内在性硫化水素の生理機能
【研究分野】薬理系薬学
【研究キーワード】
硫化水素 / ポリサルファイド / シグナル分子 / TRPA1チャネル / 3MST / 阻害剤 / 酵素阻害剤 / 蛍光プローブ / 一酸化窒素 / TRPチャネル / D-システイン / 細胞保護
【研究成果の概要】
硫化水素は生体内において酵素によって生産され、シグナル分子として働いている。また、硫化水素よりもイオウ原子数の多いポリサルファイドも3MSTによって酵素的に生産されるシグナル分子に加わった。ポリサルファイドは疼痛伝達を行うTRPA1チャネルのアミノ末端に存在する2つのシステイン残基を加硫化することによって活性化することが明らかとなった。本研究では、ポリサルファイドの生合成経路と、TRPA1チャネル活性化メカニズムを明らかにした。また、3MST特異的阻害剤およびポリサルファイド特異的蛍光プローブを完成した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
花岡 健次郎 | 東京大学 | 大学院薬学系研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)