[Discovery Saga Top] [Saga Next] [無料公開版Discovery Saga] [Discovery Sagaプレミアムご案内] [早稲田大学研究Discovery Saga] [産学連携のご案内] [Saga Concept] [会社概要] [お問い合わせ]
キーワード  開発 が関係する  研究 Discovery Saga
研究分野別サイレントキーワード
「開発」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:プロジェクト開発を含む研究件
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
【複合領域】社会・安全システム科学:教育ツール開発を含む研究件
❏発展途上国における住民主体の環境安全教育プログラムの開発と評価(22520819)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】鈴木 清史 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境教育 / 開発 / 安心・安全 / 教育ツール / リスク・コミュニケーション (他10件)
【概要】本研究の目的は次の2つである。1つは、アジア・アフリカの発展途上国における環境保全や安全管理の意識向上のための住民啓発用教育ツールの開発を行なうことである。2つめの目的はツールを現地で実施し、その教育効果の評価を行うことである。研究過程では、パキスタンとインドでの文化人類学的調査を実施し、ツール開発のための資料を収集した。また、先進国で用いられている教育ツールを分析し、応用の可否を探った。研究期間...
❏環境保全計画導入に伴う住民参加型プログラムの開発(19520714)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】鈴木 清史 静岡大学, 人文学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境保全 / 開発 / 住民参加 / 教育ツール / スモール・スケール・マイニング (他16件)
【概要】本研究は,発展途上国において劣悪な環境で希少金属を採掘している人びと(スモールスケールマイナー)を対象にした環境保全教育ツールのプログラムを開発することである. 研究過程では,アジア地域での文化人類学的調査,既存の教育ツールの収集と評価,国際機関を利用したワークショップなどでの成果報告と評価分析を実施した.研究期間内に4回のコロキウムの開催,国際会議での5 回の口頭発表を行った.発表した論文は研究...
【複合領域】社会・安全システム科学:社会運動開発を含む研究件
❏先住民の自由と開発:現代メキシコの事例(17K02001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】受田 宏之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20466816)
【キーワード】先住民 / 自由 / 多文化主義 / メキシコ / インフォーマリティ (他18件)
【概要】主な課題であった二言語教育に関する研究は、編著の出版には至らなかったものの、現地の研究者と連携しつつ、質的なデータを入手し、先住民移住者自身によるビデオとHPの制作に取り組み、成果物を公開した。当初考えていなかった研究上の展開として、EZLN(サパティスタ民族解放軍)と日本のヤマギシ会の比較研究に着手したことがあり、チアパス州とヤマギシ会の実顕地の訪問調査等に基づき、二度国際学会で成果を報告してい...
❏国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に(17H04552)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大野 敦 立命館大学, 経済学部, 教授 (20432726)
【キーワード】倫理的消費 / 開発学 / 開発経済学 / フィールドワーク / 消費者運動 (他17件)
【概要】本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修...
❏イスラーム・ジェンダー学構築のための基礎的総合的研究(16H01899)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
【キーワード】イスラーム / ジェンダー / イスラーム法 / 家族 / フェミニズム (他11件)
【概要】本プロジェクトは、イスラームにとってジェンダー的な公正とは何か、という問題意識にもとづき、文化・政治・開発などにわたる諸問題を学際的に研究することを目的とした。また、これまで個別に行われてきた中東・イスラーム地域のジェンダー研究をまとめ上げ、かつ広範囲の研究領域にジェンダー視点を導入することにより「イスラーム・ジェンダー学」という新たな知的営為の基礎固めを行うことを目指した。個別研究・公募研究・全...
【複合領域】科学教育・教育工学:国際開発開発を含む研究件
❏国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に(17H04552)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大野 敦 立命館大学, 経済学部, 教授 (20432726)
【キーワード】倫理的消費 / 開発学 / 開発経済学 / フィールドワーク / 消費者運動 (他17件)
【概要】本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修...
❏「近代化変圧器」としての開発援助~開発社会学の定立を目指して~(24530611)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 寛 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, 研究員 (50403613)
【キーワード】開発社会学 / 開発援助 / 貧困削減 / 近代化 / 社会開発 (他13件)
【概要】本研究では、日本の開発研究・開発援助研究の場における社会学の重要性・有用性の任地を高めることを目的に様々な研究活動を行った。この結果、開発学関連の他のディシプリンの研究者ならびに、開発援助の実務者の間における「開発社会学」認知度向上と、今後開発社会学に参入する研究者のためのインフラ作りに大きな成果を得たと考える。 前者については特に国際開発学会の学会誌での「開発社会学特集」をきっかけに「開発社会学...
【複合領域】科学教育・教育工学:開発援助開発を含む研究件
❏国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成(16KT0084)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】岡部 恭宜 東北大学, 法学研究科, 教授 (00511445)
【キーワード】国際ボランティア / 開発協力 / 青年海外協力隊 / JICA / ソーシャル・キャピタル (他16件)
【概要】本研究の目的は、国際ボランティアが途上国の人々にもたらす変化と、それがグローバル市民社会の形成に及ぼす影響について、社会科学・人文学の立場から分析することである。 事例としては日本の青年海外協力隊(協力隊)を取り上げ、社会関係資本、課題対処能力などの概念を用いて、協力隊のボランティア活動が開発協力の成果を上げていることを論じた。また、本来支援を「与える」側の協力隊員が現地で何かを「与えられる」とい...
❏感情と実践-開発人類学の新たな地平-(24320174)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】関根 久雄 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60283462)
【キーワード】開発人類学 / 感情 / 援助 / 実践人類学 / 開発 (他9件)
【概要】認知科学において、感情喚起のプロセスを理解する理論に認知的評価というものがある。感情は自己と事象の関連性に関する主観的評価によって生じるというものである。つまり、事象→認知的評価→感情という流れがあり、感情表現は評価や解釈の表明ということである。重要なのは感情をどのように理解するかということであり、そのことを実践に結びつけることである。本研究では、感情社会学及び人類学における議論を手がかりにその点...
❏「近代化変圧器」としての開発援助~開発社会学の定立を目指して~(24530611)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 寛 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, 研究員 (50403613)
【キーワード】開発社会学 / 開発援助 / 貧困削減 / 近代化 / 社会開発 (他13件)
【概要】本研究では、日本の開発研究・開発援助研究の場における社会学の重要性・有用性の任地を高めることを目的に様々な研究活動を行った。この結果、開発学関連の他のディシプリンの研究者ならびに、開発援助の実務者の間における「開発社会学」認知度向上と、今後開発社会学に参入する研究者のためのインフラ作りに大きな成果を得たと考える。 前者については特に国際開発学会の学会誌での「開発社会学特集」をきっかけに「開発社会学...
【複合領域】科学教育・教育工学:参加開発を含む研究件
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
【複合領域】科学教育・教育工学:教育開発開発を含む研究件
❏アフリカ諸国の教育政策と主要援助機関の教育協力政策に関する国際比較研究(11691087)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (30294599)
【キーワード】アフリカ / 教育援助 / 国際教育協力 / 国際協力 / 教育開発 (他10件)
【概要】本研究は、アフリカ諸国における教育開発の現状とその政策及び主要援助機関の教育政策・手法等を横断的に比較研究し、日本の教育分野での開発援助政策と協力手法についての課題とあるべき姿を考察することを目的としている。これまで希薄であった教育協力にかかる実践的研究開発を推進し、国際協力事業に学術面から貢献しようとするものである。アフリカ主要国の教育政策と援助政策を体系的に調査し、日本の教育援助・協力の最適モ...
❏発展途上国における女子教育の社会経済的影響とその振興に関する統計的実証研究(10710129)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】黒田 一雄 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 講師 (70294600)
【キーワード】途上国 / 女子教育 / 国際協力 / 人的資源 / 教育開発 (他13件)
【概要】発展途上国の女子教育は、1990年タイ・ジョムティエンで開発された万人のための教育世界会議や95年北京で開催された世界女性会議を経て、社会経済開発や男女格差の是正における重要性が国際的に再認識され、途上国政府ばかりではなく二国間援助機関・国際機関の重点領域となっている。本研究の目的は発展途上国における女子教育の社会経済開発に対する効果とその振興に関して統計的実証分析を行ない、高い実証性と実践性のあ...
【複合領域】一般理論:民主化開発を含む研究件
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
❏北東アフリカ諸国における経済自由化と民主化の比較考察(09620075)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】富田 広士 慶應義塾大学, 法学部・政治学科, 教授 (00101882)
【キーワード】エジプト / 民主化 / 経済自由化 / 開発 / 開発戦略 (他11件)
【概要】この研究プロジェクトは、研究計画調書および交付申請書提出段階では、民主化・経済自由化を軸に、1.スーダン・アフリカの角(エチオピア、エリトリア、ソマリア、ジブーティ)と2.エジプトの比較を行おうとした。研究分担として、1.を英国レッディング大学政治学科教授、ピーター・ウッドワード氏、2.を私が担当することになっていた。 しかし、研究を開始して1年後の平成10年度交付申請書提出段階において、本務校の...
【複合領域】一般理論:ナショナリズム開発を含む研究件
❏南アジア近代における「民主主義と開発」の歴史的研究-東アジア・モデルとの比較-(14209016)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】長崎 暢子 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70012979)
【キーワード】民主主義 / 開発 / 東アジア / 南アジア近代 / インド (他17件)
【概要】本研究の課題は、(1)「第二次大戦後の南西アジア、特にインドでは、政治的には民主主義的発展が見られる一方で、貧困層が長期間累積したままなのは何故か、という問いを設定し、目覚ましい経済発展を遂げつつも民主化は未だ不十分と考えられる東アジアと比較しながら、解を求めようとしたものである。(2)方法上においても、英米インド等のIndia Office(British Library), LSE, SOAS...
❏グローバル化時代におけるアメリカニゼーションとナショナリズムの国際的比較研究(12490002)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】古矢 旬 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90091488)
【キーワード】アメリカニゼーション / グローバリゼーション / ナショナリズム / デモクラシー / 開発 (他8件)
【概要】これまでに各研究分担者が実施した海外、国内調査の結果、蒐集した史資料、二次文献に基づき、各専門地域、分野ごとに「アメリカ化」と「グローバル化」の異同、現代世界におけるナショナリズムと「アメリカ化」の緊張関係の分析に当たった。その際、海外の研究協力者との連携を強化し、一つの地域や争点を論じる際にも、できるだけ国際的な視点の設定が可能になるように図った。その結果、本研究課題「グローバル化時代におけるア...
【複合領域】一般理論:世界銀行開発を含む研究件
❏開発金融史のフロンティア――世界銀行の理論と政策――(17H02556)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
【キーワード】開発金融 / 世界銀行 / 国際資本移動 / 国際金融市場 / 経済成長 (他22件)
【概要】(1) 開発金融の思想と実践について、1950-60年代に世銀総裁を務めたブラック・ウッズ・マクナマラ各総裁の在任中に変転した融資方針と開発政策に即して検証した。この領域では、「開発」「開発金融」の歴史性が改めて強調された。 (2) 開発金融と国際収支調整・国際資本移動との内的な関連を考察した。国際通貨体制の変転については従来から豊富な研究があるが、ここでは「開発」「援助」といった変数がこうした体...
❏1970年代における国際通貨・金融システムとOECD(24330111)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
【キーワード】OECD / IMF / BIS / G10 / 国際金融機関 (他20件)
【概要】本研究課題においては、(1)国際資本移動とOECD、(2) 各国マクロ経済政策の国際的位相、(3) 国際通貨体制・国際マクロ経済の政策構想、(4) 国際機関比較史のなかのOECD、 (5) OECDにおける「開発」と「成長」、という5つの方法的視点から、一次資料にもとづく歴史研究の成果をあげた。とりわけOECDの経済政策委員会・第三作業部会は当該機構の資本移動に関する意思決定に重要な影響をおよぼし...
❏グローバル化時代におけるアメリカニゼーションとナショナリズムの国際的比較研究(12490002)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】古矢 旬 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90091488)
【キーワード】アメリカニゼーション / グローバリゼーション / ナショナリズム / デモクラシー / 開発 (他8件)
【概要】これまでに各研究分担者が実施した海外、国内調査の結果、蒐集した史資料、二次文献に基づき、各専門地域、分野ごとに「アメリカ化」と「グローバル化」の異同、現代世界におけるナショナリズムと「アメリカ化」の緊張関係の分析に当たった。その際、海外の研究協力者との連携を強化し、一つの地域や争点を論じる際にも、できるだけ国際的な視点の設定が可能になるように図った。その結果、本研究課題「グローバル化時代におけるア...
【環境学】環境創成学:SDGs開発を含む研究件
❏国際援助におけるオルタナティヴな開発の後退:先住民性からのアプローチ(20K12343)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】宮地 隆廣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80580745)
【キーワード】ラテンアメリカ / 先住民 / 開発 / SDGs / FILAC (他7件)
【概要】2020年度に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大により、予定していた現地調査は全く実施できなかった。これに伴い、これまでに入手してきた文書を元に、先住民組織がSDGsをはじめとする開発目標に自らの目標を当てはめていく過程に着目し、強力な先住民組織を擁するボリビアとエクアドルを中心に、調査を進めた。 現時点で明らかになっていることは2つある。第一に、各国の先住民組織は、開発の主流となる言説に沿...
❏障害者の権利保護・促進をめぐる尺度開発に関する研究(19K02235)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】井筒 節 東京大学, 教養学部, 特任准教授 (00392449)
【キーワード】障害者の権利 / 人権 / ウェルビーイング / 精神保健 / 国連 (他10件)
【概要】本研究では、障害者の権利保護・促進をめぐる論文・資料に基づき尺度開発を行い、コロナ禍で直接海外での調査・情報収集が叶わない中、国連システム、開発途上国のステークホルダー、内外の当事者団体等とオンラインイベントを開催する等して、最新の知見の収集と、フィリピンにおけるパイロットに基づく検討・発信を行ってきた。 中でも、国連事務局、UNITAR、UN Women等と協働し、6月の国連障害者権利条約締約国...
【環境学】環境創成学:自然保護開発を含む研究件
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
【環境学】環境創成学:観光開発を含む研究件
❏都市空間における「ゆらぎ」を内包した複層的オーセンティシティの解釈手法の開発(20K04828)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】内田 奈芳美 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (10424798)
【キーワード】オーセンティシティ / まちづくり / フレームワーク / 都市空間 / 開発 (他6件)
【概要】本研究は定義の定まっていない概念である都市のオーセンティシティ(Authenticity)についてその解釈方法を開発するものである。本研究では都市のオーセンティシティには「客観的」「構造的」「経験的」の複層的段階があり、その中で解釈の「ゆらぎ」があると仮定する。その上で、今年度は下記のようなことを行った。 第一に、昨年度の理論構造の整理を分析のための基盤として用いながら、経験的オーセンティシティの...
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
【環境学】環境保全学:アジア開発を含む研究件
❏在アジア日系製造企業における「組織」「販売・マーケ」「調達」の現地化の統合的研究(20H01526)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】大木 清弘 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (20611073)
【キーワード】国際経営 / 現地化 / マーケティング / 生産 / 開発 (他8件)
【概要】本研究は、在アジアの日系製造業企業の海外子会社を対象に、「①組織の現地化、販売・マーケティングの現地化、調達の現地化は、それぞれ他の現地化を促進するのか」「②各現地化戦略は他の現地化戦略と海外子会社のパフォーマンスの関係に対してどのような調整効果を持つのか」の二つの問いに答えることを目的とする。そのために1年目は文献レビューと企業調査を予定していた。 まず、文献レビューについては、既存研究において...
❏土地法における法の支配の改善が社会発展に与える影響に関する開発法学的研究(25380004)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】雨宮 洋美 富山大学, 経済学部, 准教授 (90401794)
【キーワード】慣習法 / 開発 / 土地所有権 / 土地改革 / 持続可能な社会 (他19件)
【概要】科研(B) [187030004]によるアフリカの実態調査に基づきアジア特にはモンゴルの土地所有制度を調査した。アフリカで失敗に終わった遊牧民に対する定着化政策は、モンゴルに影響を与え、急激な定着化・個人所有権の確定というやり方は踏襲されていないものの、現在は国際援助ドナー主導のプロジェクトよるコミュニティベースの自然資源管理という名目により実質的な牧地に対する個人的所有権確定がなされている。結果...
❏最新の空間情報科学技術を用いた土地利用分析法の確立(20310146)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】梅崎 昌裕 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30292725)
【キーワード】土地利用 / 土地被覆 / 空間情報 / 開発 / 地理情報システム (他16件)
【概要】地域研究者が土地利用図を作成するために必要な空間情報科学の最新技術について、その有用性と限界を検討した。具体的には、正規化法による地形補正、オブジェクトベースの分類法による土地被覆分類、数値表層モデルの分析による地理的変数の生成が、小地域を対象にした土地利用図の作成に有用であることが明らかになった。さらに、アジア・オセアニア地域における土地利用・土地被覆の変化にかかわるメカニズムの個別性と普遍性を...
【数物系科学】天文学:国際情報交換開発を含む研究件
❏東南アジアにおける人口流動と資源利用の変容が環境に与える影響に関する研究(26360021)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須田 一弘 北海学園大学, 人文学部, 教授 (00222068)
【キーワード】生業戦略 / マレーシア / インドネシア / 資源利用 / 環境 (他9件)
【概要】マレーシアトレンガヌ州ゴンバライ村で、また、インドネシア西ジャワ州スメダン県ランチャカロン郡のナガラワンギ集落とチパリア集落でそれぞれ調査を行った。インドネシアでは、農業を主たる生業とする世帯で、換金作物であるサツマイモと、主食である米の栽培について、選好に差異があることがわかった。これには、耕地の水はけ等の微小環境、所有する耕地面積、サツマイモの価格の変動など、多様な要因が影響している。マレーシ...
❏震災復興の公共人類学:福島県を中心とした創造的開発実践(26284136)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】関谷 雄一 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30329148)
【キーワード】福島県 / 復興開発 / 映像・イメージ / 復興ツーリズム / 文化開発 (他15件)
【概要】本研究活動が試みたことは、公共に資する学術的な実践活動を協働型で展開していくことであった。初期のつくば市への避難者に対するインタビューは、避難者と地元社会の様々なアクターを結び付け、同市における「セーフティネット」構築のきっかけづくりに大きく貢献した。さらに、セーフティネット構築に関わったアクターの経験や教訓の語りをとらえた映像アーカイブは、学びを次世代につなげる貴重な記録となる。 学術の面では、...
【生物学】人類学:エチオピア開発を含む研究件
❏経済開発と資源の重層的ガバナンスに関する人類学的研究-エチオピアの事例から(18H00785)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮脇 幸生 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60174223)
【キーワード】開発 / 資源 / 重層的ガバナンス / エチオピア
【概要】ティグライ州で調査を行う眞城は、エチオピア政府でティグライの主要政党であるTPLFが政権の中核から外れたため、人や資本をティグライ州に回帰させている点にについて集中的に情報収集を行った。また総選挙前年ということで政治的イベントが複数開催されており、これらに参加して情報を分析した。一連のエチオピア政治の変動について短報と講演を行った。 アムハラ州で調査を行う児玉は、関係資料の収取を行なった。またアデ...
❏NGO活動の作りだす流動的社会空間についての人類学的研究-エチオピアを事例として(25300049)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮脇 幸生 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60174223)
【キーワード】NGO / 開発 / 国家 / アフリカ / エチオピア (他7件)
【概要】本研究では、エチオピアにおけるNGOの活動と国家による統制の現状を、1990年以降の開発途上国における世界的なNGOブームと、2000年以降におけるその退潮の政治経済的文脈の中でとらえたうえで、エチオピアにおけるNGOを統制する法律の施行の影響を分析した。さらにティグライ州・アムハラ州・オロミア州・南部諸 民族州、そしてウガンダの難民キャンプにおいてNGOとCBO(地域社会組織)の活動に関する事例...
❏民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究(23401047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石原 美奈子 南山大学, 人文学部, 准教授 (20329741)
【キーワード】エチオピア / 民族連邦制 / 宗教 / キリスト教 / イスラーム (他16件)
【概要】本研究は、民族連邦制国家エチオピアにおいて、広義の宗教(設立宗教のみならず呪術など民間信仰含む)がさまざまな次元でいかに人々の私的・公的領域で役割を演じ、現政権が分割統治しようとしている民族の境界をこえて人々のネットワーク作りの契機となっているかについて、とくにエチオピア南部の諸社会での文化人類学的調査を通じて明らかにするものであった。同国の主要二大宗教(キリスト教とイスラーム)は、グローバル化の...
【工学】建築学:公共性開発を含む研究件
❏民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究(23401047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石原 美奈子 南山大学, 人文学部, 准教授 (20329741)
【キーワード】エチオピア / 民族連邦制 / 宗教 / キリスト教 / イスラーム (他16件)
【概要】本研究は、民族連邦制国家エチオピアにおいて、広義の宗教(設立宗教のみならず呪術など民間信仰含む)がさまざまな次元でいかに人々の私的・公的領域で役割を演じ、現政権が分割統治しようとしている民族の境界をこえて人々のネットワーク作りの契機となっているかについて、とくにエチオピア南部の諸社会での文化人類学的調査を通じて明らかにするものであった。同国の主要二大宗教(キリスト教とイスラーム)は、グローバル化の...
❏現代米国における文化の政治学とコミュニティの再構築に関する民族誌的分析(16710177)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】渡辺 靖 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (70317311)
【キーワード】アメリカ / ボストン / シビルソサエティ(市民社会) / ソーシャル・キャピタル / 社会関係資本 (他9件)
【概要】研究助成の最終年度となる今年度は、ボストン市ノースドーチェスターにおける過去2年間のデータ収集を続ける一方、このコミュニティにおける地域再生の試みをアメリカ全体の政治・経済・文化的潮流のなかに位概づけるべく、他地域の事例についても調査を進めた。特に、ディズニー社のイニシアチブのもと、ニューアバニズムの都市開発手法を用いながら、「古き良きアメリカ」の人間関係を体現すべく人工的に開発されたコミュニティ...
【工学】土木工学:住民参加開発を含む研究件
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
❏環境保全計画導入に伴う住民参加型プログラムの開発(19520714)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】鈴木 清史 静岡大学, 人文学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境保全 / 開発 / 住民参加 / 教育ツール / スモール・スケール・マイニング (他16件)
【概要】本研究は,発展途上国において劣悪な環境で希少金属を採掘している人びと(スモールスケールマイナー)を対象にした環境保全教育ツールのプログラムを開発することである. 研究過程では,アジア地域での文化人類学的調査,既存の教育ツールの収集と評価,国際機関を利用したワークショップなどでの成果報告と評価分析を実施した.研究期間内に4回のコロキウムの開催,国際会議での5 回の口頭発表を行った.発表した論文は研究...
【工学】土木工学:復興開発を含む研究件
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
❏東ティモール「国民国家」をめぐるエスニシティと国際・地域環境(15330034)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】後藤 乾一 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (90063750)
【キーワード】国民国家 / エスニシティ / ASEAN / 公用語 / 宗主国 (他17件)
【概要】本年度は,合計7回の研究会を開催し,最終会合(合宿形式)では,これまでの総括を行なうと共に今後の展望(とくに平成17-18年度の科研費申請)について討議した。 独立後3年目をむかえた東ティモール民主共和国は,政治,経済,文化すべての面で脱植民地化の途上にあり,中でもその基盤となる経済開発については深刻な「低開発性」に直面している。資源に恵まれない(潜在的には石油埋蔵があるものの)同国の政治指導層は...
【工学】土木工学:イスラーム開発を含む研究件
❏イスラーム・ジェンダー学構築のための基礎的総合的研究(16H01899)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
【キーワード】イスラーム / ジェンダー / イスラーム法 / 家族 / フェミニズム (他11件)
【概要】本プロジェクトは、イスラームにとってジェンダー的な公正とは何か、という問題意識にもとづき、文化・政治・開発などにわたる諸問題を学際的に研究することを目的とした。また、これまで個別に行われてきた中東・イスラーム地域のジェンダー研究をまとめ上げ、かつ広範囲の研究領域にジェンダー視点を導入することにより「イスラーム・ジェンダー学」という新たな知的営為の基礎固めを行うことを目指した。個別研究・公募研究・全...
❏民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究(23401047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石原 美奈子 南山大学, 人文学部, 准教授 (20329741)
【キーワード】エチオピア / 民族連邦制 / 宗教 / キリスト教 / イスラーム (他16件)
【概要】本研究は、民族連邦制国家エチオピアにおいて、広義の宗教(設立宗教のみならず呪術など民間信仰含む)がさまざまな次元でいかに人々の私的・公的領域で役割を演じ、現政権が分割統治しようとしている民族の境界をこえて人々のネットワーク作りの契機となっているかについて、とくにエチオピア南部の諸社会での文化人類学的調査を通じて明らかにするものであった。同国の主要二大宗教(キリスト教とイスラーム)は、グローバル化の...
❏海域東南アジアにおけるグローバル・アクターと周縁社会-開発過程の国家間比較(21510271)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】長津 一史 東洋大学, 社会学部, 准教授 (20324676)
【キーワード】海域東南アジア / サマ人 / 開発過程 / グローバル・アクター / 国家間比較 (他12件)
【概要】本研究の目的は、島嶼部東南アジアの三ヵ国、フィリピン、マレーシア、インドネシアの周縁民族としてのサマ(バジャウ)人社会における開発過程のダイナミクスを比較検討することである。サマ人社会における開発は、1960年代から主に国家主導で進められてきたが、1990年代以降、開発がグローバルな関係性のもとで展開するようになると、三ヵ国いずれのサマ人も脱周縁化を明確に志向し、そのための社会運動を組織するように...
【工学】土木工学:景観開発を含む研究件
❏紀の川流域における中世荘園の地域環境史的研究(23520837)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】高木 徳郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (00318734)
【キーワード】荘園調査 / 景観 / 環境史 / 開発 / 生業 (他13件)
【概要】本研究は、11世紀から16世紀頃にかけて、現在の和歌山県海草郡紀美野町付近に存在した紀伊国神野・真国荘地域の詳細な現地調査に基づき、その歴史的景観を明らかにするために行われた。。 本研究では、水利灌漑の現状記録、および生業に関する聞き取り調査などを行った上で、それらの成果を文献史料から窺えるこの荘園の歴史過程の中に位置づけ、改めてこの荘園が地域環境の中でどのように適合的に展開を遂げたかを考察するこ...
❏天然林施業における伐採対象樹種の遺伝的多様性保全法の確立(15380100)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】井出 雄二 東京大学, 大学院・農業生命科学研究科, 教授 (90213024)
【キーワード】天然林 / 伐採 / 有用樹 / 遺伝的多様性 / 景観 (他15件)
【概要】現在のわが国においても、天然林の伐採が少なからず行なわれているが、それが伐採対象樹種に及ぼす影響はあまり明らかになっていない。伐採の影響は単に個体数の減少をもたらすだけでなく、その繁殖を通じて将来世代の遺伝的多様性に大きな影響を及ぼすと考えられる。遺伝的多様性は、それぞれの生物種の存在および進化の源泉であり、これを十全に維持してゆくことが健全な森林生態系と生物多様性の維持のために重要である。そこで...
【工学】土木工学:観光開発開発を含む研究件
❏島嶼部東南アジアの開発過程と周縁世界:マイノリティ・境域・ジェンダー(14251006)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】加藤 剛 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (60127066)
【キーワード】開発 / 周縁世界 / 島嶼部東南アジア / マイノリティ / 境域 (他13件)
【概要】1960年代以降、開発主義的政策のもとで著しい変容を遂げた東南アジアの多くの国では、1970年代以降、周縁世界も開発政策の対象とされるようになった。しかしながら、政治的な影響力を持たない周縁世界は、開発によって急激な変容を遂げたにも関わらず、これまであまり研究の対象になることがなかった。本研究は、開発主義を指向する権威主義的政権が比較的長く続いた島嶼部東南アジアの三ヶ国、すなわちインドネシア、マレ...
❏「差異」の商品化と地域アイデンティティー地域文化形成における観光開発の位置づけ(07401008)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】中村 潔 新潟大学, 人文学部, 助教授 (60217841)
【キーワード】地域アイデンティティ / 開発 / 観光 / 観光開発
【概要】本研究は、地域活性化における地域の主体的計画形成プロセスを、実証的に明らかにすることを目的とする。初年度は先行研究の把握、調査枠組の理論的な考察および実態把握調査を行ない、昨年度は事例研究を行ない、行政関係・観光関連企業の資料収集とその分析とともに、数次にわたり実態調査に赴き、関係者のヒアリングを行なった。特に、両津市において、現在の観光産業とそれに対する住民の意識に関し、具体的な項目について聞き...
【工学】土木工学:マイノリティ開発を含む研究件
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
❏島嶼部東南アジアの開発過程と周縁世界:マイノリティ・境域・ジェンダー(14251006)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】加藤 剛 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (60127066)
【キーワード】開発 / 周縁世界 / 島嶼部東南アジア / マイノリティ / 境域 (他13件)
【概要】1960年代以降、開発主義的政策のもとで著しい変容を遂げた東南アジアの多くの国では、1970年代以降、周縁世界も開発政策の対象とされるようになった。しかしながら、政治的な影響力を持たない周縁世界は、開発によって急激な変容を遂げたにも関わらず、これまであまり研究の対象になることがなかった。本研究は、開発主義を指向する権威主義的政権が比較的長く続いた島嶼部東南アジアの三ヶ国、すなわちインドネシア、マレ...
【工学】総合工学:経済開発開発を含む研究件
❏東ティモール「国民国家」をめぐるエスニシティと国際・地域環境(15330034)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】後藤 乾一 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (90063750)
【キーワード】国民国家 / エスニシティ / ASEAN / 公用語 / 宗主国 (他17件)
【概要】本年度は,合計7回の研究会を開催し,最終会合(合宿形式)では,これまでの総括を行なうと共に今後の展望(とくに平成17-18年度の科研費申請)について討議した。 独立後3年目をむかえた東ティモール民主共和国は,政治,経済,文化すべての面で脱植民地化の途上にあり,中でもその基盤となる経済開発については深刻な「低開発性」に直面している。資源に恵まれない(潜在的には石油埋蔵があるものの)同国の政治指導層は...
❏インドにおける人口と開発-総合的・歴史的アプローチ(13303006)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40051867)
【キーワード】インド / 経済開発 / 人口動態 / 人口政策 / 人口推計 (他19件)
【概要】本研究の研究課題別に記せば、以下の通りである。 (1)現代の人口動態・人口政策の分野では、嵯峨座が家族計画と高齢化の問題を絡めた調査をインドの学者と協力して行った。この成果は草稿が出来上がり、近々英文で発表される。また西川は、戦後インドにおける最大の人口問題である出生力転換を研究対象とし、州別の出生力の動向を精査した。 (2)過去の人口動態復元推計と、その疾病史的側面の解明にかんしては、斎藤が合計...
❏発展途上国における女子教育の社会経済的影響とその振興に関する統計的実証研究(10710129)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】黒田 一雄 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 講師 (70294600)
【キーワード】途上国 / 女子教育 / 国際協力 / 人的資源 / 教育開発 (他13件)
【概要】発展途上国の女子教育は、1990年タイ・ジョムティエンで開発された万人のための教育世界会議や95年北京で開催された世界女性会議を経て、社会経済開発や男女格差の是正における重要性が国際的に再認識され、途上国政府ばかりではなく二国間援助機関・国際機関の重点領域となっている。本研究の目的は発展途上国における女子教育の社会経済開発に対する効果とその振興に関して統計的実証分析を行ない、高い実証性と実践性のあ...
【工学】総合工学:社会開発開発を含む研究件
❏「近代化変圧器」としての開発援助~開発社会学の定立を目指して~(24530611)
【研究テーマ】社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 寛 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, 研究員 (50403613)
【キーワード】開発社会学 / 開発援助 / 貧困削減 / 近代化 / 社会開発 (他13件)
【概要】本研究では、日本の開発研究・開発援助研究の場における社会学の重要性・有用性の任地を高めることを目的に様々な研究活動を行った。この結果、開発学関連の他のディシプリンの研究者ならびに、開発援助の実務者の間における「開発社会学」認知度向上と、今後開発社会学に参入する研究者のためのインフラ作りに大きな成果を得たと考える。 前者については特に国際開発学会の学会誌での「開発社会学特集」をきっかけに「開発社会学...
❏開発途上国におけるBOP企業活動と社会開発の実証的研究(23530513)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】大門 毅 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (80329333)
【キーワード】経営学 / 開発経済学 / インド / BOPビジネス / 企業の社会的責任 (他15件)
【概要】主としてインドの南部3 州(AP、タミルナドゥ、カルナタカ州)を中心に、インドの 「水ビジネス」に焦点を当てた実証研究を行い、それぞれの州から2 村を選んでパイロット調査を実施し、「水ビジネスの事業性と社会開発(雇用、所得、衛生面等)」について現地NGO・社会企業(ソーシャル・ビジネス)と協力して400 世帯をランダムに抽出した家計調査を実施した。「BOP 水ビジネスがインド農村における飲料水確保...
❏発展途上国における女子教育の社会経済的影響とその振興に関する統計的実証研究(10710129)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】黒田 一雄 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 講師 (70294600)
【キーワード】途上国 / 女子教育 / 国際協力 / 人的資源 / 教育開発 (他13件)
【概要】発展途上国の女子教育は、1990年タイ・ジョムティエンで開発された万人のための教育世界会議や95年北京で開催された世界女性会議を経て、社会経済開発や男女格差の是正における重要性が国際的に再認識され、途上国政府ばかりではなく二国間援助機関・国際機関の重点領域となっている。本研究の目的は発展途上国における女子教育の社会経済開発に対する効果とその振興に関して統計的実証分析を行ない、高い実証性と実践性のあ...
【工学】総合工学:文化人類学開発を含む研究件
❏震災復興の公共人類学:福島県を中心とした創造的開発実践(26284136)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】関谷 雄一 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30329148)
【キーワード】福島県 / 復興開発 / 映像・イメージ / 復興ツーリズム / 文化開発 (他15件)
【概要】本研究活動が試みたことは、公共に資する学術的な実践活動を協働型で展開していくことであった。初期のつくば市への避難者に対するインタビューは、避難者と地元社会の様々なアクターを結び付け、同市における「セーフティネット」構築のきっかけづくりに大きく貢献した。さらに、セーフティネット構築に関わったアクターの経験や教訓の語りをとらえた映像アーカイブは、学びを次世代につなげる貴重な記録となる。 学術の面では、...
❏NGO活動の作りだす流動的社会空間についての人類学的研究-エチオピアを事例として(25300049)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮脇 幸生 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60174223)
【キーワード】NGO / 開発 / 国家 / アフリカ / エチオピア (他7件)
【概要】本研究では、エチオピアにおけるNGOの活動と国家による統制の現状を、1990年以降の開発途上国における世界的なNGOブームと、2000年以降におけるその退潮の政治経済的文脈の中でとらえたうえで、エチオピアにおけるNGOを統制する法律の施行の影響を分析した。さらにティグライ州・アムハラ州・オロミア州・南部諸 民族州、そしてウガンダの難民キャンプにおいてNGOとCBO(地域社会組織)の活動に関する事例...
【総合生物】神経科学:言語開発を含む研究件
❏先住民の自由と開発:現代メキシコの事例(17K02001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】受田 宏之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20466816)
【キーワード】先住民 / 自由 / 多文化主義 / メキシコ / インフォーマリティ (他18件)
【概要】主な課題であった二言語教育に関する研究は、編著の出版には至らなかったものの、現地の研究者と連携しつつ、質的なデータを入手し、先住民移住者自身によるビデオとHPの制作に取り組み、成果物を公開した。当初考えていなかった研究上の展開として、EZLN(サパティスタ民族解放軍)と日本のヤマギシ会の比較研究に着手したことがあり、チアパス州とヤマギシ会の実顕地の訪問調査等に基づき、二度国際学会で成果を報告してい...
❏東ティモール「国民国家」をめぐるエスニシティと国際・地域環境(15330034)
【研究テーマ】国際関係論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】後藤 乾一 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (90063750)
【キーワード】国民国家 / エスニシティ / ASEAN / 公用語 / 宗主国 (他17件)
【概要】本年度は,合計7回の研究会を開催し,最終会合(合宿形式)では,これまでの総括を行なうと共に今後の展望(とくに平成17-18年度の科研費申請)について討議した。 独立後3年目をむかえた東ティモール民主共和国は,政治,経済,文化すべての面で脱植民地化の途上にあり,中でもその基盤となる経済開発については深刻な「低開発性」に直面している。資源に恵まれない(潜在的には石油埋蔵があるものの)同国の政治指導層は...
【農学】農業工学:NGO開発を含む研究件
❏NGO活動の作りだす流動的社会空間についての人類学的研究-エチオピアを事例として(25300049)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮脇 幸生 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60174223)
【キーワード】NGO / 開発 / 国家 / アフリカ / エチオピア (他7件)
【概要】本研究では、エチオピアにおけるNGOの活動と国家による統制の現状を、1990年以降の開発途上国における世界的なNGOブームと、2000年以降におけるその退潮の政治経済的文脈の中でとらえたうえで、エチオピアにおけるNGOを統制する法律の施行の影響を分析した。さらにティグライ州・アムハラ州・オロミア州・南部諸 民族州、そしてウガンダの難民キャンプにおいてNGOとCBO(地域社会組織)の活動に関する事例...
❏感情と実践-開発人類学の新たな地平-(24320174)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】関根 久雄 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60283462)
【キーワード】開発人類学 / 感情 / 援助 / 実践人類学 / 開発 (他9件)
【概要】認知科学において、感情喚起のプロセスを理解する理論に認知的評価というものがある。感情は自己と事象の関連性に関する主観的評価によって生じるというものである。つまり、事象→認知的評価→感情という流れがあり、感情表現は評価や解釈の表明ということである。重要なのは感情をどのように理解するかということであり、そのことを実践に結びつけることである。本研究では、感情社会学及び人類学における議論を手がかりにその点...
【農学】境界農学:生業開発を含む研究件
❏東南アジアにおける人口流動と資源利用の変容が環境に与える影響に関する研究(26360021)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須田 一弘 北海学園大学, 人文学部, 教授 (00222068)
【キーワード】生業戦略 / マレーシア / インドネシア / 資源利用 / 環境 (他9件)
【概要】マレーシアトレンガヌ州ゴンバライ村で、また、インドネシア西ジャワ州スメダン県ランチャカロン郡のナガラワンギ集落とチパリア集落でそれぞれ調査を行った。インドネシアでは、農業を主たる生業とする世帯で、換金作物であるサツマイモと、主食である米の栽培について、選好に差異があることがわかった。これには、耕地の水はけ等の微小環境、所有する耕地面積、サツマイモの価格の変動など、多様な要因が影響している。マレーシ...
❏紀の川流域における中世荘園の地域環境史的研究(23520837)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】高木 徳郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (00318734)
【キーワード】荘園調査 / 景観 / 環境史 / 開発 / 生業 (他13件)
【概要】本研究は、11世紀から16世紀頃にかけて、現在の和歌山県海草郡紀美野町付近に存在した紀伊国神野・真国荘地域の詳細な現地調査に基づき、その歴史的景観を明らかにするために行われた。。 本研究では、水利灌漑の現状記録、および生業に関する聞き取り調査などを行った上で、それらの成果を文献史料から窺えるこの荘園の歴史過程の中に位置づけ、改めてこの荘園が地域環境の中でどのように適合的に展開を遂げたかを考察するこ...
【農学】社会経済農学:貧困開発を含む研究件
❏先住民の自由と開発:現代メキシコの事例(17K02001)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】受田 宏之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20466816)
【キーワード】先住民 / 自由 / 多文化主義 / メキシコ / インフォーマリティ (他18件)
【概要】主な課題であった二言語教育に関する研究は、編著の出版には至らなかったものの、現地の研究者と連携しつつ、質的なデータを入手し、先住民移住者自身によるビデオとHPの制作に取り組み、成果物を公開した。当初考えていなかった研究上の展開として、EZLN(サパティスタ民族解放軍)と日本のヤマギシ会の比較研究に着手したことがあり、チアパス州とヤマギシ会の実顕地の訪問調査等に基づき、二度国際学会で成果を報告してい...
❏開発途上国におけるBOP企業活動と社会開発の実証的研究(23530513)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】大門 毅 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (80329333)
【キーワード】経営学 / 開発経済学 / インド / BOPビジネス / 企業の社会的責任 (他15件)
【概要】主としてインドの南部3 州(AP、タミルナドゥ、カルナタカ州)を中心に、インドの 「水ビジネス」に焦点を当てた実証研究を行い、それぞれの州から2 村を選んでパイロット調査を実施し、「水ビジネスの事業性と社会開発(雇用、所得、衛生面等)」について現地NGO・社会企業(ソーシャル・ビジネス)と協力して400 世帯をランダムに抽出した家計調査を実施した。「BOP 水ビジネスがインド農村における飲料水確保...
❏家計は巨大リスクに対してどう対処するのか?(16730144)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】澤田 康幸 東京大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (40322078)
【キーワード】貧困 / 自然災害 / 開発 / リスク
【概要】本研究は、巨大リスクの発生が家計の生活水準にいかなる影響を与えたかを分析することを目的としている。そのため、既存データに加えて、新たなデータを収集し、これらのデータをミクロ計量経済学の最新手法を用いて分析することを行ってきた。その一環として、本年度は主に三つの研究を行った、第一には、地震が家計行動に与えた影響を見るために、1995年の阪神・淡路大震災後の家計ミクロデータを分析し、家計のリスク対処行...
【農学】社会経済農学:貿易開発を含む研究件
❏国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に(17H04552)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大野 敦 立命館大学, 経済学部, 教授 (20432726)
【キーワード】倫理的消費 / 開発学 / 開発経済学 / フィールドワーク / 消費者運動 (他17件)
【概要】本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【農学】社会経済農学:経済成長開発を含む研究件
❏開発金融史のフロンティア――世界銀行の理論と政策――(17H02556)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
【キーワード】開発金融 / 世界銀行 / 国際資本移動 / 国際金融市場 / 経済成長 (他22件)
【概要】(1) 開発金融の思想と実践について、1950-60年代に世銀総裁を務めたブラック・ウッズ・マクナマラ各総裁の在任中に変転した融資方針と開発政策に即して検証した。この領域では、「開発」「開発金融」の歴史性が改めて強調された。 (2) 開発金融と国際収支調整・国際資本移動との内的な関連を考察した。国際通貨体制の変転については従来から豊富な研究があるが、ここでは「開発」「援助」といった変数がこうした体...
❏1970年代における国際通貨・金融システムとOECD(24330111)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
【キーワード】OECD / IMF / BIS / G10 / 国際金融機関 (他20件)
【概要】本研究課題においては、(1)国際資本移動とOECD、(2) 各国マクロ経済政策の国際的位相、(3) 国際通貨体制・国際マクロ経済の政策構想、(4) 国際機関比較史のなかのOECD、 (5) OECDにおける「開発」と「成長」、という5つの方法的視点から、一次資料にもとづく歴史研究の成果をあげた。とりわけOECDの経済政策委員会・第三作業部会は当該機構の資本移動に関する意思決定に重要な影響をおよぼし...
【農学】社会経済農学:インド開発を含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏開発途上国におけるBOP企業活動と社会開発の実証的研究(23530513)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】大門 毅 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (80329333)
【キーワード】経営学 / 開発経済学 / インド / BOPビジネス / 企業の社会的責任 (他15件)
【概要】主としてインドの南部3 州(AP、タミルナドゥ、カルナタカ州)を中心に、インドの 「水ビジネス」に焦点を当てた実証研究を行い、それぞれの州から2 村を選んでパイロット調査を実施し、「水ビジネスの事業性と社会開発(雇用、所得、衛生面等)」について現地NGO・社会企業(ソーシャル・ビジネス)と協力して400 世帯をランダムに抽出した家計調査を実施した。「BOP 水ビジネスがインド農村における飲料水確保...
❏南アジア近代における「民主主義と開発」の歴史的研究-東アジア・モデルとの比較-(14209016)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】長崎 暢子 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70012979)
【キーワード】民主主義 / 開発 / 東アジア / 南アジア近代 / インド (他17件)
【概要】本研究の課題は、(1)「第二次大戦後の南西アジア、特にインドでは、政治的には民主主義的発展が見られる一方で、貧困層が長期間累積したままなのは何故か、という問いを設定し、目覚ましい経済発展を遂げつつも民主化は未だ不十分と考えられる東アジアと比較しながら、解を求めようとしたものである。(2)方法上においても、英米インド等のIndia Office(British Library), LSE, SOAS...
【農学】社会経済農学:少数民族開発を含む研究件
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
❏民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究(23401047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石原 美奈子 南山大学, 人文学部, 准教授 (20329741)
【キーワード】エチオピア / 民族連邦制 / 宗教 / キリスト教 / イスラーム (他16件)
【概要】本研究は、民族連邦制国家エチオピアにおいて、広義の宗教(設立宗教のみならず呪術など民間信仰含む)がさまざまな次元でいかに人々の私的・公的領域で役割を演じ、現政権が分割統治しようとしている民族の境界をこえて人々のネットワーク作りの契機となっているかについて、とくにエチオピア南部の諸社会での文化人類学的調査を通じて明らかにするものであった。同国の主要二大宗教(キリスト教とイスラーム)は、グローバル化の...
【農学】社会経済農学:環境保全開発を含む研究件
❏「アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究(16H06318)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 素二 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特任教授 (50173852)
【キーワード】アフリカ潜在力 / コンヴィヴィアリティ / 不完全性 / ブリコラージュ / 紛争解決 (他14件)
【概要】本研究では、アフリカを一方的な同情と救済(開発支援)の対象とみなしてきた従来の認識を刷新し、アフリカが有する問題解決と発展への潜在力(アフリカ潜在力)を解明して、それが人類社会の未来に対して貢献できる可能性を学際的かつ総合的に考察した。紛争や環境破壊、ジェンダー格差といった具体的な「問題」が、アフリカ的な思考と実践によって解決可能なことを明らかにし、それを通して人間や社会、歴史に関するこれまでの知...
❏発展途上国における住民主体の環境安全教育プログラムの開発と評価(22520819)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】鈴木 清史 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境教育 / 開発 / 安心・安全 / 教育ツール / リスク・コミュニケーション (他10件)
【概要】本研究の目的は次の2つである。1つは、アジア・アフリカの発展途上国における環境保全や安全管理の意識向上のための住民啓発用教育ツールの開発を行なうことである。2つめの目的はツールを現地で実施し、その教育効果の評価を行うことである。研究過程では、パキスタンとインドでの文化人類学的調査を実施し、ツール開発のための資料を収集した。また、先進国で用いられている教育ツールを分析し、応用の可否を探った。研究期間...
❏環境保全計画導入に伴う住民参加型プログラムの開発(19520714)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】鈴木 清史 静岡大学, 人文学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境保全 / 開発 / 住民参加 / 教育ツール / スモール・スケール・マイニング (他16件)
【概要】本研究は,発展途上国において劣悪な環境で希少金属を採掘している人びと(スモールスケールマイナー)を対象にした環境保全教育ツールのプログラムを開発することである. 研究過程では,アジア地域での文化人類学的調査,既存の教育ツールの収集と評価,国際機関を利用したワークショップなどでの成果報告と評価分析を実施した.研究期間内に4回のコロキウムの開催,国際会議での5 回の口頭発表を行った.発表した論文は研究...
【農学】社会経済農学:グローバル化開発を含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
【農学】社会経済農学:共同体開発を含む研究件
❏民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究(23401047)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】石原 美奈子 南山大学, 人文学部, 准教授 (20329741)
【キーワード】エチオピア / 民族連邦制 / 宗教 / キリスト教 / イスラーム (他16件)
【概要】本研究は、民族連邦制国家エチオピアにおいて、広義の宗教(設立宗教のみならず呪術など民間信仰含む)がさまざまな次元でいかに人々の私的・公的領域で役割を演じ、現政権が分割統治しようとしている民族の境界をこえて人々のネットワーク作りの契機となっているかについて、とくにエチオピア南部の諸社会での文化人類学的調査を通じて明らかにするものであった。同国の主要二大宗教(キリスト教とイスラーム)は、グローバル化の...
❏韓国社会のポスト産業化に関する人類学的研究(19320138)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】産業化 / 韓国 / 長期持続 / 移動 / 農民社会 (他16件)
【概要】(1)産業化過程での韓国地方社会の変化を,朝鮮後期以来の高い人口流動性を含みこんだ持続的な社会システムを基盤とし,植民地期以降の向都離村戦略を援用した生活の諸戦略の展開として分析する歴史人類学的枠組を構築した。(2)この枠組を産業化後の韓国社会の民族誌的研究に援用し,産業集積が弱い中小製造業,事業的農業経営,地方・農村の再資源化,都市生活とオルターナティヴな生き方,宗教実践の諸相を,再編成された持...
【農学】社会経済農学:農業開発を含む研究件
❏土地法における法の支配の改善が社会発展に与える影響に関する開発法学的研究(25380004)
【研究テーマ】基礎法学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】雨宮 洋美 富山大学, 経済学部, 准教授 (90401794)
【キーワード】慣習法 / 開発 / 土地所有権 / 土地改革 / 持続可能な社会 (他19件)
【概要】科研(B) [187030004]によるアフリカの実態調査に基づきアジア特にはモンゴルの土地所有制度を調査した。アフリカで失敗に終わった遊牧民に対する定着化政策は、モンゴルに影響を与え、急激な定着化・個人所有権の確定というやり方は踏襲されていないものの、現在は国際援助ドナー主導のプロジェクトよるコミュニティベースの自然資源管理という名目により実質的な牧地に対する個人的所有権確定がなされている。結果...
❏インドにおける人口と開発-総合的・歴史的アプローチ(13303006)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40051867)
【キーワード】インド / 経済開発 / 人口動態 / 人口政策 / 人口推計 (他19件)
【概要】本研究の研究課題別に記せば、以下の通りである。 (1)現代の人口動態・人口政策の分野では、嵯峨座が家族計画と高齢化の問題を絡めた調査をインドの学者と協力して行った。この成果は草稿が出来上がり、近々英文で発表される。また西川は、戦後インドにおける最大の人口問題である出生力転換を研究対象とし、州別の出生力の動向を精査した。 (2)過去の人口動態復元推計と、その疾病史的側面の解明にかんしては、斎藤が合計...
【農学】森林圏科学:社会関係資本開発を含む研究件
❏国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成(16KT0084)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】岡部 恭宜 東北大学, 法学研究科, 教授 (00511445)
【キーワード】国際ボランティア / 開発協力 / 青年海外協力隊 / JICA / ソーシャル・キャピタル (他16件)
【概要】本研究の目的は、国際ボランティアが途上国の人々にもたらす変化と、それがグローバル市民社会の形成に及ぼす影響について、社会科学・人文学の立場から分析することである。 事例としては日本の青年海外協力隊(協力隊)を取り上げ、社会関係資本、課題対処能力などの概念を用いて、協力隊のボランティア活動が開発協力の成果を上げていることを論じた。また、本来支援を「与える」側の協力隊員が現地で何かを「与えられる」とい...
❏中国中部内陸農村の開発と社会関係資本-湖北・江西村落コミュニティの比較を通じて(18606002)
【研究テーマ】社会開発と文化
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】田原 史起 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (20308563)
【キーワード】中国 / 中部内陸農村 / 開発 / 社会関係資本 / 村落コミュニティ
【概要】本課題は、中国内陸農村の開発とコミュニティの「社会関係資本」の関係を明らかにするため、中部地域に属する二つのコミュニティにおける実態調査と比較分析を行った。ここから、(1)村民生活の質を向上させるミクロな公共建設の実施には、微弱な社会関係資本であっても効果を発揮しうること、(2)社会関係資本蓄積の器として、行政村レベルがふさわしい場合と自然村レベルがふさわしい場合があること、(3)社会関係資本の変...
❏現代米国における文化の政治学とコミュニティの再構築に関する民族誌的分析(16710177)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】渡辺 靖 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (70317311)
【キーワード】アメリカ / ボストン / シビルソサエティ(市民社会) / ソーシャル・キャピタル / 社会関係資本 (他9件)
【概要】研究助成の最終年度となる今年度は、ボストン市ノースドーチェスターにおける過去2年間のデータ収集を続ける一方、このコミュニティにおける地域再生の試みをアメリカ全体の政治・経済・文化的潮流のなかに位概づけるべく、他地域の事例についても調査を進めた。特に、ディズニー社のイニシアチブのもと、ニューアバニズムの都市開発手法を用いながら、「古き良きアメリカ」の人間関係を体現すべく人工的に開発されたコミュニティ...
【農学】水圏応用科学:インドネシア開発を含む研究件
❏東南アジアにおける人口流動と資源利用の変容が環境に与える影響に関する研究(26360021)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須田 一弘 北海学園大学, 人文学部, 教授 (00222068)
【キーワード】生業戦略 / マレーシア / インドネシア / 資源利用 / 環境 (他9件)
【概要】マレーシアトレンガヌ州ゴンバライ村で、また、インドネシア西ジャワ州スメダン県ランチャカロン郡のナガラワンギ集落とチパリア集落でそれぞれ調査を行った。インドネシアでは、農業を主たる生業とする世帯で、換金作物であるサツマイモと、主食である米の栽培について、選好に差異があることがわかった。これには、耕地の水はけ等の微小環境、所有する耕地面積、サツマイモの価格の変動など、多様な要因が影響している。マレーシ...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏開発途上国におけるBOP企業活動と社会開発の実証的研究(23530513)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】大門 毅 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (80329333)
【キーワード】経営学 / 開発経済学 / インド / BOPビジネス / 企業の社会的責任 (他15件)
【概要】主としてインドの南部3 州(AP、タミルナドゥ、カルナタカ州)を中心に、インドの 「水ビジネス」に焦点を当てた実証研究を行い、それぞれの州から2 村を選んでパイロット調査を実施し、「水ビジネスの事業性と社会開発(雇用、所得、衛生面等)」について現地NGO・社会企業(ソーシャル・ビジネス)と協力して400 世帯をランダムに抽出した家計調査を実施した。「BOP 水ビジネスがインド農村における飲料水確保...
【農学】水圏応用科学:資源開発を含む研究件
❏経済開発と資源の重層的ガバナンスに関する人類学的研究-エチオピアの事例から(18H00785)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮脇 幸生 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60174223)
【キーワード】開発 / 資源 / 重層的ガバナンス / エチオピア
【概要】ティグライ州で調査を行う眞城は、エチオピア政府でティグライの主要政党であるTPLFが政権の中核から外れたため、人や資本をティグライ州に回帰させている点にについて集中的に情報収集を行った。また総選挙前年ということで政治的イベントが複数開催されており、これらに参加して情報を分析した。一連のエチオピア政治の変動について短報と講演を行った。 アムハラ州で調査を行う児玉は、関係資料の収取を行なった。またアデ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
❏韓国社会のポスト産業化に関する人類学的研究(19320138)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】産業化 / 韓国 / 長期持続 / 移動 / 農民社会 (他16件)
【概要】(1)産業化過程での韓国地方社会の変化を,朝鮮後期以来の高い人口流動性を含みこんだ持続的な社会システムを基盤とし,植民地期以降の向都離村戦略を援用した生活の諸戦略の展開として分析する歴史人類学的枠組を構築した。(2)この枠組を産業化後の韓国社会の民族誌的研究に援用し,産業集積が弱い中小製造業,事業的農業経営,地方・農村の再資源化,都市生活とオルターナティヴな生き方,宗教実践の諸相を,再編成された持...
【医歯薬学】境界医学:人権開発を含む研究件
❏障害者の権利保護・促進をめぐる尺度開発に関する研究(19K02235)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】井筒 節 東京大学, 教養学部, 特任准教授 (00392449)
【キーワード】障害者の権利 / 人権 / ウェルビーイング / 精神保健 / 国連 (他10件)
【概要】本研究では、障害者の権利保護・促進をめぐる論文・資料に基づき尺度開発を行い、コロナ禍で直接海外での調査・情報収集が叶わない中、国連システム、開発途上国のステークホルダー、内外の当事者団体等とオンラインイベントを開催する等して、最新の知見の収集と、フィリピンにおけるパイロットに基づく検討・発信を行ってきた。 中でも、国連事務局、UNITAR、UN Women等と協働し、6月の国連障害者権利条約締約国...
❏グローバル化時代におけるアメリカニゼーションとナショナリズムの国際的比較研究(12490002)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】古矢 旬 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90091488)
【キーワード】アメリカニゼーション / グローバリゼーション / ナショナリズム / デモクラシー / 開発 (他8件)
【概要】これまでに各研究分担者が実施した海外、国内調査の結果、蒐集した史資料、二次文献に基づき、各専門地域、分野ごとに「アメリカ化」と「グローバル化」の異同、現代世界におけるナショナリズムと「アメリカ化」の緊張関係の分析に当たった。その際、海外の研究協力者との連携を強化し、一つの地域や争点を論じる際にも、できるだけ国際的な視点の設定が可能になるように図った。その結果、本研究課題「グローバル化時代におけるア...
【医歯薬学】社会医学:ジエンダー開発を含む研究件
❏イスラーム・ジェンダー学構築のための基礎的総合的研究(16H01899)
【研究テーマ】ジェンダー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】長澤 榮治 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (00272493)
【キーワード】イスラーム / ジェンダー / イスラーム法 / 家族 / フェミニズム (他11件)
【概要】本プロジェクトは、イスラームにとってジェンダー的な公正とは何か、という問題意識にもとづき、文化・政治・開発などにわたる諸問題を学際的に研究することを目的とした。また、これまで個別に行われてきた中東・イスラーム地域のジェンダー研究をまとめ上げ、かつ広範囲の研究領域にジェンダー視点を導入することにより「イスラーム・ジェンダー学」という新たな知的営為の基礎固めを行うことを目指した。個別研究・公募研究・全...
❏島嶼部東南アジアの開発過程と周縁世界:マイノリティ・境域・ジェンダー(14251006)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】加藤 剛 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (60127066)
【キーワード】開発 / 周縁世界 / 島嶼部東南アジア / マイノリティ / 境域 (他13件)
【概要】1960年代以降、開発主義的政策のもとで著しい変容を遂げた東南アジアの多くの国では、1970年代以降、周縁世界も開発政策の対象とされるようになった。しかしながら、政治的な影響力を持たない周縁世界は、開発によって急激な変容を遂げたにも関わらず、これまであまり研究の対象になることがなかった。本研究は、開発主義を指向する権威主義的政権が比較的長く続いた島嶼部東南アジアの三ヶ国、すなわちインドネシア、マレ...
【医歯薬学】社会医学:アフリカ開発を含む研究件
❏アフリカ遊動社会における接合型レジリアンス探求による人道支援・開発ギャップの克服(18H03606)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】湖中 真哉 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (30275101)
【キーワード】レジリエンス / 開発 / 人道支援 / 遊動民 / 地域研究 (他8件)
【概要】本科研プロジェクトでは、当初、2020年度に国際会議を主催して中間成果報告を実施する予定であったが、海外研究協力者とメール会議を繰り返す過程で、より早期に国内の研究組織構成員と海外の研究組織構成員が直接的に討論・対話する機会が必要であるとの認識に至った。そこで、研究代表者の湖中と研究協力者のSaverio Kratliがパネル共同主催者となり、2019年8月27-31日 にポーランドのポズナンを開...
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏「アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究(16H06318)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 素二 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特任教授 (50173852)
【キーワード】アフリカ潜在力 / コンヴィヴィアリティ / 不完全性 / ブリコラージュ / 紛争解決 (他14件)
【概要】本研究では、アフリカを一方的な同情と救済(開発支援)の対象とみなしてきた従来の認識を刷新し、アフリカが有する問題解決と発展への潜在力(アフリカ潜在力)を解明して、それが人類社会の未来に対して貢献できる可能性を学際的かつ総合的に考察した。紛争や環境破壊、ジェンダー格差といった具体的な「問題」が、アフリカ的な思考と実践によって解決可能なことを明らかにし、それを通して人間や社会、歴史に関するこれまでの知...
【医歯薬学】社会医学:地域社会開発を含む研究件
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
❏韓国の在地エリートに関する社会人類学的研究(14510332)
【研究テーマ】文化人類学(含民族学・民俗学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (50262093)
【キーワード】韓国・朝鮮 / 在地エリート / 近代性 / 身分集団 / 文化伝統 (他17件)
【概要】近現代朝鮮・韓国の地方社会における在地エリートの形成と再生産について,本研究を通じ,以下の点が明らかとなった。 (1)17世紀初頭から18世紀初頭にかけて南原邑内に定着したと考えられる吏族諸家系のあいだで,19世紀末の身分制度の撤廃を契機として,諸結社の財政・活動の再整備や儀礼活動の整備を通じた身分集団の再編成が進められ,儒林勢力とは異なる身分伝統が形成された。 (2)1920年代以降,南原邑内の...
【医歯薬学】社会医学:国際協力開発を含む研究件
❏国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成(16KT0084)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】岡部 恭宜 東北大学, 法学研究科, 教授 (00511445)
【キーワード】国際ボランティア / 開発協力 / 青年海外協力隊 / JICA / ソーシャル・キャピタル (他16件)
【概要】本研究の目的は、国際ボランティアが途上国の人々にもたらす変化と、それがグローバル市民社会の形成に及ぼす影響について、社会科学・人文学の立場から分析することである。 事例としては日本の青年海外協力隊(協力隊)を取り上げ、社会関係資本、課題対処能力などの概念を用いて、協力隊のボランティア活動が開発協力の成果を上げていることを論じた。また、本来支援を「与える」側の協力隊員が現地で何かを「与えられる」とい...
❏アフリカ諸国の教育政策と主要援助機関の教育協力政策に関する国際比較研究(11691087)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (30294599)
【キーワード】アフリカ / 教育援助 / 国際教育協力 / 国際協力 / 教育開発 (他10件)
【概要】本研究は、アフリカ諸国における教育開発の現状とその政策及び主要援助機関の教育政策・手法等を横断的に比較研究し、日本の教育分野での開発援助政策と協力手法についての課題とあるべき姿を考察することを目的としている。これまで希薄であった教育協力にかかる実践的研究開発を推進し、国際協力事業に学術面から貢献しようとするものである。アフリカ主要国の教育政策と援助政策を体系的に調査し、日本の教育援助・協力の最適モ...
❏発展途上国における女子教育の社会経済的影響とその振興に関する統計的実証研究(10710129)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】黒田 一雄 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 講師 (70294600)
【キーワード】途上国 / 女子教育 / 国際協力 / 人的資源 / 教育開発 (他13件)
【概要】発展途上国の女子教育は、1990年タイ・ジョムティエンで開発された万人のための教育世界会議や95年北京で開催された世界女性会議を経て、社会経済開発や男女格差の是正における重要性が国際的に再認識され、途上国政府ばかりではなく二国間援助機関・国際機関の重点領域となっている。本研究の目的は発展途上国における女子教育の社会経済開発に対する効果とその振興に関して統計的実証分析を行ない、高い実証性と実践性のあ...
【医歯薬学】社会医学:南アジア開発を含む研究件
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
❏南アジア近代における「民主主義と開発」の歴史的研究-東アジア・モデルとの比較-(14209016)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】長崎 暢子 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70012979)
【キーワード】民主主義 / 開発 / 東アジア / 南アジア近代 / インド (他17件)
【概要】本研究の課題は、(1)「第二次大戦後の南西アジア、特にインドでは、政治的には民主主義的発展が見られる一方で、貧困層が長期間累積したままなのは何故か、という問いを設定し、目覚ましい経済発展を遂げつつも民主化は未だ不十分と考えられる東アジアと比較しながら、解を求めようとしたものである。(2)方法上においても、英米インド等のIndia Office(British Library), LSE, SOAS...
【医歯薬学】社会医学:経済政策開発を含む研究件
❏国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に(17H04552)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大野 敦 立命館大学, 経済学部, 教授 (20432726)
【キーワード】倫理的消費 / 開発学 / 開発経済学 / フィールドワーク / 消費者運動 (他17件)
【概要】本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修...
❏開発金融史のフロンティア――世界銀行の理論と政策――(17H02556)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
【キーワード】開発金融 / 世界銀行 / 国際資本移動 / 国際金融市場 / 経済成長 (他22件)
【概要】(1) 開発金融の思想と実践について、1950-60年代に世銀総裁を務めたブラック・ウッズ・マクナマラ各総裁の在任中に変転した融資方針と開発政策に即して検証した。この領域では、「開発」「開発金融」の歴史性が改めて強調された。 (2) 開発金融と国際収支調整・国際資本移動との内的な関連を考察した。国際通貨体制の変転については従来から豊富な研究があるが、ここでは「開発」「援助」といった変数がこうした体...
❏1970年代における国際通貨・金融システムとOECD(24330111)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
【キーワード】OECD / IMF / BIS / G10 / 国際金融機関 (他20件)
【概要】本研究課題においては、(1)国際資本移動とOECD、(2) 各国マクロ経済政策の国際的位相、(3) 国際通貨体制・国際マクロ経済の政策構想、(4) 国際機関比較史のなかのOECD、 (5) OECDにおける「開発」と「成長」、という5つの方法的視点から、一次資料にもとづく歴史研究の成果をあげた。とりわけOECDの経済政策委員会・第三作業部会は当該機構の資本移動に関する意思決定に重要な影響をおよぼし...
【医歯薬学】社会医学:発展途上国開発を含む研究件
❏環境保全計画導入に伴う住民参加型プログラムの開発(19520714)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】鈴木 清史 静岡大学, 人文学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境保全 / 開発 / 住民参加 / 教育ツール / スモール・スケール・マイニング (他16件)
【概要】本研究は,発展途上国において劣悪な環境で希少金属を採掘している人びと(スモールスケールマイナー)を対象にした環境保全教育ツールのプログラムを開発することである. 研究過程では,アジア地域での文化人類学的調査,既存の教育ツールの収集と評価,国際機関を利用したワークショップなどでの成果報告と評価分析を実施した.研究期間内に4回のコロキウムの開催,国際会議での5 回の口頭発表を行った.発表した論文は研究...
❏発展途上国における女子教育の社会経済的影響とその振興に関する統計的実証研究(10710129)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】黒田 一雄 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 講師 (70294600)
【キーワード】途上国 / 女子教育 / 国際協力 / 人的資源 / 教育開発 (他13件)
【概要】発展途上国の女子教育は、1990年タイ・ジョムティエンで開発された万人のための教育世界会議や95年北京で開催された世界女性会議を経て、社会経済開発や男女格差の是正における重要性が国際的に再認識され、途上国政府ばかりではなく二国間援助機関・国際機関の重点領域となっている。本研究の目的は発展途上国における女子教育の社会経済開発に対する効果とその振興に関して統計的実証分析を行ない、高い実証性と実践性のあ...
【医歯薬学】社会医学:グローバリゼーション開発を含む研究件
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏法整備支援を通じた制度改革による国家のガバナンス向上に関する開発法学的研究(15605001)
【研究テーマ】ガバナンス
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】松尾 弘 慶應義塾大学, 法科大学院, 教授 (50229431)
【キーワード】開発 / 制度改革 / 良い統治 / ガバナンス / 良い政府 (他12件)
【概要】本研究では,(1)国家のガバナンスのあり方が,市場・企業のガバナンスおよび市民社会のガバナンスの問題と密接に関連していること,(2)国家ガバナンスを向上させるためには,法整備を通じた制度改革(institutional reform)が不可欠であること,(3)そのような制度改革を実現するためには,市場取引,企業活動および市民運動がグローバルなレベルで展開される現代社会においては,法整備のための国際...
❏グローバル化時代におけるアメリカニゼーションとナショナリズムの国際的比較研究(12490002)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】古矢 旬 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90091488)
【キーワード】アメリカニゼーション / グローバリゼーション / ナショナリズム / デモクラシー / 開発 (他8件)
【概要】これまでに各研究分担者が実施した海外、国内調査の結果、蒐集した史資料、二次文献に基づき、各専門地域、分野ごとに「アメリカ化」と「グローバル化」の異同、現代世界におけるナショナリズムと「アメリカ化」の緊張関係の分析に当たった。その際、海外の研究協力者との連携を強化し、一つの地域や争点を論じる際にも、できるだけ国際的な視点の設定が可能になるように図った。その結果、本研究課題「グローバル化時代におけるア...
【医歯薬学】社会医学:東南アジア開発を含む研究件
❏東南アジア首都圏の開発ガバナンスと国家の役割再編(15H05143)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 首都圏 / 開発 / デベロッパー (他14件)
【概要】本研究の目的は、グローバル時代、ASEAN時代に経済成長を続ける東南アジアの首都圏の開発ガバナンスを分析することであった。具体的な調査対象となった首都圏は、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコクである。本研究の焦点の一つは首都圏開発における国家の役割であった。首都圏の土地にまつわる開発においては、政治体制が権威主義的・集権的であれば国家の役割が強く、民主的・分権的であれば国家の役割が弱いと...
❏萌芽期熱帯産品輸出経済の研究:18世紀の南・東南アジアとオランダ東インド会社(24730301)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】島田 竜登 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80435106)
【キーワード】東南アジア / 南アジア / オランダ東インド会社 / 国際分業 / アジア域内貿易 (他19件)
【概要】本研究は、18世紀における南アジアならびに東南アジアでの熱帯産品輸出経済の萌芽・形成を分析するものである。具体的には、ジャワ、ベンガル、コロマンデル、グジャラートにおける砂糖、綿織物などの生産、集荷や輸出といった実態を,オランダ東インド会社文書を利用することで考察した。以上の研究により、東アジアとは異なった発展経路をもつ南・東南アジア経済を歴史的に解明し、もって、近代アジア・世界経済における国際分...
【医歯薬学】看護学:ソーシャルキャピタル開発を含む研究件
❏国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成(16KT0084)
【研究テーマ】グローバル・スタディーズ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-07-19 - 2020-03-31
【研究代表者】岡部 恭宜 東北大学, 法学研究科, 教授 (00511445)
【キーワード】国際ボランティア / 開発協力 / 青年海外協力隊 / JICA / ソーシャル・キャピタル (他16件)
【概要】本研究の目的は、国際ボランティアが途上国の人々にもたらす変化と、それがグローバル市民社会の形成に及ぼす影響について、社会科学・人文学の立場から分析することである。 事例としては日本の青年海外協力隊(協力隊)を取り上げ、社会関係資本、課題対処能力などの概念を用いて、協力隊のボランティア活動が開発協力の成果を上げていることを論じた。また、本来支援を「与える」側の協力隊員が現地で何かを「与えられる」とい...
❏現代米国における文化の政治学とコミュニティの再構築に関する民族誌的分析(16710177)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】渡辺 靖 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (70317311)
【キーワード】アメリカ / ボストン / シビルソサエティ(市民社会) / ソーシャル・キャピタル / 社会関係資本 (他9件)
【概要】研究助成の最終年度となる今年度は、ボストン市ノースドーチェスターにおける過去2年間のデータ収集を続ける一方、このコミュニティにおける地域再生の試みをアメリカ全体の政治・経済・文化的潮流のなかに位概づけるべく、他地域の事例についても調査を進めた。特に、ディズニー社のイニシアチブのもと、ニューアバニズムの都市開発手法を用いながら、「古き良きアメリカ」の人間関係を体現すべく人工的に開発されたコミュニティ...
【医歯薬学】看護学:地域研究開発を含む研究件
❏アフリカ遊動社会における接合型レジリアンス探求による人道支援・開発ギャップの克服(18H03606)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】湖中 真哉 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (30275101)
【キーワード】レジリエンス / 開発 / 人道支援 / 遊動民 / 地域研究 (他8件)
【概要】本科研プロジェクトでは、当初、2020年度に国際会議を主催して中間成果報告を実施する予定であったが、海外研究協力者とメール会議を繰り返す過程で、より早期に国内の研究組織構成員と海外の研究組織構成員が直接的に討論・対話する機会が必要であるとの認識に至った。そこで、研究代表者の湖中と研究協力者のSaverio Kratliがパネル共同主催者となり、2019年8月27-31日 にポーランドのポズナンを開...
❏国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に(17H04552)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大野 敦 立命館大学, 経済学部, 教授 (20432726)
【キーワード】倫理的消費 / 開発学 / 開発経済学 / フィールドワーク / 消費者運動 (他17件)
【概要】本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修...
❏東南アジア首都圏の開発ガバナンスと国家の役割再編(15H05143)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
【キーワード】東南アジア / 地方政治 / 首都圏 / 開発 / デベロッパー (他14件)
【概要】本研究の目的は、グローバル時代、ASEAN時代に経済成長を続ける東南アジアの首都圏の開発ガバナンスを分析することであった。具体的な調査対象となった首都圏は、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコクである。本研究の焦点の一つは首都圏開発における国家の役割であった。首都圏の土地にまつわる開発においては、政治体制が権威主義的・集権的であれば国家の役割が強く、民主的・分権的であれば国家の役割が弱いと...
【医歯薬学】看護学:高齢者開発を含む研究件
❏近未来の介護ロボットの開発と社会実装のためのEthical Platform構築(21K18285)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2021-07-09 - 2025-03-31
【研究代表者】諏訪 さゆり 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (30262182)
【キーワード】介護ロボット / 倫理 / 高齢者 / 開発 / 社会実装
【概要】本研究の目的は、介護ロボットのユーザー候補者・ユーザーおよび開発者が、お互いのITやAI等の日常生活利用状況やニーズ、価値基準、倫理的認識の経年変化を踏まえて、自律と自立を支援する近未来の介護ロボットの開発と社会実装、普及の方向性を協働で創出するEthical Platform(EP)を構築することである。2021年度は、以下のとおり実施し調査票案を開発した。 1) ITやAIが導入されている介...
❏完治困難な高齢患者のQOL向上を目指したストレスマネジメント教育技法の開発(13301006)
【研究テーマ】教育・社会系心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】山田 冨美雄 大阪人間科学大学, 人間科学部, 教授 (50183687)
【キーワード】ストレスマネジメント教育 / 高齢者 / QOL / 教育技術 / 開発 (他12件)
【概要】完治困難な高齢者を対象としたQOL向上をめざしたストレスマネジメント教育の開発技法開発最終年の本年度は、個々の研究班ごとに総括するとともに、総合的な成果として報告書編集をおこなった。 評価系開発班においては、SMSE-20の信頼性、因子的妥当性の検討を行うとともに、自尊感情、状態不安、うつ状態との関連を検討した。また高齢痴呆者を対象としたリラックスセミナの効果判定にも適用を試みた。生理心理指標とし...
❏SI住宅技術を用いた在宅介護対応インフィルの開発研究(12355023)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】松村 秀一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00199853)
【キーワード】SI住宅 / インフィル / サポート / 住宅介護 / 高齢者 (他8件)
【概要】本研究は、住宅を長期の耐用性を有し、社会資産としての性格を強く帯びる「サポート」と、生活上の要求条件の変化等に対応して短期に更新、変更を施した方が良い部品「インフィル」とに明確に分けて、住環境の運営を考えようとする「SI住宅」の理論・技術面でのこれまでの成果の上に立ち、短期的にまた低コストで既存住宅と新築住宅双方に装備でき、また不要の折りには容易に撤去できるという革新的な「在宅介護インフィル」を以...
【医歯薬学】看護学:文化開発を含む研究件
❏アフリカ観光の新潮流と少数民族社会の再編:「プロジェクト型観光」に着目して(17H01637)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 民族間関係 / 開発 / 自然保護 / 文化 (他18件)
【概要】アフリカの観光の現場では、開発支援とビジネス的要素を組み合わせながら、地域社会が抱える複数の課題を解決する観光形態が注目されている。本研究はこの最新の観光形態を「プロジェクト型観光」と位置づけ、関与する多様なアクターの整理、アクター間の目的の多層性、開始や普及過程、特徴などを分析する。そのうえで少数民族を含む地域社会がダイナミックに再編される複雑で重層的な過程と、そこにかかわるアクター間のポリティ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
【医歯薬学】看護学:環境開発を含む研究件
❏「アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究(16H06318)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】松田 素二 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 特任教授 (50173852)
【キーワード】アフリカ潜在力 / コンヴィヴィアリティ / 不完全性 / ブリコラージュ / 紛争解決 (他14件)
【概要】本研究では、アフリカを一方的な同情と救済(開発支援)の対象とみなしてきた従来の認識を刷新し、アフリカが有する問題解決と発展への潜在力(アフリカ潜在力)を解明して、それが人類社会の未来に対して貢献できる可能性を学際的かつ総合的に考察した。紛争や環境破壊、ジェンダー格差といった具体的な「問題」が、アフリカ的な思考と実践によって解決可能なことを明らかにし、それを通して人間や社会、歴史に関するこれまでの知...
❏東南アジアにおける人口流動と資源利用の変容が環境に与える影響に関する研究(26360021)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】須田 一弘 北海学園大学, 人文学部, 教授 (00222068)
【キーワード】生業戦略 / マレーシア / インドネシア / 資源利用 / 環境 (他9件)
【概要】マレーシアトレンガヌ州ゴンバライ村で、また、インドネシア西ジャワ州スメダン県ランチャカロン郡のナガラワンギ集落とチパリア集落でそれぞれ調査を行った。インドネシアでは、農業を主たる生業とする世帯で、換金作物であるサツマイモと、主食である米の栽培について、選好に差異があることがわかった。これには、耕地の水はけ等の微小環境、所有する耕地面積、サツマイモの価格の変動など、多様な要因が影響している。マレーシ...
❏海域東南アジアにおけるグローバル・アクターと周縁社会-開発過程の国家間比較(21510271)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】長津 一史 東洋大学, 社会学部, 准教授 (20324676)
【キーワード】海域東南アジア / サマ人 / 開発過程 / グローバル・アクター / 国家間比較 (他12件)
【概要】本研究の目的は、島嶼部東南アジアの三ヵ国、フィリピン、マレーシア、インドネシアの周縁民族としてのサマ(バジャウ)人社会における開発過程のダイナミクスを比較検討することである。サマ人社会における開発は、1960年代から主に国家主導で進められてきたが、1990年代以降、開発がグローバルな関係性のもとで展開するようになると、三ヵ国いずれのサマ人も脱周縁化を明確に志向し、そのための社会運動を組織するように...
【医歯薬学】看護学:コミュニティ開発を含む研究件
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...
❏現代米国における文化の政治学とコミュニティの再構築に関する民族誌的分析(16710177)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】渡辺 靖 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (70317311)
【キーワード】アメリカ / ボストン / シビルソサエティ(市民社会) / ソーシャル・キャピタル / 社会関係資本 (他9件)
【概要】研究助成の最終年度となる今年度は、ボストン市ノースドーチェスターにおける過去2年間のデータ収集を続ける一方、このコミュニティにおける地域再生の試みをアメリカ全体の政治・経済・文化的潮流のなかに位概づけるべく、他地域の事例についても調査を進めた。特に、ディズニー社のイニシアチブのもと、ニューアバニズムの都市開発手法を用いながら、「古き良きアメリカ」の人間関係を体現すべく人工的に開発されたコミュニティ...
【医歯薬学】看護学:教育開発を含む研究件
❏環境保全計画導入に伴う住民参加型プログラムの開発(19520714)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】鈴木 清史 静岡大学, 人文学部, 教授 (80196831)
【キーワード】環境保全 / 開発 / 住民参加 / 教育ツール / スモール・スケール・マイニング (他16件)
【概要】本研究は,発展途上国において劣悪な環境で希少金属を採掘している人びと(スモールスケールマイナー)を対象にした環境保全教育ツールのプログラムを開発することである. 研究過程では,アジア地域での文化人類学的調査,既存の教育ツールの収集と評価,国際機関を利用したワークショップなどでの成果報告と評価分析を実施した.研究期間内に4回のコロキウムの開催,国際会議での5 回の口頭発表を行った.発表した論文は研究...
❏コミュニティソーシャルワーク実践の体系的なスキルの検証及び教育法の開発(19330133)
【研究テーマ】社会福祉学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】宮城 孝 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (70276864)
【キーワード】コミュニティソーシャルワーク / スキル / 教育法 / 実習教育 / 開発 (他10件)
【概要】本研究は、今後のわが国における地域社会の福祉ニーズに対応したコミュニティソーシャルワーク実践について、適用度と普及可能性の高いスキルの体系化を図り、全国の関係機関に対する量的な調査によって、実践現場における実態を実証的に分析した。さらに、それらのスキルを適用する上での阻害要因や促進要因、大学などの教育機関や実践現場における養成におけるスキル獲得のための要件を、社会福祉の各領域や課題に応じて明らかに...
❏ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間(18201050)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
【キーワード】グローバル化 / 格差 / 政治的安定 / 中間団体 / 民主化 (他22件)
【概要】本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化してい...