近赤外ラマン分光法による生体内ガス分子動態の可視化と腫瘍検出技術への応用
【研究分野】医用生体工学・生体材料学
【研究キーワード】
がん / ラマン散乱 / 低酸素 / 生体医工学 / ラマン分光 / ガス分子 / 腫瘍 / 一酸化窒素 / 一酸化炭素 / 早期発見
【研究成果の概要】
腫瘍や炎症で増大するガス分子を顕微ラマン分光を利用して検出し,画像化する新しい技術開発を行うことを目的とした.まず近赤外領域で高感度にラマン散乱光を取得する光学系を構築し,ナノ秒時間ゲートシステムを用いることでバックグラウンド蛍光の除去を実現した.培養細胞に応用し,腫瘍細胞の培地中グルコース濃度を定量した.今後,腫瘍低酸素による糖代謝と,ミトコンドリア呼吸を制御するガス分子との関連を明らかにするツールとして応用可能であると考えられた.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)