マウスペプチド性フェロモンESP1―GPCRクラスC受容体の特異的認識機構の解明
【研究分野】応用生物化学
【研究キーワード】
情報伝達 / フェロモン / NMR / 立体構造 / 相互作用 / マウス / GPCR / ぺプチド / 構造生物学 / タンパク質 / NMR / GPCR / 分子認識
【研究成果の概要】
多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。
本研究代表者らは,ESP1の立体構造を決定し,その情報をもとに受容体との結合様式を明らかにした(JBC, 2013)。本研究により,哺乳類のペプチド性フェロモンと受容体の構造的知見を初めて得た。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
東原 和成 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)