、病態との関連を検討することを目的として実施した。BH4とその関連代謝物の血中濃度は、感染からの時間経過とともに変化しており、この変化は一酸化窒素の産生量や病態の変化と関連していることが示唆された。また、敗血...
❏敗血症における至適ヘモグロビン値と腸管壁防御機構-ストレス応答酵素の役割(14370495)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (60182226)
【キーワード】敗血症 / 輸血 / 微小循環 / ヘモグロビン / 腸管壁防御機構 (他9件)
【概要】本研究では「輸血によるヘム負荷がストレス応答酵素ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)が誘導されるような侵襲下においては過負荷となり、生体防御機構のバランスを崩す」という仮説を基に、平成14年から3年間に渡り研究を行った。正常ラットに比べ、亢進している内毒素血症ラットの腸管壁透過性は、輸血による高ヘモグロビンでさらに増強することを見出した。そこで、ストレス応答酵素HO-1をヘミン投与により予め誘導した...
【医歯薬学】薬学:炎症一酸化窒素を含む研究件
❏プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害(18380173)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70211547)
【キーワード】プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 (他13件)
【概要】細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管...
❏消化管運動調節系としての神経・ペースメーカー・免疫のクロストーク -消化管機能改善による動物生産性向上のための基盤研究-(13306023)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】堀 正敏 (2003) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
【キーワード】マクロファージ / 腸運動 / 炎症 / プロスタグランジン / 平滑筋 (他10件)
【概要】消化管の筋層間に均一に分布しているマクロファージ(筋層間常在型マクロファージ)は、蠕動運動をコントロールする壁内神経細胞やカハール介在細胞に近接して存在する。このため、消化管運動系との相互反応が予想され、これらマクロファージが特に消化管病態時における運動障害に関わる可能性が示唆されている。本研究プロジェクトにより以下の成果を得ることができた。 (1)筋層間常在型マクロファージの生物学的性状:形態学...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】薬学:マクロファージ一酸化窒素を含む研究件
❏プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害(18380173)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】堀 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (70211547)
【キーワード】プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 (他13件)
【概要】細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管...
❏消化管運動調節系としての神経・ペースメーカー・免疫のクロストーク -消化管機能改善による動物生産性向上のための基盤研究-(13306023)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】堀 正敏 (2003) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70211547)
【キーワード】マクロファージ / 腸運動 / 炎症 / プロスタグランジン / 平滑筋 (他10件)
【概要】消化管の筋層間に均一に分布しているマクロファージ(筋層間常在型マクロファージ)は、蠕動運動をコントロールする壁内神経細胞やカハール介在細胞に近接して存在する。このため、消化管運動系との相互反応が予想され、これらマクロファージが特に消化管病態時における運動障害に関わる可能性が示唆されている。本研究プロジェクトにより以下の成果を得ることができた。 (1)筋層間常在型マクロファージの生物学的性状:形態学...
❏ヒルシュスプルング病モデル動物における消化管運動と免疫系(12460132)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30134505)
【キーワード】ヒルシュスプルング病 / 消化管 / 運動機能 / 免疫系 / マクロファージ (他12件)
【概要】本研究は、ヒルシュスプルング病(以下ヒルシュ病と略す)の病態モデルとなるエンドセリンB受容体欠損ラットを用いて、閉塞性消化管障害の病態像を解明することを目的としている。2カ年にわたる研究で得られた成績は以下の通りである。 1.ヒルシュ病モデルラット 1)ヒルシュ病モデルラットは生後15-20日で死亡した。狭窄部は回腸下部にまで及び、この部位では神経叢は欠損していた。2)腸内フローラとマクロファージ...
【医歯薬学】薬学:代謝活性化一酸化窒素を含む研究件
❏環境内発がん物質N-ニトロソ化合物の活性酸素種による活性化の分子機構(13672346)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / Fenton試薬 / 鉄-銅-過酸化水素系 / 変異原性 / 代謝活性化 (他8件)
【概要】N-ニトロソジアルキルアミンはシトクロムP450により代謝活性化を受けるが、代謝過程については未だ不明な点が多い。N-ニトロソジアルキルアミンの詳細な代謝活準化機構を解明することは、環境内に存在するN-ニトロソジアルキルアミン類のヒトがんへの関わりを明らかにするためにも重要である。本研究では、シトクロムP450の代わりに、究極の酸化活性種の一つであるヒドロキシルラジカル発生系を用い、N-ニトロソジ...
❏モデル反応系によるN―ニトロソ化合物の活性化と活性化体の環境内発がんへの寄与(11672229)
【研究テーマ】環境系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 発がん物質 / 代謝活性化 / ポルフィリン金属錯体 / 酸化剤 (他11件)
【概要】環境内発がん物質であるN-ニトロソジアルキルアミンの詳細な活性化機構はいまだ不明な点が多い.そこで純粋な化学触媒系であるポルフィリン金属錯体/酸化剤や修飾Fenton試薬をN-ニトロソジアルキルアミンの代謝研究に応用した.ポルフィリン金属錯体/酸化剤の存在下,N-ニトロソジアルキルアミンの変異原性が発現した.さらに活性化経路であるα水酸化は,水素引き抜き反応により生じたα位炭素ラジカルをもつニトロ...
❏活性酸素種によるN-ニトロソ化合物の分解と変異原性発現の分子機構(09672157)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
【キーワード】N-ニトロソジアルキルアミン / 変異原性 / 活性酸素 / 一酸化窒素 / ヒドロキシルラジカル (他8件)
【概要】環境内発がん物質であり、また生体内でも生成するN-ニトロソジアルキルアミンは、それ自身では生物活性はなく、生体内でシトクロムP450により酸化的に代謝活性化を受け、発がん性および変異原性を示すとされている。化学的酸化モデル系として鉄-銅-過酸化水素を用いて、N-ニトロン-N-メチルブチルアミン(NMB)を酸化すると、代謝活性化を必要としない強力な直接的変異原性化合物(mutagen X)が生成する...
【医歯薬学】薬学:バイオイメージング一酸化窒素を含む研究件
❏マルチカラーイメージング手法を用いた神経細胞内Mgイオンダイナミクスの包括的理解(24240045)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】生体生命情報学 / シグナル伝達 / 再生医学 / 生物物理 / 神経科学 (他22件)
【概要】(1)細胞内の特定器官に局在する新規Mgプローブを開発し、ミトコンドリアから細胞質に放出されるMgイオン動態を解析した。(2)一酸化窒素刺激(NO)に伴う細胞内Mgイオン濃度の上昇が、NO/cGMP/KMGシグナル伝達に伴うミトコンドリアからのMgイオン流出によるものであることを示した。(3)パーキンソン病と細胞内Mgとの関係について明らかにすることを目指し、PC12細胞をパーキンソン病様に細胞死...
❏In vivo系への適用を目的とした生体動的可視化プローブの開発(16370071)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】分子イメージング / 蛍光プローブ / MRI / 近赤外発光 / 光誘起電子移動 (他15件)
【概要】本研究は,生体分子(生理活性種・酵素・受容体・遺伝子など)を動的に可視化することにより,生理機能解析法を開発することを目的としている。放射線被曝がなく非侵襲的で,かつ体外からの高感度検出が可能である蛍光法や核磁気共鳴法(MRI)などの分光学的手法に基づき,生組織,生体系、特にin vivo系を試料とした「生きている状態」における生体分子をそれぞれの作用部位において直接検出し,時々刻々の変化を画像と...
❏微小循環機能恒常性を考慮した細胞型人工酸素運搬体の設計と開発(13557132)
【研究テーマ】麻酔・蘇生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / Oxygen carrier / Hemoglobin / microcirculation / nitric oxide (他21件)
【概要】肝臓・網内系は修飾ヘモグロビン(Hb)の主要な代謝コンパートメントである。ショック病態で救急救命に使用できる酸素運搬体はこれらの病態においても肝臓の恒常性を維持しつつ循環動態を改善できるスペックを持つ必要がある。本研究ではショック病態の肝臓ではヘムの分解代謝の動態が劇的に変動し、通常では考えられないような速度で肝臓に取り込まれたヘムがbilirubinに変換されることを明らかにした。これはストレス...
【医歯薬学】薬学:酵素阻害剤一酸化窒素を含む研究件
❏内在性硫化水素の生理機能(26460115)
【研究テーマ】薬理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木村 英雄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所, その他 (30321889)
【キーワード】硫化水素 / ポリサルファイド / シグナル分子 / TRPA1チャネル / 3MST (他12件)
【概要】硫化水素は生体内において酵素によって生産され、シグナル分子として働いている。また、硫化水素よりもイオウ原子数の多いポリサルファイドも3MSTによって酵素的に生産されるシグナル分子に加わった。ポリサルファイドは疼痛伝達を行うTRPA1チャネルのアミノ末端に存在する2つのシステイン残基を加硫化することによって活性化することが明らかとなった。本研究では、ポリサルファイドの生合成経路と、TRPA1チャネル...
❏再生医療を支援する生物応答調節剤の創製研究(14103018)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】橋本 祐一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
【キーワード】核内レセプター / 構造展開 / ステロイドホルモン / アンタゴニスト / 酵素阻害剤 (他35件)
【概要】がん・糖尿病等の慢性疾患を、細胞の増殖・分化・アポトーシスを機構とする生理的再生の異常と捉え、その正常化を促す生物応答調節剤を創製することを最終目的とした研究を展開した。 (1)医薬の上市と臨床第III相試験の開始:合成レチノイドAm80を白血病治療薬タミバロテンとして市場に出すことが出来た。同じく、合成レチノイドTAC-101を肝臓がんを対象に臨床第III相試験に導入することが出来た。 (2)ド...
❏ポルフィリン配位構造の特性探求と医薬化学への応用(11470494)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】樋口 恒彦 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50173159)
【キーワード】シトクロムP450 / 一酸化窒素 / NO合成酵素 / チオレート / ポルフィリン (他17件)
【概要】1)ヘムの反応特性に関し開発した唯一の安定型ヘムーチオレート錯体(SR錯体)を開発してきたが、この配位構造と一酸化窒素(NO)との配位化学を世界に先駆けて詳細に検討することに成功した。SR錯体はNOと安定で可逆的な錯形成を行いその錯形成定数において顕著な軸配位子効果が認められた。本研究でチオレート配位であることにより鉄へのNO配位力は他の錯構造より大きく弱められていることがわかり、本酵素の生成物阻...
【医歯薬学】看護学:イメージンク一酸化窒素を含む研究件
❏In vivo検出可能な近赤外一酸化窒素感受性蛍光色素の開発研究(15790070)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】小島 宏建 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (70345255)
【キーワード】蛍光 / イメージング / 近赤外 / シアニン / ジアミン (他8件)
【概要】動的な生命現象を生きた状態でリアルタイムに観察することは生命科学研究の基本となる。私は多様な役割が報告され、真の生理作用が混沌としている一酸化窒素(NO)を高感度・特異的に測定できる新規蛍光色素であるジアミノフルオレセイン(DAF)類を創製し、NO生成の時空間解析を目的とした可視化(イメージング)法を開発してきた。生物個体レベルでのイメージングも重要であるが、励起光が蛍光色素に届くことが必要である...
❏FRET法による血管内皮細胞Ca^<2+>流入機構の解明(15590724)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】一色 政志 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70302734)
【キーワード】血管内皮細胞 / カルシウムシグナル / カメレオン / FRET / 一酸化窒素(NO) (他8件)
【概要】細胞膜直下には多くのCa^<2+>依存性情報伝達分子、Ca^<2+>調節蛋白、膜融合・分泌などのイベントが関連している。従って、膜直下Ca^<2+>の時・空間的調節は細胞機能の多様性を発揮するために必須である。我々は内皮細胞膜直下Ca^<2+>動態を視覚化し、その上昇パターン形成機構の解析と、PKCβおよびPLA_2の膜移行及びNO産生との関連を検討...
【医歯薬学】看護学:生体材料一酸化窒素を含む研究件
❏人工赤血球流体のリガンド反応ダイナミズムの生理的意義とリガンド治療剤への応用(19300164)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】酒井 宏水 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (70318830)
【キーワード】人工臓器工学 / 人工赤血球 / 生体材料 / 生物・生体工学 / ナノバイオ (他10件)
【概要】ヘモグロビン(Hb)を用いる人工酸素運搬体のうち、化学的修飾を加えた非細胞型のHb溶液の投与では、血管収縮による血圧亢進を引き起す副作用が知られている。原因は、血管弛緩因子である内因性のNOやCOを捕捉すること、また酸素を速やかに放出するために、血管の自動調節機能が働くことである。対して、細胞型のHb小胞体(HbV)ではこの副作用はみられない。そこで、リガンド(ガス分子)反応ダイナミズムを調べたと...
❏インテリジェント細胞バイオセンシングシステムの創出(16360407)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (00225484)
【キーワード】バイオセンシング / 細胞 / ヒスタミン / バイオテクノロジー / タンパク質 (他13件)
【概要】細胞は基本的に増殖することが可能であり、様々な成長因子などの作用によって分化することもできる。また環境変化による自分自身へのダメージを診断・修復する機構も備えており、細胞の内外で様々な情報伝達を行っている。細胞はこのような自己修復・自己診断・環境応答といった「インテリジェンス性」を持っているため、細胞を材料として用いることにより、きわめて高度なインテリジェントバイオセンシングシステムを実現できる可...
【医歯薬学】看護学:動脈硬化一酸化窒素を含む研究件
❏長寿遺伝子Sirt1の血管老化、血管障害における役割(18590801)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】秋下 雅弘 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (00261975)
【キーワード】老化 / エイジング / Sir2 / Sirt1 / 心血管疾患 (他11件)
【概要】血管老化あるいは血管障害が全身老化の一表現であるという観点から、抗老化作用を有するNAD依存性脱アセチル化酵素Sir2の哺乳類ホモログSirt1が血管老化、血管障害に果たす役割を検討することを本研究の目的とした。まず培養ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いて、Sirt1阻害による血管内皮細胞の老化形質への影響を検討した。Sirt1阻害薬sirtinolおよびSirt 1 siRNAの処理により...
❏糖尿病、狭心症患者における運動療法の代謝因子及び動脈硬化に対する影響の検討(15590726)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 晃裕 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70323574)
【キーワード】アディポネクチン / 狭心症 / 糖尿病 / 代謝因子 / 動脈硬化 (他10件)
【概要】高血圧・高脂血症・肥満のうちいくつかの合併症を有する急性・陳旧性心筋梗塞及び狭心症患者36例においてアディポネクチンと肥満度、血糖値、運動耐容能の間の関係について検討した。急性・陳旧性心筋梗塞等の心疾患患者において心臓リハビリテーション(心リハ)を行った群と、行わなかったコントロール群の2群にわけ、その前後でアディポネクチンなどと運動耐容能、呼気中一酸化窒素(NO)の変化について検討した。その結果...
【医歯薬学】看護学:動脈硬化症一酸化窒素を含む研究件
❏動脈硬化進展における内皮機能阻害物質とその加水分解酵素群の意義(12670652)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】吉栖 正生 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (20282626)
【キーワード】動脈硬化症 / 血管内皮細胞 / 一酸化窒素 / 血管拡張 / 新生内膜 (他8件)
【概要】1.血管壁細胞におけるDDAH IおよびDDAH II遺伝子発現調節の検討 1)DDAH IおよびDDAH IIに対して作成した抗体を用いて、ラット頸動脈擦過モデルによる新生内膜の免疫組織染色を行い、脱分化しているとされる新生内膜の平滑筋細胞におけるこれら酵素の発現増加を認めたこと、中膜平滑筋層から培養系に移した血管平滑筋細胞において両者の発現が著明に上昇したことから、血管平滑筋細胞脱分化と両酵素...
❏ポジトロン断層法による高感度内皮機能評価法の確立と新しい動脈硬化早期発見診断法の確立(10557050)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
【キーワード】内皮細胞 / 一酸化炭素 / 一酸化窒素合成酵素 / ポジトロン断層法 / 動脈硬化症 (他9件)
【概要】高血圧症、糖尿病、高脂血症等の成人病による血管合併症の早期発見は臨床上極めて重要な課題である。これまで、動脈硬化症の臨床診断法は、動脈硬化病変がかなり進展した段階で初めて検出される点、手法によっては侵襲性がかなり高い点等の数多くの問題点を有している。そこで本研究は、動脈硬化病変の早期異常としてNO合成酵素(NOS)活性の低下に注目し、最近新しい核医学診断法として脚光を浴びているポジトロン断層法(P...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達一酸化窒素を含む研究件
❏マルチカラーイメージング手法を用いた神経細胞内Mgイオンダイナミクスの包括的理解(24240045)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】岡 浩太郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10276412)
【キーワード】生体生命情報学 / シグナル伝達 / 再生医学 / 生物物理 / 神経科学 (他22件)
【概要】(1)細胞内の特定器官に局在する新規Mgプローブを開発し、ミトコンドリアから細胞質に放出されるMgイオン動態を解析した。(2)一酸化窒素刺激(NO)に伴う細胞内Mgイオン濃度の上昇が、NO/cGMP/KMGシグナル伝達に伴うミトコンドリアからのMgイオン流出によるものであることを示した。(3)パーキンソン病と細胞内Mgとの関係について明らかにすることを目指し、PC12細胞をパーキンソン病様に細胞死...
❏NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与(13470400)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】武田 弘資 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10313230)
【キーワード】一酸化窒素(NO) / シグナル伝達 / MAPキナーゼ / アポトーシス / stress
【概要】われわれは、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の癌化機構への関与について研究を遂行した結果、以下の2点を明らかにした。1)JNKならびにp38を制御するキナーゼであるASK1が、NOによって強く活性化されること、ASK1ノックアウトマウス由来の胎児線維芽細胞ではNOによるp38の早期の活性化が消失していることが分かった。このことから、NOによって活性化されるMAPキナーゼ系の制御分子の1つと...
❏精密金属錯体の分子設計と生体機能(09894020)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997
【研究代表者】長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (20111552)
【キーワード】精密金属錯体 / 分子設計 / シグナル伝達 / 活性酸素 / インスリン (他8件)
【概要】本研究者らはこの基盤研究を現在最も活発に研究活動を行っている中堅の教授・助教授で組織し、1)精密金属錯体の合成、2)精密金属錯体の機能評価、3)精密金属錯体の機能解析、の3点に焦点を絞り、重点領域研究への発展を期して企画調査を行った。 具体的方針として、生体機能を発揮する事を目的として配位子の合成および金属錯体の調整を行い、それらを培養細胞、生体組織、酵素系に応用し、その機能を評価する。さらに機能...
【医歯薬学】看護学:肥満一酸化窒素を含む研究件
❏2型糖尿病におけるERK2による異所性脂肪沈着制御と心血管合併症の検討(18H02815)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
【キーワード】脂肪細胞 / ERK2 / Insulin / 異所性脂肪沈着 / 血管内皮機能 (他22件)
【概要】メタボリックシンドローム・2型糖尿病(Mets/DM2)は脂肪細胞機能不全が臓器障害に関与する。そこで脂肪細胞特異的ERK2欠損マウス(AE2KO)に高脂肪・高ショ糖食(HFHSD)負荷した。 AE2KO-HFHSDでは皮下脂肪細胞の大小不同を認め、脂肪細胞分化・機能障害が示唆された。また炎症を伴うインスリン抵抗性を呈し、肝臓、筋肉、血管周囲の異所性脂肪沈着が著明であった。大動脈壁活性酸素産生亢進...
❏運動の継続が動脈伸展性を改善させるメカニズムの解明:血管内皮機能との関連(18300215)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】前田 清司 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30282346)
【キーワード】有酸素性運動 / 動脈伸展性 / エンドセリン / 一酸化窒素 / 加齢 (他14件)
【概要】大動脈や頸動脈などの中心動脈の伸展性は加齢とともに低下し、心血管疾患の危険因子となる。さらに、加齢に肥満などが加わると動脈伸展性は、より低下する。一方、有酸素性運動の継続は、動脈伸展性を増大させる。しかし、運動が動脈伸展性を増大させるメカニズムは明らかでない。本研究では、血管内皮細胞が産生する一酸化窒素(NO)とエンドセリンに着目して、運動による動脈伸展性の改善メカニズムにNOやエンドセリンが関与...
❏糖尿病、狭心症患者における運動療法の代謝因子及び動脈硬化に対する影響の検討(15590726)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 晃裕 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70323574)
【キーワード】アディポネクチン / 狭心症 / 糖尿病 / 代謝因子 / 動脈硬化 (他10件)
【概要】高血圧・高脂血症・肥満のうちいくつかの合併症を有する急性・陳旧性心筋梗塞及び狭心症患者36例においてアディポネクチンと肥満度、血糖値、運動耐容能の間の関係について検討した。急性・陳旧性心筋梗塞等の心疾患患者において心臓リハビリテーション(心リハ)を行った群と、行わなかったコントロール群の2群にわけ、その前後でアディポネクチンなどと運動耐容能、呼気中一酸化窒素(NO)の変化について検討した。その結果...
【医歯薬学】看護学:高血圧一酸化窒素を含む研究件
❏テトラヒドロビオプテリン欠損がもたらす不安定高血圧症とPriapism(16K08561)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ノルアドレナリン / 一酸化窒素 / 交感神経 / 高血圧 (他13件)
【概要】セピアプテリン還元酵素遺伝子ノックアウトマウス(Spr-/-)は、変動の大きい高血圧、徐脈、Priapism(持続勃起症)を示す。このマウスではテトラヒドロビオプテリンの欠損によって、交感神経系でノルアドレナリン産生が低下しているにもかかわらず、心電図の周波数解析で交感神経系の緊張が副交感神経系の入力に比べて高いことが示された。一方血管内皮細胞においては一酸化窒素の産生が低下し、血管弛緩反応が低下...
❏テトラヒドロビオプテリン代謝の不均衡がもたらす病態とこれに対する防御機構の解明(25460346)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】一瀬 千穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (10247653)
【キーワード】テトラヒドロビオプテリン / ドパミン / 一酸化窒素 / 高血圧 / 交感神経 (他9件)
【概要】生後発達期にBH4によって発現が影響をうける候補分子を得た。Qdpr-/-マウスでは血漿中BH2の増大にもかかわらず、大動脈のBH2/BH4比は野生型の1.6倍の増加であった。Qdpr-/-マウス大動脈リング標本のアセチルコリン(ACh)に対する弛緩反応は、野生型マウスと差がなかった。Spr-/-マウスは不安定な高血圧と徐脈を示し、高い比率でPriapismを生じた。組織中Biopterin,モノ...
❏更年期高血圧発症の遺伝的背景およびその発症機構に関する分子生物学的研究(07457126)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】猿田 享男 (猿田 亨男) 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
【キーワード】更年期 / 高血圧 / 食塩感受性 / Dahl食塩感受性ラット / Pressure natriuresis curve (他17件)
【概要】女性において更年期以降、心血管系疾患が急激に増加することが知られている。しかし、その主たる要因となる更年期高血圧の病態はほとんど検討されていない。更年期高血圧の臨床的特徴は食塩を過剰摂取した際に血圧が上昇する食塩感受性である。雄性のDahl食塩感受性(DS)ラットに高食塩食を与えると顕著な高血圧を発症するのに対し、雌性DSラットは血圧が上昇せず、雌雄差がはなはだしい。まず、雌性DSラットに卵巣摘出...
【医歯薬学】看護学:酸化ストレス一酸化窒素を含む研究件
❏2型糖尿病におけるERK2による異所性脂肪沈着制御と心血管合併症の検討(18H02815)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】足立 健 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (50231931)
【キーワード】脂肪細胞 / ERK2 / Insulin / 異所性脂肪沈着 / 血管内皮機能 (他22件)
【概要】メタボリックシンドローム・2型糖尿病(Mets/DM2)は脂肪細胞機能不全が臓器障害に関与する。そこで脂肪細胞特異的ERK2欠損マウス(AE2KO)に高脂肪・高ショ糖食(HFHSD)負荷した。 AE2KO-HFHSDでは皮下脂肪細胞の大小不同を認め、脂肪細胞分化・機能障害が示唆された。また炎症を伴うインスリン抵抗性を呈し、肝臓、筋肉、血管周囲の異所性脂肪沈着が著明であった。大動脈壁活性酸素産生亢進...
❏長寿遺伝子Sirt1の血管老化、血管障害における役割(18590801)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】秋下 雅弘 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (00261975)
【キーワード】老化 / エイジング / Sir2 / Sirt1 / 心血管疾患 (他11件)
【概要】血管老化あるいは血管障害が全身老化の一表現であるという観点から、抗老化作用を有するNAD依存性脱アセチル化酵素Sir2の哺乳類ホモログSirt1が血管老化、血管障害に果たす役割を検討することを本研究の目的とした。まず培養ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いて、Sirt1阻害による血管内皮細胞の老化形質への影響を検討した。Sirt1阻害薬sirtinolおよびSirt 1 siRNAの処理により...
❏生体内在性ラジカルとα-Tocopherolの相互作用に関する分子レベルでの研究(13672262)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】伊藤 佳子 (永田 佳子) 共立薬科大学, 薬学部, 助手 (40228036)
【キーワード】α-トコフェロール / 一酸化窒素 / 酸化ストレス / ラジカル / 抗酸化
【概要】生体内在性ラジカルである一酸化窒素(NO)は、多くの生理機能を有する反面、高次の窒素酸化物を生成し細胞毒性を発現する。筆者等は、NOと代表的な抗酸化物質であるα-トコフェロール(α-Toc)の相互作用を検討するにあたり、生体内の脂溶性環境での反応を考慮して有機溶媒中で反応を行い、NOと共存酸素量を制限した緩和な反応条件を用い、tocopheroxyラジカルの反応性の制御をすることにより、生成物の収...