タリアメント川の原生的洪水氾濫原の生物多様性形成機構の解明と河川環境評価への適用
【研究分野】土木環境システム
【研究キーワード】
河床地形 / 生物多様性 / 生息場 / 氾濫原 / タリアメント川 / 河川環境評価 / 洪水氾濫原 / 生息場構造 / 河川生態系 / 土砂生産 / 河床変動 / 進化ポテンシャル / 自然再生
【研究成果の概要】
タリアメント川の原生的な河川生態系において,洪水氾濫原の生物多様性を形成維持するための地形条件や土砂水理条件明らかにすることを目的として,源流域の土砂生産指標ならびに流出特性の調査研究や氾濫原区間における河床地形の連続写真撮影によるモニタリング調査を実施した。これらの生息場類型ごとに底生動物のDNA種を用いた種多様性分布様式を追究するとともに,生息場問での有機物由来や酸素消費速度の違いについて明らかにした。さらに,平面二次元河床変動計算を用いた網状流路の生息場寿命と浸透流のモデルによって,土砂移動条件や流況条件の変化による生息場の生態機能の変化を予測する手法を開発した。
【研究代表者】