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研究分野別サイレントキーワード
「受容体」サイレントキーワードを含む研究
【生物学】生物学:インスリン様成長因子(IGF)受容体を含む研究件
❏ニワトリにおけるインスリンレセプターの遺伝子発現様式の解明(08760255)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / レセプター / 輸卵管 / 遺伝子発現 / インスリン様成長因子
【概要】既に取得済みのニワトリインスリンレセプターcDNAを用いてRNAプローブの合成を行い、solution hybridization RNase protection assay法によってニワトリのインスリンレセプターmRNAを定量する系の確立に成功した。各組織における同mRNA量を解析したところ、脳や肝臓において高い発現が見られた。ただしインスリンレセプターのmRNAの量は、良く似た構造と機能を持...
❏ニワトリのインスリンおよびIGF-Iレセプターの構造の解明(07760259)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / レセプター / ニワトリ
【概要】ニワトリ脳より作製したcDNAライブラリーから、ニワトリインスリンレセプターのcDNAを得た。塩基配列の解析の結果、N末端にあたる部分を欠いているが、細胞外のリガンド結合部位からC末端および3'非翻訳領域を含む3.3kbのクローンであることが判った。ニワトリのインスリンレセプターのアミノ酸配列をラットやヒトのものと比較すると、チロシンキナーゼ領域では約93%と高い相同性を有していた。細胞膜...
❏鶏インスリン様成長因子Iとそのレセプターの遺伝子発現の栄養状態による調節(06760240)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン様成長因子 / レセプター / 栄養生化学 / 遺伝子発現
【概要】1週齢あるいは4週齢の兼用種雄鶏を用いて、IGF-IおよびIGF-IレセプターのmRNA量に対する絶食および再給餌の影響を調べた。対照群(12%カゼイン食自由摂取)と5日間絶食群より様々な組織を摘出し、これらからRNAを調製し、Solution hybridization/RNase protection assayを行って、ニワトリIGF-Iおよび同レセプターのmRNA量を解析した。4週齢では、...
【生物学】基礎生物学:1-メチルアデニン受容体を含む研究件
❏卵成熟誘起ホルモン受容体の同定(20K06538)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (00323808)
【キーワード】卵成熟誘起ホルモン / 1-methyladenine / 1-メチルアデニン / 受容体 / GPCR (他9件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンの受容体の同定が本研究の目的であり、昨年に引き続き、申請者がこれまでに見いだした有力候補であるGタンパク質共役型受容体(GPCR)が真の受容体であるかどうかを確かめるための解析を行った。細胞内の候補GPCRの機能阻害を期待して、昨年度に引き続き抗体による阻害を試すとともに、新たに機能不全型GPCR変異体を作成して競合的阻害実験を試した。 抗体による阻害については、細胞内突出...
❏ヒトデ卵成熟誘起ホルモン受容体候補として新規同定した複合体タンパクの解析(24657047)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (00323808)
【キーワード】ヒトデ / 卵成熟 / ホルモン / 受容体 / GPCR (他8件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンのシグナル経路の全容解明を目指し、特にシグナル経路の最上流にあって、今なお分子的実体が不明であるホルモン受容体の実体解明を目的として、新規材料であるナノアフィニティービーズを用いて受容体の単離・同定に挑戦した。結合蛋白として同定した3つの受容体候補蛋白はrendezvin遺伝子産物であり、翻訳後にfurinによるプロセシングを受け生成することを解明し、また、rendezvi...
【生物学】基礎生物学:生殖腺刺激ホルモン受容体を含む研究件
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
❏ペプチドホルモン受容体の進化と適応(60480024)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1985 - 1987
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】FSH / LH / 生殖腺刺激ホルモン / FSH受容体 / LH受容体 (他12件)
【概要】我々は, 鳥類の生殖線には哺乳類と同じように, 濾胞刺激ホルモン(FSH)に対する特異的受容体と黄体形成ホルモン(LH)に対する特異的受容体とが独立して存在することを明らかにした. ことに鳥類のLH受容体の性質を世界ではじめて明らかにすることに成功した. すなわち, FSHとLHは作用や標的細胞(雄では)が異ばかりでなく, 受容体も異なることが確められた. ところが我々はさらに両生類の精巣の受容体...
【生物学】基礎生物学:脳下垂体受容体を含む研究件
❏プロラクチン研究の新展開:その起源と多機能化をもたらした要因の解明(16K14766)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】プロラクチン / 軟骨魚類 / 両生類 / 脳下垂体 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は、水電解質代謝や生殖活動を含めて300以上もの生物学的機能が知られる多機能ホルモン、プロラクチン (PRL) の起源と進化を理解することを目的としている。軟骨魚類においてすでにPRLとその受容体が存在することを明らかにし、その作用が脳下垂体における傍分泌作用であることも見出した。また、両生類のウシガエルでは、魚類PRLのオルソログであるPRL1Bが幼生期に、四肢動物PRLのオルソログである...
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
【生物学】基礎生物学:プロラクチン受容体を含む研究件
❏プロラクチン研究の新展開:その起源と多機能化をもたらした要因の解明(16K14766)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】プロラクチン / 軟骨魚類 / 両生類 / 脳下垂体 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は、水電解質代謝や生殖活動を含めて300以上もの生物学的機能が知られる多機能ホルモン、プロラクチン (PRL) の起源と進化を理解することを目的としている。軟骨魚類においてすでにPRLとその受容体が存在することを明らかにし、その作用が脳下垂体における傍分泌作用であることも見出した。また、両生類のウシガエルでは、魚類PRLのオルソログであるPRL1Bが幼生期に、四肢動物PRLのオルソログである...
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
【生物学】基礎生物学:神経葉ホルモン受容体を含む研究件
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
❏無尾両生類の下垂体神経葉ホルモン受容体遺伝子の解析(06740618)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 教養学部, 助手 (40222244)
【キーワード】神経葉ホルモン / バソトシン / 受容体 / 無尾両生類 / cDNAクローニング (他8件)
【概要】前年度までの研究から、下垂体神経葉ホルモンのバソトシン(VT)が、無尾両生類の体液浸透圧および体液量の調節に重要であること、また個体発生の過程においては、変態にともなう陸上への進出に重要な役割を果たすことが示唆されてきた。本研究では、無尾両生類におけるVTの役割を明らかにするため、VT受容体の発現の変動を調べることを目的として、VT受容体cDNAのクローニングを行った。 まず、哺乳類のデーターをも...
【生物学】基礎生物学:体液調節受容体を含む研究件
❏プロラクチン研究の新展開:その起源と多機能化をもたらした要因の解明(16K14766)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】プロラクチン / 軟骨魚類 / 両生類 / 脳下垂体 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は、水電解質代謝や生殖活動を含めて300以上もの生物学的機能が知られる多機能ホルモン、プロラクチン (PRL) の起源と進化を理解することを目的としている。軟骨魚類においてすでにPRLとその受容体が存在することを明らかにし、その作用が脳下垂体における傍分泌作用であることも見出した。また、両生類のウシガエルでは、魚類PRLのオルソログであるPRL1Bが幼生期に、四肢動物PRLのオルソログである...
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
❏体液の自動調節機構に関する研究ー特に腎臓とホルモンの関与を中心にー(02304055)
【研究テーマ】医学一般
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
【キーワード】自動調節機構 / 腎機能 / ホルモン / 体液 / メサンジウム細胞 (他20件)
【概要】ヒトでは体液の恒常性を維持するために、浸透圧、電解質、酸塩基平衡、栄養素、水分等が一定に保たれるように自動調節機構(特に腎機能とホルモンの関与が中心となって)が重要な役割を果している。この自動調節機構を解明する目的で本研究プロジェクト班が組織された。本研究の研究成果は以下の通りである。1)ラット腎集合管からバゾプレッシン感受性の新しい水チャネルをクローニングにて構造解明,2)ウサギ接合尿細管におけ...
【生物学】基礎生物学:ブラシノステロイド受容体を含む研究件
❏ブラシノステロイドの未知受容体の同定から探るステロイドホルモンの誕生と進化(21K18235)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2025-03-31
【研究代表者】東山 哲也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00313205)
【キーワード】ブラシノステロイド / 受容体 / ステロイドホルモン / 生殖ホルモン / 進化
【概要】動物と植物のホルモンにおいて、唯一共通する分子種が存在する。ステロイドである。植物のステロイドホルモンであるブラシノステロイドは、1979年に花粉から精製されることで発見された。その機能解明は、茎や葉などの栄養組織で行われ、1997年には細胞膜に存在する一回膜貫通型の受容体BRI1も発見された。BRI1を起点とするシグナリング経路は詳しく解明された一方、ブラシノステロイドが花粉から発見された意味は...
❏植物ホルモン・ジベレリン受容体機構探索分子の設計並びに高効率的合成(09672183)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / α-アミラーゼ (他10件)
【概要】活性型天然ジベレリンの中で化学的に比較的安定なGA4或いはGA1を認識部位とする蛍光標識時ジベレリン及びフォトアファニティー標識ジベレリンの設計と合成を目的に合成研究を行った。先ず、ジベレリン母格の化学的安定性を増し適切なスペーサー修飾位置を探る為、種々の誘導体を合成し、大麦の半切り種子を用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験にてジベレリン活性と検定した。次に、得られた構造活性相関データーに基づき...
【生物学】基礎生物学:鋤鼻器官受容体を含む研究件
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
❏マウスの不揮発性フェロモン物質の構造決定と受容体の同定(16688005)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体 / 遺伝子発現誘導 (他6件)
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が、性差や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などを制御していることが知られている。前年度までに、外分泌腺由来のペプチドが鋤鼻器官を刺激することを見出した。本年度は、メスマウスをそれらのペプチドに曝すと、Gタンパク質Gαoとフェロモン受容体候補遺伝子V2Rを発現する基底層側の鋤鼻上皮の鋤鼻神経...
【生物学】基礎生物学:ウシガエル受容体を含む研究件
❏傍(パラ)分泌ホルモン及び循環ホルモンとしてのL型ナトリウム利尿ペプチド(06454020)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】竹井 祥郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (10129249)
【キーワード】心房性ナトリウム利尿ペプチド / 心室性ナトリウム利尿ペプチド / B型ナトリウム利尿ペプチド / C型ナトリウム利尿ペプチド / ウナギ (他16件)
【概要】1.ウナギを海水に移したり、高張食塩水を注射して血漿浸透圧を急激に上昇させると、心房性及び心室性ナトリウム利尿ペプチド(ANP、VNP)の血漿濃度が一過性に上昇する。単離した心臓の灌流標本を用いることにより、心筋自身が浸透圧受容体として機能して、浸透圧の上昇を感知してANPやVNPの分泌を調節していることがわかった。さらに、ANPは心房から成熟型として分泌され、VNPは心房と心室双方からプロホルモ...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
❏ペプチドホルモン受容体の進化と適応(60480024)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1985 - 1987
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】FSH / LH / 生殖腺刺激ホルモン / FSH受容体 / LH受容体 (他12件)
【概要】我々は, 鳥類の生殖線には哺乳類と同じように, 濾胞刺激ホルモン(FSH)に対する特異的受容体と黄体形成ホルモン(LH)に対する特異的受容体とが独立して存在することを明らかにした. ことに鳥類のLH受容体の性質を世界ではじめて明らかにすることに成功した. すなわち, FSHとLHは作用や標的細胞(雄では)が異ばかりでなく, 受容体も異なることが確められた. ところが我々はさらに両生類の精巣の受容体...
【生物学】基礎生物学:共進化受容体を含む研究件
❏ヒト-熱帯熱マラリア原虫共進化(25650125)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 順 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80301141)
【キーワード】熱帯熱マラリア / 共進化 / 自然選択 / 多型間相互作用 / 感染抵抗性 (他9件)
【概要】タイ人熱帯熱マラリア患者において、rs87186-Gアリルが重症マラリア抵抗性と関連していた。Gアリルは分泌型EPCR量を増加させるため、分泌型EPCRが赤血球表面上のPfEMP1に優先的に結合することで、膜結合型EPCRと感染赤血球との結合を阻害している可能性がある。 熱帯熱マラリア原虫のTRAP分子はスポロゾイト上に発現しており、ヒトの肝細胞に感染する際に重要な役割を果たす。タイの32個体の熱...
❏甲殻類におけるペプチドホルモン-受容体系の共進化と構造機能相関(15208011)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】長沢 寛道 (長澤 寛道) 東大, 農学生命科学研究科, 教授 (60134508)
【キーワード】クルマエビ / 神経ペプチド / 受容体 / 共進化 / ペプチドホルモン (他8件)
【概要】クルマエビの眼柄ペプチドホルモンのうち血糖上昇ホルモン族ペプチド(血糖上昇ホルモン(CHH)および脱皮抑制ホルモン(MIH))について以下の結果を得た。 1.CHHのすべての分子が、MIHが有しているN末端から12番目のGlyを有していない。このGlyがCHH活性にとって不要なものか、あるいは逆に活性を低下させるのかを明らかにするために、CHHのうちのひとつCHH-IについてN末端から12番目のG...
【生物学】基礎生物学:卵成熟受容体を含む研究件
❏卵成熟誘起ホルモン受容体の同定(20K06538)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (00323808)
【キーワード】卵成熟誘起ホルモン / 1-methyladenine / 1-メチルアデニン / 受容体 / GPCR (他9件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンの受容体の同定が本研究の目的であり、昨年に引き続き、申請者がこれまでに見いだした有力候補であるGタンパク質共役型受容体(GPCR)が真の受容体であるかどうかを確かめるための解析を行った。細胞内の候補GPCRの機能阻害を期待して、昨年度に引き続き抗体による阻害を試すとともに、新たに機能不全型GPCR変異体を作成して競合的阻害実験を試した。 抗体による阻害については、細胞内突出...
❏ヒトデ卵成熟誘起ホルモン受容体候補として新規同定した複合体タンパクの解析(24657047)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (00323808)
【キーワード】ヒトデ / 卵成熟 / ホルモン / 受容体 / GPCR (他8件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンのシグナル経路の全容解明を目指し、特にシグナル経路の最上流にあって、今なお分子的実体が不明であるホルモン受容体の実体解明を目的として、新規材料であるナノアフィニティービーズを用いて受容体の単離・同定に挑戦した。結合蛋白として同定した3つの受容体候補蛋白はrendezvin遺伝子産物であり、翻訳後にfurinによるプロセシングを受け生成することを解明し、また、rendezvi...
【生物学】基礎生物学:両生類受容体を含む研究件
❏プロラクチン研究の新展開:その起源と多機能化をもたらした要因の解明(16K14766)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】プロラクチン / 軟骨魚類 / 両生類 / 脳下垂体 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は、水電解質代謝や生殖活動を含めて300以上もの生物学的機能が知られる多機能ホルモン、プロラクチン (PRL) の起源と進化を理解することを目的としている。軟骨魚類においてすでにPRLとその受容体が存在することを明らかにし、その作用が脳下垂体における傍分泌作用であることも見出した。また、両生類のウシガエルでは、魚類PRLのオルソログであるPRL1Bが幼生期に、四肢動物PRLのオルソログである...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
❏ペプチドホルモン受容体の進化と適応(60480024)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1985 - 1987
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】FSH / LH / 生殖腺刺激ホルモン / FSH受容体 / LH受容体 (他12件)
【概要】我々は, 鳥類の生殖線には哺乳類と同じように, 濾胞刺激ホルモン(FSH)に対する特異的受容体と黄体形成ホルモン(LH)に対する特異的受容体とが独立して存在することを明らかにした. ことに鳥類のLH受容体の性質を世界ではじめて明らかにすることに成功した. すなわち, FSHとLHは作用や標的細胞(雄では)が異ばかりでなく, 受容体も異なることが確められた. ところが我々はさらに両生類の精巣の受容体...
【生物学】基礎生物学:フェロモン受容体を含む研究件
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
❏マウスの不揮発性フェロモン物質の構造決定と受容体の同定(16688005)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体 / 遺伝子発現誘導 (他6件)
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が、性差や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などを制御していることが知られている。前年度までに、外分泌腺由来のペプチドが鋤鼻器官を刺激することを見出した。本年度は、メスマウスをそれらのペプチドに曝すと、Gタンパク質Gαoとフェロモン受容体候補遺伝子V2Rを発現する基底層側の鋤鼻上皮の鋤鼻神経...
【生物学】基礎生物学:匂い受容体を含む研究件
❏嗅覚神経細胞における匂い刺激応答の再構成と可視化(11680661)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (00280925)
【キーワード】匂い / 嗅覚 / 受容体 / 可視化
【概要】外界から鼻に入ってくる様々な匂いは、嗅上皮の嗅神経細胞繊毛上に発現しているGタンパク質共役型嗅覚受容体によって認識される。本申請研究の一年目の目的として、匂い物質と受容体との対応を明らかにするために、嗅細胞内Ca^<2+>濃度変動を利用した分子レベルおよび組織レベルでの匂い応答の解析を行った。ある特定の匂いが嗅上皮のどの部分を刺激するか、嗅上皮上の匂いマップを作製するために、細胞内Ca...
❏嗅覚情報ネットワークにおける匂い受容体の役割(09670121)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】東原 和成 神戸大学, バイオシグナル研究センター, 助手 (00280925)
【キーワード】嗅覚 / 匂い / 受容体 / クローニング / 再構成 (他9件)
【概要】嗅覚システムは、記憶・学習など脳の高次中枢機能の解明のためのモデルシステムとして注目をされている。1991年、嗅覚受容体がクローニングされて以来、匂いシグナルの情報伝達経路の解析が急速に進みつつある。その一方で、嗅覚受容体の機能的発現の困難さ、リガンドである匂い物質の多種多様性などの理由から、嗅覚受容体と匂い物質との対応づけは遅れている。本研究では、数十万種類もの匂い物質を異なった匂いとして認識す...
【生物学】基礎生物学:性行動受容体を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
【生物学】人類学:分子進化受容体を含む研究件
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
❏ヒト-熱帯熱マラリア原虫共進化(25650125)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 順 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80301141)
【キーワード】熱帯熱マラリア / 共進化 / 自然選択 / 多型間相互作用 / 感染抵抗性 (他9件)
【概要】タイ人熱帯熱マラリア患者において、rs87186-Gアリルが重症マラリア抵抗性と関連していた。Gアリルは分泌型EPCR量を増加させるため、分泌型EPCRが赤血球表面上のPfEMP1に優先的に結合することで、膜結合型EPCRと感染赤血球との結合を阻害している可能性がある。 熱帯熱マラリア原虫のTRAP分子はスポロゾイト上に発現しており、ヒトの肝細胞に感染する際に重要な役割を果たす。タイの32個体の熱...
❏魚類の即時的体液浸透圧調節機構に関する研究(15580157)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 海洋研究所, 助手 (60323630)
【キーワード】浸透圧 / ナトリウム利尿ペプチド / グアニリン / アドレノメデュリン / 分子進化 (他9件)
【概要】本研究では、体液よりも高張な海水から低張な淡水まで様々な浸透圧環境に生息している魚類の体液調節機構、とくにこれまで殆ど研究例のない環境浸透圧変化に迅速に対応する即時的適応機構の解明を試みた。即時的な体液調節に関与する分子として、低分子ペプチドホルモンであるナトリウム利尿ペプチド(NP)ファミリー、グアニリン(GN)ファミリー、アドレノメデュリン(AM)ファミリーに注目して研究を進めた。NPファミリ...
【生物学】人類学:嗅覚受容体を含む研究件
❏霊長類採食活動多様性の感覚的基盤(15H05242)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】今井 啓雄 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (60314176)
【キーワード】味覚 / 嗅覚 / 視覚 / 受容体 / コロブス (他9件)
【概要】動物が採食活動を行う際、視覚・嗅覚・味覚等の感覚を頼りにして採食品目の選択を行う。そのため、これらの感覚受容体の特性を知ることが、採食戦略の分子基盤を解明する一つの手がかりとなる。本研究では、世界各地の霊長類の視覚・嗅覚・味覚等の感覚を分子レベルから生態レベルまで比較検討することにより、採食活動に対する感覚の重要性を検討した。その結果、各地の霊長類は多様な感覚を持っていることが示され、単独または複...
❏嗅覚神経細胞における匂い刺激応答の再構成と可視化(11680661)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (00280925)
【キーワード】匂い / 嗅覚 / 受容体 / 可視化
【概要】外界から鼻に入ってくる様々な匂いは、嗅上皮の嗅神経細胞繊毛上に発現しているGタンパク質共役型嗅覚受容体によって認識される。本申請研究の一年目の目的として、匂い物質と受容体との対応を明らかにするために、嗅細胞内Ca^<2+>濃度変動を利用した分子レベルおよび組織レベルでの匂い応答の解析を行った。ある特定の匂いが嗅上皮のどの部分を刺激するか、嗅上皮上の匂いマップを作製するために、細胞内Ca...
❏嗅覚情報ネットワークにおける匂い受容体の役割(09670121)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】東原 和成 神戸大学, バイオシグナル研究センター, 助手 (00280925)
【キーワード】嗅覚 / 匂い / 受容体 / クローニング / 再構成 (他9件)
【概要】嗅覚システムは、記憶・学習など脳の高次中枢機能の解明のためのモデルシステムとして注目をされている。1991年、嗅覚受容体がクローニングされて以来、匂いシグナルの情報伝達経路の解析が急速に進みつつある。その一方で、嗅覚受容体の機能的発現の困難さ、リガンドである匂い物質の多種多様性などの理由から、嗅覚受容体と匂い物質との対応づけは遅れている。本研究では、数十万種類もの匂い物質を異なった匂いとして認識す...
【生物学】人類学:進化受容体を含む研究件
❏ブラシノステロイドの未知受容体の同定から探るステロイドホルモンの誕生と進化(21K18235)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2025-03-31
【研究代表者】東山 哲也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00313205)
【キーワード】ブラシノステロイド / 受容体 / ステロイドホルモン / 生殖ホルモン / 進化
【概要】動物と植物のホルモンにおいて、唯一共通する分子種が存在する。ステロイドである。植物のステロイドホルモンであるブラシノステロイドは、1979年に花粉から精製されることで発見された。その機能解明は、茎や葉などの栄養組織で行われ、1997年には細胞膜に存在する一回膜貫通型の受容体BRI1も発見された。BRI1を起点とするシグナリング経路は詳しく解明された一方、ブラシノステロイドが花粉から発見された意味は...
❏プロラクチン研究の新展開:その起源と多機能化をもたらした要因の解明(16K14766)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】プロラクチン / 軟骨魚類 / 両生類 / 脳下垂体 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は、水電解質代謝や生殖活動を含めて300以上もの生物学的機能が知られる多機能ホルモン、プロラクチン (PRL) の起源と進化を理解することを目的としている。軟骨魚類においてすでにPRLとその受容体が存在することを明らかにし、その作用が脳下垂体における傍分泌作用であることも見出した。また、両生類のウシガエルでは、魚類PRLのオルソログであるPRL1Bが幼生期に、四肢動物PRLのオルソログである...
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
【工学】プロセス・化学工学:バソトシン受容体を含む研究件
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
❏無尾両生類の下垂体神経葉ホルモン受容体遺伝子の解析(06740618)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 教養学部, 助手 (40222244)
【キーワード】神経葉ホルモン / バソトシン / 受容体 / 無尾両生類 / cDNAクローニング (他8件)
【概要】前年度までの研究から、下垂体神経葉ホルモンのバソトシン(VT)が、無尾両生類の体液浸透圧および体液量の調節に重要であること、また個体発生の過程においては、変態にともなう陸上への進出に重要な役割を果たすことが示唆されてきた。本研究では、無尾両生類におけるVTの役割を明らかにするため、VT受容体の発現の変動を調べることを目的として、VT受容体cDNAのクローニングを行った。 まず、哺乳類のデーターをも...
【工学】プロセス・化学工学:合成受容体を含む研究件
❏植物ホルモン・ジベレリン受容体機構探索分子の設計並びに高効率的合成(09672183)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / α-アミラーゼ (他10件)
【概要】活性型天然ジベレリンの中で化学的に比較的安定なGA4或いはGA1を認識部位とする蛍光標識時ジベレリン及びフォトアファニティー標識ジベレリンの設計と合成を目的に合成研究を行った。先ず、ジベレリン母格の化学的安定性を増し適切なスペーサー修飾位置を探る為、種々の誘導体を合成し、大麦の半切り種子を用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験にてジベレリン活性と検定した。次に、得られた構造活性相関データーに基づき...
❏ジベレリン受容体解析を目的とした光アフィニティー並びに蛍光標識ジベレリンの合成(08672466)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / 合成 (他7件)
【概要】1.活性型天然ジベレリンであるGA_4の17位に種々のアルキルジチオールをラジカル付加してスペーサーとし、その末端チオールを利用して蛍光標識部位としてfluorescein骨格を導入、数種の蛍光標識GA_4を合成した。これらについて大麦の半切種子及びアリューロン細胞プロトプラストを用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験を行い、最も活性の高いものとしてFLGA_4-1を選択した。又、これと並行して、...
【工学】土木工学:量子ドット受容体を含む研究件
❏受容体ダイナミクスとカルシウムシグナルによる神経制御機構あるいは病態の解明(20700300)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】坂内 博子 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (40332340)
【キーワード】抑制性シナプス / カルシウム / GABA_A受容体 / 1分子イメージング / 量子ドット (他8件)
【概要】シナプス伝達の強さを決めるファクターとして,近年,細胞膜上における受容体の側方拡散が注目されている.本研究では,細胞外からのカルシウム流入とカルシニュリンの活性化により誘導されるGABA_A受容体の側方拡散の促進が,抑制性シナプス可塑性の開始点であることを示した.また,細胞内カルシウム貯蔵庫からのカルシウム放出も,タンパク質リン酸化によりGABA_A受容体の側方拡散を抑制している可能性を提示した....
❏大環状糖クラスターを用いる細胞認識のシミュレーション(13490021)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】青山 安宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00038093)
【キーワード】遺伝子 / 遺伝子運搬 / 人工グリコウイルス / 糖クラスター / ガラクトース (他23件)
【概要】大環状(カリックスレゾルカレン)骨格に8個の糖鎖を配置したクラスター化合物をホスト(補足剤)/キャリア(運搬剤)とするデリバリーシステムを構築し、細胞認識の仕組みを明らかにした。主な成果は以下のとおりである。 (1)糖クラスターは会合数6程度のミセル様会合体を形成し、これはリン酸イオンにより凝集する。その駆動力は脱水和に基づくエントロピー獲得である。 (2)糖クラスターは核酸(プラスミドDNA)と...
【工学】総合工学:活性化受容体を含む研究件
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
【工学】総合工学:ナノ粒子受容体を含む研究件
❏ランタニドナノ粒子の光特性を利用する膜タンパク質光操作分析法の創発(18K19092)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】アップコンバージョン / 光操作 / ナノ粒子 / 膜タンパク質 / オプトジェネティクス (他7件)
【概要】特定の細胞膜レセプターの活性を近赤外光により操作する新たな分析法を開発した.近赤外光を吸収し青色光を放出するアップコンバージョン粒子(LNP)をマウス肝臓に滞留させることに成功した.一方,青色光で操作可能な細胞膜リセプターを独自に開発し,マウス肝臓にアデノウィルスを用いて発現させた.マウス腹部に近赤外光を照射したところ,近赤外光を吸収したLNPが肝臓内で青色光を放出し,細胞膜リセプター活性を上昇さ...
❏新しい電子顕微鏡タグの開発と生体内分子の絶対数計測(15651062)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】重本 隆一 生理学研究所, 大脳皮質機能研究系, 教授 (20221294)
【キーワード】金クラスター / 分子数計測 / 受容体 / イオンチャネル / タグ (他11件)
【概要】生体分子の絶対数の定量を目的として、メタルチオネインを融合させた蛋白質を細胞に発現させメタルゴールドをその場で形成させる実験を行った。しかし、生体に存在するメタルチオネインに金イオンを結合させたあと還元しても、メタルチオネインのノックアウト動物と金標識の有意な差を見出す事はできず、in situの金クラスターの形成はメタルチオネイン以外の理由による核形成に伴って起こっている事が明らかとなった。そこ...
【総合生物】生体分子化学:複合糖質受容体を含む研究件
❏自然免疫-獲得免疫を制御する細菌由来化合物の化学合成と機能解析(22310136)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010
【研究代表者】藤本 ゆかり 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00362616)
【キーワード】複合糖質 / 自然免疫 / ペプチドグリカン / 受容体 / 化学合成
【概要】本研究においては、生体防御の最前線を担う自然免疫を活性化する鍵構造として、微生物由来免疫増強/抑制化合物の化学合成法の確立、純粋な合成化合物を用いた生物活性の検証と詳細な解析、さらにはその生体内での機能解明を目指した研究を行った。すなわち、細胞壁成分であるペプチドグリカン(PGN)・フラグメントについて、環境中、特に本年度はBacillus subtilis natto(納豆菌)について、Nod1...
❏自然免疫の鍵を担う細菌複合糖質リポ多糖ならびにペプチドグリカンの合成と機能研究(17310128)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】深瀬 浩一 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80192722)
【キーワード】自然免疫 / 免疫増強 / 複合糖質 / リポ多糖 / ペプチドグリカン (他6件)
【概要】本研究では、細菌複合糖質の免疫活性化機構を動物側のタンパク因子との相互作用に基づいて明らかにすることを目的として、様々なリボ多糖やペプチドグリカンの部分構造、リピドA、ならびに類縁体の合成研究を実施した。 リポ多糖は、その活性中心であるリピドAにKdoと呼ばれる酸性糖を介して多糖が結合した構造を有している。本研究では糖鎖部が生物活性と受容体認識に及ぼす影響を明らかにするために、様々なリポ多糖やその...
【総合生物】生体分子化学:ペプチドグリカン受容体を含む研究件
❏自然免疫-獲得免疫を制御する細菌由来化合物の化学合成と機能解析(22310136)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010
【研究代表者】藤本 ゆかり 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00362616)
【キーワード】複合糖質 / 自然免疫 / ペプチドグリカン / 受容体 / 化学合成
【概要】本研究においては、生体防御の最前線を担う自然免疫を活性化する鍵構造として、微生物由来免疫増強/抑制化合物の化学合成法の確立、純粋な合成化合物を用いた生物活性の検証と詳細な解析、さらにはその生体内での機能解明を目指した研究を行った。すなわち、細胞壁成分であるペプチドグリカン(PGN)・フラグメントについて、環境中、特に本年度はBacillus subtilis natto(納豆菌)について、Nod1...
❏自然免疫の鍵を担う細菌複合糖質リポ多糖ならびにペプチドグリカンの合成と機能研究(17310128)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】深瀬 浩一 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80192722)
【キーワード】自然免疫 / 免疫増強 / 複合糖質 / リポ多糖 / ペプチドグリカン (他6件)
【概要】本研究では、細菌複合糖質の免疫活性化機構を動物側のタンパク因子との相互作用に基づいて明らかにすることを目的として、様々なリボ多糖やペプチドグリカンの部分構造、リピドA、ならびに類縁体の合成研究を実施した。 リポ多糖は、その活性中心であるリピドAにKdoと呼ばれる酸性糖を介して多糖が結合した構造を有している。本研究では糖鎖部が生物活性と受容体認識に及ぼす影響を明らかにするために、様々なリポ多糖やその...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:ヘマグルチニン受容体を含む研究件
❏香港で発生した新型H5インフルエンザウイルスの起源と変異(11694210)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】伊藤 壽啓 鳥取大学, 農学部, 教授 (00176348)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 家禽ペスト / 宿主域 / 病原性 / 鶏 (他12件)
【概要】1997-1998年にかけて香港において鶏由来高度病原性インフルエンザウイルスがヒトに伝播し、18名の市民が感染し、うち6名を死に至らしめた。このウイルスはいずれの株も鶏に対しては一様に全身感染を引き起こし、高い致死性を示したが、哺乳動物に対する病原性では明らかに2つのグループに区別された。すなわちグループ1は50%マウス致死量(MLD_<50>)が0.3から11PFUの間であり、もう...
❏ガングリオシドラクトンの受容体機能の定量的解析(09680584)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】佐藤 智典 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)
【キーワード】ガングリオシド / ガングリオシドラクトン / 単分子膜 / 糖鎖認識 / レクチン (他13件)
【概要】ガングリオシドラクトンの受容体としての機能は全く知られておらずその生物的存在意義については糖鎖生命科学において重要な未開の分野である。本研究ではガングリオシドラクトンの認識おける機能を知ることを目的として研究を行った。ガングリオシドラクトンのひとつであるGM3がラクトン化されることでシアリダーゼのような酵素により加水分解されないこと、さらにシアル酸特異レクチンとの結合親和性が顕著に増大することなど...
【総合生物】神経科学:シナプス受容体を含む研究件
❏神経回路の組織化と維持・管理を担う分子細胞基盤(16H02504)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】榎本 和生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80300953)
【キーワード】ショウジョウバエ / 樹状突起 / 受容領域 / タイリング / 感覚ニューロン (他16件)
【概要】ショウジョウバエ幼虫の感覚ニューロンは、表皮全体を覆うように受用領域を形成する。我々は近年、感覚ニューロン樹状突起は、腹側の特定表皮(上皮)細胞(sternitesと呼ばれる)からの分泌される位置シグナルWNT5を感知することにより、受容領域の境界を決定していることを発見した。さらに、背側の特定表皮(上皮)細胞からも何らかの位置シグナルが提示されることを見出し、そのシグナルを樹状突起上のGPCR様...
❏神経筋シナプス形成の分子機構(19300142)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】樋口 理 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50361720)
【キーワード】受容体・細胞内シグナル伝達 / 細胞内情報伝達 / シナプス / 骨格筋 / アセチルコリン (他9件)
【概要】神経筋シナプス形成に必須であるDok-7/MuSK シグナルの分子メカニズムの解明ため、Dok-7 およびMuSK と相互作用する未知の分子群の同定を試みた結果、Dok-7とMuSK に相互作用する分子として、それぞれCrkII とLrp4 を同定した。また、Dok-7 トランスジェニックマウスの解析およびin vitro 実験系を利用して、不明であったDok-7 によるMuSK 活性化機構の一端...
【農学】農芸化学:イソチオシアネート受容体を含む研究件
❏脂溶性リガンド感知機構に関する基盤的研究(21248016)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】内田 浩二 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (40203533)
【キーワード】脂溶性リガンド / プロテオミクス / センサー分子 / 分子プローブ / 受容体 (他9件)
【概要】イソチオシアネート化合物は、イソチオシアネート基 (N=C=S) の炭素原子の電子不足からチオール化合物による抱合反応を受けやすく、刺激がマスクされた抱合体を形成する。しかし、抱合体は不安定であり、別のチオール化合物と交換反応が進行する(トランスチオカルバモイル化)。クリックケミストリーを用い、6-HITCのアルキン誘導体による細胞タンパク質のトランスチオカルバモイル化を調べたところ、複数のタンパ...
❏神経細胞分化誘導物質による受容体活性化の分子機構(19658055)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】内田 浩二 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (40203533)
【キーワード】機能性食品成分 / 受容体 / 神経成長因子 / 神経成長因子受容体 / NGFシグナリング (他8件)
【概要】神経成長因子(Nerve Growth Factor; NGF)は神経細胞の分化を促進し、その生存を維持する作用のある一群のタンパク質である。NGFは成人の脳においても、神経細胞の生存を維持するのみでなく、神経回路を保全・修復し、高次機能を再生させる機能を有する。申請者の研究グループでは、これまでに植物野菜成分あるいは酸化的脂肪酸代謝物など様々な生理活性物質の神経細胞生理作用に関するケミカルバイオ...
【農学】生産環境農学:シベレリン受容体を含む研究件
❏ジベレリン起源物質の構造および活性制御機構の解明(24380060)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中嶋 正敏 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50237278)
【キーワード】植物 / ホルモン / 生理活性物質 / コケ / 分化制御 (他16件)
【概要】コケ植物の分化促進物質の構造を解明すべく複数のアプローチを並行して進めた。生物検定系を用いた活性物質の精製を主軸に据えて、期中に代謝基質ent-カウレン酸の微量定量法を考案したことが大きく寄与した。独自技術で調製した13C標識ent-カウレン酸と先述の定量法を駆使して活性画分を精査した結果、画分からent-カウレン酸代謝物の由来ピーク検出に成功した。他方、その応答状況から生合成過程への関与が予想さ...
❏ストリゴラクトン機能制御剤の創製と受容機構の解明(23248018)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅見 忠男 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90231901)
【キーワード】生理活性 / 植物 / 有機化学 / 農林水産物 / 遺伝子 (他19件)
【概要】新植物ホルモンであるストリゴラクトンは植物の枝分かれを制御する機能を有していることから、その機能の化学的もしくは遺伝子的制御法を開発することにより、穀物の収量増加やバイオマス生産増加に利用することが可能である。本研究では、まず、D14タンパク質がストリゴラクトンを受容後加水分解し、生じたストリゴラクトンD環由来物質が活性本体としてD14と結合した結果、D14とジベレリン情報伝達因子として考えられて...
❏ジベレリン受容体の消長に関する研究(18380070)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中嶋 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50237278)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / シグナル伝達 / 核内リセプター / 核内レセプター
【概要】モデル植物・シロイヌナズナを対象として、ジベレリン受容体3種(AtGID1a,1b,1c)の各翻訳産物を調製し、いずれもが活性型ジベレリン特異的な互いに似た結合様式を示すことを明らかにした。また、多重の機能欠失型変異を導入した植物体の解析から、AtGID1a,AtGID1cに関する2重変異体のみ、他の組み合わせによる2重変異体あるいは、各1遺伝子の機能欠失型変異体では認められない矮性の形質が現れる...
【農学】生産環境農学:アリューロン細胞受容体を含む研究件
❏蛍光標識化植物ホルモンを用いたアリューロン細胞系における受容体解明研究(09660121)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】浅見 忠男 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (90231901)
【キーワード】アブシジン酸 / ジベレリン / 受容体 / カルシウムチャンネル / 情報伝達 (他13件)
【概要】大麦アリューロン細胞を用いて、植物ホルモンの受容体の解析と植物ホルモンの作用に阻害的に作用する化合物の合成及びその作用部位についての解析を、併せて開発したセルソーターを用いた植物ホルモン受容体解析手法を用いて行った。まず、植物ホルモンの受容体解析を目標としたビオチン標識化アブシジン酸の合成を4'位にスペーサーを導入することにより行った。この化合物はジベレリンにより誘導されるα-アミラーゼ合...
❏植物ホルモン・ジベレリン受容体機構探索分子の設計並びに高効率的合成(09672183)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / α-アミラーゼ (他10件)
【概要】活性型天然ジベレリンの中で化学的に比較的安定なGA4或いはGA1を認識部位とする蛍光標識時ジベレリン及びフォトアファニティー標識ジベレリンの設計と合成を目的に合成研究を行った。先ず、ジベレリン母格の化学的安定性を増し適切なスペーサー修飾位置を探る為、種々の誘導体を合成し、大麦の半切り種子を用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験にてジベレリン活性と検定した。次に、得られた構造活性相関データーに基づき...
【農学】生産環境農学:植物ホルモン受容体を含む研究件
❏小区分38040:生物有機化学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ストリゴラクトン
【研究期間】イネ
【研究代表者】病害抵抗性誘導
【キーワード】いもち病
【概要】クローナル植物イチゴの栄養繁殖と環境応答のクロストークを明らかにするために、CRISPR/Cas9により二倍体イチゴFragaria vescaのストリゴラクトン(SL)受容体DWARF14(D14)変異体を作製し解析した。fvd14変異体は器官サイズと数の間で成長におけるトレードオフが見られ、気孔開口度が増大し高いCO2吸収能とバイオマス生産量を示した。一方、fvD14 の表現型は水分ストレス耐...
❏天然物立体異性体を用いる植物ホルモン活性制御(18KK0162)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】上田 実 東北大学, 理学研究科, 教授 (60265931)
【キーワード】植物ホルモン / ジャスモン酸 / 受容体 / 遺伝的冗長性 / コロナチン (他10件)
【概要】植物毒素の立体異性体ライブラリーを化学合成によって構築し、これらの植物ホルモン受容体サブタイプへの親和性の網羅的評価と、その生物活性をスペインCNB-CSICとの国際共同研究によって実施した。立体異性体ライブラリーの評価を、シロイヌナズナ、トマト、イネの3種の植物を用いて行い、核受容体サブタイプにユニークな選択的親和性を示す立体異性体をそれぞれ見出すことに成功した。 ...
❏植物ホルモン受容体の過剰発現による植物免疫促進機構の解明とその応用研究(18K05453)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中村 英光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40724191)
【キーワード】ストリゴラクトン / イネ / 病害抵抗性誘導 / いもち病 / サリチル酸 (他11件)
【概要】代表者らはイネのストリゴラクトン(SL)受容体D14の過剰発現体(OsD14ox)においていもち病への抵抗性が向上していることを見出していた。そこで本研究課題ではOsD14ox における抵抗誘導性について詳しく解析した。OsD14oxでは活性酸素種やファイトアレキシンが増加していた。またRNA-seqを用いて、遺伝子発現パターンの網羅的解析を行った結果、OsD14oxにおいて、特に病原菌耐性を付与...
【農学】生産環境農学:カイコ受容体を含む研究件
❏新規PTTH受容体の精製と構造決定(26660266)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】溝口 明 愛知学院大学, 教養部, 教授 (60183109)
【キーワード】昆虫 / 前胸腺刺激ホルモン / 受容体 / カイコガ / 精製
【概要】カイコガ前胸腺の細胞膜上に存在しPTTHに結合するタンパク質をウエスタンブロッティングにより検出した。PTTHとこのタンパク質の複合体の分子質量は約120kDaで、他の組織からは検出されない。この膜タンパク質(受容体と仮称)を精製するため、His-tag付きPTTHと前胸腺を反応させたのち、PTTHと受容体を架橋し、これを界面活性剤により可溶化した。このPTTH-受容体複合体はHis-tagタンパ...
❏昆虫神経ペプチド類受容体の同定(06454081)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 受容体 / ボンビキシン / インスリン / 前胸腺刺激ホルモン (他7件)
【概要】1.カイコ培養細胞BM-N4に解離定数2.4nMのボンビキシン受容体が細胞あたり16,000個存在することを明らかにした。また、架橋実験からボンビキシン受容体はインスリン受容体と同様、ジスルフィド結合を介したサブユニット構造を持ち、結合サブユニットは約105kD、チロシンリン酸化サブユニットは約92kDであることを明らかにした。 2.上記の結果をもとにBM-N4細胞からインスリン受容体ファミリーの...
【農学】生産環境農学:ポリフェノール受容体を含む研究件
❏ポリフェノール機能のパラダイムシフト:酸化特異的リガンドの生成と生体防御応答(22H00356)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】内田 浩二 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (40203533)
【キーワード】ポリフェノール / タンパク質修飾 / 酸化特異的リガンド / 自然免疫 / 受容体
【概要】
❏カテキンの血管保護・拡張作用を仲介する新奇受容体分子の同定とその食品分野での応用(18580113)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任准教授 (10321788)
【キーワード】食品 / 生理学 / プロテオミクス / 受容体 / ポリフェノール
【概要】本研究では、血管内皮細胞中の(+)-カテキンの標的分子を同定することにより、(+)-カテキンによる血管内皮細胞拡張作用の分子機構を解明することを目的とした。当初使用していたマウス血管内皮細胞由来培養細胞株であるbEnd.3細胞で、カテキン刺激応答としてのNO産生に再現性のよい結果が得られなかったため、文献的に同様のNO産生能をもつことがわかっているヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を材料として用い...
【農学】境界農学:摂食受容体を含む研究件
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
❏食餌中必須アミノ酸欠乏への応答における脳神経系・内分泌系の相互作用の解析(13876030)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】アミノ酸 / 摂食 / メチオニン / レセプター / グレリン (他10件)
【概要】必須アミノ酸欠乏食に応答した摂食低下の機構について検討を進め、メチオニン欠乏食摂取は胃等から分泌される摂食促進物質グレリンに対して応答できない状況を生じさせることを示唆する結果を前年度得ている。これをさらに確認するため、いくつかの異なった条件において、解析を行った。グレリンはラット脳室内に直接投与した。予めメチオニン欠乏食を与えておいたラットにグレリンを投与した場合と同様に、絶食させたラットにグレ...
【農学】境界農学:前胸腺刺激ホルモン(PTTH)受容体を含む研究件
❏新規PTTH受容体の精製と構造決定(26660266)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】溝口 明 愛知学院大学, 教養部, 教授 (60183109)
【キーワード】昆虫 / 前胸腺刺激ホルモン / 受容体 / カイコガ / 精製
【概要】カイコガ前胸腺の細胞膜上に存在しPTTHに結合するタンパク質をウエスタンブロッティングにより検出した。PTTHとこのタンパク質の複合体の分子質量は約120kDaで、他の組織からは検出されない。この膜タンパク質(受容体と仮称)を精製するため、His-tag付きPTTHと前胸腺を反応させたのち、PTTHと受容体を架橋し、これを界面活性剤により可溶化した。このPTTH-受容体複合体はHis-tagタンパ...
❏昆虫神経ペプチド類受容体の同定(06454081)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 受容体 / ボンビキシン / インスリン / 前胸腺刺激ホルモン (他7件)
【概要】1.カイコ培養細胞BM-N4に解離定数2.4nMのボンビキシン受容体が細胞あたり16,000個存在することを明らかにした。また、架橋実験からボンビキシン受容体はインスリン受容体と同様、ジスルフィド結合を介したサブユニット構造を持ち、結合サブユニットは約105kD、チロシンリン酸化サブユニットは約92kDであることを明らかにした。 2.上記の結果をもとにBM-N4細胞からインスリン受容体ファミリーの...
【農学】境界農学:味覚受容体を含む研究件
❏霊長類採食活動多様性の感覚的基盤(15H05242)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】今井 啓雄 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (60314176)
【キーワード】味覚 / 嗅覚 / 視覚 / 受容体 / コロブス (他9件)
【概要】動物が採食活動を行う際、視覚・嗅覚・味覚等の感覚を頼りにして採食品目の選択を行う。そのため、これらの感覚受容体の特性を知ることが、採食戦略の分子基盤を解明する一つの手がかりとなる。本研究では、世界各地の霊長類の視覚・嗅覚・味覚等の感覚を分子レベルから生態レベルまで比較検討することにより、採食活動に対する感覚の重要性を検討した。その結果、各地の霊長類は多様な感覚を持っていることが示され、単独または複...
❏甘味受容体の構造機能解析とその進化過程における変化の解明(25450194)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】日下部 裕子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門食品健康機能研究領域, ユニット長 (90353937)
【キーワード】味覚 / 受容体 / 構造機能解析 / 進化 / 味覚受容体 (他10件)
【概要】甘味受容体の構造機能特性の解明を目的に、複数の種の甘味受容体T1r2/T1r3について膜移行機序、甘味阻害効果等の解析を行った。まず、T1r2/T1r3の様々な部位の変異体について解析した。その結果、味物質を結合させる部位の変異が、受容体全体の構造を変化させてしまう現象を見出した。次に、ヒト、齧歯類、霊長類、魚類のT1r2/T1r3を用いて、膜移行能の比較を行った。その結果、齧歯類と魚類のT1r3...
❏味と物性の接点を探る-モデル味細胞膜を用いた物理的に感じる味の測定(22300256)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】朝倉 富子 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任教授 (20259013)
【キーワード】味覚 / 持続性 / 表面プラズモン共鳴 / 物性 / 受容体 (他8件)
【概要】味と物性は、今までは別々のカテゴリーに分類されてきた。しかし、味は強度だけでなく、口中での広がりや持続性など、物理的な要素を含んでいる。本研究では、味細胞表面を模した脂質二重膜と食品成分の相互作用を評価する簡便な方法を開発した。また、持続性のある味である苦味を抑制する物質をチーズから見出した。活性本体は脂肪酸で、苦味抑制活性の高いチーズには、遊離脂肪酸が多く含まれていた。 ...
【農学】社会経済農学:食品受容体を含む研究件
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
❏味蕾細胞-味神経細胞間における情報伝達機構の解明を目指した初代共培養系の確立(19658053)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 味覚 / 受容体
【概要】近年、各種の味覚受容体やシグナル分子が同定され、味蕾細胞特異的に発現する遺伝子群の同定、ならびに味情報の受容・伝達機構へのそれら分子の関与が解明されてきた。しかし塩味受容や味蓄細胞の分化、味神経との情報伝達などに直接的に関わる分子の同定はほとんど達成されておらず、味蕾細胞に発現する分子の知見は十分とは言えない。本年は、DNAマイクロアレイ技術を用いて、新たな味蕾特異的分子マーカーの同定とその発現解...
❏脊椎動物由来味覚受容体の構造機能連関を基盤とした味物質受容機構の体系的解析(18688005)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚 / 受容体
【概要】近年、甘味・旨味や苦味といった味物質を受容する味覚受容体分子の存在が明らかとなり、味覚組織に発現する多くのGタンパク質共役型受容体が同定されたものの、各受容体に対するリガンドの解明については依然多くについて残されている。本研究課題においては味覚受容体の味物質受容機構の更なる理解のため、受容体の構造機能連関解析を基盤としてその機構を明らかにしようという目的で実施するものである。 哺乳類以外の脊椎動物...
【農学】社会経済農学:ストリゴラクトン受容体を含む研究件
❏イチゴ属の環境応答と生長を制御する植物ホルモン受容体のゲノム編集による機能解明(19K05972)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】刑部 祐里子 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (50444071)
【キーワード】ストリゴラクトン / 栄養繁殖 / ゲノム編集 / イチゴ / 環境応答 (他8件)
【概要】クローナル植物イチゴの栄養繁殖と環境応答のクロストークを明らかにするために、CRISPR/Cas9により二倍体イチゴFragaria vescaのストリゴラクトン(SL)受容体DWARF14(D14)変異体を作製し解析した。fvd14変異体は器官サイズと数の間で成長におけるトレードオフが見られ、気孔開口度が増大し高いCO2吸収能とバイオマス生産量を示した。一方、fvD14 の表現型は水分ストレス耐...
❏植物ホルモン受容体の過剰発現による植物免疫促進機構の解明とその応用研究(18K05453)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中村 英光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40724191)
【キーワード】ストリゴラクトン / イネ / 病害抵抗性誘導 / いもち病 / サリチル酸 (他11件)
【概要】代表者らはイネのストリゴラクトン(SL)受容体D14の過剰発現体(OsD14ox)においていもち病への抵抗性が向上していることを見出していた。そこで本研究課題ではOsD14ox における抵抗誘導性について詳しく解析した。OsD14oxでは活性酸素種やファイトアレキシンが増加していた。またRNA-seqを用いて、遺伝子発現パターンの網羅的解析を行った結果、OsD14oxにおいて、特に病原菌耐性を付与...
❏ストリゴラクトン機能制御剤の創製と受容機構の解明(23248018)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅見 忠男 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90231901)
【キーワード】生理活性 / 植物 / 有機化学 / 農林水産物 / 遺伝子 (他19件)
【概要】新植物ホルモンであるストリゴラクトンは植物の枝分かれを制御する機能を有していることから、その機能の化学的もしくは遺伝子的制御法を開発することにより、穀物の収量増加やバイオマス生産増加に利用することが可能である。本研究では、まず、D14タンパク質がストリゴラクトンを受容後加水分解し、生じたストリゴラクトンD環由来物質が活性本体としてD14と結合した結果、D14とジベレリン情報伝達因子として考えられて...
【農学】動物生命科学:宿主域受容体を含む研究件
❏新型H5インフルエンザウイルスの宿主域決定因子の解明(11760217)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】堀本 泰介 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (00222282)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 新型H5ウイルス / 赤血球凝集蛋白 / 宿主域 / レセプター
【概要】新型H5インフルエンザウイルスのヒトへの感染性の分子基盤、つまり宿主域決定因子の解明のために、新型ウイルスの赤血球凝集HA蛋白の役割について研究を進めた。新型ウイルスのHA遺伝子を発現ベクターにクローニングし、培養細胞上にHA蛋白を発現させたところ、ヒトとニワトリ両方の赤血球を吸着させることが明かとなった。一方、ヒトには感染しない従来型のH5トリウイルスのHA蛋白も同様にして培養細胞上に発現させた...
❏香港で発生した新型H5インフルエンザウイルスの起源と変異(11694210)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】伊藤 壽啓 鳥取大学, 農学部, 教授 (00176348)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 家禽ペスト / 宿主域 / 病原性 / 鶏 (他12件)
【概要】1997-1998年にかけて香港において鶏由来高度病原性インフルエンザウイルスがヒトに伝播し、18名の市民が感染し、うち6名を死に至らしめた。このウイルスはいずれの株も鶏に対しては一様に全身感染を引き起こし、高い致死性を示したが、哺乳動物に対する病原性では明らかに2つのグループに区別された。すなわちグループ1は50%マウス致死量(MLD_<50>)が0.3から11PFUの間であり、もう...
【農学】動物生命科学:乳腺受容体を含む研究件
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
❏プロラクチンとそのレセプターとの分子反応機構に関する研究(03454096)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1991 - 1992
【研究代表者】酒井 仙吉 東京大学, 農学部, 助教授 (80114487)
【キーワード】プロラクチン / プロラクチンレセプター / 細胞膜レセプター / 乳腺 / ホルモン依存性解離 (他11件)
【概要】本年度は研究の最終年度である。二年間において以下の研究を行ない、新らしい成果を明らかにした。大別して二方向から研究を行なった。 従来から、プロラクチンレセプターは、細胞膜のみならず、細胞内にも多量に存在することが知られていた。著者は、アッセー終了時に細胞を酸で処理することにより識別出来ると考え、その条件を明らかにした。その結果、プロラクチンは細胞内に自由に取り込まれること、細胞内に存在するレセプタ...
【農学】動物生命科学:乳腺上皮受容体を含む研究件
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
❏乳蛋白貭の遺伝子発現の調節機構(01480090)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1990
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】細胞培養 / 乳腺 / コラ-ゲンゲル / 乳蛋白質 / 遺伝子 (他15件)
【概要】多数のホルモンの作用によって多種類の蛋白質を合成する乳腺の遺伝子発現系を解明するためには、無血清細胞培養系を確立するとともに、その蛋白質産物をアッセイする系を構築すること、また、乳蛋白質をコ-ドする遺伝子の転写を調べるためのプロ-プをクロ-ニングし、さらに、一ー乳蛋白質の合成を指令するプロラクチンの情報を細胞内に伝達する機構を解明するため、レセプタ-の性質を研究することが不可欠である。この目的にそ...
【農学】動物生命科学:消化管受容体を含む研究件
❏消化管における味覚関連遺伝子発現細胞の機能解析(25292068)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石丸 喜朗 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授 (10451840)
【キーワード】受容体 / 消化管 / 代謝 / 栄養素 / 遺伝子破壊マウス
【概要】小腸上皮細胞の約0.4%を占める刷子細胞の分化機構と細胞機能は不明であった。本研究では、以前我々のグループが味蕾の甘味、苦味、うま味細胞への運命決定を司ることを報告した転写因子Skn-1aが、小腸刷子細胞の分化も制御していることを明らかにした。Skn-1欠損マウスは野生型マウスと比べて、摂餌量には差がなかったが、カテコールアミン分泌量の増大によって消費エネルギーが増加したために、低体重・低体脂肪を...
❏食餌中必須アミノ酸欠乏への応答における脳神経系・内分泌系の相互作用の解析(13876030)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】アミノ酸 / 摂食 / メチオニン / レセプター / グレリン (他10件)
【概要】必須アミノ酸欠乏食に応答した摂食低下の機構について検討を進め、メチオニン欠乏食摂取は胃等から分泌される摂食促進物質グレリンに対して応答できない状況を生じさせることを示唆する結果を前年度得ている。これをさらに確認するため、いくつかの異なった条件において、解析を行った。グレリンはラット脳室内に直接投与した。予めメチオニン欠乏食を与えておいたラットにグレリンを投与した場合と同様に、絶食させたラットにグレ...
【農学】動物生命科学:プロラクチンレセプター受容体を含む研究件
❏レセプタ-結合活性に基ずく微量プロラクチン測定法の開発とその応用(02556037)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】酒井 仙吉 東京大学, 農学部, 助教授 (80114487)
【キーワード】プロラクチン / ラジオレセプタ- / ラジオイムノアッセ- / レセプタ- / 固定化レセプタ- (他8件)
【概要】プロラクチンは、標的器官の細胞膜に存在する受容体に結合してプロラクチン刺激を伝える。shiu等は、プロラクチンが受容体に結合する親和性とプロラクチンの持つ生物活性値との問に高い相関関係があることを示した。近年になりプロラクチンの多様性が明らかになり、生物活性値も非常に異なることが明らかになった。受容体は、これらプロラクチンと結合の親和性に差があることから、ラジオイムノアッセ-の持つ欠点を解決出来る...
❏乳蛋白貭の遺伝子発現の調節機構(01480090)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1990
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】細胞培養 / 乳腺 / コラ-ゲンゲル / 乳蛋白質 / 遺伝子 (他15件)
【概要】多数のホルモンの作用によって多種類の蛋白質を合成する乳腺の遺伝子発現系を解明するためには、無血清細胞培養系を確立するとともに、その蛋白質産物をアッセイする系を構築すること、また、乳蛋白質をコ-ドする遺伝子の転写を調べるためのプロ-プをクロ-ニングし、さらに、一ー乳蛋白質の合成を指令するプロラクチンの情報を細胞内に伝達する機構を解明するため、レセプタ-の性質を研究することが不可欠である。この目的にそ...
【農学】動物生命科学:獣医学受容体を含む研究件
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
❏口蹄疫研究への応用を目指したサロゲートウイルスの作出(23658252)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】堀本 泰介 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00222282)
【キーワード】ウイルス / レセプター / インテグリン / 口蹄疫 / 獣医学
【概要】口蹄疫の拡大に野生動物が関与する可能性を探るため、野生ニホンジカが口蹄疫ウイルスに対するレセプター分子を有するかを検証した。その結果、主要なレセプター分子であるインテグリンalpha V、beta 6、およびbeta 8が同定され、口蹄疫ウイルスの感受性動物である偶蹄類のものと極めて高い相同性を持つことがわかった。しかし、牛ライノウイルス2型をサロゲートとして用いたレセプターの機能検証までは至らな...
【農学】森林圏科学:ジャスモン酸受容体を含む研究件
❏天然物立体異性体を用いる植物ホルモン活性制御(18KK0162)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】上田 実 東北大学, 理学研究科, 教授 (60265931)
【キーワード】植物ホルモン / ジャスモン酸 / 受容体 / 遺伝的冗長性 / コロナチン (他10件)
【概要】植物毒素の立体異性体ライブラリーを化学合成によって構築し、これらの植物ホルモン受容体サブタイプへの親和性の網羅的評価と、その生物活性をスペインCNB-CSICとの国際共同研究によって実施した。立体異性体ライブラリーの評価を、シロイヌナズナ、トマト、イネの3種の植物を用いて行い、核受容体サブタイプにユニークな選択的親和性を示す立体異性体をそれぞれ見出すことに成功した。 ...
❏植物ホルモン受容体の過剰発現による植物免疫促進機構の解明とその応用研究(18K05453)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中村 英光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40724191)
【キーワード】ストリゴラクトン / イネ / 病害抵抗性誘導 / いもち病 / サリチル酸 (他11件)
【概要】代表者らはイネのストリゴラクトン(SL)受容体D14の過剰発現体(OsD14ox)においていもち病への抵抗性が向上していることを見出していた。そこで本研究課題ではOsD14ox における抵抗誘導性について詳しく解析した。OsD14oxでは活性酸素種やファイトアレキシンが増加していた。またRNA-seqを用いて、遺伝子発現パターンの網羅的解析を行った結果、OsD14oxにおいて、特に病原菌耐性を付与...
❏植物ホルモン・ジベレリン受容体機構探索分子の設計並びに高効率的合成(09672183)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / α-アミラーゼ (他10件)
【概要】活性型天然ジベレリンの中で化学的に比較的安定なGA4或いはGA1を認識部位とする蛍光標識時ジベレリン及びフォトアファニティー標識ジベレリンの設計と合成を目的に合成研究を行った。先ず、ジベレリン母格の化学的安定性を増し適切なスペーサー修飾位置を探る為、種々の誘導体を合成し、大麦の半切り種子を用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験にてジベレリン活性と検定した。次に、得られた構造活性相関データーに基づき...
【農学】森林圏科学:昆虫受容体を含む研究件
❏新規PTTH受容体の精製と構造決定(26660266)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】溝口 明 愛知学院大学, 教養部, 教授 (60183109)
【キーワード】昆虫 / 前胸腺刺激ホルモン / 受容体 / カイコガ / 精製
【概要】カイコガ前胸腺の細胞膜上に存在しPTTHに結合するタンパク質をウエスタンブロッティングにより検出した。PTTHとこのタンパク質の複合体の分子質量は約120kDaで、他の組織からは検出されない。この膜タンパク質(受容体と仮称)を精製するため、His-tag付きPTTHと前胸腺を反応させたのち、PTTHと受容体を架橋し、これを界面活性剤により可溶化した。このPTTH-受容体複合体はHis-tagタンパ...
❏昆虫神経ペプチド類受容体の同定(06454081)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 受容体 / ボンビキシン / インスリン / 前胸腺刺激ホルモン (他7件)
【概要】1.カイコ培養細胞BM-N4に解離定数2.4nMのボンビキシン受容体が細胞あたり16,000個存在することを明らかにした。また、架橋実験からボンビキシン受容体はインスリン受容体と同様、ジスルフィド結合を介したサブユニット構造を持ち、結合サブユニットは約105kD、チロシンリン酸化サブユニットは約92kDであることを明らかにした。 2.上記の結果をもとにBM-N4細胞からインスリン受容体ファミリーの...
【農学】森林圏科学:植物受容体を含む研究件
❏細胞間情報を担う糖鎖AMORの発見に基づく植物糖鎖シグナリングの解明(18H03997)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】東山 哲也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00313205)
【キーワード】糖鎖 / 植物 / 細胞間シグナリング / 受容体 / 有機化学合成
【概要】申請者らが同定に成功した生理活性をもつ糖鎖AMORを突破口に、情報分子としての糖鎖が、植物細胞間コミュニケーションでどのような重要性をもち、いかにして情報伝達を担うのかを明らかにすることを目指した。AMORの新たな機能の探索や、AMORの受容メカニズムの解析を進めるために、有機化学合成によりAMORを改変することに成功した。これをもとに、AMOR構造(メチルグルクロノシルガラクトース)を特異的に認...
❏ジベレリン起源物質の構造および活性制御機構の解明(24380060)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中嶋 正敏 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50237278)
【キーワード】植物 / ホルモン / 生理活性物質 / コケ / 分化制御 (他16件)
【概要】コケ植物の分化促進物質の構造を解明すべく複数のアプローチを並行して進めた。生物検定系を用いた活性物質の精製を主軸に据えて、期中に代謝基質ent-カウレン酸の微量定量法を考案したことが大きく寄与した。独自技術で調製した13C標識ent-カウレン酸と先述の定量法を駆使して活性画分を精査した結果、画分からent-カウレン酸代謝物の由来ピーク検出に成功した。他方、その応答状況から生合成過程への関与が予想さ...
❏ストリゴラクトン機能制御剤の創製と受容機構の解明(23248018)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅見 忠男 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90231901)
【キーワード】生理活性 / 植物 / 有機化学 / 農林水産物 / 遺伝子 (他19件)
【概要】新植物ホルモンであるストリゴラクトンは植物の枝分かれを制御する機能を有していることから、その機能の化学的もしくは遺伝子的制御法を開発することにより、穀物の収量増加やバイオマス生産増加に利用することが可能である。本研究では、まず、D14タンパク質がストリゴラクトンを受容後加水分解し、生じたストリゴラクトンD環由来物質が活性本体としてD14と結合した結果、D14とジベレリン情報伝達因子として考えられて...
【農学】水圏応用科学:変態受容体を含む研究件
❏プロラクチン研究の新展開:その起源と多機能化をもたらした要因の解明(16K14766)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】プロラクチン / 軟骨魚類 / 両生類 / 脳下垂体 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は、水電解質代謝や生殖活動を含めて300以上もの生物学的機能が知られる多機能ホルモン、プロラクチン (PRL) の起源と進化を理解することを目的としている。軟骨魚類においてすでにPRLとその受容体が存在することを明らかにし、その作用が脳下垂体における傍分泌作用であることも見出した。また、両生類のウシガエルでは、魚類PRLのオルソログであるPRL1Bが幼生期に、四肢動物PRLのオルソログである...
❏無尾両生類の下垂体神経葉ホルモン受容体遺伝子の解析(06740618)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 教養学部, 助手 (40222244)
【キーワード】神経葉ホルモン / バソトシン / 受容体 / 無尾両生類 / cDNAクローニング (他8件)
【概要】前年度までの研究から、下垂体神経葉ホルモンのバソトシン(VT)が、無尾両生類の体液浸透圧および体液量の調節に重要であること、また個体発生の過程においては、変態にともなう陸上への進出に重要な役割を果たすことが示唆されてきた。本研究では、無尾両生類におけるVTの役割を明らかにするため、VT受容体の発現の変動を調べることを目的として、VT受容体cDNAのクローニングを行った。 まず、哺乳類のデーターをも...
【医歯薬学】基礎医学:骨形成因子受容体を含む研究件
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏新規TGF-βスーパーファミリー因子の生理作用と臨床応用(08458233)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / アクチビン / 骨形成因子 / レセプター / シグナル伝達 (他9件)
【概要】1.GDF-5のレセブターの同定:我々はBMPファミリーに属する新しい因子GDF-5(growth/differentiation factor-5)のレセブターとの結合と機能解析を行った。GDF-5は2種類のBMPのI型レセプター(BMPR-IAとBMPR-IB)のうちBMPR-IBにのみ特異的に高い親和性で結合することが明らかになり、他のBMPファミリーとの特性の違いが明らかとなった。 2.G...
【医歯薬学】基礎医学:増殖抑制受容体を含む研究件
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
❏TGF-βレセプターによるシグナル伝達機構の研究(07457032)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1995
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究會, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / リン酸化 / シグナル伝達 / 免疫抑制剤 (他8件)
【概要】1. β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)のII型レセプターによるI型レセプターの活性化 TGF-βはまずII型レセプターに結合し、この結果I型レセプターをリン酸化して活性化するが、そのさいI型レセプターのGSドメインとよばれる構造が重要であることがこれまでに知られている。今回我々は、I型レセプターの膜貫通領域とGSドメインの間に位置する領域(以下、JM領域)のシグナル伝達における重要性...
【医歯薬学】基礎医学:セリン-スレオニン・キナーゼ受容体を含む研究件
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏新規TGF-βスーパーファミリー因子の生理作用と臨床応用(08458233)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / アクチビン / 骨形成因子 / レセプター / シグナル伝達 (他9件)
【概要】1.GDF-5のレセブターの同定:我々はBMPファミリーに属する新しい因子GDF-5(growth/differentiation factor-5)のレセブターとの結合と機能解析を行った。GDF-5は2種類のBMPのI型レセプター(BMPR-IAとBMPR-IB)のうちBMPR-IBにのみ特異的に高い親和性で結合することが明らかになり、他のBMPファミリーとの特性の違いが明らかとなった。 2.G...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】内科系臨床医学:コロニー刺激因子受容体を含む研究件
❏ヒトコロニ-刺激因子(GMーCSF及びILー3)受容体の研究(01570675)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】宮川 清 (1990-1991) 東京大学, 医学部(病), 助手 (40200133)
【キーワード】GMーCSF / ILー3 / 分泌性受容体 / コロニ-刺激因子 / 分泌型受容体 (他9件)
【概要】ヒトGMーCSF,ILー3は広範な血液細胞表面に作用し、その分化増殖を司る成長因子である。これらコロニ-刺激因子の生理活性が極めて興味深いにもかかわらず、その細胞内シグナル伝達機構は未だ殆ど明らかにされていない。我々は本研究計画において、既にヒトGMーCSF及びILー3の高親和性受容体が互いにそのリガシドによって競合阻害を受けることを明らかにした。 本年度、我々は低親和性GMーCSF受容体が血液細...
❏GーCSFを用いた白血病細胞の病態,とくに成熟停止機序に関する分子生物学的解析(63440044)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1988 - 1990
【研究代表者】浅野 茂隆 東京大学, 医科学研究所, 教授 (50134614)
【キーワード】顆粒球コロニ-刺激因子 / 顆粒球コロニ-刺激因子受容体 / 骨髄性白血病 / 細胞内シグナル伝達系 / 細胞内情報伝達 (他13件)
【概要】GーCSFは顆粒球に特異な生理活性物質として知られ、その分化・増殖・産生を促進する。一方急性白血病細胞の本熊は成熟停止機構にあると考えられている。従ってこの異常な白血病細胞の機構の本態にせまるには、GーCSFを用いて検計することが不可欠である。この観点より先ず各種白血病を用いてin vitro,in vivoにおけるGーCSFに対する反応性を検討したところ、骨髄性白血病の多くで増殖が促進されること...
【医歯薬学】内科系臨床医学:アクチビン受容体を含む研究件
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏新規TGF-βスーパーファミリー因子の生理作用と臨床応用(08458233)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / アクチビン / 骨形成因子 / レセプター / シグナル伝達 (他9件)
【概要】1.GDF-5のレセブターの同定:我々はBMPファミリーに属する新しい因子GDF-5(growth/differentiation factor-5)のレセブターとの結合と機能解析を行った。GDF-5は2種類のBMPのI型レセプター(BMPR-IAとBMPR-IB)のうちBMPR-IBにのみ特異的に高い親和性で結合することが明らかになり、他のBMPファミリーとの特性の違いが明らかとなった。 2.G...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】内科系臨床医学:細胞膜受容体を含む研究件
❏黄体ホルモン・プロゲステロンによる植物生長制御の分子機構(18580100)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中野 雄司 独立行政法人理化学研究所, 植物化学生物学研究ユニット, ユニットリーダー (30281653)
【キーワード】植物ステロイドホルモン / プロゲステロン / シロイヌナズナ / 胚軸伸長 / 7回膜貫通型タンパク質 (他14件)
【概要】ステロイド骨格は類縁ながら側鎖形状が動物ステロイドホルモンとは異なるブラシノステロイド類に限られていると考えられていた。本研究では、動物ステロイドホルモンとして知られるプロゲステロンについて、プロゲステロン内部標準物質とGC-MS解析によって、イネとアラビドプシスにおいて、確かにプロゲステロンが内生することを明らかにした。さらに、エンドウ、トマト、ジャガイモ、リンゴなど様々な植物にも植物ホルモンと...
❏蛍光標識化植物ホルモンを用いたアリューロン細胞系における受容体解明研究(09660121)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】浅見 忠男 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (90231901)
【キーワード】アブシジン酸 / ジベレリン / 受容体 / カルシウムチャンネル / 情報伝達 (他13件)
【概要】大麦アリューロン細胞を用いて、植物ホルモンの受容体の解析と植物ホルモンの作用に阻害的に作用する化合物の合成及びその作用部位についての解析を、併せて開発したセルソーターを用いた植物ホルモン受容体解析手法を用いて行った。まず、植物ホルモンの受容体解析を目標としたビオチン標識化アブシジン酸の合成を4'位にスペーサーを導入することにより行った。この化合物はジベレリンにより誘導されるα-アミラーゼ合...
【医歯薬学】内科系臨床医学:インバースアゴニスト受容体を含む研究件
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
❏G蛋白質と疾患:分子機構の解析とシグナル制御(14207044)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】飯利 太朗 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90313022)
【キーワード】G蛋白質 / レセプター / 分子機構 / G蛋白質病 / 遺伝子治療 (他8件)
【概要】1)G蛋白質病解析に基づくG蛋白質の作用メカニズムの解明: 我々は、レセプターによるG蛋白質活性化モデルを提唱してきたが、(1)新しいG蛋白質病で発見されたAVDT変異体を解析し、自体シグナルに対し抑制的に作用することを明らかにした。(2)αとβγの相互作用に関与する変異体を解析した。 2)新しいレセプター・G蛋白質シグナル機構と病態への関与: (1)メカニカルストレスにより、AT1レセプターがア...
【医歯薬学】内科系臨床医学:機能選択性受容体を含む研究件
❏Gタンパク質共役受容体の機能選択的活性化と疾患・制御(22591008)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】受容体 / G タンパク質 / 機能選択性 / 疾患 / 制御 (他8件)
【概要】今後の薬剤開発において重要となるGPCRシグナルにおける機能選択性について、疾患の解析と受容体作動薬の作用から検討した。具体的には、生体内で機能選択的に作動するCa感知受容体に対する自己抗体の作用、部分尿崩症の原因となるV2受容体変異体に対する受容体作動薬の特異な作用、GPCRシグナルにおける機能選択的不活性化をターゲットとする薬剤や、クロストークの制御機構の解析をおこなった。 ...
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Gタンパク質病受容体を含む研究件
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
❏G蛋白質シグナルの脱感作と疾患(17590955)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】槙田 紀子 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60353455)
【キーワード】G蛋白質 / GPCR / 分子機構 / 脱感作 / 疾患 (他7件)
【概要】1)G蛋白質病の解析に基づくG蛋白質の脱感作メカニズムの解明: G蛋白質病の解析は、GPCR・G蛋白質の作用機構の解明に貢献してきた。今回、新たなG蛋白質病の原因となるG蛋白質変異体(AVDT変異体)を解析し、G蛋白質レベルの脱感作機構に示唆を得た。 (1)GPCRシグナルの差異と脱感作:G蛋白質の細胞内局在を細胞間で比較検討し細胞特異的な脱感作の分子メカニズムにG蛋白質の可逆的な脂質修飾が関与す...
❏G蛋白質と疾患:分子機構の解析とシグナル制御(14207044)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】飯利 太朗 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90313022)
【キーワード】G蛋白質 / レセプター / 分子機構 / G蛋白質病 / 遺伝子治療 (他8件)
【概要】1)G蛋白質病解析に基づくG蛋白質の作用メカニズムの解明: 我々は、レセプターによるG蛋白質活性化モデルを提唱してきたが、(1)新しいG蛋白質病で発見されたAVDT変異体を解析し、自体シグナルに対し抑制的に作用することを明らかにした。(2)αとβγの相互作用に関与する変異体を解析した。 2)新しいレセプター・G蛋白質シグナル機構と病態への関与: (1)メカニカルストレスにより、AT1レセプターがア...
【医歯薬学】内科系臨床医学:脱感作受容体を含む研究件
❏G蛋白質シグナルの脱感作と疾患(17590955)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】槙田 紀子 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60353455)
【キーワード】G蛋白質 / GPCR / 分子機構 / 脱感作 / 疾患 (他7件)
【概要】1)G蛋白質病の解析に基づくG蛋白質の脱感作メカニズムの解明: G蛋白質病の解析は、GPCR・G蛋白質の作用機構の解明に貢献してきた。今回、新たなG蛋白質病の原因となるG蛋白質変異体(AVDT変異体)を解析し、G蛋白質レベルの脱感作機構に示唆を得た。 (1)GPCRシグナルの差異と脱感作:G蛋白質の細胞内局在を細胞間で比較検討し細胞特異的な脱感作の分子メカニズムにG蛋白質の可逆的な脂質修飾が関与す...
❏G蛋白質と疾患:分子機構の解析とシグナル制御(14207044)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】飯利 太朗 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90313022)
【キーワード】G蛋白質 / レセプター / 分子機構 / G蛋白質病 / 遺伝子治療 (他8件)
【概要】1)G蛋白質病解析に基づくG蛋白質の作用メカニズムの解明: 我々は、レセプターによるG蛋白質活性化モデルを提唱してきたが、(1)新しいG蛋白質病で発見されたAVDT変異体を解析し、自体シグナルに対し抑制的に作用することを明らかにした。(2)αとβγの相互作用に関与する変異体を解析した。 2)新しいレセプター・G蛋白質シグナル機構と病態への関与: (1)メカニカルストレスにより、AT1レセプターがア...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cGMP受容体を含む研究件
❏血圧調節ホルモンをモデルとした最適トレーニング頻度の解明(12480008)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】須田 和裕 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)
【キーワード】ラット / ANP / 腎臓 / 副腎 / 運動 (他24件)
【概要】運動中は血液循環が亢進するため、血圧は高くなる。これが限度を越すと心臓に過大な負担がかかったり、血管が破裂するであろう。しかし、実際にはこのようなことは簡単には起こらない。それは血管に作用する心房性ナトリウム利尿ホルモン(ANP)や、アンジオテンシンIIなどの血圧調節ホルモンが循環系を適切にコントロールしているからである。ところが、これらの血圧調節ホルモンの量が減少したり、これらのホルモンの情報を...
❏蛍光標識化植物ホルモンを用いたアリューロン細胞系における受容体解明研究(09660121)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】浅見 忠男 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (90231901)
【キーワード】アブシジン酸 / ジベレリン / 受容体 / カルシウムチャンネル / 情報伝達 (他13件)
【概要】大麦アリューロン細胞を用いて、植物ホルモンの受容体の解析と植物ホルモンの作用に阻害的に作用する化合物の合成及びその作用部位についての解析を、併せて開発したセルソーターを用いた植物ホルモン受容体解析手法を用いて行った。まず、植物ホルモンの受容体解析を目標としたビオチン標識化アブシジン酸の合成を4'位にスペーサーを導入することにより行った。この化合物はジベレリンにより誘導されるα-アミラーゼ合...
【医歯薬学】外科系臨床医学:糸球体受容体を含む研究件
❏オーファン受容体Adgrf5による糸球体濾過障壁の恒常性維持機構の解明(21K06167)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】GPCR / 血管内皮 / 腎臓 / 糸球体 / 受容体 (他7件)
【概要】①糸球体血管内皮細胞におけるADGRF5の細胞内シグナル伝達機構について明らかにするため、正常およびADGRF5ノックアウトマウス(以後、KOマウスと呼ぶ)から単離した糸球体および糸球体血管内皮細胞におけるKLF2、KLF4、eNOSの遺伝子発現量について定量PCR解析を行った。その結果、いずれの場合においても遺伝子発現量がKOマウスで上昇することを認めた。タンパク質レベルでもeNOSの発現量増加...
❏糸球体濾過障壁の恒常性維持におけるGpr116受容体の作用機構(16K07344)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】受容体 / 血管内皮細胞 / 腎蔵 / シグナル伝達 / 糸球体 (他9件)
【概要】本研究では,まず,Gpr116が腎糸球体の血管内皮細胞に局在することを免疫電顕で明らかにした。次に,正常マウスとGpr116欠損マウスの糸球体血管内皮細胞の遺伝子比較解析を行い,Gpr116欠損によって変動する遺伝子を同定した。また,Gpr116の細胞内シグナル伝達経路については,Gpr116の過剰発現によって活性化状態に変化する細胞内シグナル伝達分子の候補の絞り込みができた。さらに,Gpr116...
【医歯薬学】外科系臨床医学:血管内皮受容体を含む研究件
❏オーファン受容体Adgrf5による糸球体濾過障壁の恒常性維持機構の解明(21K06167)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】GPCR / 血管内皮 / 腎臓 / 糸球体 / 受容体 (他7件)
【概要】①糸球体血管内皮細胞におけるADGRF5の細胞内シグナル伝達機構について明らかにするため、正常およびADGRF5ノックアウトマウス(以後、KOマウスと呼ぶ)から単離した糸球体および糸球体血管内皮細胞におけるKLF2、KLF4、eNOSの遺伝子発現量について定量PCR解析を行った。その結果、いずれの場合においても遺伝子発現量がKOマウスで上昇することを認めた。タンパク質レベルでもeNOSの発現量増加...
❏糸球体濾過障壁の恒常性維持におけるGpr116受容体の作用機構(16K07344)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】受容体 / 血管内皮細胞 / 腎蔵 / シグナル伝達 / 糸球体 (他9件)
【概要】本研究では,まず,Gpr116が腎糸球体の血管内皮細胞に局在することを免疫電顕で明らかにした。次に,正常マウスとGpr116欠損マウスの糸球体血管内皮細胞の遺伝子比較解析を行い,Gpr116欠損によって変動する遺伝子を同定した。また,Gpr116の細胞内シグナル伝達経路については,Gpr116の過剰発現によって活性化状態に変化する細胞内シグナル伝達分子の候補の絞り込みができた。さらに,Gpr116...
【医歯薬学】外科系臨床医学:チロシンキナーゼ受容体を含む研究件
❏ヘテロ受容体カップリングのシグナル特性と人工リガンド創成の研究(15K14473)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】松本 邦夫 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (90201780)
【キーワード】細胞増殖因子 / チロシンキナーゼ / 受容体 / サイトカイン / 増殖因子受容体 (他11件)
【概要】細胞増殖因子受容体をダイマー化する人工リガンド技術は再生医療に応用可能であるとともに、従来にない生物活性をもつ人工リガンドを創成できる可能性が考えられる。本研究は、異なる受容体同士を人為的にダイマー化することで、ヘテロ受容体のシグナル活性化につながるかを検討した。ダイマー形成の評価系としてsplit luciferase系と原子間力顕微鏡による解析系を確立した。一方、MET受容体、RET受容体、I...
❏神経筋シナプス形成の分子機構(19300142)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】樋口 理 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50361720)
【キーワード】受容体・細胞内シグナル伝達 / 細胞内情報伝達 / シナプス / 骨格筋 / アセチルコリン (他9件)
【概要】神経筋シナプス形成に必須であるDok-7/MuSK シグナルの分子メカニズムの解明ため、Dok-7 およびMuSK と相互作用する未知の分子群の同定を試みた結果、Dok-7とMuSK に相互作用する分子として、それぞれCrkII とLrp4 を同定した。また、Dok-7 トランスジェニックマウスの解析およびin vitro 実験系を利用して、不明であったDok-7 によるMuSK 活性化機構の一端...
【医歯薬学】外科系臨床医学:がん遺伝子受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏受容体型癌遺伝子c-erbB-2を指標とした診断と治療(04557019)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 茂郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
【キーワード】癌遺伝子 / 乳癌 / 血清診断 / ステロイドホルモン / erbB-2 (他10件)
【概要】1.血清c-erbB-2の測定系を確立し、その応用をこころみて次の成果をえた。 a)EIAによる測定系を、健康人346例をもとに作成し13.0%、再発乳癌の陽性率51.2%との値をえた。 b)RIAによる測定系では、同じく13.0%、47.9%であった。 c)乳癌組織抽出液では過剰発現例は39.3%であった。このテストは以上の結果より、実用化の域に入ったと考えられる。現在、健康保険適用の可能性につ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cDNAクローニング受容体を含む研究件
❏精子運動運動を制御する細胞情報伝達機構の生理学的解明と分子遺伝学的解析(09440276)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】森澤 正昭 (森沢 正昭) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40013594)
【キーワード】ホヤ / ニシン / ナメクジウオ / ヒト / 精子活性化物質 (他28件)
【概要】ニシン精子運動活性化についてはカルシウムイオンが2次メッセンジャーとして働いていること、cAMPは精子活性化の要因でないことが明らかとなった。更に精子活性化に伴い細胞膜の脱分極が起こること、カルシウム、ナトリウムの交換機構による細胞内カルシウム濃度の上昇が精子運動活性化に重要であることが分かり、細胞内情報伝達機構の大略が明らかとなった。ホヤでは精子活性化・誘引物質(SAAF)が2基の硫酸基を持つ新...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
❏TGF-βレセプターによるシグナル伝達機構の研究(07457032)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1995
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究會, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / リン酸化 / シグナル伝達 / 免疫抑制剤 (他8件)
【概要】1. β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)のII型レセプターによるI型レセプターの活性化 TGF-βはまずII型レセプターに結合し、この結果I型レセプターをリン酸化して活性化するが、そのさいI型レセプターのGSドメインとよばれる構造が重要であることがこれまでに知られている。今回我々は、I型レセプターの膜貫通領域とGSドメインの間に位置する領域(以下、JM領域)のシグナル伝達における重要性...
【医歯薬学】外科系臨床医学:アディポカイン受容体を含む研究件
❏アディポネクチン受容体の生理・病態生理的意義の解明と生活習慣病治療の分子標的同定(18209033)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / アディポカイン / 受容体
【概要】我々は発生工学的手法によりアディポネクチン受容体AdipoR1、AdipoR2の遺伝子欠損マウスを作成し、AdipoR1とAdipoR2の両方をノックアウトすると、アディポネクチンの結合と血糖降下作用等が消失すること、すなわち、AdipoR1、AdipoR2が生体内におけるアディポネクチンの主要な受容体であることを示した(Nat.Med.13:332,2007)。またAdipoR1欠損マウスが耐糖...
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
【医歯薬学】社会医学:AMPキナーゼ受容体を含む研究件
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
【医歯薬学】社会医学:ANP受容体を含む研究件
❏血圧調節ホルモンをモデルとした最適トレーニング頻度の解明(12480008)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】須田 和裕 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)
【キーワード】ラット / ANP / 腎臓 / 副腎 / 運動 (他24件)
【概要】運動中は血液循環が亢進するため、血圧は高くなる。これが限度を越すと心臓に過大な負担がかかったり、血管が破裂するであろう。しかし、実際にはこのようなことは簡単には起こらない。それは血管に作用する心房性ナトリウム利尿ホルモン(ANP)や、アンジオテンシンIIなどの血圧調節ホルモンが循環系を適切にコントロールしているからである。ところが、これらの血圧調節ホルモンの量が減少したり、これらのホルモンの情報を...
❏傍(パラ)分泌ホルモン及び循環ホルモンとしてのL型ナトリウム利尿ペプチド(06454020)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】竹井 祥郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (10129249)
【キーワード】心房性ナトリウム利尿ペプチド / 心室性ナトリウム利尿ペプチド / B型ナトリウム利尿ペプチド / C型ナトリウム利尿ペプチド / ウナギ (他16件)
【概要】1.ウナギを海水に移したり、高張食塩水を注射して血漿浸透圧を急激に上昇させると、心房性及び心室性ナトリウム利尿ペプチド(ANP、VNP)の血漿濃度が一過性に上昇する。単離した心臓の灌流標本を用いることにより、心筋自身が浸透圧受容体として機能して、浸透圧の上昇を感知してANPやVNPの分泌を調節していることがわかった。さらに、ANPは心房から成熟型として分泌され、VNPは心房と心室双方からプロホルモ...
【医歯薬学】社会医学:分子機構受容体を含む研究件
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
❏G蛋白質シグナルの脱感作と疾患(17590955)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】槙田 紀子 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60353455)
【キーワード】G蛋白質 / GPCR / 分子機構 / 脱感作 / 疾患 (他7件)
【概要】1)G蛋白質病の解析に基づくG蛋白質の脱感作メカニズムの解明: G蛋白質病の解析は、GPCR・G蛋白質の作用機構の解明に貢献してきた。今回、新たなG蛋白質病の原因となるG蛋白質変異体(AVDT変異体)を解析し、G蛋白質レベルの脱感作機構に示唆を得た。 (1)GPCRシグナルの差異と脱感作:G蛋白質の細胞内局在を細胞間で比較検討し細胞特異的な脱感作の分子メカニズムにG蛋白質の可逆的な脂質修飾が関与す...
❏G蛋白質と疾患:分子機構の解析とシグナル制御(14207044)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】飯利 太朗 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90313022)
【キーワード】G蛋白質 / レセプター / 分子機構 / G蛋白質病 / 遺伝子治療 (他8件)
【概要】1)G蛋白質病解析に基づくG蛋白質の作用メカニズムの解明: 我々は、レセプターによるG蛋白質活性化モデルを提唱してきたが、(1)新しいG蛋白質病で発見されたAVDT変異体を解析し、自体シグナルに対し抑制的に作用することを明らかにした。(2)αとβγの相互作用に関与する変異体を解析した。 2)新しいレセプター・G蛋白質シグナル機構と病態への関与: (1)メカニカルストレスにより、AT1レセプターがア...
【医歯薬学】社会医学:細胞内シクナル伝達受容体を含む研究件
❏魚類の淡水・海水適応を担う膜輸送体のホルモンによる制御機構の解明(17H03870)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】加藤 明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (40311336)
【キーワード】魚類生理学 / イオントランスポーター / ホルモン受容体 / 輸送上皮細胞 / 淡水・海水適応 (他14件)
【概要】真骨魚のエラ,腸,腎臓の輸送上皮細胞に発現する様々な膜輸送体の同定により,淡水・海水順応における水電解質代謝を分子レベルで説明できるようになりつつある。エラ,腸,腎臓の機能は様々なホルモンにより制御されるが,ホルモンによる膜輸送体の制御機構の多くは明らかでない。我々はアフリカツメガエル卵母細胞に発現させた膜輸送体を電気生理学的に測定するシステムを用い,膜輸送体の活性制御機構を解析した。トラフグ腎臓...
❏神経回路の組織化と維持・管理を担う分子細胞基盤(16H02504)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】榎本 和生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80300953)
【キーワード】ショウジョウバエ / 樹状突起 / 受容領域 / タイリング / 感覚ニューロン (他16件)
【概要】ショウジョウバエ幼虫の感覚ニューロンは、表皮全体を覆うように受用領域を形成する。我々は近年、感覚ニューロン樹状突起は、腹側の特定表皮(上皮)細胞(sternitesと呼ばれる)からの分泌される位置シグナルWNT5を感知することにより、受容領域の境界を決定していることを発見した。さらに、背側の特定表皮(上皮)細胞からも何らかの位置シグナルが提示されることを見出し、そのシグナルを樹状突起上のGPCR様...
【医歯薬学】社会医学:エンドセリン受容体を含む研究件
❏平滑筋および血管内皮細胞のエンドセリン受容体のサブタイプと生理機能に関する研究(04454115)
【研究テーマ】基礎獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 農学部, 助教授 (30134505)
【キーワード】エンドセリン / 受容体 / 平滑筋 / 内皮細胞 / 薬理 (他6件)
【概要】最近話題にのぼっている物質としてエンドセリンと一酸化窒素があり、両者ともにその生理的、病態生理的役割が多くの関心をよんできた。我々は平成元年から2年間、一般研究(B)「血管内皮細胞由来の新規血管収縮物質エンドセリンの生理活性に関する研究」の課題でエンドセリンの研究を行なってきた。本研究はその研究をさらに発展させ、平滑筋および血管内皮細胞におけるエンドセリン受容体のタイプとその役割を明らかにすること...
❏体液の自動調節機構に関する研究ー特に腎臓とホルモンの関与を中心にー(02304055)
【研究テーマ】医学一般
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
【キーワード】自動調節機構 / 腎機能 / ホルモン / 体液 / メサンジウム細胞 (他20件)
【概要】ヒトでは体液の恒常性を維持するために、浸透圧、電解質、酸塩基平衡、栄養素、水分等が一定に保たれるように自動調節機構(特に腎機能とホルモンの関与が中心となって)が重要な役割を果している。この自動調節機構を解明する目的で本研究プロジェクト班が組織された。本研究の研究成果は以下の通りである。1)ラット腎集合管からバゾプレッシン感受性の新しい水チャネルをクローニングにて構造解明,2)ウサギ接合尿細管におけ...
【医歯薬学】社会医学:ホルモン受容体を含む研究件
❏ジベレリン起源物質の構造および活性制御機構の解明(24380060)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中嶋 正敏 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50237278)
【キーワード】植物 / ホルモン / 生理活性物質 / コケ / 分化制御 (他16件)
【概要】コケ植物の分化促進物質の構造を解明すべく複数のアプローチを並行して進めた。生物検定系を用いた活性物質の精製を主軸に据えて、期中に代謝基質ent-カウレン酸の微量定量法を考案したことが大きく寄与した。独自技術で調製した13C標識ent-カウレン酸と先述の定量法を駆使して活性画分を精査した結果、画分からent-カウレン酸代謝物の由来ピーク検出に成功した。他方、その応答状況から生合成過程への関与が予想さ...
❏ヒトデ卵成熟誘起ホルモン受容体候補として新規同定した複合体タンパクの解析(24657047)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (00323808)
【キーワード】ヒトデ / 卵成熟 / ホルモン / 受容体 / GPCR (他8件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンのシグナル経路の全容解明を目指し、特にシグナル経路の最上流にあって、今なお分子的実体が不明であるホルモン受容体の実体解明を目的として、新規材料であるナノアフィニティービーズを用いて受容体の単離・同定に挑戦した。結合蛋白として同定した3つの受容体候補蛋白はrendezvin遺伝子産物であり、翻訳後にfurinによるプロセシングを受け生成することを解明し、また、rendezvi...
❏魚類の即時的体液浸透圧調節機構に関する研究(15580157)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】井上 広滋 東京大学, 海洋研究所, 助手 (60323630)
【キーワード】浸透圧 / ナトリウム利尿ペプチド / グアニリン / アドレノメデュリン / 分子進化 (他9件)
【概要】本研究では、体液よりも高張な海水から低張な淡水まで様々な浸透圧環境に生息している魚類の体液調節機構、とくにこれまで殆ど研究例のない環境浸透圧変化に迅速に対応する即時的適応機構の解明を試みた。即時的な体液調節に関与する分子として、低分子ペプチドホルモンであるナトリウム利尿ペプチド(NP)ファミリー、グアニリン(GN)ファミリー、アドレノメデュリン(AM)ファミリーに注目して研究を進めた。NPファミリ...
【医歯薬学】社会医学:マイクロアレイ受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏食餌中必須アミノ酸欠乏への応答における脳神経系・内分泌系の相互作用の解析(13876030)
【研究テーマ】食品科学・製品科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】アミノ酸 / 摂食 / メチオニン / レセプター / グレリン (他10件)
【概要】必須アミノ酸欠乏食に応答した摂食低下の機構について検討を進め、メチオニン欠乏食摂取は胃等から分泌される摂食促進物質グレリンに対して応答できない状況を生じさせることを示唆する結果を前年度得ている。これをさらに確認するため、いくつかの異なった条件において、解析を行った。グレリンはラット脳室内に直接投与した。予めメチオニン欠乏食を与えておいたラットにグレリンを投与した場合と同様に、絶食させたラットにグレ...
【医歯薬学】社会医学:性差受容体を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏性ホルモン受容体とその応答遺伝子からみた骨粗鬆症の病態解析(12470219)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
【キーワード】骨粗鬆症 / エストロゲン / SNP / 骨芽細胞 / 標的遺伝子 (他11件)
【概要】エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSN...
【医歯薬学】社会医学:DNAチップ受容体を含む研究件
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
❏性ホルモン受容体とその応答遺伝子からみた骨粗鬆症の病態解析(12470219)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
【キーワード】骨粗鬆症 / エストロゲン / SNP / 骨芽細胞 / 標的遺伝子 (他11件)
【概要】エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSN...
【医歯薬学】社会医学:SNP受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏性ホルモン受容体とその応答遺伝子からみた骨粗鬆症の病態解析(12470219)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
【キーワード】骨粗鬆症 / エストロゲン / SNP / 骨芽細胞 / 標的遺伝子 (他11件)
【概要】エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSN...
【医歯薬学】社会医学:神経伝達物質受容体を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏新規ドーパリガンドの構造決定とドーパ応答の電気生理学的解析(20300132)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】五嶋 良郎 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00153750)
【キーワード】神経伝達物質 / 受容体 / 自律神経系 / ドーパ / 電気生理学 (他6件)
【概要】ドーパは中枢神経系における新しい神経伝達物質候補である。その特異的受容体の実体を明らかとするため、選択的なリガンドを見出すことは重要なアプローチの一つである。本研究実績は、ドーパリガンド溶液中に新規な活性画分を見出した事、脳スライスNTSにおけるドーパ応答を捉える新しいアッセイ系、Multiple electrode array system(MED64)において、NTS領域においてドーパの二相性...
❏フロン代替物質神経毒性の分子・細胞標的解析と中枢神経障害バイオマーカーの確立(19390160)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】市原 学 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90252238)
【キーワード】ブロモプロパン / 神経毒性 / バイオマーカー / フロン代替物質 / 分子標的 (他13件)
【概要】脳の各部位中では海馬と大脳皮質において1-ブロモプロパン曝露による神経伝達物質遺伝子発現への影響が大きいことがわかった。3系統のマウスおよびNrf2ノックアウトマウスを用いた実験により、曝露に対する感受性には、CYPIIE1、グルタチオン系が寄与し、酸化ストレスが毒性作用と関係していることが明らかにされた。また、蛋白中システインが分子標的の一つであることが付加物解析により明らかとなった。 ...
【医歯薬学】歯学:SMAD受容体を含む研究件
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】歯学:TGF-β受容体を含む研究件
❏セリン-スレオニンキナーゼ型レセプターの細胞生物学的作用の研究(14208087)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 血管新生 / ES細胞 / BMP / 骨芽細胞 (他10件)
【概要】1)マウスのES細胞はFlk-1陽性の血管前駆細胞に分化したあと、VEGFの作用の有無により、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に分化する。血管内皮細胞と平滑筋細胞が共存する条件では潜在型TGF-βが効率良く活性化されることが知られている。この系においてTGF-βレセプターキナーゼの抑制剤であるSB-431542を添加したところ、血管内皮細胞の増殖とシート形成が著明に促進されることが明らかとなった。血管...
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
【医歯薬学】歯学:ゲノム編集受容体を含む研究件
❏イチゴ属の環境応答と生長を制御する植物ホルモン受容体のゲノム編集による機能解明(19K05972)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】刑部 祐里子 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (50444071)
【キーワード】ストリゴラクトン / 栄養繁殖 / ゲノム編集 / イチゴ / 環境応答 (他8件)
【概要】クローナル植物イチゴの栄養繁殖と環境応答のクロストークを明らかにするために、CRISPR/Cas9により二倍体イチゴFragaria vescaのストリゴラクトン(SL)受容体DWARF14(D14)変異体を作製し解析した。fvd14変異体は器官サイズと数の間で成長におけるトレードオフが見られ、気孔開口度が増大し高いCO2吸収能とバイオマス生産量を示した。一方、fvD14 の表現型は水分ストレス耐...
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
【医歯薬学】薬学:蛍光標識受容体を含む研究件
❏蛍光標識化植物ホルモンを用いたアリューロン細胞系における受容体解明研究(09660121)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】浅見 忠男 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (90231901)
【キーワード】アブシジン酸 / ジベレリン / 受容体 / カルシウムチャンネル / 情報伝達 (他13件)
【概要】大麦アリューロン細胞を用いて、植物ホルモンの受容体の解析と植物ホルモンの作用に阻害的に作用する化合物の合成及びその作用部位についての解析を、併せて開発したセルソーターを用いた植物ホルモン受容体解析手法を用いて行った。まず、植物ホルモンの受容体解析を目標としたビオチン標識化アブシジン酸の合成を4'位にスペーサーを導入することにより行った。この化合物はジベレリンにより誘導されるα-アミラーゼ合...
❏植物ホルモン・ジベレリン受容体機構探索分子の設計並びに高効率的合成(09672183)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / α-アミラーゼ (他10件)
【概要】活性型天然ジベレリンの中で化学的に比較的安定なGA4或いはGA1を認識部位とする蛍光標識時ジベレリン及びフォトアファニティー標識ジベレリンの設計と合成を目的に合成研究を行った。先ず、ジベレリン母格の化学的安定性を増し適切なスペーサー修飾位置を探る為、種々の誘導体を合成し、大麦の半切り種子を用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験にてジベレリン活性と検定した。次に、得られた構造活性相関データーに基づき...
❏ジベレリン受容体解析を目的とした光アフィニティー並びに蛍光標識ジベレリンの合成(08672466)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / 合成 (他7件)
【概要】1.活性型天然ジベレリンであるGA_4の17位に種々のアルキルジチオールをラジカル付加してスペーサーとし、その末端チオールを利用して蛍光標識部位としてfluorescein骨格を導入、数種の蛍光標識GA_4を合成した。これらについて大麦の半切種子及びアリューロン細胞プロトプラストを用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験を行い、最も活性の高いものとしてFLGA_4-1を選択した。又、これと並行して、...
【医歯薬学】薬学:光アフィニティー標識受容体を含む研究件
❏植物ホルモン・ジベレリン受容体機構探索分子の設計並びに高効率的合成(09672183)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / α-アミラーゼ (他10件)
【概要】活性型天然ジベレリンの中で化学的に比較的安定なGA4或いはGA1を認識部位とする蛍光標識時ジベレリン及びフォトアファニティー標識ジベレリンの設計と合成を目的に合成研究を行った。先ず、ジベレリン母格の化学的安定性を増し適切なスペーサー修飾位置を探る為、種々の誘導体を合成し、大麦の半切り種子を用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験にてジベレリン活性と検定した。次に、得られた構造活性相関データーに基づき...
❏ジベレリン受容体解析を目的とした光アフィニティー並びに蛍光標識ジベレリンの合成(08672466)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996
【研究代表者】瀬戸 秀春 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (40175419)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / 光アフィニティー標識 / 蛍光標識 / 合成 (他7件)
【概要】1.活性型天然ジベレリンであるGA_4の17位に種々のアルキルジチオールをラジカル付加してスペーサーとし、その末端チオールを利用して蛍光標識部位としてfluorescein骨格を導入、数種の蛍光標識GA_4を合成した。これらについて大麦の半切種子及びアリューロン細胞プロトプラストを用いたα-アミラーゼ生合成誘導活性試験を行い、最も活性の高いものとしてFLGA_4-1を選択した。又、これと並行して、...
【医歯薬学】薬学:インフルエンザウイルス受容体を含む研究件
❏インフルエンザウイルスの新規受容体同定と細胞内侵入機構の解明(22K19240)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2025-03-31
【研究代表者】村上 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10636757)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 受容体
【概要】
❏ゲノム編集した培養細胞を用いた鳥インフルエンザウイルス空気伝播性獲得機構の解明(17K19319)
【研究テーマ】獣医学、畜産学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】村上 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10636757)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 受容体指向性 / 鳥インフルエンザ / 受容体 / ウイルス
【概要】鳥、ヒト由来インフルエンザAウイルスはそれぞれ、ヒト型、鳥型受容体と結合し感染する。ウイルスの宿主域を決定する仕組みの解明にはウイルスの受容体指向性の研究が必須だが、そのためには受容体指向性を解析するためのツールが必要である。本研究では、CRISPR/Cas9法により鳥型、ヒト型受容体をノックアウトしたMDCK細胞を樹立した。またこれらのノックアウト細胞におけるウイルスの増殖性を調べることで、ウイ...
❏新型H5インフルエンザウイルスの宿主域決定因子の解明(11760217)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】堀本 泰介 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (00222282)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 新型H5ウイルス / 赤血球凝集蛋白 / 宿主域 / レセプター
【概要】新型H5インフルエンザウイルスのヒトへの感染性の分子基盤、つまり宿主域決定因子の解明のために、新型ウイルスの赤血球凝集HA蛋白の役割について研究を進めた。新型ウイルスのHA遺伝子を発現ベクターにクローニングし、培養細胞上にHA蛋白を発現させたところ、ヒトとニワトリ両方の赤血球を吸着させることが明かとなった。一方、ヒトには感染しない従来型のH5トリウイルスのHA蛋白も同様にして培養細胞上に発現させた...
【医歯薬学】薬学:遺伝子欠損マウス受容体を含む研究件
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
【医歯薬学】薬学:疾患受容体を含む研究件
❏Gタンパク質共役受容体の機能選択的活性化と疾患・制御(22591008)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】受容体 / G タンパク質 / 機能選択性 / 疾患 / 制御 (他8件)
【概要】今後の薬剤開発において重要となるGPCRシグナルにおける機能選択性について、疾患の解析と受容体作動薬の作用から検討した。具体的には、生体内で機能選択的に作動するCa感知受容体に対する自己抗体の作用、部分尿崩症の原因となるV2受容体変異体に対する受容体作動薬の特異な作用、GPCRシグナルにおける機能選択的不活性化をターゲットとする薬剤や、クロストークの制御機構の解析をおこなった。 ...
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
❏G蛋白質シグナルの脱感作と疾患(17590955)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】槙田 紀子 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60353455)
【キーワード】G蛋白質 / GPCR / 分子機構 / 脱感作 / 疾患 (他7件)
【概要】1)G蛋白質病の解析に基づくG蛋白質の脱感作メカニズムの解明: G蛋白質病の解析は、GPCR・G蛋白質の作用機構の解明に貢献してきた。今回、新たなG蛋白質病の原因となるG蛋白質変異体(AVDT変異体)を解析し、G蛋白質レベルの脱感作機構に示唆を得た。 (1)GPCRシグナルの差異と脱感作:G蛋白質の細胞内局在を細胞間で比較検討し細胞特異的な脱感作の分子メカニズムにG蛋白質の可逆的な脂質修飾が関与す...
【医歯薬学】薬学:リガンド受容体を含む研究件
❏リガンド-受容体相互作用の高精度統計熱力学モデルの構築(26600154)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三上 益弘 慶應義塾大学, 理工学研究科(矢上), 特任教授 (50358074)
【キーワード】リガンド / 受容体 / 分子間相互作用 / 分子動力学法 / ハイブリッド法 (他9件)
【概要】水溶液中におけるリガンド-受容体相互作用の高精度・高速計算を実現するために、原子モデルに比べて大規模系を高速に計算できる粗視化モデル力場関数:MARTINIの適用可能性を検証した。その結果、MARTINIは、インフルエンザウイルスの表面上に存在するヘマグルチニン分子とヒト糖脂質分子間のリガンド-受容体相互作用の実験結果を定性的に再現することを明らかにした。また、コロイド懸濁液での分子動力学法と古典...
❏ヒト-熱帯熱マラリア原虫共進化(25650125)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大橋 順 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80301141)
【キーワード】熱帯熱マラリア / 共進化 / 自然選択 / 多型間相互作用 / 感染抵抗性 (他9件)
【概要】タイ人熱帯熱マラリア患者において、rs87186-Gアリルが重症マラリア抵抗性と関連していた。Gアリルは分泌型EPCR量を増加させるため、分泌型EPCRが赤血球表面上のPfEMP1に優先的に結合することで、膜結合型EPCRと感染赤血球との結合を阻害している可能性がある。 熱帯熱マラリア原虫のTRAP分子はスポロゾイト上に発現しており、ヒトの肝細胞に感染する際に重要な役割を果たす。タイの32個体の熱...
❏NK細胞上の抑制性レセプターKLRG1の未知リガンドの同定とその機能の解明(15590057)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / T細胞 / 先天性免疫 / レクチン様レセプター / KLRG1 (他11件)
【概要】我々の身体は、T,B細胞を中心とする獲得免疫系とともにNK細胞を含む先天性免疫系によって、病原体やがんから防御されている。NK細胞によるそれら異物の認識はNK細胞上に発現する活性化レセプター群と抑制性レセプター群によって行われている。KLRG1はNK細胞、T細胞の一部に発現する抑制性レセプターであるが、その認識するリガンドならびにその機能については不明である。本研究では、KLRG1のリガンドを同定...
【医歯薬学】薬学:MAPキナーゼ受容体を含む研究件
❏Gタンパク質共役型受容体を介した遊離脂肪酸によるアポトーシス阻害機構の解析(17780081)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教授 (20378863)
【キーワード】受容体 / GPCR / 遊離脂肪酸 / シグナル伝達 / GPR120 (他8件)
【概要】遊離脂肪酸(Free Fatty Acid : FFA)は多くの組織において生理的に重要な役割を果たしている。FFA誘導体であるプロスタグランジンやロイコトリエンは細胞膜に特異的なGタンパク質共役型受容体(GPCR)を持つことから、FFA(特に長鎖)も細胞膜上に特異的な受容体を持ち、それを刺激することによって細胞内情報伝達に寄与している可能性があると考えられてきた。最近、いくつかのグループが3つの...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
【医歯薬学】薬学:レクチン受容体を含む研究件
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
❏ガングリオシドラクトンの受容体機能の定量的解析(09680584)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】佐藤 智典 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00162454)
【キーワード】ガングリオシド / ガングリオシドラクトン / 単分子膜 / 糖鎖認識 / レクチン (他13件)
【概要】ガングリオシドラクトンの受容体としての機能は全く知られておらずその生物的存在意義については糖鎖生命科学において重要な未開の分野である。本研究ではガングリオシドラクトンの認識おける機能を知ることを目的として研究を行った。ガングリオシドラクトンのひとつであるGM3がラクトン化されることでシアリダーゼのような酵素により加水分解されないこと、さらにシアル酸特異レクチンとの結合親和性が顕著に増大することなど...
【医歯薬学】薬学:インスリン受容体を含む研究件
❏ニワトリにおけるインスリンレセプターの遺伝子発現様式の解明(08760255)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / レセプター / 輸卵管 / 遺伝子発現 / インスリン様成長因子
【概要】既に取得済みのニワトリインスリンレセプターcDNAを用いてRNAプローブの合成を行い、solution hybridization RNase protection assay法によってニワトリのインスリンレセプターmRNAを定量する系の確立に成功した。各組織における同mRNA量を解析したところ、脳や肝臓において高い発現が見られた。ただしインスリンレセプターのmRNAの量は、良く似た構造と機能を持...
❏ニワトリのインスリンおよびIGF-Iレセプターの構造の解明(07760259)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / インスリン様成長因子 / レセプター / ニワトリ
【概要】ニワトリ脳より作製したcDNAライブラリーから、ニワトリインスリンレセプターのcDNAを得た。塩基配列の解析の結果、N末端にあたる部分を欠いているが、細胞外のリガンド結合部位からC末端および3'非翻訳領域を含む3.3kbのクローンであることが判った。ニワトリのインスリンレセプターのアミノ酸配列をラットやヒトのものと比較すると、チロシンキナーゼ領域では約93%と高い相同性を有していた。細胞膜...
❏昆虫神経ペプチド類受容体の同定(06454081)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60202008)
【キーワード】昆虫 / 受容体 / ボンビキシン / インスリン / 前胸腺刺激ホルモン (他7件)
【概要】1.カイコ培養細胞BM-N4に解離定数2.4nMのボンビキシン受容体が細胞あたり16,000個存在することを明らかにした。また、架橋実験からボンビキシン受容体はインスリン受容体と同様、ジスルフィド結合を介したサブユニット構造を持ち、結合サブユニットは約105kD、チロシンリン酸化サブユニットは約92kDであることを明らかにした。 2.上記の結果をもとにBM-N4細胞からインスリン受容体ファミリーの...
【医歯薬学】薬学:NK細胞受容体を含む研究件
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
❏NK細胞上の抑制性レセプターKLRG1の未知リガンドの同定とその機能の解明(15590057)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / T細胞 / 先天性免疫 / レクチン様レセプター / KLRG1 (他11件)
【概要】我々の身体は、T,B細胞を中心とする獲得免疫系とともにNK細胞を含む先天性免疫系によって、病原体やがんから防御されている。NK細胞によるそれら異物の認識はNK細胞上に発現する活性化レセプター群と抑制性レセプター群によって行われている。KLRG1はNK細胞、T細胞の一部に発現する抑制性レセプターであるが、その認識するリガンドならびにその機能については不明である。本研究では、KLRG1のリガンドを同定...
【医歯薬学】薬学:先天性免疫受容体を含む研究件
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
❏NK細胞上の抑制性レセプターKLRG1の未知リガンドの同定とその機能の解明(15590057)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / T細胞 / 先天性免疫 / レクチン様レセプター / KLRG1 (他11件)
【概要】我々の身体は、T,B細胞を中心とする獲得免疫系とともにNK細胞を含む先天性免疫系によって、病原体やがんから防御されている。NK細胞によるそれら異物の認識はNK細胞上に発現する活性化レセプター群と抑制性レセプター群によって行われている。KLRG1はNK細胞、T細胞の一部に発現する抑制性レセプターであるが、その認識するリガンドならびにその機能については不明である。本研究では、KLRG1のリガンドを同定...
【医歯薬学】薬学:細胞内情報伝達受容体を含む研究件
❏オーファン受容体Adgrf5による糸球体濾過障壁の恒常性維持機構の解明(21K06167)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】GPCR / 血管内皮 / 腎臓 / 糸球体 / 受容体 (他7件)
【概要】①糸球体血管内皮細胞におけるADGRF5の細胞内シグナル伝達機構について明らかにするため、正常およびADGRF5ノックアウトマウス(以後、KOマウスと呼ぶ)から単離した糸球体および糸球体血管内皮細胞におけるKLF2、KLF4、eNOSの遺伝子発現量について定量PCR解析を行った。その結果、いずれの場合においても遺伝子発現量がKOマウスで上昇することを認めた。タンパク質レベルでもeNOSの発現量増加...
❏糸球体濾過障壁の恒常性維持におけるGpr116受容体の作用機構(16K07344)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】受容体 / 血管内皮細胞 / 腎蔵 / シグナル伝達 / 糸球体 (他9件)
【概要】本研究では,まず,Gpr116が腎糸球体の血管内皮細胞に局在することを免疫電顕で明らかにした。次に,正常マウスとGpr116欠損マウスの糸球体血管内皮細胞の遺伝子比較解析を行い,Gpr116欠損によって変動する遺伝子を同定した。また,Gpr116の細胞内シグナル伝達経路については,Gpr116の過剰発現によって活性化状態に変化する細胞内シグナル伝達分子の候補の絞り込みができた。さらに,Gpr116...
❏神経筋シナプス形成の分子機構(19300142)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】樋口 理 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50361720)
【キーワード】受容体・細胞内シグナル伝達 / 細胞内情報伝達 / シナプス / 骨格筋 / アセチルコリン (他9件)
【概要】神経筋シナプス形成に必須であるDok-7/MuSK シグナルの分子メカニズムの解明ため、Dok-7 およびMuSK と相互作用する未知の分子群の同定を試みた結果、Dok-7とMuSK に相互作用する分子として、それぞれCrkII とLrp4 を同定した。また、Dok-7 トランスジェニックマウスの解析およびin vitro 実験系を利用して、不明であったDok-7 によるMuSK 活性化機構の一端...
【医歯薬学】薬学:平滑筋細胞受容体を含む研究件
❏セリン-スレオニンキナーゼ型レセプターの細胞生物学的作用の研究(14208087)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 血管新生 / ES細胞 / BMP / 骨芽細胞 (他10件)
【概要】1)マウスのES細胞はFlk-1陽性の血管前駆細胞に分化したあと、VEGFの作用の有無により、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に分化する。血管内皮細胞と平滑筋細胞が共存する条件では潜在型TGF-βが効率良く活性化されることが知られている。この系においてTGF-βレセプターキナーゼの抑制剤であるSB-431542を添加したところ、血管内皮細胞の増殖とシート形成が著明に促進されることが明らかとなった。血管...
❏培養内皮細胞による生理活性物質の透過制御機構の解析(01571225)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1989
【研究代表者】高野 達哉 帝京大学, 薬学部, 教授 (40124995)
【キーワード】アンジオテンシン / 内皮細胞 / 平滑筋細胞 / 受容体 / 極性 (他8件)
【概要】血管壁の内側は一層の内皮細胞により覆われており、アンジオテンシンは、内皮細胞層を透過し、内皮細胞下に存在する平滑筋細胞に作用し収縮させる可能性が考えられる。本研究は、アンジオテンシンが内皮細胞層を透過して実質細胞に作用する機序を培養内皮細胞を用いて、細胞内、細胞間輸送、ならびにその制御機構を分子レベルから解析した。本研究の目的のために、人工血管に用いられているダクロン布にコラ-ゲンをゲル化し、その...
【医歯薬学】薬学:情報伝達受容体を含む研究件
❏甘味受容体の構造機能解析とその進化過程における変化の解明(25450194)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】日下部 裕子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門食品健康機能研究領域, ユニット長 (90353937)
【キーワード】味覚 / 受容体 / 構造機能解析 / 進化 / 味覚受容体 (他10件)
【概要】甘味受容体の構造機能特性の解明を目的に、複数の種の甘味受容体T1r2/T1r3について膜移行機序、甘味阻害効果等の解析を行った。まず、T1r2/T1r3の様々な部位の変異体について解析した。その結果、味物質を結合させる部位の変異が、受容体全体の構造を変化させてしまう現象を見出した。次に、ヒト、齧歯類、霊長類、魚類のT1r2/T1r3を用いて、膜移行能の比較を行った。その結果、齧歯類と魚類のT1r3...
❏黄体ホルモン・プロゲステロンによる植物生長制御の分子機構(18580100)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中野 雄司 独立行政法人理化学研究所, 植物化学生物学研究ユニット, ユニットリーダー (30281653)
【キーワード】植物ステロイドホルモン / プロゲステロン / シロイヌナズナ / 胚軸伸長 / 7回膜貫通型タンパク質 (他14件)
【概要】ステロイド骨格は類縁ながら側鎖形状が動物ステロイドホルモンとは異なるブラシノステロイド類に限られていると考えられていた。本研究では、動物ステロイドホルモンとして知られるプロゲステロンについて、プロゲステロン内部標準物質とGC-MS解析によって、イネとアラビドプシスにおいて、確かにプロゲステロンが内生することを明らかにした。さらに、エンドウ、トマト、ジャガイモ、リンゴなど様々な植物にも植物ホルモンと...
❏蛍光標識化植物ホルモンを用いたアリューロン細胞系における受容体解明研究(09660121)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】浅見 忠男 理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (90231901)
【キーワード】アブシジン酸 / ジベレリン / 受容体 / カルシウムチャンネル / 情報伝達 (他13件)
【概要】大麦アリューロン細胞を用いて、植物ホルモンの受容体の解析と植物ホルモンの作用に阻害的に作用する化合物の合成及びその作用部位についての解析を、併せて開発したセルソーターを用いた植物ホルモン受容体解析手法を用いて行った。まず、植物ホルモンの受容体解析を目標としたビオチン標識化アブシジン酸の合成を4'位にスペーサーを導入することにより行った。この化合物はジベレリンにより誘導されるα-アミラーゼ合...
【医歯薬学】薬学:ヘルペスウイルス受容体を含む研究件
❏HSV細胞間感染受容体の同定(15K15138)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】有井 潤 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30704928)
【キーワード】HSV / glycoprotein / 膜タンパク質 / 細胞間感染 / ウイルス (他9件)
【概要】本研究では、単純ヘルペスウイルス(HSV)による細胞間感染に焦点を当てて解析し、HSV細胞間感染を促進する宿主因子を新たに同定した。本因子は、HSV細胞感染に重要な役割を担っているウイルスタンパク質gEと会合し、gEに依存した細胞感染に必要であった。HSVは生体内においてはほとんど細胞外ウイルスを放出せず、細胞間感染に伝播を依存していると考えられている。すなわち、HSV細胞間感染の分子機構の理解は...
❏ヘルペスウイルスで高度に保存されているエンベロープ糖蛋白質と会合する受容体の同定(22659089)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010
【研究代表者】川口 寧 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (60292984)
【キーワード】ヘルペスウイルス / gB / 受容体
【概要】本研究の目的は、ヘルペスウイルスで保存されているエンベロープ糖蛋白質gBと会合する新規受容体を同定することにある。本年度、HSV-1 gBと会合する新規受容体としてnon-muscle myosin IIA (NM-IIA)の同定に成功した,結果は以下のとおりである。(i)NM-IIAは細胞表面において特異的にIISV-1 gBと会合した。(ii)IISV-1低感受性細胞にNM-IIAを過剰発現さ...
【医歯薬学】薬学:カドヘリン受容体を含む研究件
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
❏NK細胞上の抑制性レセプターKLRG1の未知リガンドの同定とその機能の解明(15590057)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / T細胞 / 先天性免疫 / レクチン様レセプター / KLRG1 (他11件)
【概要】我々の身体は、T,B細胞を中心とする獲得免疫系とともにNK細胞を含む先天性免疫系によって、病原体やがんから防御されている。NK細胞によるそれら異物の認識はNK細胞上に発現する活性化レセプター群と抑制性レセプター群によって行われている。KLRG1はNK細胞、T細胞の一部に発現する抑制性レセプターであるが、その認識するリガンドならびにその機能については不明である。本研究では、KLRG1のリガンドを同定...
【医歯薬学】薬学:カルシウム受容体を含む研究件
❏行動制御の性差を生み出す神経メカニズムの解明(19K06911)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】周防 諭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20596845)
【キーワード】性差 / 精子 / 自発運動量 / C. elegans / ドーパミン (他13件)
【概要】行動の性差は動物が効率的に交尾し繁殖するために重要であるが、性特異的な行動制御の神経メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、行動制御の性差とその神経基盤を明らかにすることを目的とする。線虫C. elegansには精子と卵子両方を作る雌雄同体とオスが存在するが、オスは雌雄同体よりも自発的な運動量が高い。自家受精できるために交配相手を探す必要のない雌雄同体は餌から離れずじっとしており、子孫を残す...
❏生体におけるリン感知機構の解明(15K19529)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】伊東 伸朗 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10731862)
【キーワード】低リン血症 / FGF23 / Klotho / くる病 / 骨軟化症 (他14件)
【概要】我々はこれまでに、血中のリン濃度調節因子として腫瘍性骨軟化症の原因腫瘍からFGF23というホルモンを同定し、またそのホルモンの受容体として尿細管でFGFR1/Klotho受容体複合体を同定した。本研究ではFGF23産生腫瘍を用いてリン感知受容体を同定することを目的とし、まずはFGF23の高感度ナノ免疫染色法を開発し、FGF23産生腫瘍におけるFGF23産生細胞を組織学的に一細胞レベルで選別すること...
❏受容体ダイナミクスとカルシウムシグナルによる神経制御機構あるいは病態の解明(20700300)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】坂内 博子 独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (40332340)
【キーワード】抑制性シナプス / カルシウム / GABA_A受容体 / 1分子イメージング / 量子ドット (他8件)
【概要】シナプス伝達の強さを決めるファクターとして,近年,細胞膜上における受容体の側方拡散が注目されている.本研究では,細胞外からのカルシウム流入とカルシニュリンの活性化により誘導されるGABA_A受容体の側方拡散の促進が,抑制性シナプス可塑性の開始点であることを示した.また,細胞内カルシウム貯蔵庫からのカルシウム放出も,タンパク質リン酸化によりGABA_A受容体の側方拡散を抑制している可能性を提示した....
【医歯薬学】薬学:がん抑制遺伝子受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
【医歯薬学】薬学:マウス受容体を含む研究件
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
❏マウスの不揮発性フェロモン物質の構造決定と受容体の同定(16688005)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体 / 遺伝子発現誘導 (他6件)
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が、性差や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などを制御していることが知られている。前年度までに、外分泌腺由来のペプチドが鋤鼻器官を刺激することを見出した。本年度は、メスマウスをそれらのペプチドに曝すと、Gタンパク質Gαoとフェロモン受容体候補遺伝子V2Rを発現する基底層側の鋤鼻上皮の鋤鼻神経...
【医歯薬学】薬学:代謝受容体を含む研究件
❏メタボライトと神経細胞を基軸とした遠隔的組織修復制御機構の解明(21K15100)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / キヌレニン / ショウジョウバエ / 代謝 (他6件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏消化管における味覚関連遺伝子発現細胞の機能解析(25292068)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】石丸 喜朗 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授 (10451840)
【キーワード】受容体 / 消化管 / 代謝 / 栄養素 / 遺伝子破壊マウス
【概要】小腸上皮細胞の約0.4%を占める刷子細胞の分化機構と細胞機能は不明であった。本研究では、以前我々のグループが味蕾の甘味、苦味、うま味細胞への運命決定を司ることを報告した転写因子Skn-1aが、小腸刷子細胞の分化も制御していることを明らかにした。Skn-1欠損マウスは野生型マウスと比べて、摂餌量には差がなかったが、カテコールアミン分泌量の増大によって消費エネルギーが増加したために、低体重・低体脂肪を...
【医歯薬学】薬学:生理活性受容体を含む研究件
❏ジベレリン起源物質の構造および活性制御機構の解明(24380060)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中嶋 正敏 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (50237278)
【キーワード】植物 / ホルモン / 生理活性物質 / コケ / 分化制御 (他16件)
【概要】コケ植物の分化促進物質の構造を解明すべく複数のアプローチを並行して進めた。生物検定系を用いた活性物質の精製を主軸に据えて、期中に代謝基質ent-カウレン酸の微量定量法を考案したことが大きく寄与した。独自技術で調製した13C標識ent-カウレン酸と先述の定量法を駆使して活性画分を精査した結果、画分からent-カウレン酸代謝物の由来ピーク検出に成功した。他方、その応答状況から生合成過程への関与が予想さ...
❏ストリゴラクトン機能制御剤の創製と受容機構の解明(23248018)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅見 忠男 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90231901)
【キーワード】生理活性 / 植物 / 有機化学 / 農林水産物 / 遺伝子 (他19件)
【概要】新植物ホルモンであるストリゴラクトンは植物の枝分かれを制御する機能を有していることから、その機能の化学的もしくは遺伝子的制御法を開発することにより、穀物の収量増加やバイオマス生産増加に利用することが可能である。本研究では、まず、D14タンパク質がストリゴラクトンを受容後加水分解し、生じたストリゴラクトンD環由来物質が活性本体としてD14と結合した結果、D14とジベレリン情報伝達因子として考えられて...
【医歯薬学】薬学:分子間相互作用受容体を含む研究件
❏リガンド-受容体相互作用の高精度統計熱力学モデルの構築(26600154)
【研究テーマ】計算科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】三上 益弘 慶應義塾大学, 理工学研究科(矢上), 特任教授 (50358074)
【キーワード】リガンド / 受容体 / 分子間相互作用 / 分子動力学法 / ハイブリッド法 (他9件)
【概要】水溶液中におけるリガンド-受容体相互作用の高精度・高速計算を実現するために、原子モデルに比べて大規模系を高速に計算できる粗視化モデル力場関数:MARTINIの適用可能性を検証した。その結果、MARTINIは、インフルエンザウイルスの表面上に存在するヘマグルチニン分子とヒト糖脂質分子間のリガンド-受容体相互作用の実験結果を定性的に再現することを明らかにした。また、コロイド懸濁液での分子動力学法と古典...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
【医歯薬学】薬学:リポ多糖受容体を含む研究件
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
❏自然免疫の鍵を担う細菌複合糖質リポ多糖ならびにペプチドグリカンの合成と機能研究(17310128)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】深瀬 浩一 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80192722)
【キーワード】自然免疫 / 免疫増強 / 複合糖質 / リポ多糖 / ペプチドグリカン (他6件)
【概要】本研究では、細菌複合糖質の免疫活性化機構を動物側のタンパク因子との相互作用に基づいて明らかにすることを目的として、様々なリボ多糖やペプチドグリカンの部分構造、リピドA、ならびに類縁体の合成研究を実施した。 リポ多糖は、その活性中心であるリピドAにKdoと呼ばれる酸性糖を介して多糖が結合した構造を有している。本研究では糖鎖部が生物活性と受容体認識に及ぼす影響を明らかにするために、様々なリポ多糖やその...
【医歯薬学】薬学:膜タンパク質受容体を含む研究件
❏ランタニドナノ粒子の光特性を利用する膜タンパク質光操作分析法の創発(18K19092)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40302806)
【キーワード】アップコンバージョン / 光操作 / ナノ粒子 / 膜タンパク質 / オプトジェネティクス (他7件)
【概要】特定の細胞膜レセプターの活性を近赤外光により操作する新たな分析法を開発した.近赤外光を吸収し青色光を放出するアップコンバージョン粒子(LNP)をマウス肝臓に滞留させることに成功した.一方,青色光で操作可能な細胞膜リセプターを独自に開発し,マウス肝臓にアデノウィルスを用いて発現させた.マウス腹部に近赤外光を照射したところ,近赤外光を吸収したLNPが肝臓内で青色光を放出し,細胞膜リセプター活性を上昇さ...
❏HSV細胞間感染受容体の同定(15K15138)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】有井 潤 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30704928)
【キーワード】HSV / glycoprotein / 膜タンパク質 / 細胞間感染 / ウイルス (他9件)
【概要】本研究では、単純ヘルペスウイルス(HSV)による細胞間感染に焦点を当てて解析し、HSV細胞間感染を促進する宿主因子を新たに同定した。本因子は、HSV細胞感染に重要な役割を担っているウイルスタンパク質gEと会合し、gEに依存した細胞感染に必要であった。HSVは生体内においてはほとんど細胞外ウイルスを放出せず、細胞間感染に伝播を依存していると考えられている。すなわち、HSV細胞間感染の分子機構の理解は...
【医歯薬学】薬学:電気生理学受容体を含む研究件
❏魚類の淡水・海水適応を担う膜輸送体のホルモンによる制御機構の解明(17H03870)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】加藤 明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (40311336)
【キーワード】魚類生理学 / イオントランスポーター / ホルモン受容体 / 輸送上皮細胞 / 淡水・海水適応 (他14件)
【概要】真骨魚のエラ,腸,腎臓の輸送上皮細胞に発現する様々な膜輸送体の同定により,淡水・海水順応における水電解質代謝を分子レベルで説明できるようになりつつある。エラ,腸,腎臓の機能は様々なホルモンにより制御されるが,ホルモンによる膜輸送体の制御機構の多くは明らかでない。我々はアフリカツメガエル卵母細胞に発現させた膜輸送体を電気生理学的に測定するシステムを用い,膜輸送体の活性制御機構を解析した。トラフグ腎臓...
❏新規ドーパリガンドの構造決定とドーパ応答の電気生理学的解析(20300132)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】五嶋 良郎 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00153750)
【キーワード】神経伝達物質 / 受容体 / 自律神経系 / ドーパ / 電気生理学 (他6件)
【概要】ドーパは中枢神経系における新しい神経伝達物質候補である。その特異的受容体の実体を明らかとするため、選択的なリガンドを見出すことは重要なアプローチの一つである。本研究実績は、ドーパリガンド溶液中に新規な活性画分を見出した事、脳スライスNTSにおけるドーパ応答を捉える新しいアッセイ系、Multiple electrode array system(MED64)において、NTS領域においてドーパの二相性...
【医歯薬学】薬学:GPCR受容体を含む研究件
❏オーファン受容体Adgrf5による糸球体濾過障壁の恒常性維持機構の解明(21K06167)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】GPCR / 血管内皮 / 腎臓 / 糸球体 / 受容体 (他7件)
【概要】①糸球体血管内皮細胞におけるADGRF5の細胞内シグナル伝達機構について明らかにするため、正常およびADGRF5ノックアウトマウス(以後、KOマウスと呼ぶ)から単離した糸球体および糸球体血管内皮細胞におけるKLF2、KLF4、eNOSの遺伝子発現量について定量PCR解析を行った。その結果、いずれの場合においても遺伝子発現量がKOマウスで上昇することを認めた。タンパク質レベルでもeNOSの発現量増加...
❏卵成熟誘起ホルモン受容体の同定(20K06538)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (00323808)
【キーワード】卵成熟誘起ホルモン / 1-methyladenine / 1-メチルアデニン / 受容体 / GPCR (他9件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンの受容体の同定が本研究の目的であり、昨年に引き続き、申請者がこれまでに見いだした有力候補であるGタンパク質共役型受容体(GPCR)が真の受容体であるかどうかを確かめるための解析を行った。細胞内の候補GPCRの機能阻害を期待して、昨年度に引き続き抗体による阻害を試すとともに、新たに機能不全型GPCR変異体を作成して競合的阻害実験を試した。 抗体による阻害については、細胞内突出...
❏ヒトデ卵成熟誘起ホルモン受容体候補として新規同定した複合体タンパクの解析(24657047)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (00323808)
【キーワード】ヒトデ / 卵成熟 / ホルモン / 受容体 / GPCR (他8件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンのシグナル経路の全容解明を目指し、特にシグナル経路の最上流にあって、今なお分子的実体が不明であるホルモン受容体の実体解明を目的として、新規材料であるナノアフィニティービーズを用いて受容体の単離・同定に挑戦した。結合蛋白として同定した3つの受容体候補蛋白はrendezvin遺伝子産物であり、翻訳後にfurinによるプロセシングを受け生成することを解明し、また、rendezvi...
【医歯薬学】薬学:Gタンパク質受容体を含む研究件
❏Gタンパク質共役受容体の機能選択的活性化と疾患・制御(22591008)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】受容体 / G タンパク質 / 機能選択性 / 疾患 / 制御 (他8件)
【概要】今後の薬剤開発において重要となるGPCRシグナルにおける機能選択性について、疾患の解析と受容体作動薬の作用から検討した。具体的には、生体内で機能選択的に作動するCa感知受容体に対する自己抗体の作用、部分尿崩症の原因となるV2受容体変異体に対する受容体作動薬の特異な作用、GPCRシグナルにおける機能選択的不活性化をターゲットとする薬剤や、クロストークの制御機構の解析をおこなった。 ...
❏G蛋白質共役レセプターの自律的活性化とインバースアゴニスト(19591073)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】レセプター / G蛋白質 / 活性化 / インバースアゴニスト / 局在 (他12件)
【概要】疾患の原因メカニズムとして需要な、G蛋白質共役レセプターのアゴニストによらない自律的活性化のメカニズムを明らかにし、またその制御機構としてのインバースアゴニスト、レセプターとG蛋白質の共役を標的とする変異体シグナル分子の遺伝子導入、機能選択的活性化の効果をシグナル分子の細胞内局在変化を指標に解析した。 ...
❏黄体ホルモン・プロゲステロンによる植物生長制御の分子機構(18580100)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中野 雄司 独立行政法人理化学研究所, 植物化学生物学研究ユニット, ユニットリーダー (30281653)
【キーワード】植物ステロイドホルモン / プロゲステロン / シロイヌナズナ / 胚軸伸長 / 7回膜貫通型タンパク質 (他14件)
【概要】ステロイド骨格は類縁ながら側鎖形状が動物ステロイドホルモンとは異なるブラシノステロイド類に限られていると考えられていた。本研究では、動物ステロイドホルモンとして知られるプロゲステロンについて、プロゲステロン内部標準物質とGC-MS解析によって、イネとアラビドプシスにおいて、確かにプロゲステロンが内生することを明らかにした。さらに、エンドウ、トマト、ジャガイモ、リンゴなど様々な植物にも植物ホルモンと...
【医歯薬学】薬学:Gタンパク質共役型受容体受容体を含む研究件
❏甘味受容体の構造機能解析とその進化過程における変化の解明(25450194)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】日下部 裕子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門食品健康機能研究領域, ユニット長 (90353937)
【キーワード】味覚 / 受容体 / 構造機能解析 / 進化 / 味覚受容体 (他10件)
【概要】甘味受容体の構造機能特性の解明を目的に、複数の種の甘味受容体T1r2/T1r3について膜移行機序、甘味阻害効果等の解析を行った。まず、T1r2/T1r3の様々な部位の変異体について解析した。その結果、味物質を結合させる部位の変異が、受容体全体の構造を変化させてしまう現象を見出した。次に、ヒト、齧歯類、霊長類、魚類のT1r2/T1r3を用いて、膜移行能の比較を行った。その結果、齧歯類と魚類のT1r3...
❏Gタンパク質共役受容体の機能選択的活性化と疾患・制御(22591008)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】槙田 紀子 (槇田 紀子) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60353455)
【キーワード】受容体 / G タンパク質 / 機能選択性 / 疾患 / 制御 (他8件)
【概要】今後の薬剤開発において重要となるGPCRシグナルにおける機能選択性について、疾患の解析と受容体作動薬の作用から検討した。具体的には、生体内で機能選択的に作動するCa感知受容体に対する自己抗体の作用、部分尿崩症の原因となるV2受容体変異体に対する受容体作動薬の特異な作用、GPCRシグナルにおける機能選択的不活性化をターゲットとする薬剤や、クロストークの制御機構の解析をおこなった。 ...
❏黄体ホルモン・プロゲステロンによる植物生長制御の分子機構(18580100)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中野 雄司 独立行政法人理化学研究所, 植物化学生物学研究ユニット, ユニットリーダー (30281653)
【キーワード】植物ステロイドホルモン / プロゲステロン / シロイヌナズナ / 胚軸伸長 / 7回膜貫通型タンパク質 (他14件)
【概要】ステロイド骨格は類縁ながら側鎖形状が動物ステロイドホルモンとは異なるブラシノステロイド類に限られていると考えられていた。本研究では、動物ステロイドホルモンとして知られるプロゲステロンについて、プロゲステロン内部標準物質とGC-MS解析によって、イネとアラビドプシスにおいて、確かにプロゲステロンが内生することを明らかにした。さらに、エンドウ、トマト、ジャガイモ、リンゴなど様々な植物にも植物ホルモンと...
【医歯薬学】薬学:自然免疫受容体を含む研究件
❏ポリフェノール機能のパラダイムシフト:酸化特異的リガンドの生成と生体防御応答(22H00356)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】内田 浩二 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (40203533)
【キーワード】ポリフェノール / タンパク質修飾 / 酸化特異的リガンド / 自然免疫 / 受容体
【概要】
❏自然免疫-獲得免疫を制御する細菌由来化合物の化学合成と機能解析(22310136)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010
【研究代表者】藤本 ゆかり 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00362616)
【キーワード】複合糖質 / 自然免疫 / ペプチドグリカン / 受容体 / 化学合成
【概要】本研究においては、生体防御の最前線を担う自然免疫を活性化する鍵構造として、微生物由来免疫増強/抑制化合物の化学合成法の確立、純粋な合成化合物を用いた生物活性の検証と詳細な解析、さらにはその生体内での機能解明を目指した研究を行った。すなわち、細胞壁成分であるペプチドグリカン(PGN)・フラグメントについて、環境中、特に本年度はBacillus subtilis natto(納豆菌)について、Nod1...
❏自然免疫の鍵を担う細菌複合糖質リポ多糖ならびにペプチドグリカンの合成と機能研究(17310128)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】深瀬 浩一 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80192722)
【キーワード】自然免疫 / 免疫増強 / 複合糖質 / リポ多糖 / ペプチドグリカン (他6件)
【概要】本研究では、細菌複合糖質の免疫活性化機構を動物側のタンパク因子との相互作用に基づいて明らかにすることを目的として、様々なリボ多糖やペプチドグリカンの部分構造、リピドA、ならびに類縁体の合成研究を実施した。 リポ多糖は、その活性中心であるリピドAにKdoと呼ばれる酸性糖を介して多糖が結合した構造を有している。本研究では糖鎖部が生物活性と受容体認識に及ぼす影響を明らかにするために、様々なリポ多糖やその...
【医歯薬学】薬学:立体構造受容体を含む研究件
❏花粉自他識別情報の受容機構に関するタンパク質構造化学的解析(14360066)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】高山 誠司 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (70273836)
【キーワード】自家不和合成 / アブラナ科植物 / SP11 / SRK / MLPK (他12件)
【概要】本研究は、アブラナ科植物の自家不和合性の自他識別反応に関わる花粉測SP11リガンドと雌ずい側SRK受容体複合体の解析を通じ、本反応の蛋白質構造化学的解明を目指したものである。主な成果は以下の通り。 1.SP11蛋白質の立体構造の解明 S_8遺伝子由来のSP11を化学合成により大量に調製し、NMRを用いて溶液状態における立体構造を解析した。その結果、1本のαヘリックスと3本のβストランドから成る特徴...
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
【医歯薬学】薬学:エストロゲン受容体受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏性ホルモン受容体とその応答遺伝子からみた骨粗鬆症の病態解析(12470219)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
【キーワード】骨粗鬆症 / エストロゲン / SNP / 骨芽細胞 / 標的遺伝子 (他11件)
【概要】エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSN...
【医歯薬学】薬学:アセチルコリン受容体を含む研究件
❏神経筋シナプス形成の分子機構(19300142)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】樋口 理 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50361720)
【キーワード】受容体・細胞内シグナル伝達 / 細胞内情報伝達 / シナプス / 骨格筋 / アセチルコリン (他9件)
【概要】神経筋シナプス形成に必須であるDok-7/MuSK シグナルの分子メカニズムの解明ため、Dok-7 およびMuSK と相互作用する未知の分子群の同定を試みた結果、Dok-7とMuSK に相互作用する分子として、それぞれCrkII とLrp4 を同定した。また、Dok-7 トランスジェニックマウスの解析およびin vitro 実験系を利用して、不明であったDok-7 によるMuSK 活性化機構の一端...
❏ムスカリン性アセチルコリン受容体の高次構造(06558107)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】芳賀 達也 東京大学, 医学部(医), 教授 (30011646)
【キーワード】受容体 / 高次構造 / 大量発現 / 神経伝達物質 / TRNOE (他10件)
【概要】本試験研究では、ムスカリン性アセチルコリン受容体を対象として高次構造解明の為の基礎研究を行った。当初の目的は下記の通りであった。(1)高次構造研究に必要な量の受容体を得るため、バキュロウイルスを用いた高度発現系及び抗原性の高いペプチドとの融合受容体を利用した効率的な精製系の開発、(2)十分量精製したムスカリン受容体の2次元結晶の調製と電子顕微鏡写真の解析による立体構造の解明、(3)リガント・受容体...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス受容体を含む研究件
❏Gタンパク質共役型受容体を介した遊離脂肪酸によるアポトーシス阻害機構の解析(17780081)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】勝間 進 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教授 (20378863)
【キーワード】受容体 / GPCR / 遊離脂肪酸 / シグナル伝達 / GPR120 (他8件)
【概要】遊離脂肪酸(Free Fatty Acid : FFA)は多くの組織において生理的に重要な役割を果たしている。FFA誘導体であるプロスタグランジンやロイコトリエンは細胞膜に特異的なGタンパク質共役型受容体(GPCR)を持つことから、FFA(特に長鎖)も細胞膜上に特異的な受容体を持ち、それを刺激することによって細胞内情報伝達に寄与している可能性があると考えられてきた。最近、いくつかのグループが3つの...
❏ショウジョウバエをモデルとしたステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構の解析(12672228)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科・科学技術振興特任助教授(常勤形態) (50213327)
【キーワード】ショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 20-Hydroxyecdysone / アポトーシス / 細胞死関連遺伝子 (他7件)
【概要】ステロイドホルモンは発生、ホメオスタシスおよび細胞死に重要な役割を担うが、ステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構についてはよくわかっていない。ショウジョウバエでは、昆虫のステロイドホルモンである変態ホルモン、20-Hydroxyecdysone(HE)の生体内濃度の変化によって細胞死が制御されると考えられている。申請者は、ショウジョウバエ幼虫の中枢神経系から特殊な方法で細胞株を樹立した。そこ...
❏TGF-βスーパーファミリーの因子のシグナル伝達機構と生物学的作用(09480199)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 骨形成因子 / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他11件)
【概要】1. Tkv結合蛋白質クローニングとその哺乳類細胞での機能解析:ショウジョウバエのセリン-スレオニンキナーゼ型レセプターであるThick veins(Tkv)に結合する蛋白質をtwo-hybrid法で検索し、DIAP1(Drosophila apoptosis inhibitor-1)をクローニングした。 2. Smadのシグナル伝達機構における役割:我々はSmadファミリーの分子をその構造と働き...
【医歯薬学】薬学:生体分子受容体を含む研究件
❏中枢神経系細胞間ネットワークにおけるシグナル機構の可視化解析(21229004)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】飯野 正光 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50133939)
【キーワード】受容体 / チャネル / 輸送系 / シグナル情報伝達 / シグナル伝達 (他9件)
【概要】中枢神経系において、Ca2+シグナルの未知機能探索とシグナル分子可視化研究を介して中枢神経ネットワーク機能について以下の成果を得た。(1) アストロサイト細胞内Ca2+シグナルを介したアストログリオーシス機構および神経細胞保護作用を明らかにした。(2) グルタミン酸シグナルがどのような時空間分布をとって伝達を行っているかについて、直接的な解析に初めて成功した。生体脳内測定へと拡張し、感覚入力によ...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
❏脊椎動物由来味覚受容体の構造機能連関を基盤とした味物質受容機構の体系的解析(18688005)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚 / 受容体
【概要】近年、甘味・旨味や苦味といった味物質を受容する味覚受容体分子の存在が明らかとなり、味覚組織に発現する多くのGタンパク質共役型受容体が同定されたものの、各受容体に対するリガンドの解明については依然多くについて残されている。本研究課題においては味覚受容体の味物質受容機構の更なる理解のため、受容体の構造機能連関解析を基盤としてその機構を明らかにしようという目的で実施するものである。 哺乳類以外の脊椎動物...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエ受容体を含む研究件
❏メタボライトと神経細胞を基軸とした遠隔的組織修復制御機構の解明(21K15100)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】樫尾 宗志朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40823307)
【キーワード】組織修復 / 組織間相互作用 / キヌレニン / ショウジョウバエ / 代謝 (他6件)
【概要】組織再生は、欠損した組織を回復させる医学・生物学における重要な現象の一つである。これまで行われてきた再生研究により様々な分子メカニズムが解明されてきたが、既存の研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であった。近年の研究により、組織再生を離れた組織が遠隔的に制御することが明らかになってきた。しかしながら、組織間を媒介する因子やその受容システムの包括的な理解には未だ至っていない。...
❏神経回路の組織化と維持・管理を担う分子細胞基盤(16H02504)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】榎本 和生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80300953)
【キーワード】ショウジョウバエ / 樹状突起 / 受容領域 / タイリング / 感覚ニューロン (他16件)
【概要】ショウジョウバエ幼虫の感覚ニューロンは、表皮全体を覆うように受用領域を形成する。我々は近年、感覚ニューロン樹状突起は、腹側の特定表皮(上皮)細胞(sternitesと呼ばれる)からの分泌される位置シグナルWNT5を感知することにより、受容領域の境界を決定していることを発見した。さらに、背側の特定表皮(上皮)細胞からも何らかの位置シグナルが提示されることを見出し、そのシグナルを樹状突起上のGPCR様...
❏ショウジョウバエをモデルとしたステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構の解析(12672228)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科・科学技術振興特任助教授(常勤形態) (50213327)
【キーワード】ショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 20-Hydroxyecdysone / アポトーシス / 細胞死関連遺伝子 (他7件)
【概要】ステロイドホルモンは発生、ホメオスタシスおよび細胞死に重要な役割を担うが、ステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構についてはよくわかっていない。ショウジョウバエでは、昆虫のステロイドホルモンである変態ホルモン、20-Hydroxyecdysone(HE)の生体内濃度の変化によって細胞死が制御されると考えられている。申請者は、ショウジョウバエ幼虫の中枢神経系から特殊な方法で細胞株を樹立した。そこ...
【医歯薬学】薬学:内皮細胞受容体を含む研究件
❏平滑筋および血管内皮細胞のエンドセリン受容体のサブタイプと生理機能に関する研究(04454115)
【研究テーマ】基礎獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】尾崎 博 東京大学, 農学部, 助教授 (30134505)
【キーワード】エンドセリン / 受容体 / 平滑筋 / 内皮細胞 / 薬理 (他6件)
【概要】最近話題にのぼっている物質としてエンドセリンと一酸化窒素があり、両者ともにその生理的、病態生理的役割が多くの関心をよんできた。我々は平成元年から2年間、一般研究(B)「血管内皮細胞由来の新規血管収縮物質エンドセリンの生理活性に関する研究」の課題でエンドセリンの研究を行なってきた。本研究はその研究をさらに発展させ、平滑筋および血管内皮細胞におけるエンドセリン受容体のタイプとその役割を明らかにすること...
❏培養内皮細胞による生理活性物質の透過制御機構の解析(01571225)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1989
【研究代表者】高野 達哉 帝京大学, 薬学部, 教授 (40124995)
【キーワード】アンジオテンシン / 内皮細胞 / 平滑筋細胞 / 受容体 / 極性 (他8件)
【概要】血管壁の内側は一層の内皮細胞により覆われており、アンジオテンシンは、内皮細胞層を透過し、内皮細胞下に存在する平滑筋細胞に作用し収縮させる可能性が考えられる。本研究は、アンジオテンシンが内皮細胞層を透過して実質細胞に作用する機序を培養内皮細胞を用いて、細胞内、細胞間輸送、ならびにその制御機構を分子レベルから解析した。本研究の目的のために、人工血管に用いられているダクロン布にコラ-ゲンをゲル化し、その...
【医歯薬学】薬学:骨芽細胞受容体を含む研究件
❏セリン-スレオニンキナーゼ型レセプターの細胞生物学的作用の研究(14208087)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 血管新生 / ES細胞 / BMP / 骨芽細胞 (他10件)
【概要】1)マウスのES細胞はFlk-1陽性の血管前駆細胞に分化したあと、VEGFの作用の有無により、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に分化する。血管内皮細胞と平滑筋細胞が共存する条件では潜在型TGF-βが効率良く活性化されることが知られている。この系においてTGF-βレセプターキナーゼの抑制剤であるSB-431542を添加したところ、血管内皮細胞の増殖とシート形成が著明に促進されることが明らかとなった。血管...
❏性ホルモン受容体とその応答遺伝子からみた骨粗鬆症の病態解析(12470219)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
【キーワード】骨粗鬆症 / エストロゲン / SNP / 骨芽細胞 / 標的遺伝子 (他11件)
【概要】エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSN...
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
【医歯薬学】薬学:イオンチャネル受容体を含む研究件
❏新しい電子顕微鏡タグの開発と生体内分子の絶対数計測(15651062)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】重本 隆一 生理学研究所, 大脳皮質機能研究系, 教授 (20221294)
【キーワード】金クラスター / 分子数計測 / 受容体 / イオンチャネル / タグ (他11件)
【概要】生体分子の絶対数の定量を目的として、メタルチオネインを融合させた蛋白質を細胞に発現させメタルゴールドをその場で形成させる実験を行った。しかし、生体に存在するメタルチオネインに金イオンを結合させたあと還元しても、メタルチオネインのノックアウト動物と金標識の有意な差を見出す事はできず、in situの金クラスターの形成はメタルチオネイン以外の理由による核形成に伴って起こっている事が明らかとなった。そこ...
❏イオンチャネル及び膜受容体の信号伝達による細胞機能発現機構の生理学的意義(10897002)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998
【研究代表者】瀬山 一正 広島大学, 医学部, 教授 (70034006)
【キーワード】イオンチャネル / トランスポーター / 受容体 / 細胞内情報伝達 / チャネルゲート
【概要】イオンチャネルは生体膜を貫通するタンパク質で、生物の細胞に広く分布し細胞内と細胞外との間で物質の輸送を担い細胞内環境の恒常性の維持に関わる重要な分子である。 近年の研究からイオンチャネル、トランスポーター及び受容体については機構上の相互作用が認められたのみならず、細胞内情報伝達系の共通性も認められるに至った。この企画は各種の細胞においてこれらの問題点を共有する研究者が一堂に会し情報を交換するための...
❏精子運動運動を制御する細胞情報伝達機構の生理学的解明と分子遺伝学的解析(09440276)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 2000
【研究代表者】森澤 正昭 (森沢 正昭) 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40013594)
【キーワード】ホヤ / ニシン / ナメクジウオ / ヒト / 精子活性化物質 (他28件)
【概要】ニシン精子運動活性化についてはカルシウムイオンが2次メッセンジャーとして働いていること、cAMPは精子活性化の要因でないことが明らかとなった。更に精子活性化に伴い細胞膜の脱分極が起こること、カルシウム、ナトリウムの交換機構による細胞内カルシウム濃度の上昇が精子運動活性化に重要であることが分かり、細胞内情報伝達機構の大略が明らかとなった。ホヤでは精子活性化・誘引物質(SAAF)が2基の硫酸基を持つ新...
【医歯薬学】薬学:ステロイドホルモン受容体を含む研究件
❏ブラシノステロイドの未知受容体の同定から探るステロイドホルモンの誕生と進化(21K18235)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2025-03-31
【研究代表者】東山 哲也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00313205)
【キーワード】ブラシノステロイド / 受容体 / ステロイドホルモン / 生殖ホルモン / 進化
【概要】動物と植物のホルモンにおいて、唯一共通する分子種が存在する。ステロイドである。植物のステロイドホルモンであるブラシノステロイドは、1979年に花粉から精製されることで発見された。その機能解明は、茎や葉などの栄養組織で行われ、1997年には細胞膜に存在する一回膜貫通型の受容体BRI1も発見された。BRI1を起点とするシグナリング経路は詳しく解明された一方、ブラシノステロイドが花粉から発見された意味は...
❏ショウジョウバエをモデルとしたステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構の解析(12672228)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科・科学技術振興特任助教授(常勤形態) (50213327)
【キーワード】ショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 20-Hydroxyecdysone / アポトーシス / 細胞死関連遺伝子 (他7件)
【概要】ステロイドホルモンは発生、ホメオスタシスおよび細胞死に重要な役割を担うが、ステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構についてはよくわかっていない。ショウジョウバエでは、昆虫のステロイドホルモンである変態ホルモン、20-Hydroxyecdysone(HE)の生体内濃度の変化によって細胞死が制御されると考えられている。申請者は、ショウジョウバエ幼虫の中枢神経系から特殊な方法で細胞株を樹立した。そこ...
❏受容体型癌遺伝子c-erbB-2を指標とした診断と治療(04557019)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 茂郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
【キーワード】癌遺伝子 / 乳癌 / 血清診断 / ステロイドホルモン / erbB-2 (他10件)
【概要】1.血清c-erbB-2の測定系を確立し、その応用をこころみて次の成果をえた。 a)EIAによる測定系を、健康人346例をもとに作成し13.0%、再発乳癌の陽性率51.2%との値をえた。 b)RIAによる測定系では、同じく13.0%、47.9%であった。 c)乳癌組織抽出液では過剰発現例は39.3%であった。このテストは以上の結果より、実用化の域に入ったと考えられる。現在、健康保険適用の可能性につ...
【医歯薬学】薬学:核内受容体受容体を含む研究件
❏ジベレリン受容体の消長に関する研究(18380070)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中嶋 正敏 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (50237278)
【キーワード】ジベレリン / 受容体 / シグナル伝達 / 核内リセプター / 核内レセプター
【概要】モデル植物・シロイヌナズナを対象として、ジベレリン受容体3種(AtGID1a,1b,1c)の各翻訳産物を調製し、いずれもが活性型ジベレリン特異的な互いに似た結合様式を示すことを明らかにした。また、多重の機能欠失型変異を導入した植物体の解析から、AtGID1a,AtGID1cに関する2重変異体のみ、他の組み合わせによる2重変異体あるいは、各1遺伝子の機能欠失型変異体では認められない矮性の形質が現れる...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:分化受容体を含む研究件
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
❏細胞増殖と分化の特異的調節分子の化学研究(62430026)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1987 - 1989
【研究代表者】首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
【キーワード】分化 / 増殖 / ビタミンA / レチノイド / レチノイン酸 (他20件)
【概要】細胞の増殖と分化という最も生命にとって基本的な現象を調節する低分子の有機化合物の化学的研究を進めた。 最も重点を置き、また進歩があった成果は、レチノイドに代表される細胞分化調節分子の構造活性相関の研究である。ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸に代表されるレチノイドの構造を大きく変化させ、構造的にヴァライエティに富む、そして、物性にも特徴のある化合物を合成した。そしてそれらの立体構造をnmrおよび...
【医歯薬学】薬学:エストロゲン受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏性ホルモン受容体とその応答遺伝子からみた骨粗鬆症の病態解析(12470219)
【研究テーマ】内分泌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
【キーワード】骨粗鬆症 / エストロゲン / SNP / 骨芽細胞 / 標的遺伝子 (他11件)
【概要】エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSN...
【医歯薬学】薬学:細胞増殖受容体を含む研究件
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
❏乳腺上皮の増殖調節に関する分子生物学的研究(04454105)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】河本 馨 東京大学, 農学部, 教授 (30011894)
【キーワード】乳腺 / レセプター / プロラクチン / インシュリン / MAPキナーゼ (他14件)
【概要】インシュリン、インシュリン様成長因子(IGF)-I、EGFなどの成長因子は細胞培養系では乳腺上皮細胞の増殖にとって必須である。プロラクチンとプロゲステロンはこれと協同して増殖を促進する。インシュリン、IGF-I、EGFはシグナル伝達過程において、MAPキナーゼを燐酸化し、活性化する。そこで最初に、乳腺上皮の増殖の盛んな妊娠初期と、増殖の盛んでない泌乳期の乳腺をMAPキナーゼの抗体を用いてウェスタン...
【医歯薬学】薬学:血管新生受容体を含む研究件
❏セリン-スレオニンキナーゼ型レセプターの細胞生物学的作用の研究(14208087)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 血管新生 / ES細胞 / BMP / 骨芽細胞 (他10件)
【概要】1)マウスのES細胞はFlk-1陽性の血管前駆細胞に分化したあと、VEGFの作用の有無により、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に分化する。血管内皮細胞と平滑筋細胞が共存する条件では潜在型TGF-βが効率良く活性化されることが知られている。この系においてTGF-βレセプターキナーゼの抑制剤であるSB-431542を添加したところ、血管内皮細胞の増殖とシート形成が著明に促進されることが明らかとなった。血管...
❏女性生殖系における血菅新生関連因子の意義に関する包括的研究-臨床応用にむけて-(14207064)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】武谷 雄二 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10114539)
【キーワード】アディポネクチン / レセプター / 子宮内膜 / 着床 / 炎症 (他18件)
【概要】【目的】Adiponectin(Ad)は、抗血管新生、抗糖尿病、抗動脈硬化、抗炎症作用を持つ重要なサイトカインである。血清Ad濃度の低下が子宮内膜症や子宮内膜癌の患者で報告されており、Adが子宮内膜においても何らかの役割を果たしていると考えられる。そこで、子宮内膜におけるadiponectin receptor(AdipoR1,R2)の発現とその作用についての検討を行った。【方法】同意の下、良性婦...
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
【医歯薬学】薬学:血管内皮細胞受容体を含む研究件
❏糸球体濾過障壁の恒常性維持におけるGpr116受容体の作用機構(16K07344)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】受容体 / 血管内皮細胞 / 腎蔵 / シグナル伝達 / 糸球体 (他9件)
【概要】本研究では,まず,Gpr116が腎糸球体の血管内皮細胞に局在することを免疫電顕で明らかにした。次に,正常マウスとGpr116欠損マウスの糸球体血管内皮細胞の遺伝子比較解析を行い,Gpr116欠損によって変動する遺伝子を同定した。また,Gpr116の細胞内シグナル伝達経路については,Gpr116の過剰発現によって活性化状態に変化する細胞内シグナル伝達分子の候補の絞り込みができた。さらに,Gpr116...
❏セリン-スレオニンキナーゼ型レセプターの細胞生物学的作用の研究(14208087)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 血管新生 / ES細胞 / BMP / 骨芽細胞 (他10件)
【概要】1)マウスのES細胞はFlk-1陽性の血管前駆細胞に分化したあと、VEGFの作用の有無により、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に分化する。血管内皮細胞と平滑筋細胞が共存する条件では潜在型TGF-βが効率良く活性化されることが知られている。この系においてTGF-βレセプターキナーゼの抑制剤であるSB-431542を添加したところ、血管内皮細胞の増殖とシート形成が著明に促進されることが明らかとなった。血管...
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
【医歯薬学】薬学:細胞分化受容体を含む研究件
❏セリン-スレオニンキナーゼ型レセプターの細胞生物学的作用の研究(14208087)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / 血管新生 / ES細胞 / BMP / 骨芽細胞 (他10件)
【概要】1)マウスのES細胞はFlk-1陽性の血管前駆細胞に分化したあと、VEGFの作用の有無により、血管内皮細胞や血管平滑筋細胞に分化する。血管内皮細胞と平滑筋細胞が共存する条件では潜在型TGF-βが効率良く活性化されることが知られている。この系においてTGF-βレセプターキナーゼの抑制剤であるSB-431542を添加したところ、血管内皮細胞の増殖とシート形成が著明に促進されることが明らかとなった。血管...
❏Smadによるシグナル伝達と細胞生物学的作用の研究(11480215)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】宮園 浩平 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90209908)
【キーワード】TGF-β / DNAマイクロアレイ / 浸潤 / 受容体 / Smad (他13件)
【概要】1.BMPによるC2C12細胞の骨芽細胞への分化にSmadがどのように関わっていくかを、アデノウィルスベクターによる発現系を用いて検討した。BMP処理を行った細胞で、ALP活性の上昇が認められるが、Smad1及びSmad5を過剰発現された細胞ではその活性が更に増強された。抑制型Smadを過剰発現させた細胞では、逆にALP活性の低下が認められた。C2C12細胞の骨芽細胞様分化誘導におけるBMP-4と...
❏エリスロポエチン受容体の構造と情報伝達機構(05680618)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】吉村 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (90182815)
【キーワード】エリスロポエチン / 誘導遺伝子 / 受容体活性化 / プロモーター / 細胞増殖 (他13件)
【概要】我々はエリスロポエチン(EPO)受容体の活性化機構を解明する目的でチロシンキナーゼ型受容体(EGF受容体)の細胞外ドメインとEPO受容体細胞内ドメインのキメラ分子を作成しその機能を解析した。その結果キメラ分子はリガンド(EGF)に依存して2量体化し、細胞増殖および細胞分化(グロビンの合成)を誘導することがわかった。したがってエリスロポエチン受容体はリガンドに依存した2量体化によって活性化され、その...
【医歯薬学】薬学:プロテオミクス受容体を含む研究件
❏脂溶性リガンド感知機構に関する基盤的研究(21248016)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】内田 浩二 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (40203533)
【キーワード】脂溶性リガンド / プロテオミクス / センサー分子 / 分子プローブ / 受容体 (他9件)
【概要】イソチオシアネート化合物は、イソチオシアネート基 (N=C=S) の炭素原子の電子不足からチオール化合物による抱合反応を受けやすく、刺激がマスクされた抱合体を形成する。しかし、抱合体は不安定であり、別のチオール化合物と交換反応が進行する(トランスチオカルバモイル化)。クリックケミストリーを用い、6-HITCのアルキン誘導体による細胞タンパク質のトランスチオカルバモイル化を調べたところ、複数のタンパ...
❏カテキンの血管保護・拡張作用を仲介する新奇受容体分子の同定とその食品分野での応用(18580113)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任准教授 (10321788)
【キーワード】食品 / 生理学 / プロテオミクス / 受容体 / ポリフェノール
【概要】本研究では、血管内皮細胞中の(+)-カテキンの標的分子を同定することにより、(+)-カテキンによる血管内皮細胞拡張作用の分子機構を解明することを目的とした。当初使用していたマウス血管内皮細胞由来培養細胞株であるbEnd.3細胞で、カテキン刺激応答としてのNO産生に再現性のよい結果が得られなかったため、文献的に同様のNO産生能をもつことがわかっているヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を材料として用い...
【医歯薬学】薬学:PPAR受容体を含む研究件
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド受容体を含む研究件
❏ESI冷却イオントラップ分光法によるアドレナリン受容体の分子認識機構の解明(20H00372)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】藤井 正明 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60181319)
【キーワード】赤外分光 / 分子認識 / レーザー分光 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】1)アゴニスト等に対する受容体ポケットの分子認識検証 イソプレナリンのみならずβ2-アドレナリン受容体に認識されて動作させる分子(アゴニスト)が受容体ポケットであるSIVSFにどのように結合するのかを明らかにするために,アドレナリンが有するOH基を1個ずつ除いたシネフリン,フェニレフリン分子(アゴニスト)とSIVSFペプチド複合体をエレクトロスプレーで生成し,冷却イオントラップ内で紫外・赤外スペク...
❏ヘテロ受容体カップリングのシグナル特性と人工リガンド創成の研究(15K14473)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】松本 邦夫 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (90201780)
【キーワード】細胞増殖因子 / チロシンキナーゼ / 受容体 / サイトカイン / 増殖因子受容体 (他11件)
【概要】細胞増殖因子受容体をダイマー化する人工リガンド技術は再生医療に応用可能であるとともに、従来にない生物活性をもつ人工リガンドを創成できる可能性が考えられる。本研究は、異なる受容体同士を人為的にダイマー化することで、ヘテロ受容体のシグナル活性化につながるかを検討した。ダイマー形成の評価系としてsplit luciferase系と原子間力顕微鏡による解析系を確立した。一方、MET受容体、RET受容体、I...
❏植物受容体様タンパク質による環境ストレス応答機構の分子基盤(21580125)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】刑部 祐里子 独立行政法人理化学研究所, 機能開発研究グループ, 研究員 (50444071)
【キーワード】受容体 / ストレス / シグナル伝達 / ペプチド
【概要】受容体型キナーゼRPK1過剰発現植物が高い乾燥耐性および酸化ストレス耐性能を持つことを示した。RPK1は複合的なストレス環境など、自然の複雑な環境条件下での植物の適応反応に機能することが示唆された。さらに、システインリッチリピート(CRR)受容体型キナーゼCRK36が、植物の浸透圧ストレスおよびアブシジン酸応答を負に制御を行う新規因子であることを示した。CRK36は細胞質型キナーゼARCK1と受容...
【医歯薬学】薬学:培養細胞受容体を含む研究件
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
❏ショウジョウバエをモデルとしたステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構の解析(12672228)
【研究テーマ】応用薬理学・医療系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】程 久美子 東京大学, 大学院・理学系研究科・科学技術振興特任助教授(常勤形態) (50213327)
【キーワード】ショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 20-Hydroxyecdysone / アポトーシス / 細胞死関連遺伝子 (他7件)
【概要】ステロイドホルモンは発生、ホメオスタシスおよび細胞死に重要な役割を担うが、ステロイドホルモンによるアポトーシス誘導機構についてはよくわかっていない。ショウジョウバエでは、昆虫のステロイドホルモンである変態ホルモン、20-Hydroxyecdysone(HE)の生体内濃度の変化によって細胞死が制御されると考えられている。申請者は、ショウジョウバエ幼虫の中枢神経系から特殊な方法で細胞株を樹立した。そこ...
【医歯薬学】薬学:キナーゼ受容体を含む研究件
❏赤痢アメーバのトロゴサイトーシスの分子基盤の解明(18H02650)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】野崎 智義 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60198588)
【キーワード】赤痢アメーバ / 腸炎 / 貪食 / 病原機構 / 受容体 (他9件)
【概要】一般に言われる貪食の形態には、通常の「丸呑み」に近い死細胞を取り込む貪食と近年その存在が示されつつある咀嚼食が存在する。本研究ではヒトの大腸に寄生する赤痢アメーバにおける咀嚼食の分子基盤を明らかにする研究を行った。赤痢アメーバが生きた細胞を補足する過程で機能するシアル酸結合細胞表面受容体の候補を同定した。また、咀嚼食に関与するフォスファチジルイノシトール(PI)シグナリングに関与するキナーゼとフォ...
❏花粉自他識別情報の受容機構に関するタンパク質構造化学的解析(14360066)
【研究テーマ】生物生産化学・応用有機化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】高山 誠司 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (70273836)
【キーワード】自家不和合成 / アブラナ科植物 / SP11 / SRK / MLPK (他12件)
【概要】本研究は、アブラナ科植物の自家不和合性の自他識別反応に関わる花粉測SP11リガンドと雌ずい側SRK受容体複合体の解析を通じ、本反応の蛋白質構造化学的解明を目指したものである。主な成果は以下の通り。 1.SP11蛋白質の立体構造の解明 S_8遺伝子由来のSP11を化学合成により大量に調製し、NMRを用いて溶液状態における立体構造を解析した。その結果、1本のαヘリックスと3本のβストランドから成る特徴...
【医歯薬学】薬学:炎症受容体を含む研究件
❏組織特異的マスト細胞鎮静化機構の解明と応用(26893047)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】倉島 洋介 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30729372)
【キーワード】マスト細胞 / 皮膚科学 / 接触性皮膚炎 / 線維芽細胞 / 受容体 (他11件)
【概要】免疫細胞の一つであるマスト細胞は、皮膚や血管などの結合組織や肺や腸などの粘膜面に広く存在しており、アレルゲンの暴露による活性化はアレルギー症状を引き起こすことが広く知られている。本研究では、マスト細胞が体の組織ごとに特徴的な遺伝子発現パターンを有しており、中でもマスト細胞の機能を調節するモチーフ(アミノ酸配列)を有する分子が皮膚のマスト細胞でのみ強く発現していることを明らかとした。この分子を欠損す...
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
❏女性生殖系における血菅新生関連因子の意義に関する包括的研究-臨床応用にむけて-(14207064)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】武谷 雄二 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10114539)
【キーワード】アディポネクチン / レセプター / 子宮内膜 / 着床 / 炎症 (他18件)
【概要】【目的】Adiponectin(Ad)は、抗血管新生、抗糖尿病、抗動脈硬化、抗炎症作用を持つ重要なサイトカインである。血清Ad濃度の低下が子宮内膜症や子宮内膜癌の患者で報告されており、Adが子宮内膜においても何らかの役割を果たしていると考えられる。そこで、子宮内膜におけるadiponectin receptor(AdipoR1,R2)の発現とその作用についての検討を行った。【方法】同意の下、良性婦...
【医歯薬学】薬学:クローニング受容体を含む研究件
❏嗅覚情報ネットワークにおける匂い受容体の役割(09670121)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】東原 和成 神戸大学, バイオシグナル研究センター, 助手 (00280925)
【キーワード】嗅覚 / 匂い / 受容体 / クローニング / 再構成 (他9件)
【概要】嗅覚システムは、記憶・学習など脳の高次中枢機能の解明のためのモデルシステムとして注目をされている。1991年、嗅覚受容体がクローニングされて以来、匂いシグナルの情報伝達経路の解析が急速に進みつつある。その一方で、嗅覚受容体の機能的発現の困難さ、リガンドである匂い物質の多種多様性などの理由から、嗅覚受容体と匂い物質との対応づけは遅れている。本研究では、数十万種類もの匂い物質を異なった匂いとして認識す...
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
【医歯薬学】薬学:免疫抑制剤受容体を含む研究件
❏β型トランスフォーミング増殖因子レセプターの作用の研究と臨床応用(07557334)
【研究テーマ】病体医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / 癌抑制遺伝子 / シグナル伝達 / 増殖抑制 (他13件)
【概要】β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)は細胞の増殖を抑制するほか多彩な作用をもった生理活性物質である。TGF-βは二種類のセリン-スレオニンキナーゼ型レセプター(I型、II型)によってシグナルを伝達し、細胞内ではSmadという蛋白質を介してシグナルを伝達する。本研究では以下のプロジェクトについて研究を行った。 1)TGF-βI、II型レセプターの種々の疾患における発現:網膜芽細胞腫や扁平上...
❏TGF-βレセプターによるシグナル伝達機構の研究(07457032)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1995
【研究代表者】宮園 浩平 財団法人癌研究會, 癌研究所・生化学部, 部長 (90209908)
【キーワード】TGF-β / レセプター / リン酸化 / シグナル伝達 / 免疫抑制剤 (他8件)
【概要】1. β型トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)のII型レセプターによるI型レセプターの活性化 TGF-βはまずII型レセプターに結合し、この結果I型レセプターをリン酸化して活性化するが、そのさいI型レセプターのGSドメインとよばれる構造が重要であることがこれまでに知られている。今回我々は、I型レセプターの膜貫通領域とGSドメインの間に位置する領域(以下、JM領域)のシグナル伝達における重要性...
【医歯薬学】薬学:好中球受容体を含む研究件
❏組織特異的マスト細胞鎮静化機構の解明と応用(26893047)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【研究代表者】倉島 洋介 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30729372)
【キーワード】マスト細胞 / 皮膚科学 / 接触性皮膚炎 / 線維芽細胞 / 受容体 (他11件)
【概要】免疫細胞の一つであるマスト細胞は、皮膚や血管などの結合組織や肺や腸などの粘膜面に広く存在しており、アレルゲンの暴露による活性化はアレルギー症状を引き起こすことが広く知られている。本研究では、マスト細胞が体の組織ごとに特徴的な遺伝子発現パターンを有しており、中でもマスト細胞の機能を調節するモチーフ(アミノ酸配列)を有する分子が皮膚のマスト細胞でのみ強く発現していることを明らかとした。この分子を欠損す...
❏炎症性疾患患者血液・肺胞洗浄液細胞におけるケモカイン及び同遺伝子発現の検討(06770429)
【研究テーマ】呼吸器内科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】藤島 清太郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00173419)
【キーワード】インターロイキン8 / 特発性肺線維症 / 肺胞マクロファージ / 好中球 / 受容体
【概要】我々は、平成6年度科研費により、以下の成果を得ることができた。 1.サンドイッチELISA法を用いた気管支肺胞洗浄液(BALF)中IL-8の測定 平成5年度に引き続き、特発性肺線維症、サルコイドーシス、過敏性肺臓炎および気道熱傷患者を対象に、BALF中IL-8を測定した。その結果、特に特発性肺線維症では症状安定例ではBALF中IL-8が低値である一方で、急性増悪例では何れも高値を示し、症例によりI...
【医歯薬学】薬学:腎機能受容体を含む研究件
❏“抗利尿ホルモン”の起原と進化:新規受容体研究がもたらす新展開(26291065)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】兵藤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (40222244)
【キーワード】抗利尿ホルモン / バソトシン / 受容体 / 体液調節 / 産卵調節 (他18件)
【概要】水生から陸生への進化軸に沿って、V2受容体群の起源・進化・機能を解明し、そのことを通してバソトシンの水生魚類での役割、脊椎動物の適応進化に果たした役割を明らかにすることが本研究の目的である。脊椎動物を通しての神経葉ホルモン受容体の分子進化が明らかとなり、V1aRとストレス応答、V2bRと産卵など、無脊椎動物から脊椎動物までを包括するような機能進化の概念を提出することができた。 ...
❏体液の自動調節機構に関する研究ー特に腎臓とホルモンの関与を中心にー(02304055)
【研究テーマ】医学一般
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
【キーワード】自動調節機構 / 腎機能 / ホルモン / 体液 / メサンジウム細胞 (他20件)
【概要】ヒトでは体液の恒常性を維持するために、浸透圧、電解質、酸塩基平衡、栄養素、水分等が一定に保たれるように自動調節機構(特に腎機能とホルモンの関与が中心となって)が重要な役割を果している。この自動調節機構を解明する目的で本研究プロジェクト班が組織された。本研究の研究成果は以下の通りである。1)ラット腎集合管からバゾプレッシン感受性の新しい水チャネルをクローニングにて構造解明,2)ウサギ接合尿細管におけ...
【医歯薬学】薬学:腎臓受容体を含む研究件
❏オーファン受容体Adgrf5による糸球体濾過障壁の恒常性維持機構の解明(21K06167)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】GPCR / 血管内皮 / 腎臓 / 糸球体 / 受容体 (他7件)
【概要】①糸球体血管内皮細胞におけるADGRF5の細胞内シグナル伝達機構について明らかにするため、正常およびADGRF5ノックアウトマウス(以後、KOマウスと呼ぶ)から単離した糸球体および糸球体血管内皮細胞におけるKLF2、KLF4、eNOSの遺伝子発現量について定量PCR解析を行った。その結果、いずれの場合においても遺伝子発現量がKOマウスで上昇することを認めた。タンパク質レベルでもeNOSの発現量増加...
❏魚類の淡水・海水適応を担う膜輸送体のホルモンによる制御機構の解明(17H03870)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】加藤 明 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (40311336)
【キーワード】魚類生理学 / イオントランスポーター / ホルモン受容体 / 輸送上皮細胞 / 淡水・海水適応 (他14件)
【概要】真骨魚のエラ,腸,腎臓の輸送上皮細胞に発現する様々な膜輸送体の同定により,淡水・海水順応における水電解質代謝を分子レベルで説明できるようになりつつある。エラ,腸,腎臓の機能は様々なホルモンにより制御されるが,ホルモンによる膜輸送体の制御機構の多くは明らかでない。我々はアフリカツメガエル卵母細胞に発現させた膜輸送体を電気生理学的に測定するシステムを用い,膜輸送体の活性制御機構を解析した。トラフグ腎臓...
❏血圧調節ホルモンをモデルとした最適トレーニング頻度の解明(12480008)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】須田 和裕 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)
【キーワード】ラット / ANP / 腎臓 / 副腎 / 運動 (他24件)
【概要】運動中は血液循環が亢進するため、血圧は高くなる。これが限度を越すと心臓に過大な負担がかかったり、血管が破裂するであろう。しかし、実際にはこのようなことは簡単には起こらない。それは血管に作用する心房性ナトリウム利尿ホルモン(ANP)や、アンジオテンシンIIなどの血圧調節ホルモンが循環系を適切にコントロールしているからである。ところが、これらの血圧調節ホルモンの量が減少したり、これらのホルモンの情報を...
【医歯薬学】薬学:糖鎖受容体を含む研究件
❏細胞間情報を担う糖鎖AMORの発見に基づく植物糖鎖シグナリングの解明(18H03997)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】東山 哲也 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00313205)
【キーワード】糖鎖 / 植物 / 細胞間シグナリング / 受容体 / 有機化学合成
【概要】申請者らが同定に成功した生理活性をもつ糖鎖AMORを突破口に、情報分子としての糖鎖が、植物細胞間コミュニケーションでどのような重要性をもち、いかにして情報伝達を担うのかを明らかにすることを目指した。AMORの新たな機能の探索や、AMORの受容メカニズムの解析を進めるために、有機化学合成によりAMORを改変することに成功した。これをもとに、AMOR構造(メチルグルクロノシルガラクトース)を特異的に認...
❏先天性免疫および獲得免疫に関わる抑制性レセプターKLRG1の機能の解明(19590059)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松本 直樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (40239108)
【キーワード】NK細胞 / 肺 / 恒常性 / 先天性免疫 / 炎症 (他12件)
【概要】KLRG1は先天性免疫を担当するNK細胞、獲得免疫を担当するT細胞に発現する抑制性レセプターであり、正常な自己の上皮組織に発現するカドヘリンを認識する。本研究では、KLRG1が肺に常在するNK細胞に発現し、肺の免疫恒常性の維持に貢献していることを明らかにした。また、KLRG1が認識するカドヘリン上の部位を明らかにした。これらの成果は、肺における免疫細胞の新たな制御機構を明らかにしたものであり、様々...
【医歯薬学】看護学:生理学受容体を含む研究件
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
❏中枢神経系細胞間ネットワークにおけるシグナル機構の可視化解析(21229004)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】飯野 正光 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50133939)
【キーワード】受容体 / チャネル / 輸送系 / シグナル情報伝達 / シグナル伝達 (他9件)
【概要】中枢神経系において、Ca2+シグナルの未知機能探索とシグナル分子可視化研究を介して中枢神経ネットワーク機能について以下の成果を得た。(1) アストロサイト細胞内Ca2+シグナルを介したアストログリオーシス機構および神経細胞保護作用を明らかにした。(2) グルタミン酸シグナルがどのような時空間分布をとって伝達を行っているかについて、直接的な解析に初めて成功した。生体脳内測定へと拡張し、感覚入力によ...
❏カテキンの血管保護・拡張作用を仲介する新奇受容体分子の同定とその食品分野での応用(18580113)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任准教授 (10321788)
【キーワード】食品 / 生理学 / プロテオミクス / 受容体 / ポリフェノール
【概要】本研究では、血管内皮細胞中の(+)-カテキンの標的分子を同定することにより、(+)-カテキンによる血管内皮細胞拡張作用の分子機構を解明することを目的とした。当初使用していたマウス血管内皮細胞由来培養細胞株であるbEnd.3細胞で、カテキン刺激応答としてのNO産生に再現性のよい結果が得られなかったため、文献的に同様のNO産生能をもつことがわかっているヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を材料として用い...
【医歯薬学】看護学:インスリン抵抗性受容体を含む研究件
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
【医歯薬学】看護学:ウイルス受容体を含む研究件
❏ゲノム編集した培養細胞を用いた鳥インフルエンザウイルス空気伝播性獲得機構の解明(17K19319)
【研究テーマ】獣医学、畜産学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】村上 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10636757)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 受容体指向性 / 鳥インフルエンザ / 受容体 / ウイルス
【概要】鳥、ヒト由来インフルエンザAウイルスはそれぞれ、ヒト型、鳥型受容体と結合し感染する。ウイルスの宿主域を決定する仕組みの解明にはウイルスの受容体指向性の研究が必須だが、そのためには受容体指向性を解析するためのツールが必要である。本研究では、CRISPR/Cas9法により鳥型、ヒト型受容体をノックアウトしたMDCK細胞を樹立した。またこれらのノックアウト細胞におけるウイルスの増殖性を調べることで、ウイ...
❏HSV細胞間感染受容体の同定(15K15138)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】有井 潤 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30704928)
【キーワード】HSV / glycoprotein / 膜タンパク質 / 細胞間感染 / ウイルス (他9件)
【概要】本研究では、単純ヘルペスウイルス(HSV)による細胞間感染に焦点を当てて解析し、HSV細胞間感染を促進する宿主因子を新たに同定した。本因子は、HSV細胞感染に重要な役割を担っているウイルスタンパク質gEと会合し、gEに依存した細胞感染に必要であった。HSVは生体内においてはほとんど細胞外ウイルスを放出せず、細胞間感染に伝播を依存していると考えられている。すなわち、HSV細胞間感染の分子機構の理解は...
❏口蹄疫研究への応用を目指したサロゲートウイルスの作出(23658252)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】堀本 泰介 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00222282)
【キーワード】ウイルス / レセプター / インテグリン / 口蹄疫 / 獣医学
【概要】口蹄疫の拡大に野生動物が関与する可能性を探るため、野生ニホンジカが口蹄疫ウイルスに対するレセプター分子を有するかを検証した。その結果、主要なレセプター分子であるインテグリンalpha V、beta 6、およびbeta 8が同定され、口蹄疫ウイルスの感受性動物である偶蹄類のものと極めて高い相同性を持つことがわかった。しかし、牛ライノウイルス2型をサロゲートとして用いたレセプターの機能検証までは至らな...
【医歯薬学】看護学:遺伝子受容体を含む研究件
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
❏ストリゴラクトン機能制御剤の創製と受容機構の解明(23248018)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】浅見 忠男 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (90231901)
【キーワード】生理活性 / 植物 / 有機化学 / 農林水産物 / 遺伝子 (他19件)
【概要】新植物ホルモンであるストリゴラクトンは植物の枝分かれを制御する機能を有していることから、その機能の化学的もしくは遺伝子的制御法を開発することにより、穀物の収量増加やバイオマス生産増加に利用することが可能である。本研究では、まず、D14タンパク質がストリゴラクトンを受容後加水分解し、生じたストリゴラクトンD環由来物質が活性本体としてD14と結合した結果、D14とジベレリン情報伝達因子として考えられて...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
【医歯薬学】看護学:抗体受容体を含む研究件
❏人工受容体を用いた樹状細胞の増幅システムの開発とガン治療への応用(18206083)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】長棟 輝行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20124373)
【キーワード】抗体 / 受容体 / 造血前駆細胞 / 増殖制御 / シグナル伝達 (他8件)
【概要】樹状細胞は有能な抗原提示細胞であり、抗原特異的な細胞傷害性T細胞を効率良く活性化できることから、がん治療への応用が期待されている。しかし、樹状細胞を効率良く増幅する手法は未だ確立されていない。そこで本研究では、樹状細胞の源である造血幹細胞においてサイトカインや増殖因子とは全く異なる抗原に応答して増殖シグナルを伝達する人工受容体を発現させ、抗原添加によって造血幹細胞の増幅が可能であることを実証した。...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
【医歯薬学】看護学:サイトカイン受容体を含む研究件
❏ヘテロ受容体カップリングのシグナル特性と人工リガンド創成の研究(15K14473)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】松本 邦夫 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (90201780)
【キーワード】細胞増殖因子 / チロシンキナーゼ / 受容体 / サイトカイン / 増殖因子受容体 (他11件)
【概要】細胞増殖因子受容体をダイマー化する人工リガンド技術は再生医療に応用可能であるとともに、従来にない生物活性をもつ人工リガンドを創成できる可能性が考えられる。本研究は、異なる受容体同士を人為的にダイマー化することで、ヘテロ受容体のシグナル活性化につながるかを検討した。ダイマー形成の評価系としてsplit luciferase系と原子間力顕微鏡による解析系を確立した。一方、MET受容体、RET受容体、I...
❏女性生殖系における血菅新生関連因子の意義に関する包括的研究-臨床応用にむけて-(14207064)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】武谷 雄二 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10114539)
【キーワード】アディポネクチン / レセプター / 子宮内膜 / 着床 / 炎症 (他18件)
【概要】【目的】Adiponectin(Ad)は、抗血管新生、抗糖尿病、抗動脈硬化、抗炎症作用を持つ重要なサイトカインである。血清Ad濃度の低下が子宮内膜症や子宮内膜癌の患者で報告されており、Adが子宮内膜においても何らかの役割を果たしていると考えられる。そこで、子宮内膜におけるadiponectin receptor(AdipoR1,R2)の発現とその作用についての検討を行った。【方法】同意の下、良性婦...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達受容体を含む研究件
❏卵成熟誘起ホルモン受容体の同定(20K06538)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (00323808)
【キーワード】卵成熟誘起ホルモン / 1-methyladenine / 1-メチルアデニン / 受容体 / GPCR (他9件)
【概要】ヒトデ卵成熟誘起ホルモンの受容体の同定が本研究の目的であり、昨年に引き続き、申請者がこれまでに見いだした有力候補であるGタンパク質共役型受容体(GPCR)が真の受容体であるかどうかを確かめるための解析を行った。細胞内の候補GPCRの機能阻害を期待して、昨年度に引き続き抗体による阻害を試すとともに、新たに機能不全型GPCR変異体を作成して競合的阻害実験を試した。 抗体による阻害については、細胞内突出...
❏糸球体濾過障壁の恒常性維持におけるGpr116受容体の作用機構(16K07344)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中村 信大 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (80361765)
【キーワード】受容体 / 血管内皮細胞 / 腎蔵 / シグナル伝達 / 糸球体 (他9件)
【概要】本研究では,まず,Gpr116が腎糸球体の血管内皮細胞に局在することを免疫電顕で明らかにした。次に,正常マウスとGpr116欠損マウスの糸球体血管内皮細胞の遺伝子比較解析を行い,Gpr116欠損によって変動する遺伝子を同定した。また,Gpr116の細胞内シグナル伝達経路については,Gpr116の過剰発現によって活性化状態に変化する細胞内シグナル伝達分子の候補の絞り込みができた。さらに,Gpr116...
❏ヘテロ受容体カップリングのシグナル特性と人工リガンド創成の研究(15K14473)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】松本 邦夫 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (90201780)
【キーワード】細胞増殖因子 / チロシンキナーゼ / 受容体 / サイトカイン / 増殖因子受容体 (他11件)
【概要】細胞増殖因子受容体をダイマー化する人工リガンド技術は再生医療に応用可能であるとともに、従来にない生物活性をもつ人工リガンドを創成できる可能性が考えられる。本研究は、異なる受容体同士を人為的にダイマー化することで、ヘテロ受容体のシグナル活性化につながるかを検討した。ダイマー形成の評価系としてsplit luciferase系と原子間力顕微鏡による解析系を確立した。一方、MET受容体、RET受容体、I...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現受容体を含む研究件
❏フロン代替物質神経毒性の分子・細胞標的解析と中枢神経障害バイオマーカーの確立(19390160)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】市原 学 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90252238)
【キーワード】ブロモプロパン / 神経毒性 / バイオマーカー / フロン代替物質 / 分子標的 (他13件)
【概要】脳の各部位中では海馬と大脳皮質において1-ブロモプロパン曝露による神経伝達物質遺伝子発現への影響が大きいことがわかった。3系統のマウスおよびNrf2ノックアウトマウスを用いた実験により、曝露に対する感受性には、CYPIIE1、グルタチオン系が寄与し、酸化ストレスが毒性作用と関係していることが明らかにされた。また、蛋白中システインが分子標的の一つであることが付加物解析により明らかとなった。 ...
❏ニワトリにおけるインスリンレセプターの遺伝子発現様式の解明(08760255)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / レセプター / 輸卵管 / 遺伝子発現 / インスリン様成長因子
【概要】既に取得済みのニワトリインスリンレセプターcDNAを用いてRNAプローブの合成を行い、solution hybridization RNase protection assay法によってニワトリのインスリンレセプターmRNAを定量する系の確立に成功した。各組織における同mRNA量を解析したところ、脳や肝臓において高い発現が見られた。ただしインスリンレセプターのmRNAの量は、良く似た構造と機能を持...
❏鶏インスリン様成長因子Iとそのレセプターの遺伝子発現の栄養状態による調節(06760240)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン様成長因子 / レセプター / 栄養生化学 / 遺伝子発現
【概要】1週齢あるいは4週齢の兼用種雄鶏を用いて、IGF-IおよびIGF-IレセプターのmRNA量に対する絶食および再給餌の影響を調べた。対照群(12%カゼイン食自由摂取)と5日間絶食群より様々な組織を摘出し、これらからRNAを調製し、Solution hybridization/RNase protection assayを行って、ニワトリIGF-Iおよび同レセプターのmRNA量を解析した。4週齢では、...
【医歯薬学】看護学:肥満受容体を含む研究件
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...
❏CBPヘテロ欠損マウスを用いたレプチン非依存性の新規エネルギー・糖・脂質代謝調節経路の同定(15659216)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / 転写共役因子 / PPAR / アディポカイン (他12件)
【概要】PPARγを含めた種々の転写因子の共役因子CBP(CREB binding protein)のヘテロ欠損マウスがPPARγヘテロ欠損マウスに比し、より顕著な抗肥満、抗糖尿病の表現型を呈することを報告した。本マウスで認められるエネルギー消費とインスリン感受性の増加は、レプチン感受性の亢進と、アディポネクチンの増加と相関した。(Nature Genetics 30,221,2002)。またアディポネク...
【医歯薬学】看護学:乳がん受容体を含む研究件
❏子宮内膜症・エストロゲン依存性婦人科腫瘍の発生・進展機構の分子的解明(21592089)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】矢野 哲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90251264)
【キーワード】エストロゲン / 受容体 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / 乳癌 (他22件)
【概要】乳癌関連遺伝子DBC1はERβと核内で複合体を形成し、ERβの転写活性化能を阻害することが示された。乳腺や卵巣などのERβ含有組織において、DBC1はERβの転写活性に抑制的に作用することにより造腫瘍作用を発揮すると考えられる。またDBC1は、癌抑制遺伝子BRCA1のC末端のBRCTと結合しその転写活性化能を抑制し、BRCA1依存性の生存促進因子SIRT1の発現を抑制するという別経路による造腫瘍性...
❏受容体型癌遺伝子c-erbB-2を指標とした診断と治療(04557019)
【研究テーマ】人体病理学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 茂郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
【キーワード】癌遺伝子 / 乳癌 / 血清診断 / ステロイドホルモン / erbB-2 (他10件)
【概要】1.血清c-erbB-2の測定系を確立し、その応用をこころみて次の成果をえた。 a)EIAによる測定系を、健康人346例をもとに作成し13.0%、再発乳癌の陽性率51.2%との値をえた。 b)RIAによる測定系では、同じく13.0%、47.9%であった。 c)乳癌組織抽出液では過剰発現例は39.3%であった。このテストは以上の結果より、実用化の域に入ったと考えられる。現在、健康保険適用の可能性につ...
【医歯薬学】看護学:糖尿病受容体を含む研究件
❏アディポネクチン受容体の生理・病態生理的意義の解明と生活習慣病治療の分子標的同定(18209033)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / アディポカイン / 受容体
【概要】我々は発生工学的手法によりアディポネクチン受容体AdipoR1、AdipoR2の遺伝子欠損マウスを作成し、AdipoR1とAdipoR2の両方をノックアウトすると、アディポネクチンの結合と血糖降下作用等が消失すること、すなわち、AdipoR1、AdipoR2が生体内におけるアディポネクチンの主要な受容体であることを示した(Nat.Med.13:332,2007)。またAdipoR1欠損マウスが耐糖...
❏抗生活習慣病因子アディポネクチンの受容体アゴニスト・発現増加剤・切断活生化剤探索(17659274)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 寄付講座教員(客員助教授) (40372370)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられている。AdはN末側のコラーゲンドメインとC末側のglobularドメインよりなる。我々は以前、globular Adは100分の1低い濃度で全長のAdと同等に代謝改善作用に重要なAMPキナーゼを活性化し(Nat.Med.8:1288,2002)、in vivoで糖・脂質...
❏アディポネクチン受容体の生理機能・情報伝達機構と病態生理学的意義(16209030)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
【キーワード】糖尿病 / インスリン抵抗性 / AMPキナーゼ / PPAR / アディポカイン (他8件)
【概要】これまで、肥満によってアディポネクチン(Ad)が低下することが、メタボリックシンドロームの少なくとも大きな原因の1つになっていると考えられてきた。我々は、さらに、肥満・インスリン抵抗性によって、総量のAdだけのみならず、高活性型である高分子量型(HMW)Adがとりわけ低下してくることを見出した。そして、PPARγアゴニストであるチアゾリジン誘導体(TZD)がこのHMWAdを顕著に増加させることを見...