脂溶性リガンド感知機構に関する基盤的研究
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
脂溶性リガンド / プロテオミクス / センサー分子 / 分子プローブ / 受容体 / イソチオシアネート / Toll様受容体 / 共有結合修飾 / 分子プロープ
【研究成果の概要】
イソチオシアネート化合物は、イソチオシアネート基 (N=C=S) の炭素原子の電子不足からチオール化合物による抱合反応を受けやすく、刺激がマスクされた抱合体を形成する。しかし、抱合体は不安定であり、別のチオール化合物と交換反応が進行する(トランスチオカルバモイル化)。クリックケミストリーを用い、6-HITCのアルキン誘導体による細胞タンパク質のトランスチオカルバモイル化を調べたところ、複数のタンパク質に結合することが分かり、さらに標的タンパク質としてHsp90βを同定した。さらに熱ショック応答につながる翻訳後修飾であることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【配分額】46,670千円 (直接経費: 35,900千円、間接経費: 10,770千円)