アフリカ遊動社会における接合型レジリアンス探求による人道支援・開発ギャップの克服
【研究キーワード】
レジリエンス / 開発 / 人道支援 / 遊動民 / 地域研究 / レジリアンス / 遊牧民 / アフリカ
【研究成果の概要】
本科研プロジェクトでは、当初、2020年度に国際会議を主催して中間成果報告を実施する予定であったが、海外研究協力者とメール会議を繰り返す過程で、より早期に国内の研究組織構成員と海外の研究組織構成員が直接的に討論・対話する機会が必要であるとの認識に至った。そこで、研究代表者の湖中と研究協力者のSaverio Kratliがパネル共同主催者となり、2019年8月27-31日 にポーランドのポズナンを開催地とするIUAES2019 Inter-Congress [国際人類学・民族学連合中間大会] の遊牧委員会[Commission of Nomadic Peoples]で、パネルを組織した。パネルのタイトルは Pastoralists and Resilience: Rethinking the Inside and Outside Perspectives of the Pastoral Communities である。日本側から4名(湖中、波佐間、佐川、孫)、海外から2名(Kratli、Little)の研究組織構成員を この遊牧民委員会パネルに派遣した。その他に世界各国から6名の研究者がパネルに参加し、討議を実施した。
また、2020年2月1日に、本科研プロジェクトの理論的検討を実施するため、カリフォルニア大学バークレー校のEmery Roeを慶應義塾大学に招聘し、国際ワークショップ Thinking Resilience and Development from the “Exceptional” Africa を開催した。Roeによる基調講演の他、本研究組織から4名(湖中、波佐間、佐川、孫)が報告を実施した。
当初、研究代表者がケニアで海外臨地調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症のため延期となり、オンラインによる調査によって、これを代替した。
【研究代表者】