ヒトデ卵成熟誘起ホルモン受容体候補として新規同定した複合体タンパクの解析
【研究分野】形態・構造
【研究キーワード】
ヒトデ / 卵成熟 / ホルモン / 受容体 / GPCR / ナノアフィニティービーズ / 1-メチルアデニン / シグナル伝達
【研究成果の概要】
ヒトデ卵成熟誘起ホルモンのシグナル経路の全容解明を目指し、特にシグナル経路の最上流にあって、今なお分子的実体が不明であるホルモン受容体の実体解明を目的として、新規材料であるナノアフィニティービーズを用いて受容体の単離・同定に挑戦した。結合蛋白として同定した3つの受容体候補蛋白はrendezvin遺伝子産物であり、翻訳後にfurinによるプロセシングを受け生成することを解明し、また、rendezvin自身はG蛋白共役型受容体(GPCR)ではなく新規のヒトデGPCRと結合して働く可能性を示した。受容体は、これまでに報告のないユニークな構造を持つ新規GPCR複合体と予測される。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)