匂いやフェロモンの情報伝達メカニズムの解明:嗅球から高次脳イメージングと行動解析
【研究分野】応用生物化学
【研究キーワード】
情報伝達 / 匂い / フェロモン / MRI / MRI
【研究成果の概要】
BOLD(Blood Oxygenation Level-Dependent)法を用いた機能的MRI解析において、周期的な繰り返しの嗅覚刺激に同期するMRI信号変化を抽出する手法を適用した。その結果、個々の匂い物質・フェロモンに応じて活性化されるマウス脳領域を、より高感度に検出することに成功した。また、多種類の匂い物質・フェロモンによる周期的な繰り返し刺激に対応できるように、嗅覚刺激装置を設計、作製し、嗅覚刺激の自動化を進めた。本課題における、測定法、解析法、装置の開発とその最適化により、匂い・フェロモン応答を、MRIを用いて高い感度で網羅的に解析する道が拓けたと考える。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉永 壮佐 | 熊本大学 | 大学院生命科学研究部(薬) | 講師 | (Kakenデータベース) |
東原 和成 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)