平和構築における治安部門改革(SSR)の課題:軍組織と開発援助ドナー間の連携不備
【研究分野】国際関係論
【研究キーワード】
平和構築 / 国家再建 / 治安部門改革 / SSR / Security Sector Reform / 民軍関係 / 安全保障 / 開発 / 紛争後 / 英国
【研究成果の概要】
主に海外の識者・専門家への聞き取り調査(海外での調査・国内への招聘)を通じて様々な事例に関する調査を進め紛争後国で実施される「治安部門改革(SSR)」では軍事組織(安全保障)と開発援助ドナー(開発)との間で連携不備がしばしば生じる理由とその解決策を検討した。その結果、特に治安環境が劣悪な環境で「安全保障」の要請が優先される場合に連携不備が生じやすいことを確認した一方、英国やスウェーデン等多くのSSR支援国では連携不備を克服するための全政府的な取り組みが進んでいることがわかった。国際機関を中心とする多国間枠組みの事例では調整が難航しがちであるが、東ティモールのように比較的円滑に進む事例もあった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
上杉 勇司 | 早稲田大学 | 国際学術院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
青井 千由紀 | 青山学院大学 | 国際政治経済学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)