人類学における不確実性をめぐる理論的視座の再構築
【研究分野】文化人類学・民俗学
【研究キーワード】
不確実性 / リスク / デザイン / 想像力 / 医療 / 観光 / 現象学 / リスク社会 / 言語コミュニケーション / 文化人類学
【研究成果の概要】
人類学における不確実性の理論的視座の再構築という本研究の目的に向けて、今年度も引き続き、新型コロナ感染症の拡大により、研究調査のための出張や対面による研究会は行わず、オンライン研究会(新たに、観光現象と不確実性についての研究会に参加)と読書会などを通じて、以下についての議論を深めた。
①研究代表者は、未来の不確実性についての議論の延長として、ティム・インゴルドやサラ・ピンクを中心に、デザイン人類学に関する先行研究を渉猟した(2022年6月に刊行予定の論文に一部掲載)。
②研究代表者と分担研究者の市野澤氏、渡邊氏は、ともに、不確実性の人類学の書籍の出版に向けて準備中である。研究代表者は、バイオセキュリティや気候変動、金融危機などに対する未来の不確実性への想像についての近年の人類学の議論をレビューしている。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
市野澤 潤平 | 宮城学院女子大学 | 現代ビジネス学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
渡邊 日日 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)