フェロモンによる情動制御メカニズムの解明
【研究分野】応用動物科学
【研究キーワード】
警報フェロモン / 安寧フェロモン / 社会的緩衝作用 / 揮発性分子 / 鋤鼻系 / 主嗅覚系 / 分界条床核 / 扁桃体 / フェロモン / 不安 / 恐怖 / 社会的ストレス緩衝作用 / 聴覚性驚愕反射 / Tenax / 恐怖条件づけ / すくみ行動 / 聴覚性驚愕反応
【研究成果の概要】
本研究助成により、ストレスを受けたラットは4-メチルペンタナールとヘキサナールから構成される警報フェロモンを肛門周囲部より放出することを明らかとした。この2種化合物は同時に受容されると、分界条床核を活性化することで受容個体に不安を惹起することで、様々な不安反応を引き起こすことを明らかとした。
また、ストレスを受けていないラットは揮発性の安寧フェロモンを放出し、受容個体の扁桃体の活性化を抑制することで、嫌悪条件刺激に対するストレスを軽減することを明らかとした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】26,130千円 (直接経費: 20,100千円、間接経費: 6,030千円)