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研究分野別サイレントキーワード
「抗がん剤」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】一般理論:個人差抗がん剤を含む研究件
❏プロテオーム解析による抗がん剤反応性関連タンパク質の解明とバイオマーカーへの応用(21590176)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他8件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸癌におけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行なった。その結果、S100A10が抗腫瘍メカニズムの異なる抗がん剤に対して異なる挙動を示しその発現変化はオキサリプラチン特異的であるこ...
❏抗がん剤反応性の個体差解明とバイオマーカー開発をめざしたプロテオーム解析(20390049)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他9件)
【概要】本研究では、プロテオーム解析手法により癌細胞の抗がん剤感受性と相関して発現変動するタンパク質を網羅的に探索し、抗腫瘍効果の個人差解明と薬剤反応性の指標となるバイオマーカーの開発をめざした。研究の結果、ヒト大腸癌細胞における発現量がオキサリプラチンに対する感受性と相関を示すタンパク質を発見し、S100A10タンパク質と同定した。さらに、5-フルオロウラシルやイリノテカン活性代謝物曝露に対して特徴的な...
❏抗癌剤感受性に関連するタンパク質(ペプチド)バイオマーカーの研究(19659041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤感受性 / 個人差 / バイオマーカー (他10件)
【概要】本研究では、抗癌剤反応性の個人差解明を目指し、薬効発現本体であるタンパク質を標的としたプロテオーム解析により抗癌剤感受性バイオマーカーを見出すことを目的とした。初年度(平成19年度)は、Surface-enhanced laser desorption/ionization time-of-flight mass spectrometry (SELDI-TOF MS)を用いて、オキサリプラチン(L...
【複合領域】一般理論:IgG抗体抗がん剤を含む研究件
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
【環境学】環境解析学:DNAダメージ抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【環境学】環境解析学:抗がん治療抗がん剤を含む研究件
❏妊娠したがん患者を安全かつ効果的に治療するナノ医薬戦略の開発(16H03179)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】Cabral Horacio 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10533911)
【キーワード】Placenta / Nanomedicine / Size control / Pre-term birth / Pre-eclampsia (他20件)
【概要】ナノサイズの薬剤を用いたex vivoヒト胎盤灌流実験を行った。サイズの閾値が30 nmであることが確認された。 早産の治療のためのインドメタシン内包ミセル(Indo/m; 50 nm)、子癇前症の治療のためのPEG化リコンビナントトロンボモジュリン(PEG-rTM; 30 nm)、 がん治療にDACHPt内包ミセル(DACHPt/m; 30-70 nm)を開発した。 Indo/mは子宮内炎症モデ...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
❏膀胱癌に対する新規NF-kappaB活性阻害剤を併用した抗癌治療戦略の確立(20591866)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10286552)
【キーワード】膀胱癌 / 転写因子 / 抗癌治療 / 抗癌剤
【概要】膀胱癌に対する新規NF-κB活性阻害剤であるDHMEQとCPT-11の併用による殺細胞効果増強の検討を行った。KU19-19細胞で恒常的なNF-κB活性が確認された。NF-κBはSN38単独投与で活性化されたが、DHMEQはこれを抑制した。DHMEQ+CPT-11併用群は単独治療群に比べ細胞傷害、抗腫瘍効果を認めた。DHMEQとCPT-11の併用は新規膀胱癌治療として期待できると考えられた。 ...
【化学】複合化学:核酸化学抗がん剤を含む研究件
❏がん細胞内銅(I)イオンをマーカーとするsiRNAプロドラッグの開発(21K06449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】森廣 邦彦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (70713890)
【キーワード】銅イオン / siRNA / プロドラッグ / ルシフェラーゼ / 核酸化学 (他6件)
【概要】本研究では、がん細胞内に高濃度に蓄積した銅イオンに選択的に応答して活性化するsiRNAプロドラッグを開発し、副作用の少ないがん治療薬の開発を目指している。 初年度である2021年度は、まず銅イオン応答型人工核酸の設計と化学合成から取り組んだ。チミジンの4位酸素原子に銅イオンによって除去可能な保護基を搭載した人工ヌクレオチドを化学合成し、DNA合成に適したホスホロアミダイト体へと誘導した。モノマーレ...
❏DNAナノテクノロジーを利用したがん選択的化学療法の実現(19K15408)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】森廣 邦彦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (70713890)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 核酸化学 / 生体直交型反応 / Staudinger還元 / マイクロRNA (他10件)
【概要】本研究ではがん選択的な化学療法を開発するべく、DNAナノテクノロジーの1種であるハイブリダイゼーション連鎖反応 (HCR) と、代表的な生体直交型反応であるStaudinger還元を組み合わせたシステムを構築した。このシステムは特定のmiRNAのインプットによって蛍光分子などの様々な低分子化合物を放出することが可能であり、がん選択的な化学療法に非常に有用であることが明らかとなった。 ...
【生物学】生物学:複製ストレス抗がん剤を含む研究件
❏DNA障害型抗がん剤感受性増強因子SLFN11を標的とした創薬(21K19415)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】SLFN11 / 薬剤スクリーニング / 抗がん剤 / 耐性 / HDAC阻害剤 (他8件)
【概要】DNA障害型の抗がん剤には、古くは1960年代からのプラチナ製剤、トポイソメラーゼ阻害剤、シタラビンなどがあり、これらはがん種によっては第一選択薬として使われているほどメジャーであるが、いまだにresponder/non-responderを投与前に予測することは困難である。Schlafen 11 (SLFN11)は、大規模がんデータベースの解析から、これらの抗がん剤の感受性とmRNA発現量が最も...
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
【工学】総合工学:シミュレーション抗がん剤を含む研究件
❏医工連携に基づく流体解析を用いた超選択的動注法における抗癌剤至適投与量の検討(21390542)
【研究テーマ】外科系歯学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】藤内 祝 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (50172127)
【キーワード】口腔癌 / 動注化学療法 / 流体解析 / 流体シミュレーション / 血流シミュレーション (他11件)
【概要】口腔癌に対する動注化学療法における腫瘍栄養動脈や転移リンパ節への抗癌剤の分配量を解明するために,われわれは流体解析を用いて外頸動脈とその分枝における血流シミュレーションを開発した.精度の高いシミュレーションにするために,末梢血管を考慮した0Dモデルを適用し,シミュレーションの精度評価は浅側頭動脈における血流速度を用いて行った.本シミュレーションの誤差は5%程度であり,外頸動脈とその分枝の患者特異的...
❏薬物動態解析を目的とした臨床ゲノム情報システムの開発(16200038)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】小山 博史 東京大学, 医学部附属病院, 科学技術振興特任教員(特任教授) (30194640)
【キーワード】薬物動態解析 / 抗癌剤 / 遺伝子多型 / 個別化医療 / グリッドコンピューティング (他20件)
【概要】(1)データベースグリッド技術であるOGSA-WebDBを用い臨床ゲノム情報と関連する複数のライフサイエンスデータベースから薬剤関連情報を網羅的に抽出できる臨床ゲノム情報探索システムを開発した.副作用情報はTOXINETから、遺伝子名はPharmGKBから、蛋白質情報はEntrez Proteinから抽出し、抽出遺伝子あるいは蛋白質名に対応した発現臓器をLSBMから,パスウエイ情報はKEGGから,...
【農学】生産環境農学:抗菌活性抗がん剤を含む研究件
❏新規抗癌・抗感染症薬を目指したフラーレン誘導体の創製(17590092)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】増野 匡彦 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (90165697)
【キーワード】フラーレン / 抗がん剤 / 抗エイズ薬 / 抗C型肝炎薬 / HIV逆転写酵素 (他12件)
【概要】1.フラーレン誘導体のがん細胞増殖抑制機構の解明 ジメチルピロリジニウム置換基を有するフラーレン誘導体(1)ががん細胞増殖抑制効果を示すことをすでに明らかにしているが、その機構の解析を行った。ヒト白血病由来HL-60細胞を1で処理するとアポトーシスの特徴であるDNAのラダー化、クロマチンの凝集、細胞周期のSub G1期での停止が観察され、さらに、カスパーゼ3の活性化、カスパーゼ9の活性化、ミトコン...
❏海洋生物付着阻害物質の探索および開発研究(11558079)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】上村 大輔 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00022731)
【キーワード】生物付着阻害活性物質 / 抗菌性物質 / バイオフィルム / Zamamistatin / Hedathiosulfonic acids (他25件)
【概要】海洋生物付着の前段階であるバイオフィルムの形成阻害活性物質を探索することを特徴とする研究の結果、新規物質であるZamamistatin、Hedathiosulfonic acids、N-γ-Glutamyl-boletine、Tribromacetamide誘導体を含む10種を越える抗菌物質を天然から見出した。量的供給の問題を解決した一部の化合物については実際の防汚剤としての可能性を探るために野外...
【医歯薬学】基礎医学:尿路上皮がん抗がん剤を含む研究件
❏膀胱癌に対するmTORC1/2阻害剤を併用した新規抗癌治療戦略の確立(26462428)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10286552)
【キーワード】分子標的 / 膀胱癌 / 腎盂尿管癌 / 抗癌剤 / 尿路上皮癌 (他8件)
【概要】以下の5つの結果を得た。 1) TAM familyの一つであるAXL、そのリガンドGas6が腎盂尿管癌の予後因子であることを同定した。2) ニコチン曝露によりT24膀胱癌細胞においてPI3K-Akt-mTORの活性化が誘導された。NVP-BEZ235はその活性を阻害し細胞増殖を抑制した。3) NVP-BEZ235はニコチン投与により生じた皮下腫瘍の増殖、pS6活性を抑制した。4) シスプラチンと...
❏転写因子を制御した新規尿路上皮癌治療戦略の確立(23592349)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10286552)
【キーワード】尿路上皮癌 / 抗癌剤 / シグナル伝達 / 喫煙
【概要】以下の5つの結果を得た。 1. E-、P-cadherinの腎盂尿管癌の臨床病理因子との関連、Snailが予後因子であることを同定した。2. CDDP抗癌剤耐性株であるT24PRにおいてPI3K-Akt-mTORの亢進、NVP-BEZ235の投与によりPI3K-Akt-mTORの抑制、殺細胞効果が検証された。3. ニコチン暴露によりpAktの上昇、T24膀胱癌細胞増殖が誘導された。4. DHMEQ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:PARP阻害剤抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:DNA修復抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膀胱がん抗がん剤を含む研究件
❏膀胱癌に対するmTORC1/2阻害剤を併用した新規抗癌治療戦略の確立(26462428)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10286552)
【キーワード】分子標的 / 膀胱癌 / 腎盂尿管癌 / 抗癌剤 / 尿路上皮癌 (他8件)
【概要】以下の5つの結果を得た。 1) TAM familyの一つであるAXL、そのリガンドGas6が腎盂尿管癌の予後因子であることを同定した。2) ニコチン曝露によりT24膀胱癌細胞においてPI3K-Akt-mTORの活性化が誘導された。NVP-BEZ235はその活性を阻害し細胞増殖を抑制した。3) NVP-BEZ235はニコチン投与により生じた皮下腫瘍の増殖、pS6活性を抑制した。4) シスプラチンと...
❏膀胱癌に対する新規NF-kappaB活性阻害剤を併用した抗癌治療戦略の確立(20591866)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10286552)
【キーワード】膀胱癌 / 転写因子 / 抗癌治療 / 抗癌剤
【概要】膀胱癌に対する新規NF-κB活性阻害剤であるDHMEQとCPT-11の併用による殺細胞効果増強の検討を行った。KU19-19細胞で恒常的なNF-κB活性が確認された。NF-κBはSN38単独投与で活性化されたが、DHMEQはこれを抑制した。DHMEQ+CPT-11併用群は単独治療群に比べ細胞傷害、抗腫瘍効果を認めた。DHMEQとCPT-11の併用は新規膀胱癌治療として期待できると考えられた。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:DNA障害抗がん剤を含む研究件
❏脳腫瘍におけるSLFN11活性化および抗がん剤感受性増強の検討(21KK0156)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】棗田 学 新潟大学, 脳研究所, 助教 (00515728)
【キーワード】髄芽腫 / SLFN11 / DNA障害型抗がん剤 / 感受性 / 抗がん剤 (他8件)
【概要】SLFN11はDNA障害型抗がん剤に対する感受性と強く相関することが知られている。昨年度は、DNA障害型抗がん剤であるシスプラチン(CDDP)が含まれた化学療法レジメンが標準的に投与される髄芽腫におけるSLFN11発現の解析をすすめた。全脳全脊髄照射および大量化学療法により、髄芽腫の予後は劇的に改善したが、未だに予後不良例が存在することが知られている。予後良好例に対しては、晩期障害を軽減させるため...
❏DNA障害型抗がん剤感受性増強因子SLFN11を標的とした創薬(21K19415)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】SLFN11 / 薬剤スクリーニング / 抗がん剤 / 耐性 / HDAC阻害剤 (他8件)
【概要】DNA障害型の抗がん剤には、古くは1960年代からのプラチナ製剤、トポイソメラーゼ阻害剤、シタラビンなどがあり、これらはがん種によっては第一選択薬として使われているほどメジャーであるが、いまだにresponder/non-responderを投与前に予測することは困難である。Schlafen 11 (SLFN11)は、大規模がんデータベースの解析から、これらの抗がん剤の感受性とmRNA発現量が最も...
【医歯薬学】外科系臨床医学:SLFN11抗がん剤を含む研究件
❏小区分50010:腫瘍生物学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】がん抑制遺伝子
【研究期間】複製
【研究代表者】DNA修復
【キーワード】DNAダメージ
【概要】SLFN11はDNA障害型抗がん剤に対する感受性と強く相関することが知られている。昨年度は、DNA障害型抗がん剤であるシスプラチン(CDDP)が含まれた化学療法レジメンが標準的に投与される髄芽腫におけるSLFN11発現の解析をすすめた。全脳全脊髄照射および大量化学療法により、髄芽腫の予後は劇的に改善したが、未だに予後不良例が存在することが知られている。予後良好例に対しては、晩期障害を軽減させるため...
❏DNA障害型抗がん剤感受性増強因子SLFN11を標的とした創薬(21K19415)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2024-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】SLFN11 / 薬剤スクリーニング / 抗がん剤 / 耐性 / HDAC阻害剤 (他8件)
【概要】DNA障害型の抗がん剤には、古くは1960年代からのプラチナ製剤、トポイソメラーゼ阻害剤、シタラビンなどがあり、これらはがん種によっては第一選択薬として使われているほどメジャーであるが、いまだにresponder/non-responderを投与前に予測することは困難である。Schlafen 11 (SLFN11)は、大規模がんデータベースの解析から、これらの抗がん剤の感受性とmRNA発現量が最も...
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
【医歯薬学】社会医学:喫煙抗がん剤を含む研究件
❏膀胱癌に対するmTORC1/2阻害剤を併用した新規抗癌治療戦略の確立(26462428)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10286552)
【キーワード】分子標的 / 膀胱癌 / 腎盂尿管癌 / 抗癌剤 / 尿路上皮癌 (他8件)
【概要】以下の5つの結果を得た。 1) TAM familyの一つであるAXL、そのリガンドGas6が腎盂尿管癌の予後因子であることを同定した。2) ニコチン曝露によりT24膀胱癌細胞においてPI3K-Akt-mTORの活性化が誘導された。NVP-BEZ235はその活性を阻害し細胞増殖を抑制した。3) NVP-BEZ235はニコチン投与により生じた皮下腫瘍の増殖、pS6活性を抑制した。4) シスプラチンと...
❏転写因子を制御した新規尿路上皮癌治療戦略の確立(23592349)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10286552)
【キーワード】尿路上皮癌 / 抗癌剤 / シグナル伝達 / 喫煙
【概要】以下の5つの結果を得た。 1. E-、P-cadherinの腎盂尿管癌の臨床病理因子との関連、Snailが予後因子であることを同定した。2. CDDP抗癌剤耐性株であるT24PRにおいてPI3K-Akt-mTORの亢進、NVP-BEZ235の投与によりPI3K-Akt-mTORの抑制、殺細胞効果が検証された。3. ニコチン暴露によりpAktの上昇、T24膀胱癌細胞増殖が誘導された。4. DHMEQ...
【医歯薬学】歯学:高分子ミセル抗がん剤を含む研究件
❏妊娠したがん患者を安全かつ効果的に治療するナノ医薬戦略の開発(16H03179)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】Cabral Horacio 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10533911)
【キーワード】Placenta / Nanomedicine / Size control / Pre-term birth / Pre-eclampsia (他20件)
【概要】ナノサイズの薬剤を用いたex vivoヒト胎盤灌流実験を行った。サイズの閾値が30 nmであることが確認された。 早産の治療のためのインドメタシン内包ミセル(Indo/m; 50 nm)、子癇前症の治療のためのPEG化リコンビナントトロンボモジュリン(PEG-rTM; 30 nm)、 がん治療にDACHPt内包ミセル(DACHPt/m; 30-70 nm)を開発した。 Indo/mは子宮内炎症モデ...
❏細胞内ミクロ環境応答型高分子ミセル型ナノデバイスの創製とがん標的治療への展開(17200031)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】片岡 一則 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00130245)
【キーワード】ドラッグデリバリー / 高分子ミセル / がん化学療法 / 制ガン剤 / 環境応答性 (他18件)
【概要】ガン化学療法において、安定に保持した薬物を固形ガンへ効率よく送達せしめ、有用な形で放出する薬物送達システム(DDS)の開発が待望されている。これまでに研究代表者らは、ブロック共重合体の自己会合によって形成される高分子ミセル型DDSに関する研究開発を行ってきた。そこで本研究では、血中における安定な薬物保持と標的細胞における効率的な薬物放出を実現するために高分子ミセルを構成するブロック共重合体の内核構...
【医歯薬学】薬学:DNA損傷抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【医歯薬学】薬学:細胞周期抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏アンドロゲン受容体活性を利用した難治性前立腺癌に対する新規化学療法の開発(18591774)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】大東 貴志 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80185371)
【キーワード】前立腺癌 / ビタミン / ヒストン修飾 / 抗癌剤 / アンドロゲン受容体 (他8件)
【概要】アンドロゲン応答性前立腺細胞株LNCaPおよびそのアンドロゲン非依存株に対して、vitamin Euccinate(VES)を投与したところ、アンドロゲン受容体(AR)の発現量は変化しなかったのにも関わらず、活性の低下が見られた。このAR活性低下はアンドロゲンの依存性に関わらず認められた。またAR非発現前立腺癌細胞PC-3にARおよびレポーターベクターを組み入れた実験を行ったところ、VESによる抑...
【医歯薬学】薬学:抗がん剤耐性抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏局所代謝を反映した微小管修飾による化学治療抵抗性獲得機構の解明(17K19614)
【研究テーマ】腫瘍学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】山本 雄広 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50383774)
【キーワード】解糖系 / 翻訳後修飾 / 硫化水素 / 細胞骨格 / 抗がん剤 (他7件)
【概要】近年、代謝経路切り替えががん細胞のストレス耐性獲得に寄与する事が明らかになりつつある。タキサン系抗がん剤であるパクリタキセルは微小管を安定化させることで細胞分裂を阻害し効果を発揮するが、我々は乳がん細胞のパクリタキセル耐性株において、解糖系からセリン生合成経路を経て含硫アミノ酸代謝への経路が活性化し、antioxidantsが増加することを見出した。その際、硫化水素産生酵素の発現レベルによって複数...
❏新規網羅的スクリーニング法によるサブタイプ別乳癌細胞における薬剤耐性遺伝子の検索(25461997)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 麻衣子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50348661)
【キーワード】薬剤耐性 / スクリーニング / トランスポゾン / 乳癌 / 抗がん剤 (他8件)
【概要】抗癌剤治療を継続していく上で薬剤耐性獲得が問題となるため、様々な耐性遺伝子解析法が行われているが、我々はトランスポゾンを用いたまったく新しい網羅的な薬剤耐性遺伝子のスクリーニングを行った。本手法の利点は、任意の細胞株と分子標的薬を含む任意の抗癌剤の組み合わせで、薬剤耐性遺伝子の解析が可能となる点であり、我々はこの手法を用いて「食道扁平上皮癌・放射線耐性」「Luminal乳癌・エリブリン」「HER2...
【医歯薬学】薬学:メチル化抗がん剤を含む研究件
❏ゲノムの低メチル化とレトロポゾンの活性化を特徴とする大腸がんの診断・治療開発(23390321)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】川上 和之 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / レトロポゾン / メチル化 / 抗がん剤 / LINE-1 (他7件)
【概要】ヒトの主要なレトロポゾンであるLINE-1が低メチル化により活性化している大腸がんにおいて、5-FUの効果が高いメカニズムを解析した。その結果、LINE-1の発現自体は直接5-FUの効果に影響を与えておらず、LINE-1の低メチル化によりクロマチン構造が弛緩することが5-FUの効果に関与していると判明した。LINE-1の発現亢進は細胞障害よりもむしろ細胞増殖に関与しており、5-FUとの併用効果を認...
❏大腸がんにおけるDNAメチル化の調節機構解明と遺伝子診断・治療への応用(20390353)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】川上 和之 金沢大学, がん研究所, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / メチル化 / 抗がん剤 / DNAメチル化 / 遺伝子診断
【概要】大腸がんのメチル化プロファイルを解析し、メチル化マーカーの臨床応用法を検討した。その結果、long interspersed nuclear element 1(LINE-1)メチル化の測定は予後予測と術後フッ化ピリミジン系経口抗癌剤による補助治療効果の予測の両方に有用であると考えられた。大腸がん細胞で検討すると、LINE-1の発現は5-FUにより増加し、同時にDNAの損傷が誘導されることからLT...
【医歯薬学】薬学:ヒストン修飾抗がん剤を含む研究件
❏タンパク質精密構造変換法の創出と展開(17H01522)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金井 求 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)
【キーワード】抗体ー薬物複合体 / トリプトファン / 抗がん剤 / ラジカル / 官能基許容性 (他19件)
【概要】独自に開発したトリプトファン選択的タンパク質修飾反応を用いた、均質性の高い抗体ー薬物複合体の合成と活性評価を目標とした。その結果、keto-ABNOと抗がん剤を結合させた分子を、薬物/抗体比を制御して、抗体に対して結合することに成功した。これらの活性を評価したところ、抗体に結合する抗原を発現したがん細胞に対して毒性を発現することを見いだした。以上の成果から、トリプトファン結合型抗体ー薬物複合体は均...
❏アンドロゲン受容体活性を利用した難治性前立腺癌に対する新規化学療法の開発(18591774)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】大東 貴志 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80185371)
【キーワード】前立腺癌 / ビタミン / ヒストン修飾 / 抗癌剤 / アンドロゲン受容体 (他8件)
【概要】アンドロゲン応答性前立腺細胞株LNCaPおよびそのアンドロゲン非依存株に対して、vitamin Euccinate(VES)を投与したところ、アンドロゲン受容体(AR)の発現量は変化しなかったのにも関わらず、活性の低下が見られた。このAR活性低下はアンドロゲンの依存性に関わらず認められた。またAR非発現前立腺癌細胞PC-3にARおよびレポーターベクターを組み入れた実験を行ったところ、VESによる抑...
【医歯薬学】薬学:大腸がん抗がん剤を含む研究件
❏ゲノムの低メチル化とレトロポゾンの活性化を特徴とする大腸がんの診断・治療開発(23390321)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】川上 和之 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / レトロポゾン / メチル化 / 抗がん剤 / LINE-1 (他7件)
【概要】ヒトの主要なレトロポゾンであるLINE-1が低メチル化により活性化している大腸がんにおいて、5-FUの効果が高いメカニズムを解析した。その結果、LINE-1の発現自体は直接5-FUの効果に影響を与えておらず、LINE-1の低メチル化によりクロマチン構造が弛緩することが5-FUの効果に関与していると判明した。LINE-1の発現亢進は細胞障害よりもむしろ細胞増殖に関与しており、5-FUとの併用効果を認...
❏大腸がんにおけるDNAメチル化の調節機構解明と遺伝子診断・治療への応用(20390353)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】川上 和之 金沢大学, がん研究所, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / メチル化 / 抗がん剤 / DNAメチル化 / 遺伝子診断
【概要】大腸がんのメチル化プロファイルを解析し、メチル化マーカーの臨床応用法を検討した。その結果、long interspersed nuclear element 1(LINE-1)メチル化の測定は予後予測と術後フッ化ピリミジン系経口抗癌剤による補助治療効果の予測の両方に有用であると考えられた。大腸がん細胞で検討すると、LINE-1の発現は5-FUにより増加し、同時にDNAの損傷が誘導されることからLT...
【医歯薬学】薬学:ドラッグ・デリバリー・システム抗がん剤を含む研究件
❏肝細胞癌での特異的滞留性を有するインドシアニングリーン結合型抗癌剤の開発(17H03595)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】長谷川 潔 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (20292906)
【キーワード】肝細胞癌 / 抗癌剤 / ドラッグデリバリーシステム / 物質代謝
【概要】インドシアニングリーン(ICG)が肝細胞癌(HCC)に特異的に滞留する性質を有することを利用して、HCCに対して特異性高く作用するICG結合型の新規抗癌剤の創出を試みた。新規合成したICG-ゲムシタビン結合体(ICG-Gem)は、ICGと同様にHCC細胞に滞留した。HCC細胞に対するICG-Gemの毒性はゲムシタビンと同程度であったが、正常細胞に対する毒性はゲムシタビンと比べて100倍程度軽減した...
❏論理的高分子設計によるデュアルpH応答型ドラッグデリバリーキャリアの創製(15K18846)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】蛭田 勇樹 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (60710944)
【キーワード】温度 / pH / 機能性高分子 / ミセル / DDS (他16件)
【概要】局所加温による温度変化、細胞内小胞の低pHに注目した2段階温度、pH応答性ブロックポリマーを設計し、抗がん剤のドキソルビシンを内包させてミセル化し、がん細胞選択的な取り込み、および細胞取り込み後の薬物放出が可能なドラッグキャリアを創製した。このポリマーミセルは、体温よりも少し高い温度で相転移することで、細胞取り込み量が増加した。細胞毒性への温度の影響を調べたところ、42°Cでは37°Cに比べて有意...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス抗がん剤を含む研究件
❏ワールブルグ効果の解消による新規制癌法の開発(18K05332)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小倉 俊一郎 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (90343160)
【キーワード】アミノレブリン酸 / ワールブルグ効果 / 癌 / アポトーシス / 抗癌剤 (他9件)
【概要】本研究ではワールブルグ効果の解消という新しい視点に立った制癌法の開発を目的とする。ワールブルグ効果を解消できる薬剤の探索より、アミノレブリン酸にその効果があることを見出した。アミノレブリン酸は癌細胞の好気呼吸能を押し上げることによってワールブルグ効果を解消し、癌細胞を死に追いやることを初めて見出した。このことから、ワールブルグ効果を解消する方法論の確立と制癌効果の確認・細胞死のメカニズムの解明に成...
❏新規抗癌・抗感染症薬を目指したフラーレン誘導体の創製(17590092)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】増野 匡彦 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (90165697)
【キーワード】フラーレン / 抗がん剤 / 抗エイズ薬 / 抗C型肝炎薬 / HIV逆転写酵素 (他12件)
【概要】1.フラーレン誘導体のがん細胞増殖抑制機構の解明 ジメチルピロリジニウム置換基を有するフラーレン誘導体(1)ががん細胞増殖抑制効果を示すことをすでに明らかにしているが、その機構の解析を行った。ヒト白血病由来HL-60細胞を1で処理するとアポトーシスの特徴であるDNAのラダー化、クロマチンの凝集、細胞周期のSub G1期での停止が観察され、さらに、カスパーゼ3の活性化、カスパーゼ9の活性化、ミトコン...
❏抗癌剤治療の卵巣機能への影響に関する研究(17591718)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】久具 宏司 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30322051)
【キーワード】卵巣機能 / アポトーシス / 悪性腫瘍 / 抗癌剤
【概要】25日齢の雌ラットの発育卵胞を摘出して器官培養を行う系を用いて実験を行った。卵胞摘出前にequine chorionic gonadotropinを作用させると、TUNEL法によるアポトーシスの発現が有意に減少することが示された。同時にこのアポトーシス発現の減少に合わせてカスパーゼ3のmRNAの発現が減少していた。このことより、卵胞におけるアポトーシスの発現にはカスパーゼ3が関与していることが示唆...
【医歯薬学】薬学:5-FU抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤併用時の薬物吸収とIVIVEに関する研究(15K19166)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 抗がん剤 / トランスポーター / バイオアベイラビリティ / ダビガトラン (他12件)
【概要】抗がん剤の 5-FU またはイリノテカン暴露により誘発させた消化管障害のモデルラットにおいて、抗凝固薬ダビガトラン(DAB)の消化管吸収は有意に低下し、抗凝固作用も減弱した。さらに消化管吸収において薬物の排泄に寄与する輸送単体のP糖たんぱく質(P-gp)の発現量は、有意に上昇しており、P-gp基質であるDABの吸収低下の原因であると考えられた。続いて代表的P-gp基質のジゴキシン(DGX)を用いて...
❏抗がん剤投与による消化管障害が薬物の吸収に及ぼす影響に関する研究(25860125)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部, 助教 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 5-FU / ダビガトラン / 抗癌剤 / 体内動態 (他7件)
【概要】本研究では、抗癌剤誘発消化管障害モデルラットに抗凝固薬ダビガトランエテキシラート (DABE)を経口投与し、消化管障害時の DABE の体内動態と薬効を評価した。ラットに5-FUを 5 日間経口投与し、消化管障害モデル動物とした。これにDABEを経口投与後、体内動態および薬効を評価した。消化管障害群ではDABのCmax及びAUCが対照群の約30%程度に低下し、抗凝固作用の指標である活性化部分トロン...
❏ゲノムの低メチル化とレトロポゾンの活性化を特徴とする大腸がんの診断・治療開発(23390321)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】川上 和之 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / レトロポゾン / メチル化 / 抗がん剤 / LINE-1 (他7件)
【概要】ヒトの主要なレトロポゾンであるLINE-1が低メチル化により活性化している大腸がんにおいて、5-FUの効果が高いメカニズムを解析した。その結果、LINE-1の発現自体は直接5-FUの効果に影響を与えておらず、LINE-1の低メチル化によりクロマチン構造が弛緩することが5-FUの効果に関与していると判明した。LINE-1の発現亢進は細胞障害よりもむしろ細胞増殖に関与しており、5-FUとの併用効果を認...
【医歯薬学】薬学:イリノテカン抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤による薬物トランスポーターの発現変動~メカニズムと薬物体内動態への影響~(19K07173)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】標的絶対定量プロテオミクス解析 / イリノテカン曝露 / トランスポーター発現 / 消化管障害 / イリノテカン (他12件)
【概要】本年度は、これまでに主にラットを用いてイリノテカン曝露による消化管障害モデルを作出し、そのモデルラットから摘出した各種臓器におけるトランスポーター発現量の定量条件を検討してきた。 具体的には、小腸を上部、中部、下部の各 10cm 程度に分画し、それぞれの上皮細胞を EDTA 含有 bufferにて剥離し、窒素キャビテーションにより細胞膜を破砕し、スクロースクッション法により細胞膜画分を調製した。同...
❏抗がん剤併用時の薬物吸収とIVIVEに関する研究(15K19166)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 抗がん剤 / トランスポーター / バイオアベイラビリティ / ダビガトラン (他12件)
【概要】抗がん剤の 5-FU またはイリノテカン暴露により誘発させた消化管障害のモデルラットにおいて、抗凝固薬ダビガトラン(DAB)の消化管吸収は有意に低下し、抗凝固作用も減弱した。さらに消化管吸収において薬物の排泄に寄与する輸送単体のP糖たんぱく質(P-gp)の発現量は、有意に上昇しており、P-gp基質であるDABの吸収低下の原因であると考えられた。続いて代表的P-gp基質のジゴキシン(DGX)を用いて...
❏抗がん剤反応性の個体差解明とバイオマーカー開発をめざしたプロテオーム解析(20390049)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他9件)
【概要】本研究では、プロテオーム解析手法により癌細胞の抗がん剤感受性と相関して発現変動するタンパク質を網羅的に探索し、抗腫瘍効果の個人差解明と薬剤反応性の指標となるバイオマーカーの開発をめざした。研究の結果、ヒト大腸癌細胞における発現量がオキサリプラチンに対する感受性と相関を示すタンパク質を発見し、S100A10タンパク質と同定した。さらに、5-フルオロウラシルやイリノテカン活性代謝物曝露に対して特徴的な...
【医歯薬学】薬学:P-糖タンパク質抗がん剤を含む研究件
❏P糖蛋白質を分子標的とする耐性克服療法の薬物動態学的研究(08672607)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】谷川原 裕介 (谷川原 祐介) 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / 薬剤耐性 / multidrug resistance / transport / pharmacokinetics (他10件)
【概要】がん化学療法を実施するうえで大きな問題となるのが、複数の抗がん剤に抵抗性を示すがん細胞の多剤耐性である。耐性発現の分子機構のひとつとして、がん細胞膜上に過剰発現したP糖蛋白質の関与があげられる。P糖蛋白質はATP分解のエネルギーを利用し、抗がん剤を細胞外へ排出するポンプである。そこで、このP糖蛋白質を分子標的とし、その機能を阻害することに基づく耐性克服療法の実現をめざして、薬物動態学的見地からの検...
❏P糖蛋白質を介する薬物排泄機構の動態学的研究(06672233)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】谷川原 祐介 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / MDR / シクロスポリン / PSC 833 / 耐性克服 (他12件)
【概要】P糖蛋白質による薬物輸送の法則性を見い出す目的で、化学構造および物性の異なる一連の化合物を用いて定量的構造活性相関について検討した。まず、ステロイドホルモン類を用いた実験から、比較的低脂溶性のコルチゾール、デキサメサゾンは基質として効率よく輸送されるがP糖蛋白質輸送阻害活性は示さないことを見い出した。逆に、高脂溶性ステロイド類は阻害活性は高いが基質として輸送されることはなかった。P糖蛋白質による基...
【医歯薬学】薬学:消化管障害抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤による薬物トランスポーターの発現変動~メカニズムと薬物体内動態への影響~(19K07173)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】標的絶対定量プロテオミクス解析 / イリノテカン曝露 / トランスポーター発現 / 消化管障害 / イリノテカン (他12件)
【概要】本年度は、これまでに主にラットを用いてイリノテカン曝露による消化管障害モデルを作出し、そのモデルラットから摘出した各種臓器におけるトランスポーター発現量の定量条件を検討してきた。 具体的には、小腸を上部、中部、下部の各 10cm 程度に分画し、それぞれの上皮細胞を EDTA 含有 bufferにて剥離し、窒素キャビテーションにより細胞膜を破砕し、スクロースクッション法により細胞膜画分を調製した。同...
❏抗がん剤併用時の薬物吸収とIVIVEに関する研究(15K19166)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 抗がん剤 / トランスポーター / バイオアベイラビリティ / ダビガトラン (他12件)
【概要】抗がん剤の 5-FU またはイリノテカン暴露により誘発させた消化管障害のモデルラットにおいて、抗凝固薬ダビガトラン(DAB)の消化管吸収は有意に低下し、抗凝固作用も減弱した。さらに消化管吸収において薬物の排泄に寄与する輸送単体のP糖たんぱく質(P-gp)の発現量は、有意に上昇しており、P-gp基質であるDABの吸収低下の原因であると考えられた。続いて代表的P-gp基質のジゴキシン(DGX)を用いて...
❏抗がん剤投与による消化管障害が薬物の吸収に及ぼす影響に関する研究(25860125)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部, 助教 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 5-FU / ダビガトラン / 抗癌剤 / 体内動態 (他7件)
【概要】本研究では、抗癌剤誘発消化管障害モデルラットに抗凝固薬ダビガトランエテキシラート (DABE)を経口投与し、消化管障害時の DABE の体内動態と薬効を評価した。ラットに5-FUを 5 日間経口投与し、消化管障害モデル動物とした。これにDABEを経口投与後、体内動態および薬効を評価した。消化管障害群ではDABのCmax及びAUCが対照群の約30%程度に低下し、抗凝固作用の指標である活性化部分トロン...
【医歯薬学】薬学:プロテインチップ抗がん剤を含む研究件
❏抗癌剤感受性に関連するタンパク質(ペプチド)バイオマーカーの研究(19659041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤感受性 / 個人差 / バイオマーカー (他10件)
【概要】本研究では、抗癌剤反応性の個人差解明を目指し、薬効発現本体であるタンパク質を標的としたプロテオーム解析により抗癌剤感受性バイオマーカーを見出すことを目的とした。初年度(平成19年度)は、Surface-enhanced laser desorption/ionization time-of-flight mass spectrometry (SELDI-TOF MS)を用いて、オキサリプラチン(L...
❏抗がん剤反応性の個人差解明をめざしたプロテオーム解析(18390053)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / プロテオーム / メタボローム / バイオマーカー / 薬剤感受性 (他12件)
【概要】薬剤の反応性には個人差(レスポンダー/ノンレスポンダー)がある。本研究では、がん薬物治療の個別化を目指し、タンパク質発現、細胞内代謝物の変動といった薬剤に対する生体反応の統合的解析による薬剤反応性指標マーカーを見出すことを目的とする。大腸癌治療におけるkey drugであるオキサリプラチン(L-OHP)、イリノテカン(CPT-11)、フルオロウラシル(5-FU)を対象に、ヒト大腸癌細胞株を用いたプ...
【医歯薬学】薬学:ブロテオーム抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤反応性のプロテオーム・メタボローム解析に基づく個別化投薬の新戦略(23390037)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / 薬剤反応性 / プロテオーム / メタボローム / オーダーメイド医療 (他8件)
【概要】抗がん剤の効果にみられる個人差はがん治療における大きな課題のひとつである。本研究は、タンパク質を介する応答を分析するプロテオーム解析と細胞内代謝を介する応答を分析するメタボローム解析という最新手法を用いて、癌に対する化学療法薬の作用機序と耐性メカニズムの解明を目的とした。薬理作用と耐性に関与する細胞内応答解析によって、抗がん剤反応性の個人差(有効または無効)を予測しうるバイオマーカー分子を複数見出...
❏プロテオーム解析による抗がん剤反応性関連タンパク質の解明とバイオマーカーへの応用(21590176)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他8件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸癌におけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行なった。その結果、S100A10が抗腫瘍メカニズムの異なる抗がん剤に対して異なる挙動を示しその発現変化はオキサリプラチン特異的であるこ...
❏抗がん剤反応性の個体差解明とバイオマーカー開発をめざしたプロテオーム解析(20390049)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他9件)
【概要】本研究では、プロテオーム解析手法により癌細胞の抗がん剤感受性と相関して発現変動するタンパク質を網羅的に探索し、抗腫瘍効果の個人差解明と薬剤反応性の指標となるバイオマーカーの開発をめざした。研究の結果、ヒト大腸癌細胞における発現量がオキサリプラチンに対する感受性と相関を示すタンパク質を発見し、S100A10タンパク質と同定した。さらに、5-フルオロウラシルやイリノテカン活性代謝物曝露に対して特徴的な...
【医歯薬学】薬学:Population pharmacokinetics抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤の至適投与を目指した薬物モニタリング・システムの開発(12557234)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / Pharmacokinetics / 薬物代謝酵素 / 遺伝子診断 / CYP2D6 (他18件)
【概要】本研究は、抗がん剤の血中濃度と代謝酵素の遺伝多型情報を患者ごとに解析し、個別投与設計に反映させる"薬物モニタリング・システム"の開発を目的とした。まず、薬物代謝酵素チトクロムP450(CYP)活性の遺伝多型を判定する迅速遺伝子診断法を確立し、さらに抗がん剤の体内動態の個人差を引き起こす病態生理学的要因および遺伝的背景を母集団薬物動態解析によって検討した。 まず、抗がん剤の代謝にも関...
❏抗癌剤の体内動態と薬効・毒性を予測する統計モデルの構築と個別投与設計法の開発(07557294)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】谷川原 祐介 神戸大学, 医学部附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】抗癌剤 / ドセタキセル / 薬物動態 / 薬力学 / population pharmacokinetics (他9件)
【概要】ドセタキセル(Taxotere【○!R】)はチューブリンの重合促進・微小管の脱重合抑制という新しい薬理作用を有する新規抗癌剤であり、乳癌、非小細胞肺癌への臨床適応が期待されている。本研究課題では、ドセタキセルの体内動態と薬効・毒性の個人差を引き起こす要因を解明し、個別投与設計の科学的根拠となりうる生物統計学モデルを構築した。 癌患者を対象とした臨床試験において102症例の血中ドセタキセル濃度が測定...
【医歯薬学】薬学:オーダーメイド医療抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤反応性のプロテオーム・メタボローム解析に基づく個別化投薬の新戦略(23390037)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / 薬剤反応性 / プロテオーム / メタボローム / オーダーメイド医療 (他8件)
【概要】抗がん剤の効果にみられる個人差はがん治療における大きな課題のひとつである。本研究は、タンパク質を介する応答を分析するプロテオーム解析と細胞内代謝を介する応答を分析するメタボローム解析という最新手法を用いて、癌に対する化学療法薬の作用機序と耐性メカニズムの解明を目的とした。薬理作用と耐性に関与する細胞内応答解析によって、抗がん剤反応性の個人差(有効または無効)を予測しうるバイオマーカー分子を複数見出...
❏スペシャル・ポピュレーションに対する抗がん剤の至適投与量・用量調節指標の探索(22590142)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】今村 知世 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00570954)
【キーワード】オーダーメイド医療 / PK/PD 解析 / 抗がん剤 / スペシャル・ポピュレーション (他15件)
【概要】進行・再発非小細胞肺がん患者の標準治療の1つである「ドセタキセル・カルボプラチン併用療法」について、高齢者に対するドセタキセルの至適投与量・用量調節指標の探索を行った。その結果、年齢の上昇に伴ってドセタキセルのクリアランスが低下する(曝露量が増加する)傾向が認められた。しかしながらクリアランスの個体間バラツキが大きいため、一概に高齢者での減量を推奨することはできない。またドセタキセルの効果および副...
【医歯薬学】薬学:オキサリプラチン抗がん剤を含む研究件
❏プロテオミクスにより見出した新規抗がん剤反応性予測タンパク質のバイオマーカー開発(24590208)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / オキサリプラチン (他6件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸がんにおけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行った。その結果、ヒト大腸がん細胞株においてS100A10発現上昇はオキサリプラチン感受性を低下させ、大腸がん臨床組織検体においてはS...
❏抗がん剤反応性のプロテオーム・メタボローム解析に基づく個別化投薬の新戦略(23390037)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / 薬剤反応性 / プロテオーム / メタボローム / オーダーメイド医療 (他8件)
【概要】抗がん剤の効果にみられる個人差はがん治療における大きな課題のひとつである。本研究は、タンパク質を介する応答を分析するプロテオーム解析と細胞内代謝を介する応答を分析するメタボローム解析という最新手法を用いて、癌に対する化学療法薬の作用機序と耐性メカニズムの解明を目的とした。薬理作用と耐性に関与する細胞内応答解析によって、抗がん剤反応性の個人差(有効または無効)を予測しうるバイオマーカー分子を複数見出...
❏プロテオーム解析による抗がん剤反応性関連タンパク質の解明とバイオマーカーへの応用(21590176)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他8件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸癌におけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行なった。その結果、S100A10が抗腫瘍メカニズムの異なる抗がん剤に対して異なる挙動を示しその発現変化はオキサリプラチン特異的であるこ...
【医歯薬学】薬学:ダビガトラン抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤併用時の薬物吸収とIVIVEに関する研究(15K19166)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 抗がん剤 / トランスポーター / バイオアベイラビリティ / ダビガトラン (他12件)
【概要】抗がん剤の 5-FU またはイリノテカン暴露により誘発させた消化管障害のモデルラットにおいて、抗凝固薬ダビガトラン(DAB)の消化管吸収は有意に低下し、抗凝固作用も減弱した。さらに消化管吸収において薬物の排泄に寄与する輸送単体のP糖たんぱく質(P-gp)の発現量は、有意に上昇しており、P-gp基質であるDABの吸収低下の原因であると考えられた。続いて代表的P-gp基質のジゴキシン(DGX)を用いて...
❏抗がん剤投与による消化管障害が薬物の吸収に及ぼす影響に関する研究(25860125)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部, 助教 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 5-FU / ダビガトラン / 抗癌剤 / 体内動態 (他7件)
【概要】本研究では、抗癌剤誘発消化管障害モデルラットに抗凝固薬ダビガトランエテキシラート (DABE)を経口投与し、消化管障害時の DABE の体内動態と薬効を評価した。ラットに5-FUを 5 日間経口投与し、消化管障害モデル動物とした。これにDABEを経口投与後、体内動態および薬効を評価した。消化管障害群ではDABのCmax及びAUCが対照群の約30%程度に低下し、抗凝固作用の指標である活性化部分トロン...
【医歯薬学】薬学:創薬抗がん剤を含む研究件
❏細胞性粘菌由来の生物活性物質をシードとした創薬~新規抗がん剤と抗菌薬の開発~(19K07139)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久保原 禅 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (00221937)
【キーワード】細胞性粘菌 / DIF / 抗がん剤 / 抗菌薬 / マラリア (他9件)
【概要】細胞性粘菌Dictyostelium discoideum(以後「粘菌」)は、発生生物学や細胞生物学のモデル生物として世界中で利用されている。我々は粘菌の分化誘導因子 DIF-1(塩素を含む化合物)とその誘導体(以後単に「DIFs」)をリード化合物とした新規抗がん剤と抗菌薬の開発とそれらの作用機序解析を進めている。さら に、 DIFsの有する様々な生物活性についても探索・研究している。 1)トリプ...
❏細胞情報伝達に関わる蛋白質活性を可視化する発光プローブ分子の開発(23390317)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】森田 直樹 独立行政法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 研究グループ長 (60371085)
【キーワード】生体イメージング / 発光プローブ / 細胞情報伝達 / 創薬 / 抗癌剤
【概要】本研究では「ルシフェラーゼ再構成系」技術を用い、Aktの活性化をイメージングする分子プローブ及び小胞体ストレスをイメージングする分子プローブ(CHOP及びPERK機能プローブ)の構築を行った。 Akt活性化をイメージングするプローブについては、刺激が入る(Aktが活性化される)と発光するプローブ分子の構築を目指した。また、小胞体ストレスを感知したPERKは二量体化することに着目し、ルシフェラーゼ再...
【医歯薬学】薬学:DDS抗がん剤を含む研究件
❏論理的高分子設計によるデュアルpH応答型ドラッグデリバリーキャリアの創製(15K18846)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】蛭田 勇樹 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (60710944)
【キーワード】温度 / pH / 機能性高分子 / ミセル / DDS (他16件)
【概要】局所加温による温度変化、細胞内小胞の低pHに注目した2段階温度、pH応答性ブロックポリマーを設計し、抗がん剤のドキソルビシンを内包させてミセル化し、がん細胞選択的な取り込み、および細胞取り込み後の薬物放出が可能なドラッグキャリアを創製した。このポリマーミセルは、体温よりも少し高い温度で相転移することで、細胞取り込み量が増加した。細胞毒性への温度の影響を調べたところ、42°Cでは37°Cに比べて有意...
❏細胞内ミクロ環境応答型高分子ミセル型ナノデバイスの創製とがん標的治療への展開(17200031)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】片岡 一則 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00130245)
【キーワード】ドラッグデリバリー / 高分子ミセル / がん化学療法 / 制ガン剤 / 環境応答性 (他18件)
【概要】ガン化学療法において、安定に保持した薬物を固形ガンへ効率よく送達せしめ、有用な形で放出する薬物送達システム(DDS)の開発が待望されている。これまでに研究代表者らは、ブロック共重合体の自己会合によって形成される高分子ミセル型DDSに関する研究開発を行ってきた。そこで本研究では、血中における安定な薬物保持と標的細胞における効率的な薬物放出を実現するために高分子ミセルを構成するブロック共重合体の内核構...
【医歯薬学】薬学:DNA抗がん剤を含む研究件
❏化学生物学に立脚した人工遺伝子機能制御物質の創製(15510180)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】DNA / 光切断 / アントラセン / バルジDNA / 糖 (他18件)
【概要】本研究課題において、以下の3つのことを達成した。1)DNA光切断分子の創製:アントラセンをDNAインターカレーター及びDNA光切断部位として、デオキシアミノ糖をDNAグルーブバインダーとして有する人工ハイブリッド分子を分子設計、化学合成し、これが、365nmの光照射下、DNAをグアニン選択的に切断することを見出した。さらに、ガン細胞に対する抗細胞活性を評価した結果、光照射選択的な抗細胞活性を示すこ...
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
【医歯薬学】薬学:DNAメチル化抗がん剤を含む研究件
❏ゲノムの低メチル化とレトロポゾンの活性化を特徴とする大腸がんの診断・治療開発(23390321)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】川上 和之 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / レトロポゾン / メチル化 / 抗がん剤 / LINE-1 (他7件)
【概要】ヒトの主要なレトロポゾンであるLINE-1が低メチル化により活性化している大腸がんにおいて、5-FUの効果が高いメカニズムを解析した。その結果、LINE-1の発現自体は直接5-FUの効果に影響を与えておらず、LINE-1の低メチル化によりクロマチン構造が弛緩することが5-FUの効果に関与していると判明した。LINE-1の発現亢進は細胞障害よりもむしろ細胞増殖に関与しており、5-FUとの併用効果を認...
❏大腸がんにおけるDNAメチル化の調節機構解明と遺伝子診断・治療への応用(20390353)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】川上 和之 金沢大学, がん研究所, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / メチル化 / 抗がん剤 / DNAメチル化 / 遺伝子診断
【概要】大腸がんのメチル化プロファイルを解析し、メチル化マーカーの臨床応用法を検討した。その結果、long interspersed nuclear element 1(LINE-1)メチル化の測定は予後予測と術後フッ化ピリミジン系経口抗癌剤による補助治療効果の予測の両方に有用であると考えられた。大腸がん細胞で検討すると、LINE-1の発現は5-FUにより増加し、同時にDNAの損傷が誘導されることからLT...
【医歯薬学】薬学:SELDI-TOFMS抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤反応性の個体差解明とバイオマーカー開発をめざしたプロテオーム解析(20390049)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他9件)
【概要】本研究では、プロテオーム解析手法により癌細胞の抗がん剤感受性と相関して発現変動するタンパク質を網羅的に探索し、抗腫瘍効果の個人差解明と薬剤反応性の指標となるバイオマーカーの開発をめざした。研究の結果、ヒト大腸癌細胞における発現量がオキサリプラチンに対する感受性と相関を示すタンパク質を発見し、S100A10タンパク質と同定した。さらに、5-フルオロウラシルやイリノテカン活性代謝物曝露に対して特徴的な...
❏抗癌剤感受性に関連するタンパク質(ペプチド)バイオマーカーの研究(19659041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤感受性 / 個人差 / バイオマーカー (他10件)
【概要】本研究では、抗癌剤反応性の個人差解明を目指し、薬効発現本体であるタンパク質を標的としたプロテオーム解析により抗癌剤感受性バイオマーカーを見出すことを目的とした。初年度(平成19年度)は、Surface-enhanced laser desorption/ionization time-of-flight mass spectrometry (SELDI-TOF MS)を用いて、オキサリプラチン(L...
❏抗がん剤反応性の個人差解明をめざしたプロテオーム解析(18390053)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / プロテオーム / メタボローム / バイオマーカー / 薬剤感受性 (他12件)
【概要】薬剤の反応性には個人差(レスポンダー/ノンレスポンダー)がある。本研究では、がん薬物治療の個別化を目指し、タンパク質発現、細胞内代謝物の変動といった薬剤に対する生体反応の統合的解析による薬剤反応性指標マーカーを見出すことを目的とする。大腸癌治療におけるkey drugであるオキサリプラチン(L-OHP)、イリノテカン(CPT-11)、フルオロウラシル(5-FU)を対象に、ヒト大腸癌細胞株を用いたプ...
【医歯薬学】薬学:がん抗がん剤を含む研究件
❏小区分90110:生体医工学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ダイヤモンド電極
【研究期間】分子標的薬
【研究代表者】電気化学
【キーワード】バイオセンサ
【概要】がん薬物療法の副作用に対する看護ケアを中心に非薬物療法のエビデンスについて文献検索を行い、研究論文、レビュー論文、国内外のガイドラインの状況を整理した。日本における実施可能性や臨床上のニーズを踏まえて、今後の実施状況調査で取り上げる症状について、毎月の班会議において、非薬物療法の介入研究の経験者や、実装研究の実践者等も必要時に参画をえて検討を行った。本研究の目的は、現時点のエビデンスの状況と臨床に...
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏オーダーメイド治療に貢献するポータブル血中「薬物」濃度測定器の創出(18H03513)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】緒方 元気 新潟大学, 医歯学系, 特任講師 (80452829)
【キーワード】ダイヤモンド電極 / 分子標的薬 / 電気化学 / バイオセンサ / TDM (他20件)
【概要】本研究では、最先端のダイヤモンド電極を搭載した血漿薬物濃度の迅速計測系を構築した。標的薬物としてチロシンキナーゼ阻害薬パゾパニブを選択した。ここでは、採取したラット血漿に濃度の異なる分子標的薬を添加し、測定法を検証した。その結果、推奨治療濃度域の計測が可能であった。測定は約35秒で、サンプル処理を含む全工程が10分以内で完了した。次に、ラットにパゾパニブを経口投与し、同様の手順により採血した血漿中...
【医歯薬学】薬学:ドキソルビシン抗がん剤を含む研究件
❏論理的高分子設計によるデュアルpH応答型ドラッグデリバリーキャリアの創製(15K18846)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】蛭田 勇樹 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (60710944)
【キーワード】温度 / pH / 機能性高分子 / ミセル / DDS (他16件)
【概要】局所加温による温度変化、細胞内小胞の低pHに注目した2段階温度、pH応答性ブロックポリマーを設計し、抗がん剤のドキソルビシンを内包させてミセル化し、がん細胞選択的な取り込み、および細胞取り込み後の薬物放出が可能なドラッグキャリアを創製した。このポリマーミセルは、体温よりも少し高い温度で相転移することで、細胞取り込み量が増加した。細胞毒性への温度の影響を調べたところ、42°Cでは37°Cに比べて有意...
❏P糖蛋白質を分子標的とする耐性克服療法の薬物動態学的研究(08672607)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】谷川原 裕介 (谷川原 祐介) 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / 薬剤耐性 / multidrug resistance / transport / pharmacokinetics (他10件)
【概要】がん化学療法を実施するうえで大きな問題となるのが、複数の抗がん剤に抵抗性を示すがん細胞の多剤耐性である。耐性発現の分子機構のひとつとして、がん細胞膜上に過剰発現したP糖蛋白質の関与があげられる。P糖蛋白質はATP分解のエネルギーを利用し、抗がん剤を細胞外へ排出するポンプである。そこで、このP糖蛋白質を分子標的とし、その機能を阻害することに基づく耐性克服療法の実現をめざして、薬物動態学的見地からの検...
❏P糖蛋白質を介する薬物排泄機構の動態学的研究(06672233)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】谷川原 祐介 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / MDR / シクロスポリン / PSC 833 / 耐性克服 (他12件)
【概要】P糖蛋白質による薬物輸送の法則性を見い出す目的で、化学構造および物性の異なる一連の化合物を用いて定量的構造活性相関について検討した。まず、ステロイドホルモン類を用いた実験から、比較的低脂溶性のコルチゾール、デキサメサゾンは基質として効率よく輸送されるがP糖蛋白質輸送阻害活性は示さないことを見い出した。逆に、高脂溶性ステロイド類は阻害活性は高いが基質として輸送されることはなかった。P糖蛋白質による基...
【医歯薬学】薬学:ドセタキセル抗がん剤を含む研究件
❏スペシャル・ポピュレーションに対する抗がん剤の至適投与量・用量調節指標の探索(22590142)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】今村 知世 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00570954)
【キーワード】オーダーメイド医療 / PK/PD 解析 / 抗がん剤 / スペシャル・ポピュレーション (他15件)
【概要】進行・再発非小細胞肺がん患者の標準治療の1つである「ドセタキセル・カルボプラチン併用療法」について、高齢者に対するドセタキセルの至適投与量・用量調節指標の探索を行った。その結果、年齢の上昇に伴ってドセタキセルのクリアランスが低下する(曝露量が増加する)傾向が認められた。しかしながらクリアランスの個体間バラツキが大きいため、一概に高齢者での減量を推奨することはできない。またドセタキセルの効果および副...
❏抗がん剤の至適投与を目指した薬物モニタリング・システムの開発(12557234)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / Pharmacokinetics / 薬物代謝酵素 / 遺伝子診断 / CYP2D6 (他18件)
【概要】本研究は、抗がん剤の血中濃度と代謝酵素の遺伝多型情報を患者ごとに解析し、個別投与設計に反映させる"薬物モニタリング・システム"の開発を目的とした。まず、薬物代謝酵素チトクロムP450(CYP)活性の遺伝多型を判定する迅速遺伝子診断法を確立し、さらに抗がん剤の体内動態の個人差を引き起こす病態生理学的要因および遺伝的背景を母集団薬物動態解析によって検討した。 まず、抗がん剤の代謝にも関...
❏P糖蛋白質を分子標的とする耐性克服療法の薬物動態学的研究(08672607)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】谷川原 裕介 (谷川原 祐介) 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / 薬剤耐性 / multidrug resistance / transport / pharmacokinetics (他10件)
【概要】がん化学療法を実施するうえで大きな問題となるのが、複数の抗がん剤に抵抗性を示すがん細胞の多剤耐性である。耐性発現の分子機構のひとつとして、がん細胞膜上に過剰発現したP糖蛋白質の関与があげられる。P糖蛋白質はATP分解のエネルギーを利用し、抗がん剤を細胞外へ排出するポンプである。そこで、このP糖蛋白質を分子標的とし、その機能を阻害することに基づく耐性克服療法の実現をめざして、薬物動態学的見地からの検...
【医歯薬学】薬学:多剤耐性抗がん剤を含む研究件
❏P糖蛋白質を分子標的とする耐性克服療法の薬物動態学的研究(08672607)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】谷川原 裕介 (谷川原 祐介) 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / 薬剤耐性 / multidrug resistance / transport / pharmacokinetics (他10件)
【概要】がん化学療法を実施するうえで大きな問題となるのが、複数の抗がん剤に抵抗性を示すがん細胞の多剤耐性である。耐性発現の分子機構のひとつとして、がん細胞膜上に過剰発現したP糖蛋白質の関与があげられる。P糖蛋白質はATP分解のエネルギーを利用し、抗がん剤を細胞外へ排出するポンプである。そこで、このP糖蛋白質を分子標的とし、その機能を阻害することに基づく耐性克服療法の実現をめざして、薬物動態学的見地からの検...
❏P糖蛋白質を介する薬物排泄機構の動態学的研究(06672233)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】谷川原 祐介 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / MDR / シクロスポリン / PSC 833 / 耐性克服 (他12件)
【概要】P糖蛋白質による薬物輸送の法則性を見い出す目的で、化学構造および物性の異なる一連の化合物を用いて定量的構造活性相関について検討した。まず、ステロイドホルモン類を用いた実験から、比較的低脂溶性のコルチゾール、デキサメサゾンは基質として効率よく輸送されるがP糖蛋白質輸送阻害活性は示さないことを見い出した。逆に、高脂溶性ステロイド類は阻害活性は高いが基質として輸送されることはなかった。P糖蛋白質による基...
【医歯薬学】薬学:ドラックデリバリー抗がん剤を含む研究件
❏論理的高分子設計によるデュアルpH応答型ドラッグデリバリーキャリアの創製(15K18846)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】蛭田 勇樹 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (60710944)
【キーワード】温度 / pH / 機能性高分子 / ミセル / DDS (他16件)
【概要】局所加温による温度変化、細胞内小胞の低pHに注目した2段階温度、pH応答性ブロックポリマーを設計し、抗がん剤のドキソルビシンを内包させてミセル化し、がん細胞選択的な取り込み、および細胞取り込み後の薬物放出が可能なドラッグキャリアを創製した。このポリマーミセルは、体温よりも少し高い温度で相転移することで、細胞取り込み量が増加した。細胞毒性への温度の影響を調べたところ、42°Cでは37°Cに比べて有意...
❏細胞内ミクロ環境応答型高分子ミセル型ナノデバイスの創製とがん標的治療への展開(17200031)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】片岡 一則 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00130245)
【キーワード】ドラッグデリバリー / 高分子ミセル / がん化学療法 / 制ガン剤 / 環境応答性 (他18件)
【概要】ガン化学療法において、安定に保持した薬物を固形ガンへ効率よく送達せしめ、有用な形で放出する薬物送達システム(DDS)の開発が待望されている。これまでに研究代表者らは、ブロック共重合体の自己会合によって形成される高分子ミセル型DDSに関する研究開発を行ってきた。そこで本研究では、血中における安定な薬物保持と標的細胞における効率的な薬物放出を実現するために高分子ミセルを構成するブロック共重合体の内核構...
【医歯薬学】薬学:転写因子抗がん剤を含む研究件
❏膀胱癌に対するmTORC1/2阻害剤を併用した新規抗癌治療戦略の確立(26462428)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10286552)
【キーワード】分子標的 / 膀胱癌 / 腎盂尿管癌 / 抗癌剤 / 尿路上皮癌 (他8件)
【概要】以下の5つの結果を得た。 1) TAM familyの一つであるAXL、そのリガンドGas6が腎盂尿管癌の予後因子であることを同定した。2) ニコチン曝露によりT24膀胱癌細胞においてPI3K-Akt-mTORの活性化が誘導された。NVP-BEZ235はその活性を阻害し細胞増殖を抑制した。3) NVP-BEZ235はニコチン投与により生じた皮下腫瘍の増殖、pS6活性を抑制した。4) シスプラチンと...
❏膀胱癌に対する新規NF-kappaB活性阻害剤を併用した抗癌治療戦略の確立(20591866)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10286552)
【キーワード】膀胱癌 / 転写因子 / 抗癌治療 / 抗癌剤
【概要】膀胱癌に対する新規NF-κB活性阻害剤であるDHMEQとCPT-11の併用による殺細胞効果増強の検討を行った。KU19-19細胞で恒常的なNF-κB活性が確認された。NF-κBはSN38単独投与で活性化されたが、DHMEQはこれを抑制した。DHMEQ+CPT-11併用群は単独治療群に比べ細胞傷害、抗腫瘍効果を認めた。DHMEQとCPT-11の併用は新規膀胱癌治療として期待できると考えられた。 ...
【医歯薬学】薬学:薬学抗がん剤を含む研究件
❏タンパク質精密構造変換法の創出と展開(17H01522)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金井 求 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)
【キーワード】抗体ー薬物複合体 / トリプトファン / 抗がん剤 / ラジカル / 官能基許容性 (他19件)
【概要】独自に開発したトリプトファン選択的タンパク質修飾反応を用いた、均質性の高い抗体ー薬物複合体の合成と活性評価を目標とした。その結果、keto-ABNOと抗がん剤を結合させた分子を、薬物/抗体比を制御して、抗体に対して結合することに成功した。これらの活性を評価したところ、抗体に結合する抗原を発現したがん細胞に対して毒性を発現することを見いだした。以上の成果から、トリプトファン結合型抗体ー薬物複合体は均...
❏スペシャル・ポピュレーションに対する抗がん剤の至適投与量・用量調節指標の探索(22590142)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】今村 知世 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00570954)
【キーワード】オーダーメイド医療 / PK/PD 解析 / 抗がん剤 / スペシャル・ポピュレーション (他15件)
【概要】進行・再発非小細胞肺がん患者の標準治療の1つである「ドセタキセル・カルボプラチン併用療法」について、高齢者に対するドセタキセルの至適投与量・用量調節指標の探索を行った。その結果、年齢の上昇に伴ってドセタキセルのクリアランスが低下する(曝露量が増加する)傾向が認められた。しかしながらクリアランスの個体間バラツキが大きいため、一概に高齢者での減量を推奨することはできない。またドセタキセルの効果および副...
【医歯薬学】薬学:薬剤感受性抗がん剤を含む研究件
❏抗癌剤感受性に関連するタンパク質(ペプチド)バイオマーカーの研究(19659041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗癌剤 / 薬剤感受性 / 個人差 / バイオマーカー (他10件)
【概要】本研究では、抗癌剤反応性の個人差解明を目指し、薬効発現本体であるタンパク質を標的としたプロテオーム解析により抗癌剤感受性バイオマーカーを見出すことを目的とした。初年度(平成19年度)は、Surface-enhanced laser desorption/ionization time-of-flight mass spectrometry (SELDI-TOF MS)を用いて、オキサリプラチン(L...
❏抗がん剤反応性の個人差解明をめざしたプロテオーム解析(18390053)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / プロテオーム / メタボローム / バイオマーカー / 薬剤感受性 (他12件)
【概要】薬剤の反応性には個人差(レスポンダー/ノンレスポンダー)がある。本研究では、がん薬物治療の個別化を目指し、タンパク質発現、細胞内代謝物の変動といった薬剤に対する生体反応の統合的解析による薬剤反応性指標マーカーを見出すことを目的とする。大腸癌治療におけるkey drugであるオキサリプラチン(L-OHP)、イリノテカン(CPT-11)、フルオロウラシル(5-FU)を対象に、ヒト大腸癌細胞株を用いたプ...
【医歯薬学】薬学:ゲムシタビン抗がん剤を含む研究件
❏副作用マネジメントと毒性回避のための臨床薬物動態研究(23590173)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】崔 吉道 金沢大学, 大学病院, 教授 (40262589)
【キーワード】薬物体内動態 / 医薬品副作用 / 科学療法 / トランスポーター / 薬物代謝酵素 (他22件)
【概要】ラット及びヒト肝細胞を用いたゲムシタビンの取り込み実験やラットの肝潅流実験、ヒト試験により、800 mg/SLV以下の投与量では、クレオシドトランスポーターENT2を介した低親和性の肝取り込みの飽和が回避でき、膵癌肝転移に対する術後肝動注化学療法が早期に開始できる可能性が示された。また、腎機能低下患者における抗MRSA薬リネゾリドの体内動態と血小板減少に関しては、リネゾリドおよび代謝物の血中濃度が...
❏抗がん剤反応性のプロテオーム・メタボローム解析に基づく個別化投薬の新戦略(23390037)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / 薬剤反応性 / プロテオーム / メタボローム / オーダーメイド医療 (他8件)
【概要】抗がん剤の効果にみられる個人差はがん治療における大きな課題のひとつである。本研究は、タンパク質を介する応答を分析するプロテオーム解析と細胞内代謝を介する応答を分析するメタボローム解析という最新手法を用いて、癌に対する化学療法薬の作用機序と耐性メカニズムの解明を目的とした。薬理作用と耐性に関与する細胞内応答解析によって、抗がん剤反応性の個人差(有効または無効)を予測しうるバイオマーカー分子を複数見出...
【医歯薬学】薬学:薬剤反応性抗がん剤を含む研究件
❏プロテオミクスにより見出した新規抗がん剤反応性予測タンパク質のバイオマーカー開発(24590208)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / オキサリプラチン (他6件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸がんにおけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行った。その結果、ヒト大腸がん細胞株においてS100A10発現上昇はオキサリプラチン感受性を低下させ、大腸がん臨床組織検体においてはS...
❏抗がん剤反応性のプロテオーム・メタボローム解析に基づく個別化投薬の新戦略(23390037)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / 薬剤反応性 / プロテオーム / メタボローム / オーダーメイド医療 (他8件)
【概要】抗がん剤の効果にみられる個人差はがん治療における大きな課題のひとつである。本研究は、タンパク質を介する応答を分析するプロテオーム解析と細胞内代謝を介する応答を分析するメタボローム解析という最新手法を用いて、癌に対する化学療法薬の作用機序と耐性メカニズムの解明を目的とした。薬理作用と耐性に関与する細胞内応答解析によって、抗がん剤反応性の個人差(有効または無効)を予測しうるバイオマーカー分子を複数見出...
❏プロテオーム解析による抗がん剤反応性関連タンパク質の解明とバイオマーカーへの応用(21590176)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他8件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸癌におけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行なった。その結果、S100A10が抗腫瘍メカニズムの異なる抗がん剤に対して異なる挙動を示しその発現変化はオキサリプラチン特異的であるこ...
【医歯薬学】薬学:薬物代謝酵素抗がん剤を含む研究件
❏副作用マネジメントと毒性回避のための臨床薬物動態研究(23590173)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】崔 吉道 金沢大学, 大学病院, 教授 (40262589)
【キーワード】薬物体内動態 / 医薬品副作用 / 科学療法 / トランスポーター / 薬物代謝酵素 (他22件)
【概要】ラット及びヒト肝細胞を用いたゲムシタビンの取り込み実験やラットの肝潅流実験、ヒト試験により、800 mg/SLV以下の投与量では、クレオシドトランスポーターENT2を介した低親和性の肝取り込みの飽和が回避でき、膵癌肝転移に対する術後肝動注化学療法が早期に開始できる可能性が示された。また、腎機能低下患者における抗MRSA薬リネゾリドの体内動態と血小板減少に関しては、リネゾリドおよび代謝物の血中濃度が...
❏抗がん剤の至適投与を目指した薬物モニタリング・システムの開発(12557234)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / Pharmacokinetics / 薬物代謝酵素 / 遺伝子診断 / CYP2D6 (他18件)
【概要】本研究は、抗がん剤の血中濃度と代謝酵素の遺伝多型情報を患者ごとに解析し、個別投与設計に反映させる"薬物モニタリング・システム"の開発を目的とした。まず、薬物代謝酵素チトクロムP450(CYP)活性の遺伝多型を判定する迅速遺伝子診断法を確立し、さらに抗がん剤の体内動態の個人差を引き起こす病態生理学的要因および遺伝的背景を母集団薬物動態解析によって検討した。 まず、抗がん剤の代謝にも関...
【医歯薬学】薬学:薬物動態学抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤の至適投与を目指した薬物モニタリング・システムの開発(12557234)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / Pharmacokinetics / 薬物代謝酵素 / 遺伝子診断 / CYP2D6 (他18件)
【概要】本研究は、抗がん剤の血中濃度と代謝酵素の遺伝多型情報を患者ごとに解析し、個別投与設計に反映させる"薬物モニタリング・システム"の開発を目的とした。まず、薬物代謝酵素チトクロムP450(CYP)活性の遺伝多型を判定する迅速遺伝子診断法を確立し、さらに抗がん剤の体内動態の個人差を引き起こす病態生理学的要因および遺伝的背景を母集団薬物動態解析によって検討した。 まず、抗がん剤の代謝にも関...
❏P糖蛋白質を分子標的とする耐性克服療法の薬物動態学的研究(08672607)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】谷川原 裕介 (谷川原 祐介) 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30179832)
【キーワード】P糖蛋白質 / 薬剤耐性 / multidrug resistance / transport / pharmacokinetics (他10件)
【概要】がん化学療法を実施するうえで大きな問題となるのが、複数の抗がん剤に抵抗性を示すがん細胞の多剤耐性である。耐性発現の分子機構のひとつとして、がん細胞膜上に過剰発現したP糖蛋白質の関与があげられる。P糖蛋白質はATP分解のエネルギーを利用し、抗がん剤を細胞外へ排出するポンプである。そこで、このP糖蛋白質を分子標的とし、その機能を阻害することに基づく耐性克服療法の実現をめざして、薬物動態学的見地からの検...
【医歯薬学】薬学:バイオアベイラビリティ抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤併用時の薬物吸収とIVIVEに関する研究(15K19166)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 抗がん剤 / トランスポーター / バイオアベイラビリティ / ダビガトラン (他12件)
【概要】抗がん剤の 5-FU またはイリノテカン暴露により誘発させた消化管障害のモデルラットにおいて、抗凝固薬ダビガトラン(DAB)の消化管吸収は有意に低下し、抗凝固作用も減弱した。さらに消化管吸収において薬物の排泄に寄与する輸送単体のP糖たんぱく質(P-gp)の発現量は、有意に上昇しており、P-gp基質であるDABの吸収低下の原因であると考えられた。続いて代表的P-gp基質のジゴキシン(DGX)を用いて...
❏副作用マネジメントと毒性回避のための臨床薬物動態研究(23590173)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】崔 吉道 金沢大学, 大学病院, 教授 (40262589)
【キーワード】薬物体内動態 / 医薬品副作用 / 科学療法 / トランスポーター / 薬物代謝酵素 (他22件)
【概要】ラット及びヒト肝細胞を用いたゲムシタビンの取り込み実験やラットの肝潅流実験、ヒト試験により、800 mg/SLV以下の投与量では、クレオシドトランスポーターENT2を介した低親和性の肝取り込みの飽和が回避でき、膵癌肝転移に対する術後肝動注化学療法が早期に開始できる可能性が示された。また、腎機能低下患者における抗MRSA薬リネゾリドの体内動態と血小板減少に関しては、リネゾリドおよび代謝物の血中濃度が...
【医歯薬学】薬学:ハイパーサーミア抗がん剤を含む研究件
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
【医歯薬学】看護学:遺伝子変異抗がん剤を含む研究件
❏肺癌体細胞遺伝子変異の免疫学的診断チップの開発(16K18438)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】笠間 敏博 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (00564717)
【キーワード】抗原抗体反応 / 遺伝子変異 / 抗がん剤 / コンパニオン診断 / マイクロ流体デバイス (他9件)
【概要】目標としていた肺癌患者の気管支洗浄液20検体を収集した。当初の計画通り、マイクロ免疫診断チップで上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子型を分析し、その結果を従来の分析法による診断結果と比較した。比較の結果、気管支洗浄液を対象とした2つの分析法の一致率は、胸水沈渣を対象とした場合と比較して低いことが明らかになった。これは、気管支洗浄液中に含まれるがん細胞数が胸水よりも非常に少ないことが原因であると考...
❏小腸腺癌の分子生物学的解析と治療法の基礎的検討(24590931)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】山田 篤生 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80534932)
【キーワード】小腸癌 / 遺伝子変異 / 抗癌剤 / 癌 / 小腸
【概要】小腸癌の発生機序と治療法を探索するために小腸癌細胞株を樹立した。小腸癌由来のSIAC1細胞では、CpGアイランドメチル化形質とミスマッチ修復遺伝子の発現低下、マイクロサテライトの不安定性、標的遺伝子の変異を認めた。β-catenin遺伝子は部分欠失による安定型蛋白を産生し、Wntシグナルを活性化した。これらの異常は小腸癌の臨床検体でも確認された。 SIAC1細胞を用いた薬剤スクリーニングを行った。...
【医歯薬学】看護学:個別化医療抗がん剤を含む研究件
❏肺癌体細胞遺伝子変異の免疫学的診断チップの開発(16K18438)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】笠間 敏博 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (00564717)
【キーワード】抗原抗体反応 / 遺伝子変異 / 抗がん剤 / コンパニオン診断 / マイクロ流体デバイス (他9件)
【概要】目標としていた肺癌患者の気管支洗浄液20検体を収集した。当初の計画通り、マイクロ免疫診断チップで上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子型を分析し、その結果を従来の分析法による診断結果と比較した。比較の結果、気管支洗浄液を対象とした2つの分析法の一致率は、胸水沈渣を対象とした場合と比較して低いことが明らかになった。これは、気管支洗浄液中に含まれるがん細胞数が胸水よりも非常に少ないことが原因であると考...
❏プロテオミクスにより見出した新規抗がん剤反応性予測タンパク質のバイオマーカー開発(24590208)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / オキサリプラチン (他6件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸がんにおけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行った。その結果、ヒト大腸がん細胞株においてS100A10発現上昇はオキサリプラチン感受性を低下させ、大腸がん臨床組織検体においてはS...
❏プロテオーム解析による抗がん剤反応性関連タンパク質の解明とバイオマーカーへの応用(21590176)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 小夜 慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (90424134)
【キーワード】個別化医療 / 抗がん剤 / 薬剤反応性 / バイオマーカー / プロテオーム (他8件)
【概要】抗がん剤治療の個別化には個々の患者の薬剤反応性を治療開始前に見極めるバイオマーカーの確立が必須である。本研究では、研究代表者が大腸癌におけるオキサリプラチン感受性予測候補タンパク質として見出した細胞内タンパク質S100A10の機能解析と臨床応用に向けた基礎的検討を行なった。その結果、S100A10が抗腫瘍メカニズムの異なる抗がん剤に対して異なる挙動を示しその発現変化はオキサリプラチン特異的であるこ...
【医歯薬学】看護学:トランスボーダー抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤による薬物トランスポーターの発現変動~メカニズムと薬物体内動態への影響~(19K07173)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】標的絶対定量プロテオミクス解析 / イリノテカン曝露 / トランスポーター発現 / 消化管障害 / イリノテカン (他12件)
【概要】本年度は、これまでに主にラットを用いてイリノテカン曝露による消化管障害モデルを作出し、そのモデルラットから摘出した各種臓器におけるトランスポーター発現量の定量条件を検討してきた。 具体的には、小腸を上部、中部、下部の各 10cm 程度に分画し、それぞれの上皮細胞を EDTA 含有 bufferにて剥離し、窒素キャビテーションにより細胞膜を破砕し、スクロースクッション法により細胞膜画分を調製した。同...
❏抗がん剤併用時の薬物吸収とIVIVEに関する研究(15K19166)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】消化管障害 / 抗がん剤 / トランスポーター / バイオアベイラビリティ / ダビガトラン (他12件)
【概要】抗がん剤の 5-FU またはイリノテカン暴露により誘発させた消化管障害のモデルラットにおいて、抗凝固薬ダビガトラン(DAB)の消化管吸収は有意に低下し、抗凝固作用も減弱した。さらに消化管吸収において薬物の排泄に寄与する輸送単体のP糖たんぱく質(P-gp)の発現量は、有意に上昇しており、P-gp基質であるDABの吸収低下の原因であると考えられた。続いて代表的P-gp基質のジゴキシン(DGX)を用いて...
❏副作用マネジメントと毒性回避のための臨床薬物動態研究(23590173)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】崔 吉道 金沢大学, 大学病院, 教授 (40262589)
【キーワード】薬物体内動態 / 医薬品副作用 / 科学療法 / トランスポーター / 薬物代謝酵素 (他22件)
【概要】ラット及びヒト肝細胞を用いたゲムシタビンの取り込み実験やラットの肝潅流実験、ヒト試験により、800 mg/SLV以下の投与量では、クレオシドトランスポーターENT2を介した低親和性の肝取り込みの飽和が回避でき、膵癌肝転移に対する術後肝動注化学療法が早期に開始できる可能性が示された。また、腎機能低下患者における抗MRSA薬リネゾリドの体内動態と血小板減少に関しては、リネゾリドおよび代謝物の血中濃度が...
【医歯薬学】看護学:抗体抗がん剤を含む研究件
❏タンパク質精密構造変換法の創出と展開(17H01522)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金井 求 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)
【キーワード】抗体ー薬物複合体 / トリプトファン / 抗がん剤 / ラジカル / 官能基許容性 (他19件)
【概要】独自に開発したトリプトファン選択的タンパク質修飾反応を用いた、均質性の高い抗体ー薬物複合体の合成と活性評価を目標とした。その結果、keto-ABNOと抗がん剤を結合させた分子を、薬物/抗体比を制御して、抗体に対して結合することに成功した。これらの活性を評価したところ、抗体に結合する抗原を発現したがん細胞に対して毒性を発現することを見いだした。以上の成果から、トリプトファン結合型抗体ー薬物複合体は均...
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
【医歯薬学】看護学:薬剤耐性抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
❏新規網羅的スクリーニング法によるサブタイプ別乳癌細胞における薬剤耐性遺伝子の検索(25461997)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 麻衣子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50348661)
【キーワード】薬剤耐性 / スクリーニング / トランスポゾン / 乳癌 / 抗がん剤 (他8件)
【概要】抗癌剤治療を継続していく上で薬剤耐性獲得が問題となるため、様々な耐性遺伝子解析法が行われているが、我々はトランスポゾンを用いたまったく新しい網羅的な薬剤耐性遺伝子のスクリーニングを行った。本手法の利点は、任意の細胞株と分子標的薬を含む任意の抗癌剤の組み合わせで、薬剤耐性遺伝子の解析が可能となる点であり、我々はこの手法を用いて「食道扁平上皮癌・放射線耐性」「Luminal乳癌・エリブリン」「HER2...
【医歯薬学】看護学:薬物動態抗がん剤を含む研究件
❏小区分90110:生体医工学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ダイヤモンド電極
【研究期間】分子標的薬
【研究代表者】電気化学
【キーワード】バイオセンサ
【概要】猫の乳腺がんは、手術後のがん再発および転移率が非常に高く完治が難しいことから、新規治療法および早期診断マーカーの開発が獣医療の現場において強く求められている。本研究では、申請者が樹立した猫乳腺がんオルガノイドを用いて猫乳腺がんの詳細な悪性化制御機構を明らかにする。さらに、抗がん剤に抵抗性を示すオルガノイドと薬物動態パラメーター解析技術を用いて、抗がん剤抵抗性獲得機序を明らかにするとともに新たな治療...
❏抗がん剤による薬物トランスポーターの発現変動~メカニズムと薬物体内動態への影響~(19K07173)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】秋好 健志 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50399143)
【キーワード】標的絶対定量プロテオミクス解析 / イリノテカン曝露 / トランスポーター発現 / 消化管障害 / イリノテカン (他12件)
【概要】本年度は、これまでに主にラットを用いてイリノテカン曝露による消化管障害モデルを作出し、そのモデルラットから摘出した各種臓器におけるトランスポーター発現量の定量条件を検討してきた。 具体的には、小腸を上部、中部、下部の各 10cm 程度に分画し、それぞれの上皮細胞を EDTA 含有 bufferにて剥離し、窒素キャビテーションにより細胞膜を破砕し、スクロースクッション法により細胞膜画分を調製した。同...
❏オーダーメイド治療に貢献するポータブル血中「薬物」濃度測定器の創出(18H03513)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】緒方 元気 新潟大学, 医歯学系, 特任講師 (80452829)
【キーワード】ダイヤモンド電極 / 分子標的薬 / 電気化学 / バイオセンサ / TDM (他20件)
【概要】本研究では、最先端のダイヤモンド電極を搭載した血漿薬物濃度の迅速計測系を構築した。標的薬物としてチロシンキナーゼ阻害薬パゾパニブを選択した。ここでは、採取したラット血漿に濃度の異なる分子標的薬を添加し、測定法を検証した。その結果、推奨治療濃度域の計測が可能であった。測定は約35秒で、サンプル処理を含む全工程が10分以内で完了した。次に、ラットにパゾパニブを経口投与し、同様の手順により採血した血漿中...
【医歯薬学】看護学:メタボローム抗がん剤を含む研究件
❏抗がん剤反応性のプロテオーム・メタボローム解析に基づく個別化投薬の新戦略(23390037)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / 薬剤反応性 / プロテオーム / メタボローム / オーダーメイド医療 (他8件)
【概要】抗がん剤の効果にみられる個人差はがん治療における大きな課題のひとつである。本研究は、タンパク質を介する応答を分析するプロテオーム解析と細胞内代謝を介する応答を分析するメタボローム解析という最新手法を用いて、癌に対する化学療法薬の作用機序と耐性メカニズムの解明を目的とした。薬理作用と耐性に関与する細胞内応答解析によって、抗がん剤反応性の個人差(有効または無効)を予測しうるバイオマーカー分子を複数見出...
❏抗がん剤反応性の個人差解明をめざしたプロテオーム解析(18390053)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】個別化医療 / プロテオーム / メタボローム / バイオマーカー / 薬剤感受性 (他12件)
【概要】薬剤の反応性には個人差(レスポンダー/ノンレスポンダー)がある。本研究では、がん薬物治療の個別化を目指し、タンパク質発現、細胞内代謝物の変動といった薬剤に対する生体反応の統合的解析による薬剤反応性指標マーカーを見出すことを目的とする。大腸癌治療におけるkey drugであるオキサリプラチン(L-OHP)、イリノテカン(CPT-11)、フルオロウラシル(5-FU)を対象に、ヒト大腸癌細胞株を用いたプ...
【医歯薬学】看護学:バイオマーカー抗がん剤を含む研究件
❏複製ストレス制御因子SLFN11のがん抑制遺伝子としての発展研究(19H03505)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】村井 純子 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (60532603)
【キーワード】がん抑制遺伝子 / 複製 / DNA修復 / DNAダメージ / 複製ストレス (他21件)
【概要】DNA障害型抗がん剤の感受性を飛躍的に高めるSLFN11について研究した。SLFN 11がクロマチン構造を変化させ、免疫やストレス応答に関する遺伝子発現を高めることを報告した。ヒト正常Bリンパ球の分化段階におけるSLFN 11の発現変化を報告した。SLFN 11の発現制御因子やB細胞由来血液腫瘍の抗がん剤選択に繋がる発見である。SLFN11とある種のがん遺伝子とは共存できないことを明らかにし、SL...
❏抗がん剤誘発悪心・嘔吐に有効な抗精神病薬ドラッグ・リポジショニングと機序解明(19K07230)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】河添 仁 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (60527563)
【キーワード】悪心・嘔吐 / 抗精神病薬 / ドラッグ・リポジショニング / パイカ行動 / カオリン (他7件)
【概要】臨床現場において、抗がん剤に伴う悪心・嘔吐は患者の生活の質を著しく低下させるため、良好にコントロールする必要がある。より制吐効果が高い薬の開発は抗がん剤治療継続率、治療効果および患者の生活の質の向上に繋がることが期待される。本研究では、マウスとラットを用いた行動薬理学の実験を行い、オランザピン以外にも精神疾患領域で用いられている薬剤らが抗がん剤の吐き気止めとしても使える可能性が示唆された。 ...
❏プロテオミクス解析およびパスウェイ解析による新規胃癌バイオマーカーの検討(26460949)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高石 官均 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80286468)
【キーワード】胃癌 / バイオマーカー / sulfasaradine / HER2 / 胃がん (他9件)
【概要】本研究では胃がんにみられる遺伝子異常について網羅的に解析し、その生物学的特徴を解明するとともに薬効予測に有用な新規のバイオマーカーを探索することを目的として行った。 胃がん細胞株を用いた実験の結果、CD44v8-10の発現とsulfasarazineの感受性の間に相関を認めた。さらに胃がん患者さんからの組織を用いた解析を追加し、HER2陽性胃癌に対する抗HER2抗体であるtrastuzumabの感...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達抗がん剤を含む研究件
❏中心体複製開始の分子制御機構を利用した新たな抗癌剤開発(18K15042)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中村 貴紀 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30707576)
【キーワード】中心体 / 染色体不安定性 / 発癌 / 中心体複製 / 繊毛病 (他18件)
【概要】中心体数の異常は染色体不安定性を惹起し、癌の悪性度を高める。このため正常細胞では中心体複製は厳密に制御されるがその分子機構は不明である。本研究では中心体複製期に起こる中心体複製制御分子の中心体移行機構の解明を目指し研究を行った。その成果として同移行に関わる領域と、同移行を制御する新たな分子群の特定に成功した。またこの中心体移行の根底にある基本原理を利用した抗癌剤開発も試みており、有望なシード化合物...
❏膀胱癌に対するmTORC1/2阻害剤を併用した新規抗癌治療戦略の確立(26462428)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10286552)
【キーワード】分子標的 / 膀胱癌 / 腎盂尿管癌 / 抗癌剤 / 尿路上皮癌 (他8件)
【概要】以下の5つの結果を得た。 1) TAM familyの一つであるAXL、そのリガンドGas6が腎盂尿管癌の予後因子であることを同定した。2) ニコチン曝露によりT24膀胱癌細胞においてPI3K-Akt-mTORの活性化が誘導された。NVP-BEZ235はその活性を阻害し細胞増殖を抑制した。3) NVP-BEZ235はニコチン投与により生じた皮下腫瘍の増殖、pS6活性を抑制した。4) シスプラチンと...
❏転写因子を制御した新規尿路上皮癌治療戦略の確立(23592349)
【研究テーマ】泌尿器科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】菊地 栄次 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10286552)
【キーワード】尿路上皮癌 / 抗癌剤 / シグナル伝達 / 喫煙
【概要】以下の5つの結果を得た。 1. E-、P-cadherinの腎盂尿管癌の臨床病理因子との関連、Snailが予後因子であることを同定した。2. CDDP抗癌剤耐性株であるT24PRにおいてPI3K-Akt-mTORの亢進、NVP-BEZ235の投与によりPI3K-Akt-mTORの抑制、殺細胞効果が検証された。3. ニコチン暴露によりpAktの上昇、T24膀胱癌細胞増殖が誘導された。4. DHMEQ...
【医歯薬学】看護学:放射線抗がん剤を含む研究件
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【医歯薬学】看護学:乳がん抗がん剤を含む研究件
❏三次元培養法と薬物動態解析の融合による猫乳腺がん制御機構の解明(21H02356)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】佐々木 一昭 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (10421934)
【キーワード】オルガノイド / 乳がん / 猫 / 抗がん剤 / 薬物動態
【概要】猫の乳腺がんは、手術後のがん再発および転移率が非常に高く完治が難しいことから、新規治療法および早期診断マーカーの開発が獣医療の現場において強く求められている。本研究では、申請者が樹立した猫乳腺がんオルガノイドを用いて猫乳腺がんの詳細な悪性化制御機構を明らかにする。さらに、抗がん剤に抵抗性を示すオルガノイドと薬物動態パラメーター解析技術を用いて、抗がん剤抵抗性獲得機序を明らかにするとともに新たな治療...
❏新規網羅的スクリーニング法によるサブタイプ別乳癌細胞における薬剤耐性遺伝子の検索(25461997)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 麻衣子 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (50348661)
【キーワード】薬剤耐性 / スクリーニング / トランスポゾン / 乳癌 / 抗がん剤 (他8件)
【概要】抗癌剤治療を継続していく上で薬剤耐性獲得が問題となるため、様々な耐性遺伝子解析法が行われているが、我々はトランスポゾンを用いたまったく新しい網羅的な薬剤耐性遺伝子のスクリーニングを行った。本手法の利点は、任意の細胞株と分子標的薬を含む任意の抗癌剤の組み合わせで、薬剤耐性遺伝子の解析が可能となる点であり、我々はこの手法を用いて「食道扁平上皮癌・放射線耐性」「Luminal乳癌・エリブリン」「HER2...
【医歯薬学】看護学:分子標的薬抗がん剤を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】細胞毒性
【研究期間】機械学習
【研究代表者】システム薬理学
【キーワード】抗がん剤
【概要】がん薬物療法の副作用に対する看護ケアを中心に非薬物療法のエビデンスについて文献検索を行い、研究論文、レビュー論文、国内外のガイドラインの状況を整理した。日本における実施可能性や臨床上のニーズを踏まえて、今後の実施状況調査で取り上げる症状について、毎月の班会議において、非薬物療法の介入研究の経験者や、実装研究の実践者等も必要時に参画をえて検討を行った。本研究の目的は、現時点のエビデンスの状況と臨床に...
❏オーダーメイド治療に貢献するポータブル血中「薬物」濃度測定器の創出(18H03513)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】緒方 元気 新潟大学, 医歯学系, 特任講師 (80452829)
【キーワード】ダイヤモンド電極 / 分子標的薬 / 電気化学 / バイオセンサ / TDM (他20件)
【概要】本研究では、最先端のダイヤモンド電極を搭載した血漿薬物濃度の迅速計測系を構築した。標的薬物としてチロシンキナーゼ阻害薬パゾパニブを選択した。ここでは、採取したラット血漿に濃度の異なる分子標的薬を添加し、測定法を検証した。その結果、推奨治療濃度域の計測が可能であった。測定は約35秒で、サンプル処理を含む全工程が10分以内で完了した。次に、ラットにパゾパニブを経口投与し、同様の手順により採血した血漿中...
❏がん分子標的薬の合理的投与設計手法の構築(18H04162)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】細胞毒性 / 機械学習 / システム薬理学 / 抗がん剤 / がん (他11件)
【概要】本研究において、既存の大規模データベースを用い、細胞の分子情報を用いることで薬物感受性を濃度依存性も含め一定程度予測できるモデルを機械学習にて確立した。モデルの精度検証過程において、環境によって細胞の薬物感受性が異なることが実験的に確認され、環境差を考慮した改変・実装が今後の課題として見いだされた。ただし現行モデルの内部においても、定性的に既存の生物学的知見と一致する要素が学習されていることを確認...
【医歯薬学】看護学:遺伝子診断抗がん剤を含む研究件
❏大腸がんにおけるDNAメチル化の調節機構解明と遺伝子診断・治療への応用(20390353)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】川上 和之 金沢大学, がん研究所, 准教授 (00293358)
【キーワード】大腸がん / メチル化 / 抗がん剤 / DNAメチル化 / 遺伝子診断
【概要】大腸がんのメチル化プロファイルを解析し、メチル化マーカーの臨床応用法を検討した。その結果、long interspersed nuclear element 1(LINE-1)メチル化の測定は予後予測と術後フッ化ピリミジン系経口抗癌剤による補助治療効果の予測の両方に有用であると考えられた。大腸がん細胞で検討すると、LINE-1の発現は5-FUにより増加し、同時にDNAの損傷が誘導されることからLT...
❏抗がん剤の至適投与を目指した薬物モニタリング・システムの開発(12557234)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】谷川原 祐介 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (30179832)
【キーワード】抗がん剤 / Pharmacokinetics / 薬物代謝酵素 / 遺伝子診断 / CYP2D6 (他18件)
【概要】本研究は、抗がん剤の血中濃度と代謝酵素の遺伝多型情報を患者ごとに解析し、個別投与設計に反映させる"薬物モニタリング・システム"の開発を目的とした。まず、薬物代謝酵素チトクロムP450(CYP)活性の遺伝多型を判定する迅速遺伝子診断法を確立し、さらに抗がん剤の体内動態の個人差を引き起こす病態生理学的要因および遺伝的背景を母集団薬物動態解析によって検討した。 まず、抗がん剤の代謝にも関...
【医歯薬学】看護学:化学療法抗がん剤を含む研究件
❏がん関連症状へのケアに関する科学的根拠に基づいた実践の促進プログラムの開発(20K10801)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】清水 陽一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 看護師 (50791935)
【キーワード】支持療法 / 化学療法 / 分子標的薬 / 抗がん剤 / 看護実践 (他9件)
【概要】がん薬物療法の副作用に対する看護ケアを中心に非薬物療法のエビデンスについて文献検索を行い、研究論文、レビュー論文、国内外のガイドラインの状況を整理した。日本における実施可能性や臨床上のニーズを踏まえて、今後の実施状況調査で取り上げる症状について、毎月の班会議において、非薬物療法の介入研究の経験者や、実装研究の実践者等も必要時に参画をえて検討を行った。本研究の目的は、現時点のエビデンスの状況と臨床に...
❏DNAナノテクノロジーを利用したがん選択的化学療法の実現(19K15408)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】森廣 邦彦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (70713890)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 核酸化学 / 生体直交型反応 / Staudinger還元 / マイクロRNA (他10件)
【概要】本研究ではがん選択的な化学療法を開発するべく、DNAナノテクノロジーの1種であるハイブリダイゼーション連鎖反応 (HCR) と、代表的な生体直交型反応であるStaudinger還元を組み合わせたシステムを構築した。このシステムは特定のmiRNAのインプットによって蛍光分子などの様々な低分子化合物を放出することが可能であり、がん選択的な化学療法に非常に有用であることが明らかとなった。 ...
❏プロテオミクス解析およびパスウェイ解析による新規胃癌バイオマーカーの検討(26460949)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高石 官均 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80286468)
【キーワード】胃癌 / バイオマーカー / sulfasaradine / HER2 / 胃がん (他9件)
【概要】本研究では胃がんにみられる遺伝子異常について網羅的に解析し、その生物学的特徴を解明するとともに薬効予測に有用な新規のバイオマーカーを探索することを目的として行った。 胃がん細胞株を用いた実験の結果、CD44v8-10の発現とsulfasarazineの感受性の間に相関を認めた。さらに胃がん患者さんからの組織を用いた解析を追加し、HER2陽性胃癌に対する抗HER2抗体であるtrastuzumabの感...