バングラデシュにおける小児結核診断に関する研究
【研究分野】小児科学
【研究キーワード】
国際研究者交流 / 国際情報交換 / バングラデシュ / 小児科学 / 感染症 / 結核 / 臨床研究 / 公衆衛生 / 医療・福祉 / 細菌 / 臨床 / 社会医学
【研究成果の概要】
小児結核の蔓延しているバングラデシュで、既存の方法では正確な診断が困難な小児結核に関して、尿や血液による最新の診断法を応用導入し有効性を検証することを目的とした。塗抹、培養、核酸増幅法の全ての検査を実施した結核疑い97例のうち、24例が何らかの検査で陽性であり、塗抹検査のみで陽性である11例に対してMGIT培養にて7例、呼吸器検体の核酸増幅法にてさらに5例、尿のTB-LAMPでさらに1例の追加診断効果が示された。この研究により、塗抹検査のみの場合に対して、液体培養及び核酸増幅法検査を呼吸器由来検体や尿検体に併用することにより、2倍以上の細菌学的診断が得られることが示された。
【研究代表者】