プロスタグランジンD2を介した新たな自然免疫制御機構と消化管機能障害
【研究分野】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究キーワード】
プロスタグランジンD2 / プロスタグランジンE2 / マクロファージ / 消化管 / 細胞遊走 / 蠕動運動 / 炎症 / 一酸化窒素(NO) / プロスタグランジン / リポポリサッカライド / COX-2 / EP4受容体 / DP2受容体
【研究成果の概要】
細胞膜を構成するアラキドン酸から合成されるプロスタグランジン(PG)類は炎症や痛みに関与する脂質メディエーターである。本研究では、これまで明かではなかったPGD2 が炎症担当細胞であるマクロファージの細胞遊走活性に関与する知見に加えて、PGE2 による誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現機構とそれに伴う炎症性の消化管運動機能障害機構について明らかにした。これらの知見は、消化管炎症に伴う消化管運動障害の分子基盤の一端を担うものであり、消化器疾患の多い家畜の生産性向上を目指す基盤研究として意義深い。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
裏出 良博 | 大阪 | バイオサイエンス研究所 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
尾崎 博 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
村田 幸久 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
藤澤 正彦 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 研究員 |
田島 剛 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科・大学院博士課程 | 大学院生 |
大濱 剛 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科・大学院博士課程 | 大学院生 |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【配分額】18,100千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 2,700千円)