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「リスク」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報基礎学:意思決定論リスクを含む研究件
❏ナイトの不確実性の理論と応用:その更なる飛躍(19K01550)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】尾崎 裕之 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90281956)
【キーワード】ナイトの不確実性 / 曖昧さ / リスク / 意思決定論 / 非期待効用理論
【概要】本年度は研究課題に直結する論文3本の執筆を行った。2本は完成して専門誌に投稿したところ、不採択となったものの、編集者および査読者のコメントが非常に参考になったため、これをもとに論文の改訂を行い、再投稿に向けて鋭意執筆中である。残りの一本については、完成まであと少しのところまで漕ぎ着けてはいるものの投稿には至っていない。以下、簡単に3本の論文の内容について触れる。 1本目は、不確実性の問題を動学モデ...
❏非対称誤差最小化とその経済学への応用(26380244)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾崎 裕之 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90281956)
【キーワード】意思決定論 / 非期待効用 / 非対称誤差 / エルスバーグの逆説 / 不確実性 (他11件)
【概要】数学的期待値とは、ある関数を実数で近似して得られる実数であるが、この近似を平均二乗誤差の最小化を通して行うのが数学的期待値の求め方であり、また、このようにして求めた最小化を実現している実数が数学的期待値に他ならない。本研究は、申請者自身が行った、平均二乗誤差をより一般的に拡張した場合の研究をもとにしたものである。より具体的には、過大推定と過少推定を非対称的に評価する誤差を用いて近似した場合の研究を...
【情報学】計算基盤:補償リスクを含む研究件
❏弱者包有的災害復興法学の考察-補償・居住福祉・地域再生との関係で(20330019)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00143347)
【キーワード】災害復興 / 震災 / 補償 / 中山間地 / 地域再生 (他21件)
【概要】震災、水害、火山活動などの各災害における被災者の災害復興政策において、住宅補償・生業補償の否定という従来からの負の遺産による居住福祉法学的配慮の手薄さは、比較法的考察からも先進諸国でも群を抜いて目立ち、災害救助法及び被災者生活再建支援法の現状では問題は山積し、さらに原発リスクにおける安全性チェックの制度的陥穽は事態を深刻化させることを、3.11以前に指摘したが、そうした中で東日本大震災が生じ、危惧...
❏諫早湾干干拓事業における環境影響と地域社会の持続性(16730250)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 亮 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40313788)
【キーワード】諫早湾干拓事業 / 地域生活 / 自然と人間 / <生活の論理> / 地域性 (他14件)
【概要】平成17年度の研究では、諫早湾干拓事業を巡る一連の問題、有明海異変の現象について、二つのテーマに沿って研究を進めた。一つは(自然科学系の)研究者がこの問題に対してどのようなスタンスで関わり、何を解明しようとしているかである。もう一つは漁民を中心とした住民の生活困難という社会問題が一体いかなる意味をもった問題なのかである。 前者について、有明海異変に諫早湾干拓事業が影響を及ぼしているかどうかの因果関...
【情報学】計算基盤:大規模災害リスクを含む研究件
❏グローバル経済におけるリスクの経済分析~国際経済学の視点から~(26220503)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】石川 城太 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80240761)
【キーワード】グローバリゼーション / 国際経済学 / リスク / 国際金融市場 / グローバルな環境問題 (他7件)
【概要】主要な成果は以下の4つである。(1)金融システムの不完全性がバブルに及ぼす影響をグローバルな枠組みで解明した。(2)地球温暖化対策としての環境政策・環境規制を比較分析し、各々が異なる国際カーボンリーケージを通じて地球温暖化に異なる影響を及ぼすことを示した。(3)機械産業の生産ネットワークを分析し、カントリーリスクを一定程度まで低減させることに成功した国・地域のみが生産ネットワークに参加できることを...
❏危機管理と政治変容(24243022)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-10-31 - 2015-03-31
【研究代表者】藤原 帰一 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90173484)
【キーワード】危機管理 / 政治変容 / 安全保障化 / 大規模災害 / 政策決定 (他8件)
【概要】危機管理の政策決定と、それが政治社会にもたらす効果について、多角的な実地調査とデータ収集を行うとともに、三つの理論的視点、すなわちセキュリタイゼーション研究、危機管理研究、そして平和構築から分析を進めた。本作業の国際的パートナーがオレ・ウィーバー、イークワン・ヘン、そして、ジョンアイケンベリーであり、この三名を含む内外の研究者と共に2015年1月30日に大規模な国際研究集会を東京にて開催し研究成果...
【情報学】計算基盤:ゲーミング・シミュレーションリスクを含む研究件
❏格差と序列による対立と葛藤の生成プロセスとその解決に関するゲーミング研究(15K04036)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-10-21 - 2019-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70311719)
【キーワード】ゲーミング / 経済格差 / 葛藤解決 / システム変革動機 / 格差是正 (他13件)
【概要】社会の構成員の間で生じる対立や葛藤をゲーミング・シミュレーションでモデル化し,葛藤の発生・維持・解消のプロセスを検討した。第1に,環境行動を促す説得的コミュニケーションに格差認識を導入し,説得における経済的地位の役割について行動意図と社会的公正の関係を示した。第2に,格差是正を協力とチームワークによる問題解決と設定し,協力が利益につながる機会を提供することで利害が異なる人々の間でのチームワークが上...
❏環境・健康リスクの事例に基づく利害調整の手続きと結果の評価に関するゲーミング研究(24530786)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70311719)
【キーワード】リスク / 環境 / 健康 / ゲーミング・シミュレーション / 利害調整 (他7件)
【概要】本研究の目的は環境および健康リスクに関する利害葛藤という現実の課題について,ゲーミング・シミュレーションを開発し,その課題解決の手続きと結果の評価について検討する。ゲーミング・シミュレーションでは,直接観察することが困難なことについて社会現象を単純で現実の制約から解放された状況を作り出し,課題解決の要因を探索的に検討することができる。ここでは利害の異なるステークホルダー間での合意形成のプロセスを研...
【情報学】人間情報学:信頼性リスクを含む研究件
❏マルチハザードを受ける道路ネットワークのライフサイクルレジリエンスと対策優先度(国際共同研究強化)(16KK0152)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2019
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】レジリエンス / マルチハザード / 南海トラフ / 道路ネットワーク / 橋梁 (他12件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波を受ける道路ネットワークのリスク・レジリエンス評価手法を提案し,構造物の補強優先度判定への適用例を提示した.道路構造物の被災により生じる経済的損失からリスク,地震後の交通機能の低下と回復時間からレジリエンスをそれぞれ定量化した.信頼性評価では,Monte Carlo法に基づく確率計算の中で,断層運動の予測からハザード強度の推定,さらには構造物の脆弱性評価に伴う一連の...
❏リスクモードとオンラインモニタリング技術高度化に着目した未然防止体系の新展開(15H01786)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】鈴木 和幸 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 特任教授 (00130071)
【キーワード】未然防止 / リスクモード / 故障モード / 製品安全 / 信頼性工学 (他11件)
【概要】予測に基づく未然防止と横断的学術としての信頼性工学の体系革新とその展開を目的に、次世代品質信頼性情報システムQRISを開発し、Top Event Mode(TEM)、リスクモード・故障モードなどの”Black Mode”に着目したStructured Risk Mode(SRiM)と “正常か否か”の”White Mode”に着目したStructured White Mode(SWiM)の両者の視...
【情報学】人間情報学:判断リスクを含む研究件
❏行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築(24243061)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-10-31 - 2017-03-31
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 処方的社会心理学 / 多元社会 / 行動意思決定論 / 意思決定過程 (他22件)
【概要】本研究は、行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築を目指すものである。行動意思決定論とは、人々の意思決定についての心理学的知識を基にした記述的な意思決定理論のことである。本研究では、多属性意思決定のの心理学的モデルやそれらの研究知見をもとにして合理的意思決定と「よい意思決定」について検討を行った。本研究では、多属性意思決定の処方的検討によって、多元的観点が「よい意思決定」...
❏意思決定過程分析による社会経済現象の解明(15530411)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院・文学部, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 意思決定過程 / 社会経済 / リスク認知 / ファジィデータ解析 (他13件)
【概要】本研究の目的は、過程追跡技法などの心理学的方法論や数理計量的方法論を用いて、社会経済環境における判断と意思決定現象を解明し、社会経済現象を意思決定過程分析より明らかにすることであった。意思決定過程は、我々の社会生活や社会経済環境において容易に見出される現象であり、人々は、このような社会経済環境の中で意思決定を行っているのである。それ故、社会経済環境での意思決定過程に関する研究は、社会経済現象の理解...
【情報学】情報学フロンティア:意思決定過程リスクを含む研究件
❏行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築(24243061)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-10-31 - 2017-03-31
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 処方的社会心理学 / 多元社会 / 行動意思決定論 / 意思決定過程 (他22件)
【概要】本研究は、行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築を目指すものである。行動意思決定論とは、人々の意思決定についての心理学的知識を基にした記述的な意思決定理論のことである。本研究では、多属性意思決定のの心理学的モデルやそれらの研究知見をもとにして合理的意思決定と「よい意思決定」について検討を行った。本研究では、多属性意思決定の処方的検討によって、多元的観点が「よい意思決定」...
❏意思決定過程分析による社会経済現象の解明(15530411)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院・文学部, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 意思決定過程 / 社会経済 / リスク認知 / ファジィデータ解析 (他13件)
【概要】本研究の目的は、過程追跡技法などの心理学的方法論や数理計量的方法論を用いて、社会経済環境における判断と意思決定現象を解明し、社会経済現象を意思決定過程分析より明らかにすることであった。意思決定過程は、我々の社会生活や社会経済環境において容易に見出される現象であり、人々は、このような社会経済環境の中で意思決定を行っているのである。それ故、社会経済環境での意思決定過程に関する研究は、社会経済現象の理解...
【情報学】情報学フロンティア:最適化リスクを含む研究件
❏リスクを考慮した最適な海上資源物流システムの研究(20360387)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】武市 祥司 金沢工業大学, 情報学部, 准教授 (90291319)
【キーワード】海上輸送システム / リスク / シミュレーション / 最適化 / 海上物流 (他12件)
【概要】資源エネルギー・セキュリティを検討することを目的に,鉄鋼石を対象にして,産地港から日本の主要製鉄所に輸送する鉱石運搬船等をモデル化した離散型時間発展的シミュレータを開発した.輸送コストと備蓄量から算出する枯渇リスクを用いて,航路や船団構成を評価することが可能になった.産地と製鉄所を往復するシャトル輸送に,日・豪・南米・欧州を巡るコンビネーション輸送を3割程度取り入れる航路や船団が最適であることが判...
❏次世代資産運用モデルの開発と実証分析(12480105)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】今野 浩 中央大学, 理工学部, 教授 (10015969)
【キーワード】ポートフォリオ理論 / 凹型取引コスト / ロング・ショート・ポートフォリオ / リバランス / 分枝限定法 (他18件)
【概要】実施した研究は下記の4つである。 (1)効率的フロンティア上への最小凹型コスト・リバランス問題の解法 (2)ショート・セールが許される場合の非凸型ポートフォリオ最適化モデルの解法 (3)平均・絶対偏差モデルによる小規模資産運用モデルの解法 (4)下半リスクモデルによるポートフォリオ最適化 (1)〜(3)は、いずれも従来の資産運用理論研究においては取扱いが難しいと考えられてきたものである。その理由は...
【情報学】情報学フロンティア:プロジェクトリスクを含む研究件
❏ベイジアンネットワークによるソフトウエア要求仕様の確率的リスク評価に関する研究(17K00354)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】持田 信治 流通科学大学, 商学部, 教授 (40412374)
【キーワード】ベイジアンネットワーク / システム開発プロジェクト / プロジェクトマネジメント / ベイジアン推定 / 要求書分析 (他14件)
【概要】本研究の目的はシステム開発リスクの確率的評価手法確立に向けた研究である。通常、プロジェクト費用は開発工数や難易度に基づいて算出され、要求仕様別の費用は算出されないため、算出された費用は顧客のシステムイメージと乖離しており、後の仕様変更の原因となる。仕様変更は工期遅延と費用超過となる。そこで本研究は仕様項目別に費用を割り付けて、それぞれの仕様分析に基づいた確率的システム開発リスクの評価を試みた。その...
❏リスクマネジメント導入による建設費縮減システムの実用化に関する研究(13558047)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】湊 隆幸 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70271591)
【キーワード】プロジェクト / リスク / マネジメント / 定量化 / シミュレーション (他13件)
【概要】本研究の主な目的は,社会からの建設コスト縮減に対する要望を達成する,すなわち『良いものを安く作る』という建設技術者の役割を具体的に実現できる方策を,理論的・実証的な内容だけでなく,法体系をも見据えた制度システムとして実用化することである.本研究の主な目的は,以下の5つに要約できる. 1)科学的手法を用いた,『リスク管理費』定量化モデルの構築 2)実際のデータを用いた分析に基づく,リスクの指標化 3...
【複合領域】社会・安全システム科学:リスク管理リスクを含む研究件
❏リスク管理の視角からみた医薬品の販売規整に関する比較法的実証研究(22530037)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】下山 憲治 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (00261719)
【キーワード】医薬品 / リスク管理 / 郵便等販売 / 通信販売 / 販売規整 (他12件)
【概要】本研究では、リスクの法的制御に関する研究の一環として、リスク行政の典型領域である薬事領域において、社会的・法的に管理すべきリスクと受容されるべきリスクとの境界設定及びその管理のあり方を検討した。そして、近年の薬事法改正により導入された一般用医薬品の販売規整(特に、郵便等販売方法の制限)について、EU及び明治期以降日本が参考としてきたドイツ法制の現状に関する実証的検討を通じて、法改正を含め、今後のあ...
❏化学物質の管理に係るキャパシティビルディングのための評価指標の拡張と国際展開(19310028)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】増田 優 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (50359684)
【キーワード】環境と社会 / 化学物質総合管理 / 評価指標 / リスク管理 / SAICM (他10件)
【概要】EUのREACH施行を初めとする化学物質の管理に関する国際的な動向や国内における化審法改正に関する考察を行い、望ましい化学物質総合管理の全体体系をまとめる研究を進めた。一方、化学物質総合管理の主体者である企業、人材教育機関(大学)、化学物質の試験・評価機関、政府機関の4セクターについて化学物質総合管理の活動を共通的に評価するための評価指標を開発した。その評価指標に基づき活動評価を行った。いずれのセ...
❏不確実な条件下での行政決定に対する法的コントロールの基礎的かつ実態的研究(15730009)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】下山 憲治 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (00261719)
【キーワード】不確実性 / リスク行政 / 科学原則 / EU食品安全機関 / 食品安全委員会 (他12件)
【概要】本年度は、本研究課題の最終年度に当たることを踏まえ、これまでの成果を礎に、EU法およびドイツ法を素材として、不確実性の条件下における行政上の意思決定組織構造の分析をすすめた。その結果、特にEU食品安全機関の設立過程における議論の中で科学的機関の独立性(中立性)・専門的卓越性・透明性がキーワードとして登場していたこと、この点を法的視点からとらえると、近年のリスク行政組織では、法治国原理に基づく科学(...
【複合領域】社会・安全システム科学:リスク分析リスクを含む研究件
❏金融・契約技術とガバナンス・マネジメントに関するシステム科学的研究(16310118)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】高森 寛 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30082671)
【キーワード】金融技術 / リアルオプション / 投資戦略 / リスクと価値 / インセンティブ契約 (他21件)
【概要】本研究課題は、「わが国の産業社会の再生にむけて、今後取り組むべき重要な課題はなにか」という意識にたって、調査・研究を行い、研究成果として、次の事項を明らかにした。 ●わが国の戦後35年にわたる奇跡といわれた高度成長を支え、駆動した経営パラダイムが、1990年代に入り、その勢いを失速し、バブル崩壊を経験した経過を分析し、今後のイノベーションの源泉となるモデルと原理を明らかにした。 ●新しい時代へむけ...
❏人工物の志向的分析-科学技術哲学への現象学的アプローチ(15720001)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】石原 孝二 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (30291991)
【キーワード】人工物 / 現象学 / リスク / 設計の哲学 / 人口知能 (他16件)
【概要】今年度は本研究の最終年度にあたるため、これまでの研究成果を国際学会や雑誌等において発表した。2005年12月にドイツのLitt社から出版されたPraktische Philosophie in gesellschaftlicher Perspektive(『社会的な視点からの実践哲学』)に寄稿した論文"Zeuge, Maschinen und Menschliche Autonomie&#...
❏不確実な条件下での行政決定に対する法的コントロールの基礎的かつ実態的研究(15730009)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】下山 憲治 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (00261719)
【キーワード】不確実性 / リスク行政 / 科学原則 / EU食品安全機関 / 食品安全委員会 (他12件)
【概要】本年度は、本研究課題の最終年度に当たることを踏まえ、これまでの成果を礎に、EU法およびドイツ法を素材として、不確実性の条件下における行政上の意思決定組織構造の分析をすすめた。その結果、特にEU食品安全機関の設立過程における議論の中で科学的機関の独立性(中立性)・専門的卓越性・透明性がキーワードとして登場していたこと、この点を法的視点からとらえると、近年のリスク行政組織では、法治国原理に基づく科学(...
【複合領域】社会・安全システム科学:ファイナンスリスクを含む研究件
❏地方債制度の再構築に関する研究(15530228)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】稲生 信男 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (10349938)
【キーワード】地方債 / 地方財政 / 自治体 / マーケット / 投資家 (他13件)
【概要】本研究(「地方債制度の再構築に関する研究-市場本位な商品設計・投資家保護制度・管理手法のあり方」)は、経済情勢については一般的に改善の兆しをみせる一方で、国内の自治体の財政状況が厳しさを増すなかで、資金調達の重要な柱の一つと位置づけられる地方債に注目し、地方債の望ましい制度改革と運用システムの再構築を目指したものである。具体的には、多種多様な地方債が発行・流通する米国等諸外国の動向や債券市場の状況...
❏リスク尺度に基づくデリバティブ価格の研究(13440029)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】楠岡 成雄 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (00114463)
【キーワード】数理ファイナンス / デリバティブ / リスク尺度 / 数値計算 / マリアバン解析 (他25件)
【概要】本研究の目的は、市場が完備でない場合や取引費用、空売り制約、税金などの摩擦要因のある場合に、ヨーロッパ型、アメリカ型をはじめとするデリバティブの価格を金融機関が決定するにあたり、リスク尺度(Risk Measure)に基づくリスク管理という観点から考えればどのようになるかということを研究することにあった。 まず、リスク尺度で金融機関が使いやすいものとして、Artzner-Delbaen-Eber-...
【複合領域】社会・安全システム科学:労働安全リスクを含む研究件
❏リスクモードとオンラインモニタリング技術高度化に着目した未然防止体系の新展開(15H01786)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】鈴木 和幸 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 特任教授 (00130071)
【キーワード】未然防止 / リスクモード / 故障モード / 製品安全 / 信頼性工学 (他11件)
【概要】予測に基づく未然防止と横断的学術としての信頼性工学の体系革新とその展開を目的に、次世代品質信頼性情報システムQRISを開発し、Top Event Mode(TEM)、リスクモード・故障モードなどの”Black Mode”に着目したStructured Risk Mode(SRiM)と “正常か否か”の”White Mode”に着目したStructured White Mode(SWiM)の両者の視...
❏知識の公法学(15730011)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】山本 隆司 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (70210573)
【キーワード】リスク / 内的手続 / 外的手続 / 義務付け訴訟 / 規制権限不行使の違法による国家賠償 (他9件)
【概要】今年度は、学問と政策決定とのインターフェイスを行うためにどのような法制度を設計するのが適切かを分析した。具体的には、食品、医薬品、イミシオン、原子力施設、遺伝子技術などに係るリスク評価および管理のための法制度を対象にした。また日本法と比較するために、より強くリスク行政法の特徴が法制度に現れているドイツ法およびヨーロッパ法を参照した。理論枠組として、法的決定を正当化する論証過程としての「内的手続」、...
【複合領域】社会・安全システム科学:マルチハザードリスクを含む研究件
❏レジリエンス強化のための備災マネジメントと南海トラフ地震・津波の影響地域への適用(19H00813)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】南海トラフ地震 / マルチハザード / レジリエンス / 危機耐性 / 災害廃棄物 (他14件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波の影響を受ける地域にある橋梁の信頼性評価結果によると,そのハザードレベルの過酷さから,2011年東北地方太平洋沖地震と同等,あるいはそれ以上の深刻な被害が見込まれている.一方,構造物被害を起因とする経済的損失額や道路ネットワークの機能回復に要する日数の算定は,被害の全体像の把握には役立つものの,そのリスク低減や,復旧・復興に要する時間の短縮,つまりレジリエンス強化に...
❏マルチハザードを受ける道路ネットワークのライフサイクルレジリエンスと対策優先度(国際共同研究強化)(16KK0152)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2019
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】レジリエンス / マルチハザード / 南海トラフ / 道路ネットワーク / 橋梁 (他12件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波を受ける道路ネットワークのリスク・レジリエンス評価手法を提案し,構造物の補強優先度判定への適用例を提示した.道路構造物の被災により生じる経済的損失からリスク,地震後の交通機能の低下と回復時間からレジリエンスをそれぞれ定量化した.信頼性評価では,Monte Carlo法に基づく確率計算の中で,断層運動の予測からハザード強度の推定,さらには構造物の脆弱性評価に伴う一連の...
【複合領域】社会・安全システム科学:サプライチェーンリスクを含む研究件
❏重層化する不確実性へのレジリエンス:水産物サプライチェーン研究の課題と実践(19H00555)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】赤嶺 淳 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
【キーワード】資本主義再考 / 技術革新 / スケーラビリティ / サプライチェーン / 不確定性 (他24件)
【概要】研究代表者の赤嶺は、2021年6月中旬より7月末まで共同船舶株式会社が所有する捕鯨母船日新丸(8,145GT)に乗船し、同社が21NP-1Wと呼ぶ、三陸沖におけるニタリクジラ漁を参与観察する機会を得た。途中7月9日より7月16日まで捕鯨船第三勇新丸(742GT)に移動し、ニタリクジラ13頭の探鯨と捕獲・渡鯨に立ちあい、日新丸船団がおこなった探鯨から捕獲、渡鯨、解剖、パン立て、急冷、出荷にいたる全工...
❏企業ネットワーク全体の構造に基づいた災害・政策のリスク評価(15K01217)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】井上 寛康 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 准教授 (60418499)
【キーワード】企業 / ネットワーク / 災害 / 政策 / リスク (他15件)
【概要】本研究はサプライチェーンデータを用いて,個々の経済主体へのショックが全体にどう波及すうるか,コントローラビリティ論を用いたリスクの分析,の2つを主に行った.個々の経済主体へのショックについて重要な発見は,個別企業のショックでありながら,その波及の規模はべき分布になるということであった.コントローラビリティ論についての重要な発見は,産業ごとに他の産業を介して影響を及ぼすことができるかどうかの企業の割...
❏リスクに対する頑健性と柔軟性を備えた環境調和型サプライチェーン設計手法の開発(24246150)
【研究テーマ】リサイクル工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】森口 祐一 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30157888)
【キーワード】サプライチェーンリスク / LCA / インベントリデータベース / 脆弱性評価 / グラフ理論 (他15件)
【概要】リスクに対する頑健性・柔軟性を持つサプライチェーン(SC)構築に向けた分析・設計手法を開発した。まず,国内外における実態調査に基づいてSCリスクの概念を整理した。約2,000品目の製品・サービス間の物質連関をデータベース化するとともに,世界各国を対象として資源の需給構造や貿易の寡占度を把握した。続いて,SCの脆弱性評価の枠組みを構築し,上記のSCデータを用いて地理的遍在性を含む国産製品のSCリスク...
【複合領域】科学教育・教育工学:企業リスクを含む研究件
❏研究開発のリスクとマクロ経済成長(18K01502)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】堀 健夫 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80547513)
【キーワード】リスク / 研究開発 / 企業 / バブル / 起業 (他11件)
【概要】2021年度は、2020年度に公表した以下の論文を査読付きの国際的学術誌に投稿した。 Takeo Hori and Ryonghun Im, Asset Bubbles, Entrepreneurial Risks, and Economic Growth. 現在のところ受理には至っていない。査読過程で得られたコメントをもとに論文の改訂を行った。改訂論文は、インターネット上(https://sit...
❏企業ネットワーク全体の構造に基づいた災害・政策のリスク評価(15K01217)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】井上 寛康 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 准教授 (60418499)
【キーワード】企業 / ネットワーク / 災害 / 政策 / リスク (他15件)
【概要】本研究はサプライチェーンデータを用いて,個々の経済主体へのショックが全体にどう波及すうるか,コントローラビリティ論を用いたリスクの分析,の2つを主に行った.個々の経済主体へのショックについて重要な発見は,個別企業のショックでありながら,その波及の規模はべき分布になるということであった.コントローラビリティ論についての重要な発見は,産業ごとに他の産業を介して影響を及ぼすことができるかどうかの企業の割...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:不確実性リスクを含む研究件
❏重層化する不確実性へのレジリエンス:水産物サプライチェーン研究の課題と実践(19H00555)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】赤嶺 淳 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
【キーワード】資本主義再考 / 技術革新 / スケーラビリティ / サプライチェーン / 不確定性 (他24件)
【概要】研究代表者の赤嶺は、2021年6月中旬より7月末まで共同船舶株式会社が所有する捕鯨母船日新丸(8,145GT)に乗船し、同社が21NP-1Wと呼ぶ、三陸沖におけるニタリクジラ漁を参与観察する機会を得た。途中7月9日より7月16日まで捕鯨船第三勇新丸(742GT)に移動し、ニタリクジラ13頭の探鯨と捕獲・渡鯨に立ちあい、日新丸船団がおこなった探鯨から捕獲、渡鯨、解剖、パン立て、急冷、出荷にいたる全工...
❏絶大希少事象を考慮した歪み・非対称不確実性・不明確性のリスク経済実験・理論分析(19H01485)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】小谷 浩示 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (80422583)
【キーワード】絶大希少事象 / 不確実性 / 不明確性 / リスク経済分析 / 歪み (他13件)
【概要】当該年度の研究計画に沿い、インドネシアと日本で対称と非対称な不確実性と不明確性を伴う絶大希少事象を考慮したリスク行動実験とリスク行動経済理論構築の為の文献調査を行った。フィールド実験、オンラインでの実験、そして、実験室実験を各々行い、現在、その結果は解析中である。行った実験は、不確実性と不明確性下での公共財供給実験、及び、不確実性と不明確性下でのリスク選択実験である。その各々の実験において各被験者...
❏人類学における不確実性をめぐる理論的視座の再構築(17K03278)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】碇 陽子 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (10791866)
【キーワード】不確実性 / リスク / デザイン / 想像力 / 医療 (他10件)
【概要】人類学における不確実性の理論的視座の再構築という本研究の目的に向けて、今年度も引き続き、新型コロナ感染症の拡大により、研究調査のための出張や対面による研究会は行わず、オンライン研究会(新たに、観光現象と不確実性についての研究会に参加)と読書会などを通じて、以下についての議論を深めた。 ①研究代表者は、未来の不確実性についての議論の延長として、ティム・インゴルドやサラ・ピンクを中心に、デザイン人類学...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:科学コミュニケーションリスクを含む研究件
❏大型科学のリスクとコミュニケーション、そしてガバナンス(25350237)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 広美 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50401708)
【キーワード】大型科学政策 / ビッグサイエンス / メガサイエンス / 科学広報 / 科学コミュニケーション (他19件)
【概要】大型科学とは、科学研究の中でも極めて巨額な予算と、大人数の研究者、長期間の研究期間を要する。本研究は大型科学のリスクとガバナンスについてふたつの側面から研究を進めた。ひとつは、多くの大型科学の中から、どのプロジェクトを優先的に選ぶべきかという点である。実際に文部科学省で使用している審査項目のうち、国民も科学者も「研究者合意」をもっとも重視していることがわかり、また国民は計画初期段階からの情報発信を...
❏科学者の社会的責任の現代的課題:科学コミュニケーションの接点の課題から(22500959)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】藤垣 裕子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50222261)
【キーワード】科学技術社会論(STS) / 科学者の社会的責任 / 不確実性 / リスク / コミュニケーション (他9件)
【概要】本研究課題の目的は、科学者の社会的責任の現代的課題について、責任論と科学コミュニケーション論の接点にあたる課題を中心に、事例分析をもとに分析をすすめることである。科学者の社会的責任の現代的課題は、(1)科学者共同体内部を律する責任(ResponsibleConductofResearch)、(2)製造物責任(ResponsibleProducts)、(3)市民の問いかけへの呼応責任(Respons...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:科学技術倫理リスクを含む研究件
❏科学者の社会的責任の現代的課題:科学コミュニケーションの接点の課題から(22500959)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】藤垣 裕子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50222261)
【キーワード】科学技術社会論(STS) / 科学者の社会的責任 / 不確実性 / リスク / コミュニケーション (他9件)
【概要】本研究課題の目的は、科学者の社会的責任の現代的課題について、責任論と科学コミュニケーション論の接点にあたる課題を中心に、事例分析をもとに分析をすすめることである。科学者の社会的責任の現代的課題は、(1)科学者共同体内部を律する責任(ResponsibleConductofResearch)、(2)製造物責任(ResponsibleProducts)、(3)市民の問いかけへの呼応責任(Respons...
❏人工物の志向的分析-科学技術哲学への現象学的アプローチ(15720001)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】石原 孝二 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (30291991)
【キーワード】人工物 / 現象学 / リスク / 設計の哲学 / 人口知能 (他16件)
【概要】今年度は本研究の最終年度にあたるため、これまでの研究成果を国際学会や雑誌等において発表した。2005年12月にドイツのLitt社から出版されたPraktische Philosophie in gesellschaftlicher Perspektive(『社会的な視点からの実践哲学』)に寄稿した論文"Zeuge, Maschinen und Menschliche Autonomie&#...
【複合領域】科学社会学・科学技術史:予防原則リスクを含む研究件
❏諫早湾干干拓事業における環境影響と地域社会の持続性(16730250)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 亮 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40313788)
【キーワード】諫早湾干拓事業 / 地域生活 / 自然と人間 / <生活の論理> / 地域性 (他14件)
【概要】平成17年度の研究では、諫早湾干拓事業を巡る一連の問題、有明海異変の現象について、二つのテーマに沿って研究を進めた。一つは(自然科学系の)研究者がこの問題に対してどのようなスタンスで関わり、何を解明しようとしているかである。もう一つは漁民を中心とした住民の生活困難という社会問題が一体いかなる意味をもった問題なのかである。 前者について、有明海異変に諫早湾干拓事業が影響を及ぼしているかどうかの因果関...
❏不確実な条件下での行政決定に対する法的コントロールの基礎的かつ実態的研究(15730009)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】下山 憲治 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (00261719)
【キーワード】不確実性 / リスク行政 / 科学原則 / EU食品安全機関 / 食品安全委員会 (他12件)
【概要】本年度は、本研究課題の最終年度に当たることを踏まえ、これまでの成果を礎に、EU法およびドイツ法を素材として、不確実性の条件下における行政上の意思決定組織構造の分析をすすめた。その結果、特にEU食品安全機関の設立過程における議論の中で科学的機関の独立性(中立性)・専門的卓越性・透明性がキーワードとして登場していたこと、この点を法的視点からとらえると、近年のリスク行政組織では、法治国原理に基づく科学(...
【複合領域】健康・スポーツ科学:レジリエンスリスクを含む研究件
❏中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】資本主義再考
【研究期間】技術革新
【研究代表者】スケーラビリティ
【キーワード】サプライチェーン
【概要】(1)地震外力の評価については,設計用の地震外力を作成する手法として,機械学習を用いた手法を構築した.内陸地殻内地震と海溝型地震のそれぞれを想定した震源モデルの適用性を検証した.(2) 危機耐性局面を想定した免震橋梁模型に対して一方向入力および二方向入力の震動実験を実施し,性能を確認するとともに,性能の安定性等の課題を同定した.また,被災後の対応を考慮するメタボリズム耐震橋脚構造の載荷実験を行った...
❏レジリエンス強化のための備災マネジメントと南海トラフ地震・津波の影響地域への適用(19H00813)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】南海トラフ地震 / マルチハザード / レジリエンス / 危機耐性 / 災害廃棄物 (他14件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波の影響を受ける地域にある橋梁の信頼性評価結果によると,そのハザードレベルの過酷さから,2011年東北地方太平洋沖地震と同等,あるいはそれ以上の深刻な被害が見込まれている.一方,構造物被害を起因とする経済的損失額や道路ネットワークの機能回復に要する日数の算定は,被害の全体像の把握には役立つものの,そのリスク低減や,復旧・復興に要する時間の短縮,つまりレジリエンス強化に...
❏重層化する不確実性へのレジリエンス:水産物サプライチェーン研究の課題と実践(19H00555)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】赤嶺 淳 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
【キーワード】資本主義再考 / 技術革新 / スケーラビリティ / サプライチェーン / 不確定性 (他24件)
【概要】研究代表者の赤嶺は、2021年6月中旬より7月末まで共同船舶株式会社が所有する捕鯨母船日新丸(8,145GT)に乗船し、同社が21NP-1Wと呼ぶ、三陸沖におけるニタリクジラ漁を参与観察する機会を得た。途中7月9日より7月16日まで捕鯨船第三勇新丸(742GT)に移動し、ニタリクジラ13頭の探鯨と捕獲・渡鯨に立ちあい、日新丸船団がおこなった探鯨から捕獲、渡鯨、解剖、パン立て、急冷、出荷にいたる全工...
【複合領域】生活科学:ゲーミングリスクを含む研究件
❏格差と序列による対立と葛藤の生成プロセスとその解決に関するゲーミング研究(15K04036)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-10-21 - 2019-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70311719)
【キーワード】ゲーミング / 経済格差 / 葛藤解決 / システム変革動機 / 格差是正 (他13件)
【概要】社会の構成員の間で生じる対立や葛藤をゲーミング・シミュレーションでモデル化し,葛藤の発生・維持・解消のプロセスを検討した。第1に,環境行動を促す説得的コミュニケーションに格差認識を導入し,説得における経済的地位の役割について行動意図と社会的公正の関係を示した。第2に,格差是正を協力とチームワークによる問題解決と設定し,協力が利益につながる機会を提供することで利害が異なる人々の間でのチームワークが上...
❏環境・健康リスクの事例に基づく利害調整の手続きと結果の評価に関するゲーミング研究(24530786)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70311719)
【キーワード】リスク / 環境 / 健康 / ゲーミング・シミュレーション / 利害調整 (他7件)
【概要】本研究の目的は環境および健康リスクに関する利害葛藤という現実の課題について,ゲーミング・シミュレーションを開発し,その課題解決の手続きと結果の評価について検討する。ゲーミング・シミュレーションでは,直接観察することが困難なことについて社会現象を単純で現実の制約から解放された状況を作り出し,課題解決の要因を探索的に検討することができる。ここでは利害の異なるステークホルダー間での合意形成のプロセスを研...
【複合領域】生活科学:リスクコミュニケーションリスクを含む研究件
❏リスク管理の視角からみた医薬品の販売規整に関する比較法的実証研究(22530037)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】下山 憲治 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (00261719)
【キーワード】医薬品 / リスク管理 / 郵便等販売 / 通信販売 / 販売規整 (他12件)
【概要】本研究では、リスクの法的制御に関する研究の一環として、リスク行政の典型領域である薬事領域において、社会的・法的に管理すべきリスクと受容されるべきリスクとの境界設定及びその管理のあり方を検討した。そして、近年の薬事法改正により導入された一般用医薬品の販売規整(特に、郵便等販売方法の制限)について、EU及び明治期以降日本が参考としてきたドイツ法制の現状に関する実証的検討を通じて、法改正を含め、今後のあ...
❏諫早湾干干拓事業における環境影響と地域社会の持続性(16730250)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 亮 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40313788)
【キーワード】諫早湾干拓事業 / 地域生活 / 自然と人間 / <生活の論理> / 地域性 (他14件)
【概要】平成17年度の研究では、諫早湾干拓事業を巡る一連の問題、有明海異変の現象について、二つのテーマに沿って研究を進めた。一つは(自然科学系の)研究者がこの問題に対してどのようなスタンスで関わり、何を解明しようとしているかである。もう一つは漁民を中心とした住民の生活困難という社会問題が一体いかなる意味をもった問題なのかである。 前者について、有明海異変に諫早湾干拓事業が影響を及ぼしているかどうかの因果関...
❏人工物の志向的分析-科学技術哲学への現象学的アプローチ(15720001)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】石原 孝二 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (30291991)
【キーワード】人工物 / 現象学 / リスク / 設計の哲学 / 人口知能 (他16件)
【概要】今年度は本研究の最終年度にあたるため、これまでの研究成果を国際学会や雑誌等において発表した。2005年12月にドイツのLitt社から出版されたPraktische Philosophie in gesellschaftlicher Perspektive(『社会的な視点からの実践哲学』)に寄稿した論文"Zeuge, Maschinen und Menschliche Autonomie&#...
【複合領域】一般理論:インセンテイブリスクを含む研究件
❏疑似実験的手法を用いた防災政策の実証的評価(17H02072)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】DID / 被害想定 / 南海トラフ巨大地震 / 人口移動 / 住宅再建 (他25件)
【概要】本研究は、防災・減災政策の効果を疑似実験的手法を用いて実証的に明らかにしようとする。研究期間内には次の二つの研究を行った。一つは、南海トラフ巨大地震による被害想定が、想定被災地における人口減少をもたらした可能性について評価である。DID(差の差)分析の結果、津波想定の引き上げによる人口減少効果が確認された。もう一つは、住宅再建プロセスによる被災者の主観的生活評価への影響である。所得や住宅の立地条件...
❏建設技術者の生きがいの向上方策(16H02356)
【研究テーマ】土木材料・施工・建設マネジメント
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡邊 法美 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (30240500)
【キーワード】生きがい / 内発的動機付け / 統合 / 統制 / リスクマネジメント (他26件)
【概要】日本の建設技術者・技能者の生きがい構造を表す理論として、ブルームの期待理論とデシの内発的動機付け理論が有力である。日本では、コンプライアンスの基盤となる公共調達市場が未整備である。このため、現在の発注者は、非公正な調達リスク回避を主眼とする「コンプライアンス」の「統制」を受けている。発注者の「統合」を復権することが必要である。そのためには、第一に、哲学構築-市場整備-会社経営方針-事業施工計画-機...
❏ステークホルダー型コーポレート・ガバナンスと経営者の金銭的インセンティブ(15K03560)
【研究テーマ】金融・ファイナンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久保 克行 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (20323892)
【キーワード】コーポレートガバナンス / 取締役会 / 社外取締役 / 経営者報酬 / インセンティブ (他19件)
【概要】本研究では、日本における企業統治の変化と企業の業績、行動の関係を実証的に分析することを目的としている。主に二つの分析を行った。一つ目は、企業の目的に関する実証分析である。この分析では、企業の目的は株主価値を高めることか、もしくは従業員等の利害関係者の利益を追求するかということに注目する。 もう一つの分析は、取締役会における弁護士や公認会計士といった専門家がどのような役割を果たしているかという点に関...
【複合領域】一般理論:責任リスクを含む研究件
❏被害・リスク・合理性をめぐる記述性/規範性の交差を通じた災害復興のための哲学構築(26284002)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20232407)
【キーワード】因果 / 責任 / 放射線 / 避難弱者 / 震災関連死 (他15件)
【概要】研究代表者の一ノ瀬は、「因果と責任」という古典的対関係を、原発事故後の被害の責任性という問題に沿って、現代哲学的に分析した。最終成果として、『福島はあなた自身』と題する報告書を2018年2月に発表し、避難弱者や震災関連死について、予防の不在という観点から、原因指定の適切性の度合いという問題を論じた。 榊原は、災害復興のための「ケアの現象学」を構想・展開した。鈴木は、哲学的な「復興」概念構築へ向けて...
❏物質・生命・人格をめぐる哲学と自然科学の交差に関する理論的および実践的研究(22320003)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20232407)
【キーワード】哲学 / 人格 / 自然災害 / 物質 / 生命 (他13件)
【概要】「物質」、「生命」、「人格」という三つのキーワードを軸にして、自然科学と哲学が交差敷く行くありさまを描き出し、それによって、哲学研究を社会に発信・還元していくという当初の目的に対して、因果論、心の哲学、言語哲学、ケアの現象学、古代ギリシア自然哲学といった多様な観点から論文や口頭発表を行い、大いにその狙いを果たした。とりわけ、研究期間中に発生した東日本大震災と福島原発事故に対して、多くの研究者が批判...
【複合領域】一般理論:災害リスクを含む研究件
❏疑似実験的手法を用いた防災政策の実証的評価(17H02072)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】DID / 被害想定 / 南海トラフ巨大地震 / 人口移動 / 住宅再建 (他25件)
【概要】本研究は、防災・減災政策の効果を疑似実験的手法を用いて実証的に明らかにしようとする。研究期間内には次の二つの研究を行った。一つは、南海トラフ巨大地震による被害想定が、想定被災地における人口減少をもたらした可能性について評価である。DID(差の差)分析の結果、津波想定の引き上げによる人口減少効果が確認された。もう一つは、住宅再建プロセスによる被災者の主観的生活評価への影響である。所得や住宅の立地条件...
❏企業ネットワーク全体の構造に基づいた災害・政策のリスク評価(15K01217)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】井上 寛康 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 准教授 (60418499)
【キーワード】企業 / ネットワーク / 災害 / 政策 / リスク (他15件)
【概要】本研究はサプライチェーンデータを用いて,個々の経済主体へのショックが全体にどう波及すうるか,コントローラビリティ論を用いたリスクの分析,の2つを主に行った.個々の経済主体へのショックについて重要な発見は,個別企業のショックでありながら,その波及の規模はべき分布になるということであった.コントローラビリティ論についての重要な発見は,産業ごとに他の産業を介して影響を及ぼすことができるかどうかの企業の割...
❏被害・リスク・合理性をめぐる記述性/規範性の交差を通じた災害復興のための哲学構築(26284002)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20232407)
【キーワード】因果 / 責任 / 放射線 / 避難弱者 / 震災関連死 (他15件)
【概要】研究代表者の一ノ瀬は、「因果と責任」という古典的対関係を、原発事故後の被害の責任性という問題に沿って、現代哲学的に分析した。最終成果として、『福島はあなた自身』と題する報告書を2018年2月に発表し、避難弱者や震災関連死について、予防の不在という観点から、原因指定の適切性の度合いという問題を論じた。 榊原は、災害復興のための「ケアの現象学」を構想・展開した。鈴木は、哲学的な「復興」概念構築へ向けて...
【複合領域】一般理論:健康リスクを含む研究件
❏環境・健康リスクの事例に基づく利害調整の手続きと結果の評価に関するゲーミング研究(24530786)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70311719)
【キーワード】リスク / 環境 / 健康 / ゲーミング・シミュレーション / 利害調整 (他7件)
【概要】本研究の目的は環境および健康リスクに関する利害葛藤という現実の課題について,ゲーミング・シミュレーションを開発し,その課題解決の手続きと結果の評価について検討する。ゲーミング・シミュレーションでは,直接観察することが困難なことについて社会現象を単純で現実の制約から解放された状況を作り出し,課題解決の要因を探索的に検討することができる。ここでは利害の異なるステークホルダー間での合意形成のプロセスを研...
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
【複合領域】一般理論:カバナンスリスクを含む研究件
❏大型科学のリスクとコミュニケーション、そしてガバナンス(25350237)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 広美 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50401708)
【キーワード】大型科学政策 / ビッグサイエンス / メガサイエンス / 科学広報 / 科学コミュニケーション (他19件)
【概要】大型科学とは、科学研究の中でも極めて巨額な予算と、大人数の研究者、長期間の研究期間を要する。本研究は大型科学のリスクとガバナンスについてふたつの側面から研究を進めた。ひとつは、多くの大型科学の中から、どのプロジェクトを優先的に選ぶべきかという点である。実際に文部科学省で使用している審査項目のうち、国民も科学者も「研究者合意」をもっとも重視していることがわかり、また国民は計画初期段階からの情報発信を...
❏公法学からの市民社会への学際的・構成主義的接近―リスク・ガバナンス・社会連帯(24330011)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】角松 生史 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90242049)
【キーワード】市民社会 / リスク / ガバナンス / 社会連帯 / 構成主義 (他8件)
【概要】1990年代以降、「市民社会」論に対する注目が世界的に高まり 、「市民社会論のルネッサンス」ともいうべき状況が生まれている。日本における市民社会への注目は、1990年代後半以降の統治システムの構造的変容(「構造改革型」統治システム)とも関連している。本研究は、この「市民社会」に対する、社会構成主義的方法を共通の立脚点とした学際的共同研究である。各年度ごとの研究キーワード(「リスク」「ガバナンス」「...
❏金融・契約技術とガバナンス・マネジメントに関するシステム科学的研究(16310118)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】高森 寛 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30082671)
【キーワード】金融技術 / リアルオプション / 投資戦略 / リスクと価値 / インセンティブ契約 (他21件)
【概要】本研究課題は、「わが国の産業社会の再生にむけて、今後取り組むべき重要な課題はなにか」という意識にたって、調査・研究を行い、研究成果として、次の事項を明らかにした。 ●わが国の戦後35年にわたる奇跡といわれた高度成長を支え、駆動した経営パラダイムが、1990年代に入り、その勢いを失速し、バブル崩壊を経験した経過を分析し、今後のイノベーションの源泉となるモデルと原理を明らかにした。 ●新しい時代へむけ...
【複合領域】一般理論:資産評価リスクを含む研究件
❏炭素市場形成の長期的戦略に関する研究(21330054)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】前田 章 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30317309)
【キーワード】経済政策 / 経済理論 / エネルギー全般 / 環境政策 / 地球温暖化ガス塀出削減 (他10件)
【概要】本研究の目的は,「炭素市場」を中心に市場形成と政策当局の役割について,経済分析を行うものである.分析手法としては,環境経済学と金融経済学・ファイナンスを統合し,対象とする政策としては,環境規制政策と市場競争政策を統合するものである. 主要な成果は以下の通りである.まず,価格変動を抑制する機能である「セーフティーバルブ」について考察し,その設定のルールを導出した.次に,環境・資源経済問題一般に対する...
❏企業活動に関連するリスクの種類と財務会計における対応(14730130)
【研究テーマ】会計学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】川村 義則 早稲田大学, 商学部, 助教授 (60247244)
【キーワード】リスク / 資産評価 / 現在価値 / 負債評価 / キャッシュ・フロー (他6件)
【概要】本研究では、企業活動に伴うリスクを会計がどのように表現してきたかについて検討し、今後の企業会計の方向性について模索することを主眼としてきた。 本研究は、まず、企業のデフォルトリスクに関する今計上のとらえ方が問題となってくる負債会計を検討の対象とした。負債の定義の問題、認識・測定の問題、負債と資本の区分の問題などを具体的な題材として多面的な検討を加えてきた。負債を現在価値または時価で評価することによ...
【環境学】環境創成学:観光リスクを含む研究件
❏人類学における不確実性をめぐる理論的視座の再構築(17K03278)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】碇 陽子 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (10791866)
【キーワード】不確実性 / リスク / デザイン / 想像力 / 医療 (他10件)
【概要】人類学における不確実性の理論的視座の再構築という本研究の目的に向けて、今年度も引き続き、新型コロナ感染症の拡大により、研究調査のための出張や対面による研究会は行わず、オンライン研究会(新たに、観光現象と不確実性についての研究会に参加)と読書会などを通じて、以下についての議論を深めた。 ①研究代表者は、未来の不確実性についての議論の延長として、ティム・インゴルドやサラ・ピンクを中心に、デザイン人類学...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【環境学】環境保全学:環境政策リスクを含む研究件
❏炭素市場形成の長期的戦略に関する研究(21330054)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】前田 章 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30317309)
【キーワード】経済政策 / 経済理論 / エネルギー全般 / 環境政策 / 地球温暖化ガス塀出削減 (他10件)
【概要】本研究の目的は,「炭素市場」を中心に市場形成と政策当局の役割について,経済分析を行うものである.分析手法としては,環境経済学と金融経済学・ファイナンスを統合し,対象とする政策としては,環境規制政策と市場競争政策を統合するものである. 主要な成果は以下の通りである.まず,価格変動を抑制する機能である「セーフティーバルブ」について考察し,その設定のルールを導出した.次に,環境・資源経済問題一般に対する...
❏化学物質の管理に係るキャパシティビルディングのための評価指標の拡張と国際展開(19310028)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】増田 優 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (50359684)
【キーワード】環境と社会 / 化学物質総合管理 / 評価指標 / リスク管理 / SAICM (他10件)
【概要】EUのREACH施行を初めとする化学物質の管理に関する国際的な動向や国内における化審法改正に関する考察を行い、望ましい化学物質総合管理の全体体系をまとめる研究を進めた。一方、化学物質総合管理の主体者である企業、人材教育機関(大学)、化学物質の試験・評価機関、政府機関の4セクターについて化学物質総合管理の活動を共通的に評価するための評価指標を開発した。その評価指標に基づき活動評価を行った。いずれのセ...
【環境学】環境保全学:合意形成リスクを含む研究件
❏大型科学のリスクとコミュニケーション、そしてガバナンス(25350237)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 広美 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50401708)
【キーワード】大型科学政策 / ビッグサイエンス / メガサイエンス / 科学広報 / 科学コミュニケーション (他19件)
【概要】大型科学とは、科学研究の中でも極めて巨額な予算と、大人数の研究者、長期間の研究期間を要する。本研究は大型科学のリスクとガバナンスについてふたつの側面から研究を進めた。ひとつは、多くの大型科学の中から、どのプロジェクトを優先的に選ぶべきかという点である。実際に文部科学省で使用している審査項目のうち、国民も科学者も「研究者合意」をもっとも重視していることがわかり、また国民は計画初期段階からの情報発信を...
❏環境・健康リスクの事例に基づく利害調整の手続きと結果の評価に関するゲーミング研究(24530786)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70311719)
【キーワード】リスク / 環境 / 健康 / ゲーミング・シミュレーション / 利害調整 (他7件)
【概要】本研究の目的は環境および健康リスクに関する利害葛藤という現実の課題について,ゲーミング・シミュレーションを開発し,その課題解決の手続きと結果の評価について検討する。ゲーミング・シミュレーションでは,直接観察することが困難なことについて社会現象を単純で現実の制約から解放された状況を作り出し,課題解決の要因を探索的に検討することができる。ここでは利害の異なるステークホルダー間での合意形成のプロセスを研...
【環境学】環境保全学:原子力災害リスクを含む研究件
❏疑似実験的手法を用いた防災政策の実証的評価(17H02072)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】DID / 被害想定 / 南海トラフ巨大地震 / 人口移動 / 住宅再建 (他25件)
【概要】本研究は、防災・減災政策の効果を疑似実験的手法を用いて実証的に明らかにしようとする。研究期間内には次の二つの研究を行った。一つは、南海トラフ巨大地震による被害想定が、想定被災地における人口減少をもたらした可能性について評価である。DID(差の差)分析の結果、津波想定の引き上げによる人口減少効果が確認された。もう一つは、住宅再建プロセスによる被災者の主観的生活評価への影響である。所得や住宅の立地条件...
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
【環境学】環境保全学:自然災害リスクを含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏物質・生命・人格をめぐる哲学と自然科学の交差に関する理論的および実践的研究(22320003)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20232407)
【キーワード】哲学 / 人格 / 自然災害 / 物質 / 生命 (他13件)
【概要】「物質」、「生命」、「人格」という三つのキーワードを軸にして、自然科学と哲学が交差敷く行くありさまを描き出し、それによって、哲学研究を社会に発信・還元していくという当初の目的に対して、因果論、心の哲学、言語哲学、ケアの現象学、古代ギリシア自然哲学といった多様な観点から論文や口頭発表を行い、大いにその狙いを果たした。とりわけ、研究期間中に発生した東日本大震災と福島原発事故に対して、多くの研究者が批判...
❏家計は巨大リスクに対してどう対処するのか?(16730144)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】澤田 康幸 東京大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (40322078)
【キーワード】貧困 / 自然災害 / 開発 / リスク
【概要】本研究は、巨大リスクの発生が家計の生活水準にいかなる影響を与えたかを分析することを目的としている。そのため、既存データに加えて、新たなデータを収集し、これらのデータをミクロ計量経済学の最新手法を用いて分析することを行ってきた。その一環として、本年度は主に三つの研究を行った、第一には、地震が家計行動に与えた影響を見るために、1995年の阪神・淡路大震災後の家計ミクロデータを分析し、家計のリスク対処行...
【数物系科学】物理学:確率微分方程式リスクを含む研究件
❏ファイナンスにおけるジャンプ型モデルの数値解析とマリアバン解析の応用(21340024)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】アルトゥーロ コハツ・ヒガ (KOHATSU-HIGA Arturo / A Kohatsu・HIga / A Kohatsu・Higa) 立命館大学, 理工学部, 教授 (80420412)
【キーワード】ミュレーション / 確率微分方程式 / ジャンプ型モデル / Malliavin解析 / 確率変数 (他12件)
【概要】本研究では、主にMalliavin解析や作用素分解法を使いジャンプ型確率微分方程式解のシミュレーション方法について研究を行った。新シミュレーション方法を発見し、数学的な性質について結果を得た結果、従来の方法に比べ正確で素早く計算できる方法を発見した。また、数理ファイナンスモデルでよく使用されるジャンプ型確率微分方程式は、リスクを計るためにGreeksと呼ばれる量を計算しなければならない。この分野に...
❏リスク尺度に基づくデリバティブ価格の研究(13440029)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】楠岡 成雄 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (00114463)
【キーワード】数理ファイナンス / デリバティブ / リスク尺度 / 数値計算 / マリアバン解析 (他25件)
【概要】本研究の目的は、市場が完備でない場合や取引費用、空売り制約、税金などの摩擦要因のある場合に、ヨーロッパ型、アメリカ型をはじめとするデリバティブの価格を金融機関が決定するにあたり、リスク尺度(Risk Measure)に基づくリスク管理という観点から考えればどのようになるかということを研究することにあった。 まず、リスク尺度で金融機関が使いやすいものとして、Artzner-Delbaen-Eber-...
【数物系科学】地球惑星科学:南海トラフリスクを含む研究件
❏レジリエンス強化のための備災マネジメントと南海トラフ地震・津波の影響地域への適用(19H00813)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】南海トラフ地震 / マルチハザード / レジリエンス / 危機耐性 / 災害廃棄物 (他14件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波の影響を受ける地域にある橋梁の信頼性評価結果によると,そのハザードレベルの過酷さから,2011年東北地方太平洋沖地震と同等,あるいはそれ以上の深刻な被害が見込まれている.一方,構造物被害を起因とする経済的損失額や道路ネットワークの機能回復に要する日数の算定は,被害の全体像の把握には役立つものの,そのリスク低減や,復旧・復興に要する時間の短縮,つまりレジリエンス強化に...
❏マルチハザードを受ける道路ネットワークのライフサイクルレジリエンスと対策優先度(国際共同研究強化)(16KK0152)
【研究テーマ】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2019
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】レジリエンス / マルチハザード / 南海トラフ / 道路ネットワーク / 橋梁 (他12件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波を受ける道路ネットワークのリスク・レジリエンス評価手法を提案し,構造物の補強優先度判定への適用例を提示した.道路構造物の被災により生じる経済的損失からリスク,地震後の交通機能の低下と回復時間からレジリエンスをそれぞれ定量化した.信頼性評価では,Monte Carlo法に基づく確率計算の中で,断層運動の予測からハザード強度の推定,さらには構造物の脆弱性評価に伴う一連の...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動リスクを含む研究件
❏プラネタリー・バウンダリーズを考慮した持続可能性経済指標の研究(17K00677)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】成田 大樹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50746485)
【キーワード】プラネタリー・バウンダリーズ / 自然資本 / リスク・不確実性 / 気候変動 / 大気汚染 (他12件)
【概要】気候変動、森林消失や大気汚染問題等の地球規模の環境リスクとなっている問題(プラネタリー・バウンダリーズに関係する問題)について、そのインパクトや対策コストについての経済評価手法の検討を行った。いくつかのケースに焦点を置き、リスク分析の手法や不確実性下の意思決定分析の手法を応用する形で、経済モデルの構築、シミュレーション分析、及び評価計算を行い、方法論上の知見を得た。 ...
❏気候変動リスク対処のための保険制度に関する研究ー活用のための基盤構築をめざして(26590012)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高村 ゆかり 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70303518)
【キーワード】保険 / 気候変動 / リスク / 適応策 / 環境損害 (他8件)
【概要】近年、一定の気象条件を満たせば特段の損害を証明することなく支払いが行われる天候インデックス保険や、途上国の住民の実情に対応し少額の支払だが少額の保険料で運営されるマイクロ保険などが開発され、導入されている。保険は、気候変動のリスクを移転し、損害の回復を促進する効果が期待できる。他方、資力がなく気候変動の悪影響に脆弱な人・集団の保険へのアクセスの確保、保険制度に関わる費用負担の衡平性、保険に依存し適...
❏炭素市場形成の長期的戦略に関する研究(21330054)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】前田 章 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30317309)
【キーワード】経済政策 / 経済理論 / エネルギー全般 / 環境政策 / 地球温暖化ガス塀出削減 (他10件)
【概要】本研究の目的は,「炭素市場」を中心に市場形成と政策当局の役割について,経済分析を行うものである.分析手法としては,環境経済学と金融経済学・ファイナンスを統合し,対象とする政策としては,環境規制政策と市場競争政策を統合するものである. 主要な成果は以下の通りである.まず,価格変動を抑制する機能である「セーフティーバルブ」について考察し,その設定のルールを導出した.次に,環境・資源経済問題一般に対する...
【工学】建築学:公法学リスクを含む研究件
❏公法学からの市民社会への学際的・構成主義的接近―リスク・ガバナンス・社会連帯(24330011)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】角松 生史 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90242049)
【キーワード】市民社会 / リスク / ガバナンス / 社会連帯 / 構成主義 (他8件)
【概要】1990年代以降、「市民社会」論に対する注目が世界的に高まり 、「市民社会論のルネッサンス」ともいうべき状況が生まれている。日本における市民社会への注目は、1990年代後半以降の統治システムの構造的変容(「構造改革型」統治システム)とも関連している。本研究は、この「市民社会」に対する、社会構成主義的方法を共通の立脚点とした学際的共同研究である。各年度ごとの研究キーワード(「リスク」「ガバナンス」「...
❏不確実な条件下での行政決定に対する法的コントロールの基礎的かつ実態的研究(15730009)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】下山 憲治 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (00261719)
【キーワード】不確実性 / リスク行政 / 科学原則 / EU食品安全機関 / 食品安全委員会 (他12件)
【概要】本年度は、本研究課題の最終年度に当たることを踏まえ、これまでの成果を礎に、EU法およびドイツ法を素材として、不確実性の条件下における行政上の意思決定組織構造の分析をすすめた。その結果、特にEU食品安全機関の設立過程における議論の中で科学的機関の独立性(中立性)・専門的卓越性・透明性がキーワードとして登場していたこと、この点を法的視点からとらえると、近年のリスク行政組織では、法治国原理に基づく科学(...
【工学】土木工学:環境評価リスクを含む研究件
❏プラネタリー・バウンダリーズを考慮した持続可能性経済指標の研究(17K00677)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】成田 大樹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50746485)
【キーワード】プラネタリー・バウンダリーズ / 自然資本 / リスク・不確実性 / 気候変動 / 大気汚染 (他12件)
【概要】気候変動、森林消失や大気汚染問題等の地球規模の環境リスクとなっている問題(プラネタリー・バウンダリーズに関係する問題)について、そのインパクトや対策コストについての経済評価手法の検討を行った。いくつかのケースに焦点を置き、リスク分析の手法や不確実性下の意思決定分析の手法を応用する形で、経済モデルの構築、シミュレーション分析、及び評価計算を行い、方法論上の知見を得た。 ...
❏リスクマネジメント導入による建設費縮減システムの実用化に関する研究(13558047)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】湊 隆幸 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70271591)
【キーワード】プロジェクト / リスク / マネジメント / 定量化 / シミュレーション (他13件)
【概要】本研究の主な目的は,社会からの建設コスト縮減に対する要望を達成する,すなわち『良いものを安く作る』という建設技術者の役割を具体的に実現できる方策を,理論的・実証的な内容だけでなく,法体系をも見据えた制度システムとして実用化することである.本研究の主な目的は,以下の5つに要約できる. 1)科学的手法を用いた,『リスク管理費』定量化モデルの構築 2)実際のデータを用いた分析に基づく,リスクの指標化 3...
【工学】土木工学:リスク認知リスクを含む研究件
❏過酷な自然環境におけるリスクマネジメントの実践知の解明(19H04429)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】村越 真 静岡大学, 教育学部, 教授 (30210032)
【キーワード】リスク / オンサイト / 質問紙 / 状況判断テスト / フィールド科学 (他16件)
【概要】①実践知質問紙の開発:2021年2月にオンライン調査システムにより第一回を実施した後、2022年に同一の対象者に対して第二回を実施した。調査では,登山経験,登山のリスクマネジメントの実践知,リスク志向性,批判的思考の質問紙に加え、状況判断テスト試行版を実施した,参加者は熟達者群として,登山者対象の研修参加者および山岳協会,山岳連盟の会員であった。データは現在も継続して取得中であり、一般登山者が約3...
❏意思決定過程分析による社会経済現象の解明(15530411)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院・文学部, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 意思決定過程 / 社会経済 / リスク認知 / ファジィデータ解析 (他13件)
【概要】本研究の目的は、過程追跡技法などの心理学的方法論や数理計量的方法論を用いて、社会経済環境における判断と意思決定現象を解明し、社会経済現象を意思決定過程分析より明らかにすることであった。意思決定過程は、我々の社会生活や社会経済環境において容易に見出される現象であり、人々は、このような社会経済環境の中で意思決定を行っているのである。それ故、社会経済環境での意思決定過程に関する研究は、社会経済現象の理解...
【工学】土木工学:復興リスクを含む研究件
❏疑似実験的手法を用いた防災政策の実証的評価(17H02072)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】DID / 被害想定 / 南海トラフ巨大地震 / 人口移動 / 住宅再建 (他25件)
【概要】本研究は、防災・減災政策の効果を疑似実験的手法を用いて実証的に明らかにしようとする。研究期間内には次の二つの研究を行った。一つは、南海トラフ巨大地震による被害想定が、想定被災地における人口減少をもたらした可能性について評価である。DID(差の差)分析の結果、津波想定の引き上げによる人口減少効果が確認された。もう一つは、住宅再建プロセスによる被災者の主観的生活評価への影響である。所得や住宅の立地条件...
❏被害・リスク・合理性をめぐる記述性/規範性の交差を通じた災害復興のための哲学構築(26284002)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20232407)
【キーワード】因果 / 責任 / 放射線 / 避難弱者 / 震災関連死 (他15件)
【概要】研究代表者の一ノ瀬は、「因果と責任」という古典的対関係を、原発事故後の被害の責任性という問題に沿って、現代哲学的に分析した。最終成果として、『福島はあなた自身』と題する報告書を2018年2月に発表し、避難弱者や震災関連死について、予防の不在という観点から、原因指定の適切性の度合いという問題を論じた。 榊原は、災害復興のための「ケアの現象学」を構想・展開した。鈴木は、哲学的な「復興」概念構築へ向けて...
【工学】土木工学:危機耐性リスクを含む研究件
❏被災局面の同定によるマルチスケール動学的システムとしてのインフラの危機耐性の評価(20H00258)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】本田 利器 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60301248)
【キーワード】危機耐性 / レジリエンス / 耐震設計 / 地震災害 / システムリスク (他9件)
【概要】(1)地震外力の評価については,設計用の地震外力を作成する手法として,機械学習を用いた手法を構築した.内陸地殻内地震と海溝型地震のそれぞれを想定した震源モデルの適用性を検証した.(2) 危機耐性局面を想定した免震橋梁模型に対して一方向入力および二方向入力の震動実験を実施し,性能を確認するとともに,性能の安定性等の課題を同定した.また,被災後の対応を考慮するメタボリズム耐震橋脚構造の載荷実験を行った...
❏レジリエンス強化のための備災マネジメントと南海トラフ地震・津波の影響地域への適用(19H00813)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
【キーワード】南海トラフ地震 / マルチハザード / レジリエンス / 危機耐性 / 災害廃棄物 (他14件)
【概要】南海トラフ地震による強震動と津波の影響を受ける地域にある橋梁の信頼性評価結果によると,そのハザードレベルの過酷さから,2011年東北地方太平洋沖地震と同等,あるいはそれ以上の深刻な被害が見込まれている.一方,構造物被害を起因とする経済的損失額や道路ネットワークの機能回復に要する日数の算定は,被害の全体像の把握には役立つものの,そのリスク低減や,復旧・復興に要する時間の短縮,つまりレジリエンス強化に...
【工学】土木工学:リスクマネジメントリスクを含む研究件
❏過酷な自然環境におけるリスクマネジメントの実践知の解明(19H04429)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】村越 真 静岡大学, 教育学部, 教授 (30210032)
【キーワード】リスク / オンサイト / 質問紙 / 状況判断テスト / フィールド科学 (他16件)
【概要】①実践知質問紙の開発:2021年2月にオンライン調査システムにより第一回を実施した後、2022年に同一の対象者に対して第二回を実施した。調査では,登山経験,登山のリスクマネジメントの実践知,リスク志向性,批判的思考の質問紙に加え、状況判断テスト試行版を実施した,参加者は熟達者群として,登山者対象の研修参加者および山岳協会,山岳連盟の会員であった。データは現在も継続して取得中であり、一般登山者が約3...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏建設技術者の生きがいの向上方策(16H02356)
【研究テーマ】土木材料・施工・建設マネジメント
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】渡邊 法美 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (30240500)
【キーワード】生きがい / 内発的動機付け / 統合 / 統制 / リスクマネジメント (他26件)
【概要】日本の建設技術者・技能者の生きがい構造を表す理論として、ブルームの期待理論とデシの内発的動機付け理論が有力である。日本では、コンプライアンスの基盤となる公共調達市場が未整備である。このため、現在の発注者は、非公正な調達リスク回避を主眼とする「コンプライアンス」の「統制」を受けている。発注者の「統合」を復権することが必要である。そのためには、第一に、哲学構築-市場整備-会社経営方針-事業施工計画-機...
【工学】総合工学:実験・観察リスクを含む研究件
❏絶大希少事象を考慮した歪み・非対称不確実性・不明確性のリスク経済実験・理論分析(19H01485)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】小谷 浩示 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (80422583)
【キーワード】絶大希少事象 / 不確実性 / 不明確性 / リスク経済分析 / 歪み (他13件)
【概要】当該年度の研究計画に沿い、インドネシアと日本で対称と非対称な不確実性と不明確性を伴う絶大希少事象を考慮したリスク行動実験とリスク行動経済理論構築の為の文献調査を行った。フィールド実験、オンラインでの実験、そして、実験室実験を各々行い、現在、その結果は解析中である。行った実験は、不確実性と不明確性下での公共財供給実験、及び、不確実性と不明確性下でのリスク選択実験である。その各々の実験において各被験者...
❏知識と実践-知識論における「実践論的転回」の意義と射程(15520007)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】村田 純一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40134407)
【キーワード】知識 / 科学 / 操作主義 / 技術 / 技術倫理 (他17件)
【概要】本研究の目的は、「知識と実践」の関係をめぐる問題を哲学的観点と科学史的観点の両方を考慮しながら考察するというものであった。 1.哲学史のなかで知識を実践的観点から捉えることを行った代表的なものとして、デューイのプラグマティックな観点を取り上げた。そのなかで、科学と技術の関係に関して「応用科学説」とは根本的に異なった見方を確認し、さらに、技術と倫理の関係に関して、問題解決の手段としての技術と倫理とい...
【工学】総合工学:災害復興リスクを含む研究件
❏疑似実験的手法を用いた防災政策の実証的評価(17H02072)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】DID / 被害想定 / 南海トラフ巨大地震 / 人口移動 / 住宅再建 (他25件)
【概要】本研究は、防災・減災政策の効果を疑似実験的手法を用いて実証的に明らかにしようとする。研究期間内には次の二つの研究を行った。一つは、南海トラフ巨大地震による被害想定が、想定被災地における人口減少をもたらした可能性について評価である。DID(差の差)分析の結果、津波想定の引き上げによる人口減少効果が確認された。もう一つは、住宅再建プロセスによる被災者の主観的生活評価への影響である。所得や住宅の立地条件...
❏弱者包有的災害復興法学の考察-補償・居住福祉・地域再生との関係で(20330019)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00143347)
【キーワード】災害復興 / 震災 / 補償 / 中山間地 / 地域再生 (他21件)
【概要】震災、水害、火山活動などの各災害における被災者の災害復興政策において、住宅補償・生業補償の否定という従来からの負の遺産による居住福祉法学的配慮の手薄さは、比較法的考察からも先進諸国でも群を抜いて目立ち、災害救助法及び被災者生活再建支援法の現状では問題は山積し、さらに原発リスクにおける安全性チェックの制度的陥穽は事態を深刻化させることを、3.11以前に指摘したが、そうした中で東日本大震災が生じ、危惧...
【工学】総合工学:持続可能性リスクを含む研究件
❏プラネタリー・バウンダリーズを考慮した持続可能性経済指標の研究(17K00677)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】成田 大樹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50746485)
【キーワード】プラネタリー・バウンダリーズ / 自然資本 / リスク・不確実性 / 気候変動 / 大気汚染 (他12件)
【概要】気候変動、森林消失や大気汚染問題等の地球規模の環境リスクとなっている問題(プラネタリー・バウンダリーズに関係する問題)について、そのインパクトや対策コストについての経済評価手法の検討を行った。いくつかのケースに焦点を置き、リスク分析の手法や不確実性下の意思決定分析の手法を応用する形で、経済モデルの構築、シミュレーション分析、及び評価計算を行い、方法論上の知見を得た。 ...
❏諫早湾干干拓事業における環境影響と地域社会の持続性(16730250)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】清水 亮 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40313788)
【キーワード】諫早湾干拓事業 / 地域生活 / 自然と人間 / <生活の論理> / 地域性 (他14件)
【概要】平成17年度の研究では、諫早湾干拓事業を巡る一連の問題、有明海異変の現象について、二つのテーマに沿って研究を進めた。一つは(自然科学系の)研究者がこの問題に対してどのようなスタンスで関わり、何を解明しようとしているかである。もう一つは漁民を中心とした住民の生活困難という社会問題が一体いかなる意味をもった問題なのかである。 前者について、有明海異変に諫早湾干拓事業が影響を及ぼしているかどうかの因果関...
【工学】総合工学:リスク評価リスクを含む研究件
❏被災局面の同定によるマルチスケール動学的システムとしてのインフラの危機耐性の評価(20H00258)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】本田 利器 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60301248)
【キーワード】危機耐性 / レジリエンス / 耐震設計 / 地震災害 / システムリスク (他9件)
【概要】(1)地震外力の評価については,設計用の地震外力を作成する手法として,機械学習を用いた手法を構築した.内陸地殻内地震と海溝型地震のそれぞれを想定した震源モデルの適用性を検証した.(2) 危機耐性局面を想定した免震橋梁模型に対して一方向入力および二方向入力の震動実験を実施し,性能を確認するとともに,性能の安定性等の課題を同定した.また,被災後の対応を考慮するメタボリズム耐震橋脚構造の載荷実験を行った...
❏ベイジアンネットワークによるソフトウエア要求仕様の確率的リスク評価に関する研究(17K00354)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】持田 信治 流通科学大学, 商学部, 教授 (40412374)
【キーワード】ベイジアンネットワーク / システム開発プロジェクト / プロジェクトマネジメント / ベイジアン推定 / 要求書分析 (他14件)
【概要】本研究の目的はシステム開発リスクの確率的評価手法確立に向けた研究である。通常、プロジェクト費用は開発工数や難易度に基づいて算出され、要求仕様別の費用は算出されないため、算出された費用は顧客のシステムイメージと乖離しており、後の仕様変更の原因となる。仕様変更は工期遅延と費用超過となる。そこで本研究は仕様項目別に費用を割り付けて、それぞれの仕様分析に基づいた確率的システム開発リスクの評価を試みた。その...
❏リスクを考慮した最適な海上資源物流システムの研究(20360387)
【研究テーマ】船舶海洋工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】武市 祥司 金沢工業大学, 情報学部, 准教授 (90291319)
【キーワード】海上輸送システム / リスク / シミュレーション / 最適化 / 海上物流 (他12件)
【概要】資源エネルギー・セキュリティを検討することを目的に,鉄鋼石を対象にして,産地港から日本の主要製鉄所に輸送する鉱石運搬船等をモデル化した離散型時間発展的シミュレータを開発した.輸送コストと備蓄量から算出する枯渇リスクを用いて,航路や船団構成を評価することが可能になった.産地と製鉄所を往復するシャトル輸送に,日・豪・南米・欧州を巡るコンビネーション輸送を3割程度取り入れる航路や船団が最適であることが判...
【工学】総合工学:安全リスクを含む研究件
❏知識と実践-知識論における「実践論的転回」の意義と射程(15520007)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】村田 純一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40134407)
【キーワード】知識 / 科学 / 操作主義 / 技術 / 技術倫理 (他17件)
【概要】本研究の目的は、「知識と実践」の関係をめぐる問題を哲学的観点と科学史的観点の両方を考慮しながら考察するというものであった。 1.哲学史のなかで知識を実践的観点から捉えることを行った代表的なものとして、デューイのプラグマティックな観点を取り上げた。そのなかで、科学と技術の関係に関して「応用科学説」とは根本的に異なった見方を確認し、さらに、技術と倫理の関係に関して、問題解決の手段としての技術と倫理とい...
❏知識の公法学(15730011)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】山本 隆司 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (70210573)
【キーワード】リスク / 内的手続 / 外的手続 / 義務付け訴訟 / 規制権限不行使の違法による国家賠償 (他9件)
【概要】今年度は、学問と政策決定とのインターフェイスを行うためにどのような法制度を設計するのが適切かを分析した。具体的には、食品、医薬品、イミシオン、原子力施設、遺伝子技術などに係るリスク評価および管理のための法制度を対象にした。また日本法と比較するために、より強くリスク行政法の特徴が法制度に現れているドイツ法およびヨーロッパ法を参照した。理論枠組として、法的決定を正当化する論証過程としての「内的手続」、...
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...
【工学】総合工学:放射能リスクを含む研究件
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
❏物質・生命・人格をめぐる哲学と自然科学の交差に関する理論的および実践的研究(22320003)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20232407)
【キーワード】哲学 / 人格 / 自然災害 / 物質 / 生命 (他13件)
【概要】「物質」、「生命」、「人格」という三つのキーワードを軸にして、自然科学と哲学が交差敷く行くありさまを描き出し、それによって、哲学研究を社会に発信・還元していくという当初の目的に対して、因果論、心の哲学、言語哲学、ケアの現象学、古代ギリシア自然哲学といった多様な観点から論文や口頭発表を行い、大いにその狙いを果たした。とりわけ、研究期間中に発生した東日本大震災と福島原発事故に対して、多くの研究者が批判...
【工学】総合工学:防災リスクを含む研究件
❏疑似実験的手法を用いた防災政策の実証的評価(17H02072)
【研究テーマ】自然災害科学・防災学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】永松 伸吾 関西大学, 社会安全学部, 教授 (90335331)
【キーワード】DID / 被害想定 / 南海トラフ巨大地震 / 人口移動 / 住宅再建 (他25件)
【概要】本研究は、防災・減災政策の効果を疑似実験的手法を用いて実証的に明らかにしようとする。研究期間内には次の二つの研究を行った。一つは、南海トラフ巨大地震による被害想定が、想定被災地における人口減少をもたらした可能性について評価である。DID(差の差)分析の結果、津波想定の引き上げによる人口減少効果が確認された。もう一つは、住宅再建プロセスによる被災者の主観的生活評価への影響である。所得や住宅の立地条件...
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
【工学】総合工学:数値解析リスクを含む研究件
❏ファイナンスにおけるジャンプ型モデルの数値解析とマリアバン解析の応用(21340024)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】アルトゥーロ コハツ・ヒガ (KOHATSU-HIGA Arturo / A Kohatsu・HIga / A Kohatsu・Higa) 立命館大学, 理工学部, 教授 (80420412)
【キーワード】ミュレーション / 確率微分方程式 / ジャンプ型モデル / Malliavin解析 / 確率変数 (他12件)
【概要】本研究では、主にMalliavin解析や作用素分解法を使いジャンプ型確率微分方程式解のシミュレーション方法について研究を行った。新シミュレーション方法を発見し、数学的な性質について結果を得た結果、従来の方法に比べ正確で素早く計算できる方法を発見した。また、数理ファイナンスモデルでよく使用されるジャンプ型確率微分方程式は、リスクを計るためにGreeksと呼ばれる量を計算しなければならない。この分野に...
❏リスク尺度に基づくデリバティブ価格の研究(13440029)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】楠岡 成雄 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (00114463)
【キーワード】数理ファイナンス / デリバティブ / リスク尺度 / 数値計算 / マリアバン解析 (他25件)
【概要】本研究の目的は、市場が完備でない場合や取引費用、空売り制約、税金などの摩擦要因のある場合に、ヨーロッパ型、アメリカ型をはじめとするデリバティブの価格を金融機関が決定するにあたり、リスク尺度(Risk Measure)に基づくリスク管理という観点から考えればどのようになるかということを研究することにあった。 まず、リスク尺度で金融機関が使いやすいものとして、Artzner-Delbaen-Eber-...
【工学】総合工学:シミュレータリスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【工学】総合工学:シミュレーションリスクを含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏企業ネットワーク全体の構造に基づいた災害・政策のリスク評価(15K01217)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】井上 寛康 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 准教授 (60418499)
【キーワード】企業 / ネットワーク / 災害 / 政策 / リスク (他15件)
【概要】本研究はサプライチェーンデータを用いて,個々の経済主体へのショックが全体にどう波及すうるか,コントローラビリティ論を用いたリスクの分析,の2つを主に行った.個々の経済主体へのショックについて重要な発見は,個別企業のショックでありながら,その波及の規模はべき分布になるということであった.コントローラビリティ論についての重要な発見は,産業ごとに他の産業を介して影響を及ぼすことができるかどうかの企業の割...
❏ファイナンスにおけるジャンプ型モデルの数値解析とマリアバン解析の応用(21340024)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】アルトゥーロ コハツ・ヒガ (KOHATSU-HIGA Arturo / A Kohatsu・HIga / A Kohatsu・Higa) 立命館大学, 理工学部, 教授 (80420412)
【キーワード】ミュレーション / 確率微分方程式 / ジャンプ型モデル / Malliavin解析 / 確率変数 (他12件)
【概要】本研究では、主にMalliavin解析や作用素分解法を使いジャンプ型確率微分方程式解のシミュレーション方法について研究を行った。新シミュレーション方法を発見し、数学的な性質について結果を得た結果、従来の方法に比べ正確で素早く計算できる方法を発見した。また、数理ファイナンスモデルでよく使用されるジャンプ型確率微分方程式は、リスクを計るためにGreeksと呼ばれる量を計算しなければならない。この分野に...
【工学】総合工学:津波リスクを含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏弱者包有的災害復興法学の考察-補償・居住福祉・地域再生との関係で(20330019)
【研究テーマ】新領域法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】吉田 邦彦 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00143347)
【キーワード】災害復興 / 震災 / 補償 / 中山間地 / 地域再生 (他21件)
【概要】震災、水害、火山活動などの各災害における被災者の災害復興政策において、住宅補償・生業補償の否定という従来からの負の遺産による居住福祉法学的配慮の手薄さは、比較法的考察からも先進諸国でも群を抜いて目立ち、災害救助法及び被災者生活再建支援法の現状では問題は山積し、さらに原発リスクにおける安全性チェックの制度的陥穽は事態を深刻化させることを、3.11以前に指摘したが、そうした中で東日本大震災が生じ、危惧...
【農学】農業工学:情報リスクを含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏ユビキタス社会の社会情報学基礎論(19300084)
【研究テーマ】情報図書館学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】正村 俊之 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00209420)
【キーワード】コミュニケーション / 身体 / メディア / 情報 / 情報空間 (他15件)
【概要】第1に、社会情報学基礎論としてのコミュニケーション論を構築するために「身体」「メディア」「情報空間」という三つのキイコンセプトを導入した。身体を原基的メディアとして位置づけたうえで、身体と各種のメディアによって構成された情報空間がコミュニケーションと相互連関的な構成関係をもっていることを明らかにした。第2に、物質的世界観に基礎をおいた近代的世界観に対置される新しい世界観として情報的世界観を提唱した...
【農学】社会経済農学:経済成長リスクを含む研究件
❏研究開発のリスクとマクロ経済成長(18K01502)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】堀 健夫 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80547513)
【キーワード】リスク / 研究開発 / 企業 / バブル / 起業 (他11件)
【概要】2021年度は、2020年度に公表した以下の論文を査読付きの国際的学術誌に投稿した。 Takeo Hori and Ryonghun Im, Asset Bubbles, Entrepreneurial Risks, and Economic Growth. 現在のところ受理には至っていない。査読過程で得られたコメントをもとに論文の改訂を行った。改訂論文は、インターネット上(https://sit...
❏公共財供給と政府規模の経済分析(18203021)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】井堀 利宏 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40145652)
【キーワード】公共財 / 政府間財政 / 地方分権 / 政府支出 / 課税競争 (他16件)
【概要】地方分権、社会保障制度、地方経済、財政政策を通じた公共財供給における受益と負担の関係に基づいて、多様な公共財供給が政府規模の決定に及ぼす効果を理論的に分析するとともに、わが国を対象として実証的にも検証した。また、政府規模が過大か過小かに関して、定量的な裏付けのある規範分析を行った。地域間の競争が地方政府による公共財供給に与える影響について、政治経済学の手法を適用して検討した。 ...
【医歯薬学】境界医学:信頼リスクを含む研究件
❏グローバル化する政策実現過程・法執行過程における正統性確保とその原理(20K13300)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】永石 尚也 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 准教授 (20782923)
【キーワード】執行統制 / 法の実現プロセス / EBPM / リスク / 法の支配 (他12件)
【概要】本年度は、昨年度に引き続きコロナ禍のなかにおける法執行の融解現象への分析を発展させ、研究目的記載の2課題のうち特に②法の現実(実践)における主体面での拡散と多元化(私化・グローバル化)と、実施面での統治手法の精緻化・範囲拡大(制裁・法執行とアーキテクチャによる統治の拡大)を中心に、調査・研究を進めた。 上半期においては、昨年度における法社会学的知見に基づく研究成果を踏まえ、アーキテクチャによる統治...
❏大型科学のリスクとコミュニケーション、そしてガバナンス(25350237)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】横山 広美 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50401708)
【キーワード】大型科学政策 / ビッグサイエンス / メガサイエンス / 科学広報 / 科学コミュニケーション (他19件)
【概要】大型科学とは、科学研究の中でも極めて巨額な予算と、大人数の研究者、長期間の研究期間を要する。本研究は大型科学のリスクとガバナンスについてふたつの側面から研究を進めた。ひとつは、多くの大型科学の中から、どのプロジェクトを優先的に選ぶべきかという点である。実際に文部科学省で使用している審査項目のうち、国民も科学者も「研究者合意」をもっとも重視していることがわかり、また国民は計画初期段階からの情報発信を...
【医歯薬学】境界医学:自治体リスクを含む研究件
❏海岸観光地の地震津波発生時における対観光者リスクマネジメントに関する研究(16K02080)
【研究テーマ】観光学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
【キーワード】自然災害 / 観光地 / レジリエンス / 湘南 / 避難 (他27件)
【概要】近いうちに巨大地震が発生することが予測される太平洋沿岸における一大観光地である湘南は、地震津波の発生に対して安心を提供できるのかという疑問から、湘南エリアにある自治体へのヒアリング 、鎌倉を中心とする歴史研究、避難シミュレーション、海辺の観光者へのインタビュー調査などから現状と課題を把握した。政策上では防災と観光が分断し、広域連携は遅れ、観光者意識は高くなく、避難ビルの課題は多いこと等を把握した。...
❏地方債制度の再構築に関する研究(15530228)
【研究テーマ】財政学・金融論
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】稲生 信男 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (10349938)
【キーワード】地方債 / 地方財政 / 自治体 / マーケット / 投資家 (他13件)
【概要】本研究(「地方債制度の再構築に関する研究-市場本位な商品設計・投資家保護制度・管理手法のあり方」)は、経済情勢については一般的に改善の兆しをみせる一方で、国内の自治体の財政状況が厳しさを増すなかで、資金調達の重要な柱の一つと位置づけられる地方債に注目し、地方債の望ましい制度改革と運用システムの再構築を目指したものである。具体的には、多種多様な地方債が発行・流通する米国等諸外国の動向や債券市場の状況...
【医歯薬学】内科系臨床医学:近赤外分光法リスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【医歯薬学】内科系臨床医学:drivingリスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【医歯薬学】社会医学:前頭葉リスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【医歯薬学】社会医学:認知リスクを含む研究件
❏青少年の健康,安全のリスクに関わる包括的意思決定能力育成のフレームワーク開発(21K02521)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)
【キーワード】意思決定 / 青少年 / 危険行動 / 影響要因 / 情動 (他12件)
【概要】意思決定に影響する内的・外的要因,及び要因への認知,対処,活用等の内容を整理するため,米国健康教育基準の基準2:健康行動への影響,及び基準3:情報,製品,サービスへのアクセス・活用について,また同基準に対応した中高用スキルベース健康教育プログラムLesson Planning for Skills-Based Health Education.(Benes,S et.al., 米国保健体育協会,2...
❏自動車の運転挙動におけるリスク認知に関する実験的研究(13308019)
【研究テーマ】社会システム工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】大口 敬 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90281245)
【キーワード】自動車 / 運転挙動 / 認知 / 室内実験 / リスク (他7件)
【概要】自動車の運転者の認知・挙動には様々な場面が想定されるが,本研究では道路における安全性評価・効率性評価(交通容量)に関連した道路線形・道路構造・周辺車両との関係性における速度感,距離感,および案内標識などの視認性を対象とする.こうした運転特性を分析・検討するために,これまで困難とされてきた室内実験手法による実証データの収集を可能とする室内実験システムを確立すること,その場合の実際の道路交通環境下にお...
【医歯薬学】社会医学:経済政策リスクを含む研究件
❏プラネタリー・バウンダリーズを考慮した持続可能性経済指標の研究(17K00677)
【研究テーマ】環境政策・環境社会システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】成田 大樹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50746485)
【キーワード】プラネタリー・バウンダリーズ / 自然資本 / リスク・不確実性 / 気候変動 / 大気汚染 (他12件)
【概要】気候変動、森林消失や大気汚染問題等の地球規模の環境リスクとなっている問題(プラネタリー・バウンダリーズに関係する問題)について、そのインパクトや対策コストについての経済評価手法の検討を行った。いくつかのケースに焦点を置き、リスク分析の手法や不確実性下の意思決定分析の手法を応用する形で、経済モデルの構築、シミュレーション分析、及び評価計算を行い、方法論上の知見を得た。 ...
❏ガーナのパイナップル産業の発展(23730271)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】鈴木 綾 東京大学, 新領域創成科学研究科, 講師 (20537138)
【キーワード】経済発展 / 産業発展 / ミクロ経済分析 / 貧困削減 / リスク (他10件)
【概要】サブサハラアフリカにおいて近年発展を遂げている園芸産業は、貧困削減への役割から多くの注目を集めているが、その効果を定量的に示したものは少なく、特にリスクの重要性に焦点を当てたものは少ない。本研究では、農家のリスク選好を測定するゲームを行い、リスク選好が市場退出の決断に影響を及ぼすかを検証した。その結果、a)リスク回避的であれば退出の確率が高まること、b)EU市場での需要の変化がそれ以降のパイナップ...
❏炭素市場形成の長期的戦略に関する研究(21330054)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】前田 章 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30317309)
【キーワード】経済政策 / 経済理論 / エネルギー全般 / 環境政策 / 地球温暖化ガス塀出削減 (他10件)
【概要】本研究の目的は,「炭素市場」を中心に市場形成と政策当局の役割について,経済分析を行うものである.分析手法としては,環境経済学と金融経済学・ファイナンスを統合し,対象とする政策としては,環境規制政策と市場競争政策を統合するものである. 主要な成果は以下の通りである.まず,価格変動を抑制する機能である「セーフティーバルブ」について考察し,その設定のルールを導出した.次に,環境・資源経済問題一般に対する...
【医歯薬学】社会医学:グローバリゼーションリスクを含む研究件
❏グローバル経済におけるリスクの経済分析~国際経済学の視点から~(26220503)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】石川 城太 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80240761)
【キーワード】グローバリゼーション / 国際経済学 / リスク / 国際金融市場 / グローバルな環境問題 (他7件)
【概要】主要な成果は以下の4つである。(1)金融システムの不完全性がバブルに及ぼす影響をグローバルな枠組みで解明した。(2)地球温暖化対策としての環境政策・環境規制を比較分析し、各々が異なる国際カーボンリーケージを通じて地球温暖化に異なる影響を及ぼすことを示した。(3)機械産業の生産ネットワークを分析し、カントリーリスクを一定程度まで低減させることに成功した国・地域のみが生産ネットワークに参加できることを...
❏グローバル経済におけるリスクの経済分析~国際貿易論の視点から~(22243023)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】石川 城太 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80240761)
【キーワード】グローバリゼーション / 国際貿易 / 直接投資 / リスク
【概要】(1)金融市場が不完全な状態のまま資本市場を開放すると、各国の産業構造が劇的に変化しうることを示した。資本が南から北へ流れることで、場合によっては、南が資本不足に陥るだけでなく、北では生産性の低い企業が生まれて平均生産性が低下する。(2)地球温暖化対策を講じる際には、国際的な炭素リーケージを十分考慮する必要があることを指摘した。それらの政策は経済の効率性を高めたとしても厚生を高めるとは限らない。(...
【医歯薬学】社会医学:実験心理学リスクを含む研究件
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
❏行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築(24243061)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-10-31 - 2017-03-31
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 処方的社会心理学 / 多元社会 / 行動意思決定論 / 意思決定過程 (他22件)
【概要】本研究は、行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築を目指すものである。行動意思決定論とは、人々の意思決定についての心理学的知識を基にした記述的な意思決定理論のことである。本研究では、多属性意思決定のの心理学的モデルやそれらの研究知見をもとにして合理的意思決定と「よい意思決定」について検討を行った。本研究では、多属性意思決定の処方的検討によって、多元的観点が「よい意思決定」...
【医歯薬学】薬学:アルツハイマー病リスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【医歯薬学】看護学:データベースリスクを含む研究件
❏大規模医療データベースを用いた2型糖尿病における急性膵炎の合併リスクの評価(15K08710)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小出 大介 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任教授 (50313143)
【キーワード】疫学 / 糖尿病 / 急性膵炎 / 合併症 / データベース (他6件)
【概要】本研究は、年々増加する糖尿病患者において、DPP4阻害薬など主な薬剤において急性膵炎のリスクがあり、添付文書が改訂されている現状において、そもそも日本人の2型糖尿病患者の背景情報としてどれほど急性膵炎になるリスクがあるか十分な情報がないことから研究した。解析するデータとしては国(厚生労働省保険局)が管理するナショナルレセプトデータベース(NDB)など大規模データベースから、糖尿病患者を病名や使用薬...
❏抗生物質使用と乳癌発生の可能性(17790348)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小出 大介 東京大学, 医学部・附属病院, 客員准教授 (50313143)
【キーワード】癌 / 抗生物質 / 情報工学 / データベース / 薬剤反応性 (他11件)
【概要】抗生物質の使用による乳癌発生を検討するため、ケースコントロール研究を実施した。本年度は病院情報システムからのデータを解析した。なお個人が特定されるデータは含まれない。 データは1996年4月から2007年3月迄の11年間で、その間に乳癌の確定診断をされたのは337人、乳癌の疑いや乳癌治療薬や検査から乳癌が疑われる患者を含めると447人で、総計784人が乳癌または乳癌の疑いと認められた。そして年齢で...
【医歯薬学】看護学:老化リスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【医歯薬学】看護学:現象学リスクを含む研究件
❏人類学における不確実性をめぐる理論的視座の再構築(17K03278)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】碇 陽子 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (10791866)
【キーワード】不確実性 / リスク / デザイン / 想像力 / 医療 (他10件)
【概要】人類学における不確実性の理論的視座の再構築という本研究の目的に向けて、今年度も引き続き、新型コロナ感染症の拡大により、研究調査のための出張や対面による研究会は行わず、オンライン研究会(新たに、観光現象と不確実性についての研究会に参加)と読書会などを通じて、以下についての議論を深めた。 ①研究代表者は、未来の不確実性についての議論の延長として、ティム・インゴルドやサラ・ピンクを中心に、デザイン人類学...
❏人工物の志向的分析-科学技術哲学への現象学的アプローチ(15720001)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】石原 孝二 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (30291991)
【キーワード】人工物 / 現象学 / リスク / 設計の哲学 / 人口知能 (他16件)
【概要】今年度は本研究の最終年度にあたるため、これまでの研究成果を国際学会や雑誌等において発表した。2005年12月にドイツのLitt社から出版されたPraktische Philosophie in gesellschaftlicher Perspektive(『社会的な視点からの実践哲学』)に寄稿した論文"Zeuge, Maschinen und Menschliche Autonomie&#...
【医歯薬学】看護学:軽度認知障害リスクを含む研究件
❏高齢ドライバーの危険判断能力-光トポグラフィと皮膚電位反応を用いた検討-(19591374)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部・精神医学教室, 准教授 (00190728)
【キーワード】神経科学 / 脳・神経 / 老化 / 自動車運転 / 光トポグラフィ (他17件)
【概要】本研究では、健常高齢ドライバーと脳損傷ドライバーを対象に、光トポグラフィを用いて客観的に運転安全性の評価を行うことを目的とした。その結果、軽度のアルツハイマー病患者においては、危険場面を疑似運転中に、ブレーキ反応の遅延とともに、前頭葉の活動性低下をみたケースでは、運転リスクが高いと考えられた。また、有効視野計測(UFOV)の手法にgo/no-go課題を加えた独自の課題(VFIT)を用いた検討では、...
❏光トポグラフィーを用いた高齢者の運転能力と作動記憶の評価(16591163)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
【キーワード】driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator (他10件)
【概要】本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二...
【医歯薬学】看護学:感染症リスクを含む研究件
❏グローバルヘルス・ガバナンスの構造変容とマネジメント上の課題(16KT0086)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2019-03-31
【研究代表者】城山 英明 東京大学, 大学院公共政策学連携研究部・教育部, 教授 (40216205)
【キーワード】グローバルヘルス / 国際保健 / 感染症 / リスク / 分野間関係 (他11件)
【概要】2014年西アフリカ諸国で発生したエボラ出血熱の問題は複合的な影響を持った結果多くの死者を出した。本研究はこの事例を踏まえグローバルヘルス・ガバナンスの課題を分析した。結果①健康上の緊急事態に対する備えの欠如、②組織間・組織内における連携・調整機能の欠如、③健康上の緊急事態時に即拠出できる資金の不在が浮き彫りとなった。それらに対し国連やWHOを中心に、国際保健規則のJEE、人道枠組と保健枠組の調整...
❏医療福祉施設における感染症リスク低減に関する研究(23246103)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田邉 新一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30188362)
【キーワード】感染リスク低減 / 模擬咳発生装置 / 環境表面汚染 / 空気感染 / ATP測定法 (他13件)
【概要】本研究では、感染リスクの評価手法の構築及び各種手法を用いた感染リスク低減効果の評価、それらの知見を基盤とした次世代型病院建築・設備システムの提案を行うことを目的とした。感染リスク評価手法として、模擬咳発生装置の開発、再現性の高い環境表面汚染度測定手法の検討、感染リスク評価式の構築を行った。各種手法を用いて病室・診察室・待合室における感染リスク評価を行い、感染リスクの低い医療福祉施設の建築・建築設備...
【医歯薬学】看護学:放射線リスクを含む研究件
❏被害・リスク・合理性をめぐる記述性/規範性の交差を通じた災害復興のための哲学構築(26284002)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20232407)
【キーワード】因果 / 責任 / 放射線 / 避難弱者 / 震災関連死 (他15件)
【概要】研究代表者の一ノ瀬は、「因果と責任」という古典的対関係を、原発事故後の被害の責任性という問題に沿って、現代哲学的に分析した。最終成果として、『福島はあなた自身』と題する報告書を2018年2月に発表し、避難弱者や震災関連死について、予防の不在という観点から、原因指定の適切性の度合いという問題を論じた。 榊原は、災害復興のための「ケアの現象学」を構想・展開した。鈴木は、哲学的な「復興」概念構築へ向けて...
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
【医歯薬学】看護学:意思決定リスクを含む研究件
❏青少年の健康,安全のリスクに関わる包括的意思決定能力育成のフレームワーク開発(21K02521)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)
【キーワード】意思決定 / 青少年 / 危険行動 / 影響要因 / 情動 (他12件)
【概要】意思決定に影響する内的・外的要因,及び要因への認知,対処,活用等の内容を整理するため,米国健康教育基準の基準2:健康行動への影響,及び基準3:情報,製品,サービスへのアクセス・活用について,また同基準に対応した中高用スキルベース健康教育プログラムLesson Planning for Skills-Based Health Education.(Benes,S et.al., 米国保健体育協会,2...
❏スポーツ競技における実力発揮のための神経行動経済学的アプローチ(26560344)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】工藤 和俊 東京大学, 大学院情報学環, 准教授 (30302813)
【キーワード】意思決定 / 行動経済学 / リスク選択行動 / 神経行動経済学 / 経頭蓋直流電気刺激 (他9件)
【概要】エースとミスが隣り合わせになっている多くの運動課題は、狙うべき目標位置が予め決定しているものとは大きく異なり、どの位置を目標として選択するかという意思決定がパフォーマンスにとって重要な意味をもつ。そこで本研究では、このような状況を模した運動課題を新たに開発し、リスク下でのヒトの運動意思決定過程についてベイズ統計モデルを用いて検討した。その結果、ハイリスク・ハイリターン型の得点関数を有する課題におい...
❏行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築(24243061)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-10-31 - 2017-03-31
【研究代表者】竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
【キーワード】意思決定 / 処方的社会心理学 / 多元社会 / 行動意思決定論 / 意思決定過程 (他22件)
【概要】本研究は、行動意思決定研究を基礎とした多元的価値下での処方的社会心理学の構築を目指すものである。行動意思決定論とは、人々の意思決定についての心理学的知識を基にした記述的な意思決定理論のことである。本研究では、多属性意思決定のの心理学的モデルやそれらの研究知見をもとにして合理的意思決定と「よい意思決定」について検討を行った。本研究では、多属性意思決定の処方的検討によって、多元的観点が「よい意思決定」...
【医歯薬学】看護学:環境リスクを含む研究件
❏格差と序列による対立と葛藤の生成プロセスとその解決に関するゲーミング研究(15K04036)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-10-21 - 2019-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70311719)
【キーワード】ゲーミング / 経済格差 / 葛藤解決 / システム変革動機 / 格差是正 (他13件)
【概要】社会の構成員の間で生じる対立や葛藤をゲーミング・シミュレーションでモデル化し,葛藤の発生・維持・解消のプロセスを検討した。第1に,環境行動を促す説得的コミュニケーションに格差認識を導入し,説得における経済的地位の役割について行動意図と社会的公正の関係を示した。第2に,格差是正を協力とチームワークによる問題解決と設定し,協力が利益につながる機会を提供することで利害が異なる人々の間でのチームワークが上...
❏環境・健康リスクの事例に基づく利害調整の手続きと結果の評価に関するゲーミング研究(24530786)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉浦 淳吉 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70311719)
【キーワード】リスク / 環境 / 健康 / ゲーミング・シミュレーション / 利害調整 (他7件)
【概要】本研究の目的は環境および健康リスクに関する利害葛藤という現実の課題について,ゲーミング・シミュレーションを開発し,その課題解決の手続きと結果の評価について検討する。ゲーミング・シミュレーションでは,直接観察することが困難なことについて社会現象を単純で現実の制約から解放された状況を作り出し,課題解決の要因を探索的に検討することができる。ここでは利害の異なるステークホルダー間での合意形成のプロセスを研...
【医歯薬学】看護学:コミュニケーションリスクを含む研究件
❏科学者の社会的責任の現代的課題:科学コミュニケーションの接点の課題から(22500959)
【研究テーマ】科学社会学・科学技術史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】藤垣 裕子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50222261)
【キーワード】科学技術社会論(STS) / 科学者の社会的責任 / 不確実性 / リスク / コミュニケーション (他9件)
【概要】本研究課題の目的は、科学者の社会的責任の現代的課題について、責任論と科学コミュニケーション論の接点にあたる課題を中心に、事例分析をもとに分析をすすめることである。科学者の社会的責任の現代的課題は、(1)科学者共同体内部を律する責任(ResponsibleConductofResearch)、(2)製造物責任(ResponsibleProducts)、(3)市民の問いかけへの呼応責任(Respons...
❏ユビキタス社会の社会情報学基礎論(19300084)
【研究テーマ】情報図書館学・人文社会情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】正村 俊之 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00209420)
【キーワード】コミュニケーション / 身体 / メディア / 情報 / 情報空間 (他15件)
【概要】第1に、社会情報学基礎論としてのコミュニケーション論を構築するために「身体」「メディア」「情報空間」という三つのキイコンセプトを導入した。身体を原基的メディアとして位置づけたうえで、身体と各種のメディアによって構成された情報空間がコミュニケーションと相互連関的な構成関係をもっていることを明らかにした。第2に、物質的世界観に基礎をおいた近代的世界観に対置される新しい世界観として情報的世界観を提唱した...
❏創造性が持続する安全都市としての復興のための研究(14209006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)
【キーワード】安全 / 持続性 / 都市 / 主体性 / 新体制 (他20件)
【概要】これまでの研究では、機械時代の都市について、安全学の視点から進めてきた。安全の担保は、都市の持続プログラムの有無、特に内発的なコミュニティの創造力が重要となる。これは、免疫の自己組織化過程に似ている。この視点に立つ知恵時代の都市イメージを「土地利用・規模・創造のためのコミュニケーション構造・物質循環システム」で規定し、これを「セルシティ」と呼ぶ。一方、経済的拡大志向を持つ機械時代の都市には免疫的な...