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研究分野別サイレントキーワード
「抗体」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:親和性成熟抗体を含む研究件
❏バーチャル空間における機能性分子創製法の確立とその実験的検証(19H04202)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒田 大祐 国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター, 主任研究官 (60756732)
【キーワード】分子設計 / 抗体 / ペプチド / 物性計測 / 機能計測 (他15件)
【概要】2019年度は、(1)抗体の物性解析、(2)抗体の親和性成熟過程の解析、(3)ペプチドの分子設計、(4)リン酸基に対する蛋白質の分子認識機構の解析の4項目を実施し、それぞれ以下の成果を得た。 (1) 抗体の熱安定性を上げることに成功した。一方で、一部の抗体では、分子設計により熱安定性の向上は見られたものの、抗原に対する親和性は低下してしまった。現在、その原因を分子シミュレーションにより精査してい...
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
❏抗体の親和性成熟の分子機構のX線結晶学的研究(05454564)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】抗体 / 免疫グロブリン / X線結晶構造解析 / 抗原 / 親和性成熟 (他8件)
【概要】抗原に対する抗体の親和性は体内の抗原の量に応じ時間とともに増大する。抗体の親和性の成熟と呼ばれるこの現象の分子機構をX線結晶解析による三次元構造知見に基づいて解明するため,親和性成熟の過程の抗体について解析に適したFabフラグメント結晶を得ることを目的とした。 免疫応答の初期に産生されるN1G9,中期の3B44,および後期の3B62のマウスIgG_1抗ニトロフェノール(NP)抗体の培養法とFabの...
【複合領域】一般理論:IgG抗体抗体を含む研究件
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
【化学】複合化学:低分子抗体を含む研究件
❏物理化学的理解に基づく蛋白質間相互作用プロセス制御剤の探索と設計(16H02420)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津本 浩平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90271866)
【キーワード】蛋白質-蛋白質相互作用 / 抗体 / 低分子 / 阻害剤 / 熱力学 (他12件)
【概要】本研究では、癌疾患に関連するPPI、細菌感染に関連するPPIなど、創薬へとつながる有力なモデルPPIを選択し、熱力学、速度論、そして計算科学を駆使して、これらPPIの精密な相互作用解析と、抗体や低分子化合物によるPPIに対する阻害機構解明を行った。1つの標的蛋白質に対して、PPIのプロセスに関連する中間体構造を制御する制御剤を得ることに成功した。さらに、これら抗体と低分子それぞれに関する阻害メカニ...
❏可変領域の安定性を利用した抗原濃度測定法の実用化(14350430)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60232758)
【キーワード】ファージディスプレイ / 抗体 / 免疫測定 / オープンサンドイッチ法 / 低分子 (他15件)
【概要】1.繊維状ファージを用いた新規な蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムの確立 ファージに二種類の蛋白質の片方のみを提示し,片方を分泌型蛋白質として産生させ両者の間の相互作用を測定することができる新規蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムを構築した.これを各種の抗体可変領域VH/VL間の相互作用測定に応用したところ,モデル系で抗原添加に伴う相互作用変化を測...
【生物学】生物学:骨髄球抗体を含む研究件
❏両生類で発見された新たな胚体起源に由来する骨髄球の性状と発生意義(16K07367)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】胚血球 / 骨髄球 / 中腎 / ミエロペルオキシダーゼ / 肝臓 (他15件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル初期幼生の中腎原基に集積する骨髄球の胚体起源、性状解析を、主に免疫組織学的手法を用いておこなった。その結果、これらの細胞は、これまでに血球の由来としては報告のない、尾芽胚尾部に由来していることが明らかになった。次に、骨髄球に特異的に発現する遺伝子mpoのエンハンサーを同定し、骨髄球特異的にGFPを発現するカエル個体を作成した。これにより生細胞において骨髄球を可視化する...
❏両生類胚における血島の分化制御に関する総合的研究(24570234)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】器官形成 / 両生類 / 骨髄球 / 中腎 / 血島 (他13件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル胚における血島および骨髄球の発生に関するいくつかの新たな知見を得た。第一に、心臓原基に付随して出現する骨髄球の分化制御に働く転写因子Nkx2.5およびGATA4が骨髄球の分化にかかわることを示した。第二に、血管形態形成にかかわる新規分泌因子rdd (repeated D domain-like)の胚体内における分布を明らかにした。第三に、幼生の中腎原基付近に、これまで...
【生物学】生物学:中腎抗体を含む研究件
❏両生類で発見された新たな胚体起源に由来する骨髄球の性状と発生意義(16K07367)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】胚血球 / 骨髄球 / 中腎 / ミエロペルオキシダーゼ / 肝臓 (他15件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル初期幼生の中腎原基に集積する骨髄球の胚体起源、性状解析を、主に免疫組織学的手法を用いておこなった。その結果、これらの細胞は、これまでに血球の由来としては報告のない、尾芽胚尾部に由来していることが明らかになった。次に、骨髄球に特異的に発現する遺伝子mpoのエンハンサーを同定し、骨髄球特異的にGFPを発現するカエル個体を作成した。これにより生細胞において骨髄球を可視化する...
❏両生類胚における血島の分化制御に関する総合的研究(24570234)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】器官形成 / 両生類 / 骨髄球 / 中腎 / 血島 (他13件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル胚における血島および骨髄球の発生に関するいくつかの新たな知見を得た。第一に、心臓原基に付随して出現する骨髄球の分化制御に働く転写因子Nkx2.5およびGATA4が骨髄球の分化にかかわることを示した。第二に、血管形態形成にかかわる新規分泌因子rdd (repeated D domain-like)の胚体内における分布を明らかにした。第三に、幼生の中腎原基付近に、これまで...
【生物学】生物学:ヒキガエル抗体を含む研究件
❏カエル皮膚における塩感受性上皮細胞の形態学的同定(10640656)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】長井 孝紀 帝京大学, 医学部, 講師 (50130026)
【キーワード】ヒキガエル / 皮膚上皮 / 化学受容 / ナトリウムチャネル / 蛍光色素 (他11件)
【概要】乾燥地に分布するヒキガエルは腹部皮膚の化学受容作用を利用して食塩水などの高張液を検出している。本研究計画は、この皮膚での化学受容器などの構造を形態学的に明らかにし、化学受容の機構を考察した。 1.蛍光色素による化学受容細胞の同定:蛍光色素diIの脊髄神経投与により神経と近接する細胞を標識した。DABの存在下での光化学反応によって電子顕微鏡での観察を可能にした結果、この細胞はメルケル細胞やフラスコ細...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
【生物学】基礎生物学:アフリカツメガエル抗体を含む研究件
❏両生類で発見された新たな胚体起源に由来する骨髄球の性状と発生意義(16K07367)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】胚血球 / 骨髄球 / 中腎 / ミエロペルオキシダーゼ / 肝臓 (他15件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル初期幼生の中腎原基に集積する骨髄球の胚体起源、性状解析を、主に免疫組織学的手法を用いておこなった。その結果、これらの細胞は、これまでに血球の由来としては報告のない、尾芽胚尾部に由来していることが明らかになった。次に、骨髄球に特異的に発現する遺伝子mpoのエンハンサーを同定し、骨髄球特異的にGFPを発現するカエル個体を作成した。これにより生細胞において骨髄球を可視化する...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
【生物学】基礎生物学:タンパク質間相互作用抗体を含む研究件
❏分子間インタラクションに基づく細菌種に特異的な創薬基盤の開発(17K19552)
【研究テーマ】病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】中川 一路 京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
【キーワード】A群レンサ球菌 / 鉄獲得系 / Shr / ヘム鉄 / 増殖阻害薬 (他16件)
【概要】多彩なの疾患を引き起こす重要な病原体であるA群レンサ球菌は、ヘム獲得システムに関与するタンパク質をコードするsia遺伝子クラスターを保有している。鉄獲得は、本菌の病原性発揮に重要であるが、有効なヘム転移の分子機構は解明されていないままである。本研究ではヘムとレンサ球菌ヘムタンパク質受容体(Shr)およびレンサ球菌ヘム結合蛋白質(Shp)の各ドメインとの間の相互作用の解析を行った。 本研究で明らかと...
❏物理化学的理解に基づく蛋白質間相互作用プロセス制御剤の探索と設計(16H02420)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津本 浩平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90271866)
【キーワード】蛋白質-蛋白質相互作用 / 抗体 / 低分子 / 阻害剤 / 熱力学 (他12件)
【概要】本研究では、癌疾患に関連するPPI、細菌感染に関連するPPIなど、創薬へとつながる有力なモデルPPIを選択し、熱力学、速度論、そして計算科学を駆使して、これらPPIの精密な相互作用解析と、抗体や低分子化合物によるPPIに対する阻害機構解明を行った。1つの標的蛋白質に対して、PPIのプロセスに関連する中間体構造を制御する制御剤を得ることに成功した。さらに、これら抗体と低分子それぞれに関する阻害メカニ...
❏可変領域の安定性を利用した抗原濃度測定法の実用化(14350430)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60232758)
【キーワード】ファージディスプレイ / 抗体 / 免疫測定 / オープンサンドイッチ法 / 低分子 (他15件)
【概要】1.繊維状ファージを用いた新規な蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムの確立 ファージに二種類の蛋白質の片方のみを提示し,片方を分泌型蛋白質として産生させ両者の間の相互作用を測定することができる新規蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムを構築した.これを各種の抗体可変領域VH/VL間の相互作用測定に応用したところ,モデル系で抗原添加に伴う相互作用変化を測...
【生物学】基礎生物学:X線結晶構造解析抗体を含む研究件
❏ゲノム情報に基づく新機能ヒト抗体分子の創製と利用(13450337)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】抗体 / ファージ提示法 / 変異導入 / 自己抗原 / 結晶構造解析 (他15件)
【概要】本研究では、ヒト抗体ゲノム情報に基づき、(1)遺伝子レベルの多様性の創出、(2)抗体の分子認識能による安定な生体外選択、(3)選択された抗体の高効率な調製系を構築することにより、生体内の免疫系を凌駕するような新機能ヒト抗体分子調製系の構築を目標とした.研究期間中の研究成果は以下の通りである.1.遺伝子の多様性:マウス、ヒト由来抗体可変領域を特異的に増幅できるDNAプライマーを設計、その増幅条件を検...
❏蛋白質の機能構造研究のためのX線結晶解析法の迅速高精度化(06305006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】蛋白質 / X線結晶解析 / 蛋蛋白質 / 糖蛋白質 / 抗体 (他15件)
【概要】蛋白質の機能の解明と応用の研究を進展させるため、蛋白質の三次元構造の研究の分担を通じ、X線結晶解析の方法の新展開と、蛋白質の機能構造の迅速な研究体制の構築を本研究の目的とした。 平成6〜7年度の計画として、1 アミノ酸改変蛋白質、2 各種プロテアーゼとその阻害剤との複合体、3 アミラーゼ等とその阻害蛋白質、4 核酸および核酸を認識する蛋白質、5 抗原を認識する抗体と抗原複合体 6 膜蛋白質、結晶化...
❏抗体の親和性成熟の分子機構のX線結晶学的研究(05454564)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】抗体 / 免疫グロブリン / X線結晶構造解析 / 抗原 / 親和性成熟 (他8件)
【概要】抗原に対する抗体の親和性は体内の抗原の量に応じ時間とともに増大する。抗体の親和性の成熟と呼ばれるこの現象の分子機構をX線結晶解析による三次元構造知見に基づいて解明するため,親和性成熟の過程の抗体について解析に適したFabフラグメント結晶を得ることを目的とした。 免疫応答の初期に産生されるN1G9,中期の3B44,および後期の3B62のマウスIgG_1抗ニトロフェノール(NP)抗体の培養法とFabの...
【生物学】基礎生物学:両生類抗体を含む研究件
❏両生類で発見された新たな胚体起源に由来する骨髄球の性状と発生意義(16K07367)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】胚血球 / 骨髄球 / 中腎 / ミエロペルオキシダーゼ / 肝臓 (他15件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル初期幼生の中腎原基に集積する骨髄球の胚体起源、性状解析を、主に免疫組織学的手法を用いておこなった。その結果、これらの細胞は、これまでに血球の由来としては報告のない、尾芽胚尾部に由来していることが明らかになった。次に、骨髄球に特異的に発現する遺伝子mpoのエンハンサーを同定し、骨髄球特異的にGFPを発現するカエル個体を作成した。これにより生細胞において骨髄球を可視化する...
❏両生類胚における血島の分化制御に関する総合的研究(24570234)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】器官形成 / 両生類 / 骨髄球 / 中腎 / 血島 (他13件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル胚における血島および骨髄球の発生に関するいくつかの新たな知見を得た。第一に、心臓原基に付随して出現する骨髄球の分化制御に働く転写因子Nkx2.5およびGATA4が骨髄球の分化にかかわることを示した。第二に、血管形態形成にかかわる新規分泌因子rdd (repeated D domain-like)の胚体内における分布を明らかにした。第三に、幼生の中腎原基付近に、これまで...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
【生物学】基礎生物学:タンパク質定量抗体を含む研究件
❏単一細胞定量解析法によるmRNAおよびタンパク質の量的ダイナミクス計測(17657049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】タンパク質定量 / ELISA / 酵素サイクリング法 / マイクロサンプリング / ELISA法 (他6件)
【概要】本研究では、高いターンオーバー数をもつ標識酵素のELISA法と、その高感度活性測定法とを組み合わせて、タンパク質の超高感度測定法を作り上げようと試みた。そこで、まずは標識酵素の高感度活性測定法を開発した結果、従来法で最も感度の高い方法よりもさらに20倍高感度な方法に仕上がった。また本研究では、用いている抗体標識酵素が普遍的に存在するものであるため、酵素サイクリング法内にもその酵素が混在していること...
❏単一神経細胞内の転写因子の量的変化から解明する動物行動の変容機構(16370033)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】CREB / C / EBP / モノアラガオ / mRNA (他15件)
【概要】本研究の最終目的は,一つの神経細胞の中の特定の遺伝子発現が,どのように動物個体の行動変容を引き起こすのか,その機構を解明する手法を開拓し,そして実際に,遺伝子発現機構から生物の階層性に沿った形で行動変容機構を詳細に解明するところにあった.そこで行動変容の根元である学習・記憶のメカニズムに的を絞った.まずは,学習・記憶に関与している神経細胞一個の中の転写因子cAMP Responsive Eleme...
【生物学】基礎生物学:ELISA法抗体を含む研究件
❏単一細胞定量解析法によるmRNAおよびタンパク質の量的ダイナミクス計測(17657049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】タンパク質定量 / ELISA / 酵素サイクリング法 / マイクロサンプリング / ELISA法 (他6件)
【概要】本研究では、高いターンオーバー数をもつ標識酵素のELISA法と、その高感度活性測定法とを組み合わせて、タンパク質の超高感度測定法を作り上げようと試みた。そこで、まずは標識酵素の高感度活性測定法を開発した結果、従来法で最も感度の高い方法よりもさらに20倍高感度な方法に仕上がった。また本研究では、用いている抗体標識酵素が普遍的に存在するものであるため、酵素サイクリング法内にもその酵素が混在していること...
❏単一神経細胞内の転写因子の量的変化から解明する動物行動の変容機構(16370033)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】CREB / C / EBP / モノアラガオ / mRNA (他15件)
【概要】本研究の最終目的は,一つの神経細胞の中の特定の遺伝子発現が,どのように動物個体の行動変容を引き起こすのか,その機構を解明する手法を開拓し,そして実際に,遺伝子発現機構から生物の階層性に沿った形で行動変容機構を詳細に解明するところにあった.そこで行動変容の根元である学習・記憶のメカニズムに的を絞った.まずは,学習・記憶に関与している神経細胞一個の中の転写因子cAMP Responsive Eleme...
【生物学】基礎生物学:ナトリウムチャネル抗体を含む研究件
❏シガトキシン類の全合成・抗体・作用原理の研究(14103019)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】平間 正博 東北大学, 大学院理学研究科, 教授 (30165203)
【キーワード】シガトキシン / ポリエーテル / シガテラ中毒 / 全合成 / イムノアッセイ (他16件)
【概要】シガトキシン(CTX)類は、天然からは極微量しか得られず、30以上の不斉炭素を持ち、13個以上のエーテル環を有する巨大分子である。私達は、二環構築型ポリエーテル連結法を考案し、CTX3Cの収束的全合成を2001年に世界で最初に達成した。この成果を更に発展させ、 1.合成CTX類を学際研究に供給できる実用的な第二世代合成法を開発した。 2.第二世代合成法によって最強の毒性をもつ51-HydroxyC...
❏カエル皮膚における塩感受性上皮細胞の形態学的同定(10640656)
【研究テーマ】生物形態・構造
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【研究代表者】長井 孝紀 帝京大学, 医学部, 講師 (50130026)
【キーワード】ヒキガエル / 皮膚上皮 / 化学受容 / ナトリウムチャネル / 蛍光色素 (他11件)
【概要】乾燥地に分布するヒキガエルは腹部皮膚の化学受容作用を利用して食塩水などの高張液を検出している。本研究計画は、この皮膚での化学受容器などの構造を形態学的に明らかにし、化学受容の機構を考察した。 1.蛍光色素による化学受容細胞の同定:蛍光色素diIの脊髄神経投与により神経と近接する細胞を標識した。DABの存在下での光化学反応によって電子顕微鏡での観察を可能にした結果、この細胞はメルケル細胞やフラスコ細...
【生物学】基礎生物学:酵素サイクリング法抗体を含む研究件
❏単一細胞定量解析法によるmRNAおよびタンパク質の量的ダイナミクス計測(17657049)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】タンパク質定量 / ELISA / 酵素サイクリング法 / マイクロサンプリング / ELISA法 (他6件)
【概要】本研究では、高いターンオーバー数をもつ標識酵素のELISA法と、その高感度活性測定法とを組み合わせて、タンパク質の超高感度測定法を作り上げようと試みた。そこで、まずは標識酵素の高感度活性測定法を開発した結果、従来法で最も感度の高い方法よりもさらに20倍高感度な方法に仕上がった。また本研究では、用いている抗体標識酵素が普遍的に存在するものであるため、酵素サイクリング法内にもその酵素が混在していること...
❏単一神経細胞内の転写因子の量的変化から解明する動物行動の変容機構(16370033)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】CREB / C / EBP / モノアラガオ / mRNA (他15件)
【概要】本研究の最終目的は,一つの神経細胞の中の特定の遺伝子発現が,どのように動物個体の行動変容を引き起こすのか,その機構を解明する手法を開拓し,そして実際に,遺伝子発現機構から生物の階層性に沿った形で行動変容機構を詳細に解明するところにあった.そこで行動変容の根元である学習・記憶のメカニズムに的を絞った.まずは,学習・記憶に関与している神経細胞一個の中の転写因子cAMP Responsive Eleme...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:結合タンパク質抗体を含む研究件
❏高速人工抗体創製法 の開発とタンパク質 1分子単位定量への 応用(15H02006)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】村上 裕 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10361669)
【キーワード】binding protein / screening / translation / single-molecule / 人工抗体 (他12件)
【概要】高速人工抗体創製法を開発し、得られた抗体をタンパク質の1分子単位定量に応用することを目的とした。まず抗体の創製を飛躍的に高速化するために、我々が開発した特殊ペプチド創製法を人工抗体創製用に改良し、迅速に人工抗体を創製する方法を開発した。実際にEGFR1やHER2の細胞外ドメインをモデルタンパク質としてセレクションを行い、nMレベルの解離定数で結合する抗体を取得した。さらに、細胞少数タンパク質に対し...
❏蛍光クエンチ解消原理の天然抗体への適用による革新的免疫測定法の開発(15H04191)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
【キーワード】バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 (他14件)
【概要】従来の免疫測定法には,測定に多数のステップと最低数時間の時間を要する問題があった。我々は最近,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサータンパク質Quenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで低分子からタンパク質まで多くの目的物質(抗原)を蛍光検出することに成功した。今回,その動作原理を精査することで,組換え抗体のみならず天然抗体をもQ-body化しうる方法論を複数...
【工学】プロセス・化学工学:蛍光消光抗体を含む研究件
❏新規生物発光プローブの開発と生体分子の可視化計測(16K21060)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福永 圭佑 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 研究員 (80639279)
【キーワード】生物発光共鳴エネルギー移動 / 抗体 / 蛍光 / 発光プローブ / 直交性反応 (他17件)
【概要】ルシフェラーゼ及びSNAP-tagを融合した一本鎖抗体scFvタンパク質をSNAP-ligandで部位特異的に蛍光標識することにより、抗原に応答して発光スペクトルの変化する新規生物発光プローブを開発することができた。また、市販のモノクローナルIgG抗体のN末端アミノ基及び糖鎖をそれぞれ位置選択的に標識する多重標識技術を確立した。さらに、予定外の成果として、ルシフェラーゼタンパク質に蛍光アミノ酸を部...
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
【工学】プロセス・化学工学:膜透過性ペプチド抗体を含む研究件
❏ハイブリッド低分子抗体による胃がん幹細胞標的強制的オートファジー誘導療法の開発(16H05291)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 秀和 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70255454)
【キーワード】癌幹細胞 / H. pylori / オートファジー / CD44v9 / CAPZA1 (他17件)
【概要】H. pylori感染でのオートファジー発現はCagA分解を担い癌化を抑制するが、CD44v9発現癌幹細胞ではオートファジーが発現せず細胞内CagAが蓄積する。さらに、我々はCAPZA1が核内でLRP1-ICDと結合し LAMP1発現を阻害すること、CAPZA1過剰発現細胞にCagAが装填されるとCD44v9発現が亢進することも示した。CD44v9と核内移行CAPZA1を標的するため、ヒトSync...
❏人工機能性分子の酵素修飾による蛋白質の細胞内および細胞膜への導入と細胞機能の改変(21760634)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (80398106)
【キーワード】蛋白質 / 細胞内導入 / 酵素 / 細胞免疫療法 / 癌 (他16件)
【概要】酵素を用いて蛋白質のC末端特異的に合成分子を修飾し、効率よく細胞膜および細胞質に蛋白質を導入する技術を開発した。PEG脂質を細胞膜上で目的蛋白質に修飾する技術を開発し、この技術を使って癌細胞上に抗体を導入して樹状細胞による癌細胞の貪食効率を向上することに成功した。また、ラジカル発生色素を含む細胞膜透過ペプチドを目的蛋白質に修飾し、光照射によって目的蛋白質を細胞質内へ導入する技術も開発した。 ...
【工学】プロセス・化学工学:抗体工学抗体を含む研究件
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
【工学】電気電子工学:イムノアッセイ抗体を含む研究件
❏高病原性トリインフルエンザウイルス検出用Quenchbodyの開発(26420793)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】董 金華 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (80527838)
【キーワード】インフルエンザウイルス / 抗体 / Quenchbody / Influenza virus / immunoassay
【概要】インフルエンザウイルスは我々人類全体に対する脅威であり、それに対する対応は医療システムの大きな負担となるため簡便迅速高感度の検出方法の開発が求められている。本研究ではインフルエンザウイルスを検出するためのQuenchbodyを開発した。この結果、特にATTO520ダブルラベル型において高い感度と応答が見られた。本QuenchbodyはインフルエンザウイルスHAタンパク質と結合すると、色素間で起きた...
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
❏シガトキシン類の全合成・抗体・作用原理の研究(14103019)
【研究テーマ】生物有機科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2002 - 2006
【研究代表者】平間 正博 東北大学, 大学院理学研究科, 教授 (30165203)
【キーワード】シガトキシン / ポリエーテル / シガテラ中毒 / 全合成 / イムノアッセイ (他16件)
【概要】シガトキシン(CTX)類は、天然からは極微量しか得られず、30以上の不斉炭素を持ち、13個以上のエーテル環を有する巨大分子である。私達は、二環構築型ポリエーテル連結法を考案し、CTX3Cの収束的全合成を2001年に世界で最初に達成した。この成果を更に発展させ、 1.合成CTX類を学際研究に供給できる実用的な第二世代合成法を開発した。 2.第二世代合成法によって最強の毒性をもつ51-HydroxyC...
【工学】総合工学:免疫測定抗体を含む研究件
❏新規生物発光プローブの開発と生体分子の可視化計測(16K21060)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福永 圭佑 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 研究員 (80639279)
【キーワード】生物発光共鳴エネルギー移動 / 抗体 / 蛍光 / 発光プローブ / 直交性反応 (他17件)
【概要】ルシフェラーゼ及びSNAP-tagを融合した一本鎖抗体scFvタンパク質をSNAP-ligandで部位特異的に蛍光標識することにより、抗原に応答して発光スペクトルの変化する新規生物発光プローブを開発することができた。また、市販のモノクローナルIgG抗体のN末端アミノ基及び糖鎖をそれぞれ位置選択的に標識する多重標識技術を確立した。さらに、予定外の成果として、ルシフェラーゼタンパク質に蛍光アミノ酸を部...
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
❏可変領域の安定性を利用した抗原濃度測定法の実用化(14350430)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60232758)
【キーワード】ファージディスプレイ / 抗体 / 免疫測定 / オープンサンドイッチ法 / 低分子 (他15件)
【概要】1.繊維状ファージを用いた新規な蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムの確立 ファージに二種類の蛋白質の片方のみを提示し,片方を分泌型蛋白質として産生させ両者の間の相互作用を測定することができる新規蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムを構築した.これを各種の抗体可変領域VH/VL間の相互作用測定に応用したところ,モデル系で抗原添加に伴う相互作用変化を測...
【工学】総合工学:バイオセンサー抗体を含む研究件
❏蛍光クエンチ解消原理の天然抗体への適用による革新的免疫測定法の開発(15H04191)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
【キーワード】バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 (他14件)
【概要】従来の免疫測定法には,測定に多数のステップと最低数時間の時間を要する問題があった。我々は最近,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサータンパク質Quenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで低分子からタンパク質まで多くの目的物質(抗原)を蛍光検出することに成功した。今回,その動作原理を精査することで,組換え抗体のみならず天然抗体をもQ-body化しうる方法論を複数...
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
【工学】総合工学:ナノ材料抗体を含む研究件
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
【総合生物】生体分子化学:ファージデイスプレイ抗体を含む研究件
❏多様な自然抗体と食を起源とする抗原の相互作用に関する研究(19K15765)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐々木 栄太 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 特任講師 (00803157)
【キーワード】自然免疫 / ポリフェノール / 修飾タンパク質 / ファージディスプレイ / 抗体 (他12件)
【概要】本研究は、食品成分に含まれる抗酸化作用をもつポリフェノール類が、酸化的条件下、生体内のタンパク質に非可逆的に結合する反応に着目し、それらタンパク質修飾体が生体機能、特に自然免疫に与える影響を解明することを目的とした。タンパク質修飾体と相互作用する抗体の部分配列をファージディスプレイ法によって探索した結果、アルギニンリッチなペプチド配列が見出された。したがって、ポリフェノール修飾タンパク質は、生体内...
❏蛋白質メカニズムの階層的理解に関する研究(22651079)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】上條 俊介 東京大学, 大学院・情報学環, 准教授 (70334357)
【キーワード】アミロイド線維 / アルギニン / アルツハイマー病 / 低分子化合物 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】タンパク質の機能改変を行うタンパク質工学においては、従来、生化学的研究とインフォマティクス的研究が独立に行われている場合が多く、タンパク質のメカニズム解明の新たなブレークスルーのためには、実験とインフォマティクスを相乗的に結びつけ新たな発見に導く融合的研究が必要である。本研究では、実験手法としてのファージディスプレイ法と、情報学的手法としての最適化を組み合わせることにより、アミロイドタンパクの凝集...
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
【総合生物】生体分子化学:ファージ提示法抗体を含む研究件
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
❏細胞表面抗原特異的ヒト抗体の網羅的選択・調製と応用(14704006)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】津本 浩平 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90271866)
【キーワード】細胞表面抗原 / 抗体 / 相互作用 / がん細胞 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】本研究では、申請者が技術基盤を構築してきた、ヒト抗体の安定かつ高効率な人工選択・調製システムを最大限に生かして、細胞表面抗原に対するヒト抗体の網羅的作製のための技術基盤構築を目指すと同時に、ポストゲノム研究で重要な側面を持つ、膜蛋白質を中心とした蛋白質構造・機能評価系への展開と応用を図ることを目的としている。本年度の成果は以下の通りである。 1、細胞を使ったヒト抗体の選択 遺伝子の多様性創出に、試...
❏ゲノム情報に基づく新機能ヒト抗体分子の創製と利用(13450337)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】抗体 / ファージ提示法 / 変異導入 / 自己抗原 / 結晶構造解析 (他15件)
【概要】本研究では、ヒト抗体ゲノム情報に基づき、(1)遺伝子レベルの多様性の創出、(2)抗体の分子認識能による安定な生体外選択、(3)選択された抗体の高効率な調製系を構築することにより、生体内の免疫系を凌駕するような新機能ヒト抗体分子調製系の構築を目標とした.研究期間中の研究成果は以下の通りである.1.遺伝子の多様性:マウス、ヒト由来抗体可変領域を特異的に増幅できるDNAプライマーを設計、その増幅条件を検...
【総合生物】生体分子化学:無細胞タンパク質合成系抗体を含む研究件
❏新規生物発光プローブの開発と生体分子の可視化計測(16K21060)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福永 圭佑 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 研究員 (80639279)
【キーワード】生物発光共鳴エネルギー移動 / 抗体 / 蛍光 / 発光プローブ / 直交性反応 (他17件)
【概要】ルシフェラーゼ及びSNAP-tagを融合した一本鎖抗体scFvタンパク質をSNAP-ligandで部位特異的に蛍光標識することにより、抗原に応答して発光スペクトルの変化する新規生物発光プローブを開発することができた。また、市販のモノクローナルIgG抗体のN末端アミノ基及び糖鎖をそれぞれ位置選択的に標識する多重標識技術を確立した。さらに、予定外の成果として、ルシフェラーゼタンパク質に蛍光アミノ酸を部...
❏可変領域の安定性を利用した抗原濃度測定法の実用化(14350430)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】上田 宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60232758)
【キーワード】ファージディスプレイ / 抗体 / 免疫測定 / オープンサンドイッチ法 / 低分子 (他15件)
【概要】1.繊維状ファージを用いた新規な蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムの確立 ファージに二種類の蛋白質の片方のみを提示し,片方を分泌型蛋白質として産生させ両者の間の相互作用を測定することができる新規蛋白質間相互作用測定系split Fv (spFv)システムを構築した.これを各種の抗体可変領域VH/VL間の相互作用測定に応用したところ,モデル系で抗原添加に伴う相互作用変化を測...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:細胞表面抗原抗体を含む研究件
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
❏細胞表面抗原特異的ヒト抗体の網羅的選択・調製と応用(14704006)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】津本 浩平 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90271866)
【キーワード】細胞表面抗原 / 抗体 / 相互作用 / がん細胞 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】本研究では、申請者が技術基盤を構築してきた、ヒト抗体の安定かつ高効率な人工選択・調製システムを最大限に生かして、細胞表面抗原に対するヒト抗体の網羅的作製のための技術基盤構築を目指すと同時に、ポストゲノム研究で重要な側面を持つ、膜蛋白質を中心とした蛋白質構造・機能評価系への展開と応用を図ることを目的としている。本年度の成果は以下の通りである。 1、細胞を使ったヒト抗体の選択 遺伝子の多様性創出に、試...
【農学】農芸化学:IgA抗体抗体を含む研究件
❏特異的IgAクラススイッチ誘導による粘膜バリア増強とアレルギーの新規治療(18K19559)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / IgA抗体 / 抗体
【概要】私たちはアレルギーの新規治療薬候補として、IgEではなくIgAへ選択的にクラススイッチを誘導する化合物をスクリーニングにより得た。それらはプロテインキナーゼC(PKC)活性化剤であった。PKC活性化剤は一般的に発ガン性を有するが、我々は、発ガン性のないPKC活性化剤(Bryostatin1)を見出した。ダニ抗原によるマウスのアレルギーモデルにおいて、 Bryostatin1腹腔内投与により肺胞洗浄...
❏腸管IgA抗体による腸内細菌選別機構の解明(15H04732)
【研究テーマ】細菌学(含真菌学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】粘膜免疫 / 抗体 / 腸内細菌 / 腸内細菌叢 / IgA抗体 (他6件)
【概要】哺乳動物の消化器内では、宿主と腸内細菌の共生関係を維持するために宿主による細菌の取捨選択が行われており、その過程に腸管より分泌されるIgA抗体が重要である。私たちはその選択の鍵となる細菌の分子Serine hydroxymethlytransferase(SHMT)を同定し, そのエピトープ配列の違いを識別してIgA抗体は細菌を選別していることを示した。IgA抗体はSHMTのエピトープを認識し結合...
【農学】生産環境農学:バルブアルブミン抗体を含む研究件
❏魚貝類アレルゲンのエピトープ解析およびその応用に関する研究(19380120)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】アレルゲン / エピトープ / カルシウム結合性筋形質タンパク質 / 魚貝類 / 抗体 (他10件)
【概要】パルブアルブミン(魚類の主要アレルゲン)のIgEエピトープ(IgE抗体と結合する部位でアレルギーの発症に関わる)を解析し、魚類アレルギーの免疫治療に有望な改変パルブアルブミンを作製した。トロポミオシン(甲殻類・軟体動物の主要アレルゲン)のIgEエピトープを明らかにし、さらにIgEエピトープを認識するモノクローナル抗体の確立に成功した。また、甲殻類アレルゲンとしてsarcoplasmic calci...
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
【農学】生産環境農学:魚貝類抗体を含む研究件
❏魚貝類アレルゲンのエピトープ解析およびその応用に関する研究(19380120)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】アレルゲン / エピトープ / カルシウム結合性筋形質タンパク質 / 魚貝類 / 抗体 (他10件)
【概要】パルブアルブミン(魚類の主要アレルゲン)のIgEエピトープ(IgE抗体と結合する部位でアレルギーの発症に関わる)を解析し、魚類アレルギーの免疫治療に有望な改変パルブアルブミンを作製した。トロポミオシン(甲殻類・軟体動物の主要アレルゲン)のIgEエピトープを明らかにし、さらにIgEエピトープを認識するモノクローナル抗体の確立に成功した。また、甲殻類アレルゲンとしてsarcoplasmic calci...
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
【農学】境界農学:タンパク質工学抗体を含む研究件
❏バーチャル空間における機能性分子創製法の確立とその実験的検証(19H04202)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒田 大祐 国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター, 主任研究官 (60756732)
【キーワード】分子設計 / 抗体 / ペプチド / 物性計測 / 機能計測 (他15件)
【概要】2019年度は、(1)抗体の物性解析、(2)抗体の親和性成熟過程の解析、(3)ペプチドの分子設計、(4)リン酸基に対する蛋白質の分子認識機構の解析の4項目を実施し、それぞれ以下の成果を得た。 (1) 抗体の熱安定性を上げることに成功した。一方で、一部の抗体では、分子設計により熱安定性の向上は見られたものの、抗原に対する親和性は低下してしまった。現在、その原因を分子シミュレーションにより精査してい...
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
❏新規なファージベクター系を利用した抗体分子の機能改変(08780641)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】津本 浩平 東北大学, 工学部, 助手 (90271866)
【キーワード】抗体 / 熱量測定 / 繊維状ファージ / 蛋白質間相互作用 / 特異性 (他6件)
【概要】抗体分子は、生体防御機構を司る免疫系において重要な役割を果たしており、創薬等応用面から重要な生命分子であるが、抗体の抗原認識領域は、あらゆる分子を認識できる可能性があるゆえ、蛋白質相互作用を解析し理解する上のモデルケースとして、最も理想的な系である。抗体分子の抗原に対する認識能の特徴は高い特異性と親和性にあり、その機構解明は蛋白質の分子設計を行う上で多くの有益な知見を与える。申請者らは、X線結晶構...
【農学】森林圏科学:アレルゲン抗体を含む研究件
❏魚貝類アレルゲンのエピトープ解析およびその応用に関する研究(19380120)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】アレルゲン / エピトープ / カルシウム結合性筋形質タンパク質 / 魚貝類 / 抗体 (他10件)
【概要】パルブアルブミン(魚類の主要アレルゲン)のIgEエピトープ(IgE抗体と結合する部位でアレルギーの発症に関わる)を解析し、魚類アレルギーの免疫治療に有望な改変パルブアルブミンを作製した。トロポミオシン(甲殻類・軟体動物の主要アレルゲン)のIgEエピトープを明らかにし、さらにIgEエピトープを認識するモノクローナル抗体の確立に成功した。また、甲殻類アレルゲンとしてsarcoplasmic calci...
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
【農学】森林圏科学:トロボミオシン抗体を含む研究件
❏魚貝類アレルゲンのエピトープ解析およびその応用に関する研究(19380120)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】アレルゲン / エピトープ / カルシウム結合性筋形質タンパク質 / 魚貝類 / 抗体 (他10件)
【概要】パルブアルブミン(魚類の主要アレルゲン)のIgEエピトープ(IgE抗体と結合する部位でアレルギーの発症に関わる)を解析し、魚類アレルギーの免疫治療に有望な改変パルブアルブミンを作製した。トロポミオシン(甲殻類・軟体動物の主要アレルゲン)のIgEエピトープを明らかにし、さらにIgEエピトープを認識するモノクローナル抗体の確立に成功した。また、甲殻類アレルゲンとしてsarcoplasmic calci...
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
【農学】水圏応用科学:寄生虫抗体を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏トラフグ寄生虫の着定メカニズムの解明とその駆除(26450267)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】筒井 繁行 北里大学, 海洋生命科学部, 講師 (20406911)
【キーワード】寄生虫 / 宿主認識 / 粘液 / 抗体 / IgM (他9件)
【概要】トラフグは経済価値の高い水産重要種である。このトラフグの鰓に寄生する単生類ヘテロボツリウムは、宿主に吸血による貧血症状を誘発し、重篤な場合は死に至らしめるなど、トラフグ養殖の現場で大きな問題となっている。卵から孵化したヘテロボツリウムの幼生は体表に繊毛上皮細胞を有し、この細胞表面にある繊毛を用いて自由遊泳を行うが、宿主に到達するとこの細胞を脱落させ、すみやかに寄生期へと移行する。この現象、すなわち...
【医歯薬学】基礎医学:AID抗体を含む研究件
❏抗体遺伝子可変領域に選択的に体細胞突然変異が導入される機序の解明(25670150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (50362471)
【キーワード】抗体 / 遺伝子組み換え / 体細胞突然変異 / AID / DNA修復
【概要】抗体遺伝子の可変領域(V領域)に起こる体細胞突然変異は高親和性の抗体を得るのに必須の現象である。ゲノム中のV領域になぜ高率に突然変異が挿入されるかその機序は不明である。AID(activation-induced cytidine deaminase)は体細胞突然変異とクラススイッチの両方に必須の分子であるが、AIDのN末が体細胞突然変異特異的なドメインであることが過去の研究で明らかである。G23...
❏抗体のクラススイッチ誘導に必須の遺伝子の同定(20590490)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】新藏 礼子 (新蔵 礼子) 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (50362471)
【キーワード】抗体 / クラススイッチ / 体細胞突然変異 / AID / DNA組み換え (他6件)
【概要】Activation-induced cytidine deaminase (AID)は抗体遺伝子のクラススイッチに必須の遺伝子であり抗体遺伝子に傷を入れることはわかっているが、AIDの直接の標的は何か明らかではない。本研究ではAIDがクラススイッチを誘導する詳細な機序を明らかにするため、AID以外のcDNA(おそらくAIDの標的RNA由来)でAIDノックアウトB細胞のクラススイッチが回復されるこ...
❏抗体のクラススイッチ誘導機構の解明(16590401)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】新蔵 礼子 京都大学, 医学研究科, 寄付講座講師 (50362471)
【キーワード】抗体 / AID / クラススイッチ / 体細胞突然変異 / B細胞免疫応答
【概要】抗体遺伝子のクラススイッチ(CSR)と体細胞突然変異(SHM)に必須の因子としてactivation-induced cytidine deaminase(AID)が単離されたが、いまだ分子レベルでの機序は明らかではない。SHMは抗体遺伝子の可変領域を標的としたDNA塩基置換であり、CSRは抗体遺伝子の定常領域のDNA配列を標的として、DNA2本鎖切断とその断端の結合による反応である。我々は、C末...
【医歯薬学】基礎医学:クラススイッチ抗体を含む研究件
❏選択的IgAクラススイッチ誘導によるアレルギー治療(20K20594)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / 粘膜免疫 / 抗体
【概要】現在、アレルギーにおいては、まずTh2優位な状況がアレルギー病態のおおもとであると考えられている。なぜTh2優位であるかについては議論があるがよくわ かっていない。申請者はアレルゲンが体内に侵入することがその根本原因ではないか?と考えている。つまり、アレルギーの根本治療はアレルゲンの体内侵入を 減らすことであると考える。今回、申請者が提案する研究は、IgEを産生するための一連の免疫反応の流れをどこ...
❏特異的IgAクラススイッチ誘導による粘膜バリア増強とアレルギーの新規治療(18K19559)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / IgA抗体 / 抗体
【概要】私たちはアレルギーの新規治療薬候補として、IgEではなくIgAへ選択的にクラススイッチを誘導する化合物をスクリーニングにより得た。それらはプロテインキナーゼC(PKC)活性化剤であった。PKC活性化剤は一般的に発ガン性を有するが、我々は、発ガン性のないPKC活性化剤(Bryostatin1)を見出した。ダニ抗原によるマウスのアレルギーモデルにおいて、 Bryostatin1腹腔内投与により肺胞洗浄...
❏抗体のクラススイッチ誘導に必須の遺伝子の同定(20590490)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】新藏 礼子 (新蔵 礼子) 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (50362471)
【キーワード】抗体 / クラススイッチ / 体細胞突然変異 / AID / DNA組み換え (他6件)
【概要】Activation-induced cytidine deaminase (AID)は抗体遺伝子のクラススイッチに必須の遺伝子であり抗体遺伝子に傷を入れることはわかっているが、AIDの直接の標的は何か明らかではない。本研究ではAIDがクラススイッチを誘導する詳細な機序を明らかにするため、AID以外のcDNA(おそらくAIDの標的RNA由来)でAIDノックアウトB細胞のクラススイッチが回復されるこ...
【医歯薬学】基礎医学:体細胞突然変異抗体を含む研究件
❏抗体遺伝子可変領域に選択的に体細胞突然変異が導入される機序の解明(25670150)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (50362471)
【キーワード】抗体 / 遺伝子組み換え / 体細胞突然変異 / AID / DNA修復
【概要】抗体遺伝子の可変領域(V領域)に起こる体細胞突然変異は高親和性の抗体を得るのに必須の現象である。ゲノム中のV領域になぜ高率に突然変異が挿入されるかその機序は不明である。AID(activation-induced cytidine deaminase)は体細胞突然変異とクラススイッチの両方に必須の分子であるが、AIDのN末が体細胞突然変異特異的なドメインであることが過去の研究で明らかである。G23...
❏抗体のクラススイッチ誘導に必須の遺伝子の同定(20590490)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】新藏 礼子 (新蔵 礼子) 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (50362471)
【キーワード】抗体 / クラススイッチ / 体細胞突然変異 / AID / DNA組み換え (他6件)
【概要】Activation-induced cytidine deaminase (AID)は抗体遺伝子のクラススイッチに必須の遺伝子であり抗体遺伝子に傷を入れることはわかっているが、AIDの直接の標的は何か明らかではない。本研究ではAIDがクラススイッチを誘導する詳細な機序を明らかにするため、AID以外のcDNA(おそらくAIDの標的RNA由来)でAIDノックアウトB細胞のクラススイッチが回復されるこ...
❏抗体のクラススイッチ誘導機構の解明(16590401)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】新蔵 礼子 京都大学, 医学研究科, 寄付講座講師 (50362471)
【キーワード】抗体 / AID / クラススイッチ / 体細胞突然変異 / B細胞免疫応答
【概要】抗体遺伝子のクラススイッチ(CSR)と体細胞突然変異(SHM)に必須の因子としてactivation-induced cytidine deaminase(AID)が単離されたが、いまだ分子レベルでの機序は明らかではない。SHMは抗体遺伝子の可変領域を標的としたDNA塩基置換であり、CSRは抗体遺伝子の定常領域のDNA配列を標的として、DNA2本鎖切断とその断端の結合による反応である。我々は、C末...
【医歯薬学】内科系臨床医学:CD26抗体を含む研究件
❏難治性多発性骨髄腫のCD26の発現誘導を制御するHDACアイソフォームの役割(20K07682)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】西田 浩子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80317130)
【キーワード】多発性骨髄腫 / CD26 / HDAC / アイソフォーム / 抗体 (他15件)
【概要】これまでの研究において、ヒト破骨細胞にはCD26が機能的に発現し、多発性骨髄腫では、破骨細胞との共存により、骨髄腫細胞のCD26発現が増強することを見出した。そして、ヒト化抗CD26モノクローナル抗体投与が、破骨細胞分化を抑制し、CD26陽性骨髄腫細胞に対し、抗腫瘍効果を呈する機序を明らかにした。しかしながら、骨髄腫患者骨髄では、骨髄腫細胞のCD26発現は均一ではなく、症例によりCD26陰性骨髄腫...
❏核内移行するヒト化抗CD26抗体によるスーパーエンハンサー標的抗がん療法の開発(19H03519)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山田 健人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60230463)
【キーワード】CD26 / がん / スーパーエンハンサー / 抗体 / 核移行 (他10件)
【概要】がん細胞に高発現するCD26に対してヒト化抗体を開発し、本抗体が、がん細胞特異的にCD26・抗体を核内に移行させRNAポリメラーゼII(POL II)の転写を抑制し細胞増殖を阻害することを見出した。そこでがん特異的なスパーエンハンサー(SE)に関わるPOL IIの分子病理学的解析並びに抗体とPOL II阻害分子の結合による分子標的療法の開発を行った。その結果、POL II抑制がPOL IIリン酸化...
【医歯薬学】内科系臨床医学:核移行抗体を含む研究件
❏核内移行するヒト化抗CD26抗体によるスーパーエンハンサー標的抗がん療法の開発(19H03519)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山田 健人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60230463)
【キーワード】CD26 / がん / スーパーエンハンサー / 抗体 / 核移行 (他10件)
【概要】がん細胞に高発現するCD26に対してヒト化抗体を開発し、本抗体が、がん細胞特異的にCD26・抗体を核内に移行させRNAポリメラーゼII(POL II)の転写を抑制し細胞増殖を阻害することを見出した。そこでがん特異的なスパーエンハンサー(SE)に関わるPOL IIの分子病理学的解析並びに抗体とPOL II阻害分子の結合による分子標的療法の開発を行った。その結果、POL II抑制がPOL IIリン酸化...
❏ヒト化モノクローナル抗体の核内移行による新規分子標的療法の開発(25670195)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山田 健人 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (60230463)
【キーワード】癌 / トランスレーショナルリサーチ / 病理学 / 分子標的療法 / がん (他7件)
【概要】CD26は広汎なヒトがんに発現している。ヒト化抗CD26抗体(Ab)でがん細胞を処理するとがん細胞の増殖抑制と共にCD26とAbは細胞質内から核内に移行した。クロマチン免疫沈降法にてCD26とPOLR2Aの転写調節領域が特異的に会合することを同定した。Abに抗がん分子Xを結合させたところ、X結合Abが、Abのみよりも極めて高効率にCD26依存性にがん細胞の増殖能の極度の低下を誘導した。一方、CD2...
【医歯薬学】内科系臨床医学:igA抗体を含む研究件
❏中区分54:生体情報内科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】アレルギー
【研究期間】クラススイッチ
【研究代表者】IgA
【キーワード】IgA抗体
【概要】
❏選択的IgAクラススイッチ誘導によるアレルギー治療(20K20594)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / 粘膜免疫 / 抗体
【概要】現在、アレルギーにおいては、まずTh2優位な状況がアレルギー病態のおおもとであると考えられている。なぜTh2優位であるかについては議論があるがよくわ かっていない。申請者はアレルゲンが体内に侵入することがその根本原因ではないか?と考えている。つまり、アレルギーの根本治療はアレルゲンの体内侵入を 減らすことであると考える。今回、申請者が提案する研究は、IgEを産生するための一連の免疫反応の流れをどこ...
❏特異的IgAクラススイッチ誘導による粘膜バリア増強とアレルギーの新規治療(18K19559)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / IgA抗体 / 抗体
【概要】私たちはアレルギーの新規治療薬候補として、IgEではなくIgAへ選択的にクラススイッチを誘導する化合物をスクリーニングにより得た。それらはプロテインキナーゼC(PKC)活性化剤であった。PKC活性化剤は一般的に発ガン性を有するが、我々は、発ガン性のないPKC活性化剤(Bryostatin1)を見出した。ダニ抗原によるマウスのアレルギーモデルにおいて、 Bryostatin1腹腔内投与により肺胞洗浄...
【医歯薬学】内科系臨床医学:イミュノトキシン抗体を含む研究件
❏高性能イミュノトキシンを用いた小細胞肺がんの標的化治療法の開発(21K08161)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山口 美樹 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10530454)
【キーワード】小細胞肺がん / 抗体 / イミュノトキシン / ADC型抗体薬 / SCLC (他7件)
【概要】本研究は小細胞肺がんに対する抗体薬物複合体(antibody drug conjugate: ADC)型抗体薬の開発を目的としたモノクローナル抗体の樹立と新規標的の探索である。初年度は、これまでに私たちが樹立したモノクローナル抗体(免疫原:膵臓癌、前立腺癌、肺腺癌、悪性中皮腫、悪性黒色腫、骨髄性白血病、その他の難治性腫瘍、抗原数:68個、抗体数:1200クローン以上)について小細胞肺がん治療におけ...
❏高性能イミュノトキシンを用いた肺上皮幹細胞の選択的培養法の開発(18K08151)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山口 美樹 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10530454)
【キーワード】高性能イミュノトキシン / モノクローナル抗体 / 肺上皮前駆/幹細胞 / 選択な培養 (他13件)
【概要】呼吸器領域において、特発性肺線維症あるいは慢性閉塞性肺疾患などは治療法が確立されていない予後不良の慢性進行性疾患である。肺を構成する肺上皮幹細胞を移植することが出来れば、新たな治療法になり得ると考えイミュノトキシンを用いた選択的培養を考案した。CD90-DT3C(イミュノトキシン)を添加することで肺上皮前駆/幹細胞が選択的に培養することが可能であった。また、A83-01ならびにY27632を加えて...
【医歯薬学】外科系臨床医学:腫瘍溶解性ウイルス療法抗体を含む研究件
❏標的化改変ヘルペスウイルスを用いた造血器腫瘍の治療法開発(18K19468)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (20401250)
【キーワード】がん / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / 造血器腫瘍
【概要】悪性腫瘍に対する新たな治療法として、単純ヘルペスウイルス(HSV)を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法が有望視されている。最近、私たちの研究グループの内田らは、HSVのエンベロープに表出する糖タンパク質gDに変異および欠失を施すことにより本来の受容体に結合不能とすると同時に、様々な腫瘍表面抗原に対する単鎖抗体を挿入することにより、標的とする腫瘍細胞のみに効率よく侵入することができる標的化HSVを構築する...
❏ヘルペスウイルス糖タンパク質の2重標的化改変によるがん治療ベクターの特異性の増強(15K15144)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 講師 (20401250)
【キーワード】遺伝子治療 / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / がん
【概要】単純ヘルペスウイルス(HSV)を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法が有望視されている。私たちは最近、単純ヘルペスウイルス(HSV)の外被糖蛋白質gDに単鎖抗体を挿入することにより、がん細胞表面抗原のみを介して細胞内に侵入する標的化HSVプラットフォームの構築に成功した。本研究では、別の外被糖蛋白質gBもgDと同様に標的化改変を施すことが可能であるかどうかにつき検討を行った。gB蛋白質の様々な部位に単鎖抗...
❏がん特異性と腫瘍溶解能を増強した組換えヘルペスウイルスによるがん治療法の開発(25290059)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 講師 (20401250)
【キーワード】遺伝子治療 / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / がん (他6件)
【概要】私たちは最近、単純ヘルペスウイルス(HSV)の外被糖蛋白質gDに単鎖抗体を挿入することにより、がん細胞表面抗原のみを介して細胞内に侵入する標的化HSVプラットフォームの構築に成功した。本研究では、膜融合能を増強する機能を有することが知られているsyncytial変異を本標的化HSVに導入することにより、がん細胞に広範な細胞融合を生じるとともに強力な殺細胞効果をもたらす新規標的化HSVの作製に成功し...
【医歯薬学】外科系臨床医学:分子標的療法抗体を含む研究件
❏核内移行するヒト化抗CD26抗体によるスーパーエンハンサー標的抗がん療法の開発(19H03519)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山田 健人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60230463)
【キーワード】CD26 / がん / スーパーエンハンサー / 抗体 / 核移行 (他10件)
【概要】がん細胞に高発現するCD26に対してヒト化抗体を開発し、本抗体が、がん細胞特異的にCD26・抗体を核内に移行させRNAポリメラーゼII(POL II)の転写を抑制し細胞増殖を阻害することを見出した。そこでがん特異的なスパーエンハンサー(SE)に関わるPOL IIの分子病理学的解析並びに抗体とPOL II阻害分子の結合による分子標的療法の開発を行った。その結果、POL II抑制がPOL IIリン酸化...
❏ヒト化モノクローナル抗体の核内移行による新規分子標的療法の開発(25670195)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】山田 健人 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (60230463)
【キーワード】癌 / トランスレーショナルリサーチ / 病理学 / 分子標的療法 / がん (他7件)
【概要】CD26は広汎なヒトがんに発現している。ヒト化抗CD26抗体(Ab)でがん細胞を処理するとがん細胞の増殖抑制と共にCD26とAbは細胞質内から核内に移行した。クロマチン免疫沈降法にてCD26とPOLR2Aの転写調節領域が特異的に会合することを同定した。Abに抗がん分子Xを結合させたところ、X結合Abが、Abのみよりも極めて高効率にCD26依存性にがん細胞の増殖能の極度の低下を誘導した。一方、CD2...
【医歯薬学】外科系臨床医学:がん免疫療法抗体を含む研究件
❏免疫チェックポイント阻害剤のin situ増幅による膠芽腫のmRNA療法(20K20386)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】片岡 一則 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, センター長 (00130245)
【キーワード】免疫チェックポイント阻害剤 / mRNA / 高分子ミセル / 膠芽腫 / がん免疫療法 (他8件)
【概要】膠芽腫は生命予後の極めて悪い脳腫瘍であり、免疫チェックポイント阻害剤の有効性が示せていない。本研究では、伝令(m)RNAを用いて、腫瘍組織内で免疫チェックポイント阻害剤を持続的にその場産生させることで膠芽腫を駆逐する新たな治療戦略の構築に向けた基盤技術の開発に取り組んだ。具体的には、免疫チェックポイント阻害剤のうち抗PD-L1抗体の単鎖抗体をコードしたmRNAの構築と、そのキャリアとして高分子ミセ...
❏細胞表面抗原特異的ヒト抗体の網羅的選択・調製と応用(14704006)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】津本 浩平 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90271866)
【キーワード】細胞表面抗原 / 抗体 / 相互作用 / がん細胞 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】本研究では、申請者が技術基盤を構築してきた、ヒト抗体の安定かつ高効率な人工選択・調製システムを最大限に生かして、細胞表面抗原に対するヒト抗体の網羅的作製のための技術基盤構築を目指すと同時に、ポストゲノム研究で重要な側面を持つ、膜蛋白質を中心とした蛋白質構造・機能評価系への展開と応用を図ることを目的としている。本年度の成果は以下の通りである。 1、細胞を使ったヒト抗体の選択 遺伝子の多様性創出に、試...
【医歯薬学】外科系臨床医学:腫瘍抗原抗体を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性大腸癌の変異ペプチドを利用した診断法と免疫療法の開発(12557109)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】マイクロサテライト不安定性 / 大腸癌 / 腫瘍抗原 / CDX2 / フレームシフト (他13件)
【概要】マイクロサテライト不安定性陽性大腸癌(MSI+CRC)は、DNAミスマッチ修復の異常により生じるが、比較的予後が良好で腫瘍組織内のCD8+T細胞浸潤を認めることから、フレームシフト変異ペプチドに対する免疫反応が起こっている可能性がある。本研究では、MSI+CRCにおける癌抗原を同定し、臨床応用の可能性を検討した。まず、MSI+CRC株cDNAライブラリーを患者血清IgG抗体でスクリーニング(SER...
❏抗体とT細胞が認識する新しい消化器癌抗原の単離と免疫遺伝子治療の解析(10470264)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】腫瘍抗原 / SEREX法 / 抗体 / T細胞 / 膵臓癌 (他11件)
【概要】近年ヒトメラノーマにおいては、様々な癌抗原が単離され、新しい免疫療法の開発が進められているが、消化器系の癌では、まだ癌抗原は少数しか同定されていない。本研究では癌患者の血清で免疫系の標的となる癌抗原遺伝子を単離するcDNA発現クローニング法(SEREX法)を用いて、消化器癌に発現する癌抗原の単離を試みた。まず、免疫反応が起こりやすいメラノーマ検体を用いて、SEREX法を行ったところ、メラノーマだけ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cDNAクローニング抗体を含む研究件
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
❏マイクロサテライト不安定性大腸癌の変異ペプチドを利用した診断法と免疫療法の開発(12557109)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】マイクロサテライト不安定性 / 大腸癌 / 腫瘍抗原 / CDX2 / フレームシフト (他13件)
【概要】マイクロサテライト不安定性陽性大腸癌(MSI+CRC)は、DNAミスマッチ修復の異常により生じるが、比較的予後が良好で腫瘍組織内のCD8+T細胞浸潤を認めることから、フレームシフト変異ペプチドに対する免疫反応が起こっている可能性がある。本研究では、MSI+CRCにおける癌抗原を同定し、臨床応用の可能性を検討した。まず、MSI+CRC株cDNAライブラリーを患者血清IgG抗体でスクリーニング(SER...
【医歯薬学】外科系臨床医学:SEREX法抗体を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性大腸癌の変異ペプチドを利用した診断法と免疫療法の開発(12557109)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】マイクロサテライト不安定性 / 大腸癌 / 腫瘍抗原 / CDX2 / フレームシフト (他13件)
【概要】マイクロサテライト不安定性陽性大腸癌(MSI+CRC)は、DNAミスマッチ修復の異常により生じるが、比較的予後が良好で腫瘍組織内のCD8+T細胞浸潤を認めることから、フレームシフト変異ペプチドに対する免疫反応が起こっている可能性がある。本研究では、MSI+CRCにおける癌抗原を同定し、臨床応用の可能性を検討した。まず、MSI+CRC株cDNAライブラリーを患者血清IgG抗体でスクリーニング(SER...
❏抗体とT細胞が認識する新しい消化器癌抗原の単離と免疫遺伝子治療の解析(10470264)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】腫瘍抗原 / SEREX法 / 抗体 / T細胞 / 膵臓癌 (他11件)
【概要】近年ヒトメラノーマにおいては、様々な癌抗原が単離され、新しい免疫療法の開発が進められているが、消化器系の癌では、まだ癌抗原は少数しか同定されていない。本研究では癌患者の血清で免疫系の標的となる癌抗原遺伝子を単離するcDNA発現クローニング法(SEREX法)を用いて、消化器癌に発現する癌抗原の単離を試みた。まず、免疫反応が起こりやすいメラノーマ検体を用いて、SEREX法を行ったところ、メラノーマだけ...
【医歯薬学】社会医学:mRNA抗体を含む研究件
❏免疫チェックポイント阻害剤のin situ増幅による膠芽腫のmRNA療法(20K20386)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】片岡 一則 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, センター長 (00130245)
【キーワード】免疫チェックポイント阻害剤 / mRNA / 高分子ミセル / 膠芽腫 / がん免疫療法 (他8件)
【概要】膠芽腫は生命予後の極めて悪い脳腫瘍であり、免疫チェックポイント阻害剤の有効性が示せていない。本研究では、伝令(m)RNAを用いて、腫瘍組織内で免疫チェックポイント阻害剤を持続的にその場産生させることで膠芽腫を駆逐する新たな治療戦略の構築に向けた基盤技術の開発に取り組んだ。具体的には、免疫チェックポイント阻害剤のうち抗PD-L1抗体の単鎖抗体をコードしたmRNAの構築と、そのキャリアとして高分子ミセ...
❏単一神経細胞内の転写因子の量的変化から解明する動物行動の変容機構(16370033)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
【キーワード】CREB / C / EBP / モノアラガオ / mRNA (他15件)
【概要】本研究の最終目的は,一つの神経細胞の中の特定の遺伝子発現が,どのように動物個体の行動変容を引き起こすのか,その機構を解明する手法を開拓し,そして実際に,遺伝子発現機構から生物の階層性に沿った形で行動変容機構を詳細に解明するところにあった.そこで行動変容の根元である学習・記憶のメカニズムに的を絞った.まずは,学習・記憶に関与している神経細胞一個の中の転写因子cAMP Responsive Eleme...
【医歯薬学】歯学:モノクローナル抗体抗体を含む研究件
❏高性能イミュノトキシンを用いた肺上皮幹細胞の選択的培養法の開発(18K08151)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山口 美樹 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10530454)
【キーワード】高性能イミュノトキシン / モノクローナル抗体 / 肺上皮前駆/幹細胞 / 選択な培養 (他13件)
【概要】呼吸器領域において、特発性肺線維症あるいは慢性閉塞性肺疾患などは治療法が確立されていない予後不良の慢性進行性疾患である。肺を構成する肺上皮幹細胞を移植することが出来れば、新たな治療法になり得ると考えイミュノトキシンを用いた選択的培養を考案した。CD90-DT3C(イミュノトキシン)を添加することで肺上皮前駆/幹細胞が選択的に培養することが可能であった。また、A83-01ならびにY27632を加えて...
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
❏食餌由来脂溶性異物の生体作用と内因性防御機構の解析(15380091)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】内田 浩二 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (40203533)
【キーワード】脂溶性異物 / 脂質過酸化物 / アルデヒド / 解毒酵素 / 抗体 (他14件)
【概要】機能性食品成分による解毒酵素遺伝子発現の分子機構解析:ワサビ由来成分6-methylsulfinylhexyl isothiocyanate(6-HITC)による解毒酵素(グルタチオン S-トランスフェラーゼ)誘導において、各種GSTアイソザイムのうち、GST-P1のみNrf2及びKeap1の過剰発現の影響をほとんど受けないことを明らかにし、さらに細胞内タンパク質代謝に重要な役割を果たすプロテアソ...
【医歯薬学】歯学:粘膜免疫抗体を含む研究件
❏選択的IgAクラススイッチ誘導によるアレルギー治療(20K20594)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / 粘膜免疫 / 抗体
【概要】現在、アレルギーにおいては、まずTh2優位な状況がアレルギー病態のおおもとであると考えられている。なぜTh2優位であるかについては議論があるがよくわ かっていない。申請者はアレルゲンが体内に侵入することがその根本原因ではないか?と考えている。つまり、アレルギーの根本治療はアレルゲンの体内侵入を 減らすことであると考える。今回、申請者が提案する研究は、IgEを産生するための一連の免疫反応の流れをどこ...
❏腸管IgA抗体による腸内細菌選別機構の解明(15H04732)
【研究テーマ】細菌学(含真菌学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】粘膜免疫 / 抗体 / 腸内細菌 / 腸内細菌叢 / IgA抗体 (他6件)
【概要】哺乳動物の消化器内では、宿主と腸内細菌の共生関係を維持するために宿主による細菌の取捨選択が行われており、その過程に腸管より分泌されるIgA抗体が重要である。私たちはその選択の鍵となる細菌の分子Serine hydroxymethlytransferase(SHMT)を同定し, そのエピトープ配列の違いを識別してIgA抗体は細菌を選別していることを示した。IgA抗体はSHMTのエピトープを認識し結合...
【医歯薬学】薬学:ADC抗体を含む研究件
❏高性能イミュノトキシンを用いた小細胞肺がんの標的化治療法の開発(21K08161)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】山口 美樹 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10530454)
【キーワード】小細胞肺がん / 抗体 / イミュノトキシン / ADC型抗体薬 / SCLC (他7件)
【概要】本研究は小細胞肺がんに対する抗体薬物複合体(antibody drug conjugate: ADC)型抗体薬の開発を目的としたモノクローナル抗体の樹立と新規標的の探索である。初年度は、これまでに私たちが樹立したモノクローナル抗体(免疫原:膵臓癌、前立腺癌、肺腺癌、悪性中皮腫、悪性黒色腫、骨髄性白血病、その他の難治性腫瘍、抗原数:68個、抗体数:1200クローン以上)について小細胞肺がん治療におけ...
❏タンパク質精密構造変換法の創出と展開(17H01522)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金井 求 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)
【キーワード】抗体ー薬物複合体 / トリプトファン / 抗がん剤 / ラジカル / 官能基許容性 (他19件)
【概要】独自に開発したトリプトファン選択的タンパク質修飾反応を用いた、均質性の高い抗体ー薬物複合体の合成と活性評価を目標とした。その結果、keto-ABNOと抗がん剤を結合させた分子を、薬物/抗体比を制御して、抗体に対して結合することに成功した。これらの活性を評価したところ、抗体に結合する抗原を発現したがん細胞に対して毒性を発現することを見いだした。以上の成果から、トリプトファン結合型抗体ー薬物複合体は均...
【医歯薬学】薬学:糖タンパク質抗体を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏蛋白質の機能構造研究のためのX線結晶解析法の迅速高精度化(06305006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】蛋白質 / X線結晶解析 / 蛋蛋白質 / 糖蛋白質 / 抗体 (他15件)
【概要】蛋白質の機能の解明と応用の研究を進展させるため、蛋白質の三次元構造の研究の分担を通じ、X線結晶解析の方法の新展開と、蛋白質の機能構造の迅速な研究体制の構築を本研究の目的とした。 平成6〜7年度の計画として、1 アミノ酸改変蛋白質、2 各種プロテアーゼとその阻害剤との複合体、3 アミラーゼ等とその阻害蛋白質、4 核酸および核酸を認識する蛋白質、5 抗原を認識する抗体と抗原複合体 6 膜蛋白質、結晶化...
【医歯薬学】薬学:ヘルペスウイルス抗体を含む研究件
❏標的化改変ヘルペスウイルスを用いた造血器腫瘍の治療法開発(18K19468)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (20401250)
【キーワード】がん / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / 造血器腫瘍
【概要】悪性腫瘍に対する新たな治療法として、単純ヘルペスウイルス(HSV)を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法が有望視されている。最近、私たちの研究グループの内田らは、HSVのエンベロープに表出する糖タンパク質gDに変異および欠失を施すことにより本来の受容体に結合不能とすると同時に、様々な腫瘍表面抗原に対する単鎖抗体を挿入することにより、標的とする腫瘍細胞のみに効率よく侵入することができる標的化HSVを構築する...
❏ヘルペスウイルス糖タンパク質の2重標的化改変によるがん治療ベクターの特異性の増強(15K15144)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 講師 (20401250)
【キーワード】遺伝子治療 / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / がん
【概要】単純ヘルペスウイルス(HSV)を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法が有望視されている。私たちは最近、単純ヘルペスウイルス(HSV)の外被糖蛋白質gDに単鎖抗体を挿入することにより、がん細胞表面抗原のみを介して細胞内に侵入する標的化HSVプラットフォームの構築に成功した。本研究では、別の外被糖蛋白質gBもgDと同様に標的化改変を施すことが可能であるかどうかにつき検討を行った。gB蛋白質の様々な部位に単鎖抗...
❏がん特異性と腫瘍溶解能を増強した組換えヘルペスウイルスによるがん治療法の開発(25290059)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 講師 (20401250)
【キーワード】遺伝子治療 / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / がん (他6件)
【概要】私たちは最近、単純ヘルペスウイルス(HSV)の外被糖蛋白質gDに単鎖抗体を挿入することにより、がん細胞表面抗原のみを介して細胞内に侵入する標的化HSVプラットフォームの構築に成功した。本研究では、膜融合能を増強する機能を有することが知られているsyncytial変異を本標的化HSVに導入することにより、がん細胞に広範な細胞融合を生じるとともに強力な殺細胞効果をもたらす新規標的化HSVの作製に成功し...
【医歯薬学】薬学:大腸がん抗体を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性大腸癌の変異ペプチドを利用した診断法と免疫療法の開発(12557109)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】マイクロサテライト不安定性 / 大腸癌 / 腫瘍抗原 / CDX2 / フレームシフト (他13件)
【概要】マイクロサテライト不安定性陽性大腸癌(MSI+CRC)は、DNAミスマッチ修復の異常により生じるが、比較的予後が良好で腫瘍組織内のCD8+T細胞浸潤を認めることから、フレームシフト変異ペプチドに対する免疫反応が起こっている可能性がある。本研究では、MSI+CRCにおける癌抗原を同定し、臨床応用の可能性を検討した。まず、MSI+CRC株cDNAライブラリーを患者血清IgG抗体でスクリーニング(SER...
❏抗体とT細胞が認識する新しい消化器癌抗原の単離と免疫遺伝子治療の解析(10470264)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】腫瘍抗原 / SEREX法 / 抗体 / T細胞 / 膵臓癌 (他11件)
【概要】近年ヒトメラノーマにおいては、様々な癌抗原が単離され、新しい免疫療法の開発が進められているが、消化器系の癌では、まだ癌抗原は少数しか同定されていない。本研究では癌患者の血清で免疫系の標的となる癌抗原遺伝子を単離するcDNA発現クローニング法(SEREX法)を用いて、消化器癌に発現する癌抗原の単離を試みた。まず、免疫反応が起こりやすいメラノーマ検体を用いて、SEREX法を行ったところ、メラノーマだけ...
【医歯薬学】薬学:生体高分子抗体を含む研究件
❏繊維状ウイルスを含む液晶性ハイドロゲルの調製と薬物徐放制御(15K17906)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】澤田 敏樹 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20581078)
【キーワード】ハイドロゲル / 繊維状ウイルス / 液晶 / 抗体 / 分子徐放 (他11件)
【概要】様々な特性をもつ薬物の徐放を制御するためのハイドロゲル構築を目指し、繊維状ウイルスを含むハイドロゲルを構築した。物理架橋する生体高分子であるゼラチンと繊維状ウイルスを混合してハイドロゲル形成させた。遺伝子工学して抗体タンパク質に結合するよう機能改変された繊維状ウイルスを用い、ハイドロゲルを調製して抗体タンパク質の放出を検討した。その結果、遺伝子工学により繊維状ウイルス表層に導入した抗体タンパク質に...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
❏蛋白質の機能構造研究のためのX線結晶解析法の迅速高精度化(06305006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】蛋白質 / X線結晶解析 / 蛋蛋白質 / 糖蛋白質 / 抗体 (他15件)
【概要】蛋白質の機能の解明と応用の研究を進展させるため、蛋白質の三次元構造の研究の分担を通じ、X線結晶解析の方法の新展開と、蛋白質の機能構造の迅速な研究体制の構築を本研究の目的とした。 平成6〜7年度の計画として、1 アミノ酸改変蛋白質、2 各種プロテアーゼとその阻害剤との複合体、3 アミラーゼ等とその阻害蛋白質、4 核酸および核酸を認識する蛋白質、5 抗原を認識する抗体と抗原複合体 6 膜蛋白質、結晶化...
【医歯薬学】薬学:膜タンパク質抗体を含む研究件
❏細胞表面抗原特異的ヒト抗体の網羅的選択・調製と応用(14704006)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】津本 浩平 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90271866)
【キーワード】細胞表面抗原 / 抗体 / 相互作用 / がん細胞 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】本研究では、申請者が技術基盤を構築してきた、ヒト抗体の安定かつ高効率な人工選択・調製システムを最大限に生かして、細胞表面抗原に対するヒト抗体の網羅的作製のための技術基盤構築を目指すと同時に、ポストゲノム研究で重要な側面を持つ、膜蛋白質を中心とした蛋白質構造・機能評価系への展開と応用を図ることを目的としている。本年度の成果は以下の通りである。 1、細胞を使ったヒト抗体の選択 遺伝子の多様性創出に、試...
❏蛋白質の機能構造研究のためのX線結晶解析法の迅速高精度化(06305006)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】蛋白質 / X線結晶解析 / 蛋蛋白質 / 糖蛋白質 / 抗体 (他15件)
【概要】蛋白質の機能の解明と応用の研究を進展させるため、蛋白質の三次元構造の研究の分担を通じ、X線結晶解析の方法の新展開と、蛋白質の機能構造の迅速な研究体制の構築を本研究の目的とした。 平成6〜7年度の計画として、1 アミノ酸改変蛋白質、2 各種プロテアーゼとその阻害剤との複合体、3 アミラーゼ等とその阻害蛋白質、4 核酸および核酸を認識する蛋白質、5 抗原を認識する抗体と抗原複合体 6 膜蛋白質、結晶化...
【医歯薬学】薬学:ドラッグ・デリバリー・システム抗体を含む研究件
❏免疫チェックポイント阻害剤のin situ増幅による膠芽腫のmRNA療法(20K20386)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【研究代表者】片岡 一則 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, センター長 (00130245)
【キーワード】免疫チェックポイント阻害剤 / mRNA / 高分子ミセル / 膠芽腫 / がん免疫療法 (他8件)
【概要】膠芽腫は生命予後の極めて悪い脳腫瘍であり、免疫チェックポイント阻害剤の有効性が示せていない。本研究では、伝令(m)RNAを用いて、腫瘍組織内で免疫チェックポイント阻害剤を持続的にその場産生させることで膠芽腫を駆逐する新たな治療戦略の構築に向けた基盤技術の開発に取り組んだ。具体的には、免疫チェックポイント阻害剤のうち抗PD-L1抗体の単鎖抗体をコードしたmRNAの構築と、そのキャリアとして高分子ミセ...
❏新規のヒト由来膜透過促進ペプチドを利用したバイオ医薬の細胞選択的DDSの開発(17H02103)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50327673)
【キーワード】抗体 / ペプチド / 核酸 / ドラッグデリバリーシステム / 細胞膜透過 (他9件)
【概要】標的分子に対して高い特異性と親和性をもつ抗体/ペプチド/核酸などのバイオ医薬は、従来の低分子化合物医薬と比べて副作用が少なく、治療効果が高い究極の分子標的薬として注目されているが、細胞膜透過性が低いという欠点があり、効率のよいドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が求められていた。本研究では、我々が発見した膜透過促進ペプチドを利用して、抗体/ペプチド/核酸を従来よりも効率よく細胞質に送達できる...
【医歯薬学】薬学:免疫クロブリン抗体を含む研究件
❏抗体の親和性成熟の分子機構のX線結晶学的研究(05454564)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】抗体 / 免疫グロブリン / X線結晶構造解析 / 抗原 / 親和性成熟 (他8件)
【概要】抗原に対する抗体の親和性は体内の抗原の量に応じ時間とともに増大する。抗体の親和性の成熟と呼ばれるこの現象の分子機構をX線結晶解析による三次元構造知見に基づいて解明するため,親和性成熟の過程の抗体について解析に適したFabフラグメント結晶を得ることを目的とした。 免疫応答の初期に産生されるN1G9,中期の3B44,および後期の3B62のマウスIgG_1抗ニトロフェノール(NP)抗体の培養法とFabの...
❏微小蛋白質結晶の異常分散法によるX線構造解析法の開発(02558011)
【研究テーマ】結晶学
【研究種目】試験研究(B)
【研究期間】1990 - 1992
【研究代表者】佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
【キーワード】微小結晶 / 蛋白質 / X線結晶構造解析 / イメージングプレート / シンクロトロン放射光 (他13件)
【概要】微小蛋白質結晶のX線構造解析法の開発を目的とし、輝尽性蛍光体イメージングプレートを採用した高感度で高精度のX線カメラ露光リアルタイム検出装置を試作し、X線異常分散効果を利用して構造解析の処理を行うための計算機プログラムシステムを開発した。これらを用い、シンクロトロン放射光による異常分散効果を最適化した回折データを微小蛋白質結晶について測定し、抗体など3種の蛋白質の結晶構造を解析した。 ダンシルリジ...
【医歯薬学】薬学:抗原抗体を含む研究件
❏蛍光クエンチ解消原理の天然抗体への適用による革新的免疫測定法の開発(15H04191)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
【キーワード】バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 (他14件)
【概要】従来の免疫測定法には,測定に多数のステップと最低数時間の時間を要する問題があった。我々は最近,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサータンパク質Quenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで低分子からタンパク質まで多くの目的物質(抗原)を蛍光検出することに成功した。今回,その動作原理を精査することで,組換え抗体のみならず天然抗体をもQ-body化しうる方法論を複数...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
❏電気化学発光を利用した高感度免疫センサーの開発(06650927)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】酒井 清孝 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00063727)
【キーワード】電気化学発光 / 陰極 / ルミノール / 抗原-抗体反応 / ウシ血漿 (他14件)
【概要】グルタルアルデヒドを用いてルミノールを分子量と荷電の異なる抗原(ヒト血清アルブミン(HSA)、免疫グロブリンG(IgG)、リゾチーム(Kys))に標識した。それぞれ対応する抗体と反応させたのち、過酸化水素(H_2O_2)を添加し、電気化学発光フローセル内のインジウム・スズ酸化物(ITO)を蒸着したガラス電極上で陰電位を印加することによって反応させた。その結果、生じた電気化学発光強度は、ルミノール標...
【医歯薬学】薬学:ケミカルバイオロジー抗体を含む研究件
❏蛍光クエンチ解消原理の天然抗体への適用による革新的免疫測定法の開発(15H04191)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
【キーワード】バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 (他14件)
【概要】従来の免疫測定法には,測定に多数のステップと最低数時間の時間を要する問題があった。我々は最近,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサータンパク質Quenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで低分子からタンパク質まで多くの目的物質(抗原)を蛍光検出することに成功した。今回,その動作原理を精査することで,組換え抗体のみならず天然抗体をもQ-body化しうる方法論を複数...
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
【医歯薬学】薬学:酵素抗体を含む研究件
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
❏人工機能性分子の酵素修飾による蛋白質の細胞内および細胞膜への導入と細胞機能の改変(21760634)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (80398106)
【キーワード】蛋白質 / 細胞内導入 / 酵素 / 細胞免疫療法 / 癌 (他16件)
【概要】酵素を用いて蛋白質のC末端特異的に合成分子を修飾し、効率よく細胞膜および細胞質に蛋白質を導入する技術を開発した。PEG脂質を細胞膜上で目的蛋白質に修飾する技術を開発し、この技術を使って癌細胞上に抗体を導入して樹状細胞による癌細胞の貪食効率を向上することに成功した。また、ラジカル発生色素を含む細胞膜透過ペプチドを目的蛋白質に修飾し、光照射によって目的蛋白質を細胞質内へ導入する技術も開発した。 ...
【医歯薬学】薬学:ルシフェラーゼ抗体を含む研究件
❏新規生物発光プローブの開発と生体分子の可視化計測(16K21060)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福永 圭佑 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 研究員 (80639279)
【キーワード】生物発光共鳴エネルギー移動 / 抗体 / 蛍光 / 発光プローブ / 直交性反応 (他17件)
【概要】ルシフェラーゼ及びSNAP-tagを融合した一本鎖抗体scFvタンパク質をSNAP-ligandで部位特異的に蛍光標識することにより、抗原に応答して発光スペクトルの変化する新規生物発光プローブを開発することができた。また、市販のモノクローナルIgG抗体のN末端アミノ基及び糖鎖をそれぞれ位置選択的に標識する多重標識技術を確立した。さらに、予定外の成果として、ルシフェラーゼタンパク質に蛍光アミノ酸を部...
❏Deliver-bodyを用いた抗体導入による細胞イメージング(20700376)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三重 正和 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (40334528)
【キーワード】抗体 / イメージング / 抗体導入 / luciferase / 細胞内分子
【概要】本研究では、細胞膜透過能を有するペプチド配列と抗体結合タンパク質との融合タンパク質を用いて抗体を細胞内に導入し、生細胞内タンパク質をイメージングすることを目的とした。可視化の方法として、抗原の異なる部位を認識する2種類の抗体を細胞内に導入し、両者が細胞内抗原に結合した際にのみシグナルが得られるシステムの構築を試みた。その結果、細胞外において、このシステムが機能することを示し、今後の更なる研究により...
【医歯薬学】薬学:受容体抗体を含む研究件
❏人工受容体を用いた樹状細胞の増幅システムの開発とガン治療への応用(18206083)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】長棟 輝行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20124373)
【キーワード】抗体 / 受容体 / 造血前駆細胞 / 増殖制御 / シグナル伝達 (他8件)
【概要】樹状細胞は有能な抗原提示細胞であり、抗原特異的な細胞傷害性T細胞を効率良く活性化できることから、がん治療への応用が期待されている。しかし、樹状細胞を効率良く増幅する手法は未だ確立されていない。そこで本研究では、樹状細胞の源である造血幹細胞においてサイトカインや増殖因子とは全く異なる抗原に応答して増殖シグナルを伝達する人工受容体を発現させ、抗原添加によって造血幹細胞の増幅が可能であることを実証した。...
❏両生類の系統についての内分泌学的アプロ-チ(63480026)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】石居 進 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖腺刺激ホルモン / プロラクチン / 抗体 / 受容体 / 両生類 (他10件)
【概要】両生類を中心として、脳下垂体のペプチドホルモンを純化し、その抗体を作製し、また受容体との結合性を調べ、両生類の系統学的特徴をこれまでと違った立場から明らかにしようとした。その成果を述べる。1)生殖腺刺激ホルモン(GTH)の純化と、その抗体の種特異性:ヒキガルの脳下垂体から濾胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を純化し、それらの抗体を作製した。交差反応実験からヒキガエルに免疫学的に似て...
【医歯薬学】薬学:スクリーニング抗体を含む研究件
❏分子間インタラクションに基づく細菌種に特異的な創薬基盤の開発(17K19552)
【研究テーマ】病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】中川 一路 京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
【キーワード】A群レンサ球菌 / 鉄獲得系 / Shr / ヘム鉄 / 増殖阻害薬 (他16件)
【概要】多彩なの疾患を引き起こす重要な病原体であるA群レンサ球菌は、ヘム獲得システムに関与するタンパク質をコードするsia遺伝子クラスターを保有している。鉄獲得は、本菌の病原性発揮に重要であるが、有効なヘム転移の分子機構は解明されていないままである。本研究ではヘムとレンサ球菌ヘムタンパク質受容体(Shr)およびレンサ球菌ヘム結合蛋白質(Shp)の各ドメインとの間の相互作用の解析を行った。 本研究で明らかと...
❏高速人工抗体創製法 の開発とタンパク質 1分子単位定量への 応用(15H02006)
【研究テーマ】ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】村上 裕 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10361669)
【キーワード】binding protein / screening / translation / single-molecule / 人工抗体 (他12件)
【概要】高速人工抗体創製法を開発し、得られた抗体をタンパク質の1分子単位定量に応用することを目的とした。まず抗体の創製を飛躍的に高速化するために、我々が開発した特殊ペプチド創製法を人工抗体創製用に改良し、迅速に人工抗体を創製する方法を開発した。実際にEGFR1やHER2の細胞外ドメインをモデルタンパク質としてセレクションを行い、nMレベルの解離定数で結合する抗体を取得した。さらに、細胞少数タンパク質に対し...
【医歯薬学】薬学:蛍光抗体を含む研究件
❏新規生物発光プローブの開発と生体分子の可視化計測(16K21060)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福永 圭佑 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 研究員 (80639279)
【キーワード】生物発光共鳴エネルギー移動 / 抗体 / 蛍光 / 発光プローブ / 直交性反応 (他17件)
【概要】ルシフェラーゼ及びSNAP-tagを融合した一本鎖抗体scFvタンパク質をSNAP-ligandで部位特異的に蛍光標識することにより、抗原に応答して発光スペクトルの変化する新規生物発光プローブを開発することができた。また、市販のモノクローナルIgG抗体のN末端アミノ基及び糖鎖をそれぞれ位置選択的に標識する多重標識技術を確立した。さらに、予定外の成果として、ルシフェラーゼタンパク質に蛍光アミノ酸を部...
❏蛍光クエンチ解消原理の天然抗体への適用による革新的免疫測定法の開発(15H04191)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
【キーワード】バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 (他14件)
【概要】従来の免疫測定法には,測定に多数のステップと最低数時間の時間を要する問題があった。我々は最近,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサータンパク質Quenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで低分子からタンパク質まで多くの目的物質(抗原)を蛍光検出することに成功した。今回,その動作原理を精査することで,組換え抗体のみならず天然抗体をもQ-body化しうる方法論を複数...
【医歯薬学】薬学:分子設計抗体を含む研究件
❏バーチャル空間における機能性分子創製法の確立とその実験的検証(19H04202)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒田 大祐 国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター, 主任研究官 (60756732)
【キーワード】分子設計 / 抗体 / ペプチド / 物性計測 / 機能計測 (他15件)
【概要】2019年度は、(1)抗体の物性解析、(2)抗体の親和性成熟過程の解析、(3)ペプチドの分子設計、(4)リン酸基に対する蛋白質の分子認識機構の解析の4項目を実施し、それぞれ以下の成果を得た。 (1) 抗体の熱安定性を上げることに成功した。一方で、一部の抗体では、分子設計により熱安定性の向上は見られたものの、抗原に対する親和性は低下してしまった。現在、その原因を分子シミュレーションにより精査してい...
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞抗体を含む研究件
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏レーザーインジェクションによる標的真核細胞およびオルガネラの遺伝子発現制御(19370017)
【研究テーマ】植物生理・分子
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】東山 哲也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00313205)
【キーワード】レーザーインジェクション / マイクロインジェクション / 植物細胞 / モルフォリノアンチセンスオリゴ / 遺伝子発現制御 (他14件)
【概要】独自に開発したレーザーインジェクション法(Laser-assisted Thermal-expansion Microinjection法,LTM法)を用いて、標的細胞やオルガネラの遺伝子発現制御を行うことを目指した。特に、胚嚢(雌性配偶体)が裸出するユニークな植物トレニアにおいて、遺伝子発現抑制を行い、標的遺伝子の特異的な発現の低下を確認することも目指した。その結果、トレニアの胚嚢にモルフォリノ...
【医歯薬学】薬学:分子認識抗体を含む研究件
❏繊維状ウイルスを含む液晶性ハイドロゲルの調製と薬物徐放制御(15K17906)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】澤田 敏樹 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20581078)
【キーワード】ハイドロゲル / 繊維状ウイルス / 液晶 / 抗体 / 分子徐放 (他11件)
【概要】様々な特性をもつ薬物の徐放を制御するためのハイドロゲル構築を目指し、繊維状ウイルスを含むハイドロゲルを構築した。物理架橋する生体高分子であるゼラチンと繊維状ウイルスを混合してハイドロゲル形成させた。遺伝子工学して抗体タンパク質に結合するよう機能改変された繊維状ウイルスを用い、ハイドロゲルを調製して抗体タンパク質の放出を検討した。その結果、遺伝子工学により繊維状ウイルス表層に導入した抗体タンパク質に...
❏バイオインターフェイス構築への蛋白質工学的展開(16106011)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2004 - 2008
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】バイオインターフェイス / ペプチド移植 / マテリアル認識抗体 / 酸化亜鉛認識抗体 / 金表面特異的抗体 (他25件)
【概要】本研究では、医薬開発、ナノ材料への応用の著しい加速を可能にする技術基盤の構築を目的に、特に生体免疫系では特異的抗原性が発現し難い、細胞表面抗原、工学材料表面に焦点を絞り、特異的抗体分子の人工選択とその機能評価を進めた。結果、新たに取得した抗体の人工組換えや精密機能解析に基づき、医用への展開が期待できる複数の非天然型抗体分子の構築や、蛋白質間、あるいは蛋白質と工学材料間のバイオインターフェイスとして...
❏ゲノム情報に基づく新機能ヒト抗体分子の創製と利用(13450337)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】熊谷 泉 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10161689)
【キーワード】抗体 / ファージ提示法 / 変異導入 / 自己抗原 / 結晶構造解析 (他15件)
【概要】本研究では、ヒト抗体ゲノム情報に基づき、(1)遺伝子レベルの多様性の創出、(2)抗体の分子認識能による安定な生体外選択、(3)選択された抗体の高効率な調製系を構築することにより、生体内の免疫系を凌駕するような新機能ヒト抗体分子調製系の構築を目標とした.研究期間中の研究成果は以下の通りである.1.遺伝子の多様性:マウス、ヒト由来抗体可変領域を特異的に増幅できるDNAプライマーを設計、その増幅条件を検...
【医歯薬学】薬学:遺伝子治療抗体を含む研究件
❏ヘルペスウイルス糖タンパク質の2重標的化改変によるがん治療ベクターの特異性の増強(15K15144)
【研究テーマ】ウイルス学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 講師 (20401250)
【キーワード】遺伝子治療 / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / がん
【概要】単純ヘルペスウイルス(HSV)を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法が有望視されている。私たちは最近、単純ヘルペスウイルス(HSV)の外被糖蛋白質gDに単鎖抗体を挿入することにより、がん細胞表面抗原のみを介して細胞内に侵入する標的化HSVプラットフォームの構築に成功した。本研究では、別の外被糖蛋白質gBもgDと同様に標的化改変を施すことが可能であるかどうかにつき検討を行った。gB蛋白質の様々な部位に単鎖抗...
❏がん特異性と腫瘍溶解能を増強した組換えヘルペスウイルスによるがん治療法の開発(25290059)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 講師 (20401250)
【キーワード】遺伝子治療 / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / がん (他6件)
【概要】私たちは最近、単純ヘルペスウイルス(HSV)の外被糖蛋白質gDに単鎖抗体を挿入することにより、がん細胞表面抗原のみを介して細胞内に侵入する標的化HSVプラットフォームの構築に成功した。本研究では、膜融合能を増強する機能を有することが知られているsyncytial変異を本標的化HSVに導入することにより、がん細胞に広範な細胞融合を生じるとともに強力な殺細胞効果をもたらす新規標的化HSVの作製に成功し...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド抗体を含む研究件
❏バーチャル空間における機能性分子創製法の確立とその実験的検証(19H04202)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】黒田 大祐 国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター, 主任研究官 (60756732)
【キーワード】分子設計 / 抗体 / ペプチド / 物性計測 / 機能計測 (他15件)
【概要】2019年度は、(1)抗体の物性解析、(2)抗体の親和性成熟過程の解析、(3)ペプチドの分子設計、(4)リン酸基に対する蛋白質の分子認識機構の解析の4項目を実施し、それぞれ以下の成果を得た。 (1) 抗体の熱安定性を上げることに成功した。一方で、一部の抗体では、分子設計により熱安定性の向上は見られたものの、抗原に対する親和性は低下してしまった。現在、その原因を分子シミュレーションにより精査してい...
❏新規のヒト由来膜透過促進ペプチドを利用したバイオ医薬の細胞選択的DDSの開発(17H02103)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50327673)
【キーワード】抗体 / ペプチド / 核酸 / ドラッグデリバリーシステム / 細胞膜透過 (他9件)
【概要】標的分子に対して高い特異性と親和性をもつ抗体/ペプチド/核酸などのバイオ医薬は、従来の低分子化合物医薬と比べて副作用が少なく、治療効果が高い究極の分子標的薬として注目されているが、細胞膜透過性が低いという欠点があり、効率のよいドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が求められていた。本研究では、我々が発見した膜透過促進ペプチドを利用して、抗体/ペプチド/核酸を従来よりも効率よく細胞質に送達できる...
❏多機能性ペプチドのナノ構造制御による細胞剥離ファイバーの開発(16K13623)
【研究テーマ】ナノ材料化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40287975)
【キーワード】細胞分離 / ペプチド / 抗体 / 血液細胞 / 細胞 (他10件)
【概要】本研究では、コラゲナーゼ認識ペプチドを設計し、マイクロファイバーに固定化することで、細胞剥離機能をもつマイクロファイバーの開発を行った。細胞捕捉に関しては、マイクロファイバーに固定化した抗体の密度に依存すること、また抗体が認識する細胞膜抗原密度に依存することがわかった。剥離に関しては、コラゲナーゼにより剥離が可能であったが、剥離率が50%以下と十分な値でなかったため、コラゲナーゼ認識ペプチドと抗体...
【医歯薬学】薬学:タンパク質抗体を含む研究件
❏機械学習が道先案内する進化分子工学:がん治療抗体のスマート成熟プロセス提案(20H00315)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】梅津 光央 東北大学, 工学研究科, 教授 (70333846)
【キーワード】進化分子工学 / 機械学習 / タンパク質 / 抗体
【概要】
❏新規のヒト由来膜透過促進ペプチドを利用したバイオ医薬の細胞選択的DDSの開発(17H02103)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50327673)
【キーワード】抗体 / ペプチド / 核酸 / ドラッグデリバリーシステム / 細胞膜透過 (他9件)
【概要】標的分子に対して高い特異性と親和性をもつ抗体/ペプチド/核酸などのバイオ医薬は、従来の低分子化合物医薬と比べて副作用が少なく、治療効果が高い究極の分子標的薬として注目されているが、細胞膜透過性が低いという欠点があり、効率のよいドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が求められていた。本研究では、我々が発見した膜透過促進ペプチドを利用して、抗体/ペプチド/核酸を従来よりも効率よく細胞質に送達できる...
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
【医歯薬学】薬学:がん抗体を含む研究件
❏核内移行するヒト化抗CD26抗体によるスーパーエンハンサー標的抗がん療法の開発(19H03519)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山田 健人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60230463)
【キーワード】CD26 / がん / スーパーエンハンサー / 抗体 / 核移行 (他10件)
【概要】がん細胞に高発現するCD26に対してヒト化抗体を開発し、本抗体が、がん細胞特異的にCD26・抗体を核内に移行させRNAポリメラーゼII(POL II)の転写を抑制し細胞増殖を阻害することを見出した。そこでがん特異的なスパーエンハンサー(SE)に関わるPOL IIの分子病理学的解析並びに抗体とPOL II阻害分子の結合による分子標的療法の開発を行った。その結果、POL II抑制がPOL IIリン酸化...
❏標的化改変ヘルペスウイルスを用いた造血器腫瘍の治療法開発(18K19468)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】内田 宏昭 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (20401250)
【キーワード】がん / 腫瘍溶解性ウイルス療法 / ヘルペスウイルス / 抗体 / 造血器腫瘍
【概要】悪性腫瘍に対する新たな治療法として、単純ヘルペスウイルス(HSV)を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法が有望視されている。最近、私たちの研究グループの内田らは、HSVのエンベロープに表出する糖タンパク質gDに変異および欠失を施すことにより本来の受容体に結合不能とすると同時に、様々な腫瘍表面抗原に対する単鎖抗体を挿入することにより、標的とする腫瘍細胞のみに効率よく侵入することができる標的化HSVを構築する...
❏新規のヒト由来膜透過促進ペプチドを利用したバイオ医薬の細胞選択的DDSの開発(17H02103)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50327673)
【キーワード】抗体 / ペプチド / 核酸 / ドラッグデリバリーシステム / 細胞膜透過 (他9件)
【概要】標的分子に対して高い特異性と親和性をもつ抗体/ペプチド/核酸などのバイオ医薬は、従来の低分子化合物医薬と比べて副作用が少なく、治療効果が高い究極の分子標的薬として注目されているが、細胞膜透過性が低いという欠点があり、効率のよいドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が求められていた。本研究では、我々が発見した膜透過促進ペプチドを利用して、抗体/ペプチド/核酸を従来よりも効率よく細胞質に送達できる...
【医歯薬学】薬学:低分子化合物抗体を含む研究件
❏分子間インタラクションに基づく細菌種に特異的な創薬基盤の開発(17K19552)
【研究テーマ】病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】中川 一路 京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
【キーワード】A群レンサ球菌 / 鉄獲得系 / Shr / ヘム鉄 / 増殖阻害薬 (他16件)
【概要】多彩なの疾患を引き起こす重要な病原体であるA群レンサ球菌は、ヘム獲得システムに関与するタンパク質をコードするsia遺伝子クラスターを保有している。鉄獲得は、本菌の病原性発揮に重要であるが、有効なヘム転移の分子機構は解明されていないままである。本研究ではヘムとレンサ球菌ヘムタンパク質受容体(Shr)およびレンサ球菌ヘム結合蛋白質(Shp)の各ドメインとの間の相互作用の解析を行った。 本研究で明らかと...
❏蛋白質メカニズムの階層的理解に関する研究(22651079)
【研究テーマ】生物分子科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】上條 俊介 東京大学, 大学院・情報学環, 准教授 (70334357)
【キーワード】アミロイド線維 / アルギニン / アルツハイマー病 / 低分子化合物 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】タンパク質の機能改変を行うタンパク質工学においては、従来、生化学的研究とインフォマティクス的研究が独立に行われている場合が多く、タンパク質のメカニズム解明の新たなブレークスルーのためには、実験とインフォマティクスを相乗的に結びつけ新たな発見に導く融合的研究が必要である。本研究では、実験手法としてのファージディスプレイ法と、情報学的手法としての最適化を組み合わせることにより、アミロイドタンパクの凝集...
【医歯薬学】薬学:がん細胞抗体を含む研究件
❏生体機能光制御分子の創製と細胞機能精密制御への応用(26282212)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】戸嶋 一敦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60217502)
【キーワード】生物活性分子 / 分子設計 / 合成 / タンパク / 糖 (他24件)
【概要】本研究課題においては、種々の疾病に関連するさまざまなタンパク及び糖鎖を、特定波長の光照射によって、標的選択的に分解する新しい生体機能分子を創製した。さらに、これら生体機能分子が、疾病に関連する細胞内で機能し、これら細胞の機能を制御可能なことを見出した。これらのことにより、光照射によって生理活性の発現が制御可能な、これまでに類例のない生体機能光制御分子の開発に向けた新たな指針を確立した。 ...
❏人工機能性分子の酵素修飾による蛋白質の細胞内および細胞膜への導入と細胞機能の改変(21760634)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (80398106)
【キーワード】蛋白質 / 細胞内導入 / 酵素 / 細胞免疫療法 / 癌 (他16件)
【概要】酵素を用いて蛋白質のC末端特異的に合成分子を修飾し、効率よく細胞膜および細胞質に蛋白質を導入する技術を開発した。PEG脂質を細胞膜上で目的蛋白質に修飾する技術を開発し、この技術を使って癌細胞上に抗体を導入して樹状細胞による癌細胞の貪食効率を向上することに成功した。また、ラジカル発生色素を含む細胞膜透過ペプチドを目的蛋白質に修飾し、光照射によって目的蛋白質を細胞質内へ導入する技術も開発した。 ...
❏細胞表面抗原特異的ヒト抗体の網羅的選択・調製と応用(14704006)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】津本 浩平 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90271866)
【キーワード】細胞表面抗原 / 抗体 / 相互作用 / がん細胞 / ファージディスプレイ (他15件)
【概要】本研究では、申請者が技術基盤を構築してきた、ヒト抗体の安定かつ高効率な人工選択・調製システムを最大限に生かして、細胞表面抗原に対するヒト抗体の網羅的作製のための技術基盤構築を目指すと同時に、ポストゲノム研究で重要な側面を持つ、膜蛋白質を中心とした蛋白質構造・機能評価系への展開と応用を図ることを目的としている。本年度の成果は以下の通りである。 1、細胞を使ったヒト抗体の選択 遺伝子の多様性創出に、試...
【医歯薬学】薬学:転写因子抗体を含む研究件
❏両生類胚における血島の分化制御に関する総合的研究(24570234)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前野 貢 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10190315)
【キーワード】器官形成 / 両生類 / 骨髄球 / 中腎 / 血島 (他13件)
【概要】本研究では、アフリカツメガエル胚における血島および骨髄球の発生に関するいくつかの新たな知見を得た。第一に、心臓原基に付随して出現する骨髄球の分化制御に働く転写因子Nkx2.5およびGATA4が骨髄球の分化にかかわることを示した。第二に、血管形態形成にかかわる新規分泌因子rdd (repeated D domain-like)の胚体内における分布を明らかにした。第三に、幼生の中腎原基付近に、これまで...
❏人工機能性分子の酵素修飾による蛋白質の細胞内および細胞膜への導入と細胞機能の改変(21760634)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山口 哲志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (80398106)
【キーワード】蛋白質 / 細胞内導入 / 酵素 / 細胞免疫療法 / 癌 (他16件)
【概要】酵素を用いて蛋白質のC末端特異的に合成分子を修飾し、効率よく細胞膜および細胞質に蛋白質を導入する技術を開発した。PEG脂質を細胞膜上で目的蛋白質に修飾する技術を開発し、この技術を使って癌細胞上に抗体を導入して樹状細胞による癌細胞の貪食効率を向上することに成功した。また、ラジカル発生色素を含む細胞膜透過ペプチドを目的蛋白質に修飾し、光照射によって目的蛋白質を細胞質内へ導入する技術も開発した。 ...
【医歯薬学】薬学:免疫学抗体を含む研究件
❏自己免疫疾患における新しい抗原提示機構とその意義について(16K19609)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】竹下 勝 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (10571135)
【キーワード】自己免疫 / 抗原提示 / HLA / 抗体 / 自己免疫疾患 (他8件)
【概要】研究成果については一部のみの公表とし、後日全てを公表できる段階になり次第開示する。 HLAとIgGの結合を詳細に調べることで、HLAとの結合にはタンパクの立体構造が重要であることを明らかにし、またIgGのどの部位がHLAに結合しているのかを明らかにした。また、関節リウマチ以外の疾患においても自己抗原がHLAに結合したことから、幅広い自己免疫疾患で同様の事が起こっている可能性が示唆された。 ...
❏腸内細菌によるインフルエンザ防御抗体の制御(16K15296)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宜聖 国立感染症研究所, 免疫部, 部長 (60311403)
【キーワード】インフルエンザ / 腸内細菌 / B細胞 / 抗体 / 免疫学
【概要】本研究では、インフルエンザヘマグルチニン (HA)に結合するモノクローナル抗体パネルと、腸内細菌ライブラリーとの結合性を調べた結果、特定の腸内細菌に結合する交叉性HA抗体を特定した。この交叉性HA抗体を変異前の状態(germline型)に戻した抗体でも腸内細菌への結合性が損なわれないことが確認され、腸内細菌への結合性は抗原刺激を受ける前の抗体レパトアにおいて獲得された性質と考えられた。無菌マウスや...
❏蛍光クエンチ解消原理の天然抗体への適用による革新的免疫測定法の開発(15H04191)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (60232758)
【キーワード】バイオセンサー / バイオテクノロジー / 抗体 / 抗原 / 蛍光 (他14件)
【概要】従来の免疫測定法には,測定に多数のステップと最低数時間の時間を要する問題があった。我々は最近,組み換え抗体を用いた蛍光免疫センサータンパク質Quenchbody (Q-body)の構築原理を見いだし,サンプルと混合するだけで低分子からタンパク質まで多くの目的物質(抗原)を蛍光検出することに成功した。今回,その動作原理を精査することで,組換え抗体のみならず天然抗体をもQ-body化しうる方法論を複数...
【医歯薬学】薬学:T細胞抗体を含む研究件
❏マイクロサテライト不安定性大腸癌の変異ペプチドを利用した診断法と免疫療法の開発(12557109)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】マイクロサテライト不安定性 / 大腸癌 / 腫瘍抗原 / CDX2 / フレームシフト (他13件)
【概要】マイクロサテライト不安定性陽性大腸癌(MSI+CRC)は、DNAミスマッチ修復の異常により生じるが、比較的予後が良好で腫瘍組織内のCD8+T細胞浸潤を認めることから、フレームシフト変異ペプチドに対する免疫反応が起こっている可能性がある。本研究では、MSI+CRCにおける癌抗原を同定し、臨床応用の可能性を検討した。まず、MSI+CRC株cDNAライブラリーを患者血清IgG抗体でスクリーニング(SER...
❏抗体とT細胞が認識する新しい消化器癌抗原の単離と免疫遺伝子治療の解析(10470264)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
【キーワード】腫瘍抗原 / SEREX法 / 抗体 / T細胞 / 膵臓癌 (他11件)
【概要】近年ヒトメラノーマにおいては、様々な癌抗原が単離され、新しい免疫療法の開発が進められているが、消化器系の癌では、まだ癌抗原は少数しか同定されていない。本研究では癌患者の血清で免疫系の標的となる癌抗原遺伝子を単離するcDNA発現クローニング法(SEREX法)を用いて、消化器癌に発現する癌抗原の単離を試みた。まず、免疫反応が起こりやすいメラノーマ検体を用いて、SEREX法を行ったところ、メラノーマだけ...
【医歯薬学】薬学:薬学抗体を含む研究件
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏タンパク質精密構造変換法の創出と展開(17H01522)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金井 求 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)
【キーワード】抗体ー薬物複合体 / トリプトファン / 抗がん剤 / ラジカル / 官能基許容性 (他19件)
【概要】独自に開発したトリプトファン選択的タンパク質修飾反応を用いた、均質性の高い抗体ー薬物複合体の合成と活性評価を目標とした。その結果、keto-ABNOと抗がん剤を結合させた分子を、薬物/抗体比を制御して、抗体に対して結合することに成功した。これらの活性を評価したところ、抗体に結合する抗原を発現したがん細胞に対して毒性を発現することを見いだした。以上の成果から、トリプトファン結合型抗体ー薬物複合体は均...
❏物理化学的理解に基づく蛋白質間相互作用プロセス制御剤の探索と設計(16H02420)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津本 浩平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90271866)
【キーワード】蛋白質-蛋白質相互作用 / 抗体 / 低分子 / 阻害剤 / 熱力学 (他12件)
【概要】本研究では、癌疾患に関連するPPI、細菌感染に関連するPPIなど、創薬へとつながる有力なモデルPPIを選択し、熱力学、速度論、そして計算科学を駆使して、これらPPIの精密な相互作用解析と、抗体や低分子化合物によるPPIに対する阻害機構解明を行った。1つの標的蛋白質に対して、PPIのプロセスに関連する中間体構造を制御する制御剤を得ることに成功した。さらに、これら抗体と低分子それぞれに関する阻害メカニ...
【医歯薬学】薬学:コラーゲン抗体を含む研究件
❏魚貝類アレルゲンのエピトープ解析およびその応用に関する研究(19380120)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】アレルゲン / エピトープ / カルシウム結合性筋形質タンパク質 / 魚貝類 / 抗体 (他10件)
【概要】パルブアルブミン(魚類の主要アレルゲン)のIgEエピトープ(IgE抗体と結合する部位でアレルギーの発症に関わる)を解析し、魚類アレルギーの免疫治療に有望な改変パルブアルブミンを作製した。トロポミオシン(甲殻類・軟体動物の主要アレルゲン)のIgEエピトープを明らかにし、さらにIgEエピトープを認識するモノクローナル抗体の確立に成功した。また、甲殻類アレルゲンとしてsarcoplasmic calci...
❏魚貝類アレルゲンに関する分子生物学的基盤研究(17380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
【キーワード】魚貝類 / アレルゲン / パルブアルブミン / トロポミオシン / コラーゲン (他9件)
【概要】1. 4種甲殻類(ホッコクアカエビ、ケガニ、ナンキョクオキアミ、ミネフジツボ)および10種貝類(クロアワビ、サザエ、エゾボラ、アカガイ、マガキ、トリガイ、ウバガイ、ミルクイ、マテガイ、アサリ)のトロポミオシン(TM)の全一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。ミネフジツボTMのアミノ酸配列は特異であったが、その他の3種甲殻類のTMは既知の甲殻類TMのアミノ酸配列と90%以上の高い相同性を...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー抗体を含む研究件
❏新規のヒト由来膜透過促進ペプチドを利用したバイオ医薬の細胞選択的DDSの開発(17H02103)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】土居 信英 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50327673)
【キーワード】抗体 / ペプチド / 核酸 / ドラッグデリバリーシステム / 細胞膜透過 (他9件)
【概要】標的分子に対して高い特異性と親和性をもつ抗体/ペプチド/核酸などのバイオ医薬は、従来の低分子化合物医薬と比べて副作用が少なく、治療効果が高い究極の分子標的薬として注目されているが、細胞膜透過性が低いという欠点があり、効率のよいドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が求められていた。本研究では、我々が発見した膜透過促進ペプチドを利用して、抗体/ペプチド/核酸を従来よりも効率よく細胞質に送達できる...
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏新規生物発光プローブの開発と生体分子の可視化計測(16K21060)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福永 圭佑 沖縄科学技術大学院大学, 核酸化学・工学ユニット, 研究員 (80639279)
【キーワード】生物発光共鳴エネルギー移動 / 抗体 / 蛍光 / 発光プローブ / 直交性反応 (他17件)
【概要】ルシフェラーゼ及びSNAP-tagを融合した一本鎖抗体scFvタンパク質をSNAP-ligandで部位特異的に蛍光標識することにより、抗原に応答して発光スペクトルの変化する新規生物発光プローブを開発することができた。また、市販のモノクローナルIgG抗体のN末端アミノ基及び糖鎖をそれぞれ位置選択的に標識する多重標識技術を確立した。さらに、予定外の成果として、ルシフェラーゼタンパク質に蛍光アミノ酸を部...
【医歯薬学】薬学:ハイパーサーミア抗体を含む研究件
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...
【医歯薬学】看護学:イメージンク抗体を含む研究件
❏蛍光クエンチ解消原理に基づく生物計測の新展開(24360336)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】上田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (60232758)
【キーワード】antibody / fluorescence quenching / immunoassay / cell-free translation / biochip (他19件)
【概要】我々が最近開発した,部位特異的に蛍光修飾した組換え抗体断片を使って各種抗原検出を高感度かつその場で迅速に行うことができる,新規免疫測定素子Quenchbody (Q-body)の基礎原理の確立と,各種の応用を目的として検討を行った。 従来の無細胞系に加えて細胞系でのFab型Q-body合成に成功し,これらを用いて新規な色素の発見,新規な修飾部位の発見,GFP変異体を用いた遺伝子にコードされたQ-b...
❏Deliver-bodyを用いた抗体導入による細胞イメージング(20700376)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三重 正和 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (40334528)
【キーワード】抗体 / イメージング / 抗体導入 / luciferase / 細胞内分子
【概要】本研究では、細胞膜透過能を有するペプチド配列と抗体結合タンパク質との融合タンパク質を用いて抗体を細胞内に導入し、生細胞内タンパク質をイメージングすることを目的とした。可視化の方法として、抗原の異なる部位を認識する2種類の抗体を細胞内に導入し、両者が細胞内抗原に結合した際にのみシグナルが得られるシステムの構築を試みた。その結果、細胞外において、このシステムが機能することを示し、今後の更なる研究により...
【医歯薬学】看護学:ウイルス抗体を含む研究件
❏疫学と数理モデルを融合したコウモリ由来感染症のリスク分析(19KK0242)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】大松 勉 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60455392)
【キーワード】コウモリ / 疫学解析 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 (他14件)
【概要】コロナウイルスやエボラウイルス、ニパウイルスなど、世界的に問題となっているウイルスの自然宿主としてコウモリは知られている。今後も、コウモリから新たなウイルス感染症が発生する可能性は否定できない。また、コウモリを介した細菌や寄生虫の拡散リスクについては情報が少ない。コロナウイルスについては、SARS-CoV-2関連ウイルスが日本を含む東南アジアに生息するコウモリから検出されていることから、令和3年度...
❏繊維状ウイルスを含む液晶性ハイドロゲルの調製と薬物徐放制御(15K17906)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】澤田 敏樹 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20581078)
【キーワード】ハイドロゲル / 繊維状ウイルス / 液晶 / 抗体 / 分子徐放 (他11件)
【概要】様々な特性をもつ薬物の徐放を制御するためのハイドロゲル構築を目指し、繊維状ウイルスを含むハイドロゲルを構築した。物理架橋する生体高分子であるゼラチンと繊維状ウイルスを混合してハイドロゲル形成させた。遺伝子工学して抗体タンパク質に結合するよう機能改変された繊維状ウイルスを用い、ハイドロゲルを調製して抗体タンパク質の放出を検討した。その結果、遺伝子工学により繊維状ウイルス表層に導入した抗体タンパク質に...
【医歯薬学】看護学:腸内細菌抗体を含む研究件
❏腸内細菌によるインフルエンザ防御抗体の制御(16K15296)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宜聖 国立感染症研究所, 免疫部, 部長 (60311403)
【キーワード】インフルエンザ / 腸内細菌 / B細胞 / 抗体 / 免疫学
【概要】本研究では、インフルエンザヘマグルチニン (HA)に結合するモノクローナル抗体パネルと、腸内細菌ライブラリーとの結合性を調べた結果、特定の腸内細菌に結合する交叉性HA抗体を特定した。この交叉性HA抗体を変異前の状態(germline型)に戻した抗体でも腸内細菌への結合性が損なわれないことが確認され、腸内細菌への結合性は抗原刺激を受ける前の抗体レパトアにおいて獲得された性質と考えられた。無菌マウスや...
❏腸管IgA抗体による腸内細菌選別機構の解明(15H04732)
【研究テーマ】細菌学(含真菌学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】粘膜免疫 / 抗体 / 腸内細菌 / 腸内細菌叢 / IgA抗体 (他6件)
【概要】哺乳動物の消化器内では、宿主と腸内細菌の共生関係を維持するために宿主による細菌の取捨選択が行われており、その過程に腸管より分泌されるIgA抗体が重要である。私たちはその選択の鍵となる細菌の分子Serine hydroxymethlytransferase(SHMT)を同定し, そのエピトープ配列の違いを識別してIgA抗体は細菌を選別していることを示した。IgA抗体はSHMTのエピトープを認識し結合...
【医歯薬学】看護学:アレルギー抗体を含む研究件
❏選択的IgAクラススイッチ誘導によるアレルギー治療(20K20594)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / 粘膜免疫 / 抗体
【概要】現在、アレルギーにおいては、まずTh2優位な状況がアレルギー病態のおおもとであると考えられている。なぜTh2優位であるかについては議論があるがよくわ かっていない。申請者はアレルゲンが体内に侵入することがその根本原因ではないか?と考えている。つまり、アレルギーの根本治療はアレルゲンの体内侵入を 減らすことであると考える。今回、申請者が提案する研究は、IgEを産生するための一連の免疫反応の流れをどこ...
❏特異的IgAクラススイッチ誘導による粘膜バリア増強とアレルギーの新規治療(18K19559)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】新藏 礼子 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (50362471)
【キーワード】アレルギー / クラススイッチ / IgA / IgA抗体 / 抗体
【概要】私たちはアレルギーの新規治療薬候補として、IgEではなくIgAへ選択的にクラススイッチを誘導する化合物をスクリーニングにより得た。それらはプロテインキナーゼC(PKC)活性化剤であった。PKC活性化剤は一般的に発ガン性を有するが、我々は、発ガン性のないPKC活性化剤(Bryostatin1)を見出した。ダニ抗原によるマウスのアレルギーモデルにおいて、 Bryostatin1腹腔内投与により肺胞洗浄...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達抗体を含む研究件
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏人工受容体を用いた樹状細胞の増幅システムの開発とガン治療への応用(18206083)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】長棟 輝行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20124373)
【キーワード】抗体 / 受容体 / 造血前駆細胞 / 増殖制御 / シグナル伝達 (他8件)
【概要】樹状細胞は有能な抗原提示細胞であり、抗原特異的な細胞傷害性T細胞を効率良く活性化できることから、がん治療への応用が期待されている。しかし、樹状細胞を効率良く増幅する手法は未だ確立されていない。そこで本研究では、樹状細胞の源である造血幹細胞においてサイトカインや増殖因子とは全く異なる抗原に応答して増殖シグナルを伝達する人工受容体を発現させ、抗原添加によって造血幹細胞の増幅が可能であることを実証した。...
【医歯薬学】看護学:抗がん剤抗体を含む研究件
❏タンパク質精密構造変換法の創出と展開(17H01522)
【研究テーマ】化学系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】金井 求 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)
【キーワード】抗体ー薬物複合体 / トリプトファン / 抗がん剤 / ラジカル / 官能基許容性 (他19件)
【概要】独自に開発したトリプトファン選択的タンパク質修飾反応を用いた、均質性の高い抗体ー薬物複合体の合成と活性評価を目標とした。その結果、keto-ABNOと抗がん剤を結合させた分子を、薬物/抗体比を制御して、抗体に対して結合することに成功した。これらの活性を評価したところ、抗体に結合する抗原を発現したがん細胞に対して毒性を発現することを見いだした。以上の成果から、トリプトファン結合型抗体ー薬物複合体は均...
❏医用フェライト・ナノビーズの診断・治療・分析への応用展開(15209019)
【研究テーマ】応用薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】磁気ビーズ / バイオスクリーニング / バイオセンシング / MRI造影 / ハイパーサーミア (他18件)
【概要】1.粒径を制御したフェライト・ナノビーズの開発:10-100nmの範囲で粒径を制御したFeフェライト(Fe_3O_4-γFe_2O_3固溶体)ナノ微粒子を作製する共沈法、部分酸化法、種成長法を開発した。 2.ポリマー被覆ポリマー被覆フェライト・ナノビーズの開発:フェライト・ナノ微粒子を、たんぱく質の非特異的吸着が少ないポリGMAで被覆する共重合法および、乳化剤を用いない重合法を開発した。 3.ポリ...
❏フェライトをバイオ・リガンドに固定した診断・治療用・磁性プローブ(12309004)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】阿部 正紀 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70016624)
【キーワード】医用磁性ビーズ / フェライト超微粒子 / IGG抗体 / 抗ガン剤 / ハイパーサーミア (他17件)
【概要】1.新しい医用フェライトナノビーズの開発 フェライト(Fe_3O_<4+δ>)超微粒子(粒径10〜15nm)を水溶液中で合成する過程で、その表面に生理活性物質を固定する手法を確立した。トリプシン、抗ガン剤FITCアビジン、グリシジルメタアクリレート(GMA)、アスパラギン酸等のアミノ酸およびその類似分子、ポリアクリルアミノ酸等の親水性高分子などを表面に強固に固定された医用磁性ビーズを開...