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研究分野別サイレントキーワード
「生物多様性」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:野生動物生物多様性を含む研究件
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
❏生物多様性の価値評価における熟議の役割と保全政策への応用(15H02867)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境評価 / 経済評価 / 熟議 / 選択型実験 / 生物多様性 (他10件)
【概要】生物多様性の価値を環境政策に反映することが政策課題となっているが、生物多様性に対する関心は人によって大きく異なるため、生物多様性の価値評価は容易ではない。本研究では、対話や討論をもとに環境の価値を評価する「熟議型貨幣評価」に着目し、熟議の中で他者の意見を参考にしながら生物多様性の価値が次第に形成されるプロセスを明らかにすることで、生物多様性の価値を環境政策に反映する方法を開発した。 ...
❏実世界志向コンピューティングによる環境音リモートインタラクションシステム(09J08994)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】
【キーワード】VR / 生物多様性 / 野生動物 / モニタリング / サステナブル
【概要】本研究の目的は、実世界の非管理刺激による聴覚反応変位の研究である。本研究は以下の要素部からなる。(1)生物評価部:遠隔地生態系とユーザーをマイク・スピーカのみ経由してネットワーク部とリアルタイムに接続。(2)ネットワーク部:遠隔地環境音入出力システムと生物評価部をリアルタイムに接続。(3)遠隔地環境音入出力部:マイク・スピーカーから環境音を連続的に入出力し、AD(DA)変換後にネットワーク部と接続...
【複合領域】文化財科学・博物館学:地理情報システム(GIS)生物多様性を含む研究件
❏モンスーンアジア農村ランドスケープの構造・機能比較論と持続可能な農村社会形成(21380023)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】武内 和彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90112474)
【キーワード】農村ランドスケープ / 生態系供給サービス / 生態資源 / ランドスケープ構造・機能 / SATOYAMA (他15件)
【概要】持続可能な農村社会のモンスーンアジア共通モデル構築を最終目標として,わが国の「里山ランドスケープ」およびモンスーンアジア農村の類似ランドスケープに共通する人間-環境系の成立過程の解明を目的に,主に我が国およびインドネシアジャワ島で,農村ランドスケープの構造と生態系供給サービス発現に関わる機能の比較を行った。その結果,様々な土地利用からなるモザイク景観は,生存基盤としての多様な生態系供給サービスを享...
❏里湖湖岸域希少植物のユビキタスモニタリング/ジェノタイピングによる生物多様性評価(21310152)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】金子 有子 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター, 総合解析部門, 専門研究員 (90280817)
【キーワード】生物多様性保全 / レッドリスト / 植物 / 遺伝構造 / 絶滅確率 (他15件)
【概要】琵琶湖湖辺域に生育する希少海浜植物のハマエンドウとハマゴウを対象として、葉緑体DNAハウロタイピングならびにマイクロサテライト解析を行ったところ、琵琶湖の集団は海岸に比べて遺伝的多様性が有意に低いこと、琵琶湖の集団は遺伝的に分化した陸封型であると強く支持されることが明らかになった。これらは琵琶湖に祖先集団が移入した際に創始者効果を受け、遺伝的浮動の効果によって遺伝的多様性が減じるとともに分化が促進...
❏試験放鳥したトキの行動追跡に基づく生息適地評価と自然再生計画の検証手続き(21310149)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】関島 恒夫 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10300964)
【キーワード】保全生物 / トキ / 営巣適地モデル / 採餌適地モデル / ヤマアカガエル (他16件)
【概要】トキの再定着に向けた自然再生シナリオを完成させるため、トキの餌生物量、放鳥トキの営巣環境および採餌環境特性について予測モデルを構築し、それをもとに佐渡島におけるそれぞれのポテンシャルマップを作成した。これらの結果を佐渡島生物多様性地域戦略の中に反映させることで、自然再生シナリオの有効性を検証し、順応的な修正を実施するための仕組みを構築した。また、放鳥トキの個体群の確立を予測するため、存続可能分析を...
【環境学】環境解析学:環境法生物多様性を含む研究件
❏海洋の生物多様性保全の国際法-海洋法と環境法の統合的アプローチの探求(21330012)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田中 則夫 龍谷大学, 法務研究科, 教授 (40148391)
【キーワード】国連海洋法条約 / 生物多様性条約 / 海洋生物多様性 / 海洋保護区 / 海洋遺伝資源 (他17件)
【概要】国連海洋法条約(UNCLOS)および生物多様性条約(CBD)の実施過程において、生態系アプローチに基づく海洋の生物多様性保全という課題に対処すべきという国際社会の共通認識が確立するに至ったことを明らかにした。その上で、具体的には、国連食糧農業機関(FAO)や国際海事機関(IMO)が、また、地域海毎の海洋環境保護機関や地域的な漁業管理機関が、海洋保護区の設定など新たな取り組みを通じて、海洋生物多様性...
❏多数国間環境条約の実効的実施に関する研究(11694032)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】石橋 可奈美 香川大学, 法学部, 助教授 (70253250)
【キーワード】国際環境法 / 遵守 / 生物多様性 / 気候変動 / 有害廃棄物 (他16件)
【概要】地球規模での環境保護が、今日の国際社会にとって最も重要な課題の一つとなっていることはすでに周知のことである。1972年のストックフォルム人間環境会議を契機とし、国際環境保護に関する「法の欠缺」が意識され、環境保護を目的とした条約が急速に策定されてきた。しかし、これらの国際環境条約、一般原則等が十分に履行されてきたかというと必ずしもそうではない。例えば過去に締結された条約の中には、結局は機能せず、「...
【環境学】環境解析学:生物多様化生物多様性を含む研究件
❏絶滅と存続の集団生物学(07304081)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】巌佐 庸 九州大学, 理学部, 教授 (70176535)
【キーワード】遺伝的劣化 / 生息地細分化 / 病原体 / 環境変動 / 波及効果 (他15件)
【概要】本総合研究は、絶滅危惧種保全のための基礎研究として、個体群生態学・群集生態学に加え、疫学・集団遺伝学など関連分野の研究者が集中的に討議することにより、個体群の絶滅プロセスを解明することを目的とした。最初に全体での会議をもって保全生態学分野の問題点を討議した。 各分担者はとくに次のテーマについて研究をすすめた: 1.多摩地区で蔓延して野性食肉目を減少させているジステンバーウイルスについて、疫学調査と...
❏地球環境と作物生産との調和を目指した二酸化炭素循環の研究(07458118)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】坂井 直樹 筑波大学, 農林学系, 教授 (00092213)
【キーワード】地球温暖化 / 環境保全 / 二酸化炭素循環 / 不耕起栽培 / 生物の多様性 (他13件)
【概要】地球温暖化の防止に対する農業生産による貢献を目指して、要因を耕うん法(耕起CT区/不耕起NT区の2水準)×作付様式(単作/単作/混作の3水準)×除草(有/無の2水準)×反復(3)とする実験計画のもとで、作物と雑草の共生に関する実験、さらには圃場における土壌呼吸の測定を行った。その結果、(1)雑草乾物生産量では、混作区より単作区で多量の雑草が生育していたが、NT区で必ずしも雑草が多くはなかった。(2...
【環境学】環境創成学:生物多様性条約生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全のための規制と利用についての経済学的研究(26340120)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利用と規制 / 生態系サービスへの支払 / 経済的インセンティブ / 生物多様性 (他19件)
【概要】生物多様性保全で規制の強さを緩め利用を促す動きが起きている。特に生物多様性保全の枠組みには、持続的利用を打ち出す生物多様性条約の影響力が高まっている中で、利用のあり方を考察することはきわめて重要である。一方、近年、生物多様性保全で利用の側面でのカギの1つが、生態系サービスへの支払である。本研究は、森林、サンゴ礁、密猟、生態系サービスへの支払、経済的インセンティブなど、さまざまな生物多様性保全の側面...
❏生物多様性保全におけるローカルとグローバルの経済学的研究(23530290)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利益配分 / 生物多様性条約 / 生物多様性 / 持続可能性 (他11件)
【概要】生物多様性の減少は著しく、その将来について大きく懸念されている。生物多様性は多側面から取り組みが可能であるため、地域レベルおよび国際レベルでこうした保全システムを考える必要がある。本研究では、地域的な取り組みと国際的な取り組みで生物多様性保全システム全体に本質的な具体事例および国際条約の経済効果を考察することで、生物多様性保全システムをローカルとグローバルから多面的に捉え、生物多様性管理のあり方に...
❏海洋の生物多様性保全の国際法-海洋法と環境法の統合的アプローチの探求(21330012)
【研究テーマ】国際法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田中 則夫 龍谷大学, 法務研究科, 教授 (40148391)
【キーワード】国連海洋法条約 / 生物多様性条約 / 海洋生物多様性 / 海洋保護区 / 海洋遺伝資源 (他17件)
【概要】国連海洋法条約(UNCLOS)および生物多様性条約(CBD)の実施過程において、生態系アプローチに基づく海洋の生物多様性保全という課題に対処すべきという国際社会の共通認識が確立するに至ったことを明らかにした。その上で、具体的には、国連食糧農業機関(FAO)や国際海事機関(IMO)が、また、地域海毎の海洋環境保護機関や地域的な漁業管理機関が、海洋保護区の設定など新たな取り組みを通じて、海洋生物多様性...
【環境学】環境創成学:国立公園生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全に関わる国際認定制度の横断的分析:国際-現場連携の課題と自治体戦略(17K02105)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / 地理的表示 / 地域団体商標 / 地域認定 / 産品認証 (他18件)
【概要】本年度は、国内の世界農業遺産の分析および、能登地域と比較対象地域(国東)での調査等を中心に行なった。気候変動・獣害・担い手の縮退を背景に、能登地域と国東地域は類似性があるが、例えば棚田等の農地の林地化に関して特徴は異なる。生産者への質問票調査や統計データ、航空写真等を分析し、生産面から否定的な評価の傾向がある棚田・畑の林地化が、実際には薪炭材、昆虫採集等の教育の機会提供という文化的サービスの役割を...
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
❏生物多様性の価値評価における熟議の役割と保全政策への応用(15H02867)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境評価 / 経済評価 / 熟議 / 選択型実験 / 生物多様性 (他10件)
【概要】生物多様性の価値を環境政策に反映することが政策課題となっているが、生物多様性に対する関心は人によって大きく異なるため、生物多様性の価値評価は容易ではない。本研究では、対話や討論をもとに環境の価値を評価する「熟議型貨幣評価」に着目し、熟議の中で他者の意見を参考にしながら生物多様性の価値が次第に形成されるプロセスを明らかにすることで、生物多様性の価値を環境政策に反映する方法を開発した。 ...
【環境学】環境創成学:経済実験生物多様性を含む研究件
❏農業環境政策における成果連動支払(PbR)がもたらすイノベーションの可能性(20H01493)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 勝也 滋賀大学, 経済学系, 教授 (20397938)
【キーワード】農業環境政策 / 成果連動支払 / PFS / 生物多様性 / 経済実験 (他10件)
【概要】本研究の目的は、農業環境政策における成果連動型支払(PFS)の導入がイノベーションを誘発し、農業強化につながるための条件を解明することである。そこで本研究では、PFSの制度的受容性・受容性を(1)海外の事例分析、(2)経済実験、(3)計量分析により解明することを目指している。 研究初年度となる2020年度であるが、前年度末より深刻化したコロナ禍の影響を大きく受け、上記の3目的はいずれも実施が困難な...
❏農家と消費者の相互信頼に基づく生物多様性保全は実現可能か?(17KT0076)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境支払 / 環境保全型農業 / 経済実験 / 信頼 / 生物多様性 (他13件)
【概要】本研究は,農家の生物多様性保全に対する「自己宣言」と消費者の「応援宣言」に着目し,農家と消費者の「相互信頼」が形成されるプロセスを経済実験によって明らかにすることで,生物多様性に配慮した農作物の普及を実現する方法を分析した。経済実験の分析結果によると,消費者による応援宣言は初期状態では10aあたり14,404円の補助金と同様の効果を持つが,その効果は次第に低下したしたがって,農家と消費者の相互信頼...
【環境学】環境創成学:ワシントン条約生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全のための規制と利用についての経済学的研究(26340120)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利用と規制 / 生態系サービスへの支払 / 経済的インセンティブ / 生物多様性 (他19件)
【概要】生物多様性保全で規制の強さを緩め利用を促す動きが起きている。特に生物多様性保全の枠組みには、持続的利用を打ち出す生物多様性条約の影響力が高まっている中で、利用のあり方を考察することはきわめて重要である。一方、近年、生物多様性保全で利用の側面でのカギの1つが、生態系サービスへの支払である。本研究は、森林、サンゴ礁、密猟、生態系サービスへの支払、経済的インセンティブなど、さまざまな生物多様性保全の側面...
❏生物多様性保全におけるローカルとグローバルの経済学的研究(23530290)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利益配分 / 生物多様性条約 / 生物多様性 / 持続可能性 (他11件)
【概要】生物多様性の減少は著しく、その将来について大きく懸念されている。生物多様性は多側面から取り組みが可能であるため、地域レベルおよび国際レベルでこうした保全システムを考える必要がある。本研究では、地域的な取り組みと国際的な取り組みで生物多様性保全システム全体に本質的な具体事例および国際条約の経済効果を考察することで、生物多様性保全システムをローカルとグローバルから多面的に捉え、生物多様性管理のあり方に...
❏持続可能な生物多様性保全の枠組み(19530215)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 種の絶滅 / 生態系 / 人口増大 / 適応 (他22件)
【概要】本研究では、生物多様性減少の要因である違法取引と生態系破壊、および人口増大と地球温暖化の側面で、持続可能な生物多様性保全の研究を行った。特に、生物多様性保全を促すインセンティブが内在する枠組を、理論面と実証面での2つの研究を行った。 ...
【環境学】環境創成学:選択型実験生物多様性を含む研究件
❏農業環境政策における成果連動支払(PbR)がもたらすイノベーションの可能性(20H01493)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 勝也 滋賀大学, 経済学系, 教授 (20397938)
【キーワード】農業環境政策 / 成果連動支払 / PFS / 生物多様性 / 経済実験 (他10件)
【概要】本研究の目的は、農業環境政策における成果連動型支払(PFS)の導入がイノベーションを誘発し、農業強化につながるための条件を解明することである。そこで本研究では、PFSの制度的受容性・受容性を(1)海外の事例分析、(2)経済実験、(3)計量分析により解明することを目指している。 研究初年度となる2020年度であるが、前年度末より深刻化したコロナ禍の影響を大きく受け、上記の3目的はいずれも実施が困難な...
❏生物多様性の価値評価における熟議の役割と保全政策への応用(15H02867)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境評価 / 経済評価 / 熟議 / 選択型実験 / 生物多様性 (他10件)
【概要】生物多様性の価値を環境政策に反映することが政策課題となっているが、生物多様性に対する関心は人によって大きく異なるため、生物多様性の価値評価は容易ではない。本研究では、対話や討論をもとに環境の価値を評価する「熟議型貨幣評価」に着目し、熟議の中で他者の意見を参考にしながら生物多様性の価値が次第に形成されるプロセスを明らかにすることで、生物多様性の価値を環境政策に反映する方法を開発した。 ...
【環境学】環境創成学:保護区生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全のための規制と利用についての経済学的研究(26340120)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利用と規制 / 生態系サービスへの支払 / 経済的インセンティブ / 生物多様性 (他19件)
【概要】生物多様性保全で規制の強さを緩め利用を促す動きが起きている。特に生物多様性保全の枠組みには、持続的利用を打ち出す生物多様性条約の影響力が高まっている中で、利用のあり方を考察することはきわめて重要である。一方、近年、生物多様性保全で利用の側面でのカギの1つが、生態系サービスへの支払である。本研究は、森林、サンゴ礁、密猟、生態系サービスへの支払、経済的インセンティブなど、さまざまな生物多様性保全の側面...
❏多目的最適化アルゴリズムを用いた自然保護区の空間配置分析ツールの開発(24651037)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 准教授 (50295234)
【キーワード】生物多様性 / 生物地理 / 自然保護区 / 最適配置 / 進化的固有性 (他7件)
【概要】生物多様性とその進化的固有性を保全する場合、保護区の地理的配置は重要である。保護区設置は人為活動の制限を伴うため、社会的経済的なコストとなる。よって、保護区配置による生物多様性保全には、限られたコストの下で、保全効率を最大化することが要求される。具体的には、保護区の総面積が制約となり、その条件下で保護区に包含される生物多様性を最大化する配置策を検討することになる。本研究では、日本産維管束植物種と自...
【環境学】環境創成学:伝統的知識生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全に関わる国際認定制度の横断的分析:国際-現場連携の課題と自治体戦略(17K02105)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / 地理的表示 / 地域団体商標 / 地域認定 / 産品認証 (他18件)
【概要】本年度は、国内の世界農業遺産の分析および、能登地域と比較対象地域(国東)での調査等を中心に行なった。気候変動・獣害・担い手の縮退を背景に、能登地域と国東地域は類似性があるが、例えば棚田等の農地の林地化に関して特徴は異なる。生産者への質問票調査や統計データ、航空写真等を分析し、生産面から否定的な評価の傾向がある棚田・畑の林地化が、実際には薪炭材、昆虫採集等の教育の機会提供という文化的サービスの役割を...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(26360062)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】香坂 玲 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / ジオパーク / エコパーク / 世界自然遺産 / 地理的表示 (他23件)
【概要】能登の世界農業遺産、白山市のエコパーク(MAB)、糸魚川市の世界ジオパーク等の北陸地域での各認定地域の観光戦略に取り組む行政、企業等を対象として調査分析を行った。遺産や保全等の「制度の本来の目的」と、生産者を含む「地元の期待」である産品の価格向上・観光客数の動向を定量的に把握し、その乖離を特定した。そのギャップを克服し、地元のニーズと制度の目的を両立する方策として地域認定に加え、地域の環境、文化と...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【環境学】環境創成学:自然保護区生物多様性を含む研究件
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
❏多目的最適化アルゴリズムを用いた自然保護区の空間配置分析ツールの開発(24651037)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 准教授 (50295234)
【キーワード】生物多様性 / 生物地理 / 自然保護区 / 最適配置 / 進化的固有性 (他7件)
【概要】生物多様性とその進化的固有性を保全する場合、保護区の地理的配置は重要である。保護区設置は人為活動の制限を伴うため、社会的経済的なコストとなる。よって、保護区配置による生物多様性保全には、限られたコストの下で、保全効率を最大化することが要求される。具体的には、保護区の総面積が制約となり、その条件下で保護区に包含される生物多様性を最大化する配置策を検討することになる。本研究では、日本産維管束植物種と自...
【環境学】環境創成学:サンゴ移植生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全のための規制と利用についての経済学的研究(26340120)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利用と規制 / 生態系サービスへの支払 / 経済的インセンティブ / 生物多様性 (他19件)
【概要】生物多様性保全で規制の強さを緩め利用を促す動きが起きている。特に生物多様性保全の枠組みには、持続的利用を打ち出す生物多様性条約の影響力が高まっている中で、利用のあり方を考察することはきわめて重要である。一方、近年、生物多様性保全で利用の側面でのカギの1つが、生態系サービスへの支払である。本研究は、森林、サンゴ礁、密猟、生態系サービスへの支払、経済的インセンティブなど、さまざまな生物多様性保全の側面...
❏持続可能な生物多様性保全の枠組み(19530215)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 種の絶滅 / 生態系 / 人口増大 / 適応 (他22件)
【概要】本研究では、生物多様性減少の要因である違法取引と生態系破壊、および人口増大と地球温暖化の側面で、持続可能な生物多様性保全の研究を行った。特に、生物多様性保全を促すインセンティブが内在する枠組を、理論面と実証面での2つの研究を行った。 ...
【環境学】環境創成学:不耕起栽培生物多様性を含む研究件
❏持続可能な生物生産のための土壌食物網設計(25281053)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】金子 信博 横浜国立大学, 環境情報研究科(研究院), 教授 (30183271)
【キーワード】生物多様性 / 持続可能な生産 / 生態系改変者 / 不耕起栽培 / 草生栽培 (他8件)
【概要】森林と農地において土地管理が土壌生物の食物網構造を通して生態系機能に与える影響を調べ、持続可能な土地利用を可能とする生態系管理について明らかにした。土壌動物の国内における多様性情報を整理した。森林伐採により土壌有機物の分解が進行し、土壌生態系が攪乱の影響を長期に受けることがわかった。農地では耕起よりも不耕起のほうが、窒素無機化ポテンシャルは高く、ミミズやその他の土壌動物、および微生物バイオマスが増...
❏地球環境と作物生産との調和を目指した二酸化炭素循環の研究(07458118)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】坂井 直樹 筑波大学, 農林学系, 教授 (00092213)
【キーワード】地球温暖化 / 環境保全 / 二酸化炭素循環 / 不耕起栽培 / 生物の多様性 (他13件)
【概要】地球温暖化の防止に対する農業生産による貢献を目指して、要因を耕うん法(耕起CT区/不耕起NT区の2水準)×作付様式(単作/単作/混作の3水準)×除草(有/無の2水準)×反復(3)とする実験計画のもとで、作物と雑草の共生に関する実験、さらには圃場における土壌呼吸の測定を行った。その結果、(1)雑草乾物生産量では、混作区より単作区で多量の雑草が生育していたが、NT区で必ずしも雑草が多くはなかった。(2...
【環境学】環境創成学:生態系管理生物多様性を含む研究件
❏森林草原生態系の一体的管理を目指す:森林に遺された過去の草原性種子からの挑戦(22H03797)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】小山 明日香 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90812462)
【キーワード】森林 / 草原 / 生物多様性 / 生態系管理 / 埋土種子
【概要】
❏生物多様性と生態系機能への影響を考慮した湖沼沿岸植生管理に関する研究(25281052)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西廣 淳 東邦大学, 理学部, 准教授 (60334330)
【キーワード】生態系管理 / ヒシ / オニビシ / 三方湖 / 印旛沼 (他16件)
【概要】近年、日本各地の浅い湖沼において、ヒシ類をはじめとする浮葉植物が繁茂し、湖面の広範囲を覆う現象が報告されている。賢明な生態系管理のため、浮葉植物の繁茂が湖沼生態系におよぼす影響を検討した。 高密度な浮葉植物群落は、溶存酸素濃度の低下を引き起こすことが示された。一方、印旛沼での調査から、オニビシ群落が動物プランクトン、甲殻類、魚類、鳥類の重要な生息環境になっていることが示唆された。生態系管理において...
❏環北方域の針葉樹林の衰退機構と適応的森林資源管理(22405006)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 准教授 (50295234)
【キーワード】森林資源管理 / 自然攪乱 / 北方林 / 統計モデル / 生態学的森林管理 (他15件)
【概要】本研究では、北方林の攪乱体制に関する知見に基づいて、北方林の生態学的管理手法を検討することを目的にした。カナダ・北欧の研究者と連携し、北方林の自然攪乱に関するデータを収集した。カナダの針葉樹林の劣化するメカニズムは、山火事による更新サイト形成と山火事後の種子分散の確率に規定されていることが、空間統計モデルの解析から明らかになり、山火事に適応した保残林施業の重要性が示唆された。フィンランドの北方林で...
【環境学】環境創成学:順応的管理生物多様性を含む研究件
❏生物多様性と生態系機能への影響を考慮した湖沼沿岸植生管理に関する研究(25281052)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西廣 淳 東邦大学, 理学部, 准教授 (60334330)
【キーワード】生態系管理 / ヒシ / オニビシ / 三方湖 / 印旛沼 (他16件)
【概要】近年、日本各地の浅い湖沼において、ヒシ類をはじめとする浮葉植物が繁茂し、湖面の広範囲を覆う現象が報告されている。賢明な生態系管理のため、浮葉植物の繁茂が湖沼生態系におよぼす影響を検討した。 高密度な浮葉植物群落は、溶存酸素濃度の低下を引き起こすことが示された。一方、印旛沼での調査から、オニビシ群落が動物プランクトン、甲殻類、魚類、鳥類の重要な生息環境になっていることが示唆された。生態系管理において...
❏群集のプロセスを考慮した生態系管理の奄美大島における実践的試み(15310160)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / 順応的管理 / 群集プロセス / 食物連鎖 / 外来種 (他9件)
【概要】本研究の目的は、奄美大島の森林地域における固有種の多い群集を、外来種が未侵入で森林植生が保存されている区域を見本とし、その状態に近く回復させ、数十年を超えて保存するための規準を示すことである。食物網の解明を1つの重要手段として種間相互作用を観測し、外来種捕食者の密度低下と固有種個体群の回復の因果関係の仮説をたてて、外来種駆除と森林回復の結果を予測し、検証することによって順応的な管理計画を策定する生...
【環境学】環境創成学:タリアメント川生物多様性を含む研究件
❏生息場寿命に基づく河川生態系の構造解析(25241024)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】生息場寿命 / 生息場適性指標 / 撹乱体制 / 生態機能 / 土砂生産ポテンシャル (他19件)
【概要】河川生態系では生息場が動的な存在であることを前提に管理する必要がある。本研究では生息場寿命の視点から、天竜川、木津川、タリアメント川などの地形と生態現象の関係を調査し、生息場を好適化する撹乱条件を明らかにした。その結果、アユの産卵場には軟底の瀬が必要であり、4.5年確率の大規模出水時に好適化し、1年確率以下の中小規模出水時に劣化することがわかった。一方、タナゴ類やイシガイ類の生息するたまりは、2年...
❏タリアメント川の原生的洪水氾濫原の生物多様性形成機構の解明と河川環境評価への適用(21254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】河床地形 / 生物多様性 / 生息場 / 氾濫原 / タリアメント川 (他13件)
【概要】タリアメント川の原生的な河川生態系において,洪水氾濫原の生物多様性を形成維持するための地形条件や土砂水理条件明らかにすることを目的として,源流域の土砂生産指標ならびに流出特性の調査研究や氾濫原区間における河床地形の連続写真撮影によるモニタリング調査を実施した。これらの生息場類型ごとに底生動物のDNA種を用いた種多様性分布様式を追究するとともに,生息場問での有機物由来や酸素消費速度の違いについて明ら...
【環境学】環境創成学:都市生態学生物多様性を含む研究件
❏自然と関わる「経験の絶滅」スパイラル:全国スケールでの実態解明と緩和策の提案(20H04375)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (80773415)
【キーワード】都市生態学 / 生物多様性 / 経験の消失 / 文化的生態系サービス / 保全生態学 (他6件)
【概要】複数の大規模アンケート調査を行い、「経験の絶滅スパイラル」の実態把握と生物多様性保全および人の健康に与える影響を調査した。実態把握では、20代-70代の方を対象に調査を行い、日本においてはここ50年の間に自然との関わり合いのレベルが極度に低い人の数が倍増していることが明らかになった。つまり、「経験の絶滅」が急速に進んでいることが分かった。生物多様性保全に与える影響では、幼少期の自然体験が生物多様性...
❏都市緑地の生物多様性は心理的幸福感を向上させるか?景観スケールでの検証(16K00631)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80773415)
【キーワード】生態系サービス / 自然体験 / 都市生態学 / 生物多様性 / 景観生態学 (他10件)
【概要】現代の「都市化社会」において、都市住民の心理的な健康・福利を向上させることは極めて重要な課題である。最近の研究から、都市緑地は都市住民に様々な心理的健康便益をもたらすことが明らかとなっているが、それらに関する知見は未だ乏しい。本研究課題では、東京都における様々なタイプの緑地(公園・市民農園)を対象に、都市緑地がもたらす心理的便益を景観スケールで計測し、それらの駆動要因を明らかにした。 ...
【環境学】環境創成学:都市緑地生物多様性を含む研究件
❏メガシティにおける都市緑地の生物多様性と生態系サービスの評価(20K20002)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】内田 圭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40747234)
【キーワード】生物多様性 / 種分布 / 都市生態系 / ラン科 / 絶滅危惧種 (他12件)
【概要】本研究は、アジアのメガシティにおける生物多様性の分布状況の定量化、および都市へ適応してきた生物群集の情報集積を目的としている。 生物多様性の定量化については順調に進んでいる。特に、東京メガシティの核心から郊外緑地における植物多様性の分布解析は順調である。都市郊外では都市的土地利用や農業地などの景観要素に代表される広域的な環境条件よりも、緑地内で人間活動により駆動される草刈り管理およびその緑地が維持...
❏都市緑地の生物多様性は心理的幸福感を向上させるか?景観スケールでの検証(16K00631)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80773415)
【キーワード】生態系サービス / 自然体験 / 都市生態学 / 生物多様性 / 景観生態学 (他10件)
【概要】現代の「都市化社会」において、都市住民の心理的な健康・福利を向上させることは極めて重要な課題である。最近の研究から、都市緑地は都市住民に様々な心理的健康便益をもたらすことが明らかとなっているが、それらに関する知見は未だ乏しい。本研究課題では、東京都における様々なタイプの緑地(公園・市民農園)を対象に、都市緑地がもたらす心理的便益を景観スケールで計測し、それらの駆動要因を明らかにした。 ...
【環境学】環境創成学:河床地形生物多様性を含む研究件
❏生息場寿命に基づく河川生態系の構造解析(25241024)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】生息場寿命 / 生息場適性指標 / 撹乱体制 / 生態機能 / 土砂生産ポテンシャル (他19件)
【概要】河川生態系では生息場が動的な存在であることを前提に管理する必要がある。本研究では生息場寿命の視点から、天竜川、木津川、タリアメント川などの地形と生態現象の関係を調査し、生息場を好適化する撹乱条件を明らかにした。その結果、アユの産卵場には軟底の瀬が必要であり、4.5年確率の大規模出水時に好適化し、1年確率以下の中小規模出水時に劣化することがわかった。一方、タナゴ類やイシガイ類の生息するたまりは、2年...
❏タリアメント川の原生的洪水氾濫原の生物多様性形成機構の解明と河川環境評価への適用(21254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】河床地形 / 生物多様性 / 生息場 / 氾濫原 / タリアメント川 (他13件)
【概要】タリアメント川の原生的な河川生態系において,洪水氾濫原の生物多様性を形成維持するための地形条件や土砂水理条件明らかにすることを目的として,源流域の土砂生産指標ならびに流出特性の調査研究や氾濫原区間における河床地形の連続写真撮影によるモニタリング調査を実施した。これらの生息場類型ごとに底生動物のDNA種を用いた種多様性分布様式を追究するとともに,生息場問での有機物由来や酸素消費速度の違いについて明ら...
【環境学】環境創成学:観光生物多様性を含む研究件
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(26360062)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】香坂 玲 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / ジオパーク / エコパーク / 世界自然遺産 / 地理的表示 (他23件)
【概要】能登の世界農業遺産、白山市のエコパーク(MAB)、糸魚川市の世界ジオパーク等の北陸地域での各認定地域の観光戦略に取り組む行政、企業等を対象として調査分析を行った。遺産や保全等の「制度の本来の目的」と、生産者を含む「地元の期待」である産品の価格向上・観光客数の動向を定量的に把握し、その乖離を特定した。そのギャップを克服し、地元のニーズと制度の目的を両立する方策として地域認定に加え、地域の環境、文化と...
【環境学】環境保全学:河川生態系生物多様性を含む研究件
❏気候変動下における流域森林の目標像の解明:治水と河川生態系保全の両立をめざして(22H03796)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】石山 信雄 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林業試験場, 研究主任 (50780821)
【キーワード】流域治水 / 森林管理 / 河川生態系 / 生物多様性
【概要】
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
❏生息場寿命に基づく河川生態系の構造解析(25241024)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】生息場寿命 / 生息場適性指標 / 撹乱体制 / 生態機能 / 土砂生産ポテンシャル (他19件)
【概要】河川生態系では生息場が動的な存在であることを前提に管理する必要がある。本研究では生息場寿命の視点から、天竜川、木津川、タリアメント川などの地形と生態現象の関係を調査し、生息場を好適化する撹乱条件を明らかにした。その結果、アユの産卵場には軟底の瀬が必要であり、4.5年確率の大規模出水時に好適化し、1年確率以下の中小規模出水時に劣化することがわかった。一方、タナゴ類やイシガイ類の生息するたまりは、2年...
【環境学】環境保全学:環境政策生物多様性を含む研究件
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
❏インフォーマル種子供給制度の持続性評価-エチオピアの自家採種・地域市場の事例から(26304033)
【研究テーマ】社会・開発農学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
【キーワード】種子システム / 自家採種 / ローカルシステム / フォーマルシステム / 作物遺伝資源 (他16件)
【概要】農業近代化の過程で、種子供給の専門化が進んでいるが、途上国を中心に種子(タネ)を取り続けている農家・農民(種子システム研究において「ローカル」または「インフォーマル」と分類される)が存在する。この「ローカル」「インフォーマル」制度の持続性について、その条件・多様なアクターの関わり・農民自身の意識を、エチオピアにおけるテフ栽培を中心に分析した。 外部条件としての国際植物遺伝資源条約の存在、NGOの積...
【環境学】環境保全学:生物多様性保全生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全に関わる国際認定制度の横断的分析:国際-現場連携の課題と自治体戦略(17K02105)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / 地理的表示 / 地域団体商標 / 地域認定 / 産品認証 (他18件)
【概要】本年度は、国内の世界農業遺産の分析および、能登地域と比較対象地域(国東)での調査等を中心に行なった。気候変動・獣害・担い手の縮退を背景に、能登地域と国東地域は類似性があるが、例えば棚田等の農地の林地化に関して特徴は異なる。生産者への質問票調査や統計データ、航空写真等を分析し、生産面から否定的な評価の傾向がある棚田・畑の林地化が、実際には薪炭材、昆虫採集等の教育の機会提供という文化的サービスの役割を...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(国際共同研究強化)(16KK0053)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2021
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】生物多様性保全 / 資源管理 / 地域認定 / 産品認証 / 世界農業遺産 (他12件)
【概要】遺産認定での国際連携や自治体の制度活用の課題となっている国際―現場のギャップの統合的分析を実施した。国際認定機関への調査、韓国などアジア諸国と日本における現場レベルの課題の把握を行った。法制度、認定基準などのフォーマルな制度の国際比較と比して限られる実証分析を実施した結果、長期の継承や保全を優先しがちな認定運営機関と、経済や交流人口を重視しがちな現場の関係主体のニーズの差を解明した。「情報の門番」...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(26360062)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】香坂 玲 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / ジオパーク / エコパーク / 世界自然遺産 / 地理的表示 (他23件)
【概要】能登の世界農業遺産、白山市のエコパーク(MAB)、糸魚川市の世界ジオパーク等の北陸地域での各認定地域の観光戦略に取り組む行政、企業等を対象として調査分析を行った。遺産や保全等の「制度の本来の目的」と、生産者を含む「地元の期待」である産品の価格向上・観光客数の動向を定量的に把握し、その乖離を特定した。そのギャップを克服し、地元のニーズと制度の目的を両立する方策として地域認定に加え、地域の環境、文化と...
【環境学】環境保全学:外来種生物多様性を含む研究件
❏国内外の連携による生物多様性保全を目的としたICTによる市民科学の教育実践(18H01073)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小堀 洋美 東京都市大学, 環境学部, 名誉教授 (90298018)
【キーワード】生物多様性 / 市民科学 / 教育実践 / 国内外の連携 / WebとAIの活用 (他11件)
【概要】地球規模での生物多様性の危機を解決する有効な手法として、ICT(情報通信技術)を活用した市民科学は欧米では著しく進展している。しかし、日本では実践事例が極めて少ないため、本研究では日本の生物多様性の保全に資する3つの市民科学プロジェクトを国内外の多様な組織や市民と連携して開発・実践した。 3つのプロジェクトは、(1)WebとAIを活用した国際連携による大陸レベルの種の多様性、(2)汎用性のあるスマ...
❏複数の外来種がいる群集プロセスを考慮した奄美大島の森林生態系管理(18310151)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / マングース / クマネズミ / 堅果結実動態 / 群集プロセス (他12件)
【概要】多様な固有種のいる生態系に、国際自然保護連合が「最も危険な外来種100種」に指定しているジャワマングースによる被害の出ていた奄美大島において、マングースの餌ともなる外来種クマネズミ、両種に捕食される鳥類とイシカワガエル、動物個体群に大きく影響するスダジイ堅果結実量、の動態を調べ、生態系管理の基礎情報を得た。研究成果をふまえ、国内外で外来種管理の重要性と可能性を説明した。 ...
❏群集のプロセスを考慮した生態系管理の奄美大島における実践的試み(15310160)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / 順応的管理 / 群集プロセス / 食物連鎖 / 外来種 (他9件)
【概要】本研究の目的は、奄美大島の森林地域における固有種の多い群集を、外来種が未侵入で森林植生が保存されている区域を見本とし、その状態に近く回復させ、数十年を超えて保存するための規準を示すことである。食物網の解明を1つの重要手段として種間相互作用を観測し、外来種捕食者の密度低下と固有種個体群の回復の因果関係の仮説をたてて、外来種駆除と森林回復の結果を予測し、検証することによって順応的な管理計画を策定する生...
【環境学】環境保全学:生態系サービス生物多様性を含む研究件
❏メガシティにおける都市緑地の生物多様性と生態系サービスの評価(20K20002)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】内田 圭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40747234)
【キーワード】生物多様性 / 種分布 / 都市生態系 / ラン科 / 絶滅危惧種 (他12件)
【概要】本研究は、アジアのメガシティにおける生物多様性の分布状況の定量化、および都市へ適応してきた生物群集の情報集積を目的としている。 生物多様性の定量化については順調に進んでいる。特に、東京メガシティの核心から郊外緑地における植物多様性の分布解析は順調である。都市郊外では都市的土地利用や農業地などの景観要素に代表される広域的な環境条件よりも、緑地内で人間活動により駆動される草刈り管理およびその緑地が維持...
❏熱帯地域における生態・社会ネットワーク解析による生態系サービスの持続性の評価(19H04323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】竹内 やよい 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物多様性領域, 主任研究員 (50710886)
【キーワード】生態系サービス / ネットワーク解析 / 種分布推定 / マレーシアサラワク州 / 土地利用変化マップ (他10件)
【概要】生物多様性及び生態系サービスをWin-Winで管理することは、地域及び全球レベルにおいて必要かつ困難な課題である。特に開発の進む熱帯地域において、生物多様性と生態系サービスの空間的相互作用とそれを決める要因についての理解は急務である。まず本研究では、地域スケールにおける生物多様性・生態系サービスのマッピング及びホットスポットの特定とそれらと土地利用におけるトレードオフ及びシナジー関係について明らか...
❏日独の比較による普遍的な里山ランドスケープの生物多様性評価手法の確立(16K08131)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (90316042)
【キーワード】ドイツ / 日本 / コウノトリ / 猛禽類 / 生息適地推定 (他14件)
【概要】日本とドイツの里山ランドスケープを対象に生物多様性の評価を行った。対象とする生物として昆虫類、両生類、鳥類、哺乳類などを検討し、特に猛禽類とコウノトリ(ドイツではシュバシコウ)を生息地として重要な環境要因を明らかにし、潜在的な生息地を推定した。ドイツのラーン川の流域(ヘッセン州)においては2000年以降、シュバシコウの生息適地が一度減少したものの2012年には2000年に比べて大きく増加しているこ...
【環境学】環境保全学:経済評価生物多様性を含む研究件
❏国際規格の要件と影響領域の網羅性を具備した世界標準のライフサイクル評価手法の開発(21H04944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2026-03-31
【研究代表者】伊坪 徳宏 東京都市大学, 環境学部, 教授 (90344150)
【キーワード】ライフサイクル影響評価 / 経済評価 / 被害評価 / 国際規格 / 便益移転 (他11件)
【概要】以下二つの課題について研究実績について報告する。 【課題1】国際機関が要求する評価範囲を網羅した影響評価手法開発 UNEPが指定するエンドポイント(人間健康,社会資産,生物多様性,生態系サービス)を対象としたLCIA手法を開発する.人間健康,社会資産,生物多様性については,LIME3(日本),Recipe(欧州),LCImpact(欧州), Impact World+(米国・カナダ)といった世界の...
❏生物多様性の価値評価における熟議の役割と保全政策への応用(15H02867)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境評価 / 経済評価 / 熟議 / 選択型実験 / 生物多様性 (他10件)
【概要】生物多様性の価値を環境政策に反映することが政策課題となっているが、生物多様性に対する関心は人によって大きく異なるため、生物多様性の価値評価は容易ではない。本研究では、対話や討論をもとに環境の価値を評価する「熟議型貨幣評価」に着目し、熟議の中で他者の意見を参考にしながら生物多様性の価値が次第に形成されるプロセスを明らかにすることで、生物多様性の価値を環境政策に反映する方法を開発した。 ...
【環境学】環境保全学:環境変動生物多様性を含む研究件
❏博物館標本から得られるDNAのビッグデータによる腹足類の多様性進化ダイナミックス(19K12424)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】スティアマルガ デフィン 和歌山工業高等専門学校, 生物応用化学科, 准教授 (50625259)
【キーワード】分子系統 / 生物多様性 / 博物館標本 / DNAバーコーディング / ミューゼオミックス (他14件)
【概要】本研究では、次世代シーケンサーで多数の腹足類の博物館標本からミトコンドリアゲノム全長配列(ミトゲノム)及び18S-rRNA・28srDNA全長配列の決定に加え、それらから有用な部分遺伝子の断片配列マーカーの開発をする。得られたマーカーを更に軟体部や貝殻の博物館収蔵標本のDNA実験に活用をする。最大目標としては、大量なDNA情報や化石・地質学的情報を含むビッグデータセットで腹足類の大系統の解析を行い...
❏ガンジスカワイルカの生態解明のための高精度長期音響観測システムの開発と展開・運用(24404023)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉松 治美 東京大学, 生産技術研究所, 特任研究員 (90436577)
【キーワード】Ganges river dolphin / River dolphin / Bio-sonar / PAM / Click (他19件)
【概要】絶滅危惧種であるガンガンジスカワイルカの生態情報を高精度で取得し、イルカのエコーロケーション戦略を明らにして、人的および外的環境変化に適応するためのイルカ行動を理解しイルカの保護・保全に資する長期音響計測システムを開発した。定点での長期音響計測により、イルカの高周波クリック音を取得しサーバに集積。ICI(Inter-click Interval)をパラメタとした解析により、子供のいるイルカのグルー...
❏極限環境下の生物多様性-モデルサイトとしての南極湖沼(23247012)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊村 智 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (90221788)
【キーワード】環境変動 / 極限環境 / 生態学 / 生物多様性 / 分類学 (他7件)
【概要】南極湖底のコケ坊主については、原核・真核生物を網羅するメタゲノム解析等により多様性解析がほぼ完了した。微生物の多様性とそれらによる物質循環構造が再構築されたことで、モデル生態系としての意義が確立した。コケ植物、珪藻類、菌類に関しては、南極の広範囲に渡る多様性解析が進み、地域間比較や種間関係に関する研究へと発展した。クマムシについては昭和基地周辺の多様性の概要が明らかになったほか、飼育系を確立し繁殖...
【環境学】環境保全学:グリーンインフラ生物多様性を含む研究件
❏国内外の連携による生物多様性保全を目的としたICTによる市民科学の教育実践(18H01073)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小堀 洋美 東京都市大学, 環境学部, 名誉教授 (90298018)
【キーワード】生物多様性 / 市民科学 / 教育実践 / 国内外の連携 / WebとAIの活用 (他11件)
【概要】地球規模での生物多様性の危機を解決する有効な手法として、ICT(情報通信技術)を活用した市民科学は欧米では著しく進展している。しかし、日本では実践事例が極めて少ないため、本研究では日本の生物多様性の保全に資する3つの市民科学プロジェクトを国内外の多様な組織や市民と連携して開発・実践した。 3つのプロジェクトは、(1)WebとAIを活用した国際連携による大陸レベルの種の多様性、(2)汎用性のあるスマ...
❏生物多様性保全のための規制と利用についての経済学的研究(26340120)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大沼 あゆみ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60203874)
【キーワード】生物多様性保全 / 利用と規制 / 生態系サービスへの支払 / 経済的インセンティブ / 生物多様性 (他19件)
【概要】生物多様性保全で規制の強さを緩め利用を促す動きが起きている。特に生物多様性保全の枠組みには、持続的利用を打ち出す生物多様性条約の影響力が高まっている中で、利用のあり方を考察することはきわめて重要である。一方、近年、生物多様性保全で利用の側面でのカギの1つが、生態系サービスへの支払である。本研究は、森林、サンゴ礁、密猟、生態系サービスへの支払、経済的インセンティブなど、さまざまな生物多様性保全の側面...
【数物系科学】数学:ドイツ生物多様性を含む研究件
❏日独の比較による普遍的な里山ランドスケープの生物多様性評価手法の確立(16K08131)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (90316042)
【キーワード】ドイツ / 日本 / コウノトリ / 猛禽類 / 生息適地推定 (他14件)
【概要】日本とドイツの里山ランドスケープを対象に生物多様性の評価を行った。対象とする生物として昆虫類、両生類、鳥類、哺乳類などを検討し、特に猛禽類とコウノトリ(ドイツではシュバシコウ)を生息地として重要な環境要因を明らかにし、潜在的な生息地を推定した。ドイツのラーン川の流域(ヘッセン州)においては2000年以降、シュバシコウの生息適地が一度減少したものの2012年には2000年に比べて大きく増加しているこ...
❏アルプス自然流域に残された生物多様性の大規模ゲノム解析による解明とその保全(24254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大村 達夫 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (30111248)
【キーワード】生物多様性 / DNA / 洪水氾濫原 / 生息場 / 河川 (他12件)
【概要】本研究は,ヨーロッパアルプスの中で例外的に残された北東イタリアの自然流域を参照し,自然再生で目指すべき種多様性の目標像を示すことを目的とする.DNA種分類に基づいて,未記載種も含む河川底生動物群集の種多様性を評価し,生息場間の環境多様性や流倒木などの微笑生息場の生態学的な重要性が確認された.また,自然氾濫原における洪水撹乱による生息場地形の更新(生息場寿命)が種多様性を維持する機構も解明した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動生物多様性を含む研究件
❏小区分05030:国際法学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】太平洋島嶼国
【研究期間】国際法の形成
【研究代表者】海洋生物多様性
【キーワード】海底鉱物資源
【概要】
❏国際規格の要件と影響領域の網羅性を具備した世界標準のライフサイクル評価手法の開発(21H04944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2026-03-31
【研究代表者】伊坪 徳宏 東京都市大学, 環境学部, 教授 (90344150)
【キーワード】ライフサイクル影響評価 / 経済評価 / 被害評価 / 国際規格 / 便益移転 (他11件)
【概要】以下二つの課題について研究実績について報告する。 【課題1】国際機関が要求する評価範囲を網羅した影響評価手法開発 UNEPが指定するエンドポイント(人間健康,社会資産,生物多様性,生態系サービス)を対象としたLCIA手法を開発する.人間健康,社会資産,生物多様性については,LIME3(日本),Recipe(欧州),LCImpact(欧州), Impact World+(米国・カナダ)といった世界の...
❏国際法の形成における太平洋島嶼国の限界と可能性-日本の支援政策転換を目指して(20H01426)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】加々美 康彦 中部大学, 国際関係学部, 教授 (30449889)
【キーワード】太平洋島嶼国 / 国際法の形成 / 海洋生物多様性 / 海底鉱物資源 / 気候変動 (他10件)
【概要】本研究では、太平洋島嶼国の実行に見いだしうる国際法の先端的事象を、この地域に特殊な国際関係に注意を払いながら、以下の(1)~(4)の項目に分けて調査してきた。すなわち(1) 海洋環境・生物資源の保全と利用(ナウル協定下で進むマグロ漁業日制限制度の実施強化、 国家管轄権外区域における生物多様性の保全(BBNJ)実施協定の審議における「隣接性原則」の提唱に見られる沿岸国主義傾向の強化とその背景など)、...
【生物学】基礎生物学:生物群集生物多様性を含む研究件
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
❏農林生態系における天敵多様性の生態系機能(24310170)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 正志 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50312400)
【キーワード】食物網 / 種多様性 / 森林生態系 / 生物群集 / 鱗翅目 (他14件)
【概要】本研究では、森林および草地生態系において、植物ー植食者ー捕食者(天敵)の各栄養段階間での相互作用により、生物多様性が維持される機構の解明を目指した。森林における、植食者群集全体からカエデ属樹木を利用するハマキホソガ(Caloptilia属)群集、そして、草地のチョウ類個体群、一方、植物の葉を利用する葉食者から木材を利用する材食者まで、対象とする群集を変えることで、植物-植食者の共進化関係から植物の...
❏環北方域の針葉樹林の衰退機構と適応的森林資源管理(22405006)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 准教授 (50295234)
【キーワード】森林資源管理 / 自然攪乱 / 北方林 / 統計モデル / 生態学的森林管理 (他15件)
【概要】本研究では、北方林の攪乱体制に関する知見に基づいて、北方林の生態学的管理手法を検討することを目的にした。カナダ・北欧の研究者と連携し、北方林の自然攪乱に関するデータを収集した。カナダの針葉樹林の劣化するメカニズムは、山火事による更新サイト形成と山火事後の種子分散の確率に規定されていることが、空間統計モデルの解析から明らかになり、山火事に適応した保残林施業の重要性が示唆された。フィンランドの北方林で...
【生物学】基礎生物学:生物多様体生物多様性を含む研究件
❏大規模野外実験による流域スケールでの北方林生態系動態の解明(16208014)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】笹 賀一郎 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70125318)
【キーワード】北方林 / 生態系動態 / 流域 / 野外実験 / 生物多様体 (他10件)
【概要】本研究は、気候条件の異なる複数の小流域と観測サイトを対象に、森林伐採などの大規模野外操作実験を行い、生物多様性と生態系機能との関連のメカニズムを解明するとともに、長期流域観測のモデルケースを創出しようとしたものである。 多雪気候下にある雨竜研究林においては、9小流域を対象に、森林伐採と地表処理(ササ植生の除去)を実施し、無施業の対象流域も含めたモニタリングの継続・解析をすすめた。(1)森林伐採によ...
❏無季節環境下での個葉・シュート特性のトレードオフと植物生活形多様性(14255003)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】甲山 隆司 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (60178233)
【キーワード】熱帯山地林 / 生活形 / 葉 / 寿命 / 形態 (他13件)
【概要】熱帯山地は、温度と乾燥のストレスもかかりにくい、植物にとってもっとも恒常的な環境であり、植物の生活形多様性が高い。そこでは、適応的分化を反映する明瞭な生理機能レベルのトレードオフが存在すると推測される。本研究では、個葉およびシュートモジュールレベルのトレードオフが、同じ地域の恒常的な環境下での多様化を促進しているという仮説に立って、葉およびシュートの生理機能の分化を解析した。本研究が主対象としたの...
【生物学】基礎生物学:群集生物多様性を含む研究件
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
❏山地渓流の生物多様性に及ぼす渓畔林の環境形成作用、特に落葉枝堆積部の機能について(08760144)
【研究テーマ】林学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加賀谷 隆 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (50214250)
【キーワード】渓流 / 生物多様性 / 渓畔林 / 無脊椎動物 / 群集 (他6件)
【概要】本研究では,山地渓流の生物多様性をに与える落葉枝堆積部の機能を明らかにすることを目的として,(1)落葉枝堆積部に形成される無脊椎動物群集の季節変化を追跡するとともに,(2)渓畔林組成の異なる様々な地点において、落葉枝堆積部群集の構造を比較し、渓畔林の種組成が無脊椎動物群集の多様性に与える影響を評価した。 落葉枝堆積部には,各季節とも落葉枝を直接摂食するシュレッダ-のみならず,落葉枝が分解して生成さ...
【生物学】基礎生物学:林冠生物多様性を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏農林生態系における天敵多様性の生態系機能(24310170)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 正志 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50312400)
【キーワード】食物網 / 種多様性 / 森林生態系 / 生物群集 / 鱗翅目 (他14件)
【概要】本研究では、森林および草地生態系において、植物ー植食者ー捕食者(天敵)の各栄養段階間での相互作用により、生物多様性が維持される機構の解明を目指した。森林における、植食者群集全体からカエデ属樹木を利用するハマキホソガ(Caloptilia属)群集、そして、草地のチョウ類個体群、一方、植物の葉を利用する葉食者から木材を利用する材食者まで、対象とする群集を変えることで、植物-植食者の共進化関係から植物の...
【生物学】基礎生物学:照葉樹林生物多様性を含む研究件
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏無季節環境下での個葉・シュート特性のトレードオフと植物生活形多様性(14255003)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】甲山 隆司 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (60178233)
【キーワード】熱帯山地林 / 生活形 / 葉 / 寿命 / 形態 (他13件)
【概要】熱帯山地は、温度と乾燥のストレスもかかりにくい、植物にとってもっとも恒常的な環境であり、植物の生活形多様性が高い。そこでは、適応的分化を反映する明瞭な生理機能レベルのトレードオフが存在すると推測される。本研究では、個葉およびシュートモジュールレベルのトレードオフが、同じ地域の恒常的な環境下での多様化を促進しているという仮説に立って、葉およびシュートの生理機能の分化を解析した。本研究が主対象としたの...
【生物学】基礎生物学:ベントス生物多様性を含む研究件
❏河川護岸の開削による震災湿地の水交換操作実験と物質循環・汽水生態系の応答解析(18H03799)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】横山 勝英 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (10347271)
【キーワード】塩性湿地 / 塩分 / 水位 / 水質 / 生物多様性 (他20件)
【概要】気仙沼市舞根地区において,河川護岸の一部を開削して震災塩性湿地の水循環を変化させ,塩分濃度の変化が生態系に及ぼす影響を調査した.塩性湿地は仔魚の肥満度が河口域よりも高く,良好な餌料環境にあることが分かった.ベントス(貝類・甲殻類)は,水循環経路の切り替わりに応じて種組成が大きく変化し,生物多様性(種数と量)も工事完了後に増加した.湿地は河川へのリンや鉄の供給源になっている可能性が示唆された. ...
❏熱帯海草藻場における生物多様性を指標とした沿岸生態系の機能評価法の開発(16405007)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲岡 雅裕 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (90260520)
【キーワード】海草藻場 / 生物多様性 / 生態系機能 / 物理的撹乱 / 環境ストレス (他13件)
【概要】タイの熱帯海草藻場を対象に、自然および人為的な環境ストレスが海草藻場の生態系機能と生物多様性に与える影響を解明することにより、海草藻場の生物多様性(種組成および生物量)を指標とした沿岸生態系の機能評価の手法を開発することを目的とする。この目的を達成するため、タイにおける野外調査を3年間行った。得られた成果の概要は下記のとおりである。 1.陸域からの物質流入の程度の異なる2地域5箇所の海草藻場を調査...
【生物学】基礎生物学:操作実験生物多様性を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏大規模降水遮断実験による熱帯林の一斉開花現象のメカニズム解明(23255002)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中静 透 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (00281105)
【キーワード】熱帯林 / 生物多様性 / 一斉開花 / 樹木の生理生態 / 動物植物相互作用 (他8件)
【概要】東南アジア熱帯雨林に特有な一斉開花現象について、大規模操作実験装置を用い,林冠アクセスを活かすことにより,①一斉開花と樹木の水分生理、②一斉開花と樹木の栄養塩収支、③一斉開花と送粉・葉食・種子食などの動植物相互作用系、を明らかにすることを目的とした。しかし、研究期間中に、自然状態での一斉開花が頻繁に起こったことにより、操作実験を行う方法を変更し、これまでの実験結果と長期観測結果を並行的に解析するこ...
【生物学】基礎生物学:種多様性生物多様性を含む研究件
❏種多様性の連鎖反応が強化する生態系サービス:ハエ目―天敵―害虫系による検証(15K14600)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】生態系機能 / 種多様性 / 害虫駆除 / 環境保全型農業 / 生物多様性 (他8件)
【概要】本研究は、複数の栄養段階を縦断した種の多様性と生態系サービスの連鎖効果を検証することを目的とした。水田に生息する造網性クモ類(天敵)、害虫(ヨコバイ、ウンカ、カメムシ)、ハエ目昆虫(クモの主要な餌で、「ただの虫」)の3つの栄養段階に着目し、「ハエ目の種多様性が天敵の多様性を支え、それが害虫防除の効果を強化する」、という仮説を検証した。調査と解析の結果、ハエ目の種の季節的入れ替わりがハエ目全体の密度...
❏農林生態系における天敵多様性の生態系機能(24310170)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 正志 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50312400)
【キーワード】食物網 / 種多様性 / 森林生態系 / 生物群集 / 鱗翅目 (他14件)
【概要】本研究では、森林および草地生態系において、植物ー植食者ー捕食者(天敵)の各栄養段階間での相互作用により、生物多様性が維持される機構の解明を目指した。森林における、植食者群集全体からカエデ属樹木を利用するハマキホソガ(Caloptilia属)群集、そして、草地のチョウ類個体群、一方、植物の葉を利用する葉食者から木材を利用する材食者まで、対象とする群集を変えることで、植物-植食者の共進化関係から植物の...
【生物学】基礎生物学:分類学生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏高精細X線CT装置を活用した生物多様性研究の高精度化(15K14589)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
【キーワード】マイクロCT / 形態学 / 分類学 / 生物多様性 / 解剖学
【概要】X線マイクロCTを用いて、小型種、微小種の内部構造を高解像度で明かにすることを目的に、様々な生物で撮影実験を行った。石灰化した生物の骨格は比較的容易にデータを取得できたが、軟体部、化石を撮影する際には工夫が必要である。特に微小標本を撮影する際には温度変化や僅かな振動が結果に影響する。通常のCT装置では撮影困難なサンプルのデータを取得するために、放射光X線CTを用いて撮影実験を行い、良好な結果を得た...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
【生物学】基礎生物学:野外実験生物多様性を含む研究件
❏大規模野外実験による流域スケールでの北方林生態系動態の解明(16208014)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】笹 賀一郎 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70125318)
【キーワード】北方林 / 生態系動態 / 流域 / 野外実験 / 生物多様体 (他10件)
【概要】本研究は、気候条件の異なる複数の小流域と観測サイトを対象に、森林伐採などの大規模野外操作実験を行い、生物多様性と生態系機能との関連のメカニズムを解明するとともに、長期流域観測のモデルケースを創出しようとしたものである。 多雪気候下にある雨竜研究林においては、9小流域を対象に、森林伐採と地表処理(ササ植生の除去)を実施し、無施業の対象流域も含めたモニタリングの継続・解析をすすめた。(1)森林伐採によ...
❏ミズナラを取り巻く生物群集をモデル系とした生物多様性インヴェントリーと生態的分類(15207008)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】戸田 正憲 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40113592)
【キーワード】コナラ属 / 森林土壌分解系 / 樹冠観測システム / 生物参照標本 / 生物多様性 (他8件)
【概要】北海道大学苫小牧研究林(TOEF)におけるコナラ属樹木を取り巻く生物群集を解明するために、観察や採集を可能にするためのジャングルジム状の構造物を設置し、生物インヴェントリーと生態調査を行った。 生物インヴェントリーでは、キャノピーノックダウン法により植食者、捕食者、分解者の各ギルドの種構成と季節消長を明らかにした後、個別に、アブラムシ類、潜葉性昆虫類、地上徘徊性昆虫類、ミミズ群集、蛾類幼虫群集、ダ...
【生物学】基礎生物学:種分化生物多様性を含む研究件
❏新種の出現:種分化と大進化の分子機構(21227002)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】岡田 典弘 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 主席研究員 (60132982)
【キーワード】生物多様性 / 進化 / 種分化 / 大進化 / 新規形質獲得
【概要】本研究では、ビクトリア湖産シクリッドに注目した種分化・種形成に関わる遺伝領域の探索、および哺乳類の脳などの特異的な形態獲得に関与したシス制御配列の進化機構の研究をおこなった。シクリッドに関しては、性決定機構や嗅覚受容体遺伝子の多様化、光受容体遺伝子と体色の間の相関関係を明らかにし、また異種間交雑種を用いた連鎖群解析により性決定候補領域の特定に成功した。哺乳類に関しては、間脳や脳梁などの形態形成に関...
❏生物多様性獲得の分子機構(21247038)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】岡田 典弘 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (60132982)
【キーワード】進化 / 生物多様性 / 種分化 / エンハンサー
【概要】1)種分化研究 光受容体が生息する光環境に適応していることを明らかにするために、ビクトリア湖内のほぼすべての環境に生息する様々な種を用いて、光受容体遺伝子の配列決定を行った。また、それらの配列からタンパク質を産生し、視物質の再構築を行いその吸収波長を測定した。視物質の吸収からシクリッドの種は光受容体を光環境に適応させていることの一部が明らかになった。 2)哺乳類特異的に保存されたSINE由来エンハ...
❏雑種形成に着目した生物多様性の進化維持機構の理論的研究(19870022)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】瀧本 岳 東邦大学, 理学部, 講師 (90453852)
【キーワード】雑種 / 種分化 / 生物多様性 / 超越分離 / 個体ベースモデル (他6件)
【概要】外来種や生息環境の破壊がもたらす雑種形成が問題となっている。雑種形成により2種が融合して1種となる「種分化の逆転」が起こることもあるが、雑種が第3の種として新たな生息地で確立する「雑種種分化」が起こることもある。本研究ではコンピュータシミュレーションを用いて、生息環境の改変が近縁な2種の雑種形成をもたらした場合、雑種種分化ではなく種分化の逆転が起きてしまう可能性が高いことを明らかにした。 ...
【生物学】人類学:DNAバーコーディング生物多様性を含む研究件
❏博物館標本から得られるDNAのビッグデータによる腹足類の多様性進化ダイナミックス(19K12424)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】スティアマルガ デフィン 和歌山工業高等専門学校, 生物応用化学科, 准教授 (50625259)
【キーワード】分子系統 / 生物多様性 / 博物館標本 / DNAバーコーディング / ミューゼオミックス (他14件)
【概要】本研究では、次世代シーケンサーで多数の腹足類の博物館標本からミトコンドリアゲノム全長配列(ミトゲノム)及び18S-rRNA・28srDNA全長配列の決定に加え、それらから有用な部分遺伝子の断片配列マーカーの開発をする。得られたマーカーを更に軟体部や貝殻の博物館収蔵標本のDNA実験に活用をする。最大目標としては、大量なDNA情報や化石・地質学的情報を含むビッグデータセットで腹足類の大系統の解析を行い...
❏農林生態系における天敵多様性の生態系機能(24310170)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 正志 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50312400)
【キーワード】食物網 / 種多様性 / 森林生態系 / 生物群集 / 鱗翅目 (他14件)
【概要】本研究では、森林および草地生態系において、植物ー植食者ー捕食者(天敵)の各栄養段階間での相互作用により、生物多様性が維持される機構の解明を目指した。森林における、植食者群集全体からカエデ属樹木を利用するハマキホソガ(Caloptilia属)群集、そして、草地のチョウ類個体群、一方、植物の葉を利用する葉食者から木材を利用する材食者まで、対象とする群集を変えることで、植物-植食者の共進化関係から植物の...
【生物学】人類学:進化生物多様性を含む研究件
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
❏アルプス自然流域に残された生物多様性の大規模ゲノム解析による解明とその保全(24254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大村 達夫 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (30111248)
【キーワード】生物多様性 / DNA / 洪水氾濫原 / 生息場 / 河川 (他12件)
【概要】本研究は,ヨーロッパアルプスの中で例外的に残された北東イタリアの自然流域を参照し,自然再生で目指すべき種多様性の目標像を示すことを目的とする.DNA種分類に基づいて,未記載種も含む河川底生動物群集の種多様性を評価し,生息場間の環境多様性や流倒木などの微笑生息場の生態学的な重要性が確認された.また,自然氾濫原における洪水撹乱による生息場地形の更新(生息場寿命)が種多様性を維持する機構も解明した。 ...
❏新種の出現:種分化と大進化の分子機構(21227002)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】岡田 典弘 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 主席研究員 (60132982)
【キーワード】生物多様性 / 進化 / 種分化 / 大進化 / 新規形質獲得
【概要】本研究では、ビクトリア湖産シクリッドに注目した種分化・種形成に関わる遺伝領域の探索、および哺乳類の脳などの特異的な形態獲得に関与したシス制御配列の進化機構の研究をおこなった。シクリッドに関しては、性決定機構や嗅覚受容体遺伝子の多様化、光受容体遺伝子と体色の間の相関関係を明らかにし、また異種間交雑種を用いた連鎖群解析により性決定候補領域の特定に成功した。哺乳類に関しては、間脳や脳梁などの形態形成に関...
【生物学】人類学:多様性生物多様性を含む研究件
❏森林土壌微生物群集の機能と環境応答の広域スケール評価と空間スケール依存性の解明(21H02226)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 土地利用変化 / 広域パターン / 多様性 / 機能 (他9件)
【概要】
❏広葉樹林化のための人工林撤退戦略を経済性から考える(20H03023)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】中島 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10598775)
【キーワード】広葉樹林化 / 人工林 / 最適化 / 経済性 / 多様性 (他8件)
【概要】
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
【工学】建築学:世界遺産生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全に関わる国際認定制度の横断的分析:国際-現場連携の課題と自治体戦略(17K02105)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / 地理的表示 / 地域団体商標 / 地域認定 / 産品認証 (他18件)
【概要】本年度は、国内の世界農業遺産の分析および、能登地域と比較対象地域(国東)での調査等を中心に行なった。気候変動・獣害・担い手の縮退を背景に、能登地域と国東地域は類似性があるが、例えば棚田等の農地の林地化に関して特徴は異なる。生産者への質問票調査や統計データ、航空写真等を分析し、生産面から否定的な評価の傾向がある棚田・畑の林地化が、実際には薪炭材、昆虫採集等の教育の機会提供という文化的サービスの役割を...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(国際共同研究強化)(16KK0053)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2021
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】生物多様性保全 / 資源管理 / 地域認定 / 産品認証 / 世界農業遺産 (他12件)
【概要】遺産認定での国際連携や自治体の制度活用の課題となっている国際―現場のギャップの統合的分析を実施した。国際認定機関への調査、韓国などアジア諸国と日本における現場レベルの課題の把握を行った。法制度、認定基準などのフォーマルな制度の国際比較と比して限られる実証分析を実施した結果、長期の継承や保全を優先しがちな認定運営機関と、経済や交流人口を重視しがちな現場の関係主体のニーズの差を解明した。「情報の門番」...
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
【工学】土木工学:地球環境生物多様性を含む研究件
❏里山保全の現代的意義…国土政策、生物多様性、地球環境の観点から(18530016)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】生田 長人 東北大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80333772)
【キーワード】立法学 / 国土環境 / 法制度設計 / 里山 / 代替管理 (他13件)
【概要】全国各地で荒廃が進む里山について、その保全を図るための包括的な法制度として、地区ごとに適切な保全内容を定める保全計画、所有者等に代わって維持管理を行う代替管理制度、里山の管理に必要な費用をその受益者等や地域が負担する管理費用支援制度等に関する規定を内容とする枠組み法の提案を行ったものである。 ...
❏地球環境と作物生産との調和を目指した二酸化炭素循環の研究(07458118)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】坂井 直樹 筑波大学, 農林学系, 教授 (00092213)
【キーワード】地球温暖化 / 環境保全 / 二酸化炭素循環 / 不耕起栽培 / 生物の多様性 (他13件)
【概要】地球温暖化の防止に対する農業生産による貢献を目指して、要因を耕うん法(耕起CT区/不耕起NT区の2水準)×作付様式(単作/単作/混作の3水準)×除草(有/無の2水準)×反復(3)とする実験計画のもとで、作物と雑草の共生に関する実験、さらには圃場における土壌呼吸の測定を行った。その結果、(1)雑草乾物生産量では、混作区より単作区で多量の雑草が生育していたが、NT区で必ずしも雑草が多くはなかった。(2...
【工学】土木工学:環境評価生物多様性を含む研究件
❏農家と消費者の相互信頼に基づく生物多様性保全は実現可能か?(17KT0076)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境支払 / 環境保全型農業 / 経済実験 / 信頼 / 生物多様性 (他13件)
【概要】本研究は,農家の生物多様性保全に対する「自己宣言」と消費者の「応援宣言」に着目し,農家と消費者の「相互信頼」が形成されるプロセスを経済実験によって明らかにすることで,生物多様性に配慮した農作物の普及を実現する方法を分析した。経済実験の分析結果によると,消費者による応援宣言は初期状態では10aあたり14,404円の補助金と同様の効果を持つが,その効果は次第に低下したしたがって,農家と消費者の相互信頼...
❏新たな自然保護区デザイン:文化生態系サービスと生物多様性に関する相補性アプローチ(16K00697)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】久保 雄広 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (80761064)
【キーワード】自然保護区 / 国立公園 / 生態系サービス / エコツアー / ツーリズム (他16件)
【概要】本研究では、奄美群島等を事例に、環境評価手法等を用いることで、地域住民、観光客等の認識や行動に基づいて文化生態系サービスを定量的に評価した。また、評価結果と生物多様性データ等を統合することで、生物多様性と文化生態系サービスの両者を効果的・効率的に維持・向上させるための自然保護区の管理・デザインを提案した。また、評価手法自体の発展に向けて携帯電話ネットワークデータを活用した環境評価手法の開発に取り組...
❏生物多様性の価値評価における熟議の役割と保全政策への応用(15H02867)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境評価 / 経済評価 / 熟議 / 選択型実験 / 生物多様性 (他10件)
【概要】生物多様性の価値を環境政策に反映することが政策課題となっているが、生物多様性に対する関心は人によって大きく異なるため、生物多様性の価値評価は容易ではない。本研究では、対話や討論をもとに環境の価値を評価する「熟議型貨幣評価」に着目し、熟議の中で他者の意見を参考にしながら生物多様性の価値が次第に形成されるプロセスを明らかにすることで、生物多様性の価値を環境政策に反映する方法を開発した。 ...
【工学】土木工学:生息場生物多様性を含む研究件
❏アルプス自然流域に残された生物多様性の大規模ゲノム解析による解明とその保全(24254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大村 達夫 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (30111248)
【キーワード】生物多様性 / DNA / 洪水氾濫原 / 生息場 / 河川 (他12件)
【概要】本研究は,ヨーロッパアルプスの中で例外的に残された北東イタリアの自然流域を参照し,自然再生で目指すべき種多様性の目標像を示すことを目的とする.DNA種分類に基づいて,未記載種も含む河川底生動物群集の種多様性を評価し,生息場間の環境多様性や流倒木などの微笑生息場の生態学的な重要性が確認された.また,自然氾濫原における洪水撹乱による生息場地形の更新(生息場寿命)が種多様性を維持する機構も解明した。 ...
❏タリアメント川の原生的洪水氾濫原の生物多様性形成機構の解明と河川環境評価への適用(21254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】河床地形 / 生物多様性 / 生息場 / 氾濫原 / タリアメント川 (他13件)
【概要】タリアメント川の原生的な河川生態系において,洪水氾濫原の生物多様性を形成維持するための地形条件や土砂水理条件明らかにすることを目的として,源流域の土砂生産指標ならびに流出特性の調査研究や氾濫原区間における河床地形の連続写真撮影によるモニタリング調査を実施した。これらの生息場類型ごとに底生動物のDNA種を用いた種多様性分布様式を追究するとともに,生息場問での有機物由来や酸素消費速度の違いについて明ら...
【工学】土木工学:洪水氾濫原生物多様性を含む研究件
❏アルプス自然流域に残された生物多様性の大規模ゲノム解析による解明とその保全(24254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大村 達夫 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (30111248)
【キーワード】生物多様性 / DNA / 洪水氾濫原 / 生息場 / 河川 (他12件)
【概要】本研究は,ヨーロッパアルプスの中で例外的に残された北東イタリアの自然流域を参照し,自然再生で目指すべき種多様性の目標像を示すことを目的とする.DNA種分類に基づいて,未記載種も含む河川底生動物群集の種多様性を評価し,生息場間の環境多様性や流倒木などの微笑生息場の生態学的な重要性が確認された.また,自然氾濫原における洪水撹乱による生息場地形の更新(生息場寿命)が種多様性を維持する機構も解明した。 ...
❏タリアメント川の原生的洪水氾濫原の生物多様性形成機構の解明と河川環境評価への適用(21254003)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹門 康弘 京都大学, 防災研究所, 准教授 (50222104)
【キーワード】河床地形 / 生物多様性 / 生息場 / 氾濫原 / タリアメント川 (他13件)
【概要】タリアメント川の原生的な河川生態系において,洪水氾濫原の生物多様性を形成維持するための地形条件や土砂水理条件明らかにすることを目的として,源流域の土砂生産指標ならびに流出特性の調査研究や氾濫原区間における河床地形の連続写真撮影によるモニタリング調査を実施した。これらの生息場類型ごとに底生動物のDNA種を用いた種多様性分布様式を追究するとともに,生息場問での有機物由来や酸素消費速度の違いについて明ら...
【工学】総合工学:群集プロセス生物多様性を含む研究件
❏複数の外来種がいる群集プロセスを考慮した奄美大島の森林生態系管理(18310151)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / マングース / クマネズミ / 堅果結実動態 / 群集プロセス (他12件)
【概要】多様な固有種のいる生態系に、国際自然保護連合が「最も危険な外来種100種」に指定しているジャワマングースによる被害の出ていた奄美大島において、マングースの餌ともなる外来種クマネズミ、両種に捕食される鳥類とイシカワガエル、動物個体群に大きく影響するスダジイ堅果結実量、の動態を調べ、生態系管理の基礎情報を得た。研究成果をふまえ、国内外で外来種管理の重要性と可能性を説明した。 ...
❏群集のプロセスを考慮した生態系管理の奄美大島における実践的試み(15310160)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / 順応的管理 / 群集プロセス / 食物連鎖 / 外来種 (他9件)
【概要】本研究の目的は、奄美大島の森林地域における固有種の多い群集を、外来種が未侵入で森林植生が保存されている区域を見本とし、その状態に近く回復させ、数十年を超えて保存するための規準を示すことである。食物網の解明を1つの重要手段として種間相互作用を観測し、外来種捕食者の密度低下と固有種個体群の回復の因果関係の仮説をたてて、外来種駆除と森林回復の結果を予測し、検証することによって順応的な管理計画を策定する生...
【工学】総合工学:奄美大島生物多様性を含む研究件
❏複数の外来種がいる群集プロセスを考慮した奄美大島の森林生態系管理(18310151)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / マングース / クマネズミ / 堅果結実動態 / 群集プロセス (他12件)
【概要】多様な固有種のいる生態系に、国際自然保護連合が「最も危険な外来種100種」に指定しているジャワマングースによる被害の出ていた奄美大島において、マングースの餌ともなる外来種クマネズミ、両種に捕食される鳥類とイシカワガエル、動物個体群に大きく影響するスダジイ堅果結実量、の動態を調べ、生態系管理の基礎情報を得た。研究成果をふまえ、国内外で外来種管理の重要性と可能性を説明した。 ...
❏群集のプロセスを考慮した生態系管理の奄美大島における実践的試み(15310160)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】石田 健 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90192484)
【キーワード】生態系管理 / 順応的管理 / 群集プロセス / 食物連鎖 / 外来種 (他9件)
【概要】本研究の目的は、奄美大島の森林地域における固有種の多い群集を、外来種が未侵入で森林植生が保存されている区域を見本とし、その状態に近く回復させ、数十年を超えて保存するための規準を示すことである。食物網の解明を1つの重要手段として種間相互作用を観測し、外来種捕食者の密度低下と固有種個体群の回復の因果関係の仮説をたてて、外来種駆除と森林回復の結果を予測し、検証することによって順応的な管理計画を策定する生...
【工学】総合工学:ベトナム生物多様性を含む研究件
❏ベトナム産熱帯有用植物に寄生するさび病菌の多様性解明(20H03006)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡根 泉 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60260171)
【キーワード】サビキン / ベトナム / 熱帯植物 / 東南アジア / インベントリー (他15件)
【概要】すでに収集・保存しているベトナム北部、中部、南部のコーヒープランテーション産のコーヒーさび病菌の標本を供試し、コーヒーノキ(Coffea)とその近縁植物を宿主とするサビキンであるHemileia属サビキンの種の特定を行うとともに、遺伝子解析によるコーヒーさび病菌の種内変異について調査を行った。 その結果、ベトナムの主要コーヒー栽培地域では、広くさび病が発生していること、さび病の原因サビキン種はHe...
❏南西太平洋島嶼における間隙性動物相の解明と現在時間の砂浜環境記録の必要性(26304011)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塚越 哲 静岡大学, 理学部, 教授 (90212050)
【キーワード】間隙性動物 / 島嶼 / 南西太平洋 / メイオファウナ / 砂浜環境 (他15件)
【概要】ベトナム(2014年),グアム・サイパン(2015年),マレーシア(2016年),パラオ(2017年)を訪れ,計200以上の間隙性生物の試料を採集した.採集された試料からは,節足動物,紐形動物,棘皮動物,軟体動物,胴吻動物,胴甲動物等様々な分類群の標本が抽出された.分類研究の結果,きわめて高い分類学的多様性を見出され,また多くの未記載種(論文上で新種となる種)も見出され,既にその一部は新種として公...
【農学】生産環境農学:農地景観生物多様性を含む研究件
❏耕作放棄による農地景観の鳥類多様性崩壊の閾値を探る:農業と生物保全の共存に向けて(21K05631)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】藤田 剛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80302595)
【キーワード】耕作放棄 / 農地景観 / 鳥類 / 生物多様性
【概要】景観スケールでの耕作放棄の割合が、農地に生息する鳥類群集におよぼす影響を調べるために、まず、岩手県の北上盆地中部において、極端な割り合いの農地景観で予備調査を実施した。 選定する調査区のサイズは800m四方とした。これは、調査地である東北東部の農地に生息するスズメ目およびタカ目の鳥類の行動圏よりも広い範囲にあたる。これが、解析上の1サンプルにあたる。具体的には、耕作放棄地が全体の1割以内の調査区と...
❏作物生産と訪花者の相互依存性から探る生態系サービスと生物多様性のシナジー(18H02220)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】送粉サービス / 農地景観 / 草原生態系 / メタ個体群 / 応答多様性 (他15件)
【概要】本研究では、ソバの送粉サービスの持続性と農地景観に生息する絶滅危惧種ミヤマシジミの保全の両立を可能にする局所環境と景観環境を明らかにした。ソバの送粉サービスを支える昆虫類とミヤマシジミは、ともに農地周辺の畦畔や土手に草地を重要な生息地としており、①草地の空間的な連結性が重要であること、②草刈り頻度は年2回程度に抑え、③ミヤマシジミの幼虫期には控えること、また④ソバの開花前1か月程度の草刈りを控える...
【農学】境界農学:景観生態学生物多様性を含む研究件
❏都市緑地の生物多様性は心理的幸福感を向上させるか?景観スケールでの検証(16K00631)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】曽我 昌史 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80773415)
【キーワード】生態系サービス / 自然体験 / 都市生態学 / 生物多様性 / 景観生態学 (他10件)
【概要】現代の「都市化社会」において、都市住民の心理的な健康・福利を向上させることは極めて重要な課題である。最近の研究から、都市緑地は都市住民に様々な心理的健康便益をもたらすことが明らかとなっているが、それらに関する知見は未だ乏しい。本研究課題では、東京都における様々なタイプの緑地(公園・市民農園)を対象に、都市緑地がもたらす心理的便益を景観スケールで計測し、それらの駆動要因を明らかにした。 ...
❏湿潤熱帯アジア森林-農業景観における生物多様性・生態系サービス評価(25292210)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大久保 悟 国立研究開発法人 農業環境技術研究所, 生物多様性研究領域, 主任研究員 (30334329)
【キーワード】農業生物多様性 / 生態系機能 / 景観管理 / 送粉サービス / 社会生態学的システム (他10件)
【概要】インドネシア・西ジャワ地域を事例に,農業生態系が享受する生態系サービス発現に関わる生物多様性および地域農民の生態系サービスに対する認識を調査した。その結果,残存天然林が生態系サービスの発現に関わる生物種群の大きな多様性の供給源であること,その供給源に近い植林地や樹木園では生物多様性が担保されると同時に,生態系サービスに関する地域住民の意識も高まることが示された。天然林から遠い集落では,伝統的に維持...
【農学】境界農学:農業生物多様性生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏湿潤熱帯アジア森林-農業景観における生物多様性・生態系サービス評価(25292210)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大久保 悟 国立研究開発法人 農業環境技術研究所, 生物多様性研究領域, 主任研究員 (30334329)
【キーワード】農業生物多様性 / 生態系機能 / 景観管理 / 送粉サービス / 社会生態学的システム (他10件)
【概要】インドネシア・西ジャワ地域を事例に,農業生態系が享受する生態系サービス発現に関わる生物多様性および地域農民の生態系サービスに対する認識を調査した。その結果,残存天然林が生態系サービスの発現に関わる生物種群の大きな多様性の供給源であること,その供給源に近い植林地や樹木園では生物多様性が担保されると同時に,生態系サービスに関する地域住民の意識も高まることが示された。天然林から遠い集落では,伝統的に維持...
【農学】境界農学:育種学生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏国境を超越して生存する少数民族に関わる絶滅危惧植物遺伝資源と伝統知識の保全(21405017)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】民俗学 / 遺伝資源 / 植物 / 生物多様性 / 育種学 (他10件)
【概要】農業食糧及び薬用遺伝資源の多様性について、国境を超越して生存する少数民族に関わり農家保全の実地・実験調査を実施した。ミャンマー北部、ミャンマー、タイとラオスの国境地帯について山間部を主体に研究を実施した。過剰開発や貨幣経済の浸透、さらに不均衡な情報の供給と啓蒙の欠如で、在来の植物遺伝資源が絶滅危惧になっていることやその伝統的文化に支援された知見が急速に失われてきていることがわかった。モノグラフや公...
【農学】境界農学:送粉サービス生物多様性を含む研究件
❏作物生産と訪花者の相互依存性から探る生態系サービスと生物多様性のシナジー(18H02220)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】送粉サービス / 農地景観 / 草原生態系 / メタ個体群 / 応答多様性 (他15件)
【概要】本研究では、ソバの送粉サービスの持続性と農地景観に生息する絶滅危惧種ミヤマシジミの保全の両立を可能にする局所環境と景観環境を明らかにした。ソバの送粉サービスを支える昆虫類とミヤマシジミは、ともに農地周辺の畦畔や土手に草地を重要な生息地としており、①草地の空間的な連結性が重要であること、②草刈り頻度は年2回程度に抑え、③ミヤマシジミの幼虫期には控えること、また④ソバの開花前1か月程度の草刈りを控える...
❏湿潤熱帯アジア森林-農業景観における生物多様性・生態系サービス評価(25292210)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大久保 悟 国立研究開発法人 農業環境技術研究所, 生物多様性研究領域, 主任研究員 (30334329)
【キーワード】農業生物多様性 / 生態系機能 / 景観管理 / 送粉サービス / 社会生態学的システム (他10件)
【概要】インドネシア・西ジャワ地域を事例に,農業生態系が享受する生態系サービス発現に関わる生物多様性および地域農民の生態系サービスに対する認識を調査した。その結果,残存天然林が生態系サービスの発現に関わる生物種群の大きな多様性の供給源であること,その供給源に近い植林地や樹木園では生物多様性が担保されると同時に,生態系サービスに関する地域住民の意識も高まることが示された。天然林から遠い集落では,伝統的に維持...
【農学】境界農学:持続的利用生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】境界農学:民族学生物多様性を含む研究件
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏国境を超越して生存する少数民族に関わる絶滅危惧植物遺伝資源と伝統知識の保全(21405017)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】民俗学 / 遺伝資源 / 植物 / 生物多様性 / 育種学 (他10件)
【概要】農業食糧及び薬用遺伝資源の多様性について、国境を超越して生存する少数民族に関わり農家保全の実地・実験調査を実施した。ミャンマー北部、ミャンマー、タイとラオスの国境地帯について山間部を主体に研究を実施した。過剰開発や貨幣経済の浸透、さらに不均衡な情報の供給と啓蒙の欠如で、在来の植物遺伝資源が絶滅危惧になっていることやその伝統的文化に支援された知見が急速に失われてきていることがわかった。モノグラフや公...
【農学】社会経済農学:作物遺伝資源生物多様性を含む研究件
❏インフォーマル種子供給制度の持続性評価-エチオピアの自家採種・地域市場の事例から(26304033)
【研究テーマ】社会・開発農学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
【キーワード】種子システム / 自家採種 / ローカルシステム / フォーマルシステム / 作物遺伝資源 (他16件)
【概要】農業近代化の過程で、種子供給の専門化が進んでいるが、途上国を中心に種子(タネ)を取り続けている農家・農民(種子システム研究において「ローカル」または「インフォーマル」と分類される)が存在する。この「ローカル」「インフォーマル」制度の持続性について、その条件・多様なアクターの関わり・農民自身の意識を、エチオピアにおけるテフ栽培を中心に分析した。 外部条件としての国際植物遺伝資源条約の存在、NGOの積...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】社会経済農学:植物遺伝資源生物多様性を含む研究件
❏インフォーマル種子供給制度の持続性評価-エチオピアの自家採種・地域市場の事例から(26304033)
【研究テーマ】社会・開発農学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
【キーワード】種子システム / 自家採種 / ローカルシステム / フォーマルシステム / 作物遺伝資源 (他16件)
【概要】農業近代化の過程で、種子供給の専門化が進んでいるが、途上国を中心に種子(タネ)を取り続けている農家・農民(種子システム研究において「ローカル」または「インフォーマル」と分類される)が存在する。この「ローカル」「インフォーマル」制度の持続性について、その条件・多様なアクターの関わり・農民自身の意識を、エチオピアにおけるテフ栽培を中心に分析した。 外部条件としての国際植物遺伝資源条約の存在、NGOの積...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】社会経済農学:世界農業遺産生物多様性を含む研究件
❏生物多様性保全に関わる国際認定制度の横断的分析:国際-現場連携の課題と自治体戦略(17K02105)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / 地理的表示 / 地域団体商標 / 地域認定 / 産品認証 (他18件)
【概要】本年度は、国内の世界農業遺産の分析および、能登地域と比較対象地域(国東)での調査等を中心に行なった。気候変動・獣害・担い手の縮退を背景に、能登地域と国東地域は類似性があるが、例えば棚田等の農地の林地化に関して特徴は異なる。生産者への質問票調査や統計データ、航空写真等を分析し、生産面から否定的な評価の傾向がある棚田・畑の林地化が、実際には薪炭材、昆虫採集等の教育の機会提供という文化的サービスの役割を...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(国際共同研究強化)(16KK0053)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2021
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】生物多様性保全 / 資源管理 / 地域認定 / 産品認証 / 世界農業遺産 (他12件)
【概要】遺産認定での国際連携や自治体の制度活用の課題となっている国際―現場のギャップの統合的分析を実施した。国際認定機関への調査、韓国などアジア諸国と日本における現場レベルの課題の把握を行った。法制度、認定基準などのフォーマルな制度の国際比較と比して限られる実証分析を実施した結果、長期の継承や保全を優先しがちな認定運営機関と、経済や交流人口を重視しがちな現場の関係主体のニーズの差を解明した。「情報の門番」...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(26360062)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】香坂 玲 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / ジオパーク / エコパーク / 世界自然遺産 / 地理的表示 (他23件)
【概要】能登の世界農業遺産、白山市のエコパーク(MAB)、糸魚川市の世界ジオパーク等の北陸地域での各認定地域の観光戦略に取り組む行政、企業等を対象として調査分析を行った。遺産や保全等の「制度の本来の目的」と、生産者を含む「地元の期待」である産品の価格向上・観光客数の動向を定量的に把握し、その乖離を特定した。そのギャップを克服し、地元のニーズと制度の目的を両立する方策として地域認定に加え、地域の環境、文化と...
【農学】社会経済農学:ランドスケープ生物多様性を含む研究件
❏日独の比較による普遍的な里山ランドスケープの生物多様性評価手法の確立(16K08131)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (90316042)
【キーワード】ドイツ / 日本 / コウノトリ / 猛禽類 / 生息適地推定 (他14件)
【概要】日本とドイツの里山ランドスケープを対象に生物多様性の評価を行った。対象とする生物として昆虫類、両生類、鳥類、哺乳類などを検討し、特に猛禽類とコウノトリ(ドイツではシュバシコウ)を生息地として重要な環境要因を明らかにし、潜在的な生息地を推定した。ドイツのラーン川の流域(ヘッセン州)においては2000年以降、シュバシコウの生息適地が一度減少したものの2012年には2000年に比べて大きく増加しているこ...
❏農村地域におけるランドスケープのパターン変化が生物多様性に及ぼす影響に関する研究(15780030)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】一ノ瀬 友博 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 助教授 (90316042)
【キーワード】農村地域 / ランドスケープ / パターン変化 / 生物多様性 / 淡路島 (他11件)
【概要】平成17年度は、本研究課題の最終年度にあたるため、これまでの研究成果をまとめ、発表することを特に重視した。下に挙げた論文や図書以外には、6月にイギリスのエディンバラの国際シンポジウムでの研究発表、8月の神戸市の流通科学大学における国際学会での研究発表、11月のネパールで行われた国際保全生物学会アジア地区大会での研究発表、平成18年1月の農村計画学会セミナーでの研究発表、3月の日本生態学会全国大会で...
【農学】社会経済農学:里山生物多様性を含む研究件
❏日独の比較による普遍的な里山ランドスケープの生物多様性評価手法の確立(16K08131)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (90316042)
【キーワード】ドイツ / 日本 / コウノトリ / 猛禽類 / 生息適地推定 (他14件)
【概要】日本とドイツの里山ランドスケープを対象に生物多様性の評価を行った。対象とする生物として昆虫類、両生類、鳥類、哺乳類などを検討し、特に猛禽類とコウノトリ(ドイツではシュバシコウ)を生息地として重要な環境要因を明らかにし、潜在的な生息地を推定した。ドイツのラーン川の流域(ヘッセン州)においては2000年以降、シュバシコウの生息適地が一度減少したものの2012年には2000年に比べて大きく増加しているこ...
❏里山保全の現代的意義…国土政策、生物多様性、地球環境の観点から(18530016)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】生田 長人 東北大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80333772)
【キーワード】立法学 / 国土環境 / 法制度設計 / 里山 / 代替管理 (他13件)
【概要】全国各地で荒廃が進む里山について、その保全を図るための包括的な法制度として、地区ごとに適切な保全内容を定める保全計画、所有者等に代わって維持管理を行う代替管理制度、里山の管理に必要な費用をその受益者等や地域が負担する管理費用支援制度等に関する規定を内容とする枠組み法の提案を行ったものである。 ...
【農学】社会経済農学:民俗学生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏国境を超越して生存する少数民族に関わる絶滅危惧植物遺伝資源と伝統知識の保全(21405017)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】民俗学 / 遺伝資源 / 植物 / 生物多様性 / 育種学 (他10件)
【概要】農業食糧及び薬用遺伝資源の多様性について、国境を超越して生存する少数民族に関わり農家保全の実地・実験調査を実施した。ミャンマー北部、ミャンマー、タイとラオスの国境地帯について山間部を主体に研究を実施した。過剰開発や貨幣経済の浸透、さらに不均衡な情報の供給と啓蒙の欠如で、在来の植物遺伝資源が絶滅危惧になっていることやその伝統的文化に支援された知見が急速に失われてきていることがわかった。モノグラフや公...
【農学】社会経済農学:少数民族生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】社会経済農学:環境保全型農業生物多様性を含む研究件
❏農家と消費者の相互信頼に基づく生物多様性保全は実現可能か?(17KT0076)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境支払 / 環境保全型農業 / 経済実験 / 信頼 / 生物多様性 (他13件)
【概要】本研究は,農家の生物多様性保全に対する「自己宣言」と消費者の「応援宣言」に着目し,農家と消費者の「相互信頼」が形成されるプロセスを経済実験によって明らかにすることで,生物多様性に配慮した農作物の普及を実現する方法を分析した。経済実験の分析結果によると,消費者による応援宣言は初期状態では10aあたり14,404円の補助金と同様の効果を持つが,その効果は次第に低下したしたがって,農家と消費者の相互信頼...
❏種多様性の連鎖反応が強化する生態系サービス:ハエ目―天敵―害虫系による検証(15K14600)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】生態系機能 / 種多様性 / 害虫駆除 / 環境保全型農業 / 生物多様性 (他8件)
【概要】本研究は、複数の栄養段階を縦断した種の多様性と生態系サービスの連鎖効果を検証することを目的とした。水田に生息する造網性クモ類(天敵)、害虫(ヨコバイ、ウンカ、カメムシ)、ハエ目昆虫(クモの主要な餌で、「ただの虫」)の3つの栄養段階に着目し、「ハエ目の種多様性が天敵の多様性を支え、それが害虫防除の効果を強化する」、という仮説を検証した。調査と解析の結果、ハエ目の種の季節的入れ替わりがハエ目全体の密度...
【農学】社会経済農学:農業環境政策生物多様性を含む研究件
❏農業環境政策における成果連動支払(PbR)がもたらすイノベーションの可能性(20H01493)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】田中 勝也 滋賀大学, 経済学系, 教授 (20397938)
【キーワード】農業環境政策 / 成果連動支払 / PFS / 生物多様性 / 経済実験 (他10件)
【概要】本研究の目的は、農業環境政策における成果連動型支払(PFS)の導入がイノベーションを誘発し、農業強化につながるための条件を解明することである。そこで本研究では、PFSの制度的受容性・受容性を(1)海外の事例分析、(2)経済実験、(3)計量分析により解明することを目指している。 研究初年度となる2020年度であるが、前年度末より深刻化したコロナ禍の影響を大きく受け、上記の3目的はいずれも実施が困難な...
❏農家と消費者の相互信頼に基づく生物多様性保全は実現可能か?(17KT0076)
【研究テーマ】次世代の農資源利用
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2021-03-31
【研究代表者】栗山 浩一 京都大学, 農学研究科, 教授 (50261334)
【キーワード】環境支払 / 環境保全型農業 / 経済実験 / 信頼 / 生物多様性 (他13件)
【概要】本研究は,農家の生物多様性保全に対する「自己宣言」と消費者の「応援宣言」に着目し,農家と消費者の「相互信頼」が形成されるプロセスを経済実験によって明らかにすることで,生物多様性に配慮した農作物の普及を実現する方法を分析した。経済実験の分析結果によると,消費者による応援宣言は初期状態では10aあたり14,404円の補助金と同様の効果を持つが,その効果は次第に低下したしたがって,農家と消費者の相互信頼...
【農学】社会経済農学:ため池生物多様性を含む研究件
❏農村地域におけるランドスケープのパターン変化が生物多様性に及ぼす影響に関する研究(15780030)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】一ノ瀬 友博 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 助教授 (90316042)
【キーワード】農村地域 / ランドスケープ / パターン変化 / 生物多様性 / 淡路島 (他11件)
【概要】平成17年度は、本研究課題の最終年度にあたるため、これまでの研究成果をまとめ、発表することを特に重視した。下に挙げた論文や図書以外には、6月にイギリスのエディンバラの国際シンポジウムでの研究発表、8月の神戸市の流通科学大学における国際学会での研究発表、11月のネパールで行われた国際保全生物学会アジア地区大会での研究発表、平成18年1月の農村計画学会セミナーでの研究発表、3月の日本生態学会全国大会で...
❏農村地域における生物多様性の評価とその保全に関する研究(12760024)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】一ノ瀬 友博 姫路工業大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90316042)
【キーワード】生物多様性 / 農村地域 / 地理情報システム / 土地利用 / ため池 (他6件)
【概要】本研究では、兵庫県淡路島の農村地域に対象地を設定した。淡路島では降水量の少ない瀬戸内海性気候のために、灌漑は天水を溜めたため池によってまかなわれており、小規模なため池が多数存在しているこの淡路島のため池の分布特性と管理主体の特徴を分析した結果、淡路島の南部には比較的規模の大きなため池が、北部には小規模のため池が多いことがわかった。そこで、北部からは北淡町を南部からは三原町を取り上げ、さらに地形的な...
【農学】社会経済農学:農村地域生物多様性を含む研究件
❏農村地域におけるランドスケープのパターン変化が生物多様性に及ぼす影響に関する研究(15780030)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】一ノ瀬 友博 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 助教授 (90316042)
【キーワード】農村地域 / ランドスケープ / パターン変化 / 生物多様性 / 淡路島 (他11件)
【概要】平成17年度は、本研究課題の最終年度にあたるため、これまでの研究成果をまとめ、発表することを特に重視した。下に挙げた論文や図書以外には、6月にイギリスのエディンバラの国際シンポジウムでの研究発表、8月の神戸市の流通科学大学における国際学会での研究発表、11月のネパールで行われた国際保全生物学会アジア地区大会での研究発表、平成18年1月の農村計画学会セミナーでの研究発表、3月の日本生態学会全国大会で...
❏農村地域における生物多様性の評価とその保全に関する研究(12760024)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】一ノ瀬 友博 姫路工業大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90316042)
【キーワード】生物多様性 / 農村地域 / 地理情報システム / 土地利用 / ため池 (他6件)
【概要】本研究では、兵庫県淡路島の農村地域に対象地を設定した。淡路島では降水量の少ない瀬戸内海性気候のために、灌漑は天水を溜めたため池によってまかなわれており、小規模なため池が多数存在しているこの淡路島のため池の分布特性と管理主体の特徴を分析した結果、淡路島の南部には比較的規模の大きなため池が、北部には小規模のため池が多いことがわかった。そこで、北部からは北淡町を南部からは三原町を取り上げ、さらに地形的な...
【農学】社会経済農学:水質生物多様性を含む研究件
❏河川護岸の開削による震災湿地の水交換操作実験と物質循環・汽水生態系の応答解析(18H03799)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】横山 勝英 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (10347271)
【キーワード】塩性湿地 / 塩分 / 水位 / 水質 / 生物多様性 (他20件)
【概要】気仙沼市舞根地区において,河川護岸の一部を開削して震災塩性湿地の水循環を変化させ,塩分濃度の変化が生態系に及ぼす影響を調査した.塩性湿地は仔魚の肥満度が河口域よりも高く,良好な餌料環境にあることが分かった.ベントス(貝類・甲殻類)は,水循環経路の切り替わりに応じて種組成が大きく変化し,生物多様性(種数と量)も工事完了後に増加した.湿地は河川へのリンや鉄の供給源になっている可能性が示唆された. ...
❏生物多様性と生態系機能への影響を考慮した湖沼沿岸植生管理に関する研究(25281052)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西廣 淳 東邦大学, 理学部, 准教授 (60334330)
【キーワード】生態系管理 / ヒシ / オニビシ / 三方湖 / 印旛沼 (他16件)
【概要】近年、日本各地の浅い湖沼において、ヒシ類をはじめとする浮葉植物が繁茂し、湖面の広範囲を覆う現象が報告されている。賢明な生態系管理のため、浮葉植物の繁茂が湖沼生態系におよぼす影響を検討した。 高密度な浮葉植物群落は、溶存酸素濃度の低下を引き起こすことが示された。一方、印旛沼での調査から、オニビシ群落が動物プランクトン、甲殻類、魚類、鳥類の重要な生息環境になっていることが示唆された。生態系管理において...
【農学】社会経済農学:アグロフォレストリー生物多様性を含む研究件
❏ベトナム産熱帯有用植物に寄生するさび病菌の多様性解明(20H03006)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡根 泉 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60260171)
【キーワード】サビキン / ベトナム / 熱帯植物 / 東南アジア / インベントリー (他15件)
【概要】すでに収集・保存しているベトナム北部、中部、南部のコーヒープランテーション産のコーヒーさび病菌の標本を供試し、コーヒーノキ(Coffea)とその近縁植物を宿主とするサビキンであるHemileia属サビキンの種の特定を行うとともに、遺伝子解析によるコーヒーさび病菌の種内変異について調査を行った。 その結果、ベトナムの主要コーヒー栽培地域では、広くさび病が発生していること、さび病の原因サビキン種はHe...
❏里山バイオマスのエネルギー有効利用と残渣に含まれる栄養成分のリサイクル(16F16755)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-11-07 - 2019-03-31
【研究代表者】武内 和彦 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 特任教授 (90112474)
【キーワード】Agroforestry / Bioenergy / Long-term experiment / Nature conservation / Semi-natural grasslands (他14件)
【概要】Conservation and restoration are crucial to maintaining a wide range of functions and services both in semi-natural grasslands and wetlands, but it is difficult to find a reasonable and resource-effic...
❏モンスーンアジア農村ランドスケープの構造・機能比較論と持続可能な農村社会形成(21380023)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】武内 和彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90112474)
【キーワード】農村ランドスケープ / 生態系供給サービス / 生態資源 / ランドスケープ構造・機能 / SATOYAMA (他15件)
【概要】持続可能な農村社会のモンスーンアジア共通モデル構築を最終目標として,わが国の「里山ランドスケープ」およびモンスーンアジア農村の類似ランドスケープに共通する人間-環境系の成立過程の解明を目的に,主に我が国およびインドネシアジャワ島で,農村ランドスケープの構造と生態系供給サービス発現に関わる機能の比較を行った。その結果,様々な土地利用からなるモザイク景観は,生存基盤としての多様な生態系供給サービスを享...
【農学】社会経済農学:農業生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】動物生命科学:生態系生物多様性を含む研究件
❏河川護岸の開削による震災湿地の水交換操作実験と物質循環・汽水生態系の応答解析(18H03799)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】横山 勝英 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (10347271)
【キーワード】塩性湿地 / 塩分 / 水位 / 水質 / 生物多様性 (他20件)
【概要】気仙沼市舞根地区において,河川護岸の一部を開削して震災塩性湿地の水循環を変化させ,塩分濃度の変化が生態系に及ぼす影響を調査した.塩性湿地は仔魚の肥満度が河口域よりも高く,良好な餌料環境にあることが分かった.ベントス(貝類・甲殻類)は,水循環経路の切り替わりに応じて種組成が大きく変化し,生物多様性(種数と量)も工事完了後に増加した.湿地は河川へのリンや鉄の供給源になっている可能性が示唆された. ...
❏食物網構造をベイズ推定する安定同位体混合モデルの開発と検証(22510249)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】角谷 拓 独立行政法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (40451843)
【キーワード】生態系機能 / 生物多様性 / 群集生態学 / 安定同位体 / 食性分析 (他8件)
【概要】本研究では、胃内容分析や糞分析、文献調査等から得られる食物網構成種の間の食う-食われる関係の有無を0(無い場合)と1(有る場合)で記述した二値食物網データと、食物網構成種の安定同位体比データを取得することによって、その食物網における全ての消費者について異なる餌資源の貢献比率を同時に推定するベイズ推定モデルIsoWebを開発した。さらに、仮想食物網データおよび実データを用いた検証の結果、IsoWeb...
❏カエルツボカビの日本在来種への影響とその対策(20580347)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】宇根 ユミ (宇根 有美) 麻布大学, 獣医学部, 教授 (40160303)
【キーワード】カエルツボカビ / ラナウイルス / 両生類 / 大量死 / 生態系・生物多様性の保全 (他11件)
【概要】我々はアジア初のツボカビ症(Bd)を見出した。国内の野生両生類におけるBd浸淫状況と、病性鑑定および感染実験によって在来種のBdへの抵抗性を明らかにした。また、発症と保菌個体を用いて効果的で安全な治療法と除菌法を確立した。さらに、6つの両生類大量死事例よりラナウイルス2種類(RCV-JP、HNV)を見出した。そして、感染実験により11種類の在来種への両ウイルスの高致死性(死亡率84.0%)を明らか...
【農学】森林圏科学:暖帯林生物多様性を含む研究件
❏気候変動に伴う温暖化と台風巨大化の複合効果が暖帯林の群集と生態系機能へ与える影響(18K05717)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 非線形応答 / 暖温帯 / 生物多様性 / 生態系機能 (他6件)
【概要】これまで困難を極めた気候変動に伴う多重ストレスに対する森林生態系の非線形応答(相乗効果、レジームシフト)を解明する。気候変動は温暖化と同時に、突発的な撹乱の頻度と規模を増加させると予測されている。本研究の目的は、1)台風撹乱と温暖化の複合効果が紀伊半島の暖帯林(照葉樹林)の群集構造と垂直的な階層構造にどの様な影響を与えるのか?2)その複合効果に対して生物多様性(樹木、昆虫)と生態系機能はどのような...
❏暖帯林における生物の種及び遺伝的多様性の総合的評価(11460064)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】井出 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90213024)
【キーワード】暖帯林 / 種組成 / 二次林 / 生物多様性 / 遺伝的多様性 (他13件)
【概要】暖帯林は、遷移の過程で草本から落葉広葉樹を経て、モミなどの針葉樹を含む常緑広葉樹へと多様な植生変化を呈し、その間にさまざまな生物種の生存を支えており、生物多様性の研究に格好のフィールドである。本研究は、日本の暖帯林における生物相の多様性の実態を、異なる地域に設定された固定プロットを中心に、種多様性および種内の遺伝的多様性の観点から明らかにし、森林の保有する生物の多様性を総合的に把握するとともに、同...
【農学】森林圏科学:生態系機能生物多様性を含む研究件
❏小区分40010:森林科学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】気候変動
【研究期間】非線形応答
【研究代表者】暖温帯
【キーワード】生物多様性
【概要】
❏森林撹乱に伴う土壌の機能的コア微生物叢の改変が生態系修復に及ぼす影響の解明(19K12411)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (90598210)
【キーワード】機能遺伝子 / 樹木実生 / 硝化作用 / 植生衰退 / 植物-土壌フィードバック (他10件)
【概要】本研究では、シカによる森林の植生衰退が土壌機能の低下を引き起こし、植生回復を阻害する負の植物-土壌フィードバック作用のメカニズムを明らかにするために、樹木実生と土壌微生物間の相互作用を分析した。その結果、植生衰退に伴う土壌中の養分動態の変化が土壌微生物の活性を低下させ、次世代の植物の成長に履歴効果として作用すること、また植物の機能グループ間で応答が異なることが明らかになった。本研究から、森林の植生...
❏気候変動に伴う温暖化と台風巨大化の複合効果が暖帯林の群集と生態系機能へ与える影響(18K05717)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 非線形応答 / 暖温帯 / 生物多様性 / 生態系機能 (他6件)
【概要】これまで困難を極めた気候変動に伴う多重ストレスに対する森林生態系の非線形応答(相乗効果、レジームシフト)を解明する。気候変動は温暖化と同時に、突発的な撹乱の頻度と規模を増加させると予測されている。本研究の目的は、1)台風撹乱と温暖化の複合効果が紀伊半島の暖帯林(照葉樹林)の群集構造と垂直的な階層構造にどの様な影響を与えるのか?2)その複合効果に対して生物多様性(樹木、昆虫)と生態系機能はどのような...
【農学】森林圏科学:昆虫生物多様性を含む研究件
❏樹木との共進化を考慮した植食性昆虫群集の多様性形成機構の解明(23710281)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (90598210)
【キーワード】拡散共進化 / 系統的保守性 / 共種分化 / 生態系保全 / 生物多様性 (他11件)
【概要】本研究では、樹木との共進化プロセスを考慮して、冷温帯林における植食性昆虫の多様性の維持・形成機構を明らかにするために、樹木と植食性昆虫間の相互作用を分析した。その結果、樹木種間の系統的距離が大きくなるほど、植食性昆虫のβ多様性が増加する傾向がみられ、樹木の系統的制約が植食性昆虫の多様性に寄与していることが明らかになった。本研究から、優占する樹木種だけでなく、系統的に孤立した樹木種が失われる場合でも...
❏器官の「数」はいかに進化するのか?~昆虫の生殖器・交尾器を材料に~(19770046)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】上村 佳孝 慶應義塾大学, 商学部, 専任講師 (50366952)
【キーワード】昆虫 / 形態進化 / 交尾器形態 / 繁殖生態学 / 器官形成 (他9件)
【概要】個体あたりの器官の「数」は動物の種類によって,そして器官の種類によって異なる.器官の数の進化の背景となる要因・機構に関して,昆虫類の雌雄生殖器・交尾器の形態を材料に,事例集約と実験観察をおこなった.特に詳細なデータが収集できた射精口の数の進化に関しては,少なくとも昆虫の7目において進化的変化が生じていることが記録され,分岐・退化・左右融合というこれまでに知られていた機構のほか,機能自体が近接する器...
【農学】森林圏科学:絶滅危惧種生物多様性を含む研究件
❏メガシティにおける都市緑地の生物多様性と生態系サービスの評価(20K20002)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】内田 圭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40747234)
【キーワード】生物多様性 / 種分布 / 都市生態系 / ラン科 / 絶滅危惧種 (他12件)
【概要】本研究は、アジアのメガシティにおける生物多様性の分布状況の定量化、および都市へ適応してきた生物群集の情報集積を目的としている。 生物多様性の定量化については順調に進んでいる。特に、東京メガシティの核心から郊外緑地における植物多様性の分布解析は順調である。都市郊外では都市的土地利用や農業地などの景観要素に代表される広域的な環境条件よりも、緑地内で人間活動により駆動される草刈り管理およびその緑地が維持...
❏作物生産と訪花者の相互依存性から探る生態系サービスと生物多様性のシナジー(18H02220)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】送粉サービス / 農地景観 / 草原生態系 / メタ個体群 / 応答多様性 (他15件)
【概要】本研究では、ソバの送粉サービスの持続性と農地景観に生息する絶滅危惧種ミヤマシジミの保全の両立を可能にする局所環境と景観環境を明らかにした。ソバの送粉サービスを支える昆虫類とミヤマシジミは、ともに農地周辺の畦畔や土手に草地を重要な生息地としており、①草地の空間的な連結性が重要であること、②草刈り頻度は年2回程度に抑え、③ミヤマシジミの幼虫期には控えること、また④ソバの開花前1か月程度の草刈りを控える...
【農学】森林圏科学:北方林生物多様性を含む研究件
❏環北方域の針葉樹林の衰退機構と適応的森林資源管理(22405006)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 准教授 (50295234)
【キーワード】森林資源管理 / 自然攪乱 / 北方林 / 統計モデル / 生態学的森林管理 (他15件)
【概要】本研究では、北方林の攪乱体制に関する知見に基づいて、北方林の生態学的管理手法を検討することを目的にした。カナダ・北欧の研究者と連携し、北方林の自然攪乱に関するデータを収集した。カナダの針葉樹林の劣化するメカニズムは、山火事による更新サイト形成と山火事後の種子分散の確率に規定されていることが、空間統計モデルの解析から明らかになり、山火事に適応した保残林施業の重要性が示唆された。フィンランドの北方林で...
❏大規模野外実験による流域スケールでの北方林生態系動態の解明(16208014)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】笹 賀一郎 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70125318)
【キーワード】北方林 / 生態系動態 / 流域 / 野外実験 / 生物多様体 (他10件)
【概要】本研究は、気候条件の異なる複数の小流域と観測サイトを対象に、森林伐採などの大規模野外操作実験を行い、生物多様性と生態系機能との関連のメカニズムを解明するとともに、長期流域観測のモデルケースを創出しようとしたものである。 多雪気候下にある雨竜研究林においては、9小流域を対象に、森林伐採と地表処理(ササ植生の除去)を実施し、無施業の対象流域も含めたモニタリングの継続・解析をすすめた。(1)森林伐採によ...
【農学】森林圏科学:森林生物多様性を含む研究件
❏森林草原生態系の一体的管理を目指す:森林に遺された過去の草原性種子からの挑戦(22H03797)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】小山 明日香 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90812462)
【キーワード】森林 / 草原 / 生物多様性 / 生態系管理 / 埋土種子
【概要】
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏樹木との共進化を考慮した植食性昆虫群集の多様性形成機構の解明(23710281)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (90598210)
【キーワード】拡散共進化 / 系統的保守性 / 共種分化 / 生態系保全 / 生物多様性 (他11件)
【概要】本研究では、樹木との共進化プロセスを考慮して、冷温帯林における植食性昆虫の多様性の維持・形成機構を明らかにするために、樹木と植食性昆虫間の相互作用を分析した。その結果、樹木種間の系統的距離が大きくなるほど、植食性昆虫のβ多様性が増加する傾向がみられ、樹木の系統的制約が植食性昆虫の多様性に寄与していることが明らかになった。本研究から、優占する樹木種だけでなく、系統的に孤立した樹木種が失われる場合でも...
【農学】森林圏科学:ニホンジカ生物多様性を含む研究件
❏森林撹乱に伴う土壌の機能的コア微生物叢の改変が生態系修復に及ぼす影響の解明(19K12411)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (90598210)
【キーワード】機能遺伝子 / 樹木実生 / 硝化作用 / 植生衰退 / 植物-土壌フィードバック (他10件)
【概要】本研究では、シカによる森林の植生衰退が土壌機能の低下を引き起こし、植生回復を阻害する負の植物-土壌フィードバック作用のメカニズムを明らかにするために、樹木実生と土壌微生物間の相互作用を分析した。その結果、植生衰退に伴う土壌中の養分動態の変化が土壌微生物の活性を低下させ、次世代の植物の成長に履歴効果として作用すること、また植物の機能グループ間で応答が異なることが明らかになった。本研究から、森林の植生...
❏シカ食害による森林植生と土壌微生物相の機能的変化がリター分解に及ぼす影響の解明(16K16220)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (90598210)
【キーワード】ニホンジカ / 森林生態系 / リター分解 / 機能形質 / 土壌微生物 (他11件)
【概要】本研究では、リターの形質と土壌微生物の機能の関係を考慮して、ニホンジカによる植生衰退がリター分解プロセスに及ぼす影響を明らかにするために、リター-土壌微生物間の相互作用を分析した。その結果、リター分解においては、局所的に適応した土壌微生物との組み合わせによって、最適な分解が行われるというホームフィールド・アドバンテージ 現象が存在し、シカによる植生衰退はリター-土壌微生物間の相互作用を改変すること...
❏過採食のもたらす植生とシカへのフィードバック効果:過採食の生態学的意義(25292085)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】梶 光一 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (70436674)
【キーワード】過採食 / ニホンジカ / 個体群動態 / 森林植生 / 生物多様性 (他13件)
【概要】シカの慢性的な過採食はシカの体サイズの密度依存的な小型化のみならず、下層植生の減少により生態系にもさまざまな影響をもたらせている。すなわち林冠木が利用可能な窒素量が増加し、分解されやすい低いC/N比のリターを土壌に供給するというフィードバック、植生の種多様性、系統多様性の複雑な変化、開花フェノロジーの断絶によるマルハナバチの個体数の減少の示唆などである.昆虫類は、分類群及び機能群により、シカの高密...
【農学】森林圏科学:共生生物多様性を含む研究件
❏シソ科ムラサキシキブ属におけるアリ植物の進化と形態進化の遺伝的背景の研究(15H05236)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】副島 顕子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00244674)
【キーワード】系統分類 / 共生進化 / 形態形成 / 植物系統分類学 / 形態形成遺伝子 (他8件)
【概要】ボルネオ島固有種のCallicarpa saccataという植物は,日本にも分布するムラサキシキブの仲間であるが,葉の基部が袋状になり,その中にアリが住むという特殊な形質をもつ.野外調査と分子系統解析により,花外蜜腺の役割をもつ腺点や枝の空洞といった,アリ植物としてはより一般的な形態特徴をもつ複数の他の種が近縁種に存在することが明らかになり,アリとの共進化が段階的に起こったことが示された. 一方,...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
❏地球環境と作物生産との調和を目指した二酸化炭素循環の研究(07458118)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】坂井 直樹 筑波大学, 農林学系, 教授 (00092213)
【キーワード】地球温暖化 / 環境保全 / 二酸化炭素循環 / 不耕起栽培 / 生物の多様性 (他13件)
【概要】地球温暖化の防止に対する農業生産による貢献を目指して、要因を耕うん法(耕起CT区/不耕起NT区の2水準)×作付様式(単作/単作/混作の3水準)×除草(有/無の2水準)×反復(3)とする実験計画のもとで、作物と雑草の共生に関する実験、さらには圃場における土壌呼吸の測定を行った。その結果、(1)雑草乾物生産量では、混作区より単作区で多量の雑草が生育していたが、NT区で必ずしも雑草が多くはなかった。(2...
【農学】森林圏科学:土壌微生物生物多様性を含む研究件
❏シカ食害による森林植生と土壌微生物相の機能的変化がリター分解に及ぼす影響の解明(16K16220)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (90598210)
【キーワード】ニホンジカ / 森林生態系 / リター分解 / 機能形質 / 土壌微生物 (他11件)
【概要】本研究では、リターの形質と土壌微生物の機能の関係を考慮して、ニホンジカによる植生衰退がリター分解プロセスに及ぼす影響を明らかにするために、リター-土壌微生物間の相互作用を分析した。その結果、リター分解においては、局所的に適応した土壌微生物との組み合わせによって、最適な分解が行われるというホームフィールド・アドバンテージ 現象が存在し、シカによる植生衰退はリター-土壌微生物間の相互作用を改変すること...
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
【農学】森林圏科学:土地利用生物多様性を含む研究件
❏日独の比較による普遍的な里山ランドスケープの生物多様性評価手法の確立(16K08131)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 友博 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (90316042)
【キーワード】ドイツ / 日本 / コウノトリ / 猛禽類 / 生息適地推定 (他14件)
【概要】日本とドイツの里山ランドスケープを対象に生物多様性の評価を行った。対象とする生物として昆虫類、両生類、鳥類、哺乳類などを検討し、特に猛禽類とコウノトリ(ドイツではシュバシコウ)を生息地として重要な環境要因を明らかにし、潜在的な生息地を推定した。ドイツのラーン川の流域(ヘッセン州)においては2000年以降、シュバシコウの生息適地が一度減少したものの2012年には2000年に比べて大きく増加しているこ...
❏熱帯泥炭湿地林地域の環境特性と荒廃地修復技術の開発(13374002)
【研究テーマ】生物環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】長野 敏英 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (10012006)
【キーワード】熱帯泥炭湿地林 / 泥炭地域の開発 / 荒廃地修復 / 泥炭地の消失 / 炭素収支 (他16件)
【概要】本研究は、永続的な炭素吸収源として注目されている自然熱帯泥炭湿地林を対象に研究を行った。近年、泥炭湿地林の多くは農地へと開発されてきた。しかし、これら開発地域の大部分は農業としての利用に失敗し、荒廃地すなわちメラルーカ等の二次林として放置されている。そこで、各生態系における炭素収支を明らかにするために自然林と二次林における炭素フローの測定を行った。さらに泥炭荒廃地を修復するための基礎的研究を行った...
❏農村地域における生物多様性の評価とその保全に関する研究(12760024)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】一ノ瀬 友博 姫路工業大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90316042)
【キーワード】生物多様性 / 農村地域 / 地理情報システム / 土地利用 / ため池 (他6件)
【概要】本研究では、兵庫県淡路島の農村地域に対象地を設定した。淡路島では降水量の少ない瀬戸内海性気候のために、灌漑は天水を溜めたため池によってまかなわれており、小規模なため池が多数存在しているこの淡路島のため池の分布特性と管理主体の特徴を分析した結果、淡路島の南部には比較的規模の大きなため池が、北部には小規模のため池が多いことがわかった。そこで、北部からは北淡町を南部からは三原町を取り上げ、さらに地形的な...
【農学】森林圏科学:菌根菌生物多様性を含む研究件
❏南西諸島地史に基づく固有種リュウキュウマツと菌根菌群集の関係解明(15H04516)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】寺嶋 芳江 静岡大学, イノベーション社会連携推進機構, 特任教授 (20521909)
【キーワード】菌根菌 / 外生菌根菌 / 菌根菌集団 / リュウキュウマツ / 南西諸島 (他23件)
【概要】高島と比べて、低島では、「動物散布種の菌」や「非風散布種の菌」は全く検出されず、「風散布種の菌」のみが存在していた。これは、過去に低島が海面下に沈み、菌根菌が一掃されたためと考えられる。全ての高島から「動物散布種の菌」や「非風散布の菌」が検出されたことから、過去に、高島間や大陸との間に陸橋が形成されていたと考えられる。そのような菌種が現在も生き残っていることは、移入後に水没がなかったことを示唆して...
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
❏暖帯林における生物の種及び遺伝的多様性の総合的評価(11460064)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】井出 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90213024)
【キーワード】暖帯林 / 種組成 / 二次林 / 生物多様性 / 遺伝的多様性 (他13件)
【概要】暖帯林は、遷移の過程で草本から落葉広葉樹を経て、モミなどの針葉樹を含む常緑広葉樹へと多様な植生変化を呈し、その間にさまざまな生物種の生存を支えており、生物多様性の研究に格好のフィールドである。本研究は、日本の暖帯林における生物相の多様性の実態を、異なる地域に設定された固定プロットを中心に、種多様性および種内の遺伝的多様性の観点から明らかにし、森林の保有する生物の多様性を総合的に把握するとともに、同...
【農学】森林圏科学:森林生態系生物多様性を含む研究件
❏シカ食害による森林植生と土壌微生物相の機能的変化がリター分解に及ぼす影響の解明(16K16220)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (90598210)
【キーワード】ニホンジカ / 森林生態系 / リター分解 / 機能形質 / 土壌微生物 (他11件)
【概要】本研究では、リターの形質と土壌微生物の機能の関係を考慮して、ニホンジカによる植生衰退がリター分解プロセスに及ぼす影響を明らかにするために、リター-土壌微生物間の相互作用を分析した。その結果、リター分解においては、局所的に適応した土壌微生物との組み合わせによって、最適な分解が行われるというホームフィールド・アドバンテージ 現象が存在し、シカによる植生衰退はリター-土壌微生物間の相互作用を改変すること...
❏農林生態系における天敵多様性の生態系機能(24310170)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 正志 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50312400)
【キーワード】食物網 / 種多様性 / 森林生態系 / 生物群集 / 鱗翅目 (他14件)
【概要】本研究では、森林および草地生態系において、植物ー植食者ー捕食者(天敵)の各栄養段階間での相互作用により、生物多様性が維持される機構の解明を目指した。森林における、植食者群集全体からカエデ属樹木を利用するハマキホソガ(Caloptilia属)群集、そして、草地のチョウ類個体群、一方、植物の葉を利用する葉食者から木材を利用する材食者まで、対象とする群集を変えることで、植物-植食者の共進化関係から植物の...
【農学】森林圏科学:植物生物多様性を含む研究件
❏メガシティにおける都市緑地の生物多様性と生態系サービスの評価(20K20002)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】内田 圭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40747234)
【キーワード】生物多様性 / 種分布 / 都市生態系 / ラン科 / 絶滅危惧種 (他12件)
【概要】本研究は、アジアのメガシティにおける生物多様性の分布状況の定量化、および都市へ適応してきた生物群集の情報集積を目的としている。 生物多様性の定量化については順調に進んでいる。特に、東京メガシティの核心から郊外緑地における植物多様性の分布解析は順調である。都市郊外では都市的土地利用や農業地などの景観要素に代表される広域的な環境条件よりも、緑地内で人間活動により駆動される草刈り管理およびその緑地が維持...
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】水圏応用科学:生態生物多様性を含む研究件
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
【農学】水圏応用科学:生態学生物多様性を含む研究件
❏南西諸島地史に基づく固有種リュウキュウマツと菌根菌群集の関係解明(15H04516)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】寺嶋 芳江 静岡大学, イノベーション社会連携推進機構, 特任教授 (20521909)
【キーワード】菌根菌 / 外生菌根菌 / 菌根菌集団 / リュウキュウマツ / 南西諸島 (他23件)
【概要】高島と比べて、低島では、「動物散布種の菌」や「非風散布種の菌」は全く検出されず、「風散布種の菌」のみが存在していた。これは、過去に低島が海面下に沈み、菌根菌が一掃されたためと考えられる。全ての高島から「動物散布種の菌」や「非風散布の菌」が検出されたことから、過去に、高島間や大陸との間に陸橋が形成されていたと考えられる。そのような菌種が現在も生き残っていることは、移入後に水没がなかったことを示唆して...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
❏極限環境下の生物多様性-モデルサイトとしての南極湖沼(23247012)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊村 智 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (90221788)
【キーワード】環境変動 / 極限環境 / 生態学 / 生物多様性 / 分類学 (他7件)
【概要】南極湖底のコケ坊主については、原核・真核生物を網羅するメタゲノム解析等により多様性解析がほぼ完了した。微生物の多様性とそれらによる物質循環構造が再構築されたことで、モデル生態系としての意義が確立した。コケ植物、珪藻類、菌類に関しては、南極の広範囲に渡る多様性解析が進み、地域間比較や種間関係に関する研究へと発展した。クマムシについては昭和基地周辺の多様性の概要が明らかになったほか、飼育系を確立し繁殖...
【農学】水圏応用科学:物質循環生物多様性を含む研究件
❏シカ食害による森林植生と土壌微生物相の機能的変化がリター分解に及ぼす影響の解明(16K16220)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】平尾 聡秀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (90598210)
【キーワード】ニホンジカ / 森林生態系 / リター分解 / 機能形質 / 土壌微生物 (他11件)
【概要】本研究では、リターの形質と土壌微生物の機能の関係を考慮して、ニホンジカによる植生衰退がリター分解プロセスに及ぼす影響を明らかにするために、リター-土壌微生物間の相互作用を分析した。その結果、リター分解においては、局所的に適応した土壌微生物との組み合わせによって、最適な分解が行われるというホームフィールド・アドバンテージ 現象が存在し、シカによる植生衰退はリター-土壌微生物間の相互作用を改変すること...
❏有機無農薬水稲栽培年数の経過に伴って土壌・水稲・雑草・動物はどう変化するか?(26310304)
【研究テーマ】食料循環研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-07-18 - 2018-03-31
【研究代表者】小林 和彦 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10354044)
【キーワード】有機農法 / 土壌 / 窒素 / リン / 雑草 (他17件)
【概要】ある農家が開発した有機稲作農法のしくみを研究した結果、以下のことが分かった。 この農法は、施肥も除草もしないために極めて労働節約的であり、そのことが農家経営に大いに貢献していた。 この農法に転換した当初の米収量は、慣行農法よりもかなり低いが、農法を継続するうちに慣行の農法の収量に近づいた。これは、冬春雑草のすきこみを継続することで、イネが吸収できる土壌窒素量やリン酸量が増えたのが一つの理由であった...
❏大学演習林を核にした「ラージスケール生態系動態解析システム」構築のための企画調査(15631001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】本間 航介 新潟大学, 農学部, 助教授 (50323960)
【キーワード】LTER / 環境動態 / 物質循環 / 生物多様性 / 水循環 (他8件)
【概要】森林生態学など時空間的にスケールの大きい現象を扱う分野では、動態解析の対象とする時間スケールが100年〜1000年単位まで拡大する傾向にある。また近年、「episodic(希な、突発的な)イベント」や「間接効果」といわれる反応の連鎖が生態系全体の動態に大きな影響を及ぼすケースが次々に発見されており、これらを解析するための長期大面積調査やネットワーク研究が調査手法の重要な部分を占めるようになっている...
【農学】水圏応用科学:遺伝的多様性生物多様性を含む研究件
❏ベトナム産熱帯有用植物に寄生するさび病菌の多様性解明(20H03006)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】岡根 泉 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60260171)
【キーワード】サビキン / ベトナム / 熱帯植物 / 東南アジア / インベントリー (他15件)
【概要】すでに収集・保存しているベトナム北部、中部、南部のコーヒープランテーション産のコーヒーさび病菌の標本を供試し、コーヒーノキ(Coffea)とその近縁植物を宿主とするサビキンであるHemileia属サビキンの種の特定を行うとともに、遺伝子解析によるコーヒーさび病菌の種内変異について調査を行った。 その結果、ベトナムの主要コーヒー栽培地域では、広くさび病が発生していること、さび病の原因サビキン種はHe...
❏里湖湖岸域希少植物のユビキタスモニタリング/ジェノタイピングによる生物多様性評価(21310152)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】金子 有子 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター, 総合解析部門, 専門研究員 (90280817)
【キーワード】生物多様性保全 / レッドリスト / 植物 / 遺伝構造 / 絶滅確率 (他15件)
【概要】琵琶湖湖辺域に生育する希少海浜植物のハマエンドウとハマゴウを対象として、葉緑体DNAハウロタイピングならびにマイクロサテライト解析を行ったところ、琵琶湖の集団は海岸に比べて遺伝的多様性が有意に低いこと、琵琶湖の集団は遺伝的に分化した陸封型であると強く支持されることが明らかになった。これらは琵琶湖に祖先集団が移入した際に創始者効果を受け、遺伝的浮動の効果によって遺伝的多様性が減じるとともに分化が促進...
❏暖帯林における生物の種及び遺伝的多様性の総合的評価(11460064)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】井出 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90213024)
【キーワード】暖帯林 / 種組成 / 二次林 / 生物多様性 / 遺伝的多様性 (他13件)
【概要】暖帯林は、遷移の過程で草本から落葉広葉樹を経て、モミなどの針葉樹を含む常緑広葉樹へと多様な植生変化を呈し、その間にさまざまな生物種の生存を支えており、生物多様性の研究に格好のフィールドである。本研究は、日本の暖帯林における生物相の多様性の実態を、異なる地域に設定された固定プロットを中心に、種多様性および種内の遺伝的多様性の観点から明らかにし、森林の保有する生物の多様性を総合的に把握するとともに、同...
【農学】水圏応用科学:保全生物多様性を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】水圏応用科学:食物網生物多様性を含む研究件
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
❏農林生態系における天敵多様性の生態系機能(24310170)
【研究テーマ】資源保全学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 正志 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50312400)
【キーワード】食物網 / 種多様性 / 森林生態系 / 生物群集 / 鱗翅目 (他14件)
【概要】本研究では、森林および草地生態系において、植物ー植食者ー捕食者(天敵)の各栄養段階間での相互作用により、生物多様性が維持される機構の解明を目指した。森林における、植食者群集全体からカエデ属樹木を利用するハマキホソガ(Caloptilia属)群集、そして、草地のチョウ類個体群、一方、植物の葉を利用する葉食者から木材を利用する材食者まで、対象とする群集を変えることで、植物-植食者の共進化関係から植物の...
【農学】水圏応用科学:資源管理生物多様性を含む研究件
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(国際共同研究強化)(16KK0053)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2021
【研究代表者】香坂 玲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】生物多様性保全 / 資源管理 / 地域認定 / 産品認証 / 世界農業遺産 (他12件)
【概要】遺産認定での国際連携や自治体の制度活用の課題となっている国際―現場のギャップの統合的分析を実施した。国際認定機関への調査、韓国などアジア諸国と日本における現場レベルの課題の把握を行った。法制度、認定基準などのフォーマルな制度の国際比較と比して限られる実証分析を実施した結果、長期の継承や保全を優先しがちな認定運営機関と、経済や交流人口を重視しがちな現場の関係主体のニーズの差を解明した。「情報の門番」...
❏生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量的比較分析(26360062)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】香坂 玲 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (50509338)
【キーワード】世界農業遺産 / ジオパーク / エコパーク / 世界自然遺産 / 地理的表示 (他23件)
【概要】能登の世界農業遺産、白山市のエコパーク(MAB)、糸魚川市の世界ジオパーク等の北陸地域での各認定地域の観光戦略に取り組む行政、企業等を対象として調査分析を行った。遺産や保全等の「制度の本来の目的」と、生産者を含む「地元の期待」である産品の価格向上・観光客数の動向を定量的に把握し、その乖離を特定した。そのギャップを克服し、地元のニーズと制度の目的を両立する方策として地域認定に加え、地域の環境、文化と...
【農学】水圏応用科学:マレーシア生物多様性を含む研究件
❏熱帯地域における生態・社会ネットワーク解析による生態系サービスの持続性の評価(19H04323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】竹内 やよい 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物多様性領域, 主任研究員 (50710886)
【キーワード】生態系サービス / ネットワーク解析 / 種分布推定 / マレーシアサラワク州 / 土地利用変化マップ (他10件)
【概要】生物多様性及び生態系サービスをWin-Winで管理することは、地域及び全球レベルにおいて必要かつ困難な課題である。特に開発の進む熱帯地域において、生物多様性と生態系サービスの空間的相互作用とそれを決める要因についての理解は急務である。まず本研究では、地域スケールにおける生物多様性・生態系サービスのマッピング及びホットスポットの特定とそれらと土地利用におけるトレードオフ及びシナジー関係について明らか...
❏南西太平洋島嶼における間隙性動物相の解明と現在時間の砂浜環境記録の必要性(26304011)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】塚越 哲 静岡大学, 理学部, 教授 (90212050)
【キーワード】間隙性動物 / 島嶼 / 南西太平洋 / メイオファウナ / 砂浜環境 (他15件)
【概要】ベトナム(2014年),グアム・サイパン(2015年),マレーシア(2016年),パラオ(2017年)を訪れ,計200以上の間隙性生物の試料を採集した.採集された試料からは,節足動物,紐形動物,棘皮動物,軟体動物,胴吻動物,胴甲動物等様々な分類群の標本が抽出された.分類研究の結果,きわめて高い分類学的多様性を見出され,また多くの未記載種(論文上で新種となる種)も見出され,既にその一部は新種として公...
【農学】水圏応用科学:メタ個体群生物多様性を含む研究件
❏作物生産と訪花者の相互依存性から探る生態系サービスと生物多様性のシナジー(18H02220)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】送粉サービス / 農地景観 / 草原生態系 / メタ個体群 / 応答多様性 (他15件)
【概要】本研究では、ソバの送粉サービスの持続性と農地景観に生息する絶滅危惧種ミヤマシジミの保全の両立を可能にする局所環境と景観環境を明らかにした。ソバの送粉サービスを支える昆虫類とミヤマシジミは、ともに農地周辺の畦畔や土手に草地を重要な生息地としており、①草地の空間的な連結性が重要であること、②草刈り頻度は年2回程度に抑え、③ミヤマシジミの幼虫期には控えること、また④ソバの開花前1か月程度の草刈りを控える...
❏絶滅と存続の集団生物学(07304081)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】巌佐 庸 九州大学, 理学部, 教授 (70176535)
【キーワード】遺伝的劣化 / 生息地細分化 / 病原体 / 環境変動 / 波及効果 (他15件)
【概要】本総合研究は、絶滅危惧種保全のための基礎研究として、個体群生態学・群集生態学に加え、疫学・集団遺伝学など関連分野の研究者が集中的に討議することにより、個体群の絶滅プロセスを解明することを目的とした。最初に全体での会議をもって保全生態学分野の問題点を討議した。 各分担者はとくに次のテーマについて研究をすすめた: 1.多摩地区で蔓延して野性食肉目を減少させているジステンバーウイルスについて、疫学調査と...
【農学】水圏応用科学:微生物生物多様性を含む研究件
❏南西諸島地史に基づく固有種リュウキュウマツと菌根菌群集の関係解明(15H04516)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】寺嶋 芳江 静岡大学, イノベーション社会連携推進機構, 特任教授 (20521909)
【キーワード】菌根菌 / 外生菌根菌 / 菌根菌集団 / リュウキュウマツ / 南西諸島 (他23件)
【概要】高島と比べて、低島では、「動物散布種の菌」や「非風散布種の菌」は全く検出されず、「風散布種の菌」のみが存在していた。これは、過去に低島が海面下に沈み、菌根菌が一掃されたためと考えられる。全ての高島から「動物散布種の菌」や「非風散布の菌」が検出されたことから、過去に、高島間や大陸との間に陸橋が形成されていたと考えられる。そのような菌種が現在も生き残っていることは、移入後に水没がなかったことを示唆して...
❏Bacteroidales目細菌の窒素固定と水素利用の新機能の解明(26292047)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大熊 盛也 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (10270597)
【キーワード】微生物機能 / 窒素固定 / 水素代謝 / 共生 / シングルセルゲノム (他18件)
【概要】Bacteroidales目細菌において、窒素固定あるいは古細菌の水素代謝に関連する遺伝子をゲノム上に有する細菌種を見出し、培養株で活性を検出した。シロアリ腸内の窒素固定と水素利用還元的酢酸生成に働く細菌として、セルロース分解性原生生物の細胞内共生スピロヘータを同定した。この細胞内共生細菌と原生生物の細胞表層に共生するBacteroidales目細菌2種について、シングルセルゲノム解析で機能と共生...
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
【農学】水圏応用科学:遺伝資源生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏インフォーマル種子供給制度の持続性評価-エチオピアの自家採種・地域市場の事例から(26304033)
【研究テーマ】社会・開発農学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
【キーワード】種子システム / 自家採種 / ローカルシステム / フォーマルシステム / 作物遺伝資源 (他16件)
【概要】農業近代化の過程で、種子供給の専門化が進んでいるが、途上国を中心に種子(タネ)を取り続けている農家・農民(種子システム研究において「ローカル」または「インフォーマル」と分類される)が存在する。この「ローカル」「インフォーマル」制度の持続性について、その条件・多様なアクターの関わり・農民自身の意識を、エチオピアにおけるテフ栽培を中心に分析した。 外部条件としての国際植物遺伝資源条約の存在、NGOの積...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【農学】水圏応用科学:育種生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
【医歯薬学】内科系臨床医学:行動生物多様性を含む研究件
❏樹上性カタツムリを指標とした森林の分断化影響評価(17K07270)
【研究テーマ】生物資源保全学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】佐伯 いく代 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70706837)
【キーワード】生物多様性 / 森林 / 林冠 / 陸産貝類 / 都市化 (他14件)
【概要】森林の分断化は野生生物の生息に負の影響を与えると考えられているが、個々の種の応答は多様である。我々は、こうした違いが種のもつ行動形質の差異から生み出されるとの仮説をたて、樹上性のサッポロマイマイと地表性のエゾマイマイの分断化への応答メカニズムを比較した。北海道苫小牧市において、連続性の高い自然林から市街地内の分断化した森林にかけ、両種の生息密度と捕食者による捕食圧の変化を比較した。その結果、エゾマ...
❏森から海までの生態系連環機構の解明によるニホンウナギ資源の再生(16H02563)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 洋 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60346038)
【キーワード】ニホンウナギ / 森里海連環 / 生物生産力 / 生物多様性 / 河川生態系 (他15件)
【概要】大分県、和歌山県、福島県の河川において、ニホンウナギの生産を支える環境と生態系を流域レベルで調べ、ウナギの資源生産の観点から河川再生方策を検討した。ウナギの食性は、サイズ、季節、地域で変化したが、基本的に広食性で柔軟な摂餌生態を有した。全長200mm未満の小型魚と200mm以上の大型魚では、好適な生息環境特性が異なった。ウナギの河口から河川上流への移動・拡散は堰により阻害された。本種は水質の許容範...
【医歯薬学】看護学:データベース生物多様性を含む研究件
❏政治的及び地理的に隔離された少数民族独自生存圏での植物遺伝資源及び伝統知の賦存(17H01682)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】在来遺伝資源 / 生物多様性 / 持続的利用 / 民俗学 / 作物 (他26件)
【概要】紛争漸近地帯である政治的・地理的に隔離された山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた独自性高い民族活動のある地帯にての農業食料遺伝資源の賦存と利用調査が主体であった. ミャンマーと隣国国境を主体に, 2021年3月まで調査した. 紛争や現代化があるにかかわらず高い民族や文化意識による作物遺伝資源の保存と利用が見られたが, 今後は不明である. 収集遺伝資源は適正な手続きを経て日本に導入...
❏ガンジスカワイルカの生態解明のための高精度長期音響観測システムの開発と展開・運用(24404023)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉松 治美 東京大学, 生産技術研究所, 特任研究員 (90436577)
【キーワード】Ganges river dolphin / River dolphin / Bio-sonar / PAM / Click (他19件)
【概要】絶滅危惧種であるガンガンジスカワイルカの生態情報を高精度で取得し、イルカのエコーロケーション戦略を明らにして、人的および外的環境変化に適応するためのイルカ行動を理解しイルカの保護・保全に資する長期音響計測システムを開発した。定点での長期音響計測により、イルカの高周波クリック音を取得しサーバに集積。ICI(Inter-click Interval)をパラメタとした解析により、子供のいるイルカのグルー...
❏種分化による多様性創出のメカニズムの解明(12894019)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000
【研究代表者】河田 雅圭 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90204734)
【キーワード】種分化 / 生殖隔離 / 生物多様性 / データベース / 理論的研究 (他7件)
【概要】生殖隔離がどのようなメカニズムで進化したかという問題の解明は、地球上での多様性創出の原因を考える上でも重要なテーマの一つである。この問題を「種分化のメカニズムの解明」と「種分化と生物の多様性の関係」から探る研究を押し進めるために、2回の会合を東北大学(仙台)で開催した(11月と2月)。会合では、植物、動物、微生物の対象生物について、理論的研究、分子生物学的研究、生態学的研究、生物地理学的研究、古生...
【医歯薬学】看護学:遺伝子生物多様性を含む研究件
❏シソ科ムラサキシキブ属におけるアリ植物の進化と形態進化の遺伝的背景の研究(15H05236)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】副島 顕子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00244674)
【キーワード】系統分類 / 共生進化 / 形態形成 / 植物系統分類学 / 形態形成遺伝子 (他8件)
【概要】ボルネオ島固有種のCallicarpa saccataという植物は,日本にも分布するムラサキシキブの仲間であるが,葉の基部が袋状になり,その中にアリが住むという特殊な形質をもつ.野外調査と分子系統解析により,花外蜜腺の役割をもつ腺点や枝の空洞といった,アリ植物としてはより一般的な形態特徴をもつ複数の他の種が近縁種に存在することが明らかになり,アリとの共進化が段階的に起こったことが示された. 一方,...
❏国境を超越して生存する少数民族に関わる絶滅危惧植物遺伝資源と伝統知識の保全(21405017)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】民俗学 / 遺伝資源 / 植物 / 生物多様性 / 育種学 (他10件)
【概要】農業食糧及び薬用遺伝資源の多様性について、国境を超越して生存する少数民族に関わり農家保全の実地・実験調査を実施した。ミャンマー北部、ミャンマー、タイとラオスの国境地帯について山間部を主体に研究を実施した。過剰開発や貨幣経済の浸透、さらに不均衡な情報の供給と啓蒙の欠如で、在来の植物遺伝資源が絶滅危惧になっていることやその伝統的文化に支援された知見が急速に失われてきていることがわかった。モノグラフや公...