熱輻射光の方位.偏光特性による黒色炭素粒子の形状推定法の開発
【研究分野】気象・海洋物理・陸水学
【研究キーワード】
気候.エアロゾル / エアロゾル / 計測工学 / 地球環境 / 気候変動
【研究成果の概要】
大気中の黒色炭素(BC)エアロゾル(微粒子)の形状の分析法の開発は、人為起源エアロゾルの気候影響や微粒子計測技術の分野では最先端かつ重要な研究課題である。本研究では微粒子から放出される熱輻射光の方位.偏光依存性を記述する一般理論(Rytov理論)を実験的に検証することにより、BCの形状分析が可能な新しい原理を提唱した。Rytov理論によって推定されるように、光波長よりも小さなサイズの微粒子についても放出される熱輻射光の方位依存性.偏光状態が粒子形状によって決定されることを実証した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)