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研究分野別サイレントキーワード
「カルシウム」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】文化財科学・博物館学:amsカルシウムを含む研究件
❏大腸菌細胞の形態形成・細胞分裂の制御機構の解析(05760063)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (90192822)
【キーワード】大腸菌 / cafA / RNaseE / ams / mukA (他7件)
【概要】cafA遺伝子の破壊株cafA::catを構築し、その細胞分裂や染色体分配に異常がないことを落射蛍光顕微鏡により確認した。cafA遺伝子と相互作用する因子を細胞分裂変異株の中から検索した。その結果、RNaseEの変異株ams1の温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されることを見い出した。また、ams1 cafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されていた。これは、CafA...
❏細菌の細胞周期における蛋白質の燐酸化,カルシウムイオン、細胞骨格様蛋白質の役割(05453161)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】永井 和夫 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00011974)
【キーワード】ヒストン様蛋白質 / H-NS / 細胞周期 / カルシウム / 細胞骨格様蛋白質 (他13件)
【概要】1 大腸菌のoriC-膜複合体中にヒストン様蛋白質H-NSを抗H-NS抗体を用いて検出した。さらにその欠失変異体は、野性株と比べて高頻度に無核細胞を放出し、細胞あたりの核数(ploidy)が減少していることを見い出した。これはH-NSが染色体の複製と分配において重要な役割を果たしていることを示唆している。 2 大腸菌の細胞周期におけるカルシウムの役割を明らかにするために、培地中の高濃度のカルシウム...
【環境学】環境解析学:エアロソルカルシウムを含む研究件
❏地球温暖化精密予測に向けた高分解能X線顕微鏡によるエアロゾル中の吸湿性化学種同定(25550013)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10304396)
【キーワード】化学種解明 / XAFS / エアロゾル / STXM / カルシウム (他11件)
【概要】地球温暖化の精密予測のためには、エアロゾルの吸湿特性とそれによる地球冷却効果の理解が不可欠である。こうしたエアロゾルの吸湿性の理解には、エアロゾルの化学特性の把握が重要であり、個別粒子中の様々な元素の化学種解析が必須となる。この目的のためには、高い空間分解能で化学種分析が可能な走査型透過X線顕微鏡(STXM)の利用が有効であり、本研究では、Photon FactoryのBL-15AでのSTXMの様...
❏大気浮遊微粒子と付着有害化学物質のIn-Situレーザ計測(13358009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】長崎 晋也 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20240723)
【キーワード】大気浮遊微粒子 / 付着有害化学物質 / レーザ計測 / In-Situ / ブレイクダウン (他16件)
【概要】大気中を浮遊する微粒子のIn-Situレーザ計測を目的として,時間分解型レーザ誘起ブレイクダウン分光(LIBS)システムを構築した.これにより,大気中浮遊微粒子ならびにそれに付着する重金属系有害化学物質について,微粒子に関しては組成,濃度,粒径を,また化学物質については元素,組成比,濃度を定量的に測定することを可能とした.また,ブレイクダウン発光特性を評価し,元素のイオン化ポテンシャルとレーザのフ...
【数物系科学】地球惑星科学:ストロンチウムカルシウムを含む研究件
❏著しく分散能力の高い幼生期を有する水産ベントスのコネクティビティー解析手法の開発(19H03028)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】入江 貴博 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (30549332)
【キーワード】海産ベントス / 浮遊幼生 / メタ個体群 / コネクティビティー / 次世代シーケンス (他15件)
【概要】水産生物の資源量を決める重要な決定因子に、加入量の変動が挙げられる。個体発生初期に浮遊幼生期を持つ水産ベントスの場合、幼生期に起こる受動的な移流分散過程や死亡による不確定要素が大きく、各個体群への加入の規模を海洋環境に基づいて正確に予測するための手法の確立が喫緊の課題である。そこで本研究では、熱帯から温帯にかけての複数の野外個体群でサンプリングを行い、次世代シーケンサーを用いた集団規模での遺伝子解...
❏炭酸塩鉱物の結晶構造に依存した金属元素同位体分別による古環境解読(15K13586)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大野 剛 学習院大学, 理学部, 准教授 (40452007)
【キーワード】炭酸塩鉱物 / 同位体分別 / 金属元素 / 炭酸塩 / マグネシウム (他8件)
【概要】天然で生成する炭酸塩鉱物には、カルサイトとアラゴナイトの結晶多形が存在し、海水で無機的に沈殿する場合、海水のMg/Ca比によりどちらが沈殿しやすいかが決まっている。炭酸塩鉱物に含まれるマグネシウム同位体比には、結晶構造に依存した同位体分別がみられ、同位体比から沈殿時の結晶構造を推定すること、さらに、炭酸塩鉱物の結晶構造から古海洋のMg/Ca比を解読することが期待されている。本研究では、天然炭酸塩試...
【生物学】生物学:EFハンドカルシウムを含む研究件
❏新規カルシウムセンサーによる標的分子の認識機構の解明(17570095)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】清水 敏之 横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 准教授 (30273858)
【キーワード】CHP / EF-hand / カルシウム / X線結晶解析 / NHE1 (他7件)
【概要】細胞内pH環境や浸透圧の維持は細胞の正常な活動にとって非常に重要で、H^+, Na^+に関するイオン代謝を行うNa^+/H^+交換輸送体(NHE)が主にこの役割を担う。NHEは、N末端側に12回膜貫通領域からなる活性部位とC末端細胞質側に活性制御領域をもっ。高等動物のNHEはその一次構造や発現する組織の違いから、様々なアイソフォームが存在する。なかでも普遍的な発現パターンを示すNHE1は細胞内pH...
❏カルシウムによる新規活性制御機構の構造的基盤(15570101)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】清水 敏之 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 助教授 (30273858)
【キーワード】CBL2 / EF-hand / カルシウム / X線結晶解析 / CIPK (他10件)
【概要】植物においては光、塩など様々なストレス因子がシグナルとなり細胞内のカルシウム濃度が上昇する。カルシウムセンサー蛋白質は細胞内のカルシウム濃度の上昇に伴い活性化されシグナルを下流へと伝える。最近CBLという新規な蛋白質が同定され、引き続きCBLの標的蛋白質としてCIPKが同定された。CBL/CIPK経路は塩ストレスなどで深く関与していることが示されており、生理学的な重要性も次々と解明されてきている。...
【生物学】生物学:X線結晶解析カルシウムを含む研究件
❏新規カルシウムセンサーによる標的分子の認識機構の解明(17570095)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】清水 敏之 横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 准教授 (30273858)
【キーワード】CHP / EF-hand / カルシウム / X線結晶解析 / NHE1 (他7件)
【概要】細胞内pH環境や浸透圧の維持は細胞の正常な活動にとって非常に重要で、H^+, Na^+に関するイオン代謝を行うNa^+/H^+交換輸送体(NHE)が主にこの役割を担う。NHEは、N末端側に12回膜貫通領域からなる活性部位とC末端細胞質側に活性制御領域をもっ。高等動物のNHEはその一次構造や発現する組織の違いから、様々なアイソフォームが存在する。なかでも普遍的な発現パターンを示すNHE1は細胞内pH...
❏カルシウムによる新規活性制御機構の構造的基盤(15570101)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】清水 敏之 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 助教授 (30273858)
【キーワード】CBL2 / EF-hand / カルシウム / X線結晶解析 / CIPK (他10件)
【概要】植物においては光、塩など様々なストレス因子がシグナルとなり細胞内のカルシウム濃度が上昇する。カルシウムセンサー蛋白質は細胞内のカルシウム濃度の上昇に伴い活性化されシグナルを下流へと伝える。最近CBLという新規な蛋白質が同定され、引き続きCBLの標的蛋白質としてCIPKが同定された。CBL/CIPK経路は塩ストレスなどで深く関与していることが示されており、生理学的な重要性も次々と解明されてきている。...
【生物学】生物学:モジュールカルシウムを含む研究件
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
❏金属イオン結合モジュールの金属配位様式の共通性・多様性(11780467)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】由良 敬 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50252226)
【キーワード】モジュール / 金属イオン / 亜鉛 / マグネシウム / カルシウム (他7件)
【概要】本年度は、立体構造が判明しているタンパク質で数多く見られるすべての金属イオン、カルシウム、マグネシウム及び亜鉛イオンにおいて、それぞれのイオンがいくつのモジュールに配位するのか、及びそれぞれのイオンの配位部位に類似のモジュールが存在するのかを調べた。タンパク質における金属イオン配位子の今までの研究では、タンパク質における金属イオンの配位子は、アミノ酸配列上全体に散らばっていると考えられていた。しか...
【生物学】基礎生物学:出芽酵母カルシウムを含む研究件
❏高次元表現型解析を駆使した遺伝情報による細胞の動作原理の解明(15H04402)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】Saccharomyces cerevisiae / morphology / CalMorph / phenotyping / 出芽酵母 (他21件)
【概要】遺伝情報による生命体の動作原理、すなわち遺伝型という「原因」が表現型という「結果」にどのように結びつくかという原理を解き明かすことは、遺伝学の中心課題のひとつである。我々は、遺伝型と表現型との関係を明らかにするために、単細胞真核生物の出芽酵母(S. cerevisiae)の優れた遺伝学的ツールを駆使し、蛍光顕微鏡で得られる細胞画像を画像解析システムCalMorphにより解析し、形態プロファイリング...
❏脂質性分子によるオルガネラ膜イオン輸送体の活性化機構の解析と高感度解析技術の構築(15K18678)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】浜本 晋 東北大学, 工学研究科, 助教 (10533812)
【キーワード】イオンチャネル / 出芽酵母 / 液胞 / カルシウム / 酵母 (他8件)
【概要】出芽酵母TRPチャネルTRPY1の活性調節機構の解明を行なった。 TRPY1は高浸透圧ストレスによって活性化して液胞から細胞質にCa2+を放出し、PI(3,5)P2合成酵素欠損株ではこの高浸透圧応答が消失する。この知見から、TRPY1の高浸透圧応答にPI(3,5)P2が必要もしくはPI(3)Pの蓄積によってTRPY1が 抑制される可能性が推察される。本課題を明らかにするためにPI(3)P処理した酵...
❏カルモデュリンの情報伝達モード切り替えスイッチ仮説の検証(14658202)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】カルモデュリン / カルシウム / シグナル伝達 / 分子認識 / 接合 (他8件)
【概要】細胞は環境の要求に応じて多くの細胞機能を適切に制御する必要がある。各細胞機能を一つのシステムとみなせば、この問題はシステム制御の問題として捉えることができる。カルモデュリンはCa2+情報伝達系で重要な役割を持つCa2+結合タンパク質であり、Ca2+と結合することで多種のターゲットタンパク質と結合し、その活性を調節している。多くのターゲットのカルモデュリン結合部位の間にはアミノ酸の一次配列上の相同性...
【生物学】基礎生物学:卵成熟カルシウムを含む研究件
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
❏真核細胞の分裂機構(61304008)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】米田 満樹 京都大学, 理学部, 教授 (50017183)
【キーワード】卵成熟 / 成熟促進因子 / 付活 / 細胞質分裂 / 紡錘体 (他16件)
【概要】1.卵成熟・発生開始の機構: (1)Ca緩衝液やイノシトール三燐酸の細胞内注入により、マウスの未受精卵を付活させることができ、15μM以上の細胞内Ca濃度で、減数分裂が再開・完了することがわかった。 (2)成熟促進因子(MPF)は燐酸化で活性化されたタンパク質であるという説に否定的な結果を得た。ヒトデの成熟卵から成熟を誘起するmRNAを得た。これにはサイクリンと相同な塩基配列が存在した。 (3)カ...
【生物学】基礎生物学:精子運動カルシウムを含む研究件
❏脊索動物の精子運動調節機構の比較生理化学的解析(20K06715)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / カルシウム / 精子 / 鞭毛運動
【概要】本研究は、精子走化性をはじめとした精子運動調節機構に着目し、Ca2+シグナル系を比較解析して共通性と多様性を理解し、最終的には多様性・種特異性を含めた受精時における精子運動調節の分子機構の全容解明を目標とする。今年度は下記の研究を行った。 (1) 精子運動調節に関わるCa2+シグナル系の解析: PMCAとSAAFの相互作用および立体構造解析を行うための組換えタンパク質発現系として、哺乳類細胞でのP...
❏受精における精子機能調節の分子機構の解析(15H04398)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / 受精能獲得 / 精子走化性 / カルシウムポンプ (他11件)
【概要】精子機能調節の分子機構の理解を最終目標とし、下記の研究を行った。 精子の受精能制御:マウス精嚢分泌タンパク質SVS2はin vivoでの受精には必須な因子である。本研究において,SVS2をはじめとした精漿タンパク質は協調してマウス精子の受精能および運動の超活性化を抑制すること,ヒトSEMG1も同様の作用を持つことが明らかとなった。 Ca2+による精子運動の調節:哺乳類において精子運動を制御するCa...
【生物学】基礎生物学:ウニ卵カルシウムを含む研究件
❏カルシウムイオンの細胞内動態に関する発生、生理学的研究(63304006)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1988 - 1990
【研究代表者】平本 幸男 放送大学, 教養学部, 教授 (50011440)
【キーワード】カルシウムイオン / 受精 / アメ-バ運動 / ウニ卵 / メダカ卵 (他13件)
【概要】卵細胞の成熟、受精、卵割、アメ-バ運動、原形質流動、神経細胞の興奮などにおける細胞内カルシウムイオンの役割について次のような研究を行った。1.ヒトデの卵母細胞の成熟にともなって細胞内カルシウムイオン濃度の一過性の増大がある。2.蛍光性カルシウム指示薬を注入したウニ卵を蛍光顕微鏡観察を併用できる微分干渉顕微漏を使って観察し、精子の卵表面接着、表層位崩壊、受精膜形成などの形態的変化と卵内カルシウム濃度...
❏生細胞及び露出原形質系を用いた細胞運動機構の研究(61480019)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】平本 幸男 放送大学, 教養学部, 教授 (50011440)
【キーワード】アフリカツメガエル卵 / ウニ卵 / 分裂装置 / 紡錘体 / 細胞質の力学的性質 (他14件)
【概要】1.細胞内小器官の生理学的形態学的活動をinvitroで観察するための系を作る試み、アフリカツメガエルの卵細胞を遠心して細胞質を分層させ、透明になった部分だけを外液が混入しないような条件のもとでパラフィン油の中に集め、その中に細胞小器官を単離して生細胞内での活動を再現させようとした。同じ目的のため、魚類の水晶体をパラフィン油の中で破砕して原形質を集めてその中で細胞小器官を培養することを試みた。これ...
【生物学】基礎生物学:減数分裂カルシウムを含む研究件
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
❏真核細胞の分裂機構(61304008)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】米田 満樹 京都大学, 理学部, 教授 (50017183)
【キーワード】卵成熟 / 成熟促進因子 / 付活 / 細胞質分裂 / 紡錘体 (他16件)
【概要】1.卵成熟・発生開始の機構: (1)Ca緩衝液やイノシトール三燐酸の細胞内注入により、マウスの未受精卵を付活させることができ、15μM以上の細胞内Ca濃度で、減数分裂が再開・完了することがわかった。 (2)成熟促進因子(MPF)は燐酸化で活性化されたタンパク質であるという説に否定的な結果を得た。ヒトデの成熟卵から成熟を誘起するmRNAを得た。これにはサイクリンと相同な塩基配列が存在した。 (3)カ...
【生物学】基礎生物学:紡錘体カルシウムを含む研究件
❏生細胞及び露出原形質系を用いた細胞運動機構の研究(61480019)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】平本 幸男 放送大学, 教養学部, 教授 (50011440)
【キーワード】アフリカツメガエル卵 / ウニ卵 / 分裂装置 / 紡錘体 / 細胞質の力学的性質 (他14件)
【概要】1.細胞内小器官の生理学的形態学的活動をinvitroで観察するための系を作る試み、アフリカツメガエルの卵細胞を遠心して細胞質を分層させ、透明になった部分だけを外液が混入しないような条件のもとでパラフィン油の中に集め、その中に細胞小器官を単離して生細胞内での活動を再現させようとした。同じ目的のため、魚類の水晶体をパラフィン油の中で破砕して原形質を集めてその中で細胞小器官を培養することを試みた。これ...
❏真核細胞の分裂機構(61304008)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】米田 満樹 京都大学, 理学部, 教授 (50017183)
【キーワード】卵成熟 / 成熟促進因子 / 付活 / 細胞質分裂 / 紡錘体 (他16件)
【概要】1.卵成熟・発生開始の機構: (1)Ca緩衝液やイノシトール三燐酸の細胞内注入により、マウスの未受精卵を付活させることができ、15μM以上の細胞内Ca濃度で、減数分裂が再開・完了することがわかった。 (2)成熟促進因子(MPF)は燐酸化で活性化されたタンパク質であるという説に否定的な結果を得た。ヒトデの成熟卵から成熟を誘起するmRNAを得た。これにはサイクリンと相同な塩基配列が存在した。 (3)カ...
【生物学】基礎生物学:キャッチ結合組織カルシウムを含む研究件
❏キャッチ結合組織の基礎的研究(01540603)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1989
【研究代表者】本川 達雄 琉球大学, 理学部, 助教授 (80092352)
【キーワード】キャッチ結合組織 / 棘皮動物 / カルシウム / ナマコ / ヒトデ
【概要】本研究の最大の成果は、カルシウムイオンがキャッチをひきおこすことを強く示唆する結果が、はじめて得られた事である。シカクナマコの体壁を、無刺激でキャッチしていない状態と、高濃度のカリウムイオンを含む人工海水でキャッチ状態にしたものとを、ピロアンチモン酸存在下で固定して、電子顕微鏡で観察した。キャッチしていない状態では、ピロアンチモン酸の沈澱は、2種類の細胞の中に観察された。大きなvacuoleを持っ...
❏かたさの変わる結合組織の研究(61540525)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1986
【研究代表者】本川 達雄 琉大, 理学部, 助教授 (80092352)
【キーワード】キャッチ結合組織 / 粘度 / イオン環境 / カルシウム / pH (他7件)
【概要】かたさの変わる結合組織(キャッチ結合組織)の粘度に対するイオンの影響を調べた。材料としてニセクロナマコHolothuria leucospilotaの体壁の真皮を用い、クリープ試験により伸び粘度を測定した。粘度はCa欠除海水(Ca-free)中では正常人工海水(ASW)中の1/10になる。Ca-freeにSrを加えると粘度は通常値まで回復したが、BaやMgでは回復しなかった。ASW中の他の陽イオン...
【生物学】基礎生物学:パツチクランプカルシウムを含む研究件
❏ペプチド開口放出の調節とペプチドによる神経修飾作用の分子生理学的解析(12440237)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡 良隆 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70143360)
【キーワード】ペプチドニューロン / 開口放出 / 神経修飾 / 分子生理学 / カルシウム (他9件)
【概要】本研究では、脊椎動物においてGnRHニューロンの解析に最も適した実験系の一つである淡水産熱帯魚ドワーフグーラミーの脳を用い,まず脳・下垂体スライス標本から培養液中へのGnRH放出をラジオイムノアッセイ(RIA)で測定し、視索前野と終神経という異なるGnRH系の分泌活動の違いやそれらの機構を明らかにした。また,視索前野GnRH系においてGnRH放出の顕著な雌雄差を見出し,それがsbGnRHという分子...
❏局所的ケイジド試薬の活性化を用いた外分泌腺細胞の機能の解明(06454144)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 医学部・第一生理, 助教授 (60224375)
【キーワード】カルシウム / ケイジド試薬 / 膵臓腺細胞 / 開口放出 / パッチクランプ (他10件)
【概要】本研究ではケイジド試薬を利用して外分泌腺細胞の分泌機能を解明することを試みた。局所的ケイジド試薬活性化や、その他いろいろな事を試みた結果、特に、冷却CCDカメラとケイジド試薬を用いた研究において以下の様な著しい研究成果がでた。 1)外分泌腺細胞において、アゴニストによる細胞内ストアからのCa放出で分泌の起きている局所でCa濃度が10μモルに達する事を低親和性Ca指示薬と冷却CCDカメラを用いて初め...
【工学】機械工学:セブラフィッシュカルシウムを含む研究件
❏ゼブラフィッシュをモデルとしたグリア細胞の生理的役割と進化的意義の研究(25890008)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】坂内 博子 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (40332340)
【キーワード】グリア細胞 / カルシウム / ゼブラフィッシュ
【概要】ほ乳類の脳においてグリア細胞の一種アストロサイトは,神経細胞の生存や発達機能発現のためのサポートに加えて,カルシウムシグナル依存的にシナプス伝達効率や局所脳血流の制御を司る.グリア細胞の存在は多くの生物種で知られているが,ほ乳類以外の動物において,グリア細胞が成熟した神経系において脳機能の制御に積極的に関わるか否かはほとんど明らかにされていない.本研究は,ゼブラフィッシュをモデル生物として,ほ乳類...
❏細胞内Caシグナルのスイッチとなる新発見のコネキシンの生理機能と発現制御機構(12F02392)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (80361765)
【キーワード】細胞内情報伝達 / 転写調節 / ゼブラフィッシュ / 心臓 / コネキシン (他7件)
【概要】私たちは、ゼブラフィッシュおいてコネキシン36.7(Cx36.7)の機能不全が心筋の筋原繊維の配向の乱れを引き起こし、心臓形成と機能不全に至る事を明らかにしてきた。本研究では、コネキシン36.7(Cx36.7)の心筋前駆細胞特異的な発現の調節機構について明らかにする解析を行った。心筋細胞の分化誘導に関与する転写因子の発現パターンについて,心臓形成時のゼブラフィッシュ稚魚を用いてin situ hy...
【工学】土木工学:収縮カルシウムを含む研究件
❏カーボンマイナス・リサイクラブル・ハイパフォーマンス・コンクリート(18H03803)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】野口 貴文 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80208321)
【キーワード】カーボンマイナス / リサイクル / コンクリート / 強度 / 収縮 (他28件)
【概要】ポルトランドセメントを使用せず、副産物・廃棄物を改質した粉体、天然未利用資源である非晶質粉体、アルカリ刺激剤、収縮低減剤などを用いて、最高で100MPa程度の強度を発現するとともに、収縮ひび割れが生じにくいコンクリートの研究開発を行った。また、そのコンクリートの耐久性、リサイクル性を検証するとともに、コンクリートの製造段階・使用段階・廃棄段階における二酸化炭素排出量を評価し、高い塩分浸透抵抗性、お...
❏血管および腸管平滑筋の生理・生化学的差異に関する研究-平滑筋収縮の周期性の生理・生化学的機序-(05404015)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】唐木 英明 東京大学, 農学部, 教授 (60011912)
【キーワード】平滑筋 / Phasic筋 / Tonic筋 / 細胞内Ca濃度 / 血小板活性化因子 (他14件)
【概要】平滑筋はその収縮パターンからtonic筋およびphasic筋に分けられる。Tonic筋は刺激により持続性の収縮を発生するもので、多くの動脈がこれに当たる。Phasic筋は自発性の興奮性を持つ筋で、刺激により静止張力の上昇を伴わずに、自発性収縮の大きさのみが増強される筋である。消化管のある部分(胃、結腸の一部)がこれにあたる。この様な収縮パターンは、生体内でそれぞれの目的にかなった生理的役割を演じて...
【工学】総合工学:リサイクルカルシウムを含む研究件
❏溶融塩電解を用いた金属カルシウムの高効率製造・リサイクルプロセスの開発(22K18880)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2025-03-31
【研究代表者】大内 隆成 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (50555290)
【キーワード】カルシウム / 製錬 / リサイクル / 溶融塩 / 電気化学
【概要】
❏カーボンマイナス・リサイクラブル・ハイパフォーマンス・コンクリート(18H03803)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】野口 貴文 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80208321)
【キーワード】カーボンマイナス / リサイクル / コンクリート / 強度 / 収縮 (他28件)
【概要】ポルトランドセメントを使用せず、副産物・廃棄物を改質した粉体、天然未利用資源である非晶質粉体、アルカリ刺激剤、収縮低減剤などを用いて、最高で100MPa程度の強度を発現するとともに、収縮ひび割れが生じにくいコンクリートの研究開発を行った。また、そのコンクリートの耐久性、リサイクル性を検証するとともに、コンクリートの製造段階・使用段階・廃棄段階における二酸化炭素排出量を評価し、高い塩分浸透抵抗性、お...
【工学】総合工学:pHカルシウムを含む研究件
❏IRBITファミリーによるpH・塩素イオン濃度制御が神経機能に果たす役割の解明(16K07075)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】河合 克宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00553653)
【キーワード】IRBIT / LongIRBIT / pH / 塩素イオン / Splicing variants (他10件)
【概要】IRBITファミリーのpHおよび塩素イオン濃度制御に関与する新規相互分子を同定し、機能解析を行った。その結果、IRBITファミリーはAnion Exchanger 2/3およびAno1と相互作用し、その活性を制御することを明らかにした。IRBIT欠損神経細胞はpHおよび塩素イオン濃度変化に異常がある事がわかった。IRBITファミリーは様々な標的分子と結合する多機能性タンパク質であることから、IRB...
❏培養環境が不定胚形成に及ぼす影響の共焦点レーザー顕微鏡による観察(10460114)
【研究テーマ】生物環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】藏田 憲次 (蔵田 憲次) 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90161736)
【キーワード】カルシウム / 不定胚 / ニンジン / 共焦点レーザー顕微鏡 / レーシオイメージング (他11件)
【概要】ニンジン培養細胞塊および不定胚内のカルシウムイオン濃度を共焦点レーザー顕微鏡で観察するために、蛍光プローブとして、fluo-3とFra Redを用いたレーシオイメージング法を適用した。また、カルシウムイオン濃度観察の必要上、細胞塊および不定胚内のpHを,carboxy-SNARF-1をプローブとしたレーシオイメージング法により測定した。カルシウムイオン濃度とレーシオの関係のキャリブレーションはin...
❏かたさの変わる結合組織の研究(61540525)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1986
【研究代表者】本川 達雄 琉大, 理学部, 助教授 (80092352)
【キーワード】キャッチ結合組織 / 粘度 / イオン環境 / カルシウム / pH (他7件)
【概要】かたさの変わる結合組織(キャッチ結合組織)の粘度に対するイオンの影響を調べた。材料としてニセクロナマコHolothuria leucospilotaの体壁の真皮を用い、クリープ試験により伸び粘度を測定した。粘度はCa欠除海水(Ca-free)中では正常人工海水(ASW)中の1/10になる。Ca-freeにSrを加えると粘度は通常値まで回復したが、BaやMgでは回復しなかった。ASW中の他の陽イオン...
【工学】総合工学:マグネシウムカルシウムを含む研究件
❏炭酸塩鉱物の結晶構造に依存した金属元素同位体分別による古環境解読(15K13586)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大野 剛 学習院大学, 理学部, 准教授 (40452007)
【キーワード】炭酸塩鉱物 / 同位体分別 / 金属元素 / 炭酸塩 / マグネシウム (他8件)
【概要】天然で生成する炭酸塩鉱物には、カルサイトとアラゴナイトの結晶多形が存在し、海水で無機的に沈殿する場合、海水のMg/Ca比によりどちらが沈殿しやすいかが決まっている。炭酸塩鉱物に含まれるマグネシウム同位体比には、結晶構造に依存した同位体分別がみられ、同位体比から沈殿時の結晶構造を推定すること、さらに、炭酸塩鉱物の結晶構造から古海洋のMg/Ca比を解読することが期待されている。本研究では、天然炭酸塩試...
❏金属イオン結合モジュールの金属配位様式の共通性・多様性(11780467)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】由良 敬 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50252226)
【キーワード】モジュール / 金属イオン / 亜鉛 / マグネシウム / カルシウム (他7件)
【概要】本年度は、立体構造が判明しているタンパク質で数多く見られるすべての金属イオン、カルシウム、マグネシウム及び亜鉛イオンにおいて、それぞれのイオンがいくつのモジュールに配位するのか、及びそれぞれのイオンの配位部位に類似のモジュールが存在するのかを調べた。タンパク質における金属イオン配位子の今までの研究では、タンパク質における金属イオンの配位子は、アミノ酸配列上全体に散らばっていると考えられていた。しか...
【総合生物】ゲノム科学:分裂装置カルシウムを含む研究件
❏生細胞及び露出原形質系を用いた細胞運動機構の研究(61480019)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】平本 幸男 放送大学, 教養学部, 教授 (50011440)
【キーワード】アフリカツメガエル卵 / ウニ卵 / 分裂装置 / 紡錘体 / 細胞質の力学的性質 (他14件)
【概要】1.細胞内小器官の生理学的形態学的活動をinvitroで観察するための系を作る試み、アフリカツメガエルの卵細胞を遠心して細胞質を分層させ、透明になった部分だけを外液が混入しないような条件のもとでパラフィン油の中に集め、その中に細胞小器官を単離して生細胞内での活動を再現させようとした。同じ目的のため、魚類の水晶体をパラフィン油の中で破砕して原形質を集めてその中で細胞小器官を培養することを試みた。これ...
❏真核細胞の分裂機構(61304008)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】米田 満樹 京都大学, 理学部, 教授 (50017183)
【キーワード】卵成熟 / 成熟促進因子 / 付活 / 細胞質分裂 / 紡錘体 (他16件)
【概要】1.卵成熟・発生開始の機構: (1)Ca緩衝液やイノシトール三燐酸の細胞内注入により、マウスの未受精卵を付活させることができ、15μM以上の細胞内Ca濃度で、減数分裂が再開・完了することがわかった。 (2)成熟促進因子(MPF)は燐酸化で活性化されたタンパク質であるという説に否定的な結果を得た。ヒトデの成熟卵から成熟を誘起するmRNAを得た。これにはサイクリンと相同な塩基配列が存在した。 (3)カ...
【総合生物】神経科学:mDiaカルシウムを含む研究件
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【総合生物】神経科学:IRBITカルシウムを含む研究件
❏IRBITファミリーによるpH・塩素イオン濃度制御が神経機能に果たす役割の解明(16K07075)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】河合 克宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00553653)
【キーワード】IRBIT / LongIRBIT / pH / 塩素イオン / Splicing variants (他10件)
【概要】IRBITファミリーのpHおよび塩素イオン濃度制御に関与する新規相互分子を同定し、機能解析を行った。その結果、IRBITファミリーはAnion Exchanger 2/3およびAno1と相互作用し、その活性を制御することを明らかにした。IRBIT欠損神経細胞はpHおよび塩素イオン濃度変化に異常がある事がわかった。IRBITファミリーは様々な標的分子と結合する多機能性タンパク質であることから、IRB...
❏IP3受容体疑似リガンド分子IRBITによるCaMKIIa活性制御機構の解明(22700402)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】河合 克宏 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (00553653)
【キーワード】IRBIT / CaMKII / brain / knockout mice / CaMKIIα (他8件)
【概要】IRBITによるCaMKIIα活性制御の分子機構およびその生理的意義を明らかにし、脳神経系におけるIRBITの役割を解明するため、in vitro kinase assay,細胞株発現系、培養神経細胞およびIRBITを全身で欠損したIRBIT KOマウスを用いてIRBITがCaMKIIα活性に及ぼす効果を検討した。いずれの実験系においてもIRBITがCaMKIIα活性を抑制する事を明らかにした。さ...
【総合生物】神経科学:成長円錐カルシウムを含む研究件
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
❏IP_3受容体の細胞内Ca^<2+>制御機構と情報伝達及び発生・分化と可塑性における役割(09308030)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
【キーワード】IP_3 受容体 / Ca^<2+> 動態 / 神経突起伸長 / 成長円錐 / マイクロインジェクション (他20件)
【概要】(1) 神経突起伸長と成長円錐の形態変化を、各部位でIP3受容体、各種骨格蛋白質、カルモジュリン関連蛋白質をレーザー光により欠落させた際の変化の解析を行った。 (2) IP3受容体の単一イオンチャネルを解析。形質発現させた受容体蛋白質を、特異抗体をカップルさせたアフィニティ・カラムを用いて精製した。 (3) 蛍光測光・画像処理システムを用いた細胞内Ca2+動態を解析。タイプ別に発現する細胞種を用い...
【総合生物】神経科学:シナプスカルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏シナプス活動を可視化して時空間特性に迫る(23800019)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 直矢 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80609842)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 神経 / ニューロン / シナプス (他10件)
【概要】新規に開発した大規模スパインイメージング法を用いて、海馬ニューロンの樹状突起におけるシナプス入力の時空間パターンを観察することに成功した。興奮性ニューロンにおいては近傍のスパインが同時に活動していたことから、同期入力が樹状突起の局所に集約されていることが見いだされた。一方で、Parvalbumin陽性の抑制性ニューロンにおいては同期入力が分散型であることを見いだし、ニューロン種特異的なシナプス入力...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【総合生物】神経科学:シナプス小胞カルシウムを含む研究件
❏ニューロンの軸索におけるオルガネラ間接触によるATP動態制御機構の解明(20K15894)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】壷井 將史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (20847123)
【キーワード】プレシナプス / ミトコンドリア / 小胞体 / カルシウム / 小胞体ーミトコンドリア接触 (他7件)
【概要】神経活動時の高いエネルギー需要に応えるため、プレシナプスにおいてミトコンドリアによるATP産生は厳密に制御されると考えられるが、そのメカニズムは良く分かっていない。本研究では、ミトコンドリアと小胞体の物理的接触 (Mitochondria-Endoplasmic Reticulum Contact Site; MERCS) がミトコンドリアによるATP産生を制御する可能性を検証した。その結果、ME...
❏神経情報伝達物質の放出制御の分子メカニズムの解明(08044254)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
【キーワード】IP_4 / IP_5 / IP_6 / シナプトタグミン / C2Aドメイン (他11件)
【概要】神経細胞にはこのIP3以外にも種々のイノシトールポリリン酸代謝産物が存在することからその重要性が考えられてきたが、特異的結合蛋白質が未同定であったため生理的機能の詳細は明らかではなかった。我々はイノシトールポリリン酸(IP_4,IP_5,IP_6)結合タンパク質として小脳よりシナプトタグミン精製することに成功した。シナプトタグミンの構造的特徴は膜貫通領域を一ヵ所持ちC末端の細胞質側にはプロテインキ...
【総合生物】神経科学:2光子励起顕微鏡カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
【総合生物】神経科学:生体内カルシウムを含む研究件
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(19700306)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム (他12件)
【概要】マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動...
【総合生物】神経科学:突起伸長カルシウムを含む研究件
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【総合生物】神経科学:スパインカルシウムを含む研究件
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏シナプス活動を可視化して時空間特性に迫る(23800019)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 直矢 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80609842)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 神経 / ニューロン / シナプス (他10件)
【概要】新規に開発した大規模スパインイメージング法を用いて、海馬ニューロンの樹状突起におけるシナプス入力の時空間パターンを観察することに成功した。興奮性ニューロンにおいては近傍のスパインが同時に活動していたことから、同期入力が樹状突起の局所に集約されていることが見いだされた。一方で、Parvalbumin陽性の抑制性ニューロンにおいては同期入力が分散型であることを見いだし、ニューロン種特異的なシナプス入力...
【総合生物】神経科学:インビボカルシウムを含む研究件
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(19700306)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム (他12件)
【概要】マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動...
【総合生物】神経科学:小脳カルシウムを含む研究件
❏長期抑圧誘発を制御する小脳プルキンエ細胞内IP_3の時空間ダイナミクス(15390079)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / LTD
【概要】小脳の平行線維・プルキンエ細胞シナプスにおける長期抑圧現象(LTD)は、運動学習の電気生理学的素過程であり、その解明は特に重要である。LTDには、細胞内セカンドメッセンジャーであるイノシトール三リン酸(IP_3)の関与が示唆されてきたが、詳細は明らかにされていない。本研究では、IP_3の小脳プルキンエ細胞における細胞内動態がLTDの誘発に深く関わると考え、この点にアプローチした。我々は、細胞内IP...
❏シナプスにおける逆行性伝達物質としての内因性カンナビノイドの作用機構と生理的意義(13854028)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】狩野 方伸 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (40185963)
【キーワード】逆行性シグナル / カンナビノイド / シナプス伝達 / 小脳 / 海馬 (他12件)
【概要】マリファナの活性成分であるΔ9-テトラヒドロカンナビノールは、中枢神経系に広く分布するCB1カンナビノイド受容体を介して作用を発現する。CB1受容体に対する内因性のリガンド(内因性カンナビノイド、以下eCBと略す)の候補として、アナンダミドと2-アラキドノイルグリセロールがある。CB1は中枢ニューロンのシナプス前線維に局在し、その活性化によって伝達物質放出の減少が起こる。しかし、本研究開始時点で、...
❏小脳プルキンエ細胞LTDにおけるIP_3の役割〜IP_3イメージング法によるアプローチ(13470019)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / リアノジン (他6件)
【概要】本研究の目的は、小脳プルキンエ細胞においてIP_3をイメージングし、LTD誘発機構におけるIP_3の役割を時間的および空間的コンテクストにおいて明らかにすることである。この目的のため、平成13年度には、主に培養細胞系を用いたマウス小脳プルキンエ細胞でのIP_3イメージングに関しての基礎的な実験を整備し、平成14年度においては、IP_3とLTDとの関連について明らかにしていくために、高解像度のIP_...
【総合生物】神経科学:小脳プルキンエ細胞カルシウムを含む研究件
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
❏小脳プルキンエ細胞のCa^<2+>動態と長期抑圧との関連(07780716)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (10262081)
【キーワード】小脳プルキンエ細胞 / 長期抑圧現象(LTD) / IP3受容体 / リアノジン受容体 / カルシウム
【概要】運動記憶の細胞レベルでの表現型であると考えられている、小脳プルキンエ細胞の平行線維入力に対する長期抑圧現象(LTD)における細胞内Ca^<2+>放出機構の果たす役割を解明しつつ、プルキンエ細胞内での細胞内Ca^<2+>動員機構の生理的意義を検討した。プルキンエ細胞内に非常に高濃度に存在する細胞内Ca^<2+>放出機構であるIP3受容体および、Ca^<2+&...
【総合生物】神経科学:小脳顆粒細胞カルシウムを含む研究件
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【総合生物】神経科学:フルキンエ細胞カルシウムを含む研究件
❏長期抑圧誘発を制御する小脳プルキンエ細胞内IP_3の時空間ダイナミクス(15390079)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / LTD
【概要】小脳の平行線維・プルキンエ細胞シナプスにおける長期抑圧現象(LTD)は、運動学習の電気生理学的素過程であり、その解明は特に重要である。LTDには、細胞内セカンドメッセンジャーであるイノシトール三リン酸(IP_3)の関与が示唆されてきたが、詳細は明らかにされていない。本研究では、IP_3の小脳プルキンエ細胞における細胞内動態がLTDの誘発に深く関わると考え、この点にアプローチした。我々は、細胞内IP...
❏小脳プルキンエ細胞LTDにおけるIP_3の役割〜IP_3イメージング法によるアプローチ(13470019)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / リアノジン (他6件)
【概要】本研究の目的は、小脳プルキンエ細胞においてIP_3をイメージングし、LTD誘発機構におけるIP_3の役割を時間的および空間的コンテクストにおいて明らかにすることである。この目的のため、平成13年度には、主に培養細胞系を用いたマウス小脳プルキンエ細胞でのIP_3イメージングに関しての基礎的な実験を整備し、平成14年度においては、IP_3とLTDとの関連について明らかにしていくために、高解像度のIP_...
【総合生物】神経科学:オプトジェネティクスカルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウムを光で操作できるマウスの開発(24650219)
【研究テーマ】融合基盤脳科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】田中 謙二 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (30329700)
【キーワード】遺伝子改変マウス / tet system / メラノプシン / チャネルロドプシン / カルシウム (他9件)
【概要】細胞内カルシウムを光で操作するために光感受性機能プローブ、メラノプシンを採用し、細胞種特異的にそれらを発現させるためにテトラサイクリン遺伝子発現誘導システムを採用した。tetO-メラノプシントランスジェニックマウスは、神経細胞tTAマウスとの組み合わせで十分なメラノプシンが誘導され、細胞内カルシウムを光で操作することが出来た。グリア細胞ではメラノプシンの発現誘導が不十分で、機能操作ができなかった。...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏オリゴデンドロサイトによる神経回路調節機能(23680042)
【研究テーマ】融合基盤脳科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 謙二 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (30329700)
【キーワード】ニューロングリア相互作用 / オリゴデンドロサイト / オプトジェネティクス / カルシウム / 海馬 (他8件)
【概要】本研究ではオリゴデンドロサイトを単に神経伝導を速めるだけの絶縁体とみなすのではなく、神経活動量に応じて伝導速度を調節し神経回路と行動を制御しうる動的な構成要素であるとの仮説にのっとった。オリゴデンドロサイトは神経活動に伴って脱分極性の応答をすることが知られている。光遺伝学をオリゴデンドロサイトに駆使して神経活動にともなう脱分極性変化を模倣したところ、10分間程度の伝導速度の増加と、その後におこる数...
【総合生物】神経科学:長期抑圧(LTD)カルシウムを含む研究件
❏長期抑圧誘発を制御する小脳プルキンエ細胞内IP_3の時空間ダイナミクス(15390079)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / LTD
【概要】小脳の平行線維・プルキンエ細胞シナプスにおける長期抑圧現象(LTD)は、運動学習の電気生理学的素過程であり、その解明は特に重要である。LTDには、細胞内セカンドメッセンジャーであるイノシトール三リン酸(IP_3)の関与が示唆されてきたが、詳細は明らかにされていない。本研究では、IP_3の小脳プルキンエ細胞における細胞内動態がLTDの誘発に深く関わると考え、この点にアプローチした。我々は、細胞内IP...
❏IP_3受容体の細胞内Ca^<2+>制御機構と情報伝達及び発生・分化と可塑性における役割(09308030)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
【キーワード】IP_3 受容体 / Ca^<2+> 動態 / 神経突起伸長 / 成長円錐 / マイクロインジェクション (他20件)
【概要】(1) 神経突起伸長と成長円錐の形態変化を、各部位でIP3受容体、各種骨格蛋白質、カルモジュリン関連蛋白質をレーザー光により欠落させた際の変化の解析を行った。 (2) IP3受容体の単一イオンチャネルを解析。形質発現させた受容体蛋白質を、特異抗体をカップルさせたアフィニティ・カラムを用いて精製した。 (3) 蛍光測光・画像処理システムを用いた細胞内Ca2+動態を解析。タイプ別に発現する細胞種を用い...
❏小脳プルキンエ細胞のCa^<2+>動態と長期抑圧との関連(07780716)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (10262081)
【キーワード】小脳プルキンエ細胞 / 長期抑圧現象(LTD) / IP3受容体 / リアノジン受容体 / カルシウム
【概要】運動記憶の細胞レベルでの表現型であると考えられている、小脳プルキンエ細胞の平行線維入力に対する長期抑圧現象(LTD)における細胞内Ca^<2+>放出機構の果たす役割を解明しつつ、プルキンエ細胞内での細胞内Ca^<2+>動員機構の生理的意義を検討した。プルキンエ細胞内に非常に高濃度に存在する細胞内Ca^<2+>放出機構であるIP3受容体および、Ca^<2+&...
【総合生物】神経科学:カルシウムイオンカルシウムを含む研究件
❏血流センサー分子のノックアウトマウス作製とその生理機能解析(16300149)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】山本 希美子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00323618)
【キーワード】流れずり応力 / 血流 / 機械受容 / ノックアウトマウス / 内皮細胞 (他18件)
【概要】本研究では、内皮細胞が最初に流れずり応力を感知する機構に関わる血流センサー分子について、特にイオンチャネルの面から探索し、その情報が細胞内に伝達される経路を明らかにすると共に、生理的意義を評価する為に以下の検討を行った。血流に起因するメカニカルストレスである剪断応力の生体作用を明らかにするために、血管内皮細胞の剪断応力の受容機構の解析を行った。内皮細胞は剪断応力の強さの情報をATP作動性のカチオン...
❏マウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立と水産食品複合味解析(15580178)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (50251682)
【キーワード】マウス / カルシウムイオン / 味覚 / 情報伝達 / カルシウム (他6件)
【概要】H16年度は,長時間の測定に耐えるマウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立を目指した.2時間程度まで舌上皮味細胞の生物活性を保つため,灌流液の基本組成,灌流液の酸素濃度,灌流チャンバーの構造,薬液灌流方法およびその速度などを最適化した.甘味物質としてサッカリンナトリウム,苦味物質としてデナトニウム安息香酸塩,うま味物質としてグルタミン酸ナトリウム(MSG)を採用し,それぞれ0.1か...
❏脳血管攣縮の発生機序;収縮蛋白系のCa^<2+>感受性亢進に関する検討(06454410)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】佐々木 富男 東京大学, 医学部(病), 助教授 (10134561)
【キーワード】脳血管攣縮 / カルシウム / オキシヘログロビン / くも膜下出血 / オキシヘモグロビン (他7件)
【概要】脳血管攣縮の特徴として、脳血管攣縮発生の初期段階にはCa^<2+>拮抗薬によって攣縮が緩解されるが、攣縮の極期になるとCa^<2+>拮抗薬や塩酸パパベリンをもってしても緩解できない、Ca^<2+>拮抗薬や塩酸パパベリンで一旦攣縮が緩解されてもすぐに元の状態に戻ってしまうと点が挙げられる。なぜ攣縮極期にはCa^<2+>拮抗薬や塩酸パパベリンをもってして...
【総合生物】神経科学:カルシウム計測カルシウムを含む研究件
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(19700306)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム (他12件)
【概要】マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動...
【総合生物】神経科学:マイネルト基底核カルシウムを含む研究件
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(19700306)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム (他12件)
【概要】マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動...
【総合生物】神経科学:光刺激カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【総合生物】神経科学:神経生理学カルシウムを含む研究件
❏2光子励起ケイジド試薬を用いたグルタミン酸受容体機能分布とカルシウム動態の可視化(15700309)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松崎 政紀 生理学研究所, 細胞器官研究系, 助手 (50353438)
【キーワード】中枢神経細胞 / 神経生理学 / 超短パルスレーザー / ケイジド試薬 / グルタミン酸 (他12件)
【概要】これまでケイジドグルタミン酸を2光子励起法で活性化する手法により、海馬錐体細胞において、機能的AMPA受容体発現とスパイン形態に強い相関があることを見出してきた。そこで本研究において、可塑性に重要な役割を果たすNMDA受容体の機能と、スパイン形態との間の関係性を調べることを行った。実験方法としては、海馬錐体細胞にホールセルを行い、低親和性カルシウム指示薬と、細胞形態を同定するためのAlexa594...
❏ペプチド開口放出の調節とペプチドによる神経修飾作用の分子生理学的解析(12440237)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡 良隆 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70143360)
【キーワード】ペプチドニューロン / 開口放出 / 神経修飾 / 分子生理学 / カルシウム (他9件)
【概要】本研究では、脊椎動物においてGnRHニューロンの解析に最も適した実験系の一つである淡水産熱帯魚ドワーフグーラミーの脳を用い,まず脳・下垂体スライス標本から培養液中へのGnRH放出をラジオイムノアッセイ(RIA)で測定し、視索前野と終神経という異なるGnRH系の分泌活動の違いやそれらの機構を明らかにした。また,視索前野GnRH系においてGnRH放出の顕著な雌雄差を見出し,それがsbGnRHという分子...
【総合生物】神経科学:グルタミン酸受容体カルシウムを含む研究件
❏神経機能障害をもたらすAMPA受容体サブユニットタンパク異常の検討(18590239)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 岳之 慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (90187740)
【キーワード】中枢・末梢神経 / グルタミン酸受容体 / AMPA受容体 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 (他13件)
【概要】イオンチャネル型グルタミン酸受容体の機能異常が孤発性筋萎縮性側索硬化症の発症要因であるという仮説から、AMPA受容体のイオン選択透過性が生じる原因の解明と、人工的にイオン透過性を変化させた病体モデルの作成を行った。その結果、in vitro系での病態モデル系および、遺伝子改変マウスの作成に成功し、疾患治療研究への足がかりが出来た。 ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【農学】農芸化学:アルコールデヒドロゲナーゼカルシウムを含む研究件
❏大腸菌の細胞分裂を制御する因子の解析(06760076)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 講師 (90192822)
【キーワード】カルシウム / 細胞骨格 / cafA / アルコールデヒドロゲナーゼ / pcsA (他8件)
【概要】培地中の高濃度のカルシウムによって生育が阻害される大腸菌変異株CS2-29と、高温での増殖が培地中のカルシウムに依存的になる変異株SH3450の解析を行った。CS2-29株のカルシウム感受性にかかわる変異を相補する遺伝子を、コスミドベクターを用いてクローン化した。得られたクローンはKoharaの大腸菌染色体整列クローンに対するハイブリダイゼーションによって大腸菌染色体地図上48分にマップされた。C...
❏細菌の細胞周期における蛋白質の燐酸化,カルシウムイオン、細胞骨格様蛋白質の役割(05453161)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】永井 和夫 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00011974)
【キーワード】ヒストン様蛋白質 / H-NS / 細胞周期 / カルシウム / 細胞骨格様蛋白質 (他13件)
【概要】1 大腸菌のoriC-膜複合体中にヒストン様蛋白質H-NSを抗H-NS抗体を用いて検出した。さらにその欠失変異体は、野性株と比べて高頻度に無核細胞を放出し、細胞あたりの核数(ploidy)が減少していることを見い出した。これはH-NSが染色体の複製と分配において重要な役割を果たしていることを示唆している。 2 大腸菌の細胞周期におけるカルシウムの役割を明らかにするために、培地中の高濃度のカルシウム...
【農学】農芸化学:cafAカルシウムを含む研究件
❏大腸菌の染色体分配と細胞分裂のメカニズム(07760077)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 講師 (90192822)
【キーワード】カルシウム / 超ラセン構造 / RNaseE / cafA / 16S rRNA (他6件)
【概要】1 SH3450株のカルシウム依存的増殖にかかわる遺伝子(cal)はP1トランスダクションによりargHとrpoBの間(約90分)にあることが示されたが、この領域のどのDNA断片によっても相補されず、優性変異であることが示唆された。cal変異株はDNAジャイレースの阻害剤ノボビオシンに高感受性を示し、DNAの超ラセン構造が弛緩していることが示唆された。 2 RNaseEの変異株amslの温度感受性...
❏大腸菌の細胞分裂を制御する因子の解析(06760076)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 講師 (90192822)
【キーワード】カルシウム / 細胞骨格 / cafA / アルコールデヒドロゲナーゼ / pcsA (他8件)
【概要】培地中の高濃度のカルシウムによって生育が阻害される大腸菌変異株CS2-29と、高温での増殖が培地中のカルシウムに依存的になる変異株SH3450の解析を行った。CS2-29株のカルシウム感受性にかかわる変異を相補する遺伝子を、コスミドベクターを用いてクローン化した。得られたクローンはKoharaの大腸菌染色体整列クローンに対するハイブリダイゼーションによって大腸菌染色体地図上48分にマップされた。C...
❏大腸菌細胞の形態形成・細胞分裂の制御機構の解析(05760063)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (90192822)
【キーワード】大腸菌 / cafA / RNaseE / ams / mukA (他7件)
【概要】cafA遺伝子の破壊株cafA::catを構築し、その細胞分裂や染色体分配に異常がないことを落射蛍光顕微鏡により確認した。cafA遺伝子と相互作用する因子を細胞分裂変異株の中から検索した。その結果、RNaseEの変異株ams1の温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されることを見い出した。また、ams1 cafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されていた。これは、CafA...
【農学】農芸化学:超ラセン構造カルシウムを含む研究件
❏大腸菌の染色体分配と細胞分裂のメカニズム(07760077)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 講師 (90192822)
【キーワード】カルシウム / 超ラセン構造 / RNaseE / cafA / 16S rRNA (他6件)
【概要】1 SH3450株のカルシウム依存的増殖にかかわる遺伝子(cal)はP1トランスダクションによりargHとrpoBの間(約90分)にあることが示されたが、この領域のどのDNA断片によっても相補されず、優性変異であることが示唆された。cal変異株はDNAジャイレースの阻害剤ノボビオシンに高感受性を示し、DNAの超ラセン構造が弛緩していることが示唆された。 2 RNaseEの変異株amslの温度感受性...
❏細菌の細胞周期における蛋白質の燐酸化,カルシウムイオン、細胞骨格様蛋白質の役割(05453161)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】永井 和夫 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00011974)
【キーワード】ヒストン様蛋白質 / H-NS / 細胞周期 / カルシウム / 細胞骨格様蛋白質 (他13件)
【概要】1 大腸菌のoriC-膜複合体中にヒストン様蛋白質H-NSを抗H-NS抗体を用いて検出した。さらにその欠失変異体は、野性株と比べて高頻度に無核細胞を放出し、細胞あたりの核数(ploidy)が減少していることを見い出した。これはH-NSが染色体の複製と分配において重要な役割を果たしていることを示唆している。 2 大腸菌の細胞周期におけるカルシウムの役割を明らかにするために、培地中の高濃度のカルシウム...
【農学】農芸化学:RNaseEカルシウムを含む研究件
❏大腸菌の染色体分配と細胞分裂のメカニズム(07760077)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 講師 (90192822)
【キーワード】カルシウム / 超ラセン構造 / RNaseE / cafA / 16S rRNA (他6件)
【概要】1 SH3450株のカルシウム依存的増殖にかかわる遺伝子(cal)はP1トランスダクションによりargHとrpoBの間(約90分)にあることが示されたが、この領域のどのDNA断片によっても相補されず、優性変異であることが示唆された。cal変異株はDNAジャイレースの阻害剤ノボビオシンに高感受性を示し、DNAの超ラセン構造が弛緩していることが示唆された。 2 RNaseEの変異株amslの温度感受性...
❏大腸菌細胞の形態形成・細胞分裂の制御機構の解析(05760063)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (90192822)
【キーワード】大腸菌 / cafA / RNaseE / ams / mukA (他7件)
【概要】cafA遺伝子の破壊株cafA::catを構築し、その細胞分裂や染色体分配に異常がないことを落射蛍光顕微鏡により確認した。cafA遺伝子と相互作用する因子を細胞分裂変異株の中から検索した。その結果、RNaseEの変異株ams1の温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されることを見い出した。また、ams1 cafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されていた。これは、CafA...
【農学】農芸化学:ホウ素カルシウムを含む研究件
❏炭酸塩鉱物の結晶構造に依存した金属元素同位体分別による古環境解読(15K13586)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大野 剛 学習院大学, 理学部, 准教授 (40452007)
【キーワード】炭酸塩鉱物 / 同位体分別 / 金属元素 / 炭酸塩 / マグネシウム (他8件)
【概要】天然で生成する炭酸塩鉱物には、カルサイトとアラゴナイトの結晶多形が存在し、海水で無機的に沈殿する場合、海水のMg/Ca比によりどちらが沈殿しやすいかが決まっている。炭酸塩鉱物に含まれるマグネシウム同位体比には、結晶構造に依存した同位体分別がみられ、同位体比から沈殿時の結晶構造を推定すること、さらに、炭酸塩鉱物の結晶構造から古海洋のMg/Ca比を解読することが期待されている。本研究では、天然炭酸塩試...
❏アポプラストで作用する無機元素の生理学・生化学(13460031)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】間藤 徹 京都大学, 農学研究科, 助教授 (50157393)
【キーワード】ホウ素 / カルシウム / アルミニウム / アポプラスト / 細胞壁 (他11件)
【概要】本研究は,高濃度の塩,低pH,アルミニウム過剰,カルシウム欠乏など,土壌に起因するストレス(edaphic stress)に対して耐性を持つ作物を育種するための基礎研究を行うことにある。間藤(京都大学農学研究科)はエンドウUDP-Xylose合成酵素タンパク質を精製し,そのアミノ酸配列情報を基に遺伝子を単離した。この遺伝子はそのDNA配列の類似性からラムノース2,4デヒドラターゼをコードしていると...
【農学】生産環境農学:筋小胞体カルシウムを含む研究件
❏SERCA治療介入による心不全患者に投与可能な抗不整脈薬の研究、開発(20K08461)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】矢田 浩崇 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 教授 (60338051)
【キーワード】心室性不整脈 / 心不全 / 心室頻拍 / SERCA / カルシウム (他6件)
【概要】現在はSKI(SERCA C674S mutant Kock-in Mice)マウスに対するアンギオテンシン(ANG)IIとHypoxiaによる研究を行っている. AngII負荷においては不整脈誘発の実験を行った。1週間のAngII皮下ポンプ負荷では左室収縮能力は低下しないものの、電気生理学的検査でVTが多く誘発された。Caトランジエント、スパーク、カフェイン実験を行うと、筋小胞体からのCaスパー...
❏異なった生理的条件下の筋小胞体カルシウムATPaseの三次元構造解析(04454618)
【研究テーマ】生体物性学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】豊島 近 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (70172210)
【キーワード】筋小胞体 / カルシウム / ATPase / 三次元構造解析 / 膜蛋白質 (他12件)
【概要】本研究では、カルシウムATPaseの異なった状態での三次元構造を、氷包理電子顕微鏡法によって解析し、能動輸送の構造的実体を明らかにすることを目標とした。まず、ATPとカルシウムがともに結合していない状態のチューブ状結晶から14A分解能で三次元構造を解析し、Natureに発表した。この結果、膜内構造は3つのセグメントからなるユニークなものであることが判り、アミノ酸配列から予想される二次構造ともかなり...
【農学】境界農学:味覚カルシウムを含む研究件
❏イメージング解析を基盤とした味覚情報コーディング機構の研究(15K12322)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50376563)
【キーワード】味覚 / イメージング / カルシウム / 細胞応答
【概要】本申請研究では、味覚受容機構解明の基盤となり、また、様々な味物質・非味物質で構成される食品の味の総合的な評価を実現する解析系の構築を目指したものである。 Ca2+感受性蛍光タンパク質遺伝子を味蕾細胞に発現する複数系統の動物の作製に成功した。これらの動物を用いて、遺伝子導入によって味蕾細胞に発現したCa2+感受性蛍光タンパク質の蛍光観察による味蕾細胞の味刺激応答のイメージングを試みた。結果として、基...
❏マウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立と水産食品複合味解析(15580178)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (50251682)
【キーワード】マウス / カルシウムイオン / 味覚 / 情報伝達 / カルシウム (他6件)
【概要】H16年度は,長時間の測定に耐えるマウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立を目指した.2時間程度まで舌上皮味細胞の生物活性を保つため,灌流液の基本組成,灌流液の酸素濃度,灌流チャンバーの構造,薬液灌流方法およびその速度などを最適化した.甘味物質としてサッカリンナトリウム,苦味物質としてデナトニウム安息香酸塩,うま味物質としてグルタミン酸ナトリウム(MSG)を採用し,それぞれ0.1か...
【農学】動物生命科学:カルシウムチャネルカルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏受精における精子機能調節の分子機構の解析(15H04398)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / 受精能獲得 / 精子走化性 / カルシウムポンプ (他11件)
【概要】精子機能調節の分子機構の理解を最終目標とし、下記の研究を行った。 精子の受精能制御:マウス精嚢分泌タンパク質SVS2はin vivoでの受精には必須な因子である。本研究において,SVS2をはじめとした精漿タンパク質は協調してマウス精子の受精能および運動の超活性化を抑制すること,ヒトSEMG1も同様の作用を持つことが明らかとなった。 Ca2+による精子運動の調節:哺乳類において精子運動を制御するCa...
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
【農学】森林圏科学:リンカルシウムを含む研究件
❏表現型の異なるスギの植林が様々な母岩流域生態系の無脊椎動物群集に与えるインパクト(15K14743)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】スギ林 / 天然林 / カルシウム / 窒素 / リン (他12件)
【概要】植物群落の機能形質の違いが河川および土壌中の無脊椎動物群集形成に与える影響を明らかにするため、堆積岩流域と花崗岩流域が隣接して存在する九州大学演習林山地流域をモデル生態系とし、自然生態系である落葉広葉樹林流域と人工的にスギを植林した流域を用いて比較した。 またスギ人工品種の機能形質と窒素利用様式との関係を九州大学宮崎演習林で、スギの地域変異の機能形質がカルシウム動態と土壌無脊椎動物に及ぼす影響を北...
❏生体におけるリン感知機構の解明(15K19529)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊東 伸朗 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10731862)
【キーワード】低リン血症 / FGF23 / Klotho / くる病 / 骨軟化症 (他14件)
【概要】我々はこれまでに、血中のリン濃度調節因子として腫瘍性骨軟化症の原因腫瘍からFGF23というホルモンを同定し、またそのホルモンの受容体として尿細管でFGFR1/Klotho受容体複合体を同定した。本研究ではFGF23産生腫瘍を用いてリン感知受容体を同定することを目的とし、まずはFGF23の高感度ナノ免疫染色法を開発し、FGF23産生腫瘍におけるFGF23産生細胞を組織学的に一細胞レベルで選別すること...
【農学】森林圏科学:スギカルシウムを含む研究件
❏炭素分配戦略の視点から明らかにする天然スギ機能形質の地理変異(21H02227)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】日浦 勉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (70250496)
【キーワード】水利用 / カルシウム / BVOC / 降雨遮断 / 機能形質 (他10件)
【概要】スギは日本の森林で最もバイオマスの大きい樹種であり、全国に分布し森林面積の約20%を占めている。すなわちスギという樹種が日本の温帯林生態系の骨格構造を形成していると言っても過言ではない。近年、日本各地に分布する天然スギ集団が遺伝的に分化しているだけでなく、根浸出物や二次代謝物質などの機能形質にも大きな違いがあることが明らかになりつつある。しかしながら、機能形質の地理変異をもたらした要因や形質間の相...
❏表現型の異なるスギの植林が様々な母岩流域生態系の無脊椎動物群集に与えるインパクト(15K14743)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】スギ林 / 天然林 / カルシウム / 窒素 / リン (他12件)
【概要】植物群落の機能形質の違いが河川および土壌中の無脊椎動物群集形成に与える影響を明らかにするため、堆積岩流域と花崗岩流域が隣接して存在する九州大学演習林山地流域をモデル生態系とし、自然生態系である落葉広葉樹林流域と人工的にスギを植林した流域を用いて比較した。 またスギ人工品種の機能形質と窒素利用様式との関係を九州大学宮崎演習林で、スギの地域変異の機能形質がカルシウム動態と土壌無脊椎動物に及ぼす影響を北...
❏スギ植林がカルシウム欠乏生態系の河川・土壌無脊椎動物群集に与えるインパクト評価(25660111)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】スギ / 照葉樹 / 皆伐 / カルシウム / 硝酸 (他6件)
【概要】照葉樹林流域と皆伐地、人工的にスギを植林した複数の造林地流域の河川水、土壌中のカルシウムを中心とした栄養塩濃度と土壌および河川底生無脊椎動物群集の比較解析を行うとともに、甲殻類を各流域河川において実験的に飼育し、その成長と生残を流域間で比較した。スギ植林地流域では照葉樹林流域や皆伐流域に比べ甲殻類の密度が極端に高く、スギリター中のカルシウム濃度が3-4倍高いことと密接に結びついていることが明らかと...
【農学】森林圏科学:細胞壁カルシウムを含む研究件
❏超高感度イメージング法による水の動態解析を利用した作物の生理障害発生機構の解析(14360014)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】西澤 隆 山形大学, 農学部, 教授 (10208176)
【キーワード】中性子イメージング / 近赤外分光分析 / 貯蔵 / 生理障害 / モヤシ (他19件)
【概要】1.メロンの生理障害の一つである「水浸状果」の発生メカニズムについて調べ,トリガーとしてのエチレンの働きと,細胞壁の崩壊に伴う細胞壁間隙の乖離,水移動に伴う,果肉の透明化のメカニズムを明らかにした. 2.メロンの「水浸状果」発生には,嫌気的呼吸に伴う果実内部における発酵物質(アセトアルデヒドやエタノール)の蓄積が直接的な要因として関与しているのではなく,細胞壁の乖離に伴う水移動が直接的要因として関...
❏アポプラストで作用する無機元素の生理学・生化学(13460031)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】間藤 徹 京都大学, 農学研究科, 助教授 (50157393)
【キーワード】ホウ素 / カルシウム / アルミニウム / アポプラスト / 細胞壁 (他11件)
【概要】本研究は,高濃度の塩,低pH,アルミニウム過剰,カルシウム欠乏など,土壌に起因するストレス(edaphic stress)に対して耐性を持つ作物を育種するための基礎研究を行うことにある。間藤(京都大学農学研究科)はエンドウUDP-Xylose合成酵素タンパク質を精製し,そのアミノ酸配列情報を基に遺伝子を単離した。この遺伝子はそのDNA配列の類似性からラムノース2,4デヒドラターゼをコードしていると...
【農学】水圏応用科学:貝殻カルシウムを含む研究件
❏著しく分散能力の高い幼生期を有する水産ベントスのコネクティビティー解析手法の開発(19H03028)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】入江 貴博 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (30549332)
【キーワード】海産ベントス / 浮遊幼生 / メタ個体群 / コネクティビティー / 次世代シーケンス (他15件)
【概要】水産生物の資源量を決める重要な決定因子に、加入量の変動が挙げられる。個体発生初期に浮遊幼生期を持つ水産ベントスの場合、幼生期に起こる受動的な移流分散過程や死亡による不確定要素が大きく、各個体群への加入の規模を海洋環境に基づいて正確に予測するための手法の確立が喫緊の課題である。そこで本研究では、熱帯から温帯にかけての複数の野外個体群でサンプリングを行い、次世代シーケンサーを用いた集団規模での遺伝子解...
❏クモ糸様タンパク質に注目した貝殻作りの分子機構の解明(18380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】豊原 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90183079)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / マガキ / 炭酸カルシウム / 石灰化 / クモ糸様タンパク質 (他13件)
【概要】貝殻は炭酸カルシウムを主成分とする鉱物であるが、炭酸カルシウムの単純結晶である方解石やあられ石とはことなり、5%程度の有機物を含んでいる.貝殻形成の分子機構については長く不明のままであったが、本研究においては、申請者はマガキを用いて、貝殻中に新たに申請者らによって見出されたクモ糸様タンパク質の貝殻形成における機能ならびにこのタンパク質の産業応用について研究を行い、ナノテクノロジーや水質浄化剤への貝...
【医歯薬学】基礎医学:イノシトール3リン酸 (IP3)カルシウムを含む研究件
❏味細胞内情報伝達のin situイメージング法による甘味感知の分子機構の解明(15650069)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】味細胞 / 甘味 / カルシウム / イノシトール三リン酸 / トランスジェニック
【概要】本研究では、生きた味細胞の細胞内情報伝達物質応答を直接in situでイメージングする技術を開発し、この実験系を用いて甘味を感知する分子機構の解明を目指している。この目的のため、1)細胞内シグナル分子に対する蛍光プローブを味細胞特異的に発現するマウス個体(味細胞機能レポーターマウス)の作出、2)甘味物質に対する味細胞内シグナル応答の可視化解析、3)受容体候補遺伝子発現パターンの解析、という流れで研...
❏長期抑圧誘発を制御する小脳プルキンエ細胞内IP_3の時空間ダイナミクス(15390079)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / LTD
【概要】小脳の平行線維・プルキンエ細胞シナプスにおける長期抑圧現象(LTD)は、運動学習の電気生理学的素過程であり、その解明は特に重要である。LTDには、細胞内セカンドメッセンジャーであるイノシトール三リン酸(IP_3)の関与が示唆されてきたが、詳細は明らかにされていない。本研究では、IP_3の小脳プルキンエ細胞における細胞内動態がLTDの誘発に深く関わると考え、この点にアプローチした。我々は、細胞内IP...
❏小脳プルキンエ細胞LTDにおけるIP_3の役割〜IP_3イメージング法によるアプローチ(13470019)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / リアノジン (他6件)
【概要】本研究の目的は、小脳プルキンエ細胞においてIP_3をイメージングし、LTD誘発機構におけるIP_3の役割を時間的および空間的コンテクストにおいて明らかにすることである。この目的のため、平成13年度には、主に培養細胞系を用いたマウス小脳プルキンエ細胞でのIP_3イメージングに関しての基礎的な実験を整備し、平成14年度においては、IP_3とLTDとの関連について明らかにしていくために、高解像度のIP_...
【医歯薬学】基礎医学:Ca2+カルシウムを含む研究件
❏脂質性分子によるオルガネラ膜イオン輸送体の活性化機構の解析と高感度解析技術の構築(15K18678)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】浜本 晋 東北大学, 工学研究科, 助教 (10533812)
【キーワード】イオンチャネル / 出芽酵母 / 液胞 / カルシウム / 酵母 (他8件)
【概要】出芽酵母TRPチャネルTRPY1の活性調節機構の解明を行なった。 TRPY1は高浸透圧ストレスによって活性化して液胞から細胞質にCa2+を放出し、PI(3,5)P2合成酵素欠損株ではこの高浸透圧応答が消失する。この知見から、TRPY1の高浸透圧応答にPI(3,5)P2が必要もしくはPI(3)Pの蓄積によってTRPY1が 抑制される可能性が推察される。本課題を明らかにするためにPI(3)P処理した酵...
❏ミツバチの高次行動を支配する遺伝子の単離と解析(09480228)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (10201469)
【キーワード】昆虫 / 社会性昆虫 / ミツバチ / 高次行動 / 記憶学習 (他14件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、ダンス言語などの他の昆虫には見られない多彩な社会行動を示す。しかしながら、ミツバチのように小さな脳を持つ昆虫が、どうしてこのような高次行動を示すことができるのかは全く不明である。ミツバチの脳では、感覚統合や記憶の中枢と考であるキノコ体が他の昆虫に比べて顕著に発達しており、キノコ体の機能の高度化が、その高度な社会行動の基盤となった可能性がある。本研究ではミツバチの高次行動...
❏気孔孔辺細胞における光情報伝達機構に関する分子生物学的研究(06454015)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】島崎 研一郎 九州大学, 理学部, 教授 (00124347)
【キーワード】気孔 / 青色光効果 / プロトンポンプ / 情報伝達 / リン酸化 (他23件)
【概要】孔辺細胞プロトプラストを用いて青色光依存のプロトン放出に関与するプロテインキナーゼのクローニングを試みた。青色光依存のプロトン放出はミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)阻害剤で阻害されることから、この反応にMLCK様タンパク質が関与することが示唆されていた。孔辺細胞中にニワトリ砂嚢のMLCK抗体と反応するタンパク質の存在を見出したので、この抗体を用いて新たに作製した孔辺細胞のcDNAライブラリーをスク...
【医歯薬学】基礎医学:ケイジド試薬カルシウムを含む研究件
❏2光子励起ケイジド試薬を用いたグルタミン酸受容体機能分布とカルシウム動態の可視化(15700309)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松崎 政紀 生理学研究所, 細胞器官研究系, 助手 (50353438)
【キーワード】中枢神経細胞 / 神経生理学 / 超短パルスレーザー / ケイジド試薬 / グルタミン酸 (他12件)
【概要】これまでケイジドグルタミン酸を2光子励起法で活性化する手法により、海馬錐体細胞において、機能的AMPA受容体発現とスパイン形態に強い相関があることを見出してきた。そこで本研究において、可塑性に重要な役割を果たすNMDA受容体の機能と、スパイン形態との間の関係性を調べることを行った。実験方法としては、海馬錐体細胞にホールセルを行い、低親和性カルシウム指示薬と、細胞形態を同定するためのAlexa594...
❏局所的ケイジド試薬の活性化を用いた外分泌腺細胞の機能の解明(06454144)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 医学部・第一生理, 助教授 (60224375)
【キーワード】カルシウム / ケイジド試薬 / 膵臓腺細胞 / 開口放出 / パッチクランプ (他10件)
【概要】本研究ではケイジド試薬を利用して外分泌腺細胞の分泌機能を解明することを試みた。局所的ケイジド試薬活性化や、その他いろいろな事を試みた結果、特に、冷却CCDカメラとケイジド試薬を用いた研究において以下の様な著しい研究成果がでた。 1)外分泌腺細胞において、アゴニストによる細胞内ストアからのCa放出で分泌の起きている局所でCa濃度が10μモルに達する事を低親和性Ca指示薬と冷却CCDカメラを用いて初め...
【医歯薬学】内科系臨床医学:イノシトールリン脂質カルシウムを含む研究件
❏小脳プルキンエ細胞LTDにおけるIP_3の役割〜IP_3イメージング法によるアプローチ(13470019)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
【キーワード】小脳 / プルキンエ細胞 / イノシトール三リン酸 / カルシウム / リアノジン (他6件)
【概要】本研究の目的は、小脳プルキンエ細胞においてIP_3をイメージングし、LTD誘発機構におけるIP_3の役割を時間的および空間的コンテクストにおいて明らかにすることである。この目的のため、平成13年度には、主に培養細胞系を用いたマウス小脳プルキンエ細胞でのIP_3イメージングに関しての基礎的な実験を整備し、平成14年度においては、IP_3とLTDとの関連について明らかにしていくために、高解像度のIP_...
❏高血圧の成因におけるカルシウムの役割に関する研究(62304041)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】増山 善明 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30089164)
【キーワード】高血圧 / カルシウム / ミオシン軽鎖 / Cキナ-ゼ / イノシト-ルリン酸 (他25件)
【概要】高血圧の成因におけるカルシウム(Ca)の役割および高血圧におけるCa代謝異常、経口Ca負荷時の隆圧について以下の知見を得た。血管収縮へのミオシン軽鎖(MLC)リン酸化の関与、キナ-ゼIIの中枢性血圧調節を明らかにした(日高)。昇圧物質による収縮機構へのlP_3産生、MLCリン酸化反応の関与、Cキナ-ゼによるlP_3によるCa動員の抑制、細胞内Ca^<2+>の上昇によるPGl_2やEDR...
【医歯薬学】内科系臨床医学:カルモジュリンカルシウムを含む研究件
❏カルモデュリンの情報伝達モード切り替えスイッチ仮説の検証(14658202)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】カルモデュリン / カルシウム / シグナル伝達 / 分子認識 / 接合 (他8件)
【概要】細胞は環境の要求に応じて多くの細胞機能を適切に制御する必要がある。各細胞機能を一つのシステムとみなせば、この問題はシステム制御の問題として捉えることができる。カルモデュリンはCa2+情報伝達系で重要な役割を持つCa2+結合タンパク質であり、Ca2+と結合することで多種のターゲットタンパク質と結合し、その活性を調節している。多くのターゲットのカルモデュリン結合部位の間にはアミノ酸の一次配列上の相同性...
❏高血圧の成因におけるカルシウムの役割に関する研究(62304041)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】増山 善明 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30089164)
【キーワード】高血圧 / カルシウム / ミオシン軽鎖 / Cキナ-ゼ / イノシト-ルリン酸 (他25件)
【概要】高血圧の成因におけるカルシウム(Ca)の役割および高血圧におけるCa代謝異常、経口Ca負荷時の隆圧について以下の知見を得た。血管収縮へのミオシン軽鎖(MLC)リン酸化の関与、キナ-ゼIIの中枢性血圧調節を明らかにした(日高)。昇圧物質による収縮機構へのlP_3産生、MLCリン酸化反応の関与、Cキナ-ゼによるlP_3によるCa動員の抑制、細胞内Ca^<2+>の上昇によるPGl_2やEDR...
【医歯薬学】内科系臨床医学:カルシウムシグナルカルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏高次機能蛍光プローブの開発に基づく、メゾスコピック脳機能イメージング手法の確立(24750155)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】浅沼 大祐 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10611204)
【キーワード】蛍光イメージング / 蛍光プローブ / 脳機能 / カルシウム / 神経活動 (他6件)
【概要】脳内の神経ネットワーク内でどのように情報が処理されているのかを明らかにする上で、特定の細胞群における細胞活動を可視化する手法の開発は必須である。本研究では有機小分子蛍光プローブ技術と遺伝子工学技術を組み合わせた研究アプローチに基づいて2つの蛍光可視化手法を開発した。①カルシウムダイナミクスの細胞選択的な可視化手法:レポーター酵素により機能化する蛍光プローブを開発し、細胞選択的にカルシウムダイナミク...
❏咽頭弓および血管系の発生における細胞内カルシウムシグナルの意義の解明(19790740)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】内田 敬子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (50286522)
【キーワード】発生 / 血管 / 咽頭弓 / カルシウム / 発生・分化 (他13件)
【概要】小児循環器診療の中で、先天性心疾患に合併して比較的頻度高く認められる大動脈の異常は、咽頭弓・血管系および咽頭弓動脈の発生異常から起因すると考えられる。本研究では、遺伝子改変マウスによる個体レベルでの解析や内皮細胞を用いたin vitroの解析によって、咽頭弓、血管系および咽頭弓動脈の発生に、イノシトール三リン酸受容体を中心とした細胞内シグナルが必須であることが示された。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:IP3受容体カルシウムを含む研究件
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
❏ミツバチの高次行動を支配する遺伝子の単離と解析(09480228)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (10201469)
【キーワード】昆虫 / 社会性昆虫 / ミツバチ / 高次行動 / 記憶学習 (他14件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、ダンス言語などの他の昆虫には見られない多彩な社会行動を示す。しかしながら、ミツバチのように小さな脳を持つ昆虫が、どうしてこのような高次行動を示すことができるのかは全く不明である。ミツバチの脳では、感覚統合や記憶の中枢と考であるキノコ体が他の昆虫に比べて顕著に発達しており、キノコ体の機能の高度化が、その高度な社会行動の基盤となった可能性がある。本研究ではミツバチの高次行動...
❏IP_3受容体の細胞内Ca^<2+>制御機構と情報伝達及び発生・分化と可塑性における役割(09308030)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
【キーワード】IP_3 受容体 / Ca^<2+> 動態 / 神経突起伸長 / 成長円錐 / マイクロインジェクション (他20件)
【概要】(1) 神経突起伸長と成長円錐の形態変化を、各部位でIP3受容体、各種骨格蛋白質、カルモジュリン関連蛋白質をレーザー光により欠落させた際の変化の解析を行った。 (2) IP3受容体の単一イオンチャネルを解析。形質発現させた受容体蛋白質を、特異抗体をカップルさせたアフィニティ・カラムを用いて精製した。 (3) 蛍光測光・画像処理システムを用いた細胞内Ca2+動態を解析。タイプ別に発現する細胞種を用い...
【医歯薬学】内科系臨床医学:平滑筋カルシウムを含む研究件
❏血管および腸管平滑筋の生理・生化学的差異に関する研究-平滑筋収縮の周期性の生理・生化学的機序-(05404015)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】唐木 英明 東京大学, 農学部, 教授 (60011912)
【キーワード】平滑筋 / Phasic筋 / Tonic筋 / 細胞内Ca濃度 / 血小板活性化因子 (他14件)
【概要】平滑筋はその収縮パターンからtonic筋およびphasic筋に分けられる。Tonic筋は刺激により持続性の収縮を発生するもので、多くの動脈がこれに当たる。Phasic筋は自発性の興奮性を持つ筋で、刺激により静止張力の上昇を伴わずに、自発性収縮の大きさのみが増強される筋である。消化管のある部分(胃、結腸の一部)がこれにあたる。この様な収縮パターンは、生体内でそれぞれの目的にかなった生理的役割を演じて...
❏平滑筋および血管内皮細胞のエンドセリン受容体のサブタイプと生理機能に関する研究(04454115)
【研究テーマ】基礎獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 農学部, 助教授 (30134505)
【キーワード】エンドセリン / 受容体 / 平滑筋 / 内皮細胞 / 薬理 (他6件)
【概要】最近話題にのぼっている物質としてエンドセリンと一酸化窒素があり、両者ともにその生理的、病態生理的役割が多くの関心をよんできた。我々は平成元年から2年間、一般研究(B)「血管内皮細胞由来の新規血管収縮物質エンドセリンの生理活性に関する研究」の課題でエンドセリンの研究を行なってきた。本研究はその研究をさらに発展させ、平滑筋および血管内皮細胞におけるエンドセリン受容体のタイプとその役割を明らかにすること...
【医歯薬学】内科系臨床医学:シナブス伝達カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏シナプス前終末内ミトコンドリアによるシナプス可塑性の制御機構(20650057)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経伝達物質 / 放出機構 / シナプス前終末 / 短期可塑性 / カルシウム (他9件)
【概要】1.海馬スライス標本のCA1領域において、細胞外電位記録法を用いて興奮性シナプス応答を記録した。NMDA受容体を阻害した状態で5Hz、3分の刺激を与えると、刺激終了後に二相性の短期可塑性が誘導されることを見出した。早い相では2発刺激促通の減少を伴う短期増強が消失していくところが観察され、遅い相では短期抑圧が徐々に回復していくところが観察された。ミトコンドリアの機能を変化させる種々の薬物によりこの短...
【医歯薬学】内科系臨床医学:AMPA受容体カルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏神経機能障害をもたらすAMPA受容体サブユニットタンパク異常の検討(18590239)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 岳之 慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (90187740)
【キーワード】中枢・末梢神経 / グルタミン酸受容体 / AMPA受容体 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 (他13件)
【概要】イオンチャネル型グルタミン酸受容体の機能異常が孤発性筋萎縮性側索硬化症の発症要因であるという仮説から、AMPA受容体のイオン選択透過性が生じる原因の解明と、人工的にイオン透過性を変化させた病体モデルの作成を行った。その結果、in vitro系での病態モデル系および、遺伝子改変マウスの作成に成功し、疾患治療研究への足がかりが出来た。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ナトリウムカルシウムを含む研究件
❏地球温暖化精密予測に向けた高分解能X線顕微鏡によるエアロゾル中の吸湿性化学種同定(25550013)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10304396)
【キーワード】化学種解明 / XAFS / エアロゾル / STXM / カルシウム (他11件)
【概要】地球温暖化の精密予測のためには、エアロゾルの吸湿特性とそれによる地球冷却効果の理解が不可欠である。こうしたエアロゾルの吸湿性の理解には、エアロゾルの化学特性の把握が重要であり、個別粒子中の様々な元素の化学種解析が必須となる。この目的のためには、高い空間分解能で化学種分析が可能な走査型透過X線顕微鏡(STXM)の利用が有効であり、本研究では、Photon FactoryのBL-15AでのSTXMの様...
❏五酸化バナジウムキセロゲル層間化合物のリチウム二次電池用正極活物質としての評価(12650816)
【研究テーマ】工業物理化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】美浦 隆 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50051917)
【キーワード】五酸化バナジウムキセロゲル / リチウム二次電池正極活物質 / マグネシウム二次電池 / sodium / calcium (他7件)
【概要】五酸化バナジウムキセロゲル(VXG)の層間には式量当たり約0.3個のオキソニウムイオンが存在し,これらは種々のカチオンと置換することが出来る.本研究ではこのオキソニウムイオンをNa, Ca, Laおよびトリメチルプロピルアンモニウム(TMPA)イオンに置換することを試みた.Na, Ca, Laイオンの価数はそれぞれ1,2および3価であるため,層間にはそれぞれ0.3, 0.15および0.1個のイオン...
❏高血圧の成因におけるカルシウムの役割に関する研究(62304041)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】増山 善明 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30089164)
【キーワード】高血圧 / カルシウム / ミオシン軽鎖 / Cキナ-ゼ / イノシト-ルリン酸 (他25件)
【概要】高血圧の成因におけるカルシウム(Ca)の役割および高血圧におけるCa代謝異常、経口Ca負荷時の隆圧について以下の知見を得た。血管収縮へのミオシン軽鎖(MLC)リン酸化の関与、キナ-ゼIIの中枢性血圧調節を明らかにした(日高)。昇圧物質による収縮機構へのlP_3産生、MLCリン酸化反応の関与、Cキナ-ゼによるlP_3によるCa動員の抑制、細胞内Ca^<2+>の上昇によるPGl_2やEDR...
【医歯薬学】外科系臨床医学:IP3カルシウムを含む研究件
❏IP3受容体およびムスカリニック受容体欠損マウスを用いた涙液分泌機構(20659272)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】坪田 一男 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40163878)
【キーワード】IP3 / カルシウム / 涙腺 / ドライアイ / シェーグレン症候群
【概要】ドライアイの疾患メカニズムの解明、涙液分泌を促進する新規薬剤の開発、さらにそれを用いたドライアイ疾患の新規治療法の確立を目指し、涙液分泌とイノシトール1,4,5三リン酸(IP_3)受容体の関係、涙腺炎症発症の分子メカニズムを明らかにすることを目的としている。初年度は涙液分泌に的を絞ったIP_3RKOマウスの表現型解析を行った。その結果、涙腺における各種IP_3Rの発現レベルと各IP_3RKOマウス...
❏リアルタイム可視化によるプレクストリン相同ドメインの機能解析(10770037)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00292730)
【キーワード】プレクストリン / イノシトール三リン酸 / カルシウム / 蛍光測定 / GFP (他9件)
【概要】細胞内のカルシウム濃度は細胞外から様々な刺激を受け、時間的にも空間的にも複雑なパターンを形成しながら変化している。遺伝子発現、筋肉の収縮、記憶、学習、免疫細胞の分化、細胞死など多彩な細胞機能がカルシウムのパターンでコントロールされる。しかしながら、どのようにしてそのようなパターンが形成されるのかは不明であった。イノシトール三リン酸(IP3)は細胞外からの刺激と細胞内のカルシウム濃度上昇をつなぐ重要...
❏IP_3受容体の細胞内Ca^<2+>制御機構と情報伝達及び発生・分化と可塑性における役割(09308030)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
【キーワード】IP_3 受容体 / Ca^<2+> 動態 / 神経突起伸長 / 成長円錐 / マイクロインジェクション (他20件)
【概要】(1) 神経突起伸長と成長円錐の形態変化を、各部位でIP3受容体、各種骨格蛋白質、カルモジュリン関連蛋白質をレーザー光により欠落させた際の変化の解析を行った。 (2) IP3受容体の単一イオンチャネルを解析。形質発現させた受容体蛋白質を、特異抗体をカップルさせたアフィニティ・カラムを用いて精製した。 (3) 蛍光測光・画像処理システムを用いた細胞内Ca2+動態を解析。タイプ別に発現する細胞種を用い...
【医歯薬学】外科系臨床医学:記憶カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏成体脳におけるニューロン新生メカニズムの解明とその応用(17380199)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (10238298)
【キーワード】神経幹細胞 / 学習 / GABA / 海馬 / 成体 (他15件)
【概要】「人間の脳の細胞数は、子供のころにピークに達した後に、年をとるとともに衰える一方である」と考えられてきた。ところが、近年、記憶にかかわる海馬においては、どんなに年をとっても新しくニューロンが生み出されていることが発見され、この現象が大いに注目されている。申請者らは、これまでに、ネスチン-GFPトランスジェニックマウスを使用することで、成体海馬の神経幹細胞(タイプ1とタイプ2)を急性脳スライス内で同...
❏ミツバチの高次行動を支配する遺伝子の単離と解析(09480228)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (10201469)
【キーワード】昆虫 / 社会性昆虫 / ミツバチ / 高次行動 / 記憶学習 (他14件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、ダンス言語などの他の昆虫には見られない多彩な社会行動を示す。しかしながら、ミツバチのように小さな脳を持つ昆虫が、どうしてこのような高次行動を示すことができるのかは全く不明である。ミツバチの脳では、感覚統合や記憶の中枢と考であるキノコ体が他の昆虫に比べて顕著に発達しており、キノコ体の機能の高度化が、その高度な社会行動の基盤となった可能性がある。本研究ではミツバチの高次行動...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ニューロンカルシウムを含む研究件
❏シナプス活動を可視化して時空間特性に迫る(23800019)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 直矢 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80609842)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 神経 / ニューロン / シナプス (他10件)
【概要】新規に開発した大規模スパインイメージング法を用いて、海馬ニューロンの樹状突起におけるシナプス入力の時空間パターンを観察することに成功した。興奮性ニューロンにおいては近傍のスパインが同時に活動していたことから、同期入力が樹状突起の局所に集約されていることが見いだされた。一方で、Parvalbumin陽性の抑制性ニューロンにおいては同期入力が分散型であることを見いだし、ニューロン種特異的なシナプス入力...
❏カルシウムイオンの細胞内動態に関する発生、生理学的研究(63304006)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1988 - 1990
【研究代表者】平本 幸男 放送大学, 教養学部, 教授 (50011440)
【キーワード】カルシウムイオン / 受精 / アメ-バ運動 / ウニ卵 / メダカ卵 (他13件)
【概要】卵細胞の成熟、受精、卵割、アメ-バ運動、原形質流動、神経細胞の興奮などにおける細胞内カルシウムイオンの役割について次のような研究を行った。1.ヒトデの卵母細胞の成熟にともなって細胞内カルシウムイオン濃度の一過性の増大がある。2.蛍光性カルシウム指示薬を注入したウニ卵を蛍光顕微鏡観察を併用できる微分干渉顕微漏を使って観察し、精子の卵表面接着、表層位崩壊、受精膜形成などの形態的変化と卵内カルシウム濃度...
【医歯薬学】外科系臨床医学:大脳基底核カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏シナプスにおける逆行性伝達物質としての内因性カンナビノイドの作用機構と生理的意義(13854028)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】狩野 方伸 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (40185963)
【キーワード】逆行性シグナル / カンナビノイド / シナプス伝達 / 小脳 / 海馬 (他12件)
【概要】マリファナの活性成分であるΔ9-テトラヒドロカンナビノールは、中枢神経系に広く分布するCB1カンナビノイド受容体を介して作用を発現する。CB1受容体に対する内因性のリガンド(内因性カンナビノイド、以下eCBと略す)の候補として、アナンダミドと2-アラキドノイルグリセロールがある。CB1は中枢ニューロンのシナプス前線維に局在し、その活性化によって伝達物質放出の減少が起こる。しかし、本研究開始時点で、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:開口放出カルシウムを含む研究件
❏ペプチド開口放出の調節とペプチドによる神経修飾作用の分子生理学的解析(12440237)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】岡 良隆 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70143360)
【キーワード】ペプチドニューロン / 開口放出 / 神経修飾 / 分子生理学 / カルシウム (他9件)
【概要】本研究では、脊椎動物においてGnRHニューロンの解析に最も適した実験系の一つである淡水産熱帯魚ドワーフグーラミーの脳を用い,まず脳・下垂体スライス標本から培養液中へのGnRH放出をラジオイムノアッセイ(RIA)で測定し、視索前野と終神経という異なるGnRH系の分泌活動の違いやそれらの機構を明らかにした。また,視索前野GnRH系においてGnRH放出の顕著な雌雄差を見出し,それがsbGnRHという分子...
❏局所的ケイジド試薬の活性化を用いた外分泌腺細胞の機能の解明(06454144)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 医学部・第一生理, 助教授 (60224375)
【キーワード】カルシウム / ケイジド試薬 / 膵臓腺細胞 / 開口放出 / パッチクランプ (他10件)
【概要】本研究ではケイジド試薬を利用して外分泌腺細胞の分泌機能を解明することを試みた。局所的ケイジド試薬活性化や、その他いろいろな事を試みた結果、特に、冷却CCDカメラとケイジド試薬を用いた研究において以下の様な著しい研究成果がでた。 1)外分泌腺細胞において、アゴニストによる細胞内ストアからのCa放出で分泌の起きている局所でCa濃度が10μモルに達する事を低親和性Ca指示薬と冷却CCDカメラを用いて初め...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)カルシウムを含む研究件
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
❏リアルタイム可視化によるプレクストリン相同ドメインの機能解析(10770037)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】廣瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00292730)
【キーワード】プレクストリン / イノシトール三リン酸 / カルシウム / 蛍光測定 / GFP (他9件)
【概要】細胞内のカルシウム濃度は細胞外から様々な刺激を受け、時間的にも空間的にも複雑なパターンを形成しながら変化している。遺伝子発現、筋肉の収縮、記憶、学習、免疫細胞の分化、細胞死など多彩な細胞機能がカルシウムのパターンでコントロールされる。しかしながら、どのようにしてそのようなパターンが形成されるのかは不明であった。イノシトール三リン酸(IP3)は細胞外からの刺激と細胞内のカルシウム濃度上昇をつなぐ重要...
【医歯薬学】外科系臨床医学:グリア細胞カルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏ゼブラフィッシュをモデルとしたグリア細胞の生理的役割と進化的意義の研究(25890008)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】坂内 博子 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (40332340)
【キーワード】グリア細胞 / カルシウム / ゼブラフィッシュ
【概要】ほ乳類の脳においてグリア細胞の一種アストロサイトは,神経細胞の生存や発達機能発現のためのサポートに加えて,カルシウムシグナル依存的にシナプス伝達効率や局所脳血流の制御を司る.グリア細胞の存在は多くの生物種で知られているが,ほ乳類以外の動物において,グリア細胞が成熟した神経系において脳機能の制御に積極的に関わるか否かはほとんど明らかにされていない.本研究は,ゼブラフィッシュをモデル生物として,ほ乳類...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:受精カルシウムを含む研究件
❏脊索動物の精子運動調節機構の比較生理化学的解析(20K06715)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / カルシウム / 精子 / 鞭毛運動
【概要】本研究は、精子走化性をはじめとした精子運動調節機構に着目し、Ca2+シグナル系を比較解析して共通性と多様性を理解し、最終的には多様性・種特異性を含めた受精時における精子運動調節の分子機構の全容解明を目標とする。今年度は下記の研究を行った。 (1) 精子運動調節に関わるCa2+シグナル系の解析: PMCAとSAAFの相互作用および立体構造解析を行うための組換えタンパク質発現系として、哺乳類細胞でのP...
❏受精における精子機能調節の分子機構の解析(15H04398)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / 受精能獲得 / 精子走化性 / カルシウムポンプ (他11件)
【概要】精子機能調節の分子機構の理解を最終目標とし、下記の研究を行った。 精子の受精能制御:マウス精嚢分泌タンパク質SVS2はin vivoでの受精には必須な因子である。本研究において,SVS2をはじめとした精漿タンパク質は協調してマウス精子の受精能および運動の超活性化を抑制すること,ヒトSEMG1も同様の作用を持つことが明らかとなった。 Ca2+による精子運動の調節:哺乳類において精子運動を制御するCa...
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
【医歯薬学】社会医学:エンドセリンカルシウムを含む研究件
❏血管および腸管平滑筋の生理・生化学的差異に関する研究-平滑筋収縮の周期性の生理・生化学的機序-(05404015)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】唐木 英明 東京大学, 農学部, 教授 (60011912)
【キーワード】平滑筋 / Phasic筋 / Tonic筋 / 細胞内Ca濃度 / 血小板活性化因子 (他14件)
【概要】平滑筋はその収縮パターンからtonic筋およびphasic筋に分けられる。Tonic筋は刺激により持続性の収縮を発生するもので、多くの動脈がこれに当たる。Phasic筋は自発性の興奮性を持つ筋で、刺激により静止張力の上昇を伴わずに、自発性収縮の大きさのみが増強される筋である。消化管のある部分(胃、結腸の一部)がこれにあたる。この様な収縮パターンは、生体内でそれぞれの目的にかなった生理的役割を演じて...
❏平滑筋および血管内皮細胞のエンドセリン受容体のサブタイプと生理機能に関する研究(04454115)
【研究テーマ】基礎獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 農学部, 助教授 (30134505)
【キーワード】エンドセリン / 受容体 / 平滑筋 / 内皮細胞 / 薬理 (他6件)
【概要】最近話題にのぼっている物質としてエンドセリンと一酸化窒素があり、両者ともにその生理的、病態生理的役割が多くの関心をよんできた。我々は平成元年から2年間、一般研究(B)「血管内皮細胞由来の新規血管収縮物質エンドセリンの生理活性に関する研究」の課題でエンドセリンの研究を行なってきた。本研究はその研究をさらに発展させ、平滑筋および血管内皮細胞におけるエンドセリン受容体のタイプとその役割を明らかにすること...
❏高血圧の成因におけるカルシウムの役割に関する研究(62304041)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】増山 善明 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30089164)
【キーワード】高血圧 / カルシウム / ミオシン軽鎖 / Cキナ-ゼ / イノシト-ルリン酸 (他25件)
【概要】高血圧の成因におけるカルシウム(Ca)の役割および高血圧におけるCa代謝異常、経口Ca負荷時の隆圧について以下の知見を得た。血管収縮へのミオシン軽鎖(MLC)リン酸化の関与、キナ-ゼIIの中枢性血圧調節を明らかにした(日高)。昇圧物質による収縮機構へのlP_3産生、MLCリン酸化反応の関与、Cキナ-ゼによるlP_3によるCa動員の抑制、細胞内Ca^<2+>の上昇によるPGl_2やEDR...
【医歯薬学】社会医学:ドーパミンカルシウムを含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
【医歯薬学】社会医学:神経カルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏シナプス活動を可視化して時空間特性に迫る(23800019)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 直矢 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80609842)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 神経 / ニューロン / シナプス (他10件)
【概要】新規に開発した大規模スパインイメージング法を用いて、海馬ニューロンの樹状突起におけるシナプス入力の時空間パターンを観察することに成功した。興奮性ニューロンにおいては近傍のスパインが同時に活動していたことから、同期入力が樹状突起の局所に集約されていることが見いだされた。一方で、Parvalbumin陽性の抑制性ニューロンにおいては同期入力が分散型であることを見いだし、ニューロン種特異的なシナプス入力...
【医歯薬学】社会医学:軸索カルシウムを含む研究件
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【医歯薬学】社会医学:可塑性カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【医歯薬学】社会医学:神経伝達物質カルシウムを含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏シナプス前終末内ミトコンドリアによるシナプス可塑性の制御機構(20650057)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経伝達物質 / 放出機構 / シナプス前終末 / 短期可塑性 / カルシウム (他9件)
【概要】1.海馬スライス標本のCA1領域において、細胞外電位記録法を用いて興奮性シナプス応答を記録した。NMDA受容体を阻害した状態で5Hz、3分の刺激を与えると、刺激終了後に二相性の短期可塑性が誘導されることを見出した。早い相では2発刺激促通の減少を伴う短期増強が消失していくところが観察され、遅い相では短期抑圧が徐々に回復していくところが観察された。ミトコンドリアの機能を変化させる種々の薬物によりこの短...
❏IP_3受容体の細胞内Ca^<2+>制御機構と情報伝達及び発生・分化と可塑性における役割(09308030)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
【キーワード】IP_3 受容体 / Ca^<2+> 動態 / 神経突起伸長 / 成長円錐 / マイクロインジェクション (他20件)
【概要】(1) 神経突起伸長と成長円錐の形態変化を、各部位でIP3受容体、各種骨格蛋白質、カルモジュリン関連蛋白質をレーザー光により欠落させた際の変化の解析を行った。 (2) IP3受容体の単一イオンチャネルを解析。形質発現させた受容体蛋白質を、特異抗体をカップルさせたアフィニティ・カラムを用いて精製した。 (3) 蛍光測光・画像処理システムを用いた細胞内Ca2+動態を解析。タイプ別に発現する細胞種を用い...
【医歯薬学】薬学:シナプス可塑性カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】薬学:樹状突起カルシウムを含む研究件
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏シナプス活動を可視化して時空間特性に迫る(23800019)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011
【研究代表者】高橋 直矢 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80609842)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 神経 / ニューロン / シナプス (他10件)
【概要】新規に開発した大規模スパインイメージング法を用いて、海馬ニューロンの樹状突起におけるシナプス入力の時空間パターンを観察することに成功した。興奮性ニューロンにおいては近傍のスパインが同時に活動していたことから、同期入力が樹状突起の局所に集約されていることが見いだされた。一方で、Parvalbumin陽性の抑制性ニューロンにおいては同期入力が分散型であることを見いだし、ニューロン種特異的なシナプス入力...
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
【医歯薬学】薬学:MAPキナーゼカルシウムを含む研究件
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
❏rasノックアウトマウスを用いた新規のRasシグナル伝達機構の研究(10480197)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】饗場 篤 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (20271116)
【キーワード】H-ras / N-ras / K-ras / ノックアウトマウス / 2重欠損マウス (他16件)
【概要】哺乳類の3種のras, H-, N-, K-rasをそれぞれ欠損したマウスおよび多重ras欠損マウスを作成、解析した。H-ras欠損およびN-ras欠損マウスさらにH-rasN-ras2重欠損マウスは見かけ上正常に発達、成長し、寿命も野生型と変わらなかったが、K-rasノックアウトマウスは胎生期に致死となった。H-ras欠損マウスではDMBAおよびTPAによる化学皮膚発がん実験で、皮膚パピローマの...
【医歯薬学】薬学:りん酸化カルシウムを含む研究件
❏IP3受容体疑似リガンド分子IRBITによるCaMKIIa活性制御機構の解明(22700402)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】河合 克宏 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (00553653)
【キーワード】IRBIT / CaMKII / brain / knockout mice / CaMKIIα (他8件)
【概要】IRBITによるCaMKIIα活性制御の分子機構およびその生理的意義を明らかにし、脳神経系におけるIRBITの役割を解明するため、in vitro kinase assay,細胞株発現系、培養神経細胞およびIRBITを全身で欠損したIRBIT KOマウスを用いてIRBITがCaMKIIα活性に及ぼす効果を検討した。いずれの実験系においてもIRBITがCaMKIIα活性を抑制する事を明らかにした。さ...
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
【医歯薬学】薬学:精子カルシウムを含む研究件
❏脊索動物の精子運動調節機構の比較生理化学的解析(20K06715)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / カルシウム / 精子 / 鞭毛運動
【概要】本研究は、精子走化性をはじめとした精子運動調節機構に着目し、Ca2+シグナル系を比較解析して共通性と多様性を理解し、最終的には多様性・種特異性を含めた受精時における精子運動調節の分子機構の全容解明を目標とする。今年度は下記の研究を行った。 (1) 精子運動調節に関わるCa2+シグナル系の解析: PMCAとSAAFの相互作用および立体構造解析を行うための組換えタンパク質発現系として、哺乳類細胞でのP...
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏受精における精子機能調節の分子機構の解析(15H04398)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / 受精能獲得 / 精子走化性 / カルシウムポンプ (他11件)
【概要】精子機能調節の分子機構の理解を最終目標とし、下記の研究を行った。 精子の受精能制御:マウス精嚢分泌タンパク質SVS2はin vivoでの受精には必須な因子である。本研究において,SVS2をはじめとした精漿タンパク質は協調してマウス精子の受精能および運動の超活性化を抑制すること,ヒトSEMG1も同様の作用を持つことが明らかとなった。 Ca2+による精子運動の調節:哺乳類において精子運動を制御するCa...
【医歯薬学】薬学:ATPカルシウムを含む研究件
❏ニューロンの軸索におけるオルガネラ間接触によるATP動態制御機構の解明(20K15894)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】壷井 將史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (20847123)
【キーワード】プレシナプス / ミトコンドリア / 小胞体 / カルシウム / 小胞体ーミトコンドリア接触 (他7件)
【概要】神経活動時の高いエネルギー需要に応えるため、プレシナプスにおいてミトコンドリアによるATP産生は厳密に制御されると考えられるが、そのメカニズムは良く分かっていない。本研究では、ミトコンドリアと小胞体の物理的接触 (Mitochondria-Endoplasmic Reticulum Contact Site; MERCS) がミトコンドリアによるATP産生を制御する可能性を検証した。その結果、ME...
❏血管内皮細胞における血流センサー分子の探索と機能解析(13308052)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】安藤 譲二 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20159528)
【キーワード】内皮細胞 / カルシウム / プリノセプター / 転写因子SP-1 / 剪断応力 (他12件)
【概要】培養血管内皮細胞に流れ刺激を作用させると、剪断応力の強さに依存した細胞外カルシウムの流入反応が起こる。この反応にATP作動性のカチオン・チャネルのP2X4が中心的な役割を果たしていた。このことからP2X4が血流センサーとして働き、その発現レベルが血管の血流に対する感度を調節している可能性が考えられた。そこで、内皮細胞のP2X4の発現に及ぼす、剪断応力)の影響について検討を加えた。人臍帯静脈内皮細胞...
【医歯薬学】薬学:細胞周期カルシウムを含む研究件
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
❏大腸菌細胞の形態形成・細胞分裂の制御機構の解析(05760063)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (90192822)
【キーワード】大腸菌 / cafA / RNaseE / ams / mukA (他7件)
【概要】cafA遺伝子の破壊株cafA::catを構築し、その細胞分裂や染色体分配に異常がないことを落射蛍光顕微鏡により確認した。cafA遺伝子と相互作用する因子を細胞分裂変異株の中から検索した。その結果、RNaseEの変異株ams1の温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されることを見い出した。また、ams1 cafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されていた。これは、CafA...
❏細菌の細胞周期における蛋白質の燐酸化,カルシウムイオン、細胞骨格様蛋白質の役割(05453161)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】永井 和夫 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00011974)
【キーワード】ヒストン様蛋白質 / H-NS / 細胞周期 / カルシウム / 細胞骨格様蛋白質 (他13件)
【概要】1 大腸菌のoriC-膜複合体中にヒストン様蛋白質H-NSを抗H-NS抗体を用いて検出した。さらにその欠失変異体は、野性株と比べて高頻度に無核細胞を放出し、細胞あたりの核数(ploidy)が減少していることを見い出した。これはH-NSが染色体の複製と分配において重要な役割を果たしていることを示唆している。 2 大腸菌の細胞周期におけるカルシウムの役割を明らかにするために、培地中の高濃度のカルシウム...
【医歯薬学】薬学:血管カルシウムを含む研究件
❏in vivo脳深部で多ニューロン活動を可視化する一次世代ツールを目指して(19659013)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (10302613)
【キーワード】イメージング / in vivo / 血管 / 海馬 / カルシウム (他6件)
【概要】多ニューロン活動のカルシウム画像法は次世代ツールとして注目されているが、しかしながら、現時点では、脳スライス標本において成功を収めていたに過ぎなかった。そこで、本研究では、この新技法を個体動物の脳に応用し、生きた動物でニューロン活動を記録することに挑戦した。しかも、大脳皮質のような脳の表層部位ではなく、脳の深部での観測法を確立を試みた。とりわけ従来はまったく不可能であった海馬からの記録に挑戦した。...
❏咽頭弓および血管系の発生における細胞内カルシウムシグナルの意義の解明(19790740)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】内田 敬子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (50286522)
【キーワード】発生 / 血管 / 咽頭弓 / カルシウム / 発生・分化 (他13件)
【概要】小児循環器診療の中で、先天性心疾患に合併して比較的頻度高く認められる大動脈の異常は、咽頭弓・血管系および咽頭弓動脈の発生異常から起因すると考えられる。本研究では、遺伝子改変マウスによる個体レベルでの解析や内皮細胞を用いたin vitroの解析によって、咽頭弓、血管系および咽頭弓動脈の発生に、イノシトール三リン酸受容体を中心とした細胞内シグナルが必須であることが示された。 ...
❏血流センサー分子のノックアウトマウス作製とその生理機能解析(16300149)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】山本 希美子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00323618)
【キーワード】流れずり応力 / 血流 / 機械受容 / ノックアウトマウス / 内皮細胞 (他18件)
【概要】本研究では、内皮細胞が最初に流れずり応力を感知する機構に関わる血流センサー分子について、特にイオンチャネルの面から探索し、その情報が細胞内に伝達される経路を明らかにすると共に、生理的意義を評価する為に以下の検討を行った。血流に起因するメカニカルストレスである剪断応力の生体作用を明らかにするために、血管内皮細胞の剪断応力の受容機構の解析を行った。内皮細胞は剪断応力の強さの情報をATP作動性のカチオン...
【医歯薬学】薬学:細胞内情報伝達カルシウムを含む研究件
❏細胞内Caシグナルのスイッチとなる新発見のコネキシンの生理機能と発現制御機構(12F02392)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (80361765)
【キーワード】細胞内情報伝達 / 転写調節 / ゼブラフィッシュ / 心臓 / コネキシン (他7件)
【概要】私たちは、ゼブラフィッシュおいてコネキシン36.7(Cx36.7)の機能不全が心筋の筋原繊維の配向の乱れを引き起こし、心臓形成と機能不全に至る事を明らかにしてきた。本研究では、コネキシン36.7(Cx36.7)の心筋前駆細胞特異的な発現の調節機構について明らかにする解析を行った。心筋細胞の分化誘導に関与する転写因子の発現パターンについて,心臓形成時のゼブラフィッシュ稚魚を用いてin situ hy...
❏血管内皮細胞における血流センサー分子の探索と機能解析(13308052)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】安藤 譲二 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20159528)
【キーワード】内皮細胞 / カルシウム / プリノセプター / 転写因子SP-1 / 剪断応力 (他12件)
【概要】培養血管内皮細胞に流れ刺激を作用させると、剪断応力の強さに依存した細胞外カルシウムの流入反応が起こる。この反応にATP作動性のカチオン・チャネルのP2X4が中心的な役割を果たしていた。このことからP2X4が血流センサーとして働き、その発現レベルが血管の血流に対する感度を調節している可能性が考えられた。そこで、内皮細胞のP2X4の発現に及ぼす、剪断応力)の影響について検討を加えた。人臍帯静脈内皮細胞...
【医歯薬学】薬学:情報伝達カルシウムを含む研究件
❏マウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立と水産食品複合味解析(15580178)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】潮 秀樹 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (50251682)
【キーワード】マウス / カルシウムイオン / 味覚 / 情報伝達 / カルシウム (他6件)
【概要】H16年度は,長時間の測定に耐えるマウス舌上皮in situカルシウムイメージング法の確立を目指した.2時間程度まで舌上皮味細胞の生物活性を保つため,灌流液の基本組成,灌流液の酸素濃度,灌流チャンバーの構造,薬液灌流方法およびその速度などを最適化した.甘味物質としてサッカリンナトリウム,苦味物質としてデナトニウム安息香酸塩,うま味物質としてグルタミン酸ナトリウム(MSG)を採用し,それぞれ0.1か...
❏カルモデュリンの情報伝達モード切り替えスイッチ仮説の検証(14658202)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】カルモデュリン / カルシウム / シグナル伝達 / 分子認識 / 接合 (他8件)
【概要】細胞は環境の要求に応じて多くの細胞機能を適切に制御する必要がある。各細胞機能を一つのシステムとみなせば、この問題はシステム制御の問題として捉えることができる。カルモデュリンはCa2+情報伝達系で重要な役割を持つCa2+結合タンパク質であり、Ca2+と結合することで多種のターゲットタンパク質と結合し、その活性を調節している。多くのターゲットのカルモデュリン結合部位の間にはアミノ酸の一次配列上の相同性...
❏MAPキナーゼ情報伝達系と細胞周期制御のインターフェイス分子の解析(13680775)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】立花 和則 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (60212031)
【キーワード】減数分裂 / 細胞周期 / MAPキナーゼ / Mos / 情報伝達 (他15件)
【概要】本研究では、受精のシグナルがMAPキナーゼ情報伝達系を経由してDNA複製開始につながる全経路を明らかにしようとした。そのストラテジーとしては情報のながれる上流からと下流からの両方向からこれらの接点にあたるところの分子の探索を行った。第一には情報伝達系からのシグナルの流れを下り、受精の信号を細胞周期の制御機構(この場合DNA複製の開始)を操作するためのシグナル転換装置(これをとよぶ)に迫ろうとするも...
【医歯薬学】薬学:長期増強カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【医歯薬学】薬学:rhoカルシウムを含む研究件
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【医歯薬学】薬学:カルシニューリンカルシウムを含む研究件
❏新規カルシウムセンサーによる標的分子の認識機構の解明(17570095)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】清水 敏之 横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 准教授 (30273858)
【キーワード】CHP / EF-hand / カルシウム / X線結晶解析 / NHE1 (他7件)
【概要】細胞内pH環境や浸透圧の維持は細胞の正常な活動にとって非常に重要で、H^+, Na^+に関するイオン代謝を行うNa^+/H^+交換輸送体(NHE)が主にこの役割を担う。NHEは、N末端側に12回膜貫通領域からなる活性部位とC末端細胞質側に活性制御領域をもっ。高等動物のNHEはその一次構造や発現する組織の違いから、様々なアイソフォームが存在する。なかでも普遍的な発現パターンを示すNHE1は細胞内pH...
❏カルシウムによる新規活性制御機構の構造的基盤(15570101)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】清水 敏之 横浜市立大学, 大学院・総合理学研究科, 助教授 (30273858)
【キーワード】CBL2 / EF-hand / カルシウム / X線結晶解析 / CIPK (他10件)
【概要】植物においては光、塩など様々なストレス因子がシグナルとなり細胞内のカルシウム濃度が上昇する。カルシウムセンサー蛋白質は細胞内のカルシウム濃度の上昇に伴い活性化されシグナルを下流へと伝える。最近CBLという新規な蛋白質が同定され、引き続きCBLの標的蛋白質としてCIPKが同定された。CBL/CIPK経路は塩ストレスなどで深く関与していることが示されており、生理学的な重要性も次々と解明されてきている。...
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
【医歯薬学】薬学:発生・分化カルシウムを含む研究件
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(19200031)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 発生・分化 / 神経科学 / 脳・神経 / 細胞移動 (他10件)
【概要】大脳皮質神経細胞の移動過程に注目し、まずは辺縁帯直下で移動終了過程にある細胞に強く発現する遺伝子を多数同定した。また、いくつかの分子について層形成や細胞動態における機能を見いだした。さらに、脳室帯で誕生した神経細胞と脳室下帯/中間帯で誕生した神経細胞とでは移動プロファイルが全く異なることを見いだした。前者は、脳室下帯とオーバーラップする部位で一時的に長時間滞留することを発見し、多極性細胞蓄積帯と命...
❏咽頭弓および血管系の発生における細胞内カルシウムシグナルの意義の解明(19790740)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】内田 敬子 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (50286522)
【キーワード】発生 / 血管 / 咽頭弓 / カルシウム / 発生・分化 (他13件)
【概要】小児循環器診療の中で、先天性心疾患に合併して比較的頻度高く認められる大動脈の異常は、咽頭弓・血管系および咽頭弓動脈の発生異常から起因すると考えられる。本研究では、遺伝子改変マウスによる個体レベルでの解析や内皮細胞を用いたin vitroの解析によって、咽頭弓、血管系および咽頭弓動脈の発生に、イノシトール三リン酸受容体を中心とした細胞内シグナルが必須であることが示された。 ...
【医歯薬学】薬学:マウスカルシウムを含む研究件
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】薬学:神経回路カルシウムを含む研究件
❏in vivo脳深部で多ニューロン活動を可視化する一次世代ツールを目指して(19659013)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (10302613)
【キーワード】イメージング / in vivo / 血管 / 海馬 / カルシウム (他6件)
【概要】多ニューロン活動のカルシウム画像法は次世代ツールとして注目されているが、しかしながら、現時点では、脳スライス標本において成功を収めていたに過ぎなかった。そこで、本研究では、この新技法を個体動物の脳に応用し、生きた動物でニューロン活動を記録することに挑戦した。しかも、大脳皮質のような脳の表層部位ではなく、脳の深部での観測法を確立を試みた。とりわけ従来はまったく不可能であった海馬からの記録に挑戦した。...
❏神経可塑性に伴う回路レベルでの機能変化の解析と薬理学的検討(17689004)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (10302613)
【キーワード】イメージング / カルシウム / 神経回路 / 海馬 / カルシウム画像化 (他6件)
【概要】ニポウ板の回転数を高めることで世界最高の超高速fMCIに成功した。現在の最高到達点は2000 Hzであるが、しかし、実用的には500Hzで撮影するのが無難であるように思われる。スパイク高速自動検出方法を確立した。これによってスパイク抽出過程における人為的なミスを大幅に減らすことができた。現在、学術論文としてまとめている。マウス急性スライス標本でカルシウム色素の負荷率の部位差を詳細に検討し、こちらも...
【医歯薬学】薬学:グルタミン酸カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏神経機能障害をもたらすAMPA受容体サブユニットタンパク異常の検討(18590239)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 岳之 慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (90187740)
【キーワード】中枢・末梢神経 / グルタミン酸受容体 / AMPA受容体 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 (他13件)
【概要】イオンチャネル型グルタミン酸受容体の機能異常が孤発性筋萎縮性側索硬化症の発症要因であるという仮説から、AMPA受容体のイオン選択透過性が生じる原因の解明と、人工的にイオン透過性を変化させた病体モデルの作成を行った。その結果、in vitro系での病態モデル系および、遺伝子改変マウスの作成に成功し、疾患治療研究への足がかりが出来た。 ...
❏2光子励起ケイジド試薬を用いたグルタミン酸受容体機能分布とカルシウム動態の可視化(15700309)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松崎 政紀 生理学研究所, 細胞器官研究系, 助手 (50353438)
【キーワード】中枢神経細胞 / 神経生理学 / 超短パルスレーザー / ケイジド試薬 / グルタミン酸 (他12件)
【概要】これまでケイジドグルタミン酸を2光子励起法で活性化する手法により、海馬錐体細胞において、機能的AMPA受容体発現とスパイン形態に強い相関があることを見出してきた。そこで本研究において、可塑性に重要な役割を果たすNMDA受容体の機能と、スパイン形態との間の関係性を調べることを行った。実験方法としては、海馬錐体細胞にホールセルを行い、低親和性カルシウム指示薬と、細胞形態を同定するためのAlexa594...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリアカルシウムを含む研究件
❏ニューロンの軸索におけるオルガネラ間接触によるATP動態制御機構の解明(20K15894)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】壷井 將史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (20847123)
【キーワード】プレシナプス / ミトコンドリア / 小胞体 / カルシウム / 小胞体ーミトコンドリア接触 (他7件)
【概要】神経活動時の高いエネルギー需要に応えるため、プレシナプスにおいてミトコンドリアによるATP産生は厳密に制御されると考えられるが、そのメカニズムは良く分かっていない。本研究では、ミトコンドリアと小胞体の物理的接触 (Mitochondria-Endoplasmic Reticulum Contact Site; MERCS) がミトコンドリアによるATP産生を制御する可能性を検証した。その結果、ME...
❏神経ステロイドの急速な合成を制御する機構の解明(14780599)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】木本 哲也 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60292843)
【キーワード】神経ステロイド / チトクロムP450 / StAR / エストラジオール / MLN64 (他11件)
【概要】本研究は、神経ステロイドの合成機構を解明することを目的とした。昨年度はモデル系として小脳顆粒細胞を用いたが、本年度は神経ステロイドの主要な標的であるラット海馬において検討を行った。海馬では女性ホルモン(エストラジオール)が神経機能に対し顕著な急性作用をもたらすので、海馬におけるエストラジオールの合成経路を確定することを目指しHPLC解析による代謝実験を行った。その結果、海馬ではDHEAからアンドロ...
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
【医歯薬学】薬学:大腸菌カルシウムを含む研究件
❏大腸菌細胞の形態形成・細胞分裂の制御機構の解析(05760063)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (90192822)
【キーワード】大腸菌 / cafA / RNaseE / ams / mukA (他7件)
【概要】cafA遺伝子の破壊株cafA::catを構築し、その細胞分裂や染色体分配に異常がないことを落射蛍光顕微鏡により確認した。cafA遺伝子と相互作用する因子を細胞分裂変異株の中から検索した。その結果、RNaseEの変異株ams1の温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されることを見い出した。また、ams1 cafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されていた。これは、CafA...
❏細菌の細胞周期における蛋白質の燐酸化,カルシウムイオン、細胞骨格様蛋白質の役割(05453161)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】永井 和夫 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00011974)
【キーワード】ヒストン様蛋白質 / H-NS / 細胞周期 / カルシウム / 細胞骨格様蛋白質 (他13件)
【概要】1 大腸菌のoriC-膜複合体中にヒストン様蛋白質H-NSを抗H-NS抗体を用いて検出した。さらにその欠失変異体は、野性株と比べて高頻度に無核細胞を放出し、細胞あたりの核数(ploidy)が減少していることを見い出した。これはH-NSが染色体の複製と分配において重要な役割を果たしていることを示唆している。 2 大腸菌の細胞周期におけるカルシウムの役割を明らかにするために、培地中の高濃度のカルシウム...
【医歯薬学】薬学:アクチンカルシウムを含む研究件
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(13680842)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】Rho / mDia / 小脳顆粒細胞 / 軸索 / 突起伸展 (他14件)
【概要】1)Rho標的分子mDiaの軸索伸展における役割の解明 神経回路網におけるシグナル伝達分子の空間的制御の背景には、細胞膜や分子局在の非対称性を生み出すダイナミックな細胞骨格再編成が存在するが、その詳細は明らかではない。そこでわれわれは、最も数多く存在する神経細胞である小脳顆粒細胞に着目して、まず極性が生じ、2本の軸索がまず伸展し始め、その後に細胞体周辺に数多くの樹状突起が発生する過程で、低分子量G...
【医歯薬学】薬学:遺伝子改変マウスカルシウムを含む研究件
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏細胞内カルシウムを光で操作できるマウスの開発(24650219)
【研究テーマ】融合基盤脳科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】田中 謙二 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (30329700)
【キーワード】遺伝子改変マウス / tet system / メラノプシン / チャネルロドプシン / カルシウム (他9件)
【概要】細胞内カルシウムを光で操作するために光感受性機能プローブ、メラノプシンを採用し、細胞種特異的にそれらを発現させるためにテトラサイクリン遺伝子発現誘導システムを採用した。tetO-メラノプシントランスジェニックマウスは、神経細胞tTAマウスとの組み合わせで十分なメラノプシンが誘導され、細胞内カルシウムを光で操作することが出来た。グリア細胞ではメラノプシンの発現誘導が不十分で、機能操作ができなかった。...
【医歯薬学】薬学:電気生理学カルシウムを含む研究件
❏視床網様核の新規振動活動が感覚刺激時の神経応答ゆらぎに及ぼす因果的役割の解明(19K06944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50415212)
【キーワード】視床網様核 / 光ファイバー測光装置 / カルシウム / ヒゲ刺激 / マウス (他10件)
【概要】脳神経細胞の活動応答は、同一の感覚刺激に対しても試行毎にゆらぐ。このゆらぎは情報処理の効率を低下させる「ノイズ」だと想定されている。本研究では、マウスのヒゲ刺激に対して大脳皮質神経細胞が示す応答振幅のゆらぎが「ノイズ」ではなく、申請者が発見した視床網様核(TRN)の新規集団振動活動によって能動的に生み出されている可能性を検証した。申請者は「光ファイバー蛍光測定装置」を開発し、Ca2+感受性蛍光蛋白...
❏細胞内カルシウム動態制御による渦巻き型旋回興奮の成立・分裂の抑制(18590767)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】本荘 晴朗 名古屋大学, 環境医学研究所, 准教授 (70262912)
【キーワード】不整脈 / 活動電位 / 細胞内カルシウム動態 / 光学マッピング / リエントリー (他10件)
【概要】近年、心室細動・頻拍など致死性不整脈の発生メカニズムである渦巻き型旋回興奮(スパイラル・リエントリー)の発生に、心筋細胞内Ca^<2+>動態の変化が重要な役割を果たすことが、主にシミュレーション研究の結果から示唆されている。本研究の目的は、2種類の蛍光プローブ(RH-237とRhod-2)を用いて、心筋細胞の活動電位と細胞内Ca^<2+>動態を同時にマッピングすることができ...
❏海馬シナプス伝達の長期増強における代謝型グルタミン酸受容体の役割(09480239)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】真鍋 俊也 神戸大学, 医学部, 教授 (70251212)
【キーワード】シナプス伝達 / グルタミン酸受容体 / 長期増強 / 海馬 / 電気生理学 (他9件)
【概要】1.海馬CA1領域において、シャッファー側枝を電気刺激し、放線状層にて興奮性シナプス電位を細胞外記録した。興奮性シナプス伝達の長期増強(LTP)にどのタイプのグルタミン酸受容体が関与するかを同定するため、まず、NMDAの細胞外投与の効果を検討した。NMDAの短時間投与では、シナプス電位の短期増強が観測されたが、LTPを誘導することはできなかった。一方、グルタミン酸短時間投与では、LTPが誘導でき、...
【医歯薬学】薬学:細胞分裂カルシウムを含む研究件
❏生細胞及び露出原形質系を用いた細胞運動機構の研究(61480019)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】平本 幸男 放送大学, 教養学部, 教授 (50011440)
【キーワード】アフリカツメガエル卵 / ウニ卵 / 分裂装置 / 紡錘体 / 細胞質の力学的性質 (他14件)
【概要】1.細胞内小器官の生理学的形態学的活動をinvitroで観察するための系を作る試み、アフリカツメガエルの卵細胞を遠心して細胞質を分層させ、透明になった部分だけを外液が混入しないような条件のもとでパラフィン油の中に集め、その中に細胞小器官を単離して生細胞内での活動を再現させようとした。同じ目的のため、魚類の水晶体をパラフィン油の中で破砕して原形質を集めてその中で細胞小器官を培養することを試みた。これ...
❏真核細胞の分裂機構(61304008)
【研究テーマ】動物発生・生理学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1986 - 1988
【研究代表者】米田 満樹 京都大学, 理学部, 教授 (50017183)
【キーワード】卵成熟 / 成熟促進因子 / 付活 / 細胞質分裂 / 紡錘体 (他16件)
【概要】1.卵成熟・発生開始の機構: (1)Ca緩衝液やイノシトール三燐酸の細胞内注入により、マウスの未受精卵を付活させることができ、15μM以上の細胞内Ca濃度で、減数分裂が再開・完了することがわかった。 (2)成熟促進因子(MPF)は燐酸化で活性化されたタンパク質であるという説に否定的な結果を得た。ヒトデの成熟卵から成熟を誘起するmRNAを得た。これにはサイクリンと相同な塩基配列が存在した。 (3)カ...
【医歯薬学】薬学:神経科学カルシウムを含む研究件
❏食欲長期記憶固定を制御するArc依存的神経回路動態解明(19F19810)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / カルシウム / Arc / 神経科学
【概要】前初期遺伝子Arcは、記憶形成時に少数の高度に活性化されたニューロンで発現することを受入研究者らは明らかにしてきた。Arcは一度発現されると、活性化ニューロンの多くで、後期異シナプス性抑圧を誘導し、記憶・学習の制御に寄与する。しかしこのメカニズムの詳細は解明されていない。そこで、受入研究者は、記憶学習時のArc発現を可視化する実験系を提供した。一方、外国人特別研究員は、Arc誘導時の後期長期抑圧が...
❏IRBITファミリーによるpH・塩素イオン濃度制御が神経機能に果たす役割の解明(16K07075)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】河合 克宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00553653)
【キーワード】IRBIT / LongIRBIT / pH / 塩素イオン / Splicing variants (他10件)
【概要】IRBITファミリーのpHおよび塩素イオン濃度制御に関与する新規相互分子を同定し、機能解析を行った。その結果、IRBITファミリーはAnion Exchanger 2/3およびAno1と相互作用し、その活性を制御することを明らかにした。IRBIT欠損神経細胞はpHおよび塩素イオン濃度変化に異常がある事がわかった。IRBITファミリーは様々な標的分子と結合する多機能性タンパク質であることから、IRB...
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
【医歯薬学】薬学:アストロサイトカルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
【医歯薬学】薬学:アセチルコリンカルシウムを含む研究件
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
❏睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(19700306)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム (他12件)
【概要】マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動...
❏神経成長因子によるカルシウムチャンネル発現調節の解析(06772146)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】鈴木 岳之 共立薬科大学, 薬学部, 助教授 (90187740)
【キーワード】Acetylcholine / Calcium / ChAT / Cyclic AMP / Nerve growth factor (他6件)
【概要】本研究においてはコリン作動性神経を豊富に含むラット胎児中隔野初代培養神経系におけるカルシウム反応性に対する神経成長因子(NGF)の作用を検討した。NGFおよび細胞分化促進因子であるジブチリルサイクリックAMP(dbcAMP)はいずれも培養中隔野細胞のアセチルコリン(ACh)合成酵素活性、自発的ACh遊離量およびACh含量を有意に増加させた。これらの物質は総タンパク量には影響を与えなかった。一方、こ...
【医歯薬学】薬学:受容体カルシウムを含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏生体におけるリン感知機構の解明(15K19529)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊東 伸朗 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10731862)
【キーワード】低リン血症 / FGF23 / Klotho / くる病 / 骨軟化症 (他14件)
【概要】我々はこれまでに、血中のリン濃度調節因子として腫瘍性骨軟化症の原因腫瘍からFGF23というホルモンを同定し、またそのホルモンの受容体として尿細管でFGFR1/Klotho受容体複合体を同定した。本研究ではFGF23産生腫瘍を用いてリン感知受容体を同定することを目的とし、まずはFGF23の高感度ナノ免疫染色法を開発し、FGF23産生腫瘍におけるFGF23産生細胞を組織学的に一細胞レベルで選別すること...
❏受容体ダイナミクスとカルシウムシグナルによる神経制御機構あるいは病態の解明(20700300)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】坂内 博子 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (40332340)
【キーワード】抑制性シナプス / カルシウム / GABA_A受容体 / 1分子イメージング / 量子ドット (他8件)
【概要】シナプス伝達の強さを決めるファクターとして,近年,細胞膜上における受容体の側方拡散が注目されている.本研究では,細胞外からのカルシウム流入とカルシニュリンの活性化により誘導されるGABA_A受容体の側方拡散の促進が,抑制性シナプス可塑性の開始点であることを示した.また,細胞内カルシウム貯蔵庫からのカルシウム放出も,タンパク質リン酸化によりGABA_A受容体の側方拡散を抑制している可能性を提示した....
【医歯薬学】薬学:アポトーシスカルシウムを含む研究件
❏ストレス応答の分子機構解明に基づく生物学的情報処理システムの理解と応用(13854022)
【研究テーマ】病態科学系歯学(含放射線系歯学)
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2001 - 2005
【研究代表者】一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
【キーワード】ASK1 / MAPキナーゼ / アポトーシス / ストレス / カルシウム (他8件)
【概要】本研究計画は、ASKファミリーキナーゼ系を介したストレス応答の分子機構の解明を軸として「量の差を質の違いへ」という細胞内情報処理システムの作動機序を明らかするために、物理化学的ストレスによるASKファミリー活性化機構の詳細の解明を中心に研究を行なった。具体的には、1)酸化ストレスならびに小胞体ストレスによるASK1活性化機構の詳細の解明、2)ASK1活性化の量的、時間的モニター法の開発と活性化スト...
❏細胞性粘菌由来の抗腫瘍因子DIFのレセプターの同定及び新規DIFアナログの開発(11557177)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
【キーワード】細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / カルシウム / カルシニューリン (他21件)
【概要】1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)-1-hexanone(DIF-1)は細胞性粘菌D. discoidedeumの柄細胞分化誘導因子である。DIF-1は哺乳動物細胞に対して増殖抑制、分化誘導などの生理的作用を有する。この作用が起こる早い時期に細胞内カルシウムの上昇することが知られている。今回の研究では先ず、カルシウムイオンとの関連からDIF...
❏肝疾患の病態成立における類洞壁細胞の関与についての分子生物学的研究(08407016)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】石井 裕正 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
【キーワード】Kupffer 細胞 / 類洞壁細胞 / エンドトキシン / 酸化ストレス / アセトアルデヒド (他15件)
【概要】本研究では各種の実験的肝障害モデルにおいて類洞壁細胞群、特にKupffer細胞からの活性酸素やNOの放出動態と肝細胞障害特に類洞壁細胞の障害、アポトーシスなどを時間的空間的な相関とその制御機構を解明することを目的とした。 ラットKupffer細胞と肝癌細胞を共培養した実験系におい接着因子(CD18/ICAM-1)に依存性にCaの動員があり、それに引き続き肝細胞内において活性酸素の産生がおきることを...
【医歯薬学】薬学:生体分子カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
【医歯薬学】薬学:ビタミンDカルシウムを含む研究件
❏生体におけるリン感知機構の解明(15K19529)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊東 伸朗 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10731862)
【キーワード】低リン血症 / FGF23 / Klotho / くる病 / 骨軟化症 (他14件)
【概要】我々はこれまでに、血中のリン濃度調節因子として腫瘍性骨軟化症の原因腫瘍からFGF23というホルモンを同定し、またそのホルモンの受容体として尿細管でFGFR1/Klotho受容体複合体を同定した。本研究ではFGF23産生腫瘍を用いてリン感知受容体を同定することを目的とし、まずはFGF23の高感度ナノ免疫染色法を開発し、FGF23産生腫瘍におけるFGF23産生細胞を組織学的に一細胞レベルで選別すること...
❏高血圧の成因におけるカルシウムの役割に関する研究(62304041)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】増山 善明 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30089164)
【キーワード】高血圧 / カルシウム / ミオシン軽鎖 / Cキナ-ゼ / イノシト-ルリン酸 (他25件)
【概要】高血圧の成因におけるカルシウム(Ca)の役割および高血圧におけるCa代謝異常、経口Ca負荷時の隆圧について以下の知見を得た。血管収縮へのミオシン軽鎖(MLC)リン酸化の関与、キナ-ゼIIの中枢性血圧調節を明らかにした(日高)。昇圧物質による収縮機構へのlP_3産生、MLCリン酸化反応の関与、Cキナ-ゼによるlP_3によるCa動員の抑制、細胞内Ca^<2+>の上昇によるPGl_2やEDR...
【医歯薬学】薬学:内皮細胞カルシウムを含む研究件
❏血流センサー分子のノックアウトマウス作製とその生理機能解析(16300149)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】山本 希美子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00323618)
【キーワード】流れずり応力 / 血流 / 機械受容 / ノックアウトマウス / 内皮細胞 (他18件)
【概要】本研究では、内皮細胞が最初に流れずり応力を感知する機構に関わる血流センサー分子について、特にイオンチャネルの面から探索し、その情報が細胞内に伝達される経路を明らかにすると共に、生理的意義を評価する為に以下の検討を行った。血流に起因するメカニカルストレスである剪断応力の生体作用を明らかにするために、血管内皮細胞の剪断応力の受容機構の解析を行った。内皮細胞は剪断応力の強さの情報をATP作動性のカチオン...
❏血管内皮細胞における血流センサー分子の探索と機能解析(13308052)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】安藤 譲二 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20159528)
【キーワード】内皮細胞 / カルシウム / プリノセプター / 転写因子SP-1 / 剪断応力 (他12件)
【概要】培養血管内皮細胞に流れ刺激を作用させると、剪断応力の強さに依存した細胞外カルシウムの流入反応が起こる。この反応にATP作動性のカチオン・チャネルのP2X4が中心的な役割を果たしていた。このことからP2X4が血流センサーとして働き、その発現レベルが血管の血流に対する感度を調節している可能性が考えられた。そこで、内皮細胞のP2X4の発現に及ぼす、剪断応力)の影響について検討を加えた。人臍帯静脈内皮細胞...
❏ポジトロン断層法による高感度内皮機能評価法の確立と新しい動脈硬化早期発見診断法の確立(10557050)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
【キーワード】内皮細胞 / 一酸化炭素 / 一酸化窒素合成酵素 / ポジトロン断層法 / 動脈硬化症 (他9件)
【概要】高血圧症、糖尿病、高脂血症等の成人病による血管合併症の早期発見は臨床上極めて重要な課題である。これまで、動脈硬化症の臨床診断法は、動脈硬化病変がかなり進展した段階で初めて検出される点、手法によっては侵襲性がかなり高い点等の数多くの問題点を有している。そこで本研究は、動脈硬化病変の早期異常としてNO合成酵素(NOS)活性の低下に注目し、最近新しい核医学診断法として脚光を浴びているポジトロン断層法(P...
【医歯薬学】薬学:イオンチャネルカルシウムを含む研究件
❏脂質性分子によるオルガネラ膜イオン輸送体の活性化機構の解析と高感度解析技術の構築(15K18678)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】浜本 晋 東北大学, 工学研究科, 助教 (10533812)
【キーワード】イオンチャネル / 出芽酵母 / 液胞 / カルシウム / 酵母 (他8件)
【概要】出芽酵母TRPチャネルTRPY1の活性調節機構の解明を行なった。 TRPY1は高浸透圧ストレスによって活性化して液胞から細胞質にCa2+を放出し、PI(3,5)P2合成酵素欠損株ではこの高浸透圧応答が消失する。この知見から、TRPY1の高浸透圧応答にPI(3,5)P2が必要もしくはPI(3)Pの蓄積によってTRPY1が 抑制される可能性が推察される。本課題を明らかにするためにPI(3)P処理した酵...
❏局所的ケイジド試薬の活性化を用いた外分泌腺細胞の機能の解明(06454144)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 医学部・第一生理, 助教授 (60224375)
【キーワード】カルシウム / ケイジド試薬 / 膵臓腺細胞 / 開口放出 / パッチクランプ (他10件)
【概要】本研究ではケイジド試薬を利用して外分泌腺細胞の分泌機能を解明することを試みた。局所的ケイジド試薬活性化や、その他いろいろな事を試みた結果、特に、冷却CCDカメラとケイジド試薬を用いた研究において以下の様な著しい研究成果がでた。 1)外分泌腺細胞において、アゴニストによる細胞内ストアからのCa放出で分泌の起きている局所でCa濃度が10μモルに達する事を低親和性Ca指示薬と冷却CCDカメラを用いて初め...
【医歯薬学】薬学:蛍光プローブカルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏高次機能蛍光プローブの開発に基づく、メゾスコピック脳機能イメージング手法の確立(24750155)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】浅沼 大祐 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10611204)
【キーワード】蛍光イメージング / 蛍光プローブ / 脳機能 / カルシウム / 神経活動 (他6件)
【概要】脳内の神経ネットワーク内でどのように情報が処理されているのかを明らかにする上で、特定の細胞群における細胞活動を可視化する手法の開発は必須である。本研究では有機小分子蛍光プローブ技術と遺伝子工学技術を組み合わせた研究アプローチに基づいて2つの蛍光可視化手法を開発した。①カルシウムダイナミクスの細胞選択的な可視化手法:レポーター酵素により機能化する蛍光プローブを開発し、細胞選択的にカルシウムダイナミク...
❏細胞内カルシウム動態制御による渦巻き型旋回興奮の成立・分裂の抑制(18590767)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】本荘 晴朗 名古屋大学, 環境医学研究所, 准教授 (70262912)
【キーワード】不整脈 / 活動電位 / 細胞内カルシウム動態 / 光学マッピング / リエントリー (他10件)
【概要】近年、心室細動・頻拍など致死性不整脈の発生メカニズムである渦巻き型旋回興奮(スパイラル・リエントリー)の発生に、心筋細胞内Ca^<2+>動態の変化が重要な役割を果たすことが、主にシミュレーション研究の結果から示唆されている。本研究の目的は、2種類の蛍光プローブ(RH-237とRhod-2)を用いて、心筋細胞の活動電位と細胞内Ca^<2+>動態を同時にマッピングすることができ...
【医歯薬学】薬学:血管内皮細胞カルシウムを含む研究件
❏血管新生過程におけるカルシウム動態の時空間パターンの意義の解明(20790205)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】並木 繁行 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90452193)
【キーワード】血管内皮細胞 / カルシウム / ストア作動性カルシウム流入 / von willebrand factor(vWF) / 血管新生 (他7件)
【概要】血管新生プロセスでは血管内皮細胞内のカルシウム動態が重要な意義を有していると考えられているが、血管内皮細胞へのカルシウム動員機構については不明な点が多い。本研究では、免疫細胞等でストア作動性カルシウム流入(SCOCE)に重要であると提唱されているStim1とOrai1が、血管内皮細胞においてもSCOCの制御に重要であることを明らかにした。また、VEGF刺激時に血管内皮細胞からのvon willeb...
❏血流センサー分子のノックアウトマウス作製とその生理機能解析(16300149)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】山本 希美子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00323618)
【キーワード】流れずり応力 / 血流 / 機械受容 / ノックアウトマウス / 内皮細胞 (他18件)
【概要】本研究では、内皮細胞が最初に流れずり応力を感知する機構に関わる血流センサー分子について、特にイオンチャネルの面から探索し、その情報が細胞内に伝達される経路を明らかにすると共に、生理的意義を評価する為に以下の検討を行った。血流に起因するメカニカルストレスである剪断応力の生体作用を明らかにするために、血管内皮細胞の剪断応力の受容機構の解析を行った。内皮細胞は剪断応力の強さの情報をATP作動性のカチオン...
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
【医歯薬学】薬学:細胞内カルシウムカルシウムを含む研究件
❏ノックアウトマウスを用いたNa^+/Ca^<2+>交換体の機能解析(12557062)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】NCX / ノックアウトマウス / 圧負荷 / 心肥大 / 拡張障害 (他16件)
【概要】Na^+/Ca^<2+>交換体(NCX)は、神経や筋細胞などの興奮性細胞の細胞膜に存在し、Na^+とCa^<2+>の交換輸送に関与する。我々は心臓におけるNCXの役割を解明するために、NCXのノックアウトマウスを作成した。ノックアウトマウスのホモは胎生致死となったが、ヘテロは一見正常に発育した。そこでNCXのヘテロノックアウトマウスを用いて心機能に対するNCXの作用を検討し...
❏血管および腸管平滑筋の生理・生化学的差異に関する研究-平滑筋収縮の周期性の生理・生化学的機序-(05404015)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1993 - 1995
【研究代表者】唐木 英明 東京大学, 農学部, 教授 (60011912)
【キーワード】平滑筋 / Phasic筋 / Tonic筋 / 細胞内Ca濃度 / 血小板活性化因子 (他14件)
【概要】平滑筋はその収縮パターンからtonic筋およびphasic筋に分けられる。Tonic筋は刺激により持続性の収縮を発生するもので、多くの動脈がこれに当たる。Phasic筋は自発性の興奮性を持つ筋で、刺激により静止張力の上昇を伴わずに、自発性収縮の大きさのみが増強される筋である。消化管のある部分(胃、結腸の一部)がこれにあたる。この様な収縮パターンは、生体内でそれぞれの目的にかなった生理的役割を演じて...
【医歯薬学】薬学:一酸化炭素カルシウムを含む研究件
❏ポジトロン断層法による高感度内皮機能評価法の確立と新しい動脈硬化早期発見診断法の確立(10557050)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
【キーワード】内皮細胞 / 一酸化炭素 / 一酸化窒素合成酵素 / ポジトロン断層法 / 動脈硬化症 (他9件)
【概要】高血圧症、糖尿病、高脂血症等の成人病による血管合併症の早期発見は臨床上極めて重要な課題である。これまで、動脈硬化症の臨床診断法は、動脈硬化病変がかなり進展した段階で初めて検出される点、手法によっては侵襲性がかなり高い点等の数多くの問題点を有している。そこで本研究は、動脈硬化病変の早期異常としてNO合成酵素(NOS)活性の低下に注目し、最近新しい核医学診断法として脚光を浴びているポジトロン断層法(P...
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
【医歯薬学】薬学:一酸化窒素カルシウムを含む研究件
❏ポジトロン断層法による高感度内皮機能評価法の確立と新しい動脈硬化早期発見診断法の確立(10557050)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】伊藤 裕 京都大学, 医学研究科, 助手 (40252457)
【キーワード】内皮細胞 / 一酸化炭素 / 一酸化窒素合成酵素 / ポジトロン断層法 / 動脈硬化症 (他9件)
【概要】高血圧症、糖尿病、高脂血症等の成人病による血管合併症の早期発見は臨床上極めて重要な課題である。これまで、動脈硬化症の臨床診断法は、動脈硬化病変がかなり進展した段階で初めて検出される点、手法によっては侵襲性がかなり高い点等の数多くの問題点を有している。そこで本研究は、動脈硬化病変の早期異常としてNO合成酵素(NOS)活性の低下に注目し、最近新しい核医学診断法として脚光を浴びているポジトロン断層法(P...
❏一酸化炭素による肝微小循環制御と胆汁分泌調節の分子機構の解明(09470143)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00206385)
【キーワード】heme oxygenase / 一酸化炭素 / 一酸化窒素 / cytochrome P450 / 伊東細胞 (他12件)
【概要】我々は肝臓で内因性に生成される一酸化炭素(CO)が類洞血管抵抗を生理的レベルに低く保つために必要不可欠である内因性血管弛緩因子であることをラットを用いた実験的研究で世界で初めて明らかにした。この結果を基盤として本研究の平成9、10年度ではCOが肝臓における胆汁酸依存性胆汁輸送の内因性抑制物質であることを明らかにすると同時に、そのメカニズムとして同じガス状物質であるNOのようにミトコンドリアの呼吸鎖...
【医歯薬学】薬学:キナーゼカルシウムを含む研究件
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa2+シグナル伝達機構の解明(15300125)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / アクチン / Rho / キナーゼ / 小脳顆粒細胞 (他13件)
【概要】1.我々は、小脳顆粒細胞という、神経細胞の中でももっとも数が多い細胞種を材料に、Rhoの上流と下流のシグナル伝達系を解明することを試みた。SDF-1α/CXCR4による小脳顆粒細胞の形態制御とRho情報伝達系の関与について検討した結果、SDF-1α/CXCR4/Rho/mDia1経路が小脳顆粒細胞の軸索伸展を制御していることが明らかとなった。具体的には、軸索伸展の正の制御にmDia1が必須であるこ...
【医歯薬学】薬学:神経細胞カルシウムを含む研究件
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏神経線維イメージングを用いた脳回路原理の探究(26250003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10302613)
【キーワード】神経線維 / 樹状突起 / 軸索 / カルシウム / スパイン (他9件)
【概要】光学測定系を工夫・改善し、300個以上のシナプスから100 Hzという高速での撮影を可能にした。この革新的な新技術を用いて、 i)海馬CA3野樹状突起の回路演算様式を解析した結果、興奮性入力と抑制性入力のバランスが線維の局所では崩れていることを見出した。この結果はCell Report誌で発表した。 ii)経験によって一度活動したCA1野神経細胞は、上流のCA3野からの精密な軸索回路による特異的入...
❏小脳プルキンエ細胞樹状突起スパインでのカルシウム動態と機能タンパク質の役割(14380364)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】井上 貴文 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10262081)
【キーワード】カルシウム / 小脳プルキンエ細胞 / 神経細胞 / 樹状突起 / IP3受容体 (他7件)
【概要】本研究では小脳プルキンエ細胞樹状突起のCa^<2+>動態が非常に多彩でかつ局所性に富むものであることをNa^+動態と比較しつつ明らかにした。またCa^<2+>放出活性をCa^<2+>流入と分離して記録することで、Ca^<2+>放出能が小脳発達とともに変化することを明らかにした。小脳とは異なり、海馬錐体細胞における神経可塑性ではIP3受容体は補助的な役...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウスカルシウムを含む研究件
❏IP3受容体疑似リガンド分子IRBITによるCaMKIIa活性制御機構の解明(22700402)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】河合 克宏 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (00553653)
【キーワード】IRBIT / CaMKII / brain / knockout mice / CaMKIIα (他8件)
【概要】IRBITによるCaMKIIα活性制御の分子機構およびその生理的意義を明らかにし、脳神経系におけるIRBITの役割を解明するため、in vitro kinase assay,細胞株発現系、培養神経細胞およびIRBITを全身で欠損したIRBIT KOマウスを用いてIRBITがCaMKIIα活性に及ぼす効果を検討した。いずれの実験系においてもIRBITがCaMKIIα活性を抑制する事を明らかにした。さ...
❏神経機能障害をもたらすAMPA受容体サブユニットタンパク異常の検討(18590239)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 岳之 慶應義塾大学, 薬学部, 准教授 (90187740)
【キーワード】中枢・末梢神経 / グルタミン酸受容体 / AMPA受容体 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 (他13件)
【概要】イオンチャネル型グルタミン酸受容体の機能異常が孤発性筋萎縮性側索硬化症の発症要因であるという仮説から、AMPA受容体のイオン選択透過性が生じる原因の解明と、人工的にイオン透過性を変化させた病体モデルの作成を行った。その結果、in vitro系での病態モデル系および、遺伝子改変マウスの作成に成功し、疾患治療研究への足がかりが出来た。 ...
❏血流センサー分子のノックアウトマウス作製とその生理機能解析(16300149)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】山本 希美子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00323618)
【キーワード】流れずり応力 / 血流 / 機械受容 / ノックアウトマウス / 内皮細胞 (他18件)
【概要】本研究では、内皮細胞が最初に流れずり応力を感知する機構に関わる血流センサー分子について、特にイオンチャネルの面から探索し、その情報が細胞内に伝達される経路を明らかにすると共に、生理的意義を評価する為に以下の検討を行った。血流に起因するメカニカルストレスである剪断応力の生体作用を明らかにするために、血管内皮細胞の剪断応力の受容機構の解析を行った。内皮細胞は剪断応力の強さの情報をATP作動性のカチオン...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏グリア細胞活動が大脳皮質可塑性に果たす役割をin vivoで解明する(23700399)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (50415212)
【キーワード】グリア細胞 / アストロサイト / in vivo / 脳血流 / 大脳皮質 (他13件)
【概要】本研究課題では、シナプス可塑性にグリア細胞が関与しているかどうかを、生きているマウスで検証することを目的とした。その結果以下を見つけた:大脳皮質にて可塑性誘導時にグリア細胞がカルシウム活動を示すこと;この活動に伴って細胞外D-セリン濃度が上昇すること;このグリア活動を抑制すると可塑性が消失すること;この活動を抑制しても脳血流応答には影響が無いこと。以上の結果から、グリア細胞のカルシウム活動がシナプ...
❏マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(21700374)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 (他14件)
【概要】麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、...
【医歯薬学】薬学:ラットカルシウムを含む研究件
❏睡眠-覚醒を制御する皮質下神経核が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明(19700306)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】高田 則雄 独立行政法人理化学研究所, 平瀬研究ユニット, 研究員 (50415212)
【キーワード】in vivo / イメージング / 大脳皮質 / アセチルコリン / カルシウム (他12件)
【概要】マイネルト基底核などの皮質下神経核は大脳皮質へ作用して、睡眠-覚醒を制御する。従来の研究の観測対象は大脳皮質の脳波や血流、アセチルコリン放出量であった。そのため、マイネルト基底核が大脳皮質のグリア細胞へ与える作用はほとんど知られていない。本研究はin vivo2光子顕微鏡を用いることで、生きた動物個体の大脳皮質に存在する神経細胞のみならずグリア細胞の活動も計測した。その結果、マイネルト基底核の活動...
❏筋萎縮とタンパク質分解系との連係-カルシウムシグナル伝達系とカテプシン群の関与-(11480009)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】今泉 和彦 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (60145068)
【キーワード】ラット / 筋萎縮 / カテプシン群活性 / 筋内カルノシン / 筋内アンセリン量 (他18件)
【概要】【目的】骨格筋の萎縮に伴ってlysosome由来のcathepsin群活性と遊離dipeptideレベルが如何に変動するかを明確にすること。【方法】約6週齢雄性ラットを身体(whole body suspension : WBS)法により10日間連続して後肢筋をhypokinesia(筋の力学的負荷の低下)/hypodynamia(筋活動の低下)[H/H]の状態に保持した(WBS群)。対照(CON...
【医歯薬学】看護学:イメージンクカルシウムを含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏脳細胞カルシウムシグナルの空間的分離とデコーディング(16K07316)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】坂内 博子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40332340)
【キーワード】カルシウムイメージング / カルシウムシグナル / 細胞 / アストロサイト / カルシウムチャネル (他18件)
【概要】生物はCa2+を伝達物質として用いて、多様な生理機能の誘導を可能にしている。しかし、Ca2+がどのように多様な情報をエンコードしているかについては、未解明の点が多い。我々は、「local Ca2+センサー」を作成し、従来法では判別できなかったCa2+シグナルの由来を特定し、Ca2+シグナルの多様性を記述するためのlocal Ca2+センサーを開発した。このlocal Ca2+センサーを利用して脳の...
❏イメージング解析を基盤とした味覚情報コーディング機構の研究(15K12322)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡田 晋治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (50376563)
【キーワード】味覚 / イメージング / カルシウム / 細胞応答
【概要】本申請研究では、味覚受容機構解明の基盤となり、また、様々な味物質・非味物質で構成される食品の味の総合的な評価を実現する解析系の構築を目指したものである。 Ca2+感受性蛍光タンパク質遺伝子を味蕾細胞に発現する複数系統の動物の作製に成功した。これらの動物を用いて、遺伝子導入によって味蕾細胞に発現したCa2+感受性蛍光タンパク質の蛍光観察による味蕾細胞の味刺激応答のイメージングを試みた。結果として、基...
【医歯薬学】看護学:画像解析カルシウムを含む研究件
❏高次元表現型解析を駆使した遺伝情報による細胞の動作原理の解明(15H04402)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】Saccharomyces cerevisiae / morphology / CalMorph / phenotyping / 出芽酵母 (他21件)
【概要】遺伝情報による生命体の動作原理、すなわち遺伝型という「原因」が表現型という「結果」にどのように結びつくかという原理を解き明かすことは、遺伝学の中心課題のひとつである。我々は、遺伝型と表現型との関係を明らかにするために、単細胞真核生物の出芽酵母(S. cerevisiae)の優れた遺伝学的ツールを駆使し、蛍光顕微鏡で得られる細胞画像を画像解析システムCalMorphにより解析し、形態プロファイリング...
❏異なった生理的条件下の筋小胞体カルシウムATPaseの三次元構造解析(04454618)
【研究テーマ】生体物性学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】豊島 近 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (70172210)
【キーワード】筋小胞体 / カルシウム / ATPase / 三次元構造解析 / 膜蛋白質 (他12件)
【概要】本研究では、カルシウムATPaseの異なった状態での三次元構造を、氷包理電子顕微鏡法によって解析し、能動輸送の構造的実体を明らかにすることを目標とした。まず、ATPとカルシウムがともに結合していない状態のチューブ状結晶から14A分解能で三次元構造を解析し、Natureに発表した。この結果、膜内構造は3つのセグメントからなるユニークなものであることが判り、アミノ酸配列から予想される二次構造ともかなり...
【医歯薬学】看護学:海馬カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム動態調節によるシナプス可塑性のシナプス部位特異的制御機構の解明(19H03321)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】カルシウム / シナプス伝達 / 長期増強 / 海馬 / 遺伝子改変マウス (他8件)
【概要】中枢神経系のシナプス前終末およびシナプス後細胞におけるカルシウムストアからのカルシウムイオンの放出に関与すると考えられる機能分子Xの役割を解明するために、シナプス前終末およびシナプス後細胞特異的に分子Xを欠損する遺伝子改変マウスを作出し、急性海馬スライス標本を作製して、電気生理学的解析を行った。その結果、シナプス前終末特異的変異マウスでは、海馬CA1領域において、低頻度持続刺激に対する興奮性シナプ...
❏オリゴデンドロサイトによる神経回路調節機能(23680042)
【研究テーマ】融合基盤脳科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 謙二 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (30329700)
【キーワード】ニューロングリア相互作用 / オリゴデンドロサイト / オプトジェネティクス / カルシウム / 海馬 (他8件)
【概要】本研究ではオリゴデンドロサイトを単に神経伝導を速めるだけの絶縁体とみなすのではなく、神経活動量に応じて伝導速度を調節し神経回路と行動を制御しうる動的な構成要素であるとの仮説にのっとった。オリゴデンドロサイトは神経活動に伴って脱分極性の応答をすることが知られている。光遺伝学をオリゴデンドロサイトに駆使して神経活動にともなう脱分極性変化を模倣したところ、10分間程度の伝導速度の増加と、その後におこる数...
❏シナプス前終末内ミトコンドリアによるシナプス可塑性の制御機構(20650057)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経伝達物質 / 放出機構 / シナプス前終末 / 短期可塑性 / カルシウム (他9件)
【概要】1.海馬スライス標本のCA1領域において、細胞外電位記録法を用いて興奮性シナプス応答を記録した。NMDA受容体を阻害した状態で5Hz、3分の刺激を与えると、刺激終了後に二相性の短期可塑性が誘導されることを見出した。早い相では2発刺激促通の減少を伴う短期増強が消失していくところが観察され、遅い相では短期抑圧が徐々に回復していくところが観察された。ミトコンドリアの機能を変化させる種々の薬物によりこの短...
【医歯薬学】看護学:生理学カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏細胞内カルシウムを光で操作できるマウスの開発(24650219)
【研究テーマ】融合基盤脳科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】田中 謙二 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (30329700)
【キーワード】遺伝子改変マウス / tet system / メラノプシン / チャネルロドプシン / カルシウム (他9件)
【概要】細胞内カルシウムを光で操作するために光感受性機能プローブ、メラノプシンを採用し、細胞種特異的にそれらを発現させるためにテトラサイクリン遺伝子発現誘導システムを採用した。tetO-メラノプシントランスジェニックマウスは、神経細胞tTAマウスとの組み合わせで十分なメラノプシンが誘導され、細胞内カルシウムを光で操作することが出来た。グリア細胞ではメラノプシンの発現誘導が不十分で、機能操作ができなかった。...
❏2光子励起ケイジド試薬を用いたグルタミン酸受容体機能分布とカルシウム動態の可視化(15700309)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松崎 政紀 生理学研究所, 細胞器官研究系, 助手 (50353438)
【キーワード】中枢神経細胞 / 神経生理学 / 超短パルスレーザー / ケイジド試薬 / グルタミン酸 (他12件)
【概要】これまでケイジドグルタミン酸を2光子励起法で活性化する手法により、海馬錐体細胞において、機能的AMPA受容体発現とスパイン形態に強い相関があることを見出してきた。そこで本研究において、可塑性に重要な役割を果たすNMDA受容体の機能と、スパイン形態との間の関係性を調べることを行った。実験方法としては、海馬錐体細胞にホールセルを行い、低親和性カルシウム指示薬と、細胞形態を同定するためのAlexa594...
【医歯薬学】看護学:脳・神経カルシウムを含む研究件
❏幼弱神経系における興奮形態形成連関による回路形成制御機構(19H01007)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 脳発達 / カルシウム / 幼弱脳 / 発達
【概要】本研究では、幼弱神経系における興奮形態形成連関の研究を実施するため、以下の3つの目的に沿って研究を進めている。1)主として生物物理学・生理学手法を用いて、脳発達期におけるin vivo 幼弱神経系にて、SRCaTが発生する時期・条件の解明を進める。2)生化学・薬理学・細胞生物学的手法を用いて、SRCaTの下流で興奮形態形成連関を担うCa2+/CaM依存的伝達経路の実体を探索していく。3)神経発生学...
❏食欲長期記憶固定を制御するArc依存的神経回路動態解明(19F19810)
【研究テーマ】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2019-11-08 - 2022-03-31
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / カルシウム / Arc / 神経科学
【概要】前初期遺伝子Arcは、記憶形成時に少数の高度に活性化されたニューロンで発現することを受入研究者らは明らかにしてきた。Arcは一度発現されると、活性化ニューロンの多くで、後期異シナプス性抑圧を誘導し、記憶・学習の制御に寄与する。しかしこのメカニズムの詳細は解明されていない。そこで、受入研究者は、記憶学習時のArc発現を可視化する実験系を提供した。一方、外国人特別研究員は、Arc誘導時の後期長期抑圧が...
❏赤色シフトCa2+指示遺伝子を活用した高速多重Ca2+計測法の開発(16K13105)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / シグナル伝達 / 脳・神経
【概要】申請研究者は、これまでのCa2+指示遺伝子や化学的なCa2+指示薬を上回る性能を持つGECIであるR-CaMP2の開発に成功した。これは、研究代表者のこれまでのカルシウム・カルモジュリン結合蛋白に関する生化学研究の蓄積に基づくR-CaMP2の合理的設計による画期的成果である。本研究では、既存の2色(緑・赤)を超える多色イメージング法をさらに拡張する合理的なタンパク工学的手法により実現した。多色の細...
【医歯薬学】看護学:遺伝子カルシウムを含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達カルシウムを含む研究件
❏赤色シフトCa2+指示遺伝子を活用した高速多重Ca2+計測法の開発(16K13105)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / シグナル伝達 / 脳・神経
【概要】申請研究者は、これまでのCa2+指示遺伝子や化学的なCa2+指示薬を上回る性能を持つGECIであるR-CaMP2の開発に成功した。これは、研究代表者のこれまでのカルシウム・カルモジュリン結合蛋白に関する生化学研究の蓄積に基づくR-CaMP2の合理的設計による画期的成果である。本研究では、既存の2色(緑・赤)を超える多色イメージング法をさらに拡張する合理的なタンパク工学的手法により実現した。多色の細...
❏受精における精子機能調節の分子機構の解析(15H04398)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉田 学 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (60301785)
【キーワード】受精 / 精子運動 / 受精能獲得 / 精子走化性 / カルシウムポンプ (他11件)
【概要】精子機能調節の分子機構の理解を最終目標とし、下記の研究を行った。 精子の受精能制御:マウス精嚢分泌タンパク質SVS2はin vivoでの受精には必須な因子である。本研究において,SVS2をはじめとした精漿タンパク質は協調してマウス精子の受精能および運動の超活性化を抑制すること,ヒトSEMG1も同様の作用を持つことが明らかとなった。 Ca2+による精子運動の調節:哺乳類において精子運動を制御するCa...
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現カルシウムを含む研究件
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
❏配偶子および胚性幹細胞をベクタ-とする遺伝子導入動物作出に関する基礎研究(02454091)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】精子 / 胚性幹細胞 / 遺伝子導入動物 / 体外受精 / キメラ胚 (他14件)
【概要】1.配偶子による遺伝子導入のための基礎的検討.精子を経由する遺伝子導入動物作出の可能性についてマウスを用いて検討した。すなわち,DNAとしてSV40プロモ-タ-に大腸菌βガラクトシダ-ゼ遺伝子を連結したものを用い,体外受精の条件下で受精卵への導入を検査した。その結果,卵割期胚の組織化学的検査によっても,また移植後の胎子におけるDNAの分析においても,外来性DNAが導入された形跡は全く認められなかっ...
【医歯薬学】看護学:高血圧カルシウムを含む研究件
❏腎障害の進展阻止に関する研究-血圧および食事の影響(03454221)
【研究テーマ】内科学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】猿田 享男 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (70051571)
【キーワード】高血圧 / 腎障害 / 食塩 / 蛋白質 / カルシウム (他9件)
【概要】諸種腎疾患における腎障害の進展には、蛋白質や食塩の摂取量、水分摂取量および血圧の適度のコントロールが極めて重要である。本研究では、これら諸因子の中でも高血圧の腎障害の進展に果たす役割およびその阻止効果についてまず動物実験で検討した。続いて動物実験の成績を参考としてヒトの諸種腎疾患において、高血圧および食事因子の腎障害の進展に果たす役割、およびその進展阻止対策について検討した。 動物実験としては、5...
❏高血圧の成因におけるカルシウムの役割に関する研究(62304041)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】増山 善明 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30089164)
【キーワード】高血圧 / カルシウム / ミオシン軽鎖 / Cキナ-ゼ / イノシト-ルリン酸 (他25件)
【概要】高血圧の成因におけるカルシウム(Ca)の役割および高血圧におけるCa代謝異常、経口Ca負荷時の隆圧について以下の知見を得た。血管収縮へのミオシン軽鎖(MLC)リン酸化の関与、キナ-ゼIIの中枢性血圧調節を明らかにした(日高)。昇圧物質による収縮機構へのlP_3産生、MLCリン酸化反応の関与、Cキナ-ゼによるlP_3によるCa動員の抑制、細胞内Ca^<2+>の上昇によるPGl_2やEDR...
【医歯薬学】看護学:学習カルシウムを含む研究件
❏大脳の記憶シナプスや回路の2光子顕微鏡と新規光プローブとを用いた研究(26221001)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】河西 春郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60224375)
【キーワード】シナプス / 学習・記憶 / ドーパミン / 大脳皮質 / 大脳基底核 (他19件)
【概要】我々は強化増大した樹状突起スパインシナプスを特異的に標識するASプローブを構築し、運動学習が増強・新生スパインに依存することを操作的に証明し(Nature 2015)、ケタミンの抗うつ作用に前頭葉のスパイン新生が関与することを明らかにした(Science 2019)。同様な標識手法が軸索にも応用可能であり、増強スパインに入力するシナプス終末であることがわかってきた(未発表)。条件学習のドーパミン過...
❏成体脳におけるニューロン新生メカニズムの解明とその応用(17380199)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】久恒 辰博 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (10238298)
【キーワード】神経幹細胞 / 学習 / GABA / 海馬 / 成体 (他15件)
【概要】「人間の脳の細胞数は、子供のころにピークに達した後に、年をとるとともに衰える一方である」と考えられてきた。ところが、近年、記憶にかかわる海馬においては、どんなに年をとっても新しくニューロンが生み出されていることが発見され、この現象が大いに注目されている。申請者らは、これまでに、ネスチン-GFPトランスジェニックマウスを使用することで、成体海馬の神経幹細胞(タイプ1とタイプ2)を急性脳スライス内で同...