複雑ネットワークの動的頑健性に関する数理的研究
【研究分野】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究キーワード】
複雑ネットワーク / ロバスト性 / 振動子 / 相転移 / 分岐現象 / 同期現象 / 生体網 / 感染症伝播 / ネットワーク / 非線形力学 / 振動現象 / 感染症 / 頑健性 / ダイナミクス
【研究成果の概要】
電力網、インターネット、生体網、人の接触関係などは、複雑な構造をもつネットワークとみなすことができる。複雑ネットワークがネットワーク要素の故障に対してどの程度頑強であるかを調べることは、ネットワーク機能の破たんを回避するための予防策を考える上で重要である。本研究では、ネットワーク上の動的な振る舞いによって維持される機能に着目して、ネットワーク頑強性に関する理論的枠組みの発展および応用を行った。特に、従来はハブ要素が重要だと認識されてきたが、振動子ネットワークの解析においては、つながりの少ないネットワーク要素が頑強性にとって重要となり得ることを示した。また、提案手法を生体網等の解析に応用した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)