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研究分野別サイレントキーワード
「エアロソル」サイレントキーワードを含む研究
【環境学】環境解析学:生体影響エアロソルを含む研究件
❏実環境大気エアロゾルの帯電状態が生体および地表面への粒子沈着へ及ぼす影響評価(20H00636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / シミュレーション (他9件)
【概要】室内実験としては、微分型電気移動度分級器(DMA)と凝縮粒子カウンター(CPC)を用いて、導入粒子の帯電状態とその沈着現象との関係を調べた。主流方向長さ100 mm、断面積75 mm x×75 mmの矩形容器内に粒子を導入し、Am-241中和器通過の有無を切り替えることで粒子群の帯電状態を変化させ、下流側でDMAおよびCPCを用いて粒子数を計測した。その結果、壁面の帯電状態が沈着現象に対して支配的...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
【環境学】環境解析学:金属元素エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏金属元素の気化過程に伴う同位体分別に基づく環境地球化学の新展開(16K13911)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】金属元素 / 気化 / 同位体分別 / 環境地球化学 / エアロゾル (他11件)
【概要】外洋域における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄(Fe)の不足が挙げられる。海洋表層へのFe供給源のうち、エアロゾル中の人為起源Feは自然起源Feよりも水への溶解度が高いと報告されているが、表層海水中の溶存鉄に対するそれらの寄与の程度は明らかでない。本研究では、エアロゾル中の人為起源鉄に着目して、生成プロセスや溶解性にも着目しながらδ56Feから海洋表層への寄与を評価することを目的とした。そ...
【環境学】環境解析学:海洋懸濁粒子エアロソルを含む研究件
❏大気・海洋の微粒子観測への実用化と国際共同広域観測のための基盤形成(19KK0289)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2019 - 2022
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】エアロゾル / 海洋微粒子 / 微粒子測定 / 黒色炭素 / 鉱物ダスト (他9件)
【概要】新型コロナウイルス流行のため、渡航先研究機関が外国人の受入れを停止中であるため、渡航後に実施する予定の実験研究の予備研究を進めた。特に、本研究で実施する予定の大気・海洋中の黒色炭素・鉱物ダスト粒子の同定・定量測定を可能にするための技術的基盤を整えた。まず、液中粒子の複素散乱振幅を単一粒子毎に定量的に測定する方法「複素散乱振幅センシング」の実用化装置を完成させた。本装置では、大気中・海洋中の粒径0....
❏環境水中のナノ・マイクロ粒子の実時間測定法の開発と応用(19H04236)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】微粒子計測技術 / 光散乱 / エアロゾル / 海洋微粒子 / 微粒子測定技術 (他11件)
【概要】空気や水などの流体に浮遊する微粒子の正確かつ高速な自動測定法は、物理学・化学・生物学の実験、地球環境モニタリングなど、多くの科学技術研究・産業分野において必要とされている。しかしこれまで、直径数マイクロメートル未満の微小粒子について、粒子の構成物質と粒子の大きさを両方とも正確に決定できる利便性の高い自動測定法はなかった。本研究では、流体中に浮遊する粒径範囲0.2~5マイクロメートルの微粒子について...
【環境学】環境解析学:海洋微粒子エアロソルを含む研究件
❏大気・海洋の微粒子観測への実用化と国際共同広域観測のための基盤形成(19KK0289)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2019 - 2022
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】エアロゾル / 海洋微粒子 / 微粒子測定 / 黒色炭素 / 鉱物ダスト (他9件)
【概要】新型コロナウイルス流行のため、渡航先研究機関が外国人の受入れを停止中であるため、渡航後に実施する予定の実験研究の予備研究を進めた。特に、本研究で実施する予定の大気・海洋中の黒色炭素・鉱物ダスト粒子の同定・定量測定を可能にするための技術的基盤を整えた。まず、液中粒子の複素散乱振幅を単一粒子毎に定量的に測定する方法「複素散乱振幅センシング」の実用化装置を完成させた。本装置では、大気中・海洋中の粒径0....
❏環境水中のナノ・マイクロ粒子の実時間測定法の開発と応用(19H04236)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】微粒子計測技術 / 光散乱 / エアロゾル / 海洋微粒子 / 微粒子測定技術 (他11件)
【概要】空気や水などの流体に浮遊する微粒子の正確かつ高速な自動測定法は、物理学・化学・生物学の実験、地球環境モニタリングなど、多くの科学技術研究・産業分野において必要とされている。しかしこれまで、直径数マイクロメートル未満の微小粒子について、粒子の構成物質と粒子の大きさを両方とも正確に決定できる利便性の高い自動測定法はなかった。本研究では、流体中に浮遊する粒径範囲0.2~5マイクロメートルの微粒子について...
【環境学】環境解析学:3次元化学輸送領域モデルエアロソルを含む研究件
❏東アジアにおける炭素性エアロゾルの動態と直接放射効果(20241004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】環境変動 / エアロゾル / ブラックカーボン / 炭素性エアロゾル / 東アジア (他7件)
【概要】本研究では、観測およびボックスモデル・三次元化学輸送領域モデルを用いて、放射収支の鍵となる炭素性エアロゾル(ブラックカーボン、BCと有機エアロゾル)の動態とその放射効果について調べた。本研究で開発・改良された数値モデルは、観測されたBCの混合状態の時間変化や輸送効率の高度分布など、重要なパラメータを良く再現できることが確認された。またその放射効果(光学的厚みや単一散乱アルベド)の特徴も観測と整合的...
❏大都市圏におけるオキシダントの光化学的制御戦略に関する研究(14208061)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20110752)
【キーワード】大都市圏 / オゾン / 一酸化炭素 / NOx / NOy (他16件)
【概要】オゾンの光化学を支配する前駆気体(NO_x,HNO3,PANなどの濃窒素酸化物、炭化水素類、CO)、OH,HO_2ラジカル類、化学反応に関与する太陽放射スペクトルを高精度で測定する装置を開発した。それらを用いた総合観測を2003年から2005年にかけて、異なった季節で行った。特に04年の7-8月には東京の駒場の東大キャンパス及び埼玉県の騎西市の環境科学国際センターの2点で集中的に実施した。また同時...
【環境学】環境解析学:ブラックカーボン(BC)エアロソルを含む研究件
❏東アジアにおける炭素性エアロゾルの動態と直接放射効果(20241004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】環境変動 / エアロゾル / ブラックカーボン / 炭素性エアロゾル / 東アジア (他7件)
【概要】本研究では、観測およびボックスモデル・三次元化学輸送領域モデルを用いて、放射収支の鍵となる炭素性エアロゾル(ブラックカーボン、BCと有機エアロゾル)の動態とその放射効果について調べた。本研究で開発・改良された数値モデルは、観測されたBCの混合状態の時間変化や輸送効率の高度分布など、重要なパラメータを良く再現できることが確認された。またその放射効果(光学的厚みや単一散乱アルベド)の特徴も観測と整合的...
❏航空機観測に基づくアジアのブラックカーボンの気候影響の解明(19101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20110752)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / 航空機観測 / アジア / 気候影響 (他6件)
【概要】本研究ではブラックカーボン測定器を開発・改良し、その測定器を搭載した航空機観測を東アジア域・北極域で行った。ブラックカーボンの濃度・粒径分布・混合状態などの微物理特性を測定し、ブラックカーボンの気候影響を評価する上で鍵となる時空間分布・広域輸送・変質過程・除去過程を明らかにした。また、ブラックカーボンの微物理特性を詳細に表現した全球・領域モデルを開発した。観測結果を用いてモデルの検証を行い、ブラッ...
❏中国におけるブラックカーボンの粒径分布と混合状態の解明(18310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / すす粒子 / 中国 / 北京 (他10件)
【概要】近年、東アジアにおける人為的なエアロゾルの増大による、気候影響が強く懸念されている。各種のエアロゾルのうち、特に黒色炭素エアロゾル(ブラックカーボン)は太陽放射を効率よく吸収し大気を加熱するため、人為的なエアロゾルの気候影響評価において最も重要な物質である。 本研究ではH18年度の夏季に、中国の代表的な大都市である北京と珠江デルタ地帯(広州-香港を含む経済地域)において、それぞれ約1ヶ月にわたりブ...
【環境学】環境解析学:PM2.5エアロソルを含む研究件
❏PM2.5の有害性の新たな指標としての粒子表面積の多角的解析(18K19856)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 環境質定量化・予測 / エアロゾル / 粒子状物質 (他9件)
【概要】大気粒子の有害性を表す指標がどのような物理的・化学的粒子特性に依存するのかについての研究を進めた。特徴の異なる日本の2地点(神奈川県横浜市:都市圏、石川県珠洲市:非都市圏)において調査した。物理特性に関する室内実験においては、有害性の指標となるDTT酸化能と粒子表面積の間に明確な相関性が見られた。一方、実環境大気観測の結果からは、いずれの地点においても単位粒子量あたりのDTT酸化能は、粒子濃度に対...
❏独自型サイクロン装置によるインドと中国のエアロゾルの大量捕集とその生体有害性評価(17H04480)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / サイクロン / 有害性評価 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 (他10件)
【概要】本研究では、申請者が独自に開発したサイクロン式大気粒子状物質大量採取装置を、インド国立物理学研究所(ニューデリー)、西安交通大学(西安)、および横浜に設置し、得られた粒子の分析を行った。期間中に得られた粒子状物質試料数は、インド28、中国8、日本23であった。生体有害性評価の観点から、粒子中の細菌由来毒素であるエンドトキシン(Lipopolysaccharide, LPS)含有量を調べた。その結果...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
【環境学】環境解析学:間接効果エアロソルを含む研究件
❏東アジアにおけるエアロゾル数濃度の空間分布とその変動要因の解明(22241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】竹川 暢之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00324369)
【キーワード】エアロゾル / 数濃度 / 間接効果 / 東アジア / 航空機観測 (他9件)
【概要】エアロゾルは雲凝結核として作用し、地球の放射収支に大きな影響を与える(間接効果)。間接効果は気候変動予測における主要な不確実要素であり、その理解向上のためにはエアロゾル数濃度分布の支配要因を定量的に明らかにする必要がある。本研究では、航空機に搭載してエアロゾル数濃度を高速測定できるシステムを開発した。東アジアにおいて航空機観測を行い、エアロゾル数濃度の鉛直分布を明らかにした。さらに、3次元モデルを...
❏エアロゾル-雲粒子相互作用の物理化学過程の研究(17201003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20110752)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / 混合状態 / 雲凝結核 / 雲 (他7件)
【概要】エアロゾルがCCNとして作用するポテンシャル(CCN活性)は、主として、乾燥粒径、エアロゾル中の水溶性成分の量、エアロゾルの表面張力の三つの要素により決定されると考えられる。エアロゾルのCCN活性を定量化すること、及びCCN活性と雲粒子生成過程を定量的に結びつけるための研究を実施した。 A)都市大気エアロゾルのCCN活性支配要因 都市大気エアロゾル粒子の化学成分と内部混合状態をエアロゾル質量分析計...
【環境学】環境解析学:沈着エアロソルを含む研究件
❏実環境大気エアロゾルの帯電状態が生体および地表面への粒子沈着へ及ぼす影響評価(20H00636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / シミュレーション (他9件)
【概要】室内実験としては、微分型電気移動度分級器(DMA)と凝縮粒子カウンター(CPC)を用いて、導入粒子の帯電状態とその沈着現象との関係を調べた。主流方向長さ100 mm、断面積75 mm x×75 mmの矩形容器内に粒子を導入し、Am-241中和器通過の有無を切り替えることで粒子群の帯電状態を変化させ、下流側でDMAおよびCPCを用いて粒子数を計測した。その結果、壁面の帯電状態が沈着現象に対して支配的...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
❏円管内層流場および乱流場における1ミクロン前後の微小ミストの壁面への沈着機構(08750865)
【研究テーマ】化学工学一般
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】谷口 泉 東京工業大学, 工学部, 助教授 (00217126)
【キーワード】エアロゾル / 沈着 / 乱流 / ミスト
【概要】本研究は、1ミクロン前後の微小ミストの壁面への沈着機構を解明するために、円管内層流場および乱流場における高濃度微小ミストの沈着機構を、配管形状を水平直管、垂直管および蛇管について行い、その沈着機構を実験的立場から検討することを最終目的とし、本年度は水平円管内乱流場における沈着機構について検討を行った。 実験は超音波ネブライザーを用いて平均粒径3.25ミクロン(幾何標準偏差1.5)のドデカンのミスト...
【環境学】環境解析学:北京エアロソルを含む研究件
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏中国におけるブラックカーボンの粒径分布と混合状態の解明(18310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / すす粒子 / 中国 / 北京 (他10件)
【概要】近年、東アジアにおける人為的なエアロゾルの増大による、気候影響が強く懸念されている。各種のエアロゾルのうち、特に黒色炭素エアロゾル(ブラックカーボン)は太陽放射を効率よく吸収し大気を加熱するため、人為的なエアロゾルの気候影響評価において最も重要な物質である。 本研究ではH18年度の夏季に、中国の代表的な大都市である北京と珠江デルタ地帯(広州-香港を含む経済地域)において、それぞれ約1ヶ月にわたりブ...
【環境学】環境解析学:SO2エアロソルを含む研究件
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏富士山山体を観測タワーとして利用したエアロゾル諸特性の鉛直的観測研究(17201007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】五十嵐 康人 気象庁気象研究所, 地球化学研究部, 主任研究官 (90343897)
【キーワード】自由対流圏 / 大気化学観測 / 富士山 / エアロゾル / SO_2 (他12件)
【概要】エアロゾルの種類,濃度や組成が季節的・空間的に変動する特徴的な地域である東アジアにおいて,我が国の最高峰である富士山を観測タワーとして利用して,エアロゾルの諸特性(濃度変動、粒径分布、化学組成、光学特性、雲・霧過程)などにつき研究した。観測は諸制約から夏季に限られたため,寒候期に活発な大陸からの汚染気塊の長距離輸送事象を多数把握することは実現しなかったが,夏季には,山頂,7合8勺でのエアロゾルおよ...
【環境学】環境解析学:気候影響エアロソルを含む研究件
❏森林火災から大量に生じる固体有機エアロゾルの発生・除去過程の解明と気候影響(19H04259)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】足立 光司 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (90630814)
【キーワード】ターボール / 森林火災 / エアロゾル / 電子顕微鏡分析 / 気候影響 (他11件)
【概要】気候変動に影響を与えるエアロゾルの一つに、森林火災から大量に発生する固体有機物粒子(ターボール)があげられる。このターボールは、主要エアロゾル種に匹敵する排出量が推定されながら、生成・除去プロセスや光学特性など、気候モデルに組み込むための必要なデータがなく、世界的にターボールの気候影響はほとんど分かっていない。そのターボールの理解のため、2019年度の夏季に北米において航空機観測(FIREX-AQ...
❏航空機観測に基づくアジアのブラックカーボンの気候影響の解明(19101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20110752)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / 航空機観測 / アジア / 気候影響 (他6件)
【概要】本研究ではブラックカーボン測定器を開発・改良し、その測定器を搭載した航空機観測を東アジア域・北極域で行った。ブラックカーボンの濃度・粒径分布・混合状態などの微物理特性を測定し、ブラックカーボンの気候影響を評価する上で鍵となる時空間分布・広域輸送・変質過程・除去過程を明らかにした。また、ブラックカーボンの微物理特性を詳細に表現した全球・領域モデルを開発した。観測結果を用いてモデルの検証を行い、ブラッ...
❏中国におけるブラックカーボンの粒径分布と混合状態の解明(18310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / すす粒子 / 中国 / 北京 (他10件)
【概要】近年、東アジアにおける人為的なエアロゾルの増大による、気候影響が強く懸念されている。各種のエアロゾルのうち、特に黒色炭素エアロゾル(ブラックカーボン)は太陽放射を効率よく吸収し大気を加熱するため、人為的なエアロゾルの気候影響評価において最も重要な物質である。 本研究ではH18年度の夏季に、中国の代表的な大都市である北京と珠江デルタ地帯(広州-香港を含む経済地域)において、それぞれ約1ヶ月にわたりブ...
【環境学】環境解析学:帯電状態エアロソルを含む研究件
❏実環境大気エアロゾルの帯電状態が生体および地表面への粒子沈着へ及ぼす影響評価(20H00636)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / シミュレーション (他9件)
【概要】室内実験としては、微分型電気移動度分級器(DMA)と凝縮粒子カウンター(CPC)を用いて、導入粒子の帯電状態とその沈着現象との関係を調べた。主流方向長さ100 mm、断面積75 mm x×75 mmの矩形容器内に粒子を導入し、Am-241中和器通過の有無を切り替えることで粒子群の帯電状態を変化させ、下流側でDMAおよびCPCを用いて粒子数を計測した。その結果、壁面の帯電状態が沈着現象に対して支配的...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
❏実環境大気中エアロゾルの帯電状態の解明(26340010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 環境質定量化・予測 / エアロゾル / 帯電状態
【概要】大気エアロゾルは、呼吸によって生体内に入り込み健康に悪影響を及ぼすことが知られている。エアロゾルの帯電状態については、それが粒子の生体沈着に関わるため重要であるにも関わらず、ほとんど研究が進んでいない。そこで本研究では、実環境大気中エアロゾルの帯電状態を解明することを目的として、その計測手法の開発を行った。平成26年度は、表面電位センサ法とファラデーケージ法を並行して利用した実験、平成27年度は、...
【環境学】環境解析学:有害金属エアロソルを含む研究件
❏長期観測に基づく中国北京市の大気環境の実態調査と動態解析による環境評価(19404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他9件)
【概要】近年発展が顕著で歴史的な都市改造が行われている中国北京市において21世紀最初の10年間の大気環境の動向を定量化することを目的として研究を行った。北京市の大気粉塵濃度は世界主要都市と比較して約5倍高く、直近約10年間ではほぼ改善されていなかった。2008年夏季オリンピック開催に伴う諸規制により、粒径2.5μm以上の粗大粒子濃度は25%減少したが、粒径2.5μm以下の微小粒子濃度に対しては減少効果が認...
❏中国北京市の大気環境の新たな観測システムの構築と動態解析による環境対策への評価(16404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他12件)
【概要】中国北京市では2008年五輪開催に向けた都市改造の最中であり、すでに高濃度である大気粉塵がさらに増加する危険性がある。従って大気粉塵の発生源を明らかにし対策を進めることが重要である。本研究では中国北京市清華大学において大気粉塵試料を1日ごとに採取し、微量化学成分の分析を行った。 北京市における微量金属成分濃度は、全ての成分において東京都の濃度を上回り、特にヒ素に関しては25倍を超える高濃度であった...
❏大気粉塵中有害金属の超高感度計測による東アジアからの越境汚染の実態の解明(13480160)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】エアロゾル / 有害金属 / 超高感度計測 / LA / ICP-MS (他9件)
【概要】近年、人間活動に伴う人為起源より大気中に放出される大気粉塵の増加が指摘されている。特に、中国においては深刻な環境問題の一つとなっている。粒子状物質は大気中に滞留し、地球の気候変動、酸性雨といったここ数年来大きな関心を呼んでいる地球環境問題に大なり小なり関与しており、その濃度や化学組成をモニタリングすることは、大気中の粒子状物質の発生源を明らかにし、さらにその挙動あるいは生活環境、気候などに及ぼす影...
【環境学】環境解析学:有害性評価エアロソルを含む研究件
❏大気粒子の有害性評価研究の化学・生物分野連携を促進する新規フィルターの開発実用化(22K19851)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2025-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / フィルター / 化学分析 / 生物分析 / 有害性評価
【概要】
❏独自型サイクロン装置によるインドと中国のエアロゾルの大量捕集とその生体有害性評価(17H04480)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / サイクロン / 有害性評価 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 (他10件)
【概要】本研究では、申請者が独自に開発したサイクロン式大気粒子状物質大量採取装置を、インド国立物理学研究所(ニューデリー)、西安交通大学(西安)、および横浜に設置し、得られた粒子の分析を行った。期間中に得られた粒子状物質試料数は、インド28、中国8、日本23であった。生体有害性評価の観点から、粒子中の細菌由来毒素であるエンドトキシン(Lipopolysaccharide, LPS)含有量を調べた。その結果...
【環境学】環境解析学:航空機観測エアロソルを含む研究件
❏森林火災から大量に生じる固体有機エアロゾルの発生・除去過程の解明と気候影響(19H04259)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】足立 光司 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (90630814)
【キーワード】ターボール / 森林火災 / エアロゾル / 電子顕微鏡分析 / 気候影響 (他11件)
【概要】気候変動に影響を与えるエアロゾルの一つに、森林火災から大量に発生する固体有機物粒子(ターボール)があげられる。このターボールは、主要エアロゾル種に匹敵する排出量が推定されながら、生成・除去プロセスや光学特性など、気候モデルに組み込むための必要なデータがなく、世界的にターボールの気候影響はほとんど分かっていない。そのターボールの理解のため、2019年度の夏季に北米において航空機観測(FIREX-AQ...
❏東アジアにおけるエアロゾル数濃度の空間分布とその変動要因の解明(22241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】竹川 暢之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00324369)
【キーワード】エアロゾル / 数濃度 / 間接効果 / 東アジア / 航空機観測 (他9件)
【概要】エアロゾルは雲凝結核として作用し、地球の放射収支に大きな影響を与える(間接効果)。間接効果は気候変動予測における主要な不確実要素であり、その理解向上のためにはエアロゾル数濃度分布の支配要因を定量的に明らかにする必要がある。本研究では、航空機に搭載してエアロゾル数濃度を高速測定できるシステムを開発した。東アジアにおいて航空機観測を行い、エアロゾル数濃度の鉛直分布を明らかにした。さらに、3次元モデルを...
❏航空機観測に基づくアジアのブラックカーボンの気候影響の解明(19101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20110752)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / 航空機観測 / アジア / 気候影響 (他6件)
【概要】本研究ではブラックカーボン測定器を開発・改良し、その測定器を搭載した航空機観測を東アジア域・北極域で行った。ブラックカーボンの濃度・粒径分布・混合状態などの微物理特性を測定し、ブラックカーボンの気候影響を評価する上で鍵となる時空間分布・広域輸送・変質過程・除去過程を明らかにした。また、ブラックカーボンの微物理特性を詳細に表現した全球・領域モデルを開発した。観測結果を用いてモデルの検証を行い、ブラッ...
【環境学】環境解析学:水溶性イオン成分エアロソルを含む研究件
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏中国北京市の大気環境の新たな観測システムの構築と動態解析による環境対策への評価(16404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他12件)
【概要】中国北京市では2008年五輪開催に向けた都市改造の最中であり、すでに高濃度である大気粉塵がさらに増加する危険性がある。従って大気粉塵の発生源を明らかにし対策を進めることが重要である。本研究では中国北京市清華大学において大気粉塵試料を1日ごとに採取し、微量化学成分の分析を行った。 北京市における微量金属成分濃度は、全ての成分において東京都の濃度を上回り、特にヒ素に関しては25倍を超える高濃度であった...
【環境学】環境解析学:大気微小粒子エアロソルを含む研究件
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏大気微小粒子の環境動態解析のための有機・無機化合物の多成分高感度迅速分析法の開発(18710014)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 地球化学 / 有害化学物質 (他8件)
【概要】本研究では、大気微小粒子中の有機化合物および微量金属の多成分高感度同時迅速分析法の開発を行うことを目的とする。本年度は高速溶媒抽出/自動化カラムクロマトグラフィー/HPLC/蛍光検出法による大気微小粒子中多環芳香族炭化水素類(PAHs)の多成分高感度迅速分析法の開発を行った。 PAHsの抽出時間短縮・効率化を図るため、高速ソックスレー法の検討を行った。具体的には溶媒抽出部の温度を可変とし、従来は室...
【環境学】環境保全学:環境質定量化・予測エアロソルを含む研究件
❏PM2.5の有害性の新たな指標としての粒子表面積の多角的解析(18K19856)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 環境質定量化・予測 / エアロゾル / 粒子状物質 (他9件)
【概要】大気粒子の有害性を表す指標がどのような物理的・化学的粒子特性に依存するのかについての研究を進めた。特徴の異なる日本の2地点(神奈川県横浜市:都市圏、石川県珠洲市:非都市圏)において調査した。物理特性に関する室内実験においては、有害性の指標となるDTT酸化能と粒子表面積の間に明確な相関性が見られた。一方、実環境大気観測の結果からは、いずれの地点においても単位粒子量あたりのDTT酸化能は、粒子濃度に対...
❏独自型サイクロン装置によるインドと中国のエアロゾルの大量捕集とその生体有害性評価(17H04480)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / サイクロン / 有害性評価 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 (他10件)
【概要】本研究では、申請者が独自に開発したサイクロン式大気粒子状物質大量採取装置を、インド国立物理学研究所(ニューデリー)、西安交通大学(西安)、および横浜に設置し、得られた粒子の分析を行った。期間中に得られた粒子状物質試料数は、インド28、中国8、日本23であった。生体有害性評価の観点から、粒子中の細菌由来毒素であるエンドトキシン(Lipopolysaccharide, LPS)含有量を調べた。その結果...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
【環境学】環境保全学:環境分析エアロソルを含む研究件
❏PM2.5の有害性の新たな指標としての粒子表面積の多角的解析(18K19856)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 環境質定量化・予測 / エアロゾル / 粒子状物質 (他9件)
【概要】大気粒子の有害性を表す指標がどのような物理的・化学的粒子特性に依存するのかについての研究を進めた。特徴の異なる日本の2地点(神奈川県横浜市:都市圏、石川県珠洲市:非都市圏)において調査した。物理特性に関する室内実験においては、有害性の指標となるDTT酸化能と粒子表面積の間に明確な相関性が見られた。一方、実環境大気観測の結果からは、いずれの地点においても単位粒子量あたりのDTT酸化能は、粒子濃度に対...
❏独自型サイクロン装置によるインドと中国のエアロゾルの大量捕集とその生体有害性評価(17H04480)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / サイクロン / 有害性評価 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 (他10件)
【概要】本研究では、申請者が独自に開発したサイクロン式大気粒子状物質大量採取装置を、インド国立物理学研究所(ニューデリー)、西安交通大学(西安)、および横浜に設置し、得られた粒子の分析を行った。期間中に得られた粒子状物質試料数は、インド28、中国8、日本23であった。生体有害性評価の観点から、粒子中の細菌由来毒素であるエンドトキシン(Lipopolysaccharide, LPS)含有量を調べた。その結果...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
【環境学】環境保全学:大気汚染防止・浄化エアロソルを含む研究件
❏PM2.5の有害性の新たな指標としての粒子表面積の多角的解析(18K19856)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 環境質定量化・予測 / エアロゾル / 粒子状物質 (他9件)
【概要】大気粒子の有害性を表す指標がどのような物理的・化学的粒子特性に依存するのかについての研究を進めた。特徴の異なる日本の2地点(神奈川県横浜市:都市圏、石川県珠洲市:非都市圏)において調査した。物理特性に関する室内実験においては、有害性の指標となるDTT酸化能と粒子表面積の間に明確な相関性が見られた。一方、実環境大気観測の結果からは、いずれの地点においても単位粒子量あたりのDTT酸化能は、粒子濃度に対...
❏独自型サイクロン装置によるインドと中国のエアロゾルの大量捕集とその生体有害性評価(17H04480)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / サイクロン / 有害性評価 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 (他10件)
【概要】本研究では、申請者が独自に開発したサイクロン式大気粒子状物質大量採取装置を、インド国立物理学研究所(ニューデリー)、西安交通大学(西安)、および横浜に設置し、得られた粒子の分析を行った。期間中に得られた粒子状物質試料数は、インド28、中国8、日本23であった。生体有害性評価の観点から、粒子中の細菌由来毒素であるエンドトキシン(Lipopolysaccharide, LPS)含有量を調べた。その結果...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
【環境学】環境保全学:揮発性有機化合物エアロソルを含む研究件
❏海水中の硫化ジメチル生成、大気への放出、洋上硫酸エアロゾル形成に至る過程の解明(16204044)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】植松 光夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (60203478)
【キーワード】硫化ジメチル / 揮発性有機化合物 / 硫酸塩粒子 / 海洋生物起源気体 / 植物プランクトン (他11件)
【概要】軽元素測定に特化した蛍光X線分析装置を用いることで、簡便で迅速に海水中懸濁粒子の化学組成を計測するシステムを確立した。また、フッ素との蛍光反応を利用し、大気中のDMS濃度を10Hz程度の時間分解能で測定できる船上搭載型装置の開発に成功した。 夏季における北太平洋亜寒帯海域での鉄散布実験を行った白鳳丸航海、春季の生物生産の高い三陸沖での淡青丸航海、夏季に北太平洋亜寒帯海域の東西変化を調べる「みらい」...
❏大気中フミン様物質の有害有機化学物質と重金属イオンの大気圏動態に及ぼす影響評価(16310029)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 助教授 (00241117)
【キーワード】有害有機大気汚染物質 / 大気中フミン様物質 / マイクロ固相抽出 / 雨水 / 霧水 (他17件)
【概要】本研究期間中に以下のことを明らかにした. 1)ヘッドスペース固相マイクロ抽出-ガスクロマトグラフ質量分析法による降水中VOCsの迅速定量法を検討した.その結果,0-50nMの範囲で直線性が得られ,0.01〜0.14nMの検出限界が得られた.また,降水試料からのVOCs抽出効率は良好であることを明らかにした. 2)大気中ではトルエンとナフタレン類が高濃度であり,降水中ではトルエン、キシレンが高濃度で...
【環境学】環境保全学:粒子状物質エアロソルを含む研究件
❏PM2.5の有害性の新たな指標としての粒子表面積の多角的解析(18K19856)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2022-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30348809)
【キーワード】環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 環境質定量化・予測 / エアロゾル / 粒子状物質 (他9件)
【概要】大気粒子の有害性を表す指標がどのような物理的・化学的粒子特性に依存するのかについての研究を進めた。特徴の異なる日本の2地点(神奈川県横浜市:都市圏、石川県珠洲市:非都市圏)において調査した。物理特性に関する室内実験においては、有害性の指標となるDTT酸化能と粒子表面積の間に明確な相関性が見られた。一方、実環境大気観測の結果からは、いずれの地点においても単位粒子量あたりのDTT酸化能は、粒子濃度に対...
❏独自型サイクロン装置によるインドと中国のエアロゾルの大量捕集とその生体有害性評価(17H04480)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / サイクロン / 有害性評価 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 (他10件)
【概要】本研究では、申請者が独自に開発したサイクロン式大気粒子状物質大量採取装置を、インド国立物理学研究所(ニューデリー)、西安交通大学(西安)、および横浜に設置し、得られた粒子の分析を行った。期間中に得られた粒子状物質試料数は、インド28、中国8、日本23であった。生体有害性評価の観点から、粒子中の細菌由来毒素であるエンドトキシン(Lipopolysaccharide, LPS)含有量を調べた。その結果...
❏大気エアロゾルの帯電状態の解明と生体沈着への影響評価(17H01864)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (30348809)
【キーワード】エアロゾル / 帯電状態 / 沈着 / 生体影響 / 電気移動度 (他13件)
【概要】実環境大気中エアロゾル粒子の帯電状態解明を目的として研究開発を行った。まず、電気移動度法による実環境大気エアロゾルの帯電状態の測定装置(K-MACS: Keio-Measurement System of Aerosol Charging State)の設計製作および性能評価を行った。次に、約1年間の実環境大気エアロゾルの帯電状態の解析を行った。その結果、測定日によって帯電分布は異なり、帯電粒子割...
【環境学】環境保全学:多環芳香族炭化水素類エアロソルを含む研究件
❏長期観測に基づく中国北京市の大気環境の実態調査と動態解析による環境評価(19404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他9件)
【概要】近年発展が顕著で歴史的な都市改造が行われている中国北京市において21世紀最初の10年間の大気環境の動向を定量化することを目的として研究を行った。北京市の大気粉塵濃度は世界主要都市と比較して約5倍高く、直近約10年間ではほぼ改善されていなかった。2008年夏季オリンピック開催に伴う諸規制により、粒径2.5μm以上の粗大粒子濃度は25%減少したが、粒径2.5μm以下の微小粒子濃度に対しては減少効果が認...
❏大気微小粒子の環境動態解析のための有機・無機化合物の多成分高感度迅速分析法の開発(18710014)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 地球化学 / 有害化学物質 (他8件)
【概要】本研究では、大気微小粒子中の有機化合物および微量金属の多成分高感度同時迅速分析法の開発を行うことを目的とする。本年度は高速溶媒抽出/自動化カラムクロマトグラフィー/HPLC/蛍光検出法による大気微小粒子中多環芳香族炭化水素類(PAHs)の多成分高感度迅速分析法の開発を行った。 PAHsの抽出時間短縮・効率化を図るため、高速ソックスレー法の検討を行った。具体的には溶媒抽出部の温度を可変とし、従来は室...
❏多環芳香族炭化水素類及び微量金属の同時分析による大気微小粒子の環境動態解析(16710008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (30348809)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 地球化学 / 有害化学物質 (他8件)
【概要】横浜市日吉における、2004年8月19日〜11月21日の期間のPM2.5質量濃度及びPM2.5中PAHs(多環芳香族炭化水素類)、微量金属、水溶性イオン成分濃度はそれぞれ、PM2.5:18.3±8.8μg/m^3(n=90)、Total PAHs:1.43±1.16ng/m^3(n=90)、Total Metals:1.55±0.98μ9/m^3(n=90)であった。また、PM2.5中Total ...
【環境学】環境保全学:有害化学物質エアロソルを含む研究件
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏長期観測に基づく中国北京市の大気環境の実態調査と動態解析による環境評価(19404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他9件)
【概要】近年発展が顕著で歴史的な都市改造が行われている中国北京市において21世紀最初の10年間の大気環境の動向を定量化することを目的として研究を行った。北京市の大気粉塵濃度は世界主要都市と比較して約5倍高く、直近約10年間ではほぼ改善されていなかった。2008年夏季オリンピック開催に伴う諸規制により、粒径2.5μm以上の粗大粒子濃度は25%減少したが、粒径2.5μm以下の微小粒子濃度に対しては減少効果が認...
❏大気微小粒子の環境動態解析のための有機・無機化合物の多成分高感度迅速分析法の開発(18710014)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 地球化学 / 有害化学物質 (他8件)
【概要】本研究では、大気微小粒子中の有機化合物および微量金属の多成分高感度同時迅速分析法の開発を行うことを目的とする。本年度は高速溶媒抽出/自動化カラムクロマトグラフィー/HPLC/蛍光検出法による大気微小粒子中多環芳香族炭化水素類(PAHs)の多成分高感度迅速分析法の開発を行った。 PAHsの抽出時間短縮・効率化を図るため、高速ソックスレー法の検討を行った。具体的には溶媒抽出部の温度を可変とし、従来は室...
【環境学】環境保全学:アジアエアロソルを含む研究件
❏東アジアにおけるエアロゾル数濃度の空間分布とその変動要因の解明(22241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】竹川 暢之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00324369)
【キーワード】エアロゾル / 数濃度 / 間接効果 / 東アジア / 航空機観測 (他9件)
【概要】エアロゾルは雲凝結核として作用し、地球の放射収支に大きな影響を与える(間接効果)。間接効果は気候変動予測における主要な不確実要素であり、その理解向上のためにはエアロゾル数濃度分布の支配要因を定量的に明らかにする必要がある。本研究では、航空機に搭載してエアロゾル数濃度を高速測定できるシステムを開発した。東アジアにおいて航空機観測を行い、エアロゾル数濃度の鉛直分布を明らかにした。さらに、3次元モデルを...
❏高度質量分析技術を用いたアジア有機エアロゾルの生成・消滅過程の研究(19310005)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】竹川 暢之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (00324369)
【キーワード】環境計測 / エアロゾル / アジア / 質量分析計 / 吸湿特性 (他6件)
【概要】エアロゾル質量分析計(AMS)により得られたアジアの大都市(東京、広州、北京)におけるデータの解析とそれに関連する実験を行った。AMS の質量スペクトルや粒径分布から有機エアロゾルに関する多くの情報を引き出す方法を考案し、これに基づいてアジアの無機・有機エアロゾルの生成・消滅過程の研究を行った。夏季の北京において無機・有機エアロゾルが領域スケールで多量に生成され、それらが低気圧の通過に伴って広域へ...
❏航空機観測に基づくアジアのブラックカーボンの気候影響の解明(19101001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20110752)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / 航空機観測 / アジア / 気候影響 (他6件)
【概要】本研究ではブラックカーボン測定器を開発・改良し、その測定器を搭載した航空機観測を東アジア域・北極域で行った。ブラックカーボンの濃度・粒径分布・混合状態などの微物理特性を測定し、ブラックカーボンの気候影響を評価する上で鍵となる時空間分布・広域輸送・変質過程・除去過程を明らかにした。また、ブラックカーボンの微物理特性を詳細に表現した全球・領域モデルを開発した。観測結果を用いてモデルの検証を行い、ブラッ...
【環境学】環境保全学:富士山エアロソルを含む研究件
❏富士山山体を観測タワーとして利用したエアロゾル諸特性の鉛直的観測研究(17201007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】五十嵐 康人 気象庁気象研究所, 地球化学研究部, 主任研究官 (90343897)
【キーワード】自由対流圏 / 大気化学観測 / 富士山 / エアロゾル / SO_2 (他12件)
【概要】エアロゾルの種類,濃度や組成が季節的・空間的に変動する特徴的な地域である東アジアにおいて,我が国の最高峰である富士山を観測タワーとして利用して,エアロゾルの諸特性(濃度変動、粒径分布、化学組成、光学特性、雲・霧過程)などにつき研究した。観測は諸制約から夏季に限られたため,寒候期に活発な大陸からの汚染気塊の長距離輸送事象を多数把握することは実現しなかったが,夏季には,山頂,7合8勺でのエアロゾルおよ...
❏大気中フミン様物質の有害有機化学物質と重金属イオンの大気圏動態に及ぼす影響評価(16310029)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 助教授 (00241117)
【キーワード】有害有機大気汚染物質 / 大気中フミン様物質 / マイクロ固相抽出 / 雨水 / 霧水 (他17件)
【概要】本研究期間中に以下のことを明らかにした. 1)ヘッドスペース固相マイクロ抽出-ガスクロマトグラフ質量分析法による降水中VOCsの迅速定量法を検討した.その結果,0-50nMの範囲で直線性が得られ,0.01〜0.14nMの検出限界が得られた.また,降水試料からのVOCs抽出効率は良好であることを明らかにした. 2)大気中ではトルエンとナフタレン類が高濃度であり,降水中ではトルエン、キシレンが高濃度で...
【環境学】環境保全学:環境変動エアロソルを含む研究件
❏アジアのエアロゾル・雲・降水システムの観測・モデルによる統合的研究(23221001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (20110752)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 環境分析 / エアロゾル / 雲 (他8件)
【概要】エアロゾル・雲・降水過程の理解が不十分なため、気候変動予測に大きな不確定性が生じている。我々はエアロゾルの微物理特性(数濃度・粒径分布など)の理解の改善により、気候に影響を及ぼすエアロゾルの主要な過程を解明した。また素過程の理解を通して雲の微物理特性、降水粒子の生成、エアロゾルの湿性除去を解明した。エアロゾル・雲・降水測定のための先端計測器を開発し、航空機・地上観測を行い、鍵となる過程の理解を進展...
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏東アジアにおける炭素性エアロゾルの動態と直接放射効果(20241004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】環境変動 / エアロゾル / ブラックカーボン / 炭素性エアロゾル / 東アジア (他7件)
【概要】本研究では、観測およびボックスモデル・三次元化学輸送領域モデルを用いて、放射収支の鍵となる炭素性エアロゾル(ブラックカーボン、BCと有機エアロゾル)の動態とその放射効果について調べた。本研究で開発・改良された数値モデルは、観測されたBCの混合状態の時間変化や輸送効率の高度分布など、重要なパラメータを良く再現できることが確認された。またその放射効果(光学的厚みや単一散乱アルベド)の特徴も観測と整合的...
【数物系科学】地球惑星科学:放射強制力エアロソルを含む研究件
❏大気中のブラックカーボン粒子の複素屈折率の観測手法の開発(15H05465)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】大気化学 / 放射強制力 / エアロゾル / 地球温暖化 / 大気放射 (他9件)
【概要】当初の予定では、単一粒子光散乱法と単一粒子レーザー白熱法を用いてブラックカーボン粒子の散乱断面積、吸収断面積を同時測定し、そこから複素屈折率を導出する方法論を構築する予定であった。予備実験の過程で、自動車や製鉄所から発生する人為起源の酸化鉄粒子を、ブラックカーボンや自然起源の酸化鉄粒子と区別して検出できることを発見し、その手法を確立した。人為起源酸化鉄粒子の多地点の観測データと数値シミュレーション...
❏中国におけるブラックカーボンの粒径分布と混合状態の解明(18310007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】小池 真 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00225343)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / すす粒子 / 中国 / 北京 (他10件)
【概要】近年、東アジアにおける人為的なエアロゾルの増大による、気候影響が強く懸念されている。各種のエアロゾルのうち、特に黒色炭素エアロゾル(ブラックカーボン)は太陽放射を効率よく吸収し大気を加熱するため、人為的なエアロゾルの気候影響評価において最も重要な物質である。 本研究ではH18年度の夏季に、中国の代表的な大都市である北京と珠江デルタ地帯(広州-香港を含む経済地域)において、それぞれ約1ヶ月にわたりブ...
【数物系科学】地球惑星科学:海洋大気エアロソルを含む研究件
❏海水中の硫化ジメチル生成、大気への放出、洋上硫酸エアロゾル形成に至る過程の解明(16204044)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】植松 光夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (60203478)
【キーワード】硫化ジメチル / 揮発性有機化合物 / 硫酸塩粒子 / 海洋生物起源気体 / 植物プランクトン (他11件)
【概要】軽元素測定に特化した蛍光X線分析装置を用いることで、簡便で迅速に海水中懸濁粒子の化学組成を計測するシステムを確立した。また、フッ素との蛍光反応を利用し、大気中のDMS濃度を10Hz程度の時間分解能で測定できる船上搭載型装置の開発に成功した。 夏季における北太平洋亜寒帯海域での鉄散布実験を行った白鳳丸航海、春季の生物生産の高い三陸沖での淡青丸航海、夏季に北太平洋亜寒帯海域の東西変化を調べる「みらい」...
❏エアロゾルキャラクタリゼーション実験(ACE-Asia)計画の推進と国際対応(11894014)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999
【研究代表者】河村 公隆 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (70201449)
【キーワード】エースアジア / エアロゾル / 放射特性 / 無機物 / 有機物 (他8件)
【概要】アジアの風下域に当たる西部太平洋でのエアロゾルの集中観測実験(ACE-Asia:Aerosol Characterization Experiment in Asian Region)が提案され、国際的に準備が開始されるにいたった。本企画研究の目的は、大気化学、地球化学、大気物理、放射影響モデルを専門とする研究者らが集って、2001年と2003年に計画されているACE-Asia実験を実施するための...
【数物系科学】地球惑星科学:化学種エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏金属元素の気化過程に伴う同位体分別に基づく環境地球化学の新展開(16K13911)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】金属元素 / 気化 / 同位体分別 / 環境地球化学 / エアロゾル (他11件)
【概要】外洋域における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄(Fe)の不足が挙げられる。海洋表層へのFe供給源のうち、エアロゾル中の人為起源Feは自然起源Feよりも水への溶解度が高いと報告されているが、表層海水中の溶存鉄に対するそれらの寄与の程度は明らかでない。本研究では、エアロゾル中の人為起源鉄に着目して、生成プロセスや溶解性にも着目しながらδ56Feから海洋表層への寄与を評価することを目的とした。そ...
【数物系科学】地球惑星科学:同位体分別エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏金属元素の気化過程に伴う同位体分別に基づく環境地球化学の新展開(16K13911)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】金属元素 / 気化 / 同位体分別 / 環境地球化学 / エアロゾル (他11件)
【概要】外洋域における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄(Fe)の不足が挙げられる。海洋表層へのFe供給源のうち、エアロゾル中の人為起源Feは自然起源Feよりも水への溶解度が高いと報告されているが、表層海水中の溶存鉄に対するそれらの寄与の程度は明らかでない。本研究では、エアロゾル中の人為起源鉄に着目して、生成プロセスや溶解性にも着目しながらδ56Feから海洋表層への寄与を評価することを目的とした。そ...
【数物系科学】地球惑星科学:XAFSエアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏XAFS法を駆使した硫酸エアロゾルの生成過程と地球寒冷化への影響の解明(17F17332)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2017-11-10 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】XAFS / エアロゾル / 地球寒冷化 / 硫酸塩 / 電子収量法 (他6件)
【概要】エアロゾルは大気中に浮遊する液滴や粒子で、地球表層に様々な影響を及ぼす。その1つとしてエアロゾルによる地球冷却効果が挙げられるが、その見積りには大きな不確実性が残っている。硫酸エアロゾルはエアロゾルの主成分の1つであり、主に微小粒子中で吸湿性の高い硫酸アンモニウムとして存在することから、雲凝結核 (CCN)として作用し、生成した雲が太陽光を散乱することで間接的冷却効果を示す。しかし、硫酸エアロゾル...
❏地球温暖化精密予測に向けた高分解能X線顕微鏡によるエアロゾル中の吸湿性化学種同定(25550013)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10304396)
【キーワード】化学種解明 / XAFS / エアロゾル / STXM / カルシウム (他11件)
【概要】地球温暖化の精密予測のためには、エアロゾルの吸湿特性とそれによる地球冷却効果の理解が不可欠である。こうしたエアロゾルの吸湿性の理解には、エアロゾルの化学特性の把握が重要であり、個別粒子中の様々な元素の化学種解析が必須となる。この目的のためには、高い空間分解能で化学種分析が可能な走査型透過X線顕微鏡(STXM)の利用が有効であり、本研究では、Photon FactoryのBL-15AでのSTXMの様...
【数物系科学】地球惑星科学:ICP質量分析エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏大気粉塵中有害金属の超高感度計測による東アジアからの越境汚染の実態の解明(13480160)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】エアロゾル / 有害金属 / 超高感度計測 / LA / ICP-MS (他9件)
【概要】近年、人間活動に伴う人為起源より大気中に放出される大気粉塵の増加が指摘されている。特に、中国においては深刻な環境問題の一つとなっている。粒子状物質は大気中に滞留し、地球の気候変動、酸性雨といったここ数年来大きな関心を呼んでいる地球環境問題に大なり小なり関与しており、その濃度や化学組成をモニタリングすることは、大気中の粒子状物質の発生源を明らかにし、さらにその挙動あるいは生活環境、気候などに及ぼす影...
【数物系科学】地球惑星科学:同位体エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏金属元素の気化過程に伴う同位体分別に基づく環境地球化学の新展開(16K13911)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】金属元素 / 気化 / 同位体分別 / 環境地球化学 / エアロゾル (他11件)
【概要】外洋域における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄(Fe)の不足が挙げられる。海洋表層へのFe供給源のうち、エアロゾル中の人為起源Feは自然起源Feよりも水への溶解度が高いと報告されているが、表層海水中の溶存鉄に対するそれらの寄与の程度は明らかでない。本研究では、エアロゾル中の人為起源鉄に着目して、生成プロセスや溶解性にも着目しながらδ56Feから海洋表層への寄与を評価することを目的とした。そ...
【数物系科学】地球惑星科学:地球化学エアロソルを含む研究件
❏中国北京市及び西安市をモデル都市とする急激な発展に伴う大気環境変動の実態解明(22710016)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境変動 / 東アジア / SO2 / エアロゾル / 水溶性イオン成分 (他14件)
【概要】中国の大都市における短期的および長期的な大気環境変動の実態解明調査を行った。北京五輪開催に関連した環境規制により、大気粉じん中硫酸イオン濃度は40%減少した。長期的変動に関しては、2005年から2009年にかけて中国北京市における大気中二酸化硫黄濃度は約30%減少した。大気粉じん中硫酸イオン濃度は暖房期20%、非暖房期50%と減少割合が季節によって異なっており、これは気象条件に加えオキシダント濃度...
❏長期観測に基づく中国北京市の大気環境の実態調査と動態解析による環境評価(19404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他9件)
【概要】近年発展が顕著で歴史的な都市改造が行われている中国北京市において21世紀最初の10年間の大気環境の動向を定量化することを目的として研究を行った。北京市の大気粉塵濃度は世界主要都市と比較して約5倍高く、直近約10年間ではほぼ改善されていなかった。2008年夏季オリンピック開催に伴う諸規制により、粒径2.5μm以上の粗大粒子濃度は25%減少したが、粒径2.5μm以下の微小粒子濃度に対しては減少効果が認...
❏大気微小粒子の環境動態解析のための有機・無機化合物の多成分高感度迅速分析法の開発(18710014)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (30348809)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 地球化学 / 有害化学物質 (他8件)
【概要】本研究では、大気微小粒子中の有機化合物および微量金属の多成分高感度同時迅速分析法の開発を行うことを目的とする。本年度は高速溶媒抽出/自動化カラムクロマトグラフィー/HPLC/蛍光検出法による大気微小粒子中多環芳香族炭化水素類(PAHs)の多成分高感度迅速分析法の開発を行った。 PAHsの抽出時間短縮・効率化を図るため、高速ソックスレー法の検討を行った。具体的には溶媒抽出部の温度を可変とし、従来は室...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動エアロソルを含む研究件
❏氷晶核の全球分布とその雲過程を通した気候影響の解明(22H03722)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】松井 仁志 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (50549508)
【キーワード】気候変動 / エアロゾル / エアロゾル-雲相互作用 / 氷晶核 / 全球気候モデル
【概要】
❏森林火災から大量に生じる固体有機エアロゾルの発生・除去過程の解明と気候影響(19H04259)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】足立 光司 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (90630814)
【キーワード】ターボール / 森林火災 / エアロゾル / 電子顕微鏡分析 / 気候影響 (他11件)
【概要】気候変動に影響を与えるエアロゾルの一つに、森林火災から大量に発生する固体有機物粒子(ターボール)があげられる。このターボールは、主要エアロゾル種に匹敵する排出量が推定されながら、生成・除去プロセスや光学特性など、気候モデルに組み込むための必要なデータがなく、世界的にターボールの気候影響はほとんど分かっていない。そのターボールの理解のため、2019年度の夏季に北米において航空機観測(FIREX-AQ...
❏大気中のブラックカーボン粒子の複素屈折率の観測手法の開発(15H05465)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】大気化学 / 放射強制力 / エアロゾル / 地球温暖化 / 大気放射 (他9件)
【概要】当初の予定では、単一粒子光散乱法と単一粒子レーザー白熱法を用いてブラックカーボン粒子の散乱断面積、吸収断面積を同時測定し、そこから複素屈折率を導出する方法論を構築する予定であった。予備実験の過程で、自動車や製鉄所から発生する人為起源の酸化鉄粒子を、ブラックカーボンや自然起源の酸化鉄粒子と区別して検出できることを発見し、その手法を確立した。人為起源酸化鉄粒子の多地点の観測データと数値シミュレーション...
【数物系科学】地球惑星科学:大気化学エアロソルを含む研究件
❏大気中のブラックカーボン粒子の複素屈折率の観測手法の開発(15H05465)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】大気化学 / 放射強制力 / エアロゾル / 地球温暖化 / 大気放射 (他9件)
【概要】当初の予定では、単一粒子光散乱法と単一粒子レーザー白熱法を用いてブラックカーボン粒子の散乱断面積、吸収断面積を同時測定し、そこから複素屈折率を導出する方法論を構築する予定であった。予備実験の過程で、自動車や製鉄所から発生する人為起源の酸化鉄粒子を、ブラックカーボンや自然起源の酸化鉄粒子と区別して検出できることを発見し、その手法を確立した。人為起源酸化鉄粒子の多地点の観測データと数値シミュレーション...
❏超臨界流体を用いた大気エアロゾル成分解析手法の開発(21651004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】戸野倉 賢一 東京大学, 環境安全研究センター, 准教授 (00260034)
【キーワード】エアロゾル / 超臨界二酸化炭素抽出 / 多環芳香族化合物 / 超臨界CO2抽出 / 大気化学
【概要】超臨界二酸化炭素抽出法は、有機溶媒を用いた従来のソックスレー抽出法ではエアロゾルの抽出に数時間以上かかっていた時間が数十分以内とかなり短縮される環境調和型の抽出法である。また、二酸化炭素は低温(31.0℃)で超臨界状態となり、有機物を効率よく溶解することが可能であるため、ニトロ化合物のような熱に弱い成分の非破壊的な高効率抽出が可能である。現在、フィルターサンプリング法により捕集した大気エアロゾルの...
❏白熱偏光を用いた煤粒子の形状測定法の開発(20840014)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (20507818)
【キーワード】エアロゾル / 大気化学
【概要】広く用いられているキルヒホッフの法則は粒子の形状の典型的長さが波長よりも十分大きな幾何光学近似の適用範囲内でのみ正しい理論であり、エアロゾルからの白熱光のように、波長が粒子サイズに大して十分大きくない条件ではキルヒホッフの法則を一般化した理論が必要である。電気力学と揺動散逸の定理に基づいて任意形状、任意サイズの物体からの熱輻射の強度を記述したのがRytov理論(S.M.Rytov, 1953)であ...
【工学】電気電子工学:光散乱エアロソルを含む研究件
❏中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】レーザー分光
【研究期間】光散乱
【研究代表者】光トラップ
【キーワード】エアロゾル
【概要】新型コロナウイルス流行のため、渡航先研究機関が外国人の受入れを停止中であるため、渡航後に実施する予定の実験研究の予備研究を進めた。特に、本研究で実施する予定の大気・海洋中の黒色炭素・鉱物ダスト粒子の同定・定量測定を可能にするための技術的基盤を整えた。まず、液中粒子の複素散乱振幅を単一粒子毎に定量的に測定する方法「複素散乱振幅センシング」の実用化装置を完成させた。本装置では、大気中・海洋中の粒径0....
❏環境水中のナノ・マイクロ粒子の実時間測定法の開発と応用(19H04236)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】茂木 信宏 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20507818)
【キーワード】微粒子計測技術 / 光散乱 / エアロゾル / 海洋微粒子 / 微粒子測定技術 (他11件)
【概要】空気や水などの流体に浮遊する微粒子の正確かつ高速な自動測定法は、物理学・化学・生物学の実験、地球環境モニタリングなど、多くの科学技術研究・産業分野において必要とされている。しかしこれまで、直径数マイクロメートル未満の微小粒子について、粒子の構成物質と粒子の大きさを両方とも正確に決定できる利便性の高い自動測定法はなかった。本研究では、流体中に浮遊する粒径範囲0.2~5マイクロメートルの微粒子について...
❏光トラップした水滴のレーザー・放射光軟X線複合分析法の開発(19K22195)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】火原 彰秀 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (30312995)
【キーワード】レーザー分光 / 光散乱 / 光トラップ / エアロゾル / レーザー (他8件)
【概要】本研究では、マイクロ・ナノサイズの水表面の特異的物性を解析するレーザー分光・放射光X線分光複合解析法実現のために、テーブルトップ型準弾性レーザー散乱装置の開発、およびマイクロ気泡表面の表面張力を光学的に計測するマイクロデバイス・レーザー光学系開発を行った。テーブルトップ型準弾性レーザー散乱装置は、従来の大型レーザーを用いた装置と遜色ない性能を示す装置が開発された。また、マイクロ気泡測定では、新しい...
【工学】総合工学:気化エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏金属元素の気化過程に伴う同位体分別に基づく環境地球化学の新展開(16K13911)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】金属元素 / 気化 / 同位体分別 / 環境地球化学 / エアロゾル (他11件)
【概要】外洋域における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄(Fe)の不足が挙げられる。海洋表層へのFe供給源のうち、エアロゾル中の人為起源Feは自然起源Feよりも水への溶解度が高いと報告されているが、表層海水中の溶存鉄に対するそれらの寄与の程度は明らかでない。本研究では、エアロゾル中の人為起源鉄に着目して、生成プロセスや溶解性にも着目しながらδ56Feから海洋表層への寄与を評価することを目的とした。そ...
【工学】総合工学:硝酸エアロソルを含む研究件
❏大都市圏におけるオキシダントの光化学的制御戦略に関する研究(14208061)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20110752)
【キーワード】大都市圏 / オゾン / 一酸化炭素 / NOx / NOy (他16件)
【概要】オゾンの光化学を支配する前駆気体(NO_x,HNO3,PANなどの濃窒素酸化物、炭化水素類、CO)、OH,HO_2ラジカル類、化学反応に関与する太陽放射スペクトルを高精度で測定する装置を開発した。それらを用いた総合観測を2003年から2005年にかけて、異なった季節で行った。特に04年の7-8月には東京の駒場の東大キャンパス及び埼玉県の騎西市の環境科学国際センターの2点で集中的に実施した。また同時...
❏中緯度オゾン層破壊の化学過程の研究(06402017)
【研究テーマ】超高層物理学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】近藤 豊 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (20110752)
【キーワード】成層圏 / オゾン / 塩酸 / 弗化水素 / 硝酸 (他13件)
【概要】北海道の陸別町に我々の開発した高精度のフーリエ変換型の赤外分光器システム、太陽追尾装置を1995年5月に移動し、太陽追尾装置の光軸の再調整を行った結果、十分な波数分解能とS/N比を持つ赤外スペクトルが得られた。7月より本格的な赤外分光観測が実施され、1995年9月から1996年3月まで毎月観測を行った。特に12月から3月は殆ど途切れなく観測が行われた。 この観測の結果、塩酸(HCl)、弗化水素(H...
【工学】総合工学:オゾンエアロソルを含む研究件
❏大都市圏におけるオキシダントの光化学的制御戦略に関する研究(14208061)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20110752)
【キーワード】大都市圏 / オゾン / 一酸化炭素 / NOx / NOy (他16件)
【概要】オゾンの光化学を支配する前駆気体(NO_x,HNO3,PANなどの濃窒素酸化物、炭化水素類、CO)、OH,HO_2ラジカル類、化学反応に関与する太陽放射スペクトルを高精度で測定する装置を開発した。それらを用いた総合観測を2003年から2005年にかけて、異なった季節で行った。特に04年の7-8月には東京の駒場の東大キャンパス及び埼玉県の騎西市の環境科学国際センターの2点で集中的に実施した。また同時...
❏東南アジアのバイオマス燃焼による対流圏オゾン生成・増大の研究(13480153)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】北 和之 茨城大学, 理学部, 助教授 (30221914)
【キーワード】オゾン / バイオマス燃焼 / 東南アジア / エルニーニョ / 温室効果 (他9件)
【概要】大気オゾンは,対流圏においてその強い酸化作用から直接生態系・食糧生産および人体の健康に悪影響を与えると考えられている。さらに重要な温室効果気体でもあり、その増大による気候変動への影響が無視できない。このように,対流圏オゾンは地球規模環境問題で鍵となる物質であるが,その生成・消失に関わる過程が複雑であり,時空間的に変動が大きいため理解はまだ不十分である。本研究は,東南アジア域,特にインドネシアおよび...
❏中緯度オゾン層破壊の化学過程の研究(06402017)
【研究テーマ】超高層物理学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】近藤 豊 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (20110752)
【キーワード】成層圏 / オゾン / 塩酸 / 弗化水素 / 硝酸 (他13件)
【概要】北海道の陸別町に我々の開発した高精度のフーリエ変換型の赤外分光器システム、太陽追尾装置を1995年5月に移動し、太陽追尾装置の光軸の再調整を行った結果、十分な波数分解能とS/N比を持つ赤外スペクトルが得られた。7月より本格的な赤外分光観測が実施され、1995年9月から1996年3月まで毎月観測を行った。特に12月から3月は殆ど途切れなく観測が行われた。 この観測の結果、塩酸(HCl)、弗化水素(H...
【農学】水圏応用科学:海表面マイクロ層エアロソルを含む研究件
❏大気海洋境界領域の微生物学:海泡濃集と雲核へのリンケージ(22H00376)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】大気海洋境界領域 / 微生物 / 海表面マイクロ層 / エアロゾル
【概要】
❏海洋表面マイクロ層とエアロゾルの微生物学:生物活動と気候をつなぐフロンティア(16H02562)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 海洋 / 海表面マイクロ層 / 大気エアロゾル / メタゲノム (他12件)
【概要】本研究では,海洋の生物活動と気候システムのリンクとして,バイオエアロゾルによる雲生成への影響に注目し,これを制御する鍵として海表面マイクロ層と海から生成するエアロゾル中の微生物動態について解析を行った. 第一に,海洋から大気へと放出されるエアロゾルの質的かつ量的な変動を制御していると考えられる鍵微生物グループを特定した.第二に,メタゲノム情報から鍵微生物グループのゲノム構築を行い,それらの機能解析...
【農学】水圏応用科学:エアロソルを含む研究件
❏海洋表面マイクロ層とエアロゾルの微生物学:生物活動と気候をつなぐフロンティア(16H02562)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 海洋 / 海表面マイクロ層 / 大気エアロゾル / メタゲノム (他12件)
【概要】本研究では,海洋の生物活動と気候システムのリンクとして,バイオエアロゾルによる雲生成への影響に注目し,これを制御する鍵として海表面マイクロ層と海から生成するエアロゾル中の微生物動態について解析を行った. 第一に,海洋から大気へと放出されるエアロゾルの質的かつ量的な変動を制御していると考えられる鍵微生物グループを特定した.第二に,メタゲノム情報から鍵微生物グループのゲノム構築を行い,それらの機能解析...
❏アジアのエアロゾル・雲・降水システムの観測・モデルによる統合的研究(23221001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (20110752)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 環境分析 / エアロゾル / 雲 (他8件)
【概要】エアロゾル・雲・降水過程の理解が不十分なため、気候変動予測に大きな不確定性が生じている。我々はエアロゾルの微物理特性(数濃度・粒径分布など)の理解の改善により、気候に影響を及ぼすエアロゾルの主要な過程を解明した。また素過程の理解を通して雲の微物理特性、降水粒子の生成、エアロゾルの湿性除去を解明した。エアロゾル・雲・降水測定のための先端計測器を開発し、航空機・地上観測を行い、鍵となる過程の理解を進展...
❏エアロゾル-雲粒子相互作用の物理化学過程の研究(17201003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (20110752)
【キーワード】エアロゾル / ブラックカーボン / 混合状態 / 雲凝結核 / 雲 (他7件)
【概要】エアロゾルがCCNとして作用するポテンシャル(CCN活性)は、主として、乾燥粒径、エアロゾル中の水溶性成分の量、エアロゾルの表面張力の三つの要素により決定されると考えられる。エアロゾルのCCN活性を定量化すること、及びCCN活性と雲粒子生成過程を定量的に結びつけるための研究を実施した。 A)都市大気エアロゾルのCCN活性支配要因 都市大気エアロゾル粒子の化学成分と内部混合状態をエアロゾル質量分析計...
【農学】水圏応用科学:微生物エアロソルを含む研究件
❏大気海洋境界領域の微生物学:海泡濃集と雲核へのリンケージ(22H00376)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2027-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】大気海洋境界領域 / 微生物 / 海表面マイクロ層 / エアロゾル
【概要】
❏海洋表面マイクロ層とエアロゾルの微生物学:生物活動と気候をつなぐフロンティア(16H02562)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 海洋 / 海表面マイクロ層 / 大気エアロゾル / メタゲノム (他12件)
【概要】本研究では,海洋の生物活動と気候システムのリンクとして,バイオエアロゾルによる雲生成への影響に注目し,これを制御する鍵として海表面マイクロ層と海から生成するエアロゾル中の微生物動態について解析を行った. 第一に,海洋から大気へと放出されるエアロゾルの質的かつ量的な変動を制御していると考えられる鍵微生物グループを特定した.第二に,メタゲノム情報から鍵微生物グループのゲノム構築を行い,それらの機能解析...
【農学】水圏応用科学:降水エアロソルを含む研究件
❏アジアのエアロゾル・雲・降水システムの観測・モデルによる統合的研究(23221001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】近藤 豊 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (20110752)
【キーワード】気候変動 / 環境変動 / 環境分析 / エアロゾル / 雲 (他8件)
【概要】エアロゾル・雲・降水過程の理解が不十分なため、気候変動予測に大きな不確定性が生じている。我々はエアロゾルの微物理特性(数濃度・粒径分布など)の理解の改善により、気候に影響を及ぼすエアロゾルの主要な過程を解明した。また素過程の理解を通して雲の微物理特性、降水粒子の生成、エアロゾルの湿性除去を解明した。エアロゾル・雲・降水測定のための先端計測器を開発し、航空機・地上観測を行い、鍵となる過程の理解を進展...
❏大気中フミン様物質の有害有機化学物質と重金属イオンの大気圏動態に及ぼす影響評価(16310029)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】大河内 博 早稲田大学, 理工学術院, 助教授 (00241117)
【キーワード】有害有機大気汚染物質 / 大気中フミン様物質 / マイクロ固相抽出 / 雨水 / 霧水 (他17件)
【概要】本研究期間中に以下のことを明らかにした. 1)ヘッドスペース固相マイクロ抽出-ガスクロマトグラフ質量分析法による降水中VOCsの迅速定量法を検討した.その結果,0-50nMの範囲で直線性が得られ,0.01〜0.14nMの検出限界が得られた.また,降水試料からのVOCs抽出効率は良好であることを明らかにした. 2)大気中ではトルエンとナフタレン類が高濃度であり,降水中ではトルエン、キシレンが高濃度で...
【医歯薬学】基礎医学:微量金属エアロソルを含む研究件
❏多環芳香族炭化水素類及び微量金属の同時分析による大気微小粒子の環境動態解析(16710008)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】奥田 知明 慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (30348809)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 地球化学 / 有害化学物質 (他8件)
【概要】横浜市日吉における、2004年8月19日〜11月21日の期間のPM2.5質量濃度及びPM2.5中PAHs(多環芳香族炭化水素類)、微量金属、水溶性イオン成分濃度はそれぞれ、PM2.5:18.3±8.8μg/m^3(n=90)、Total PAHs:1.43±1.16ng/m^3(n=90)、Total Metals:1.55±0.98μ9/m^3(n=90)であった。また、PM2.5中Total ...
❏中国北京市の大気環境の新たな観測システムの構築と動態解析による環境対策への評価(16404002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田中 茂 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10137987)
【キーワード】環境質定量化・予測 / 環境分析 / 大気汚染防止・浄化 / 東アジア / 有害化学物質 (他12件)
【概要】中国北京市では2008年五輪開催に向けた都市改造の最中であり、すでに高濃度である大気粉塵がさらに増加する危険性がある。従って大気粉塵の発生源を明らかにし対策を進めることが重要である。本研究では中国北京市清華大学において大気粉塵試料を1日ごとに採取し、微量化学成分の分析を行った。 北京市における微量金属成分濃度は、全ての成分において東京都の濃度を上回り、特にヒ素に関しては25倍を超える高濃度であった...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ナトリウムエアロソルを含む研究件
❏地球温暖化精密予測に向けた高分解能X線顕微鏡によるエアロゾル中の吸湿性化学種同定(25550013)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10304396)
【キーワード】化学種解明 / XAFS / エアロゾル / STXM / カルシウム (他11件)
【概要】地球温暖化の精密予測のためには、エアロゾルの吸湿特性とそれによる地球冷却効果の理解が不可欠である。こうしたエアロゾルの吸湿性の理解には、エアロゾルの化学特性の把握が重要であり、個別粒子中の様々な元素の化学種解析が必須となる。この目的のためには、高い空間分解能で化学種分析が可能な走査型透過X線顕微鏡(STXM)の利用が有効であり、本研究では、Photon FactoryのBL-15AでのSTXMの様...
❏溶融ナトリウムの燃焼機構の解明(13450082)
【研究テーマ】熱工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】吉澤 善男 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (00016627)
【キーワード】ナトリウム / プール燃焼 / 対向流拡散火炎 / エアロゾル / 放射伝熱
【概要】溶融ナトリウムの燃焼はその生成物が固相であることに由来して、(1)反応帯に吸込みが存在し、燃焼場の流動形態が変化する、(2)反応帯からの固相生成物の拡散、除去の過程が複雑である、(3)固相生成物による放射伝熱が重要な影響を持つ、という基本的な点で従来の基礎燃焼学で広く扱われてきた火炎現象と異なっている。本研究では基礎燃焼学の観点から、浮遊する固相生成物による放射伝熱の影響を明らかにすることにより、...
【医歯薬学】薬学:エアロソルを含む研究件
❏揮発性が異なる元素の気化に伴う同位体分別が拓く環境地球化学の新展開(18H04134)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】エアロゾル / XAFS / 同位体 / 鉄 / 同位体分別 (他13件)
【概要】海洋における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄の不足が挙げられる。海洋表層への主要な鉄供給源として鉱物ダスト等の自然起源鉄が挙げられる一方、人為起源鉄は発生量は少ないが海水への溶解率が高く、重要な鉄の供給源となる可能性がある。しかし、人為起源鉄が表層海水中の溶存鉄に及ぼす影響は未だ不明瞭である。本研究では人為起源鉄が自然起源鉄に対して非常に低い鉄安定同位体比(δ56Fe)を示すことに着目し、...
❏金属元素の気化過程に伴う同位体分別に基づく環境地球化学の新展開(16K13911)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10304396)
【キーワード】金属元素 / 気化 / 同位体分別 / 環境地球化学 / エアロゾル (他11件)
【概要】外洋域における生物一次生産の制限要因の一つとして溶存鉄(Fe)の不足が挙げられる。海洋表層へのFe供給源のうち、エアロゾル中の人為起源Feは自然起源Feよりも水への溶解度が高いと報告されているが、表層海水中の溶存鉄に対するそれらの寄与の程度は明らかでない。本研究では、エアロゾル中の人為起源鉄に着目して、生成プロセスや溶解性にも着目しながらδ56Feから海洋表層への寄与を評価することを目的とした。そ...
【医歯薬学】薬学:カルシウムエアロソルを含む研究件
❏地球温暖化精密予測に向けた高分解能X線顕微鏡によるエアロゾル中の吸湿性化学種同定(25550013)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 嘉夫 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10304396)
【キーワード】化学種解明 / XAFS / エアロゾル / STXM / カルシウム (他11件)
【概要】地球温暖化の精密予測のためには、エアロゾルの吸湿特性とそれによる地球冷却効果の理解が不可欠である。こうしたエアロゾルの吸湿性の理解には、エアロゾルの化学特性の把握が重要であり、個別粒子中の様々な元素の化学種解析が必須となる。この目的のためには、高い空間分解能で化学種分析が可能な走査型透過X線顕微鏡(STXM)の利用が有効であり、本研究では、Photon FactoryのBL-15AでのSTXMの様...
❏大気浮遊微粒子と付着有害化学物質のIn-Situレーザ計測(13358009)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】長崎 晋也 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20240723)
【キーワード】大気浮遊微粒子 / 付着有害化学物質 / レーザ計測 / In-Situ / ブレイクダウン (他16件)
【概要】大気中を浮遊する微粒子のIn-Situレーザ計測を目的として,時間分解型レーザ誘起ブレイクダウン分光(LIBS)システムを構築した.これにより,大気中浮遊微粒子ならびにそれに付着する重金属系有害化学物質について,微粒子に関しては組成,濃度,粒径を,また化学物質については元素,組成比,濃度を定量的に測定することを可能とした.また,ブレイクダウン発光特性を評価し,元素のイオン化ポテンシャルとレーザのフ...