構造化個体群動態学の数学的理論とその感染症数理モデルへの応用に関する研究
【研究分野】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究キーワード】
感染症 / 人口 / 数理モデル / 基本再生産数 / 微分方程式 / 感染症数理モデル / タイプ別再生産数 / 次世代作用素 / 弱エルゴード性 / 繁殖価 / 状態別再生産数 / 閾値条件 / 安定人口
【研究成果の概要】
ヒト個体群における感染症流行現象を構造化個体群モデルによって定式化したうえで、その数理解析をおこなうとともに、感染症理論においてキーとなる基本概念である基本再生産数とその派生指標の数学的理論を発展させた。特に、ホスト人口の動態を考慮に入れたモデルによって人口成長下における感染症流行の基本再生産数の推定手法や成長率との関係を明らかにした。また状態別再生産数の概念を定式化して、発症者隔離による感染症根絶の条件を明らかにした。さらに変動環境下における年齢構造化人口の基本再生産数と感染人口のや内的成長率を決定する方法を示した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)