生物学的特徴及び環境影響を加味した翼手目由来感染症の総合的リスク評価
【研究分野】応用獣医学
【研究キーワード】
コウモリ / 翼手目 / レストンエボラウイルス / コウモリコロナウイルス / 抗体検査 / RT-PCR / 疫学 / 捕獲調査 / 環境 / ウイルス / 感染症 / 獣医学 / 動物 / RDV法 / 疫学調査
【研究成果の概要】
ウイルスRNAの迅速検出(RDV)法の改良について検討し、RDV法と増幅産物のサイズ分別を組み合わせる方法を考案した。レストンエボラウイルス膜糖蛋白質(REBOV-GP)抗体検出系を確立し、それと既に確立されているREBOV-核蛋白(NP)抗体検出系を用いて、ルソン島の141匹のコウモリ血清について調査し、1匹のジュフロワルーセットオオコウモリがREBOV抗体陽性であることを発見した。さらに、ミンダナオ島および周辺諸島で捕獲したオオコウモリ70匹の血清で同様の調査を行い、ジュフロワルーセットオオコウモリ37匹中15匹が核蛋白あるいは膜糖蛋白抗体陽性であることを見出した。コウモリの外来異物代謝系の特性を解析し、CYP1A、CYP3A、CYP2DならびにUGT1Aのタンパク質コード領域の全長あるいは大部分の塩基配列を明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
明石 博臣 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
吉川 泰弘 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)