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研究分野別サイレントキーワード
「フェロモン」サイレントキーワードを含む研究
【生物学】生物学:主嗅覚系フェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
【生物学】生物学:生殖内分泌フェロモンを含む研究件
❏生殖フェロモンの中枢作用の関する神経行動学的研究(09460124)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / G_nRH / 多ニューロン発射活動 / 生殖内分泌 / 雄効果 (他10件)
【概要】本研究の目的は,哺乳類における生殖フェロモンの産生機構,受容伝達機構および中枢作用について検討することであり,成果は以下のように概括される。 1)フェロモンの産生接構;去勢シバヤギの皮下に,テストステロン(T),デヒドロテストステロン(DHT),エストラジオール(E2)を移植し,フェロモン活性の消長と皮脂腺の発達を評価したところ,皮脂腺の発達はTあるいはDHTによって頭部でのみ認められたのに対し,...
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
❏生殖フェロモンの同定と応用(04454122)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 農学部, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他9件)
【概要】フェロモンによる嗅覚系を介した情報交換は動物の生殖行動の全般にわたって重要な役割を果たしていることが示唆されている。生殖という根源的な生命活動の舞台で固体間のコミュニケーションに主要な役割を演じているフェロモン分子を同定することは、応用的価値といった点からばかりでなく、生殖行動の中枢分子機構を解きあかす新たな研究手段を提供しうるという観点からも意義が大きいと考えられる。 無脊椎動物では性フェロモン...
【生物学】生物学:シバヤギフェロモンを含む研究件
❏フェロモンを担体とした嗅覚コミュニケーションシステムの解明(13306022)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】森 裕司 東大, 農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】シバヤギ / 性フェロモン / 4エチル脂肪酸 / 光学異性体 / ラット (他15件)
【概要】雄ヤギフェロモン分子の単離・精製・同定 雄ヤギ被毛よりフェロモン活性物質の分離を試みるため、超臨界CO2クロマトグラフィーを用いて分取を行い、得られたフェロモン活性陽性分画についてガスクロマトグラフ質量分析計により分析を行った。その結果、以前より雄ヤギ特異臭の構成成分として報告されていた一連の4-エチル分枝脂肪酸およびそのエステル類が複数検出された。そのうち、4-エチルオクタン酸、4-エチルデカン...
❏生殖フェロモンの中枢作用の関する神経行動学的研究(09460124)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / G_nRH / 多ニューロン発射活動 / 生殖内分泌 / 雄効果 (他10件)
【概要】本研究の目的は,哺乳類における生殖フェロモンの産生機構,受容伝達機構および中枢作用について検討することであり,成果は以下のように概括される。 1)フェロモンの産生接構;去勢シバヤギの皮下に,テストステロン(T),デヒドロテストステロン(DHT),エストラジオール(E2)を移植し,フェロモン活性の消長と皮脂腺の発達を評価したところ,皮脂腺の発達はTあるいはDHTによって頭部でのみ認められたのに対し,...
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
【生物学】生物学:分界条床核フェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
【生物学】生物学:鋤鼻系フェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
❏生殖フェロモンの中枢作用の関する神経行動学的研究(09460124)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / G_nRH / 多ニューロン発射活動 / 生殖内分泌 / 雄効果 (他10件)
【概要】本研究の目的は,哺乳類における生殖フェロモンの産生機構,受容伝達機構および中枢作用について検討することであり,成果は以下のように概括される。 1)フェロモンの産生接構;去勢シバヤギの皮下に,テストステロン(T),デヒドロテストステロン(DHT),エストラジオール(E2)を移植し,フェロモン活性の消長と皮脂腺の発達を評価したところ,皮脂腺の発達はTあるいはDHTによって頭部でのみ認められたのに対し,...
【生物学】生物学:警報フェロモンフェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
❏フェロモンを担体とした嗅覚コミュニケーションシステムの解明(13306022)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】森 裕司 東大, 農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】シバヤギ / 性フェロモン / 4エチル脂肪酸 / 光学異性体 / ラット (他15件)
【概要】雄ヤギフェロモン分子の単離・精製・同定 雄ヤギ被毛よりフェロモン活性物質の分離を試みるため、超臨界CO2クロマトグラフィーを用いて分取を行い、得られたフェロモン活性陽性分画についてガスクロマトグラフ質量分析計により分析を行った。その結果、以前より雄ヤギ特異臭の構成成分として報告されていた一連の4-エチル分枝脂肪酸およびそのエステル類が複数検出された。そのうち、4-エチルオクタン酸、4-エチルデカン...
【生物学】生物学:安寧フェロモンを含む研究件
❏社会性の基盤となる情動制御メカニズムの解明(20H03160)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】フェロモン / 不安 / 安寧 / ラット / 野生ネズミ (他11件)
【概要】本年度に得られた主要な成果は以下の通りである 警報フェロモンに関する研究 警報フェロモンのリガンドである4-メチルペンタナールとヘキサナールはそれぞれ鋤鼻系と主嗅覚系で需要されるため、これらの情報が「統合センター」にて統合された後に、分界条床核へと伝達されていくことが想定されている。この統合センターを同定するために検討を進めたところ、ある領域が有力候補として挙げられた。またその他にも、鋤鼻系と主嗅...
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
【生物学】生物学:安寧フェロモンフェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
❏豚安寧フェロモン作用機序の解明:脳内糖代謝、ホルモン動態、行動からのアプローチ(22580355)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】入交 眞巳 北里大学, 獣医学部, 講師 (70453511)
【キーワード】動物福祉 / ストレス / フェロモン / 行動 / ブタ (他14件)
【概要】動物福祉を配慮したブタの飼育法の一つとして、環境からのアプローチとして耕作放棄地での豚の分娩、育成、肥育はストレス軽減、免疫機能の上昇、肉のおいしさの向上が認められた。猫を用いて環境を変えずに安寧フェロモンに暴露した場合の行動と脳内糖代謝の変化をみた。猫の手術後はフェロモンに暴露した方が痛みとストレスの減少が認められる傾向にあったが、脳内糖代謝にはフェロモンによる影響は認められなかった。 ...
【生物学】生物学:揮発性分子フェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
【生物学】生物学:多ニューロン発射活動フェロモンを含む研究件
❏生殖フェロモンの中枢作用の関する神経行動学的研究(09460124)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / G_nRH / 多ニューロン発射活動 / 生殖内分泌 / 雄効果 (他10件)
【概要】本研究の目的は,哺乳類における生殖フェロモンの産生機構,受容伝達機構および中枢作用について検討することであり,成果は以下のように概括される。 1)フェロモンの産生接構;去勢シバヤギの皮下に,テストステロン(T),デヒドロテストステロン(DHT),エストラジオール(E2)を移植し,フェロモン活性の消長と皮脂腺の発達を評価したところ,皮脂腺の発達はTあるいはDHTによって頭部でのみ認められたのに対し,...
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
❏生殖フェロモンの同定と応用(04454122)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 農学部, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他9件)
【概要】フェロモンによる嗅覚系を介した情報交換は動物の生殖行動の全般にわたって重要な役割を果たしていることが示唆されている。生殖という根源的な生命活動の舞台で固体間のコミュニケーションに主要な役割を演じているフェロモン分子を同定することは、応用的価値といった点からばかりでなく、生殖行動の中枢分子機構を解きあかす新たな研究手段を提供しうるという観点からも意義が大きいと考えられる。 無脊椎動物では性フェロモン...
【生物学】生物学:社会的緩衝フェロモンを含む研究件
❏社会性の基盤となる情動制御メカニズムの解明(20H03160)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】フェロモン / 不安 / 安寧 / ラット / 野生ネズミ (他11件)
【概要】本年度に得られた主要な成果は以下の通りである 警報フェロモンに関する研究 警報フェロモンのリガンドである4-メチルペンタナールとヘキサナールはそれぞれ鋤鼻系と主嗅覚系で需要されるため、これらの情報が「統合センター」にて統合された後に、分界条床核へと伝達されていくことが想定されている。この統合センターを同定するために検討を進めたところ、ある領域が有力候補として挙げられた。またその他にも、鋤鼻系と主嗅...
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
【生物学】生物学:社会的緩衝作用フェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
【生物学】基礎生物学:副嗅球フェロモンを含む研究件
❏MRIに基づく匂いやフェロモンを識別する嗅神経回路の解析(26450129)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 講師 (00448515)
【キーワード】匂い / フェロモン / 脳・神経 / MRI / 嗅覚 (他8件)
【概要】多くの動物は、種の保存や生命の危機回避において、嗅覚を通じて外界から様々な情報を得ている。匂い物質やフェロモンといった化学物質がその情報の担い手であり、情動や行動、生理的変化を惹き起こす。 本研究において、マウス脳内における匂い物質やフェロモン様物質に対する応答を、機能的MRI手法により捉えることに成功した。繰り返しの嗅覚刺激に呼応して周期的に信号変化が生じる脳内部位を抽出する解析手法を確立し、こ...
❏イモリの性フェロモン、ソデフリンの受容機序とその個体群差に関する研究(24770061)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 友明 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (50549566)
【キーワード】フェロモン / ソデフリン / 鋤鼻器 / 副嗅球 / イモリ (他15件)
【概要】脊椎動物の性フェロモンの繁殖制御機序を解明するために、イモリの性フェロモンであるソデフリンの受容機序について分子・細胞・組織レベル、さらに個体群間において調べた。その結果、ソデフリンは繁殖期にプロラクチンとエストロジェンの影響で増加する鋤鼻器の感覚細胞で受容され、受容体は受容細胞に発現するGタンパク質から2型鋤鼻受容体であること、2つのシグナル伝達系を経て発生した性フェロモンの感覚信号は脳の副嗅球...
【生物学】基礎生物学:イモリフェロモンを含む研究件
❏イモリの性フェロモン、ソデフリンの受容機序とその個体群差に関する研究(24770061)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 友明 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (50549566)
【キーワード】フェロモン / ソデフリン / 鋤鼻器 / 副嗅球 / イモリ (他15件)
【概要】脊椎動物の性フェロモンの繁殖制御機序を解明するために、イモリの性フェロモンであるソデフリンの受容機序について分子・細胞・組織レベル、さらに個体群間において調べた。その結果、ソデフリンは繁殖期にプロラクチンとエストロジェンの影響で増加する鋤鼻器の感覚細胞で受容され、受容体は受容細胞に発現するGタンパク質から2型鋤鼻受容体であること、2つのシグナル伝達系を経て発生した性フェロモンの感覚信号は脳の副嗅球...
❏ホルモンおよびフェロモンによる生殖の調節(12440234)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】イモリ / フェロモン / ソデフリン / シリフリン / プロラクチン (他12件)
【概要】我々は主としてアカハライモリ(Cynops pyrrohogaster)の生殖行動に関与するホルモンおよびフェロモンの同定、およびはたらきに的をしぼって研究を行った。その結果以下のような結果を得た。 生殖期に雄イモリは生殖可能な雌イモリの前で尾をさかんに振りフェロモン(ソデフリン)を放出し、精子塊を放出してそれを雌の総排泄口よりとり込ませて体内受精をさせる。尾をさかんに振る行動はプロラクチン(PR...
❏有尾目ペプチドフェロモンの分子生物学的研究(08874117)
【研究テーマ】植物形態・構造
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】フェロモン / 両生類 / イモリ / 求愛行動 / 性誘引物質 (他8件)
【概要】申請者らは脊椎動物で初のペプチドフェロモン、両生類で初のフェロモン(雌誘引活性を持つ)をアカハライモリ肛門腺より単離同定した。本研究ではこのフェロモン(ソデフリン)の抗体を用いてソデフリンの定量化(ラジオイムノアッセイ)に成功した。ラジオイムノアッセイ法によりソデフリンの作られる肛門腺におけるソデフリン量の、ホルモン処理による変動について調べたところ、プロラクチンやテストステロンによって有意に含量...
【生物学】基礎生物学:ソデフリンフェロモンを含む研究件
❏イモリの性フェロモン、ソデフリンの受容機序とその個体群差に関する研究(24770061)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 友明 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (50549566)
【キーワード】フェロモン / ソデフリン / 鋤鼻器 / 副嗅球 / イモリ (他15件)
【概要】脊椎動物の性フェロモンの繁殖制御機序を解明するために、イモリの性フェロモンであるソデフリンの受容機序について分子・細胞・組織レベル、さらに個体群間において調べた。その結果、ソデフリンは繁殖期にプロラクチンとエストロジェンの影響で増加する鋤鼻器の感覚細胞で受容され、受容体は受容細胞に発現するGタンパク質から2型鋤鼻受容体であること、2つのシグナル伝達系を経て発生した性フェロモンの感覚信号は脳の副嗅球...
❏ホルモンおよびフェロモンによる生殖の調節(12440234)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】イモリ / フェロモン / ソデフリン / シリフリン / プロラクチン (他12件)
【概要】我々は主としてアカハライモリ(Cynops pyrrohogaster)の生殖行動に関与するホルモンおよびフェロモンの同定、およびはたらきに的をしぼって研究を行った。その結果以下のような結果を得た。 生殖期に雄イモリは生殖可能な雌イモリの前で尾をさかんに振りフェロモン(ソデフリン)を放出し、精子塊を放出してそれを雌の総排泄口よりとり込ませて体内受精をさせる。尾をさかんに振る行動はプロラクチン(PR...
❏有尾目ペプチドフェロモンの分子生物学的研究(08874117)
【研究テーマ】植物形態・構造
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】フェロモン / 両生類 / イモリ / 求愛行動 / 性誘引物質 (他8件)
【概要】申請者らは脊椎動物で初のペプチドフェロモン、両生類で初のフェロモン(雌誘引活性を持つ)をアカハライモリ肛門腺より単離同定した。本研究ではこのフェロモン(ソデフリン)の抗体を用いてソデフリンの定量化(ラジオイムノアッセイ)に成功した。ラジオイムノアッセイ法によりソデフリンの作られる肛門腺におけるソデフリン量の、ホルモン処理による変動について調べたところ、プロラクチンやテストステロンによって有意に含量...
【生物学】基礎生物学:プロラクチンフェロモンを含む研究件
❏ホルモンおよびフェロモンによる生殖の調節(12440234)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】イモリ / フェロモン / ソデフリン / シリフリン / プロラクチン (他12件)
【概要】我々は主としてアカハライモリ(Cynops pyrrohogaster)の生殖行動に関与するホルモンおよびフェロモンの同定、およびはたらきに的をしぼって研究を行った。その結果以下のような結果を得た。 生殖期に雄イモリは生殖可能な雌イモリの前で尾をさかんに振りフェロモン(ソデフリン)を放出し、精子塊を放出してそれを雌の総排泄口よりとり込ませて体内受精をさせる。尾をさかんに振る行動はプロラクチン(PR...
❏有尾目ペプチドフェロモンの分子生物学的研究(08874117)
【研究テーマ】植物形態・構造
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】フェロモン / 両生類 / イモリ / 求愛行動 / 性誘引物質 (他8件)
【概要】申請者らは脊椎動物で初のペプチドフェロモン、両生類で初のフェロモン(雌誘引活性を持つ)をアカハライモリ肛門腺より単離同定した。本研究ではこのフェロモン(ソデフリン)の抗体を用いてソデフリンの定量化(ラジオイムノアッセイ)に成功した。ラジオイムノアッセイ法によりソデフリンの作られる肛門腺におけるソデフリン量の、ホルモン処理による変動について調べたところ、プロラクチンやテストステロンによって有意に含量...
【生物学】基礎生物学:求愛行動フェロモンを含む研究件
❏ホルモンおよびフェロモンによる生殖の調節(12440234)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】イモリ / フェロモン / ソデフリン / シリフリン / プロラクチン (他12件)
【概要】我々は主としてアカハライモリ(Cynops pyrrohogaster)の生殖行動に関与するホルモンおよびフェロモンの同定、およびはたらきに的をしぼって研究を行った。その結果以下のような結果を得た。 生殖期に雄イモリは生殖可能な雌イモリの前で尾をさかんに振りフェロモン(ソデフリン)を放出し、精子塊を放出してそれを雌の総排泄口よりとり込ませて体内受精をさせる。尾をさかんに振る行動はプロラクチン(PR...
❏有尾目ペプチドフェロモンの分子生物学的研究(08874117)
【研究テーマ】植物形態・構造
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】フェロモン / 両生類 / イモリ / 求愛行動 / 性誘引物質 (他8件)
【概要】申請者らは脊椎動物で初のペプチドフェロモン、両生類で初のフェロモン(雌誘引活性を持つ)をアカハライモリ肛門腺より単離同定した。本研究ではこのフェロモン(ソデフリン)の抗体を用いてソデフリンの定量化(ラジオイムノアッセイ)に成功した。ラジオイムノアッセイ法によりソデフリンの作られる肛門腺におけるソデフリン量の、ホルモン処理による変動について調べたところ、プロラクチンやテストステロンによって有意に含量...
【生物学】基礎生物学:鋤鼻器官フェロモンを含む研究件
❏全ての脊椎動物が共有する新規フェロモン受容体ancV1Rの機能解明(16H04820)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】V1R / pheromone receptor / vertebrates / evolution / 脊椎動物 (他13件)
【概要】本研究において我々は115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析することで、ほぼ全ての脊椎動物が共有する唯一のフェロモン受容体遺伝子を発見した。一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いと考えられてきたのに対し、今回発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そして哺乳類におよぶ広範な脊椎動物の種間において共通であるという驚くべき特徴を備...
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
【生物学】基礎生物学:ソシオゲノミクスフェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏シロアリの社会組織化に関わるシグナル分子伝達機構の解明(21677001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 准教授 (00332594)
【キーワード】社会性 / ホルモン / フェロモン / 自己組織化 / ソシオゲノミクス (他12件)
【概要】本研究課題では,シロアリ類の社会組織化の調節メカニズムについて,フェロモンやホルモンなどのシグナル伝達分子に着目し多角的に解明を試みた.本研究により,内分泌因子が環境要因を媒介し,下流の発生制御因子の発現パターンを調節することにより,カースト特異的な形態へと発生することが明らかになった.また,様々な外分泌腺からのカースト特異的なフェロモンによるコロニー調節機構が示唆された.さらにトランスクリプトー...
【生物学】基礎生物学:カースト分化フェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏シロアリの社会組織化に関わるシグナル分子伝達機構の解明(21677001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 准教授 (00332594)
【キーワード】社会性 / ホルモン / フェロモン / 自己組織化 / ソシオゲノミクス (他12件)
【概要】本研究課題では,シロアリ類の社会組織化の調節メカニズムについて,フェロモンやホルモンなどのシグナル伝達分子に着目し多角的に解明を試みた.本研究により,内分泌因子が環境要因を媒介し,下流の発生制御因子の発現パターンを調節することにより,カースト特異的な形態へと発生することが明らかになった.また,様々な外分泌腺からのカースト特異的なフェロモンによるコロニー調節機構が示唆された.さらにトランスクリプトー...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
【生物学】基礎生物学:生殖隔離フェロモンを含む研究件
❏イモリの性フェロモン、ソデフリンの受容機序とその個体群差に関する研究(24770061)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 友明 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (50549566)
【キーワード】フェロモン / ソデフリン / 鋤鼻器 / 副嗅球 / イモリ (他15件)
【概要】脊椎動物の性フェロモンの繁殖制御機序を解明するために、イモリの性フェロモンであるソデフリンの受容機序について分子・細胞・組織レベル、さらに個体群間において調べた。その結果、ソデフリンは繁殖期にプロラクチンとエストロジェンの影響で増加する鋤鼻器の感覚細胞で受容され、受容体は受容細胞に発現するGタンパク質から2型鋤鼻受容体であること、2つのシグナル伝達系を経て発生した性フェロモンの感覚信号は脳の副嗅球...
❏メイガ類における同胞種群および種内系統群の分化の要因(16208005)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / ノメイガ亜科 / 系統と種の分化 / 性フェロモン / 生合成 (他16件)
【概要】■アワノメイガ属ノメイガの系統と進化: 遺伝子解析:ミトコンドリアDNA遺伝子COIIの塩基配列から,ゴボウノメイガ6系統が西日本と東日本に分化していること,ウスジロキノメイガ種群2種の分化は比較的最近(約30万年前)に生じたことを示した. 性フェロモン生合成と受容:フキノメイガ特異的成分がユニークな経路で生合成されること,アズキノメイガのΔ11-不飽和化酵素遺伝子の発現部位が性フェロモン腺特異的...
【生物学】基礎生物学:シロアリフェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
【生物学】基礎生物学:フェロモン受容体フェロモンを含む研究件
❏東アフリカ産シクリッドの適応進化と平行進化の分子メカニズム解明(20KK0167)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2024-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】シクリッド / 平行進化 / 祖先多型 / フェロモン / 適応進化 (他11件)
【概要】本研究計画では「全ゲノム比較解析」に基づく適応遺伝子の網羅探索に加えて、より具体的に「唇の肥大化」に関わる平行進化メカニズム、「V1Rフェロモン受容体」による種分化、をテーマに掲げ、これらが祖先多型によって説明しうるかを検証することを目的としている。国際共同研究相手としてスイスのSeehausen博士、タンザニアのKimireiおよび Mzighani博士、そして米国のKocher博士を選定してい...
❏新規鋤鼻受容体ancV1Rから探るフェロモン受容機構とその進化的起源(20H03307)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】進化 / V1R / フェロモン / 脊椎動物 / フェロモン受容体 (他6件)
【概要】我々は、シーラカンスやポリプテルスなどの古代魚から陸生哺乳類まで、ほぼ全ての脊椎動物が共有するフェロモン受容体遺伝子ancV1Rを新規に発見した。ancV1Rは系統樹上ではV1Rファミリーに属しているものの、既知V1Rが1神経細胞に1種類の遺伝子(アリル)のみ発現するのに対し、ancV1Rは鋤鼻器官の全ての神経細胞に発現するという大きな違いがある。そのためancV1Rは既知V1Rとは機能的に大きく...
❏全ての脊椎動物が共有する新規フェロモン受容体ancV1Rの機能解明(16H04820)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】V1R / pheromone receptor / vertebrates / evolution / 脊椎動物 (他13件)
【概要】本研究において我々は115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析することで、ほぼ全ての脊椎動物が共有する唯一のフェロモン受容体遺伝子を発見した。一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いと考えられてきたのに対し、今回発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そして哺乳類におよぶ広範な脊椎動物の種間において共通であるという驚くべき特徴を備...
【生物学】基礎生物学:ancV1Rフェロモンを含む研究件
❏新規鋤鼻受容体ancV1Rから探るフェロモン受容機構とその進化的起源(20H03307)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】進化 / V1R / フェロモン / 脊椎動物 / フェロモン受容体 (他6件)
【概要】我々は、シーラカンスやポリプテルスなどの古代魚から陸生哺乳類まで、ほぼ全ての脊椎動物が共有するフェロモン受容体遺伝子ancV1Rを新規に発見した。ancV1Rは系統樹上ではV1Rファミリーに属しているものの、既知V1Rが1神経細胞に1種類の遺伝子(アリル)のみ発現するのに対し、ancV1Rは鋤鼻器官の全ての神経細胞に発現するという大きな違いがある。そのためancV1Rは既知V1Rとは機能的に大きく...
❏全ての脊椎動物が共有する新規フェロモン受容体ancV1Rの機能解明(16H04820)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】V1R / pheromone receptor / vertebrates / evolution / 脊椎動物 (他13件)
【概要】本研究において我々は115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析することで、ほぼ全ての脊椎動物が共有する唯一のフェロモン受容体遺伝子を発見した。一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いと考えられてきたのに対し、今回発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そして哺乳類におよぶ広範な脊椎動物の種間において共通であるという驚くべき特徴を備...
【生物学】基礎生物学:V1Rフェロモンを含む研究件
❏東アフリカ産シクリッドの適応進化と平行進化の分子メカニズム解明(20KK0167)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2024-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】シクリッド / 平行進化 / 祖先多型 / フェロモン / 適応進化 (他11件)
【概要】本研究計画では「全ゲノム比較解析」に基づく適応遺伝子の網羅探索に加えて、より具体的に「唇の肥大化」に関わる平行進化メカニズム、「V1Rフェロモン受容体」による種分化、をテーマに掲げ、これらが祖先多型によって説明しうるかを検証することを目的としている。国際共同研究相手としてスイスのSeehausen博士、タンザニアのKimireiおよび Mzighani博士、そして米国のKocher博士を選定してい...
❏新規鋤鼻受容体ancV1Rから探るフェロモン受容機構とその進化的起源(20H03307)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】進化 / V1R / フェロモン / 脊椎動物 / フェロモン受容体 (他6件)
【概要】我々は、シーラカンスやポリプテルスなどの古代魚から陸生哺乳類まで、ほぼ全ての脊椎動物が共有するフェロモン受容体遺伝子ancV1Rを新規に発見した。ancV1Rは系統樹上ではV1Rファミリーに属しているものの、既知V1Rが1神経細胞に1種類の遺伝子(アリル)のみ発現するのに対し、ancV1Rは鋤鼻器官の全ての神経細胞に発現するという大きな違いがある。そのためancV1Rは既知V1Rとは機能的に大きく...
❏全ての脊椎動物が共有する新規フェロモン受容体ancV1Rの機能解明(16H04820)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】V1R / pheromone receptor / vertebrates / evolution / 脊椎動物 (他13件)
【概要】本研究において我々は115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析することで、ほぼ全ての脊椎動物が共有する唯一のフェロモン受容体遺伝子を発見した。一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いと考えられてきたのに対し、今回発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そして哺乳類におよぶ広範な脊椎動物の種間において共通であるという驚くべき特徴を備...
【生物学】基礎生物学:シクリッドフェロモンを含む研究件
❏東アフリカ産シクリッドの適応進化と平行進化の分子メカニズム解明(20KK0167)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2024-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】シクリッド / 平行進化 / 祖先多型 / フェロモン / 適応進化 (他11件)
【概要】本研究計画では「全ゲノム比較解析」に基づく適応遺伝子の網羅探索に加えて、より具体的に「唇の肥大化」に関わる平行進化メカニズム、「V1Rフェロモン受容体」による種分化、をテーマに掲げ、これらが祖先多型によって説明しうるかを検証することを目的としている。国際共同研究相手としてスイスのSeehausen博士、タンザニアのKimireiおよび Mzighani博士、そして米国のKocher博士を選定してい...
❏シクリッドフェロモンとその受容体の同定(21770076)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (70432010)
【キーワード】シクリッド / V1R受容体 / 進化 / 正の淘汰 / 多型維持 (他10件)
【概要】本研究において私はシクリッドV1R2遺伝子において、大きく配列の異なる2つのアリル型を見出し、それらが東アフリカ産シクリッドの進化過程において、長期にわたって多型を維持してきたことを示した。また、これらの異なる2つのアリル型は、今からおよそ900万年前に強い正の淘汰圧を受けて分岐したことを進化統計学的な解析によって明らかにした。つまり、機能的な多型がシクリッド集団で維持されてきたことになり、これが...
【生物学】基礎生物学:種分化フェロモンを含む研究件
❏メイガ類における同胞種群および種内系統群の分化の要因(16208005)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / ノメイガ亜科 / 系統と種の分化 / 性フェロモン / 生合成 (他16件)
【概要】■アワノメイガ属ノメイガの系統と進化: 遺伝子解析:ミトコンドリアDNA遺伝子COIIの塩基配列から,ゴボウノメイガ6系統が西日本と東日本に分化していること,ウスジロキノメイガ種群2種の分化は比較的最近(約30万年前)に生じたことを示した. 性フェロモン生合成と受容:フキノメイガ特異的成分がユニークな経路で生合成されること,アズキノメイガのΔ11-不飽和化酵素遺伝子の発現部位が性フェロモン腺特異的...
❏メイガ科昆虫におけるフェロモンおよび寄主選好性の変異と種分化(13460021)
【研究テーマ】植物保護
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / フェロモン / 配偶行動 / 寄主選好性 / 地理的変異 (他9件)
【概要】アズキノメイガ:(1)性フェロモンに見られる多型(異性体比)を実際に作り出すフェロモン生合成系において,多型の制御がどのステップで行なわれるかを調べたところ,前駆体脂肪酸からアルコールへの還元過程であることが特定できた。(2)本種とごく近縁なヨーロッパアワノメイガとオナモミノメイガの系統関係と種内多様性をミトコンドリアCOII遺伝子の塩基配列にもとづき比較したところ,ハプロタイプは3種を通じてきわ...
【生物学】基礎生物学:生殖フェロモンを含む研究件
❏マウスの生殖中枢に作用するフェロモンの同定と作用機構の解明(16K18811)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】村田 健 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (30749643)
【キーワード】フェロモン / 生殖 / キスペプチン / GnRH / 神経科学
【概要】本研究では、生殖中枢を構成する神経群の活動を記録し、フェロモンを受容した際のそれらの神経の応答を解析するとともに、その応答を指標にしてフェロモン分子の同定を行うことを目的とした。そのため、光遺伝学的手法により、特定の神経核において特定の遺伝子を発現する神経の活動を、自由行動下のマウスで記録するシステムを構築した。このシステムを用いて、フェロモンを含む雄マウス尿を提示した際に、生殖中枢の神経活動が促...
❏ホルモンおよびフェロモンによる生殖の調節(12440234)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】イモリ / フェロモン / ソデフリン / シリフリン / プロラクチン (他12件)
【概要】我々は主としてアカハライモリ(Cynops pyrrohogaster)の生殖行動に関与するホルモンおよびフェロモンの同定、およびはたらきに的をしぼって研究を行った。その結果以下のような結果を得た。 生殖期に雄イモリは生殖可能な雌イモリの前で尾をさかんに振りフェロモン(ソデフリン)を放出し、精子塊を放出してそれを雌の総排泄口よりとり込ませて体内受精をさせる。尾をさかんに振る行動はプロラクチン(PR...
【生物学】基礎生物学:両生類フェロモンを含む研究件
❏イモリの性フェロモン、ソデフリンの受容機序とその個体群差に関する研究(24770061)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】中田 友明 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (50549566)
【キーワード】フェロモン / ソデフリン / 鋤鼻器 / 副嗅球 / イモリ (他15件)
【概要】脊椎動物の性フェロモンの繁殖制御機序を解明するために、イモリの性フェロモンであるソデフリンの受容機序について分子・細胞・組織レベル、さらに個体群間において調べた。その結果、ソデフリンは繁殖期にプロラクチンとエストロジェンの影響で増加する鋤鼻器の感覚細胞で受容され、受容体は受容細胞に発現するGタンパク質から2型鋤鼻受容体であること、2つのシグナル伝達系を経て発生した性フェロモンの感覚信号は脳の副嗅球...
❏有尾目ペプチドフェロモンの分子生物学的研究(08874117)
【研究テーマ】植物形態・構造
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
【キーワード】フェロモン / 両生類 / イモリ / 求愛行動 / 性誘引物質 (他8件)
【概要】申請者らは脊椎動物で初のペプチドフェロモン、両生類で初のフェロモン(雌誘引活性を持つ)をアカハライモリ肛門腺より単離同定した。本研究ではこのフェロモン(ソデフリン)の抗体を用いてソデフリンの定量化(ラジオイムノアッセイ)に成功した。ラジオイムノアッセイ法によりソデフリンの作られる肛門腺におけるソデフリン量の、ホルモン処理による変動について調べたところ、プロラクチンやテストステロンによって有意に含量...
【生物学】基礎生物学:匂いフェロモンを含む研究件
❏匂いやフェロモンの情報伝達メカニズムの解明:嗅球から高次脳イメージングと行動解析(15H04489)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】寺沢 宏明 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授 (10300956)
【キーワード】情報伝達 / 匂い / フェロモン / MRI / MRI
【概要】BOLD(Blood Oxygenation Level-Dependent)法を用いた機能的MRI解析において、周期的な繰り返しの嗅覚刺激に同期するMRI信号変化を抽出する手法を適用した。その結果、個々の匂い物質・フェロモンに応じて活性化されるマウス脳領域を、より高感度に検出することに成功した。また、多種類の匂い物質・フェロモンによる周期的な繰り返し刺激に対応できるように、嗅覚刺激装置を設計、作...
❏MRIに基づく匂いやフェロモンを識別する嗅神経回路の解析(26450129)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 講師 (00448515)
【キーワード】匂い / フェロモン / 脳・神経 / MRI / 嗅覚 (他8件)
【概要】多くの動物は、種の保存や生命の危機回避において、嗅覚を通じて外界から様々な情報を得ている。匂い物質やフェロモンといった化学物質がその情報の担い手であり、情動や行動、生理的変化を惹き起こす。 本研究において、マウス脳内における匂い物質やフェロモン様物質に対する応答を、機能的MRI手法により捉えることに成功した。繰り返しの嗅覚刺激に呼応して周期的に信号変化が生じる脳内部位を抽出する解析手法を確立し、こ...
❏多角的アプローチによる嗅覚情報伝達の総合的研究(13898020)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (00280925)
【キーワード】嗅覚 / 神経 / 匂い / フェロモン / 情報伝達
【概要】日本の嗅覚研究は、匂いでは嗅上皮嗅細胞レベルから嗅球へ、また、フェロモンでは鋤鼻器神経細胞から副嗅球へ、そして、最終的には高次中枢、行動までを、生化学的、生理学的、分子生物学的なアプローチによって解析しており、欧米諸国の成果にひけをとらない。しかし、電気生理学、分子生物学、生化学、発生形態学など様々な領域の多角的なアプローチが必要な特殊分野であることが嗅覚研究の難しさの原因となり、多くの研究者が興...
【生物学】基礎生物学:嗅覚系フェロモンを含む研究件
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
❏生殖フェロモンの同定と応用(04454122)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 農学部, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他9件)
【概要】フェロモンによる嗅覚系を介した情報交換は動物の生殖行動の全般にわたって重要な役割を果たしていることが示唆されている。生殖という根源的な生命活動の舞台で固体間のコミュニケーションに主要な役割を演じているフェロモン分子を同定することは、応用的価値といった点からばかりでなく、生殖行動の中枢分子機構を解きあかす新たな研究手段を提供しうるという観点からも意義が大きいと考えられる。 無脊椎動物では性フェロモン...
【生物学】基礎生物学:GnRHフェロモンを含む研究件
❏マウスの生殖中枢に作用するフェロモンの同定と作用機構の解明(16K18811)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】村田 健 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (30749643)
【キーワード】フェロモン / 生殖 / キスペプチン / GnRH / 神経科学
【概要】本研究では、生殖中枢を構成する神経群の活動を記録し、フェロモンを受容した際のそれらの神経の応答を解析するとともに、その応答を指標にしてフェロモン分子の同定を行うことを目的とした。そのため、光遺伝学的手法により、特定の神経核において特定の遺伝子を発現する神経の活動を、自由行動下のマウスで記録するシステムを構築した。このシステムを用いて、フェロモンを含む雄マウス尿を提示した際に、生殖中枢の神経活動が促...
❏生殖フェロモンの中枢作用の関する神経行動学的研究(09460124)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / G_nRH / 多ニューロン発射活動 / 生殖内分泌 / 雄効果 (他10件)
【概要】本研究の目的は,哺乳類における生殖フェロモンの産生機構,受容伝達機構および中枢作用について検討することであり,成果は以下のように概括される。 1)フェロモンの産生接構;去勢シバヤギの皮下に,テストステロン(T),デヒドロテストステロン(DHT),エストラジオール(E2)を移植し,フェロモン活性の消長と皮脂腺の発達を評価したところ,皮脂腺の発達はTあるいはDHTによって頭部でのみ認められたのに対し,...
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
【生物学】基礎生物学:社会性フェロモンを含む研究件
❏ハナバチ類における社会性の起源:発現遺伝子解析とフェロモン分析によるアプローチ(14F04386)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2017-03-31
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】シオカワコハナバチ / 社会性 / コハナバチ科 / トランスクリプトーム / フェロモン (他9件)
【概要】昨年度に引き続き、社会性の有無について種内で多型が見られるシオカワコハナバチを用いて、多型をもたらす遺伝子的背景の解析を行った。シオカワコハナバチの札幌集団では、同じ集団の中で、メスが働き蜂を生産して社会性の巣を作る場合と、単独のまま繁殖を行う場合がある。春世代のメスはすべて単独性であるが、夏世代では多型が現れる。シオカワコハナバチの札幌集団の春世代のメス、夏世代の単独性メス、夏世代の社会性巣の女...
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏シロアリの社会組織化に関わるシグナル分子伝達機構の解明(21677001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 准教授 (00332594)
【キーワード】社会性 / ホルモン / フェロモン / 自己組織化 / ソシオゲノミクス (他12件)
【概要】本研究課題では,シロアリ類の社会組織化の調節メカニズムについて,フェロモンやホルモンなどのシグナル伝達分子に着目し多角的に解明を試みた.本研究により,内分泌因子が環境要因を媒介し,下流の発生制御因子の発現パターンを調節することにより,カースト特異的な形態へと発生することが明らかになった.また,様々な外分泌腺からのカースト特異的なフェロモンによるコロニー調節機構が示唆された.さらにトランスクリプトー...
【生物学】人類学:脊椎動物フェロモンを含む研究件
❏新規鋤鼻受容体ancV1Rから探るフェロモン受容機構とその進化的起源(20H03307)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】進化 / V1R / フェロモン / 脊椎動物 / フェロモン受容体 (他6件)
【概要】我々は、シーラカンスやポリプテルスなどの古代魚から陸生哺乳類まで、ほぼ全ての脊椎動物が共有するフェロモン受容体遺伝子ancV1Rを新規に発見した。ancV1Rは系統樹上ではV1Rファミリーに属しているものの、既知V1Rが1神経細胞に1種類の遺伝子(アリル)のみ発現するのに対し、ancV1Rは鋤鼻器官の全ての神経細胞に発現するという大きな違いがある。そのためancV1Rは既知V1Rとは機能的に大きく...
❏全ての脊椎動物が共有する新規フェロモン受容体ancV1Rの機能解明(16H04820)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】V1R / pheromone receptor / vertebrates / evolution / 脊椎動物 (他13件)
【概要】本研究において我々は115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析することで、ほぼ全ての脊椎動物が共有する唯一のフェロモン受容体遺伝子を発見した。一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いと考えられてきたのに対し、今回発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そして哺乳類におよぶ広範な脊椎動物の種間において共通であるという驚くべき特徴を備...
【生物学】人類学:嗅覚フェロモンを含む研究件
❏社会性の基盤となる情動制御メカニズムの解明(20H03160)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】フェロモン / 不安 / 安寧 / ラット / 野生ネズミ (他11件)
【概要】本年度に得られた主要な成果は以下の通りである 警報フェロモンに関する研究 警報フェロモンのリガンドである4-メチルペンタナールとヘキサナールはそれぞれ鋤鼻系と主嗅覚系で需要されるため、これらの情報が「統合センター」にて統合された後に、分界条床核へと伝達されていくことが想定されている。この統合センターを同定するために検討を進めたところ、ある領域が有力候補として挙げられた。またその他にも、鋤鼻系と主嗅...
❏MRIに基づく匂いやフェロモンを識別する嗅神経回路の解析(26450129)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 講師 (00448515)
【キーワード】匂い / フェロモン / 脳・神経 / MRI / 嗅覚 (他8件)
【概要】多くの動物は、種の保存や生命の危機回避において、嗅覚を通じて外界から様々な情報を得ている。匂い物質やフェロモンといった化学物質がその情報の担い手であり、情動や行動、生理的変化を惹き起こす。 本研究において、マウス脳内における匂い物質やフェロモン様物質に対する応答を、機能的MRI手法により捉えることに成功した。繰り返しの嗅覚刺激に呼応して周期的に信号変化が生じる脳内部位を抽出する解析手法を確立し、こ...
❏シクリッドフェロモンとその受容体の同定(21770076)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (70432010)
【キーワード】シクリッド / V1R受容体 / 進化 / 正の淘汰 / 多型維持 (他10件)
【概要】本研究において私はシクリッドV1R2遺伝子において、大きく配列の異なる2つのアリル型を見出し、それらが東アフリカ産シクリッドの進化過程において、長期にわたって多型を維持してきたことを示した。また、これらの異なる2つのアリル型は、今からおよそ900万年前に強い正の淘汰圧を受けて分岐したことを進化統計学的な解析によって明らかにした。つまり、機能的な多型がシクリッド集団で維持されてきたことになり、これが...
【生物学】人類学:進化フェロモンを含む研究件
❏新規鋤鼻受容体ancV1Rから探るフェロモン受容機構とその進化的起源(20H03307)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】進化 / V1R / フェロモン / 脊椎動物 / フェロモン受容体 (他6件)
【概要】我々は、シーラカンスやポリプテルスなどの古代魚から陸生哺乳類まで、ほぼ全ての脊椎動物が共有するフェロモン受容体遺伝子ancV1Rを新規に発見した。ancV1Rは系統樹上ではV1Rファミリーに属しているものの、既知V1Rが1神経細胞に1種類の遺伝子(アリル)のみ発現するのに対し、ancV1Rは鋤鼻器官の全ての神経細胞に発現するという大きな違いがある。そのためancV1Rは既知V1Rとは機能的に大きく...
❏全ての脊椎動物が共有する新規フェロモン受容体ancV1Rの機能解明(16H04820)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70432010)
【キーワード】V1R / pheromone receptor / vertebrates / evolution / 脊椎動物 (他13件)
【概要】本研究において我々は115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析することで、ほぼ全ての脊椎動物が共有する唯一のフェロモン受容体遺伝子を発見した。一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いと考えられてきたのに対し、今回発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そして哺乳類におよぶ広範な脊椎動物の種間において共通であるという驚くべき特徴を備...
❏シクリッドフェロモンとその受容体の同定(21770076)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】二階堂 雅人 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (70432010)
【キーワード】シクリッド / V1R受容体 / 進化 / 正の淘汰 / 多型維持 (他10件)
【概要】本研究において私はシクリッドV1R2遺伝子において、大きく配列の異なる2つのアリル型を見出し、それらが東アフリカ産シクリッドの進化過程において、長期にわたって多型を維持してきたことを示した。また、これらの異なる2つのアリル型は、今からおよそ900万年前に強い正の淘汰圧を受けて分岐したことを進化統計学的な解析によって明らかにした。つまり、機能的な多型がシクリッド集団で維持されてきたことになり、これが...
【工学】機械工学:定位行動フェロモンを含む研究件
❏人工神経による昆虫の行動の解明と制御(06302041)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】三浦 宏文 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50010682)
【キーワード】昆虫 / 行動発現 / フェロモン / 移動ロボット / 神経回路網 (他9件)
【概要】昆虫の行動の定量的解析やその動きを作り出す外骨格の詳細な構造については観察・計測方法の進歩によって次第に明らかになってきた.一方,行動の発現やその制御機構に関する中枢神経系の単一神経レベルでの研究も活発に行われている. 本研究では,サンプルとして入手しやすく,かつ中枢神経系を構成する神経細胞数が少なく,個体間でその同定が可能な昆虫(蚕蛾)をモデルシステムとして用い,その行動発現の神経メカニズムを,...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【工学】電気電子工学:フリップフロップフェロモンを含む研究件
❏人工神経による昆虫の行動の解明と制御(06302041)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】三浦 宏文 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50010682)
【キーワード】昆虫 / 行動発現 / フェロモン / 移動ロボット / 神経回路網 (他9件)
【概要】昆虫の行動の定量的解析やその動きを作り出す外骨格の詳細な構造については観察・計測方法の進歩によって次第に明らかになってきた.一方,行動の発現やその制御機構に関する中枢神経系の単一神経レベルでの研究も活発に行われている. 本研究では,サンプルとして入手しやすく,かつ中枢神経系を構成する神経細胞数が少なく,個体間でその同定が可能な昆虫(蚕蛾)をモデルシステムとして用い,その行動発現の神経メカニズムを,...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【総合生物】神経科学:カーストフェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏シロアリの社会組織化に関わるシグナル分子伝達機構の解明(21677001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 准教授 (00332594)
【キーワード】社会性 / ホルモン / フェロモン / 自己組織化 / ソシオゲノミクス (他12件)
【概要】本研究課題では,シロアリ類の社会組織化の調節メカニズムについて,フェロモンやホルモンなどのシグナル伝達分子に着目し多角的に解明を試みた.本研究により,内分泌因子が環境要因を媒介し,下流の発生制御因子の発現パターンを調節することにより,カースト特異的な形態へと発生することが明らかになった.また,様々な外分泌腺からのカースト特異的なフェロモンによるコロニー調節機構が示唆された.さらにトランスクリプトー...
【総合生物】神経科学:本能行動フェロモンを含む研究件
❏生体-機械融合システムを規範とした適応行動発現アルゴリズムの獲得(18656075)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】神崎 亮平 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40221907)
【キーワード】昆虫 / ロボット / マルチモダリティ / 適応性 / 嗅覚 (他14件)
【概要】生体-機械融合システムの一つの形として,昆虫が移動ロボットを操縦する「昆虫操縦型ロボット」を開発し,操縦者である昆虫の環境適応性を評価した.昆虫操縦型ロボットは二輪式のロボットで,ロボット上の雄カイコガ(Bombyx mori)の歩行運動に基づいた運動を行うが,移動ロボットのモータ回転を操作することで,操縦者の意図と反する運動を引き起こし,それに対する操縦者の反応を見ることができる.実験では雌の性...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【農学】生産環境農学:ツトガ科フェロモンを含む研究件
❏メイガ類における同胞種群および種内系統群の分化の要因(16208005)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / ノメイガ亜科 / 系統と種の分化 / 性フェロモン / 生合成 (他16件)
【概要】■アワノメイガ属ノメイガの系統と進化: 遺伝子解析:ミトコンドリアDNA遺伝子COIIの塩基配列から,ゴボウノメイガ6系統が西日本と東日本に分化していること,ウスジロキノメイガ種群2種の分化は比較的最近(約30万年前)に生じたことを示した. 性フェロモン生合成と受容:フキノメイガ特異的成分がユニークな経路で生合成されること,アズキノメイガのΔ11-不飽和化酵素遺伝子の発現部位が性フェロモン腺特異的...
❏メイガ科昆虫におけるフェロモンおよび寄主選好性の変異と種分化(13460021)
【研究テーマ】植物保護
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / フェロモン / 配偶行動 / 寄主選好性 / 地理的変異 (他9件)
【概要】アズキノメイガ:(1)性フェロモンに見られる多型(異性体比)を実際に作り出すフェロモン生合成系において,多型の制御がどのステップで行なわれるかを調べたところ,前駆体脂肪酸からアルコールへの還元過程であることが特定できた。(2)本種とごく近縁なヨーロッパアワノメイガとオナモミノメイガの系統関係と種内多様性をミトコンドリアCOII遺伝子の塩基配列にもとづき比較したところ,ハプロタイプは3種を通じてきわ...
【農学】生産環境農学:配偶行動フェロモンを含む研究件
❏メイガ科昆虫におけるフェロモンおよび寄主選好性の変異と種分化(13460021)
【研究テーマ】植物保護
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / フェロモン / 配偶行動 / 寄主選好性 / 地理的変異 (他9件)
【概要】アズキノメイガ:(1)性フェロモンに見られる多型(異性体比)を実際に作り出すフェロモン生合成系において,多型の制御がどのステップで行なわれるかを調べたところ,前駆体脂肪酸からアルコールへの還元過程であることが特定できた。(2)本種とごく近縁なヨーロッパアワノメイガとオナモミノメイガの系統関係と種内多様性をミトコンドリアCOII遺伝子の塩基配列にもとづき比較したところ,ハプロタイプは3種を通じてきわ...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【農学】生産環境農学:性フェロモンフェロモンを含む研究件
❏メイガ類における同胞種群および種内系統群の分化の要因(16208005)
【研究テーマ】応用昆虫学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / ノメイガ亜科 / 系統と種の分化 / 性フェロモン / 生合成 (他16件)
【概要】■アワノメイガ属ノメイガの系統と進化: 遺伝子解析:ミトコンドリアDNA遺伝子COIIの塩基配列から,ゴボウノメイガ6系統が西日本と東日本に分化していること,ウスジロキノメイガ種群2種の分化は比較的最近(約30万年前)に生じたことを示した. 性フェロモン生合成と受容:フキノメイガ特異的成分がユニークな経路で生合成されること,アズキノメイガのΔ11-不飽和化酵素遺伝子の発現部位が性フェロモン腺特異的...
❏メイガ科昆虫におけるフェロモンおよび寄主選好性の変異と種分化(13460021)
【研究テーマ】植物保護
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / フェロモン / 配偶行動 / 寄主選好性 / 地理的変異 (他9件)
【概要】アズキノメイガ:(1)性フェロモンに見られる多型(異性体比)を実際に作り出すフェロモン生合成系において,多型の制御がどのステップで行なわれるかを調べたところ,前駆体脂肪酸からアルコールへの還元過程であることが特定できた。(2)本種とごく近縁なヨーロッパアワノメイガとオナモミノメイガの系統関係と種内多様性をミトコンドリアCOII遺伝子の塩基配列にもとづき比較したところ,ハプロタイプは3種を通じてきわ...
❏フェロモンを担体とした嗅覚コミュニケーションシステムの解明(13306022)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】森 裕司 東大, 農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】シバヤギ / 性フェロモン / 4エチル脂肪酸 / 光学異性体 / ラット (他15件)
【概要】雄ヤギフェロモン分子の単離・精製・同定 雄ヤギ被毛よりフェロモン活性物質の分離を試みるため、超臨界CO2クロマトグラフィーを用いて分取を行い、得られたフェロモン活性陽性分画についてガスクロマトグラフ質量分析計により分析を行った。その結果、以前より雄ヤギ特異臭の構成成分として報告されていた一連の4-エチル分枝脂肪酸およびそのエステル類が複数検出された。そのうち、4-エチルオクタン酸、4-エチルデカン...
【農学】生産環境農学:カイコフェロモンを含む研究件
❏生体-機械融合システムを規範とした適応行動発現アルゴリズムの獲得(18656075)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】神崎 亮平 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40221907)
【キーワード】昆虫 / ロボット / マルチモダリティ / 適応性 / 嗅覚 (他14件)
【概要】生体-機械融合システムの一つの形として,昆虫が移動ロボットを操縦する「昆虫操縦型ロボット」を開発し,操縦者である昆虫の環境適応性を評価した.昆虫操縦型ロボットは二輪式のロボットで,ロボット上の雄カイコガ(Bombyx mori)の歩行運動に基づいた運動を行うが,移動ロボットのモータ回転を操作することで,操縦者の意図と反する運動を引き起こし,それに対する操縦者の反応を見ることができる.実験では雌の性...
❏昆虫機能の包括的解析を目指したカイコESTデータベース利用と遺伝子導入系の標準化(12306003)
【研究テーマ】蚕糸・昆虫利用学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】松本 正吾 独立行政法人理化学研究所, 分子昆虫学研究室, 主任研究員 (60134516)
【キーワード】カイコ / ESTデータベース / 平均化ライブラリー / 神経ホルモン / ジーンターゲッティング (他9件)
【概要】神経ホルモンPBANにより制御されるカイコガ性フェロモン産生系をモデルとして、ホルモンによる昆虫機能発現の分子機構解析を試みた。まず、カイコ純系系統p50フェロモン腺の平均化cDNAライブラリーより構築したフェロモン腺ESTデータベースから浮き彫りにしたフェロモン腺特異的遺伝子の解析を行った。その結果、フェロモン生合成酵素であり、かつ、フェロモン成分の種特異性を規定するキー酵素でもある不飽和化酵素...
❏におい源探知システムの研究(07650475)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】中本 高道 東京工業大学, 工学部, 助教授 (20198261)
【キーワード】におい源探知 / カルマンフィルタ / においコンパス / カイコガ / 半導体ガスセンサ (他8件)
【概要】場の風向及び濃度勾配を検出してにおい源の探知を行う方法を用いて、以前の実験により風洞及びクリーンルームにおいてその探知実験に成功している。平成7年度は、探知時間の高速化を図った。今まで用いていた半導体ガスセンサは応答速度、応答回復速度が遅いといために、移動台車の速度を上げると追従できないという問題点があった。応答速度の速いセンサは、風が少し強くなると応答が不安定になる。そこで、センサは従来のものを...
【農学】生産環境農学:光学活性体フェロモンを含む研究件
❏昆虫・藻類および哺乳類のフェロモンの化学合成(09680576)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】森 謙治 東京理科大学, 理学部・第2部, 教授 (20011843)
【キーワード】フェロモン / 光学活性体 / 不斉合成
【概要】1) 単細胞緑鞭毛藻であるChlamydomonas allensworthiiの雌性配偶子が放出する性フェロモンであるlurlenic acidとその類縁体を多数合成し、フェロモン活性の発現にはD-キシロース部分の他に、芳香族水酸基の存在と末端に極性基を有する不飽和側鎖の存在が重要なことを明らかにした。 2) endo-Isobrevicomin,exo-isobrevicomin,bicolo...
❏種々の有用生物活性物質の光学活性体合成(60430028)
【研究テーマ】製造化学・食品
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1985 - 1988
【研究代表者】森 謙治 東京大学, 農学部, 教授 (20011843)
【キーワード】生物活性物質 / 合成 / 光学活性体 / フェロモン / 昆虫幼若ホルモン (他11件)
【概要】下記のように広汎な種類の生物活性物質の光学活性体を合成した。フェロモン類については特に広く研究し、IUPAC Congressの招待講演を行なう。 1.フェロモン類では下記の物質の光学活性体を合成した。(1)セリコルニン(2)endoーブレビコミン(3)14ーメチルー1ーオクタデセン(4)ステゴビノン(5)ステゴビオール(6)インビクトライド(7)イエネズミのフェロモン(7ーエチルー5ーメチルー6...
【農学】動物生命科学:獣医学フェロモンを含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
【農学】動物生命科学:繁殖学フェロモンを含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの単離精製(26252053)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが, 牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており, その克服が喫緊の課題となっている。本研究では, 従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に, フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)の同定を目指す。すなわち本研究の目的は, 雌牛の性...
【農学】動物生命科学:フェロモンを含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(26221203)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 牛 / 繁殖障害
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが、牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており、その克服が喫緊の課題となっている。本研究では、従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に、フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)を同定することを目的とし、さらには天然フェロモンの分子構造...
【農学】森林圏科学:昆虫フェロモンを含む研究件
❏生体-機械融合システムを規範とした適応行動発現アルゴリズムの獲得(18656075)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】神崎 亮平 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40221907)
【キーワード】昆虫 / ロボット / マルチモダリティ / 適応性 / 嗅覚 (他14件)
【概要】生体-機械融合システムの一つの形として,昆虫が移動ロボットを操縦する「昆虫操縦型ロボット」を開発し,操縦者である昆虫の環境適応性を評価した.昆虫操縦型ロボットは二輪式のロボットで,ロボット上の雄カイコガ(Bombyx mori)の歩行運動に基づいた運動を行うが,移動ロボットのモータ回転を操作することで,操縦者の意図と反する運動を引き起こし,それに対する操縦者の反応を見ることができる.実験では雌の性...
❏人工神経による昆虫の行動の解明と制御(06302041)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】三浦 宏文 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50010682)
【キーワード】昆虫 / 行動発現 / フェロモン / 移動ロボット / 神経回路網 (他9件)
【概要】昆虫の行動の定量的解析やその動きを作り出す外骨格の詳細な構造については観察・計測方法の進歩によって次第に明らかになってきた.一方,行動の発現やその制御機構に関する中枢神経系の単一神経レベルでの研究も活発に行われている. 本研究では,サンプルとして入手しやすく,かつ中枢神経系を構成する神経細胞数が少なく,個体間でその同定が可能な昆虫(蚕蛾)をモデルシステムとして用い,その行動発現の神経メカニズムを,...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【農学】森林圏科学:ナラ枯れフェロモンを含む研究件
❏媒介昆虫と病原菌の遺伝的変異と病原性の変異からナラ枯れの起源に迫る(20405027)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / 遺伝的変異 / 病原性 (他9件)
【概要】日本以外に、台湾・タイ・ベトナム・インドネシアから、ナラ枯れの媒介者であるカシノナガキクイムシと病原菌のRaffaelea quercivoraを採集し、DNAを使った系統解析を行った。日本以外にも媒介昆虫も菌も存在し、菌の病原力には地域性は認められなかった。媒介昆虫の攻撃性については検討が必要であるが、本種が日本でのみ発生するのは、寄主植物の菌に対する感受性が高いことが原因と推測された。 ...
❏地域間DNA多型解析によるナラ枯れの媒介者カシノナガキクイムシの外来種仮説の検証(17405028)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / DNA解析 / 外来種 (他16件)
【概要】カシナガの世界的な分布は、日本のほか、インド・インドネシア・ニューギニア・台湾とされてきた。これまで同一種として扱われていた紀伊半島、南九州、石垣島、台湾に分布する個体群は、カシナガの亜種ないし、別種と扱うのが適当と結論された。遺伝解析においても、外部形態および、生殖器の形態においても、両者の間には明確なギャップが認められ、両者が混在している、南九州においても、中間的な形質を示す個体が見られなかっ...
【農学】森林圏科学:Raffaelea quercivoraフェロモンを含む研究件
❏媒介昆虫と病原菌の遺伝的変異と病原性の変異からナラ枯れの起源に迫る(20405027)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / 遺伝的変異 / 病原性 (他9件)
【概要】日本以外に、台湾・タイ・ベトナム・インドネシアから、ナラ枯れの媒介者であるカシノナガキクイムシと病原菌のRaffaelea quercivoraを採集し、DNAを使った系統解析を行った。日本以外にも媒介昆虫も菌も存在し、菌の病原力には地域性は認められなかった。媒介昆虫の攻撃性については検討が必要であるが、本種が日本でのみ発生するのは、寄主植物の菌に対する感受性が高いことが原因と推測された。 ...
❏地域間DNA多型解析によるナラ枯れの媒介者カシノナガキクイムシの外来種仮説の検証(17405028)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / DNA解析 / 外来種 (他16件)
【概要】カシナガの世界的な分布は、日本のほか、インド・インドネシア・ニューギニア・台湾とされてきた。これまで同一種として扱われていた紀伊半島、南九州、石垣島、台湾に分布する個体群は、カシナガの亜種ないし、別種と扱うのが適当と結論された。遺伝解析においても、外部形態および、生殖器の形態においても、両者の間には明確なギャップが認められ、両者が混在している、南九州においても、中間的な形質を示す個体が見られなかっ...
【農学】森林圏科学:カシノナガキクイムシフェロモンを含む研究件
❏媒介昆虫と病原菌の遺伝的変異と病原性の変異からナラ枯れの起源に迫る(20405027)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / 遺伝的変異 / 病原性 (他9件)
【概要】日本以外に、台湾・タイ・ベトナム・インドネシアから、ナラ枯れの媒介者であるカシノナガキクイムシと病原菌のRaffaelea quercivoraを採集し、DNAを使った系統解析を行った。日本以外にも媒介昆虫も菌も存在し、菌の病原力には地域性は認められなかった。媒介昆虫の攻撃性については検討が必要であるが、本種が日本でのみ発生するのは、寄主植物の菌に対する感受性が高いことが原因と推測された。 ...
❏地域間DNA多型解析によるナラ枯れの媒介者カシノナガキクイムシの外来種仮説の検証(17405028)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / DNA解析 / 外来種 (他16件)
【概要】カシナガの世界的な分布は、日本のほか、インド・インドネシア・ニューギニア・台湾とされてきた。これまで同一種として扱われていた紀伊半島、南九州、石垣島、台湾に分布する個体群は、カシナガの亜種ないし、別種と扱うのが適当と結論された。遺伝解析においても、外部形態および、生殖器の形態においても、両者の間には明確なギャップが認められ、両者が混在している、南九州においても、中間的な形質を示す個体が見られなかっ...
【農学】水圏応用科学:地理的変異フェロモンを含む研究件
❏地域間DNA多型解析によるナラ枯れの媒介者カシノナガキクイムシの外来種仮説の検証(17405028)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90303255)
【キーワード】ナラ枯れ / カシノナガキクイムシ / Raffaelea quercivora / DNA解析 / 外来種 (他16件)
【概要】カシナガの世界的な分布は、日本のほか、インド・インドネシア・ニューギニア・台湾とされてきた。これまで同一種として扱われていた紀伊半島、南九州、石垣島、台湾に分布する個体群は、カシナガの亜種ないし、別種と扱うのが適当と結論された。遺伝解析においても、外部形態および、生殖器の形態においても、両者の間には明確なギャップが認められ、両者が混在している、南九州においても、中間的な形質を示す個体が見られなかっ...
❏メイガ科昆虫におけるフェロモンおよび寄主選好性の変異と種分化(13460021)
【研究テーマ】植物保護
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】田付 貞洋 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40163480)
【キーワード】ツトガ科 / フェロモン / 配偶行動 / 寄主選好性 / 地理的変異 (他9件)
【概要】アズキノメイガ:(1)性フェロモンに見られる多型(異性体比)を実際に作り出すフェロモン生合成系において,多型の制御がどのステップで行なわれるかを調べたところ,前駆体脂肪酸からアルコールへの還元過程であることが特定できた。(2)本種とごく近縁なヨーロッパアワノメイガとオナモミノメイガの系統関係と種内多様性をミトコンドリアCOII遺伝子の塩基配列にもとづき比較したところ,ハプロタイプは3種を通じてきわ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:視床下部フェロモンを含む研究件
❏生殖フェロモンの中枢作用の関する神経行動学的研究(09460124)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / G_nRH / 多ニューロン発射活動 / 生殖内分泌 / 雄効果 (他10件)
【概要】本研究の目的は,哺乳類における生殖フェロモンの産生機構,受容伝達機構および中枢作用について検討することであり,成果は以下のように概括される。 1)フェロモンの産生接構;去勢シバヤギの皮下に,テストステロン(T),デヒドロテストステロン(DHT),エストラジオール(E2)を移植し,フェロモン活性の消長と皮脂腺の発達を評価したところ,皮脂腺の発達はTあるいはDHTによって頭部でのみ認められたのに対し,...
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
❏生殖フェロモンの同定と応用(04454122)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 農学部, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他9件)
【概要】フェロモンによる嗅覚系を介した情報交換は動物の生殖行動の全般にわたって重要な役割を果たしていることが示唆されている。生殖という根源的な生命活動の舞台で固体間のコミュニケーションに主要な役割を演じているフェロモン分子を同定することは、応用的価値といった点からばかりでなく、生殖行動の中枢分子機構を解きあかす新たな研究手段を提供しうるという観点からも意義が大きいと考えられる。 無脊椎動物では性フェロモン...
【医歯薬学】外科系臨床医学:緑色蛍光タンパク質(GFP)フェロモンを含む研究件
❏分裂酵母を用いたGタンパク質共役型受容体のリガンド探索のためのアッセイ系の構築(25650032)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】長田 俊哉 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (00201997)
【キーワード】GPCR / fission yeast / pheromone / GFP / フェロモン (他9件)
【概要】本プロジェクトの目的はGPCRを利用したバイオセンサーの開発およびオーファンGPCRのリガンド探索スクリーニングシステムの構築である。分裂酵母に外来性GPCRを発現させて、リガンド応答を検出するためのレポーター株を構築した。分裂酵母には二つのGPCR経路があり、接合フェロモンシグナル伝達経路とグルコース伝達経路の下流にGFPを置くことで、シグナルの定量的な評価が可能なアッセイを確立した。これらのレ...
❏昆虫機能の包括的解析を目指したカイコESTデータベース利用と遺伝子導入系の標準化(12306003)
【研究テーマ】蚕糸・昆虫利用学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】松本 正吾 独立行政法人理化学研究所, 分子昆虫学研究室, 主任研究員 (60134516)
【キーワード】カイコ / ESTデータベース / 平均化ライブラリー / 神経ホルモン / ジーンターゲッティング (他9件)
【概要】神経ホルモンPBANにより制御されるカイコガ性フェロモン産生系をモデルとして、ホルモンによる昆虫機能発現の分子機構解析を試みた。まず、カイコ純系系統p50フェロモン腺の平均化cDNAライブラリーより構築したフェロモン腺ESTデータベースから浮き彫りにしたフェロモン腺特異的遺伝子の解析を行った。その結果、フェロモン生合成酵素であり、かつ、フェロモン成分の種特異性を規定するキー酵素でもある不飽和化酵素...
【医歯薬学】社会医学:扁桃体フェロモンを含む研究件
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
【医歯薬学】社会医学:情動フェロモンを含む研究件
❏社会性の基盤となる情動制御メカニズムの解明(20H03160)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】フェロモン / 不安 / 安寧 / ラット / 野生ネズミ (他11件)
【概要】本年度に得られた主要な成果は以下の通りである 警報フェロモンに関する研究 警報フェロモンのリガンドである4-メチルペンタナールとヘキサナールはそれぞれ鋤鼻系と主嗅覚系で需要されるため、これらの情報が「統合センター」にて統合された後に、分界条床核へと伝達されていくことが想定されている。この統合センターを同定するために検討を進めたところ、ある領域が有力候補として挙げられた。またその他にも、鋤鼻系と主嗅...
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
【医歯薬学】社会医学:神経伝達物質フェロモンを含む研究件
❏哺乳類の性フェロモン:単離精製と中枢作用機構の解明(07456122)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他11件)
【概要】本研究では,視床下部GnRHニューロンの活動を指標とする神経行動学的フェロモン生物検定系を確立し,ヤギやヒツジなど反芻家畜において良く知られている雄効果とよばれるフェロモン現象の背景となる分子の純化精製を進めること,そして性行動だけでなく摂食や探索活動など様々な行動様式に影響を与えうるフェロモンの強力な向中枢作用のメカニズムを明らかにすることを目指した一連の実験を行い,以下に概括されるような成果を...
❏生殖フェロモンの同定と応用(04454122)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 農学部, 助教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / GnRH / 多ニューロン発射活動 / 神経伝達物質 / 生殖内分泌 (他9件)
【概要】フェロモンによる嗅覚系を介した情報交換は動物の生殖行動の全般にわたって重要な役割を果たしていることが示唆されている。生殖という根源的な生命活動の舞台で固体間のコミュニケーションに主要な役割を演じているフェロモン分子を同定することは、応用的価値といった点からばかりでなく、生殖行動の中枢分子機構を解きあかす新たな研究手段を提供しうるという観点からも意義が大きいと考えられる。 無脊椎動物では性フェロモン...
【医歯薬学】薬学:形態形成フェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
【医歯薬学】薬学:情報伝達フェロモンを含む研究件
❏匂いやフェロモンの情報伝達メカニズムの解明:嗅球から高次脳イメージングと行動解析(15H04489)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】寺沢 宏明 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授 (10300956)
【キーワード】情報伝達 / 匂い / フェロモン / MRI / MRI
【概要】BOLD(Blood Oxygenation Level-Dependent)法を用いた機能的MRI解析において、周期的な繰り返しの嗅覚刺激に同期するMRI信号変化を抽出する手法を適用した。その結果、個々の匂い物質・フェロモンに応じて活性化されるマウス脳領域を、より高感度に検出することに成功した。また、多種類の匂い物質・フェロモンによる周期的な繰り返し刺激に対応できるように、嗅覚刺激装置を設計、作...
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏多角的アプローチによる嗅覚情報伝達の総合的研究(13898020)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (00280925)
【キーワード】嗅覚 / 神経 / 匂い / フェロモン / 情報伝達
【概要】日本の嗅覚研究は、匂いでは嗅上皮嗅細胞レベルから嗅球へ、また、フェロモンでは鋤鼻器神経細胞から副嗅球へ、そして、最終的には高次中枢、行動までを、生化学的、生理学的、分子生物学的なアプローチによって解析しており、欧米諸国の成果にひけをとらない。しかし、電気生理学、分子生物学、生化学、発生形態学など様々な領域の多角的なアプローチが必要な特殊分野であることが嗅覚研究の難しさの原因となり、多くの研究者が興...
【医歯薬学】薬学:マウスフェロモンを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
【医歯薬学】薬学:MRIフェロモンを含む研究件
❏匂いやフェロモンの情報伝達メカニズムの解明:嗅球から高次脳イメージングと行動解析(15H04489)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】寺沢 宏明 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授 (10300956)
【キーワード】情報伝達 / 匂い / フェロモン / MRI / MRI
【概要】BOLD(Blood Oxygenation Level-Dependent)法を用いた機能的MRI解析において、周期的な繰り返しの嗅覚刺激に同期するMRI信号変化を抽出する手法を適用した。その結果、個々の匂い物質・フェロモンに応じて活性化されるマウス脳領域を、より高感度に検出することに成功した。また、多種類の匂い物質・フェロモンによる周期的な繰り返し刺激に対応できるように、嗅覚刺激装置を設計、作...
❏MRIに基づく匂いやフェロモンを識別する嗅神経回路の解析(26450129)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 講師 (00448515)
【キーワード】匂い / フェロモン / 脳・神経 / MRI / 嗅覚 (他8件)
【概要】多くの動物は、種の保存や生命の危機回避において、嗅覚を通じて外界から様々な情報を得ている。匂い物質やフェロモンといった化学物質がその情報の担い手であり、情動や行動、生理的変化を惹き起こす。 本研究において、マウス脳内における匂い物質やフェロモン様物質に対する応答を、機能的MRI手法により捉えることに成功した。繰り返しの嗅覚刺激に呼応して周期的に信号変化が生じる脳内部位を抽出する解析手法を確立し、こ...
【医歯薬学】薬学:GPCRフェロモンを含む研究件
❏分裂酵母を用いたGタンパク質共役型受容体のリガンド探索のためのアッセイ系の構築(25650032)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】長田 俊哉 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (00201997)
【キーワード】GPCR / fission yeast / pheromone / GFP / フェロモン (他9件)
【概要】本プロジェクトの目的はGPCRを利用したバイオセンサーの開発およびオーファンGPCRのリガンド探索スクリーニングシステムの構築である。分裂酵母に外来性GPCRを発現させて、リガンド応答を検出するためのレポーター株を構築した。分裂酵母には二つのGPCR経路があり、接合フェロモンシグナル伝達経路とグルコース伝達経路の下流にGFPを置くことで、シグナルの定量的な評価が可能なアッセイを確立した。これらのレ...
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
【医歯薬学】薬学:神経科学フェロモンを含む研究件
❏マウスの生殖中枢に作用するフェロモンの同定と作用機構の解明(16K18811)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】村田 健 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (30749643)
【キーワード】フェロモン / 生殖 / キスペプチン / GnRH / 神経科学
【概要】本研究では、生殖中枢を構成する神経群の活動を記録し、フェロモンを受容した際のそれらの神経の応答を解析するとともに、その応答を指標にしてフェロモン分子の同定を行うことを目的とした。そのため、光遺伝学的手法により、特定の神経核において特定の遺伝子を発現する神経の活動を、自由行動下のマウスで記録するシステムを構築した。このシステムを用いて、フェロモンを含む雄マウス尿を提示した際に、生殖中枢の神経活動が促...
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
【医歯薬学】薬学:立体構造フェロモンを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏粘液細菌の光形態形成反応における情報伝達系の解析(09876094)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998
【研究代表者】高山 誠司 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (70273836)
【キーワード】粘液細菌 / 光形態形成 / 子実体 / シグナル分子 / 立体構造 (他7件)
【概要】粘液細菌Stigmatella aurantiaca は集団で行動し、飢餓および光照射下でフルーティングボディー(子実体)と呼ばれる機能分化した構造体を形成する。これは多細胞生物で見られる光形態形成反応の原型と捉えることができる。これまでの研究で、光の情報は本菌体内において脂溶性の低分子量シグナル分子に変換され、このシグナル分子を介して形態形成反応が誘導されることが明らかとなった。今年度は、特に本...
【医歯薬学】薬学:受容体フェロモンを含む研究件
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
❏マウスにおける性特異的ペプチドフェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19370048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が鋤鼻器官に作用することによって、性や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などが制御されている。我々は、鋤鼻神経におけるc-Fosタンパク質の発現を活性化の指標として、フェロモン物質の探索をおこなったところ、オス涙から分泌されてメス鋤鼻器官に取り込まれて鋤鼻神経を発火させる新規の性特異的ペプチ...
❏マウスの不揮発性フェロモン物質の構造決定と受容体の同定(16688005)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (00280925)
【キーワード】フェロモン / マウス / 鋤鼻器官 / 受容体 / 遺伝子発現誘導 (他6件)
【概要】哺乳類のなかでもネズミやマウスなど齧歯類では、フェロモン物質が、性差や異種の識別、異性生殖機能の状態の識別、性周期・成熟度・性行動のタイミング、攻撃行動などを制御していることが知られている。前年度までに、外分泌腺由来のペプチドが鋤鼻器官を刺激することを見出した。本年度は、メスマウスをそれらのペプチドに曝すと、Gタンパク質Gαoとフェロモン受容体候補遺伝子V2Rを発現する基底層側の鋤鼻上皮の鋤鼻神経...
【医歯薬学】薬学:生体分子フェロモンを含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの単離精製(26252053)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが, 牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており, その克服が喫緊の課題となっている。本研究では, 従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に, フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)の同定を目指す。すなわち本研究の目的は, 雌牛の性...
【医歯薬学】薬学:ぺプチドフェロモンを含む研究件
❏マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明(24780104)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】吉永 壮佐 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00448515)
【キーワード】情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 (他13件)
【概要】多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。 本研究...
❏マウスにおける性特異的ペプチド性フェロモンの鋤鼻神経系での受容メカニズムの解明(19677002)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】東原 和成 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
【キーワード】マウス / フェロモン / 鋤鼻器官 / 受容体 / ペプチド (他9件)
【概要】マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳...
【医歯薬学】薬学:RNAシークエンスフェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏シロアリの社会組織化に関わるシグナル分子伝達機構の解明(21677001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 准教授 (00332594)
【キーワード】社会性 / ホルモン / フェロモン / 自己組織化 / ソシオゲノミクス (他12件)
【概要】本研究課題では,シロアリ類の社会組織化の調節メカニズムについて,フェロモンやホルモンなどのシグナル伝達分子に着目し多角的に解明を試みた.本研究により,内分泌因子が環境要因を媒介し,下流の発生制御因子の発現パターンを調節することにより,カースト特異的な形態へと発生することが明らかになった.また,様々な外分泌腺からのカースト特異的なフェロモンによるコロニー調節機構が示唆された.さらにトランスクリプトー...
【医歯薬学】薬学:トランスクリプトームフェロモンを含む研究件
❏ハナバチ類における社会性の起源:発現遺伝子解析とフェロモン分析によるアプローチ(14F04386)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2014-04-25 - 2017-03-31
【研究代表者】川北 篤 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (80467399)
【キーワード】シオカワコハナバチ / 社会性 / コハナバチ科 / トランスクリプトーム / フェロモン (他9件)
【概要】昨年度に引き続き、社会性の有無について種内で多型が見られるシオカワコハナバチを用いて、多型をもたらす遺伝子的背景の解析を行った。シオカワコハナバチの札幌集団では、同じ集団の中で、メスが働き蜂を生産して社会性の巣を作る場合と、単独のまま繁殖を行う場合がある。春世代のメスはすべて単独性であるが、夏世代では多型が現れる。シオカワコハナバチの札幌集団の春世代のメス、夏世代の単独性メス、夏世代の社会性巣の女...
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
【医歯薬学】薬学:ラットフェロモンを含む研究件
❏社会性の基盤となる情動制御メカニズムの解明(20H03160)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】フェロモン / 不安 / 安寧 / ラット / 野生ネズミ (他11件)
【概要】本年度に得られた主要な成果は以下の通りである 警報フェロモンに関する研究 警報フェロモンのリガンドである4-メチルペンタナールとヘキサナールはそれぞれ鋤鼻系と主嗅覚系で需要されるため、これらの情報が「統合センター」にて統合された後に、分界条床核へと伝達されていくことが想定されている。この統合センターを同定するために検討を進めたところ、ある領域が有力候補として挙げられた。またその他にも、鋤鼻系と主嗅...
❏フェロモンを担体とした嗅覚コミュニケーションシステムの解明(13306022)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2004
【研究代表者】森 裕司 東大, 農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】シバヤギ / 性フェロモン / 4エチル脂肪酸 / 光学異性体 / ラット (他15件)
【概要】雄ヤギフェロモン分子の単離・精製・同定 雄ヤギ被毛よりフェロモン活性物質の分離を試みるため、超臨界CO2クロマトグラフィーを用いて分取を行い、得られたフェロモン活性陽性分画についてガスクロマトグラフ質量分析計により分析を行った。その結果、以前より雄ヤギ特異臭の構成成分として報告されていた一連の4-エチル分枝脂肪酸およびそのエステル類が複数検出された。そのうち、4-エチルオクタン酸、4-エチルデカン...
【医歯薬学】看護学:不安フェロモンを含む研究件
❏社会性の基盤となる情動制御メカニズムの解明(20H03160)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】フェロモン / 不安 / 安寧 / ラット / 野生ネズミ (他11件)
【概要】本年度に得られた主要な成果は以下の通りである 警報フェロモンに関する研究 警報フェロモンのリガンドである4-メチルペンタナールとヘキサナールはそれぞれ鋤鼻系と主嗅覚系で需要されるため、これらの情報が「統合センター」にて統合された後に、分界条床核へと伝達されていくことが想定されている。この統合センターを同定するために検討を進めたところ、ある領域が有力候補として挙げられた。またその他にも、鋤鼻系と主嗅...
❏情動を制御する嗅覚コミュニケーションの全容解明(15H05635)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他18件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けていないラットから放出され、受容個体のストレスを緩和する安寧フェロモンの放出部位を特定し、その候補分子を4つにまで絞り込むことができた。 またこの安寧フェロモンと、これとは逆の作用を持つ警報フェロモンの脳内作用メカニズムに関しても検討した。その結果、安寧フェロモンは前嗅核後部を活性化し、その活性化が外側扁桃体核間細胞塊を介して扁桃体外側核を抑制することで、受容個体の...
❏フェロモンによる情動制御メカニズムの解明(23688035)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】清川 泰志 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (70554484)
【キーワード】警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 (他17件)
【概要】本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。 また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制すること...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現フェロモンを含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...