[Discovery Saga Top] [Saga Next] [無料公開版Discovery Saga] [Discovery Sagaプレミアムご案内] [早稲田大学研究Discovery Saga] [産学連携のご案内] [Saga Concept] [会社概要] [お問い合わせ]
キーワード  感染症 が関係する  研究 Discovery Saga
研究分野別サイレントキーワード
「感染症」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:SIRモデル感染症を含む研究件
❏企業の国際化と労働市場に関する実証分析(20K13475)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 大輔 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 特任講師 (00791253)
【キーワード】感染症 / コロナ禍 / SIRモデル / グローバリゼーション / 海外直接投資 (他11件)
【概要】昨年度も引き続きコロナ禍における経済活動と感染症対策の両立について研究、分析を行った。具体的には感染症のモデルに人流をベースとした経済活動を組み込み、両方の変数をシミュレーションできるモジュールを開発した。変異株やワクチン接種等も考慮できるように改良し、さまざまな政策分析を行なった。それらの結果は東京都のコロナモニタリング会議や政府のコロナ分科会に提出され政策決定プロセスに一定の貢献があったと考え...
❏構造化固体群動態モデルの数学的理論とその応用に関する研究(15540108)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院数理科学研究科, 助教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 基本再生産数 / 閾値現象 / 数理モデル (他21件)
【概要】本研究では年齢構造をもつ人口や生物個体群のダイナミクスを発展方程式によりモデル化して無限次元力学系において発展した手法を適用可能とし、関数解析的、力学系的手法を用いてその性質を調べる手法を発展させ、個体レベルの異質性を反映した内的構造をもつ個体群動態学の数学的基礎を構築することを理論的目的とした。具体的なモデリングの対象として人口レベルにおける感染症流行を考え、その閾値現象を解明することによって、...
【情報学】人間情報学:感情感染症を含む研究件
❏国際比較と双生児研究による「行動免疫」の文化的・生物的基盤の検討(20K03317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / コロナウイルス / Covid-19 / 感染予防 / 進化 (他13件)
【概要】「行動免疫の文化的基盤」に関して,本年度は,新型コロナウイルスのパンデミックと関連した行動免疫傾向の特徴に関していくつかの実証研究を行った.まず,2021年初頭に,日本人を対象としたオンライン調査を実施し,行動免疫特性に関する大規模データを得た.このデータを,コロナ禍発生以前の2018年に実施した日本人の行動免疫特性に関するオンライン調査のオープンデータと比較して,行動免疫傾向の変化を検討した.こ...
❏「行動免疫仮説」に基づく感情の適応的機能に関する総合的検討(15K04042)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / 適応 / 進化 / 国際比較 / 行動遺伝モデル (他11件)
【概要】本研究の目的は,行動免疫と呼ばれるヒトの感情的システムの心理的・生物的基盤について,明らかにすることであった.一連の調査や実験から得られた知見は,食行動や配偶者選択といった基本的な人間行動の解明に際して,少なくとも部分的には行動免疫に配慮する必要のあることを示唆するものであった.また,国際比較や双子研究から得られた知見は,個人の行動免疫特性が,遺伝と環境の双方からそれぞれ影響を受けて形成される適応...
【複合領域】社会・安全システム科学:エージェント・ベース・モデル感染症を含む研究件
❏モデル予測政策決定のためのエージェントベース・データ同化モデル(17H02035)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40431663)
【キーワード】社会システム / シミュレーション / 最適化 / エージェントモデル / 参加型エージェントモデル (他14件)
【概要】参加型シミュレーション研究を通して、人間の合理的な意思決定や習慣的な行動、予期せぬ判断など、さまざまは要因が社会システムモデルには重要であることが分析された。これらの研究が進んできた2020年初頭に、新型コロナウイルスが発生し、緊急事態宣言が発出される事態となった。この状況に対して、エージェントベース医療政策ゲーミング&シミュレーションをベースに、新型コロナウイルス感染症に対する感染症政策...
❏感染症危機管理のための住民意識調査とそれに基づく流行予測・予防施策評価技法の開発(16590423)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】梯 正之 広島大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80177344)
【キーワード】感染症 / 予防 / シミュレーション / エージェントモデル / 個人ベースモデル
【概要】本研究の目的は、地域住民の感染症に対する態度。予防意識・行動パターンをアンケート調査し、それをもとに、一定の条件下での感染症の流行予測をシミュレーションにより実施することにより、さまざまな予防施策の効果評価を行ない、最適な予防施策を提言することである。感染症にはインフルエンザなどを想定し、地域住民の調査項目には、予防接種を受けるかどうか、日頃から予防に気をつけていること(うがいや手洗いを心がけてい...
【複合領域】人間医工学:デングウイルス感染症を含む研究件
❏超高感度で特異的なデング熱診断システムの開発(20H04556)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊藤 悦朗 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80203131)
【キーワード】デング熱 / 超高感度測定 / デングウイルス / 早期診断 / 感染症 (他6件)
【概要】我が国でも今後増加すると思われる熱帯性感染症などの早期診断を確実に行うためには、検体から極微量の病原体成分を短時間で特異的に検出する超高感度検出法を開発する必要がある。これまでは病原体の核酸増幅法が最高感度として推奨されてきたが、今回の目的にはさらなる高感度化が必要となる。我々は、サンドイッチELISA法とチオNADサイクリング法とを組み合わせた「極微量タンパク質測定法」の原理を発明した。本研究で...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
【複合領域】健康・スポーツ科学:地域性感染症を含む研究件
❏分裂病の出生季節偏りの要因を特定し予防法確立の手がかりを得るための多施設共同研究(14570910)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】統合失調症 / 出生季節 / 神経発達障害 / 環境要因 / 感染症 (他13件)
【概要】統合失調症発病には遺伝とともに環境要因が関与している。具体的にどんな環境要因が関与しているのかは、発病機序の解明と予防法確立のために重要な課題である。本研究では、環境要因解明の手がかりとして、統合失調症での出生季節偏り(冬季出生増加と夏季出生減少)に注目、季節に関わるどのような要因がどのような機序で発症に影響し得るかを検討した。 これまで日本人の研究では、夏季出生の減少(特に男性)に比し、冬季出生...
❏精神分裂病におけるHLAおよび神経発達障害に関連する遺伝・環境要因の解析(12670926)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】精神分裂病 / 神経発達障害 / 遺伝 / HLA / 出生季節性 (他10件)
【概要】分裂病の少なくとも一部で感染・免疫機能が発病と関連していることは、慢性関節リューマチとの負の関連、患者の免疫機能変化、分裂病患者における出生季節の偏りから強く示唆されている。この機序を少しでも具体化することとさらに詳しい証拠を得ることが、本研究の目的である。具体的には、分裂病患者におけるHLAならびに近傍領域の発達関連遺伝子のタイピングを行い、さらに分裂病にとって重要な胎生期・周産期の環境的要因と...
【複合領域】健康・スポーツ科学:健康増進感染症を含む研究件
❏21世紀公衆衛生法システムに関する公法学的実証的研究(21330009)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹中 勲 同志社大学, 司法研究科, 教授 (40144604)
【キーワード】憲法 / 公衆衛生の向上・増進 / 個人の尊重原理 / 新型インフルエンザ / パンデミック (他12件)
【概要】21世紀日本の法システムの構築課題の一環として、公衆衛生法システムについて公法学的(憲法・行政法・社会保障法・民法・法制史・社会政策論など)実証的研究を行い、また、比較法的研究を行った。これにより、21世紀公衆衛生法を考察する際の基本的視座(憲法13条の個人の尊重原理と憲法25条を実現する実効的公衆衛生法システムとの調和ある共存を確保するという基本的視座)を獲得し、この分野における様々の個別研究成...
❏パブリックヘルス・エシックス(公衆衛生倫理学)についての基礎的研究(18590487)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】赤林 朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70221710)
【キーワード】公衆衛生倫理 / 健康増進 / 疫学研究 / 感染症 / 優生学
【概要】本研究では、パブリックヘルス・エシックス(公衆衛生倫理学)について、英米圏の研究・教育の動向を調査し、日本における医療系大学の公衆衛生関連講座における倫理教育の実態とニーズを調査した。そして、日本における公衆衛生の思想的歴史を概観し、現代的な日本における公衆衛生倫理学の理論的枠組みの方向性を模索し、最終的には、本邦に即した教育の場面において使用可能なカリキュラム案を作成した。 ...
【複合領域】子ども学:運動感染症を含む研究件
❏上気道感染リスクをモニタリングする簡易型SIgA測定キット開発とその有効性の検証(13558003)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】河野 一郎 (2003) 筑波大学, 体育科学系, 教授 (00132994)
【キーワード】URTI / SIgA / sports / athletes / immunity (他12件)
【概要】簡易型SIgA測定キットの開発 本年度はまず市販のSIgA特異的なモノクローナル抗体を用いて,比濁法による測定を行ったが,おそらく抗体自体の力価のあるいは抗体のエピトープの問題により良好な測定系を構築できなかった.そこで,比濁法に適応可能なモノクローナル抗体の作製を試みた.現在,クローンを選別しているところであり,本補助期間にはキットの開発までにはいたらなかった.しかし,キットの開発に必要となる基...
❏運動が免疫機能にあたえる影響に関する研究(03680100)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1991
【研究代表者】河野 一郎 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (00132994)
【キーワード】運動 / 免疫 / NK細胞 / 運動負荷 / 運動習慣 (他6件)
【概要】運動が免疫機能に与える影響を知るために、細胞生免疫機能とくにウイルス感染症や癌の防御に重要な役割を果たしているNatural Killer細胞(NK細胞)に焦点を絞り検討した。自転車エルゴメ-タ-を用いた急性運動負荷により、ヒトNK細胞活性は負荷直後より急激に上昇し、運動終了後は運動前の値より有意の低値を示した。この運動終了後のNK細胞活性の低下は徐々に前値に戻りおよそ6時間後には回復した。 運動...
【複合領域】一般理論:リスク感染症を含む研究件
❏グローバルヘルス・ガバナンスの構造変容とマネジメント上の課題(16KT0086)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2019-03-31
【研究代表者】城山 英明 東京大学, 大学院公共政策学連携研究部・教育部, 教授 (40216205)
【キーワード】グローバルヘルス / 国際保健 / 感染症 / リスク / 分野間関係 (他11件)
【概要】2014年西アフリカ諸国で発生したエボラ出血熱の問題は複合的な影響を持った結果多くの死者を出した。本研究はこの事例を踏まえグローバルヘルス・ガバナンスの課題を分析した。結果①健康上の緊急事態に対する備えの欠如、②組織間・組織内における連携・調整機能の欠如、③健康上の緊急事態時に即拠出できる資金の不在が浮き彫りとなった。それらに対し国連やWHOを中心に、国際保健規則のJEE、人道枠組と保健枠組の調整...
❏医療福祉施設における感染症リスク低減に関する研究(23246103)
【研究テーマ】建築環境・設備
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田邉 新一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30188362)
【キーワード】感染リスク低減 / 模擬咳発生装置 / 環境表面汚染 / 空気感染 / ATP測定法 (他13件)
【概要】本研究では、感染リスクの評価手法の構築及び各種手法を用いた感染リスク低減効果の評価、それらの知見を基盤とした次世代型病院建築・設備システムの提案を行うことを目的とした。感染リスク評価手法として、模擬咳発生装置の開発、再現性の高い環境表面汚染度測定手法の検討、感染リスク評価式の構築を行った。各種手法を用いて病室・診察室・待合室における感染リスク評価を行い、感染リスクの低い医療福祉施設の建築・建築設備...
【環境学】環境解析学:生態系影響評価感染症を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【環境学】環境解析学:感染症媒介生物感染症を含む研究件
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
【環境学】環境解析学:個体群動態モデル感染症を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【環境学】環境解析学:コウモリ感染症を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏翼手目由来感染症リスクの対応戦略構築のための疫学的基礎データの収集(17H04653)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30177943)
【キーワード】感染症 / 翼手目 / コウモリ / 気候変動 / 疫学調査 (他6件)
【概要】日本の南に位置するフィリピン及び台湾に生息する翼手目(コウモリ)が気候変動によって将来、日本に生息し、これら南方のコウモリに由来する感染症が日本において問題になることが推測される。本研究ではこれら南方のコウモリが持っている細菌、ウイルス、原虫等の病原体の疫学調査を実施し、コウモリ由来感染症の対応戦略のための基礎データを構築することを目的とする。 2017年に台湾でコウモリ捕獲調査を行ったが、台湾で...
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
【環境学】環境解析学:水温評価モデル感染症を含む研究件
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
❏変動気候下での感染症媒介生物の生息域評価(24510020)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】環境変動 / 生物・環境モデル / 地球温暖化 / 生態系影響評価 / 健康影響評価 (他17件)
【概要】マラリアを媒介するハマダラカの時空間分布を推定するため、一般気象要素を入力値とする、生理生態学-気候学的結合モデルを開発した。次に、アジア地域でもっとも多くのマラリア罹患者を抱えるインドにおいて、モデルによる潜在的な媒介蚊の分布とマラリア罹患者の関係を調べた。(1)マラリア罹患者は媒介蚊の年間世代数が増加すればするほど指数関数的に増加していた。(2)報告されたマラリアの季節的なピークはシミュレーシ...
【環境学】環境解析学:降水影響評価感染症を含む研究件
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【環境学】環境保全学:地球温暖化感染症を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【数物系科学】数学:基本再生産数感染症を含む研究件
❏構造化個体群動態学の数学的理論とその感染症数理モデルへの応用に関する研究(19540116)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 准教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 数理モデル / 基本再生産数 / 微分方程式 (他13件)
【概要】ヒト個体群における感染症流行現象を構造化個体群モデルによって定式化したうえで、その数理解析をおこなうとともに、感染症理論においてキーとなる基本概念である基本再生産数とその派生指標の数学的理論を発展させた。特に、ホスト人口の動態を考慮に入れたモデルによって人口成長下における感染症流行の基本再生産数の推定手法や成長率との関係を明らかにした。また状態別再生産数の概念を定式化して、発症者隔離による感染症根...
❏構造化固体群動態モデルの数学的理論とその応用に関する研究(15540108)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院数理科学研究科, 助教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 基本再生産数 / 閾値現象 / 数理モデル (他21件)
【概要】本研究では年齢構造をもつ人口や生物個体群のダイナミクスを発展方程式によりモデル化して無限次元力学系において発展した手法を適用可能とし、関数解析的、力学系的手法を用いてその性質を調べる手法を発展させ、個体レベルの異質性を反映した内的構造をもつ個体群動態学の数学的基礎を構築することを理論的目的とした。具体的なモデリングの対象として人口レベルにおける感染症流行を考え、その閾値現象を解明することによって、...
【数物系科学】数学:人口感染症を含む研究件
❏構造化個体群動態学の数学的理論とその感染症数理モデルへの応用に関する研究(19540116)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 准教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 数理モデル / 基本再生産数 / 微分方程式 (他13件)
【概要】ヒト個体群における感染症流行現象を構造化個体群モデルによって定式化したうえで、その数理解析をおこなうとともに、感染症理論においてキーとなる基本概念である基本再生産数とその派生指標の数学的理論を発展させた。特に、ホスト人口の動態を考慮に入れたモデルによって人口成長下における感染症流行の基本再生産数の推定手法や成長率との関係を明らかにした。また状態別再生産数の概念を定式化して、発症者隔離による感染症根...
❏構造化固体群動態モデルの数学的理論とその応用に関する研究(15540108)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院数理科学研究科, 助教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 基本再生産数 / 閾値現象 / 数理モデル (他21件)
【概要】本研究では年齢構造をもつ人口や生物個体群のダイナミクスを発展方程式によりモデル化して無限次元力学系において発展した手法を適用可能とし、関数解析的、力学系的手法を用いてその性質を調べる手法を発展させ、個体レベルの異質性を反映した内的構造をもつ個体群動態学の数学的基礎を構築することを理論的目的とした。具体的なモデリングの対象として人口レベルにおける感染症流行を考え、その閾値現象を解明することによって、...
【数物系科学】地球惑星科学:バングラディシュ感染症を含む研究件
❏バングラデシュにおける小児結核診断に関する研究(23406034)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
【キーワード】国際研究者交流 / 国際情報交換 / バングラデシュ / 小児科学 / 感染症 (他12件)
【概要】小児結核の蔓延しているバングラデシュで、既存の方法では正確な診断が困難な小児結核に関して、尿や血液による最新の診断法を応用導入し有効性を検証することを目的とした。塗抹、培養、核酸増幅法の全ての検査を実施した結核疑い97例のうち、24例が何らかの検査で陽性であり、塗抹検査のみで陽性である11例に対してMGIT培養にて7例、呼吸器検体の核酸増幅法にてさらに5例、尿のTB-LAMPでさらに1例の追加診断...
❏南アジアにおける赤痢アメーバ症のゲノム疫学および免疫学的コホート研究(20406008)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】濱野 真二郎 (浜野 真二郎) 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (70294915)
【キーワード】南アジア / 感染症 / 赤痢アメーバ症 / ゲノム疫学 / コホート研究 (他8件)
【概要】バングラデシュにおいて赤痢アメーバ症のゲノム疫学および免疫学的コホート研究を展開した。研究期間中、生後30ヶ月までの新生児385人より1426 検体の下痢便検体が得られた。病原性 E. histolyticaに加えて、非病原性E. dispar、病原性が未確定のE. moshkovskiiの検出・同定を試みたところ、4.6% の検体において病原性E. histolytica が検出され、およそ3%...
❏旧大陸における内臓型リーシュマニア症(カラアザール)の病態疫学(19256001)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】松本 芳嗣 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00173922)
【キーワード】感染症 / 人獣共通感染症 / 原虫 / 免疫学 / リーシュマニア症 (他14件)
【概要】旧大陸におけるLeishmania donovani s.l.が引き起こすリーシュマニア症の病態疫学について、内臓型リーシュマニア症患者由来L.donovani,L.infantum、PKDL患者皮膚由来L.donovani、皮膚型リーシュマニア症由来L.donovaniの比較検討により、定説である「リーシュマニア症における病原種と病態の固有の関係」に修正を加えるべき結果を得た。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:国際研究者交流感染症を含む研究件
❏インドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発(26304037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】国際研究者交流 / インドネシア / 人獣共通感染症 / トキソプラズマ / クリプトスポリジウム (他8件)
【概要】本研究ではインドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発を目的とした。インドネシアのスラウェシ島とジャワ島を調査地域とし、トキソプラズマやクリプトスポリジウムなどの原虫感染症の疫学調査により、当該地域における潜在的な感染リスクが明らかにされた。特にトキソプラズマのヒトの感染リスクは10~20歳で極めて高く、食肉や環境中からの感染が危惧された。実際、当該地域のウシやブタか...
❏気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築(26241025)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 教授 (30282114)
【キーワード】感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 (他12件)
【概要】アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。 最...
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動感染症を含む研究件
❏気候変動下での暑熱障害と感染症による健康リスクの予測と統合的評価(19H01144)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 教授 (30282114)
【キーワード】気候変動 / 暑熱 / 水系感染症 / 蚊媒介感染症 / 東南アジア (他9件)
【概要】気候変動の影響を強く受ける東南アジア都市において、昼間の熱中症を中心とする暑熱に関連する健康障害、下痢症・皮膚病等の水系感染症、デング熱等の蚊媒介感染症の健康リスクを予測するモデルを構築した。その結果、暑熱環境リスクは屋外労働者(建設業)が高いが、収入が高く栄養状態の良いベトナムではそのリスクが比較的小さかった。水系感染症は、ベトナムでは洪水により都市下流に位置する集落や農地に大腸菌が拡散してリス...
❏翼手目由来感染症リスクの対応戦略構築のための疫学的基礎データの収集(17H04653)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30177943)
【キーワード】感染症 / 翼手目 / コウモリ / 気候変動 / 疫学調査 (他6件)
【概要】日本の南に位置するフィリピン及び台湾に生息する翼手目(コウモリ)が気候変動によって将来、日本に生息し、これら南方のコウモリに由来する感染症が日本において問題になることが推測される。本研究ではこれら南方のコウモリが持っている細菌、ウイルス、原虫等の病原体の疫学調査を実施し、コウモリ由来感染症の対応戦略のための基礎データを構築することを目的とする。 2017年に台湾でコウモリ捕獲調査を行ったが、台湾で...
❏気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築(26241025)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 教授 (30282114)
【キーワード】感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 (他12件)
【概要】アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。 最...
【生物学】人類学:進化感染症を含む研究件
❏国際比較と双生児研究による「行動免疫」の文化的・生物的基盤の検討(20K03317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / コロナウイルス / Covid-19 / 感染予防 / 進化 (他13件)
【概要】「行動免疫の文化的基盤」に関して,本年度は,新型コロナウイルスのパンデミックと関連した行動免疫傾向の特徴に関していくつかの実証研究を行った.まず,2021年初頭に,日本人を対象としたオンライン調査を実施し,行動免疫特性に関する大規模データを得た.このデータを,コロナ禍発生以前の2018年に実施した日本人の行動免疫特性に関するオンライン調査のオープンデータと比較して,行動免疫傾向の変化を検討した.こ...
❏「行動免疫仮説」に基づく感情の適応的機能に関する総合的検討(15K04042)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / 適応 / 進化 / 国際比較 / 行動遺伝モデル (他11件)
【概要】本研究の目的は,行動免疫と呼ばれるヒトの感情的システムの心理的・生物的基盤について,明らかにすることであった.一連の調査や実験から得られた知見は,食行動や配偶者選択といった基本的な人間行動の解明に際して,少なくとも部分的には行動免疫に配慮する必要のあることを示唆するものであった.また,国際比較や双子研究から得られた知見は,個人の行動免疫特性が,遺伝と環境の双方からそれぞれ影響を受けて形成される適応...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
【工学】総合工学:リスク評価感染症を含む研究件
❏気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築(26241025)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 教授 (30282114)
【キーワード】感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 (他12件)
【概要】アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。 最...
❏疑似成熟社会における健康関連微生物のリスク評価とその制御(17636013)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005
【研究代表者】大村 達夫 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30111248)
【キーワード】疑似成熟社会 / 病原微生物 / 感染症 / リスク評価 / リスク制御 (他8件)
【概要】現在社会は,高齢化によって生ずる病原微生物への抵抗力の低下や,国際化による病原微生物の安易な移入等により,健康関連微生物によるリスクの増大が懸念される疑似成熟社会である。真の成熟社会実現のためには,人の健康を保証することが重要であり,病原微生物のリスクを評価し,そのリスクを制御していくことは必須の課題である。本研究では,真の成熟社会形成のための病原微生物のリスク評価とその制御の確立に向けた研究の発...
【工学】総合工学:シミュレーション感染症を含む研究件
❏災害や感染症対策等による企業・経済への影響の網羅的企業取引ネットワークによる推計(21H00743)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】井上 寛康 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (60418499)
【キーワード】サプライチェーン / シミュレーション / 並列計算 / 災害 / 感染症
【概要】
❏モデル予測政策決定のためのエージェントベース・データ同化モデル(17H02035)
【研究テーマ】社会システム工学・安全システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40431663)
【キーワード】社会システム / シミュレーション / 最適化 / エージェントモデル / 参加型エージェントモデル (他14件)
【概要】参加型シミュレーション研究を通して、人間の合理的な意思決定や習慣的な行動、予期せぬ判断など、さまざまは要因が社会システムモデルには重要であることが分析された。これらの研究が進んできた2020年初頭に、新型コロナウイルスが発生し、緊急事態宣言が発出される事態となった。この状況に対して、エージェントベース医療政策ゲーミング&シミュレーションをベースに、新型コロナウイルス感染症に対する感染症政策...
❏感染症危機管理のための住民意識調査とそれに基づく流行予測・予防施策評価技法の開発(16590423)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】梯 正之 広島大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80177344)
【キーワード】感染症 / 予防 / シミュレーション / エージェントモデル / 個人ベースモデル
【概要】本研究の目的は、地域住民の感染症に対する態度。予防意識・行動パターンをアンケート調査し、それをもとに、一定の条件下での感染症の流行予測をシミュレーションにより実施することにより、さまざまな予防施策の効果評価を行ない、最適な予防施策を提言することである。感染症にはインフルエンザなどを想定し、地域住民の調査項目には、予防接種を受けるかどうか、日頃から予防に気をつけていること(うがいや手洗いを心がけてい...
【総合生物】生物科学:病原機構感染症を含む研究件
❏赤痢アメーバの病原機構における脂質輸送タンパク質の機能解明(21H02723)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】脂質 / 輸送 / 感染症 / 寄生虫 / 病原機構
【概要】フォスファチジルイノシトールリン酸(PIPs)の種類・量・局在の時空間的制御は細胞の高次機能において必須である。本研究ではシグナル伝達、細胞骨格、小胞輸送、遺伝子発現など多くの細胞機能の制御に重要な役割を果たすPIPs輸送タンパク質(LTP)の赤痢アメーバの病原機構における役割と制御機構を理解することを目指している。特にSTARTドメインを含む3種のLTPの赤痢アメーバの病原機構における脂質輸送分...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
❏病原性原虫の病原因子輸送の分子基盤に関する研究(20390119)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】小胞輸送 / 病原機構 / 感染症 / 寄生虫 / システインプロテアーゼ
【概要】赤痢アメーバの病原機構のおいて中心的な役割を果たすシステインプロテアーゼの細胞内輸送機構を理解することを目指し、システインプロテアーゼの輸送体の同定とその機能解析を行った。生化学的手法により、システインプロテアーゼ結合ファミリータンパク質1(CPBF1)が同定され、その結合特異性が確認された。また、細胞分化特異的に発現するシステインプロテアーゼを網羅的転写解析により明らかにした。 ...
【総合生物】生物科学:MinION感染症を含む研究件
❏新規ポータブルシーケンサーを用いた網羅的微生物叢の解析-NTM感染症の病態解明-(17K10029)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】前田 卓哉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20383763)
【キーワード】ナノポアシーケンサー / MinION / 微生物叢 / 非結核性抗酸菌 / 核酸精製 (他11件)
【概要】本研究では、肺の微小環境におけるさまざまな病原体について、網羅的かつ定量的に検出する技術の開発を目指し実施した。そのため、これまでの培養法に基づく手法ではなく、採取した臨床検体からすべてのDNAを抽出・精製したのち、ナノポアシーケンス技術を活用した。この方法では、得られたゲノムデータのコンピュータ解析することで、さまざまな病原体とその存在比率が解明できるメリットがあるが、多彩な性質をもつ病原体につ...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
【総合生物】生物科学:トキソプラズマ感染症を含む研究件
❏感染ネットワークの空間構造から評価する人獣共通感染症の生態リスク(18K19868)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】宮下 直 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50182019)
【キーワード】トキソプラズマ / 環境リスク / 景観生態学 / 捕食被食関係 / 牛舎 (他14件)
【概要】ノネコの捕食で固有種が危機的状況に曝されている徳之島において、ノネコとクマネズミのトキソプラズマのELISA抗体レベルを調査し、景観環境要因との関連を明らかにした。牛舎の密度が高い景観では、ノネコとクマネズミの両方で抗体保有率が高かった。このパターンは、この島の牛舎が多い景観でノネコが多いという報告、および牛舎周辺のクマネズミの密度が高いというトラッピング調査と一致していた。感染に影響を与える景観...
❏Single cell応答に基づく原虫病研究の基盤構築と有用性の評価(17H03912)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 准教授 (80535328)
【キーワード】scRNA-seq / transcriptomics / Toxoplasma gondii / protozoan / 1細胞トランスクリプトーム (他11件)
【概要】原虫は、そのサイズ、形態、偏性通性寄生性等において多様であり、近年利用が進んでいる1細胞トランスクリプトーム解析を行う際には、それに応じた技術基盤を確立する必要があった。そこで本研究では、上市されているscRNA-seqライブラリー構築を評価し、BD Rhapsodyが好適であることを見出した。さらに、トキソプラズマ原虫のタキゾイト→ブラディゾイト間のステージ変換をモデルにscRNA-seq解析を...
❏宿主中枢神経系を支配するトキソプラズマ由来ブレインマニピュレーターの解明(15K15118)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】感染症 / 中枢神経系 / 免疫 / トキソプラズマ / トランスクリプトーム
【概要】トキソプラズマは世界人口の3分の1のヒトに感染しており、様々な精神疾患や神経疾患の発症リスクになることが推測されている。しかし、本原虫感染が精神疾患の発症や行動異常に至るメカニズムは解明されていない。そこで本研究では、宿主中枢神経系を支配するトキソプラズマ由来ブレインマニピュレーターの解明を目的とした。脳機能に関与する宿主シグナルに影響を与える原虫分子として、TgGRAIを見出した。TgGRAIは...
【総合生物】生体分子化学:ナノポアシークエンス感染症を含む研究件
❏新規ポータブルシーケンサーを用いた網羅的微生物叢の解析-NTM感染症の病態解明-(17K10029)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】前田 卓哉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20383763)
【キーワード】ナノポアシーケンサー / MinION / 微生物叢 / 非結核性抗酸菌 / 核酸精製 (他11件)
【概要】本研究では、肺の微小環境におけるさまざまな病原体について、網羅的かつ定量的に検出する技術の開発を目指し実施した。そのため、これまでの培養法に基づく手法ではなく、採取した臨床検体からすべてのDNAを抽出・精製したのち、ナノポアシーケンス技術を活用した。この方法では、得られたゲノムデータのコンピュータ解析することで、さまざまな病原体とその存在比率が解明できるメリットがあるが、多彩な性質をもつ病原体につ...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
【総合生物】実験動物学:人獣共通感染症感染症を含む研究件
❏インドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発(26304037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】国際研究者交流 / インドネシア / 人獣共通感染症 / トキソプラズマ / クリプトスポリジウム (他8件)
【概要】本研究ではインドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発を目的とした。インドネシアのスラウェシ島とジャワ島を調査地域とし、トキソプラズマやクリプトスポリジウムなどの原虫感染症の疫学調査により、当該地域における潜在的な感染リスクが明らかにされた。特にトキソプラズマのヒトの感染リスクは10~20歳で極めて高く、食肉や環境中からの感染が危惧された。実際、当該地域のウシやブタか...
❏旧大陸における内臓型リーシュマニア症(カラアザール)の病態疫学(19256001)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】松本 芳嗣 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00173922)
【キーワード】感染症 / 人獣共通感染症 / 原虫 / 免疫学 / リーシュマニア症 (他14件)
【概要】旧大陸におけるLeishmania donovani s.l.が引き起こすリーシュマニア症の病態疫学について、内臓型リーシュマニア症患者由来L.donovani,L.infantum、PKDL患者皮膚由来L.donovani、皮膚型リーシュマニア症由来L.donovaniの比較検討により、定説である「リーシュマニア症における病原種と病態の固有の関係」に修正を加えるべき結果を得た。 ...
【農学】境界農学:システインプロテアーゼ感染症を含む研究件
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
❏病原性原虫の病原因子輸送の分子基盤に関する研究(20390119)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】小胞輸送 / 病原機構 / 感染症 / 寄生虫 / システインプロテアーゼ
【概要】赤痢アメーバの病原機構のおいて中心的な役割を果たすシステインプロテアーゼの細胞内輸送機構を理解することを目指し、システインプロテアーゼの輸送体の同定とその機能解析を行った。生化学的手法により、システインプロテアーゼ結合ファミリータンパク質1(CPBF1)が同定され、その結合特異性が確認された。また、細胞分化特異的に発現するシステインプロテアーゼを網羅的転写解析により明らかにした。 ...
❏DNAマイクロアレイを用いた赤痢アメーバ病原機構の網羅的解明(17390124)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】野崎 智義 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60198588)
【キーワード】赤痢アメーバ / 病原機構 / システインプロテアーゼ / トランスクリプトーム / 小胞輸送 (他11件)
【概要】赤痢アメーバの病原機構の網羅的理解を目的に、全遺伝子をカバーしたDNAマイクロアレイを用いて、遺伝子発現の解析を行った。TIGRデータベースに存在するタンパク質をコードする全遺伝子9435のうち、重複を除いた7712遺伝子をカバーするアレイを作成した。ラボの標準株では80%以上の遺伝子の発現が確認された。次に、動物への反復感染とインビトロ培養により、遺伝的背景が同一で、病原性の異なる株を樹立した。...
【農学】動物生命科学:アフリカトリパノソーマ感染症を含む研究件
❏メタサイクロジェネシス関連ベクターパラサイト相互作用の分子機構 に関する研究(21380186)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10271751)
【キーワード】疾病予防・制御 / ツェツェバエ / アフリカトリパノソーマ / 生活環 / 遺伝子転写翻訳制御 (他13件)
【概要】世界で初めてアフリカトリパノソーマ全発育期のプロテオームおよびEST データベースを作製し、今後のアフリカトリパノソーマ制圧を目指した基礎研究を大きく進展させる研究資源を提供することができた。さらにツェツェバエ体内で同原虫が動物感染型へと分化する発育期にその細胞表面に特異的に発現するCESP 蛋白質を同定し、その発育時期特異的転写翻訳メカニズムの一端を明らかにしたことはベクター体内での原虫発育阻止...
❏東部アフリカにおけるツエツエバエ生息状況およびトリパノソーマ保有状況調査(20405041)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】井上 昇 国立大学法人帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (10271751)
【キーワード】アフリカトリパノソーマ / ツェツェバエ / 海外学術調査 / 感染症 / 昆虫 (他7件)
【概要】本研究の成果によって(1)ヒトと家畜のアフリカトリパノソーマを媒介するツェツェバエの種類およびトリパノソーマの野生動物待機宿主を明らかにした。(2)現在正確で感度の高い血清診断法が無いアフリカトリパノソーマ症に対して、新たな簡易血清診断用抗原候補を同定することができた。今後さらに研究を発展させることで、アフリカトリパノソーマ症の疫学と早期簡便診断法、ひいては同感染症のコントロールに貢献できると考え...
【農学】動物生命科学:ツエツエバエ感染症を含む研究件
❏メタサイクロジェネシス関連ベクターパラサイト相互作用の分子機構 に関する研究(21380186)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10271751)
【キーワード】疾病予防・制御 / ツェツェバエ / アフリカトリパノソーマ / 生活環 / 遺伝子転写翻訳制御 (他13件)
【概要】世界で初めてアフリカトリパノソーマ全発育期のプロテオームおよびEST データベースを作製し、今後のアフリカトリパノソーマ制圧を目指した基礎研究を大きく進展させる研究資源を提供することができた。さらにツェツェバエ体内で同原虫が動物感染型へと分化する発育期にその細胞表面に特異的に発現するCESP 蛋白質を同定し、その発育時期特異的転写翻訳メカニズムの一端を明らかにしたことはベクター体内での原虫発育阻止...
❏東部アフリカにおけるツエツエバエ生息状況およびトリパノソーマ保有状況調査(20405041)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】井上 昇 国立大学法人帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (10271751)
【キーワード】アフリカトリパノソーマ / ツェツェバエ / 海外学術調査 / 感染症 / 昆虫 (他7件)
【概要】本研究の成果によって(1)ヒトと家畜のアフリカトリパノソーマを媒介するツェツェバエの種類およびトリパノソーマの野生動物待機宿主を明らかにした。(2)現在正確で感度の高い血清診断法が無いアフリカトリパノソーマ症に対して、新たな簡易血清診断用抗原候補を同定することができた。今後さらに研究を発展させることで、アフリカトリパノソーマ症の疫学と早期簡便診断法、ひいては同感染症のコントロールに貢献できると考え...
【農学】動物生命科学:翼手目感染症を含む研究件
❏翼手目由来感染症リスクの対応戦略構築のための疫学的基礎データの収集(17H04653)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30177943)
【キーワード】感染症 / 翼手目 / コウモリ / 気候変動 / 疫学調査 (他6件)
【概要】日本の南に位置するフィリピン及び台湾に生息する翼手目(コウモリ)が気候変動によって将来、日本に生息し、これら南方のコウモリに由来する感染症が日本において問題になることが推測される。本研究ではこれら南方のコウモリが持っている細菌、ウイルス、原虫等の病原体の疫学調査を実施し、コウモリ由来感染症の対応戦略のための基礎データを構築することを目的とする。 2017年に台湾でコウモリ捕獲調査を行ったが、台湾で...
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
【農学】動物生命科学:獣医学感染症を含む研究件
❏制限増殖性ウイルスを基盤とする動物難治性疾患の統括的制御(26252048)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-22 - 2019-03-31
【研究代表者】堀本 泰介 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00222282)
【キーワード】ウイルス / 感染症 / 獣医学 / ワクチン / インフルエンザ (他6件)
【概要】本研究は、(1) 1回感染型非増殖性ウイルスのインフルエンザワクチンへの応用、(2) 犬の腫瘍を対象とした制限増殖型腫瘍溶解性アデノウイルスについて検討した。(1)では、複数のHA亜型に対応する混合ワクチンの作製に必要なH1~H15を恒常発現するMDCK細胞を樹立し、一部の1回感染型非増殖性ウイルスをリバースジェネティクス法により作出した。(2)では、コウモリアデノウイルスが犬の腫瘍溶解性ウイルス...
❏近代ドイツにおける食肉観の科学化―動物・食品・獣医―(26770260)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】光田 達矢 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 講師 (90549841)
【キーワード】食 / 動物 / ドイツ / 食肉検査 / 感染症 (他18件)
【概要】本研究は、「科学」が「食」に介入するようになった歴史的現象を、ドイツにおける獣医学の台頭と食肉検査体制の成立を関連付けながら明らかにしたものである。19世紀半ばまでの検査は、医学の監視のもと肉屋が行うのが慣例となっており、消費者が自ら食中毒から身を守ることが期待されていた。実施する自治体の間にも温度差があり、規則も全国的に統一されていなかった。ところが、人獣共通感染症を危惧するようになると、状況は...
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
【農学】森林圏科学:病原性感染症を含む研究件
❏赤痢アメーバの細胞分化の分子基盤の解明(23390099)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 分化 / トランスクリプトーム / 寄生虫 / 病原性
【概要】赤痢アメーバの嚢子モデルであるEntamoeba invadensを用いて、嚢子化過程において、キャピラリー電気泳動飛行時間計測型質量分析計を用いたメタボローム解析、DNAマイクロアレイを用いたトランスクリプトーム解析を行い、代謝物の動態、遺伝子発現を網羅的に解析し、高度な代謝の変化を確認した。更にこれまで未同定の新規の代謝経路を発見した。本研究成果は、遺伝子発現と代謝物の動態から代謝の流れと調節...
❏DNAマイクロアレイを用いた赤痢アメーバ病原機構の網羅的解明(17390124)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】野崎 智義 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60198588)
【キーワード】赤痢アメーバ / 病原機構 / システインプロテアーゼ / トランスクリプトーム / 小胞輸送 (他11件)
【概要】赤痢アメーバの病原機構の網羅的理解を目的に、全遺伝子をカバーしたDNAマイクロアレイを用いて、遺伝子発現の解析を行った。TIGRデータベースに存在するタンパク質をコードする全遺伝子9435のうち、重複を除いた7712遺伝子をカバーするアレイを作成した。ラボの標準株では80%以上の遺伝子の発現が確認された。次に、動物への反復感染とインビトロ培養により、遺伝的背景が同一で、病原性の異なる株を樹立した。...
【農学】森林圏科学:昆虫感染症を含む研究件
❏メタサイクロジェネシス関連ベクターパラサイト相互作用の分子機構 に関する研究(21380186)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10271751)
【キーワード】疾病予防・制御 / ツェツェバエ / アフリカトリパノソーマ / 生活環 / 遺伝子転写翻訳制御 (他13件)
【概要】世界で初めてアフリカトリパノソーマ全発育期のプロテオームおよびEST データベースを作製し、今後のアフリカトリパノソーマ制圧を目指した基礎研究を大きく進展させる研究資源を提供することができた。さらにツェツェバエ体内で同原虫が動物感染型へと分化する発育期にその細胞表面に特異的に発現するCESP 蛋白質を同定し、その発育時期特異的転写翻訳メカニズムの一端を明らかにしたことはベクター体内での原虫発育阻止...
❏東部アフリカにおけるツエツエバエ生息状況およびトリパノソーマ保有状況調査(20405041)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】井上 昇 国立大学法人帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (10271751)
【キーワード】アフリカトリパノソーマ / ツェツェバエ / 海外学術調査 / 感染症 / 昆虫 (他7件)
【概要】本研究の成果によって(1)ヒトと家畜のアフリカトリパノソーマを媒介するツェツェバエの種類およびトリパノソーマの野生動物待機宿主を明らかにした。(2)現在正確で感度の高い血清診断法が無いアフリカトリパノソーマ症に対して、新たな簡易血清診断用抗原候補を同定することができた。今後さらに研究を発展させることで、アフリカトリパノソーマ症の疫学と早期簡便診断法、ひいては同感染症のコントロールに貢献できると考え...
【農学】水圏応用科学:インドネシア感染症を含む研究件
❏インドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発(26304037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】国際研究者交流 / インドネシア / 人獣共通感染症 / トキソプラズマ / クリプトスポリジウム (他8件)
【概要】本研究ではインドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発を目的とした。インドネシアのスラウェシ島とジャワ島を調査地域とし、トキソプラズマやクリプトスポリジウムなどの原虫感染症の疫学調査により、当該地域における潜在的な感染リスクが明らかにされた。特にトキソプラズマのヒトの感染リスクは10~20歳で極めて高く、食肉や環境中からの感染が危惧された。実際、当該地域のウシやブタか...
❏気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築(26241025)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 教授 (30282114)
【キーワード】感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 (他12件)
【概要】アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。 最...
【農学】水圏応用科学:個体群動態感染症を含む研究件
❏将来の気候変化にともなう温帯域の感染症媒介蚊の時空間分布変化(21K12225)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介蚊 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他7件)
【概要】現在進行中でかつ将来にわたっても継続すると予測されている気候変化は、感染症を媒介する生物の活動期間や分布域を変えるので、いままで感染症の流行が少なかった温帯域でもその拡大が懸念される。ゆえに、従来からの熱帯域を対象とした疫学的研究に限らず、温帯域の生物種の特性を踏まえた生態学的研究が必要である。また、有効な感染症対策のためには、媒介生物の国・地域単位などの広域分布に加えて、都市域内の不均一な微気象...
❏21世紀前半から後半にかけての日本の感染症媒介蚊の個体数と活性期間の変化(18K11629)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群動態 / 個体群動態モデル (他9件)
【概要】新型コロナウイルス蔓延等の影響により、2021年度は2020年度に引き続き、遅れている研究発表を進めることに主眼をおき、研究活動を展開した。主として、本課題の最終成果が国際学術雑誌に掲載されるよう、執筆、修正に努め、掲載の手前まで来ている。新型コロナウイルスに翻弄された時期に展開された研究課題であるものの、当初予定のヒトスジシマカの個体群動態モデルが完成し、達成目標としていた将来気候下での動態も予...
❏気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測(15K00526)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】太田 俊二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10288045)
【キーワード】地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 (他11件)
【概要】温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少...
【農学】水圏応用科学:寄生虫感染症を含む研究件
❏赤痢アメーバの病原機構における脂質輸送タンパク質の機能解明(21H02723)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】脂質 / 輸送 / 感染症 / 寄生虫 / 病原機構
【概要】フォスファチジルイノシトールリン酸(PIPs)の種類・量・局在の時空間的制御は細胞の高次機能において必須である。本研究ではシグナル伝達、細胞骨格、小胞輸送、遺伝子発現など多くの細胞機能の制御に重要な役割を果たすPIPs輸送タンパク質(LTP)の赤痢アメーバの病原機構における役割と制御機構を理解することを目指している。特にSTARTドメインを含む3種のLTPの赤痢アメーバの病原機構における脂質輸送分...
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏赤痢アメーバの細胞分化の分子基盤の解明(23390099)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 分化 / トランスクリプトーム / 寄生虫 / 病原性
【概要】赤痢アメーバの嚢子モデルであるEntamoeba invadensを用いて、嚢子化過程において、キャピラリー電気泳動飛行時間計測型質量分析計を用いたメタボローム解析、DNAマイクロアレイを用いたトランスクリプトーム解析を行い、代謝物の動態、遺伝子発現を網羅的に解析し、高度な代謝の変化を確認した。更にこれまで未同定の新規の代謝経路を発見した。本研究成果は、遺伝子発現と代謝物の動態から代謝の流れと調節...
【農学】水圏応用科学:魚病感染症を含む研究件
❏ホタテガイのフランシセラ感染症の総合的対策にむけた基盤的研究(20H03058)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
【キーワード】ホタテガイ / 感染症 / 細菌 / Francisella halioticida / 養殖 (他12件)
【概要】ホタテガイに生産被害をもたらす新興性疾病であるフランシセラ感染症については知見が乏しく、有効な対策がたてられていない。そこで本研究では対策の策定に必要となるであろう基盤的知見の収集が目的である。研究年度1年目には疫学情報、改良飼育法、簡便検査法および病理学研究に有用となる抗フランシセラ血清を実施している。 研究年度2年目は昨年度に引き続き疫学調査を実施したところ、調査海域である噴火湾西部海域では過...
❏二枚貝の重要病原体カキヘルペスウイルスの分離培養技術開発とその応用(19K22325)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
【キーワード】マガキ / ウイルス / 組織培養 / 細胞培養 / ヘルペスウイルス (他13件)
【概要】In vitro条件で初代培養したマガキの細胞および組織に、マガキの重要病原体であるカキヘルペスウイルス(OsHV-I)を加え、ウイルスを人為的に増やす技術の開発を目指した。血球を加えた実験区内では、対照区と比べて有意なウイルス量の増加は見られなかった。そこで、初代培養した鰓、心臓、外套膜の組織片にOsHV-I液を加えて増殖を試みたところ、鰓組織片内におけるウイルス量は、培養上清中のウイルス量より...
【農学】水圏応用科学:微生物感染症を含む研究件
❏新規ポータブルシーケンサーを用いた網羅的微生物叢の解析-NTM感染症の病態解明-(17K10029)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】前田 卓哉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20383763)
【キーワード】ナノポアシーケンサー / MinION / 微生物叢 / 非結核性抗酸菌 / 核酸精製 (他11件)
【概要】本研究では、肺の微小環境におけるさまざまな病原体について、網羅的かつ定量的に検出する技術の開発を目指し実施した。そのため、これまでの培養法に基づく手法ではなく、採取した臨床検体からすべてのDNAを抽出・精製したのち、ナノポアシーケンス技術を活用した。この方法では、得られたゲノムデータのコンピュータ解析することで、さまざまな病原体とその存在比率が解明できるメリットがあるが、多彩な性質をもつ病原体につ...
❏難治性感染症の原因となる休止細菌の分子機構解明(15K15134)
【研究テーマ】細菌学(含真菌学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】常田 聡 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30281645)
【キーワード】大腸菌 / 休止細菌 / マイクロアレイ / 感染症 / 抗生物質 (他7件)
【概要】代謝活性を止めている休止細菌は,抗生物質存在下において生存できるため,感染症難治化の原因となる。本研究では,細菌の細胞骨格であるFtsZに着目し,細胞分裂時のZ-ringの形成を蛍光共鳴エネルギー移動で検出する遺伝子組換え大腸菌株の開発を行った。その結果,セルソーターを用いることで休止細菌と分裂細菌の分離に成功し,休止細菌は抗生物質(オフロキサシン)に対して高い抵抗性を持つことがわかった。また,ト...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
【農学】水圏応用科学:二枚貝感染症を含む研究件
❏ホタテガイのフランシセラ感染症の総合的対策にむけた基盤的研究(20H03058)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
【キーワード】ホタテガイ / 感染症 / 細菌 / Francisella halioticida / 養殖 (他12件)
【概要】ホタテガイに生産被害をもたらす新興性疾病であるフランシセラ感染症については知見が乏しく、有効な対策がたてられていない。そこで本研究では対策の策定に必要となるであろう基盤的知見の収集が目的である。研究年度1年目には疫学情報、改良飼育法、簡便検査法および病理学研究に有用となる抗フランシセラ血清を実施している。 研究年度2年目は昨年度に引き続き疫学調査を実施したところ、調査海域である噴火湾西部海域では過...
❏二枚貝の重要病原体カキヘルペスウイルスの分離培養技術開発とその応用(19K22325)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
【キーワード】マガキ / ウイルス / 組織培養 / 細胞培養 / ヘルペスウイルス (他13件)
【概要】In vitro条件で初代培養したマガキの細胞および組織に、マガキの重要病原体であるカキヘルペスウイルス(OsHV-I)を加え、ウイルスを人為的に増やす技術の開発を目指した。血球を加えた実験区内では、対照区と比べて有意なウイルス量の増加は見られなかった。そこで、初代培養した鰓、心臓、外套膜の組織片にOsHV-I液を加えて増殖を試みたところ、鰓組織片内におけるウイルス量は、培養上清中のウイルス量より...
【農学】水圏応用科学:原虫感染症を含む研究件
❏生体機能チップを用いた腸管感染症における病原体-ヒト相互作用の解明(21KK0135)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2024-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】感染症 / 大腸 / 原虫 / 赤痢アメーバ / 宿主応答
【概要】ヒト臓器・組織を忠実に再現する生体機能チップと高解像度ライブイメージング、シングルセルトランスクリプトーム解析を用いて、赤痢アメーバ原虫による大腸感染症における病原体と宿主の相互作用(組織侵入と免疫回避)の分子基盤、特に原虫側病原機構(貪食や小胞輸送など)の関与を、高空間・時間分解能をもって解明することを目的とする。本研究では、これまでインビトロで示唆された貪食・小胞輸送を基軸とした病原機構・因子...
❏Single cell応答に基づく原虫病研究の基盤構築と有用性の評価(17H03912)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 准教授 (80535328)
【キーワード】scRNA-seq / transcriptomics / Toxoplasma gondii / protozoan / 1細胞トランスクリプトーム (他11件)
【概要】原虫は、そのサイズ、形態、偏性通性寄生性等において多様であり、近年利用が進んでいる1細胞トランスクリプトーム解析を行う際には、それに応じた技術基盤を確立する必要があった。そこで本研究では、上市されているscRNA-seqライブラリー構築を評価し、BD Rhapsodyが好適であることを見出した。さらに、トキソプラズマ原虫のタキゾイト→ブラディゾイト間のステージ変換をモデルにscRNA-seq解析を...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
【医歯薬学】基礎医学:赤痢アメーバ感染症を含む研究件
❏生体機能チップを用いた腸管感染症における病原体-ヒト相互作用の解明(21KK0135)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2024-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】感染症 / 大腸 / 原虫 / 赤痢アメーバ / 宿主応答
【概要】ヒト臓器・組織を忠実に再現する生体機能チップと高解像度ライブイメージング、シングルセルトランスクリプトーム解析を用いて、赤痢アメーバ原虫による大腸感染症における病原体と宿主の相互作用(組織侵入と免疫回避)の分子基盤、特に原虫側病原機構(貪食や小胞輸送など)の関与を、高空間・時間分解能をもって解明することを目的とする。本研究では、これまでインビトロで示唆された貪食・小胞輸送を基軸とした病原機構・因子...
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
❏南アジアにおける赤痢アメーバ症のゲノム疫学および免疫学的コホート研究(20406008)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】濱野 真二郎 (浜野 真二郎) 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (70294915)
【キーワード】南アジア / 感染症 / 赤痢アメーバ症 / ゲノム疫学 / コホート研究 (他8件)
【概要】バングラデシュにおいて赤痢アメーバ症のゲノム疫学および免疫学的コホート研究を展開した。研究期間中、生後30ヶ月までの新生児385人より1426 検体の下痢便検体が得られた。病原性 E. histolyticaに加えて、非病原性E. dispar、病原性が未確定のE. moshkovskiiの検出・同定を試みたところ、4.6% の検体において病原性E. histolytica が検出され、およそ3%...
【医歯薬学】内科系臨床医学:肺MAC症感染症を含む研究件
❏菌細胞壁脂質に着目した肺MAC症の病態解明(19K08936)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 講師 (90348649)
【キーワード】非結核性抗酸菌症 / 肺MAC症 / 感染症
【概要】肺非結核性抗酸菌症である肺Mycobacterium avium complex (MAC)症の病態解明のため、菌細胞壁脂質のglycopeptidolipid (GPL)、trehalose 6,6'-dimycolate (TDM)、trehalose 6-monomycolate (TMM)の生物活性を検討した。MAC菌体から抽出したGPL、TDM、TMMとヒトマクロファージを用いた...
❏非結核性抗酸菌細胞壁脂質に対する宿主免疫応答の解明(16K09942)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 講師 (90348649)
【キーワード】非結核性抗酸菌症 / 肺MAC症 / 感染症
【概要】肺非結核性抗酸菌(NTM)症の肺Mycobacterium avium complex (MAC)症の病態解明のため、菌細胞壁脂質であるglycopeptidolipid (GPL)に対する宿主免疫応答、ならびにGPLの病原性を検討した。MAC菌体からGPLを抽出し、質量分析により、GPLの分子構造を解析した。更に、ヒトマクロファージやマウスを用いたMAC感染実験より、GPLが肺MAC症の病態に関...
❏miRNAを介した肺MAC症の病態解明(16K09941)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】長谷川 直樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20198724)
【キーワード】肺MAC症 / microRNA / 感染症
【概要】microRNA (miRNA)はタンパク質をコードしない微小なRNAであり、細胞内で転写調節因子として機能し、様々な疾患の病態に関与している。我々は、ヒトマクロファージを用いたMycobacterium avium complex (MAC)感染実験、肺MAC症患者の血清を用いた臨床研究により、ヒトmiRNAのhsa-miR-346が肺MAC症の病態に関与し、疾患活動性を評価する血清バイオマーカ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:非結核性抗酸菌感染症を含む研究件
❏新規ポータブルシーケンサーを用いた網羅的微生物叢の解析-NTM感染症の病態解明-(17K10029)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】前田 卓哉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20383763)
【キーワード】ナノポアシーケンサー / MinION / 微生物叢 / 非結核性抗酸菌 / 核酸精製 (他11件)
【概要】本研究では、肺の微小環境におけるさまざまな病原体について、網羅的かつ定量的に検出する技術の開発を目指し実施した。そのため、これまでの培養法に基づく手法ではなく、採取した臨床検体からすべてのDNAを抽出・精製したのち、ナノポアシーケンス技術を活用した。この方法では、得られたゲノムデータのコンピュータ解析することで、さまざまな病原体とその存在比率が解明できるメリットがあるが、多彩な性質をもつ病原体につ...
❏性ステロイドホルモンによる非結核性抗酸菌症治療の可能性(16K19618)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上蓑 義典 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60748789)
【キーワード】性ホルモン / 抗酸菌 / 非結核性抗酸菌 / エストラジオール / 感染 (他6件)
【概要】閉経後の女性に好発する難治性の呼吸器感染症である肺非結核抗酸菌症の感染と発症について、性ステロイドホルモンとの関連性を検証するために疫学研究を行った。 研究の結果、年齢が高いことに加え、女性ホルモンの一種である血中のエストラジオール濃度が低いことと肺非結核性抗酸菌症の発症に関連があることが示唆された。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:フィリピン感染症を含む研究件
❏気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築(26241025)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 教授 (30282114)
【キーワード】感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 (他12件)
【概要】アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。 最...
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
【医歯薬学】内科系臨床医学:精神分裂病(統合失調症)感染症を含む研究件
❏分裂病の出生季節偏りの要因を特定し予防法確立の手がかりを得るための多施設共同研究(14570910)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】統合失調症 / 出生季節 / 神経発達障害 / 環境要因 / 感染症 (他13件)
【概要】統合失調症発病には遺伝とともに環境要因が関与している。具体的にどんな環境要因が関与しているのかは、発病機序の解明と予防法確立のために重要な課題である。本研究では、環境要因解明の手がかりとして、統合失調症での出生季節偏り(冬季出生増加と夏季出生減少)に注目、季節に関わるどのような要因がどのような機序で発症に影響し得るかを検討した。 これまで日本人の研究では、夏季出生の減少(特に男性)に比し、冬季出生...
❏精神分裂病におけるHLAおよび神経発達障害に関連する遺伝・環境要因の解析(12670926)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】精神分裂病 / 神経発達障害 / 遺伝 / HLA / 出生季節性 (他10件)
【概要】分裂病の少なくとも一部で感染・免疫機能が発病と関連していることは、慢性関節リューマチとの負の関連、患者の免疫機能変化、分裂病患者における出生季節の偏りから強く示唆されている。この機序を少しでも具体化することとさらに詳しい証拠を得ることが、本研究の目的である。具体的には、分裂病患者におけるHLAならびに近傍領域の発達関連遺伝子のタイピングを行い、さらに分裂病にとって重要な胎生期・周産期の環境的要因と...
【医歯薬学】内科系臨床医学:出生季節性感染症を含む研究件
❏分裂病の出生季節偏りの要因を特定し予防法確立の手がかりを得るための多施設共同研究(14570910)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】統合失調症 / 出生季節 / 神経発達障害 / 環境要因 / 感染症 (他13件)
【概要】統合失調症発病には遺伝とともに環境要因が関与している。具体的にどんな環境要因が関与しているのかは、発病機序の解明と予防法確立のために重要な課題である。本研究では、環境要因解明の手がかりとして、統合失調症での出生季節偏り(冬季出生増加と夏季出生減少)に注目、季節に関わるどのような要因がどのような機序で発症に影響し得るかを検討した。 これまで日本人の研究では、夏季出生の減少(特に男性)に比し、冬季出生...
❏精神分裂病におけるHLAおよび神経発達障害に関連する遺伝・環境要因の解析(12670926)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】精神分裂病 / 神経発達障害 / 遺伝 / HLA / 出生季節性 (他10件)
【概要】分裂病の少なくとも一部で感染・免疫機能が発病と関連していることは、慢性関節リューマチとの負の関連、患者の免疫機能変化、分裂病患者における出生季節の偏りから強く示唆されている。この機序を少しでも具体化することとさらに詳しい証拠を得ることが、本研究の目的である。具体的には、分裂病患者におけるHLAならびに近傍領域の発達関連遺伝子のタイピングを行い、さらに分裂病にとって重要な胎生期・周産期の環境的要因と...
【医歯薬学】内科系臨床医学:神経発達障害感染症を含む研究件
❏分裂病の出生季節偏りの要因を特定し予防法確立の手がかりを得るための多施設共同研究(14570910)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】統合失調症 / 出生季節 / 神経発達障害 / 環境要因 / 感染症 (他13件)
【概要】統合失調症発病には遺伝とともに環境要因が関与している。具体的にどんな環境要因が関与しているのかは、発病機序の解明と予防法確立のために重要な課題である。本研究では、環境要因解明の手がかりとして、統合失調症での出生季節偏り(冬季出生増加と夏季出生減少)に注目、季節に関わるどのような要因がどのような機序で発症に影響し得るかを検討した。 これまで日本人の研究では、夏季出生の減少(特に男性)に比し、冬季出生...
❏精神分裂病におけるHLAおよび神経発達障害に関連する遺伝・環境要因の解析(12670926)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】精神分裂病 / 神経発達障害 / 遺伝 / HLA / 出生季節性 (他10件)
【概要】分裂病の少なくとも一部で感染・免疫機能が発病と関連していることは、慢性関節リューマチとの負の関連、患者の免疫機能変化、分裂病患者における出生季節の偏りから強く示唆されている。この機序を少しでも具体化することとさらに詳しい証拠を得ることが、本研究の目的である。具体的には、分裂病患者におけるHLAならびに近傍領域の発達関連遺伝子のタイピングを行い、さらに分裂病にとって重要な胎生期・周産期の環境的要因と...
【医歯薬学】内科系臨床医学:抗酸菌感染症を含む研究件
❏性ステロイドホルモンによる非結核性抗酸菌症治療の可能性(16K19618)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上蓑 義典 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60748789)
【キーワード】性ホルモン / 抗酸菌 / 非結核性抗酸菌 / エストラジオール / 感染 (他6件)
【概要】閉経後の女性に好発する難治性の呼吸器感染症である肺非結核抗酸菌症の感染と発症について、性ステロイドホルモンとの関連性を検証するために疫学研究を行った。 研究の結果、年齢が高いことに加え、女性ホルモンの一種である血中のエストラジオール濃度が低いことと肺非結核性抗酸菌症の発症に関連があることが示唆された。 ...
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
【医歯薬学】外科系臨床医学:非結核性抗酸菌症感染症を含む研究件
❏菌細胞壁脂質に着目した肺MAC症の病態解明(19K08936)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 講師 (90348649)
【キーワード】非結核性抗酸菌症 / 肺MAC症 / 感染症
【概要】肺非結核性抗酸菌症である肺Mycobacterium avium complex (MAC)症の病態解明のため、菌細胞壁脂質のglycopeptidolipid (GPL)、trehalose 6,6'-dimycolate (TDM)、trehalose 6-monomycolate (TMM)の生物活性を検討した。MAC菌体から抽出したGPL、TDM、TMMとヒトマクロファージを用いた...
❏非結核性抗酸菌細胞壁脂質に対する宿主免疫応答の解明(16K09942)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 講師 (90348649)
【キーワード】非結核性抗酸菌症 / 肺MAC症 / 感染症
【概要】肺非結核性抗酸菌(NTM)症の肺Mycobacterium avium complex (MAC)症の病態解明のため、菌細胞壁脂質であるglycopeptidolipid (GPL)に対する宿主免疫応答、ならびにGPLの病原性を検討した。MAC菌体からGPLを抽出し、質量分析により、GPLの分子構造を解析した。更に、ヒトマクロファージやマウスを用いたMAC感染実験より、GPLが肺MAC症の病態に関...
【医歯薬学】外科系臨床医学:遺伝子解析感染症を含む研究件
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
❏旧大陸における内臓型リーシュマニア症(カラアザール)の病態疫学(19256001)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】松本 芳嗣 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00173922)
【キーワード】感染症 / 人獣共通感染症 / 原虫 / 免疫学 / リーシュマニア症 (他14件)
【概要】旧大陸におけるLeishmania donovani s.l.が引き起こすリーシュマニア症の病態疫学について、内臓型リーシュマニア症患者由来L.donovani,L.infantum、PKDL患者皮膚由来L.donovani、皮膚型リーシュマニア症由来L.donovaniの比較検討により、定説である「リーシュマニア症における病原種と病態の固有の関係」に修正を加えるべき結果を得た。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:リポカリン-2感染症を含む研究件
❏細菌の鉄獲得機構阻害による静菌効果と臨床応用に向けた試み(24659801)
【研究テーマ】救急医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60182226)
【キーワード】感染症 / NGAL / 静菌効果 / lipocalin-2 / bacteria (他6件)
【概要】本研究では、neutrophil gelatinase-associated lipocalin (NGAL)の細菌鉄獲得阻害機能(静菌効果)に着目し、臨床的に問題となる感染症起因菌に対するNGALの静菌効果を検討するため臨床検体より高頻度に単離されるグラム陰性菌の同定調査を行い、大腸菌(E.coli)、肺炎桿菌、エンテロバクター・クロアカエの上位3菌種を同定した。細菌のTuf遺伝子を標的としたr...
❏マラリア感染免疫におけるリポカリンの役割(22790394)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】チョバン ジェヴァイア (COBAN Cevayir) 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授 (00397712)
【キーワード】マラリア / リポカン2 / 鉄代謝 / 感染症 / 貧血 (他10件)
【概要】Malaria is one of the most deadly infectious diseases in the world, with no effective vaccine yet that many of the host immune responses against malaria parasites remain unclear. Plasmodium parasites ...
【医歯薬学】社会医学:結核感染症を含む研究件
❏新規結核治療法開発のための基礎的研究(26860772)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】西村 知泰 慶應義塾大学, 保健管理センター, 講師 (90348649)
【キーワード】感染症 / 結核
【概要】結核は早急に制圧を要する再興感染症の一つであり、新たな結核の治療法開発が必要とされている。新たな治療法を開発していく上で、結核発症のメカニズムを解明することは重要である。結核菌感染マクロファージのネクローシスへの誘導を抑えることで結核菌感染拡大を防ぐことが出来ると考えられるため、結核菌感染マクロファージのネクローシス誘導機序を研究した。 ...
❏バングラデシュにおける小児結核診断に関する研究(23406034)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
【キーワード】国際研究者交流 / 国際情報交換 / バングラデシュ / 小児科学 / 感染症 (他12件)
【概要】小児結核の蔓延しているバングラデシュで、既存の方法では正確な診断が困難な小児結核に関して、尿や血液による最新の診断法を応用導入し有効性を検証することを目的とした。塗抹、培養、核酸増幅法の全ての検査を実施した結核疑い97例のうち、24例が何らかの検査で陽性であり、塗抹検査のみで陽性である11例に対してMGIT培養にて7例、呼吸器検体の核酸増幅法にてさらに5例、尿のTB-LAMPでさらに1例の追加診断...
【医歯薬学】社会医学:デング熱感染症を含む研究件
❏超高感度で特異的なデング熱診断システムの開発(20H04556)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊藤 悦朗 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80203131)
【キーワード】デング熱 / 超高感度測定 / デングウイルス / 早期診断 / 感染症 (他6件)
【概要】我が国でも今後増加すると思われる熱帯性感染症などの早期診断を確実に行うためには、検体から極微量の病原体成分を短時間で特異的に検出する超高感度検出法を開発する必要がある。これまでは病原体の核酸増幅法が最高感度として推奨されてきたが、今回の目的にはさらなる高感度化が必要となる。我々は、サンドイッチELISA法とチオNADサイクリング法とを組み合わせた「極微量タンパク質測定法」の原理を発明した。本研究で...
❏気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築(26241025)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】福士 謙介 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 教授 (30282114)
【キーワード】感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 (他12件)
【概要】アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。 最...
【医歯薬学】社会医学:衛生感染症を含む研究件
❏開発途上国における住民の治療選択行動に関する実証分析-疫学経済学からのアプローチ(25305023)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】塚原 高広 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (90328378)
【キーワード】経済政策 / 衛生 / 感染症 / 行動学 / 社会医学
【概要】パプアニューギニア村落部にて世帯調査を行い、医療サービス利用に影響を与える因子を混合ロジットモデル、マルチレベルロジットモデル、傾向スコアマッチングにて分析した。その結果、(1)小児の急性症状出現時には、重症度、咳の有無、医療施設までの歩行距離、受診にかかる総費用が関連していた。(2)三日熱マラリアの根治治療実施には医療施設までの交通距離のみが影響していた。(3)新マラリア診断治療ガイドラインの導...
❏歴史における周縁と共生-疫病・触穢思想・女人結界・除災儀礼-(20242018)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】鈴木 則子 奈良女子大学, 生活環境学部, 准教授 (20335475)
【キーワード】感染症 / 穢れ / 女人禁制 / 巫女 / 衛生 (他16件)
【概要】本研究は、日本の歴史のなかで女性の周縁化(地位の劣化)が進行していく過程を、女性の身体に対する認識の歴史的変化に着目しつつ、医学・衛生・宗教・地域・出産/月経という主として五つの側面から検討を加えた。伝統的医学と近代医学それぞれの女性身体観、近代衛生政策における女性役割の位置づけ、仏教と神道の女性認識の変遷、血穢などに対する地域社会の対応の形成等について明らかにしえた。 ...
【医歯薬学】社会医学:メタゲノム感染症を含む研究件
❏新規ウイルス探索を含めた川崎病患者に対するショットガンメタゲノム解析(22K07944)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】鈴木 寿人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80783042)
【キーワード】川崎病 / メタゲノム / ウイルス / 感染症
【概要】
❏流入下水中ヒトウイルスの選択的メタゲノム解析による新規病原ウイルスの検出(17K06614)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】風間 しのぶ 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任講師 (20749444)
【キーワード】腸管系ウイルス / メタゲノム / 流入下水 / 未知塩基配列 / メタゲノム解析 (他10件)
【概要】一本鎖(+)RNAウイルスを効率的に検出する選択的メタゲノム解析手法を用いて、流入下水およびヒト便検体から新たなウイルスゲノムと考えられる配列を検出することに成功した。当該配列は流入下水検体(31検体)から100%、および胃腸炎患者便検体(50検体)から86%の割合で検出された。本研究で用いた手法により、将来的なウイルス感染症の早期検出が期待され、また、本研究で検出した配列は新たな糞便汚染指標とし...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
【医歯薬学】歯学:RT-PCR感染症を含む研究件
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
❏マウスノロウイルス感染症に関する総合的研究(22300141)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】マウスノロウイルス / マウス / 動物実験成績の修飾 / 微生物コントロール / 疫学調査 (他16件)
【概要】マウスノロウイルス(MNV)は2003年に報告された新規マウス病原体で、まだ不明な点が多い。血清あるいは分子遺伝学的方法を用いた疫学調査により、日本の実験用マウスコロニーにおいてMNVの感染がなり拡がっていることが見出された。診断法の改良として、組換えVP1タンパク質を用いたELISA法の基盤を構築し、また簡便さ、速さ、検出感度に優れているRT-LAMP法を開発した。近年動物実験施設の衛生管理に多...
【医歯薬学】薬学:動物感染症を含む研究件
❏近代ドイツにおける食肉観の科学化―動物・食品・獣医―(26770260)
【研究テーマ】ヨーロッパ史・アメリカ史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】光田 達矢 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 講師 (90549841)
【キーワード】食 / 動物 / ドイツ / 食肉検査 / 感染症 (他18件)
【概要】本研究は、「科学」が「食」に介入するようになった歴史的現象を、ドイツにおける獣医学の台頭と食肉検査体制の成立を関連付けながら明らかにしたものである。19世紀半ばまでの検査は、医学の監視のもと肉屋が行うのが慣例となっており、消費者が自ら食中毒から身を守ることが期待されていた。実施する自治体の間にも温度差があり、規則も全国的に統一されていなかった。ところが、人獣共通感染症を危惧するようになると、状況は...
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
【医歯薬学】薬学:小胞輸送感染症を含む研究件
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
❏病原性原虫の病原因子輸送の分子基盤に関する研究(20390119)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】小胞輸送 / 病原機構 / 感染症 / 寄生虫 / システインプロテアーゼ
【概要】赤痢アメーバの病原機構のおいて中心的な役割を果たすシステインプロテアーゼの細胞内輸送機構を理解することを目指し、システインプロテアーゼの輸送体の同定とその機能解析を行った。生化学的手法により、システインプロテアーゼ結合ファミリータンパク質1(CPBF1)が同定され、その結合特異性が確認された。また、細胞分化特異的に発現するシステインプロテアーゼを網羅的転写解析により明らかにした。 ...
❏DNAマイクロアレイを用いた赤痢アメーバ病原機構の網羅的解明(17390124)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】野崎 智義 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60198588)
【キーワード】赤痢アメーバ / 病原機構 / システインプロテアーゼ / トランスクリプトーム / 小胞輸送 (他11件)
【概要】赤痢アメーバの病原機構の網羅的理解を目的に、全遺伝子をカバーしたDNAマイクロアレイを用いて、遺伝子発現の解析を行った。TIGRデータベースに存在するタンパク質をコードする全遺伝子9435のうち、重複を除いた7712遺伝子をカバーするアレイを作成した。ラボの標準株では80%以上の遺伝子の発現が確認された。次に、動物への反復感染とインビトロ培養により、遺伝的背景が同一で、病原性の異なる株を樹立した。...
【医歯薬学】薬学:マウス感染症を含む研究件
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
❏マウスノロウイルス感染症に関する総合的研究(22300141)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】マウスノロウイルス / マウス / 動物実験成績の修飾 / 微生物コントロール / 疫学調査 (他16件)
【概要】マウスノロウイルス(MNV)は2003年に報告された新規マウス病原体で、まだ不明な点が多い。血清あるいは分子遺伝学的方法を用いた疫学調査により、日本の実験用マウスコロニーにおいてMNVの感染がなり拡がっていることが見出された。診断法の改良として、組換えVP1タンパク質を用いたELISA法の基盤を構築し、また簡便さ、速さ、検出感度に優れているRT-LAMP法を開発した。近年動物実験施設の衛生管理に多...
【医歯薬学】薬学:インフルエンザ感染症を含む研究件
❏制限増殖性ウイルスを基盤とする動物難治性疾患の統括的制御(26252048)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-22 - 2019-03-31
【研究代表者】堀本 泰介 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (00222282)
【キーワード】ウイルス / 感染症 / 獣医学 / ワクチン / インフルエンザ (他6件)
【概要】本研究は、(1) 1回感染型非増殖性ウイルスのインフルエンザワクチンへの応用、(2) 犬の腫瘍を対象とした制限増殖型腫瘍溶解性アデノウイルスについて検討した。(1)では、複数のHA亜型に対応する混合ワクチンの作製に必要なH1~H15を恒常発現するMDCK細胞を樹立し、一部の1回感染型非増殖性ウイルスをリバースジェネティクス法により作出した。(2)では、コウモリアデノウイルスが犬の腫瘍溶解性ウイルス...
❏糖鎖の分子置換による新規抗ウイルス薬の設計手法の開発(22790115)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】松原 輝彦 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (10325251)
【キーワード】ペプチドドラッグ / ライブラリー / インフルエンザ / ヘマグルチニン / 感染阻害剤 (他11件)
【概要】インフルエンザウイルスは感染する初期過程で細胞表面の糖鎖と相互作用する。本課題では糖鎖リガンドをペプチド分子に「置換」し、感染過程を阻害する新しい作用機序を持つインフルエンザの治療薬の分子設計の手法を開発した。糖鎖構造を模倣したペプチド分子は複数の亜型に阻害活性を示した。また化学修飾によって高い阻害活性を示すことが明らかとなった。このように複雑な構造を持つ糖鎖を「置換」する方法論は、迅速な治療薬の...
【医歯薬学】薬学:診断感染症を含む研究件
❏インドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発(26304037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】国際研究者交流 / インドネシア / 人獣共通感染症 / トキソプラズマ / クリプトスポリジウム (他8件)
【概要】本研究ではインドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発を目的とした。インドネシアのスラウェシ島とジャワ島を調査地域とし、トキソプラズマやクリプトスポリジウムなどの原虫感染症の疫学調査により、当該地域における潜在的な感染リスクが明らかにされた。特にトキソプラズマのヒトの感染リスクは10~20歳で極めて高く、食肉や環境中からの感染が危惧された。実際、当該地域のウシやブタか...
❏抗酸菌感染症の早期診断法ならびに予後診断法の開発(24580448)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】後藤 義孝 宮崎大学, 農学部, 教授 (30142136)
【キーワード】豚 / 抗酸菌 / 感染症 / 診断 / サイトカイン (他14件)
【概要】豚の抗酸菌症はMycobacterium avium subsp. hominissuis(Mah)によって内臓に結核類似病変を形成する感染性疾患である。公衆衛生上問題となるため、屠場で獣医師により摘発され、病変部は廃棄される。ただ、肉眼による診断のみに頼っているため新しい診断方法の開発が望まれる。我々はMah感染豚で産生される特異性の高いサイトカインを探索し、それらの定量により診断できないかと考...
【医歯薬学】薬学:免疫感染症を含む研究件
❏宿主中枢神経系を支配するトキソプラズマ由来ブレインマニピュレーターの解明(15K15118)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】感染症 / 中枢神経系 / 免疫 / トキソプラズマ / トランスクリプトーム
【概要】トキソプラズマは世界人口の3分の1のヒトに感染しており、様々な精神疾患や神経疾患の発症リスクになることが推測されている。しかし、本原虫感染が精神疾患の発症や行動異常に至るメカニズムは解明されていない。そこで本研究では、宿主中枢神経系を支配するトキソプラズマ由来ブレインマニピュレーターの解明を目的とした。脳機能に関与する宿主シグナルに影響を与える原虫分子として、TgGRAIを見出した。TgGRAIは...
❏上気道感染リスクをモニタリングする簡易型SIgA測定キット開発とその有効性の検証(13558003)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】河野 一郎 (2003) 筑波大学, 体育科学系, 教授 (00132994)
【キーワード】URTI / SIgA / sports / athletes / immunity (他12件)
【概要】簡易型SIgA測定キットの開発 本年度はまず市販のSIgA特異的なモノクローナル抗体を用いて,比濁法による測定を行ったが,おそらく抗体自体の力価のあるいは抗体のエピトープの問題により良好な測定系を構築できなかった.そこで,比濁法に適応可能なモノクローナル抗体の作製を試みた.現在,クローンを選別しているところであり,本補助期間にはキットの開発までにはいたらなかった.しかし,キットの開発に必要となる基...
❏運動が免疫機能にあたえる影響に関する研究(03680100)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1991
【研究代表者】河野 一郎 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (00132994)
【キーワード】運動 / 免疫 / NK細胞 / 運動負荷 / 運動習慣 (他6件)
【概要】運動が免疫機能に与える影響を知るために、細胞生免疫機能とくにウイルス感染症や癌の防御に重要な役割を果たしているNatural Killer細胞(NK細胞)に焦点を絞り検討した。自転車エルゴメ-タ-を用いた急性運動負荷により、ヒトNK細胞活性は負荷直後より急激に上昇し、運動終了後は運動前の値より有意の低値を示した。この運動終了後のNK細胞活性の低下は徐々に前値に戻りおよそ6時間後には回復した。 運動...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド感染症を含む研究件
❏抗菌作用を発揮する大環状特殊ペプチドの発見と開発(16F16810)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2016-11-07 - 2019-03-31
【研究代表者】菅 裕明 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00361668)
【キーワード】RaPID System / mRNA display / quorum sensing / macrocyclic pepide / infectious deseases (他11件)
【概要】ウィードマン博士は、感染症にかかる2つの国際共同研究プロジェクトに従事しました。 一つは、米国NIH機関所属の研究者であるInglese教授との共同研究において、iPGM(cofactor independent phosphoglycerate mutase)を標的とした感染阻害薬剤探索に従事しました。この研究では、前任の博士研究員が既に候補化合物を獲得していましたが、生体安定性等で問題を有して...
❏糖鎖の分子置換による新規抗ウイルス薬の設計手法の開発(22790115)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】松原 輝彦 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (10325251)
【キーワード】ペプチドドラッグ / ライブラリー / インフルエンザ / ヘマグルチニン / 感染阻害剤 (他11件)
【概要】インフルエンザウイルスは感染する初期過程で細胞表面の糖鎖と相互作用する。本課題では糖鎖リガンドをペプチド分子に「置換」し、感染過程を阻害する新しい作用機序を持つインフルエンザの治療薬の分子設計の手法を開発した。糖鎖構造を模倣したペプチド分子は複数の亜型に阻害活性を示した。また化学修飾によって高い阻害活性を示すことが明らかとなった。このように複雑な構造を持つ糖鎖を「置換」する方法論は、迅速な治療薬の...
【医歯薬学】薬学:タンパク質感染症を含む研究件
❏赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明(26293093)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 (他14件)
【概要】腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。R...
❏ウイルス吸着タンパク質を用いた環境中からの病原ウイルス濃縮・検出・同定技術開発(19106009)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】大村 達夫 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30111248)
【キーワード】感染症 / ウイルス / タンパク質 / 酵素 / 検出技術 (他16件)
【概要】本プロジェクトでは, 活性汚泥細菌が産生するウイルス吸着タンパク質(virus-binding protein : VBP)や, 加水分解酵素を用いた固形環境試料からのウイルス回収技術(enzymatic virus elution法 : EVE法)を活用し, 全く新しい病原ウイルス濃縮・検出・同定技術を開発することを目指した.その結果, 幅広い種の腸管系ウイルスを捕捉可能なVBPである腸管系ウイ...
【医歯薬学】薬学:トランスクリプトーム感染症を含む研究件
❏Single cell応答に基づく原虫病研究の基盤構築と有用性の評価(17H03912)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 准教授 (80535328)
【キーワード】scRNA-seq / transcriptomics / Toxoplasma gondii / protozoan / 1細胞トランスクリプトーム (他11件)
【概要】原虫は、そのサイズ、形態、偏性通性寄生性等において多様であり、近年利用が進んでいる1細胞トランスクリプトーム解析を行う際には、それに応じた技術基盤を確立する必要があった。そこで本研究では、上市されているscRNA-seqライブラリー構築を評価し、BD Rhapsodyが好適であることを見出した。さらに、トキソプラズマ原虫のタキゾイト→ブラディゾイト間のステージ変換をモデルにscRNA-seq解析を...
❏宿主中枢神経系を支配するトキソプラズマ由来ブレインマニピュレーターの解明(15K15118)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】感染症 / 中枢神経系 / 免疫 / トキソプラズマ / トランスクリプトーム
【概要】トキソプラズマは世界人口の3分の1のヒトに感染しており、様々な精神疾患や神経疾患の発症リスクになることが推測されている。しかし、本原虫感染が精神疾患の発症や行動異常に至るメカニズムは解明されていない。そこで本研究では、宿主中枢神経系を支配するトキソプラズマ由来ブレインマニピュレーターの解明を目的とした。脳機能に関与する宿主シグナルに影響を与える原虫分子として、TgGRAIを見出した。TgGRAIは...
❏赤痢アメーバの細胞分化の分子基盤の解明(23390099)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
【キーワード】感染症 / 分化 / トランスクリプトーム / 寄生虫 / 病原性
【概要】赤痢アメーバの嚢子モデルであるEntamoeba invadensを用いて、嚢子化過程において、キャピラリー電気泳動飛行時間計測型質量分析計を用いたメタボローム解析、DNAマイクロアレイを用いたトランスクリプトーム解析を行い、代謝物の動態、遺伝子発現を網羅的に解析し、高度な代謝の変化を確認した。更にこれまで未同定の新規の代謝経路を発見した。本研究成果は、遺伝子発現と代謝物の動態から代謝の流れと調節...
【医歯薬学】薬学:免疫学感染症を含む研究件
❏マラリア肝障害を引き起こす免疫応答の解明(16K15051)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】後藤 康之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50553434)
【キーワード】マラリア / 肝障害 / MRP14 / 免疫学 / 感染症 (他6件)
【概要】肝障害はマラリアにおける代表的な症状であるが、その発症メカニズムは不明な点が多い。MRP14はミエロイド細胞に豊富に発現している蛋白質であり、様々な炎症性疾患との関わりが報告されている。そこで、本研究ではMRP14がマラリア肝障害に与える影響について明らかにするために、原虫感染マウスに対して組換えMRP14の投与を行った。結果、投与群では肝臓へのMRP14陽性細胞の浸潤が増強され、肝臓の壊死、それ...
❏マラリア感染免疫におけるリポカリンの役割(22790394)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】チョバン ジェヴァイア (COBAN Cevayir) 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授 (00397712)
【キーワード】マラリア / リポカン2 / 鉄代謝 / 感染症 / 貧血 (他10件)
【概要】Malaria is one of the most deadly infectious diseases in the world, with no effective vaccine yet that many of the host immune responses against malaria parasites remain unclear. Plasmodium parasites ...
❏旧大陸における内臓型リーシュマニア症(カラアザール)の病態疫学(19256001)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】松本 芳嗣 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00173922)
【キーワード】感染症 / 人獣共通感染症 / 原虫 / 免疫学 / リーシュマニア症 (他14件)
【概要】旧大陸におけるLeishmania donovani s.l.が引き起こすリーシュマニア症の病態疫学について、内臓型リーシュマニア症患者由来L.donovani,L.infantum、PKDL患者皮膚由来L.donovani、皮膚型リーシュマニア症由来L.donovaniの比較検討により、定説である「リーシュマニア症における病原種と病態の固有の関係」に修正を加えるべき結果を得た。 ...
【医歯薬学】看護学:ウイルス感染症を含む研究件
❏中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】コウモリ
【研究期間】疫学解析
【研究代表者】ウイルス
【キーワード】細菌
【概要】
❏二枚貝の重要病原体カキヘルペスウイルスの分離培養技術開発とその応用(19K22325)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
【キーワード】マガキ / ウイルス / 組織培養 / 細胞培養 / ヘルペスウイルス (他13件)
【概要】In vitro条件で初代培養したマガキの細胞および組織に、マガキの重要病原体であるカキヘルペスウイルス(OsHV-I)を加え、ウイルスを人為的に増やす技術の開発を目指した。血球を加えた実験区内では、対照区と比べて有意なウイルス量の増加は見られなかった。そこで、初代培養した鰓、心臓、外套膜の組織片にOsHV-I液を加えて増殖を試みたところ、鰓組織片内におけるウイルス量は、培養上清中のウイルス量より...
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
【医歯薬学】看護学:遺伝子感染症を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏メタサイクロジェネシス関連ベクターパラサイト相互作用の分子機構 に関する研究(21380186)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10271751)
【キーワード】疾病予防・制御 / ツェツェバエ / アフリカトリパノソーマ / 生活環 / 遺伝子転写翻訳制御 (他13件)
【概要】世界で初めてアフリカトリパノソーマ全発育期のプロテオームおよびEST データベースを作製し、今後のアフリカトリパノソーマ制圧を目指した基礎研究を大きく進展させる研究資源を提供することができた。さらにツェツェバエ体内で同原虫が動物感染型へと分化する発育期にその細胞表面に特異的に発現するCESP 蛋白質を同定し、その発育時期特異的転写翻訳メカニズムの一端を明らかにしたことはベクター体内での原虫発育阻止...
【医歯薬学】看護学:COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染症を含む研究件
❏個人差に配慮したコロナ後の「新しい生活様式」支援の感染症制御ガイドの開発と評価(21K04541)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】重松 美加 国立感染症研究所, 感染症疫学センター, 主任研究官 (20299598)
【キーワード】行動変容 / 感染症 / コミュニケーション / 健康危機対応 / COVID-19
【概要】新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、一般市民は、明確な判断基準が提供されないまま、感染リスクを回避し、継続可能な適正レベルの生活様式の転換へ協力することを求められ続けている。 本研究では、次の3つの課題の達成を目指している:(1)人々が実際に行っている感染防止のための行動の実態調査を行って、具体的にどのような行動がリスク回避行動と認識されているのか、および、その実行率を調査する。(2)こ...
❏国際比較と双生児研究による「行動免疫」の文化的・生物的基盤の検討(20K03317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / コロナウイルス / Covid-19 / 感染予防 / 進化 (他13件)
【概要】「行動免疫の文化的基盤」に関して,本年度は,新型コロナウイルスのパンデミックと関連した行動免疫傾向の特徴に関していくつかの実証研究を行った.まず,2021年初頭に,日本人を対象としたオンライン調査を実施し,行動免疫特性に関する大規模データを得た.このデータを,コロナ禍発生以前の2018年に実施した日本人の行動免疫特性に関するオンライン調査のオープンデータと比較して,行動免疫傾向の変化を検討した.こ...
【医歯薬学】看護学:疫学調査感染症を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏翼手目由来感染症リスクの対応戦略構築のための疫学的基礎データの収集(17H04653)
【研究テーマ】疫学・予防医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30177943)
【キーワード】感染症 / 翼手目 / コウモリ / 気候変動 / 疫学調査 (他6件)
【概要】日本の南に位置するフィリピン及び台湾に生息する翼手目(コウモリ)が気候変動によって将来、日本に生息し、これら南方のコウモリに由来する感染症が日本において問題になることが推測される。本研究ではこれら南方のコウモリが持っている細菌、ウイルス、原虫等の病原体の疫学調査を実施し、コウモリ由来感染症の対応戦略のための基礎データを構築することを目的とする。 2017年に台湾でコウモリ捕獲調査を行ったが、台湾で...
❏インドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発(26304037)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】西川 義文 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (90431395)
【キーワード】国際研究者交流 / インドネシア / 人獣共通感染症 / トキソプラズマ / クリプトスポリジウム (他8件)
【概要】本研究ではインドネシアにおける人獣共通原虫病の疫学調査と社会実装可能な診断方法の開発を目的とした。インドネシアのスラウェシ島とジャワ島を調査地域とし、トキソプラズマやクリプトスポリジウムなどの原虫感染症の疫学調査により、当該地域における潜在的な感染リスクが明らかにされた。特にトキソプラズマのヒトの感染リスクは10~20歳で極めて高く、食肉や環境中からの感染が危惧された。実際、当該地域のウシやブタか...
【医歯薬学】看護学:マラリア感染症を含む研究件
❏マラリア肝障害を引き起こす免疫応答の解明(16K15051)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】後藤 康之 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50553434)
【キーワード】マラリア / 肝障害 / MRP14 / 免疫学 / 感染症 (他6件)
【概要】肝障害はマラリアにおける代表的な症状であるが、その発症メカニズムは不明な点が多い。MRP14はミエロイド細胞に豊富に発現している蛋白質であり、様々な炎症性疾患との関わりが報告されている。そこで、本研究ではMRP14がマラリア肝障害に与える影響について明らかにするために、原虫感染マウスに対して組換えMRP14の投与を行った。結果、投与群では肝臓へのMRP14陽性細胞の浸潤が増強され、肝臓の壊死、それ...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
❏カンボジアでの包括的継続ケア研究:母子保健・感染症対策継続ケアモデル構築と評価(15H05284)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安岡 潤子 東京農工大学, 農学部, 特任教授 (90451773)
【キーワード】母子保健 / 感染症対策 / 継続ケア / GIS / カンボジア (他20件)
【概要】本研究では、母子保健指標が低迷し、他地域に比べ高いマラリア罹患率に苦しむ、カンボジア・ベトナム・ラオス国境地域にあるラタナキリ州に居住する母子を対象とした、包括的継続ケア(母子保健継続ケアとマラリア対策との融合)を促進する介入プログラムが開発・実施された。また、その過程で、ラタナキリの母子が抱える健康問題、母子保健継続ケア実施の障害等、現地の公衆衛生向上のために取り組むべき喫緊の課題が明らかになっ...
【医歯薬学】看護学:網羅的解析感染症を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏生体分子の相互作用に基づいたマツ材線虫病発病機構の解明(23248024)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】佐橋 憲生 独立行政法人森林総合研究所, 森林微生物研究領域, 領域長 (10202102)
【キーワード】マツ材線虫病 / マツノザイセンチュウ / 発病機構 / 生体分子 / 感染症 (他9件)
【概要】マツ材線虫病の発病機構を明らかにするため、病原線虫であるマツノザイセンチュウの病原性に関わる要因、宿主植物であるマツ類の抵抗性/感受性に関わる要因について、組織学的、分子生物学的手法を用いて研究を行った。マツノザイセンチュウのゲノムが解読されたのに加え、病原線虫、宿主であるマツ双方において発病に関係すると考えられる多くの要因が明らかになった。 ...
❏DNAマイクロアレイを用いた赤痢アメーバ病原機構の網羅的解明(17390124)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】野崎 智義 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60198588)
【キーワード】赤痢アメーバ / 病原機構 / システインプロテアーゼ / トランスクリプトーム / 小胞輸送 (他11件)
【概要】赤痢アメーバの病原機構の網羅的理解を目的に、全遺伝子をカバーしたDNAマイクロアレイを用いて、遺伝子発現の解析を行った。TIGRデータベースに存在するタンパク質をコードする全遺伝子9435のうち、重複を除いた7712遺伝子をカバーするアレイを作成した。ラボの標準株では80%以上の遺伝子の発現が確認された。次に、動物への反復感染とインビトロ培養により、遺伝的背景が同一で、病原性の異なる株を樹立した。...
【医歯薬学】看護学:ゲノム感染症を含む研究件
❏Single cell応答に基づく原虫病研究の基盤構築と有用性の評価(17H03912)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 准教授 (80535328)
【キーワード】scRNA-seq / transcriptomics / Toxoplasma gondii / protozoan / 1細胞トランスクリプトーム (他11件)
【概要】原虫は、そのサイズ、形態、偏性通性寄生性等において多様であり、近年利用が進んでいる1細胞トランスクリプトーム解析を行う際には、それに応じた技術基盤を確立する必要があった。そこで本研究では、上市されているscRNA-seqライブラリー構築を評価し、BD Rhapsodyが好適であることを見出した。さらに、トキソプラズマ原虫のタキゾイト→ブラディゾイト間のステージ変換をモデルにscRNA-seq解析を...
❏流入下水中ヒトウイルスの選択的メタゲノム解析による新規病原ウイルスの検出(17K06614)
【研究テーマ】土木環境システム
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】風間 しのぶ 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任講師 (20749444)
【キーワード】腸管系ウイルス / メタゲノム / 流入下水 / 未知塩基配列 / メタゲノム解析 (他10件)
【概要】一本鎖(+)RNAウイルスを効率的に検出する選択的メタゲノム解析手法を用いて、流入下水およびヒト便検体から新たなウイルスゲノムと考えられる配列を検出することに成功した。当該配列は流入下水検体(31検体)から100%、および胃腸炎患者便検体(50検体)から86%の割合で検出された。本研究で用いた手法により、将来的なウイルス感染症の早期検出が期待され、また、本研究で検出した配列は新たな糞便汚染指標とし...
❏感染症ゲノム遺伝子型迅速診断法の開発と臨床検体での評価(15H05272)
【研究テーマ】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】山岸 潤也 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 准教授 (80535328)
【キーワード】感染症 / ゲノム / 次世代シーケンサー / 網羅的診断 / 感染症迅速診断 (他16件)
【概要】本研究課題では、1)小型迅速次世代シーケンサーMinIONを、核酸等温増幅系である2)Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法、あるいは3)非特異的multiple displacement amplification (MDA)法と組み合わせることで、病原体ゲノム配列に基づいた感染症迅速診断系の開発を試みた。本系は、シーケンサーやサンプル処理に関...
【医歯薬学】看護学:数理モデル感染症を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏構造化個体群動態学の数学的理論とその感染症数理モデルへの応用に関する研究(19540116)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 准教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 数理モデル / 基本再生産数 / 微分方程式 (他13件)
【概要】ヒト個体群における感染症流行現象を構造化個体群モデルによって定式化したうえで、その数理解析をおこなうとともに、感染症理論においてキーとなる基本概念である基本再生産数とその派生指標の数学的理論を発展させた。特に、ホスト人口の動態を考慮に入れたモデルによって人口成長下における感染症流行の基本再生産数の推定手法や成長率との関係を明らかにした。また状態別再生産数の概念を定式化して、発症者隔離による感染症根...
❏構造化固体群動態モデルの数学的理論とその応用に関する研究(15540108)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】稲葉 寿 東京大学, 大学院数理科学研究科, 助教授 (80282531)
【キーワード】感染症 / 人口 / 基本再生産数 / 閾値現象 / 数理モデル (他21件)
【概要】本研究では年齢構造をもつ人口や生物個体群のダイナミクスを発展方程式によりモデル化して無限次元力学系において発展した手法を適用可能とし、関数解析的、力学系的手法を用いてその性質を調べる手法を発展させ、個体レベルの異質性を反映した内的構造をもつ個体群動態学の数学的基礎を構築することを理論的目的とした。具体的なモデリングの対象として人口レベルにおける感染症流行を考え、その閾値現象を解明することによって、...
【医歯薬学】看護学:アレルギー感染症を含む研究件
❏腸管免疫制御細胞の免疫制御機構の解明と感染予防・アレルギー抑制食品への応用(20380074)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40238019)
【キーワード】免疫機能食品 / 腸管 / 機能性食品 / アレルギー / 樹状細胞 (他14件)
【概要】本研究では、腸管免疫制御細胞の免疫制御機構の解明を通じ、これらを新たな作用点とし、感染症を予防、あるいはアレルギーを抑制する新規免疫機能食品の開発につながる基盤研究を行った。腸管の免疫組織であるパイエル板の樹状細胞の微生物成分に対する応答性、腸管独特のCD3^-IL-2R^+細胞の特性の解析を行い、ウイルス感染モデルマウスを作製した。また食物アレルギーの抑制機構である経口免疫寛容における2種類の制...
❏バングラデシュ胎児コホートを用いた、子供を取り巻く環境保健と疾病予防のための研究(18256005)
【研究テーマ】公衆衛生学・健康科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】我妻 ゆき子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40400676)
【キーワード】出生コホート / 環境保健 / 感染症 / アレルギー / 栄養学 (他14件)
【概要】妊婦の栄養不全や出生時低体重の多い途上国の早期小児期における環境を、とくに栄養、アレルギー、感染症、環境汚染物質や気象等にわたり総合的にモニタリングし、それらを、胎児期の状況と照らし合わせ、どのような成長発育をしてゆく子供となってゆくのかを観察調査する統合コホート研究を実施した。妊婦の栄養状態は、胎児期の異なるタイミングにおける発達遅延を介して、小児期の胸腺サイズやアレルギー反応など、免疫プログラ...
【医歯薬学】看護学:国際保健感染症を含む研究件
❏グローバルヘルス・ガバナンスの構造変容とマネジメント上の課題(16KT0086)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2019-03-31
【研究代表者】城山 英明 東京大学, 大学院公共政策学連携研究部・教育部, 教授 (40216205)
【キーワード】グローバルヘルス / 国際保健 / 感染症 / リスク / 分野間関係 (他11件)
【概要】2014年西アフリカ諸国で発生したエボラ出血熱の問題は複合的な影響を持った結果多くの死者を出した。本研究はこの事例を踏まえグローバルヘルス・ガバナンスの課題を分析した。結果①健康上の緊急事態に対する備えの欠如、②組織間・組織内における連携・調整機能の欠如、③健康上の緊急事態時に即拠出できる資金の不在が浮き彫りとなった。それらに対し国連やWHOを中心に、国際保健規則のJEE、人道枠組と保健枠組の調整...
❏カンボジアでの包括的継続ケア研究:母子保健・感染症対策継続ケアモデル構築と評価(15H05284)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安岡 潤子 東京農工大学, 農学部, 特任教授 (90451773)
【キーワード】母子保健 / 感染症対策 / 継続ケア / GIS / カンボジア (他20件)
【概要】本研究では、母子保健指標が低迷し、他地域に比べ高いマラリア罹患率に苦しむ、カンボジア・ベトナム・ラオス国境地域にあるラタナキリ州に居住する母子を対象とした、包括的継続ケア(母子保健継続ケアとマラリア対策との融合)を促進する介入プログラムが開発・実施された。また、その過程で、ラタナキリの母子が抱える健康問題、母子保健継続ケア実施の障害等、現地の公衆衛生向上のために取り組むべき喫緊の課題が明らかになっ...
【医歯薬学】看護学:細菌感染症を含む研究件
❏ホタテガイのフランシセラ感染症の総合的対策にむけた基盤的研究(20H03058)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
【キーワード】ホタテガイ / 感染症 / 細菌 / Francisella halioticida / 養殖 (他12件)
【概要】ホタテガイに生産被害をもたらす新興性疾病であるフランシセラ感染症については知見が乏しく、有効な対策がたてられていない。そこで本研究では対策の策定に必要となるであろう基盤的知見の収集が目的である。研究年度1年目には疫学情報、改良飼育法、簡便検査法および病理学研究に有用となる抗フランシセラ血清を実施している。 研究年度2年目は昨年度に引き続き疫学調査を実施したところ、調査海域である噴火湾西部海域では過...
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
【医歯薬学】看護学:公衆衛生感染症を含む研究件
❏グローバルな感染症等生物学的脅威を巡る新たな紛争ランドスケープの研究(15KT0054)
【研究テーマ】紛争研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】齋藤 智也 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (80327501)
【キーワード】バイオセキュリティ / デュアルユース / 公衆衛生 / 安全保障 / 感染症 (他10件)
【概要】科学技術等の進展に伴い変化する生物学的な脅威に対する社会全体での包括的な防衛対策「バイオセキュリティ」のランドスケープ(全体像)を捉え、現実に即した解決を検討可能な新たな学問領域を創設した。「バイオセキュリティ研究会」を主宰し、「感染症を公衆衛生と安全保障の両側面から見ること」をテーマとして計6回開催し、安全保障と公衆衛生分野の議論の逸脱をカバーする一体的な討議空間を構築し、また、学問領域基盤とな...
❏バングラデシュにおける小児結核診断に関する研究(23406034)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
【キーワード】国際研究者交流 / 国際情報交換 / バングラデシュ / 小児科学 / 感染症 (他12件)
【概要】小児結核の蔓延しているバングラデシュで、既存の方法では正確な診断が困難な小児結核に関して、尿や血液による最新の診断法を応用導入し有効性を検証することを目的とした。塗抹、培養、核酸増幅法の全ての検査を実施した結核疑い97例のうち、24例が何らかの検査で陽性であり、塗抹検査のみで陽性である11例に対してMGIT培養にて7例、呼吸器検体の核酸増幅法にてさらに5例、尿のTB-LAMPでさらに1例の追加診断...
❏21世紀公衆衛生法システムに関する公法学的実証的研究(21330009)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】竹中 勲 同志社大学, 司法研究科, 教授 (40144604)
【キーワード】憲法 / 公衆衛生の向上・増進 / 個人の尊重原理 / 新型インフルエンザ / パンデミック (他12件)
【概要】21世紀日本の法システムの構築課題の一環として、公衆衛生法システムについて公法学的(憲法・行政法・社会保障法・民法・法制史・社会政策論など)実証的研究を行い、また、比較法的研究を行った。これにより、21世紀公衆衛生法を考察する際の基本的視座(憲法13条の個人の尊重原理と憲法25条を実現する実効的公衆衛生法システムとの調和ある共存を確保するという基本的視座)を獲得し、この分野における様々の個別研究成...
【医歯薬学】看護学:国際比較感染症を含む研究件
❏国際比較と双生児研究による「行動免疫」の文化的・生物的基盤の検討(20K03317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / コロナウイルス / Covid-19 / 感染予防 / 進化 (他13件)
【概要】「行動免疫の文化的基盤」に関して,本年度は,新型コロナウイルスのパンデミックと関連した行動免疫傾向の特徴に関していくつかの実証研究を行った.まず,2021年初頭に,日本人を対象としたオンライン調査を実施し,行動免疫特性に関する大規模データを得た.このデータを,コロナ禍発生以前の2018年に実施した日本人の行動免疫特性に関するオンライン調査のオープンデータと比較して,行動免疫傾向の変化を検討した.こ...
❏「行動免疫仮説」に基づく感情の適応的機能に関する総合的検討(15K04042)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / 適応 / 進化 / 国際比較 / 行動遺伝モデル (他11件)
【概要】本研究の目的は,行動免疫と呼ばれるヒトの感情的システムの心理的・生物的基盤について,明らかにすることであった.一連の調査や実験から得られた知見は,食行動や配偶者選択といった基本的な人間行動の解明に際して,少なくとも部分的には行動免疫に配慮する必要のあることを示唆するものであった.また,国際比較や双子研究から得られた知見は,個人の行動免疫特性が,遺伝と環境の双方からそれぞれ影響を受けて形成される適応...
【医歯薬学】看護学:感染感染症を含む研究件
❏性ステロイドホルモンによる非結核性抗酸菌症治療の可能性(16K19618)
【研究テーマ】感染症内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上蓑 義典 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60748789)
【キーワード】性ホルモン / 抗酸菌 / 非結核性抗酸菌 / エストラジオール / 感染 (他6件)
【概要】閉経後の女性に好発する難治性の呼吸器感染症である肺非結核抗酸菌症の感染と発症について、性ステロイドホルモンとの関連性を検証するために疫学研究を行った。 研究の結果、年齢が高いことに加え、女性ホルモンの一種である血中のエストラジオール濃度が低いことと肺非結核性抗酸菌症の発症に関連があることが示唆された。 ...
❏整形外科領域の抗菌性生体材料の開発と感染性疾患の治療(23592199)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石井 賢 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00276289)
【キーワード】感染症 / 整形外科学 / 細菌 / イメージング / 抗菌 (他11件)
【概要】本研究では過去の報告がない新たな再現性のある、定量的マウス骨髄炎モデルと軟部組織感染症モデルを作成した。 また、整形外科領域における感染性疾患に対する新規抗菌インプラントと抗生物質を用いたドラッグデリバリーシステムを開発した。これらの技術は臨床現場で問題となっている感染症や手術部位感染症に対して極めて有効である。 これらの技術を基に現在複数の企業と提携して、臨床応用へ向けた準備を進めている。 ...
❏精神分裂病におけるHLAおよび神経発達障害に関連する遺伝・環境要因の解析(12670926)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】精神分裂病 / 神経発達障害 / 遺伝 / HLA / 出生季節性 (他10件)
【概要】分裂病の少なくとも一部で感染・免疫機能が発病と関連していることは、慢性関節リューマチとの負の関連、患者の免疫機能変化、分裂病患者における出生季節の偏りから強く示唆されている。この機序を少しでも具体化することとさらに詳しい証拠を得ることが、本研究の目的である。具体的には、分裂病患者におけるHLAならびに近傍領域の発達関連遺伝子のタイピングを行い、さらに分裂病にとって重要な胎生期・周産期の環境的要因と...
【医歯薬学】看護学:疫学感染症を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
【医歯薬学】看護学:社会医学感染症を含む研究件
❏開発途上国における住民の治療選択行動に関する実証分析-疫学経済学からのアプローチ(25305023)
【研究テーマ】衛生学・公衆衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】塚原 高広 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (90328378)
【キーワード】経済政策 / 衛生 / 感染症 / 行動学 / 社会医学
【概要】パプアニューギニア村落部にて世帯調査を行い、医療サービス利用に影響を与える因子を混合ロジットモデル、マルチレベルロジットモデル、傾向スコアマッチングにて分析した。その結果、(1)小児の急性症状出現時には、重症度、咳の有無、医療施設までの歩行距離、受診にかかる総費用が関連していた。(2)三日熱マラリアの根治治療実施には医療施設までの交通距離のみが影響していた。(3)新マラリア診断治療ガイドラインの導...
❏バングラデシュにおける小児結核診断に関する研究(23406034)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
【キーワード】国際研究者交流 / 国際情報交換 / バングラデシュ / 小児科学 / 感染症 (他12件)
【概要】小児結核の蔓延しているバングラデシュで、既存の方法では正確な診断が困難な小児結核に関して、尿や血液による最新の診断法を応用導入し有効性を検証することを目的とした。塗抹、培養、核酸増幅法の全ての検査を実施した結核疑い97例のうち、24例が何らかの検査で陽性であり、塗抹検査のみで陽性である11例に対してMGIT培養にて7例、呼吸器検体の核酸増幅法にてさらに5例、尿のTB-LAMPでさらに1例の追加診断...
【医歯薬学】看護学:環境感染症を含む研究件
❏フィリピンでの人獣共通感染症のレゼルボアとしての翼手目の総合的評価(25304043)
【研究テーマ】獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】翼手目 / ウイルス / フィリピン / 国際研究者交流 / 感染症 (他10件)
【概要】翼手目(コウモリ類)は生物学的多様性とその分布・移動域の広さ、巨大なコロニー形成などの特徴をもつ特異な生物である。また、エボラウイルスなどの高病原性病原体の自然宿主と疑われており、病原体レゼルボアとして高いリスクをもつ。本研究はフィリピンにおいて翼手目の保有病原体の疫学調査を実施し、翼手目の人獣共通感染症のレゼルボアとしての評価を行うことを目的とした。 ミンダナオ島、ルソン島中央部、ルソン島北西部...
❏生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価(22405039)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久和 茂 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30177943)
【キーワード】コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 (他15件)
【概要】ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミン...
❏精神分裂病におけるHLAおよび神経発達障害に関連する遺伝・環境要因の解析(12670926)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】佐々木 司 東京大学, 保健管理センター, 助教授 (50235256)
【キーワード】精神分裂病 / 神経発達障害 / 遺伝 / HLA / 出生季節性 (他10件)
【概要】分裂病の少なくとも一部で感染・免疫機能が発病と関連していることは、慢性関節リューマチとの負の関連、患者の免疫機能変化、分裂病患者における出生季節の偏りから強く示唆されている。この機序を少しでも具体化することとさらに詳しい証拠を得ることが、本研究の目的である。具体的には、分裂病患者におけるHLAならびに近傍領域の発達関連遺伝子のタイピングを行い、さらに分裂病にとって重要な胎生期・周産期の環境的要因と...
【医歯薬学】看護学:適応感染症を含む研究件
❏国際比較と双生児研究による「行動免疫」の文化的・生物的基盤の検討(20K03317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / コロナウイルス / Covid-19 / 感染予防 / 進化 (他13件)
【概要】「行動免疫の文化的基盤」に関して,本年度は,新型コロナウイルスのパンデミックと関連した行動免疫傾向の特徴に関していくつかの実証研究を行った.まず,2021年初頭に,日本人を対象としたオンライン調査を実施し,行動免疫特性に関する大規模データを得た.このデータを,コロナ禍発生以前の2018年に実施した日本人の行動免疫特性に関するオンライン調査のオープンデータと比較して,行動免疫傾向の変化を検討した.こ...
❏「行動免疫仮説」に基づく感情の適応的機能に関する総合的検討(15K04042)
【研究テーマ】社会心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福川 康之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90393165)
【キーワード】行動免疫 / 適応 / 進化 / 国際比較 / 行動遺伝モデル (他11件)
【概要】本研究の目的は,行動免疫と呼ばれるヒトの感情的システムの心理的・生物的基盤について,明らかにすることであった.一連の調査や実験から得られた知見は,食行動や配偶者選択といった基本的な人間行動の解明に際して,少なくとも部分的には行動免疫に配慮する必要のあることを示唆するものであった.また,国際比較や双子研究から得られた知見は,個人の行動免疫特性が,遺伝と環境の双方からそれぞれ影響を受けて形成される適応...
【医歯薬学】看護学:コミュニケーション感染症を含む研究件
❏個人差に配慮したコロナ後の「新しい生活様式」支援の感染症制御ガイドの開発と評価(21K04541)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】重松 美加 国立感染症研究所, 感染症疫学センター, 主任研究官 (20299598)
【キーワード】行動変容 / 感染症 / コミュニケーション / 健康危機対応 / COVID-19
【概要】新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、一般市民は、明確な判断基準が提供されないまま、感染リスクを回避し、継続可能な適正レベルの生活様式の転換へ協力することを求められ続けている。 本研究では、次の3つの課題の達成を目指している:(1)人々が実際に行っている感染防止のための行動の実態調査を行って、具体的にどのような行動がリスク回避行動と認識されているのか、および、その実行率を調査する。(2)こ...
❏ポストトゥルースの時代における新しい情報リテラシーの学際的探求(19H00518)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】久木田 水生 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (10648869)
【キーワード】コミュニケーション / フェイクニュース / ソーシャルメディア / ICT / データ倫理 (他14件)
【概要】本研究ではフェイクニュースなどが広がる原因についての実証的な研究、それに対抗するための制度や倫理などの規範的研究、および人々がよりよく情報の生産と利用ができるようになるための教育活動を行っている。本年度はソーシャル・メディアなどによってフェイクニュースが拡散される実態、メカニズムについて計算社会科学、メディア論的観点から実証的研究および分析を行った。計算社会学の研究では、社会的影響とつながりの切断...