マイネルト基底核の誘発する大脳可塑性が大脳皮質微小回路へ及ぼす作用の解明
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
マイネルト基底核 / アセチルコリン / 大脳皮質 / 長期増強 / グリア細胞 / イメージング / in vivo / 2光子顕微鏡 / 皮質可塑性 / カルシウム / イン・ビボ / カルシウム計測 / マウス / シナプス可塑性
【研究成果の概要】
麻酔下マウスのマイネルト基底核(NBM)とヒゲ刺激とを同時に行って大脳皮質において長期増強(LTP)を誘導し、その間の大脳皮質細胞群カルシウム(Ca^<2+>)活動を二次元可視化解析した。この結果LTP誘導最中にグリア細胞がCa^<2+>活動していることを発見した。さらに、このCa^<2+>活動を抑制したところ、NBM刺激に対する神経細胞応答は正常にも関わらず、LTPが消失することを発見した。これらの結果は、LTP誘導にグリア細胞活動が必須であることを生きたままの動物で初めて示した点で重要である。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
平瀬 肇 | 独立行政法人理化学研究所 | 平瀬研究ユニット | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
矢作 和子 | 独立行政法人理化学研究所 | 平瀬研究ユニット | 技術員 |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)