気候変動下の日本における感染症媒介蚊の個体群動態予測
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
地球温暖化 / 感染症 / 感染症媒介生物 / 個体群 / 生態系影響評価 / 降水影響評価 / 微気象 / 水温モデル / 個体群動態 / 個体群動態モデル / 水温評価モデル
【研究成果の概要】
温帯性蚊の生活史にもとづく季節的消長を表現するため、冬季に成虫休眠の生活史特性をもつイエカ(Culex pipiens)と卵休眠をするヒトスジシマカ(Aedes albopictus)について、東京・新宿区で10年以上にわたって採取されたデータを活用し、それぞれの個体群動態モデルを開発した。ヒトスジシマカは、温室効果化ガス排出が多いシナリオにおいて活動期の個体数増加の傾向が見られた一方で、排出が少ない場合には1991年から2009年までの個体群動態の推定結果と大きな差はなかった。イエカは排出シナリオにかかわらず、活動期の個体数が減少し、排出が多いとより個体数減少が顕著になった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
福井 眞 | 早稲田大学 | 人間科学学術院 | 講師(任期付) | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)